JP2003218928A - パラメータ設定方法,パラメータ設定装置,パラメータ設定システム及びパラメータ設定プログラム - Google Patents

パラメータ設定方法,パラメータ設定装置,パラメータ設定システム及びパラメータ設定プログラム

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JP2003218928A
JP2003218928A JP2002017069A JP2002017069A JP2003218928A JP 2003218928 A JP2003218928 A JP 2003218928A JP 2002017069 A JP2002017069 A JP 2002017069A JP 2002017069 A JP2002017069 A JP 2002017069A JP 2003218928 A JP2003218928 A JP 2003218928A
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Yasumasa Ito
泰雅 伊藤
Yutaka Kaneko
金子  豊
Makoto Yamamoto
真 山本
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Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに含まれるネットワーク機器お
よびアプリケーションのパラメータを容易且つ適切に設
定することができ、他のアプリケーションに影響を与え
ることなく複数のアプリケーションを同時に実行するこ
とが可能なパラメータ設定方法,パラメータ設定装置,
パラメータ設定システム及びパラメータ設定プログラム
を提供することを目的とする。 【解決手段】 ネットワーク機器86およびアプリケー
ション85−1の設定情報を取得する設定情報取得段階
と、ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
取得するアプリケーション運用情報取得段階と、取得し
た設定情報およびアプリケーション運用情報に応じてネ
ットワーク機器86およびアプリケーション85−1の
パラメータを設定するパラメータ設定段階とを含むこと
により上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラメータ設定方
法,パラメータ設定装置,パラメータ設定システム及び
パラメータ設定プログラムに係り、特にネットワークに
含まれるネットワーク機器およびアプリケーションのパ
ラメータを設定するパラメータ設定方法,パラメータ設
定装置,パラメータ設定システム及びパラメータ設定プ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、汎用ネットワーク機器や汎用コン
ピュータの高性能化に伴い、映像・音声データの編集・
加工などの映像・音声処理を行う制作システムがネット
ワーク機器やコンピュータを用いて構成されることが多
くなった。このような制作システムでは、映像・音声処
理をコンピュータ上のアプリケーションとして実現した
機器で行っていた。また、制作システムでは複数の機器
の間でネットワークを介してデータ転送を行っていた。
【0003】一方、高度な機能を持つネットワークを容
易に構築,運用,管理するためのものとして、ポリシー
・サーバが知られている。例えば、ポリシー・サーバの
詳細については、「R.Yavatkar,et al.,“ A Framework
for Policy-based Admission Control”,IETF RFT-275
3,Jan. 2000」、「河井,中島:“ポリシー・ネットへ
のアプローチ”,日経インターネット・テクノロジー,
pp.84−105」に記載されている。
【0004】ポリシー・サーバは、ポリシー(制御ルー
ル)を管理し、ポリシーを設定情報に変換し、ルータな
どのネットワーク機器に設定情報を配布することによ
り、ネットワーク機器の設定を転送レートレベルで行っ
ている。そこで、制作システムにおいても、ポリシー・
サーバを用いて高度な機能を持つネットワークを容易に
構築,運用,管理することが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】制作システムでは、単
なるデータ転送だけでなく、アプリケーションによる機
器や素材の共有が望まれている。この場合、ネットワー
ク機器の設定だけでは不十分であり、機器を破綻無く相
互に共有するためにアプリケーションの設定が必要とな
る。
【0006】ここで、アプリケーションの設定とは、優
