JP2003259241A - 映像処理装置及びテレビジョン受像機 - Google Patents

映像処理装置及びテレビジョン受像機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル映像信号の品質が低い場合でも適切な
映像信号を得ることを可能にする。 【解決手段】信号発生装置1からのデジタル映像信号
は、音声分離回路22を介して切換制御回路28に供給
され、そのエラーレートが検出される。切換制御回路2
8は、検出エラーレートが所定の閾値よりも大きい場合
は低い解像度のフォーマット情報を保持する第二のED
ID32回路を選択するようスイッチ33を制御し、選
択されたフォーマット情報を、インタフェース43を介
して信号発生装置1に送信する。信号発生装置1は、そ
のフォーマット情報に従い、それまでの映像信号よりも
低い解像度のデジタル映像信号を発生する。これにより
エラーレートの低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともデジタ
ル形式の映像信号や音声信号を入力して所定の処理を行
う、例えばテレビジョン受像機や、映像や音声を記録す
るVTR、DVDなどの映像記録装置、映像や音声を再
出力するスイッチャ、映像信号分配装置などの映像処理
装置に関する。特に、入力デジタル映像信号のエラーレ
ートの大小、もしくはその入力状態に応じて適切な映像
信号を得るようにするための改良が為された映像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送、および映画ソフトな
どのパッケージメディアにおいて、映像信号及び音声信
号のデジタル化が進んでいる。これに伴い、テレビジョ
ン信号を受信する放送受信装置(以下、STB;set-to
p-box)、デジタル記録再生装置、HD(High Definiti
on)方式対応のテレビジョン受像機などの表示装置も、
デジタル映像信号、音声信号に対応可能となってきてい
る。
【0003】周知のとおり、映像信号、音声信号などの
情報信号は、伝送もしくは記録再生の過程において、デ
ータ量の圧縮、時分割多重などの処理が施されている
が、これらはSTBでデコードされ、元に戻される。従
って、少なくも映像情報は、デジタルで受け渡す場合に
おいても、表示装置へはベースバンドで与えられること
が一般的である。
【0004】表示装置では、STBを介して、テレビジ
ョン放送信号、ハードディスクレコーダ・DVD(Digi
tal Versatile Disc)・デジタルVTRなどの再生信号
が入力される。このためSTBとの間で、これらの情報
信号を受け渡すための規格を定めねばならない。
【0005】北米地域では、このための表示装置用のデ
ジタル映像ベースバンド伝送規格として、EIA/CE
A861という規格が2000年1月に発行されてい
る。ここには、PC(Personal Computer)の本体と表
示装置の接続規格であるDVI1.0(Digital Visual
Interface version 1.0)などが使用されている。PC
の本体と表示装置の接続方法については、例えば下記特
許文献1や、非特許文献1などに記述されているよう
に、主として映像情報の伝送方法を詳しく定めている。
この場合、音声情報は別の接続線で送ることになる。前
記音声情報はアナログ、デジタルいずれの形式であって
もよく、前記別の接続線はアナログケーブル、デジタル
同軸ケーブル、デジタル光ケーブルなどいずれであって
もよい。
【特許文献1】特開昭61−290529号公報
【非特許文献1】日本電子工業振興協会発行、デジタル
モニタインタフェース標準(JEIDA−59−199
9)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使い勝
手を考慮すれば、一組のケーブルで映像、音声とも伝送
できた方がよい。そのための方法として、映像信号の垂
直ないし水平の帰線期間中にデジタル音声信号を重畳す
るなど、種々の方法が提案されている。
【0007】デジタル映像情報は伝送レートが高く、接
続するケーブルが長いなどの要因で、エラーレートが増
加しやすい。放送のような長距離の伝送、記録媒体への
記録再生など、元々エラーが発生しやすい環境ではエラ
ー訂正を行うことが普通である。しかし、STBと表示
装置のように近距離の伝送の場合、映像に比べてエラー
に対する許容値が低い音声情報ではエラー訂正を残して
も、音声に比べて伝送情報量が極めて大きい映像情報の
エラー訂正は、コスト上の問題があって行わないことが
多い。現実には、使用環境によってエラーの発生が問題
となることが考えられ、エラー訂正に代わる何らかの手
段が求められる。上記の公知文献では、このような手段
に関する記述はない。
【0008】本発明の目的は、上記した問題に鑑み、入
力されたデジタル映像情報のエラーレートが大きい場合
等でも、適切な(よりエラーレートが少ない)映像信号を
得ることが可能な映像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る映像処理装置は、STB等の信号発生装
置からの入力デジタル映像信号もしくはそれに重畳され
るデジタル音声信号のエラーレート検出回路と、エラー
レート悪化時にユーザへ対処の方法を示す警告表示手段
を設ける。さらには、デジタル映像信号の走査線数及び
水平解像度のいずれかを少なくとも含む複数の信号フォ
ーマット情報を保持する保持回路と、この保持回路に保
持された複数の信号フォーマットのうち少なくとも1つ
を選択する制御回路とを設け、前記保持回路に保持され
た複数の信号フォーマットのうち少なくとも1つを選択
して信号発生装置に送信するように構成したことを特徴
とするものである。
【0010】具体的には、前記エラーレートが所定の閾
値よりも大きい場合は、現在受信中のデジタル映像信号
よりも走査線数及び/または水平解像度が少ない信号フ
ォーマットを選択するように構成する。
【0011】また、前記構成により、更に、エラーレー
トが多く、品質が高くない映像信号が入力されているこ
とを示す警告画面やその対処方法を、例えばテレビジョ
ン受像機の画面に表示するようにしてもよい。この警告
画面は、デジタル映像信号を伝送するための接続線を交
換するよう促すメッセージ、及び/または後述する選択
を実行(低い走査線数及び/または水平解像度の信号フ
ォーマットを選択)するか否かをユーザに決定させるた
めの選択肢を含むものであってもよい。前記ユーザの指
示により、あるいは自動的に、エラーレートが大きい
(ノイズが多い)場合は信号発生装置に対して走査線数及
び/または水平解像度が少ないデジタル映像信号を出力
するように指示するので、エラーレートが少ない適切な
映像信号を得ることができる。
【0012】また、デジタル映像・音声信号とアナログ
映像・音声信号の両方が受信可能な場合には、デジタル
音声信号のエラーレートが大きいときにアナログ映像・
音声信号を選択するようにしてもよい。更に、デジタル
映像信号を受信していない場合はアナログ信号を選択
し、アナログ信号を受信していない場合はデジタル映像
信号を選択するようにしてもよい。更にまた、デジタル
映像信号を受信する受信回路が単一色もしくは単一輝度
の静止画像(例えば、全黒、全白等の画像や画面平均で
略単一輝度となるスノーノイズ等の画像)を示す信号を
受信している場合には、アナログ映像信号を選択するよ
うにしてもよい。また、選択されなかった回路ブロック
への電源供給を低減又は停止することにより、省エネの
効果も期待できる。
【0013】このように、デジタル映像・音声信号とア
ナログ映像・音声信号の両方が受信可能な場合に、デジ
タル映像信号が何らかの不具合で良好に受信できない場
合は、アナログ映像信号に切換えることで、適切な映像
信号を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。本発明においては、ま
