JP2003271787A - 組織管理用データ構造及びそのデータ構造を用いた組織管理システム - Google Patents

組織管理用データ構造及びそのデータ構造を用いた組織管理システム

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JP2003271787A
JP2003271787A JP2002075574A JP2002075574A JP2003271787A JP 2003271787 A JP2003271787 A JP 2003271787A JP 2002075574 A JP2002075574 A JP 2002075574A JP 2002075574 A JP2002075574 A JP 2002075574A JP 2003271787 A JP2003271787 A JP 2003271787A
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Shinji Shibano
真次 芝野
Jun Yamashina
純 山科
Masashi Yasumura
昌司 康村
Yuji Kato
祐司 加藤
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Japan Research Institute Ltd
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Japan Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数階層のツリー構造によって構成された組
織及び各組織の所属構成員の管理用のデータ構造及びシ
ステムとして、組織構造の変化や異なる構造の組織に対
し、容易に対応可能なデータ構造及びシステムを提供す
る。 【解決手段】 ツリー構造によって構成された組織群の
各階層ごとに、その階層に属する組織に付与した階層内
組織IDとその組織名称とを階層別に記録した階層別組
織テーブルと、上記ツリー構造を構成する全組織にわた
ってユニークに付与した各組織の組織IDと上記各階層
別組織テーブルに記録されているその組織の階層内組織
ID及びその上位の組織の階層内組織IDとを関連付け
て記録した全組織テーブルとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組織管理用データ
構造及びそのデータ構造を用いた組織管理システムに関
し、コンピュータを用いた組織管理技術の分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば大学の組織は、学部、学科、研究
室等の複数の階層を有するツリー構造によって構成さ
れ、また、企業の組織も、部、課、係等の複数の階層を
有するツリー構造によって構成される。そして、学生や
社員等がこれらの組織のいずれかに所属し、その所属を
管理するための学生簿や社員簿等が大学や企業に備えら
れるのが通例である。
【0003】そして、近年においては、上記学生簿や社
員簿等を学籍マスター或いは社員マスター等のデータベ
ースとして管理し、例えば大学の特定の学科に属する学
生に情報を発信するような場合に、コンピュータによっ
て学籍マスターからその学科に所属する学生を抽出す
る、といった作業が行なわれる。
【0004】このような組織ないしその組織に所属する
構成員の従来の管理方法を大学を例にとって説明する
と、大学の組織は、例えば図34に示すようなツリー構
造によって構成され、また、学籍マスターは、例えば図
35に示すように、各学生ごとに氏名や学籍番号等と共
に、上記のツリー構造を構成する大学区分、所属学部、
所属学科等を記録するように構成される。そして、例え
ば、工学部の土木工学科に所属する学生に情報を発信す
る場合には、学籍マスターの所属学科を記録するフィー
ルドを最初のレコードから順に読み出し、そのフィール
ドに土木工学科と記録されている学生を抽出することに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
管理方法によると、図34に示す各組織の上下関係や包
含関係等をコンピュータが認識しづらく、各組織ごとに
その下位に属する組織を列挙したテーブルが必要となる
と共に、組織の新設や統廃合等によって組織の構成が変
更されたときに、その都度、その変更を上記テーブルや
それに基づいて動作するうプログラムに反映させなけれ
ばならないことになり、また、組織の構成は、例えば4
年生大学、短期大学、大学院等の大学区分ごと、或いは
各大学ごとに異なるから、これらの間でテーブルやプロ
グラムを共通化できないという問題がある。
【0006】また、学生の所属を管理する場合におい
て、図35に示す学籍マスターのように、教育組織の所
属を記録したものに、例えばクラブ活動のための組織等
の他の体系の組織への所属を記録しようとする場合に、
学籍マスターの構成及びこれを用いるプログラムを根本
的に改変しなければならない、といった面倒がある。
【0007】さらに、この学籍マスターによれば、学生
を所属組織ごとに検索する場合に、学生を検索する組織
が何番目のフィールドに記録されているかを指示する必
要があり、そのため、学生検索プログラムが複雑化する
と共に、組織の追加や変更等によって各組織を記録して
いるフィールドが変更された場合には、それに伴ってプ
ログラムの改変も必要となるのである。
【0008】そこで、本発明は、上記のようなツリー構
造によって構成された組織の管理ないし各組織への構成
員の所属の管理を行なうシステム及びデータ構造とし
て、組織構成の相違や変更等に容易に対応可能で、汎用
性に優れたものを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0010】まず、本願の請求項1〜4に係る発明は、
複数階層のツリー構造によって構成された組織群の管理
用データ構造に関するものであって、そのうち、請求項
1に記載の発明は、各階層ごとにその階層に属する組織
に付与した階層内組織IDとその組織名称とを階層別に
記録した階層別組織テーブルと、上記ツリー構造を構成
する全組織にわたってユニークに付与した各組織の組織
