JP2003281981A - 真空開閉装置 - Google Patents

真空開閉装置

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JP2003281981A
JP2003281981A JP2002080070A JP2002080070A JP2003281981A JP 2003281981 A JP2003281981 A JP 2003281981A JP 2002080070 A JP2002080070 A JP 2002080070A JP 2002080070 A JP2002080070 A JP 2002080070A JP 2003281981 A JP2003281981 A JP 2003281981A
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shield
tubular portion
tubular
movable energizing
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JP2002080070A
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English (en)
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Junichi Sato
純一 佐藤
Osamu Sakaguchi
修 阪口
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
Masaru Miyagawa
勝 宮川
Satoru Shioiri
哲 塩入
Iwao Oshima
巖 大島
Osamu Tagaya
治 多賀谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界強度を抑制し、装置全体を小型化した真
空開閉装置を提供する。 【解決手段】 本発明の真空開閉装置3は、一対の接離
自在の電極を有する真空バルブ9と、前記真空バルブ9
の容器外の外部可動通電軸18に一端の埋め込み電極3
2aが連結され、他端の埋め込み電極32bが操作機構
21に連結される絶縁操作ロッド31と、前記真空バル
ブ9を取り囲む第1の筒状部33aと前記前記絶縁操作
ロッド31を取り囲む第2の筒状部33bとを有する筒
状の絶縁体33と、前記第2の筒状部33bの内部に、
前記外部可動通電軸18に電気的に接続され、前記操作
機構側に伸び、絶縁操作ロッド31を取り囲む筒状のシ
ールド34とを具備し、前記シールド34は、先端が前
記真空バルブ9の閉路時と開路時に、前記埋め込み電極
32a先端から前記埋め込み電極間32a−32bの中
間位置までの範囲に配置されていることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受配電設備装置な
どに用いられる遮断器、断路器などの真空開閉装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図11は、受配電設備装置の構成を示す
構成図である。この受配電設備装置としては、箱体1内
が遮断器室1aと受電室1bとに仕切り板2で仕切られ
ている。そして、遮断器室1a内には、真空開閉装置3
が配設され、受電室1bには、受電のケーブルヘッド
4、断路器5a、5b、碍子6に固定された母線7が設
けられ、それぞれが接続導体8で接続されている。
【0003】このような受配電設備装置としては、前記
箱体1内に空気絶縁を用いた気中絶縁式受配電設備と呼
ばれるものと、前記箱体1内にSF6ガスを封入したガ
ス絶縁キュービクル式受配電設備と呼ばれるものがあ
る。
【0004】上記受配電設備装置における真空開閉装置
3を図12に示す。図12に示すように、従来は、電流
開閉部に真空バルブ9が用いられている。
【0005】この真空バルブ9は、筒状の真空絶縁容器
10の両端開口部が固定側端板11aと可動側端板11
bでそれぞれ気密に封着されて、高真空に保たれてい
る。そして、この固定側端板11aには、固定通電軸1
2が貫通されて気密に固着され、この固定通電軸12の
容器内端部に固定電極13が固着されている。
【0006】一方、前記可動側端板11bには、可動通
電軸14が貫通され、ベローズ15により進退自在に、
しかも気密に固定されている。この可動通電軸14の容
器内端部に、前記固定電極13と対向配置された可動電
極16が固着されている。また、前記真空絶縁容器10
の内部には、前記両電極13、16を包囲するように筒
状の中間電極17が前記真空絶縁容器10の中間部に固
着されている。
【0007】また、この真空バルブ9の前記可動通電軸
14の容器外端部は、外部可動通電軸18が連結され、
更にこの外部可動通電軸18には、絶縁操作ロッド19
の一端の埋め込み電極20aに連結されている。この絶
縁操作ロッド19の他端の埋め込み電極20bには、前
記可動通電軸14を進退自在に駆動するための操作機構
21が連結されている。この操作機構21により前記可
動通電軸14が進退自在に駆動されて、前記固定電極1
3と前記可動電極16とが接離(開閉)されるようにな