先順位/緊急度の違いや必要とされるサービス品質の違
いに応じて画質や音質,転送するデータの転送レート
(占有帯域幅,スイッチのポート使用率)などを制御す
るものである。例えば帯域幅の不足したネットワークを
使用する場合、アスペクトを保持したまま画像サイズを
縮小することで、フレーム・レートを保持して動きの再
現性を保証するなどの制御を行う。
【0007】しかしながら、これまでのポリシー・サー
バは、ネットワーク機器の設定を転送レートレベルで行
うものであり、アプリケーションの設定を行うことがで
きないという問題があった。また、ポリシー・サーバ
は、ポリシーから変換した設定情報をCOPS(Common
Open Policy Service prorocol)と呼ばれるプロトコ
ルを用いて配布している。
【0008】COPSの詳細については、「D.Durham,e
t al.,“ The COPS (Commn Open Policy Service )Prot
ocol”,IETF RFC-2748,Jan.2000」に記載されている。
COPSは複雑なプロトコル処理などの理由により、あ
まり普及していないという問題があった。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、ネットワークに含まれるネットワーク機器およびア
プリケーションのパラメータを容易且つ適切に設定する
ことができ、他のアプリケーションに影響を与えること
なく複数のアプリケーションを同時に実行することが可
能なパラメータ設定方法,パラメータ設定装置,パラメ
ータ設定システム及びパラメータ設定プログラムを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、本発明は、ネットワークに含まれるネットワ
ーク機器およびアプリケーションのパラメータを設定す
るパラメータ設定方法であって、前記ネットワーク機器
およびアプリケーションの設定情報を取得する設定情報
取得段階と、前記ネットワークにおけるアプリケーショ
ン運用情報を取得するアプリケーション運用情報取得段
階と、取得した設定情報およびアプリケーション運用情
報に応じて前記ネットワーク機器およびアプリケーショ
ンのパラメータを設定するパラメータ設定段階とを含む
ことを特徴とする。
【0011】このようなパラメータ設定方法では、ネッ
トワーク機器およびアプリケーションの設定情報を取得
し、ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
取得し、取得した設定情報およびアプリケーション運用
情報に応じて容易且つ適切にネットワーク機器およびア
プリケーションのパラメータを設定できる。
【0012】ここで、アプリケーション運用情報は、ネ
ットワーク上で運用されているアプリケーションに関す
る情報であり、その情報を用いてネットワークに掛かる
負荷を予測することができるので、ネットワーク機器お
よびアプリケーションのパラメータを適切に設定するこ
とが可能である。
【0013】また、本発明は、前記パラメータ設定段階
が、取得したアプリケーション運用情報に応じて、既に
起動している他のアプリケーションに影響を与えないよ
うに前記ネットワーク機器およびアプリケーションのパ
ラメータを設定することを特徴とする。
【0014】このようなパラメータ設定方法では、取得
したアプリケーション運用情報に応じてネットワークに
掛かる負荷を予測することができるので、新たなアプリ
ケーションを起動するときに、既に起動している他のア
プリケーションに影響を与えないようなネットワーク機
器およびアプリケーションのパラメータを適切に設定す
ることが可能である。したがって、他のアプリケーショ
ンに影響を与えることなく複数のアプリケーションを同
時に実行することが可能である。
【0015】また、本発明は、前記設定情報およびアプ
リケーション運用情報の取得と、前記ネットワーク機器
およびアプリケーションに対するパラメータの設定は、
インターフェース関数を用いて行われることを特徴とす
る。
【0016】このようなパラメータ設定方法では、設定
情報およびアプリケーション運用情報の取得と、ネット
ワーク機器およびアプリケーションに対するパラメータ
の設定とを複雑なプロトコルを用いることなく実現でき
る。ここで、インターフェース関数は、例えばIDL
(Interface Definition Language)形式に準拠して作
成することができる。
【0017】また、本発明は、ネットワークに含まれる
ネットワーク機器およびアプリケーションのパラメータ
を設定するパラメータ設定装置であって、前記ネットワ
ーク機器およびアプリケーションの設定情報と、前記ネ
