JP2003284369A - Emvaアマチュアの位置および速度を推定する方法 - Google Patents
Emvaアマチュアの位置および速度を推定する方法Info
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- F01L9/00—Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1のソレノイド命令に基づいて付勢され、
バルブアマチュアを引付ける第1のソレノイドコイルを
含む電磁式バルブ作動システムのバルブアマチュアの位
置及び速度を推定する方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、第1のソレノイド命令のため
のパラメータを入手するステップと、第1のソレノイド
コイルの特性を測定するステップと、入手したパラメー
タ及び測定された特性に基づいてバルブアマチュアの位
置及び速度を推定するステップとを含む。
バルブアマチュアを引付ける第1のソレノイドコイルを
含む電磁式バルブ作動システムのバルブアマチュアの位
置及び速度を推定する方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、第1のソレノイド命令のため
のパラメータを入手するステップと、第1のソレノイド
コイルの特性を測定するステップと、入手したパラメー
タ及び測定された特性に基づいてバルブアマチュアの位
置及び速度を推定するステップとを含む。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはバルブ
を作動させる分野に関し、詳述すれば、電磁式バルブア
クチュエータシステム内のバルブアマチュアの位置及び
速度を推定する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の典型的なビークルのエンジンで
は、バルブが弁座に対して閉じた位置から、弁座からあ
る距離の開いた位置まで作動し、燃料及び空気混合体の
ような流体を燃焼室内へ、または燃焼室から選択的に通
過させている。近年、可変バルブタイミングのような幾
つかのバルブ動作が進歩したことによって、パワー出
力、燃料効率、及び排出物が改善されてきた。可変バル
ブタイミングは、閉または開サイクルの持続時間、また
はバルブの閉または開サイクルのタイミングの何れかを
能動的に調整する方法である。現在、ホンダ及びフェラ
ーリを含む幾つかの自動車メーカーは、彼等のエンジン
に可変バルブタイミングを与えるために、機械的デバイ
スを使用している。 【0003】可変バルブタイミングの分野におけるより
近年の開発では、バルブヘッドを開閉するためにアマチ
ュアの両側に配置した2つのソレノイドコイルを使用す
るようになってきている。ソレノイドコイルの一方を付
勢するとアマチュアに電磁吸引力が働き、バルブは活動
したコイルに向かって運動する。対向するソレノイドコ
イルを動作させると、対向する活動コイルに向かう電磁
吸引力がアマチュアに加わり、バルブは他の方向に向か
って運動する。電磁式バルブアクチュエータ(即ち、
“EMVA”)として知られるこのシステムによれば、
開閉サイクルの持続時間及びタイミングを連続的に変化
させることが可能であり、パワー出力、燃料効率、及び
排出物のさらなる改良さえも見込まれる。 【0004】エンジンにおいては、バルブを開位置と閉
位置との間で迅速に運動させ、またバルブを弁座に対し
て“柔らかく着座”させることが望まれている。EMV
Aによって発生する力(ソレノイドコイルとアマチュア
との間の距離、及び印加されるコイル動作電流に関係付
けられる)は、アマチュアがソレノイドコイルに接近す
るにつれて非線形に増加する。事実、ソレノイドコイル
はアマチュアをソレノイドコイルに対して激しく衝突さ
せ、それがまたバルブヘッドを弁座に激しく衝突させ
る。弁座へのバルブの衝突、またはソレノイドコイルへ
のアマチュアの衝突は、ビークル内に望ましくない雑
音、振動、及びハーシネス(“NVH”)を発生させ
る。 【0005】本明細書が参照している米国特許出願第10
/109,350号には、NVHを最小にするためにEMVAを
制御する方法が開示されている。この方法は、アマチュ
アの位置及び速度に部分的に依存している。アマチュア
の位置は位置センサによって測定することはできるが、
位置センサをEMVA内に組み込むのは比較的高価であ
る。従って、自動車業界においては、位置センサを用い
ずにバルブアマチュアの位置及び速度を推定する方法を
考案することが要望されている。 【0006】 【実施の形態】以下の本発明の2つの好ましい方法の説
