JP2003235879A - 動物用フィステル - Google Patents

動物用フィステル

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JP2003235879A
JP2003235879A JP2002040901A JP2002040901A JP2003235879A JP 2003235879 A JP2003235879 A JP 2003235879A JP 2002040901 A JP2002040901 A JP 2002040901A JP 2002040901 A JP2002040901 A JP 2002040901A JP 2003235879 A JP2003235879 A JP 2003235879A
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flange
lumen
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stomach
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Masayuki Goto
正幸 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動物に装着した状態で脱落や内容物の漏出な
どの問題が生じないフィステルを提供すること。 【解決手段】 ルーメンフィステル100は、フランジ
としての内つば15を備えた筒状の基部13、シール部
材として周部断面が略U字形をしたガスケット21、固
定部材としてストッパー31、蓋材としてキャップ41
を備え、内つば15をルーメン60内に挿入し、ガスケ
ット21に腹部組織を挟むようにして装着され、ストッ
パー31で固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物用フィステル
に関し、詳しくは、動物の胃、例えば牛や山羊などの反
芻動物のルーメン(第一胃)等に装着され、内容物の採
取等に利用されるフィステルに関する。
【0002】
【従来の技術】牛や山羊などの反芻動物の特徴を有効に
利用し、効率の良い畜産等の動物生産を行うためには、
ルーメン醗酵の効率を高める研究が不可欠である。そし
て、常時ルーメン内容物を採取して研究を行うために
は、反芻動物のルーメンにフィステル(「カニューレ」
と呼ばれることもある)を装着することが必要である。
【0003】従来のフィステルは、図11(a)、
(b)に示すように、筒体111の両端に皿状の内つば
116および外つば117をゴム等の材質で一体成形し
たフィステル200が用いられてきた。この形式では、
内つば116がルーメン内に挿入され、腹部組織(図示
せず)を挟んで外つば117が体外に露出する格好で装
着され、蓋材141で貫通開口部を封止するものであ
る。
【0004】また、別の形式として、図12に示すよう
にアクリルや塩化ビニルなどの材質で円板状もしくは皿
状の内つば116を一体成形した筒体111に、外つば
としての機能を持つリング部材131を環装し、蓋材1
41で封止する形式のものも用いられてきた。
【0005】ルーメン内の嫌気性微生物等の研究を行う
上では、ルーメン内を自然な状態に維持しておくことが
極めて重要であり、ルーメン内容物の漏出や外気の混入
などは出来る限り避けなければならない。
【0006】しかし、図11や図12に示す従来のフィ
ステル200、201は、腹部組織との間のシール性が
不充分で、ゆるみや隙間が生じやすく、ルーメン内容物
が外部に漏出したり、フィステル自体が脱落しやすいと
いう問題があった。
【0007】すなわち、第1に、図11のフィステル2
00では、内つば116と、外つば117との間隔が、
動物種(牛用、山羊用など)に応じて別々に設定されて
いるものの、同じ動物種では一定の幅に固定されてしま
うため、腹部組織の個体差(皮膚、筋肉、脂肪等の厚
さ)に追従できず、ゆるみや隙間が生じてしまう。ま
た、図12のフィステル201では、リング部材131
が可動式であるものの、単に筒体111に嵌め込むだけ
であったため、動物が激しく動くと、同様にゆるみやず
れが生じやすく、最悪の場合、リング部材131や蓋材
141が筒体111から外れることもあった(この場
合、筒体111はルーメン内に落ち込むことになる)。
【0008】また、第2に、従来のフィステル200、
201では、内つば116と胃壁との密着性が悪いた
め、動物の動きによって内つば116ごと筒体111が
回転したり、ずれたりして、ゆるみや隙間が生じ易い。
【0009】第3に、図12のように内つば116が塩
化ビニルなどの硬い材質で形成されている場合、フィス
テル201の装着手術時に腹部に大きな穴をあける必要
