JP2003263518A - 文書データ処理装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

文書データ処理装置、方法及びコンピュータプログラム

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JP2003263518A
JP2003263518A JP2002062950A JP2002062950A JP2003263518A JP 2003263518 A JP2003263518 A JP 2003263518A JP 2002062950 A JP2002062950 A JP 2002062950A JP 2002062950 A JP2002062950 A JP 2002062950A JP 2003263518 A JP2003263518 A JP 2003263518A
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JP2002062950A
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Toru Sakurai
徹 櫻井
Kuniyasu Suzuki
邦康 鈴木
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子署名が付された文書データであって、特
に、長期間保存する必要がある、例えば、取引文書デー
タなどの文書データの正当性を保証することができる仕
組みを得ることを課題とする。 【解決手段】 受付処理部13が、ユーザ端末2、3か
ら送信された、文書データと、この文書データに添付さ
れた各ユーザの電子署名データと、この電子署名データ
の有効性を証明するための有効期間付きの証明データと
を受付け、契約書データベース12に受付けた文書デー
タ、各ユーザの電子署名データ及び証明データに関連付
けて、失効情報を記憶するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば契約書など
の文書データの正当性を保証するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの発達及び普及により、様
々な文書が電子データ化されている。そして、最近で
は、契約書などの取引文書も電子データ化されており、
その作成者の正当性を証明するため電子署名が多く用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子署名を行
うための秘密鍵データが漏洩したり、暗号アルゴリズム
が解読されるなどの危険な状況が生じた場合、この暗号
アルゴリズムや秘密鍵データを変更することが行われ
る。そのため、変更前の秘密鍵データや暗号アルゴリズ
ムを用いて電子署名がなされている文書データについて
は、秘密鍵等が変更された後では、正当な秘密鍵データ
や暗号アルゴリズムを用いて電子署名がされたことを保
証する手段がなく、文書データ自体の正当性に疑義を生
じてしまうとう問題があった。このような問題は特に、
例えば、契約書などの取引書類のように長期に保管され
る文書について問題となることが多かった。
【0004】また、このような証明データの発行、開示
を行う認証機関は、証明データの有効期限内に、例え
ば、ユーザの秘密鍵が漏洩するなどして秘密性を失った
電子署名に対する証明データの情報として、失効情報を
発行しているが、認証機関自体は、これらの情報を長期
間保存していないため、過去に発行された失効性情報に
ついては、誰も把握しておらず、失効後は検証できない
場合もあるという問題があった。
【0005】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであって、電子署名が付された文書データ
の正当性を保証することができる仕組みを提供すること
を課題とし、特に、長期間保存する必要がある、例え
ば、取引文書データなどの文書データに好適な仕組みを
提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の観点にかかる文書データ処理装置
は、 ユーザの端末から送信された、文書データと、こ
の文書データに添付された上記ユーザの電子署名データ
と、この電子署名データの有効性を証明するための有効
期間付きの証明データとを受付ける受付手段と、上記受
付けた文書データ、電子署名データ及び証明データに関
連付けて、上記有効期間の途中で有効性を失った証明デ
ータを特定する失効情報を記憶することにより、上記文
書データに添付された電子署名が有効であることを保証
