JP2003248736A - 情報機器の時刻証明に関する装置及びプログラム - Google Patents

情報機器の時刻証明に関する装置及びプログラム

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JP2003248736A
JP2003248736A JP2002046376A JP2002046376A JP2003248736A JP 2003248736 A JP2003248736 A JP 2003248736A JP 2002046376 A JP2002046376 A JP 2002046376A JP 2002046376 A JP2002046376 A JP 2002046376A JP 2003248736 A JP2003248736 A JP 2003248736A
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JP2002046376A
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Atsushi Wada
篤志 和田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報機器の時刻証明に関する装置及びプログラ
ムに関し、前記情報機器で作成された文書の時刻証明
を、外部の時刻証明サーバと通信することなく行えるよ
うにする。 【解決手段】情報機器の時計装置に設定された現在時刻
が正しく設定されていることを証明できる時刻証明デー
タを時刻証明サーバから情報機器が受信、記憶し、情報
機器の使用者が前記情報機器上で作成した文書に時刻証
明データを追加することで、文書の時刻証明を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器から得ら
れる時刻が正確であることを証明するためのものであ
り、特に、情報機器装置上で作成されるデータの作成時
刻の証明や情報機器上で利用されるプログラムやデータ
の時限管理に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文書の電子文書化が進んできた
が、この電子文書の作成時刻や送付時刻は、この電子文
書を作成した情報機器の時計機能から得ている。しか
し、前記時計機能の精度が保証されていないことや前記
時計機能の時刻の変更が可能で改竄が容易であることか
ら、上記時刻の信頼性には問題があった。このため、特
許権の係争などにおいて、技術やアイデアが記載された
電子文書の作成日時が問題になった場合に、前記電子文
書の作成日時を証明することができなかった。
【0003】この問題を解決するために、コンピュータ
ネットワークに接続された時刻証明サーバによって、情
報機器によって作成された電子文書の作成時刻を証明す
るサービスが行われている。このサービスの実施には、
前記サービスのためのアプリケーションソフトが組み込
まれたパーソナルコンピュータが用いられる。このアプ
リケーションソフトは、電子文書から前記電子文書を特
定できるメッセージダイジェストを作成し、作成された
メッセージダイジェストを時刻証明サーバに送信するも
のである。
【0004】ここで前記メッセージダイジェストとは、
電子文書から所定の演算によって求められ、メッセージ
ダイジェストから元の電子文書を復元することは不可能
だが、異なる電子文書から同じメッセージダイジェスト
を得る確率が極めて低いデータである。したがって、電
子文書に改竄が行われると、元の電子文書のメッセージ
ダイジェストと、改竄が行われた電子文書のメッセージ
ダイジェストは違い生じる。
【0005】サービスの利用者が自身の作成した電子文
書の作成時刻の時刻証明を行いたい場合、このアプリケ
ーションソフトを用いて電子文書のメッセージダイジェ
ストを作成し、このメッセージダイジェストを時刻証明
サーバに送信する。
【0006】時刻証明サーバは受信したメッセージダイ
ジェストを24時間受け付け登録し、メッセージダイジ
ェストと、電子文書の作成時刻としてメッセージダイジ
ェストの登録時刻を記録する。登録後、時刻証明サーバ
は電子文書の作成時刻を保証した証明書を前記電子文書
の作成者に送信する。証明書には、登録時刻、証明記録
などが記載されている。
【0007】このサービスの利用者がこの電子文書の作
成時刻が正しいかどうかを検証したい場合に、登録時に
用いたアプリケーションソフトを使って電子文書を特定
できるメッセージダイジェストを作成し、前記証明書と
共に時刻証明サーバに検証を依頼する。時刻証明サーバ
は、前記証明書から登録時の電子文書のメッセージダイ
ジェストを取り出し、送られたメッセージダイジェスト
と比較し、一致すれば、この電子文書に改竄が行われて
いないことが確認でき、時刻証明サーバにこの電子文書
のメッセージダイジェストの登録時刻から、この電子文
書の作成時刻が証明できる。
【0008】このように、電子文書の作成者が、電子文
書の作成日時を証明する場合に、以上のような登録を時
刻証明サーバに行うことで、電子文書の作成日時の証明
を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなサービスでは、多数の情報機器において、何度も文
書の時刻証明を行えば、情報機器と時刻証明サーバの間
の通信回数は膨大となる。この結果、情報機器と時刻証
明サーバとの通信負荷や通信コストの負担も大きくな
る。また、文書を作成する情報機器が時刻証明サーバと
通信を行える環境でない場合には、文書の作成者は文書
の作成時刻の時刻証明を行うことができない。
【0010】本発明の目的は、文書の作成や送付時に文
書の時刻証明を行う毎に時刻証明サーバに接続すること
なく、情報機器上で文書の作成時刻や送信時刻を保証で
きるようにするための装置および方法を提供することに
ある。
【0011】又、本発明は情報機器にデータやプログラ
ムを提供するサービス提供者が、前記情報機器がデータ
やプログラムを使用する時間を制限したい時に、データ
やプログラムの時限管理が可能にするための装置および
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、情報機器の時計装置に、情報機器の製造時に時計認
定データを記憶させておき、時刻証明サーバが正しい時
計認定データを持った時計装置にのみ時刻証明データを
与え、時計装置の時刻を設定し、情報機器は時刻証明デ
ータを利用することで、時計装置の時刻が正しく設定さ
れたことを証明でき、データやプログラムの時限管理が
可能となる。
【0013】図1は、本発明の原理説明図である。
【0014】図中、時計認定データ15は、時計装置1
2の精度を証明するデータであり、時刻証明データ16
は前記時計装置12に正しい時刻が設定されていること
を証明するデータである。時計装置12の記憶手段14
は、前記時計認定データ15と前記時刻証明データ16
を記憶する。前記時計認定データ15は、予め時刻証明
サーバ17によって作成されたデータであり、製造元1
8は前記時計認定データ15を記憶手段14に記憶する
ことにより、時計装置12の精度を保証する。即ち時計
認定データ15は、時計装置12の精度を製造元18が
証明していることを示す。又、前記時計認定データ15
に、電子署名技術による電子署名を含ませてもよく、こ
れにより、時計認定データ15が改竄されることを防止
できる。また、時計認定データ15は、時計装置12
の、温度変化などで精度が変動しないことを示すタンパ
耐性や、年間誤差を表す年差などを記憶してもよい。
【0015】時刻証明データ16は、時刻証明サーバ1
7によって、情報機器11の使用者が時刻証明を行う場
合に作成される。時刻証明データ16は、電子署名技術
による電子署名を含んでもよい。情報機器11の使用者
が時刻証明を行う場合に、時刻証明データ16の作成は
時刻証明サーバ17によって次のように行われる。ま
ず、情報機器11が時刻証明サーバ17と通信を行い、
情報機器11の時計装置12が時計認定データ15をも
つ場合には、時刻証明サーバ17に時計認定データ15
を送信する。時刻証明サーバ17は、受信した時計認定
データ15の電子署名を解読することによって、時計認
定データ15が改竄などされておらず、正常であること
を確認する。次に時刻証明サーバ17は情報機器11の
時計装置12の現在時刻を設定する。この際、時刻設定
に通信遅延が発生するのならば、情報機器11はこの通
信遅延が影響しないように、時計装置12の現在時刻を
設定する。情報機器11の時計装置12の時刻設定が正
常に行われたならば、時刻証明サーバ17は情報機器1
1に対して時刻設定が正しくおこなったことを証明する
時刻証明データ16を作成し、情報機器11に送信す
る。情報機器11は時刻証明データ16を受信し、時計
装置12の記憶手段14に記憶する。
【0016】情報機器11が、時刻証明の必要があるデ
ータ、時刻証明済データ19を他の情報機器の送信する
場合、同時に時計装置12が記憶した時刻証明データ1