IDと、上記各階層別組織テーブルに記録されているそ
の組織の階層内組織ID及びその上位の組織の階層内組
織IDとを関連付けて記録した全組織テーブルとを備え
ていることを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載のデータ構造において、互いに独立したツリ
ー構造を有する複数の組織群を対象とし、各階層の階層
別組織テーブルは、異なる組織群に属する同一階層の組
織について階層内組織IDとその組織名称とを記録して
おり、全組織テーブルは、単一のテーブルに、全組織群
の全組織にわたってユニークに付与した各組織の組織I
Dと、上記各階層別組織テーブルに記録されているその
組織の階層内組織ID及びその上位の組織の階層内組織
IDとを関連付けて記録していることを特徴とする。
【0012】これらの発明によれば、最下層の組織を除
き、特定の組織の下位にどのような組織が存在するかを
検索するときに、全組織テーブルから、その特定組織の
階層で同一の階層内組織IDを有し、かつその階層のす
ぐ下位の階層には階層内組織IDを有するが、さらにそ
の下位の階層には階層内組織IDを有しない組織を抽出
すれば、それらの組織が上記特定組織の下位に位置する
組織として検索されることになる。
【0013】また、各組織について、その名称を調べる
場合は、全組織テーブルからその組織の階層内組織ID
及びその組織の上位に位置する組織の階層内組織IDを
読み出し、これらの階層内組織IDをキーとして各階層
別組織テーブルを参照すれば、上位組織の名称を含む当
該特定組織の全体の名称が取得されることになる。
【0014】ここで、以上の内容を、前記の図34に示
す大学の組織構成を例にとって説明すると、例えば第2
階層の「工学部」について、その組織IDから組織名称
を取得する場合、全組織テーブルからその組織IDにつ
いてのレコードを読み出せば、第2階層における当該組
織の階層内組織IDとその上位に位置する第1階層の組
織の階層内組織IDとが読み出される。そして、これら
の階層内組織IDをキーとして第1階層及び第2階層の
階層別組織テーブルを参照すれば、第1階層の階層内組
織IDに対応する組織名称は「4年制大学」であること
が読み出され、第2階層の階層内組織IDに対応する組
織名称は「工学部」であることが読み出される。これに
より、上記組織IDに対応する組織の名称として、「4
年制大学・工学部」が取得されることになる。
【0015】また、この「工学部」の下位に位置する組
織を取得する場合には、上記全組織テーブルにおいて、
第2階層で「工学部」と同じ階層内組織IDを有し、か
つ第3階層に何らかの階層内組織IDを有するが、第4
階層には階層内組織IDを有しない組織を抽出すれば、
図34の組織図の場合、「化学工学科」、「機械工学
科」、「土木工学科」が抽出されることになり、これら
の組織が「工学部」の下位の組織として取得されること
になる。
【0016】そして、特に請求項2に記載の発明によれ
ば、独立した複数の組織群を管理する場合に、各階層用
の階層別組織テーブル及び全組織テーブルが、各組織群
で共用されるから、データ構造の複雑化やテーブル数の
増大等を招くことなく、複数の組織群を一元的に管理す
ることが可能となり、例えば大学における「学部」、
「学科」…等の教育組織と、「体育会」、「剣道部」…
等のクラブ活動のための団体組織の管理、及びこれらの
組織に所属する学生の管理等を簡素なシステムで一元的
に管理することが可能となる。
【0017】次に、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1又は請求項2に記載のデータ構造において、各組織
に所属する構成員について、その構成員のIDと、その
構成員が所属する上層から下層へ繋がる一連複数の組織
の各組織IDとを関連付けて登録した所属組織テーブル
を備えていることを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載のデータ構造において、所属組織テーブル
は、構成員ID記録用フィールドと単一の組織ID記録
用フィールドとで構成されており、同一の構成員IDに
ついての複数の組織IDは、それぞれ構成員IDと組み
合わされて異なるレコードとして記録されていることを
特徴とする。
【0019】これらの発明によれば、所属組織テーブル
には、構成員が所属する上層から下層へ繋がる一連の組
織の組織ID、例えば上記例における「土木工学科」に
所属する学生の場合、「4年制大学」、「工学部」、及
び「土木工学科」の各組織IDがその学生のIDに関連
付けて記録されているから、この学生は、「4年制大
学」に所属する全学生を検索する場合にも、「工学部」
に所属する学生のみを検索する場合にも、さらに「土木
工学科」に所属する学生のみを検索する場合にも、抽出
されることになり、階層の上下に拘らず、共通の検索方
法で該当構成員を確実に検索することが可能となる。
【0020】その場合に、請求項4に記載の発明によれ
ば、所属組織テーブルは、構成員ID記録用フィールド
と単一の組織ID記録用フィールドのみで構成され、同
一の構成員IDについての複数の組織IDは、それぞれ
構成員IDに組み合わされて独立したレコードとして記
録されているから、いずれかの組織に所属する構成員を
検索する場合に、唯一の組織ID記録用フィールドをレ
コード順に検索するだけでよいことになる。そして、当
該組織の組織IDにヒットしたときにそのレコードの構
成員IDを読み取ることにより、その組織の構成員が検
索されることになり、組織構成員の検索作業ないしその
作業を実行するプログラムが一層簡素化されることにな
る。
【0021】一方、本願の請求項5〜8に記載の発明
は、上記請求項1〜4に記載の発明に係るデータ構造を
用いたシステムに関するもので、それぞれ次のように構
成されている。
【0022】まず、請求項5に記載の発明は、複数階層
のツリー構造によって構成された組織群の管理システム
に関するものであって、各階層ごとにその階層に属する
組織に付与した階層内組織IDとその組織名称とを階層
別に記録した階層別組織記録手段と、上記ツリー構造を
構成する全組織にわたってユニークに付与した各組織の
組織IDと、上記階層別組織記録手段に記録されている