っている。
【0008】そして、前記真空バルブ9部分、前記外部
可動通電軸18および前記絶縁操作ロッド19は、例え
ばエポキシ樹脂のような絶縁材料からなる筒状の絶縁体
22の第1の筒状部22aにより取り囲まれている。ま
た、前記外部可動通電軸18の他端部および前記絶縁操
作ロッド19は、前記絶縁体22の第2の筒状部22b
により取り囲まれている。この第2の筒状部22bの上
端部内面には、横断面円形の下部導体23が、前記外部
可動通電軸18を取り囲んで設けられ、摺動形接触子2
4により前記外部可動通電軸18と摺動接触されてい
る。なお、この下部導体23の外周部は、前記第2の筒
状部22bの内部に埋め込まれている。
【0009】ここで、前記外部可動通電軸18、前記絶
縁操作ロッド19、および前記第2の筒状部22bで真
空バルブの可動部分が構成されている。
【0010】なお、前記下部導体23の一端には、外部
導体25aが接続され、フィンガー形接触子26aを介
して他の電気機器との接続が行われる。
【0011】また、前記第1の筒状部22aの上部に
は、前記固定通電軸12が上部電極28に固定されてい
る。そして、この上部電極28は、前記第1の筒状部2
2aに埋め込まれた電極29により固定されている。ま
た、前記上部電極28の一端には、外部導体25bが接
続され、フィンガー形接触子26bを介して他の電気機
器との接続が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の真空開閉
装置3において、以下のような問題がある。例えば気中
絶縁式受配電設備に用いるような場合、可動部分の前記
第2の筒状部22b内の絶縁媒体が空気であるため、絶
縁耐力が劣る。また、塵埃や湿潤の影響を受けるので、
これらの汚損特性も考慮して、前記第2の筒状部22b
の内面の沿面距離や空間距離などを大きくしなければな
らない。その結果、前記第2の筒状部22bの筒長を長
く、また筒径を太く形成しなけばならず、真空開閉装置
が大型化する問題があった。
【0013】また、ガス絶縁キュービクル式受配電設備
に用いる場合、空気に比べてガスは絶縁耐力が良いた
め、真空開閉装置の小型化が可能である。しかし、近
年、受配電設備の用地の確保が困難な状況から、より小
型の受配電設備が要求されている。これに伴って、真空
開閉装置の更なる小型化が望まれているが、この要求を
充分に満足させるに至っていない。
【0014】従って、本発明は、上記の課題に鑑みなさ
れたもので、可動部分の縮小化を図ることにより、装置
全体を小型化し得る真空開閉装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明(請求項1)の真空開閉装置は、一対
の接離自在の電極を有する真空バルブと、前記真空バル
ブの容器外の外部可動通電軸に一端の埋め込み電極が連
結され、他端の埋め込み電極が操作機構に連結される絶
縁操作ロッドと、前記真空バルブを取り囲む第1の筒状
部と前記外部可動通電軸および前記絶縁操作ロッドを取
り囲む第2の筒状部とを有する筒状の絶縁体と、前記第
2の筒状部の内部に、前記外部可動通電軸に電気的に接
続され、前記操作機構側に伸び、絶縁操作ロッドを取り
囲む筒状のシールドとを具備し、前記シールドは、先端
が前記真空バルブの閉路時と開路時に、前記外部可動通
電軸側の埋め込み電極先端から前記絶縁操作ロッドの埋
め込み電極間の中間位置までの範囲に配置されているこ
とを特徴としている。
【0016】このような構成によれば、第2の筒状部の
内部にシールドを埋め込み、しかもそのシールドの先端
が真空バルブの閉路時と開路時のいずれの位置において
も、絶縁操作ロッドとの最適な位置関係にされているた
め、最大電界強度を大きく抑制でき、絶縁特性が向上す
る。更に、最大電界強度が絶縁操作ロッドや絶縁体の絶
縁物に位置するので絶縁破壊の直前に発生する初期電子
の形成が遅れ、最大電界強度の低減以上に絶縁特性が向
上する。
【0017】従って、従来の真空開閉装置に比べて、第
2の筒状部内面の絶縁特性が向上するので、筒長を短
く、また筒径を細くすることができる。更に、絶縁操作
ロッドの全長も短くすることができ、可動部分の小型化
ができる。その結果、真空開閉装置の全体も小型化する
ことができる。
【0018】また、第2の発明(請求項2)の真空開閉
装置は、一対の接離自在の電極を有する真空バルブと、
前記真空バルブの容器外の外部可動通電軸に一端の埋め
込み電極が連結され、他端の埋め込み電極が操作機構に
連結される絶縁操作ロッドと、前記真空バルブを取り囲
む第1の筒状部と前記外部可動通電軸および前記絶縁操
作ロッドを取り囲む第2の筒状部とを有する筒状の絶縁
体と、前記第2の筒状部の内部に、前記外部可動通電軸
に電気的に接続され、前記操作機構側に伸び、絶縁操作
ロッドを取り囲む筒状のシールドとを具備し、前記第2
の筒状部は、前記外部可動通電軸側では細径とし、前記
操作機構側では太径として、これらを連続した複数の曲
面で結んだことを特徴としている。
【0019】このような構成によれば、第2の筒状部の
内面が上方から下方へ向かって広がり、絶縁操作ロッド
との空間距離がだんだんと広く保たれるようになるた
め、内面の最大電界強度が上方から下方まで均一に抑制
