JP2003234712A - 放送システム - Google Patents

放送システム

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JP2003234712A
JP2003234712A JP2002031684A JP2002031684A JP2003234712A JP 2003234712 A JP2003234712 A JP 2003234712A JP 2002031684 A JP2002031684 A JP 2002031684A JP 2002031684 A JP2002031684 A JP 2002031684A JP 2003234712 A JP2003234712 A JP 2003234712A
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broadcasting
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signal
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Ikuo Nunomura
育男 布村
Tadao Ishiwatari
忠夫 石渡
Masakazu Igai
正和 猪飼
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SAPPORO TELEVISION BROADCASTIN
SAPPORO TELEVISION BROADCASTING CO Ltd
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
SAPPORO TELEVISION BROADCASTIN
SAPPORO TELEVISION BROADCASTING CO Ltd
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子局でのローカル素材の放送に制約がなく、
放送業務に必要なコストが充分に抑えられるようにした
放送システムを提供すること。 【解決手段】 親局Mから通信回線N1を介して供給さ
れるマスタ素材MPを子局Lで送信するようにした放送
システムにおいて、子局特有の放送素材であるローカル
素材LPは電話回線N2を介して子局Lに供給し、この
ときマスタ素材MPとローカル素材LPの切換えを制御
するQ信号を含む制御信号も、電話回線N2を介して親
局Mから子局Lに伝送させ、子局Lでのマスタ素材MP
とローカル素材LPの切換えも親局Mで制御できるよう
にしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局に少なくとも
1局の子局を備えた放送システムに係り、特に親局から
供給される映像と音声からなる放送素材に加えて、各子
局で夫々特有の放送素材の放送を行なう方式の放送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばサービスエリアが広範にわたる放
送システムでは、親局(親放送局)の外に子局(子放送局)
を設置し、親局から各子局に放送用の映像・音声信号な
どからなる放送素材を供給することにより、広いサービ
スエリアがカバーできるようにした方法が従来から採用
されている。
【0003】そして、このような放送システムの場合、
一般に、各子局にも独自の放送素材出力用の装置を備
え、親局から送出される切換制御信号と、切換同期用の
Q信号により、マスタ素材(親局から供給される放送素
材)と、ローカル素材(当該子局特有の放送素材)を切換
えて送信する方式がとられている。
【0004】そこで、このような従来技術による放送シ
ステムの一例について、図11により説明する。なお、
この図11は、1局の親局に対して複数局の子局を有す
る放送システムの一例であるが、ここでは親局Mに通信
回線Nを介して接続された1局の子局Lだけが示されて
いる。
【0005】この図11において、まず、親局M側で
は、コンピュータなどで構成されたマスタ制御装置20
1がマスタ素材出力装置202を制御し、映像・音声信
号からなるマスタ放送素材MPを放送スケジュールに従
って順次出力させ、これと共に同じく放送スケジュール
により、子局側で放送素材を入れ替える時刻を知り、そ
の3秒前の時点で信号qを発生し、Q信号挿入部203
に供給する。
【0006】ここで、マスタ素材出力装置202は、い
わゆるサーバーの一種で、記録済みの各種放送素材やリ
アルタイムで供給されている放送素材が任意に選択で
き、マスタ素材として取り出せるようになっている装置