その組織の階層内組織ID及びその上位の組織の階層内
組織IDとを関連付けて記録した全組織記録手段と、各
組織について、上記全組織記録手段から読み出した階層
内組織ID及びその上位の組織の階層内組織IDと、こ
れらの階層内組織IDについて上記階層別組織記録手段
から読み出した組織名称とから当該組織の上位組織名称
を含む組織名称を取得する組織名称取得手段と、最下層
の組織を除く各組織について、上記全組織記録手段か
ら、その組織が属する階層で同一の階層内組織IDを有
し、かつその下位の階層には階層内組織IDを有する
が、さらにその下位の階層には階層内組織IDを有しな
い組織を抽出する下位組織抽出手段とを有することを特
徴とする。
【0023】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項5に記載のシステムにおいて、互いに独立したツリー
構造を有する複数の組織群を対象とし、各階層の階層別
組織記録手段は、異なる組織群に属する同一階層の組織
の階層内組織IDとその組織名称とを記録しており、全
組織記録手段は、全組織群の全組織にわたってユニーク
に付与した各組織の組織IDと、上記階層別組織記録手
段に記録されているその組織の階層内組織ID及びその
上位の組織の階層内組織IDとを関連付けて記録してい
ることを特徴とする。
【0024】これらの発明によれば、上記請求項1及び
請求項2に記載のデータ構造について説明したのと同様
にして、組織名称取得手段により、各組織についての上
位組織名称を含む組織名称が取得されることになり、ま
た、下位組織ID抽出手段により、最下層の組織を除く
各組織について、その下位に位置する組織が抽出される
ことになる。
【0025】そして、請求項6に記載の発明によれば、
独立した複数の組織群を管理する場合に、階層別組織記
録手段及び全組織記録手段が各組織群で共用されるか
ら、システムの複雑化等を招くことなく、複数の組織群
を一元的に管理することが可能となる。
【0026】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項5又は請求項6に記載のシステムにおいて、各組織に
所属する構成員について、その構成員のIDと、その構
成員が所属する上層から下層へ繋がる一連複数の組織の
各組織IDとを関連付けて登録した所属組織記録手段
と、いずれかの組織を指定する組織指定手段と、該指定
手段で指定された組織の組織IDが関連付けられている
構成員IDを上記所属組織記録手段から検索する構成員
検索手段とを有することを特徴とする。
【0027】そして、請求項8に記載の発明は、上記請
求項7に記載のシステムにおいて、所属組織記録手段
は、構成員IDのフィールドと単一の組織IDのフィー
ルドとでなるテーブルとして構成されており、同一の構
成員IDについての複数の組織IDは、それぞれ構成員
IDと組み合わされて異なるレコードとして記録されて
いることを特徴とする。
【0028】これらの発明によれば、上記請求項3又は
請求項4に記載のデータ構造について説明したのと同様
にして、各組織の所属構成員を検索する場合に、いずれ
の階層の組織について検索する場合であっても、共通の
検索方法で該当構成員を確実に検索することが可能とな
る。
【0029】そして、特に請求項8に記載の発明によれ
ば、いずれかの組織に所属する構成員を検索する場合
に、所属組織記録手段の唯一のフィールドをレコード順
に検索するだけのきわめて簡素なプログラムによる簡素
な動作で検索作業が実行されることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明に係る
データ構造及びシステムを、4年制大学、短期大学及び
大学院を擁する総合大学の組織に適用したものである。
【0031】図1はこの実施の形態に係る組織管理シス
テムのハード構成を示すもので、このシステムはコンピ
ュータ1を中心として構成され、該コンピュータ1に、
総括組織テーブルT1、階層名称テーブルT2、階層別
組織テーブルT3、全組織テーブルT4、及び所属組織
テーブルT5をそれぞれ記録したデータ記録装置2、
3、4、5、6と、入力装置7、表示装置8、印刷装置
9等を用い、上記テーブルT1〜T5に対するデータの
書き込み、読み出し、その他の処理を行なう制御部10
と、その処理に際してプログラムやデータを一時的に記
録するメモリ11と、インターネット20を介して学生
の端末21…21との間で情報を送受信する通信部12
とが備えられている。
【0032】上記各テーブルT1〜T5は、管理対象と
なる大学の組織の構成に応じ、その大学に備えられてい
る学生を管理するための学籍マスターや各種名簿等に基
づいて各大学ごとに作成されるものである。そこで、こ
れらのテーブルT1〜T5の説明に先立ち、この実施の
形態のシステムによって管理される大学の組織や学籍マ
スターの構成等について説明する。
【0033】このシステムは、大学の教育組織とクラブ
や同好会等の学生団体組織とを管理の対象としており、
このうち、教育組織は、図2に示すように、5つの階層
を有するツリー構造で構成されており、最上位の階層1
から順に、「大学区分」、「学部」、「学科・研究
科」、「専攻・研究室」、「コース」の各階層が設定さ
れている。また、学生団体組織は、図3に示すように、
3つの階層を有するツリー構造で構成されており、最上
位の階層1から順に、「公認団体・非公認団体」、「体
育系・文科系」、「団体」の各階層が設定されている。
【0034】一方、学生を管理するための学籍マスター
は、図4に示すように、各学生について、学籍番号をキ
ーとし、氏名、入学年度、生年月日等と共に、大学区
分、学部、学科・研究科、専攻・研究室、コース等の各階
層の所属教育組織と、住所、電話番号、Eメールアドレ
ス等の連絡先等とを記録するようになっている。ここ
で、図4に示す例では、上記の所属教育組織は当該大学
で設定されている記号やコードを用いて記録されてい
る。
【0035】また、団体所属名簿は、図5に示すよう
に、図3の学生団体組織図に記載された公認・非公認、
体育系・文科系の全ての団体について、所属する学生の
学籍番号と氏名とを記録するようになっている。
【0036】そして、図2、図3に示す教育組織図及び
学生団体組織図に基づき、これらの組織の管理用テーブ