する記憶手段とを有することを特徴とする。
【0007】また、上記認証機関は上記失効情報を発行
し、上記ユーザの端末から送信された文書データ及び電
子署名データを受付けた時点で、上記認証機関が発行し
ている失効情報を取得して上記記憶手段に記憶する失効
情報取得手段を更に有してもよい。
【0008】上記認証機関は上記失効情報を発行し、上
記受付手段は、上記ユーザが文書データ、電子署名デー
タ及び証明データを送信する時点で、上記ユーザが上記
認証機関から取得した失効情報をさらに受付けるように
してもよい。
【0009】また、上記文書データの原本性を保証する
保証機関に対して、上記文書データの登録要求を行い、
この登録要求に対して上記保証機関が発行した当該登録
日時を証明するタイムスタンプ情報を取得するタイムス
タンプ情報処理手段を更に有し、上記記憶手段は、取得
したタイムスタンプ情報をあわせて記憶する、ようにし
てもよい。
【0010】本発明の第2の観点にかかる文書データ保
証装置は、第1及び第2のユーザ端末と通信可能に配置
され、第1のユーザと第2のユーザとの間で交わされた
文書データを処理するための装置であって、 上記第1
のユーザ端末から送信された、文書データ、この文書デ
ータに添付された上記第1のユーザの電子署名データ
と、この第1のユーザの電子署名データの有効性を証明
するための有効期間付きの第1の証明データとを受付
け、受付けたこれらのデータを上記第2のユーザの端末
へ送信すると共に、上記第2のユーザの端末から送信さ
れた、文書データ、この文書データに添付された上記第
2のユーザの電子署名データと、この第2のユーザの電
子署名データの有効性を証明するための有効期間付きの
第2の証明データとを受付ける受付手段と、上記各ユー
ザから送信された文書データ、電子署名データ及び証明
データに関連付けて、上記各ユーザの証明データの有効
期間の途中で有効性を失った証明データを特定する失効
情報を記憶することにより、上記各ユーザの証明データ
が有効であることを保証する文書データ記憶手段とを有
することを特徴とする。
【0011】また、上記文書データは、第1及び第2の
ユーザの間でなされた取引に関する取引文書データであ
ってもよい。
【0012】本発明の第1の観点にかかる文書データ処
理方法は、コンピュータにより、ユーザの端末から送信
された、文書データと、この文書データに添付された上
記ユーザの電子署名データと、この電子署名データの有
効性を証明するための有効期間付きの証明データとを受
付ける処理と、上記受付けた文書データ、電子署名デー
タ及び証明データに関連付けて、上記有効期間の途中で
有効性を失った証明データを特定する失効情報を所定の
記憶手段に記憶する処理とを行うことを特徴とする。
【0013】本発明の第2の観点にかかる文書データ処
理方法は、第1及び第2のユーザ端末と通信可能に配置
され、第1のユーザと第2のユーザとの間で交わされた
文書データを処理するための方法であって、コンピュー
タにより、上記第1のユーザ端末から送信された、文書
データ、この文書データに添付された上記第1のユーザ
の電子署名データと、この第1のユーザの電子署名デー
タの有効性を証明するための有効期間付きの第1の証明
データとを受付ける処理と、受付けたこれらのデータを
上記第2のユーザの端末へ送信する処理と、上記第2の
ユーザの端末から送信された、文書データ、この文書デ
ータに添付された上記第2のユーザの電子署名データ
と、この第2のユーザの電子署名データの有効性を証明
するための有効期間付きの第2の証明データとを受付け
る処理と、上記各ユーザから送信された文書データ、電
子署名データ及び証明データに関連付けて、上記各ユー
ザの証明データの有効期間の途中で有効性を失った証明
データを特定する失効情報を所定の記憶手段に記憶する
処理とを行うことを特徴とする。
【0014】本発明の第1の観点にかかるコンピュータ
プログラムは、コンピュータに対して、 ユーザの端末
から送信された、文書データと、この文書データに添付
された上記ユーザの電子署名データと、この電子署名デ
ータの有効性を証明するための有効期間付きの証明デー
タとを受付ける処理と、上記受付けた文書データ、電子
署名データ及び証明データに関連付けて、上記有効期間
の途中で有効性を失った証明データを特定する失効情報
を所定の記憶手段に記憶する処理とを実行させることを
特徴とする。
【0015】本発明の第2の観点にかかるコンピュータ
プログラムは、コンピュータを、上記第1のユーザ端末
から送信された、文書データ、この文書データに添付さ
れた上記第1のユーザの電子署名データと、この第1のユ
ーザの電子署名データの有効性を証明するための有効期
間付きの第1の証明データとを受付ける処理と、受付け
