JP2003288277A - バックアップ・リストアシステム及び権利管理サーバ - Google Patents

バックアップ・リストアシステム及び権利管理サーバ

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JP2003288277A
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康史 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ実行端末が故障した場合でもバ
ックアップデータを復元できるバックアップ・リストア
システムを提供する。 【解決手段】 端末140は、クライアントIDとLT
の一部または全部とをバックアップ要求に添付して権利
管理サーバ710に送信し、権利管理サーバ710は、
クライアントIDから要求元が登録ユーザか否かを判定
するとともに、LTのデータ識別IDから自身が登録ユ
ーザに対して発行した権利データであるか否かを判定
し、自身が発行した権利データである場合には当該権利
データをバックアップする。端末140は、クライアン
トIDをリストア要求に添付して権利管理サーバ710
に送信し、権利管理サーバ710は、クライアントID
からユーザIDを調べ、当該ユーザIDに対応付けてバ
ックアップされている権利データを端末140にリスト
アする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、データのバックア
ップ・リストアシステムに関し、特にクライアントサー
バ型システムにおけるデータのバックアップ・リストア
システムに関する。
【0001】
【従来の技術】従来、端末に格納されたデータに対し
て、誤操作などによるデータの消失、破壊、あるいは誤
った更新に備えてコピーを作っておくこと(以後、バッ
クアップと称する)およびバックアップしたデータを復
元すること(以後、リストアと称する)は、CD−R
(Compact Disc Recordable)やMO(Magneto Optica
l)ディスクなどの外部メディアや、ネットワークを介
して接続されたサーバを利用して実施されてきた。通
常、外部メディアやサーバにバックアップされたデータ
は、データ所有者にとって貴重なデータであることが多
く、他人にそのバックアップデータをリストアされて利
用されてはならない。また、バックアップされたデータ
が著作権保護されたデータなどの場合は、そのデータを
提供したデータ提供者の著作権を保護する上でも、他人
にリストアされて不正利用されてはならない。
【0002】上記のような問題を解決する方法として、
特開平2−287835号公報ではバックアップ・リス
トア実行の際にユーザIDとパスワードを利用したユー
ザ認証による制御を行う。また、特開平11−2207
18号公報ではバックアップ時に端末固有の識別情報を
バックアップ対象データに関連付けて記録し、リストア
時にはその識別情報を保持する端末かどうか判断して、
保持する端末のみリストアを可能とするように制御す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
認証によるバックアップ・リストア制御では、ユーザI
Dとパスワードとの情報が洩れると、それを知りえた誰
もがバックアップデータをリストア可能となるため、セ
キュリティ的に脆弱である。また、端末固有識別情報の
関連付けによるバックアップ・リストア制御では、バッ
クアップされたデータがバックアップ実行端末の識別情
報と関連づけられているため、そのバックアップ実行端
末が故障した場合に、他の端末でリストアを実施するこ
とが困難である。そこで、本発明は、上記問題点に鑑
み、バックアップ実行端末が故障した場合においてもバ
ックアップされたデータを容易に復元することができる
バックアップ・リストアシステムを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のバックアップ・リストアシステムは、デジタ
ル著作物であるコンテンツを利用する端末と、伝送路を
介して前記コンテンツの前記端末における利用を管理す
るサーバとからなるシステムであって、前記サーバは、
前記端末を使用するユーザが所有するコンテンツの利用
権限に関する権利情報を記憶する権利情報記憶手段と、
前記ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザが所有す
る利用権限の一部を示す権利情報であるライセンスチケ
ットを生成し、前記端末に発行するライセンスチケット
発行手段と、前記端末からのバックアップ要求に係る権
利が、自身によって発行されたライセンスチケットに基
づくものであるか否かを判定する判定手段と、判定の結
果、自身によって発行されたライセンスチケットに基づ
く場合、当該ユーザのバックアップ要求時の所有に係る
利用権限を示した権利情報を内部に保持するバックアッ
プ手段とを備え、前記端末は、前記サーバから送信され
てきた前記ライセンスチケットを蓄積するライセンスチ
ケット蓄積手段と、蓄積された前記各ライセンスチケッ
トが示す利用権限に従って、前記コンテンツの利用を制
御するコンテンツ利用制御手段と、蓄積された前記ライ
センスチケットに基づいて前記ユーザが現在所有する利
用権限のバックアップを要求するバックアップ要求手段
とを備える。
【0005】前記課題を解決するために本発明の他のバ
ックアップ・リストアシステムは、前記端末に、さら
に、前記サーバに対し、バックアップされた利用権限の
復元を要求するリストア要求手段を備え、前記サーバ
に、さらに、各ユーザが所有する端末を示した端末情報
を記憶する端末情報記憶手段と、前記端末情報に基づい
て、リストア要求した前記端末のユーザを特定し、特定
されたユーザに対して作成された権利情報を前記バック
アップ手段から読み出す読み出し手段と、読み出された
前記権利情報を示すライセンスチケットを生成し、リス
トア要求元の前記端末に発行するリストア手段とを備え
る。
【0006】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1について、図1から図6を用いて説明す
る。図1は、実施の形態1のコンテンツ配信システム1
00の構成を示すブロック図である。本実施の形態のコ
ンテンツ配信システム100は、映像、ゲームおよび著
作物などのコンテンツのライセンス使用許諾を配信セン
ターが集中管理し、各端末のコンテンツ利用権をサーバ
側でバックアップする通信配信システムであって、通信
ネットワーク150を介して相互に接続される複数の配
信センター101〜102と複数の端末140〜141
とからなる。
【0007】配信センター101〜102は、コンテン
ツをユーザに配信するとともに、配信されたコンテンツ
をユーザが利用できるようにするライセンスチケット
(以下、License Ticket:LTという)を、ユーザから
の要求に応じて発行する。このLTは、コンテンツを購
入したユーザからのLT発行要求に対して発行され、主
として、コンテンツの暗号を復号するコンテンツ鍵と、
ユーザがすでに購入したコンテンツ利用権の範囲内で、
要求されたコンテンツの利用を一定条件の下に許容する
コンテンツ利用条件とからなる。配信センター101〜
102は、相互に接続された権利管理サーバ110と配
信サーバ120とを備える。権利管理サーバ110は、
各ユーザによって購入されたコンテンツの利用権を管理
するサーバであって、コンピュータシステムなどによっ
て実現される。権利管理サーバ110は、ハードディス
クなどによって実現される2つのデータベース(以下、
DBという)(権利情報DB111およびバックアップ
DB114)とプログラムなどによって実現される3つ
の処理部(チケット作成部112、通信処理部113お
よび権利データ管理部115)とを備える。
【0008】権利情報DB111は、購入されたコンテ
ンツ利用権を端末140ごとに記憶する。チケット作成
部112は、購入されたコンテンツ利用権を端末140
ごとに管理し、管理しているコンテンツ利用権に基づい
てLTを発行する。具体的には、LT発行要求により要
求されたコンテンツ利用権が購入済みであるか否かを権
利情報DB111を検索して調べ、購入済みであれば、
権利情報DB111内のコンテンツ利用条件から今回の
利用分を減算した上、要求されたLTを発行する。通信
処理部113は、各端末からの要求を受信してチケット
作成部112に転送し、チケット作成部112から受け
取ったLTを要求元の端末140に送信する。バックア
ップDB114は、各端末からのバックアップ要求に係
る権利データ(LT)と、各端末とバックアップデータ
との対応を示すバックアップ管理テーブルとを保持する
ための記憶領域である。バックアップ管理テーブルに
は、バックアップされた権利データ(LT)とバックア
ップ要求元の端末140との関係が記述される。権利デ
ータ管理部115は、端末140からのバックアップ要
求に対して、バックアップ要求に係る権利データ(L
T)が、その端末140に対して自分が過去に発行した
ものである場合に限り、バックアップ要求に応じてその
権利データ(LT)をバックアップDB114に記録す
る。そうでなければ、処理が異常終了した(バックアッ
プ要求に応じない)旨を端末140に通知する。また、
権利データ管理部115は、端末140からのリストア
要求に対して、対応するバックアップデータがバックア
ップDB114内にある場合には、そのバックアップデ
ータに基づいてリストアを行う。
【0009】配信サーバ120は、コンテンツを各端末
140に配信するサーバであって、コンピュータシステ
ムなどからなり、ハードディスクなどの記憶装置である
コンテンツDB121およびプログラムなどによって実
現される配信部122を備える。コンテンツDB121
は、あらかじめ作成された各種コンテンツと、それらコ
ンテンツにかけられた暗号を復号するためのコンテンツ
鍵とを記憶している。これらのコンテンツは、それぞれ
コンテンツIDで管理されている。配信部122は、各
端末からのコンテンツ配信要求に応じて、コンテンツD
B121に保持しているコンテンツを読み出し、読み出
したコンテンツをコンテンツ鍵で暗号して要求元の端末
140に配信する。配信サーバ120は、権利管理サー
バ110の要求に応じてコンテンツDB121内のコン
テンツ鍵を読み出し、権利管理サーバ110に送信す
る。
【0010】端末140〜141は、配信サーバ120
から配信を受けたコンテンツを、権利管理サーバ110
から発行されたLTに従って再生するためのプログラム
を備えたパーソナルコンピュータまたはコンテンツ配信
システム100の専用再生装置などである。各端末14
0〜141は、それぞれ耐タンパに作られたデータ記憶
部131、データ再生部132、通信処理部133およ
びチケット管理部134を備えている。データ記憶部1
31は、配信サーバ120から受信したコンテンツや権
利管理サーバ110から発行を受けたLTを保持するた
めの記憶領域であって、ハードディスクまたは耐タンパ
に作られたICカードなどによって実現される。データ
再生部132は、配信サーバ120から受信したコンテ
ンツまたはデータ記憶部131に保持されているコンテ
ンツを、発行を受けたLTに忠実に従って再生する。通
信処理部133は、LT発行要求、バックアップ要求、
リストア要求およびコンテンツ配信要求などの各種要求
を配信センター101に送信し、配信センター101か
ら受信したコンテンツをデータ再生部132に、受信し
たLTをチケット管理部134に転送する。チケット管
理部134は、LT発行要求、バックアップ要求、リス
トア要求およびコンテンツ配信要求などの各種要求を作
成するとともに、権利管理サーバ110から受信したL
Tをデータ記憶部131に格納し、管理する。
【0011】通信ネットワーク150は、FTTH(Fi
ber To The Home)のような光ファイバを高速伝送路と
して用いたインターネットなどの通信網である。通信ネ
ットワーク150は、インターネット上のSSL(Secu
re Sockets Layer protocol)およびSAC(Secure Au
thenticated Channel)などのセキュアな通信プロトコ
ルに従って、LTを伝送する。なお、本発明のコンテン
ツ配信システム100において通信ネットワーク150
は、FTTHなどの光ファイバに限定されるものではな
く、通信ケーブルおよび衛星放送など、電子的なデータ
を送受信できる通信網であればよい。上記のように構成
されたコンテンツ配信システム100内での、LTのバ
ックアップおよびリストア処理における権利管理サーバ
110および各端末140の動作について図2、図4お
よび図6の通信シーケンス図と図3および図5のデータ
構成図とを用いて説明する。
【0012】ユーザはコンテンツの配信を受けていたと
しても権利を購入しただけでは実際にコンテンツを利用
することができないので、コンテンツを利用するために
は、まず、LTの発行を受けなければならない。従っ
て、ユーザは、端末140を操作することにより、LT
の発行を権利管理サーバ110に要求する。図2は、図
1に示された端末140からのLT発行要求に対する権
利管理サーバ110および端末140間の通信手順を示
す通信シーケンス図である。端末140はユーザの操作
に従い、LT発行要求を権利管理サーバ110へ送信す
る(S301)。権利管理サーバ110の通信処理部1
13はLT発行要求を受信すると、チケット作成部11
2へ、該当するLTの発行要求を送信する(S30
2)。チケット作成部112は発行要求を受信すると、
要求元の端末140に対応する購入済みのコンテンツ利
用権が権利情報DB111内に保持されているか否かを
確認し、保持されていれば、そのコンテンツ利用権に基
づいて該当するLTを作成し(S303)、作成したL
Tを通信処理部113へ送信する(S304)。このL
Tには、その発行元である権利管理サーバ110を特定
するための情報が付加されている。通信処理部113は
LTを受信すると、受信したLTを端末140へ送信す
る(S305)。なお、ここでは特に説明しないが、権
利管理サーバ110において、必要に応じてユーザ認証
や課金処理も実行される。
【0013】図3は、図2のLT作成処理(S303)
において作成されるLT400のデータ構成を示す図で
ある。LT400は、LTヘッダ401、コンテンツ鍵
タグブロック402、アクションタグブロック403お
よびLTフッタ404の各ブロックから構成される。L
Tヘッダ401は、このLT全体の書誌データが記録さ
れる項目であって、LT識別子405、LTサイズ40
6、コンテンツID407、サーバURL(Uniform Re
source Locator)408、LT有効期間の開始時刻40
9およびLT有効期間の終了時刻410などのより詳細
な項目から構成される。LT識別子405は、このデー
タがこのコンテンツ配信システム100におけるLTで
あることを示す項目であって、権利管理サーバ110が
発行するすべてのLT400につき、例えば、ISO6
46で"NDRM"が記述される。LTサイズ406の項
目には、このLT400全体のデータサイズが記述され
る。コンテンツID407の項目には、このLT400
が関連付けられているコンテンツのコンテンツIDが記
述される。LT400は、コンテンツID407の項目
に記述されているコンテンツのみの利用を許容する。サ
ーバURL408の項目には、このLT400の発行元
となった権利管理サーバ110のURLが記述される。
権利管理サーバ110は、このサーバURL408の項
目を読み取ることによって、このLT400が自分によ
って発行されたものであるか否かを識別することができ
る。LT有効期間の開始時刻409の項目にはLTが有
効になる日および時刻が、LT有効期間の終了時刻41
0の項目にはLTが無効になる日および時刻が、それぞ
れ世界協定時で記述される。
【0014】コンテンツ鍵タグブロック402は、1つ
のLT400に唯一個だけ必ず存在しなければならず、
LTヘッダ401内のコンテンツID407で特定され
るコンテンツの暗号を復号する復号鍵を含んでいる。ア
クションタグブロック403は、1つのLT400に少
なくとも一個は必ず存在しなければならず、アクション
ID411、最長利用時間412、1回判定閾値/回数
カウンタ413などのさらに詳細な項目から構成され
る。アクションID411の項目には、コンテンツの操
作内容であるアクションを特定するためのアクションI
Dが記述される。アクションの例としては、コンテンツ
がビデオなどの映像および音声を表すデータの場合、そ
の映像データを端末140の液晶表示パネルなどに表示
させるとともに、音声をスピーカから出力させるVie
wや、液晶表示パネルなどに表示された映像データを端
末140のプリンタに印刷させるPrintなどのアク
ションがある。アクションIDは、このようなアクショ
ンを一意に特定するIDである。最長利用時間412の
項目には、コンテンツを前記アクションIDに応じて連
続して操作できる最大時間が記述される。1回判定閾値
/回数カウンタ413の項目において、1回判定閾値の
項目にはコンテンツの操作を1回と判断する時間が記述