ず入力されたデジタル映像信号及び/またはデジタル音
声信号(以下、これらをまとめてデジタル情報、アナロ
グ形式の場合はアナログ情報と呼ぶ場合もある)のエラ
ーレートを検出し、これが大きい場合には、よりエラー
の影響の少ないフォーマットで送るよう、信号源側に切
換えを促す。影響の少ないフォーマットとは、たとえば
水平解像度、走査線数などが少なく、データレートの低
いフォーマットを指す。また、デジタル情報と並行し
て、アナログ情報が与えられている時は、次のようにす
る。つまり、デジタル情報のエラーレートが大きい場合
は、アナログ情報を選択して信号処理を行う。または、
双方の品質を比較して良好な側を選択して信号処理を行
う。また、デジタル映像情報が入力されない場合は、ア
ナログ映像情報を選択して信号処理を行う。必要に応じ
て、これらの動作と切換えに関わる内容を表示部に表示
して、ユーザに注意を促してもよい。
【0015】以上の事項に特に重点を置いて、まず図1
に基づきその動作を説明する。図1は本発明の第1実施
形態を示すブロック図であって、例えばSTB等の信号
発生装置1と映像処理装置2を備えている。ここでは、
映像処理装置2がテレビジョン受像機などの表示装置で
ある場合の例を説明する。これらは、互いに二つのイン
タフェース(ケーブルなど)42,43で接続されてい
る。この実施形態では、二つのインタフェースで信号発
生装置1と映像処理装置2を接続しているが、これらの
通信機能を一つのインタフェースで行えるようになれ
ば、単一のインタフェースで接続してもよい。
【0016】まず、信号発生装置1の詳細について説明
する。信号発生装置1の映像信号源11からは、デジタ
ル映像信号が、音声信号源12からはデジタル音声信号
が発生される。これは信号発生装置1がSTBである場
合には、例えばデジタル放送を受信して得たものであ
り、またはSTBに内蔵されたハードディスクレコーダ
から再生された情報であったりする。信号発生装置1が
DVD、デジタルVTRなどであれば、挿入または組み
込まれた記録媒体から再生された情報であり、前記挿入
された記録媒体は、たとえばパッケージソフトである場
合もある。
【0017】映像信号源11の出力は、スキャンコンバ
ータ16に与えられる。スキャンコンバータ16は解像
度制御回路17で制御されており、これに基づき、必要
に応じて後記するように、映像信号のフォーマットを変
換する。スキャンコンバータ16の出力は音声多重回路
13に与えられる。ここでは音声信号源12からのデジ
タル音声信号が、デジタル映像信号に重畳される。その
方法はいくつか考えられる。例えば映像の水平ないし垂
直の帰線期間に重畳する方法がある。即ち、帰線期間に
おいては映像信号を伝送する必要は無いので、その期間
に映像信号に代えて音声信号をオーディオパケットとし
て、デジタル音声信号を送ることができる。音声重畳回
路13の出力は、データ送信回路14へ与えられ、必要
に応じて符号変換され、また電力増幅され、インタフェ
ース42を介して、表示装置2へ与えられる。
【0018】次に映像処理装置2の動作を説明する。イ
ンタフェース42を介して入力されたデジタル映像信号
は、スイッチ34を介して、これが閉路されていればデ
ータ受信回路21に与えられる。もしこれに対して伝送
のための符号変換が施されているなら、ここで復号され
る。データ受信回路21の出力信号は音声分離回路22
に与えられ、ここでデジタル映像信号からデジタル音声
信号を分離して、DAC(デジタルアナログコンバータ)
を内蔵した音声処理回路25に供給される。更に、必要
に応じて切換制御回路28に入力される。尚、音声分離
回路22と音声切換制御回路28は回路的に分かれてお
らず一体のこともあるが、この場合も本発明の範疇にあ
る。
【0019】音声分離回路22の動作は当然ながら、デ
ジタル音声信号の多重方法によって異なる。例えば映像
の水平又は垂直のブランキングに重畳されているなら
ば、ブランキングのタイミングに応じて分離動作を行
う。DAC付音声処理回路25は、音声分離回路22で
分離されたデジタル音声情報に対し、必要に応じて時間
軸変換、エラー訂正、データ伸張などの各種信号処理を
施し、内蔵されたDACでアナログ信号に戻される。こ
のアナログ音声信号は、スピーカ27に供給され、音声
が再生される。また映像処理装置2に記録部36が含ま
れていれば、音声信号は記録部36によって記録媒体に
記録される。
【0020】一方、音声分離回路21により分離された
デジタル映像信号はスキャンコンバータ35に与えら
れ、後述するように必要に応じて映像信号のフォーマッ
トを変換した後、加算回路23へ与えられる。加算回路
23では、OSD(On ScreenDisplay)回路29からの
情報を加算したうえで、表示部24へ入力され、映像表
示される。表示出力部242がある場合は、更に外部へ
映像出力される。更に、記録部36があれば、スキャン
コンバータ35の出力はその記録部36によって記録媒
体に記録される。
【0021】また、音声分離回路22により分離された
デジタル映像又は音声信号は、切換制御回路28にも供
給される。切換制御回路は、デジタル映像信号(もしく
はデジタル音声信号)からそのエラーレートを検出し、
その大きさに応じてスイッチ33に対し切換制御を行う
とともに、OSD回路29にも、警告表示を表示するた
めの指令を送る。スイッチ33は、デジタル映像信号の
信号フォーマットを複数個保持する保持回路に接続され
ている。保持回路は、第一のEDID(Extended Displ
ay Identification Data;対応可能な信号フォーマット
を示すデータ)回路31と第二のEDID回路32とを
含んでおり、それぞれ例えばEEPROM等の不揮発性
メモリにより構成される。すなわち、第一及び第二のE
DID回路31、32は、上記信号フォーマットを記憶
するためのメモリとして機能するものである。スイッチ
33の一方の入力端子には、第一のEDID31が、他
方の入力端子には第二のEDID回路32が接続されて
いる。従って、切換制御回路28は、デジタル映像信号
のエラーレートの大きさによって、第1の信号フォーマ
ットが保持されている第一のEDID31か、第2の信
号フォーマットが保持されている第二のEDID回路3
2かの少なくともいずれかをスイッチ33を介して選択
しているものである。スイッチ33によっていずれかの
EDID回路が選択されると、そのEDID回路に保持
された信号フォーマットは、インタフェース部43を介
して信号発生装置1に送信される。信号発生装置1は、
インタフェース部43を介して送信された信号フォーマ
ットに一致したデジタル映像信号を生成して映像処理装
置2に供給する。
【0022】次に切換制御回路28の動作の詳細につい
て、図2に示したフローチャートを併用しつつ説明す
る。図2において、スタート201は一連の動作の開始
点を示す。まず、エラーレートの判定ステップ202
で、入力されたデジタル映像信号のエラーレートを検出
し、その大きさを判定する。ここでは、デジタル映像信
号からそのエラーレートを判定しているが、必ずしもそ
の必要はない。比較的短い距離の伝送では、誤り訂正は
音声情報に対してのみ行うことがあるので、ここでもデ
ジタル映像信号に重畳されたデジタル音声信号の誤り訂
正機能を用いて、エラーレートを判定してもよい。ま
た、映像信号そのものではなく、これに付された制御情
報(例えば情報の記録媒体への記録を許すか否かを示す
コピー制御情報)等からエラーレートを判定することも
可能であろう。コピー制御情報は、接続先の装置がこれ
に従って動作する装置であることを確認するために、た
とえば2秒毎の頻度で送信される。その際のコピー制御
情報のエラーレートを判定してもよい。
【0023】エラーレートの判定部202では、検出し
たエラーレートと予め定めた第1の閾値とを比較する。
このステップで、検出エラーレートが閾値よりも小さい