のことで、例えばハードディスク装置や番組選択スイッ
チなどで構成されたものである。
【0007】Q信号挿入部203は、マスタ素材出力装
置202から入力されてくるマスタ素材MPに、信号q
の入力タイミングで、同期合わせ用のQ信号を挿入する
働きをし、この結果、伝送信号MP+Qが通信回線端末
204から送信され、通信回線Nを介して子局L側の通
信回線端末205に伝送されることになる。
【0008】子局L側では、親局Mから伝送されてきた
伝送信号MP+Qを通信回線端末205で受信した後、
Q信号分離部206でマスタ素材MPとQ信号に分離
し、マスタ素材MPはスイッチヤー209に供給し、Q
信号はローカル制御装置207に供給する。
【0009】そこで、ローカル制御装置207は、入力
されたQ信号に応じてローカル素材出力装置208を制
御し、予め設定されているスケジュール順にローカル素
材を送出させ、スイッチヤー209に供給すると共に、
このスイッチヤー209を切換制御する。
【0010】ここで、ローカル素材出力装置208は、
例えば磁気テープが装着されたVTRなど、ローカル素
材となる複数の放送素材が予め用意されていて、ローカ
ル制御装置207により制御され、任意のタイミングで
任意の素材が取り出せるようにした装置で、これによ
り、予め設定されているスケジュール順にローカル素材
LPを出力し、スイッチヤー209に供給することがで
きる。
【0011】スイッチヤー209は、マスタ素材MPと
ローカル素材LPの何れかを選択し図示していない送信
装置に供給するための切換回路で、ローカル素材制御装
置207により、Q信号の発生タイミングから3秒遅れ
で切換制御され、これにより予めスケジュールされてい
る時間にだけローカル素材LPを送信装置に供給する働
きをする。
【0012】この結果、子局Lでは、予めローカル素材
出力装置208に所定のローカル素材が記録されている
磁気テープなどの記録媒体を装着しておくことにより、
マスタ素材MPとローカル素材LPが予め設定されてい
るスケジュールにより切換えられ、必要な時間だけ子局
特有のプログラム素材を放送することができる。
【0013】ここで、Q信号の発生時点が、本来の切換
時点の3秒前になっているのは、ローカル素材出力装置
208の立上り遅れを考慮したものであり、従って、こ
こで進み時間が3秒になっているのは例示に過ぎず、ロ
ーカル素材送出装置208の立上り遅れ時間に応じて決
めてやればよい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、子局
でのローカル素材の放送に存在する制約に配慮がされて
おらず、子局の放送業務運営に問題があった。まず、従
来技術では、所定のローカル素材が記録されている磁気
テープなどの記録媒体を子局に用意しておかなければな
らない。
【0015】このため、番組の編集などローカル素材の
作成作業は、それを格納した記録媒体を子局に発送する
前に終了させておく必要があり、しかも発送後は放送素
材を変更できない。
【0016】また、このため、放送素材や放送スケジュ
ールを各子局側の装置に設定するための人員の配置が各
子局に必要で、従って、子局の業務運営に問題が生じて
しまうのである。本発明の目的は、子局でのローカル素
材の放送に制約がなく、放送業務に必要なコストが充分
に抑えられるようにした放送システムを提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、親局と、少
なくとも1局の子局を備えた放送システムにおいて、前
記親局は、前記少なくとも1局の子局の間に少なくとも
2系統の伝送回線を備え、前記少なくとも1局の子局
は、前記2系統の伝送回線により、前記親局と前記少な
くとも1局の子局に共通の放送素材と前記少なくと1局
の子局に特有の放送素材の双方の放送素材の供給を受
け、これら双方の放送素材を任意に切換えて放送するよ
うにして達成される。
【0018】このとき、前記親局が、前記少なくとも1
局の子局に、前記双方の放送素材を切換えるための切換
制御信号を供給する手段を備え、前記少なくとも1局の
子局が、前記切換制御信号に応じて前記双方の放送素材
を切換える手段を備えているようにしてもよい。
【0019】同じく上記目的は、親局から通信回線を介
して伝送される共通の放送素材を複数の子局で放送する
方式の放送システムにおいて、前記親局から通信回線を
介して、前記複数の子局に子局特有の放送素材を伝送す
る手段と、前記親局から公衆通信回線を介して、前記複
数の子局に切換制御信号を伝送する手段とを設け、前記
複数の子局は、前記切換制御信号に応じて、前記共通の
放送素材と前記子局特有の放送素材を切換えて放送する