たこれらのデータを上記第2のユーザの端末へ送信する
処理と、上記第2のユーザの端末から送信された、文書
データ、この文書データに添付された上記第2のユーザ
の電子署名データと、この第2のユーザの電子署名デー
タの有効性を証明するための有効期間付きの第2の証明
データとを受付ける処理と、上記各ユーザから送信され
た文書データ、電子署名データ及び証明データに関連付
けて、上記各ユーザの証明データの有効期間の途中で有
効性を失った証明データを特定する失効情報を所定の記
憶手段に記憶する処理とを実行させることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
かかる実施形態について説明する。図1に本発明にかか
る文書データ処理装置を、ユーザA及びユーザB間でなさ
れた契約書データを管理するセンタ1に適用したシステ
ムの実施形態を示す。図1において、本実施形態のシス
テムは、インターネット等のネットワーク、所定の通信
網等を介して相互に接続可能に構成された、センタ1、
ユーザAのユーザ端末2、ユーザBのユーザ端末3及び認
証機関端末4と、センタ1とインターネット等の所定の
ネットワーク又は所定の通信網、通信回線を介して接続
可能に構成された第三者機関端末5から構成されてい
る。
【0017】ユーザ端末2、ユーザ端末3は、契約書を
交わす当事者であるユーザA及びユーザBが使用する端末
である。このユーザ端末2及びユーザ端末3は、コンピ
ュータにより構成され、ネットワーク、通信回線を介し
てセンタ1及び認証機関端末4との間でデータの送受信
が行えるようになっており、例えば、認証機関端末4が
発行した証明データをハードディスク装置等の記憶部に
記憶できるようになっている。また、ユーザ端末2及び
ユーザ端末3は、所定の暗号アルゴリズムにより契約書
データから電子署名データを生成することができるよう
になっている。この電子署名データの生成は、例えば、
契約書データから生成したハッシュ値を生成し、生成し
たハッシュ値を、認証機関から発行された各ユーザの秘
密鍵データにより、所定の暗号アルゴリズムに基づいて
暗号化することにより生成することができる。
【0018】認証機関端末4は、各ユーザ端末2、3が
保持する電子署名のアルゴリズム及び秘密鍵データ等が
有効であることを証明するための電子的な証明書である
証明データを発行、開示する処理を行う。契約データの
認証処理としては、例えば、ユーザからの要求により契
約書の原本性を証明するための証明データを発行した
り、センタ1等からの要求により、契約書に添付された
証明データの検証処理を行う。この証明データとして
は、例えば、ユーザの公開鍵データ、秘密鍵データ及び
証明データを発行した発行日データなどを、認証機関の
秘密鍵データで暗号化したデータを用いることができ
る。また、電子署名を生成する際の暗号アルゴリズム等
の管理としては、例えば、各ユーザに対して電子署名を
生成する際の暗号アルゴリズム及び秘密鍵データを発行
したり、それら失効情報を発行する処理を行う。ここに
失効情報は、各ユーザに発行した有効期間付の証明デー
タのうち、それが有効期間内でありながら、例えばユー
ザ又は認証機関の秘密鍵の漏洩などにより失効したもの
を表すリストである。この失効情報としては、例えば、
失効情報に認証局が署名するときに使用するアルゴリズ
ムの識別子、この情報の発行者名、この情報の最終更新
時間、失効したユーザの識別情報と失効時刻などの情報
が含まれる。なお、失効情報に失効したユーザの識別情
報が含まれている期間は、そのユーザに対して発行され
た証明書の有効期限までとなっている。
【0019】第三者機関端末5は、信頼ある第三者機関
に配置され、契約書データ等の原本登録を受付けると共
に、登録者に対して原本保証記録データを発行する処理
を行うようになっている。この原本保証記録データは、
例えば、契約書データから生成されたハッシュ値と、そ
のハッシュ値が第三者機関端末5に登録された時点の日
時を証明するためのタイムスタンプ情報を含んで構成さ
れる。
【0020】センタ1は、コンピュータにより構成さ
れ、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実
行するコンピュータプログラム、RAM、ROMなどの
内部メモリ、ハードディスク装置などの外部記憶装置に
より、図2に示した機能ブロックを構成する。図2に示
した機能ブロックは、ユーザ情報データベース11、契
約書データベース12、受付処理部13、検証処理部1
4、原本保証処理部15から構成されている。
【0021】ユーザ情報データベース11は、ユーザに
関する情報を記憶した記憶部である。このユーザ情報デ
