JP2003242314A - 私有車両利用管理システム、私有車両利用管理方法および私有車両利用管理プログラム - Google Patents

私有車両利用管理システム、私有車両利用管理方法および私有車両利用管理プログラム

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JP2003242314A
JP2003242314A JP2002035967A JP2002035967A JP2003242314A JP 2003242314 A JP2003242314 A JP 2003242314A JP 2002035967 A JP2002035967 A JP 2002035967A JP 2002035967 A JP2002035967 A JP 2002035967A JP 2003242314 A JP2003242314 A JP 2003242314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 私有車両を用いた通勤や通学途中に発生した
事故に対し、常に被害者に十分な補償が行えるよう私有
車両の利用基準を定めて管理することで、被害者の救済
を図りつつ、会社や学校に対して必要以上に賠償責任が
及ぶことのないようにする。 【解決手段】 通勤や通学などにマイカーを利用する利
用者11と、保険情報を有する保険代理店などの保険情
報主体12と、会社や学校などの管理者が主として管理
を行うためのPC13を備え、利用者11からはマイカ
ー通勤申請書の情報を入力部14へ入力し、保険情報主
体12の保険データは管理者のPC13へインターフェ
ース部15を介して入力される。CPU16は、データ
を入力したDB17内の通勤申請書のデータと保険デー
タとを照合し、適正な情報に修正して、マイカー通勤管
理規程の利用基準を満たしているかを判定し、満たして
いる場合は通勤許可証をプリンタ21から発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、私有車両利用管理
システム、私有車両利用管理方法および私有車両利用管
理プログラムに関し、より詳しくは、通勤や通学などに
利用する私有車両の管理を行う私有車両利用管理システ
ム、私有車両利用管理方法および私有車両利用管理プロ
グラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、会社などに勤務している社員
は、一般にバスや電車などの公共交通機関を利用して自
宅から会社(勤務地)まで通勤することが多いが、交通
事情の良好でない地域では通勤に時間がかかるなど不便
なため、私有車両(以下、マイカーともいう)を使った
通勤(以下、マイカー通勤ともいう)を認めると共に、
マイカー通勤用の駐車場を用意する企業も増えてきてい
る。
【0003】仮に、マイカー通勤の途中で会社員が第三
者に損害賠償責任を負うような事故を起こした場合、私
有車両であるためその私有車両に付けられた保険(自賠
責保険や任意保険等)によって賠償金の支払いが行われ
るのが通常である。しかし、会社員が保険に加入してい
なかったり、保険満期の更新手続きを忘れていたり、加
入している保険金額が賠償額より低い場合は、支払い能
力が不足して被害者に対して十分な賠償ができないこと
があった。
【0004】そこで、会社員によるマイカー通勤におい
て、会社側に「運行支配」もしくは「運行利益」のいず
れかが認められた場合は、会社に運行供用者責任が問え
るとする解釈から被害者が加害者である会社員の勤務す
る会社に対して損害賠償請求を行い、その結果として企
業に損害賠償責任が認められるケースも出てきている。
損害賠償額が多額となった場合は、企業経営を揺るがす
ことにもなりかねない。
【0005】そこで、会社側では、このようなリスクを
回避するため、通勤車両の保険金額を一定水準以上とし
て、仮に事故が発生しても会社に責任が及ばないように
管理しようとする会社も出てきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通勤車両の管理にあっては、マイカー通勤に
用いられる車両が私有車両であるため、契約している保
険会社が多岐に渡っていて保険情報の収集が難しく、ま
た、保険契約内容も個々の会社員が任意に契約するもの
であることから、社有車と異なり会社側で管理しずらい
部分が多数存在するという問題があった。
【0007】すなわち、上記趣旨に基づいてマイカー通
勤管理を確実に実施しようとすると、私有車両の保険情
報が個人情報であることから、その取り扱いに十分注意
する必要があり、個人の保険契約に対して会社側が保険
金額まで規制することが可能か否かといった法律的な側
面も考慮しなくてはならない反面、マイカー通勤に関す
る管理にはそれほど人手や費用をかけたくないという要
望があるため、実際にはマイカー通勤の管理が形式的に
しか行われてこなかったのが現状である。しかし、この
ことを裏返して考えると、マイカー通勤を認めている会
社では、通勤車両が事故を起こした場合に、それが私有
車両であっても会社が多額の損害賠償責任を負う可能性
があり、これによって会社の経営基盤にも影響を与えか
ねないという問題があった。
【0008】また、被害者の立場からすると、まず通勤
車両に付けられた保険によって賠償金の支払いが行われ
るが、付保もれや保険金額に不足がある場合は、会社側
に「運行支配」または「運行利益」があることが立証で
きるならば、会社に対しても賠償請求することが可能と
なる。しかし、被害者救済の観点から考えると、立証責
任を負わされる上、立証できなかった場合には救済され
ないことになるので、救済策としては不十分と言わざる
を得なかった。
【0009】また、これらのことは、会社に勤務する会
社員のマイカー通勤に限られるものではなく、マイカー
通学を認めている学校等であっても、通学車両を管理す
る必要性があるという点では上記と同様に考えることが
できる。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
私有車両を用いた通勤や通学途中に発生した事故に対
し、常に被害者に十分な補償が行えるよう、賠償限度額
や種類が適正な保険に加入しているかなどの私有車両の
利用基準を定めて管理することにより、被害者の救済を
図りつつ、会社や学校に対しても必要以上に賠償責任が
及ぶことのないようにできる私有車両利用管理システ
ム、私有車両利用管理方法および私有車両利用管理プロ
グラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、通勤や通学などに利用す
る私有車両の管理を行う私有車両利用管理システムであ
って、前記私有車両を利用する利用者は、当該車両の少
なくとも付保情報を含む利用申請情報を管理者に提供す
る利用申請情報提供手段と、前記私有車両の保険情報を
有する主体から当該車両の保険情報を管理者に提供する
保険情報提供手段と、前記利用申請情報提供手段と前記
保険情報提供手段から提供された情報を蓄積記録するデ
ータベース手段と、前記データベース手段に記録された
前記利用申請情報と前記保険情報とを照合して適正な情
報に修正する情報修正手段と、前記情報修正手段により
修正されて前記データベース手段に記録されている情報
に基づいて、予め定めた私有車両の利用基準を満たして
いるか否かを判定する利用基準判定手段と、前記利用基
準判定手段により利用基準を満たしていると認められた
利用者に対して私有車両の利用許可証を発行する利用許
可証発行手段と、を備え、前記利用許可証を発行した利
用者にのみ私有車両を使った通勤や通学を許可すること
を特徴とする。
【0012】この発明によれば、利用申請情報提供手段
により利用者の私有車両の付保情報を含む利用申請情報
が管理者に提供され、保険情報提供手段により私有車両
の保険情報を有する主体から当該車両の保険情報が管理
者に提供され、その利用申請情報提供手段と保険情報提
供手段から提供された情報をデータベース手段に蓄積記
録され、情報修正手段によりデータベース手段に記録さ
れた利用申請情報と保険情報とを照合して適正な情報に
修正し、その修正されたデータベース手段の情報が利用
基準判定手段によって私有車両の利用基準を満たしてい
るか否かを判定して、利用基準を満たしていると認めら
れた利用者に対してのみ利用許可証発行手段により利用
許可証が発行される。このように、予め定められた利用
基準をクリアした利用者に対してのみ利用許可証が発行
され、利用基準に達しない利用者には利用許可証を発行
しないようにして、私有車両の利用者管理が徹底して行
われるため、例えば、加入保険の賠償限度額を想定賠償
額以上とすることを利用基準とすれば、利用許可証を持
っている利用者が通勤や通学中に万一事故を起こして
も、加入保険だけで被害者に対して十分な補償を行うこ
とができる上、保険期間が過ぎるなど付保もれなどの防
止も可能となり、会社や学校などに対して必要以上に賠
償責任が及ぶのを防止することができる。
【0013】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の私有車両利用管理システムにおいて、前記利用
基準判定手段は、前記私有車両に付けられた保険の種類
や保険期間あるいは賠償限度額などの付保条件に加え
て、私有車両を利用した場合の通勤距離や通勤時間と公
共交通機関を用いた場合の運行時間との比較による通勤
理由、駐車場に駐車可能な大きさなどの車両条件、過去
の違反履歴に基づく違反履歴条件、および、勤務形態に
応じた私有車両の有用性を考慮した勤務条件のうち少な
くとも1つ以上の情報に基づく利用基準を用いて判定す
ることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、利用基準判定手段によ
り判定される利用基準として、付保条件を用いる他、通
勤理由、車両条件、違反履歴条件、および、勤務条件の
