JP2003225228A - 健康管理端末装置,コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

健康管理端末装置,コンピュータプログラム及び記録媒体

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JP2003225228A
JP2003225228A JP2002024826A JP2002024826A JP2003225228A JP 2003225228 A JP2003225228 A JP 2003225228A JP 2002024826 A JP2002024826 A JP 2002024826A JP 2002024826 A JP2002024826 A JP 2002024826A JP 2003225228 A JP2003225228 A JP 2003225228A
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JP
Japan
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mental state
computer
user
subject
health management
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Pending
Application number
JP2002024826A
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English (en)
Inventor
Rie Monchi
里絵 門地
Masakazu Asano
昌和 浅野
Hirokazu Genno
広和 源野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの精神状態を診断し、その診断結果に
応じた処理をユーザに施して精神状態の改善を図ると共
に、この健康管理をユーザに飽きさせることなく長期間
にわたって継続できる健康管理端末装置を提供する。 【解決手段】 音声出力及び音声入力によって対象者に
精神状態に関する問診を行い(S1)、対象者の回答内
容(S2)及び回答音声分析(S3)に基づいて対象者
の精神状態を診断し(S4)、精神状態が良くない場合
に(S5:NO)、複数の処理プログラム(励ましの言
葉の出力,リラックス呼吸法指導の提案,遊びの提案な
ど)から1つのものをランダムに選択してそれを実行す
る(S6〜S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象者(ユーザ)
の健康管理を支援するための健康管理端末装置、該健康
管理端末装置を実現するためのコンピュータプログラ
ム、及び、該コンピュータプログラムが記録されている
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】愛玩動物または想像上の動物などに形状
及び動作を模し、ユーザに親しみを感じさせる種々のロ
ボットが開発されている。このようなロボットは、スピ
ーカによってユーザへ音声を出力したり、マイクロフォ
ンによってユーザの音声を取り込んだり、CCDカメラ
によって画像を撮像したり、可動部を動作させたりする
ようになっている。
【0003】この種のロボットを例えば高齢者の在宅で
の健康管理に利用することが進められている。この場
合、ロボットは、問診を行って得られるユーザの体調,
気分などの問診結果、ユーザが自身で計測した体温,血
圧などの計測データを含むユーザの健康状態の情報を取
得して記憶しておき、記憶しておいたこれらの健康状態
の情報を定期的に病院,保健所などの医療機関に送信す
る。また、高齢者の容体が急変した場合には、所定の救
急病院へその旨を知らせる。更に、最近では、ユーザの
健康状態を計測するセンサ、例えば脈拍センサを内蔵し
ており、ユーザがこれに触れた際に脈拍を計測できるよ
うなロボットも開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような健康管理ロ
ボットは、同居家族または介護者がいなくてもユーザの
健康管理の助けとなるため、特に独り暮らしの高齢者に
とっては便利なものである。しかしながら、従来では、
ユーザの身体状態での変化に焦点が当てられることが多
く、ユーザの精神状態に関する対応が不十分であるとい
う問題がある。また、ロボット導入の初期時にはユーザ
も新鮮味があって興味を持ってロボットと付き合っては
いるが、毎日所定の処理を繰り返すことになるため、月
日の経過に伴ってユーザが徐々に興味が薄れて飽きてし
まうことになるという問題がある。
【0005】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ユーザの精神状態の診断結果に応じた適切な処
理をユーザに施すことにより、ユーザの精神状態の改善
を図れる健康管理端末装置、該健康管理端末装置を実現