ットワークにおけるアプリケーション運用情報とを取得
し、取得した設定情報およびアプリケーション運用情報
に応じて前記ネットワーク機器およびアプリケーション
のパラメータを設定することを特徴とする。
【0018】このようなパラメータ設定装置では、ネッ
トワーク機器およびアプリケーションの設定情報を取得
し、ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
取得し、取得した設定情報およびアプリケーション運用
情報に応じて容易且つ適切にネットワーク機器およびア
プリケーションのパラメータを設定できる。
【0019】また、本発明は、ネットワークに含まれる
ネットワーク機器およびアプリケーションのパラメータ
を設定するパラメータ設定システムであって、前記ネッ
トワーク機器およびアプリケーションの設定情報を格納
する設定情報格納手段と、前記ネットワークにおけるア
プリケーション運用情報を格納するアプリケーション運
用情報格納手段と、前記設定情報格納手段およびアプリ
ケーション運用情報格納手段から前記設定情報およびア
プリケーション運用情報を取得し、取得した設定情報お
よびアプリケーション運用情報に応じて前記ネットワー
ク機器およびアプリケーションのパラメータを設定する
パラメータ設定手段とを有することを特徴とする。
【0020】このようなパラメータ設定システムでは、
パラメータ設定手段が、ネットワーク機器およびアプリ
ケーションの設定情報を設定情報格納手段から取得し、
ネットワークにおけるアプリケーション運用情報をアプ
リケーション運用情報格納手段から取得する。
【0021】したがって、パラメータ設定手段は、取得
した設定情報およびアプリケーション運用情報に応じて
容易且つ適切にネットワーク機器およびアプリケーショ
ンのパラメータを設定できる。
【0022】また、本発明は、ネットワークが上位ネッ
トワークおよび1つ以上の下位ネットワークにより構成
されており、下位ネットワークに含まれるネットワーク
機器およびアプリケーションのパラメータを設定するパ
ラメータ設定システムであって、前記ネットワーク機器
およびアプリケーションの設定情報を格納する前記上位
ネットワークに備えられた設定情報格納手段と、前記ネ
ットワークにおけるアプリケーション運用情報を格納す
る前記上位ネットワークに備えられたアプリケーション
運用情報格納手段と、前記設定情報格納手段およびアプ
リケーション運用情報格納手段から前記設定情報および
アプリケーション運用情報を取得し、取得した設定情報
およびアプリケーション運用情報に応じて前記ネットワ
ーク機器およびアプリケーションのパラメータを設定す
る前記下位ネットワークに備えられたパラメータ設定手
段とを有することを特徴とする。
【0023】このようなパラメータ設定システムでは、
下位ネットワークに備えられたパラメータ設定手段が、
ネットワーク機器およびアプリケーションの設定情報を
上位ネットワークに備えられた設定情報格納手段から取
得し、ネットワークにおけるアプリケーション運用情報
を上位ネットワークに備えられたアプリケーション運用
情報格納手段から取得する。
【0024】したがって、パラメータ設定手段は、取得
した設定情報およびアプリケーション運用情報に応じて
上位ネットワークに掛かる負荷を予測することができる
ので、容易且つ適切にネットワーク機器およびアプリケ
ーションのパラメータを設定することが可能である。
【0025】この結果、新たなアプリケーションを起動
するときに、他の下位ネットワークで既に起動している
アプリケーションに影響を与えないようなネットワーク
機器およびアプリケーションのパラメータを適切に設定
することができるので、他のアプリケーションに影響を
与えることなく複数のアプリケーションを同時に実行す
ることが可能である。
【0026】また、本発明は、コンピュータに、ネット
ワークに含まれるネットワーク機器およびアプリケーシ
ョンの設定情報を取得する設定情報取得手順と、前記ネ
ットワークにおけるアプリケーション運用情報を取得す
るアプリケーション運用情報取得手順と、取得した設定
情報およびアプリケーション運用情報に応じて前記ネッ
トワーク機器およびアプリケーションのパラメータを設
定するパラメータ設定手順とを実行させることを特徴と
する。
【0027】このようなパラメータ設定プログラムで
は、ネットワーク機器およびアプリケーションの設定情
報を取得し、ネットワークにおけるアプリケーション運
用情報を取得し、取得した設定情報およびアプリケーシ
ョン運用情報に応じて容易且つ適切にネットワーク機器
およびアプリケーションのパラメータを設定できる。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明の前提および概要に
