JP2003270234A - 酸素測定用金属部材及び酸素測定方法 - Google Patents
酸素測定用金属部材及び酸素測定方法Info
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Abstract
大きな設備でも測定可能であり、そして、低コストを可
能とする酸素測定用金属部材及び酸素測定方法を提供す
る。 【解決手段】 高温燃焼環境での酸素濃度を測定する部
材1であって、高温酸素雰囲気で酸化物になると昇華す
る金属からなる測定部12を有する。金属は、タングス
テン又はモリブデンである。櫛状体、板状体又は線状体
からなる。
Description
及び酸素測定方法であり、特に火炎等の高温領域におけ
る酸素を測定する金属部材及びそれを用いた酸素測定方
法に関する。
法として、レーザーラマン法が知られている。この方法
は、光学系が組める実験室レベルで測定する場合に利用
されており、図3(a)(b)に示すように、YAGレ
ーザ51´、レーザ光学系52´、ビームトラップ53
´、分光器54´、CCDカメラ55´、解析装置56
´、カメラ光温度計57´等を使用する。YAGレーザ
51´から発生したレーザは、レーザ光学系52´によ
りバーナ41´の火炎42´に照射され、ビームトラッ
プ53´となる。火炎42´による散乱光は、分光器5
4´によりCCDカメラ55´に導入され、解析装置5
6´により解析され、酸素濃度等を測定する。火炎42
´の温度は、カメラ光温度計57´により測定される。
なお、バーナ41´は、高圧燃焼容器46´内に設置さ
れ、酸素43´、水素44´、窒素45´により火炎4
2´を形成し、そして、生成ガスは、生成ガス冷却器4
7´、生成ガス希釈装置48´及び窒素設備49´によ
り、大気放出される。しかしながら、この方法では、高
圧燃焼容器に光学系装置を取付ける必要があり、費用が
高くなるため、規模が大きな設備においてはほとんど実
用的ではない。
装置)をセットして吸引したガスの酸素濃度を測る方法
も知られている。しかしながら、高圧燃焼容器にサンプ
リング装置を取付ける必要があり、費用が高くなり、そ
して、吸引した高温ガス中で酸化が進むこと等があるた
め、酸素濃度の分布を得ることはほとんど無理である。
を解決するものであり、高温燃焼環境での酸素濃度につ
いて、規模が大きな設備でも測定可能であり、そして、
低コストを可能とする酸素測定用金属部材及び酸素測定
方法を提供することを目的とする。
での酸素濃度を測定する部材であって、高温酸素雰囲気
で酸化物になると昇華する金属からなる測定部を有する
酸素測定用金属部材である。
ン又はモリブデンである酸素測定用金属部材である。
定用金属部材である。
用金属部材である。
用金属部材である。
濃度を測定する方法であって、高温酸素雰囲気で酸化物
になると昇華する金属からなる酸素測定用金属部材を高
温燃焼環境に配置する酸素測定方法である。
体の酸素測定用金属部材を使用して高温燃焼環境での酸
素の有無を測定する酸素測定方法である。
体からなる酸素測定用金属部材を使用して高温燃焼環境
での酸素の分布状態を測定する酸素測定方法である。
発明の酸素測定用金属部材及び酸素測定方法の実施例に
ついて、図1及び図2を用いて説明する。図1は、実施
例の酸素測定用金属部材及び酸素測定方法の説明図であ
る。図2は、実施例による酸素測定結果を説明する図で
ある。
金属部材1は、図1に示すように、本体部11と測定部
12とからなり、本体部11及び測定部12は例えばタ
ングステン、モリブデン等の金属からなる。これらの金
属は、高温燃焼環境である600℃以上、好ましくは1
000〜1200℃で酸素が有ると、酸化されて酸化物
になり、昇華して減肉又は形をとどめておくことができ
ない。高温燃焼環境に置かれ、取出された酸素測定用金
属部材1の測定部12は、高温燃焼環境の酸素が高かっ
た部分が昇華して減肉又は形をとどめておくことができ
ないため、測定部12の形状を確認することにより、高
温燃焼環境の酸素の高低を測定することができる。
うに、酸素測定用金属部材1は、バーナ2の先端に設け
た短管3に取付けたものであり、使用したバーナは、酸
素を予混合した部分燃焼バーナである。バーナ2の火炎
により高温となるが、酸素が有る部分に位置する酸素測
定用金属部材1の測定部12は、酸化物となって昇華す
る。酸素濃度の高低が及ぼす影響について、図2(a)
(b)を用いて説明する。酸素濃度が高い燃焼環境で測
定すると、図2(a)に示すように、酸素測定用金属部
材1aの測定部12aは、一部無くなっていた。バーナ
に近い部分は、酸素濃度が高く、形状をとどめることが
できなかったことがわかる。酸素濃度が低い燃焼環境で
測定すると、図2(b)に示すように、酸素測定用金属
部材1bの測定部12bはほとんど形状が変化していな
かった。
金属部材1を用いることにより、簡単に燃焼環境におけ
る酸素の有無や濃度及びその分布を測定することがで
き、また、部材は使い捨てであり、火炎中の流れ状態に
影響をほとんど与えることない小サイズとすることがで
きる。そして、酸素測定用金属部材の形状について、櫛
状体の他に板状体や1本又は複数本の線状体とすること
ができ、形状の変化や太さ、厚さの違いにより酸素分布
形状を測定することも可能である。酸素測定用金属部材
1について、酸化変化量と酸化速度の関係を例えば理論
計算等で把握することにより、火炎中の酸素濃度を算定
することができる。
濃度について、規模が大きな設備でも測定可能であり、
そして、低コストを可能とする酸素測定用金属部材及び
酸素測定方法を得ることができる。
の説明図。
Claims (8)
- 【請求項1】 高温燃焼環境での酸素濃度を測定する部
材であって、 高温酸素雰囲気で酸化物になると昇華する金属からなる
測定部を有することを特徴とする酸素測定用金属部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の酸素測定用金属部材にお
いて、 上記金属は、タングステン又はモリブデンであることを
特徴とする酸素測定用金属部材。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の酸素測定用金属
部材において、 櫛状体からなることを特徴とする酸素測定用金属部材。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の酸素測定用金属
部材において、 板状体からなることを特徴とする酸素測定用金属部材。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載の酸素測定用金属
部材において、 線状体からなることを特徴とする酸素測定用金属部材。 - 【請求項6】 高温燃焼環境での酸素濃度を測定する方
法であって、 高温酸素雰囲気で酸化物になると昇華する金属からなる
酸素測定用金属部材を高温燃焼環境に配置することを特
徴とする酸素測定方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の酸素測定方法において、 櫛状体、板状体又は線状体の酸素測定用金属部材を使用
して高温燃焼環境での酸素の有無を測定することを特徴
とする酸素測定方法。 - 【請求項8】 請求項6記載の酸素測定方法において、 櫛状体、板状体又は線状体からなる酸素測定用金属部材
を使用して高温燃焼環境での酸素の分布状態を測定する
ことを特徴とする酸素測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074209A JP2003270234A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 酸素測定用金属部材及び酸素測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002074209A JP2003270234A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 酸素測定用金属部材及び酸素測定方法 |
Publications (1)
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JP2003270234A true JP2003270234A (ja) | 2003-09-25 |
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ID=29203662
Family Applications (1)
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JP2002074209A Pending JP2003270234A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 酸素測定用金属部材及び酸素測定方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003270234A (ja) |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002074209A patent/JP2003270234A/ja active Pending
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