ようにしても達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による放送システム
について、図示の実施の形態により詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施形態で、この実施形態も、親局M
と子局Lを備えた放送システムである点は、図11で説
明した従来技術の場合と同じである。
【0021】また、この図1の実施形態において、マス
タ制御装置101とマスタ素材出力装置102、通信端
末104、105、それにスイッチヤー109は、図1
1で説明した従来技術におけるマスタ制御装置201と
マスタ素材出力装置202、通信端末204、205、
それにスイッチヤー209と同じで、通信回線N1も通
信回線Nと同じである。
【0022】従って、この実施形態でも、親局M側で
は、コンピュータなどで構成されたマスタ送信制御装置
101がマスタ素材出力装置102を制御し、マスタ放
送素材MPを放送スケジュールに従って順次送出して通
信回線端末104に供給し、通信回線N1を介して子局
L側の通信回線端末105に伝送するようになっている
点は、図11の従来技術の場合と同じである。
【0023】そして、子局L側では、親局Mから伝送さ
れてきた伝送信号が通信回線端末105で受信され、マ
スタ素材MPがスイッチヤー109に供給される点も、
やはり図11の従来技術の場合と同じである。
【0024】しかして、この図1の実施形態が従来技術
と異なっている点は、図11においては子局L側に設け
てあったローカル素材出力装置207が、この図1で
は、親局M側にローカル素材出力装置111として設置
してあり、これにより、子局Lで使用されるローカル素
材LPが、親局Mからリアルタイムでスイッチヤー10
9に供給されるようになっている点にある。
【0025】このため、コンピュータなどで構成された
ローカル送信制御装置110と、ローカル素材出力装置
111を設け、ローカル送信制御装置110は、マスタ
制御装置101から放送スケジュールを読取り、そのス
ケジュールに従って子局L特有の素材であるローカル素
材LPが順次取り出されるように、ローカル素材出力装
置111を制御する。
【0026】また、これと共に、ローカル制御装置11
0は、同じくマスタ制御装置101から読取った放送ス
ケジュール(プログラム)に基づいてQ信号、マスタ切換
信号MS、それにローカル切換信号LSからなる制御信
号C(=Q+MS+LS)を生成し、制御信号挿入部11
2に供給する。
【0027】そこで、制御信号挿入部112は、ローカ
ル素材出力装置111から供給されるローカル素材LP
に、この制御信号Cを挿入し、伝送信号D(=LP+Q
+MS+LS)として電話回線端末113に供給し、電
話回線N2を介して子局L側の電話回線端末114に伝
送する。
【0028】このため、ローカル送信制御装置110
は、制御信号Cの供給に先立って、予め電話接続信号H
を電話回線端末113に供給し、制御信号Cが終了した
後で、この電話接続信号Hの供給を停止するように構成
してある。
【0029】また、これに応じて、電話回線端末113
は、通常の加入者電話と同様、所定の公衆通信業者と契
約を結び、加入者回線とダイアル番号の割当を受け、ダ
イアル接続動作とダイアル切断動作を行なうように構成
してある。
【0030】子局L側では、電話回線端末114で受信
された伝送信号Dを制御信号分離部115に入力し、こ
こで制御信号C(=Q+MS+LS)を分離し、ローカル
素材LPはスイッチヤー109に供給し、制御信号Cは
ローカル受信制御装置116に供給する。
【0031】そこで、この電話回線端末114も、親局
Mの電話回線端末113と同様、所定の公衆通信業者と
契約を結び、加入者回線とダイアル番号の割当を受け、
親局M側の電話回線端末113からの接続要求に応じて
オフフック動作し、伝送信号Dの受信に備えることがで
き、その後、親局M側のダイアル切断に応じてオンフッ
ク動作するように構成してある。
【0032】そこで、ローカル受信制御装置116は、
入力された制御信号Cに含まれているマスタ切換信号M
Sとローカル切換信号LSに応じてスイッチヤー109
を切換え、Q信号のタイミングでマスタ素材MPとロー
カル素材LPの一方を選択して取り出し、図示していな
い送信装置に供給するのである。
【0033】具体的には、マスタ切換信号MSとローカ
ル切換信号LSを、Q信号のタイミングでラッチし、こ
れらの論理演算結果Xに応じてスイッチヤー109を切
換制御するものである。
【0034】そして、この論理演算結果Xは、マスタ切
