JP2003228462A - Sanキャッシュ装置 - Google Patents

Sanキャッシュ装置

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JP2003228462A
JP2003228462A JP2002026538A JP2002026538A JP2003228462A JP 2003228462 A JP2003228462 A JP 2003228462A JP 2002026538 A JP2002026538 A JP 2002026538A JP 2002026538 A JP2002026538 A JP 2002026538A JP 2003228462 A JP2003228462 A JP 2003228462A
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san
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cache
memory
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JP2002026538A
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Hironao Takahashi
宏尚 高橋
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STORAGE NETWORKS Inc E
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E-STORAGE NETWORKS Inc
STORAGE NETWORKS Inc E
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SAN環境のデータキャッシュ装置にお
いて、スピードの遅いデバイスにその検索時間等が影響
されることなく、常にスピードがあり、高い検索能力を
実現する。 【解決手段】 SANスイッチ1、 SANデータストレー
ジ2、及びSANキャッシュ装置5を有し、SANキャッシュ
装置5は、CPU及びCPU配下のローカルメモリーを有し、
読み込み及び書き込みのブロックデータをCPU配下のロ
ーカルメモリーの一部領域を利用したキャッシュメモリ
でキャッシュし、読み込み及び書き込みされたブロック
データのブロックデータ番号毎に、一定時間における読
み込み及び書き込みされる頻度をカウントし、このカウ
ントされた頻度が所定の条件に適合する場合には、該当
するブロックデータ番号のブロックデータはキャッシュ
メモリーに固定し常駐化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用型SANキャッ
シュ装置に関し、SAN(ストレージ・エリア・ネットワー
ク:Storage Area Network)におけるFCデータ通信にお
いて、データの検索、書き換えを行うとともにそのデー
タをキャッシュメモリーに一時的に保存したりこれを書
き換えたりして、このキャシュメモリーで、データの読
み込み及び書き込みを代行し、多数のデータ検索要求に
対処し、データの検索能力を増大させる機能を有するも
のである。なお、本明細書では、キャッシュメモリーに
データを一時的に保存したり、又はこれを書き換えたり
することを「キャッシュする」と言う。
【0002】
【従来の技術】近年発展がめざましい、SAN(Storage Ar
ea Network)は、SAN型ディスクストレージにSANスイッ
チを介して複数のコンピュータシステムが接続されるス
トレージのネットワークである。
【0003】図1(a)は、従来の一般的なSANの構成
図を示しており、この従来のSAN では、SANスイッチ1
は、SANディスクストレージ2又はバックアップテープ
装置3等のSANデータストレージと複数のコンピュータ
とを接続している。
【0004】そして、SANスイッチ1は単なる接続装置
として機能し、複数のコンピュータとSANデータストレ
ージ(SANディスクストレージやバックアップテープ装
置等)2、3とのデータの読み込み及び書き込み(Read
/Write)のためのデータの入出力を行っているだけであ
る。そして、入出力するデータのブロック番号を感知し
てデータの最適化を図ったり、データをキャッシュして
高速化するものではない。
【0005】ところで、今日のSANを利用する環境にお
いて、共有化されたコンテンツが搭載されるSANデータ
ストレージを検索する場合、同時に、多重にアクセスが
集中してしまう可能性があり、多くのコンピュータシス