うち少なくとも1つ以上の情報に基づく利用基準を用い
て判定するようにしたため、使用状況に合わせて適切な
利用基準を採用することが可能となり、私有車両の利用
を許可してよい者とそうでない者とを適切に峻別するこ
とができる。
【0015】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または2に記載の私有車両利用管理システムにおいて、
前記利用者から提供される利用申請情報と前記私有車両
の保険情報を有する主体から提供される保険情報とは、
前記データベース手段に対してそれぞれ定期的に提供さ
れることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、利用者からの利用申請
情報と私有車両の保険情報を有する主体からの保険情報
は、それぞれデータベース手段に対して定期的に提供す
るようにしたため、利用者が加入している保険満期の更
新手続きを忘れるなど付保もれを防止することができる
他、利用申請情報や保険情報の提出後に何らかの事情で
情報内容が変更した場合でも迅速に対応することが可能
となる。
【0017】また、請求項4にかかる発明は、請求項1
〜3のいずれか一項に記載の私有車両利用管理システム
において、前記管理者は、通勤や通学などに利用される
私有車両に関する情報管理のみを第三者に業務委託する
ことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、会社員や学生などが私
有車両を通勤や通学に利用する際に、その私有車両の利
用管理を行う管理者は、私有車両に関する情報管理のみ
を第三者に業務委託するようにしたため、私有車両に関
する情報管理を業務として効率的かつ確実に管理できる
ようになり、管理コストを低減させることができる。
【0019】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
に記載の私有車両利用管理システムにおいて、前記第三
者は、前記私有車両の保険情報を有する主体であること
を特徴とする。
【0020】この発明によれば、管理者から私有車両に
関する情報管理のみを業務委託する第三者として、私有
車両の保険情報を有する主体が受託するようにしたた
め、データベース手段に提供される加入者の私有車両の
保険情報を持っていることから、常に最新の保険情報に
基づいて私有車両に関する情報管理を行うことができる
という利点がある。私有車両の保険情報を有する主体と
しては、例えば、保険会社や保険代理店などをあげるこ
とができる。保険代理店が通勤や通学に利用される私有
車両の情報管理のみを業務として受託した場合、保険情
報の取り扱いに精通している上、当該保険代理店と契約
している利用者については常に正確な保険情報を持って
いるため、少なくとも2回目以降(1回目からの省略も
可能)の利用申請情報の提供(通勤申請書などの配布や
回収)を省いたり、団体加入により保険料率を引き下げ
たり、あるいは、団体扱保険制度などを利用した場合に
集金手数料の戻りがあるなど多くの利点が期待できる。
【0021】また、請求項6にかかる発明は、通勤や通
学などに利用する私有車両の管理を行う私有車両利用管
理方法であって、前記私有車両を利用する利用者から当
該車両の少なくとも付保情報を含む利用申請情報の提供
を受ける利用申請情報提供過程と、前記私有車両の保険
情報を有する主体から当該車両の保険情報の提供を受け
る保険情報提供過程と、提供された前記利用申請情報と
前記保険情報とをデータベースに蓄積記録するデータベ
ース形成過程と、前記データベースに記録された前記利
用申請情報と前記保険情報とを照合して適正な情報に修
正する情報修正過程と、適正な情報に修正された前記デ
ータベースの情報に基づいて、予め定めた私有車両の利
用基準を満たしているか否かを判定する利用基準判定過
程と、前記利用基準を満たしていると認められた利用者
に対して私有車両の利用許可証を発行する利用許可証発
行過程と、を含み、前記利用許可証を発行した利用者に
のみ私有車両を使った通勤や通学を許可することを特徴
とする。
【0022】この発明によれば、私有車両を利用する利
用者から当該車両の少なくとも付保情報を含む利用申請
情報が提供され、私有車両の保険情報を有する主体から
当該車両の保険情報が提供され、その提供された利用申
請情報と保険情報とをデータベースに蓄積記録され、そ
のデータベースに記録された利用申請情報と保険情報と
を照合して適正な情報に修正され、修正されたデータベ
ースの情報に基づいて予め定めた私有車両の利用基準を
満たしているか否かが判定され、利用基準を満たしてい
ると認められた利用者に対して私有車両の利用を許可す
る利用許可証が発行される。このように、予め定められ
た利用基準をクリアした利用者に対してのみ利用許可証
を発行するようにし、利用基準に達しない利用者には利
用許可証を発行しないようにして、私有車両の利用者管
理が徹底して行われるため、例えば、加入保険の賠償限
度額を想定賠償額以上とすることを利用基準とするなら
ば、利用許可証を持っている利用者が通勤や通学中に万
一事故を起こしたとしても、加入保険だけで被害者に対
して十分な補償が行える上、保険期間が過ぎるなど付保
もれなどを防止することも可能となり、会社や学校など
に対して必要以上に賠償責任が及ぶのを防止することが
できる。
【0023】また、請求項7にかかる発明は、請求項6
に記載の私有車両利用管理方法において、前記利用基準
判定過程では、前記私有車両に付けられた保険の種類や
保険期間あるいは賠償限度額などの付保条件の判定に加
えて、私有車両を利用した場合の通勤距離や通勤時間と
公共交通機関を用いた場合の運行時間との比較による通
勤理由、駐車場に駐車可能な大きさなどの車両条件、過
去の違反履歴に基づく違反履歴条件、および、勤務形態
に応じた私有車両の有用性を考慮した勤務条件のうち少
なくとも1つ以上の情報に基づく利用基準を用いて判定
することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、利用基準判定過程で
は、利用基準として付保条件を用いる他、通勤理由、車
両条件、違反履歴条件、および、勤務条件のうち少なく
とも1つ以上の利用基準を用いて判定するようにしたた
め、使用状況に合わせて適切な利用基準を採用すること
が可能となり、私有車両の利用を許可してよい者とそう
でない者とを適切に峻別することができる。
【0025】また、請求項8にかかる発明は、請求項6
または7に記載の私有車両利用管理方法において、前記
利用者から提供される利用申請情報と前記私有車両の保
険情報を有する主体から提供される保険情報とは、前記
データベースに対してそれぞれ定期的に提供されること
を特徴とする。
【0026】この発明によれば、利用者からの利用申請
情報と私有車両の保険情報を有する主体からの保険情報
は、それぞれデータベースに対して定期的に提供するよ
うにしたため、利用者が加入している保険満期の更新手
続きを忘れるなど付保もれを防止することができる他、
利用申請情報や保険情報の提出後に何らかの事情で情報
内容が変更した場合でも迅速に対応することが可能とな
る。
【0027】また、請求項9にかかる発明は、前記請求
項6〜8のいずれか一項に記載の私有車両利用管理方法
の各過程をコンピュータに実行させるための私有車両利
用管理プログラムである。
【0028】この発明によれば、私有車両を利用する利
用者から当該車両の少なくとも付保情報を含む利用申請
情報が提供され、私有車両の保険情報を有する主体から
当該車両の保険情報が提供され、その利用申請情報と保
険情報とをデータベースに蓄積記録して、データベース
に記録された利用申請情報と保険情報とを照合して適正
な情報に修正し、その修正したデータベースの情報に基
づいて予め定めた私有車両の利用基準を満たしているか
否かを判定して、利用基準を満たしている利用者に対し
て利用許可証を発行するという各過程をプログラム化し
てコンピュータに実行させる。このため、利用基準に基
づく私有車両の利用者管理が徹底して行われることか
ら、少なくとも事故が発生した際に十分な賠償責任が果
せる種類の保険であって、十分な賠償限度額を持った保
険に加入することを利用基準とすれば、利用許可証を持
っている利用者が仮に事故を起こしたとしても、加入保
険だけで被害者に対して十分な補償を行うことができる
上、保険期間が過ぎるなどの付保もれが防止可能とな
り、会社や学校などに対しても必要以上に賠償責任が及
ぶのを防止することができる。また、利用基準の判定過
程においては、利用基準として付保条件を用いる他、通
勤理由、車両条件、違反履歴条件、および、勤務条件の
うち少なくとも1つ以上の利用基準を用いて判定するプ
ログラムとしたため、使用状況に合わせて適切な利用基
準を採用することができるようになり、私有車両の利用
を許可してよい者とそうでない者とを適切に峻別するこ
とができる。さらに、利用申請情報と保険情報とをそれ
ぞれ定期的にデータベースに提供するプログラムとした
ため、付保もれを防止することができ、情報提出後に情
報内容が変更したとしても迅速に対応することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる私有車両利用管理システム、私有車両利用管理方法
および私有車両利用管理プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態について詳細
に説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は、本発明にかかる
実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1に
は、会社員や学生が私有車両(マイカー)を利用して通
勤や通学を行う際に、管理者である会社や学校側が管理
を行うための私有車両利用管理システム(以下、マイカ