明は、本発明をこれらの好ましい方法に限定する意図の
下になされるものではなく、当業者が本発明を製造し、
使用するのを可能にするためになされるものである。 【0007】図1A、1B、及び1Cに示すように、本
発明の好ましい方法は、ビークルのエンジンの電磁式バ
ルブアクチュエータ(“EMVA”)10を制御するた
めに使用することができる。好ましい方法は、船舶のエ
ンジン、航空機のエンジン、または他の流体作動システ
ムのような他の適当なデバイスのEMVA 10を制御
するために使用することもできる。 【0008】好ましい方法に使用されているEMVA
10は、開位置(図1Aに示す)と閉位置(図1Cに示
す)との間で運動するバルブヘッド12を含んでいる。
バルブヘッド12は閉位置から開位置へ運動することに
よって、流体を、オリフィス14を通して選択的に通過
させるように機能する。好ましくは、バルブヘッド12
は、オリフィス14からある距離を選択的に運動して燃
料及び空気混合体をエンジンの燃焼室(一部分だけを示
す)内へ通過させることを可能にし、次いで、オリフィ
ス14の周りの弁座16に着座するように運動して燃料
及び空気混合体の通過を遮断する。 【0009】好ましい方法に使用されているEMVA
10は更に、バルブステム18、アマチュアステム2
0、第1のばね22、及び第2のばね24を含んでい
る。バルブステム18は、オリフィス14から離れた位
置からバルブヘッド12を作動させるように機能する。
アマチュアステム20、第1のばね22、及び第2のば
ね24は、バルブステム18と共働してEMVA 10
の温度変化の効果を実質的に無効にする。第1のばね2
2はバルブステム18をアマチュアステム20に向かっ
てバイアスし、一方第2のばね24は第2のバルブステ
ムをバルブステム18に向かってバイアスする。このよ
うに、バルブステム18及びアマチュアステム20は、
バルブヘッド12の運動中には実質的に1つのユニット
として動作するが、エンジン内の温度変動によってもた
らされるバルブステム18の伸びを許容するようになっ
ている。バルブステム18及びアマチュアステム20を
一緒にバイアスする力を加える他に、第1のばね22及
び第2のばね24は、バルブヘッド12を開位置と閉位
置との間の平衡位置、即ち“中央位置”(図1Bに示
す)にバイアスするように設計することが好ましい。 【0010】好ましい方法に使用されているEMVA
10は更に、アマチュアステム20及びバルブステム1
8を介してバルブヘッド12に結合されているバルブア
マチュア26、バルブアマチュア26の一方の側に配置
されている第1のソレノイドコイル28、バルブアマチ
ュア26の他方の側に配置されている第2のソレノイド
コイル30を含んでいる。好ましくは、バルブアマチュ
ア26はアマチュアステム20から伸びていて、矩形、
円筒形、または他の適切な形状であり、鋼のような磁化
可能な比較的強い材料を含む。第1のソレノイドコイル
28は、バルブアマチュア26上に電磁力を発生してバ
ルブヘッド12を閉位置に運動させるように機能し、一
方第2のソレノイドコイル30は、バルブアマチュア2
6上に電磁力を発生してバルブヘッド12を開位置に運
動させるように機能する。 【0011】好ましい方法に使用されているEMVA
10は更に、入力命令(図示してない)を含む。入力命
令は、ソレノイドコイルを交互に作動させ、バルブヘッ
ド12を開位置から中央位置を通して閉位置まで運動さ
せ、またバルブヘッド12を閉位置から中央位置を通し
て開位置まで運動させるように機能する。入力命令は、
いろいろな要因の中で特にばね定数、アマチュアの走行
距離、及び要素の質量に依存して、約3ミリ秒のサイク
ル時間でバルブヘッド12を連続動作させ得ることが好
ましい。 【0012】アマチュアの位置及び速度を推定する好ま
しい方法は、第1のソレノイド命令及び第2のソレノイ
ド命令のためのパラメータを入手するステップと、第1
のソレノイドコイル28及び第2のソレノイドコイル3
0の特性を測定するステップと、第1のソレノイド命令
のための入手したパラメータ、第2のソレノイド命令の
ための入手したパラメータ、第1のソレノイドコイル2
8の測定された特性、及び第2のソレノイドコイル30
の測定された特性に基づいて、バルブアマチュア26の
位置及び速度を推定するステップとを含む。好ましい方
法は更に、以下に説明する、または当業者には明白な他
の動作を含むことができる。 【0013】本発明の第1の好ましい方法は、入力電圧
を入手するステップと、ソレノイドコイルの電流を測定
するステップとを含む。4状態オブザーバを含むこの方
法は、もし第1のソレノイドコイル及び第2のソレノイ
ドコイルを同時に動作させないのであれば、3状態オブ
