JP2003230644A - 巻付け式グリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻付け式のグリップの外観と感触を備え、か
つ差込式グリップの経済性と耐久性を備えたグリップを
提供する。 【解決手段】 複数の材料から成る表面をグリップの全
長にわたって備えている巻付け式のグリップ８は、螺旋
状の溝１２が形成されているエラストマのボディ１０を
有する。別の材料から成るストリップ１８が螺旋状の溝
１２の中に配置され、その上の露出された上方表面１７
と一緒にゴルフクラブ用グリップとして使用するのに特
に適した巻付け式のグリップを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般にグリップに
関し、特に、巻付け式のゴルフクラブ用グリップなど、
多くの工具または物品とともに使用されるのに適した複
数の材料から成る表面を備えた差込式グリップに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】今日、工具（ハンマーの柄等）、ラケッ
ト（ハンドボール、バトミントン、またはテニスラケッ
ト）、バット（野球またはソフトボール）、玉突きの突
き棒、傘、または釣り竿等を制限なく含む広範囲の物品
に、数多くのいろいろなタイプのグリップが使用されて
いる。本発明はゴルフクラブ用グリップとして使用する
のに特に適しており、特にゴルフクラブ用グリップにつ
いて言及されるが、本願明細書で使用される「グリッ
プ」という用語は、前述の物品および他に使用されるす
べての「グリップ」を含むものである。本発明が、グリ
ップの数ある応用例の内の前述のどの応用例にも適用で
きることは、すぐに明らかになるはずである。

【０００３】成形されたゴム材料または合成プラスチッ
クからなる差込式のゴルフクラブ用グリップは、ゴルフ
業界ではよく知られている。本願明細書中で使用される
「差込式」という用語は、シャフトまたは柄の上を滑
り、かつ接着剤等で固定される、ある種の材料で作られ
たグリップのことをいう。差込式グリップは、数多くの
形状および形態で利用できる。差込式グリップは、さま
ざまな形状と感触を与えるために、ゴム化合物に含まれ
ているコードを残すようにバフ研磨することもできる。

【０００４】巻付け式のゴルフグリップは当業界で公知
である。過去においてゴルフクラブ用グリップは、ゴル
フクラブのシャフトのまわりの皮革または布の巻付物と
いう簡素なものであった。その後、合成材料が採用され
て皮革または布に取って代わった。より最近では、巻付
物は、ゴルフクラブのシャフトの周囲に、あるいは例え
ば米国再発行特許明細書第３５，６７３号に記載されて
いるようにゴルフクラブのシャフトに位置するスリーブ
の周囲に、螺旋状に巻き付けられる、さまざまな弾性材
料で作られている。

【０００５】既存の巻付け式（巻付け風）のグリップは
どれも、グリップ全体、特にグリップの手で握られる部
分が１種類の表面材料で構成されていた。「１種類の表
面材料」ということは、グリップの表面が同一材料であ
ることを意味する。１種類の表面材料で形成されてい
る、これら既存の巻付け式のグリップは、グリップの握
り面の機能長の全長にわたって審美的および芸術的な外
観および感触の多様性が不足している。

【０００６】また、巻付け式のグリップの格好と手触り
を備え、差込式グリップの経済性と耐久性の利点を享受
できる、改善されたグリップが依然として必要とされて
いる。そのようなクラブ用グリップは、外観を改善する
ために複数の材料からなる表面を有し、全タイプの天候
および／またはプレイ条件において、より確かなグリッ
プを提供する。また、このグリップは手に優しく、より
長持ちする、優れたグリップを実現する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、複数の材料から成る表面を備えた改良型の巻付け式
グリップを提供することである。

【０００８】本発明の他の目的は、差込式グリップの耐
久性を有し、さらにあらゆる天候および／またはプレイ
条件において優れた握りを実現する巻付け式のグリップ
を提供することである。