され、回数カウンタの項目にはコンテンツの操作を許容
する最大回数が記述される。LTフッタ404の項目に
は、LT400の先頭からLTフッタ404の直前まで
の部分のハッシュ値が記述される。権利管理サーバ11
0および端末140〜141は、LTフッタ404に記
述されているハッシュ値と、実際に受信したLT400
の先頭からLTフッタ404の直前までの部分から求め
られるハッシュ値とを比較することにより、受信したL
T400が改ざんされているか否かを検出することがで
きる。このようにチケット作成部112は、LT発行要
求に対応するLT400に権利管理サーバ110のUR
Lを書き込んで、送信用LTを作成する。
【0015】端末140は、このようなデータ構成で作
成されたLT400の発行を受けてはじめてコンテンツ
を再生することができるので、このLT400は、コン
テンツを購入したユーザにとっては貴重なデータである
といえる。このようにユーザにとって貴重なデータを、
端末140の故障などにより消失することを防止するた
め、権利管理サーバ110は、ユーザが各自の端末14
0内に保持しているLT400によって表された権利
を、バックアップDB114内にバックアップするとい
うサービスを提供する。図4は、図1に示した端末14
0からのバックアップ要求に対する権利管理サーバ11
0および端末140間の通信手順を示す通信シーケンス
図である。権利管理サーバ110にこのようなLTをバ
ックアップしてもらうために、端末140はユーザの操
作に従い、具体的には、バックアップを要求するコマン
ドであるバックアップ要求と端末140のクライアント
IDとバックアップ対象の権利データであるLTとを権
利管理サーバ110へ送信する(S501)。なお、ク
ライアントIDとは、端末140の製造時に端末140
毎に割り振られた固有の識別情報である。権利管理サー
バ110の通信処理部113はバックアップ要求を受信
すると、バックアップ要求と、端末140から受信した
端末140のクライアントIDと、バックアップ対象デ
ータであるLTとを権利データ管理部115へ送信する
(S502)。権利データ管理部115はバックアップ
要求を受信すると、受信したバックアップ対象データ
(LT)中のサーバURLと自分のURLが等しいかど
うか判定する(S503)。ここで、URLが等しくな
かった場合、権利データ管理部115は通信処理部11
3へ判定エラーの旨を送信し(S504)、それを受信
した通信処理部113は端末140へ異常終了した旨を
送信する(S505)。また、URLが等しかった場
合、権利データ管理部115はバックアップ対象データ
をバックアップDB114に記録するとともに、バック
アップ対象データとクライアントIDとの関連付けをバ
ックアップ管理テーブル200に記録し(S506)、
通信処理部113へバックアップ完了の旨を送信する
(S507)。通信処理部113はバックアップ完了の
旨を受信すると、端末140へ正常にバックアップが終
了した旨を送信する(S508)。このように、権利デ
ータ管理部115は、バックアップ対象データであるL
Tに書き込まれたサーバURLによって端末140を確
認するので、バックアップ要求の際に、特にユーザID
やパスワードによるユーザ認証を行う必要がない。
【0016】図5は、図1に示された権利データ管理部
115が管理するバックアップ管理テーブル200のデ
ータ構成を示すである。権利データ管理部115は、バ
ックアップ対象データをバックアップDB114に記録
するとともに、バックアップしたデータ(LT)と要求
元である端末140との関連をバックアップ管理テーブ
ル200に記述する。具体的には、バックアップ管理テ
ーブル200では、端末140毎の固有識別情報である
クライアントIDと、バックアップされた各端末140
のデータ(LT)であるバックアップデータとの組み合
わせが管理される。
【0017】バックアップ管理テーブル200には、ク
ライアントID「00000001」とバックアップデ
ータ「バックアップデータ1」との組み合わせ201
と、クライアントID「00000002」とバックア
ップデータ無しとの組み合わせ202と、クライアント
ID「00000003」とバックアップデータ無しと
の組み合わせ203とが記録されている。これは、すな
わち、クライアントID「00000001」で特定さ
れる端末140からバックアップしたデータ「バックア
ップデータ1」が、バックアップDB114内に保持さ
れていることを示している。また、クライアントID
「00000002」の端末140とクライアントID
「00000003」の端末140とからは、バックア
ップしているデータがないことを示している。なお、図
5のバックアップ管理テーブル200における「バック
アップデータ」は、バックアップ対象であるデータその
ものである必要はなく、バックアップされたデータのデ
ータ識別子や、バックアップDB114内の格納場所の
アドレスなど、バックアップされたデータを一意に識別
できる情報であればよい。
【0018】このように権利管理サーバ110にバック
アップされた権利データを各端末140に復元するに
は、端末140は権利管理サーバ110に対してリスト
ア要求を行う必要がある。図6は、図1に示した端末1
40からのリストア要求に対する権利管理サーバ110
および端末140間の通信手順を示す通信シーケンス図
である。端末140は、リストア要求と端末140のク
ライアントIDとを権利管理サーバ110へ送信する
(S601)。なお、ここで端末140が故障して、端
末140でバックアップ要求を行ったデータを、他の端
末141からリストアしたい場合は、その端末141が
端末140のクライアントIDを何らかの方法で取得
し、取得した端末140のクライアントIDを代理で送
信するようにしてもよい。例えば、ユーザが端末140
のクライアントIDを取得する方法としては、バックア
ップ要求時に、端末140が自分のクライアントIDを
当該端末140内の所定の記憶領域から読み出してその
バックアップ要求画面に表示させ、ユーザに通知する、
あるいは、ユーザが権利管理サーバ110にあらかじめ
端末140の代理として端末141を使用することを届
け出て、そのクライアントIDを登録しておくなどの方
法がある。また、端末140〜141の出荷時に同梱さ
れる説明書等にクライアントIDを記載しておいてもよ
い。
【0019】権利管理サーバ110の通信処理部113
はリストア要求を受信すると、リストア要求と受信した
クライアントIDとを権利データ管理部115へ送信す
る(S602)。権利データ管理部115はリストア要
求を受信すると、受信したクライアントIDに該当する
バックアップデータがバックアップDB114に記録さ
れているか否かを、バックアップ管理テーブル200を
検索して判定する(S603)。ここで、記録されてい
なかった場合、権利データ管理部115は通信処理部1
13へ判定エラーとなった旨を送信し(S604)、こ
れを受信した通信処理部113は端末140へ異常終了
した旨を送信する(S605)。また、記録されていた
場合、権利データ管理部115はそのバックアップデー
タをバックアップDB114から読み出して通信処理部
113へ送信する(S606)。通信処理部113はデ
ータを受信すると、受信したデータを端末140へ送信
する(S607)。なお、上記実施の形態においては、
バックアップ対象データとしてコンテンツ配信システム
100におけるライセンスチケットを例にとって説明し
たが、本発明のバックアップ対象データは、これに限定
されず、サーバから各端末に配信されるデータであれば
どのようなデータであってもよい。
【0020】また、ここでは権利管理サーバ110を特
定するための情報として権利管理サーバ110のURL
を利用したが、これに限定されるものではなく、権利管
理サーバ110を特定できる情報であればどのようなも
のであってもよい。また、権利管理サーバ110のUR
Lなどの付加情報を保護するために、端末140内に格
納されている公開鍵を利用して付加情報を暗号してもよ
い。例えば、権利管理サーバ110で保持する秘密鍵に
対応した公開鍵を、端末140の出荷時に端末140内
に格納しておくことにより、これを実現することができ
る。
【0021】なお、本実施の形態においては、配信セン
ター101〜102が各配信センター101〜102内
に権利管理サーバ110と配信サーバ120とを備える
ものとして説明したが、配信センター101〜102は
必ずしも両方のサーバを備える必要はない。すなわち、
コンテンツの配信は配信サーバ120を備える配信セン
ター101が独立して行い、別の配信センター102は
権利管理サーバ110〜102を備えて権利の管理のみ
を行うようにしてもよい。
【0022】また、本実施の形態においては、配信サー
バ120がコンテンツとコンテンツ鍵とを管理し、暗号
化コンテンツとコンテンツ鍵とをそれぞれ端末140と
権利管理サーバ110とに送信すると説明したが、これ
に限定されるものではなく、権利管理サーバ110と配
信サーバ120とは異なる別のサーバがコンテンツの暗
号化を行い、暗号化に使用したコンテンツ鍵を権利管理
サーバ110へ、暗号化されたコンテンツを配信サーバ
120へ送信するとしてもよい。 (実施の形態2)以下、本発明の実施の形態2につい
て、図7〜図16を用いて説明する。図7は、実施の形
態2のコンテンツ配信システム730の構成を示すブロ
ック図である。なお、実施の形態1のコンテンツ配信シ
ステム100と同一の構成要素については同一の符号を
付し、説明を省略する。コンテンツ配信システム730
が、図1に示したコンテンツ配信システム100と異な
る点は、権利管理サーバ710が、購入された権利およ
び端末140〜141からのバックアップ要求に係る権
利データをユーザごとに管理することである。コンテン
ツ配信システム730は、通信ネットワーク150を介
して相互に接続される複数の配信センター720〜72
1と複数の端末140〜141とから構成される。端末
141は、携帯電話通信網を介して配信センター720
に接続される携帯電話機などであり、携帯電話通信網に
おいて中継局と無線通信を行う通信処理部133を備え
る。配信センター720は、権利管理サーバ710と配
信サーバ120とを備える。
【0023】権利管理サーバ710は、ハードディスク
などからなる3つの記憶部(ユーザ情報DB711、権
利情報DB712およびバックアップDB714)とプ
ログラムなどによって実現される4つの処理部(チケッ
ト作成部713、権利データ管理部715、ユーザ情報
管理部716および通信処理部113)とを備える。ユ
ーザ情報DB711は、権利管理サーバ710に登録し
たユーザの個人情報および当該ユーザが使用する端末1
40のクライアントIDなどを記憶する。権利情報DB
712は、ユーザが購入したコンテンツ利用権をユーザ
ごとに記憶する。チケット作成部713は、権利情報D
B712内に管理されているコンテンツ利用権に基づい
てLTを発行する。バックアップDB714は、各ユー
ザのバックアップ要求に係るコンテンツ利用権(LT)
を保持するための記憶領域である。権利データ管理部7
15は、購入されたコンテンツ利用権を権利情報DB7
12内でユーザごとに管理するとともに、ユーザの要求
に応じて、ユーザが各端末140〜141内で管理する
コンテンツ利用権(LT)をバックアップおよびリスト
アする。より具体的には、権利データ管理部715は、
バックアップ要求してきた端末140のユーザがあらか
じめ登録されているユーザであることを確認した後、各
ユーザのバックアップ要求に係る権利(LT)を、ユー
ザのユーザIDに対応させてバックアップDB714に
格納するとともに、それらの対応をテーブルにして管理
する。また、ユーザのリストア要求に応じて、バックア
ップDB714内にバックアップされているコンテンツ
利用権(LT)をユーザの端末140〜141に復帰さ
せる。ユーザ情報管理部716は、クライアントIDと
ユーザIDとを関連付けてユーザ情報DB711内に格
納し、格納されたユーザ情報を管理する。
【0024】図8は、図7のユーザ情報DB711にお
いてユーザ情報管理部716が管理するユーザ情報80
0のデータ構成を示す図である。ユーザ情報800は、
配信センター720に登録した各ユーザについてのユー
ザ情報11〜12から構成される。このユーザ情報11
〜12は、配信センター720への登録時にユーザに割
り当てられたユーザID20を用いて管理される。この
ユーザID20で特定されるユーザ情報11〜12に
は、それぞれ、ユーザ個人に関する個人情報と、ユーザ
が使用する端末140についての端末情報とが記述され
る。個人情報としては、ユーザの氏名21、住所22、
電話番号23およびメールアドレス24などが記述され
る。端末情報としては、当該ユーザが使用する端末14
0のクライアントID25〜26が記述される。
【0025】例えば、ユーザ情報11の個人情報には、
ユーザID20「1234」で特定されるユーザの氏名
21が「江戸川長春」で、住所22が「門松市大字門松
2002」、電話番号23が「06(123)456
7」、メールアドレス24が「ohoho@xxx.xx.jp」であ
るということが記述されている。さらに、ユーザ情報1
1の端末情報には、ユーザID20「1234」で特定
されるユーザは、クライアントID25が「00000
001」の端末140と、クライアントID26が「0
0000002」の端末141とを使用していることが
記述されており、ユーザ情報管理部716は、この端末
情報に従ってユーザIDとクライアントIDとの組み合
わせを管理する。
【0026】図9は、図7に示した端末140〜141
からの端末登録要求に対する権利管理サーバ710およ
び端末140〜141間の通信手順を示す通信シーケン
ス図である。併せて、図8に示したユーザ「江戸川 長
春」氏がコンテンツ配信システム730のコンテンツを
利用するために、端末140(テレビ装置)を新規に端
末登録する場合を例として説明する。
【0027】ユーザが端末140を権利管理サーバ71
0に新規登録する場合、端末140は端末登録要求と端
末140のクライアントIDとを権利管理サーバ710
へ送信する(S1500)。具体的には、この場合、ユ
ーザ「江戸川 長春」氏は、端末140に表示されるメ
ニュー画面の案内に従ってリモコンなどを操作し、新規
登録の手続を行う。この際に、新規登録の手続において
表示される画面(新規登録画面)で、ユーザの氏名2
1、住所22、電話番号23およびメールアドレス24
などの個人情報の入力を行う。ユーザ「江戸川 長春」
氏が前記のような入力項目に入力を完了し、新規登録画
面に表示された送信ボタンなどを押すことによって、端
末140は入力された個人情報などを添付した端末登録
要求を構成するとともに、内部に記憶している端末14
0のクライアントID「00000001」を読み出し
てさらに前記端末登録要求に添付し、権利管理サーバ7
10に送信する。
【0028】また、ユーザが、登録された端末140の
他に、新たに端末141を購入し、それを追加登録する
場合、端末141からその端末141を直接、追加登録
する場合と、端末141をすでに登録済みの端末140
から追加登録する場合との2通りの登録方法が考えられ
る。いずれの場合にも、端末登録を要求する端末140
〜141は、コマンドである端末登録要求と、未登録の
端末141のクライアントIDと、既に登録を終えてい
る端末140のクライアントIDとを権利管理サーバ7
10へ送信する(S1501)。
【0029】例えば、すでに登録された端末140(テ
レビ装置)を持っているユーザ「江戸川 長春」氏が、
端末141(携帯電話機)を新たに購入し、端末141
からその端末141を直接、追加登録する場合、ユーザ
「江戸川 長春」氏は端末141(携帯電話機)の画面
に表示されるメニュー画面の案内に従って端末141
(携帯電話機)のテンキーなどを操作し、追加登録の手
続を行う。この際に、追加登録の手続において表示され
る画面(追加登録画面)で、既に登録を終えている端末
140(テレビ装置)のクライアントID25「000
00001」の入力を行う。このクライアントID25
「00000001」は、端末140の新規登録が正常
に終了した際にユーザに対して表示画面に表示するとし
てもよいし、端末140の梱包に同梱する説明書に記載
しておいてもよい。また、端末140の出荷時に同梱す
るICカードにクライアントID25「0000000
1」を書き込んでおき、端末140が故障した場合など
に、他の端末141からクライアントID25「000
00001」を読み出せるようにしておいてもよい。こ
のようにユーザ「江戸川 長春」氏が入力を完了し、追
加登録画面に表示された送信ボタンなどを押すことによ
って、端末141は、入力された既に登録を終えている
端末140のクライアントID25「0000000
1」を含む端末登録要求を作成するとともに、内部に記
憶している端末141のクライアントID「00000
002」を読み出して端末登録要求に添付し、権利管理
サーバ710に送信する。
【0030】権利管理サーバ710の通信処理部113
は、端末登録要求を受信すると、新規登録の場合は受信
した1つのクライアントIDと登録要求とを、追加登録