ザーバに縮小することができる。2状態オブザーバを含
む本発明の第2の好ましい方法は、入力電流を入手する
ステップと、ソレノイドコイルの磁束を測定するステッ
プとを含む。制御システムに関する文献から公知の方法
であるオブザーバは、測定されたパラメータまたは状態
から未測定のパラメータまたは状態を再構築する。オブ
ザーバは、典型的には2つの成分からなる。即ち、モデ
ル複製成分、及び測定された状態と推定された状態との
間の誤差に基づくフィードバック補正項である。 【0014】第1の好ましい方法では、パラメータを入
手する第1のステップは、第1のソレノイド命令及び第
2のソレノイド命令のための入力電圧を入手するステッ
プを含むことが好ましい。入力電圧を入手するステップ
は、適当なセンサを用いて入力電圧を測定するか、また
は適当なプロセッサを用いてソレノイド命令に基づいて
入力電圧を計算するの何れかによって達成することが好
ましい。代替として、入力電圧を入手するステップは、
他の適当なデバイスまたは方法を用いて達成することが
できる。特性を測定する第2のステップは、第1のソレ
ノイドコイル及び第2のソレノイドコイルの電流を測定
するステップを含む。ソレノイドコイルの電流を測定す
るステップは、電流センサと、その電流に比例する電圧
を出力する差動増幅器とを用いて達成することが好まし
いが、代替として、他のどのようなデバイスまたは方法
を用いて達成することもできる。 【0015】第1の好ましい方法では、バルブアマチュ
アの位置及び速度を推定する第3のステップは、以下の
4つの一次非線形常微分方程式に基づくEMVAモデル
を使用することが好ましい。 【数1】 【数2】 【数3】 【数4】 これら4つの状態は、バルブアマチュアの位置x1、バ
ルブアマチュアの速度x2、第1のソレノイドコイル電
流x3、第2のソレノイドコイル電流x4を含む。ソレノ
イド命令のためのパラメータは、第1のソレノイドコイ
ルへの入力電圧u1及び第2のソレノイドコイルへの入
力電圧u2を含む。上式の他の要素は、ダンピングc、
実効ばね剛さk、バルブアマチュア、バルブヘッド、第
1及び第2のばねの一部分、ばねキーパー及びラッシュ
キャップ、アマチュアステム、及びバルブステムの実効
運動質量m、それぞれのソレノイドコイルの抵抗ROC及
びRCC、それぞれのソレノイドコイルのインダクタンス
LOC及びLCC、それぞれのソレノイドコイルの磁束ΨOC
及びΨCC、バルブアマチュアに作用する磁力fem、及び
EMVAに作用するエンジン負荷擾乱feを含む。ダン
ピング及びモデルの剛さは線形として表されているが、
代替として非線形として表すことができる。更に、上式
は、アマチュア位置の飽和及び渦電流損の省略を含む幾
つかの単純化を好ましく含んでいるが、代替として、さ
らなる単純化を含むことができる。4つの状態を解くこ
とによって、第1のソレノイド命令のための入力電圧、
第2のソレノイド命令のための入力電圧、測定された第
1のソレノイドコイル電流、及び測定された第2のソレ
ノイドコイル電流から、バルブアマチュアの位置及び速
度を推定することができる。勿論、バルブアマチュアの
位置及び速度は、他の適当なモデルまたは方程式を用い
て、入力電圧及び測定された電流から推定することがで
きる。 【0016】第2の好ましい方法では、パラメータを入
手する第1のステップは、第1のソレノイド命令及び第
2のソレノイド命令のための入力電流を入手するステッ
プを含む。入力電流を入手するステップは、適当な電流
センサを用いて入力電流を測定するか、または適当なプ
ロセッサを用いてソレノイド命令に基づいて入力電流を
計算するの何れかによって達成することが好ましい。代
替として、入力電流を入手するステップは、他の適当な
デバイスまたは方法を用いて達成することができる。特
性を測定する第2のステップは、第1のソレノイドコイ
ル及び第2のソレノイドコイルの磁束を測定するステッ
プを含む。ソレノイドコイルの磁束を測定するステップ
は、ホール効果センサのような適当なセンサを用いて達
成することが好ましいが、代替として、他のどのような
デバイスまたは方法を用いて達成することもできる。 【0017】第2の好ましい方法では、バルブアマチュ
アの位置及び速度を推定する第3のステップは、上述し
た第1及び第2の方程式に類似する2つの方程式に基づ
くEMVAのモデルを好ましく使用する。2つの状態を
解くことによって、第1のソレノイド命令のための入力
電流、第2のソレノイド命令のための入力電流、測定さ
れた第1のソレノイドコイルの磁束、及び測定された第
2のソレノイドコイルの磁束から、バルブアマチュアの
位置及び速度を推定することができる。勿論、バルブア
