JP2003259282A - 副映像データ編集装置および編集方法 - Google Patents

副映像データ編集装置および編集方法

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JP2003259282A
JP2003259282A JP2002050776A JP2002050776A JP2003259282A JP 2003259282 A JP2003259282 A JP 2003259282A JP 2002050776 A JP2002050776 A JP 2002050776A JP 2002050776 A JP2002050776 A JP 2002050776A JP 2003259282 A JP2003259282 A JP 2003259282A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、所定の範囲を切り出して作成したシステ
ムストリームでは、副映像が表示されないことがあると
いう問題があり、これを解決するには、システムストリ
ームを分離編集し、再度多重化することが必要で、デー
タ加工に膨大な作業時間を費やしてしまうという問題が
あった。 【解決手段】本発明の副映像データ編集装置3では、編
集範囲決定部5にて編集範囲を決定し、更に、副映像デ
ータ置換部6にて、この編集範囲内に相当する副映像デ
ータの存在位置を確認し、当該副映像データが編集範囲
外に存在する場合には、編集範囲内に存在する映像デー
タ、音声データ及び副映像データ以外のパケットデータ
の位置に当該副映像データを書き込む。この処理によ
り、副映像データの表示の欠落を無くし、副映像データ
を正確に表示することができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、字幕などの副映像
データを含むシステムストリーム上の副映像データを編
集する副映像データ編集装置および編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の映像データ、音声データ及び字幕
などの副映像データは、MPEG方式を用いて圧縮して
1つのビットストリームとして多重化し、光ディスク等
の記録媒体に記録される。MPEG方式は、国際規格機
構(ISO)が規格化したビットストリームの解釈およ
びその復号処理に関して規定した規格であり、MPEG
2標準としてISO13818が標準化されている。
【0003】また、光ディスク等の記録媒体に記録する
方式として、画像信号の圧縮符号化の方式を定めたMP
EGビデオ、音声信号の圧縮符号化の方式を定めたMP
EGオーディオ、文字データなどの副映像データの圧縮
符号化方式を定めたサブピクチャを同期再生を含め統合
して1本のストリームに多重化するMPEG方式(IS
O13818−1)およびDVDビデオ方式(DVD Spec
ifications for Read-Only Version 1.0 August 1996)
が規定されている。
【0004】MPEGビデオストリームでは、Iピクチ
ャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類の符号化画像が規
定されている。Iピクチャは、他のピクチャを参照せ
ず、そのピクチャ自身で符号化を行うことができる画像
である。また、Pピクチャは、前方予測符号化を用い
て、符号化する際には、時間的に過去のIピクチャまた
は過去のPピクチャが必要となる画像である。さらに、
Bピクチャは、双方向予測符号化を用いて、時間的に過
去および未来のIピクチャまたはPピクチャから予測し
て符号化された画像であり、このBピクチャを符号化す
る際には、過去及び未来のIピクチャ又はPピクチャが
必要となる。
【0005】MPEGビデオストリームは、これらピク
チャの集合体(GOPの集合)である。一般に、GOP
は、ランダムアクセスと高符号化効率を実現するため、
Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの組合せによって
構成され、GOPの最初の符号化画像はIピクチャであ
る。Iピクチャは参照画面を用いずに独立して復号化で
きるため、GOPはMPEGデータからのランダムアク
セスを行うポイントとして利用することができる。
【0006】また、MPEGオーディオストリームは、
AAU(Audio Access Unit:オーディオアクセスユニ
ット=1つ1つ単独でオーディオ信号に復号化できる最
小単位)の集合であり、サブピクチャストリームは、S
PU(SubPicture Unit:サブピクチャユニット=1つ
1つ単独で文字データに復号できる最小単位)の集合で
ある。
【0007】MPEGシステムストリームは、MPEG
ビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム及び
サブピクチャストリームとを含み、それらが同期再生で
きるように、ビデオ、やオーディオ並びにサブピクチャ
の再生単位ごとに、いつ復号再生すべきかの情報を付加