の場合は受信した2つのクライアントIDと登録要求と
をユーザ情報管理部716へ送信する(S1502)。
ユーザ情報管理部716は、登録要求を受信すると、受
信したクライアントIDの数によって新規登録か追加登
録かを判断する(S1503)。ここで、新規登録と判
断された場合は、新規にユーザID20を発行し、発行
したユーザID20と受信したクライアントIDを関連
付けてユーザ情報DB711に記録する(S150
4)。例えば、ユーザ「江戸川 長春」氏がステップS
1500において新規登録をした場合、ユーザ情報管理
部716はユーザ「江戸川 長春」氏に対し、新規にユ
ーザID20「1234」を発行し、発行したユーザI
D20「1234」と、受信したユーザ「江戸川 長
春」氏の個人情報およびクライアントID25「000
00001」とを関連付けてユーザ情報11を作成し、
ユーザ情報DB711に記録する。記録後、ユーザ情報
管理部716は通信処理部113へ登録が完了した旨を
送信し(S1505)、通信処理部113は端末140
へ正常終了した旨を送信する(S1506)。これに応
じて端末140は、端末140の新規登録が正常に終了
した旨と、登録された端末140のクライアントID2
5が「00000001」である旨とを表示画面に表示
する。
【0031】また、追加登録と判断された場合、ユーザ
情報管理部716は、まず受信した登録済みクライアン
トIDがユーザ情報DB711に登録されているか確認
する(S1507)。ユーザ情報管理部716は、例え
ば、登録済みクライアントID25「0000000
1」をキーとしてユーザ情報DB711内を検索する。
ここで、登録が確認されなかった場合は、ユーザ情報管
理部716は確認エラーを通信処理部113へ送信し
(S1508)、通信処理部113は異常終了した旨を
端末141へ送信する(S1509)。登録が確認され
た場合は、そのユーザID20と追加登録端末のクライ
アントIDとを関連付けてユーザ情報DB711に記録
する(S1510)。例えば、ユーザID20「123
4」と関連付けられたユーザ情報11に、追加登録端末
のクライアントID26「00000002」を追加す
る。記録後、ユーザ情報管理部716は通信処理部11
3へ登録が完了した旨を送信し(S1511)、通信処
理部113は端末141へ正常終了した旨を送信する
(S1512)。これに応じて端末141は、端末14
1の追加登録が正常に終了した旨と、登録された端末1
41のクライアントID26が「00000002」で
ある旨とを表示画面に表示する。
【0032】図10は、図7の権利情報DB712にお
いて権利データ管理部715が管理する権利情報900
のデータ構成を示す図である。権利情報900は、コン
テンツ利用権を購入した各ユーザが現在所有している権
利の内容を表す権利情報13〜14から構成される。権
利情報13〜14は、各ユーザのユーザID20を用い
て管理される。ユーザID20で特定される権利情報1
3〜14には、それぞれ、そのユーザが所有している権
利(コンテンツ利用権)の内容を表す権利データが記述
される。この権利データは、例えば、1つのコンテンツ
を単位として記述されており、各権利データには、その
権利データを特定するためのデータ識別ID30が付さ
れている。例えば、ユーザID20が「1234」のユ
ーザに関する権利情報13には、データ識別ID「10
000001」が付された「権利データ1」と、データ
識別ID「10000002」が付された「権利データ
2」とが記述されている。
【0033】各権利データは、コンテンツ名(ID)3
1、利用期間32、回数33、1回判定時間34および
最長利用時間35などから構成されている。コンテンツ
名31は、この権利がどのコンテンツを利用する権利で
あるかを示すデータである。利用期間32は、この権利
を使ってコンテンツを利用できる有効期間の開始時刻と
終了時刻とを示すデータである。回数33は、この権利
を使ってコンテンツを何回利用できるかを示し、1回判
定時間34は、何時間の利用を1回とカウントするかを
示す。最長利用時間35は、コンテンツを連続して利用
できる最長時間を示す。例えば、「権利データ1」に
は、この権利がアニメ「あしたのジョーズ」を利用する
権利であって、この権利の有効期限が「2000年5月
1日9時」から「2003年4月28日9時」までであ
り、「3」時間の利用を1回と判定して「10」回利用
できる権利であることが記述されている。そして、この
権利を使用してアニメ「あしたのジョーズ」を利用する
場合、「3」時間まで連続して利用できることが記述さ
れている。また、「権利データ2」には、この権利がア
ニメ「刑事コナン」を利用する権利であって、この権利
の有効期限が「2001年4月1日9時」から「200
3年3月31日9時」までであり、「2」時間の利用を
1回と判定して「5」回利用できる権利であることが記
述されている。そして、この権利を使用してアニメ「刑
事コナン」を利用する場合、「2」時間まで連続して利
用できることが記述されている。
【0034】なお、上記のような権利データは、チケッ
ト作成部713がLTを発行するごとに利用分が差し引
かれ、いずれ購入された権利の利用残高がなくなること
になるが、その場合においても、権利データ管理部71
5は即時にその権利データをクリアすることなく、一定
期間内、あるいは、LTの有効期間内、少なくともその
権利データのデータ識別IDとその最終値、例えば「0
回」とを履歴として権利情報DB712内に保持してお
く。これにより、権利管理サーバ710は、各ユーザに
つき権利管理サーバ710側で管理する権利データの残
高がなくなった後も、権利データの履歴を保持している
期間は、端末140〜141からのバックアップ要求に
応じることができる。
【0035】また、ここでは、「権利データ1」および
「権利データ2」などの各権利データの中に、その権利
内容を表すすべてのデータが記述されているものとして
説明したが、本発明はこの例に限定されない。同一コン
テンツ、例えばアニメ「あしたのジョーズ」を利用する
権利について、利用期間32、1回判定時間34および
最長利用時間35などの利用条件が共通である場合に
は、それらを他の記憶領域に保持しておき、権利情報1
3〜14にはコンテンツ名31と回数33とだけを記述
するようにしてもよい。また、特定のコンテンツを利用
する権利、例えばアニメ「あしたのジョーズ」を利用す
る権利のデータ識別IDを特定の値、例えば「1000
0001」と定めておくようにした場合には、コンテン
ツ名31も省略することができ、各ユーザの権利情報1
3〜14にはデータ識別ID「10000001」とそ
の回数33とだけを記述するようにしてもよい。
【0036】図11は、図7に示した端末140からの
LT発行要求に対する権利管理サーバ710および端末
140間の通信手順を示す通信シーケンス図である。併
せて、図10の権利情報13に示されるコンテンツ利用
権を所有するユーザ「江戸川長春」氏(ユーザID20
「1234」)が、アニメ「あしたのジョーズ」を4回
利用するためにLT発行要求を権利管理サーバ710に
送信した場合を例として説明する。まず、端末140
は、ユーザの入力操作に従って、端末140のクライア
ントIDと、送信希望のデータ識別IDと、LT発行要
求とを権利管理サーバ710へ送信する(S110
1)。具体的には、ユーザ「江戸川 長春」氏は、端末
140に表示されるメニュー画面の案内に従ってリモコ
ンなどを操作し、LT発行要求を行う。この際に、LT
発行要求において表示される画面(LT発行要求画面)
で、利用したいコンテンツのタイトルであるアニメ「あ
したのジョーズ」およびその利用回数(または利用時
間)である「4回」などの必要事項の選択入力を行う。
この結果、端末140に、アニメ「あしたのジョーズ」
を利用する権利である権利データ1のデータ識別ID3
0「10000001」と、その利用回数「4回」とが
入力される。ユーザ「江戸川 長春」氏が入力を完了
し、LT発行要求画面に表示された送信ボタンなどを押
すことによって、端末140は入力されたデータ識別I
D30「10000001」と、その利用回数「4回」
とを含むLT発行要求データを作成するとともに、内部
に記憶している端末140のクライアントID「000
00001」を読み出してLT発行要求に添付し、権利
管理サーバ710に送信する。
【0037】権利管理サーバ710の通信処理部113
は、LT発行要求を受信すると、確認要求と受信したク
ライアントID「00000001」とをユーザ情報管
理部716へ送信する(S1102)。ユーザ情報管理
部716は確認要求を受信すると、受信したクライアン
トID「00000001」がユーザ情報DB711に
登録されているか確認する(S1103)。ここで、登
録が確認されなかった場合、ユーザ情報管理部716は
確認エラーを通信処理部113へ送信し(S110
4)、通信処理部113は異常終了した旨を端末140
へ送信する(S1105)。また、登録が確認された場
合、ユーザ情報管理部716は確認が完了した旨とクラ
イアントIDに対応するユーザID20とを通信処理部
113へ送信する(S1106)。この場合、クライア
ントID「00000001」をキーとしてユーザ情報
DB711を検索すると、ユーザID20が「123
4」のユーザ情報11がヒットする。これにより、クラ
イアントIDが「00000001」である端末140
の登録が確認されるので、ユーザ情報管理部716は確
認が完了した旨と、クライアントID「0000000
1」に対応するユーザID20「1234」とを通信処
理部113へ送信する。
【0038】通信処理部113は確認完了を受信する
と、作成要求と、受信したデータ識別ID30「100
00001」と、ユーザID20「1234」とをチケ
ット作成部713へ送信する(S1107)。チケット
作成部713は、作成要求を受信すると、データ要求
と、受信したユーザID20「1234」と、データ識
別ID30「10000001」とを権利データ管理部
715へ送信する(S1108)。権利データ管理部7
15はデータ要求を受信すると、受信したユーザID2
0「1234」に対応するデータ識別ID30「100
00001」の権利データが存在するかどうか、権利情
報DB712を検索する(S1109)。ここで、該当
する権利データが検出されなかった場合、権利データ管
理部715はチケット作成部713へ検出エラーを送信
し(S1110)、チケット作成部713は通信処理部
113へ検出エラーを送信して(S1111)、通信処
理部113が端末140へ異常終了した旨を送信する
(S1112)。
【0039】また、該当する権利データが検出された場
合、権利データ管理部715は検出された権利データを
チケット作成部713へ送信する(S1113)。例え
ば、権利情報DB712をユーザID20「1234」
と、データ識別ID30「10000001」とで検索
すると、権利情報13に記録されている権利データ1が
検出される。権利データ管理部715は、検出された権
利データ1を読み出してチケット作成部713へ送信す
る。チケット作成部713は、権利データ管理部715
より権利データ1を受信すると、その受信した権利デー
タ1をもとに送信用LTを作成する(S1114)。具
体的には、チケット作成部713は、アニメ「あしたの
ジョーズ」を「10回」利用できる権利データ1をもと
に、アニメ「あしたのジョーズ」を「4回」利用するた
めの送信用LTを作成する。権利データ管理部715
は、権利データ1から「あしたのジョーズ」の「4回」
利用分をデクリメントし、権利情報DB712内の権利
データ1を更新する。また、チケット作成部713は、
LT作成後、作成したLTを通信処理部113へ送信す
る(S1115)。通信処理部113はチケット作成部
713よりLTを受信すると、その受信したLTを端末
140へ送信する(S1116)。これにより、LTを
受信した端末140では、このLTに従ってアニメ「あ
したのジョーズ」を連続して最大3時間ずつ「4回」、
合計12時間利用することができる。
【0040】図12は、図11のLT作成処理(S11
14)において作成されるLTのデータ構成を示す図で
ある。図12(a)は、図10に示した権利データ1の
具体例を示す図である。図12(b)は、権利データ1
にもとづいて作成されるLT1200のデータ構成を示
す図である。なお、図3に示したLT400または図1
0に示した権利情報900と同一の構成要素については
すでに説明しているので、ここでは同一の符号を付し説
明を省略する。権利データ1は、図10に示した権利情
報900のうちの権利情報13で示されるユーザ「江戸
川 長春」氏所有のコンテンツ利用権のうち、特定のコ
ンテンツ、アニメ「あしたのジョーズ」を利用する全権
利範囲を特定する権利データである。この権利データ1
は、権利データ管理部715により権利情報DB712
から読み出されてチケット作成部713に送信され、チ
ケット作成部713はこの権利データ1をもとに、アニ
メ「あしたのジョーズ」の「4回」の利用を許容するL
T1200を作成する。より具体的には、チケット作成
部713はLT作成時に、権利データ1のデータ識別I
D30「10000001」と、権利データ1からユー
ザの「4回」の利用に必要な部分を抜き出した権利デー
タ1202とを合成して、送信用権利データである図1
2(b)のLT1200を作成する。権利データ管理部
715は、読み出された権利データ1から権利データ1
202の利用分「4回」をデクリメントした「6回」の
利用を許容する権利データ1203を作成し、作成した
権利データ1203で権利情報DB712内の権利デー
タ1を更新する。
【0041】上記のように、チケット作成部713によ
って作成されたLT1200は、LTヘッダ1204、
コンテンツ鍵タグブロック402、アクションタグブロ
ック1205、LTフッタ404の各項目から構成され
る。さらに、LTヘッダ1204は、LT識別子40
5、LTサイズ406、コンテンツID407、権利デ
ータ識別ID1201、LTの有効開始時刻409およ
びLTの有効終了時刻410などの各項目から構成され
る。このLT1200の権利データ識別ID1201の
項目には、権利管理サーバ710の権利データ管理部7
15によって管理されていた権利データ1のデータ識別
ID30である「10000001」が書き込まれる。
権利管理サーバ710および端末140〜141はいず
れも、このLT1200のデータ識別ID30を読み取
ることによって、LT1200の発行元である権利管理
サーバ710を特定することができる。また、コンテン
ツID407の項目には、権利データ1のコンテンツ名
と同様のアニメ「あしたのジョーズ」を特定するコンテ
ンツIDが書き込まれ、LTの有効開始時刻409およ
びLTの有効終了時刻410の項目には、それぞれ、権
利データ1の利用期間32と同様の「2000年5月1
日9時」および「2003年4月28日9時」が書き込
まれる。
【0042】LT1200のアクションタグブロック1
205は、ユーザがアニメ「あしたのジョーズ」を「4
回」利用するのに必要な権利部分を抜き出した権利デー
タ1202に対応している。例えば、アクションID4
11の項目には、コンテンツ(アニメ「あしたのジョー
ズ」)を動画と音声とで再生するアクションを示すアク
ションIDが書き込まれており、最長利用時間412の
項目には、権利データ1の利用条件である最長利用時間
35と同様の「3時間」が書き込まれる。1回判定閾値
/回数カウンタ413の1回判定閾値に対応する項目に
は、権利データ1の利用条件である1回判定時間34と
同様の「3時間」が書き込まれる。ただし、1回判定閾
値/回数カウンタ413の回数カウンタに対応する項目
には、4回の利用のみを許容する「4回」が書き込まれ
る。なお、ここでは合成する付加情報としてデータ識別
ID30を用いたが、これに限定されるものではなく、
権利管理サーバ710において管理されていた権利デー
タであることを特定できる情報であればよい。また、伝
送路上および端末140〜141のデータ記憶部131
におけるデータ識別IDなどの付加情報の秘匿性を保護
するために、端末140〜141の公開鍵を利用して、
これらの情報を暗号するようにしてもよい。
【0043】図13は、図7に示した端末141からの
バックアップ要求に対する権利管理サーバ710および
端末141間の通信手順を示す通信シーケンス図であ
る。具体例として、図10の権利情報13に示されるコ
ンテンツ利用権を所有するユーザ「江戸川 長春」氏
(ユーザID20「1234」)が、自分の所有する端
末141で管理しているコンテンツ利用権(LT)のバ
ックアップ要求を権利管理サーバ710に送信した場合
を例として説明する。ここで、端末140と端末141
とは、同一ユーザ「江戸川 長春」氏が使用する端末で
あり、端末140と端末141とに発行されるLTは、
権利管理サーバ710に管理されている同一ユーザ「江
戸川 長春」氏のコンテンツ利用権(権利情報13)か
ら当該LTによる利用分を差し引いて発行される。な
お、ここでは簡単に説明するため、権利数を、特定のコ
ンテンツ、例えばアニメ「あしたのジョーズ」を利用す
る回数であるとする。併せて、図14を用いて、権利管