ータベースには、ユーザの識別情報、氏名又は名称、メ
ールアドレスなどの連絡先情報が記憶できるようになっ
ている。
【0022】契約書データベース12は、ユーザ間で交
わされた契約書データ等が記憶できるようになってい
る。この契約書データベース12には、図3に示すよう
に、ユーザ間で交わされた契約ごとに、契約書データ、
ユーザ端末2及びユーザ端末3により生成された各ユー
ザの電子署名データ、ユーザA及びユーザBが認証機関
から付与された証明データ、ユーザA及びユーザBが取
得した失効情報、及び契約書データを第三者機関5に原
本登録した際の原本保証記録データが、それぞれ関連付
けられて記憶できるようになっている。
【0023】受付処理部13は、ユーザ端末2又はユー
ザ端末3から送信された契約書データ、電子署名デー
タ、証明データ等を受付ける処理を行うようになってい
る。また、受付処理部13は、ユーザ端末2から契約書
データ等を受付けると、その旨をメール等によりユーザ
端末3に通知し、ユーザBからの要求により、契約書デ
ータ等をユーザ端末3に送信する処理を行うようになっ
ている。
【0024】検証処理部14は、ユーザ端末2及びユー
ザ端末3から受付けた電子署名データ及び証明データの
検証処理を行う。この検証処理は、例えば、検証処理部
14が、各ユーザの公開鍵データを保持し、この公開鍵
データにより受付けた電子署名が復号化して検証した
り、証明データの有効期限を検証したりすることにより
行う。
【0025】原本保証処理部15は、第三者機関端末5
に対して、受付けた契約書データに対して原本保証記録
データの発行を要求し、第三者機関端末5から送信され
た原本保証記録データを、契約書データベース12に記
憶する処理を行う。第三者機関端末5に対して原本保証
記録データの発行を要求する際には、原本保証処理部1
5は、例えば、契約書データ、ユーザA及びユーザBか
ら送信された電子署名データ、証明データ、失効情報に
基づいて、所定のアルゴリズムによりハッシュ値を生成
し、これを第三者機関端末5に送信するようにしてもよ
い。
【0026】次に、本発明にかかる文書データ処理方法
の実施形態について、図1を参照して説明する。なお、
前処理として、ユーザA及びユーザBは、それぞれ認証
機関端末4に対して証明データの発行を要求し、発行さ
れた証明データを各ユーザ端末2、3の所定の記憶部に
記憶しておくものとする。この状態で、契約書データを
センタ1に送信する際に、ユーザAは認証機関端末4に
対して、その時点で認証機関が発行している失効情報の
取得を要求する(S1)。この要求に応じて認証機関端
末4から失効情報が通知されると、ユーザ端末2はこれ
を受付け、ハードディスク装置等の所定の記憶部に記憶
する(S2)。
【0027】そして、ユーザ端末2が、ユーザAの秘密
鍵を用いて契約書データのハッシュ値から電子署名デー
タを生成し、生成した電子署名データ、ユーザ端末2に
記憶されている証明データ、失効情報を契約書データに
添付してセンタ1に送信すると、受付処理部13がこれ
を受付け、契約書情報データベース12に記憶する(S
3)。検証処理部14は、ユーザ端末2から受付けた電
子署名データ及び証明データの検証を行う(S4)。検
証の結果、ユーザAの電子署名データが正しい場合に
は、受付処理部13がユーザBに対して、ユーザ情報デ
ータベース11に記憶されているメールアドレス等に基
づいて、メール等によりユーザBのユーザ端末3に対し
て、ユーザB宛の契約書データがある旨を通知する(S
5)。なお、検証の結果、ユーザAの電子署名データが
正しくない場合には、その旨をユーザAに通知するなど
して処理を終了する。
【0028】ユーザBがユーザ端末3を使用して、セン
タ1に対して契約書データの送信を要求すると(S
6)、受付処理部13は要求された契約書データ、ユー
ザAの電子署名データ、証明データをユーザ端末3へ送
信する(S7)。
【0029】ユーザBが受信した契約書データの内容を
確認し、契約を行う場合には、ユーザBは、ユーザ端末
3を使用して認証機関端末4に対して失効情報の取得要
求を行う(S8)。なお、この際、ユーザBが、認証機
関端末4に対して、ユーザAの電子署名データの検証要
求を行い、この電子署名が正しい場合にのみこれらの処
理を行うようにしてもよい。
【0030】認証機関端末4から失効情報が通知される
と、ユーザ端末3がこれを受付ける(S9)。そして、
ユーザBがユーザ端末3を使用して、契約書データのハ
ッシュ値からユーザBの秘密鍵を用いて電子署名データ
を作成すると共に、契約書データにユーザBの電子署名
データ、ユーザ端末3に予め記憶しておいた証明デー
タ、失効情報を添付してセンタ1に送信すると、受付処