ー管理支援システムともいう)10が図示されている。
なお、図1では、マイカー管理支援システム10の主要
部をパーソナル・コンピュータ(PC)13で構成した
例を示したが、サーバー等を用いて構成することも勿論
可能である。
【0031】図1におけるマイカー管理支援システム1
0は、通勤や通学などにマイカーを利用する会社員や学
生としての利用者11と、マイカーの保険情報などを有
する保険代理店などの保険情報主体12と、会社や学校
などの管理者が主として管理するPC13などにより構
成されている。
【0032】PC13は、マイカーを利用する利用者1
1から提供された少なくともマイカーの付保情報を含む
マイカー通勤申請書の情報を管理者側で入力するキーボ
ード等から成る利用申請情報提供手段としての入力部1
4、前記保険情報主体12が持っている通勤車両の保険
情報(保険データ)を管理者側のPC13へオンライン
等(フレキシブルディスクなどの記録媒体で渡しても良
い)を使って入力される保険情報提供手段としてのイン
ターフェース部15、入力されたマイカー通勤申請書情
報や保険データ等を蓄積記録するデータベース手段とし
てのデータ・ベース(DB)17、そのDB17に記録
されたマイカー通勤申請書情報と保険データとを照合す
ることにより適正な情報に修正する情報修正手段、ある
いは、その情報修正手段によって修正された情報に基づ
いて予め会社などで定めておいたマイカー通勤管理規程
の利用基準を満たしているか否かを判定する利用基準判
定手段としてのCPU16、そのCPU16を動作させ
る基本プログラムなどを格納するROM18、ワークエ
リアを確保するためのRAM19、管理データ等を画面
表示するためのディスプレイ20、および、マイカー通
勤を許可する際に発行されるマイカー通勤許可証や各種
案内文書等を印字出力するプリンタ21などを備えてい
る。そして、このPC13は、上記したインターフェー
ス部15を介してLANやインターネットなどのネット
ワーク22とも接続されていて、周辺機器や各種端末装
置との間でデータをやり取りしながらマイカー通勤管理
を行うことも可能である。
【0033】図2は、図1におけるDB17の具体的な
構成例を説明する図である。図2に示すようにDB17
は、収集・格納されるデータに応じて以下のように分類
することができる。まず、マイカー通勤の利用者11か
ら申請されるマイカー通勤申請書のデータや後述するマ
イカーを特定するための発信信号などの車両固有の情報
を通勤申請書等データ23としてマスターDB1に収集
される。上記したマイカーを特定するための発信信号と
は、例えば、個々のマイカーに固有のIDデータを発信
することが可能な通信装置(携帯端末などの移動体通信
装置、ブルートゥースなどを用いた近距離通信装置、あ
るいは、非接触型のICカードなど)を固定、あるい
は、内蔵させておき、マイカー通勤のたびに申請した車
両か否かをチェックするために発信されるIDデータの
ことである。このため、マイカー通勤申請書のデータは
逐次収集され、車両から発信される発信信号データ(I
Dデータ)は随時収集されることになる。
【0034】つぎに、自動車保険データを有する保険代
理店などの保険情報主体12からは、保険データ24が
提供されてマスターDB2に収集される。
【0035】また、利用者11の居住地データ、通勤先
データ、および、両地近辺の公共交通機関データなど
は、その他データ25として、マスターDB3に収集さ
れる。さらに、このマスターDB3には、居住地、通勤
地、得意先地の各緯度・経度データを予め登録してお
き、これらの地点間を通退勤や業務使用に区分すること
によって、登録地以外に運行した場合をプライベート使
用として客観的に認識することが可能となる。
【0036】例えば、これを実施する手段として、例え
ば、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)
衛星などを使い、通勤先企業をAとし、通勤先企業の各
支店や事務所をBとし、仕入れ先や販売先等の得意先企
業をCとし、社員の自宅をEとし、A,B,C,Eに登
録されていないその他の地点をDとして予め位置データ
を登録しておく。そして、A−B間、A−C間、B−C
間は業務使用区分とし、A−E間、B−E間、C−E間
は通退勤使用区分とし、上記以外のA−D間、B−D
間、C−D間、D−E間についてはプライベート使用区
分とし、これに通勤車両の現在位置を重ね合わせること
によって、車両の運行が「運行利益」ありと認定される
可能性のある通退勤使用か、「運行支配」があると認定
される可能性のある業務使用か、それらのいずれもない
プライベート使用かを客観的に判断する材料となる。こ
のため、必要以上に会社側などに責任が及ぶのを防止す
ることができる上、通勤災害や業務災害などの労働災害
認定の判断要素として利用することも可能となる。
【0037】なお、上記構成に加えて、予め登録した経
路上における道路工事などのイベントが常時把握できる
構成(VICSや移動体通信を使ったインターネットア
クセスによる情報収集システムなど)を付加すれば、運
行経路が変更された場合に、その変更がプライベート使
用によるものか、道路工事などによる迂回によるものか
が正確に判別できるため、より高い判定精度を得ること
ができる。一例としては、一般的なナビゲーションシス
テムなどを使い、それに上記機能を追加することによっ
て実施したり、複数地点の位置登録とマイカーの現在位
置を確認することが可能なマイカー通勤車両専用の位置
確認システムを搭載することによって実施することが可
能である。
【0038】つぎに、会社などで予め定めたマイカー通
勤管理規程における諸条件に基づいてデータ分析が行わ
れ、会社としてマイカー通勤を許可してよいか否かを判
定する。そのマイカー通勤管理規程における諸条件は、
DB17内の条件DB1〜DB5などに格納されてい
る。
【0039】そこで、まず、マイカーを利用した場合の
通勤距離および通勤時間と、公共交通機関を利用した場
合の運行時間とを比較し、マイカーを利用した方が公共
交通機関を利用するよりある程度以上利便性が増すなら
ば、マイカー通勤の理由有りとする通勤理由データ26
が条件DB1に格納されている。
【0040】つぎに、マイカー通勤に利用する車両に付
けられた保険の種類として、自賠責保険と自動車保険
(任意保険)のどの種類(対人、対物、車両など)の保
険まで入っていればよいかといったこと、あるいは、そ
れらの賠償限度額がいくら以上あれば良いかなどを判断
するための付保条件データ27が条件DB2に格納され
ている。
【0041】また、通勤や通学してきたマイカーを敷地
内の駐車場に駐車させる際に、駐車場に入れることので
きる車両条件(高さ、幅、長さ、重量等)についての車
両条件データ28が条件DB3に格納されている。
【0042】さらに、自動車を利用して営業するなどの
勤務条件によっては、マイカー通勤の方が有用であると
判断される場合があるため、それを判断するための勤務
条件データ29が条件DB4に格納されている。
【0043】また、マイカー通勤を申請する会社員や学
生の違反歴、事故歴、免許保有歴、運転歴、免許の色な
どの運転歴条件データ30が条件DB5に格納されてい
る。そして、これらの条件DB1〜DB5と上記マスタ
ーDB1〜DB3とを互いに照合することによって入力
データの整合性を確認すると共に、通勤理由や運行経路
などを常時確認することにより、会社側に運行利益や運
行支配があるか否かを正確かつ客観的に判別することが
できる。
【0044】このように、予め定めてあるマイカー通勤
管理規程の諸条件に基づいてデータ分析が行われ、これ
らの諸条件をクリアしたマイカー通勤申請者に対してマ
イカー通勤許可証を与えることによって、会社の定める
駐車場内にマイカーで乗り入れることが許可される。
【0045】そして、上記したDB17内に格納されて
いる情報を検索する際に、関連する情報を容易かつ迅速
に取り出せるようにするため、図3に示すように、ここ
ではDB17内で管理されるデータを自動車の登録ナン
バーをキーとして情報の管理を行っている。例えば、図
3において、登録ナンバー、車検満了日等の車検証情
報、駐車場ナンバーなどが車両基礎情報31として図2
のマスターDB1に格納されている場合、この自動車の
登録ナンバーに基づいて、当該登録ナンバーの自動車を
利用する運転者情報(運転者の属性情報)32を条件D
B5の中から検索して取り出すと共に、当該登録ナンバ
ーの自動車の保険情報(自賠責保険や自動車保険などの
情報)33をマスターDB2の中から取り出すことも可
能となる。勿論、この登録キーは、自動車の登録ナンバ
ーに限るものではなく、利用者の名前や居住地等をキー
として管理することも可能である。
【0046】再び、図1に戻り、本実施の形態1におけ
るマイカー管理支援システム10は、本来の管理者であ
る会社や学校がPC13と、後述する本発明のマイカー
管理サポートソフトを用いることにより、マイカー通勤
を許可しても良い利用者か否かを最新の情報に基づいて
確実かつ容易に判定することができる。このことは、マ
イカー通勤者に一定基準に達した自動車保険への加入を
促す効果があり、仮にマイカー通勤(通学)の途中で事
故が発生しても、被害者に対して十分な補償を行って被
害者救済が図れる上、会社や学校側も必要以上に責任が
及ぶのを防止することができる。
【0047】図4は、会社自らが管理者としてマイカー
通勤管理を行う場合のシステム構成図であり、図5は、
マイカー通勤管理のうちデータ管理のみを第三者に業務
委託した場合のシステム構成図であり、図6は、マイカ
ー通勤管理のうちデータ管理のみを業務委託する第三者
が保険代理店の場合のシステム構成図である。
【0048】まず、図4に示すように、会社36は社内
でマイカー通勤申請を行う会社員34に対してマイカー
通勤申請書を配布し、これを提出させることによってマ
イカー通勤に関する情報をデータベースに入力する。ま