理サーバ710、端末140および端末141で管理さ
れる権利数の変化について説明する。図14は、権利管
理サーバ710、端末140および端末141でそれぞ
れ管理している権利数のバックアップおよびリストアに
伴う変化の一例を示す表である。
【0044】図14に示すように、まず、ユーザ「江戸
川 長春」氏(ユーザID20「1234」)がコンテ
ンツ、アニメ「あしたのジョーズ」を利用する権利を1
0回分購入したとする。購入されたユーザの権利は、権
利管理サーバ710の権利情報DB712内にデータ識
別ID30「10000001」を付与された権利デー
タ1として保管される(S701)。この状態において
ユーザは、単にコンテンツ利用権を有しているだけであ
って、実際にコンテンツを再生して利用することができ
ない。このためユーザは、例えば、端末140で使用す
る分として、コンテンツ、アニメ「あしたのジョーズ」
を4回分利用するためのLTを権利管理サーバ710に
要求する。このLT発行要求に応じて権利管理サーバ7
10から、アニメ「あしたのジョーズ」の4回分の利用
を可能にするLTが端末140に送信される。端末14
0は、このLTをデータ記憶部131に格納し、保持す
る。これによりユーザは、権利管理サーバ710とオフ
ラインの状態で、アニメ「あしたのジョーズ」を4回再
生することができる。この結果、端末140に4回分の
コンテンツ利用権が移動され、権利管理サーバ710が
権利情報DB712内で権利データ1として管理するユ
ーザ「江戸川 長春」氏のアニメ「あしたのジョーズ」
のコンテンツ利用権の残高は6回分となる(S70
2)。
【0045】次いで、ユーザが携帯電話機である端末1
41でもコンテンツ、アニメ「あしたのジョーズ」を利
用するため、3回分のコンテンツ利用権に対応するLT
の発行要求を端末141から送信した場合、権利管理サ
ーバ710から端末141に対して3回分の利用を許可
するLTが発行され、権利管理サーバ710の管理する
権利データ1の利用残高は3回分となる(S703)。
この後、ユーザが端末140で1回コンテンツを利用し
たとすると、端末140に保持されていた権利は1回分
消費されて、3回分となる(S704)。
【0046】この時点で、端末141がデータ記憶部1
31内で管理するコンテンツ利用権のバックアップ要求
をしたとする。具体的には、端末141は、バックアッ
プ要求と、端末141のクライアントID「00000
002」と、バックアップ対象の3回分の権利データ
(LT)とを権利管理サーバ710へ送信する(図13
のS1301)。この処理は、ユーザ「江戸川 長春」
氏が、端末141に表示されるメニュー画面の案内に従
ってテンキーなどを操作することによって行われる。そ
の後、ユーザがバックアップ要求画面に表示された送信
ボタンなどを押すことによって、端末141は、内部の
不揮発性メモリに記憶しているクライアントID、例え
ば「00000002」を読み出して、バックアップ要
求とバックアップ要求に係る権利データ(LT)、すな
わち、端末141のデータ記憶部131に保持されてい
る権利データ(LT)とに、端末141のクライアント
ID「00000002」を添付して権利管理サーバ7
10に送信する。これにおいて、権利管理サーバ710
に送信される3回分の権利データは、LTそのものであ
ってもよいし、権利データ識別ID1201「1000
0001」と利用残高の権利数「3回」とであってもよ
い。
【0047】権利管理サーバ710の通信処理部113
は、端末141からバックアップ要求を受信すると、受
信したクライアントID「00000002」と当該ク
ライアントIDの登録の確認を要求するコマンドである
確認要求とをユーザ情報管理部716へ送信する(S1
302)。ユーザ情報管理部716は、確認要求を受信
すると、受信したクライアントID「0000000
2」がユーザ情報DB711に登録されているかどう
か、クライアントID「00000002」をキーとし
てユーザ情報DB711を検索し、確認する(S130
3)。ここで、登録が確認されなかった場合、ユーザ情
報管理部716は確認エラーが生じた旨を通信処理部1
13へ送信し(S1304)、これを受信した通信処理
部113はバックアップが異常終了した旨を端末141
へ送信する(S1305)。また、登録が確認された場
合、ユーザ情報管理部716はユーザ情報DB711か
らクライアントID「00000002」に対応するユ
ーザID20「1234」を読み出し、読み出されたユ
ーザID20「1234」と、クライアントの登録の確
認が完了した旨とを通信処理部113へ送信する(S1
306)。
【0048】通信処理部113は、登録の確認が完了し
た旨を受信すると、バックアップ要求(コマンド)と、
受信したバックアップ対象のデータである3回分の権利
データ(LT)と、ユーザID20「1234」とを権
利データ管理部715へ送信する(S1307)。権利
データ管理部715は、バックアップ要求を受信する
と、バックアップ対象のデータに含まれるデータ識別I
D「10000001」が権利情報DB712内のユー
ザID20「1234」に対応して存在するか、データ
識別ID「10000001」とユーザID20「12
34」とをキーとして、権利情報DB712を検索し、
バックアップ対象のデータ(LT)が過去に自分が発行
したものであるか否かを調べる(S1308)。ここ
で、該当するデータ識別ID「10000001」が検
出されなかった場合、権利データ管理部715は通信処
理部113へ判定エラーを生じた旨を送信し(S130
9)、これを受信した通信処理部113は端末141へ
バックアップが異常終了した旨を送信する(S131
0)。また、該当するデータ識別ID「1000000
1」が検出された場合、権利データ管理部715は、バ
ックアップ対象のデータである3回分の権利データ(L
T)をバックアップDB714に記録し(図13のS1
311、図14のS705)、通信処理部113へ対象
データのバックアップが完了した旨を送信する(S13
12)。なお、権利データ管理部715は、バックアッ
プの対象となる3回分の権利データがLTそのもので送
信されてきた場合には、3回分の権利データ(LT)を
バックアップDB714に記録する際に、LTのフォー
マットから3回分の権利を表す権利データのみを抽出
し、図10に示した権利情報13と同様のフォーマット
に変換してバックアップDB714に記録する。通信処
理部113は権利データ管理部715よりバックアップ
が完了した旨の通知を受信すると、バックアップが正常
に終了した旨の通知を端末141へ送信する(S131
3)。
【0049】このように、本実施の形態の権利管理サー
バ710によれば、権利データ管理部715がバックア
ップ対象となる権利データのデータ識別IDに基づい
て、当該権利データが権利管理サーバ710によって発
行されたものであることを確認するので、ユーザはバッ
クアップ要求の際に、特にユーザID20やパスワード
による認証を受ける必要がなく、煩わしい入力操作を行
う必要がなくなるため使い勝手がよいという効果があ
る。
【0050】図15は、図7に示したバックアップDB
714内において権利データ管理部715が管理するバ
ックアップデータのデータ構成を示す図である。権利デ
ータ管理部715は、バックアップ対象データをバック
アップDB714に記録するとともに、バックアップし
たデータ(LT)とその要求元であるユーザとの関連を
バックアップ管理テーブル1500に記述する。具体的
には、バックアップ管理テーブル1500では、ユーザ
ID20と、バックアップされた権利データであるバッ
クアップデータとが対応付けて管理される。バックアッ
プ管理テーブル1500においては、ユーザID20
「1234」とバックアップデータ「バックアップデー
タ1」との組み合わせ1501と、ユーザID20「5
678」とバックアップデータ無しとの組み合わせ15
02とが記録されている。この「バックアップデータ
1」は、図14の例では、端末141のデータ記憶部1
31内で管理されていた3回分の権利データ(LT)で
ある。
【0051】なお、ここでは、端末141のデータ記憶
部131内で管理されていた権利データ(LT)のみを
バックアップしたが、リストア要求がある前に、さらに
ユーザID20「1234」の同一ユーザが所有する他
の端末140から、例えばバックアップデータ「バック
アップデータ2」のバックアップ要求を受けた場合に
は、すでにバックアップされている「バックアップデー
タ1」と「バックアップデータ2」との権利内容を合算
して新たな「バックアップデータ3」を作成し、この
「バックアップデータ3」をバックアップDB714お
よびバックアップ管理テーブル1500にユーザID2
0「1234」に対応付けて記録するようにしてもよ
い。この場合、リストア要求をしてきた端末140また
は端末141のいずれかに、「バックアップデータ3」
をまとめて復帰させるようにすればよい。
【0052】以下では、上記のようにしてバックアップ
された権利データが端末141にリストアされる場合に
ついて図14および図16を用いて説明する。図14の
例では、端末141からのバックアップ要求が正常に終
了した時点(S705)において、権利管理サーバ71
0の権利情報DB712には未使用のコンテンツ利用権
(3回分)が残っており、バックアップDB714には
端末141からのバックアップ要求に係る3回分、端末
140のデータ記憶部131には未使用の3回分、端末
141のデータ記憶部131には同じく3回分の権利デ
ータがそれぞれ保持されている。この後、ユーザが端末
141で1回コンテンツを利用したとすると、端末14
1に保持されていた権利は1回分消費されて、2回分と
なっている(S706)。図16は、図7に示した端末
141からのリストア要求に対する権利管理サーバ71
0および端末141間の通信手順を示す通信シーケンス
図である。端末141は、ユーザの操作に従って、リス
トア要求と端末141のクライアントID26「000
00002」とを権利管理サーバ710へ送信する(S
1401)。ここでリストア可能な端末は、バックアッ
プを実行した端末141のクライアントIDと同一ユー
ザID20で関連付けられているクライアントIDを有
する端末である。権利管理サーバ710の通信処理部1
13は、リストア要求を受信すると、受信したクライア
ントID26「00000002」と当該クライアント
IDの登録の確認を要求するコマンドである確認要求と
をユーザ情報管理部716へ送信する(S1402)。
ユーザ情報管理部716は、確認要求を受信すると、受
信したクライアントID26「00000002」に対
応するユーザID20がユーザ情報DB711に登録さ
れているか、ユーザ情報DB711を検索して確認する
(S1403)。ここで、登録が確認されなかった場
合、ユーザ情報管理部716は確認エラーが生じた旨を
通信処理部113へ送信し(S1404)、通信処理部
113は異常終了した旨を端末141へ送信する(S1
405)。また、クライアントID26「000000
02」に対応するユーザID20「1234」の登録が
確認された場合、ユーザ情報管理部716は確認を完了
した旨と、クライアントID26「00000002」
に対応するユーザID20「1234」とを通信処理部
113へ送信する(S1406)。通信処理部113
は、確認が完了した旨を受信すると、リストア要求と受
信したユーザID20「1234」とを権利データ管理
部715へ送信する(S1407)。権利データ管理部
715は、リストア要求を受信すると、受信したユーザ
ID20「1234」に対するバックアップデータが存
在するかどうかバックアップDB714のバックアップ
管理テーブル1500を検索する(S1408)。ここ
で、該当するバックアップデータが検出されなかった場
合、権利データ管理部715は通信処理部113へ検索
エラーが生じた旨を送信し(S1409)、それを受信
した通信処理部113は端末141へリストアが異常終
了した旨を送信する(S1410)。また、該当するバ
ックアップデータ「バックアップデータ1」が検出され
た場合、権利データ管理部715は、検出されたバック
アップデータ「バックアップデータ1」を、権利情報D
B712中のコンテンツ鍵など、対応するデータと合成
して3回分の権利データであるLTを作成し、作成した
LTを通信処理部113へ送信する(S1411)。通
信処理部113は権利データ管理部715よりLTを受
信すると、受信したLTを端末141へ送信し、正常に
終了する(S1412)。
【0053】この結果、権利管理サーバ710のバック
アップDB114に記憶されていたて3回分の権利デー
タがLTとして端末141に戻され、バックアップDB
114に保持されていた3回分の権利データはクリアさ
れる(S707)。この結果、端末141では、実際に
は1回分の権利の消費によって(S706)2回分のコ
ンテンツ利用権しか残っていなかったが、このリストア
によってコンテンツを3回分使用できることになる。こ
のように、バックアップからリストアまでの間にユーザ
が端末141において権利を消費(コンテンツを利用)
した場合、実際に端末141が保持する権利数とリスト
ア後の権利数との間に食い違いを生じるが、ユーザにと
っては、自分の端末141に保持している権利のバック
アップを取っておくことにより、例えば端末141が故
障した場合などにおいても、保持していた権利が消失し
てしまうことなく、バックアップ時に保持していた権利
を使うことができるという効果がある。
【0054】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について、図17〜図20を用いて説明する。図1
7は、実施の形態3のコンテンツ配信システム1730
の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1ま
たは実施の形態2のコンテンツ配信システム100また
はコンテンツ配信システム730と同一の構成要素につ
いては同一の符号を付し、説明を省略する。コンテンツ
配信システム1730が、実施の形態1、2のコンテン
ツ配信システム100、730と異なる点は、権利管理
サーバ1710が、各ユーザの権利購入時の権利データ
の初期値を保持しており、端末1140〜1141から
のリストア要求に対して、保持している初期値の権利デ
ータを端末1140〜1141に復帰させることであ
る。コンテンツ配信システム1730は、通信ネットワ
ーク150を介して相互に接続される複数の配信センタ
ー1720〜1721と複数の端末1140〜1141
とから構成される。配信センター1720〜1721
は、権利管理サーバ1710と配信サーバ120とを備
える。
【0055】権利管理サーバ1710は、ハードディス
クなどからなる2つの記憶部(ユーザ情報DB711お
よび権利情報DB1712)とプログラムなどによって
実現される4つの処理部(チケット作成部713、権利
データ管理部1715、ユーザ情報管理部716および
通信処理部113)とを備える。
【0056】権利情報DB1712は、図10に示した
権利情報900と同様の権利情報を保持するとともに、
各ユーザにつき、権利購入時の初期値を保持するための
記憶領域である。また、権利情報DB1712は、ユー
ザごとにバックアップ要求の有無を示すバックアップ管
理テーブルを保持する。権利データ管理部1715は、
権利データ管理部715とほぼ同様であるが、各端末1
140〜1141からのバックアップ要求に係る権利デ
ータ(LT)を実際にはデータベースに記録しない点が
異なる。具体的には、権利データ管理部1715は、ユ
ーザが権利を購入する都度、権利データごとにその権利
データの初期値を計算し、計算した初期値を当該権利デ
ータに記録する。各端末1140〜1141からバック
アップ要求があると、権利情報DB1712内のバック
アップ管理テーブルに、どのユーザからバックアップ要
求があったかをフラグで記録する。また、バックアップ
要求したユーザが使用する端末1140〜1141から
リストア要求があったときには、権利情報DB1712
内で管理する当該ユーザの権利情報の利用残高を各権利
データの初期値に戻すという処理を行う。
【0057】端末1140〜1141は、端末140〜
141の機能に加え、権利管理サーバ1710にリスト
ア要求した際には内部に保持するLTを破棄するプログ
ラムを備えたパーソナルコンピュータまたはコンテンツ
配信システム1730の専用再生装置などである。各端
末1140〜1141は、それぞれ耐タンパに作られた
データ記憶部131、データ再生部132、通信処理部
133およびチケット管理部1134を備えている。チ
ケット管理部1134は、チケット管理部134の機能
に加え、権利管理サーバ1710にリストア要求を送信
する際、リストア要求の応答中または権利管理サーバ1
710からリストアが正常に終了した旨の通知を受けた
ときのいずれかに、データ記憶部131内に保持するす
べての権利データ(LT)を無効化または消去する処理
を行う。
【0058】図18は、図17に示した権利情報DB1
712内で保持される権利情報1800とバックアップ
管理テーブル1810とのデータ構成を示す図である。