テムに多くの待ち時間が発生し、検索レスポンスの低下
を招いてしまう。
【0006】大容量で且つ高いデータ転送能力を持ち合
せている現在のSAN型データストレージではあるが、同
時多重のデータ検索、配信能力にはSANデータストレー
ジが、ハードディスクドライブを使用するためどうして
もある定量時間(10ミリ秒)を必要とされる。それ
故、この点は、ストレージ共有型の構造をもつSANにお
いては、今後益々データ検索件数が増大する環境におい
て問題視されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図1(a)に示す従来
のSAN環境では、SAN型ディスクストレージをSANスイッ
チ等を介して複数のコンピュータでディスクの共有化や
多重化が可能であったが、複数のコンピュータシステム
に接続されるので、コンピュータシステムから見たデー
タ検索能力は、接続されているSANデータストレージ(S
ANディスクストレージやSANテープ装置等)の配信能力
及び接続数に依って決定される。
【0008】そして、接続されるSANデータストレージ
の能力に合わせてデータ転送するので、コンピュータ側
からのアクセス頻度に対して接続されているディスクス
トレージの能力内でしか処理できず1秒間に数十から数
百回程度の検索能力しか実現できなかった。特に、テー
プ装置等スピードの遅いSANデータストレージがあると
スピードが遅くなる。このようなことから、結果的にス
ピードと検索能力が低下する傾向があった。
【0009】よって、本発明の第1の課題は、従来のSA
N環境の問題であったデータ検索能力の低下を解決する
ことであり、接続されたスピードの遅いデバイスにその
検索時間等を影響されることなく、常にスピードがあ
り、高い検索能力とSAN特有の機能であるLAN不要なバッ
クアップを可能とすることである。
【0010】本発明の第2の課題は、SANディスクスト
レージのデータを読み出す時のみにしかデータをキャッ
シュできないという問題を解決することであり、読み及
び書き込みともにデータをキャッシュすることができ、
wwwサーバーやデータ検索サーバーにおいて大幅な検索
能力向上を可能とすることである。
【0011】SANでは、従来のシリコンディスク装置を
データディスクとして使用することにより、データを読
み込み時のみではなく書き込み時も高速化することも考
えられる。しかしながら、このような従来のシリコンデ
ィスク装置の使用は、それ自体がデータディスクとして
対応するものであるから、あくまでも事前に使用者がデ
ータを書き込む作業をしておく必要があり、その運用毎
に書き換え作業が発生する。また、高価な半導体メモリ
ーを採用するため大容量化は価格的に難しい場合が多
く、あくまでも限られたデータのみをあらかじめ書き込
んでおくというプロセスを伴う。
【0012】よって、本発明の第3の課題は、従来のシ
リコンディスク装置をデータディスクとして使用する場
合に必要な、使用者による事前のデータの書き込む作業
やその運用毎に書き換え作業をすることなく、しかも大
容量のデータを運用可能な低コストの高速メモリーを実
現することである。
【0013】従来のSAN 環境下では、SANディスクスト
レージ又はバックアップテープ装置等のデバイスを複数
のコンピュータに接続するために、SANスイッチが接続
されている。しかしながら、このようなSANスイッチは
単なる接続装置にすぎず、データのブロック番号を感知
してデータの最適化を図ったり、データをキャッシュし
て高速化するものではない。
【0014】よって、本発明の第4の課題は、従来のSA
Nスイッチと共存し、従来のSANスイッチでは備えていな
い、運用中の全てのコンピュータからのブロックデータ
をキャッシュして、データの検索能力のアップを実現す
ることであり、しかも、必要に応じて二重化等の冗長性
を取る事が出来、さらに負荷分散のためのクラスタリン
グ構成を可能とすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ストレージ・エリア・ネットワークに接続
されたSANスイッチと、 SANデータストレージとの間に
接続されたSANキャッシュ装置であって、その機能を専
用パソコンハードウェアに専用キャッシュソフトウェア
を搭載したもので実現するものであり、CPUと、該CP
Uに直接接続されたメモリーと、該メモリーの一部領域
に一時的に保存しているデータを固定する条件を記憶す
る手段とを有し、上記SANデータストレージに係る読み
込み及び書き込みのデータを上記メモリに一時的に保存
するとともに、上記読み込み及び書き込みされたデータ
の番号毎に、一定時間における読み込み及び書き込みさ