6も他の情報機器の送信する。他の情報機器は、時刻証
明データ16が電子署名技術に用いて電子署名されてい
る場合、時刻証明データ16を作成した時刻証明サーバ
17の公開鍵A414を用いて時刻証明データ16が正
しいことが確認でき、他の情報機器は情報機器11から
送信された時刻証明済データ19の時刻に関する情報が
正しいことが判別できる。
【0017】時刻証明データ16を記憶する情報機器1
1のプログラムが、情報機器11の時計装置12の現在
時刻が正しく設定されていることを確認する場合、プロ
グラムは、時刻証明データ16が電子署名技術に用いて
電子署名されているとき、時刻証明データ16を作成し
た時刻証明サーバ17の公開鍵を用いて時刻証明データ
16が正しいことが確認でき、プログラムは情報機器1
1の時計装置12の現在時刻が正しいことが判別でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を詳細に説明する。 <実施形態1>本発明に係る実施形態1は、文書受信装
置が情報機器11から受信した文書の作成時刻の時刻証
明を得る実施形態である。
【0019】図2は、本発明の実施形態1に係わる情報
機器及び方法の概略図である。情報機器11を製造する
製造元18は、製造時に情報機器11が内蔵する時計装
置12に時計機能を保証することを示す時計認定データ
15を記憶する。時刻証明サーバ17は、時計装置12
の時計認定データ15を確認し、時計装置12が正しい
標準時刻が設定されていることを証明する時刻証明デー
タ16を作成する。時計装置12は前記作成された時刻
証明データ16を記憶する。情報機器11の使用者が、
文書受信装置21に時刻証明を行った文書データを送信
したい場合は、情報機器11は、文書データと時刻証明
データ16から時刻証明済データ19を作成し、文書受
信装置21に送信する。文書受信装置21は、時刻証明
済データ19内の時刻証明データ16から時刻証明サー
バ17が時計装置12の時刻が正確であることを保証し
ていることを判定できる。
【0020】図3は、本発明の実施形態1に係わる情報
機器11の内部構成図を示す。情報機器11はCPU3
01が設けられ、内部バス302がCPU301に接続
されている。内部バス302には時計認定データ15や
時刻証明データ16を記憶した時計装置12が設けられ
る。
【0021】内部バス302にはハードディスクコント
ローラ305と磁気ディスクを用いたハードディスク3
06が設けられている。ハードディスク306は、オペ
レーティングシステム(OS)、オペレーティングシス
テム(OS)上で動作するプログラム、及び電子署名作
成時に使用する情報機器11の秘密鍵B312と公開鍵
B313を記憶する。
【0022】内部バス302には情報機器11の基本入
出力処理のための命令を記憶するバイオス(BIOS)
などを格納したROM303と一時的にデータを記憶保
持するRAM304が設けられる。オペレーティングシ
ステム(OS)やオペレーティングシステム(OS)上
で動作するプログラムがハードディスク306からRA
M304に読み出され、CPU301によって実行され
る。また、ディスプレイコントローラ307を介してデ
ィスプレイ308が設けられ、ディスプレイコントロー
ラ307は画像データをディスプレイ308に表示す
る。キーボードコントローラ309を介してキーボード
310が接続される。内部バス302にはネットワーク
通信装置311が設けられる。ネットワーク通信装置3
11は外部のコンピュータネットワークを経由して他の
情報機器とデータの送受信することができ、情報機器1
1は時計認定データ15の時刻証明サーバ17への送
信、時刻証明データ16の受信、又は時刻証明を行った
文書の文書受信装置21への送信を行うことができる。
【0023】図4は、本発明の実施形態1に係わる時刻
証明サーバ17の内部構成図を示す。時刻証明サーバ1
7はCPU401が設けられ、内部バス402がCPU
401に接続されている。CPU401は公開鍵方式の
暗号化技術の演算、時計認定データ15の電子署名の作
成、又は時刻証明データ16の電子署名の作成を行う。
【0024】内部バス402には時計装置403が設け
られる。コンピュータネットワークを経由したエヌティ
ーピー(Network Time Protoco
l)サーバのサービスによる時刻の補正手段をもつこと
によって、時計装置403は、十分な精度をもつことが
望ましい。
【0025】内部バス402にはハードディスクコント
ローラ406と磁気ディスクを用いたハードディスク4
07が設けられている。ハードディスク407は、オペ
レーティングシステム(OS)、オペレーティングシス
テム(OS)上で動作するプログラム、及び電子署名作
成時に使用する時刻証明サーバ17の秘密鍵A413と
公開鍵A414を記憶する。
【0026】内部バス402には時刻証明サーバ17の
基本入出力処理のための命令を記憶するバイオス(BI
OS)などを格納したROM404と一時的にデータを
記憶保持するRAM405が設けられる。RAM405
は、オペレーティングシステム(OS)やオペレーティ
ングシステム(OS)上で動作するプログラムがハード
ディスク407からRAM405に読み出され、CPU
401によって実行されるまた、ディスプレイコントロ
ーラ408を介してディスプレイ409が設けられ、デ
ィスプレイコントローラ408は画像データをディスプ
レイ409に表示する。更にキーボードコントローラ4
10を介してキーボード411が接続される。更に、内
部バス402にはネットワーク通信装置412が設けら
れ、外部のコンピュータネットワークを経由して他の情
報機器とデータの送受信することができる。
【0027】図5は、本発明の実施形態1に係わる文書
受信装置21の内部構成図を示す。文書受信装置21は
CPU501が設けられ、CPU501は内部バス50
2に接続される。CPU501は公開鍵方式の暗号化技
術の演算を行い、時刻証明済データ19の電子署名を確
認して、時刻証明済データ19が改竄されていないこと
を確認する。内部バス502には時計装置503が設け
られる。
【0028】内部バス502にはハードディスクコント
ローラ506と磁気ディスクを用いたハードディスク5
07が設けられている。ハードディスク507は、オペ
レーティングシステム(OS)、及びオペレーティング
システム(OS)上で動作するプログラムを記憶する。
【0029】内部バス502には文書受信装置21の基
本入出力処理のための命令を記憶するバイオス(BIO
S)などを格納したROM504と一時的にデータを記
憶保持するRAM505が設けられる。RAM505
は、オペレーティングシステム(OS)やオペレーティ
ングシステム(OS)上で動作するプログラムがハード
ディスク507からRAM505に読み出され、CPU
501によって実行されるまた、ディスプレイコントロ
ーラ508を介してディスプレイ509が設けられ、デ
ィスプレイコントローラ508は画像データをディスプ
レイ509に表示する。更にキーボードコントローラ5
10を介してキーボード511が接続される。更に、内
部バス502にはネットワーク通信装置512が設けら
れ、外部のコンピュータネットワークを経由して情報機
器11と接続することにより、文書受信装置21は時刻
証明済データ19を情報機器11から受信することがで
きる。
【0030】本実施形態1の時計認定データ15や時刻
証明データ16は、公開鍵方式の暗号化技術を用いた電
子署名技術によって、受信者がデータの完全性を確認す
ることができる。データの完全性とは、データが改竄や
変更されていないことを示すことである。電子署名の方
法には、Digital Signature Alg
orithmや、RSA Digital Signa
tureなどがあり、具体的には、電子署名を行う装置
が電子署名を行う任意の長さの文書からハッシュ関数を
用いて文書のメッセージダイジェストを得る。
【0031】ハッシュ関数とは、任意の長さの文書デー
タを入力とし、固定値とメッセージダイジェストを出力
する関数である。通常、メッセージダイジェストは12
8ビットや160ビットの固定値である。メッセージダ
イジェストから、元の文書データを復元することは不可
能だが、元の文書データの1ビットの変化も固定長のメ
ッセージダイジェストの変化に反映される。このメッセ
ージダイジェストの性質を、電子署名技術は元の文書デ
ータの改竄の確認に利用している。
【0032】図6は、本発明で用いる公開鍵方式の暗号
化技術を用いた電子署名の概念図について示す。送信元
はあらかじめ、公開鍵方式の暗号化技術による、秘密鍵
63と公開鍵64を作成し、受信者に公開鍵64を送付
する。受信者に送付するデータA60に電子署名を行う
場合には、ハッシュ関数を用いて、データA60のメッ
セージダイジェストA61を作成する。さらにデータA
60の電子署名62は、メッセージダイジェストA61
に秘密鍵63を用いて、公開鍵方式の暗号化技術を用い