と判定された場合には、最初に戻り、そのまま情報の入
力を受けながらエラーレートの判定を繰返す。検出エラ
ーレートが第1の閾値よりも大きい第2の閾値を越える
場合は、ノイズの混入が大きく、視聴に耐え難いと判断
され、ステップ231に進む。ステップ231では、信
号発生装置1に対して、水平解像度や走査線数などデジ
タル映像信号のフォーマットの再設定を指示し、ステッ
プ232に進む。ステップ232では、信号発生装置1
からのデジタル映像信号のフォーマットが再設定(変更)
されたことがユーザに分かるように、画面上に文字など
を表示した後、再び最初に戻りエラーレートの判定を繰
返す。
【0024】ステップ231で信号フォーマットの再設
定が指示された時、図1ではスイッチ33が図示のよう
に、水平解像度/走査線数が高い信号フォーマットを保
持する第一のEDID回路31側に接続されているなら
ば、これを低い信号フォーマットを保持する第二のED
ID回路32側に切換える。もともと第二のEDID回
路32側に接続されているならば、その状態を保持す
る。もちろん、さらに低い第三、第四のフォーマットが
あるならば、段階的にこれらへ切換えてもよい。インタ
フェース部43を介して信号発生装置1へ送られた信号
フォーマットは、解像度制御回路17を介して、スキャ
ンコンバータ16へ与えられる。ここでは、送信された
信号フォーマットが示す (エラーレートが大きいと判定
される以前の映像信号よりも)低い走査線数、水平解像
度のデジタル映像信号を生成するように、フォーマット
変換処理が行われる。
【0025】上記したように、エラーが極端に多い場合
には、切換制御回路28は、データレートが低く(解像
度が低い)、同じ伝送条件でもエラーレートが小さくな
り易い信号フォーマットを選択する。このようにして、
解像度が低くても、ノイズが少なく品質の高い適切な映
像を得るようにしている。
【0026】また、入力デジタル映像信号のフォーマッ
トが変更される時は、表示装置2でも走査線数など解像
度を再設定する必要がある。このため、切換制御回路2
8の出力はスイッチ34にも与えられる。スイッチ34
を規定の時間だけ切断し、入力信号の供給を断ち、その
間に上記の再設定を行う。また、図1のように主となる
デジタル情報の経路にスイッチを設けると、損失が問題
になることがある。これを避ける場合には、スイッチ3
4をなくす代わりに、ホットプラグ端子の電位を変え
て、設定し直すとよい。
【0027】図1で切換制御回路28の出力は、さらに
OSD回路29にも与えられる。フォーマットが変わっ
た際には、OSD回路29はその旨を示す文字情報を発
生し、加算回路23で表示する映像情報に加算されるよ
うにする。なお、フォーマットが変わり解像度などを低
下させた場合は、これによりユーザの不満が出ることも
考えられる。図1のスキャンコンバータ35はこれに対
応し、走査線数をアップコンバートし、見かけ上、解像
度を低下させる以前の状態で表示させるようにしてもよ
い。
【0028】再び図2へ戻って、引き続き切換制御回路
28の説明を行う。前述したステップ202で、必ず対
策が必要な程ではないが、対策を勧める程度にエラーレ
ートが大きいと判定された場合、すなわちエラーレート
の大きさが前記第1の閾値よりも大きく、第2の閾値よ
りも小さい場合には、ステップ203へ進む。ステップ
203では、OSDによって警告画像を表示し、ユーザ
に対し注意喚起を行う。このとき、切換制御回路28
は、OSD回路29に対し警告画像を表示部24に表示
するような指令を与える。OSD回路29は、この指令
に応答して、例えば図3に示すような警告画像を形成す
るためのビデオ信号を加算器23に供給する。図3に示
される警告画像は、ユーザに対し、デジタル映像信号を
伝送するためのケーブルが異常もしくは良好な映像を見
るのに適当でないことを示すものであり、別のケーブル
への取り替え、及び切換制御回路28によって、映像の
解像度を落とすようなフォーマットの選択動作を実行し
てもよいかを尋ねる選択肢を含んでいる。この選択肢
は、図3に示すように例えば3つ用意し、ユーザはこれ
らの選択肢から所望のものを1つ選択するようにする。
ユーザが所望のものを選択すると、ステップ204に進
む。ステップ204は、1〜3のどの選択肢が選択され
たかを判定する。
【0029】ユーザが1、すなわちケーブルを短い良質
なものに交換するように選択した場合は、ステップ20
5へ進み、OSD回路29によって、例えば「ケーブル
を交換してください」というような、ケーブル交換を促
すメッセージを表示する。そしてステップ206へ進
み、実際にケーブルの交換を行ったか否かを、インタフ
ェース42における電位を例えば切換制御回路28でモ
ニタするなどして判定する。これは実際にケーブルを交
換するまで継続され、交換されれば改めて測定したエラ
ーレートの改善状況を207でOSD表示し、再びエラ
ーレートの判定を続ける。
【0030】ユーザが2、すなわち対策せずにそのまま
見ることを選択した場合は、ステップ208へ進み、エ
ラーレートを判定する第1の閾値を高くする。これによ
り、エラーレートの大小判定の感度を低くし、ある程度
のエラーレートが発生しても「エラーレート小」として
警告画像を表示しないようにする。そして最初に戻り、
再びエラーレートの判定を繰返す。
【0031】ユーザが3、すなわち解像度などを落とし
て安定化を試みることを選択した場合は、ステップ23
1へ進み、先に述べたような走査線数、水平解像度など
フォーマットを切換えるための制御を行う。その詳細
は、エラーレートが第2の閾値を越えた場合の処理の説
明を参照されたい。
【0032】また、ある一定時間経過しても、ユーザが
応答しない場合は、自動的に2及び3のいずれかを選択
したものとみなして動作するように設定してもよい。更
に、OSD表示は、内容に応じて長い時間継続してもよ
く、また図2のステップ207、232で行われる警告
画像の表示は、所定時間のみ継続するようにしてもよ
い。エラーレートの判定はその後、途中で状況が変わっ
ても対応できるよう、最初に一度判定しただけで終了す
ることはない。
【0033】なお、ステップ202でのエラーレートの
判定で、検出エラーレートが第1、第2の閾値を越えた
場合に直ちに上記したような切換動作を行うのではな
く、その閾値を越える状態の継続時間を考慮して切換え
ることが好ましい。たとえば、長時間の間に一度だけエ
ラーレートが劣化する瞬間があるような場合には、その
都度フォーマット切換え処理等が行われると却って煩わ
しい。よって、検出エラーレートが閾値を越える状態
が、例えば数秒程度継続した場合に、初めて切換えるな
どした方がよい。
【0034】以上のようにすることで、入力された情報
のエラーレートに応じて、その程度に応じた対策を行う
ことができる。特に必要な場合、入力する映像情報の走
査線数、水平解像度など、フォーマットを変更してエラ
ーレートを改善することができる。またユーザの選択に
より、その対策を選択することができる。またユーザ
は、装置の動作状態を警告画面で知ることができる。更
に、エラーレートの大きい状態が所定時間継続したとき
に初めてフォーマットの切換制御を行えば、瞬時のエラ
ー増加によって、頻繁にフォーマットが切換わる煩わし
さを解消できる。
【0035】なお、図1ではEDID回路31、32を
表示装置側に設け、これをスイッチ33で選択して信号
発生装置1へ送る場合を示したが、本発明はこれに限定
するものではない。このほか、エラーレートが閾値を越
えた場合に信号フォーマットを変更するための制御コマ
ンドそのものを発生して、信号発生装置1へ送る方法
や、測定したエラーレートのデータそのものを送って、
信号発生装置1に対策方法を判断させる方法などがあ
り、いずれも本発明の範疇にある。
【0036】ここで、本発明を適用するシステム全体の
一例を述べる。図4は本発明で用いるシステム全体の実