図18(a)は、権利情報1800のデータ構成を示
し、図18(b)は、バックアップ管理テーブル181
0のデータ構成を示す。図18(a)に示すように、権
利情報1800が図10に示した権利情報900と異な
る点は、各権利情報1813〜1814に記録されてい
る各権利データについて、初期値1801〜1802の
項目が追加されていることである。権利データ管理部1
715は、ユーザが権利を購入する都度、その時点の利
用残高に購入された利用分を加算して当該権利データの
初期値を計算し、その計算結果で初期値1801〜18
02の項目を更新する。同図において、データ識別ID
30が「10000001」の権利データ1は、例え
ば、10回分を購入してから7回分のLTが発行された
状態で、回数33の残高が「3回」で、初期値1801
が「10回」となっている。また、データ識別ID30
が「10000002」の権利データ2では、回数33
の残高が「5回」で、初期値1802が「8回」となっ
ている。これは、例えば、ユーザが当初「8回」分のコ
ンテンツ利用権を購入しており、そのうち、「3回」分
のLTが端末1140〜1141に発行された場合など
である。
【0059】このような権利情報1813で示されるコ
ンテンツ利用権を持っているユーザID20「123
4」のユーザが、登録済みの端末1140から権利管理
サーバ1710にバックアップ要求を送信した場合、権
利データ管理部1715は、ユーザID20「123
4」のユーザからバックアップ要求があったことをバッ
クアップ管理テーブル1810に記録する。図18
(b)に示すように、バックアップ管理テーブル181
0には、各ユーザのユーザIDと、そのユーザがバック
アップ要求をしたか否かを「0」または「1」の値で表
すフラグとが対応付けて記録される。ここでは例えば、
バックアップ要求をした場合は「1」、そうでない場合
は「0」が記録される。従って、上記の場合には、バッ
クアップ管理テーブル1810のユーザID「123
4」に対応付けて、フラグの項目に「1」が記録され
る。またバックアップ管理テーブル1810には、他の
ユーザ、例えばユーザIDが「5678」のユーザおよ
びユーザIDが「9012」のユーザはフラグが「0」
であるので、バックアップ要求をしていないことが示さ
れている。
【0060】権利管理サーバ1710において権利デー
タが上記のように管理される場合のバックアップおよび
リストアにおけるコンテンツ配信システム1730各部
の動作について、図19の通信シーケンス図および図2
0の表を用いて説明する。図19は、図17に示した端
末1141からのバックアップおよびリストア要求に対
する権利管理サーバ1710および端末1141間の通
信手順を示す通信シーケンス図である。権利管理サーバ
1710は、図13および図16において説明したよう
に、端末1141からのバックアップ要求に対し、受信
した権利データ(LT)のデータ識別IDを照合し、そ
のLTが、自分が過去に発行したものである場合に限
り、端末1141からのバックアップ要求に応じる。し
かし、これらの照合の方法については実施の形態2にお
いて説明した場合と同様であるので説明を省略し、図1
9においては照合の結果、正常にバックアップおよびリ
ストアが行われる場合についてのみ説明する。図20
は、権利管理サーバ1710、端末1140および端末
1141でそれぞれ管理している権利数のバックアップ
およびリストアに伴う変化の一例を示す表である。ま
た、同図において、ステップS2001〜S2004ま
での各部の権利数の変化は、図14のステップS701
〜S704までの変化と同じであるので、説明を省略す
る。
【0061】図20において、端末1140または端末
1141のいずれかからバックアップ要求があるまで、
バックアップ管理テーブル1810のフラグは「0」で
ある。ユーザID20「1234」のユーザにつき、権
利情報DB1712内で権利データ管理部1715が管
理する権利の残高が「3回」、端末1140が管理する
権利数が「3回」、端末1141が管理する権利数が
「3回」であるとき、ユーザID20「1234」のユ
ーザが端末1141からバックアップ要求を権利管理サ
ーバ1710に送信したとする。このとき具体的には、
端末1141は、バックアップ要求と、端末1141の
クライアントID「00000002」と、データ記憶
部131に保持している3回分の権利データ(LT)ま
たは少なくとも1つのLTとを権利管理サーバ710へ
送信する(図19のS1901)。これを受信した権利
管理サーバ1710の権利データ管理部1715は、バ
ックアップ管理テーブル1810のユーザID20「1
234」に対応するフラグを「1」に更新する(S20
05、図19のS1902)。この後、権利管理サーバ
1710は、バックアップが正常に終了した旨の通知を
端末1141に送信する(S1903)。
【0062】この後、ユーザが端末1141で1回コン
テンツを利用したとすると、端末1141のデータ記憶
部131に保持されていた権利は1回分消費されて、2
回分となる(図20のS2006)。さらにこの後、ユ
ーザが端末1141を操作して、権利管理サーバ171
0にリストア要求する場合、端末1141は、リストア
要求と端末1141のクライアントID26「0000
0002」とを権利管理サーバ710へ送信する(S1
904)。リストア要求を受信した権利管理サーバ17
10の権利データ管理部1715は、受信したクライア
ントID26「00000002」がバックアップ要求
を送信してきた端末と同一ユーザの端末のものであるか
をユーザ情報管理部716に問い合わせて確認し、ユー
ザID20「1234」を取得する。さらに、権利デー
タ管理部1715は、バックアップ管理テーブル181
0のユーザID20「1234」に対応するフラグが
「1」になっているか否かを調べ、「1」であれば
「0」に更新する(S1905)。なお、このときフラ
グが「1」でなければ、権利管理サーバ1710は、リ
ストアが異常終了した旨を端末1141に通知して処理
を終了する。
【0063】続いて権利データ管理部1715は、図1
8に示したユーザID20「1234」に対応する権利
情報1813内の各権利データにつき、それぞれの回数
33の値を初期値1801〜1802の値で更新する。
例えば、データ識別ID30が「10000001」の
権利データ1では、回数33の残高が「3回」となって
いるところを初期値1801の値である「10回」に更
新し、データ識別ID30が「10000002」の権
利データ2では、回数33の残高「5回」を初期値18
02の値である「8回」に更新する(S1906)。こ
の後、権利管理サーバ1710は、端末1141にリス
トアが正常に終了した旨の通知を送信する(S190
7)。これを受信した端末1141は、データ記憶部1
31内に保持しているすべての権利データ(2回分のL
T)を無効化し、正常にリストアを終了する(図20の
S2007)。
【0064】なお、本実施の形態においては、リストア
を行った端末1140〜1141内にあるLTを無効に
したが(S1908)、必ずしも無効にする必要はな
い。このように、本実施の形態によれば、リストアにお
いて権利購入時の初期値に復帰するので、端末1140
〜1141からのバックアップ要求に対して、実際の権
利データをバックアップする必要がなく、バックアップ
における権利管理サーバ1710の処理が軽減され、権
利管理サーバ1710の負荷を軽くとどめることができ
るという効果がある。
【0065】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4について、図21〜図24を用いて説明する。図2
1は、実施の形態4のコンテンツ配信システム2730
の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1、
2、3のコンテンツ配信システム100、730、17
30と同一の構成要素については同一の符号を付し、説
明を省略する。コンテンツ配信システム2730が、コ
ンテンツ配信システム100、730、1730と異な
る点は、権利管理サーバ2710が端末2140からバ
ックアップ要求を受けたとき、同一ユーザの所有する他
の端末2141に対し、現在保持する権利データの残高
を問い合わせ、同一ユーザが自分の各端末2140〜2
141内に保持している権利の合計と権利管理サーバ2
710内で管理している当該ユーザの権利の残高との合
計をバックアップすることである。コンテンツ配信シス
テム2730は、通信ネットワーク150を介して相互
に接続される複数の配信センター2720〜2721と
複数の端末2140〜2141とから構成される。配信
センター2720〜2721は、権利管理サーバ271
0と配信サーバ120とを備える。
【0066】権利管理サーバ2710は、ハードディス
クなどからなる3つの記憶部(ユーザ情報DB711、
権利情報DB712およびバックアップDB714)と
プログラムなどによって実現される4つの処理部(チケ
ット作成部713、権利データ管理部2715、ユーザ
情報管理部2716および通信処理部2113)とを備
える。権利データ管理部2715は、端末2140〜2
141からバックアップ要求を受信すると、通信処理部
2113を介して、同一ユーザが使用する他の端末21
40〜2141に現在データ記憶部131内に保持して
いる権利データの残高を問い合わせ、問い合わせに対す
る回答を収集して、当該ユーザについての権利情報DB
712内の権利の残高と合算し、合算した権利データを
バックアップDB714内に格納する。また、リストア
要求を受けたときは、バックアップDB714内に格納
したバックアップデータで権利情報DB712内の権利
情報を更新し、リストアを正常に終了した旨の通知を当
該ユーザの所有する全端末2140〜2141に送信し
て、当該端末2140〜2141が保持している権利デ
ータ(LT)を無効化させる。
【0067】ユーザ情報管理部2716は、権利データ
管理部2715がバックアップのため同一ユーザが所有
する端末2140〜2141に対して権利データの問い
合わせを行う際と、リストアが正常に終了した旨の通知
を行う際とに、バックアップ要求およびリストア要求を
行った端末2140〜2141のクライアントIDに基
づいて、同一ユーザが所有する他の端末2140〜21
41のクライアントIDを調べ、通信処理部2113に
送信する。通信処理部2113は、端末2140〜21
41から各種要求を受信して、権利管理サーバ2710
内の対応する各部にコマンドおよびデータを送信すると
ともに、権利データ管理部2715の要求に応じて端末
2140〜2141に対して権利データの問い合わせを
行い、問い合わせに対する回答を権利データ管理部27
15に送信する。また、権利データ管理部2715にお
いてリストアが正常に終了した場合は、リストアが正常
に終了した旨の通知をリストア要求した同一ユーザの全
端末2140〜2141に送信する。
【0068】端末2140〜2141は、実施の形態3
の端末1140〜1141の機能に加え、権利管理サー
バ1710からの問い合わせに応じてデータ記憶部13
1内に保持している権利データの内容を報告し、権利管
理サーバ1710からリストアが正常に終了した旨の通
知を受けると、内部に保持しているLTを破棄するプロ
グラムを備えたパーソナルコンピュータまたはコンテン
ツ配信システム2730の専用再生装置などである。各
端末2140〜2141は、それぞれ耐タンパに作られ
たデータ記憶部131、データ再生部132、通信処理
部2133およびチケット管理部2134を備えてい
る。通信処理部2133は、権利管理サーバ2710か
ら権利データの問い合わせまたはリストアが正常に終了
した旨の通知を受信すると、これをチケット管理部21
34に送信する。チケット管理部2134は、通信処理
部2133を介して権利管理サーバ2710から権利デ
ータの問い合わせを受信すると、データ記憶部131内
の権利データ(LT)の利用残高を調べ、調べた利用残
高を回答として権利管理サーバ2710に送信する。ま
た、権利管理サーバ2710からリストアが正常に終了
した旨の通知を受信した場合には、データ記憶部131
内の権利データ(LT)をすべて無効化または消去す
る。
【0069】以下では、このように構成されたコンテン
ツ配信システム2730のバックアップおよびリストア
における各部の動作について、図23および図24の通
信シーケンス図と図22の表とを用いて説明する。ここ
では、ユーザID20「1234」のユーザ「江戸川
長春」氏が、クライアントID25「0000000
1」の端末2140とクライアントID26「0000
0002」の端末2141とを所有しており、端末21
40からバックアップ要求を行い、端末2141からリ
ストア要求を行う場合について説明する。このユーザに
関する情報は、実施の形態2における図8のユーザ情報
11、図10の権利情報13、図12のLTおよび図1
5のバックアップデータ1501と同じものを使用す
る。図22は、権利管理サーバ2710、端末2140
および端末2141でそれぞれ管理している権利数のバ
ックアップおよびリストアに伴う変化の一例を示す表で
ある。図23は、図21に示した端末2140からのバ
ックアップ要求に対する権利管理サーバ2710、端末
2140および端末2141間の通信手順を示す通信シ
ーケンス図である。図22において、ステップS220
1〜S2204までの権利数の変化は、図14のステッ
プS701〜S704までの変化と同じであるので、説
明を省略する。また、権利数の変化については権利デー
タ1についてのみ説明する。
【0070】図22の例では、権利管理サーバ2710
の権利情報DB712に未使用のコンテンツ利用権3回
分が残っており、端末2140のデータ記憶部131に
は3回分、端末2141のデータ記憶部131には同じ
く3回分の権利データ(LT)がそれぞれ保持されてい
る状態で(S2204)、端末2140からバックアッ
プ要求が出されたものとする。具体的には、端末214
0は、データ記憶部131内に保持している権利とその
数とを示すデータ「権利データ1,3回分」および少な
くとも1つのLTと、端末2140のクライアントID
25「00000001」とを添付して、バックアップ
要求を権利管理サーバ2710に送信する(図23のS
2301)。これを受信した通信処理部2113は、受
信したクライアントID25「00000001」と、
このクライアントID25「00000001」がユー
ザ情報DB711内に登録されているか否かを確認する
よう要求するコマンドである確認要求とをユーザ情報管
理部2716に送信する(図23のS2302)。これ
を受信したユーザ情報管理部2716は、ユーザ情報D
B711内を検索してそのクライアントID25「00
000001」が登録されているか否かを調べ(図23
のS2303)、登録されていない場合は通信処理部2
113に異常終了した旨を送信する(図23のS230
4)。これに従って通信処理部2113は、端末214
0にバックアップが異常終了した旨を通知する(図23
のS2305)。クライアントID25「000000
01」が登録されている場合には、ユーザ情報管理部2
716は、確認が完了した旨と、クライアントID25
「00000001」に対応するユーザID20「12
34」とを通信処理部2113へ送信する(図23のS
2306)。
【0071】通信処理部2113は、登録の確認が完了
した旨を受信すると、バックアップ要求と、端末214
0が保持していた権利およびその数を示すデータ「権利
データ1,3回分」と少なくとも1つのLTと、ユーザ
ID20「1234」とを権利データ管理部2715へ
送信する(図23のS2307)。権利データ管理部2
715は、バックアップ要求を受信すると、LTに含ま
れるデータ識別ID「10000001」が権利情報D
B712内のユーザID20「1234」に対応して存
在するか、権利情報DB712を検索し、このLTが過
去に自分が発行したものであるか否かを調べる(図23
のS2308)。ここで、権利情報DB712内におい
てユーザID20「1234」に対応するデータ識別I
D「10000001」が検出されなかった場合、権利
データ管理部2715は通信処理部2113へ判定エラ
ーを生じた旨を送信し(図23のS2309)、これを
受信した通信処理部2113は端末2140へバックア
ップが異常終了した旨を送信する(図23のS231
0)。
【0072】また、該当するデータ識別ID「1000
0001」が検出された場合、権利データ管理部271
5は、ユーザ情報管理部2716に対し、クライアント
ID25「00000001」以外の端末2141で、
ユーザID20「1234」のユーザ情報11に登録さ
れている端末2141のクライアントIDを問い合わせ
る(図23のS2311)。ユーザ情報管理部2716
は、ユーザID20「1234」のユーザ情報11を調
べ、該当する端末2141が登録されている場合には、
その端末2141のクライアントID26「00000
002」を権利データ管理部2715に送信する(図2
3のS2312)。権利データ管理部2715は、ユー
ザ情報管理部2716から受信したクライアントID2