て作成される。このため、メッセージダイジェストA6
1は公開鍵64で解読することができる。データA60
とデータの電子署名62を受信者に送付する。公開鍵6
4を用いて送付された電子署名62を解読すると、送信
側が送付したデータA60のメッセージダイジェストA
61が作成できる。受信者はハッシュ関数を用いて、受
信したデータB65からメッセージダイジェストB66
を作成する。メッセージダイジェストA61とメッセー
ジダイジェストB66とを比較し、一致すれば、送信元
のデータA60と受信先のデータB65は一致している
と判断でき、受信したデータA60の完全性が示され、
送信したデータA60は改竄や変更されずに受信先に送
られたことを受信先が確認できる。
【0033】電子署名を行う装置が、文書のメッセージ
ダイジェストを使用せず、文書自体を公開鍵方式の暗号
化を使用し、文書を受信する装置は暗号を解読して、文
書を得てもよい。
【0034】図7には、時計認定データ15、時刻証明
データ16及び時刻証明済データ19のデータ構造を示
す。
【0035】時刻証明サーバ17が作成し、製造元18
が時計装置12の製造時に時計装置12に記憶させる時
計認定データ15は、製造元18の情報を表すメーカ
名、時計認定データ15の作成時刻を表す作成時刻、時
計装置12の年間誤差を表す年差、時計認定データ15
を作成した時刻証明サーバ17の名称等を有し、時刻証
明サーバ17の秘密鍵A413を用いた時計認定データ
15の電子署名B72が追加される。
【0036】時刻証明サーバ17が作成する時刻証明デ
ータ16は、時刻証明データ16の有効期限、時計装置
12の年間誤差を表す年差、時刻証明データ16を作成
した時刻証明サーバ17の名称、時刻証明データ16の
作成時刻、時刻証明データ16が情報機器11に対して
発行されたことを示す情報機器11の公開鍵B313等
を有し、時刻証明サーバ17の秘密鍵A413を用いた
時刻証明データ16の電子署名A71が追加される。時
刻証明データ16に有効期限を追加することによって、
情報機器11が記憶した時刻証明データ16を参照する
場合に時刻証明データ16が期限切れの時、時刻証明デ
ータ16の更新を情報機器11の使用者に促すことが考
えられる。文書受信装置21も受信した時刻証明データ
16が期限切れの場合、情報機器11に対して時刻証明
データ16の再発行を要求することが考えられる。
【0037】また、情報機器11と文書受信装置21
は、時刻証明データ16の作成時刻と時計装置12の年
間誤差を表す年差から、情報機器11と文書受信装置2
1のそれぞれが必要とする時刻の精度に応じて、時刻証
明データ16の更新時期が判定できる。
【0038】時刻証明データ16と時計認定データ15
は、時刻証明サーバ17の公開鍵A414を使用してそ
れぞれの電子署名を解読することで、時刻証明データ1
6と時計認定データ15が改竄されていないことを判定
でき、時刻証明サーバ17が作成したものであることが
判定できる。
【0039】情報機器11が作成し、他の情報処理装置
に送信される時刻証明済データ19には、時刻証明が行
われた文書と、文書の作成時刻、時刻証明データ16を
有し、情報機器11の秘密鍵B312を用いた時刻証明
済データ19の電子署名C73が追加される。
【0040】文書受信装置21は、情報機器11の公開
鍵B313を使用して時刻証明済データ19の電子署名
C73を解読することで、時刻証明済データ19が改竄
されていないことを判定でき、情報機器11が作成した
ものであることが判定できる。
【0041】時刻証明データ16が情報機器11の公開
鍵B313を含むことにより、情報機器11以外の情報
機器による、情報機器11の時刻証明データ16を流用
を防止することができる。
【0042】電子署名C73を作成するには情報機器1
1固有の秘密鍵B312が必要であり、文書受信装置2
1が、情報機器11の秘密鍵B312によって作成され
た、時刻証明済データ19の電子署名C73を解読する
には情報機器11固有の公開鍵B313を使う必要があ
る。したがって、公開鍵B313で解読できる電子署名
C73を作成できるのは情報機器11だけである。
【0043】情報機器11以外の情報機器が、情報機器
11の時刻証明データ16を使って、時刻証明済データ
19を作成し、自身の秘密鍵を用いて電子署名を加えて
も、時刻証明データ16内の公開鍵B313と、電子署
名C73の解読に使用される公開鍵に不一致が生じるの
で、時刻証明データ16を情報機器11以外の情報機器
によって、不正に利用することを防止することができ
る。
【0044】また、情報機器11は、時刻証明済データ
19と文書を電子署名ではなく、公開鍵方式の暗号化を
行って、他の情報処理装置に送信してもよい。
【0045】図8に実施形態1のブロック図を、図9に
時計認定データ15の発行プログラムを、図10に時刻
証明データ16の発行プログラムを、図11に情報機器
11の時刻証明済データ19の作成プログラムを、図1
2に文書受信装置21の時刻証明確認のプログラムをそ
れぞれ示す。
【0046】図8と図9において、時計認定データ15
の発行は時刻証明サーバ17の時計認定データ発行プロ
グラムがCPU401を制御することによって以下のよ
うに行われる。製造元18は、情報機器11の出荷前
に、時刻証明サーバ17が規定した時計認定データ15
に必要な時計装置12の仕様を時刻証明サーバ17に送
信し、時計認定データ発行プログラムはネットワーク通
信装置412によって仕様を受信し、時刻証明サーバ1
7のRAM405に格納する(ステップ801)。
【0047】時計装置12の仕様としては、製造元18
の情報を表すメーカ名、時計装置12の年間誤差を表す
年差、時計装置12の変動耐性を表すタンパ耐性等があ
る。次に時計認定データ発行プログラムは、RAM40
5に格納された出荷される情報機器11の時計装置12
の仕様を確認し、時計装置12が時計認定データ15に
発行するための十分な機能を満たしているかどうかを判
定する(ステップ802)。
【0048】時計認定データ発行プログラムが、時計装
置12の時計認定データ15の発行に問題がないと判断
できれば、時計認定データ15の作成を行う。この時に
時計認定データ15の作成時刻を時計装置12の仕様に
追加する。時計認定データ発行プログラムは時計装置1
2の仕様に、時刻証明サーバ17の秘密鍵A413を使
用して電子署名B72を作成し、時計装置12の仕様と
電子署名B72が時計認定データ15となる(ステップ
803)。
【0049】時計認定データ発行プログラムは、作成し
た時計認定データ15として製造元18にネットワーク
通信装置412を使用して送信する(ステップ80
4)。
【0050】製造元18は、時刻証明サーバ17が作成
した時計認定データ15を時計装置12の製造時に時計
装置12に記憶させる(ステップ805)。この後、情
報機器11は出荷される。
【0051】利用者が情報機器11を入手し、情報機器
11を使用して本発明の時刻証明を利用する場合、次に
時刻証明データ16の発行を行う。
【0052】図8と図10において、時刻証明データ1
6の発行は、時刻証明サーバ17の時刻証明データ発行
プログラムと、情報機器11の時刻証明申請プログラム
によって、以下のように行われる。
【0053】あらかじめ、利用者の操作や申請などによ
って、情報機器11に、情報機器11固有の秘密鍵B3
12と公開鍵B313を記憶させておく。時刻証明デー
タ申請プログラムは、情報機器11のハードディスク3
06に記憶され、情報機器11の時刻証明データ16を
入手するときに、RAM304に書き出され、CPU3
01によって実行される。時刻証明データ発行プログラ
ムは、時刻証明サーバ17のハードディスク407に記
憶され、RAM405に書き出され、CPU401によ
って時刻証明サーバ17で実行され、情報機器11の時
刻証明データ16の申請に備える。
【0054】情報機器11で実行される時刻証明データ
申請プログラムは、時計装置12に記憶された時計認定
データ15と情報機器11の公開鍵B313を時刻証明
サーバ17にネットワーク通信装置311を使用して送
信する。時刻証明データ発行プログラムはネットワーク
通信装置412によって、情報機器11が内蔵する時計
装置12が正常に機能することを証明する時計認定デー
タ15と公開鍵B313を受信し、RAM405に格納
する。(ステップ806)。
【0055】時刻証明サーバ17で実行される時刻証明
データ発行プログラムは、時計認定データ15の電子署
名B72から、公開鍵A414を用いて、時刻証明サー
バ17が情報機器11の製造時に作成した時計認定デー
タ15のメッセージダイジェストを作成する。時刻証明
データ発行プログラムは、ハッシュ関数を用いて時計認
定データ15のメッセージダイジェストを新たに作成す
る。時刻証明データ発行プログラムは、情報機器11の
製造時に作成した時計認定データ15のメッセージダイ
ジェストと、新たに作成した時計認定データ15のメッ
セージダイジェストを比較し、一致すれば、受信した時