され、絶縁特性が向上する。
【0020】更に、第2の筒状部の内面は、一定の曲率
を持ち鋭角部がないため、電界集中を起こすことがな
く、更に最大電界強度が抑制され、絶縁特性が向上す
る。
【0021】従って、内径が一様な径の絶縁筒体の場合
に比べて、更に絶縁特性が向上して筒長を短く、また、
筒径を小さくでき、可動部分の更に小型化ができる。そ
の結果、真空開閉装置の全体も小型化することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、各図において、従来と同様
の構成部分については、同一符号を付した。 (第1の実施の形態)先ず、本発明の第1の実施の形態
に係る真空開閉装置を図1を参照して説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る真空開閉装置の断
面図である。図1に示すように、本発明の真空開閉装置
3では、電流開閉部に従来と同様の真空バルブ9が用い
られている。この真空バルブ9は、筒状の真空絶縁容器
10の真空絶縁容器9内は、その両端開口部が固定側端
板11aと可動側端板11bでそれぞれ気密に封着され
て、高真空に保たれている。そして、この固定側端板1
1aには、固定通電軸12と固定電極13が固着されて
いる。
【0023】一方、前記可動側端板11bには、可動通
電軸14とベローズ15および可動電極16が固着され
ている。また、前記真空絶縁容器10の内部には、前記
両電極13、16を包囲するように中間電極17が固着
されている。これらは、従来と同様の構成である。
【0024】また、この真空バルブ9の前記可動通電軸
14の容器外端部は、外部可動通電軸18が連結され、
更に前記外部可動通電軸18は、絶縁操作ロッド31の
一端の埋め込み電極32aに連結されている。この絶縁
操作ロッド31の他端の埋め込み電極32bには、前記
可動通電軸14を進退自在に駆動するための操作機構2
1が連結されている。この操作機構21により前記可動
通電軸14が進退自在に駆動されて、前記固定電極13
と前記可動電極16とが接離(開閉)されるようになっ
ている。
【0025】そして、前記真空バルブ9、前記外部可動
通電軸18および前記絶縁操作ロッド31は、例えばエ
ポキシ樹脂のような絶縁材料からなる筒状の絶縁体33
の第1の筒状部33aにより取り囲まれている。また、
前記外部可動通電軸18の他端部および前記絶縁操作ロ
ッド31は、前記絶縁体33の第2の筒状部33bによ
り取り囲まれている。この第2の筒状部33bの上端部
内面には、横断面円形の下部導体23が、前記外部可動
通電軸18を取り囲んで設けられ、摺動形接触子24に
より前記外部可動通電軸18と摺動接触されている。な
お、この下部導体23の外周部は、前記第2の筒状部3
3bの内部に埋め込まれている。
【0026】また、前記第2の筒状部33bの内部に
は、筒状のシールド34が前記絶縁操作ロッド31を取
り囲むように埋め込まれている。このシールド34は、
一端がボルト35により前記下部導体23に電気的に接
続固定され、他端が前記第2の筒状部33bの操作機構
側方向に伸びて配置されている。
【0027】この前記シールド34は、その先端が前記
可動通電軸14を移動させて、前記可動電極16を前記
固定電極13に接触させた閉路時に、前記絶縁操作ロッ
ド31に埋め込まれている前記埋め込み電極間32a−
32bの中間(図1に示したQ位置)に位置するように
設けられている。また、前記可動通電軸14を移動させ
て、前記可動電極16を前記固定電極13と離隔させた
開路時に、前記絶縁操作ロッド31に埋め込まれている
前記埋め込み電極31aの先端(図1に示したP位置)
に位置するように設けられている。
【0028】この理由を図2を参照して説明する。図2
は、前記シールド34先端の位置と、前記第2の筒状部
33b内面における最大電界強度との関係を示す特性図
である。縦軸は前記第2の筒状部33b内面における最
大電界強度、横軸は前記シールド34先端の位置を示し
ている。横軸の0は、前記外部可動通電軸18と連結さ
れている前記埋め込み電極31aの先端と前記シールド
34先端が同じ位置のことを意味し、Lは、前記埋め込
み電極間32a−32bの距離を示す。図中の実線は閉
路時、破線は開路時の最大電界強度特性である。
【0029】図2に示すように、閉路時では前記シール
ド34の先端がL/2を超えると前記第2の筒状部33
b内面の最大電界強度が急激に上昇する。一方、開路時
では前記シールド34の先端が0を下回ると前記第2の
筒状部33b内面の最大電界強度が急激に上昇する。従
って、前記シールド34の先端の位置を、上述したよう
に0〜L/2の範囲W内に位置するように設けることに
より、閉路時と開路時の最大電界強度を大きく低減させ
ることができるためである。
【0030】なお、この最大電界強度の位置は、従来の
前記外部可動通電軸18の表面から、前記絶縁操作ロッ
ド31と前記第2の筒状部33bに移行している。つま
り、従来の金属表面から絶縁物表面に移行している。
【0031】ここで、前記外部可動通電軸18、前記絶
縁操作ロッド31、前記第2の筒状部33b、および前
記シールド34で前記真空バルブ9の可動部分が構成さ
れている。
【0032】なお、前記下部導体23の一端には、外部