施形態を示すブロック図であって、放送で情報を送受信
し、また記録再生する場合を例にとって示したものであ
る。これには、本発明を適用した装置が含まれている。
なお、図4における第一の記録再生装置1Bは、ここで
は放送受信装置1Aに内蔵されているもので、たとえば
ハードディスクレコーダなどが使われることが多い。第
二の記録再生装置1Cは、放送受信装置1Aに外付けさ
れるもので、DVDレコーダ、デジタルVTRなどが使
われることが多い。1B、1Cは記録再生装置であるか
ら、いずれか一方ないし双方が存在しなくとも本発明の
適用は可能である。
【0037】放送局など情報提供局3は、例えば放送用
衛星などの中継局4を介して、情報によって変調された
信号電波を伝送する。ケーブルによる伝送、電話線によ
る伝送、地上波放送による伝送などを用いてもよい。例
えばSTBである受信側の放送受信装置1Aで受信され
たこの信号電波は、復調されて情報信号となった後、必
要に応じ、第一の記録再生装置1B、第二の記録再生装
置1Cへ記録するに適した信号となって記録される。ま
た、復調された情報信号は、表示装置2Aへも送られ
る。また、上記した第一の記録再生装置1B、第二の記
録再生装置1Cで再生された情報は、放送受信装置1A
を介して表示装置2Aへ与えられる。情報が予め記録さ
れた取外し可能な記録媒体、例えばパッケージソフトで
提供される時は、これを取付けた、例えば第二の記録再
生装置1Cでの再生動作以降が行われる。前記した伝送
を行う際には、信号のデータ量を圧縮することが多い
が、これは表示装置2Aへ信号を与える直前に伸張し元
へ戻す。記録再生装置1B、1Cへ記録する時は、圧縮
された状態で記録することが一般である。従って、これ
らから情報を再生する時は、一度放送受信装置1Aを介
して伸張してから、表示装置2Aへ与える。放送受信装
置1Aから表示装置2Aに信号を与える部分の信号は、
圧縮が解除されていてデータ量が膨大であるため、記録
することは困難である。
【0038】先に図1で示した映像入力処理装置2は、
図3では表示装置2Aに相当する。図1の信号発生装置
1は、図3の放送受信装置1A単体、もしくは放送受信
装置1Aと第二の記録再生装置1Cを結合したものに相
当する。現在放送中のものを表示装置2Aで視聴する時
は、第一の記録再生装置1Bを除く放送受信装置1Aが
信号発生装置1に相当する。第一の記録再生装置1Bか
ら再生されたものを表示する時は、これを含む放送受信
装置1A全体が信号発生装置1に相当する。第二の記録
再生装置1Cから再生されたものを表示する時は、これ
と受信装置1Aの双方を合わせて信号発生装置1に相当
する。チューナーボード、グラフィックボードを有する
PC(Personal Computer)も、信号発生装置1の一例
と考えられる。その場合、第一の記録再生装置1Bは内
蔵するハードディスクドライブと、その周辺に、表示装
置2AはPC用ディスプレイに相当する。
【0039】次に図5のブロック図を用いて、本発明の
第2実施形態を説明する。ここでは、信号発生装置1と
表示装置2の映像情報のインタフェースを、デジタルと
アナログの二系統で行い、いずれか(画質などの面で)好
ましい方を選択して表示することを特徴としている。
【0040】図5で図1と同じ構成要素でよいものは、
同じ番号で示している。また音声信号の伝送に関わる部
分は省略している。信号発生装置1では、デジタル映像
信号源11で発生された映像情信号は、2系統に分離さ
れ、一方は、第一のスキャンコンバータ161とデジタ
ル送信回路142を経て、デジタル形式のままインタフ
ェース42を介して表示装置である映像処理装置2に供
給される。他方は、第二のスキャンコンバータ162と
DAC151を通すことによってアナログ形式の映像信
号とし、インタフェース41を介して映像処理装置2へ
供給される。
【0041】なお、解像度制御回路171はデジタル映
像信号源11からの、映像の属性情報をもとにスキャン
コンバータ161、162の動作を制御する。機密性の
高い情報ならば、たとえばアナログで出力する側のみ、
もしくはデジタル、アナログ両方の出力とも、走査線
数、水平解像度などを制限する。デジタルで受け渡す側
のエラーレートが高くなる環境では、デジタルで出力す
る側のみ同様の制限をするなどの動作が考えられる。ま
た動作の設定次第で、スキャンコンバータ161、16
2は同じものを共用することもできる。
【0042】表示装置2では、デジタル受信回路211
の出力は、切換制御回路281とスイッチ38の一方の
入力端子に供給される。アナログ受信回路212の出力
は、ADC(アナログ−デジタルコンバータ)37でデジ
タル信号に変換され、切換制御回路281とスイッチ3
8の他方の入力端子に供給される。切換制御回路281
は、デジタル情報、アナログ情報の状態をモニタし、い
ずれか望ましい方を選択するようにスイッチ38を制御
する。スイッチ38によって選択された情報は、スキャ
ンコンバータ35によって、必要に応じてアップコンバ
ート処理などが施され、記録部36があれば、その記録
媒体に記録される。また加算回路23に与えられ、切換
制御回路281の指示に応じて、OSD回路29で発生
された文字などの情報が重畳され、表示部29に表示さ
れる。また映像出力部242があれば、ここから外部へ
更に映像信号が出力される。
【0043】切換制御回路281では、次のようにして
デジタル情報、アナログ情報のどちらの入力を表示する
かを決定する。一つは、デジタル受信回路211に入力
された信号のエラーレートを検出し、その検出値が所定
の閾値よりも小さい場合はデジタル側を、大きい場合は
デジタル映像信号の品質が悪いとして、アナログ側を選
択する方法である。エラーレートは映像に重畳したデジ
タル音声情報のエラーレートを用いてもよいことは、前
述した例と同様である。エラーレートを用いずに、ノイ
ズなど画質に直接関わる物理量を比較して判断し、どち
らか画質が良好な側を出力する方法もある。また、いず
れかの入力がない場合には、品質に関わらず実際に信号
が入力された側を選択する。このようにして、ユーザの
手を煩わせることなく、自動的に良好な入力が選択され
る。
【0044】どちらの入力もない場合や、デジタル入力
があってもエラーレートが異常に高い場合などは、OS
D回路29に指示を出し、警告メッセージを出すとよ
い。また、どの入力が選択されたかをOSD表示しても
よい。
【0045】いずれの場合でも、その判定は動作の開始
時だけではなく、継続して行い、状況の変化に対応でき
るようにするとよい。状況が変化した時も、直ちに切換
えるのではなく、たとえば数秒以上にわたり同じ状況が
続いた際に、初めて切換えるようにすれば、瞬時的な品
質の劣化で度々切換わる煩わしさを解消できる。
【0046】二つは、デジタル情報が供給されない場合
にアナログ情報に切換える方法である。例えば、信号発
生装置1の解像度制御回路171がスキャンコンバータ
161に解像度の変更を指示した場合、その解像度変更
の間、解像度制御回路171はデジタル送信回路142
に指令を送り、デジタル出力を停止させる。このような
場合、表示装置2の切換制御回路281はデジタル情報
が供給されていないことを検出して、スイッチ38を制
御して図示とは逆の方向に切換え、アナログ入力側の情
報を処理するようにする。この時、OSD回路29で
は、入力がアナログ側へ切換わったことを示す表示を行
ってもよい。逆に、アナログ情報の供給がない場合は、
スイッチ38がデジタル情報を選択するようにしてもよ
い。
【0047】信号発生装置1でデジタル情報の供給を停
止する場合、たとえば単一色または単一輝度の全黒もし
くは全白、全青の画像、砂嵐状の所謂スノーノイズ画
像、あるいは供給停止を示すテロップ、OSDで示す静
止画等をデジタル側のインタフェースのみで送信するこ
とも考えられる。そこで、三つ目として、切換制御回路
281でデジタル情報が単一色もしくは単一輝度の静止