ルとして、前述の総括組織テーブルT1、階層名称テー
ブルT2、階層別組織テーブルT3、及び全組織テーブ
ルT4が作成される。
【0037】まず、総括組織テーブルT1は、図6に示
すように、管理対象である教育組織と学生団体組織にそ
れぞれ付与した総括組織ID「01」、「02」を記録
した内容となっている。また、階層名称テーブルT2
は、図7に示すように、上記総括組織ID「01」、
「02」ごとに、教育組織及び学生団体組織の各階層の
名称を記録した構成とされている。
【0038】また、階層別組織テーブルT3は、図8〜
図12に示す各階層ごとの5つのテーブルT3〜T3
によって構成されており、各テーブルT3〜T3
に、教育組織と学生団体組織の当該階層に属する各組織
について、その組織が属する総括組織のIDと、総括組
織別に当該階層内で付与した階層内組織IDと、その組
織の名称とをそれぞれ記録するようになっている。
【0039】例えば、第1階層別組織テーブルT3
例にとって説明すると、図8に示すように、教育組織の
階層1に属する「4年制大学」、「短期大学」、「大学
院」と、学生団体組織の階層1に属する「公認団体」、
「非公認団体」とについて、これらの組織が属する総括
組織のID「01」又は「02」と、これらの組織が所
属する総括組織ごとに当該階層1内で「01」から順に
付与した階層内組織IDと、これらの組織の名称とが記
録されている。
【0040】さらに、全組織テーブルT4は、図13、
図14に示すように、図2、図3に示す教育組織及び学
生団体組織を構成する階層1から最下位の階層にわたる
全ての組織について付与した組織IDをキーとし、その
組織が属する総括組織のIDと共に、その組織及びその
組織の上位に位置する組織の各階層内組織IDを階層別
に記録するようになっている。
【0041】ここで、上記組織IDは、図示の例では、
当該組織が所属する総括組織のIDを上位の2桁とし、
図2、図3に示す組織図において、上方の行から階層順
に従って数えた順番を下位3桁として番号が付与されて
いる。例えば図2に示す教育組織の場合、「4年制大
学」、「工学部」、「化学工学科」、「機械工学科」、
「精密機械専攻」、「産業機械専攻」、「土木工学科」
…という順番になるので、例えば「土木工学科」の組織
IDは、所属する総括組織のIDが「01」、組織図で
の順番が7番目ということで、「01007」となる。
【0042】また、例えばこの「土木工学科」について
みると、その階層内組織IDは、図10に示すように階
層3の「03」であり、その上位に位置する階層2の
「工学部」の階層内組織IDは、図9に示すように階層
2の「01」であり、さらにその上位に位置する階層1
の「4年制大学」の階層内組織IDは、図8に示すよう
「01」であるから、図13の全組織テーブルT4
おける「土木工学科」のレコード(組織ID:0100
7)には、階層内組織IDの記録欄の階層1から階層3
の欄に、「01」、「01」、「03」と記録されてい
る。
【0043】ここで、図2に示すように、「短期大学」
及び「大学院」には「4年制大学」の「学部」に相当す
る階層に組織が存在しないので、図13の全組織テーブ
ルT4では、「短期大学」及び「大学院」の下位に属
する組織の階層2の欄には、スペース(「□」で表示)
が記録されている。
【0044】なお、組織IDの付与の方法は上記の方法
に限らず、全総括組織の全ての組織にわたってユニーク
に付与されればよい。また、図例では、図13、図14
に示すように、全組織テーブルT4が総括組織別に2つ
のテーブルT4、T4に分割されているが、これら
を連続した単一のテーブルとしてもよい。その場合に、
各組織のレコードが総括組織別に区別されて記録される
必要はない。
【0045】次に、上記テーブルT1〜T4によって管
理される組織への学生の所属を管理するための所属組織
テーブルT5について説明する。
【0046】まず、この所属組織テーブルT5を作成す
るために、大学に備えられている学籍マスター及び団体
所属名簿と、前述の全組織テーブルT4とを関連付ける
ためのテーブルを作成する。
【0047】即ち、図15〜図19の各テーブルは、図
4に示す学籍マスターの所属組織欄における各フィール
ドに記録されているコードを全組織テーブルT4で付与
された組織IDに変換するもので、図15の第1変換テ
ーブルは、学籍マスターの大学区分欄に記録されている
記号を対応する大学区分の組織IDに変換し、図16の
第2変換テーブルは、学籍マスターの学部欄に記録され
ている記号を対応する学部の組織IDに変換し、図17
の第3変換テーブルは、学籍マスターの学科・研究科欄
に記録されている記号を対応する学科又は研究科の組織
IDに変換し、図18の第4変換テーブルは、学籍マス
ターの専攻・研究室欄に記録されている記号を対応する
専攻又は研究室の組織IDに変換し、さらに、図19の
第5変換テーブルは、学籍マスターのコース欄に記録さ
れている記号を対応するコースの組織IDに変換するも
のである。
【0048】また、図20の団体テーブルは、図3に示
す学生団体組織図に記載されている各団体に付与した団
体コードを記録したものであり、図21の第6変換テー
ブルは、各団体の団体コードに関連付けて、その団体及
びその団体の上位に位置する組織の組織IDを記録した
ものである。ここで、この第6変換テーブルでは、各組
織IDごとにレコードが作成されており、例えば団体コ
ード「001」の陸上部については、その組織IDであ
る「02003」と、そのすぐ上位に位置する公認団体
体育系の組織IDである「020002」と、さらにそ
の上位に位置する公認団体の組織IDである「0200
1」とが、それぞれ陸上部の団体コード「001」と組
み合わされて、個別のレコードとして記録されている。
【0049】さらに、図22の団体所属テーブルは、図
5の団体所属名簿に基づき、各団体について、その団体
コードと、その団体に所属する学生の学籍番号とを関連
付けて記録したものであり、このテーブルでも、団体コ
ードと学籍番号の各組み合わせごとに個別のレコードが
作成されている。
【0050】そして、図15〜図22に示す関連付けの
ための各テーブルと学籍マスターとに基づき、教育組織
及び学生団体組織への各学生の所属を示す所属組織テー