があり、手術後のルーメンが自然な状態に回復するまで
に時間がかかる上、開口部が大きくなるため、漏出や脱
落の頻度も多くなる。また、内つば116が硬い材質の
場合、動物が異物を押し出そうとするため、いっそう開
口部が広がり、ゆるみや隙間が生じ易くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、装着後に脱落や内容物の漏出などの問題が生じない
フィステルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載のフィステルの発明は、胃内部に挿
入されるフランジを端部に備えた筒体と、前記筒体に環
装される固定部材と、前記筒体の他端を封止する蓋材
と、を備えたフィステルであって、前記固定部材は、固
定位置を調節可能な係合機構によって前記筒体に装着さ
れていることを特徴とする。
【0012】この特徴によれば、固定部材が固定位置を
調節可能な係合機構によって筒体に装着されているた
め、フランジとの間で腹部組織をしっかりと挟持するこ
とが可能になり、ゆるみやずれが生じにくい。また、動
物の個体差(皮膚、筋肉、脂肪等の厚さ)に応じて固定
部材の位置(フランジと固定部材との間隔)を調節でき
るので密着性に優れている。
【0013】請求項2に記載のフィステルの発明は、胃
内部に挿入されるフランジを端部に備えた筒体と、前記
筒体の他端を封止する蓋材と、を備えたフィステルであ
って、前記フランジの胃壁に当接する面に、係止構造を
設けたことを特徴とする。
【0014】この特徴によれば、フランジの胃壁に当接
する面に設けられた係止構造が、胃壁の内側のじゅう毛
と係合することにより、フィステルがずれたり、回転し
たりすることを防止できる。従って、フィステルと腹部
組織との間に隙間が生じにくくなり、シール性の確保と
内容物の漏出防止が図られる。
【0015】請求項3に記載のフィステルの発明は、胃
内部に挿入されるフランジを端部に備えた筒体と、前記
筒体に装着される固定部材と、前記筒体の他端を封止す
る蓋材と、を備えたフィステルであって、前記フランジ
と前記固定部材との間に、シール部材を配備したことを
特徴とする。
【0016】この特徴によれば、フランジと固定部材と
の間に、シール部材を配備したため、この部分のシール
性が高められ、内容物の漏出防止が図られる。
【0017】請求項4に記載のフィステルの発明は、胃
内部に挿入された状態で胃壁に当接する面に係止構造を
有するフランジを端部に備えた筒体と、固定位置を調節
可能な係合機構によって前記筒体に環装される固定部材
と、前記フランジと前記固定部材との間に配備されるシ
ール部材と、前記筒体の他端を封止する蓋材と、を備え
たことを特徴とする。
【0018】この特徴によれば、上記請求項1〜請求項
3で述べた作用効果が総合して得られる。
【0019】請求項5に記載のフィステルの発明は、請
求項3または請求項4において、前記シール部材が、周
部断面が略U字形をなすように成形された環状のシール
部材であることを特徴とする。この特徴によれば、シー
ル部材周部のU字形のくぼみ部分に腹部の開口部周囲の
組織を嵌め込むようにすることによって、フィステルと
腹部組織との間のシール性を飛躍的に向上させることが
可能になる。
【0020】請求項6に記載のフィステルの発明は、請
求項5において、前記シール部材のU字形をした周部
に、吸液性部材または粘着性部材を配備したことを特徴
とする。
【0021】この特徴によれば、シール部材のU字形を
した周部に吸液性材料または粘着性部材を配備すること
によって、万一フィステルにゆるみ等が生じても、吸液
性部材によって内容物を吸収し、あるいは粘着性部材に
よってシール性を確保できるため、外部への内容物の漏
出を防ぐことが可能になる。
【0022】請求項7に記載のフィステルの発明は、請
求項3から請求項6のいずれか1項において、さらに、
前記シール部材の側面と、前記筒体の外周部とに固着さ
れる第2のシール部材を備えたことを特徴とする。
【0023】この特徴によれば、シール部材の側面と筒
体の外周部とに固着される第2のシール部材を配備した
ので、フィステルと腹部組織との間のシール性を、より
完全なものにすることができる。
【0024】請求項8に記載のフィステルの発明は、請
求項1から請求項7のいずれか1項において、フランジ
を弾性材料で形成したことを特徴とする。
【0025】この特徴によれば、フランジをシリコーン
などの弾性材料で形成することによって、装着手術時の
穴を小さくすることが可能になるため、フィステルにず
れやゆるみが生じ難くなる。また、弾性を持つフランジ
は胃壁との密着性にも優れているため、この点からもず
れやゆるみを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