画像となったことを検出して、スイッチ38をアナログ
側に切換える方法である。通常の画像でも動きが少ない
場合に誤動作する恐れがあるならば、デジタル側の入力
と、アナログ側の入力とで情報が同じである場合には、
切換えを行わずデジタル側の入力での処理を続けるよう
にするとよい。また、上記の全黒、全白等の画像は、デ
ジタル映像信号にコピープロテクトが施されている場合
にも出力され得るので、その場合でも、本実施形態の構
成が適用される。
【0048】以上のようにすることで、入力されたデジ
タル映像信号と、これとは別に入力されたアナログ映像
信号のうち、品質のよいものを自動的に選択して出力で
きるようになる。またいずれか一方の情報がない場合に
おいては、他方の情報が自動的に選択されるが、その品
質に問題がある時には、警告を表示することができる。
また、いずれが選択されたかを表示で知ることができ
る。短時間のエラー増加によって、頻繁に切換わる煩わ
しさを解消できる等の効果がある。
【0049】次に、図6のブロック図を用いて本発明の
第3の実施形態を説明する。ここでは、デジタル音声と
アナログ音声の2系統が送られてくる場合、いずれか音
質の好ましい方を選択して再生することを特徴としてい
る。
【0050】図6で図1と同じ構成でよいものは、同じ
番号で示している。信号発生装置1では、デジタル音声
信号源12で発生したデジタル音声信号は2系統に分離
され、一方はデジタル映像信号にデジタル音声を重畳す
る音声重畳回路13とデジタル送信回路14を経て、イ
ンタフェース42を介して表示装置である映像処理装置
2に供給される。他方は、DACを通すことによってア
ナログ形式の音声信号とし、インタフェース44を介し
て映像処理装置2へ供給される。
【0051】表示装置2では、音声切換制御回路282
が、アナログ音声信号の品質を評価する副音声評価回路
210の評価結果と、音声重畳の有無やデジタル映像又
は音声信号のエラーレートからアナログ音声又はデジタ
ル音声のどちらを選択するかを決めて音声選択スイッチ
26を切り換える。
【0052】本実施例は、ユーザに煩わしい切替え動作
を要求することのないように、まず、映像信号にデジタ
ル音声信号が重畳されているか否かを自動判別する。一
般にアナログ形式で伝送されるものよりは、デジタル形
式で伝送されるものの方が品質は良いので、重畳されて
いる場合には、映像信号に重畳されたデジタル音声信号
を優先的に選択して出力する。判別した結果に応じて、
使用しない側の音声信号処理回路の電源を切断し、節電
をしても良い。但し、デジタル信号が重畳されているか
否かの判別は、継続して行う。
【0053】さらには、デジタル音声信号といえども、
エラーレートが高くなると急激に品質が劣化し、むしろ
アナログ形式で接続されたものを出力した方が好ましく
なる。したがい、デジタル音声信号の重畳の有無だけで
はなく、これが有る場合にはさらにエラーレートによっ
て、いずれかを選択して出力しても良い。信号発生装置
1と表示装置2は、比較的短い距離にあることを前提と
しているため、デジタル形式で伝送する場合にも、映像
情報に対してはエラー訂正をしないことが普通である
が、エラーに関する仕様の厳しい音声情報に対してはエ
ラー訂正することが多いので、上記したエラーレートを
監視する機能を実現するのは容易である。
【0054】なお、今後は映像信号にデジタル音声信号
を重畳することを前提に、装置を設計することが増える
であろうが、この場合でも従来の装置との互換を持たせ
るため、アナログ形式による音声信号の接続は残される
と考えられるので、本発明を適用できる。
【0055】また、出力する音声信号が切換わった時、
あるいは、デジタル音声信号が重畳されているにもかか
わらずエラーが極めて多く、何らかの異常が考えられる
時など、その旨メッセージを出すと共に、対策方法が複
数ある場合はユーザが選択できるようにすると便利であ
る。
【0056】以上の事項に特に重点を置いて、図6の動
作を以下、詳しく説明する。信号発生装置1の構成要素
である映像信号源11からはデジタル映像信号が、音声
信号源12からはデジタル音声信号が発生される。これ
は信号発生装置1がSTBである場合には、たとえばデ
ジタル放送を受信して得たものであり、またSTBに内
蔵されたハードディスクレコーダから再生された情報で
あったりする。DVD、デジタルVTRなどであれば、
取付けられた記録媒体から再生された情報であり、前記
取り付けられた記録媒体とはたとえばパッケージソフト
である場合もある。
【0057】デジタル音声信号は音声重畳回路13で、
デジタル映像信号に重畳される。その方法はいくつか考
えられる。例えば映像の水平ないし垂直の帰線期間に重
畳する方法がある。帰線期間においては映像信号を伝送
する必要は無いので、その期間に映像信号に代えて音声
信号をオーディオパケットとして、デジタル音声信号を
送ることが考えられる。
【0058】音声重畳回路13の出力は、データ送信回
路14へ与えられ、必要に応じて符号変換され、また電
力増幅され、インタフェース42を介して、表示装置2
へ与えられる。また、さきの音声信号源12の出力は、
DAC15にも与えられてアナログ音声信号となり、イ
ンタフェース44を介して、映像・音声受信装置2へ与
えられる。
【0059】次に映像・音声受信装置2の動作を、必要
に応じて図7のフローチャートも用いて説明する。イン
タフェース42を介して入力されたデジタル映像信号
は、データ受信回路21に与えられる。もしこれに対し
て伝送のための符号変換が施されているなら、ここで復
号される。さらに音声分離回路22に与えられ、ここで
上記したデジタル音声信号を分離して、DAC付の音声
処理回路25と音声切換制御回路28に入力される。音
声信号が重畳されていない場合はダミーデータをDAC
付の音声処理回路25に、音声重畳されていないという
情報を音声切換制御回路28に与える。なお、音声分離
回路22と音声切換制御回路28は回路的に分かれてお
らず、一体のこともあるが、この場合も本発明の範疇に
ある。一方、デジタル映像情報は加算回路23へ与えら
れ、後記するようにOSD回路29からの情報を加算し
たうえで、表示部24へ入力され、映像表示される。表
示記録部241がある場合はそこに映像記録され、表示
出力部242がある場合は映像出力される。音声分離回
路22の動作は当然ながら、デジタル音声信号の多重方
法によって異なる。例えば映像の水平ないし垂直のブラ
ンキングに重畳されているならば、ブランキングのタイ
ミングをみて分離する。
【0060】次に音声切換制御回路282の動作につい
て述べる。図7は音声切換制御回路282の動作を示す
フローチャートであり、これも併用して説明に使用す
る。図7でスタート101は一連の動作の開始点を示
す。まず、音声重畳の判別部102で、映像信号に対す
るデジタル音声信号の重畳の有無を判別する。受信デー
タに含まれるフォーマット情報から判別したり、音声分
離回路22で分離された情報から音声信号のクロックが
再生されるか否かで判別したりするなど、いくつかの方
法が知られている。デジタル音声信号の重畳が無い場合
は、図7上でそのまま下へ行って103に至り、スイッ
チ26へ指令を出して、接続を図示とは逆の方向に切換
える。その結果、インタフェース44を介して入力され
た、映像信号に重畳されずに入力された音声信号がスピ
ーカ27へ供給され、音声を再生する。音声記録部27
1がある場合はここに音声記録され、音声出力272が
ある場合はそこに音声出力される。
【0061】この時、図7の104で示したように、D
AC付の音声処理回路25など、使用しない回路ブロッ
クの電源を供給しないようにし、消費電力の低減を図っ
ても良い。さらにOSD回路29へ指令を送り、図7の
105で示したように、インタフェース41側から供給
された音声信号を出力していることを、表示部24にメ
ッセージで表示しても良い。勿論、表示は長い時間継続
しても良く、また短時間のみ表示した後に消しても良