して1つに多重化された符号化ストリームである。
【0008】このようなMPEGシステムストリームの
一部分を切り出して、新しいMPEGシステムストリー
ムを作成する編集システムが求められている。
【0009】従来の編集システムでは、DVDディスク
から読み出されたシステムストリームに対して、使用者
が指定した編集範囲の区間を切り出して新規のシステム
ストリームを作成するものがある。
【0010】このような場合、副映像データは、映像デ
ータと比べるとデータ量がかなり小さいため、再生時に
おいて、表示時刻より少し前にバッファに送っておくこ
とが可能となり、副映像データは、システムストリーム
上において同時刻の映像データより前に配置されること
が多い。
【0011】そのため、編集点からの切り出し範囲に相
当する新規のシステムストリームを作成すると、切り出
し範囲内に表示すべき副映像データが存在しないことと
なり、副映像データが表示されないこととなる。
【0012】この問題を解決するために、例えば、デマ
ルチプレクサ(分離装置)を用いて、DVDディスクか
ら読み出されたシステムストリームを映像ストリーム、
音声ストリーム及び副映像ストリームとに分離する方法
が考えられている。
【0013】分離された各ストリームは、画像データ、
字幕などを再生するディスプレイ、音声データを再生す
るスピーカ、キーボード、マウスのような使用者が編集
点を指定するための入力手段により、新規ストリームと
なる表示期間を同期するようにして切り出され、更に、
夫々のサイズのパックに分割し多重化され、DVDディ
スクに記録する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法による
と、システムストリームから所定の範囲を切り出して作
成したシステムストリームでは、副映像が表示されない
ことがあるという問題がある。
【0015】さらに、副映像を表示するために、既存の
システムストリームを分離して編集し、再度多重化する
方法もあるが、この方法では、編集、多重化等のデータ
加工に膨大な作業時間を費やしてしまうという問題があ
る。
【0016】そこで、本発明では、システムストリーム
を分離して編集し、再度多重化することなく、かつ映像
データと同期するような副映像データの編集が可能な副
映像データ編集装置及び編集方法を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る副映像データ編集装置では、映像デー
タ、音声データ及び副映像データ以外のパケットデータ
を含むシステムストリーム上の副映像データを編集する
ものにおいて、編集範囲を決定する手段と、この決定手
段にて決定された編集範囲内に相当する副映像データの
存在位置を確認し、当該副映像データが編集範囲外に存
在する場合には、編集範囲内に存在するパケットデータ
の位置に当該副映像データを書き込む情報書き換え手段
とを具備することを特徴とするものである。
【0018】また、本発明に係る副映像データ編集装置
では、システムストリーム上の副映像データを編集する
ものにおいて、編集範囲を決定する手段と、この決定手
段にて決定された編集範囲内のデータの中から、この範
囲内のデータのみでは復号処理が不可能なデータをフレ
ーム単位で削除する編集手段と、この決定手段にて決定
された編集範囲内に相当する副映像データの存在位置を
確認し、当該副映像データが編集範囲外に存在する場合
には、編集手段にて削除されたデータ領域に当該副映像
データを書き込む情報書き換え手段とを具備したことを
特徴とするものである。
【0019】すなわち、本発明においては、副映像デー
タを含むシステムストリームの編集の際に、必要である
副映像データが編集範囲外に存在する場合には、編集範
囲内のパケットデータを副映像データに書き換えること
によって、副映像データの表示の欠落を無くし、副映像
データを正確に表示することができるものである。
【0020】また、本発明においては、副映像データを
含むシステムストリームの編集の際に、必要である副映
像データが編集範囲外に存在する場合には、編集範囲内
のデータのみでは復号処理できないデータを削除し、そ
の領域に当該副映像データに書き込むことによって、副
映像データの表示の欠落を無くし、副映像データを正確
に表示することができるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、図1を用いてMP
EGシステムストリームを構成するパックデータにつき
説明する。
【0022】MPEGシステムストリームは、パックP
Aを単位として構成されており、パックPA、パックヘ
ッダPHと1つ以上のパケットPKから構成されてい
る。
【0023】パックヘッダPHには、符号化したストリ
ームを復号する際の時刻基準となるSCR(System Clo
ck Reference)の値が記録されているSCRフィールド
が設けられている。
【0024】また、パケットPKは、パケットヘッダP
KHと映像データ、音声データまたは副映像データのス
トリームが記録されるパケットデータPKDから構成さ
れている。また、パケットデータPKDには、映像デー