れる頻度をカウントし、該カウントされた頻度が上記条
件に適合する場合には、該当する番号のデータは上記メ
モリーの上記一部領域に固定することを特徴とするSAN
キャッシュ装置を提供する。
【0016】上記データはブロックデータであり、上記
番号はブロック番号であることを特徴とする。
【0017】上記CPUとメモリーの組合せは、1又は2
以上設けられていることを特徴とする。
【0018】上記SANスイッチとSANキャッシュ装置が一
対一に対応して接続されて成る第1の組合せと第2の組
合せが設けられており、上記SANデータストレージは複
数設けられており、上記第1の組合せのSANスイッチ
は、上記第2の組合せのSANキャッシュ装置にも接続さ
れており、上記第2の組合せのSANスイッチは上記第1
の組合せのSANキャッシュ装置にも接続されており、上
記第1の組合せのSANスイッチと上記第2の組合せのSAN
スイッチは、夫々上記複数のSANデータストレージの全
てに接続されている構成としてもよい。
【0019】上記SANスイッチとSANキャッシュ装置が一
対一に対応して接続されて成る組合せが複数設けられて
おり、上記SANデータストレージは一又は複数設けられ
ており、上記複数の組合せの複数のSANスイッチは、ク
ラスタリング接続されているとともに、上記一つのSAN
データストレージに接続されている構成としてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を実施例
に基づいて図面を参照して説明する。図1は、従来の一
般的なSAN(Storage Area Network)の構成と対比して、
本発明に係るSANキャッシュ装置の概念を説明するため
の図である。従来のSANの構成を示す図1(a)につい
てはすでに説明したのでここでは省略する。
【0021】図1(b)には、LAN等における複数のコ
ンピュータと接続するSANスイッチ1、SANディスクスト
レージ2及びバックアップテープ装置3等の全体的な接
続構成4が示されている。本発明では、従来とは全く異
なった概念を導入している。
【0022】即ち、本発明では、SANスイッチ1とSANデ
ィスクスストレージ2(SAN データストレージ)との間
に、本発明の特徴とするSANキャッシュ装置(SAN Cash
Appliance)5が設けられている。
【0023】このSANキャッシュ装置5は、その詳細は
後述するが、基本的には、CPU、メモリー等を備えた汎
用的なコンピュータハードウエアであり、従来のSANで
は、SANスイッチ1とSAN ディスクストレージ2との間
に汎用的なコンピュータハードウエアを接続するような
発想は全くなかった。
【0024】このような構成を採用することにより、本
発明は、SANディスクストレージ2にアクセスし検索時
にブロックデータの読み込み及び書き込み(Read/Writ
e。書き込みには書き換えも含む。)を夫々する際には、
SANキャッシュ装置のローカルメモリーの一部の領域を
キャッシュメモリーとして使用し、このキャッシュメモ
リーに、上記読み込み及び書き込みを夫々したブロック
データをキャッシュし、又これを書き換えたりする。そ
して、このキャッシュメモリーがSANディスクストレー
ジ2の代行として検索に対応する。
【0025】そして、一定時間における読み込み及び書
き込みのためのアクセス頻度が高いブロック番号(ブロ
ックアドレス)のブロックデータは、キャッシュメモリ
ーに固定(Fix)される。これにより、上記アクセス頻
度の高いデータについては、直接SANディスクストレー
ジ2での読み込み及び書き込みが行われることなく、キ
ャシュメモリーで、データの読み込み及び書き込みが行
われ、データの検索能力を増大し、SANにおいて多数の
データ検索要求に迅速な対処を可能とするものである。
【0026】(実施例1)図2は、本発明に係るSANキ
ャッシュ装置の実施例1を説明する図である。図2の接
続構成6で示すように、実施例1のSANキャッシュ装置
7は、SANスイッチ1とSANディスクストレージ5との間
に接続されて設けられている。
【0027】SANキャッシュ装置7は、2つのFC インタ
ーフェース8、9(図2中ではFCHBA(Fibre Chanel Ho
st Bus Adapter)で示されている。)と、汎用的なコン
ピュータハードウエアとを備えている。
【0028】この汎用的なコンピュータハードウエア
は、CPU10及び該CPU10に直結して制御される(これ
を本明細書では「CPU配下」という。)ローカルメモリ
ー11と、インターフェース(I/F)12を介したハード
ディスク13と、これらのハードウェア構成要素(ハー
ドウェア資源)8〜13を接続する内部バス14とを備
えている。