ブルT5が、図23、図24に示すフローチャートに従
って、次のように作成される。
【0051】即ち、教育組織への所属に関しては、図2
3のフローチャートに従い、まず、ステップS1で、学
籍マスターの1レコード、即ち一人の学生についてのデ
ータを読み取り、これを図1に示すメモリ11に一旦記
録する。
【0052】次いで、ステップS2で、そのレコードの
所属組織欄のうちの1つのフィールドに記録されている
記号に対応する組織IDを、図15〜図18の変換テー
ブルのうちの該当するテーブルから読み取り、ステップ
S3で、図25に示す所属組織テーブルT5に、その組
織IDを「教育組織」の総括組織IDと共に当該学生の
学籍番号と組み合せて、新たなレコードとして記録す
る。
【0053】これを、例えば図4に示す学籍マスターの
学籍番号「990001」の学生について具体的に説明
すると、この学生のレコードの所属組織欄の最初のフィ
ールドである大学区分の欄には「4年制大学」を意味す
る「D」が記録されているが、図15に示す大学区分に
ついての第1変換テーブルから、この記号「D」が組織
ID「01001」に相当することが読み取られるの
で、図25に符号aで示すように、その学生の学籍番号
「990001」と、総括組織ID「01」及び組織I
D「01001」とでなるレコードが作成されることに
なる。
【0054】そして、ステップS4で、この操作を学籍
マスターの所属組織欄の各フィールドに記録されている
全ての記号について終了したか否かを判定し、終了する
まで該当する変換テーブルを参照しながら、上記ステッ
プS2、S3繰り返す。
【0055】これにより、図25の所属組織テーブルT
5には、学籍番号「990001」の学生の場合、上記
の符号aで示すレコードに加えて、「990001」
と、総括組織ID「01」と、「工学部」を意味する組
織ID「01002」、「土木工学科」を意味する組織
ID「01007」及び「交通土木専攻」を意味する
「01008」とをそれぞれ組み合せてなる合計4個の
レコードが作成されることになる。
【0056】このようにして、学籍マスターに記録され
ている一人の学生についての全所属組織について、所属
組織テーブルT5にレコードが作成されれば、次にフロ
ーチャートのステップS5で、上記の操作を学籍マスタ
ーの全レコードについて終了したか否かを判定し、終了
するまで、上記ステップS1〜S4を繰り返し実行し
て、各学生についての教育組織への所属を示すレコード
を作成する。
【0057】また、学生団体組織への所属に関しては、
図24のフローチャートに従い、まず、ステップS11
で、図22に示す団体所属テーブルの1レコードを読み
取り、そのレコードに記録されている団体コードと、そ
の団体に属する学生の学籍番号とをメモリ11に記録す
る。
【0058】次に、ステップS12で、読み取ったレコ
ードの団体コードに対応する組織IDを、図21の第6
変換テーブルから読み取る。その場合に、この第6変換
テーブルでは、各団体コードごとに、その団体自体の組
織IDとその上位に位置する組織の組織IDとがそれぞ
れ異なるレコードとして記録されているから、まず、そ
のうちの1つのレコードを読み取る。
【0059】そして、ステップS13で、読み取った組
織ID及び「学生団体組織」の総括組織IDを、メモリ
11に記録されている学籍番号と組み合わせ、所属組織
テーブルT5に新たなレコードとして記録する。
【0060】つまり、図22の団体所属テーブルから、
団体コード「001」の団体に、学籍番号「99000
1」の学生が所属するとのレコードを読み取ったものと
すると、図21の第6変換テーブルから、団体コード
「001」に対応する3つの組織IDのうちのまず「0
2001」を読み取り、この組織ID及び総括組織ID
「02」と上記学籍番号「99001」とを組み合せ
て、図25に符号bで示すように、所属組織テーブルT
5に新たなレコードを作成する。
【0061】次に、ステップS14で、当該団体コード
に対応する全組織IDについて、その学生の学籍番号と
組み合せたレコードを所属組織テーブルT5へ記録した
か否かを判定し、全組織IDについて記録を終了するま
で、ステップS12、S13を繰り返し実行する。これ
により、所属組織テーブルT5には、図25に示すよう
に、例えば学籍番号「990001」の学生が「学生団
体組織」の「陸上部」に所属することについて、組織I
D「02001」、「02002」、「02003」の
組織に属することを示す3つのレコードが作成されるこ
とになる。
【0062】そして、ステップS15で、以上のような
所属組織テーブルT5のレコードの作成を、図22の団
体所属テーブルの全レコードについて終了したか否かを
判定し、終了するまで、ステップS11〜S14を繰り
返し実行する。これにより、所属組織テーブルT5に、
全団体、全学生についての学生団体組織への所属に関す
るレコードが作成されることになる。
【0063】次に、上記のようにして作成された所属組
織テーブルT5を用い、特定組織に所属する学生を検索
する処理について説明する。なお、以下の説明では、
「4年制大学・工学部・土木工学科・交通土木専攻」に
所属する学生を検索する場合を例にとる。
【0064】まず、図1に示すコンピュータ1の入力装
置7を用い、当該学生検索システムを起動させれば、表
示装置8に図26に示す総括組織選択画面Wが表示さ
れ、この画面W上で、検索対象の組織が教育組織と学生
団体組織のいずれに属するかを選択する。
【0065】上記例の場合、「教育組織」を選択し、そ
の上でOKボタンBをクリックすることになり、これに
より、コンピュータ1のメモリ11に総括組織IDとし
て「01」が、次の検索階層として「1」がそれぞれ記
録されると共に、次に、図27に示す第1条件設定画面
W1が表示される。
【0066】このとき、コンピュータ1の制御部10
は、図7の階層名称テーブルT2から「教育組織」の階
層1の名称が「大学区分」であることを読み出し、これ
を画面W1の説明文T1中に表示する。また、この「教
育組織」の階層1に属する「4年制大学」、「短期大
学」、「大学院」を選択肢としてコンボボックスC1に
表示する。
【0067】なお、この時点でコンピュータ1の制御部
10は、「教育組織」の階層1に「4年制大学」、「短