【０００９】本発明のさらに他の目的は、独特の好まし
い外観と一体型の差込式のゴルフ用グリップの利便性お
よび経済性を有し、複数の材料から成る表面を備えた巻
付け式のゴルフクラブ用グリップを提供することであ
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の前述および他の
目的は、ほぼ円筒形のエラストマのボディを有する巻付
け式のグリップで達成される。エラストマのボディが、
工作物上に滑るように入れられるように形成された穴を
含んでいる。エラストマのボディは、エラストマのボデ
ィの上部からその下部まで延びている螺旋状の溝をさら
に含んでいる。複数の材料から成る表面を備えた巻付け
式のグリップを形成するために、エラストマのボディと
は別の材料から成るストリップが、螺旋状の溝内に配置
されるように取り付けられる。このストリップは、ポリ
ウレタン、皮革、天然の繊維または織物、人工の繊維ま
たは織物、合成プラスチックまたは合成ゴムの材料、熱
可塑性または熱硬化性の材料、またはそれらを任意に組
み合わせたものを制限なく含む材料で作ることができ
る。

【００１１】また、本発明は、エラストマから作られた
ほぼ円筒形のボディ部を準備するステップと、エラスト
マのボディにボディの上部からボディの下部まで螺旋状
の溝を形成するステップと、巻付け式のグリップを形成
するために異なる材料のストリップを螺旋状の溝の中に
配置するステップとを含む、巻付け式のグリップを製造
する方法に関する。

【００１２】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。

【００１３】本発明を限定しようとするものでなく、か
つ、いくつかの図を通して同様または類似の構成を同様
の数字によって示している図面、最初に特に図１を参照
すると、本発明による巻付け式のグリップが、全体が参
照番号８で示されているゴルフクラブ用グリップとして
示されている。

【００１４】前述のように、本発明は差込式グリップを
採用する物品であればどれにでも適用でき、ゴルフクラ
ブ用グリップのみに限定されることを意図する。差込式
グリップは当業界で広く使用されており、「従来のゴル
フクラブ用グリップ」とさえ考えられている。これらの
グリップは、ゴム化合物または合成プラスチックのよう
なエラストマ材料で一般に作られている。「エラスト
マ」、「ゴム化合物」、「合成プラスチック」、「熱可
塑性プラスチック」、「熱硬化性材料」、または簡潔に
「ゴム」という用語は、本願明細書では互いに取り替え
可能に使用され、同じ材料を指すことを意図している。
当業界では、多種多様の差込式グリップを形成するため
の数多くのゴム化合物が知られている。これらの材料
は、利便性、経済性、および耐久性を備えている。さら
に、ゴム化合物は、当業界において望ましい良好な手触
り、すなわちグリップ特性（grip characteristics）を
有している。この材料は手に優しく、全てのタイプの天
候および全てのプレイ条件において確実なグリップを実
現できる。

【００１５】図１に示されているように、ゴルフクラブ
用グリップ８のボディ１０がゴムで作られ、概ね円筒形
をしている。グリップ８のボディ１０は、図４にのみ示
されている穴１１を有している。穴１１は、本願明細書
では工作物とも呼ばれるシャフトまたは柄の直径と一致
した直径を有している。穴１１は、グリップ８が加工物
に滑るように入れられるようになっている。ボディ１０
は、この実施形態ではゴルフクラブ用グリップを容易に
差し込めて、公知の接着剤でゴルフクラブ用グリップに
接着されるゴルフクラブのシャフト（図７の破線で示さ
れている部分）である工作物に一致するテーパをさらに
含んでいるのが好ましい。図３と図４は、先細になった
ゴルフクラブ用グリップの上面図と底面図を示してい
る。差込式のゴルフクラブ用グリップのメンテナンスと
取付けは良く知られており、ここでは詳しい説明は不要
である。グリップの交換は比較的速く、かつ安価な工程
であり、ほとんどのゴルフプロおよび／またはクラブ専
門メーカによって行われている。

【００１６】エラストマのボディ１０は、エラストマの
ボディ１０の上部１４からその下部１６まで延びる螺旋
状の溝１２を有している。エラストマのボディ１０には
螺旋状の溝１２のために露出した上方表面１７が残って
いる。この露出した上方表面１７は、グリップ８の複数
の材料から成る表面の第１の部分である。本願明細書で
使用されている「複数の材料から成る表面」という用語
は、異なるタイプの材料から形成されたグリップ表面の
ことを指すものである。また、本願明細書で使用されて
いる「上部」および「下部」という用語は、ゴルフクラ
ブの通常の向きでのゴルフクラブ用グリップ８に関する
ものであると理解されるべきである。ハンドグリップの
「上部」は、工作物のシャフト、すなわち柄の端部に最
も近い部分である。「下部」は、グリップの反対側の端
部である。