【0029】内部バス14に接続された2つのFC イン
ターフェース8、9は、夫々SANキャッシュ装置7のイ
ンターフェースBUSカードスロットに装着されており、
そのうちの一方はFC スイッチ1に接続され外部との通
信に利用され、他方はSANストレージディスク2へ接続
されている。
【0030】内部バスに接続されたCPU10及び該CPU配
下のローカルメモリー11の組合せは、1又は2以上設
けられている(この実施例1では2つ接続されてい
る)。このCPU配下のローカルメモリー11は、その一
部をキャッシュメモリー領域(以下単に「キャッシュメ
モリー」という。)として使用され、SANキャッシュ装
置全体として、合計4Gbyteから32GByteまで搭載でき
る。
【0031】ハードディスク13には、Linux OSが搭載
されている。さらにハードディスク13には、CPU配下
のローカルメモリー11の一部領域を利用するキャッシ
ュメモリーへ読み込み及び書き込みの際にブロックデー
タをキャッシュし、又上記のとおり読み込み及び書き込
みのためのアクセス頻度の多いブロック番号に係るブロ
ックデータについては固定する制御をCPU10が行うた
めの手順や条件が記憶されている。
【0032】即ち、SANディスクストレージ2に係る読
み込み及び書き込みの夫々のブロックデータを上記キャ
ッシュメモリーにキャッシュするとともに、読み込み及
び書き込みのためのアクセス頻度の多いブロック番号に
係るブロックデータは、CPU10の制御により、これを
キャッシュメモリー領域で固定する。
【0033】そして、その固定の条件(ブロック番号へ
のアクセスの頻度、データのタイプ、データの量等)や
手順に係るソフトもハードディスクに記憶されている。
要するに、ハードディスク10は、ローカルメモリーの
一部領域にキャッシュしているデータを固定する条件を
記憶する手段でもある。
【0034】内部バス14は、PCIバスが利用され、そ
のバススピードとして、64bit/66MHz以上を確保してい
る。このバススピードは、データの入出力に対して十分
なキャパシティーを持つことが出来、二重化等の冗長構
成を採用しても、多重アクセス能力を確保することがで
きる。
【0035】以上のとおり、本発明に係るSANキャッシ
ュ装置7は、基本的にはSAN内に存在するインテリジェ
ント型キャッシュメモリーとしての性格を持つ装置であ
る。ここで、この実施例1の作用を説明する。
【0036】本発明に係るSANキャッシュ装置7は、SAN
スイッチ1とSANディスクストレージ2間に設置し、SAN
ディスクストレージ2に読み込み、書き込むブロックデ
ータを、そのアクセスに際してローカルメモリー11の
一部領域を利用したキャッシュメモリーにキャッシュす
る。
【0037】そして、このようなキャッシュ動作に加え
て、このSANキャッシュ装置7では、CPU10の制御の下
で、初期設定されたサンプリング時間内で、読み込み及
び書き込みのあったブロックデータのブロック番号(SA
Nディスクストレージ2におけるブロックデータのブロ
ック番号)について、ブロック番号毎にアクセスのあっ
た頻度(回数)をカウントし、その頻度が予め設定され
た条件に適合するブロック番号に係るブロックデータを
抽出して、このブロックデータをローカルメモリーの一
部領域であるキャッシュメモリーに常駐するように固定
化し、以後、固定メモリーとして運用する。
【0038】このような動作は、ハードディスク13に
記憶された予め設定された手順や条件に基づいてCPU1
0により演算され処理が行われるものであるが、サンプ
リング時間は、初期設定において調整できるような構成
(具体的には上記固定条件や手順のソフト構成で初期設
定可能なように組み込む。)としてもよい。
【0039】又、固定化するための条件についても、上
記のように読み込み及び書き込みのためのアクセス頻度
だけでなく、ブロックデータの容量や種類によっても条
件設定を行ってもよい。例えば、容量が極めて大きいデ
ータについては、固定するとキャッシュメモリーの記憶
容量を大幅に減じるので頻度は多くても固定化しない等
の制御も可能となる。
【0040】なお、頻度の高いブロックデータを固定化
する以前の問題として、キャッシュメモリーへのブロッ
クデータのキャッシュについて、wwwサーバー、イント
ラネットサーバーでは、データ量の大きな画像ファイル
がキャッシュメモリーの多くのデータ領域を占めてしま
う等、一度に大量のデータ検索が発生し、その後の検索
にヒットする確立が低下してしまうおそれがある。この
対策として、キャッシュメモリーへのブロックデータの
キャッシュの際に、大容量のデータについてはキャッシ
ュしないようにCPU10で制御する手順や条件を組み込
んだソフトをハードディスク11に記憶させる構成とし