期大学」及び「大学院」が存在すること、及びこれらの
組織の組織IDを認識していることになるが、その認識
方法については後述する。
【0068】そして、この第1条件設定画面W1のコン
ボボックスC1で「4年制大学」を選択し、条件設定ボ
タンB1をクリックすれば、次に、図28に示す第2条
件設定画面W2が表示される。このとき、メモリ11
に、選択した組織のIDとして「4年制大学」の組織I
Dである「01001」が、その組織の階層1における
階層内組織IDとして「01」が、また、次の検索階層
として「2」がそれぞれ記録されると共に、図7の階層
名称テーブルから「教育組織」の階層2の名称として
「学部」が読み出され、画面W2の説明文T2中に表示
される。
【0069】また、図13の全組織テーブルT4
ら、組織ID「01001」として記録されている「4
年制大学」の下位に属する組織として、組織IDが「0
1002」、「01010」及び「01013」の組織
が抽出され、その名称、即ち「工学部」、「理学部」、
「文学部」が画面W2のコンボボックスC2に表示され
る。
【0070】このとき、コンピュータ1の制御部11に
よる「4年制大学」の下位に属する組織の抽出は、図2
9にフローチャートを示すプログラムに従って、次のよ
うに行なわれる。
【0071】まず、ステップS21で、図13の全組織
テーブルT4から、抽出する組織の上位組織、即ち
「4年制大学」の組織ID「01001」を有するレコ
ードを取得し、次にステップS22で、そのレコードに
基づき、下位組織のレコードの抽出条件を作成する。
【0072】この抽出条件とは、上位組織と同一の総括
組織IDを有すること、上位組織の階層において該上位
組織の階層内IDと同一の階層内組織IDを有するこ
と、その階層のすぐ下位の階層に何らかの階層内IDを
有すること、及び、さらに下位の階層には階層内IDが
存在しないことであり、「4年制大学」の下位組織を抽
出する場合の条件は、総括組織IDが「教育組織」を意
味する「01」であること、「4年制大学」が属する階
層1の階層内組織IDが「4年制大学」を意味する「0
1」であり、かつ階層2には階層内組織IDが存在する
が、階層3には階層内組織IDが存在しない組織という
ことになる。
【0073】次に、ステップS23で、全組織テーブル
T4から各レコードを順次取得し、ステップS24
で、取得したレコードが上記条件に合致するか否かを判
定する。そして、合致したレコードについては、その組
織ID及び各階層の階層内IDをメモリ11に記録し、
これをステップS26で全組織テーブルT4の全レコ
ードについて終了したことを判定するまで繰り返す。
【0074】上記例の場合は、総括組織IDが「0
1」、階層1の階層内組織IDが「01」で、階層2に
何らかの階層内組織IDを有し、階層3には階層内組織
IDが存在しない組織として、組織IDが「0100
2」、「01010」、「01013」の3つの組織が
抽出される。
【0075】その後、ステップS27で、抽出したレコ
ードの各階層内IDをキーとし、図8〜図12の各階層
別組織テーブルT3〜T3のうちの該当するものか
ら組織名称を取得する。そして、ステップS28で、そ
の名称を図28の画面W2のコンボボックスC2に表示
する。
【0076】即ち、上記例の場合、組織ID「0100
2」、「01010」、「01013」の組織の階層2
における階層内組織IDは、それぞれ「01」、「0
2」、「03」であり、図9の階層2の階層別組織テー
ブルT3を参照すれば、総括組織IDが「01」で、
階層2の階層内組織IDが「01」、「02」、「0
3」である組織の名称は、それぞれ「工学部」、「理学
部」、「文学部」であることが読み出されるのであり、
これらの組織名称が上記コンボボックスC2に表示され
ることになる。
【0077】なお、図13に示すように、「短期大学」
及び「大学院」の下位に属する組織のように、いずれか
の階層の階層内組織IDとしてスペース「□」が記録さ
れているレコードについては、上記の下位組織抽出条件
に合致しているか否かを判定するときにはスペースを無
視し、それよりも下位の階層のIDを順次繰り上げて判
定することになる。
【0078】例えば、「短期大学」の下位組織を抽出す
る場合、総括組織IDは「01」、階層1の階層内組織
IDは「短期大学」を意味する「02」であって、階層
2の階層内組織IDがスペースであるレコードについ
て、階層3以下を順次1階層ずつ繰り上げ、階層3に何
らかの階層内IDが存在し、階層4に階層内組織が存在
しないレコードを抽出することになる。
【0079】また、図28の第2選択画面W2のコンボ
ボックスC2で「工学部」を選択し、条件設定ボタンB
2をクリックすると、次に、図30に示す第3条件設定
画面W3が表示されるが、このときも、同様にして、図
7の階層名称テーブルから「教育組織」の階層3の名称
として「学科・研究科」が読み出され、画面W3の説明
文T3中に表示される。
【0080】また、図29のフローチャートに従って、
前述の場合と同様ににして、「工学部」の下位組織とし
て、図13の全組織テーブルT4から、組織IDが
「01003」、「010004」、「01007」の
組織が抽出されると共に、これらの組織の階層3におけ
る階層内組織IDが「01」、「02」、「03」であ
ることから、図10の第3階層別組織テーブルT3
ら、組織の名称が、それぞれ「化学工学科」、「機械工
学科」、「土木工学科」であることが読み出され、これ
らの組織名称がコンボボックスC3に表示される。
【0081】さらに、図30の第3選択画面W3のコン
ボボックスC3で「土木工学科」を選択し、条件設定ボ
タンB3をクリックすると、次に、図31に示す第4条
件設定画面W4が表示される。このときも、同様にし
て、図7の階層名称テーブルから「教育組織」の階層4
の名称として「専攻・研究室」が読み出され、画面W4
の説明文T4中に表示される。
【0082】また、図29のフローチャートに従って、
「土木工学科」の下位組織として、図13の全組織テー
ブルT4から、組織IDが「01008」、「010
009」の組織が抽出されると共に、これらの組織の階
層4における階層内組織IDが「03」、「04」であ
ることから、図11の第4階層別組織テーブルT3