マチュアの位置及び速度は、他の適当なモデルまたは方
程式を用いて、入力電流及び測定された磁束から推定す
ることができる。 【0018】好ましい方法は更に、フィードバック補正
項を含むことができる。フィードバックは、好ましく
は、第1のソレノイドコイルの特性を推定するステップ
と、第1のソレノイドコイルの推定された特性及び測定
された特性に基づいて第1の誤差を計算するステップ
と、第2のソレノイドコイルの特性を推定するステップ
と、第2のソレノイドコイルの推定された特性及び測定
された特性に基づいて第2の誤差を計算するステップと
を含む。バルブアマチュアの位置及び速度の推定は更
に、計算された第1の誤差及び計算された第2の誤差に
基づく。計算された誤差のこのフィードバックは、推定
の精度を向上させることができる補正効果を与える。 【0019】第1の好ましい方法では、フィードバック
補正項は、好ましくは、第1のソレノイドコイルの電流
を推定するステップと、第1のソレノイドコイルの推定
された電流及び測定された電流に基づいて第1の誤差を
計算するステップと、第2のソレノイドコイルの電流を
推定するステップと、第2のソレノイドコイルの推定さ
れた電流及び測定された電流に基づいて第2の誤差を計
算するステップとを含み、上記バルブアマチュアの位置
及び速度の推定は、更に、計算された第1の誤差及び計
算された第2の誤差に基づく。勿論、第1の好ましい方
法のフィードバックループは、他の適当な要因、方程
式、またはモデルに基づくことができる。 【0020】第2の好ましい方法では、フィードバック
補正項は、好ましくは、第1のソレノイドコイルの磁束
を推定するステップと、第1のソレノイドコイルの推定
された磁束及び測定された磁束に基づいて第1の誤差を
計算するステップと、第2のソレノイドコイルの推定さ
れた磁束及び測定された磁束に基づいて第2の誤差を計
算するステップとを含み、上記バルブアマチュアの位置
及び速度の推定は、更に、計算された第1の誤差及び計
算された第2の誤差に基づく。勿論、第2の好ましい方
法のフィードバックループは、他の適当な要因、方程
式、またはモデルに基づくことができる。 【0021】以上に、本発明の好ましい方法を2つのソ
レノイドコイルに関連して説明したが、この好ましい方
法は第1のソレノイドコイル及び第2のソレノイドコイ
ルの活動しているコイルだけと共に使用することができ
る。活動しているコイルだけを使用すると、オブザーバ
の命令、複雑さ、及び計算時間が減少する。更に、本発
明の好ましい方法を1つのEMVA(吸気バルブ)に関
連して説明したが、この好ましい方法はエンジン内の複
数のEMVA(吸気バルブ及び排気バルブの両者)に使
用することができる。 【0022】当業者には上記説明並びに添付図面から明
白なように、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲から
逸脱することなく、本発明の好ましい方法に変更及び変
化を与えることが可能である。
を作動させる分野に関し、詳述すれば、電磁式バルブア
クチュエータシステム内のバルブアマチュアの位置及び
速度を推定する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の典型的なビークルのエンジンで
は、バルブが弁座に対して閉じた位置から、弁座からあ
る距離の開いた位置まで作動し、燃料及び空気混合体の
ような流体を燃焼室内へ、または燃焼室から選択的に通
過させている。近年、可変バルブタイミングのような幾
つかのバルブ動作が進歩したことによって、パワー出
力、燃料効率、及び排出物が改善されてきた。可変バル
ブタイミングは、閉または開サイクルの持続時間、また
はバルブの閉または開サイクルのタイミングの何れかを
能動的に調整する方法である。現在、ホンダ及びフェラ
ーリを含む幾つかの自動車メーカーは、彼等のエンジン
に可変バルブタイミングを与えるために、機械的デバイ
スを使用している。 【0003】可変バルブタイミングの分野におけるより
近年の開発では、バルブヘッドを開閉するためにアマチ
ュアの両側に配置した2つのソレノイドコイルを使用す
るようになってきている。ソレノイドコイルの一方を付
勢するとアマチュアに電磁吸引力が働き、バルブは活動
したコイルに向かって運動する。対向するソレノイドコ
イルを動作させると、対向する活動コイルに向かう電磁
吸引力がアマチュアに加わり、バルブは他の方向に向か
って運動する。電磁式バルブアクチュエータ(即ち、
“EMVA”)として知られるこのシステムによれば、
開閉サイクルの持続時間及びタイミングを連続的に変化
させることが可能であり、パワー出力、燃料効率、及び