換信号MS→ハイレベルで、且つローカル切換信号LS
→ローレベルのとき、X→ローレベルとなるもので、Q
信号でラッチされたとき、X=ローレベルならマスタ素
材MPが選択され、それ以外のときは、ローカル素材L
Pに切換えることを表わす。
【0035】次に、この実施形態による切換動作につい
て、図2のタイミング図により説明すると、いま、ここ
では、図2(a)に示すように、或る時刻t1 以前の期間
Aから時刻t2 以降の期間Cで、親局Mから連続して供
給されている放送素材に対して、同図(b)に示すよう
に、子局Lでは、時刻t1 から時刻t2 までの期間Bで
だけローカル素材に切換えて放送するようにプログラム
されていたとする。
【0036】ここで、図2(b)においてハッチング(斜
線)を付してある部分は、ローカル素材の放送不要な部
分、或いは無データ部分を表わし、この部分の開始点が
電話回線端末113によるダイアル接続時点で、終了点
がダイアル切断時点となる。
【0037】そして、この場合は、子局Lのスイッチヤ
ー109を、図2(d)に示すように切換制御する必要が
ある。
【0038】すなわち、時刻t1 以前の期間Aではマス
タ素材MPを選択しているが、時刻t1 から時刻t2
での期間Bではローカル素材に切換えられ、時刻t2
降の期間で再びマスタ素材の選択に戻るように制御され
る必要がある。
【0039】この場合、親局Mのローカル送信装置11
0は、図2(b)に示すように、期間Aから期間Bに切換
える時刻t1 の3秒前の時点と、期間Bから期間Cに切
換わる時刻t2 の3秒前の時点で、夫々Q信号を発生さ
せる。
【0040】次に、この場合、まずマスタ切換信号MS
は、図2(e)に示すように、スイッチヤー109により
マスタ素材MPが選択された後は、次の期間でのローカ
ル素材LPの選択に備え、或る遅れ時間をもってローレ
ベルにされ、反対にローカル素材LPが選択された後
は、次のマスタ素材MPの選択に備え、同じく或る遅れ
時間をもってハイレベルにされる。
【0041】従って、この図2の場合は、期間Aから期
間Bに僅か入った時点まではローレベルで、この後、ハ
イレベルになり、期間Cに僅か入った時点で再びローレ
ベルにされるように、親局Mのローカル送信制御装置1
10から発生されることになる。
【0042】また、ローカル切換信号LSは、図2(f)
に示すように、スイッチヤー109によりローカル素材
LPを選択すべき期間に対応して、同じく、親局Mのロ
ーカル送信制御装置110から発生され、従って、その
レベルがマスタ切換信号MSと反対になっているだけ
で、同じ時点で変化されるようになっている。
【0043】そこで、この図2の場合は、期間Aから期
間Bに僅か入った時点まではハイレベルで、この後、ロ
ーレベルになり、期間Cに僅か入った時点で再びハイレ
ベルにされることになる。
【0044】そうすると、時刻t1 の直前で発生したQ
信号によりラッチしたときは、信号MS=ローレベル
で、信号LS=ハイレベルなので、X=ハイレベルとな
り、この結果、時刻t1 で、図2(d)に示すように、ス
イッチヤー109はローカル素材LPの選択に切換えら
れる。
【0045】次に、時刻t2 の直前で発生したQ信号に
よりラッチしたときは、信号MS=ハイレベルで、信号
LS=ローレベルになるので、X=ローレベルになり、
この結果、今度は時刻t2 で、同じく図2(d)に示すよ
うに、スイッチヤー109はマスタ素材MPの選択に切
換えられる。
【0046】従って、この図1の実施形態によれば、所
定のローカル素材を記録した磁気テープなどの記録媒体
を子局に用意する必要がなく、子局Lにおけるマスタ素
材MPとローカル素材LPの切換放送業務が全て親局M
で執り行えることになり、この結果、放送素材や放送ス
ケジュールの設定のための人員を各子局に配置する必要
がなくなるので、子局の業務運営コストを充分に削減す
ることができる。
【0047】また、この実施形態によれば、ローカル素
材を格納した記録媒体を子局に発送する必要がないの
で、番組の編集などローカル素材の作成作業にも時間的
な制約が少なくて済み、放送素材の変更にも余裕をもっ
て対処できるので、子局Lの放送品質向上が図れること
になる。
【0048】更に、この実施形態によれば、電話回線N
2を使用しているので、マスタ素材MPの伝送に使用さ
れている通信回線N1のほかに専用の通信回線を設ける
必要が無く、この結果、放送設備の設定に柔軟に対応す
ることができ、コストの低減にも寄与することができ
る。
【0049】次に、本発明の他の実施形態について説明
すると、まず図3は、本発明の第2の実施形態で、親局
Mに2局の子局、すなわち子局LA、LBが存在してい