【００１７】螺旋状の溝１２は、螺旋状の溝１２の中に
ある別材料からなるストリップ１８（巻付物とも呼ぶ）
を収容する大きさの幅（ｗ１）と深さ（ｄ）で形成され
ている。本願明細書中で使用される「別材料」という用
語は、エラストマのボディ１０の第２の、すなわち異な
った種類の材料を指すものである。図１において、スト
リップ１８は破線で示されており、ボディ１０と共に本
発明による巻付け式のゴルフクラブ用グリップ８を形成
している。エラストマのボディ１０と溝１２とは、２つ
の金型と心金、または他のいずれか適切な成形工程を用
いて形成されることが好ましい。溝１２は、成形された
エラストマのボディ１０に切り込んで形成してもよい。

【００１８】図１に示されるように、螺旋状の溝１２
は、図５に示されるストリップ１８の先細の始端部２２
を受け入れるようになっているスロット２０を有するこ
とが好ましい。ストリップ１８の先細の始端部２２はス
ロット２０の中に挿入され、ストリップ１８は溝１２の
最上部に位置し、ボディ１０の下部１６までの全域にわ
たってストリップ１８を溝１２内に配置することによっ
てボディ１０に巻き付けられることが好ましい。ストリ
ップ１８は当該技術分野において周知の接着剤によって
溝１２に固定されるか、あるいは、ストリップ１８は、
貼付以前にその下側に塗布され、かつ巻付け式のゴルフ
クラブ用グリップに関して当該技術分野において周知の
剥離可能な保護テープで覆われた接着剤を備えていても
よい。ストリップ１８の終端部も、ストリップがボディ
１０の下部１６における溝１２の最下端部に嵌まるよう
に先細の始端部２２と同様に先細に形成されていてもよ
い。あるいは、ストリップ１８は、嵌まるようにただ切
断されてもよく、その場合は、巻付け式のゴルフクラブ
用グリップと同様に１本のテープでボディ１０の底部に
固定されることが好ましい。

【００１９】本発明によるストリップ１８は、限定され
るものではないが、熱可塑性材料、熱硬化性材料、発泡
ゴム材料などのゴム材料、ポリウレタン、人工皮革、皮
革、人工コルク、織物すなわちフェルトなどの繊維材
料、他の人工材料または人工繊維、またはそれらの組合
せを含む、エラストマーの露出した上方表面１７とは異
なる第２の、すなわち別の材料で作られる。図６は、発
泡ゴム層２６に接着されたポリウレタン層２４を含むス
トリップ１８の側面図である。ストリップ１８はまっす
ぐな縁を有するものとして示されているが、削る、すな
わち傾斜をつけた縁を有することもできると理解すべき
である。また、螺旋状の溝１２はまっすぐな壁で示され
ているが、ストリップ１８の削り部と嵌まる斜めの壁を
有していてもよいことを理解すべきである。溝１２およ
びストリップ１８の幅（ｗ２）は、ストリップ１８を溝
１２の中に容易に配置および固定できるように互いに通
常の成形公差内で一致するように選択される。単に説明
のために、ストリップ１８の幅は約１〜２センチメート
ル（ｃｍ）であり、約１．５ｃｍであることが好まし
い。ストリップ１８の厚さ（ｔ）は、快適な手触り、す
なわち握りを提供するのに望ましい厚さであれば、どの
ような厚さに設定することもできる。やはり単に説明の
ために、適切な厚さ（ｔ）の例は約１〜２ミリメートル
であり、巻付物が、溝１２によってエラストマのボディ
１０に形成される露出した上方表面１７と同一平面にあ
ることが要望されるのであれば、溝の深さ（ｄ）はスト
リップ１８の厚さ（ｔ）に合うように設定する。露出し
た上方表面１７と同一平面にある巻付物（ストリップ１
８）の例は図７に示されている。図１に示されているよ
うに、露出した上方表面１７は、ストリップ１８と交互
に並んで螺旋を描き、複数の材料から成る表面をグリッ
プの全長にわたって形成する。グリップは、少なくとも
２種類の材料をグリップの全長にわたってその表面に交
互に有する。