するためのコンピュータプログラム、及び、該コンピュ
ータプログラムが記録されている記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、ユーザに対する処理
内容をランダムに選択することにより、ユーザが長期間
の利用にも飽きがこないようにして、ユーザの利用の意
欲(モチベーション)を維持させて長期間にわたる利用
を可能とする健康管理端末装置、該健康管理端末装置を
実現するためのコンピュータプログラム、及び、該コン
ピュータプログラムが記録されている記録媒体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る健康管理
端末装置は、精神状態に関する問診を行う手段と、問診
結果に基づいて精神状態を診断する手段と、精神状態を
改善するための複数の処理プログラムを格納している手
段と、前記複数の処理プログラムから1つの処理プログ
ラムを選択して実行する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】第2発明に係る健康管理端末装置は、対象
者の健康管理を支援する健康管理端末装置において、対
象者に精神状態に関する問診を行うべく音声を出力する
手段と、問診における対象者の音声回答を入力する手段
と、対象者の音声回答に基づいて対象者の精神状態を診
断する診断手段と、対象者の精神状態を改善するための
複数の処理プログラムを格納している手段と、前記複数
の処理プログラムから1つの処理プログラムを選択して
実行する手段とを備えることを特徴とする。
【0009】第3発明に係る健康管理端末装置は、第1
または第2発明において、前記処理プログラムの選択を
ランダムに行うようにしてあることを特徴とする。
【0010】第4発明に係る健康管理端末装置は、第2
または第3発明において、問診における対象者の回答時
の音声を分析する分析手段を備えており、前記診断手段
は、問診における対象者の回答内容と、前記分析手段に
よる音声分析結果とに基づいて対象者の精神状態を診断
するべくなしてあることを特徴とする。
【0011】第5発明に係るコンピュータプログラム
は、コンピュータに、健康管理を支援させるコンピュー
タプログラムにおいて、コンピュータに、精神状態に関
する問診を行わせるステップと、コンピュータに、問診
結果に基づいて精神状態を診断させるステップと、コン
ピュータに、格納してある精神状態を改善するための複
数の処理プログラムから1つの処理プログラムを選択さ
せて実行させるステップとを有することを特徴とする。
【0012】第6発明に係るコンピュータプログラム
は、第5発明において、コンピュータに、前記処理プロ
グラムの選択をランダムに行わせるステップを有するこ
とを特徴とする。
【0013】第7発明に係るコンピュータプログラム
は、第5または第6発明において、コンピュータに、問
診における回答時の音声を分析させるステップと、コン
ピュータに、問診における回答内容と音声分析結果とに
基づいて精神状態を診断させるステップとを有すること
を特徴とする。
【0014】第8発明に係る記録媒体は、コンピュータ
に、健康管理を支援させるコンピュータプログラムを記
録してある、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒
体において、コンピュータに、精神状態に関する問診を
行わせるステップと、コンピュータに、問診結果に基づ
いて精神状態を診断させるステップと、コンピュータ
に、格納してある精神状態を改善するための複数の処理
プログラムから1つの処理プログラムを選択させて実行
させるステップとを有するコンピュータプログラムが記
録されていることを特徴とする。
【0015】第1,第5,第8発明にあっては、精神状
態に関する問診結果に基づいて精神状態を診断し、予め
準備しておいた複数の処理プログラム(励ましの言葉の
出力,リラックス呼吸法指導の提案,遊びの提案など)
から1つのものを選択してそれを実行する。よって、対
象者の精神状態に応じて適切な処理を行えて、精神状態
の改善を図れる。
【0016】第2発明にあっては、音声出力及び音声入
力にて、対象者に精神状態に関する問診を行い、対象者
の回答に基づいて対象者の精神状態を診断し、予め準備
しておいた複数の処理プログラムから1つのものを選択
してそれを実行する。よって、対象者の精神状態に応じ
て適切な処理を行えて、精神状態の改善を図れる。
【0017】第3,第6発明にあっては、対象者に施す
処理プログラムをランダムに選択する。よって、いつも
決まった処理を対象者に施すことがなくなり、対象者が
飽きることはなく、長期にわたって健康管理を継続して
行える。
【0018】第4,第7発明にあっては、問診における
対象者の回答を音声分析し、その分析結果と問診の回答
内容とに基づいて対象者の精神状態を診断する。よっ
て、対象者の精神状態におけるより正確な診断結果が得
られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1及び図2は、本発明