た、これと共に会社員34の承諾を得て保険加入してい
る保険代理店35から保険データの提供を受けたり、こ
れに代えて保険証券の写し(破線矢印)をマイカー通勤
申請書と同時に提出することにより、保険データを照合
することが可能となる。マイカー通勤申請書と保険デー
タとの記述内容が整合していない場合は、正しい内容に
修正することができる。このようにして適正化された情
報に基づき、マイカー通勤管理規程をクリアしているか
否かが判定され、マイカー通勤管理規程の諸条件を満た
している会社員34に対してのみマイカー通勤許可証が
付与される。これにより、図1に示すマイカー管理支援
システム(マイカー管理支援ソフトを含む)10を用い
るならば、会社36自らがマイカー通勤管理を行うこと
が可能であるが、マイカー通勤申請書を提出させたり、
それらの情報を入力したり、定期的に情報を確認して個
々の社員の管理を行う必要があることなどを考えると、
会社がマイカー通勤のデータ管理まで行うのは会社にと
って負担となる場合も考えられる。
【0049】そこで、マイカー通勤管理自体は、管理者
である会社や学校などが行う必要があるが、手間のかか
るマイカー通勤のデータ管理のみをアウトソーシングに
よって第三者に業務委託することも考えられる。例え
ば、図5は、第三者37が図1に示すPC13に相当す
る構成を用いてマイカー通勤に関するデータ管理のみを
受託する場合である。第三者の例としては、例えば、保
険代理店、社内のマイカー自治会、保険会社などが考え
られる。そして、その被管理先としては、会社(企業)
以外に、企業グループ、社内のマイカー自治会、学校法
人、あるいは、地方公共団体などを考えることができ
る。
【0050】また、マイカー通勤に関するデータ管理を
第三者に業務委託する際に注意すべき点としては、会社
36側に提出されたマイカー通勤申請書の内容が会社員
の個人情報であることから、これを扱う第三者と会社と
の間で守秘義務契約(秘密保持契約)を結ぶ必要があ
る。また、この場合の業務委託契約とは、第三者にマイ
カー通勤管理自体を委託するのではなく、マイカー通勤
に関するデータ管理のみを委託するものである。したが
って、あくまでもマイカー通勤管理自体は会社や学校側
が行うものであって、第三者が損害賠償責任を負わない
契約とする必要がある。
【0051】さらに、図6は、図5における第三者に保
険代理店35がなった場合である。この場合の特徴は、
新規登録時において、会社員34が会社36を介してマ
イカー通勤申請書と保険証券の写し等を保険代理店35
に渡す際に、自社の保険に加入している会社員34の保
険データについては、計上データとして保険代理店35
が持っているため、その分のデータ入力が不要となる
他、2回目以降の更新時におけるマイカー通勤申請書の
提出が不要にできることから、会社員34と保険代理店
35の双方に利点がある。その上、マイカー通勤のデー
タ管理を継続的に業務受託する際に、加入保険会社を一
定数以上にまとめれば団体加入による保険料の引き下げ
等のメリットを従業員に対して提供できることから、企
業としての福利厚生活動の一つとなり、さらには、団体
扱保険制度などを利用すれば集金手数料の戻り分が期待
できるなど種々の利点を享受することができる。
【0052】図7は、マイカー通勤のデータ管理を保険
代理店が受託する際に通勤車両を自社扱いと他社扱いに
分けられることを示す図である。図6のようにマイカー
通勤管理を保険代理店が受託する場合は、図7のように
加入している自動車保険が自社扱いの通勤車両(ダブル
ハッチング部分)38と、他社扱いの通勤車両(シング
ルハッチング部分)39とに分けることができ、自社扱
い通勤車両38と他社扱い通勤車両39とを合わせるこ
とで全通勤車両を構成していることがわかる(図7参
照)。このように、自動車保険が自社扱いの車両と他社
扱いの車両とに容易に分類できるため、各グループに応
じた内容の「ご案内」を出すことが可能となる。
【0053】図8は、本実施の形態1で用いたマイカー
通勤申請書の前半部分の雛型であり、図9は、本実施の
形態1で用いたマイカー通勤申請書の後半部分の雛型で
ある。図8のマイカー通勤申請書は、利用者の居住地情
報や車両情報と自賠責保険情報などを記入するもので、
図9のマイカー通勤申請書は、自動車保険(任意保険)
の詳細な内容を記入するようになっている。したがっ
て、図9のマイカー通勤申請書に代えて自動車保険証券
の写しを提出することも可能である。
【0054】以上述べたように、本実施の形態1によれ
ば、予め定められたマイカー通勤規程の利用基準をクリ
アした利用者に対してのみマイカー通勤を許可し、利用
基準に達しない利用者にはマイカー通勤を許可しないよ
うにして、マイカー通勤管理を確実に行っているため、
マイカー通勤を許可した会社員や学生が万一事故を起こ
しても、付保もれがなく、またその保険の限度額も一定
額以上であるため、被害者に十分な補償を行って被害者
救済を図りつつ、会社や学校などに対して必要以上に賠
償責任が及ぶのを防止することができる。
【0055】また、本実施の形態1によれば、付保条件
を用いる他、通勤理由、車両条件、運転歴条件、およ
び、勤務条件のうち少なくとも1つ以上の利用基準を用
いてマイカー通勤を許可するか否かを判定するようにし
たため、使用状況に合わせて適切な利用基準を採用する
ことが可能となり、私有車両の利用を許可してよい者と
そうでない者とを適切に峻別することができる。
【0056】さらに、本実施の形態1によれば、マイカ
ー通勤申請書の情報と通勤車両の保険データとをデータ
ベースに定期的に提供するようにしたため、利用者が加
入している保険満期の更新手続きを忘れるといった付保
もれを防止することができる他、マイカー通勤申請書の
情報や保険データが提出後に何らかの事情で変更になっ
た場合でも迅速に対応することができる。
【0057】また、本実施の形態1によれば、マイカー
通勤管理を行う管理者は、マイカー通勤のデータ管理の
みを第三者に業務委託することもできるため、煩わしい
データ管理から開放されると共に、そのデータ管理自体
は業務として効率的かつ確実に行われ、管理コストを低
減させることができる。
【0058】また、本実施の形態1によれば、マイカー
通勤管理を行う管理者が、マイカー通勤のデータ管理の
みを保険代理店などの保険情報を有する主体に業務委託
することができるため、常に最新の保険情報に基づいて
マイカー通勤のデータ管理を行うことができる。すなわ
ち、保険代理店は、保険情報の取り扱いに精通している
上、自社扱いの保険に加入しているマイカー通勤者に関
しては最新の保険情報が計上できるため、2回目以降の
通勤申請書の提供が不要になったり、団体加入による保
険料率の引き下げ、あるいは、団体扱保険制度などを利
用した際の集金手数料の戻りなどの利点を期待すること
ができる。
【0059】(実施の形態2)上記の実施の形態1で
は、私有車両利用管理システム(マイカー管理支援シス
テム)について説明してきたが、本実施の形態2では、
マイカー管理支援を行うための処理手順(マイカー管理
支援方法)と、これに基づくマイカー管理サポートソフ
ト(プログラム)について説明することにする。
【0060】まず、図10は、マイカー管理支援方法の
導入時における手順を説明する図である。なお、ここで
は上記実施の形態1と同様に、マイカー通勤管理を行う
会社42がマイカー通勤のデータ管理を保険代理店43
に業務委託した場合について説明する。
【0061】図10に示すように、マイカー通勤を希望
する会社員41は、図8に示すようなマイカー通勤申請
書44に必要事項を記入し、保険証券の写し45を添付
して会社42に提出する。会社42は、このマイカー通
勤申請書44と保険証の写し45とに書かれたデータを
業務委託先である保険代理店43へ渡すと、保険代理店
43のオペレータがこのデータを入力することにより、
マイカー管理DB46を生成する。
【0062】つぎに、マイカー管理DB46内では、マ
イカー通勤申請書44と保険証券の写し45のデータを
照合し、整合していないデータを適正なデータに修正す
る。このようにして適正なデータに修正されたマイカー
管理DB46では、代理店サーバー47に蓄積されたマ
イカー通勤管理規程の諸条件に基づいてマイカー通勤申
請のあった会社員のマイカー通勤を許可するか否かをC
PU(図1の16参照)によって個々に判定し、その判
定結果をここではフレキシブルディスク(FD)48に
データ出力して、会社42に渡すと共に、判定結果に基
づく通勤許可証49と許可基準を達成していない許可基
準未達リスト50とをそれぞれプリンタ(図1の21参
照)で印字出力し、会社42に渡される。
【0063】会社42では、保険代理店43から渡され
た通勤許可証49を該当する会社員41に渡して、マイ
カー通勤を正式に許可すると共に、その通勤許可証49
と許可基準未達リスト50とを参考にしてマイカー通勤
管理が行われる。
【0064】つぎに、図11は、マイカー管理支援方法
の保険満期の到来時における手順を説明する図である。
【0065】図11に示すように、マイカーを利用して
通勤している車両の保険満期が到来した場合は、保険代
理店43がフォーマットに基づいて新たなマイカー通勤
申請書52と案内文51と保険見積り書54を人数分プ
リントアウトすると共に、満期到来リスト53も併せて
プリントアウトする。このマイカー通勤申請書52、案
内文51、保険見積り書54、および満期到来リスト5
3は、管理者である会社42側に渡され、満期到来リス
ト53に基づいて満期が到来している会社員41に新た
なマイカー通勤申請書52、案内文51、保険見積り書
54が渡され、記入してもらう。
【0066】会社員41は、必要事項が記入されたマイ
カー通勤申請書55に、新たな保険証券の写し56を添
付して会社42に渡す。
【0067】会社42は、受領したマイカー通勤申請書
55と保険証券の写し56を業務委託している保険代理