るルーメンフィステル100の構成部品を示す展開斜視
図である。このルーメンフィステル100は、フランジ
としての内つば15と筒状の基部13とからなる本体1
1、シール部材として周部断面が略U字形をしたガスケ
ット21、固定部材としてストッパー31、蓋材として
キャップ41を備えている。各構成部品(本体11、ガ
スケット21、ストッパー31およびキャップ41)の
詳細は、それぞれ図2〜図5に示すとおりである。
【0027】ルーメンフィステル100は、ルーメン内
と体外とを連通する貫通開口を確保する役割を担うもの
であり、基部13は、例えば塩化ビニル等の材質により
十分な強度をもって円筒状に成形されている。山羊等の
反芻動物の腹部組織を切除した開口部(穴)に本体11
を差込むことにより、筒状の基部13によって貫通開口
が確保され、ルーメン内容物の採取等が容易に実施でき
るようになる。
【0028】図2に示すように、基部13の一方の端に
は、基部13と略直交する角度で内つば15が設けられ
ている。内つば15は、基部13とは異なり、弾性材料
により成形されており、基部13の周囲に接着や溶着等
の手段で固定されている。内つば15に弾性材料を用い
ることにより、装着手術時の穴を小さくすることが可能
になるため、ルーメンフィステル100のずれやゆるみ
が生じ難くなる。また、柔軟性を持つ内つば15は胃壁
71(図6参照)との密着性にも優れているため、この
点からもずれやゆるみを防止できる。内つば15に用い
る弾性材料としては、例えばシリコーンやゴムなどを挙
げることができるが、特に生体適合性に優れている点で
シリコーンが好ましい。ここで、「生体適合性」とは、
弾性材料中の成分がルーメン内容物に溶出して影響を与
えたり、弾性材料が胃壁等の腹部組織と接触した場合に
物理的な損傷を与えたりしない性質であること、を意味
する。
【0029】内つば15の胃壁71と当接する側の面に
は、係止構造として、3本のひだ状突起17a〜17c
が基部13を囲む輪のように設けられている。このひだ
状突起17a〜17cは断面視略棘形をしている。
【0030】基部13の他端側近傍の外周面には、ねじ
山19が形成されており、後述するストッパー31のね
じ山35や、キャップ41のねじ山45と係合できるよ
うになっている。ねじ山19は、ルーメンフィステル1
00を装着する動物の腹部組織の厚みに応じて、例えば
基部13の外周面の中央部付近まで設けることができ
る。一方、基部13の外周面において、ガスケット21
を装着する部位は、ガスケット21とのシール性を確保
するため滑らかな周面を形成している。本実施形態で
は、内つば15と基部13との接着のために、内つば1
5の根元から基部13の半分程度までが、シリコーン等
の弾性材料で一体に覆われており、この部分の外周面が
滑らかに形成されている。
【0031】ガスケット21は、図3から見て取れるよ
うに、全体的に環状をしており、開口部分は、本体11
の基部13の外径と略一致する径で形成され、弾性材料
によって一体成形されている。弾性材料としては、内つ
ば15と同様のものを用いることが可能であり、シリコ
ーン等の生体適合性材料が好ましい。
【0032】ガスケット21の周部23は、断面視略U
字形にくびれており[図3(b)]、このくびれた周部
23に腹部開口周囲の組織(胃壁71、筋肉72、皮膚
73:図6参照)を嵌め込むことができるようになって
いる。また、ガスケット21の表面は、本体11や腹部
組織に密着できるように滑らかに形成されており、高い
シール性を発揮する。
【0033】ストッパー31は、図4に示すように全体
的に環状をしており、ここでは本体11の基部13と同
様に塩化ビニルなどの材質で成形され、十分な強度を持
つように設計されている。
【0034】ストッパー31は、本体11に装着した状
態で基部13に対して略直角をなして立ち上がる外つば
33を有している。ストッパー31の内周には、前記し
た本体11の基部13における外周面のねじ山19と係
合できるように、ねじ山35が設けられている。
【0035】キャップ41は、図5に示すように、把持
部42と円柱状の嵌入部43とから構成され、塩化ビニ
ルなどの材質で成形されている。把持部42の内周面に
も、ねじ山45が設けられており、前記した本体11の
基部13における外周面のねじ山19と係合できるよう
になっている。嵌入部43は、内部が中空に形成され、
本体11の基部13の貫通開口に隙間なく挿入できる直
径であり、挿入状態で嵌入部43の先端が基部13の端
部(内つば15側)まで到達するような長さで形成され
ている。
【0036】なお、例えば、キャップ41にストッパー
31の外つば33と同様の構造を設けることによって、
上記固定部材としてのストッパー31と蓋材としてのキ