計認定データ15の完全性を確認できる(ステップ80
7)。時刻証明データ発行プログラムが不一致を検出す
れば、時刻証明データ16の発行を中止する。
【0056】時計認定データ15の完全性が確認できれ
ば、時刻証明サーバ17は、情報機器11は時刻証明サ
ーバ17が以前認定した時計装置12を内蔵していると
判断できる。時刻証明データ発行プログラムは、ネット
ワーク通信装置412を使用して、時刻証明サーバ17
の現在時刻を情報機器11に送信する。時刻証明データ
申請プログラムは、ネットワーク通信装置311を使用
して受信した現在時刻を時計装置12の現在時刻出力手
段13に設定する。この際に、時刻証明サーバ17と情
報機器11の間に通信遅延が発生する場合には、受信し
た現在時刻を補正して、時計装置12の現在時刻出力手
段13に設定する(ステップ808)。
【0057】時刻証明データ申請プログラムは設定され
た現在時刻を時刻証明サーバ17にネットワーク通信装
置311を使用して送信する。時刻証明データ発行プロ
グラムは、ネットワーク通信装置412を使用して受信
した情報機器11の現在時刻が正しく設定されたことを
確認し、情報機器11に時刻証明データ16を作成する
ことを決定する(ステップ809)。受信した情報機器
11の現在時刻が正しく設定されていなければ、時刻証
明データ発行プログラムは、時刻証明データ16の発行
を中止する。
【0058】時刻証明データ発行プログラムは、RAM
405上で時刻証明データ16の有効期限、時計認定デ
ータ15から時計装置12の年差、時刻証明データ16
の作成時刻、時刻証明サーバ17の名称、及びステップ
806で情報機器11から送信された秘密鍵B312か
ら、時刻証明データ16を作成し、秘密鍵A413を用
いた電子署名A71を追加する(ステップ810)。
【0059】時刻証明データ発行プログラムはネットワ
ーク通信装置412を用いて、ステップ810で作成し
た時刻証明データ16を情報機器11に送信する。時刻
証明データ申請プログラムは、受信した時刻証明データ
16を時計装置12の記憶手段14へ記憶する(ステッ
プ811)。この際に、時刻証明データ申請プログラム
は時刻証明データ16内の時刻証明データ16の作成時
刻と設定された現在時刻との間に通常では考えられない
時間差があると判断したとき、設定された現在時刻に不
正が行われたと判断して、時刻証明データ16を削除破
棄する。通常では考えられない時間差とは、時刻証明デ
ータ16内に記憶された時刻証明データ16の作成時刻
と、設定された現在時刻の時間差が、時計装置12の現
在時刻出力手段13に設定するステップ808と時刻証
明データ16を作成したステップ810の時間差と比べ
て長い場合などである。
【0060】図8と図11において、時刻証明済データ
19の作成は、情報機器11の利用者が文書受信装置2
1に文書を送信する際、この文書の作成時刻の時刻証明
を行いたい場合に、情報機器11の時刻証明済データ作
成プログラムによって以下のように行われる。
【0061】時刻証明済データ作成プログラムは、情報
機器11のハードディスク306に記憶され、情報機器
11の時刻証明済データ19を作成するときに、RAM
304に書き出され、CPU301によって情報機器1
1で実行される。
【0062】時刻証明済データ作成プログラムは、文書
と文書の作成時刻と時刻証明データ16から時刻証明済
データ19を作成する。さらに時刻証明済データ19は
秘密鍵B312を用いて電子署名C73を追加する(ス
テップ812)。
【0063】時刻証明済データ作成プログラムは、文書
受信装置21に時刻証明済データ19と公開鍵B313
をネットワーク通信装置311を使用して送信する(ス
テップ813)。
【0064】図8と図12において、文書受信装置21
が情報機器11から送信された時刻証明済データ19に
記憶された文書の作成時刻の確認は文書受信装置21の
文書作成時刻確認プログラムによって以下のように行わ
れる。
【0065】文書作成時刻確認プログラムは、文書受信
装置21のハードディスク507に記憶され、時刻証明
済データ19の作成時刻を確認するときに、RAM50
5に書き出され、CPU501によって文書受信装置2
1で実行される。
【0066】文書作成時刻確認プログラムは、ネットワ
ーク通信装置512を使用して、時刻証明済データ19
と公開鍵B313を受信する(ステップ813)。
【0067】文書作成時刻確認プログラムは、時刻証明
サーバ17から公開鍵A414を受信する(ステップ8
14)。受信した公開鍵A414は、ハードディスク5
07に記憶すれば、文書作成時刻確認プログラムが再実
行する時、再度公開鍵A414を受信する必要はなくな
る。
【0068】文書作成時刻確認プログラムは、時刻証明
済データ19に記憶された時刻証明データ16の電子署
名A71から、公開鍵A414を用いて、時刻証明サー
バ17がステップ810時に作成した時刻証明データ1
6のメッセージダイジェストを作成する。次に文書作成
時刻確認プログラムは、ハッシュ関数を用いて時刻証明
データ16のメッセージダイジェストを新たに作成す
る。続けて文書作成時刻確認プログラムは、電子署名A
71から作成した時刻証明データ16のメッセージダイ
ジェストと、新たに作成した時刻証明データ16のメッ
セージダイジェストを比較し、一致すれば、時刻証明済
データ19に記憶された時刻証明データ16の完全性を
確認できる(ステップ815)。文書作成時刻確認プロ
グラムが不一致を検出すれば、時刻証明済データ19の
文書作成時刻の確認を中止する。また、文書作成時刻確
認プログラムは、電子署名C73から時刻証明データ1
6の完全性が確認できた場合でも、時刻証明データ16
に記載された作成時刻が古い、又は時計装置12の年差
などに文書受信装置21の基準に満たない点があれば、
時刻証明済データ19の時刻証明データ16を認めず、
時刻証明データ16の再発行を情報機器11に指示して
もよい。
【0069】文書作成時刻確認プログラムは、時刻証明
済データ19の電子署名C73から、公開鍵B313を
用いて、情報機器11がステップ812時に作成した時
刻証明データ16のメッセージダイジェストを作成す
る。次に文書作成時刻確認プログラムは、ハッシュ関数
を用いて時刻証明済データ19のメッセージダイジェス
トを新たに作成する。続けて文書作成時刻確認プログラ
ムは、電子署名C73から作成した時刻証明済データ1
9のメッセージダイジェストと、新たに作成した時刻証
明済データ19のメッセージダイジェストを比較し、一
致すれば、時刻証明済データ19の完全性を確認できる
(ステップ816)。文書作成時刻確認プログラムが不
一致を検出すれば、時刻証明済データ19の文書作成時
刻の確認を中止する。
【0070】文書作成時刻確認プログラムは、時刻証明
データ16と時刻証明済データ19の完全性が確認した
後、ステップ813時に受信した、公開鍵B313と時
刻証明データ16に格納された公開鍵B313を比較す
る。一致すれば、時刻証明データ16は、時刻証明サー
バ17によって情報機器1に対して作成されたことが判
定できる(ステップ817)。
【0071】時刻証明データ16の完全性が保たれ、時
刻証明済データ19の完全性も保たれており、ステップ
813時に受信した公開鍵B313と、時刻証明データ
16に格納された公開鍵B313が一致すれば、時刻証
明済データ19に含まれた文書の作成時刻は、時刻証明
サーバ17によって認定された時計装置12が、時刻証
明サーバ17によって正しく時刻設定された状態で作成
したものであると、文書受信装置21は判断できる。し
たがって、文書受信装置21は、情報機器11から送信
された文書の作成時刻の時刻証明を得ることができる
(ステップ818)。
【0072】本実施形態は、文書受信装置21が、情報
機器11から送信された文書の作成時刻の時刻証明を得
る実施形態だが、この応用として、情報機器11上で動
作するプログラムが情報機器11の時計装置12の時刻
証明を得ることでもできる。コンピュータネットワーク
などを通じて配布され、情報機器11上で動作するプロ
グラムは、特定時刻以降は動作しないようにする場合、
時計装置12の制御手段5を通して、記憶手段14の時
刻証明データ16を読み取り、公開鍵A414を用いて
電子署名B72を解読することで時刻証明データ16が
正常であることが判定できる。このようにプログラムが
情報機器11の時刻証明が確認できれば、情報機器11
から得られる現在時刻が正確であると判断できるように
なり、時刻に関する様々な制御を正確に行うことが可能
となる。
【0073】図13に、時計装置12内に記憶された時
刻証明データ16から時刻証明を確認して、時計装置1
2の現在時刻が正確であることを確認する時刻確認プロ
グラムを示す。
【0074】時刻確認プログラムは、情報機器11のハ
ードディスク306に記憶され、情報機器11の時刻証
明済データ19を作成するときに、RAM304に書き
出され、CPU301によって情報機器11で実行され
る。時刻確認プログラムは、時刻証明サーバ17から公