店43へ送り、その新たな情報がオペレータによりデー
タ入力され、上記図10と同様にマイカー通勤申請書5
5と保険証券の写し56とを照合することで適正なデー
タに修正され、不図示のマイカー管理DB46(図10
参照)を新たな内容に更新した後、新たな通勤許可証4
9(図10参照)の発行手続きが行われる。
【0068】なお、図11では、会社員41が加入して
いる保険が保険代理店43の扱っている保険であれば、
保険証券の写し56の提出は不要となる(マイカー通勤
申請書55の提出が不要になることもある)。
【0069】つぎに、図12は、マイカー管理支援方法
の車両入替時における手順を説明する図である。
【0070】図12に示すように、マイカー通勤に使用
している車両を入れ替える場合は、入れ替えを行う会社
員41がマイカー通勤申請書62に必要事項を記入し、
保険証券の写し63と共に管理者である会社42に渡
し、会社42はマイカー通勤申請書62と保険証券の写
し63を業務委託している保険代理店43に送って、新
たな情報をオペレータがデータ入力することにより、新
たな情報に基づくマイカー管理DB64が生成される。
【0071】つぎに、マイカー管理DB64では、マイ
カー通勤申請書62と保険証券の写し63とを照合する
ことにより適正なデータに修正される。この適正なデー
タに修正されたマイカー管理DB64を用いて、CPU
(図1の16参照)が代理店サーバー65に蓄積された
マイカー通勤管理規程の諸条件に基づいて、再度マイカ
ー通勤が許可されるか否かを個々に判定し、その判定結
果をここではフレキシブルディスク(FD)66にデー
タ出力して、会社42側に渡される。
【0072】また、この車両入れ替え時に新たに書き換
えられたマイカー管理DB64に基づいて、保険満期が
到来しているものがあるか否かをオペレータがデータ検
索し、出力する。例えば、図12に示すように、保険代
理店43がフォーマットに基づいて新たなマイカー通勤
申請書67と案内文69と保険見積り書70とを人数分
プリントアウトし、満期到来リスト68もプリントアウ
トする。このマイカー通勤申請書67、案内文69、保
険見積り書70、および満期到来リスト68は、管理者
である会社42側に渡されると、担当者が満期到来リス
ト68を見て、満期が到来している会社員41に対して
マイカー通勤申請書67、案内文69、保険見積り書7
0を渡し、必要事項を記入してもらう。その後の流れ
は、図11の場合と同様であるので説明を省略する。
【0073】つぎに、上記したマイカー管理支援を行う
ための処理手順(マイカー管理支援方法)をソフトによ
って実現するマイカー管理サポートソフトについて説明
する。この実施の形態2では、会社が行うマイカー通勤
管理の一部であるデータ管理を保険代理店に業務委託す
る場合について説明するが、このマイカー管理サポート
ソフトの利用は、業務委託を行う場合に限られるもので
はなく、会社(企業)や学校など管理者自身がマイカー
通勤管理業務を行う場合についても、効率的かつ効果的
に実施することを可能にするものである。
【0074】図13は、本発明のマイカー管理サポート
ソフトの概略を説明する図であり、図14は、その基本
的な処理動作を説明するフローチャートである。図13
に示すマイカー管理支援ソフトは、マイカー通勤を希望
する会社員が管理者に対して新たに通勤申請書71を提
出すると(ステップS1)、通勤申請書71のデータ
(図8、図9参照)が手入力などにより入力される。マ
イカー通勤を希望する会社員が業務委託している保険代
理店の保険に加入していれば(ステップS2)、保険代
理店からの計上データ72によってデータベースが生成
できる(ステップS4)。ステップS2において保険代
理店の保険に加入していない者は、保険証券の写しを添
付することによって保険データをデータベースに入力す
ることができる(ステップS3)。そして、そのデータ
ベースに入力されたデータ同士を照合して内容が整合し
ているか否かを確認し(ステップS5)、整合していな
ければ適正なデータに修正される(ステップS6)。
【0075】修正された適正な保険データを含む通勤申
請のデータに基づいて、予め規定されているマイカー通
勤管理規程の利用基準を満たしているか否かが確認され
(ステップS7)、一つでも基準を満足していなければ
マイカー通勤を不許可とし(ステップS8)、全ての基
準を満足している場合にのみマイカー通勤許可証を発行
する(ステップS9)。
【0076】また、上記のデータベースを利用するなら
ば、会社員や会社に対して必要なデータ出力73や適切
なご案内出力74等を行うことができる。上記したデー
タ入力、データ検索、データ処理、あるいは、データ出
力などは、図13に示すマイカー管理サポートソフト7
5によって実行され、予め決められた手順に従って操作
するだけで、誰でも容易かつ確実にマイカー通勤のデー
タ管理業務を実施することができる。以下では、図13
中の各処理態様についてPCの操作画面を使って説明す
ることにする。
【0077】図15は、マイカー管理サポートソフトの
PC上の操作画面を示す図であり、データ取込ボタン8
1、アラームリストボタン82、検索(入力,訂正)ボ
タン83、新規登録、新規出力ボタン84、および、許
可証ボタン85のいずれかをチェックし、次へボタン8
6をクリックしたり、あるいは、ヘルプデスク、バック
アップ、登録ユーザーのいずれかのボタンをクリックす
ることにより、所望の処理を開始することができる。
【0078】まず、データ取込ボタン81をチェック
し、次へボタン86をクリックすると、図13中の代理
店計上データ72が取り込まれ、図16に示した取込シ
ステム画面87に移行する。代理店からの計上データを
取り込む場合は、フレキシブルディスク(FD)から
の取込、使用者と契約者の選別、マスターへの取込
という順序で処理するようにする。
【0079】上記したのフレキシブルディスクからの
取込処理については、計上データをソフトに取り込む際
に一番初めに行う作業であり、図16のFDからの取込
ボタンをチェックして次へボタン88をクリックする
と、図17に示す操作画面が表われ、画面の指示にした
がってフレキシブルディスクを挿入した後、OKボタン
をクリックすることにより、フレキシブルディスクから
のデータを取り込むことができる。
【0080】また、図16の取込システム画面の使用者
と契約者の選別ボタンをチェックし、次へボタン88を
クリックすると、図18に示すような画面が表示され
る。ここでは、先に取り込んだ保険契約者と実際のマイ
カー通勤者との判別が行われ、保険契約者とマイカー通
勤者が同じ場合は取込ボタン89をクリックし、異なる
場合は詳細ボタン90をクリックしてデータ内容を修正
するようにする。
【0081】また、図16の取込システム画面のマスタ
ーへの取込ボタンをチェックし、次へボタン88をクリ
ックすると、図18において選別されたデータがソフト
のマスターに登録される。このように、マスターへのデ
ータの取込が完了すると図19に示すような案内画面が
表示され、OKボタンをクリックすることにより、次の
作業を行うことができる。
【0082】つぎに、図15のマイカー管理サポートソ
フトの画面に戻り、アラームリストボタン82をチェッ
クしてクリックすると、図20に示すようなアラームリ
スト画面が表示される。ここでは、すでに登録されてい
る通勤車両データと図15のデータ取込ボタン81を使
って取り込まれたデータとを整合させるものである。ま
た、このアラームリストは、車両の入替えを行ったり、
結婚のために途中で性が変更するなど、通勤申請書提出
時と保険データとが異なった場合を想定したものであ
り、各項目の最後に記載されている括弧内の数字は、ア
ラームとしてソフトが認識した件数であり、0件の場合
はアラームリストの処理を行う必要はないが、数字が1
件以上あればこれを選択し、アラームが0件になるまで
作業を行うようにする。
【0083】図20に示すアラームリストの従業員番号
不一致、カナ氏名不一致ボタン91をチェックして次へ
ボタンをクリックすると、図21に示す画面が表示され
る。この画面は、登録番号が同一であるにもかかわら
ず、従業員番号が不一致か、カナ氏名が不一致かのいず
れかが発生していることを示している。例えば、人事
異動や結婚等によって従業員コードや氏名が変更になっ
た場合、あるいは、社内の人間から車を譲り受ける
等、使用者(契約者)が変更になった場合などが考えら
れる。
【0084】また、図20におけるアラームリストの登
録番号不一致ボタン92をチェックして次へボタンをク
リックすると、図22に示す画面が表示される。この画
面は、従業員番号と氏名が同一であるにもかかわらず、
登録番号が異なっている場合である。この場合に考えら
れるケースとしては、車両を入替えたか、車両を追
加したかなどが考えられる。上記の場合は入替えボタ
ンをクリックし、の場合は追加ボタンをクリックし、
アラームリストデータを書き換える場合は修正ボタン1
00をクリックするようにする。
【0085】さらに、図20におけるアラームリストの
登録番号不一致、カナ氏名不一致ボタン93をチェック
して次へボタンをクリックすると、図23に示す画面が
表示される。この画面は、従業員番号が同一であるにも
かかわらず、登録番号が異なり、かつ、従業員の氏名が
変更となっている場合である。この場合に考えられるケ
ースとしては、氏名の変更かつ車両の入替え、氏名
の変更かつ車両の追加、従業員番号を受け継いだこと
などが考えられる。上記の場合は入替えボタンをクリ
ックし、の場合は追加ボタンをクリックし、の場合
は新規登録ボタン101をクリックし、アラームリスト
データを書き換える場合は修正ボタン102をクリック
するようにする。
【0086】また、図20におけるアラームリストの登
録番号不一致、従業員番号不一致ボタン94をチェック
して次へボタンをクリックすると、図24に示す画面が
表示される。この画面は、従業員氏名が同一であるにも