タ、音声データ及び副映像データのストリームが記録さ
れず、例えばヘッダのみが記録されている領域もある。
このようなパケットデータは、後述する処理で、編集範
囲外に存在する副映像データを書き込む領域として使用
される場合がある。
【0025】また、パケットヘッダPKHには、パケッ
トデータPKDに含まれるビデオ、オーディオ及びサブ
ピクチャを再生単位ごとに出力させるための時刻管理情
報であるPTS(Presentation Time Stamp)が記録さ
れているDTSフィールドが設けられている。
【0026】次に、このようなMPEGシステムストリ
ームの一部分を切り出して、新しいMPEGシステムス
トリームを作成する副映像データ編集装置の構成につい
て説明する。
【0027】図2は、本発明の一実施の形態に係わる副
映像データ編集装置の構成を示すものである。
【0028】この副映像データ編集装置は、DVDディ
スク1からシステムストリームを読み出す読出装置2、
この読み出したシステムストリームを編集する編集装置
3及びこの編集されたシステムストリームを再生する再
生装置4とによって構成されている。また、編集装置3
は、編集範囲決定部5、副映像データ置換部6及びスト
リーム切り出し部7とから構成されている。
【0029】読出装置2では、DVDディスク1からシ
ステムストリームを読み出し、これを編集装置3に供給
する。
【0030】編集装置3は、読出装置2にて読み出され
たシステムストリームを編集する。まず、編集範囲決定
部5において、使用者が指定した編集したい範囲(GO
P単位)に基づいて、編集範囲に相当するシステムスト
リーム中の映像データの区間を切り出し範囲として決定
する。編集範囲決定部5は、その切り出し範囲の情報を
副映像データ置換部6に供給する。
【0031】副映像データ置換部6では、編集範囲決定
部5より供給された切り出し範囲の情報により切り出し
範囲に相当するシステムストリーム上の副映像データの
確認を行なう。この際、副映像データが切り出し範囲外
に存在する場合には、そのデータを切り出し範囲内のそ
の他のパケットデータに置き換え、置換済みシステムス
トリームをストリーム切り出し部7に供給する。この場
合、副映像データが書き込まれるパケットデータの領域
は、映像データ、音声データ及び副映像データが記録さ
れておらず、例えばヘッダの情報のみが記録されている
領域である。
【0032】さらに、編集装置3に設けられているスト
リーム切り出し部7は、置換済みシステムストリームか
ら編集範囲決定部5にて決定された切り出し範囲を切り
出して新規システムストリームを作成する。
【0033】また、再生装置4では、ストリーム切り出
し部7より生成された新システムストリームを再生(表
示等)を行なう。
【0034】次に、図3を用い、映像データと副映像デ
ータの表示タイミング及びシステムストリーム上の切り
出し範囲及び副映像データの置き換え方法を説明する。
【0035】システムストリームは、ビデオパックV、
サブピクチャパックS、ダミーパック(他のパケットを
含むパック)Pから構成され、図3では、切り出し範囲
に相当するシステムストリームはビデオパックV5以降
となっている。一方、切り出し範囲内に表示すべき副映
像ユニットSP2のシステムストリーム上の配置(サブ
ピクチャパックS2)は、ビデオパックV5より前に置
かれているので、切り出し範囲内に存在するダミーパッ
ク(映像データ、音声データ及び副映像データが記録さ
れていないパケットデータ領域)P3をサブピクチャパ
ックS2に置き換える。図3では、副映像ユニットSP
nは、サブピクチャパックSnに対応している。
【0036】ダミーパックP3をサブピクチャS2に置
き換えたシステムストリームは、ストリーム切り出し部
7に供給される。このストリーム切り出し部7では、切
り出し範囲に従って切り出し処理を実行し、新しいシス
テムストリームを作成する。この作成されたシステムス
トリームは、再生装置4に送られて表示される。
【0037】以上説明したようにこの副映像データ編集
装置によれば、システムストリーム上の編集範囲(切り
出し範囲)に相当する副映像データの存在位置を確認
し、当該副映像データが編集範囲外に存在する場合に
は、編集範囲内に存在するパケットデータ(映像デー
タ、音声データ及び副映像データが記録されていない領
域)の位置に当該副映像データを書き込むことで副映像
データの編集処理を実行している。
【0038】そのため、既存のシステムストリームを分
離、編集して再度多重化することなく、且つ副映像の表
示も欠けることなく編集することが可能であり、大幅に
編集時間を短縮した上で、システムストリームの編集処
理を行うことができる。
【0039】次に、図4を用いて、本発明における副映
像データ編集装置の第2の実施の形態の構成について説
明する。
【0040】この副映像データ編集装置では、副映像の
表示タイミングに間に合う位置に映像データ、音声デー
タ及び副映像データが記録されていないパケットデータ
が存在しなくても、スムーズな副映像データの表示を可
能とする構成となっている。
【0041】この副映像データ編集装置では、図4に示
す通り、DVDディスク11からシステムストリームを