い。単なる表示だけでなく、ケーブルの交換かアナログ
音声への切換等の対策手段を選ばせるものであってもよ
い。その後、音声重畳の判別部102へ戻り判定を続け
る。途中で状況が変わっても対応できるよう、判別動作
は最初に一度しただけで終了することはない。
【0062】なお、図6ではインタフェース44を介し
て入力される音声信号は、アナログ信号として記述して
いるが、本発明ではこれに限定するものではない。要は
映像信号に重畳することなく、別のインタフェースで送
られたものを意味し、インタフェースがデジタル同軸ケ
ーブル、デジタル光ケーブル、赤外線や無線等であっ
て、デジタル音声信号として供給される場合も含んでい
る。その場合は、信号発生装置1のDAC15は除去さ
れ、インタフェース44とスイッチ26の間にDACが
置かれるか、DAC付の音声処理回路25のDACが分
離されて、スイッチ26とスピーカ27の間に置かれ
る。
【0063】音声切換制御回路282で、デジタル音声
信号の重畳が有ると判別した場合を次に述べる。図7の
102からエラーレートを判定する111へ移動する。
ここで映像信号に重畳して入力されたデジタル音声信号
のエラーレートが判定される。当然ながら、エラーが多
い状態ではアナログ形式で入力されたものよりも、品質
が劣ることがある。エラーレートが小さく、一定以上の
品質が期待できる場合は、図7中の111の右側から下
に行き、まず123においてDAC付の音声処理回路2
5に電源を供給し、分離した音声信号が圧縮されている
ならば、ここで伸張処理などを施して、アナログ形式に
変換する。124においてスイッチ26にも指令を出
し、これを図示の方向に接続する。これにより、デジタ
ル形式で入力された音声信号は、スピーカ26へ与えら
れ音声を再生する。さらに125においてOSD回路2
9に指令を出し、インタフェース42側から供給された
音声信号を出力していることを、表示部24にメッセー
ジで表示しても良い。なお、副音声評価回路210の
他、インタフェース44からスイッチ26に至る部分
に、構成要素がある場合は、これらの電源を供給停止し
ても良い。その後、音声重畳の判別部102へ戻り判別
を続ける。
【0064】図7中の111でエラーレートが大きいと
判定した場合を次に述べる。111の左側から下に行
き、まず112でインタフェース44からの音声信号が
有るか否かの判定を行う。これは図1では、副音声評価
回路210で行われる。なお、これはアナログで与えら
れる場合が多いが、前記したように映像信号に重畳せず
に与えられた、デジタル音声信号のこともある。インタ
フェース44からの音声信号が有る場合には112から
左側に行き、前記したものと同様の過程を経て、インタ
フェース44側から与えられた音声信号をスピーカ27
へ供給する。特にインタフェース42側のエラーレート
が悪く、インタフェース44側からの音声信号の方が品
質の良い場合は、このようにされる。インタフェース4
4からの音声信号が無い場合には品質に関らず、インタ
フェース42からの音声信号を出力する。112から下
へ行き、113においてDAC付の音声処理回路25に
電源を供給し、分離した音声信号に伸張処理などを施し
てからアナログ形式に変換する。114においてスイッ
チ26にも指令を出し、これを図示の方向に接続する。
これにより、デジタル形式で入力された音声信号は、ス
ピーカ26へ与えられ音声を再生する。さらに115に
おいてOSD回路29に指令を出し、インタフェース4
2側から供給された音声信号を出力しているものの、品
質に問題があり、ケーブル接続の緩みをチェックし、あ
るいはケーブルを短いものへ交換するよう、表示部24
にメッセージで表示しても良い。この場合も、副音声評
価回路210の他、インタフェース44からスイッチ2
6に至る部分に、構成要素がある場合は、これらの電源
を供給停止しても良い。その後、音声重畳の判別部10
2へ戻り判別を続ける。
【0065】図7の112における音声有無の判定は、
文字通りの有無だけではなく、副音声評価回路210
で、インタフェース44から入力された音声信号の品質
を評価し、これの方がインタフェース42から入力され
た音声信号よりも品質の良いことを確認したうえで判定
してもよい。或いは、インタフェース44から入力され
た音声信号の品質に一定の下限を設け、これよりも劣る
場合にはエラーレートが大きくとも、インタフェース4
2から入力された音声信号を出力しても良い。
【0066】なお、111でエラーレートが大きいと判
定した場合、直ちに上記したような切換動作を行うので
はなく、状態の継続時間を考慮して切換えると良い。長
時間の間に一度だけエラーレートの劣化する瞬間があっ
た場合でも、その都度フォーマット切換え処理を行った
のでは却って煩わしい。たとえば同じ状態が数秒継続し
た際に、初めて切換えるなどした方が良い。
【0067】以上のようにすることで、映像信号に重畳
されて入力されたデジタル音声信号と、これとは別に入
力された音声信号のうち、品質の良いものを自動的に選
択して出力できるようになる。また一方の音声信号が無
い場合においては、他方側が自動的に選択されるが、そ
の品質に問題がある時には、警告を表示することができ
る。また、いずれが選択されたかを表示で知ることがで
きる。また、対策手段をいくつか示してユーザに選択さ
せる方法もある。さらには、使用しない回路ブロックの
電源を切断し、省電力化を図ることができる。短時間の
エラー増加によって、頻繁に切換わる煩わしさを解消で
きる等の効果がある。
【0068】本発明を適用するシステム応用例を述べ
る。
【0069】図8は本発明の映像・音声受信装置の一例
としてのスイッチャを使って、放送を送受信して得た情
報と、パッケージソフトなどを再生した情報を切り換え
る例を示したブロック図である。1Dは放送受信装置で
STBに相当する。1Eは再生装置、2Bはスイッチ
ャ、5は表示装置、42Aと42Bはデジタル映像信号
線インタフェース、44Aは音声専用インタフェースで
ある。
【0070】スイッチャ2Bは放送受信装置1Dの映像
出力と、パッケージソフト等の再生装置1Eの映像出力
を切り換えると共に、本発明の映像・音声受信装置とし
て働き、いずれの入力についても良好な音声情報を選択
できる。こうして得られた音声情報を映像情報へ再度重
畳することにより、スイッチャ2Bの出力とつながる表
示装置5へはデジタル映像インタフェース42Cのみの
接続で、映像と音声情報を伝えることができる利点があ
る。
【0071】なお、本発明は映像情報を入力して処理す
る装置に対して、一般的に適用できるものである。主に
説明した表示装置のみならず、映像情報を記録する記録
装置、入力された情報を再度出力し分配する分配装置な
ども、適用範囲となり、その場合は本発明の範疇とな
る。また、本発明は、以上で述べたような有線のインタ
フェースを各装置の間に用いる場合のみに限定されるも
のではない。将来は映像などの情報に関わる装置のみな
らず、一般の電化製品までも含めたホームネットワーク
化が進むと思われる。この場合は、ホームサーバと各パ
ーソナルターミナルの間は無線のインタフェースを用い
ることが多いと予想される。その際の、装置間の映像コ
ンテンツの配信にも本発明は適用できる。
【0072】無線のインタフェースを用いた場合の警告
OSD表示は、有線インタフェース時のケーブルの交換
を促す表示に代えて、例えば「電波状態が良くないので
信号源と表示装置のアンテナを近づけてください」と
か、「有線ケーブルの使用をご検討ください」等が考え
られる。また、送信電力を大きくするよう、送信側にコ
マンドを送ってエラーレートを下げるやり方も考えられ
る。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、入力される映像・音声
信号の状態に応じて適切な警告表示でユーザに対策方法
を示すことが可能となり、また適切な映像・音声信号を