てもよい。
【0041】いずれにしろ、本発明に係るSANキャッシ
ュ装置7は、SANディスクストレージ2へのブロックデ
ータの入出力に際して、そのブロックデータの読み込
み、書き込みをするとともにともに、ブロックデータを
キャッシュし、使用頻度の高いブロックデータを抽出し
て、ローカルメモリー11の一部領域であるキャッシュ
メモリーに固定化することで、データのヒット率を高
め、シリコンメモリーディスクなみの高速性能を発揮さ
せることができる。
【0042】この結果、データ検索能力が圧倒的に高く
なり、高頻度のアクセスが行われるブロックデータのサ
ンプリングは、その後も継続して行われ、常にデータ検
索率を高めることができる。そして、SAN環境下のコ
ンピュータシステム側からすると、データベースアクセ
スの効率アップ及びインターネット上でのコンテンツ配
信の効果的な機能を助長することができる。
【0043】即ち、複数のコンピュータシステムが接続
されるSAN環境においても、接続されたスピードの遅いS
ANデータストレージ(テープ装置等)にその検索時間等
が影響されることなく、wwwサーバーやデータ検索サー
バーにおいて常に大幅な検索能力向上が達成できる。
又、SAN特有の機能であるLAN不要なバックアップを行う
事が出来る。
【0044】特に、本発明のSAN キャッシュ装置7は、
上記固定条件や手順を組み込んだソフトの根幹をなす専
用アルゴリズムにより、一定のサンプリング時間を設定
し、データの状態やタイプを読みとり、必要なデータの
みを抽出してローカルメモリーの一部領域であるキャッ
シュメモリーに常駐させ固定化することができるもので
あるから、従来のシリコンディスク装置を使用する技術
のように、事前に運用毎に使用者がアクセス頻度の高い
データを書き込む作業等をいちいちしなくても、自動的
に頻度の多いデータの書き換え作業が行われるので、大
容量、高速化データの検索要請に十分対処可能である。
【0045】又、本発明のSAN キャッシュ装置7は、C
PU配下のローカルメモリー11として、4GBから32GB
(従来品が64MBから1GB程度)のメモリーをCPU10の側
近に直結して配備し、このメモリーを大容量のデータに
対しても高速メモリーとして運用することが出来、しか
もSANディスクストレージ2は、1000GBから10,000GB
の使用を可能とする(実際の容量は接続したSANディス
クストレージの総和となる。)。
【0046】この結果、本発明に係るSAN キャッシュ装
置7は、待ち時間ゼロのSANキャッシュメモリー装置を
実現するものである。これは、データの検索能力は1秒
間に実に12万回を達成出来るものである。
【0047】さらに、SAN キャッシュ装置7は、外部イ
ンターフェース用のFCインターフェースに、64bit/66MH
z以上の内部バスで接続されている専用のキャッシュ装
置となっているため、他のジョブから発生する悪影響
(オーバーヘッド)は無く、汎用的なコンピュータハー
ドウエア構成でも十分なキャッシュメモリー能力を発揮
できる構成を持っている。
【0048】又、本発明に係るSAN キャッシュ装置7
は、汎用的なハードウエア構成を利用できるので、常に
その時点での最新性能を有するCPU、メモリー、I/O バ
ス等のハードウェア資源を使用でき、SAN利用者側にお
いて最新のコンピュータや最新サーバーが接続されて
も、常に十分対応することが可能である。
【0049】本発明に係るSAN キャッシュ装置7では、
予め設定されたサンプリング時間内でデータの使用状態
の履歴をとり、予め設定された使用頻度以上の使用され
たデータのみを抽出してローカルメモリー11のキャッ
シュメモリー領域で固定化して常駐させ、その後の検索
において高いデータヒット率を実現するものであるが、
データは、コンピュータから見た場合ブロックデータ番
号で管理されており、そのブロックデータ番号レベルの
データを一つの単位として管理する事で効率化が図られ
ている。
【0050】ところで、SAN キャッシュ装置7が1台で
はメモリー容量は、限られたものになるが、複数のSAN
キャッシュ装置を設け、さらに高いキャッシュメモリー
を得て大容量、高速データに対応可能とするとともに、
システムの障害に対する冗長構成を得ることができる。
これ以下の実施例2〜4において説明する。
【0051】(実施例2)図3は、本発明に係るSANキ
ャッシュ装置の実施例2を説明する図である。この実施
例2は、図3の接続構成15において、SANスイッチ1
6とSANキャッシュ装置17が一対一に対応して接続さ
れて成る第1の組合せ18と、SANスイッチ16’とSAN
キャッシュ装置17’が一対一に対応して接続されて成
る第2の組合せ19が設けられている。