読み出す読出装置12、この読み出したシステムストリ
ームを編集する編集装置13及びこの編集されたシステ
ムストリームを再生する再生装置14とによって構成さ
れている。
【0042】また、システムストリームを編集する編集
装置13は、編集範囲決定部15、検出・ストリーム編
集部16、副映像データ置換部17、時間情報書き換え
部18及びストリーム切り出し部19の構成を備えてい
る。
【0043】この編集装置13では、読出装置12から
供給されるDVDディスク11から読み出されたシステ
ムストリームに対して、編集範囲決定部15において、
使用者が指定した編集したい範囲(GOP単位)に基づ
いて、編集範囲に相当するシステムストリーム中の映像
データの区間を切り出し範囲として決定する。
【0044】次に、検出・ストリーム編集部16では、
編集範囲決定部15より決定された切り出し範囲内のデ
ータの中から復号不可能なデータをフレーム単位で切り
出し範囲から除き、切り出し範囲からもれた副映像デー
タに置換するためのスペースを確保する。
【0045】更に、副映像データ置換部17では、編集
範囲決定部15にて決定された切り出し範囲の情報に基
づき、切り出し範囲に相当するシステムストリーム上の
副映像データの確認を行う。この際、副映像データが切
り出し範囲外に存在する場合は、検出・ストリーム編集
部16にて作成したスペースに置換した上で、この置換
済みシステムストリームを時間情報書き換え部18に供
給する。
【0046】時間情報書き換え部18においては、検出
・ストリーム編集部17にてシステムストリーム上にス
ペースを確保したことに基づき、システムストリームを
復号処理するための時刻の管理情報の変更を行なう。
【0047】ストリーム切り出し部19は、変換済みシ
ステムストリームから編集範囲決定部15にて決定され
た切り出し範囲を切り出して、新規のシステムストリー
ムを作成するものである。
【0048】ここで、検出・ストリーム編集部16での
編集処理の詳細を図5及び図6を用いて説明する。
【0049】図5は、編集点におけるビデオストリーム
の再生不可能なピクチャを説明するための図である。B
ピクチャは、双方向予測符号化を用いて、時間的に過去
および未来のIピクチャまたはPピクチャから予測して
符号化された画像であるため、切り出し範囲の最初のG
OPにおいては、Bピクチャは復号化処理ができず、デ
ータの再生が不可能となる。
【0050】そこで、第2の実施の形態に示す副映像デ
ータ編集装置では、このBピクチャのデータを削除し
て、編集範囲外に存在する副映像データを書き込む領域
を作成し、システムストリームの編集処理を実行するも
のである。
【0051】次に、図6を用いて、システムストリーム
上でのBピクチャを削除してデータの編集を行う方法を
説明する。
【0052】この図に示す通り、各ピクチャ(Iピクチ
ャ、Pピクチャ、Bピクチャ)は複数のパケットPAを
持ち、必ずしもピクチャ単位でパケットPAが完結して
いるとは限らず、1つのパケット内に、異なるピクチャ
が混在する場合がある。図6では、IピクチャとBピク
チャとが混在する場合の例を示している。
【0053】このようなデータ構造の場合、検出・スト
リーム編集部16では、まず、パック6から削除された
Bピクチャのサイズ(V(B1)_2)を求める。次
に、Iピクチャのデータサイズ(V(I2)_1+V
(I2)_2+V(I2)_3)を取得して、新規にパ
ケット化する。この際、時間的に後方からパケット化
し、パックを後ろ詰で配置する。そこで、先頭のパック
は、後方からパケットデータPKHを割り当てていくた
め、全てを満たされない場合には、パディングパケット
PP(ダミーデータの領域)のデータ領域とする。図6
では、パック6からパック3に割り当て、パック3は、
1パックサイズに満たなかったため、パディングパケッ
トPPを挿入した例が示されており、パック1、2は、
パディングパケットPPのみで構成されたダミーデータ
の領域となっている。
【0054】すなわち、この例では、削除したBピクチ
ャの領域に対して、パックを後ろ詰めでデータ再配置を
行い、データの空き領域を作り、パティングパケットを
挿入する領域を確保し、ダミーデータ領域としているも
のである。
【0055】このようにデータ編集されたシステムスト
リームに対して、編集装置13では、次のような副映像
データの編集処理を実行することで、副映像データの表
示を可能としている。
【0056】図7は、編集装置13での副映像データの
編集を行うための処理の流れを説明するためのものであ
る。
【0057】この図に示す通り、まず、編集範囲決定部
15において、システムストリーム中の映像データの区
間を切り出し範囲が決定される(図7(a))。
【0058】検出・ストリーム編集部16では、図6を
用いて説明したように、副映像データに置き換えるため
のダミーデータを確保したシステムストリームを生成
し、副映像データ置換部17に供給する(図7
(b))。
【0059】副映像データ置換部17では、編集範囲決
定部13によって決定された切り出し範囲外に、切り出
し範囲内に表示すべき副映像ユニットのシステムストリ