ャップ41を一体にすることも可能である。
【0037】ルーメンフィステル100の装着時には、
本体11の基部13に、ガスケット21が嵌め込まれ、
次いでストッパー31、キャップ41の順に螺着され
る。
【0038】すなわち、図6に示すように、装着状態で
はガスケット21の周部23のくびれた部分に、腹部開
口周囲の組織(胃壁71、筋肉72、皮膚73)が嵌め
込まれる。ガスケット21の外側からは、螺嵌されたス
トッパー31の外つば33が押し当てられ、内つば15
とストッパー31の外つば33との間に腹部組織を挟み
込むようにして固定される。キャップ41の嵌入部43
は、本体11の筒状の基部13内に挿入され、ねじ構造
(把持部42のねじ山45と、基部13のねじ山19)
により固定されて、貫通開口をしっかりと封止する。
【0039】本実施形態のルーメンフィステル100の
特長として、以下の(1)〜(4)が挙げられる。 (1)弾性を持つシリコーン等の材質で表面が滑らかに
形成されたガスケット21が、腹部組織(胃壁71、筋
肉72、皮膚73)と本体11との間に介在することに
より、本体11および腹部組織に密着してシール性が確
保される。つまり、ガスケット21により、内つば15
を回り込んだルーメン内容物61が、腹部組織と基部1
3との間を伝って外部へ漏れ出すことを防止するととも
に、外部からの空気などの進入も防止できる。しかも、
生体適合性の高いシリコーン等の材質のガスケット21
を介することで、開口部の組織を硬い基部13で刺激す
ることがない。 (2)固定位置を調節可能な係合機構としてのねじ構造
により、ストッパー31をしっかりと固定できる。この
時の固定位置は、動物種は勿論のこと、動物の個体差に
応じて調節できるので、隙間やゆるみ、ぶれなどが生じ
ない。 (3)本体11のフランジ15側面における断面視略棘
形をしたひだ状突起17a〜17cは、ルーメン60内
に挿入された状態で胃壁71内側のじゅう毛に引っ掛か
り、ルーメンフィステル100のずれを防止する機能を
有する。しかも、内つば15は柔軟なシリコーン等の材
質で形成されており、胃壁71の形状変化に対する追従
性にも優れている。 (4)キャップ41の嵌入部43は、内つば15と略同
一平面に達する長さで形成されていることにより、封止
状態でルーメン内容物61が本体内に入り込むことがな
く、漏出防止効果を向上させるとともに、ルーメン60
の容積を無用に拡大する心配がなく、自然に近い状態を
維持できる。さらに、キャップ41は、本体11に螺着
されるため、動物が激しく運動しても外れ難く、封止状
態を維持できる。
【0040】本発明ルーメンフィステル100の装着
は、従来のフィステルの装着と同様に公知の手順で行う
ことができる。すなわち、まず動物に麻酔を施した後、
ルーメンに近接した腹部を円形に切開して外皮、筋肉等
を除去する。胃が露出したら、所定の範囲だけ開口部か
ら引出し、血管の少ない部位を選んで胃の外表面と開口
部の縁とを縫合する。縫合が完了したら、胃壁71を切
除し、開口部から内つば15を挿入して、図6のような
状態にルーメンフィステル100を固定する。
【0041】ルーメンフィステル100の大きさは、例
えば牛などの大型反芻動物と、山羊などの小型反芻動物
など、動物の種類に応じて適宜設定できる。
【0042】図7は、本発明の別の実施形態に係るルー
メンフィステル101の構成部品を示す展開斜視図であ
る。本実施形態では、第1実施形態のルーメンフィステ
ル100との相違点として、第2のシール部材として、
リング状の防水性フィルム51を配備している。この防
水性フィルム51は合成樹脂などの公知の防水性材料で
形成されたものを使用できる。
【0043】防水性フィルム51は、図8(a)に示す
ように、本体11の基部13の外周面(同図中、符号A
で示す部位)と、ガスケット21の側面(同図中、符号
Bで示す部位)とに接着材等によって固着される。な
お、図8では、腹部組織やルーメン内部の図示は省略し
ている。
【0044】上記図8(a)のように防水性フィルム5
1を固着した状態でストッパー31を螺入していき、ガ
スケット21に当接させることにより、ガスケット21
と、本体11の基部13との間をほぼ完全に封止するこ
とが可能になり[図8(b)]、ルーメン内容物の漏出
防止効果をより確実なものにすることができる。また、
防水性フィルム51をガスケット21に固着する構成と
することによって、万一、動物の運動によってルーメン
フィステル101が回転したり、ずれたりすることがあ
っても、シール性が損なわれることはない。つまり、防
水性フィルム51を直接動物の外皮に固着する場合は、
ルーメンフィステル101がずれたり回転したりした場
合に、防水性フィルム51に大きな力が加わり、固着部
分が剥がれてシール性が失われるが、ガスケット21を