理部13がこれを受付けて契約書データベース12に記
憶する(S10)。なお、ユーザBから契約書データ等
を受付けた際に、検証処理部14が、ユーザBから受信
した電子署名データの検証を行うようにしてもよい。
【0031】ユーザBから契約書データ等を受付ける
と、検証処理部14がユーザBの電子署名データの検証
を行う(S11)。検証の結果、ユーザBの電子署名デ
ータが正しい場合には、原本保証処理部15が、第三者
機関端末5に対してその内容を原本データとして登録す
るよう要求する(S12)。この際の処理としては、例
えば、原本保証処理部15が、契約書データ、ユーザA
及びユーザBの電子署名データ、証明データ、失効情報
からハッシュ値を生成して第三者機関端末5に送信し
て、原本データの登録要求を行うことができる。
【0032】この要求に対して、第三者機関端末5か
ら、原本データ登録の日時を表わすタイムスタンプ情報
を含む原本保証記録データが送信されると、原本保証処
理部15は、これを受付けて、契約書データに関連付け
て契約書データベース12に記憶して(S13)、処理
を終了する。
【0033】このように上述の実施形態によれば、受付
処理部13が、ユーザ端末2、3から送信された、契約
書データと、この契約書データに添付された各ユーザの
電子署名データと、この電子署名データの有効性を証明
するための有効期間付きの証明データとを受付け、契約
書データベース12に受付けた契約書データ、各ユーザ
の電子署名データ及び証明データに関連付けて、失効情
報を記憶するようにしたことから、契約書データがやり
取りされた際に各ユーザの電子署名データが失効してい
なかったことを保証することができる。これにより、例
えば、後にユーザの電子署名データを生成する暗号アル
ゴリズムや鍵データが、何らかの理由により変更された
場合であっても、契約書データに電子署名を添付した際
には、当該電子署名データが有効なものであったことを
保証することができる。また、失効情報を各ユーザが管
理するのではなく、センタ1にまとめて管理するように
したことから、各ユーザの負担を軽減することができ
る。
【0034】原本保証処理部15が、第三者機関端末5
に対して、契約書データ等の原本登録を行い、その際の
タイムスタンプ情報を含む原本保証記録データを契約書
データベース12に記憶するようにしたことから、例え
ば、後に暗号アルゴリズムや鍵データが更新された場合
であっても、契約書データに署名データが添付された際
には当該電子署名データ等が正当なものであったことを
第三者機関により、客観的に保証することができる。
【0035】なお、上述の実施形態では、ユーザが認証
機関端末4から失効情報を取得する例について説明した
が、ユーザ側では失効情報を取得せずに、センタ1側で
失効情報を取得するようにしてもよい。この場合のセン
タ1の機能ブロックを図4に示す。この場合、図4に示
すように、ユーザから契約書データ等を受付けた際に認
証機関端末4から失効情報を取得する失効情報取得部1
6を設けるようにしてもよい。これにより、ユーザ側で
は、失効情報を取得しなくともよく、ユーザの負担を軽
減することができる。
【0036】またさらに、失効情報取得部16が、認証
機関端末4が発行する全ての失効情報を収集し、これを
第三者機関端末5に対して原本登録して、失効情報と原
本登録のタイムスタンプ情報とを失効情報データベース
17に記憶するようにしてもよい。これにより、認証機
関端末4が失効情報を保存していなくとも、センタ1に
よりタイムスタンプ付の失効情報を蓄積記憶することが
でき、例えば、ユーザ等からの照会要求により失効情報
を提供することもできる。
【0037】上述の実施形態は、ユーザA及びユーザB
間で契約を行う場合の例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、あるユーザか
らの電子署名付の文書データをセンタ1で保存するシス
テムであれば適用可能である。
【0038】本実施形態にかかるセンタ1は、専用装置
であってもよいし、また、汎用のコンピュータとコンピ
ュータプログラムを用いて実現してもよい。汎用のコン
ピュータを利用して実現する場合には、例えば、汎用の
コンピュータに対して上述の動作を実行するためのコン
ピュータプログラムやこれを格納したコンピュータ読み
取り可能な媒体(FD、CD−ROM等)からコンピュ
ータプログラムをインストールすることにより上述の処
理を実行する各装置を構成するようにしてもよい。な
お、上述の機能をOS(Operating System)が分担又は
OSとアプリケーションプログラムの共同により実現す
る場合等には、OS以外の部分のみをコンピュータプロ