【0052】そして、第1の組合せ18のSANスイッチ
16は、第2の組合せ19のSANキャッシュ装置17’
にも接続されており、第2の組合せのSANスイッチ1
6’は第1の組合せのSANキャッシュ装置17にも接続
されている。第1の組合せのSANキャッシュ装置17及
び第2の組合せのSANキャッシュ装置17’は、夫々複
数のSANディスクストレージ(図3中ではSAN Diskで記
載。)2から成るSANディスクストレージ群20に接続
されている。
【0053】これにより、第1の組合せ18と第2の組
合せ19は、夫々必要に応じてメモリーを補うことがで
き、大容量、高速データに対応可能とする。さらに、こ
の実施例2は、冗長構成を採用しており、第1の組合せ
18又は第2の組合せ19において障害が発生した場合
でも、第2の組合せ19又は第1の組合せ18に切り替
え、上記障害によるシャットダウンする等の影響を避け
ることができる。
【0054】(実施例3)図4は、本発明に係るSANキ
ャッシュ装置の実施例3を説明する図である。この実施
例3では、SANスイッチ21〜23とSANキャッシュ装置
24〜26が夫々一対一に対応して接続されて成る組合
せが複数(この実施例3では3つ)設けられており、SA
Nディスクストレージ2が一つ設けられている。
【0055】上記複数の組合せに係る複数のSANキャッ
シュ装置24〜26は、クラスタリング接続(クラスタ
リングコネクション)されている。そして、上記複数の
組合せに係る複数のSANキャッシュ装置24〜26は、
上記一つのSANディスクストレージ2に接続されてい
る。なお、SANディスクストレージは、実施例2のよう
に複数のSANディスクストレージから成るSANディスクス
トレージ群に接続する構成としてもよい(実施例4を参
照)。
【0056】このような構成により、実施例3は、高容
量のメモリーを得ることができ、大容量且つ高速のデー
タに対応可能となるとともに、冗長構成を得ることがで
き、複数パスに使用する事も可能であり、しかも高い拡
張性も備えることができる。
【0057】(実施例4)図5は、本発明の実施例4の
SANキャッシュ装置の外観斜視図を示す図である。この
実施例4のSANキャッシュ装置は、実施例3とほぼ同じ
構成であるが、SANディスクストレージを複数設けてSAN
ディスクストレージ群を構成し、このSANデータストレ
ージ群に、複数のキャッシュ装置を接続して構成したも
のである。
【0058】具体的には、この実施例4は、複数のSAN
キャッシュ装置27から成るSANキャッシュ装置群28
を備え、このSANキャッシュ装置群28を、複数のSANス
イッチから成るSANスイッチ群29と、複数のSANディス
クストレージから成るディスクストレージ群30との間
に接続して配置し、これらを一つのフレーム31内に装
荷しパッケージ化して構成されたことを特徴とするもの
である。
【0059】以上、本発明の実施の形態を実施例に基づ
いて説明したが、本発明はこのような実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事
項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでも
ない。
【0060】
【発明の効果】本発明に係るSAN キャッシュ装置は、上
記構成であるから、次のような効果を奏する。 (1)接続されたスピードの遅いデバイスにその検索時
間等が影響されることなく、常にスピードがあり、高い
検索能力とSAN特有の機能であるLAN不要なバックアップ
することができる。
【0061】(2)読み及び書き込みとともにデータを
キャッシュすることができ、wwwサーバーやデータ検索
サーバーにおいて大幅な検索能力向上を図ることができ
る。
【0062】(3)従来のシリコンディスク装置をデー
タディスクとして使用する場合に必要な、使用者による
事前のデータの書き込む作業やその運用毎に書き換え作
業をすることなく、しかも大容量のデータを運用可能な
低コストの高速メモリーを実現できる。
【0063】(4)従来のSANスイッチと共存し、従来
のSANスイッチでは備えていない、運用中の全てのコン
ピュータからのブロックデータをキャッシュして、デー
タの検索能力のアップを実現することであり、しかも、
必要に応じて二重化等の冗長構成を採用出来、さらに負
荷分散のためのクラスタリング構成を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例と本発明を対比する概念図である。
【図2】本発明の実施例1を説明する図である。
【図3】本発明の実施例2を説明する図である。
【図4】本発明の実施例3を説明する図である。