介在させ、ガスケット21と基部11との間を防水性フ
ィルム51で密閉することで確実に高い封止状態を維持
できる。なお、第2のシール部材としての防水性フィル
ム51を配備する場合には、U字形の周部23を有する
ガスケット21の替わりに、例えば一般的な形状のOリ
ングなどを使用しても、かなりの封止効果が期待でき
る。
【0045】第2実施形態のルーメンフィステル101
における他の構成は、第1実施形態と同様であるため、
同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】図9は、本発明の第3実施形態にかかるル
ーメンフィステル102の構成部品を示す展開斜視図で
ある。本実施形態では、第1実施形態のルーメンフィス
テル100との相違点として、ガスケット21のU字形
にくびれた周部内に、吸液性部材として、リング状のシ
ート材52[図10(a)]を配備している。このシー
ト材52の材質としては、例えば、スポンジ、発泡ゴム
などの多孔質弾性材料や不織布のほか、生理用品などに
使用される公知の吸収性ポリマーなどが好ましい。
【0047】シート材52は、図10(b)に示すよう
に、ガスケット21のU字形にくびれた周部23の一部
もしくは全部に配備される。好ましくは、シート材52
はガスケット21のU字形をした周部23に接着剤など
によって貼付して用いられる。なお、説明の便宜上、図
10(b)では、腹部組織やルーメン内部の図示は省略
している。
【0048】シート材52を配備した状態で、ストッパ
ー31をガスケット21に当接させることによって、腹
部組織の外皮等とガスケット21の間にシート材52が
挟み込まれて固定される。このようにシート材52を配
備することによって、ルーメン内容物61が、ガスケッ
ト21のU字形にくびれた周部23と、腹部組織の開口
部の縁との間を回り込むようにして漏出することを防止
できる。つまり、動物の激しい動きによってガスケット
21と腹部組織の開口部の縁との間に隙間やゆるみが生
じることがあっても、シート材52によってルーメン内
容物60を吸収して漏出を防ぐことが可能になる。ま
た、吸液性を有するシート材52は、ルーメン内容物を
吸収するとしばらく保持した状態になる。この吸収状態
のシート材52は、シール作用を持つため、万一ガスケ
ット21と腹部組織の開口部の縁との間に隙間やゆるみ
が生じたままの状態が続いても、内容物の漏出を防止で
きる。第3実施形態のルーメンフィステル102におけ
る他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一の
構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】また、第3実施形態において、吸液性部材
としてのシート材52に替えて、粘着性部材として、例
えば入れ歯の固定などに使用される公知の粘着性ガムを
配備することによっても、漏出防止とシール性が保持さ
れる。
【0050】以上、本発明を種々の実施形態に関して述
べたが、本発明は上記実施形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の
実施形態についても適用されるものであることは勿論で
ある。
【0051】例えば、第1実施形態においては、着脱可
能なガスケット21を本体11の基部13に環装しただ
けであるが、接着剤等によって基部13に固定してもよ
い。また、予め溶着等の手段でガスケット21を本体1
1の基部13と一体化しておくことも可能である。
【0052】また、内つば15の係止構造は、図2の態
様に限らず、例えばひだ状突起17が本体11の基部1
3を中心にして放射状に延びるように配設することも可
能である。
【0053】また、第2実施形態で挙げたシール部材と
しての防水性フィルム51とともに、第3実施形態で挙
げた吸液性部材としてのシート材52を組み合わせて適
用することも可能である。すなわち、防水性フィルム5
1は本体11の基部13とガスケット21との間のシー
ル性を確保するものであり、シート材52は、ガスケッ
ト21と腹部組織との間のシール性を確保するものであ
るため、両者を組み合わせることによって、ルーメン内
容物の漏出や外気の進入などをより完全に防止できる。
【0054】
【発明の効果】本発明のフィステルは、動物の胃、特に
反芻動物のルーメンへの装着に最適なものである。すな
わち、動物に装着した状態でゆるみやずれ、脱落などが
生じにくく、シール性にも優れているため、胃の内容物
が漏出し難く、外気等の進入も効果的に防止できる。ま
た、胃の内容物の採取も容易であり、本発明のフィステ
ルを利用することにより、自然に近い状態でルーメン内
微生物の代謝活動やルーメンの機能等をモニタリングす