に係る健康管理端末装置の一例としての健康管理ロボッ
ト1(以下、単にロボット1という)の要部構成を示す
斜視図及びブロック図である。図において、ロボット1
は、プラスチックまたは布地などで外殻が形成されてお
り、ユーザに親しみを感じさせるように、愛玩動物また
は想像上の動物などを模した形状をなしている。ロボッ
ト1には、所定の動作を夫々行わせる複数のモータM,
M,…を含む動作機構が内蔵されている。
【0020】ロボット1の胴部の正面には、マイクロフ
ォン12aが設けられており、マイクロフォン12a
は、増幅器13a及びA/D変換器14aを介してCP
U15に接続されている。そして、ロボット1の付近に
いるユーザからの音声は、マイクロフォン12aによっ
てアナログ信号の音声信号に変換され、この音声信号が
増幅器13aによって増幅される。この増幅器13aか
ら出力された音声信号は、A/D変換器14aによって
デジタル信号に変換され、CPU15に与えられるよう
になっている。
【0021】また、CPU15には、音声再生回路16
が接続されている。音声再生回路16は、後述する問診
の質問内容,ユーザへの励ましの言葉などの複数の音声
データを格納しているROMを内蔵しており、CPU1
5から出力された制御信号によって、そのROMから音
声データを読み出し、デジタル信号の音声信号を出力す
るようになっている。音声再生回路16は、D/A変換
器17に接続されており、D/A変換器17は、増幅器
13bを介してロボット1の頭部の正面に設けられたス
ピーカ12bに接続されていて、音声再生回路16から
出力された音声信号が、D/A変換器17によってアナ
ログ信号に変換され、これが増幅器13bによって所定
量増幅された後、スピーカ12bに与えられ、可聴音と
して出力されるようになっている。
【0022】ロボット1の胴部のマイクロフォン12a
の上側には、CCDカメラ12cが設けられており、ロ
ボット1の周囲を撮像するようになっている。CCDカ
メラ12cは、A/D変換器14bに接続されており、
A/D変換器14bは、画像メモリ18に接続されてい
る。画像メモリ18はCPU15に接続されている。C
CDカメラ12cによって周囲の画像が撮像され、この
画像のアナログ信号がCCDカメラ12cから出力され
て、A/D変換器14bによってデジタル信号に変換さ
れ、画像メモリ18に画像のデジタルデータ(画像デー
タ)として格納される。
【0023】CPU15には、複数の駆動回路19,1
9,…が接続されており、駆動回路19,19,…に
は、夫々モータM,M,…が接続されている。ロボット
1が所定の動作を行うように、CPU15から駆動回路
19,19,…へ制御信号が出力されて、その制御信号
に基づき駆動回路19,19,…によってモータM,
M,…が駆動されるようになっている。
【0024】CPU15には、マイクロフォン12aか
ら取り込まれたユーザの音声を、そのピッチ,強さなど
に基づいて、分析する音声分析回路20が接続されてい
る。また、CPU15には、後述するようにユーザの気
分の点数,ユーザの精神状態の診断結果などの情報を記
載するホームページを作成するホームページ作成部21
が接続されている。
【0025】更に、CPU15には、後述する処理(問
診処理,問診後にユーザに対して行う各種の処理など)
を行うためのプログラムが格納されているROM22、
及びCPU15のプログラムの実行時に一時的に発生す
るデータを格納するRAM23が接続されている。
【0026】次に、このような構成を有する本発明に係
るロボット1を用いたユーザとロボット1との動作につ
いて説明する。図3は、ロボット1のCPU15におけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【0027】まず、CPU15は、ユーザに対して精神
状態に関する問診を行う(ステップS1)。具体的に、
CPU15は、音声再生回路16へ制御信号を出力し
て、スピーカ12bから「最高の気分を100点とし
て、今日の気分は何点ですか?」とう音声を出力させ
る。
【0028】CPU16は、この問診におけるユーザか
らの音声回答をマイクロフォン12aを介して取得する
(ステップS2)。音声分析回路20は、入力された音
声のピッチ,強さなどを参考にして、現在のユーザの精
神状態を分析し(ステップS3)、その分析結果をCP
U15へ送る。CPU15は、ユーザの回答内容(気分
の点数)とこの分析結果とに基づいて、ユーザの精神状
態を診断する(ステップS4)。
【0029】なお、上記例では、気分の点数をユーザに
答えさせるような問診を行うこととしたが、これとは異
なり、予め質問すべき複数の項目(GHQ,自尊感情尺
度など)を設定しておき、それらの質問項目夫々にユー
ザがロボット1の「○」マーク11aまたは「×」マー
ク11bの何れかを選択して答えていくような様式も可
能である。このような場合には、その回答結果を点数化
して、前記回答内容(気分の点数)とすれば良い。な