開鍵A414を受信する(ステップ1301)。受信し
た公開鍵A414は、情報機器11のハードディスク3
06に記憶すれば、時刻確認プログラムが再実行する
時、再度公開鍵A414を受信する必要はなくなる。
【0075】時刻確認プログラムは、時計装置12内に
記憶された時刻証明データ16の電子署名A71から、
受信した公開鍵A414を用いて、時刻証明サーバ17
がステップ810時に作成した時刻証明データ16のメ
ッセージダイジェストを作成する。次に時刻確認プログ
ラムは、ハッシュ関数を用いて時刻証明データ16のメ
ッセージダイジェストを新たに作成する。続けて動作時
刻確認プログラムは、電子署名A71から作成した時刻
証明データ16のメッセージダイジェストと、新たに作
成した時刻証明データ16のメッセージダイジェストを
比較し、一致すれば、時計装置12内に記憶された時刻
証明データ16の完全性を確認できる(ステップ130
1)。時刻確認プログラムが不一致を検出すれば、時刻
証明の確認を中止する。また、時刻確認プログラムは、
時刻証明データ16の完全性が確認できた場合でも、時
刻証明データ16に記載された作成時刻が古い、又は時
計装置12の年差などに時刻確認プログラムの動作の基
準に満たない点があれば、時計装置12内時刻証明デー
タ16による時刻証明を認めず、時刻証明データ16の
再発行を情報機器11に指示してもよい。ステップ13
02に時刻証明データ16の完全性が確認できれば、情
報機器11の時計装置12の現在時刻は証明されている
ことが確認でき、時刻確認プログラムは時刻に関する様
々な制御を正確に行うことが可能となる。 <実施形態2>本発明に係る実施形態2は、文書受信装
置21が情報機器11から受信した文書の作成時刻の時
刻証明を時刻証明データ16だけで得る実施形態であ
る。
【0076】図14の概略図において、本実施形態を示
す。実施形態1では、時刻証明サーバ17が情報機器1
1の製造時に組み込まれた時計認定データ15を確認し
た後に、時刻証明データ16を発行したが、時刻証明サ
ーバ17は、製造元18の製造する情報機器11の時計
装置12の精度が十分信頼できると判断できるならば、
時計認定データ15を使用せず、時刻証明データ16だ
けを用いて時刻証明を行うことができる。
【0077】図15において、実施例2の時刻証明デー
タ16の発行は、情報機器11の時刻証明申請プログラ
ムと、時刻証明サーバ17の時刻証明データ発行プログ
ラムによって、以下のように行われる。
【0078】時刻証明データ申請プログラムは、情報機
器11のハードディスク306に記憶され、情報機器1
1の時刻証明データ16を入手するときに、RAM30
4に書き出され、CPU301によって情報機器11で
実行される。時刻証明データ発行プログラムは、ハード
ディスク407に記憶され、RAM405に書き出さ
れ、CPU401によって実行され、情報機器11の時
刻証明データ16の申請に備える。
【0079】時刻証明サーバ17で実行される時刻証明
データ発行プログラムは、ネットワーク通信装置412
を使用して、時刻証明サーバ17の現在時刻を情報機器
11に送信する。時刻証明データ申請プログラムは、ネ
ットワーク通信装置311を使用して受信した現在時刻
を時計装置12の現在時刻出力手段13に設定する。こ
の際に、時刻証明サーバ17と情報機器11の間に通信
遅延が発生する場合には、受信した現在時刻を補正し
て、時計装置12の現在時刻出力手段13に設定する
(ステップ1501)。
【0080】時刻証明データ申請プログラムは設定され
た現在時刻を時刻証明サーバ17にネットワーク通信装
置311を使用して送信する。時刻証明データ発行プロ
グラムは、ネットワーク通信装置412を使用して受信
した情報機器11の現在時刻が正しく設定されたことを
確認し、情報機器11に時刻証明データ16を作成する
ことを決定する(ステップ1502)。受信した情報機
器11の現在時刻が正しく設定されていなければ、時刻
証明データ発行プログラムは、時刻証明データ16の発
行を中止する。
【0081】時刻証明データ発行プログラムは、RAM
405上で時刻証明データ16の有効期限、時計認定デ
ータ15から時計装置12の年差、時刻証明データ16
の作成時刻、時刻証明サーバ17の名称、及びステップ
806で情報機器11から送信された秘密鍵B312か
ら、時刻証明データ16を作成し、秘密鍵A413を用
いた電子署名A71を追加する(ステップ1503)。
【0082】時刻証明データ発行プログラムはネットワ
ーク通信装置412を用いて、ステップ810で作成し
た時刻証明データ16を情報機器11に送信する。時刻
証明データ申請プログラムは、受信した時刻証明データ
16を時計装置12の記憶手段14へ記憶する(ステッ
プ1504)。この際に、時刻証明データ申請プログラ
ムは時刻証明データ16内の時刻証明データ16の作成
時刻と設定された現在時刻との間に通常では考えられな
い時間差があると判断したとき、設定された現在時刻に
不正が行われたと判断して、時刻証明データ16を削除
破棄する。通常では考えられない時間差とは、時刻証明
データ16内に記憶された時刻証明データ16の作成時
刻と、設定された現在時刻の時間差が、時計装置12の
現在時刻出力手段13に設定するステップ808と時刻
証明データ16を作成したステップ810の時間差と比
べて長い場合などである。
【0083】このようにして作成した時刻証明データ1
6を利用して、情報機器11による時刻証明済データ1
9の作成や、文書受信装置21による時刻証明済データ
19の確認などを行う。この処理については実施例1と
同様である。
【0084】以上の説明に対し、以下の構成を付記す
る。 (付記1)現在時刻を出力する現在時刻出力手段と、記
憶手段とを備えた情報機器において、前記現在時刻出力
手段の現在時刻が正しく設定されたことを証明する時刻
証明データを前記記憶手段が記憶することを特徴とする
情報機器。 (付記2)前記時刻証明データが自身の改竄を防止する
数値を含むことを特徴とする付記1に記載の情報機器。 (付記3)前記時刻証明データを受信する受信手段を備
え、前記記憶手段に前記受信した時刻証明データを記憶
することを特徴とする付記1又は2に記載の情報機器。 (付記4)前記情報機器が前記現在時刻出力手段の現在
時刻を設定又は補正した場合、前記記憶手段に記憶した
時刻証明データを破棄することを特徴とする付記1乃至
3に記載の情報機器。 (付記5)前記時刻証明データが前記時刻証明データの
作成時刻を記憶し、前記記憶手段に新たな前記時刻証明
データが記憶され、同時に前記現在時刻出力手段の現在
時刻が設定又は補正される場合に、前記時刻証明データ
の作成時刻と前記現在時刻出力手段の現在時刻との間に
正常な操作ではありえない時間差があるときは、前記記
憶手段に記憶した時刻証明データを破棄することを特徴
とする付記1乃至4に記載の情報機器。 (付記6)前記現在時刻出力手段の現在時刻が正しく出
力されることを証明する時計認定データを前記記憶装置
が記憶することを特徴とする付記1乃至5に記載の情報
機器。 (付記7)前記時計認定データが自身の改竄を防止する
数値を含むことを特徴とする付記6に記載の情報機器。 (付記8)前記情報機器が前記現在時刻出力手段の現在
時刻を設定できないことを特徴とする付記6又は7に記
載の情報機器。 (付記9)送信を行うデータに前記記憶手段に記憶され
た時刻証明データを追加して時刻証明済データを作成す
る時刻証明済データ作成手段を有することを特徴とする
付記1乃至8に記載の情報機器。 (付記10)現在時刻を出力する現在時刻出力手段と、
記憶手段とを備え、情報機器に内蔵される時計装置にお
いて、前記現在時刻出力手段の現在時刻が正しく設定さ
れたことを証明する時刻証明データを前記記憶手段が記
憶することを特徴とする時計装置。 (付記11)前記時刻証明データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記10に記載の時計装
置。 (付記12)前記情報機器が受信した前記時刻証明デー
タを前記記憶手段に記憶することを特徴とする付記10
又は11に記載の時計装置。 (付記13)前記情報機器が前記現在時刻出力手段の現
在時刻を設定又は補正した場合、前記記憶手段に記憶し
た時刻証明データを破棄することを特徴とする付記10
乃至12に記載の時計装置。 (付記14)前記時刻証明データが前記時刻証明データ
の作成時刻を記憶し、前記記憶手段に新たな前記時刻証
明データが記憶され、同時に前記現在時刻出力手段の現
在時刻が設定又は補正される場合に、前記時刻証明デー
タの作成時刻と前記現在時刻出力手段の現在時刻との間
に正常な操作ではありえない時間差があるときは、前記
記憶手段に記憶した時刻証明データを破棄することを特
徴とする付記10乃至13に記載の時計装置。 (付記15)前記現在時刻出力手段の現在時刻が正しく
出力されることを証明する時計認定データを前記記憶装
置が記憶することを特徴とする付記10乃至14に記載