導体25aが接続され、フィンガー形接触子26aを介
して他の電気機器との接続が行われる。
【0033】また、前記第1の筒状部33aの上部に
は、前記固定通電軸12が上部電極28に固定されてい
る。そして、この上部電極28は、前記第1の筒状部3
3aに埋め込まれた電極29により固定されている。ま
た、前記上部電極28の一端には、外部導体25bが接
続され、フィンガー形接触子26bを介して他の電気機
器との接続が行われる。
【0034】上記第1の実施の形態の真空開閉装置3に
よれば、前記第2の筒状部33bの内部に前記シールド
34を埋め込み、しかもそのシールド34の先端が閉路
時と開路時のいずれの位置においても、前記絶縁操作ロ
ッド31との最適な位置関係を満たすようにしているた
め、最大電界強度を大きく抑制できる。更に、周知のよ
うに最大電界強度が前記絶縁操作ロッド31および前記
絶縁筒体33の絶縁物に位置することは、絶縁破壊の直
前に発生する初期電子の形成が遅れるため、最大電界強
度の低減以上に絶縁特性を向上させられることが知られ
ている。
【0035】従って、従来の真空開閉装置3に比べて、
前記第2の筒状部33b内面の絶縁特性が向上するの
で、筒長を短く、また筒径を細くすることができる。更
に、前記絶縁操作ロッド31の全長も短くすることがで
き、可動部分の小型化ができる。その結果、真空開閉装
置3の全体も小型化することができる。 (第2の実施の形態)次に、本発明の第2の実施の形態
に係る真空開閉装置を図3を参照して説明する。図3
は、本発明の第2の実施の形態に係る真空開閉装置の可
動部分の要部拡大断面図である。図3において、真空バ
ルブ部分および操作機構の構成は、第1の実施の形態と
同一構成であるので省略している。また、第1の実施の
形態と同一構成部分には、同一符号を付して詳しい説明
は省略する。
【0036】本実施の形態では、前記可動部分におい
て、第2の筒状部36bの横断面積を上方では大きく、
また、下方では小さくしている。これにより、前記第2
の筒状部36bの内面の内径を上方側でφA、下方側で
φBとすると、φA<φBの関係になるようにしてい
る。そして、φAの面とφBの面とは、曲率半径R1の
曲面と曲率半径R2の曲面を連続的に結んでいる。
【0037】なお、上記第1の実施の形態と同様に、前
記外部可動通電軸18が前記絶縁操作ロッド31の一端
の埋め込み電極32aに連結され、他端の埋め込み電極
32bが図示していない前記操作機構に連結されてい
る。また、前記下部導体23に前記シールド34が前記
ボルト35で固定され、前記シールド34が前記第2の
筒状部36bの内部に埋め込まれている。なお、前記シ
ールド34の先端と前記絶縁操作ロッド31との位置関
係は、上記第1の実施の形態と同様に設けられている。
【0038】上記第2の実施の形態の真空絶縁開閉装置
3によれば、前記第2の筒状部36bの内面が上方から
下方へ向かって広がり、前記絶縁操作ロッド31との空
間距離がだんだんと広く保たれるようになるため、前記
第2の筒状部36b内面の最大電界強度が上方から下方
まで均一に抑制される。
【0039】また、前記第2の筒状部36b内面は、一
定の曲面を持ち鋭角部がないため、電界集中を起こすこ
とがなく、更に最大電界強度が抑制される。
【0040】従って、内径が一様な径の絶縁筒体に比べ
て、更に絶縁特性が向上して筒長を短く、また、筒径を
小さくでき、更なる可動部分の小型化ができる。その結
果、真空開閉装置3の全体も小型化することができる。
【0041】また、前記第2の筒状部36bの絶縁材料
の樹脂量が減り軽量で低価格化することができる。 (第3の実施の形態)次に、本発明の第3の実施の形態
に係る真空開閉装置を図3を参照して説明する。図3
は、本発明の第3の実施の形態に係る真空開閉装置の可
動部分の要部拡大断面図である。図3において、真空バ
ルブ部分および操作機構の構成は、上記第2の実施の形
態と同様であるので省略している。また、第2の実施の
形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0042】本実施の形態では、前記可動部分におい
て、前記第2の筒状部36b内面の上方の直線部と、こ
の直線部に連接する最初の曲面部との交点位置が前記シ
ールド34の先端と対向している。この対向する位置
は、前記シールド34先端の位置を基準位置0として、
(可動軸側)細径側を−X、(操作機構側)太径側を+
X、細径側から太径側に移行する最初の曲面部の曲率半
径をR1とし、X/R1>−0.15の関係式を満足さ
せるように構成している。
【0043】この理由を図4を参照して説明する。図4
は、X/R1と開路時と閉路時の前記第2の筒状部36
b内面の最大電界強度との関係を示す特性図である。縦
軸はこの内面における最大電界強度、横軸はX/R1を
示している。
【0044】図から明らかなように、最大電界強度は、
X/R1が−0.15以下において急激に上昇し、逆
に、X/R1=−0.15以上の領域において、横軸と
平行に引いた一点鎖線より電界強度が上昇せず、大きく
抑制されており、特に、X/R1=0.06のとき最低
値となるためである。
【0045】上記第3の実施の形態の真空開閉装置3に