る放送システムに本発明を適用した場合の一実施形態
で、各子局LA、LBでは、夫々の符号にAとBを付し
て区別してある。
【0050】そして、この実施形態の場合は、単に図1
における子局Lが併設されているだけで、図2による動
作が各子局LA、LBで並行して実行されるだけであ
り、従って、詳しい説明は割愛する。
【0051】但し、この図3の実施形態では、電話回線
N2による伝送を、例えば会議電話などと呼ばれている
公衆電話サービスなどを利用し、被呼加入者の多重化に
適応できるように構成する必要がある。
【0052】次に、図4は、本発明の第3の実施形態
で、図3の実施形態において、各種制御信号のうち、Q
信号については、マスタ素材MPに挿入し、通信回線N
1を介して伝送するようにした場合の本発明の一実施形
態で、このため、親局MにはQ信号挿入部106を設
け、これに対応して、各子局LA、LBには、Q信号分
離部107A、107Bを夫々設けたものであり、従っ
て、その他の構成は図3の実施形態と同じである。
【0053】一方、図5は、本発明の第4の実施形態
で、同じく図3の実施形態において、ローカル素材LP
と各制御信号の親局Mから各子局LA、LBまでの伝送
を独立にした場合の本発明の一実施形態である。
【0054】このため、図3の実施形態において、親局
Mには制御信号挿入部112A、112Bと電話回線端
末113A、113Bを独立して設け、電話回線N2に
より各子局LA、LBに接続させたもので、ここでも、
その他の構成は図3の実施形態と同じである。
【0055】更に図6は、本発明の第5の実施形態で、
これは、図4の実施形態において、各種制御信号のう
ち、Q信号については、マスタ素材MPに挿入し、通信
回線N1を介して伝送するようにした場合の本発明の一
実施形態である。
【0056】このため、この図6の実施形態では、図4
の実施形態における親局MにQ信号挿入部106を設
け、これに対応して、各子局LA、LBには、Q信号分
離部107A、107Bを夫々設けたものであり、従っ
て、その他の構成は図4の実施形態と同じである。
【0057】次に、これら図3〜図6の実施形態の動作
について、図7のタイミング図により説明すると、ここ
で、まず、この図7では、或る時刻t1 以前の期間Aか
ら時刻t4 以降の期間Cまで、同図(a)に示すように、
親局Mから連続して供給されている放送素材に対して、
各子局LA、LBに供給されている素材が、同図(b)に
示すように、期間B1から期間B3にわたって連続して
いた場合が示されている。
【0058】ここで、この図7から明らかなように、こ
れら図3〜図6の実施形態は、何れも、2局の子局LA
と子局LBで、任意に異なった期間でローカル素材LP
が選択できるようにしたものである。なお、この図7
(b)においても、ハッチング(斜線)を付してある部分
は、ローカル素材の中で放送が不要な部分、或いは無デ
ータ部分を表わす。
【0059】いま、この図7の状態で、まず子局LAで
は、同図(d)のスイッチヤー109Aに示されているよ
うに、時刻t1 から時刻t4 までの期間B1、B2、B
3の全ての期間で、ローカル素材LPに切換えて放送す
るようにプログラムされ、他方、子局LBでは、同図
(g)に示されているように、時刻t1 から時刻t2 まで
の期間B1と、時刻t1 から時刻t2 までの期間B3で
だけローカル素材LPに切換えて放送するようにプログ
ラムされていたとする。
【0060】そうすると、この場合は、まず、子局LA
には、図7(e)に示すように、時刻t1 以前の期間Aか
らローレベルで、その後、期間B1と期間B2が経過し
て、期間B3に入った後でハイレベルになるマスタ切換
信号MSを、親局Mから供給する。
【0061】また、同じく子局LAには、図7(f)に示
すように、期間Aから時刻t1 で期間B1になる前には
ハイレベルで、その後、期間B1に入った後でローレベ
ルになり、更に期間Cに入った後でハイレベルに戻るロ
ーカル切換信号LSを、親局Mから供給する。
【0062】一方、子局LBには、図7(h)に示されて
いるように、期間Aから時刻t1 で期間B1になる前に
はローレベルで、その後、期間B1に入った後でハイレ
ベルになるが、この後、期間B2に入ったとき、一旦、
ローレベルに戻り、期間B3で再びハイレベルになり、
更に期間Cに入った後でローレベルに戻るマスタ切換信
号MSを、親局Mから供給する。
【0063】また、同じく子局LBには、図7(i)に示
されているように、期間Aから時刻t1 で期間B1にな
る前にはハイレベルで、その後、期間B1に入った後で
ローレベルになるが、この後、期間B2に入ったとき、
一旦、ハイレベルに戻り、期間B3で再びローレベルに