【００２０】他の実施形態は、巻付物（ストリップ１
８）が、露出した上方表面１７より高くなるように、ス
トリップ１８の厚さ（ｔ）を溝１２の深さ（ｄ）より大
きくなるように設定することを含む。同様に、ストリッ
プ１８は、露出した上方表面１７がより高くなるように
溝１２の深さより小さい厚さを有するものでもよい。本
発明により、ストリップ１８および／または溝１２の厚
さ、深さ、および幅の変更が、巻付け式のゴルフクラブ
用グリップに対するいつもの感触やデザインに合わせて
容易に行えることがすぐに明らかとなるはずである。前
述のように、ストリップ１８は、ストリップ１８を溝１
２内にしっかりと配置できるように、剥離可能な保護テ
ープで覆われた接着剤をさらに有していてもよい。ある
いは、ストリップ１８を溝１２の中に固定するために別
個の接着剤が塗布されてもよい。

【００２１】本発明の他の特徴は、ストリップ１８を、
複数の材料から成る表面を形成することに加え、見た目
に美しい色と感触の組合せを提供する任意の選択色また
は感触のものにできることである。また、ボディ１０上
の露出した上方表面１７は、特注のデザインであること
をよりはっきりと示すべく着色された、図２に示される
ようなくぼみ３０を含んでいてもよい。このように、本
発明による巻付け式のゴルフクラブ用グリップは、グリ
ップの機能上の長さ全体にわたって多様なグリップの外
観と感触を有する。これによって、グリップの全長にわ
たる複数の材料から成る表面構造に基づく、巻付け式の
グリップの独特にして好ましく異なる外観および感触特
性が可能となっている。

【００２２】本発明の他の態様によれば、エラストマか
ら作られた概ね円筒形のボディ１０を準備するステップ
と、ボディ１０の上部１４からボディ１０の下部に延び
るように螺旋状の溝１２をボディ１０に形成するステッ
プとを備え、ボディ１０が、工作物の一端の上に滑るよ
うに嵌合する穴１１をさらに有し、異なる材料のストリ
ップ１８を溝１２の中に配置するステップと、ストリッ
プ１８を溝１２の中に固定するステップとを備えた巻付
け式のグリップを作製する方法が提供される。ストリッ
プ１８は、一個の差込部品を形成するようにボディ１０
に事前に巻き付けてもよく、あるいは、ボディ１０がゴ
ルフクラブのシャフトに取り付けられた後にボディ１０
に巻き付けてもよい。

【００２３】エラストマのボディ１０は、それと一体型
に形成された、中心穴３４を含むキャップ３２を含んで
いることが好ましい。他の実施形態としては、エラスト
マのボディ１０の上に配置され、嵌合タイプの取り付
け、もしくは接着剤によって、またはその組合せによっ
て、エラストマのボディ１０にくっつけるように形成さ
れた別個のエンドキャップを用意してもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による、ゴルフクラブのグリップなどの
巻付け式グリップの側面図である。

【図２】本発明による、ゴルフクラブのグリップなどの
エラストマボディを示す側面図である。

【図３】ゴルフクラブのグリップの上面図である。

【図４】ゴルフクラブのグリップの底面図である。

【図５】本発明の好適な実施形態によるストリップの一
部を示す正面図である。

【図６】本発明の好適な実施形態によるストリップの一
部を示す側面図である。

【図７】図１の巻付け式のゴルフクラブ用グリップの一
部分（７−７線）の断面図である。

【符号の説明】

８ グリップ １０ ボディ １１ 穴 １２ 溝 １４ 上部 １６ 下部 １７ 上方表面 １８ ストリップ（巻付物） ２０ スロット ２２ 始端部 ２４ ポリウレタン層 ２６ 発泡ゴム層 ３０ くぼみ ３２ キャップ ３４ 中心穴

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムス ジェイ ウルリッチ アメリカ合衆国 28352 ノースカロライ ナ州 ローリンバーグ スコッチ メドウ ドライブ 8121 (72)発明者 デニス チェスター ウィコフ アメリカ合衆国 28352 ノースカロライ ナ州 ローリンバーグ エディンバラ ド ライブ 11340 Ｆターム(参考） 2C002 AA06 GG07 MM01