よれば、前記第2の筒状部36bの最大電界強度が大幅
に抑制されるため、更に絶縁特性が向上して、筒長を短
く、また、筒径を小さくでき、更なる可動部分の小型化
ができる。その結果、真空開閉装置3の全体も小型化す
ることができる。 (第4の実施の形態)次に、本発明の第4の実施の形態
に係る真空開閉装置を図5を参照して説明する。図5
は、本発明の第4の実施の形態に係る真空開閉装置の可
動部分の要部拡大断面図である。図5において、真空バ
ルブ部分および操作機構の構成は、上記第2の実施の形
態と同様であるので省略している。また、第2の実施の
形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0046】本実施の形態では、前記可動部分におい
て、前記外部可動通電軸18と摺動接触される下部導体
37の外周部に、前記第2の筒状部36bの操作機構側
方向に伸びた筒状のシールド部37aを配設している。
このシールド部37aは、前記絶縁操作ロッド31を取
り囲むように前記第2の筒状部36bの内部に埋め込ま
れている。そして、前記下部導体37と前記シールド部
37aとは、一体構造に構成され断面コの字状のリング
状をしている。また、このシールド部37aは、先端に
向かうにしたがって断面積が小さくなっており、しかも
先端の上部は曲面に形成されている。
【0047】上記第4の実施の形態の真空開閉装置によ
れば、前記下部導体37と前記シールド部37aとが一
体構造になっているため、前記下部導体37のほぼ中心
部を貫通する前記外部可動通電軸18との同軸上の位置
合わせが容易となる。従って、前記シールド部37aと
前記第2の筒状部36b内面までとの絶縁厚さのばらつ
きが少なくなり、それに伴って最大電界強度のばらつき
も少なくなる。これにより、前記絶縁厚さのばらつきを
考慮して裕度を持った絶縁設計の必要がなくなる。
【0048】このため、前記第2の筒状部36bの筒径
を小さくでき、可動部分の小型化ができる。その結果、
真空開閉装置3の全体も小型化することができる。
【0049】また、前記シールド部37aの先端に向か
うにしたがって断面積が小さく、先端が曲面を持ってい
るため、上記第1の実施の形態のような断面積が一様な
筒状リングに比べて、最も電界集中を起こす先端部の電
界分布が改善され好ましい。
【0050】また、前記下部導体37と前記シールド部
37aとが一体構造に形成されているため、部品点数の
削減ができ低コスト化できる。 (第5の実施の形態)次に、本発明の第5の実施の形態
に係る真空開閉装置を図6を参照して説明する。図6
は、本発明の第5の実施の形態に係る真空開閉装置の可
動部分の要部拡大断面図である。図6において、真空バ
ルブ部分および操作機構の構成は、上記第2の実施の形
態と同様であるので省略している。また、第2の実施の
形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0051】本実施の形態では、前記外部可動通電軸1
8と摺動接触する下部導体38の外周部に、前記第2の
筒状部36bの操作機構側方向に伸びた筒状のシールド
部38aを配設している。このシールド部38aは、前
記絶縁操作ロッド31を取り囲むように前記第2の筒状
部36bの内部に埋め込まれている。また、前記第1の
筒状部36aの内部に、真空バルブ9方向で絶縁真空容
器10の一端部まで伸びた筒状のシールド部38bを配
設している。そして、前記下部導体38と前記シールド
部38a、38bとは、一体構造に構成され断面H字状
のリング状をしている。また、これらのシールド部38
a、38bは、それぞれ先端に向かうにしたがって断面
積が小さくなっており、しかも先端の上部は曲面に形成
されている。
【0052】上記第5の実施の形態の真空開閉装置3に
よれば、前記下部導体38と前記シールド部38a、3
8bとが一体構造になっているため、前記下部導体38
のほぼ中心部を貫通する前記外部可動通電軸18との同
軸上の位置合わせが容易となる。従って、前記シールド
部38aと第2の筒状部36b内面までとの絶縁厚さの
ばらつきが少なくなり、それに伴って最大電界強度のば
らつきも少なくなる。これにより、前記絶縁厚さのばら
つきを考慮して裕度を持った絶縁設計の必要がなくな
る。
【0053】このため、前記第2の筒状部36bの筒径
を小さくでき、可動部分の小型化ができる。その結果、
真空開閉装置3の全体も小型化することができる。
【0054】また、前記シールド部38aの先端に向か
うにしたがって断面積が小さく、先端が曲面を持ってい
るため、上記第1の実施の形態のような断面積が一様な
筒状リングに比べて、最も電界集中を起こす先端部の電
界分布が改善され好ましい。
【0055】また、モールド時に前記真空絶縁容器10
を前記シールド部38bで軸上の位置合わせができるた
め、作業が容易で短時間となる。
【0056】また、前記下部導体38と前記シールド部
38a、38bとが一体構造に形成されているため、部
品点数の削減ができ低コスト化できる。(第6の実施の
形態)次に、本発明の第6の実施の形態に係る真空バル
ブを並列接続した真空開閉装置を図7および図8を参照
して説明する。図7は、本発明の第6の実施の形態に係
る真空開閉装置の可動部分の拡大断面図である。図8