ついて説明する。以下の説明において、オブジェクトと
は個々の機能単位をいい、ネットワークに接続されたコ
ンピュータ上で実現されているサーバ,ネットワーク機
器などである。オブジェクトは、主にソフトウェアで実
現されている。
【0029】オブジェクト間通信とは、オブジェクト間
でデータをやり取りする場合のインターフェース関数が
定義され、且つ機能が実装されている場合に、インター
フェース関数の内容がネットワーク越しの別のオブジェ
クトから直接に起動指示され、設定処理などが実行され
るようにオブジェクト間で通信をする仕組みである。こ
のインターフェース関数を規定する言語は、IDL(In
terface Definition Language)と呼ばれている。
【0030】モジュールとは、コンピュータ上で動作す
る例えば映像・音声処理ソフトウェアであり、アプリケ
ーションを構成する処理要素である。なお、モジュール
の構成方法については、本願出願人により出願された特
願2001−136601に開示されている。
【0031】本発明は、CORBAのような分散環境を
構築するプラットフォームの上でアプリケーションを構
築することを前提としている。例えばCORBAの詳細
は、「成田,他:“CORBA と Java(登録商標) 分散オ
ブジェクト技術”,pp.75−82,ソフト・リサー
チ・センター」に記載されている。
【0032】むろん、必ずしもCORBAをプラットフ
ォームとする必要はなく、管理機構によるネーミング・
サービス(ネットワーク上のオブジェクト管理),オブ
ジェクト間通信が実現できれば、Java(登録商標)
RMIなどでもよい。例えばJava(登録商標)RM
Iの詳細は、「吉田:“極める Java(登録商標) ”,
pp.104−107,技術評論社」に記載されてい
る。
【0033】CORBAのような分散環境では、ネット
ワーク上に分散配置されるサーバ・オブジェクトとクラ
イアント・オブジェクトとの通信部分がアプリケーショ
ンから隠蔽されるため、開発者がネットワーク転送の部
分を意識することなくサーバ側又はクライアント側での
データ処理部分の開発に集中できる。つまり、必要なイ
ンターフェース関数の規定を行い、そのインターフェー
ス関数の内部実装をネットワーク転送を意識せずに行う
ことができる仕組みである。ネットワーク上に分散配置
されたサーバ・オブジェクトとクライアント・オブジェ
クトとの間でやり取りされる通信の仕組みがオブジェク
ト間通信である。
【0034】ネットワーク上のオブジェクトの位置はブ
ローカと呼ばれる管理機構によって把握されており、ク
ライアント側でネットワーク上におけるサーバ側の位置
を指示することなく、サーバ名と起動するインターフェ
ース関数の指定とでサーバの機能を利用することができ
る。
【0035】本発明は、前述のような分散環境技術をベ
ースとし、ネットワークを介して複数のコンピュータを
用いてアプリケーションを構成するものとする。また、
アプリケーションを実現するために必要な個々の機能を
ソフトウェアとコンピュータとで実現する。これによ
り、ポリシー・サーバによるネットワーク設定の対象が
ネットワーク機器だけでなく、アプリケーションをも対
象として様々な設定を行うことが可能となる。
【0036】言い換えれば、本発明は「複雑なプロトコ
ルによるネットワーク機器のみの設定情報の転送・実
行」を「簡易なインターフェース関数の規定と実装によ
るネットワーク機器とアプリケーションの同時設定」へ
改善するものである。
【0037】本発明は、CORBAのようなプラットフ
ォーム上でのモジュールの付加情報(メタデータ)の転
送又は交換について、共通のインターフェース関数を定
義しておく。このインターフェース関数を用いること
で、相手のモジュールがどのような性能を持つのかをお
互いに知ることができる。ネットワークに接続されたモ
ジュールはオブジェクト間通信により互いにデータの転
送機能を起動したり、外部の管理ソフトウェアと制御の
やり取りを行う機能をインターフェース関数の規定と実
装により実現する。
【0038】また、ネットワーク機器の設定を行う管理
・制御ソフトウェアもオブジェクト化して扱うことによ
り、管理・制御ソフトウェアの機能を外部から起動して
設定作業を指示することが可能となる。
【0039】本発明は、CORBAのようなプラットフ
ォームを利用し、設定サーバ,管理・制御ソフトウェア
およびモジュールの間でインターフェース関数を規定
し、その内容を実装する。つまり、設定サーバからのデ
ータ取得,管理・制御ソフトウェアによるネットワーク
機器およびモジュールの同時設定をCOPS等の複雑か