お、このような質問項目夫々にユーザが音声にて「はい
/いいえ」で答えても良く、更に、このような質問項目
夫々に対してタッチパネルのタッチ選択にて答えていく
ことも可能である。
【0030】CPU15は、その診断結果が良好である
か否かを判断する(ステップS5)。良好である場合に
は(S5:YES)、動作を終了する。
【0031】一方、精神状態が良好でない場合に(S
5:NO)、CPU15は、ROM22に格納されてい
る各種の処理プログラムから1つの処理プログラムをラ
ンダムに選択する(ステップS6)。この処理プログラ
ムは、大きく分けて2種類存在し、1つはユーザに”励
ましの言葉”をかけることであり、もう1つはある処理
を提案することである。前者の処理プログラムはユーザ
の承諾なしに行われ、後者の処理プログラムは提案がユ
ーザに受け入れられた後に行われる。
【0032】CPU15は、その選択内容を判断し(ス
テップS7)、”励ましの言葉”が選択された場合に
(S7:YES)、CPU15は、音声再生回路16の
ROMに格納されている複数の”励ましの言葉”から1
または複数の”励ましの言葉”を選択し、それをスピー
カ12bから音声出力させる(ステップS8)。このよ
うな”励ましの言葉”としては、「大丈夫?」,「元気
出してね」,「どうかしたの?」,「頑張ってね」など
が使用される。
【0033】”励ましの言葉”以外の処理プログラムが
選択された場合(S7:NO)、CPU15は、その処
理プログラムをスピーカ12bによる音声出力によって
ユーザに提案する(ステップS9)。そして、CPU1
5は、その提案に対してユーザが承諾したか否かを、マ
イクロフォン12aを介した承諾の有無を示す音声入力
によって判断し(ステップS10)、承諾の音声を認識
した場合に(S10:YES)、CPU15は、その処
理プログラムをユーザに対して実行する(ステップS1
1)。
【0034】このような処理プログラムの提案・実行の
具体例としては、例えば以下のようなものが挙げられ
る。 (1)10秒呼吸法の実施 最初ユーザに「10秒深呼吸をしますか?」と提案し、
ユーザが「はい」の承諾の返事を発した後に、所定の音
声ガイドに従ってリラックスのための10秒呼吸法が実
行される。
【0035】(2)音声メモの再生 予めユーザの孫のA子ちゃんの一言(例えば「大好き
よ」,「また一緒に遊んでね」など)を録音しておく。
そして、ユーザに「A子ちゃんの声を聞きますか?」と
提案し、ユーザが「はい」の承諾の返事を発した後に、
その録音しておいた声を再生する。
【0036】(3)遊びの実施 例えばユーザに「しりとりでもして一緒に遊びましょう
か?」と提案され、ユーザが「はい」の承諾の返事を発
した後に、ユーザとロボット1との間でしりとりが行わ
れる。この”しりとり”以外にも”おみくじ”,”ジャ
ンケン”などの遊びも選択できるようにする。
【0037】(4)身体データの再生 例えばユーザに「最近のあなたの血圧値を教えましょう
か?」と提案し、ユーザが「はい」の承諾の返事を発し
た後に、ユーザの最近の血圧値の推移を知らせると共
に、例えば「ここ3日間の血圧は少し高いですね」のよ
うなその推移についてのコメントも併せて音声出力す
る。
【0038】(5)精神状態の医師端末への記録 例えばユーザに「今日の精神状態を○○先生に知らせて
おきましょうか?」と提案し、ユーザが「はい」の承諾
の返事を発した後に、問診でユーザが述べた気分の点数
または診断した精神状態を医師の通信端末に送信する。
【0039】ロボット1が提案した上記の(1)〜
(5)の何れかのような処理プログラムの提案に対して
承諾しない旨のユーザの音声を認識した場合に(S1
0:NO)、既に2つの処理プログラムを提案したか否
かを、CPU15が判断する(ステップS12)。
【0040】1つの処理プログラムしか提案していない
場合に(S12:NO)、CPU16は、先に提案した
のとは別の処理プログラムをランダムに選択する(ステ
ップS13)。そして、CPU15は、その選択した処
理プログラムをスピーカ12bによる音声出力によって
ユーザに提案し(S9)、承諾の音声を認識した場合に
(S10:YES)、その処理プログラムをユーザに対
して実行する(S11)。一方、既に2つの処理プログ
ラムをランダムに選択した場合には(S12:YE
S)、それ以上の提案を行わずに処理を終了する。
【0041】本発明では、処理プログラムをランダムに
選択するようにしたので、ユーザはいつも新鮮な気分で
応対することになり、ユーザが飽きを感じることを防止
できる。また、”励ましの言葉”以外の処理プログラム
については、その提案に対するユーザの同意を求めてか
ら実行するようにしたので、ユーザの意向に沿った対応
が可能である。また、処理プログラムの提案を最高2回
としたので、あまりしつこくユーザに提案することがな
く、ユーザに嫌がられることはない。
【0042】なお、上述した例では、ユーザの精神状態
が良好である場合には、特に何の処理プログラムも実行
しないようにしたが、いつもこのようにしていてはユー