ーム上のサブピクチャパックが存在する場合、検出・ス
トリーム編集部8で生成されたダミーデータに置き換え
る。この図に説明する例では、副映像ユニットSP1の
システムストリーム上のサブピクチャS1が2パック存
在しており、この2パックのサブピクチャS1をダミー
パックと置換してシステムストリームを形成する(図7
(c))。
【0060】副映像データ置換部17で置換されたシス
テムストリームは、時間情報書き換え部18に供給さ
れ、システムストリームの時刻基準参照値と復号の時刻
管理情報が、削除したBピクチャのフレームの値だけ後
方にずれるように、パックヘッダPHのSCRフィール
ドの値を書き換える。
【0061】また、時間情報書き換え部18により、パ
ケットに含まれるMPEGビデオストリームの復号時間
情報であるパケットヘッダのDTSフィールドが書き換
えられ、ストリーム切り出し部19では、切り出し範囲
に従ってデータの切り出し、新しいシステムストリーム
を作成する。このシステムストリームは、再生装置14
に供給されて再生(表示)されることとなる(図7
(d))。
【0062】この副映像データの編集方法によれば、副
映像データを含むシステムストリームを編集処理する際
に、必要である副映像データが編集範囲(切り出し範
囲)外に存在する場合でも、編集範囲内に存在するデー
タのみでは復号処理できないデータを削除し、その領域
に当該副映像データに書き込む処理を実施する。この処
理によって、副映像データの表示の欠落を無くし、副映
像データを正確に表示することができるものである。
【0063】そのため、この副映像データの編集処理で
は、既存のシステムストリームを分離して編集して再度
多重化することなく、副映像データを編集することが可
能であり、大幅に編集時間を削減することが可能とな
る。更に、元のシステムストリームに映像データ、音声
データ及び副映像データ以外のパケットデータが存在し
なくとも、副映像データの編集処理を可能とする。
【0064】尚、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施することが可能である。
【0065】例えば、上記の実施例では、編集処理する
対象のデータとして、DVDディスクから読出したシス
テムストリームを用いたが、他の記録媒体から読み出す
システムストリームでも同様に適用することが可能であ
り、更に、受信したデジタルテレビ信号等が入力される
場合にも適用することが出来るものである。
【0066】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明においては、
副映像データを含むシステムストリームを編集処理する
際に、映像データを基準に編集範囲を決定し、必要であ
る副映像データが編集範囲外に存在する場合には、編集
範囲内の所定の領域に当該副映像データを書き換えるこ
とによって、副映像データの表示の欠落を無くし、副映
像データを正確に表示することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる副映像データ編集
装置で処理されるシステムストリームを構成するパック
を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる副映像データ編集
装置の一構成例を示す図である。
【図3】図2に示す副映像データ編集装置での編集方法
を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる副映像データ編集
装置の他の一構成例を説明するための図である。
【図5】図4に示す副映像データ編集装置で処理される
システムストリームの編集点におけるGOP構成を示す
図である。
【図6】図4に示す副映像データ編集装置での編集方法
を説明するための図である。
【図7】同じく図4に示す副映像データ編集装置での編
集方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1、11 … DVDディスク 2、12 … 読出装置 3、13 … 編集装置 4、14 … 再生装置 5、15 … 編集範囲決定部 6、17 … 副映像データ置換部 7、19 … ストリーム切り出し部 16 … 検出・ストリーム編集部 18 … 時間情報書き換え部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データ、音声データ及び副映像デー
    タ以外のパケットデータを含むシステムストリーム上の
    副映像データを編集する副映像データ編集装置におい
    て、 編集範囲を決定する手段と、 この決定手段にて決定された編集範囲内に相当する副映
    像データの存在位置を確認し、当該副映像データが編集
    範囲外に存在する場合には、編集範囲内に存在する前記
    パケットデータの位置に当該副映像データを書き込む情
    報書き換え手段とを具備することを特徴とする副映像デ
    ータ編集装置。
  2. 【請求項2】 映像データ、音声データ及び副映像デー
    タ以外のパケットデータを含むシステムストリーム上の