排出物のさらなる改良さえも見込まれる。 【0004】エンジンにおいては、バルブを開位置と閉
位置との間で迅速に運動させ、またバルブを弁座に対し
て“柔らかく着座”させることが望まれている。EMV
Aによって発生する力(ソレノイドコイルとアマチュア
との間の距離、及び印加されるコイル動作電流に関係付
けられる)は、アマチュアがソレノイドコイルに接近す
るにつれて非線形に増加する。事実、ソレノイドコイル
はアマチュアをソレノイドコイルに対して激しく衝突さ
せ、それがまたバルブヘッドを弁座に激しく衝突させ
る。弁座へのバルブの衝突、またはソレノイドコイルへ
のアマチュアの衝突は、ビークル内に望ましくない雑
音、振動、及びハーシネス(“NVH”)を発生させ
る。 【0005】本明細書が参照している米国特許出願第10
/109,350号には、NVHを最小にするためにEMVAを
制御する方法が開示されている。この方法は、アマチュ
アの位置及び速度に部分的に依存している。アマチュア
の位置は位置センサによって測定することはできるが、
位置センサをEMVA内に組み込むのは比較的高価であ
る。従って、自動車業界においては、位置センサを用い
ずにバルブアマチュアの位置及び速度を推定する方法を
考案することが要望されている。 【0006】 【実施の形態】以下の本発明の2つの好ましい方法の説
明は、本発明をこれらの好ましい方法に限定する意図の
下になされるものではなく、当業者が本発明を製造し、
使用するのを可能にするためになされるものである。 【0007】図1A、1B、及び1Cに示すように、本
発明の好ましい方法は、ビークルのエンジンの電磁式バ
ルブアクチュエータ(“EMVA”)10を制御するた
めに使用することができる。好ましい方法は、船舶のエ
ンジン、航空機のエンジン、または他の流体作動システ
ムのような他の適当なデバイスのEMVA 10を制御
するために使用することもできる。 【0008】好ましい方法に使用されているEMVA
10は、開位置(図1Aに示す)と閉位置(図1Cに示
す)との間で運動するバルブヘッド12を含んでいる。
バルブヘッド12は閉位置から開位置へ運動することに
よって、流体を、オリフィス14を通して選択的に通過
させるように機能する。好ましくは、バルブヘッド12
は、オリフィス14からある距離を選択的に運動して燃
料及び空気混合体をエンジンの燃焼室(一部分だけを示
す)内へ通過させることを可能にし、次いで、オリフィ
ス14の周りの弁座16に着座するように運動して燃料
及び空気混合体の通過を遮断する。 【0009】好ましい方法に使用されているEMVA
10は更に、バルブステム18、アマチュアステム2
0、第1のばね22、及び第2のばね24を含んでい
る。バルブステム18は、オリフィス14から離れた位
置からバルブヘッド12を作動させるように機能する。
アマチュアステム20、第1のばね22、及び第2のば
ね24は、バルブステム18と共働してEMVA 10
の温度変化の効果を実質的に無効にする。第1のばね2
2はバルブステム18をアマチュアステム20に向かっ
てバイアスし、一方第2のばね24は第2のバルブステ
ムをバルブステム18に向かってバイアスする。このよ
うに、バルブステム18及びアマチュアステム20は、
バルブヘッド12の運動中には実質的に1つのユニット
として動作するが、エンジン内の温度変動によってもた
らされるバルブステム18の伸びを許容するようになっ
ている。バルブステム18及びアマチュアステム20を
一緒にバイアスする力を加える他に、第1のばね22及
び第2のばね24は、バルブヘッド12を開位置と閉位
置との間の平衡位置、即ち“中央位置”(図1Bに示
す)にバイアスするように設計することが好ましい。 【0010】好ましい方法に使用されているEMVA
10は更に、アマチュアステム20及びバルブステム1
8を介してバルブヘッド12に結合されているバルブア
マチュア26、バルブアマチュア26の一方の側に配置
されている第1のソレノイドコイル28、バルブアマチ
ュア26の他方の側に配置されている第2のソレノイド
コイル30を含んでいる。好ましくは、バルブアマチュ
ア26はアマチュアステム20から伸びていて、矩形、
円筒形、または他の適切な形状であり、鋼のような磁化
可能な比較的強い材料を含む。第1のソレノイドコイル
28は、バルブアマチュア26上に電磁力を発生してバ
ルブヘッド12を閉位置に運動させるように機能し、一
方第2のソレノイドコイル30は、バルブアマチュア2
6上に電磁力を発生してバルブヘッド12を開位置に運
動させるように機能する。 【0011】好ましい方法に使用されているEMVA
10は更に、入力命令(図示してない)を含む。入力命
令は、ソレノイドコイルを交互に作動させ、バルブヘッ