ザに飽きられることが考えられる。そこで、精神状態が
良好である場合にも、時々は、不良である場合と同じよ
うに、処理プログラムをランダムに選択して実行するよ
うにすれば、飽きの防止につなげることができる。ま
た、精神状態の良好時に、処理プログラムを選択して実
行するか否かもランダムに決定するようにすれば良い。
【0043】なお、ユーザが承諾した処理プログラムの
履歴情報(利用頻度)を記憶しておき、処理プログラム
を提案する際に、その履歴情報を参照してユーザが好ん
で利用する処理プログラムを優先的に選択するようにし
ても良い。
【0044】次に、ホームページ作成部21での動作処
理について説明する。ホームページ作成部21は、ユー
ザの精神状態に関する情報を記載するホームページを作
成する。図4は、このホームページの一例を示す図であ
る。ホームページには、問診を行った日付、問診による
ユーザの気持ちの点数、問診後に行った処理プログラム
の内容、ロボット1の気持ち、ロボット1の点数が書き
込まれる。
【0045】ロボット1の気持ちは、ユーザの精神状態
の診断結果に基づくロボット1のコメントを記載したも
のであり、図4に示した例以外に”大丈夫かな?”,”
昨日より点がいいな”,”怒っていたのかな?”などが
ある。
【0046】ロボット1の点数は、基準値とその日の補
足変数とから算出する。基準値は、快−不快と活性−脱
活性との2軸を周期が違う正弦波として組み合わせて1
日毎に決定する。補足変数は、例えば、問診でのユーザ
の気持ちの点数,ロボット1の充電状態,室温,湿度,
人感センサでの反応回数を参考にして、次のような基準
で決定する。 気持ちの点数→高得点である場合に加算 充電状態 →電池が良好である場合に加算 室温 →快適な温度範囲である場合に加算 湿度 →快適な湿度範囲である場合に加算 人感センサ →ユーザが近くにいて反応が多い場合に加
【0047】このように本発明では、対象者の問診の回
答内容,対象者の精神状態の診断結果などのユーザの精
神状態に関する情報を記載したホームページを作成する
ようにしたので、ユーザの心理面での健康状態を遠方に
いる対象者の関係者などが容易に知ることができる。
【0048】なお、自身の情報を公開したくないユーザ
については、ホームページへのアクセス権をそのユーザ
個人に限定して、情報を他者に見られないように構成す
ることも可能である。このような場合には、ロボット1
と情報を秘密に共有することになって、ユーザとロボッ
ト1との間の親密感が強くなる。
【0049】なお、上述した例では、ロボット1内に
て、ユーザの精神状態のホームページを作成するように
したが、上述したような情報をロボット1からサーバへ
提供して、サーバ側にてホームページを作成するように
しても良い。また、このホームページに載せる上記した
項目は一例であり、これらの項目に限るものでないこと
は勿論である。
【0050】また、健康管理端末装置をロボット1とし
てロボット1とユーザとの間で対話形式の処理を行う場
合について説明したが、これに限らず、上述したような
処理を行うためのコンピュータプログラムを記録媒体等
からパーソナルコンピュータへロードして、パーソナル
コンピュータとユーザとの間で同様の処理を行うことも
可能である。図5は、このような場合のハードウェア構
成を示す模式図である。パーソナルコンピュータ30
は、上述したような処理を行うためのコンピュータプロ
グラムを、磁気ディスク,CD−ROM等の可搬型記録
媒体31、パーソナルコンピュータ30と無線若しくは
有線にてプログラム通信が可能である、例えば医療機関
のセンタに備えられた回線先メモリ32、または、パー
ソナルコンピュータ30に備え付けられたRAM,ハー
ドディスク等の処理装置側メモリ33等の記録媒体から
ロードする。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明では、対象者
に精神状態に関する問診を行い、対象者の回答に基づい
て対象者の精神状態を診断し、予め準備しておいた複数
の処理プログラムから1つのものを選択してそれを実行
するようにしたので、ユーザの精神状態に応じて適切な
処理を行うことができ、心理面におけるユーザの健康状
態の改善を図ることができる。
【0052】また、本発明では、対象者に施す処理プロ
グラムをランダムに選択するようにしたので、対象者に
いつも新鮮な気持ちを持たすことができて対象者を飽き
させることがなく、長期にわたる健康管理を継続して行
うことができる。
【0053】更に、本発明では、問診における対象者の
回答を音声分析し、その分析結果と問診の回答内容とに
基づいて対象者の精神状態を診断するようにしたので、
対象者の精神状態のより正確な診断を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る健康管理ロボットの要部構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明に係る健康管理ロボットの要部構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明に係る健康管理ロボットのCPUにおけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る健康管理ロボットが作成するホー