の時計装置。 (付記16)前記時計認定データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記15に記載の時計装
置。 (付記17)前記情報機器が前記現在時刻出力手段の現
在時刻を設定できないことを特徴とする付記15又は1
6に記載の時計装置。 (付記18)前記情報機器が送信するデータに時刻証明
を行うことで、時刻証明済データを作成する場合に、前
記時刻証明することが可能な前記時刻証明データを情報
機器に送ることを特徴とする付記10乃至17に記載の
時計装置。 (付記19)現在時刻を出力する現在時刻出力ステップ
と、前記現在時刻出力ステップが出力する現在時刻が正
しく設定されたことを証明する時刻証明データを記憶装
置に記憶させる記憶ステップとを有することを特徴とす
る時刻証明方法。 (付記20)前記時刻証明データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記19に記載の時刻証
明方法。 (付記21)前記時刻証明データを受信し、前記記憶ス
テップに前記受信した時刻証明データを記憶させる時刻
証明受信ステップを備えることを特徴とする付記19又
は20に記載の時刻証明方法。 (付記22)前記現在時刻出力ステップの現在時刻が設
定又は補正された場合、前記記憶ステップによって前記
記憶装置に記憶した時刻証明データを破棄することを特
徴とする付記19乃至21に記載の時刻証明方法。 (付記23)前記時刻証明データが前記時刻証明データ
の作成時刻を記憶し、前記記憶ステップによって前記記
憶装置に新たな前記時刻証明データが記憶され、同時に
前記現在時刻出力ステップの現在時刻が設定又は補正さ
れる場合に、前記時刻証明データの作成時刻と前記現在
時刻出力ステップの現在時刻との間に正常な操作ではあ
りえない時間差があるときは、前記記憶装置に記憶した
時刻証明データを破棄することを特徴とする付記19乃
至22に記載の時刻証明方法。 (付記24)前記現在時刻出力ステップの現在時刻が正
しく出力されることを証明する時計認定データを前記記
憶ステップによって前記記憶装置に記憶することを3特
徴とする付記19乃至23に記載の時刻証明方法。 (付記25)前記時計認定データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記24に記載の時刻証
明方法。 (付記26)前記現在時刻出力ステップの現在時刻を設
定を抑止する抑止ステップを有することを特徴とする付
記24又は25に記載の時刻証明方法。 (付記27)送信を行うデータに前記記憶装置に記憶さ
れた時刻証明データを追加して時刻証明済データを作成
する時刻証明済データ作成ステップを有することを特徴
とする付記19乃至26に記載の時刻証明方法。 (付記28)コンピュータに現在時刻を出力する現在時
刻出力機能と、前記現在時刻出力機能の現在時刻が正し
く設定されたことを証明する時刻証明データを記憶する
記憶機能を実現させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記29)前記時刻証明データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記28に記載のプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記30)前記時刻証明データを受信する時刻証明受
信機能を備え、前記記憶機能に前記受信した時刻証明デ
ータを記憶することを特徴とする付記28又は29に記
載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。 (付記31)前記現在時刻出力機能の現在時刻が設定又
は補正された場合、前記記憶機能に記憶した時刻証明デ
ータを破棄することを特徴とする付記28乃至30に記
載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。 (付記32)前記時刻証明データが前記時刻証明データ
の作成時刻を記憶し、前記記憶機能に新たな前記時刻証
明データが記憶され、同時に前記現在時刻出力機能の現
在時刻が設定又は補正される場合に、前記時刻証明デー
タの作成時刻と前記現在時刻出力機能の現在時刻との間
に正常な操作ではありえない時間差があるときは、前記
記憶機能に記憶した時刻証明データを破棄することを特
徴とする付記28乃至31に記載のプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記33)前記現在時刻出力機能の現在時刻が正しく
出力されることを証明する時計認定データを前記記憶機
能が記憶することを特徴とする付記28乃至32に記載
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体。 (付記34)前記時計認定データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記33に記載のプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記35)前記現在時刻出力機能の現在時刻の設定を
抑止する抑止機能を有することを特徴とする付記33又
は34に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。 (付記36)送信を行うデータに前記記憶機能に記憶さ
れた時刻証明データを追加して時刻証明済データを作成
する時刻証明済データ作成機能を有することを特徴とす
る付記28乃至35に記載のプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記37)コンピュータに、現在時刻を出力する現在
時刻出力機能と、前記現在時刻出力機能の現在時刻が正
しく設定されたことを証明する時刻証明データを記憶す
る記憶機能を実現させるためのプログラム。 (付記38)前記時刻証明データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記37に記載のプログ
ラム。 (付記39)前記時刻証明データを受信する時刻証明受
信機能を備え、前記記憶機能に前記受信した時刻証明デ
ータを記憶することを特徴とする付記37又は38に記
載のプログラム。 (付記40)前記現在時刻出力機能の現在時刻が設定又
は補正された場合、前記記憶機能に記憶した時刻証明デ
ータを破棄することを特徴とする付記37乃至39に記
載のプログラム。 (付記41)前記時刻証明データが前記時刻証明データ
の作成時刻を記憶し、前記記憶機能に新たな前記時刻証
明データが記憶され、同時に前記現在時刻出力機能の現
在時刻が設定又は補正される場合に、前記時刻証明デー
タの作成時刻と前記現在時刻出力機能の現在時刻との間
に正常な操作ではありえない時間差があるときは、前記
記憶機能に記憶した時刻証明データを破棄することを特
徴とする付記37乃至40に記載のプログラム。 (付記42)前記現在時刻出力機能の現在時刻が正しく
出力されることを証明する時計認定データを前記記憶機
能が記憶することを特徴とする付記37乃至41に記載
のプログラム。 (付記43)前記時計認定データが自身の改竄を防止す
る数値を含むことを特徴とする付記42に記載のプログ
ラム。 (付記44)前記現在時刻出力機能の現在時刻の設定を
抑止する抑止機能を有することを特徴とする付記42又
は43に記載のプログラム。 (付記45)送信を行うデータに前記記憶機能に記憶さ
れた時刻証明データを追加して時刻証明済データを作成
する時刻証明済データ作成機能を有することを特徴とす
る付記37乃至44に記載のプログラム。 (付記46)情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵す
る時計装置の時刻を設定あるいは補正するように前記情
報機器に指示する時刻設定手段と、前記時刻設定手段に
よって前記時計装置の時刻が正しく設定されたことを証
明する時刻証明データを作成する作成手段と、前記作成
手段によって作成した時刻証明データを前記情報機器に
送信する送信手段とを備えたことを特徴とする情報機
器。 (付記47)情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵す
る時計装置が正常に機能することを証明する時計認定デ
ータを受信する受信手段と、前記受信した時計認定デー
タから前記情報機器が内蔵する時計装置が正常に機能す
ることを確認する確認手段とをさらに備え、前記確認手
段が正常であると確認した場合は、前記時刻設定手段、
前記作成手段、前記送信手段が動作する、付記46記載
の情報機器。 (付記48)前記作成手段が作成する前記時刻証明デー
タに自身の改竄が確認できる数値を作成し、前記数値を
前記時刻証明データに追加する手段とを備えた付記46
又は47に記載の情報機器。 (付記49)情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵す
る時計装置の時刻を設定あるいは補正するように前記情