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るルーメンフィステルの説明
に供する展開斜視図である。
【図2】ルーメンフィステル本体の説明に供する図面で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のIIb−IIb線
矢視の断面図である。
【図3】シール部材の説明に供する図面であり、(a)
は正面図、(b)は(a)のIIIb−IIIb線矢視の断面
図である。
【図4】固定部材の説明に供する図面であり、(a)は
正面図、(b)は(a)のIVb−IVb線矢視の断面図で
ある。
【図5】蓋材の説明に供する図面であり、(a)は正面
図、(b)は(a)のVb−Vb線矢視の断面図であ
る。
【図6】ルーメンフィステルの装着状態の説明に供する
図面である。
【図7】第2実施形態に係るルーメンフィステルの説明
に供する展開斜視図である。
【図8】第2実施形態に係るルーメンフィステルの説明
に供する断面図であり、(a)は固定前の状態、(b)
は固定した状態を示す。
【図9】第3実施形態に係るルーメンフィステルの説明
に供する展開斜視図である。
【図10】第3実施形態に係るルーメンフィステルの説
明に供する図面であり、(a)は吸液性部材の斜視図、
(b)は吸液性部材を配備した状態のルーメンフィステ
ルの断面図である。
【図11】ルーメンフィステルの従来例の説明に供する
図面であり、(a)は正面図、(b)は(a)のXIb−
XIb線矢視の断面図である。
【図12】ルーメンフィステルの別の従来例の説明に供
する展開斜視図である。
【符号の説明】
11 本体 13 基部 15 内つば 17a〜17c ひだ状突起 19 ねじ山 21 ガスケット 23 周部 31 ストッパー 33 外つば 35 ねじ山 41 キャップ 42 把持部 43 嵌入部 45 ねじ山 51 防水性フィルム 52 シート部材 61 ルーメン内容物 71 胃壁 72 筋肉 73 皮膚 100〜102 本発明ルーメンフィステル 111 筒体 116 内つば 117 外つば 131 リング部材 141 蓋材 200、201 従来例のルーメンフィステル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胃内部に挿入されるフランジを端部に備
    えた筒体と、 前記筒体に環装される固定部材と、 前記筒体の他端を封止する蓋材と、を備えたフィステル
    であって、 前記固定部材は、固定位置を調節可能な係合機構によっ
    て前記筒体に装着されていることを特徴とする、フィス
    テル。
  2. 【請求項2】 胃内部に挿入されるフランジを端部に備
    えた筒体と、 前記筒体の他端を封止する蓋材と、を備えたフィステル
    であって、 前記フランジの胃壁に当接する面に、係止構造を設けた
    ことを特徴とする、フィステル。
  3. 【請求項3】 胃内部に挿入されるフランジを端部に備
    えた筒体と、 前記筒体に装着される固定部材と、 前記筒体の他端を封止する蓋材と、を備えたフィステル
    であって、 前記フランジと前記固定部材との間に、シール部材を配
    備したことを特徴とする、フィステル。
  4. 【請求項4】 胃内部に挿入された状態で胃壁に当接す
    る面に係止構造を有するフランジを端部に備えた筒体
    と、 固定位置を調節可能な係合機構によって前記筒体に環装
    される固定部材と、 前記フランジと前記固定部材との間に配備されるシール
    部材と、 前記筒体の他端を封止する蓋材と、を備えたフィステ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4において、前記
    シール部材が、周部断面が略U字形をなすように成形さ
    れた環状のシール部材であることを特徴とする、フィス
    テル。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記シール部材のU
    字形をした周部に、吸液性部材または粘着性部材を配備
    したことを特徴とする、フィステル。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6のいずれか1項に
    おいて、さらに、前記シール部材の側面と、前記筒体の
    外周部とに固着される第2のシール部材を備えたことを
    特徴とする、フィステル。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか1項に
    おいて、フランジを弾性材料で形成したことを特徴とす
    る、フィステル。
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