かかわらず、登録番号が異なり、かつ、従業員コードが
変更となった場合である。この場合に考えられるケース
としては、従業員コードの変更かつ車両の入替え、
従業員コードの変更かつ車両の追加、同姓同名で全く
の別人の場合などが考えられる。上記の場合は入替え
ボタンをクリックし、の場合は追加ボタンをクリック
し、の場合は新規登録ボタン103をクリックし、ア
ラームリストデータを書き換える場合は修正ボタン10
4をクリックするようにする。
【0087】また、図20におけるアラームリストの終
期超過ボタン95をチェックして次へボタンをクリック
すると、図25に示す画面が表示される。この画面は、
代理店の計上データがソフトへの反映時に既に保険満期
を迎えたもののリストである。そのリストデータを一括
削除する場合は、一括削除ボタンをクリックし、図20
のアラームリスト画面に戻る場合は、戻るボタンをクリ
ックする。
【0088】また、図20におけるアラームリストのA
LL不一致ボタン96をチェックして次へボタンをクリ
ックすると、図26に示すような画面が表示される。こ
の画面は、通勤申請データがデータベースに無い状態で
保険データが入り込んだ場合に出力される。その保険デ
ータとしては、通勤に使用されていない従業員のプライ
ベートな車両も含まれており、それらの判別を行うもの
である。図26中のCSV保存ボタン105は、これを
クリックすることにより当該データをCSV形式で出力
することができる。この出力されたデータは、会社(企
業)側に渡し、通勤車両であれば通勤申請書を提出して
もらうようにする。
【0089】つぎに、図15のマイカー管理サポートソ
フトの画面に戻り、検索(入力、訂正)ボタン83をチ
ェックしてクリックすると、図27に示すような検索画
面が表示される。ここに表示されている多数の検索項目
を使うことによって、特定の従業員や車両のデータを検
索したり、また、翌月に車検の満期を迎える車両リスト
等の範囲を抽出することも可能となる。さらに、検索し
た車両データを修正したり、従業員向けのご案内を作成
したり、企業にデータを提供するために一般的なエクセ
ル(登録商標)などの表計算ソフトを使って加工するこ
とも可能である。
【0090】例えば、図27の全検索項目に何も入力せ
ずに検索ボタン108をクリックすると、全車両のリス
トを表示させることができる。また、30歳以上の従業
員(マイカー通勤者)のリストを出力したい場合は、検
索(リスト表示)の項目における年齢欄109に「30
〜(ブランク)」と入力して、検索ボタン108をクリ
ックすることにより、その条件に基づくリストを抽出す
ることができる。逆に、30歳以下の従業員リストを出
力したい場合は、同欄109に「(ブランク)〜30」
と入力して、検索ボタン108をクリックするようにす
る。
【0091】さらに、年齢が30歳以上で、かつ、翌月
(例えば、平成13年12月)に満期を迎える利用者
(会社員)のリストを表示したい場合は、上記した30
歳以上の入力に加えて、満期日欄110に「(ブラン
ク)〜平成14年12月31日」と入力し、検索ボタン
108をクリックする。その結果表示された検索後の画
面を示したのが図28である。図28の上段は、検索条
件を表示する欄であり、下段には、その条件にあったリ
ストが表示されている。また、当該リストを一覧で見た
い場合は、一覧表ボタン111をクリックして表計算ソ
フトに出力し、当該リストの従業員にご案内を一括印刷
したい場合は、ご案内一括印刷ボタン112をクリック
し、申請書の一括印刷を行いたい場合は、申請書一括印
刷ボタン113をクリックする。
【0092】当該リストの車両データの一つを全て見た
い場合は、図28の詳細ボタン114をクリックし、当
該リストの従業員に個別にご案内を出力したい場合は、
ご案内印刷ボタン115をクリックし、その御案内画面
を見たい場合は、御案内画面ボタン116をクリック
し、個別の申請書を印刷したい場合は、申請書印刷ボタ
ン117をクリックし、その個別の申請書画面を見たい
場合は、申請書画面ボタン118をクリックするように
する。
【0093】上記例において、任意の検索条件により抽
出したリストを表計算ソフトに加工するような場合は、
例えば図29に示す欄に保存先のフォルダ名を入力し
て、保存ボタン119をクリックすることにより、その
指定したフォルダに表計算ソフトのフォルダを作成する
ことができる。
【0094】つぎに、マイカー通勤を行う従業員が増え
た場合は、図13に戻り、新規の通勤申請書71を提出
させる。そして、図15の新規登録、新規ボタン84を
チェックして次へボタン86をクリックすると、図30
に示すような新規登録画面が表示される。この図30で
は、提出された通勤申請書データをソフトに登録するた
めの新規登録画面である。オペレータは、受け取った通
勤申請書71を見ながら図30の各欄に必要事項を手入
力してゆき、入力後に新規登録ボタン120をクリック
することにより、そのデータ内容が登録される。
【0095】なお、登録した後に従業員データを修正し
たい場合は、上記した検索画面(図27)を使ってデー
タを修正したい従業員を検索し、その登録内容の該当個
所を修正するようにする。また、データを削除する場合
も、修正の場合と同様であり、検索画面(図27)を使
って対象データを検索し、必要なデータのみを削除する
ことができる。
【0096】また、現在起動しているソフトの管理状況
を表示させたい場合は、図15のマイカー管理サポート
ソフト画面に戻り、登録ユーザーボタンをクリックする
ことにより、図31に示すような画面が表示される。図
31では、マイカー通勤のデータ管理のみを業務委託す
る企業(被管理会社)と、それを受託する代理店(管理
会社)の各データが表示される。この管理状況データ
は、一企業一代理店ごとに専用使用するようにし、ソフ
トのコピーによって入力した個人情報が他へ流出しない
ように細心の注意を払う必要がある。そのため、本実施
の形態では企業名と代理店名の変更を禁止し、強制的に
変更しようとすると当該ソフトの使用(例えば、起動な
ど)ができなくなるようにプログラミングされている。
このため、図31の管理状況画面を確認することによっ
て、コピーされたソフトか否かを容易に判別することが
できる。
【0097】また、本実施の形態2におけるマイカー管
理サポートソフトの違法操作を防止する機能の一例とし
ては、予め登録情報をプログラムにセットして納品する
際に、この登録情報の各項目に関数式を当てはめた暗号
数値を計算している。このため、登録情報を書き換えた
としても、暗号数値も適正な数値に書き換えないとソフ
トの実行を停止するようにプログラミングすることによ
り実施することができる。
【0098】さらに、本実施の形態2では、マイカー管
理サポートソフトの起動有効期限をソフトの初期起動か
ら1年とし、その間のソフト使用条件に何らかの不正が
あった場合は、次年度以降の起動許可を与えないことに
より、ソフトの使用を自動的に停止させることが可能と
なる。
【0099】また、この図31の管理状況画面に入力さ
れているデータは、例えば、従業員向けのご案内等の出
力データ中のヘッダなどに反映して出力させることも可
能であり、一々設定ウィンドウに手入力する手間を省く
ことができる。
【0100】次に、マイカー通勤許可証を発行したい場
合は、図15のマイカー管理サポートソフト画面に戻
り、許可証ボタン85をチェックして次へボタン86を
クリックすることにより、図32に示すような許可証画
面が表示される。この許可証画面の許可証発行ボタン1
21をチェックして次へボタン123をクリックする
と、図33の許可証発行画面が表示される。この許可証
発行画面は、後述する図34の会社規定画面にて設定さ
れているマイカー通勤基準(利用基準)を参照すること
によって、リストが出力される。例えば、図33中の
「日産七郎」さんのリスト画面124には、日産七郎さ
んの自動車保険契約が通勤基準に達していないことを示
す「通勤基準に達していません」という文言が表示さ
れ、許可証が出力されないようになっている。また、C
SV出力ボタン128をクリックすれば、CSV形式に
よりデータ出力することができ、企業(会社)に対して
この許可証発行画面のリストデータを提出することがで
きる。
【0101】また、図33中の「日産六郎」さんのリス
ト画面125には、「通勤基準に達していません」とい
う文言が表示されておらず、通勤基準をクリアしている
ため、許可証発行ボタン126をクリックすれば「日産
六郎」さんの通勤許可証を発行することができる。ま
た、通勤許可証を画面上で確認したい場合は、許可証画
面表示ボタン127をクリックすることにより、ディス
プレイ20上に画面表示される。さらに、許可証一括発
行ボタン129をクリックすれば、通勤基準に達してい
る通勤許可証の一括発行を行うことができる。
【0102】再び、図32の許可証画面に戻り、マイカ
ー通勤を許可する基準となる会社規定ボタン122をチ
ェックして次へボタン123をクリックすると、図34
の会社規定画面が表示される。この会社規定画面は、マ
イカー通勤者が加入すべき保険の種類(対車両、対人、
対物、搭乗者、人身傷害、・・)に対して保険加入金額
の設定が自由に行えるようになっており、かつ、保険満
期を迎えていないことを条件としている。この図34の
会社規定画面で設定された内容でよければ、決定ボタン
130をクリックすることにより設定される。この設定
内容は、直ちに、図33の許可証発行画面に反映される
ことになる。
【0103】以上述べたように、本実施の形態2によれ
ば、予め定められた利用基準に基づいてマイカー通勤許
可証を発行し、利用基準に達しない利用者にはマイカー
通勤を許可しないようにしたため、付保もれがなくな
り、加入している保険の限度額も一定額以上に管理でき
るため、被害者に十分な補償を行って被害者救済を図り
つつ、会社や学校などに対して必要以上に賠償責任が及
ぶのを防止することができる。