報機器に指示する時刻設定ステップと、前記時刻設定ス
テップによって前記時計装置の時刻が正しく設定された
ことを証明する時刻証明データを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップによって作成した時刻証明データ
を情報機器に送信する送信ステップとを備えたことを特
徴とする時刻証明方法。 (付記50)情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵す
る時計装置が正常に機能することを証明する時計認定デ
ータを受信する受信ステップと、前記受信した時計認定
データから前記情報機器が内蔵する時計装置が正常に機
能することを確認する確認ステップとをさらに備え、前
記確認ステップが正常であると確認した場合は、前記時
刻設定ステップ、前記作成ステップ、前記送信ステップ
が動作する、付記49記載の時刻証明方法。 (付記51)前記作成ステップが作成する前記時刻証明
データに自身の改竄が確認できる数値を作成し、前記数
値を前記時刻証明データに追加するステップとを備えた
付記49又は50に記載の時刻証明方法。 (付記52)コンピュータに情報機器と通信し、前記情
報機器が内蔵する時計装置の時刻を設定あるいは補正す
るように前記情報機器に指示する時刻設定機能と、前記
時刻設定機能によって前記時計装置の時刻が正しく設定
されたことを証明する時刻証明データを作成する作成機
能と、前記作成機能によって作成した時刻証明データを
情報機器に送信する送信機能を実現させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記53)他情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵
する時計機能が正常に機能することを証明する時計認定
データを受信する受信機能と、前記受信した時計認定デ
ータから前記情報機器が内蔵する時計機能が正常に機能
することを確認する確認機能とをさらに備え、前記確認
機能が正常であると確認した場合は、前記時刻設定機
能、前記作成機能、前記送信機能を実行する、付記52
記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体。 (付記54)前記作成機能が作成する前記時刻証明デー
タに自身の改竄が確認できる数値を作成し、前記数値を
前記時刻証明データに追加する機能をさらに実現するた
めの付記52又は53に記載のプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記55)コンピュータに情報機器と通信し、前記情
報機器が内蔵する時計装置の時刻を設定あるいは補正す
るように前記情報機器に指示する時刻設定機能と、前記
時刻設定機能によって前記時計装置の時刻が正しく設定
されたことを証明する時刻証明データを作成する作成機
能と、前記作成機能によって作成した時刻証明データを
情報機器に送信する送信機能を実現させるためのプログ
ラム。 (付記56)他情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵
する時計機能が正常に機能することを証明する時計認定
データを受信する受信機能と、前記受信した時計認定デ
ータから前記情報機器が内蔵する時計機能が正常に機能
することを確認する確認機能とをさらに備え、前記確認
機能が正常であると確認した場合は、前記時刻設定機
能、前記作成機能、前記送信機能を実行する、付記55
記載のプログラム。 (付記57)前記作成機能が作成する前記時刻証明デー
タに自身の改竄が確認できる数値を作成し、前記数値を
前記時刻証明データに追加する機能をさらに実現するた
めの付記55又は56に記載のプログラム。 (付記58)情報機器から、前記情報機器に内蔵された
時計機能の現在時刻が正しく設定されたことを証明する
時刻証明データを含む時刻証明済データを受信する受信
手段と、前記時刻証明データから、前記時計機能の現在
時刻が正しく設定されていることを確認する確認手段
と、前記確認手段によって、前記時計機能の現在時刻が
正しく設定されている場合は、前記時刻証明済データが
記憶する時刻に関する情報が正常なことを確認するデー
タ確認手段とを有することを特徴とする文書受信装置。 (付記59)情報機器から、前記情報機器に内蔵された
時計機能の現在時刻が正しく設定されたことを証明する
時刻証明データを含む時刻証明済データを受信する受信
ステップと、前記時刻証明データから、前記時計機能の
現在時刻が正しく設定されていることを確認する確認ス
テップと、前記確認ステップによって、前記時計機能の
現在時刻が正しく設定されている場合は、前記時刻証明
済データが記憶する時刻に関する情報が正常なことを確
認するデータ確認ステップとを有することを特徴とする
時刻照明方法。 (付記60)コンピュータに情報機器から、前記情報機
器に内蔵された時計機能の現在時刻が正しく設定された
ことを証明する時刻証明データを含む時刻証明済データ
を受信する受信機能と、前記時刻証明データから、前記
時計機能の現在時刻が正しく設定されていることを確認
する確認機能と、前記確認機能によって、前記時計機能
の現在時刻が正しく設定されている場合は、前記時刻証
明済データが記憶する時刻に関する情報が正常なことを
確認するデータ確認機能を実現させるためのプログラム
を記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。 (付記61)コンピュータに情報機器から、前記情報機
器に内蔵された時計機能の現在時刻が正しく設定された
ことを証明する時刻証明データを含む時刻証明済データ
を受信する受信機能と、前記時刻証明データから、前記
時計機能の現在時刻が正しく設定されていることを確認
する確認機能と、前記確認機能によって、前記時計機能
の現在時刻が正しく設定されている場合は、前記時刻証
明済データが記憶する時刻に関する情報が正常なことを
確認するデータ確認機能を実現させるためのプログラ
ム。 (付記62)現在時刻を出力する現在時刻出力手段と、
前記現在時刻出力手段が出力する現在時刻が正しく設定
されたことを証明する時刻証明データを記憶する記憶手
段とを備えた情報機器において、前記記憶手段が記憶し
た時刻証明データから、前記現在時刻出力手段の現在時
刻が正しく設定されていることを確認する確認手段を有
することを特徴とする情報機器。 (付記63)現在時刻を出力する現在時刻出力手段と、
前記現在時刻出力手段が出力する現在時刻が正しく設定
されたことを証明する時刻証明データを記憶する記憶手
段とを備え、情報機器に内蔵される時計装置において、
前記情報機器が現在時刻出力手段の現在時刻が正しく設
定されていることを確認する場合に、前記記憶手段が記
憶した時刻証明データを情報機器に送ることを特徴とす
る時計装置。 (付記64)現在時刻を出力する現在時刻出力ステップ
と、前記現在時刻出力手段が出力する現在時刻が正しく
設定されたことを証明する時刻証明データを記憶装置に
記憶する記憶ステップとを備えた時刻証明方法におい
て、前記記憶装置が記憶した時刻証明データから、前記
現在時刻出力手段の現在時刻が正しく設定されているこ
とを確認する確認ステップを有することを特徴とする時
刻証明方法。 (付記65)コンピュータに前記コンピュータの現在時
刻が正しく設定されたことを証明する時刻証明データか
ら前記コンピュータが内蔵する時計機能が正常に機能す
ることを確認する確認機能と、前記確認手段が正常であ
る場合は、前記コンピュータの時刻が正しいと判定する
判定機能を実現させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体。 (付記66)コンピュータに前記コンピュータの現在時
刻が正しく設定されたことを証明する時刻証明データか
ら前記コンピュータが内蔵する時計機能が正常に機能す
ることを確認する確認機能と、前記確認手段が正常であ
る場合は、前記コンピュータの時刻が正しいと判定する
判定機能を実現させるためのプログラム。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、時
計装置を内蔵した情報機器が、時計装置に現在時刻が正
しく設定されたことを証明する時刻証明データとを記憶
し、情報機器が情報機器の時刻に関する情報の時刻が正
しいことを証明することができる効果を有する。また、
前記時刻証明データに電子署名データを含むことで、前
記時刻証明データの改竄を防止する効果を有する。ま
た、前記時刻証明データを情報機器の時刻証明を行う時
刻証明サーバから受信し記憶することによって、前記時
刻証明データが情報機器以外の時刻証明サーバによって
証明されているという効果を有する。また、前記時刻証
明データによって時刻を証明された情報機器に内蔵され
た前記時計装置の現在時刻が、情報機器の操作によって
修正された場合、前記時刻証明データを破棄することに
よって、前記時計装置の現在時刻が改竄された場合に、