ら、組織の名称が、それぞれ「交通土木専攻」、「海洋
構造物専攻」であることが読み出され、これらの組織名
称がコンボボックスC4に表示される。
【0083】そして、このコンボボックスC4で「交通
土木専攻」を選択し、年次設定ボタンB4をクリックす
れば、次に図32に示す年次設定画面W5が表示される
ので、この画面W5のコンボボックスC5で「交通土木
専攻」に所属する学生のうちの検索する学生の年次を指
定し、その上で検索実行ボタンB5をクリックする。
【0084】このとき、コンピュータ1の制御部10
は、図31の第4検索画面W4で選択した「交通土木専
攻」の組織IDが「01008」であることを認識して
いるので、図25の所属組織テーブルT5から組織ID
「01008」が記録されているレコードを抽出するこ
とになり、抽出したレコードの学籍番号をメモリ11上
に記録する。
【0085】そして、図4に示す学生マスターから、メ
モリ11に記録した学籍番号を有するレコードを読み出
し、そのレコードの入学年度欄を参照して、上記年次設
定画面W5で指定した年次に該当する入学年度のレコー
ドのみを抽出する。そして、最終的に抽出したレコード
の学生の学籍番号、氏名及びEメールアドレス等を、図
33に示すメッセージ入力画面W6に表示する。その場
合、上記年次設定画面W5で検索する学生の年次として
「指定せず」を選択したときは、メモリ11に記録され
ている「交通土木専攻」に所属する全学生のレコードが
抽出されて画面W6に表示されることになる。
【0086】その後、このメッセージ入力画面W6のテ
キストボックスT6にメッセージが入力され、メール送
信ボタンB6がクリックされると、図1に示す通信部1
2からインターネット20を介して検索した学生の端末
21…21にEメールとして上記メッセージが送信され
ることになる。
【0087】なお、図27の第1条件設定画面W1のコ
ンボボックスC1の表示に際して、「教育組織」の第1
階層に「4年制大学」、「短期大学」、「大学院」が存
在することの認識についても、図13の全組織テーブル
T4や図29のプログラムを用い、「4年制大学」の
下位組織の「工学部」、「理学部」、「文学部」を抽出
する場合等と同様の方法で行われるが、第1階層の組織
が殆ど不変であれば、図26の総括組織選択画面WのO
KボタンBのクリックによって動作するプログラム中
に、それらの組織名称及び組織IDを予め書き込んでお
いてもよく、この場合、上記全組織T4の参照が不要
となる。このことは、総括組織として「学生団体組織」
を選択する場合についても同様である。
【0088】また、以上の説明は、他の教育組織又は学
生団体組織に所属する学生を検索する場合も同様であ
り、また、同様の構成で、企業や官庁等、その他の組織
の管理についても同様に行なうことが可能であることは
明らかである。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数階
層のツリー構造によって構成された大学や企業等におけ
る組織の管理、及びこれらの組織の構成員管理用のデー
タ構造、及び組織管理用のシステムとして、組織の新設
や統廃合等に対して、また異なる構造の組織群に対して
も、基本となるテーブルやプログラムの大幅な追加や改
変等を要することなく対応可能で、汎用性に優れ、ま
た、いずれの組織に所属する構成員を検索する場合に
も、きわめて簡素な動作により短時間で検索が可能なデ
ータ構造及びシステムが実現されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るシステムのハード
構成の説明図である。
【図2】 同システムの管理対象となる大学の教育組織
の説明図である。
【図3】 同じく学生団体組織の説明図である。
【図4】 大学に備えられた学生マスターの説明図であ
る。
【図5】 同じく団体所属名簿の説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るデータ構造を構成
する総括組織テーブルの説明図である。
【図7】 同じく階層名称テーブルの説明図である。
【図8】 同じく第1階層別組織テーブルの説明図であ
る。
【図9】 同じく第2階層別組織テーブルの説明図であ
る。
【図10】 同じく第3階層別組織テーブルの説明図で
ある。
【図11】 同じく第4階層別組織テーブルの説明図で
ある。
【図12】 同じく第5階層別組織テーブルの説明図で
ある。
【図13】 同じく教育組織用の全組織テーブルの説明
図である。
【図14】 同じく学生団体組織用の全組織テーブルの
説明図である。
【図15】 所属組織テーブル作成用の第1変換テーブ
ルの説明図である。
【図16】 同じく第2変換テーブルの説明図である。
【図17】 同じく第3変換テーブルの説明図である。
【図18】 同じく第4変換テーブルの説明図である。
【図19】 同じく第5変換テーブルの説明図である。
【図20】 同じく団体テーブルの説明図である。
【図21】 同じく第6変換テーブルの説明図である。
【図22】 同じく団体所属テーブルの説明図である。
【図23】 教育組織用の所属組織テーブル作成プログ
ラムの動作を示すフローチャートである。
【図24】 学生団体組織用の所属組織テーブル作成プ
ログラムの動作を示すフローチャートである。
【図25】 所属組織テーブルの説明図である。
【図26】 学生検索システムの操作用の総括組織選択
画面の説明図である。
【図27】 同じく第1検索画面の説明図である。
【図28】 同じく第2検索画面の説明図である。
【図29】 組織抽出プログラムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図30】 学生検索システムの操作用の第3検索画面
の説明図である。
【図31】 同じく第4検索画面の説明図である。
【図32】 同じく年次設定画面の説明図である。
【図33】 検索結果表示画面の説明図である。
【図34】 従来技術の説明に用いた大学の教育組織図
の一例である。
【図35】 同じく学籍マスターの一例である。
【符号の説明】
T1 総括組織テーブル T2 階層名称テーブル T3(T3〜T3) 階層別組織テーブル T4(T4、T4) 全組織テーブル T5 所属組織テーブル 10 制御部(組織名称取得手段、下