なり、更に期間Cに入った後でハイレベルに戻るローカ
ル切換信号LSを、親局Mから供給するのである。
【0064】この結果、子局LAでは、図7(d)に示す
ように、期間B1から期間B3の全期間にわたったロー
カル素材LPに切換わる動作が得られ、子局LBでは、
同図(g)に示すように、期間B1と期間B3でだけロー
カル素材LPに切換わる動作をさせることができる。
【0065】従って、これら図3〜図6の実施形態によ
れば、上記したように、2局の子局LAと子局LBで、
任意に異なった期間でローカル素材LPが選択できるこ
とが判る。
【0066】ところで、以上の実施形態についての説明
から容易に理解されるように、本発明における子局での
放送素材の切換動作は、上記した実施形態におけるよう
に、Q信号の外にマスタ切換信号MSとローカル切換信
号LSの双方を用いる必要は必ずしもない。
【0067】上記した実施形態では、他の機器との連携
動作など、別の技術的な理由からマスタ切換信号MSと
ローカル切換信号LSの双方を用いているが、例えばQ
信号とマスタ切換信号MSだけ、又はQ信号とローカル
切換信号LSだけの何れの場合でも的確な切換動作が可
能であり、初期条件を設定してやれば、最終的にはQ信
号だけでも可能である。
【0068】ここで、図1の実施形態において、マスタ
切換信号MSとローカル切換信号LSを使用せず、Q信
号だけで切換動作させた場合は、図8のタイミング図に
示すようになる。
【0069】この場合、例えば最初はマスタ素材MPが
選択されるものとし、これを初期条件として設定してお
けば、最初の期間Aではマスタ素材MPであることが判
るので、以後はQ信号が現れる毎にマスタ素材MPとロ
ーカル素材LPを交互に選択切換えるだけで的確な切換
動作が得られることになる。
【0070】ここで、このようにQ信号だけで子局LA
と子局LBにおける切換制御が独立して行なえるように
したのが、図9に示す本発明の第6の実施形態で、これ
は、図示の通り、親局Mのローカル送信制御装置110
から出力される制御信号がQA信号とQB信号の2種だ
けになっている点で、図5の実施形態における親局Mと
は異なっているものである。
【0071】そして、これに応じて、更に、子局LAで
は、ローカル受信制御装置116AがQA信号だけで動
作し、子局LBでは、ローカル受信制御装置116Bが
QB信号だけで動作するように構成されている点でも、
図5の実施形態と異なっているものである。
【0072】次に、この図9の実施形態の動作につい
て、図10のタイミング図により説明すると、まず、こ
こでも親局の放送素材は、図10(a)に示すように、時
刻t1以前の期間Aから時刻t4 以降の期間Cまで連続
して供給され、子局の放送素材は同図(b)に示すよう
に、期間B1から期間B3までの期間だけ供給されるよ
うになっているとする。
【0073】そして、このとき、まず、子局LAでは、
図10(d)に示すように、時刻t1から始まる期間B1か
ら時刻t4 で終了する期間B3までの期間で連続してロ
ーカル素材LPに切換えられ、子局LBでは、同図(f)
に示すように、期間B1と期間B3でだけローカル素材
LPに切換えられ、期間B1の後、期間B2では一旦、
マスタ素材MPの選択に戻るようにプログラムされてい
たとする。
【0074】この場合、親局Mのローカル送信制御装置
110では、まずQA信号として、図10(c)に示すよ
うに、期間Aの中で期間B1の3秒前と、期間B2の中
で期間B3の3秒前の2回だけ発生させ、これを通信回
線N2を介して子局LAに供給すると共に、同図(e)に
示すように、期間Aから期間B3の中で夫々次の期間に
移行する時点の3秒前で、夫々QB信号を4回にわたっ
て発生させ、これらを通信回線N2を介して子局LBに
供給する。
【0075】従って、この図9の実施形態によっても、
上記したように、2局の子局LAと子局LBで、任意に
異なった期間でローカル素材LPが選択できることが判
り、しかも、この図9の実施形態では、図示のように、
2種のQ信号、つまりQA信号とQB信号だけで、上記
した図3〜図6の実施形態と同様な切換制御が得られる
ことになり、構成の簡略化が得られることになる。
【0076】ところで、以上の図3〜図6の実施形態と
図9の実施形態では、何れも子局が2局、つまり子局L
A、LBの2局の場合について説明したが、本発明は子
局の局数を問わず実施が可能なことは言うまでもない。
【0077】また、上記実施形態では、マスタ素材MP
以外の信号の伝送に公衆通信回線の一種である電話回線
を用いたものであるが、本発明は、必要な伝送特性が得
られるなら、インターネットなどの公衆通信回線を用い