つ限定されたプロトコルを用いることなく実現できる。
【0040】本発明は、ネットワーク機器だけでなく、
モジュールの設定も同時に行うことができるので、ネッ
トワークの状態に応じて複数のアプリケーション間でサ
ービス格差(例えば、ネットワークの利用負荷の違い)
を付けることができる。例えば転送する画像サイズを小
さくして必要とする転送レートを抑えることが可能であ
る。つまり、転送レートを適切に配分することによりネ
ットワークに接続された各アプリケーションが勝手に運
用されて相互に妨害し合うことを防ぐことができる。
【0041】複数のアプリケーションに転送レートを適
切に配分するためには、各ネットワークでのアプリケー
ションの動作状況を把握する必要があるため、各ネット
ワークでのアプリケーションの動作状況は後述するサブ
ネット・リポジトリに保持されている。
【0042】本発明は、ネットワーク上で実現されるア
プリケーションの共存/相互接続を実現するものであ
り、ネットワーク上に設置される設定サーバと管理・制
御ソフトウェア(マネージャ)によってネットワーク機
器だけでなく各アプリケーションを構成するモジュール
のパラメータをも設定する。
【0043】設定サーバおよび管理・制御ソフトウェア
により、ネットワークを共有する各アプリケーションが
破綻することなく実行され、相互に映像・音声データを
転送したり、機器又はモジュールを貸与するといった高
度な連携が可能となる。
【0044】なお、設定サーバは設定情報を管理するも
のである。管理・制御ソフトウェアは設定情報を設定サ
ーバから取得して、ネットワーク機器やモジュールを設
定する作業を行う。その設定方法は、COPS等の複雑
なプロトコル通信によるものでなく、オブジェクト間通
信を通して行われるインターフェース関数によるもので
ある。
【0045】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づいて説明していく。図1は、本発明によるパラメー
タ設定システムの一実施例の構成図を示す。図1のパラ
メータ設定システム1は、バックボーン・ネットワーク
に対して1つ以上のサブ・ネットワークが接続された構
成となっている。
【0046】バックボーン・ネットワークは、バックボ
ーン管理機構10,バックボーン制御機構20を含むよ
うに構成される。なお、バックボーン管理機構10は、
バックボーンブローカ11,サブネットリポジトリ1
2,ポリシーリポジトリ13を含む。バックボーン制御
機構20は、一つ以上のバックボーンQoSマネージャ
21を含む。
【0047】また、サブ・ネットワークは、サブネット
管理機構50−1,サブネット制御機構60−1,モジ
ュール用コンピュータ70−1を含む。なお、サブネッ
ト管理機構50−1は、サブネットブローカ51−1,
データリポジトリ52−1,リソースリポジトリ53−
1,ソフトウェアDB54−1,GUI端末マネージャ
55−1を含む。サブネット制御機構60−1は、サブ
ネットQoSマネージャ61−1を含む。モジュール用
コンピュータ70−1は、1つ以上のアプリケーション
用モジュール群71−1を含む。
【0048】バックボーン管理機構10およびサブネッ
ト管理機構50−1は、アプリケーションの構築と、ネ
ットワーク内の素材又は機材に関する情報の管理を行
う。バックボーン制御機構20およびサブネット制御機
構60−1は、各アプリケーションの品質を保証するた
めに、ネットワーク機器やモジュールを制御し、動作の
ためのパラメータを設定する。また、モジュール用コン
ピュータ71−1は、アプリケーション構築用に利用さ
れる。
【0049】なお、バックボーン管理機構10およびサ
ブネット管理機構50−1とバックボーン制御機構20
およびサブネット制御機構60−1とは、厳密に役割分
担されているのでなく、適宜連携して動作する。
【0050】サブネット管理機構50−1に含まれるサ
ブネットブローカ51−1は、サブ・ネットワーク内で
起動されるアプリケーションの構築を行う。サブネット
ブローカ51−1は、サブ・ネットワーク内のリソース
(機器,コンピュータなど)に機能を割り当て、その機
能に対応するソフトウェアのダウンロードをソフトウェ
アDB54−1に指示する。データリポジトリ52−1
は、サブ・ネットワーク内に存在する素材(映像・音声
データなど)の素材情報を管理する。リソースリポジト
リ53−1は、サブ・ネットワーク内の機器(コンピュ
ータなど)の機器情報を管理する。
【0051】ユーザは、GUI端末マネージャ55−1
からアプリケーションを起動して操作する。アプリケー
ションの構築に必要な情報(使用する機器及び素材,接
続形態など)は、例えばXML(Extensible Markup La