時刻証明を実施できない効果を有する。また、情報機器
に新たな前記時刻証明データが記憶され、同時に前記時
計装置の現在時刻が設定又は補正される場合に、前記時
刻証明データの作成時刻と前記時計装置の補正された現
在時刻との間に通常ではありえない時間差があるとき
は、前記記憶手段に記憶した時刻証明データを破棄する
ことによって、不正な時計装置の時刻変更が行われた場
合に時刻証明を実施できない効果を有する。また、時計
装置を内蔵した情報機器が、時計装置の現在時刻が正し
く出力されることを証明する時計認定データを記憶し、
情報機器が情報機器の時刻に関する情報の時刻が正しい
ことを証明することができる効果を有する。また、前記
時計認定データに電子署名データを含むことで、前記時
計認定データの改竄を防止する効果を有する。また、前
記時計認定データを記憶した情報機器の時計装置の現在
時刻を情報機器が修正できなくすることにより、時計認
定データによって証明された時計装置の現在時刻の改竄
を防止する効果を有する。また、前記情報機器が送信を
行うデータに前記時刻証明データを追加して時刻証明済
データとすることによって、送信を行うデータに時刻証
明を行う効果を有する。さらに、前記時刻証明サーバ
は、前記情報機器が内蔵する時計装置の時刻を設定ある
いは補正するように前記情報機器に指示し、前記時計装
置の時刻が正しく設定されたことを証明する前記時刻証
明データを作成し、前記情報機器に送信することで、前
記時刻証明サーバは前記情報機器の時計装置の時刻証明
する効果を有する。また、前記時刻証明サーバは、前記
情報機器から前記時計認定データ受信し、前記受信した
時計認定データから前記情報機器が内蔵する時計装置が
正常に機能することを確認する確認し、前記情報機器が
内蔵する時計装置の時刻を設定あるいは補正するように
前記情報機器に指示し、前記時計装置の時刻が正しく設
定されたことを証明する前記時刻証明データを作成し、
前記情報機器に送信することで、前記時刻証明サーバは
前記情報機器の時計装置の時刻証明する効果を有する。
また、前記時刻証明サーバは、前記前記時刻証明データ
に電子署名データを追加することで、前記時刻証明デー
タの改竄を防止する効果を有する。さらに、内蔵した時
計装置の現在時刻が正しく設定されたことを証明する前
記時刻証明データを記憶した情報機器から、前記時刻証
明データを含む時刻証明済データを受信した情報機器
は、前記時刻証明データから、前記時計機能の現在時刻
が正しく設定されていることを確認する確認することに
よって、前記時刻証明済データが記憶する時刻に関する
情報が正常なことを確認する効果を有する。さらに、内
蔵した時計装置の現在時刻が正しく設定されたことを証
明する前記時刻証明データを記憶した情報機器で動作す
るプログラムが、前記時刻証明データを確認することに
よって、前記時計装置の現在時刻が正常なことを確認す
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本発明の実施形態1の概略図
【図3】本発明の情報機器の内部構成図
【図4】本発明の時刻証明サーバの内部構成図
【図5】本発明の文書受信装置の内部構成図
【図6】公開鍵方式の暗号化技術を用いた電子署名の概
念図
【図7】本発明の時刻証明データ、時計認定データ及
び、時刻証明済データの内部構成図
【図8】本発明に係る実施形態1のブロック図
【図9】本発明に係る時刻証明サーバにおける時計認定
データの発行プログラム
【図10】本発明に係る時刻証明データの発行プログラ
【図11】本発明に係る情報機器の時刻証明済データの
作成プログラム
【図12】本発明に係る時刻証明済データの確認プログ
ラム
【図13】情報機器の時刻証明データの確認プログラム
【図14】本発明に係る実施形態2の概略図
【図15】本発明に係る実施例2の時刻証明データの発
行プログラム
【符号の説明】
11 情報機器 12 時計装置 13 現在時刻出力手段 14 記憶手段 15 時計認定データ 16 時刻証明データ 17 時刻証明サーバ 18 製造元 19 時刻証明済データ 21 文書受信装置 301 CPU 302 内部バス 303 ROM 304 RAM 305 ハードディスクコントローラ 306 ハードディスク 307 ディスプレイコントローラ 308 ディスプレイ 309 キーボードコントローラ 310 キーボード 311 ネットワーク通信装置 312 秘密鍵B 313 公開鍵B 401 CPU 402 内部バス 403 時計装置 404 ROM 405 RAM 406 ハードディスクコントローラ 407 ハードディスク 408 ディスプレイコントローラ 409 ディスプレイ 410 キーボードコントローラ 411 キーボード 412 ネットワーク通信装置 413 秘密鍵A 414 公開鍵A 501 CPU 502 内部バス 503 時計装置 504 ROM 505 RAM 506 ハードディスクコントローラ 507 ハードディスク 508 ディスプレイコントローラ 509 ディスプレイ 510 キーボードコントローラ 511 キーボード 512 ネットワーク通信装置 60 データA 61 メッセージダイジェストA 62 電子署名 63 秘密鍵 64 公開鍵 65 データB 66 メッセージダイジェストB 71 電子署名A 72 電子署名B 73 電子署名C 801 時計認定データの申請・登録ステップ 802 時計仕様書の確認ステップ 803 時計認定データの作成ステップ 804 時計認定データの送付ステップ 805 時計の組み込みステップ 806 時刻証明データの申請ステップ 807 時計認定データの確認ステップ 808 時刻証明サーバの現在時刻送信ステップ 809 情報機器の現在時刻確認ステップ 810 時刻証明データ作成ステップ 811 時刻証明データ発行ステップ 812 時刻証明済データ作成ステップ 813 時刻証明済データ送信ステップ 814 時刻証明サーバの公開鍵A入手ステップ 815 時刻証明データ確認ステップ 816 時刻証明済データ確認ステップ 817 時刻証明データの公開鍵B確認ステップ 818 時刻証明済データの時刻証明確認完了ステップ 1301 時刻証明サーバの公開鍵A入手ステップ 1302 時刻証明データ確認ステップ 1303 情報機器の時刻証明確認完了ステップ 1501 時刻証明サーバの現在時刻送信ステップ 1502 情報機器の現在時刻確認ステップ 1503 時刻証明データ作成ステップ 1504 時刻証明データ発行ステップ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 AD06 AD07 BB00 BB04 ED01 ED02 ED05 FA11 FA16 GA06 5B017 AA08 5B082 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現在時刻を出力する現在時刻出力手段と、
    記憶手段とを備えた情報機器において、前記現在時刻出
    力手段の現在時刻が正しく設定されたことを証明する時
    刻証明データを前記記憶手段が記憶することを特徴とす
    る情報機器。
  2. 【請求項2】前記現在時刻出力手段の現在時刻が正しく
    出力されることを証明する時計認定データを前記記憶装
    置が記憶することを特徴とする請求項1に記載の情報機
    器。
  3. 【請求項3】情報機器と通信し、前記情報機器が内蔵す
    る時計装置の時刻を設定あるいは補正するように前記情
    報機器に指示する時刻設定ステップと、前記時刻設定ス
    テップによって前記時計装置の時刻が正しく設定された
    ことを証明する時刻証明データを作成する作成ステップ
    と、前記作成ステップによって作成した時刻証明データ
    を情報機器に送信する送信ステップとを備えたことを特
    徴とする時刻証明方法。
  4. 【請求項4】コンピュータに情報機器から、前記情報機
    器に内蔵された時計機能の現在時刻が正しく設定された
    ことを証明する時刻証明データを含む時刻証明済データ
    を受信する受信機能と、前記時刻証明データから、前記
    時計機能の現在時刻が正しく設定されていることを確認
    する確認機能と、前記確認機能によって、前記時計機能
    の現在時刻が正しく設定されている場合は、前記時刻証
    明済データが記憶する時刻に関する情報が正常なことを
    確認するデータ確認機能を実現させるためのプログラ
    ム。
  5. 【請求項5】コンピュータに前記コンピュータの現在時
    刻が正しく設定されたことを証明する時刻証明データか
    ら前記コンピュータが内蔵する時計機能が正常に機能す
    ることを確認する確認機能と、前記確認手段が正常であ
    る場合は、前記コンピュータの時刻が正しいと判定する
    判定機能を実現させるためのプログラム。
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