ド12を開位置から中央位置を通して閉位置まで運動さ
せ、またバルブヘッド12を閉位置から中央位置を通し
て開位置まで運動させるように機能する。入力命令は、
いろいろな要因の中で特にばね定数、アマチュアの走行
距離、及び要素の質量に依存して、約3ミリ秒のサイク
ル時間でバルブヘッド12を連続動作させ得ることが好
ましい。 【0012】アマチュアの位置及び速度を推定する好ま
しい方法は、第1のソレノイド命令及び第2のソレノイ
ド命令のためのパラメータを入手するステップと、第1
のソレノイドコイル28及び第2のソレノイドコイル3
0の特性を測定するステップと、第1のソレノイド命令
のための入手したパラメータ、第2のソレノイド命令の
ための入手したパラメータ、第1のソレノイドコイル2
8の測定された特性、及び第2のソレノイドコイル30
の測定された特性に基づいて、バルブアマチュア26の
位置及び速度を推定するステップとを含む。好ましい方
法は更に、以下に説明する、または当業者には明白な他
の動作を含むことができる。 【0013】本発明の第1の好ましい方法は、入力電圧
を入手するステップと、ソレノイドコイルの電流を測定
するステップとを含む。4状態オブザーバを含むこの方
法は、もし第1のソレノイドコイル及び第2のソレノイ
ドコイルを同時に動作させないのであれば、3状態オブ
ザーバに縮小することができる。2状態オブザーバを含
む本発明の第2の好ましい方法は、入力電流を入手する
ステップと、ソレノイドコイルの磁束を測定するステッ
プとを含む。制御システムに関する文献から公知の方法
であるオブザーバは、測定されたパラメータまたは状態
から未測定のパラメータまたは状態を再構築する。オブ
ザーバは、典型的には2つの成分からなる。即ち、モデ
ル複製成分、及び測定された状態と推定された状態との
間の誤差に基づくフィードバック補正項である。 【0014】第1の好ましい方法では、パラメータを入
手する第1のステップは、第1のソレノイド命令及び第
2のソレノイド命令のための入力電圧を入手するステッ
プを含むことが好ましい。入力電圧を入手するステップ
は、適当なセンサを用いて入力電圧を測定するか、また
は適当なプロセッサを用いてソレノイド命令に基づいて
入力電圧を計算するの何れかによって達成することが好
ましい。代替として、入力電圧を入手するステップは、
他の適当なデバイスまたは方法を用いて達成することが
できる。特性を測定する第2のステップは、第1のソレ
ノイドコイル及び第2のソレノイドコイルの電流を測定
するステップを含む。ソレノイドコイルの電流を測定す
るステップは、電流センサと、その電流に比例する電圧
を出力する差動増幅器とを用いて達成することが好まし
いが、代替として、他のどのようなデバイスまたは方法
を用いて達成することもできる。 【0015】第1の好ましい方法では、バルブアマチュ
アの位置及び速度を推定する第3のステップは、以下の
4つの一次非線形常微分方程式に基づくEMVAモデル
を使用することが好ましい。 【数1】 【数2】 【数3】 【数4】 これら4つの状態は、バルブアマチュアの位置x1、バ
ルブアマチュアの速度x2、第1のソレノイドコイル電
流x3、第2のソレノイドコイル電流x4を含む。ソレノ
イド命令のためのパラメータは、第1のソレノイドコイ
ルへの入力電圧u1及び第2のソレノイドコイルへの入
力電圧u2を含む。上式の他の要素は、ダンピングc、
実効ばね剛さk、バルブアマチュア、バルブヘッド、第
1及び第2のばねの一部分、ばねキーパー及びラッシュ
キャップ、アマチュアステム、及びバルブステムの実効
運動質量m、それぞれのソレノイドコイルの抵抗ROC及
びRCC、それぞれのソレノイドコイルのインダクタンス
LOC及びLCC、それぞれのソレノイドコイルの磁束ΨOC
及びΨCC、バルブアマチュアに作用する磁力fem、及び
EMVAに作用するエンジン負荷擾乱feを含む。ダン
ピング及びモデルの剛さは線形として表されているが、
代替として非線形として表すことができる。更に、上式
は、アマチュア位置の飽和及び渦電流損の省略を含む幾
つかの単純化を好ましく含んでいるが、代替として、さ
らなる単純化を含むことができる。4つの状態を解くこ
とによって、第1のソレノイド命令のための入力電圧、
第2のソレノイド命令のための入力電圧、測定された第
1のソレノイドコイル電流、及び測定された第2のソレ
ノイドコイル電流から、バルブアマチュアの位置及び速
度を推定することができる。勿論、バルブアマチュアの
位置及び速度は、他の適当なモデルまたは方程式を用い
て、入力電圧及び測定された電流から推定することがで
きる。 【0016】第2の好ましい方法では、パラメータを入
手する第1のステップは、第1のソレノイド命令及び第