6「00000002」と、その端末2141に権利デ
ータの利用残高の問い合わせをするよう要求するコマン
ドである問い合わせコマンドとを通信処理部2113に
送信する(図23のS2313)。これを受信した通信
処理部2113は、クライアントID26「00000
002」を有する端末2141に権利データの利用残高
の問い合わせを行い(図23のS2314)、問い合わ
せを受信した端末2141のチケット管理部2134
は、端末2141のデータ記憶部131内に保持されて
いるLTの利用残高「権利データ1,3回分」を調べ、
通信処理部2133を介して、LTの利用残高である権
利ごとの権利数の回答を権利管理サーバ2710に送信
する(図23のS2315)。これを受信した通信処理
部2113は、送信元である端末2141のクライアン
トID26「00000002」と、権利数の回答であ
るデータ「権利データ1,3回分」とを権利データ管理
部2715に送信する(図23のS2316)。権利デ
ータ管理部2715は、問い合わせをしたすべての端末
2141から権利数の回答が返ってきたか否かを判定し
(図23のS2317)、一定時間を経過してもすべて
の端末2141から権利数の回答が返ってこない場合
は、異常終了した旨を通信処理部2113に送信し(図
23のS2318)、これを受信した通信処理部211
3はバックアップが異常終了した旨を端末2140に通
知する(図23のS2319)。
【0073】問い合わせをしたすべての端末2141か
ら権利数の回答が返ってきた場合、権利データ管理部2
715は、バックアップ要求を送信した端末2140の
利用残高「3回」と、同一ユーザが所有する他の端末2
141の利用残高「3回」と、権利情報DB712内で
管理する利用残高「3回」とを合算し(図23のS23
20)、合算した結果である「権利データ1,9回分」
を内容とするバックアップデータをバックアップDB7
14内に記録する(図23のS2321、図22のS2
205)。この際には、実施の形態2において図15を
用いて説明したように、バックアップデータは、ユーザ
ID20に対応付けてバックアップDB714内に記録
される。次いで、権利データ管理部2715は、バック
アップDB714にバックアップデータの記録を完了し
た旨を通信処理部2113に送信し(図23のS232
2)、これを受信した通信処理部2113は、端末21
40に対し、バックアップが正常に終了した旨を通知す
る(図23のS2323)。
【0074】この後、ユーザが端末2141で1回コン
テンツを利用したとすると、端末2141のデータ記憶
部131に保持されていた権利は1回分消費されて、2
回分となる(図22のS2206)。図24は、図21
に示した端末2141からのリストア要求に対する権利
管理サーバ2710、端末2140および端末2141
間の通信手順を示す通信シーケンス図である。なお、図
24において、ステップS2401〜S2410の処理
は、図16のステップS1401〜S1410の処理と
同様であるので説明を省略する。権利管理サーバ271
0は、端末2141からリストア要求を受信すると、リ
ストア要求に添付されたクライアントID26「000
00002」に基づいて、ユーザ情報DB711からそ
のユーザID20「1234」を読み出し、そのユーザ
ID20「1234」に対応するバックアップデータが
バックアップ管理テーブル1500内にあるか否かを調
べる。調べた結果、ユーザID20「1234」に対応
して「バックアップデータ1」がバックアップ管理テー
ブル1500内にあった場合、権利データ管理部271
5は、権利情報DB712内のユーザID20「123
4」に対応する権利情報13を、「バックアップデータ
1」の内容に更新する(S2411)。例えば、バック
アップデータ1の内容が「権利データ1,9回分」であ
る場合、権利データ管理部2715は、権利情報DB7
12内の権利情報13の権利データ1の回数33の項目
を「9回」に更新する。この後、権利データ管理部27
15は、バックアップDB714内のバックアップ管理
テーブル1500の「バックアップデータ1」を消去す
るとともに、当該ユーザのユーザID20「1234」
と、リストアが完了した旨を通信処理部2113に送信
する(S2412)。これを受信した通信処理部211
3は、権利データ管理部2715から受信したユーザI
D20「1234」と、そのユーザID20「123
4」のユーザ情報11に登録されているすべてのクライ
アントIDを通知するよう要求するコマンドである通知
要求とをユーザ情報管理部2716に送信する(S24
13)。ユーザ情報管理部2716は、ユーザ情報DB
711内のユーザ情報11から端末情報を調べ、ユーザ
ID20「1234」に対応して登録されているすべて
のクライアントID、すなわち、クライアントID25
「00000001」とクライアントID26「000
00002」とを、通信処理部2113に通知する(S
2414)。通信処理部2113は、通知を受けたクラ
イアントIDを有するすべての端末2140〜2141
に対し、リストアが正常に終了した旨の通知を送信する
(S2415、S2416)。これを受信した端末21
40および端末2141は、正常に機能している場合、
それぞれデータ記憶部131内に保持しているすべての
LTを無効化または消去する(S2417、S241
8)。この結果、ユーザID20「1234」のユーザ
「江戸川 長春」氏が所有していた権利データ1の権利
数は、すべて権利情報DB712内に復帰され、バック
アップ時の権利数の合計である「9回」になる。また、
各端末2140〜2141とバックアップDB714内
に保持されていた権利データ1の権利数はいずれも「0
回」になる。
【0075】このように本実施の形態の権利管理サーバ
2710によれば、端末2140〜2141からのバッ
クアップ要求時に、要求を送信した以外の同一ユーザの
端末についても権利の利用残高を問い合わせるので、当
時、権利管理サーバ2710および端末2140〜21
41内に実際に存在していた権利数をバックアップする
ことができ、より現実に即したバックアップおよびリス
トアを実現できるという効果がある。
【0076】なお、上記実施の形態では、少なくともバ
ックアップ要求後、リストアまでの間に端末で消費され
る権利は無償となる。このような端末側における無償の
権利消費は、バックアップ、リストアの性質上当然に見
込まれるべきものであるが、端末の故障や災害などから
ユーザの権利を保全するというこのサービスの本来の目
的に従った利用を図るため、権利管理サーバ側で、ユー
ザごとにバックアップおよびリストアの履歴を保存する
ようにしてもよい。例えば、ユーザ情報DBに、リスト
ア実行回数やリストア実行ライセンスチケットの総数な
どのリストア情報をユーザごとに記録し、これらを閾値
としてあらかじめ定められた範囲内でのみリストアを許
可するように制御することによって、無制限なリストア
の実行を防止することができる。
【0077】図25は、図21に示したユーザ情報DB
711に各ユーザのリストア実行回数を記録し、一定範
囲内でのみリストアを許可するよう制御する場合の具体
例を示す図である。権利管理サーバ2710は、各ユー
ザがこれまでにリストアを実行した回数を、各ユーザの
ユーザ情報に記録しておく。例えば、ユーザAのユーザ
情報には、ユーザAがすでにリストアを2回実行してい
ることが記録されており、ユーザBのユーザ情報には、
ユーザBがすでにリストアを5回実行していることが記
録されている。ここで、権利管理サーバ2710が、リ
ストア実行回数「5回」を閾値として、どのユーザに対
しても5回までのリストアを許可するよう制御する場合
には、権利データ管理部2715は、各ユーザからのリ
ストア要求に対し、当該ユーザのユーザ情報を参照し
て、現在までの当該ユーザのリストア実行回数が閾値に
達しているか否かを調べる。権利データ管理部2715
は、当該ユーザのリストア実行回数が閾値未満の場合に
のみ、リストア要求に応じて、バックアップDB714
内にバックアップされている権利をリストアし、当該ユ
ーザのリストア実行回数が閾値に達している場合には、
その要求に応じない。
【0078】従って、この例では、ユーザAが権利管理
サーバ2710にリストア要求した場合には、これまで
のリストア実行回数が閾値「5回」に満たないので、バ
ックアップされている権利をリストアすることができ
る。このとき、権利データ管理部2715は、ユーザA
のリストア実行回数を一回カウントアップしてユーザ情
報管理部2716に通知し、通知したリストア実行回数
でユーザAのユーザ情報を、ユーザ情報管理部2716
に更新させる。一方、ユーザBが権利管理サーバ271
0にリストア要求した場合には、これまでのリストア実
行回数が閾値「5回」に達しているので、ユーザBは、
バックアップDB714内にバックアップした権利のリ
ストアを受けることができない。
【0079】なお、上記では、権利データ管理部271
5が、リストア要求を受けたときに要求元ユーザのリス
トア実行回数を調べ、当該リストア要求に応じるか否か
を判定したが、リストア要求時ではなく、バックアップ
要求を受けたときに要求元ユーザのリストア実行回数を
調べ、リストア実行回数が閾値に達している場合にはバ
ックアップ要求に応じないとしてもよい。また、ここで
は、実施の形態4のコンテンツ配信システム2730を
例として説明したが、各ユーザのリストア実行回数に応
じてリストア(またはバックアップ)を制限する方法
は、実施の形態2または実施の形態3のコンテンツ配信
システム730またはコンテンツ配信システム1730
にも適用することができる。
【0080】また、リストア時には、バックアップした
際の権利全部を端末に復帰させるのでなく、その8割だ
けを復帰させるなどのように、バックアップした権利の
一部をユーザに復帰させるようにしてもよい。この場
合、さらに、バックアップした日からリストアするまで
の経過時間に応じて、復帰させる割合を変化させるよう
にしてもよい。具体的には、例えば、ユーザがコンテン
ツ利用権をバックアップした日から3か月以内にリスト
アした場合には9割を復帰させるが、6か月以上経過し
た場合には8割だけを復帰させるという方法である。ま
た、リストアによって復帰させる権利の割合を、ユーザ
のコンテンツ利用権購入実績に応じて変化させるように
してもよい。具体的には、例えば、毎月5万円以上購入
しているユーザには、リストア時に、バックアップした
コンテンツ利用権の全部を復帰させ、毎月3万円以上購
入しているユーザには、バックアップした権利の9割を
復帰させるなどである。このように、本発明の権利管理
サーバによれば、自身が発行したコンテンツ利用権を自
身でバックアップするので、リストア時にユーザに復帰
させる権利の割合を、様々な状況に応じて多様に設定す
ることができるという効果がある。
【0081】なお、上記実施の形態1では、権利管理サ
ーバ110において、バックアップ時に受信したLTを
解析して自身が発行したLTか否かを確認した後、その
LTそのものをバックアップDB114に記録すると説
明したが、必ずしもこれに限定されず、実施の形態2の
権利管理サーバ710または実施の形態4の権利管理サ
ーバ2710と同様に、バックアップ時に受信したLT
を解析して、解析の結果、自身が発行したLTであれ
ば、LTから抽出された権利情報をバックアップDB7
14に記録し、リストア時に再度LTを作成してバック
アップ要求元のユーザに発行するようにしてもよい。こ
の逆に、実施の形態2の権利管理サーバ710または実
施の形態4の権利管理サーバ2710において、バック
アップ時に受信したLTから権利情報を抽出せず、バッ
クアップ時に受信したLTそのものをバックアップDB
114に記録するようにしてもよい。また、リストア成
功時に、リストア要求を行ったユーザが所有する全端末
140〜141内のLTを無効にしたが(S2417、
S2418)、必ずしも無効にする必要はない。
【0082】さらに、本発明のコンテンツ配信システム
2730における端末2140または権利管理サーバ2
710は、バックアップの対象となるコンテンツ利用権
の性質に応じて、その権利をバックアップするか否かを
判定するとしてもよい。それは、各ユーザに発行された
すべての権利を権利管理サーバ2710が集中的にバッ
クアップしようとすると、ユーザ数が多い場合には権利
管理サーバ2710の負荷が大きくなりすぎる場合も起
こりうるからである。図26は、図21に示した権利情
報DB712内の各権利データに付加されているバック
アップ許可フラグに従ってバックアップ制御する場合の
具体例を示す図である。コンテンツ配信システム273
0において、例えば、配信されるコンテンツの内容によ
っては、当該コンテンツの利用権をバックアップする必
要がない場合もある。例えば、ユーザが特定のキャンペ
ーン期間中に利用することを条件として特典が与えられ
たコンテンツ利用権や、ソフトウェア体験版の利用権の
ように、本来、サービスの意味で発行されたLTなどで
ある。
【0083】権利管理サーバ2710は、権利情報DB
712内の各権利情報に、権利データごとに、例えば、
当該権利のバックアップを許可するか否かを示すバック
アップ許可フラグの項目を設けておく。そして、コンテ
ンツ製作者(コンテンツプロバイダ)が、各コンテンツの
利用権に対するバックアップの要否を判断し、当該コン
テンツ利用権のバックアップが不要であると考える場合
には、この項目に禁止を示す値を設定する。例えば、バ
ックアップ許可フラグの値として、禁止を「1」、許可を
「0」で表すとする。
【0084】権利管理サーバ2710は、上記のように
バックアップ許可フラグの項目を含んだ権利データから
なる権利情報を、ユーザごとに権利情報DB712内に格
納しておき、ユーザからLT発行要求を受けると、チケ
ット作成部713は、権利情報DB712内の対応する権
利データに書き込まれている上記バックアップ許可フラ
グをLT内に書き込んで、要求元の端末2140に送信
する。例えば、発行要求されたLTがバックアップ不要
のコンテンツ利用権である場合、LT内に書き込まれて
いるバックアップ許可フラグの値は「1」である。LTを
受信した端末2140では、受信されたLTをデータ記
憶部131に格納する。この後、ユーザが、例えば、メ
ニュー画面からバックアップ要求画面を呼び出した場
合、端末2140内のチケット管理部2134は、デー
タ記憶部131内に格納されている各LTの所定の項目
を読み出して、データ記憶部131内に格納されている
LTの一覧を表示する。
【0085】図27は、端末2140に表示されるバッ
クアップ要求画面2700の一例を示す図である。例え
ば、チケット管理部2134は、データ記憶部131内
のLTに記述されているコンテンツID(コンテンツ
名)、利用可能時間、利用可能回数およびバックアップ
許可フラグの各項目を調べ、バックアップ要求画面27
00に一覧表示する。図27に示すように、バックアッ
プ要求画面2700には、データ記憶部131内に保存
されているLTのうち、3枚のLTの内容が一覧表示さ
れている。それぞれのLTについては、例えば、コンテ
ンツ名2701、利用可能時間2702、利用可能回数
2703およびバックアップの可否2704などの項目
が表示されている。
【0086】コンテンツ名2701には、当該LTを用
いて利用できるコンテンツの名前が表示される。利用可
能時間2702には、そのLTを用いてコンテンツを利
用できる時間が表示される。同じく、利用可能回数27
03の項目には、そのLTを用いてコンテンツを利用で
きる回数が表示される。さらに、バックアップの可否2
704の項目には、そのLTに書き込まれているバック
アップ許可フラグの値に応じて、そのLTのバックアッ
プを受けられるか否かが表示される。例えば、図27の
バックアップ要求画面2700の3番目に表示されてい
るLTが、無料でゲームを試してみるためのサービスチ
ケットで、当該LTのバックアップ許可フラグの項目に
「1」が書き込まれているとする。この場合、このLT
のバックアップ許可フラグを調べたチケット管理部21
34は、バックアップ要求画面2700内のバックアッ
プの可否2704に「不可」を表示する。ユーザは、こ
のバックアップ要求画面2700を見れば、1番目に表
示されているLTを用いて、アニメ「あしたのジョーズ」
を10回利用することができ、そのLTに表されている
権利を権利管理サーバ2710にバックアップすること
ができることがわかる。また、3番目に表示されている
LTでは、これを用いてオンラインゲーム「パナリス体
験版」を3時間利用することはできるが、この権利を権
利管理サーバ2710にバックアップすることができな
いことがわかる。
【0087】ユーザは、バックアップ要求画面2700
の表示を見ることによって、データ記憶部131内に保
存されている各LTのバックアップの可否を確認した
上、バックアップ要求画面2700に「バックアップす
る」と表示されているバックアップボタン2705を押
すと、チケット管理部2134によって、データ記憶部
131内のLTで表されている権利データが、バックア
ップ許可フラグが「1」であるLTの分を除いて、順
次、通信処理部2133を介して権利管理サーバ271
0に送信される。このようなバックアップ要求を受信し