て実施しても良いことはいうまでまない。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、子局特有の素材を親局
から子局に伝送すると共に、子局での放送素材の切換も
親局から行なえるようにしたので、子局での作業が大幅
に削減でき、システム運営に必要なコストの低減を充分
に得ることができる。
【0079】また、この結果、本発明によれば、子局に
送出する素材の差し替えなどの変更が、当該素材の子局
での放送直前まで可能になるので、放送プログラムの変
更にも柔軟に対応でき、放送プログラムの充実に大きく
貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放送システムの第1の実施形態を
示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図3】本発明による放送システムの第2の実施形態を
示すブロック構成図である。
【図4】本発明による放送システムの第3の実施形態を
示すブロック構成図である。
【図5】本発明による放送システムの第4の実施形態を
示すブロック構成図である。
【図6】本発明による放送システムの第5の実施形態を
示すブロック構成図である。
【図7】本発明の第2の実施形態から第5の実施形態の
動作を説明するためのタイミング図である。
【図8】本発明の実施形態においてQ信号による動作を
説明するためのタイミング図である。
【図9】本発明による放送システムの第6の実施形態を
示すブロック構成図である。
【図10】本発明の第6の実施形態の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図11】従来技術による放送システムの一例を示すブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
101 マスタ送信制御装置 102 マスタ素材出力装置 104、105 通信回線端末 109 スイッチヤー 110 ローカル送信制御装置 111 ローカル素材出力装置 112 制御信号挿入部 113、114 電話回線端末 115 制御信号分離部 116 ローカル受信制御装置 N1 通信回線 N2 電話回線 MP マスタ素材 LP ローカル素材 MS マスタ切換信号 LS ローカル切換信号 Q、QA、QB Q信号(切換用のタイミング信号のこ
と)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石渡 忠夫 東京都小平市御幸町32番地 株式会社日立 国際電気小金井工場内 (72)発明者 猪飼 正和 札幌市中央区北1条西8丁目 札幌テレビ 放送株式会社内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB10 BC18 BC20 BD01 BD08 BD09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と、少なくとも1局の子局を備えた
    放送システムにおいて、 前記親局は、前記少なくとも1局の子局の間に少なくと
    も2系統の伝送回線を備え、 前記少なくとも1局の子局は、前記2系統の伝送回線に
    より、前記親局と前記少なくとも1局の子局に共通の放
    送素材と前記少なくと1局の子局に特有の放送素材の双
    方の放送素材の供給を受け、これら双方の放送素材を任
    意に切換えて放送するように構成されていることを特徴
    とする放送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、 前記親局が、前記少なくとも1局の子局に、前記双方の
    放送素材を切換えるための切換制御信号を供給する手段
    を備え、 前記少なくとも1局の子局が、前記切換制御信号に応じ
    て前記双方の放送素材を切換える手段を備えていること
    を特徴とする放送システム。
  3. 【請求項3】 親局から通信回線を介して伝送される共
    通の放送素材を複数の子局で放送する方式の放送システ
    ムにおいて、 前記親局から通信回線を介して、前記複数の子局に子局
    特有の放送素材を伝送する手段と、 前記親局から公衆通信回線を介して、前記複数の子局に
    切換制御信号を伝送する手段とを設け、 前記複数の子局は、前記切換制御信号に応じて、前記共
    通の放送素材と前記子局特有の放送素材を切換えて放送
    するように構成されていることを特徴とする放送システ
    ム。
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