    副映像データを編集する副映像データ編集方法におい
    て、 指定された編集範囲に基づいて、システムストリーム中
    の映像データの切り出し範囲を決定し、 この決定された切り出し範囲に相当する副映像データの
    存在位置を確認し、当該副映像データがシステムストリ
    ーム上に切り出し範囲外に存在する場合には、切り出し
    範囲内に存在する前記パケットデータの位置に当該副映
    像データを書き込み処理することを特徴とする副映像デ
    ータの編集方法。
  3. 【請求項3】 システムストリーム上の副映像データを
    編集する副映像データ編集装置において、 編集範囲を決定する手段と、 この決定手段にて決定された編集範囲内のデータの中か
    ら、この範囲内のデータのみでは復号処理が不可能なデ
    ータをフレーム単位で削除する編集手段と、 この決定手段にて決定された編集範囲内に相当する副映
    像データの存在位置を確認し、当該副映像データが編集
    範囲外に存在する場合には、前記編集手段にて削除され
    たデータ領域に当該副映像データを書き込む情報書き換
    え手段と、 を具備したことを特徴とする副映像データ編集装置。
  4. 【請求項4】 前記システムストリームの映像データ
    は、他のピクチャを参照せず当該ピクチャのみで符号化
    処理されるIピクチャ、時間的に過去のIピクチャ又は
    Pピクチャを用いて符号化処理されるPピクチャ、及び
    時間的に過去と将来のIピクチャ又はPピクチャから予
    測して符号化処理されるBピクチャの符号化画像から構
    成され、前記編集手段では、これらのピクチャの中から
    Bピクチャのデータを削除するものであることを特徴と
    する請求項3記載の副映像データ編集装置。
  5. 【請求項5】 前記編集手段は、Bピクチャのデータを
    削除した領域にダミーデータを挿入する手段を更に具備
    し、前記情報書き換え手段では、このダミーデータを挿
    入した領域に編集範囲外に存在する副映像データを置換
    処理することを特徴とする請求項4記載の副映像データ
    編集装置。
  6. 【請求項6】 前記編集手段は、Bピクチャのデータを
    削除した領域に対して、他のデータを再配置処理してダ
    ミーデータを挿入する領域を確保するために、他のIピ
    クチャ及び/又はPピクチャのデータを再配置処理する
    ことを特徴とする請求項5記載の副映像データ編集装
    置。
  7. 【請求項7】 システムストリーム上の副映像データを
    編集する副映像データ編集方法において、 指定された編集範囲に基づいて、システムストリーム中
    の映像データの切り出し範囲を決定し、 この決定された切り出し範囲内のデータの中から、この
    範囲内のデータのみでは復号処理が不可能なデータをフ
    レーム単位で削除し、 前記切り出し範囲に相当する副映像データの存在位置を
    確認し、当該副映像データがシステムストリーム上の切
    り出し範囲外に存在する場合には、前記フレーム単位で
    削除されたデータ領域に当該副映像データを書き込み処
    理することを特徴とする副映像データの編集方法。
  8. 【請求項8】 前記システムストリームの映像データ
    は、他のピクチャを参照せず当該ピクチャのみで符号化
    処理されるIピクチャ、時間的に過去のIピクチャ又は
    Pピクチャを用いて符号化処理されるPピクチャ、及び
    時間的に過去と将来のIピクチャ又はPピクチャから予
    測して符号化処理されるBピクチャの符号化画像から構
    成され、 切り出し範囲内のデータのみでは復号処理が不可能なデ
    ータをフレーム単位で削除する際には、これらのピクチ
    ャの中からBピクチャのデータを削除するものであるこ
    とを特徴とする請求項7記載の副映像データ編集方法。
  9. 【請求項9】 Bピクチャのデータを削除する際には、
    この削除した領域にダミーデータを挿入し、このダミー
    データを挿入した領域に編集範囲外に存在する副映像デ
    ータを置換処理することを特徴とする請求項8記載の副
    映像データ編集方法。
  10. 【請求項10】 ダミーデータを挿入する際には、Bピ
    クチャのデータを削除した領域に対して、他のデータを
    再配置処理してダミーデータを挿入する領域を確保する
    ために、他のIピクチャ及び/又はPピクチャのデータ
    を再配置処理することを特徴とする請求項9記載の副映
    像データ編集方法。
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JP2010239588A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nec Corp 動画配信装置、動画受信装置、動画配信方法、動画受信方法、および、プログラム
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