は、図7のA−A断面図である。
【0057】図7および図8において、真空バルブ部分
および操作機構の構成は、上記第2の実施の形態と同様
であるので省略している。また、第2の実施の形態と同
一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0058】図7および図8に示すように本実施の形態
では、下部導体39を横断面楕円形状に構成して、この
下部導体39に前記真空バルブ9に連結された2本の外
部可動通電軸18a、18bを横方向に並べて貫通さ
せ、前記下部導体39に摺動接触させている。この前記
外部可動通電軸18a、18bに、絶縁操作ロッド31
a、31bの一端を連結させている。そして、この外部
可動通電軸18a、18bと前記絶縁操作ロッド31
a、31bは、横断面楕円形状の第2の筒状部40bに
より取り囲まれている。
【0059】また、前記第2の筒状部40bの内部に
は、横断面楕円形状のシールド41が前記絶縁操作ロッ
ド31a、31bの部分を取り囲むように埋め込まれて
いる。このシールド41は、前記下部導体39に電気的
に接続され、他端が前記第2の筒状部40bの操作機構
方向に伸びて配設されている。
【0060】上記第6の実施の形態の真空開閉装置によ
れば、前記第2の筒状部40b内面の最大電界強度が位
置する領域が少なくなる。即ち、この内面において、前
記シールド41と前記絶縁操作ロッド31a、31bが
最短距離で対向する部分に最大電界強度が位置するが、
前記シールド41を断面楕円形状としたため、半円状の
点線で示したC部に存在することになる。
【0061】図9は、縦軸に空気中における絶縁物沿面
の破壊電界Eb示し、横軸にこの絶縁物沿面で最大電界
強度の90%以上が存在する面積(Seff)を示し、これ
らの関係を実験で求めた特性図を示している。なお、横
軸は、この面積(Seff)を最短の沿面距離(Ls)で除し
て、有効面積としてSeff/Lsに規格化して示している。
【0062】図から明らかなように、破壊電界Ebは、Se
ff/Lsの関数となり、Seff/Lsが小さいほど高く、逆に
Seff/Lsが大きくなるほど低くなる。即ち、最短の沿面
距離を一定とすると、絶縁物沿面の面積を小さくするほ
ど破壊電圧を高く見積ることができ、よりコンパクトな
絶縁設計が可能になる。
【0063】従って、前記真空バルブ9を並列接続する
場合、前記下部導体39に前記真空バルブ9をまとめて
取付けられるため、個別に配置して相互接続するより、
設置スペースの縮小化を図ることができる。
【0064】また、最大電界強度を持つ前記第2の筒状
部40b内面の面積が小さくなり絶縁特性が向上するた
め、可動部分を小型化でき、その結果、真空開閉装置3
の全体も小型化できる。 (第6の実施の形態の変形例)次に、上記第6の実施の
形態の変形例に係る真空バルブを並列接続した真空開閉
装置を図10を参照して説明する。図10は、図7のA
−A断面図であり、横断面長方形状の第2の筒状部42
bの内面には、前記絶縁操作ロッド31a、31bが適
切な間隔で配列されている。また、シールド43も前記
第2の筒状部42bと同様に横断面長方形状の筒状で、
これらの前記絶縁操作ロッド31a、31bの全体を取
り囲んでいる。
【0065】上記変形例の真空開閉装置3によれば、前
記第2の筒状部42b内面の最大電界強度が位置する領
域が少なくなる。即ち、この内面において、前記シール
ド43と前記絶縁操作ロッド31a、31bが最短距離
で対向する部分に最大電界強度が位置するが、前記シー
ルド43を横断面長方形状としたため、3個所の点線で
示したD部に存在することになる。これにより、最大電
界強度を有する面積が断面楕円形状の場合に比べて減少
するため、前記第2の筒状部42b内面の絶縁特性が更
に向上することになる。
【0066】従って、上記第6の実施の形態よりも、よ
り一層可動部分を小型化でき、その結果、真空開閉装置
3の全体をより小型化できる。
【0067】なお、上記第6の実施の形態および変形例
では、横断面楕円形状、または横断面長方形状の前記下
部導体39を用いたが、前記外部可動通電軸18a、1
8bを可撓性導体線で相互接続してもよい。これによ
り、前記外部可動通電軸18a、18bの移動が自在で
相互の通電も行えるため、上記第6の実施の形態および
変形例の前記下部導体39に比べて、断面積が小さくな
り軽量化することができる。
【0068】また、2個の真空バルブ9における並列接
続としているが、3個以上を並列接続してもよい。この
場合、前記下部導体39は、横断面楕円形状、または横
断面長方形では前記真空バルブ9を横一列配置とし、ま
た、横断面三角形状では前記真空バルブ9を三角配置す
ればよい。
【0069】これにより、3個以上の前記真空バルブ9
をまとめて取付けられるため、個別に配置して相互接続
するより、設置スペースの更なる縮小化を図ることがで
きる。
【0070】また、最大電界強度を持つ第2の筒状部内
面の面積が小さくなり絶縁特性が向上するため、可動部
分を小型化でき、その結果、真空開閉装置9の全体も小
型化できる。
【0071】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形