【0104】また、本実施の形態2によれば、付保条件
を用いる他、通勤理由、車両条件、運転歴条件、およ
び、勤務条件のうち少なくとも1つ以上の利用基準を用
いてマイカー通勤を許可するか否かを判定するようにし
たため、使用状況に合わせて適切な利用基準を採用する
ことが可能となり、私有車両の利用を許可してよい者と
そうでない者とを適切に峻別することができる。
【0105】さらに、本実施の形態2によれば、通勤申
請書のデータや保険データを定期的に更新するようにし
たため、付保もれを防止すると共に、通勤申請書のデー
タや保険データの提出後に内容が変更した場合であって
も迅速に対応することができる。
【0106】また、本実施の形態2によれば、上記した
処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラム
としてマイカー管理支援ソフトを作成したため、これを
PCやサーバー上で実行させることにより、マイカー通
勤に関するデータ管理を容易に支援することが可能とな
る。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
私有車両利用管理システムによれば、利用申請情報提供
手段により利用者の私有車両の付保情報を含む利用申請
情報が管理者に提供され、保険情報提供手段により私有
車両の保険情報を有する主体から当該車両の保険情報が
管理者に提供され、その利用申請情報提供手段と保険情
報提供手段から提供された情報をデータベース手段に蓄
積記録され、情報修正手段によりデータベース手段に記
録された利用申請情報と保険情報とを照合して適正な情
報に修正し、その修正されたデータベース手段の情報が
利用基準判定手段によって私有車両の利用基準を満たし
ているか否かを判定して、利用基準を満たしていると認
められた利用者に対してのみ利用許可証発行手段により
利用許可証が発行される。このように、予め定められた
利用基準をクリアした利用者に対してのみ利用許可証が
発行され、利用基準に達しない利用者には利用許可証を
発行しないようにして、私有車両の利用者管理が徹底し
て行われるため、例えば、加入保険の賠償限度額を想定
賠償額以上とすることを利用基準とすれば、利用許可証
を持っている利用者が通勤や通学中に万一事故を起こし
ても、加入保険だけで被害者に対して十分な補償を行う
ことができる上、保険期間が過ぎるなど付保もれなどの
防止も可能となり、会社や学校などに対して必要以上に
賠償責任が及ぶのを防止することができる。
【0108】また、請求項2にかかる私有車両利用管理
システムによれば、利用基準判定手段により判定される
利用基準として、付保条件を用いる他、通勤理由、車両
条件、違反履歴条件、および、勤務条件のうち少なくと
も1つ以上の情報に基づく利用基準を用いて判定するよ
うにしたので、使用状況に合わせて適切な利用基準を採
用することが可能となり、私有車両の利用を許可してよ
い者とそうでない者とを適切に峻別することができる。
【0109】また、請求項3にかかる私有車両利用管理
システムによれば、利用者からの利用申請情報と私有車
両の保険情報を有する主体からの保険情報は、それぞれ
データベース手段に対して定期的に提供するようにした
ので、利用者が加入している保険満期の更新手続きを忘
れるなど付保もれを防止することができる他、利用申請
情報や保険情報の提出後に何らかの事情で情報内容が変
更した場合でも迅速に対応することが可能となる。
【0110】また、請求項4にかかる私有車両利用管理
システムによれば、会社員や学生などが私有車両を通勤
や通学に利用する際に、その私有車両の利用管理を行う
管理者は、私有車両に関する情報管理のみを第三者に業
務委託するようにしたので、私有車両に関する情報管理
を業務として効率的かつ確実に管理できるようになり、
管理コストを低減させることができる。
【0111】また、請求項5にかかる私有車両利用管理
システムによれば、管理者から私有車両に関する情報管
理のみを業務委託する第三者として、私有車両の保険情
報を有する主体が受託するようにしたので、データベー
ス手段に提供される加入者の私有車両の保険情報を持っ
ていることから、常に最新の保険情報に基づいて私有車
両に関する情報管理を行うことができるという利点があ
る。私有車両の保険情報を有する主体としては、例え
ば、保険会社や保険代理店などをあげることができる。
保険代理店が通勤や通学に利用される私有車両の情報管
理のみを業務として受託した場合、保険情報の取り扱い
に精通している上、当該保険代理店と契約している利用
者については常に正確な保険情報を持っているため、少
なくとも2回目以降(1回目からの省略も可能)の利用
申請情報の提供(通勤申請書などの配布や回収)を省い
たり、団体加入により保険料率を引き下げたり、あるい
は、団体扱保険制度などを利用した場合に集金手数料の
戻りがあるなど多くの利点が期待できる。
【0112】また、請求項6にかかる私有車両利用管理
方法によれば、私有車両を利用する利用者から当該車両
の少なくとも付保情報を含む利用申請情報が提供され、
私有車両の保険情報を有する主体から当該車両の保険情
報が提供され、その提供された利用申請情報と保険情報
とをデータベースに蓄積記録され、そのデータベースに
記録された利用申請情報と保険情報とを照合して適正な
情報に修正され、修正されたデータベースの情報に基づ
いて予め定めた私有車両の利用基準を満たしているか否
かが判定され、利用基準を満たしていると認められた利
用者に対して私有車両の利用を許可する利用許可証が発
行される。このように、予め定められた利用基準をクリ
アした利用者に対してのみ利用許可証を発行するように
し、利用基準に達しない利用者には利用許可証を発行し
ないようにして、私有車両の利用者管理が徹底して行わ
れるため、例えば、加入保険の賠償限度額を想定賠償額
以上とすることを利用基準とするならば、利用許可証を
持っている利用者が通勤や通学中に万一事故を起こした
としても、加入保険だけで被害者に対して十分な補償が
行える上、保険期間が過ぎるなど付保もれなどを防止す
ることも可能となり、会社や学校などに対して必要以上
に賠償責任が及ぶのを防止することができる。
【0113】また、請求項7にかかる私有車両利用管理
方法によれば、利用基準判定過程では、利用基準として
付保条件を用いる他、通勤理由、車両条件、違反履歴条
件、および、勤務条件のうち少なくとも1つ以上の利用
基準を用いて判定するようにしたので、使用状況に合わ
せて適切な利用基準を採用することが可能となり、私有
車両の利用を許可してよい者とそうでない者とを適切に
峻別することができる。
【0114】また、請求項8にかかる私有車両利用管理
方法によれば、利用者からの利用申請情報と私有車両の
保険情報を有する主体からの保険情報は、それぞれデー
タベースに対して定期的に提供するようにしたので、利
用者が加入している保険満期の更新手続きを忘れるなど
付保もれを防止することができる他、利用申請情報や保
険情報の提出後に何らかの事情で情報内容が変更した場
合でも迅速に対応することが可能となる。
【0115】また、請求項9にかかる私有車両利用管理
プログラムによれば、私有車両を利用する利用者から当
該車両の少なくとも付保情報を含む利用申請情報が提供
され、私有車両の保険情報を有する主体から当該車両の
保険情報が提供され、その利用申請情報と保険情報とを
データベースに蓄積記録して、データベースに記録され
た利用申請情報と保険情報とを照合して適正な情報に修
正し、その修正したデータベースの情報に基づいて予め
定めた私有車両の利用基準を満たしているか否かを判定
して、利用基準を満たしている利用者に対して利用許可
証を発行するという各過程をプログラム化してコンピュ
ータに実行させる。このため、利用基準に基づく私有車
両の利用者管理が徹底して行われることから、少なくと
も事故が発生した際に十分な賠償責任が果せる種類の保
険であって、十分な賠償限度額を持った保険に加入する
ことを利用基準とすれば、利用許可証を持っている利用
者が仮に事故を起こしたとしても、加入保険だけで被害
者に対して十分な補償を行うことができる上、保険期間
が過ぎるなどの付保もれが防止可能となり、会社や学校
などに対しても必要以上に賠償責任が及ぶのを防止する
ことができる。また、利用基準の判定過程においては、
利用基準として付保条件を用いる他、通勤理由、車両条
件、違反履歴条件、および、勤務条件のうち少なくとも
1つ以上の利用基準を用いて判定するプログラムとした
ので、使用状況に合わせて適切な利用基準を採用するこ
とができるようになり、私有車両の利用を許可してよい
者とそうでない者とを適切に峻別することができる。さ
らに、利用申請情報と保険情報とをそれぞれ定期的にデ
ータベースに提供するプログラムとしたので、付保もれ
を防止することができ、情報提出後に情報内容が変更し
たとしても迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態1の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1におけるDBの具体的な構成例を説明する
図である。
【図3】登録ナンバーをキーとしてデータベース内で管
理を行っていることを説明する説明図である。
【図4】会社自らが管理者としてマイカー通勤管理を行
う場合のシステム構成図である。
【図5】マイカー通勤管理のうちデータ管理のみを第三
者に業務委託した場合のシステム構成図である。
【図6】マイカー通勤管理のうちデータ管理のみを業務
委託する第三者が保険代理店の場合のシステム構成図で
ある。
【図7】マイカー通勤のデータ管理を保険代理店が受託
する際に通勤車両を自社扱いと他社扱いに分けられるこ
とを示す図である。
【図8】本実施の形態1で用いたマイカー通勤申請書の
前半部分の雛型を示す図である。
【図9】本実施の形態1で用いたマイカー通勤申請書の
後半部分の雛型を示す図である。