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エラストマのボディ（１０）が工作物に
   滑るように入れられるように形成された穴（１１）を有
   し、前記エラストマのボディ（１０）の上部（１４）か
   ら前記エラストマのボディ（１０）の下部（１６）まで
   延びている螺旋状の溝（１２）を有する、概ね円筒形の
   形状のエラストマのボディ（１０）と、 前記螺旋状の溝（１２）内に配置され、複数の材料から
   成る表面を備えた巻付け式のグリップを形成するように
   組み合っている、ボディ（１０）とは別の材料のストリ
   ップ（１８）とを有する、巻付け式グリップ。
2. 【請求項２】 前記ストリップ（１８）が、皮革、ポリ
   ウレタン、天然繊維、合成繊維、天然織物、人工コル
   ク、熱可塑性材料、熱硬化性材料、発泡ゴム、およびそ
   の組合せよりなる群から選択された材料を含む、請求項
   １に記載の巻付け式グリップ。
3. 【請求項３】 前記ストリップ（１８）が、ポリウレタ
   ン層に接着された発泡ゴム層を含む、請求項１に記載の
   巻付け式グリップ。
4. 【請求項４】 前記ストリップ（１８）がポリウレタン
   層を含む、請求項１に記載の巻付け式グリップ。
5. 【請求項５】 前記エラストマのボディ（１０）が、一
   体に形成されたキャップ（３２）を有する、請求項１に
   記載の巻付け式グリップ。
6. 【請求項６】 前記エラストマのボディ（１０）が、前
   記ストリップ（１８）の一端（２２）を受け入れるスロ
   ット（２０）を、前記エラストマのボディ（１０）の上
   部（１４）にさらに有する、請求項１に記載の巻付け式
   グリップ。
7. 【請求項７】 前記ストリップ（１８）は、前記スロッ
   ト（２０）に滑るように受け入れられるように形成され
   た先細になった始端部（２２）を有する、請求項６に記
   載の巻付け式グリップ。
8. 【請求項８】 前記ストリップ（１８）は、前記グリッ
   プ（８）の下部（１６）において前記螺旋状の溝（１
   ２）に嵌まるように形成された先細になった終端部をさ
   らに有する、請求項７に記載の巻付け式グリップ。
9. 【請求項９】 エラストマから作られた差込式のゴルフ
   クラブ用グリップ（８）において、前記ゴルフクラブ用
   グリップ（８）の上部（１４）から前記ゴルフクラブ用
   グリップ（８）の下部（１６）まで延びる螺旋状の溝
   （１２）を有し、前記螺旋状の溝（１２）は、巻付け式
   のゴルフクラブ用グリップを製作するために前記エラス
   トマとは別の材料から成るストリップ（１８）を受け入
   れるように形成されている、ゴルフクラブ用グリップ。
10. 【請求項１０】 一体に形成されたキャップ（３２）を
    さらに有する、請求項９に記載のゴルフクラブ用グリッ
    プ。
11. 【請求項１１】 前記ストリップ（１８）の一端（２
    ２）を受け入れるスロット（２０）を、前記ゴルフクラ
    ブ用グリップ（８）の上部（１４）にさらに有する、請
    求項９に記載の差込式のゴルフクラブ用グリップ。
12. 【請求項１２】 エラストマで作られた、概ね円筒形の
    ボディ（１０）を準備するステップと、 工作物の一端上に滑るように嵌合する穴（１１）を有す
    る前記ボディ（１０）の上部（１４）から前記ボディ
    （１０）の下部（１６）まで延びる螺旋状の溝（１２）
    を前記ボディ（１０）に形成するステップと、 巻付け式のグリップ（８）を製作するために前記溝（１
    ２）内に材料のストリップ（１８）を配置し、前記溝
    （１２）内に保持するステップとを有する、巻付け式グ
    リップの製造方法。
13. 【請求項１３】 前記ストリップ（１８）の一端（２
    ２）を受け入れるスロット（２０）を前記グリップ
    （８）の上部（１４）に形成するステップをさらに備え
    る、請求項１２に記載の巻付け式のグリップの製造方
    法。
14. 【請求項１４】 前記ストリップ（１８）を発泡ポリウ
    レタン層で形成するステップをさらに備える、請求項１
    ３に記載の巻付け式のグリップの製造方法。