して実施することができる。例えば、第1乃至6の実施
の形態では、真空バルブ9を閉路と開路の2段階の動作
で説明したが、最近、前記真空バルブ9の開閉動作を3
段階の動作をさせて閉路と開路および断路を設けるもの
がある。この場合においても、前記真空バルブ9の可動
部分で第2の筒状部の内部にシールドを埋め込み、絶縁
操作ロッドとの最適な位置関係により最大電界強度を大
きく抑制することができる。これにより、絶縁特性が向
上するので、可動部分の小型化ができ、その結果、真空
開閉装置3の全体も小型化できる。
【0072】また、第1乃至第6の実施の形態では、真
空バルブ9を筒状部で取り囲んでいるが、絶縁材料で直
接モールドしてもよい。これにより、前記真空バルブ9
を筒状部に設ける工数が低減されるため、組立作業が容
易となる。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、真
空開閉装置の可動部分を構成する第2の筒状部の内部に
シールドを埋め込み、しかも閉路時と開路時で移動する
絶縁操作ロッドのいずれの位置においても最適な位置関
係により、最大電界強度を大きく抑制させているため、
絶縁特性が向上して可動部分を小型化させることができ
る。その結果、真空開閉装置の全体も小型化することが
できる。
【0074】また、真空開閉装置の可動部分を構成する
第2の筒状部の内面を、可動通電軸側では細径とし、操
作機構側では太径として、これらを連続した複数の曲面
で結び電界強度を更に抑制させているため、絶縁特性が
向上して可動部分を更に小型化させることができる。そ
の結果、真空開閉装置の全体も小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る真空開閉装
置を示す断面図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係るシールド先
端の位置と最大電界強度との関係を示す特性図。
【図3】 本発明の第2および第3の実施の形態に係る
真空開閉装置の可動部分を示す断面図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態に係る第2の筒体
部内面の形状と最大電界強度との関係を示す特性図。
【図5】 本発明の第4の実施の形態に係る真空開閉装
置の可動部分を示す断面図。
【図6】 本発明の第5の実施の形態に係る真空開閉装
置の可動部分を示す断面図。
【図7】 本発明の第6の実施の形態に係る真空開閉装
置の可動部分を示す断面図。
【図8】 本発明の第6の実施の形態に係る真空開閉装
置の可動部分の横断面図。
【図9】 本発明の第6の実施の形態に係る絶縁物沿面
の破壊電界と有効面積との関係を示す特性図。
【図10】 本発明の第6の実施の形態の変形例に係る
真空開閉装置の可動部分の横断面図。
【図11】 受変電設備装置の構成を示す構成図。
【図12】 従来の真空開閉装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 箱体 1a 遮断器室 1b 受電室 2 仕切り板 3 真空開閉装置 4 ケーブルヘッド 5a、5b 断路器 6 碍子 7 母線 8 接続導体 9 真空バルブ 10 真空絶縁容器 11a 固定側端板 11b 可動側端板 12 固定通電軸 13 固定電極 14 可動通電軸 15 ベローズ 16 可動電極 17 中間電極 18、18a、18b 外部可動通電軸 19、31、31a、31b 絶縁操作ロッド 20a、20b、29、32a、32b 埋め込み電極 21 操作機構 22、33、36、40 絶縁体 22a、33a、36a、40a 第1の筒状部 22b、33b、36b、40b、42b 第2の筒状
部 23、37、38、39 下部導体 24 摺動形接触子 25a、25b 外部導体 26a、26b フィンガー形接触子 28 上部電極 34、41、43 シールド 35 ボルト 37a、38a、38b シールド部
フロントページの続き (72)発明者 吉田 哲雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 宮川 勝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 塩入 哲 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 大島 巖 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 多賀谷 治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G026 EA04 EA06 EB08 HA05 HB01 HB02 HB05 QB01 QB04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の接離自在の電極を有する真空バル
    ブと、前記真空バルブの容器外の外部可動通電軸に一端
    の埋め込み電極が連結され、他端の埋め込み電極が操作
    機構に連結される絶縁操作ロッドと、前記真空バルブを
    取り囲む第1の筒状部と前記外部可動通電軸および前記
    絶縁操作ロッドを取り囲む第2の筒状部とを有する筒状