【図10】マイカー管理支援方法の導入時における手順
を説明する図である。
【図11】マイカー管理支援方法の保険満期の到来時に
おける手順を説明する図である。
【図12】マイカー管理支援方法の車両入替時における
手順を説明する図である。
【図13】本発明のマイカー管理サポートソフトの概略
を説明する図である。
【図14】基本的な処理動作を説明するフローチャート
である。
【図15】マイカー管理サポートソフトのPC上の操作
画面を示す図である。
【図16】取込システム画面を示す図である。
【図17】図16のFDからの取込ボタンチェック後の
表示画面を示す図である。
【図18】図16の使用者と契約者の選別ボタンチェッ
ク後の表示画面を示す図である。
【図19】図18で選別されたデータのマスターへのデ
ータの取込の完了画面を示す図である。
【図20】アラームリストの画面を示す図である。
【図21】従業員番号不一致、カナ氏名不一致の場合の
アラームリストデータの画面を示す図である。
【図22】登録番号不一致の場合のアラームリストデー
タの画面を示す図である。
【図23】登録番号不一致、カナ氏名不一致の場合のア
ラームリストデータの画面を示す図である。
【図24】登録番号不一致、従業員番号不一致の場合の
アラームリストデータの画面を示す図である。
【図25】終期超過の場合のアラームリストを示す図で
ある。
【図26】ALL不一致の場合のアラームリストデータ
の画面を示す図である。
【図27】検索画面を示す図である。
【図28】検索結果リストを示す図である。
【図29】任意の検索条件により抽出されたリストを指
定のフォルダに保存する場合の画面を示す図である。
【図30】新規登録画面を示す図である。
【図31】管理状況画面を示す図である。
【図32】許可証画面を示す図である。
【図33】許可証発行画面を示す図である。
【図34】会社規定の設定画面を示す図である。
【符号の説明】
10 マイカー管理支援システム 12 保険情報主体 13 パーソナル・コンピュータ(PC) 14 入力部 15 インターフェース部 16 CPU 17 データベース(DB) 18 ROM 19 RAM 20 ディスプレイ 21 プリンタ 22 ネットワーク 23 通勤申請書等データ 24 保険データ 25 その他データ 26 通勤理由データ 27 付保条件データ 28 車両条件データ 29 勤務条件データ 30 運転歴条件データ 31 車両基礎情報 32 運転者情報 33 保険情報 34、41 会社員 35、43 保険代理店 36、42 会社 37 第三者 38 自社扱いの通勤車両 39 他社扱いの通勤車両 44 マイカー通勤申請書 45 保険証の写し 46 マイカー管理DB 47 代理店サーバー 48 フレキシブルディスク(FD) 49 通勤許可証 50 許可基準未達リスト 51 案内文 52 マイカー通勤申請書 53 満期到来リスト 54 保険見積り書 55 マイカー通勤申請書 56 保険証券の写し 62 マイカー通勤申請書 63 保険証券の写し 64 マイカー管理DB 65 代理店サーバー 66 フレキシブルディスク(FD) 67 マイカー通勤申請書 68 満期到来リスト 69 案内文 70 保険見積り書 71 通勤申請書 72 代理店計上データ 73 データ出力 74 ご案内出力 75 マイカー管理サポートソフト 81 データ取込ボタン 82 アラームリストボタン 83 検索(入力,訂正)ボタン 84 新規登録、新規出力ボタン 85 許可証ボタン 86 次へボタン 87 取込システム画面 88 次へボタン 89 取込ボタン 90 詳細ボタン 91 従業員番号不一致、カナ氏名不一致ボタン 92 登録番号不一致ボタン 93 登録番号不一致、カナ氏名不一致ボタン 94 登録番号不一致、従業員番号不一致ボタン 95 終期超過ボタン 96 ALL不一致ボタン 97 上書ボタン 98 新規登録ボタン 99 修正ボタン 100 修正ボタン 101,103 新規登録ボタン 102,104 修正ボタン 105 CSV保存ボタン 108 検索ボタン 109 年齢欄 110 満期日欄 111 一覧表ボタン 112 ご案内一括印刷ボタン 113 申請書一括印刷ボタン 114 詳細ボタン 115 ご案内印刷ボタン 116 御案内画面ボタン 117 申請書印刷ボタン 118 申請書画面ボタン 119 保存ボタン 120 新規登録ボタン 121 許可証発行ボタン 122 会社規定ボタン 123 次へボタン 124,125 リスト画面 126 許可証発行ボタン 127 許可証画面表示ボタン 128 CSV出力ボタン 129 許可証一括発行ボタン 130 決定ボタン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通勤や通学などに利用する私有車両の管
    理を行う私有車両利用管理システムであって、 前記私有車両を利用する利用者は、当該車両の少なくと
    も付保情報を含む利用申請情報を管理者に提供する利用
    申請情報提供手段と、 前記私有車両の保険情報を有する主体から当該車両の保
    険情報を管理者に提供する保険情報提供手段と、 前記利用申請情報提供手段と前記保険情報提供手段から
    提供された情報を蓄積記録するデータベース手段と、 前記データベース手段に記録された前記利用申請情報と
    前記保険情報とを照合して適正な情報に修正する情報修
    正手段と、 前記情報修正手段により修正されて前記データベース手
    段に記録されている情報に基づいて、予め定めた私有車
    両の利用基準を満たしているか否かを判定する利用基準
    判定手段と、 前記利用基準判定手段により利用基準を満たしていると
    認められた利用者に対して私有車両の利用許可証を発行
    する利用許可証発行手段と、 を備え、前記利用許可証を発行した利用者にのみ私有車
    両を使った通勤や通学を許可することを特徴とする私有
    車両利用管理システム。
  2. 【請求項2】 前記利用基準判定手段は、前記私有車両
    に付けられた保険の種類や保険期間あるいは賠償限度額
    などの付保条件に加えて、私有車両を利用した場合の通
    勤距離や通勤時間と公共交通機関を用いた場合の運行時
    間との比較による通勤理由、駐車場に駐車可能な大きさ
    などの車両条件、過去の違反履歴に基づく違反履歴条
    件、および、勤務形態に応じた私有車両の有用性を考慮
    した勤務条件のうち少なくとも1つ以上の情報に基づく
    利用基準を用いて判定することを特徴とする請求項1に
    記載の私有車両利用管理システム。
  3. 【請求項3】 前記利用者から提供される利用申請情報
    と前記私有車両の保険情報を有する主体から提供される
    保険情報とは、前記データベース手段に対してそれぞれ
    定期的に提供されることを特徴とする請求項1または2
    に記載の私有車両利用管理システム。
  4. 【請求項4】 前記管理者は、通勤や通学などに利用さ
    れる私有車両に関する情報管理のみを第三者に業務委託
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記
    載の私有車両利用管理システム。
  5. 【請求項5】 前記第三者は、前記私有車両の保険情報
    を有する主体であることを特徴とする請求項4に記載の
    私有車両利用管理システム。
  6. 【請求項6】 通勤や通学などに利用する私有車両の管
    理を行う私有車両利用管理方法であって、 前記私有車両を利用する利用者から当該車両の少なくと
    も付保情報を含む利用申請情報の提供を受ける利用申請
    情報提供過程と、 前記私有車両の保険情報を有する主体から当該車両の保
    険情報の提供を受ける保険情報提供過程と、 提供された前記利用申請情報と前記保険情報とをデータ
    ベースに蓄積記録するデータベース形成過程と、 前記データベースに記録された前記利用申請情報と前記
    保険情報とを照合して適正な情報に修正する情報修正過
    程と、 適正な情報に修正された前記データベースの情報に基づ
    いて、予め定めた私有車両の利用基準を満たしているか
    否かを判定する利用基準判定過程と、 前記利用基準を満たしていると認められた利用者に対し
    て私有車両の利用許可証を発行する利用許可証発行過程
    と、 を含み、前記利用許可証を発行した利用者にのみ私有車
    両を使った通勤や通学を許可することを特徴とする私有
    車両利用管理方法。
  7. 【請求項7】 前記利用基準判定過程では、前記私有車
    両に付けられた保険の種類や保険期間あるいは賠償限度
    額などの付保条件の判定に加えて、私有車両を利用した
    場合の通勤距離や通勤時間と公共交通機関を用いた場合
    の運行時間との比較による通勤理由、駐車場に駐車可能
    な大きさなどの車両条件、過去の違反履歴に基づく違反
    履歴条件、および、勤務形態に応じた私有車両の有用性
    を考慮した勤務条件のうち少なくとも1つ以上の情報に
    基づく利用基準を用いて判定することを特徴とする請求
    項6に記載の私有車両利用管理方法。
  8. 【請求項8】 前記利用者から提供される利用申請情報
    と前記私有車両の保険情報を有する主体から提供される
    保険情報とは、前記データベースに対してそれぞれ定期
    的に提供されることを特徴とする請求項6または7に記
    載の私有車両利用管理方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項6〜8のいずれか一項に記載
    の私有車両利用管理方法の各過程をコンピュータに実行
    させるための私有車両利用管理プログラム。
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