た権利管理サーバ2710では、権利データ管理部27
15が、上記実施の形態において説明した手順により、
受信された権利内容をバックアップDB714内にバッ
クアップする。
【0088】このように、各端末2140においてバッ
クアップの要否を判断し、バックアップデータを削減す
るので、権利管理サーバ2710のバックアップ処理に
おける負荷が少なくてすむという効果がある。なお、権
利管理サーバ2710の機能に余裕がある場合は、各端
末2140から受信したバックアップ要求の対象となる
権利データ(LT)のバックアップの可否を権利管理サ
ーバ2710で判断するとしてもよい。その場合、権利
データ管理部2715は、受信されたバックアップ要求
の対象である権利データ(LT)の権利データ識別ID
から、権利情報DB712内の当該権利データに設定さ
れているバックアップ許可フラグを参照して、バックア
ップの必要な権利データだけを選別してバックアップも
よい。なお、ここでは実施の形態4のコンテンツ配信シ
ステム2730を例として説明したが、実施の形態1〜
3のコンテンツ配信システムにおいても、同様にして、
バックアップする権利データを選別することができる。
【0089】また、本発明は、このようなコンテンツ配
信(ライセンス管理)システムを構成するライセンス管
理サーバまたは端末装置として実現したり、ライセンス
管理サーバまたは端末装置によるバックアップ・リスト
ア方法として実現したり、その方法における特徴的なス
テップを汎用のコンピュータ装置に実行させるプログラ
ムとして実現することもできる。そして、そのようなプ
ログラムをCD−ROM等の記録媒体や通信網等を介し
て流通させることもできる。
【0090】以上のように、本発明に係るバックアップ
・リストアシステムは、クライアントサーバ型システム
におけるバックアップ・リストアシステムとして有用で
あり、特にコンテンツ配信システムにおけるライセンス
管理システムに適している。本発明に係る権利管理サー
バは、クライアントサーバ型システムにおいて、クライ
アントデータを集中管理するサーバとして有用であり、
特にライセンス管理システムにおける権利を集中管理す
るサーバに適している。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明のバックアップ・リ
ストアシステムは、デジタル著作物であるコンテンツを
利用する端末と、伝送路を介して前記コンテンツの前記
端末における利用を管理するサーバとからなるシステム
であって、前記サーバにおいて、権利情報記憶手段は、
前記端末を使用するユーザが所有するコンテンツの利用
権限に関する権利情報を記憶する。ライセンスチケット
発行手段は、前記ユーザからの要求に基づいて、当該ユ
ーザが所有する利用権限の一部を示す権利情報であるラ
イセンスチケットを生成し、前記端末に発行する。判定
手段は、前記端末からのバックアップ要求に係る権利
が、自身によって発行されたライセンスチケットに基づ
くものであるか否かを判定する。バックアップ手段は、
判定の結果、自身によって発行されたライセンスチケッ
トに基づく場合、当該ユーザのバックアップ要求時の所
有に係る利用権限を示した権利情報を内部に保持する。
また、前記端末において、ライセンスチケット蓄積手段
は、前記サーバから送信されてきた前記ライセンスチケ
ットを蓄積する。コンテンツ利用制御手段は、蓄積され
た前記各ライセンスチケットが示す利用権限に従って、
前記コンテンツの利用を制御する。バックアップ要求手
段は、蓄積された前記ライセンスチケットに基づいて前
記ユーザが現在所有する利用権限のバックアップを要求
する。
【0092】このように、本発明のバックアップ・リス
トアシステムにおいて、サーバは、自身によって発行さ
れたライセンスチケットに基づく権利に限り端末のバッ
クアップ要求に応じるので、他のサーバが発行したライ
センスチケットに基づく権利をバックアップする場合と
異なり、各ユーザの権利内容、それを管理する権利デー
タの構造およびその管理方法などを熟知していることに
より、バックアップする権利を保持する方法、バックア
ップした権利のリストア方法など、様々な状況に応じて
多様なバックアップ・リストアを実現することができる
という効果がある。またさらに、これによって、バック
アップ・リストアのセキュリティをより高めることがで
きるという効果がある。
【0093】さらに、前記端末において、リストア要求
手段は、前記サーバに対し、バックアップされた利用権
限の復元を要求する。さらに、前記サーバにおいて、端
末情報記憶手段は、各ユーザが所有する端末を示した端
末情報を記憶する。読み出し手段は、前記端末情報に基
づいて、リストア要求した前記端末のユーザを特定し、
特定されたユーザに対して作成された権利情報を前記バ
ックアップ手段から読み出す。リストア手段は、読み出
された前記権利情報を示すライセンスチケットを生成
し、リストア要求元の前記端末に発行する。従って、本
発明のバックアップ・リストアシステムによれば、バッ
クアップ実行端末が故障した場合においても、同一ユー
ザが所有する他の端末からリストア要求することによ
り、バックアップされたデータを容易に復元することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のコンテンツ配信システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示された端末からのLT発行要求に対す
る権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通信シ
ーケンス図である。
【図3】図2のLT作成処理において作成されるLTの
データ構成を示す図である。
【図4】図1に示した端末からのバックアップ要求に対
する権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通信
シーケンス図である。
【図5】図1に示された権利データ管理部が管理するバ
ックアップ管理テーブルのデータ構成を示すである。
【図6】図1に示した端末からのリストア要求に対する
権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通信シー
ケンス図である。
【図7】実施の形態2のコンテンツ配信システムの構成
を示すブロック図である。
【図8】図7のユーザ情報DBにおいてユーザ情報管理
部が管理するユーザ情報のデータ構成を示す図である。
【図9】図7に示した端末からの端末登録要求に対する
権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通信シー
ケンス図である。
【図10】図7の権利情報DBにおいて権利データ管理
部が管理する権利情報のデータ構成を示す図である。
【図11】図7に示した端末からのLT発行要求に対す
る権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通信シ
ーケンス図である。
【図12】図11のLT作成処理において作成されるL
Tのデータ構成を示す図である。
【図13】図7に示した端末からのバックアップ要求に
対する権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通
信シーケンス図である。
【図14】権利管理サーバおよび2つの端末でそれぞれ
管理している権利数のバックアップおよびリストアに伴
う変化の一例を示す表である。
【図15】図7に示したバックアップDB内において権
利データ管理部が管理するバックアップデータのデータ
構成を示す図である。
【図16】図7に示した端末からのリストア要求に対す
る権利管理サーバおよび端末間の通信手順を示す通信シ
ーケンス図である。
【図17】実施の形態3のコンテンツ配信システムの構
成を示すブロック図である。
【図18】図17に示した権利情報DB内で保持される
権利情報とバックアップ管理テーブルとのデータ構成を
示す図である。
【図19】図17に示した端末からのバックアップおよ
びリストア要求に対する権利管理サーバおよび端末間の
通信手順を示す通信シーケンス図である。
【図20】権利管理サーバおよび2つの端末でそれぞれ
管理している権利数のバックアップおよびリストアに伴
う変化の一例を示す表である。
【図21】実施の形態4のコンテンツ配信システムの構
成を示すブロック図である。
【図22】権利管理サーバおよび2つの端末でそれぞれ
管理している権利数のバックアップおよびリストアに伴
う変化の一例を示す表である。
【図23】図21に示した端末からのバックアップ要求
に対する権利管理サーバおよび2つの端末間の通信手順
を示す通信シーケンス図である。
【図24】図21に示した端末からのリストア要求に対
する権利管理サーバおよび2つの端末間の通信手順を示
す通信シーケンス図である。
【図25】図21に示したユーザ情報DBに各ユーザの
リストア実行回数を記録し、一定範囲内でのみリストア
を許可するよう制御する場合の具体例を示す図である。
【図26】図21に示した権利情報DB内の権利データ
に付加されているバックアップ許可フラグに従ってバッ
クアップ制御する場合の具体例を示す図である。
【図27】端末に表示されるバックアップ要求画面の一
例を示す図である。
【符号の説明】
100、730 コンテンツ配信システム 101〜102 配信センター 720〜721 配信センター 110、710 権利管理サーバ 711 ユーザ情報DB 111、712 権利情報DB 112、713 チケット作成部 113 通信処理部 114、714 バックアップDB 115、715 権利データ管理部 716 ユーザ情報管理部 120 配信サーバ 121 コンテンツDB 122 配信部 131 データ記憶部 132 データ再生部 133 通信処理部 134 チケット管理部 140〜141 端末 150 通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 康史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡本 隆一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA03 AA06 BA06 BB09 BB10 CA07 5B018 GA04 HA05 MA12 RA11 5K033 AA08 CB11 DA01 DA05 DB12 DB14 DB16 EA03 EC03

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末に保持されているデータをバックア
    ップするサーバと、通信網を介して前記サーバに接続さ
    れる端末とからなるシステムであって、 前記端末は、 前記サーバから発行されたデータを受信するデータ受信
    手段と、 当該データのバックアップを要求するバックアップ要求
    手段とを備え、 前記サーバは、 前記端末から、前記バックアップ要求を受信するバック
    アップ要求受信手段と、 バックアップ要求されたバックアップ対象データが自身
    によって発行されたものであるか否かを判定する判定手
    段と、 自身によって発行されたものであると判定された場合
    に、前記バックアップ対象データを内部に保持してバッ
    クアップするバックアップ手段とを備えることを特徴と
    するバックアップ・リストアシステム。
  2. 【請求項2】 前記バックアップ要求手段は、前記サ
    ーバにバックアップ対象となるデータを特定する特定情
    報を送信し、 前記サーバは、さらに、 前記端末に対して発行するデータに、自身を一意に特定
    する内容の付加情報を付加する付加手段を備え、 前記判定手段は、前記特定情報によって特定された前記
    バックアップ対象データに前記付加情報が付加されてい
    る場合、当該バックアップ対象データが自身によって発
    行されたものであると判定することを特徴とする請求項
    1記載のバックアップ・リストアシステム。
  3. 【請求項3】 前記付加情報は、前記サーバのURL情
    報であることを特徴とする請求項2記載のバックアップ
    ・リストアシステム。
  4. 【請求項4】 前記付加情報は、前記サーバが発行した
    データに対し、当該サーバが当該データの内容を一意に
    特定するデータ識別情報であることを特徴とする請求項
    2記載のバックアップ・リストアシステム。
  5. 【請求項5】 前記端末は、さらに、 自身を一意に特定する第1の識別情報を保持する識別情
    報保持手段を備え、 前記バックアップ要求手段は、バックアップを要求する
    際に、さらに、前記第1の識別情報を送信し、 前記サーバは、さらに、 前記各端末の第1の識別情報を登録する識別情報登録手
    段を備え、 前記バックアップ手段は、前記判定の結果、前記バック
    アップ対象データが自身によって発行されたものである
    ことに加え、登録された第1の識別情報を有する端末か
    らの前記バックアップ要求である場合にバックアップす
    ることを特徴とする請求項1記載のバックアップ・リス
    トアシステム。
  6. 【請求項6】 前記端末は、さらに、 前記第1の識別情報を前記サーバに送信して、バックア
    ップされたデータの復元を要求するリストア要求手段を
    備え、 前記バックアップ手段は、前記第1の識別情報に対応付
    けて前記バックアップ対象データをバックアップし、 前記サーバは、さらに、 前記端末からリストア要求を受信した際に、前記バック
    アップ手段に前記第1の識別情報に対応付けられてバッ
    クアップされたデータがあるか否かを検索する検索手段
    と、 検索の結果、当該データがあれば、そのデータをリスト
    ア要求元の前記端末に復元させるリストア手段とを備え
    ることを特徴とする請求項5記載のバックアップ・リス
    トアシステム。
  7. 【請求項7】 前記バックアップ手段は、前記バックア
    ップ対象データから特定の内容を示すデータを抽出し、
    抽出されたデータをバックアップし、 前記リストア手段は、バックアップされたデータを前記
    バックアップ対象データのフォーマットに変換して復元
    させることを特徴とする請求項1記載のバックアップ・
    リストアシステム。
  8. 【請求項8】 デジタル著作物であるコンテンツを利用
    する端末と、伝送路を介して前記コンテンツの前記端末
    における利用を管理するサーバとからなるシステムであ
    って、 前記サーバは、 前記端末を使用するユーザが所有するコンテンツの利用
    権限に関する権利情報を記憶する権利情報記憶手段と、 前記ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザが所有す
    る利用権限の一部を示す権利情報であるライセンスチケ
    ットを生成し、前記端末に発行するライセンスチケット
    発行手段と、 前記端末からのバックアップ要求に係る権利が、自身に
    よって発行されたライセンスチケットに基づくものであ
    るか否かを判定する判定手段と、 判定の結果、自身によって発行されたライセンスチケッ
    トに基づく場合、当該ユーザのバックアップ要求時の所
    有に係る利用権限を示した権利情報を内部に保持するバ
    ックアップ手段とを備え、 前記端末は、 前記サーバから送信されてきた前記ライセンスチケット
    を蓄積するライセンスチケット蓄積手段と、 蓄積された前記各ライセンスチケットが示す利用権限に
    従って、前記コンテンツの利用を制御するコンテンツ利
    用制御手段と、 蓄積された前記ライセンスチケットに基づいて前記ユー
    ザが現在所有する利用権限のバックアップを要求するバ
    ックアップ要求手段とを備えることを特徴とするバック
    アップ・リストアシステム。
  9. 【請求項9】 前記ライセンスチケット発行手段は、前
    記ライセンスチケットに当該サーバを一意に特定するサ
    ーバ識別情報を書き込んで発行することを特徴とする請
    求項8記載のバックアップ・リストアシステム。
  10. 【請求項10】 前記サーバ識別情報は、当該サーバの
    URL情報であることを特徴とする請求項9記載のバッ
    クアップ・リストアシステム。
  11. 【請求項11】 前記サーバ識別情報は、前記サーバが
    発行した前記ライセンスチケットに対し、当該サーバが
    当該ライセンスチケットの示すコンテンツ利用権限を一
    意に特定する権利識別情報であることを特徴とする請求
    項9記載のバックアップ・リストアシステム。
  12. 【請求項12】 前記バックアップ要求手段は、バック
    アップ要求時に前記ライセンスチケットの一部又は全部
    を前記サーバに送信し、 前記バックアップ手段は、前記端末からのバックアップ
    要求時に受信したライセンスチケットを解析して、当該
    ライセンスチケットが示す利用権限を示した権利情報を
    作成し、作成した権利情報を保持することを特徴とする