グラムとして、またこのコンピュータプログラムをコン
ピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよい。
【0039】また、センタ1用の各コンピュータプログ
ラムを搬送波に重畳し、通信ネットワークを介して配信
することも可能である。例えば、通信ネットワークの掲
示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネッ
トワークを介して配信するようにしてもよい。そして、
このコンピュータプログラムを起動し、OS制御下で他
のアプリケーションプログラムと同様に実行させること
により上述の処理を実行させるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、電子署名が付された文
書データであって、特に、長期間保存する必要がある、
例えば、取引文書データなどの文書データの正当性を保
証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる一実施形態の全体構成及び処
理の流れを示した概念図。
【図2】 本発明の一実施形態にかかるセンタの機能ブ
ロック図。
【図3】 契約書データベースに記憶されるデータの例
を示した図。
【図4】 本発明の別の実施形態にかかるセンタの機能
ブロック図。
【符号の説明】
1 センタ 2 ユーザ端末 3 ユーザ端末 4 認証機関端末 5 第三者機関端末 11 ユーザ情報データベース 12 契約書情報データベース 13 受付処理部 14 検証処理部 15 原本保証処理部 16 失効情報取得部 17 失効情報データベース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 675Z 601F

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの端末から送信された、文書デー
    タと、この文書データに添付された上記ユーザの電子署
    名データと、この電子署名データの有効性を証明するた
    めの有効期間付きの証明データとを受付ける受付手段
    と、 上記受付けた文書データ、電子署名データ及び証明デー
    タに関連付けて、上記有効期間の途中で有効性を失った
    証明データを特定する失効情報を記憶することにより、
    上記文書データに添付された電子署名が有効であること
    を保証する記憶手段と、 を有することを特徴とする文書データ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記認証機関は上記失効情報を発行し、 上記ユーザの端末から送信された文書データ、電子署名
    データ及び証明データを受付けた時点で、上記認証機関
    が発行している失効情報を取得して上記記憶手段に記憶
    する失効情報取得手段を更に有する、 請求項1記載の文書データ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記認証機関は上記失効情報を発行し、 上記受付手段は、上記ユーザが文書データ、電子署名デ
    ータ及び証明データを送信する時点で、上記ユーザが上
    記認証機関から取得した失効情報をさらに受付ける、 請求項1記載の文書データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記文書データの原本性を保証する保証
    機関に対して、上記文書データの登録要求を行い、この
    登録要求に対して上記保証機関が発行した当該登録日時
    を証明するタイムスタンプ情報を取得するタイムスタン
    プ情報処理手段を更に有し、 上記記憶手段は、取得したタイムスタンプ情報をあわせ
    て記憶する、 請求項1〜3のいずれかの項に記載の文書データ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のユーザ端末と通信可能に
    配置され、第1のユーザと第2のユーザとの間で交わさ
    れた文書データを処理するための装置であって、 上記第1のユーザ端末から送信された、文書データ、こ
    の文書データに添付された上記第1のユーザの電子署名
    データと、この第1のユーザの電子署名データの有効性
    を証明するための有効期間付きの第1の証明データとを
    受付け、受付けたこれらのデータを上記第2のユーザの
    端末へ送信すると共に、上記第2のユーザの端末から送
    信された、文書データ、この文書データに添付された上
    記第2のユーザの電子署名データと、この第2のユーザ