自動的に得ることを可能にしているので、使い勝手が向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す回路ブロック
図。
【図2】図1における切換制御回路28の動作を説明す
るフローチャート。
【図3】図1におけるOSD回路29による表示の一例
を示す図。
【図4】本発明を適用するデジタル情報送受信記録シス
テムの一例を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す回路ブロック図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す回路ブロック図。
【図7】図6における音声切換制御回路282の動作を
説明するフローチャート。
【図8】本発明の映像・音声受信装置の実施例として
の、スイッチャを使ったシステムブロック図。
【符号の説明】
1・・・・・・信号発生装置 11・・・・・映像信号源 12・・・・・音声信号源 13・・・・・音声重畳回路 14・・・・・データ送信回路 141・・・・アナログ情報の送信回路 142・・・・デジタル情報の送信回路 15・・・・・DAC(Digital Analogue Converter) 151・・・・DAC(Digital Analogue Converter) 16・・・・・スキャンコンバータ 161、162・スキャンコンバータ 17・・・・・解像度制御回路 171・・・・解像度制御回路 1A・・・・・放送受信装置 1B、1C・・記録再生装置 2・・・・・・映像入力処理装置 21・・・・・データ受信回路 211・・・・デジタル情報の受信回路 212・・・・アナログ情報の受信回路 22・・・・・音声分離回路 23・・・・・加算回路 24・・・・・映像の表示部 242・・・・表示出力 25・・・・・DAC付の音声処理回路 27・・・・・スピーカ 28・・・・・切換制御回路 281・・・・切換制御回路 282・・・・音声切換制御 29・・・・・OSD(On Screen Display)回路 2A・・・・・表示装置 31・・・・・第一のEDID(Extended Display Ide
ntification Data)回路 32・・・・・第二のEDID回路 33、34・・スイッチ 35・・・・・スキャンコンバータ 36・・・・・記録部 37・・・・・ADC(Analogue Digital Converter) 38・・・・・スイッチ 3・・・・・・放送局 4・・・・・・中継局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲 展明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 吉岡 厚 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA18 BA25 BA28 CA02 CA09 CB03 CB07 DA01 5C063 AB03 AC01 BA01 CA01 CA23 CA36 DA07 DA13

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号発生装置から出力された映像信号を入
    力し、該入力された映像信号に対して所定の信号処理を
    行う映像処理装置において、 入力された前記映像信号に含まれるノイズの大きさに関
    する情報に基づいて警告表示を行うとともに、前記映像
    信号のフォーマットを変更するための信号を前記信号発
    生装置に送信するように構成したことを特徴とする映像
    処理装置。
  2. 【請求項2】信号発生装置から出力されたデジタル映像
    信号を入力し、該入力されたデジタル映像信号に対して
    所定の信号処理を行う映像処理装置において、 入力された前記デジタル映像信号もしくはそれに重畳さ
    れるデジタル音声信号のエラーレートの大きさを検出す
    る制御回路と、 前記制御回路において検出された前記エラーレートが所
    定の閾値よりも大きい場合に、警告画面をユーザに提供
    するためのOSD回路とを有することを特徴とする映像
    処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の映像処理装置において、
    更に、前記デジタル映像信号の走査線数及び水平解像度
    のいずれかを少なくとも含む複数の信号フォーマット情
    報を保持する保持回路と、前記信号発生装置に接続され
    るインタフェース部とを有し、 前記制御回路は、前記検出されたエラーレートの大きさ
    に応じて前記保持回路に保持された複数の信号フォーマ
    ット情報のうち少なくとも1つを選択し、該選択された
    信号フォーマット情報を、前記信号発生装置に送信する
    ために前記インタフェース部へ供給することを特徴とす
    る映像処理装置。
  4. 【請求項4】前記警告画面は、前記制御回路が前記信号
    フォーマット情報の選択を実行するか否かをユーザに決
    定させるための選択肢を含むことを特徴とする請求項3
    に記載の映像処理装置。
  5. 【請求項5】前記警告画面は、ユーザに対して、前記デ
    ジタル映像信号を伝送するための接続線を交換するよう
    促すメッセージを含むことを特徴とする請求項2または
    4に記載の映像処理装置。
  6. 【請求項6】前記制御回路は、前記エラーレートの検出
    値が所定の閾値よりも大きい場合には、受信中の映像信
    号よりも走査線数及び/または水平解像度が少ない信号
    フォーマット情報を選択することを特徴とする請求項3
    に記載の映像処理装置。
  7. 【請求項7】信号発生装置から出力されたデジタル映像
    信号とアナログ映像信号とを入力し、少なくともいずれ
    かの映像信号に対して信号処理を施す映像処理装置にお
    いて、 前記デジタル映像信号を受信する第一の受信回路と、前
    記アナログ映像信号を受信する第二の受信回路と、前記
    第一の受信回路及び前記第二の受信回路からの出力信号
    のいずれかを選択して切換えるスイッチと、前記第一の
    受信回路が受信したデジタル映像信号もしくはそれに重
    畳されるデジタル音声信号のエラーレートが所定の閾値
    よりも小さい場合に前記第一の受信回路の出力を、大き
    い場合に前記第二の受信回路の出力を選択するように前
    記スイッチを制御する制御回路と、 第二の受信回路に切り換えたことを警告表示するOSD
    回路を有することを特徴とする映像処理装置。
  8. 【請求項8】前記制御回路は、前記エラーレートの大き
    さが所定値以上となる状態が所定時間以下であれば、前
    記選択動作を行わないことを特徴とする請求項3または
    7に記載の映像処理装置。
  9. 【請求項9】信号発生装置から出力されたデジタル映像
    信号とアナログ映像信号とを入力し、少なくともいずれ
    かの映像信号に対して信号処理を施す映像処理装置にお
    いて、 前記デジタル映像信号を受信する第一の受信回路と、前
    記アナログ映像信号を受信する第二の受信回路と、前記
    第一の受信回路及び前記第二の受信回路からの出力信号
    のいずれかを選択して切換えるスイッチと、前記第一の
    受信回路が前記デジタル映像信号を受信していない場合
    は前記第2の受信回路の出力信号を選択するように前記
    スイッチを制御する制御回路とを有することを特徴とす
    る映像処理装置。
  10. 【請求項10】信号発生装置から出力されたデジタル映
    像信号とアナログ映像信号とを入力し、少なくともいず
    れかの映像信号に対して信号処理を施す映像処理装置に
    おいて、 前記デジタル映像信号を受信する第一の受信回路と、前