    請求項8記載のバックアップ・リストアシステム。
  13. 【請求項13】 前記端末は、さらに、 前記サーバに対し、バックアップされた利用権限の復元
    を要求するリストア要求手段を備え、 前記サーバは、さらに、 各ユーザが所有する端末を示した端末情報を記憶する端
    末情報記憶手段と、 前記端末情報に基づいて、リストア要求した前記端末の
    ユーザを特定し、特定されたユーザに対して作成された
    権利情報を前記バックアップ手段から読み出す読み出し
    手段と、 読み出された前記権利情報を示すライセンスチケットを
    生成し、リストア要求元の前記端末に発行するリストア
    手段とを備えることを特徴とする請求項12記載のバッ
    クアップ・リストアシステム。
  14. 【請求項14】 前記端末は、さらに、 前記サーバに対し、バックアップされた利用権限の復元
    を要求する第2リストア要求手段を備え、 前記サーバの前記権利情報記憶手段は、前記ユーザが所
    有するコンテンツの利用権限の初期値を記憶しており、 前記サーバは、さらに、 前記各ユーザが所有する前記各端末を示した端末情報を
    記憶する端末情報記憶手段と、 前記端末情報に基づいて、バックアップ要求した前記端
    末のユーザを特定する第1ユーザ特定手段と、 リストア要求した前記端末のユーザを特定する第2ユー
    ザ特定手段と、 前記第2ユーザ特定手段によって特定されたユーザと前
    記第1ユーザ特定手段によって特定されたユーザとが一
    致する場合に、前記権利情報記憶手段に記憶されている
    当該ユーザのコンテンツの利用権限を初期値に戻す第2
    リストア手段とを備えることを特徴とする請求項8記載
    のバックアップ・リストアシステム。
  15. 【請求項15】 前記端末は、さらに、 自身がバックアップを要求する時又は前記サーバからの
    問い合わせに対し、蓄積されている前記各ライセンスチ
    ケットが示す利用権限を前記サーバに報告する蓄積権利
    報告手段を備え、 前記サーバは、さらに、 前記各ユーザが所有する前記各端末を示した端末情報を
    記憶する端末情報記憶手段と、 バックアップ要求を受けたときに、前記端末情報に基づ
    いて、同一ユーザが所有する前記端末であって、バック
    アップ要求した端末以外の端末を特定する端末特定手段
    と、 前記端末特定手段によって特定された端末に対し、当該
    端末内に蓄積されている利用権限を問い合わせる問い合
    わせ手段とを備え、 前記バックアップ手段は、バックアップ要求した要求元
    の前記端末及び利用権限を問い合わせた端末から報告さ
    れた利用権限と、前記権利情報記憶手段に記憶されてい
    る利用権限とを合算した利用権限を示す権利情報を保持
    することを特徴とする請求項8記載のバックアップ・リ
    ストアシステム。
  16. 【請求項16】 前記端末は、さらに、 前記サーバに対し、バックアップされた利用権限の復元
    を要求する第3リストア要求手段と、 前記サーバは、さらに、 前記端末からのリストア要求に対し、前記権利情報記憶
    手段に記憶されている当該ユーザのコンテンツの利用権
    限を、前記バックアップ手段に保持されている前記権利
    情報が示す利用権限に更新する第3リストア手段を備え
    ることを特徴とする請求項15記載のバックアップ・リ
    ストアシステム。
  17. 【請求項17】 前記端末は、さらに、 リストア要求時に、前記ライセンスチケット蓄積手段に
    蓄積されている前記ライセンスチケットを無効化する無
    効化手段を備えることを特徴とする請求項16記載のバ
    ックアップ・リストアシステム。
  18. 【請求項18】 前記サーバは、さらに、 リストアを受けた前記ユーザが所有する端末を、前記端
    末情報に基づいて特定し、特定された端末に対し、リス
    トアが完了した旨を通知する通知手段を備え、 前記端末は、さらに、 前記サーバからリストアが完了した旨の通知を受信する
    と、前記ライセンスチケット蓄積手段に蓄積されている
    前記ライセンスチケットを無効化する第2無効化手段を
    備えることを特徴とする請求項17記載のバックアップ
    ・リストアシステム。
  19. 【請求項19】 前記端末は、さらに、 前記サーバに対し、バックアップされた利用権限の復元
    を要求するリストア要求手段を備え、 前記サーバは、さらに、 リストア要求した前記端末のユーザに対して前記バック
    アップ手段に保持されている前記権利情報を、前記バッ
    クアップ手段から読み出す読み出し手段と、 読み出された前記権利情報を示すライセンスチケットを
    生成し、リストア要求元の前記端末に発行することによ
    ってリストアを実行するリストア手段と、 前記ユーザに対する前記リストア実行の履歴情報を保持
    するリストア履歴保持手段と、 前記ユーザからのリストア要求に対し、当該ユーザに対
    して保持されている前記履歴情報に応じて、前記リスト
    ア手段によるリストアの実行を制御するリストア制御手
    段とを備え、 前記リストア手段は、前記リストア制御手段の制御に従
    ってリストアを実行することを特徴とする請求項8記載
    のバックアップ・リストアシステム。
  20. 【請求項20】 前記リストア履歴保持手段は、前記ユ
    ーザに対する前記リストア手段によるリストア実行回数
    をカウントして、カウントされたリストア実行回数を示
    す履歴情報を保持し、 前記リストア制御手段は、前記履歴情報に示されている
    前記リストア実行回数に応じて、前記リストア手段によ
    るリストアの実行の可否判定を行うことを特徴とする請
    求項19記載のバックアップ・リストアシステム。
  21. 【請求項21】 前記リストア履歴保持手段は、前記ユ
    ーザに対して前記リストア手段によって発行された前記
    ライセンスチケットの数をカウントして、カウントされ
    た前記ライセンスチケット数を示す履歴情報を保持し、 前記リストア制御手段は、前記履歴情報に示されている
    前記ライセンスチケット数に応じて、前記リストア手段
    によるリストアの実行の可否判定を行うことを特徴とす
    る請求項19記載のバックアップ・リストアシステム。
  22. 【請求項22】 前記権利情報記憶手段には、前記各権
    利情報のバックアップが禁止されているか否かを示す禁
    止情報を含んだ権利情報が記憶され、 前記バックアップ手段は、前記端末からのバックアップ
    要求に対し、当該バックアップ要求に係る前記利用権限
    を示す前記権利情報記憶手段内の前記権利情報を参照
    し、前記利用権限のうち、前記禁止情報によってバック
    アップが禁止されていない権限についてのみ権利情報を
    内部に保持してバックアップすることを特徴とする請求
    項8記載のバックアップ・リストアシステム。
  23. 【請求項23】 前記権利情報記憶手段には、前記各権
    利情報のバックアップが禁止されているか否かを示す禁
    止情報が付加された権利情報が記憶され、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記ユーザから要
    求された前記利用権限を示す前記権利情報記憶手段内の
    権利情報に付加されている前記禁止情報を前記ライセン
    スチケットに付加して発行し、 前記端末は、さらに、 前記ライセンスチケットに付加されている前記禁止情報
    を参照し、蓄積されている前記ライセンスチケットに基
    づく前記利用権限のバックアップの可否を表示するバッ
    クアップ可否表示手段を備えることを特徴とする請求項
    8記載のバックアップ・リストアシステム。
  24. 【請求項24】 前記権利情報記憶手段には、前記各権
    利情報のバックアップが禁止されているか否かを示す禁
    止情報が付加された権利情報が記憶され、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記ユーザから要
    求された前記利用権限を示す前記権利情報記憶手段内の
    権利情報に付加されている前記禁止情報を前記ライセン
    スチケットに付加して発行し、 前記バックアップ要求手段は、蓄積されている前記ライ
    センスチケットに基づいて、前記禁止情報によってバッ
    クアップを禁止されていない前記利用権限のバックアッ
    プを要求することを特徴とする請求項8記載のバックア
    ップ・リストアシステム。
  25. 【請求項25】 通信網を介して接続されている端末か
    らの要求に応じて、端末内に保持されているデータをバ
    ックアップするサーバであって、 前記端末から、バックアップ要求を受信するバックアッ
    プ要求受信手段と、 バックアップ要求されたバックアップ対象データが自身
    によって発行されたものであるか否かを判定する判定手
    段と、 自身によって発行されたと判定された場合に、前記バッ
    クアップ対象データを内部に保持してバックアップする
    バックアップ手段とを備えることを特徴とするサーバ。
  26. 【請求項26】 前記サーバは、さらに、 前記各端末の第1の識別情報を登録する識別情報登録手
    段を備え、 前記バックアップ手段は、前記判定の結果、前記バック
    アップ対象データが自身によって発行されたものである
    ことに加え、登録された第1の識別情報を有する端末か
    らの前記バックアップ要求である場合にバックアップす
    ることを特徴とする請求項25記載のサーバ。
  27. 【請求項27】 前記バックアップ手段は、前記第1の
    識別情報に対応付けてバックアップ対象データを保持
    し、 前記サーバは、さらに、 前記端末からリストア要求を受信した際に、前記バック
    アップ手段内に前記第1の識別情報に対応付けられてバ
    ックアップされたデータがあるか否かを検索する検索手
    段と、 検索の結果、当該データがあれば、そのデータをリスト
    ア要求元の前記端末に復元させるリストア手段とを備え
    ることを特徴とする請求項26記載のサーバ。
  28. 【請求項28】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末と、伝送路を介して前記コンテンツの前記端
    末における利用を管理するサーバとからなるコンテンツ
    配信システムのサーバであって、 前記端末を使用するユーザが所有するコンテンツの利用
    権限に関する権利情報を記憶する権利情報記憶手段と、 前記ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザが所有す
    る利用権限の一部を示す権利情報であるライセンスチケ
    ットを生成し、前記端末に発行するライセンスチケット
    発行手段と、 前記端末からのバックアップ要求に係る権利が、自身に
    よって発行されたライセンスチケットに基づくものであ
    るか否かを判定する判定手段と、 判定の結果、自身によって発行されたライセンスチケッ
    トに基づく場合、当該ユーザのバックアップ要求時の所
    有に係る利用権限を示した権利情報を内部に保持するバ
    ックアップ手段とを備えることを特徴とする権利管理サ
    ーバ。
  29. 【請求項29】 前記サーバは、さらに、 前記各ユーザが所有する前記各端末を示した端末情報を
    記憶する端末情報記憶手段と、 バックアップ要求を受けたときに、前記端末情報に基づ
    いて、同一ユーザが所有する前記端末であって、バック
    アップ要求した端末以外の端末を特定する端末特定手段
    と、 前記端末特定手段によって特定された端末に対し、当該
    端末内に蓄積されている利用権限を問い合わせる問い合
    わせ手段とを備え、 前記バックアップ手段は、バックアップ要求した要求元
    の前記端末及び利用権限を問い合わせた端末から報告さ
    れた利用権限と、前記権利情報記憶手段に記憶されてい
    る利用権限とを合算した利用権限を示す権利情報を保持
    することを特徴とする請求項28記載の権利管理サー
    バ。
  30. 【請求項30】 サーバと、通信網を介して前記サーバ
    に接続される端末とからなるシステムにおいて、前記端
    末に保持されているデータを前記サーバがバックアップ
    するバックアップ・リストア方法であって、 前記端末において、 前記サーバから発行されたデータを受信するデータ受信
    ステップと、 当該データのバックアップを要求するバックアップ要求
    ステップとを含み、 前記サーバにおいて、 前記端末から、前記バックアップ要求を受信するバック
    アップ要求受信ステップと、 バックアップ要求されたバックアップ対象データが自身
    によって発行されたものであるか否かを判定する判定ス
    テップと、 自身によって発行されたものであると判定された場合
    に、前記バックアップ対象データを内部に保持してバッ
    クアップするバックアップステップとを含むことを特徴
    とするバックアップ・リストア方法。
  31. 【請求項31】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末と、伝送路を介して前記コンテンツの前記端
    末における利用を管理するサーバとからなるシステムに
    おいて、前記端末に保持されているデータを前記サーバ
    がバックアップするバックアップ・リストア方法であっ
    て、 前記サーバにおいて、 前記端末を使用するユーザが所有するコンテンツの利用
    権限に関する権利情報をあらかじめ記憶手段に記憶して
    おき、前記ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザが
    所有する利用権限の一部を示す権利情報であるライセン
    スチケットを生成し、前記端末に発行するライセンスチ
    ケット発行ステップと、 前記端末からのバックアップ要求に係る権利が、自身に
    よって発行されたライセンスチケットに基づくものであ
    るか否かを判定する判定ステップと、 判定の結果、自身によって発行されたライセンスチケッ
    トである場合、当該ユーザのバックアップ要求時の所有
    に係る利用権限を示した権利情報を内部に保持するバッ
    クアップステップとを含み、 前記端末において、 前記サーバから送信されてきた前記ライセンスチケット
    を蓄積するライセンスチケット蓄積ステップと、 蓄積された前記各ライセンスチケットが示す利用権限に
    従って、前記コンテンツの利用を制御するコンテンツ利
    用制御ステップと、 蓄積されているライセンスチケットに基づいて前記ユー
    ザが現在所有する利用権限のバックアップを要求するバ
    ックアップ要求ステップとを含むことを特徴とするバッ
    クアップ・リストア方法。
  32. 【請求項32】 通信網を介して接続されている端末か
    らの要求に応じて、端末内に保持されているデータをバ
    ックアップするサーバに用いられるプログラムであっ
    て、 コンピュータを、 前記端末から、バックアップ要求を受信するバックアッ
    プ要求受信手段と、 バックアップ要求されたバックアップ対象データが自身
    によって発行されたものであるか否かを判定する判定手
    段と、 自身によって発行されたと判定された場合に、前記バッ
    クアップ対象データを内部に保持してバックアップする
    バックアップ手段として機能させるプログラム。
  33. 【請求項33】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末と、伝送路を介して前記コンテンツの前記端
    末における利用を管理するサーバとからなるコンテンツ
    配信システムのサーバに用いられるプログラムであっ
    て、 コンピュータを、 前記端末を使用するユーザが所有するコンテンツの利用
    権限に関する権利情報を記憶する権利情報記憶手段と、 前記ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザが所有す
    る利用権限の一部を示す権利情報であるライセンスチケ
    ットを生成し、前記端末に発行するライセンスチケット
    発行手段と、 前記端末からのバックアップ要求に係る権利が、自身に
    よって発行されたライセンスチケットに基づくものであ
    るか否かを判定する判定手段と、 判定の結果、自身によって発行されたライセンスチケッ
    トに基づく場合、当該ユーザのバックアップ要求時の所
    有に係る利用権限を示した権利情報を内部に保持するバ
    ックアップ手段として機能させるプログラム。
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