    の電子署名データの有効性を証明するための有効期間付
    きの第2の証明データとを受付ける受付手段と、 上記各ユーザから送信された文書データ、電子署名デー
    タ及び証明データに関連付けて、上記各ユーザの証明デ
    ータの有効期間の途中で有効性を失った証明データを特
    定する失効情報を記憶することにより、上記各ユーザの
    証明データが有効であることを保証する文書データ記憶
    手段と、 を有することを特徴とする文書データ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記文書データは、第1及び第2のユー
    ザの間でなされた取引に関する取引文書データである、 請求項5に記載の文書データ処理装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータにより、 ユーザの端末から送信された、文書データと、この文書
    データに添付された上記ユーザの電子署名データと、こ
    の電子署名データの有効性を証明するための有効期間付
    きの証明データとを受付ける処理と、 上記受付けた文書データ、電子署名データ及び証明デー
    タに関連付けて、上記有効期間の途中で有効性を失った
    証明データを特定する失効情報を所定の記憶手段に記憶
    する処理と、 を行うことを特徴とする文書データ処理方法。
  8. 【請求項8】 第1及び第2のユーザ端末と通信可能に
    配置され、第1のユーザと第2のユーザとの間で交わさ
    れた文書データを処理するための方法であって、 コンピュータにより、 上記第1のユーザ端末から送信された、文書データ、こ
    の文書データに添付された上記第1のユーザの電子署名
    データと、この第1のユーザの電子署名データの有効性
    を証明するための有効期間付きの第1の証明データとを
    受付ける処理と、 受付けたこれらのデータを上記第2のユーザの端末へ送
    信する処理と、 上記第2のユーザの端末から送信された、文書データ、
    この文書データに添付された上記第2のユーザの電子署
    名データと、この第2のユーザの電子署名データの有効
    性を証明するための有効期間付きの第2の証明データと
    を受付ける処理と、 上記各ユーザから送信された文書データ、電子署名デー
    タ及び証明データに関連付けて、上記各ユーザの証明デ
    ータの有効期間の途中で有効性を失った証明データを特
    定する失効情報を所定の記憶手段に記憶する処理と、 を行うことを特徴とする文書データ処理方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに対して、 ユーザの端末から送信された、文書データと、この文書
    データに添付された上記ユーザの電子署名データと、こ
    の電子署名データの有効性を証明するための有効期間付
    きの証明データとを受付ける処理と、 上記受付けた文書データ、電子署名データ及び証明デー
    タに関連付けて、上記有効期間の途中で有効性を失った
    証明データを特定する失効情報を所定の記憶手段に記憶
    する処理と、 を実行させるコンピュータプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、第1及び第2のユー
    ザ端末と通信可能に配置され、第1のユーザと第2のユ
    ーザとの間で交わされた文書データを処理する装置とし
    て機能させるためのコンピュータプログラムであって、 コンピュータに対して、 上記第1のユーザ端末から送信された、文書データ、こ
    の文書データに添付された上記第1のユーザの電子署名
    データと、この第1のユーザの電子署名データの有効性
    を証明するための有効期間付きの第1の証明データとを
    受付ける処理と、 受付けたこれらのデータを上記第2のユーザの端末へ送
    信する処理と、 上記第2のユーザの端末から送信された、文書データ、
    この文書データに添付された上記第2のユーザの電子署
    名データと、この第2のユーザの電子署名データの有効
    性を証明するための有効期間付きの第2の証明データと
    を受付ける処理と、 上記各ユーザから送信された文書データ、電子署名デー
    タ及び証明データに関連付けて、上記各ユーザの証明デ
    ータの有効期間の途中で有効性を失った証明データを特
    定する失効情報を所定の記憶手段に記憶する処理と、 実行させるコンピュータプログラム。
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