ムページの一例を示す図である。
【図5】パーソナルコンピュータを利用した場合のハー
ドウェア構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 健康管理ロボット 12a マイクロフォン 12b スピーカ 15 CPU 16 音声再生回路 20 音声分析回路 21 ホームページ作成部 22 ROM 23 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 源野 広和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C150 AA01 CA01 CA02 CA04 DA24 DA25 DA26 DA27 DA28 DF03 DF33 ED42 ED52 EF16 EF17 EF28 EF29 EF33 EF36 4C038 PP00 PP03 PS05 4C341 LL10 LL30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精神状態に関する問診を行う手段と、問
    診結果に基づいて精神状態を診断する手段と、精神状態
    を改善するための複数の処理プログラムを格納している
    手段と、前記複数の処理プログラムから1つの処理プロ
    グラムを選択して実行する手段とを備えることを特徴と
    する健康管理端末装置。
  2. 【請求項2】 対象者の健康管理を支援する健康管理端
    末装置において、対象者に精神状態に関する問診を行う
    べく音声を出力する手段と、問診における対象者の音声
    回答を入力する手段と、対象者の音声回答に基づいて対
    象者の精神状態を診断する診断手段と、対象者の精神状
    態を改善するための複数の処理プログラムを格納してい
    る手段と、前記複数の処理プログラムから1つの処理プ
    ログラムを選択して実行する手段とを備えることを特徴
    とする健康管理端末装置。
  3. 【請求項3】 前記処理プログラムの選択をランダムに
    行うようにしてあることを特徴とする請求項1または2
    記載の健康管理端末装置。
  4. 【請求項4】 問診における対象者の回答時の音声を分
    析する分析手段を備えており、前記診断手段は、問診に
    おける対象者の回答内容と、前記分析手段による音声分
    析結果とに基づいて対象者の精神状態を診断するべくな
    してあることを特徴とする請求項2または3記載の健康
    管理端末装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、健康管理を支援させる
    コンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、精
    神状態に関する問診を行わせるステップと、コンピュー
    タに、問診結果に基づいて精神状態を診断させるステッ
    プと、コンピュータに、格納してある精神状態を改善す
    るための複数の処理プログラムから1つの処理プログラ
    ムを選択させて実行させるステップとを有することを特
    徴とするコンピュータプログラム。
  6. 【請求項6】 コンピュータに、前記処理プログラムの
    選択をランダムに行わせるステップを有することを特徴
    とする請求項5記載のコンピュータプログラム。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、問診における回答時の
    音声を分析させるステップと、コンピュータに、問診に
    おける回答内容と音声分析結果とに基づいて精神状態を
    診断させるステップとを有することを特徴とする請求項
    5または6記載のコンピュータプログラム。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、健康管理を支援させる
    コンピュータプログラムを記録してある、コンピュータ
    での読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータ
    に、精神状態に関する問診を行わせるステップと、コン
    ピュータに、問診結果に基づいて精神状態を診断させる
    ステップと、コンピュータに、格納してある精神状態を
    改善するための複数の処理プログラムから1つの処理プ
    ログラムを選択させて実行させるステップとを有するコ
    ンピュータプログラムが記録されていることを特徴とす
    る記録媒体。
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