【図5】本発明の実施例4を説明する図である。
【符号の説明】
1、16、16’、21、22、23 SANスイッチ 2 SANディスクストレージ 3 バックアップテープ装置 4、6、15 接続構成 5、7、17’、24、25、26、27 SANキャ
ッシュ装置 8、9 FCインターフェース 10 CPU 11 ローカルメモリー 12 インターフェース 13 ハードディスク 14 内部バス 18 SANスイッチとSANキャッシュ装置の第1の組合
せ 19 SANスイッチとSANキャッシュ装置の第2の組合
せ 20、28 SANディスクストレージ群 29 SANスイッチ群 30 SANキャッシュ装置 31 フレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレージ・エリア・ネットワークに
    接続されたSANスイッチと、 SANデータストレージとの
    間に接続されたSANキャッシュ装置であって、その機能
    を専用パソコンハードウェアに専用キャッシュソフトウ
    ェアを搭載したもので実現するものであり、 CPUと、該CPUに直接接続されたメモリーと、該メモリー
    の一部領域に一時的に保存しているデータを固定する条
    件を記憶する手段とを有し、 上記SANデータストレージに係る読み込み及び書き込み
    のデータを上記メモリに一時的に保存するとともに、上
    記読み込み及び書き込みされたデータの番号毎に、一定
    時間における読み込み及び書き込みされる頻度をカウン
    トし、該カウントされた頻度が上記条件に適合する場合
    には、該当する番号のデータは上記メモリーの上記一部
    領域に固定することを特徴とするSAN キャッシュ装置。
  2. 【請求項2】 上記データはブロックデータであり、
    上記番号はブロック番号であることを特徴とする請求項
    1記載のSAN キャッシュ装置。
  3. 【請求項3】 上記CPUとメモリーの組合せは、1又
    は2以上設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のSAN キャッシュ装置。
  4. 【請求項4】 上記SANスイッチとSANキャッシュ装置
    が一対一に対応して接続されて成る第1の組合せと第2
    の組合せが設けられており、 上記SANデータストレージは複数設けられており、 上記第1の組合せのSANスイッチは、上記第2の組合せ
    のSANキャッシュ装置にも接続されており、 上記第2の組合せのSANスイッチは上記第1の組合せのS
    ANキャッシュ装置にも接続されており、 上記第1の組合せのSANスイッチと上記第2の組合せのS
    ANスイッチは、夫々上記複数のSANデータストレージの
    全てに接続されていることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のSAN キャッシュ装置。
  5. 【請求項5】 上記SANスイッチとSANキャッシュ装置
    が一対一に対応して接続されて成る組合せが複数設けら
    れており、 上記SANデータストレージは一又は複数設けられてお
    り、 上記複数の組合せの複数のSANスイッチは、クラスタリ
    ング接続されているとともに、上記一つのSANデータス
    トレージに接続されていることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のSAN キャッシュ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357872C (zh) * 2004-07-01 2007-12-26 电子存储网络株式会社 具有3.5英寸标准型磁盘形状的数据传送装置
JP2010009442A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujitsu Ltd ディスクアレイシステム、ディスク制御装置及びその再構築処理方法
JP2011530133A (ja) * 2008-08-04 2011-12-15 サンディスク アイエル リミテッド キャッシュコンテンツの記憶管理
US8549226B2 (en) 2004-05-14 2013-10-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Providing an alternative caching scheme at the storage area network level

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