位組織抽出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 祐司 大阪市西区新町1−5−8 株式会社日本 総合研究所内 Fターム(参考) 5B075 ND20 ND35 NK02 NK43 NK54 PP12 PP13 PP22 PQ02 UU40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階層のツリー構造によって構成され
    た組織群の管理用データ構造であって、各階層ごとにそ
    の階層に属する組織に付与した階層内組織IDとその組
    織名称とを階層別に記録した階層別組織テーブルと、上
    記ツリー構造を構成する全組織にわたってユニークに付
    与した各組織の組織IDと、上記各階層別組織テーブル
    に記録されているその組織の階層内組織ID及びその上
    位の組織の階層内組織IDとを関連付けて記録した全組
    織テーブルとを備えていることを特徴とする組織管理用
    データ構造。
  2. 【請求項2】 互いに独立したツリー構造を有する複数
    の組織群を対象とする組織管理用データ構造であって、
    各階層の階層別組織テーブルは、異なる組織群に属する
    同一階層の組織について階層内組織IDとその組織名称
    とを記録しており、全組織テーブルは、単一のテーブル
    に、全組織群の全組織にわたってユニークに付与した各
    組織の組織IDと、上記各階層別組織テーブルに記録さ
    れているその組織の階層内組織ID及びその上位の組織
    の階層内組織IDとを関連付けて記録していることを特
    徴とする請求項1に記載の組織管理用データ構造。
  3. 【請求項3】 各組織に所属する構成員について、その
    構成員のIDと、その構成員が所属する上層から下層へ
    繋がる一連複数の組織の各組織IDとを関連付けて登録
    した所属組織テーブルを備えていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の組織管理用データ構造。
  4. 【請求項4】 所属組織テーブルは、構成員ID記録用
    フィールドと単一の組織ID記録用フィールドとで構成
    されており、同一の構成員IDについての複数の組織I
    Dは、それぞれ構成員IDと組み合わせられて異なるレ
    コードとして記録されていることを特徴とする請求項3
    に記載の組織管理用データ構造。
  5. 【請求項5】 複数階層のツリー構造によって構成され
    た組織群の管理システムであって、各階層ごとにその階
    層に属する組織に付与した階層内組織IDとその組織名
    称とを階層別に記録した階層別組織記録手段と、上記ツ
    リー構造を構成する全組織にわたってユニークに付与し
    た各組織の組織IDと、上記階層別組織記録手段に記録
    されているその組織の階層内組織ID及びその上位の組
    織の階層内組織IDとを関連付けて記録した全組織記録
    手段と、各組織について、上記全組織記録手段から読み
    出した階層内組織ID及びその上位の組織の階層内組織
    IDと、これらの階層内組織IDについて上記階層別組
    織記録手段から読み出した組織名称とから当該組織の上
    位組織名称を含む組織名称を取得する組織名称取得手段
    と、最下層の組織を除く各組織について、上記全組織記
    録手段から、その組織が属する階層で同一の階層内組織
    IDを有し、かつその下位の階層には階層内組織IDを
    有するが、さらにその下位の階層には階層内組織IDを
    有しない組織を抽出する下位組織抽出手段とを有するこ
    とを特徴とする組織管理システム。
  6. 【請求項6】 互いに独立したツリー構造を有する複数
    の組織群を対象とする組織管理システムであって、各階
    層の階層別組織記録手段は、異なる組織群に属する同一
    階層の組織の階層内組織IDとその組織名称とを記録し
    ており、全組織記録手段は、全組織群の全組織にわたっ
    てユニークに付与した各組織の組織IDと、上記階層別
    組織記録手段に記録されているその組織の階層内組織I
    D及びその上位の組織の階層内組織IDとを関連付けて
    記録していることを特徴とする請求項5に記載の組織管
    理システム。
  7. 【請求項7】 各組織に所属する構成員について、その
    構成員のIDと、その構成員が所属する上層から下層へ
    繋がる一連複数の組織の各組織IDとを関連付けて登録
    した所属組織記録手段と、いずれかの組織を指定する組
    織指定手段と、該指定手段で指定された組織の組織ID
    が関連付けられている構成員IDを上記所属組織記録手
    段から検索する構成員検索手段とを有することを特徴と
    する請求項5又は請求項6に記載の組織管理システム。
  8. 【請求項8】 所属組織記録手段は、構成員IDのフィ
    ールドと単一の組織IDのフィールドとでなるテーブル
    として構成されており、同一の構成員IDについての複
    数の組織IDは、それぞれ構成員IDと組み合わされて
    異なるレコードとして記録されていることを特徴とする
    請求項7に記載の組織管理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011134190A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Digitalcoast Inc 組織構造管理ディレクトリを備えたディレクトリシステム及びそのプログラム

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JP2011134190A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Digitalcoast Inc 組織構造管理ディレクトリを備えたディレクトリシステム及びそのプログラム

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