2のソレノイド命令のための入力電流を入手するステッ
プを含む。入力電流を入手するステップは、適当な電流
センサを用いて入力電流を測定するか、または適当なプ
ロセッサを用いてソレノイド命令に基づいて入力電流を
計算するの何れかによって達成することが好ましい。代
替として、入力電流を入手するステップは、他の適当な
デバイスまたは方法を用いて達成することができる。特
性を測定する第2のステップは、第1のソレノイドコイ
ル及び第2のソレノイドコイルの磁束を測定するステッ
プを含む。ソレノイドコイルの磁束を測定するステップ
は、ホール効果センサのような適当なセンサを用いて達
成することが好ましいが、代替として、他のどのような
デバイスまたは方法を用いて達成することもできる。 【0017】第2の好ましい方法では、バルブアマチュ
アの位置及び速度を推定する第3のステップは、上述し
た第1及び第2の方程式に類似する2つの方程式に基づ
くEMVAのモデルを好ましく使用する。2つの状態を
解くことによって、第1のソレノイド命令のための入力
電流、第2のソレノイド命令のための入力電流、測定さ
れた第1のソレノイドコイルの磁束、及び測定された第
2のソレノイドコイルの磁束から、バルブアマチュアの
位置及び速度を推定することができる。勿論、バルブア
マチュアの位置及び速度は、他の適当なモデルまたは方
程式を用いて、入力電流及び測定された磁束から推定す
ることができる。 【0018】好ましい方法は更に、フィードバック補正
項を含むことができる。フィードバックは、好ましく
は、第1のソレノイドコイルの特性を推定するステップ
と、第1のソレノイドコイルの推定された特性及び測定
された特性に基づいて第1の誤差を計算するステップ
と、第2のソレノイドコイルの特性を推定するステップ
と、第2のソレノイドコイルの推定された特性及び測定
された特性に基づいて第2の誤差を計算するステップと
を含む。バルブアマチュアの位置及び速度の推定は更
に、計算された第1の誤差及び計算された第2の誤差に
基づく。計算された誤差のこのフィードバックは、推定
の精度を向上させることができる補正効果を与える。 【0019】第1の好ましい方法では、フィードバック
補正項は、好ましくは、第1のソレノイドコイルの電流
を推定するステップと、第1のソレノイドコイルの推定
された電流及び測定された電流に基づいて第1の誤差を
計算するステップと、第2のソレノイドコイルの電流を
推定するステップと、第2のソレノイドコイルの推定さ
れた電流及び測定された電流に基づいて第2の誤差を計
算するステップとを含み、上記バルブアマチュアの位置
及び速度の推定は、更に、計算された第1の誤差及び計
算された第2の誤差に基づく。勿論、第1の好ましい方
法のフィードバックループは、他の適当な要因、方程
式、またはモデルに基づくことができる。 【0020】第2の好ましい方法では、フィードバック
補正項は、好ましくは、第1のソレノイドコイルの磁束
を推定するステップと、第1のソレノイドコイルの推定
された磁束及び測定された磁束に基づいて第1の誤差を
計算するステップと、第2のソレノイドコイルの推定さ
れた磁束及び測定された磁束に基づいて第2の誤差を計
算するステップとを含み、上記バルブアマチュアの位置
及び速度の推定は、更に、計算された第1の誤差及び計
算された第2の誤差に基づく。勿論、第2の好ましい方
法のフィードバックループは、他の適当な要因、方程
式、またはモデルに基づくことができる。 【0021】以上に、本発明の好ましい方法を2つのソ
レノイドコイルに関連して説明したが、この好ましい方
法は第1のソレノイドコイル及び第2のソレノイドコイ
ルの活動しているコイルだけと共に使用することができ
る。活動しているコイルだけを使用すると、オブザーバ
の命令、複雑さ、及び計算時間が減少する。更に、本発
明の好ましい方法を1つのEMVA(吸気バルブ)に関
連して説明したが、この好ましい方法はエンジン内の複
数のEMVA(吸気バルブ及び排気バルブの両者)に使
用することができる。 【0022】当業者には上記説明並びに添付図面から明
白なように、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲から
逸脱することなく、本発明の好ましい方法に変更及び変
化を与えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】A、B、及びCは、本発明の好ましい方法に使
用される電磁式バルブアクチュエータの断面図である。 【符号の説明】 10 電磁式バルブアクチュエータ(EMVA) 12 バルブヘッド 14 オリフィス 16 弁座 18 バルブステム 20 アマチュアステム 22 第1のばね 24 第2のばね 26 バルブアマチュア 28 第1のソレノイドコイル 30 第2のソレノイドコイル