    の絶縁体と、前記第2の筒状部の内部に、前記外部可動
    通電軸に電気的に接続され、前記操作機構側に伸び、絶
    縁操作ロッドを取り囲む筒状のシールドとを具備し、前
    記シールドは、先端が前記真空バルブの閉路時と開路時
    に、前記外部可動通電軸側の埋め込み電極先端から前記
    絶縁操作ロッドの埋め込み電極間の中間位置までの範囲
    に配置されていることを特徴とする真空開閉装置。
  2. 【請求項2】 一対の接離自在の電極を有する真空バル
    ブと、前記真空バルブの容器外の外部可動通電軸に一端
    の埋め込み電極が連結され、他端の埋め込み電極が操作
    機構に連結される絶縁操作ロッドと、前記真空バルブを
    取り囲む第1の筒状部と前記外部可動通電軸および前記
    絶縁操作ロッドを取り囲む第2の筒状部とを有する筒状
    の絶縁体と、前記第2の筒状部の内部に、前記外部可動
    通電軸に電気的に接続され、前記操作機構側に伸び、絶
    縁操作ロッドを取り囲む筒状のシールドとを具備し、前
    記第2の筒状部は、前記外部可動通電軸側では細径と
    し、前記操作機構側では太径として、これらを連続した
    複数の曲面で結んだことを特徴とする真空開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記シールドの先端面を基準位置とし
    て、外部可動通電軸側を−X、操作機構側を+X、細径
    から太径に移行する最初の曲面の曲率半径をR1とし、
    前記曲面の始まる位置は、X/R1>−0.15の関係
    式を満足することを特徴とする請求項2に記載の真空開
    閉装置。
  4. 【請求項4】 前記シールドが前記下部導体と一体成形
    されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の真空開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記シールドが前記下部導体と一体成形
    され、断面がコの字状のリング状に構成されたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    真空開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記シールドが前記真空バルブ側方向と
    操作機構側方向に伸びて、前記下部導体と一体成形され
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1
    項に記載の真空開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記シールドが前記下部導体と一体成形
    され、断面がH字状のリング状に構成されたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の真
    空開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記シールドが前記下部導体と一体成形
    され、断面がコの字状、または、H字状のリング状に構
    成され、先端に向かって断面積が細くなり、頂部に曲面
    を持たせたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
    ずれか1項に記載の真空開閉装置。
  9. 【請求項9】 前記下部導体に複数の前記真空バルブの
    外部可動通電軸を貫通させ、複数の前記外部可動通電軸
    に前記絶縁操作ロッドをそれぞれ連結させ、前記絶縁操
    作ロッドを取り囲み、一端が前記下部導体に電気的に接
    続され、他端が前記操作機構側に伸びた筒状のシールド
    を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項8に記
    載のいずれか1項に記載の真空開閉装置。
  10. 【請求項10】 複数の前記真空バルブを横一列配置と
    し、前記第2の筒状部の横断面の内周を楕円形状または
    長方形状としたことを特徴とする請求項9に記載の真空
    開閉装置。
  11. 【請求項11】 複数の前記真空バルブを多角形配置と
    し、前記第2の筒状部の横断面の内周を多角形状とした
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の真
    空開閉装置。
  12. 【請求項12】 複数の前記真空バルブの外部可動通電
    軸を可撓導体線で相互接続して、前記下部導体に電気的
    に接続させたことを特徴とする請求項9乃至請求項11
    のいずれか1項に記載の真空開閉装置。
  13. 【請求項13】 前記真空バルブを閉路、開路、断路の
    3位置動作としたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    12のいずれか1項に記載の真空開閉装置。
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