    記アナログ映像信号を受信する第二の受信回路と、前記
    第一の受信回路及び前記第二の受信回路からの出力信号
    のいずれかを選択して切換えるスイッチと、前記第一の
    受信回路が単一色もしくは単一輝度の静止画像を示す信
    号を受信した場合に、前記第二の受信回路の出力信号を
    選択するように前記スイッチを制御する制御回路とを有
    することを特徴とする映像処理装置。
  11. 【請求項11】前記制御回路は、前記第一の受信回路で
    受信した映像信号と、前記第二の受信回路で受信した映
    像信号が同じ画像を示す場合には、該画像が全画面で単
    一色もしくは単一輝度の静止画像であっても、前記第一
    の受信回路の出力を選択することを特徴とする請求項1
    0に記載の映像処理装置。
  12. 【請求項12】前記映像処理装置は、少なくとも前記デ
    ジタル映像信号を表示するための表示部を備えた映像表
    示装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至11の
    何れかに記載の映像処理装置。
  13. 【請求項13】前記映像処理装置は、少なくとも前記デ
    ジタル映像信号を記録するための記録部を備えた映像記
    録装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至11の
    何れかに記載の映像処理装置。
  14. 【請求項14】前記映像処理装置は、少なくとも前記デ
    ジタル映像信号を他の機器に分配するための映像信号分
    配装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至11の
    何れかに記載の映像処理装置。
  15. 【請求項15】信号発生装置から出力されたデジタル映
    像信号を入力し、該入力されたデジタル映像信号に対し
    て所定の信号処理を行って映像の表示を行うテレビジョ
    ン受像機において、 入力された前記デジタル映像信号もしくはそれに重畳さ
    れるデジタル音声信号のエラーレートの大きさを判別す
    る制御回路と、 前記映像を表示する表示部と、 前記制御回路において検出された前記エラーレートが所
    定の閾値よりも大きい場合に、警告画面を前記表示部に
    表示するためのOSD回路とを備えることを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  16. 【請求項16】請求項15に記載のテレビジョン受像機
    において、更に、 前記デジタル映像信号の走査線数及び水平解像度のいず
    れかを少なくとも含む複数の信号フォーマット情報を保
    持する保持回路と、前記信号発生装置と接続されるイン
    タフェース部とを備え、 前記制御回路は、前記検出されたエラーレートの大きさ
    に応じて前記保持回路に保持された複数の信号フォーマ
    ット情報のうち少なくとも1つを選択し、該選択された
    信号フォーマット情報を、前記信号発生装置に送信する
    ために前記インタフェース部へ供給することを特徴とす
    るテレビジョン受像機。
  17. 【請求項17】前記警告画面は、前記制御回路が前記信
    号フォーマット情報の選択を実行するか否かをユーザに
    決定させるための選択肢、及び/または、前記デジタル
    映像信号を伝送するための接続線を交換するよう促すメ
    ッセージを含むことを特徴とする請求項16に記載のテ
    レビジョン受像機。
  18. 【請求項18】前記制御回路は、前記エラーレートの検
    出値が所定の閾値よりも大きい場合には、受信中の映像
    信号よりも走査線数及び/または水平解像度が少ない信
    号フォーマット情報を選択することを特徴とする請求項
    16に記載のテレビジョン受像機。
  19. 【請求項19】信号発生装置から出力されたデジタル映
    像信号とアナログ映像信号とを入力し、少なくともいず
    れかの映像信号に対して信号処理を施して映像の表示を
    行うテレビジョン受像機において、 前記デジタル映像信号を受信する第一の受信回路と、前
    記アナログ映像信号を受信する第二の受信回路と、前記
    第一の受信回路及び前記第二の受信回路からの出力信号
    のいずれかを選択して切換えるスイッチと、前記第一の
    受信回路が受信したデジタル映像信号もしくはそれに重
    畳されるデジタル音声信号のエラーレートが所定の閾値
    よりも小さい場合に前記第一の受信回路の出力を、大き
    い場合に前記第二の受信回路の出力を選択するように前
    記スイッチを制御する制御回路と、該制御回路により選
    択された信号を処理する信号処理部と、該信号処理部か
    らの信号を表示する表示部とを有することを特徴とする
    テレビジョン受像機。
  20. 【請求項20】前記制御回路は、前記エラーレートの大
    きさが所定値以上となる状態が所定時間以下であれば、
    前記選択動作を行わないことを特徴とする請求項18ま
    たは19に記載のテレビジョン受像機。
  21. 【請求項21】デジタル音声信号が重畳されたデジタル
    映像信号と、第2の音声信号とが各々別個に入力され、
    該デジタル映像信号により得られた映像を表示デバイス
    上に表示し、かつ前記デジタル音声信号または第2の音
    声信号により得られた音声をスピーカから出力すること
    が可能なテレビジョン受像機において、 前記第2の音声信号の品質を評価する副音声評価回路
    と、前記デジタル映像又は音声信号のエラーレートが閾
    値を超えているか否かを示す制御信号を出力する音声切
    換制御回路と、前記デジタル映像信号からデジタル音声
    信号を分離する分離手段と、前記音声切換制御回路と接
    続され、該分離手段により分離されたデジタル音声信号
    と前記第2の音声信号のいずれか一方を、前記音声切換
    制御回路から出力された制御信号に基づいて選択して前
    記スピーカへ供給するスイッチを備え、 前記音声切換制御回路は、前記デジタル映像又は音声信
    号のエラーレートが閾値よりも小さい場合に該分離手段
    により分離されたデジタル音声信号を選択し、前記エラ
    ーレートが前記閾値を超えており、かつ前記副音声評価
    回路によって前記第2の音声信号が入力されており音質
    が良いと判別されたときに、前記第2の音声信号を選択
    するように前記スイッチを制御することを特徴とするテ
    レビジョン受像機。
  22. 【請求項22】請求項21に記載のテレビジョン受像機
    において、更にOSD表示回路を設け、該OSD表示回
    路は、前記デジタル音声信号のエラーレートが閾値を超
    えている状態で、かつ前記スイッチが該デジタル音声信
    号を選択するように前記音声切換制御回路によって制御
    されている場合に、該デジタル音声信号の音質に関する
    警告メッセージを前記表示デバイス上に表示することを
    特徴とするテレビジョン受像機。
  23. 【請求項23】前記切換制御回路は、前記エラーレート
    が閾値を超える状態が、所定の期間にわたって継続する
    場合に、前記アナログ音声信号を選択するように前記ス
    イッチを制御することを特徴とする請求項21に記載の
    テレビジョン受像機。
  24. 【請求項24】前記切換制御回路は、前記エラーレート
    が閾値よりも小さい場合に、前記副音声評価回路への電
    源供給を中止することを特徴とする請求項21に記載の
    テレビジョン受像機。
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