用される電磁式バルブアクチュエータの断面図である。 【符号の説明】 10 電磁式バルブアクチュエータ(EMVA) 12 バルブヘッド 14 オリフィス 16 弁座 18 バルブステム 20 アマチュアステム 22 第1のばね 24 第2のばね 26 バルブアマチュア 28 第1のソレノイドコイル 30 第2のソレノイドコイル
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G01P 3/66 G01P 3/66 Z
(72)発明者 イブラヒム ハスカラ
アメリカ合衆国 ミシガン州 48174 ブ
ラウンストーン ブラウンストーン スク
ウェア ドライヴ 23771 #202
Fターム(参考) 2F063 AA02 BA05 BA06 CA34 GA01
GA52
3G018 AB09 BA38 CA12 DA70 EA22
FA01 FA06 FA07 GA00 GA01
GA06 GA07 GA09
3H106 DA23 DB02 DB13 DB26 DB32
DC02 DD05 FB33 KK17
5H550 AA16 BB05 DD10 JJ04 LL34
LL60
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電磁式バルブ作動システム内のバルブア
マチュアの位置及び速度を推定する方法であって、上記
システムは、第1のソレノイド命令に基づいて付勢され
て上記バルブアマチュアを引き付ける第1のソレノイド
コイルを含み、上記方法は、 上記第1のソレノイド命令のためのパラメータを入手す
るステップと、 上記第1のソレノイドコイルの特性を測定するステップ
と、 上記入手したパラメータ及び上記測定された特性に基づ
いて、上記バルブアマチュアの位置及び速度を推定する
ステップと、を含むことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US33941801P | 2001-12-11 | 2001-12-11 | |
US60/339418 | 2001-12-11 |
Publications (1)
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---|---|
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---|---|
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-
2002
- 2002-09-18 GB GB0221623A patent/GB2383141B/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-10-18 GB GB0224253A patent/GB2385139B/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-06 FR FR0215466A patent/FR2833424A1/fr not_active Withdrawn
- 2002-12-11 JP JP2002359704A patent/JP2003284369A/ja active Pending
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WO2010029334A1 (en) | 2008-09-12 | 2010-03-18 | Controlled Power Technologies Ltd | Apparatus and manufacturing process for an electrical machine |
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---|---|
GB0221623D0 (en) | 2002-10-30 |
GB2385139B (en) | 2004-02-04 |
GB2383141B (en) | 2004-03-17 |
GB0224253D0 (en) | 2002-11-27 |
FR2833424A1 (fr) | 2003-06-13 |
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GB2383141A (en) | 2003-06-18 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050425 |