nguage)形式のファイルで記述されており、ユーザがG
UI端末マネージャ55−1から選択することで起動指
示が行われる。
【0052】アプリケーションの構築に他のサブ・ネッ
トワークの機器を利用する場合、サブネットブローカ5
1−1がバックボーン管理機構10に含まれるバックボ
ーンブローカ11に依頼する。バックボーンブローカ1
1は、他のサブ・ネットワークのリソースリポジトリを
利用して他のサブ・ネットワークで空いている機器を探
索し、サブネットブローカ51−1に探索結果を回答す
る。なお、他のサブ・ネットワークの素材を利用する場
合、バックボーンブローカ11は他のサブ・ネットワー
クのリソースリポジトリを利用して他のサブ・ネットワ
ークの素材を探索する。
【0053】各機器には機器情報および素材情報を回答
させる機能を付与することもできるが、アプリケーショ
ン動作中の機器にアクセスすることでCPUに処理を割
り込ませることとなり、アプリケーションに妨害を与え
る可能性がある。そこで、各サブ・ネットワークには、
機器情報および素材情報を別途管理するデータリポジト
リおよびリソースリポジトリを設けている。
【0054】図1では、バックボーン制御機構20およ
びサブネット制御機構60−1がQoS(サービス品
質)制御を行う例を表しているが、アクセス制御,時刻
同期制御(スケジューリングによる運用制御),障害復
旧制御など様々な制御を行うことができる。どのような
制御を実現するかは、パラメータ設定システム1全体の
用途により決定される。
【0055】他のサブ・ネットワークの機器又は素材を
利用してアプリケーションを構築する手順は、以下のよ
うになる。ここでは、アプリケーションの構築に必要な
情報がXML形式のファイルで記述されているものとす
る。
【0056】まず、ユーザがGUI端末マネージャ55
−1からXML形式のファイルを選択することにより、
起動指示が行われる。XML形式のファイルには、使用
する機器(機能)および素材,接続形態が記述されてい
る。
【0057】次に、選択したXML形式のファイルを解
析し、他のサブ・ネットワークへの接続(他のサブ・ネ
ットワークの機器の利用など)がある場合、バックボー
ンブローカ11はバックボーン・ネットワークを介する
アプリケーション(接続)に対してユニークなID(グ
ローバルID)を発行する。
【0058】そして、バックボーンブローカ11は、各
サブ・ネットワークのサブネットブローカに対して個々
のサブ・ネットワーク内で構成すべき部分的なアプリケ
ーションの構築を指示する。サブ・ネットワーク間の接
続部分については、仮想的なノードをバックボーン・ネ
ットワーク上に設定し、各サブ・ネットワークから仮想
的なノードまでの接続として各サブ・ネットワークのア
プリケーションが構築される。最終的には、仮想的なノ
ードの接続も実体として接続処理される。
【0059】各サブ・ネットワークのサブネットブロー
カは、アプリケーション全体のうち自分のサブ・ネット
ワーク内で担当すべき部分的なアプリケーションに対し
て自分のサブ・ネットワーク内でユニークなID(ロー
カルID)を発行する。そして、発行されたグローバル
IDおよびローカルIDのペアで複数のサブ・ネットワ
ークに跨るアプリケーションを表す。すなわち、グロー
バルIDを介してローカルIDで繋がる各サブ・ネット
ワークの部分的なアプリケーションをまとめることで、
アプリケーションの全体構成を表現できる。
【0060】アプリケーションがサブ・ネットワーク内
で完結している場合、サブ・ネットワーク内でユニーク
なID(ローカルID)を付与するが、バックボーン・
ネットワークに関与しない。アプリケーションはXML
形式のファイルの記述に従って機能をモジュールに割り
当て、各モジュール間に接続の指示を行う。また、各モ
ジュールの機能を操作するGUI部品をGUI端末マネ
ージャ55−1にアップロードさせ、GUI端末画面の
自動構築を行う。
【0061】図2は、アプリケーションの構築の一例に
ついて説明する図を示す。図2の例では、3つのアプリ
ケーション1〜3を2つのサブ・ネットワークに跨って
又は1つのサブ・ネットワーク内で起動する場合を表し
ている。なお、図2では、ローカルIDをLIDで表
し、グローバルIDをGIDで表している。
【0062】アプリケーション1はサブ・ネットワーク
1内で完結しているため、サブネットブローカ51−1
内にあるアプリケーション生成部からローカルID=1
を取得する。
【0063】一方、アプリケーション2はサブ・ネット
ワーク1,2に跨っているため、バックボーンブローカ
11内にあるアプリケーション生成部からグローバルI
D=1を取得する。そして、アプリケーション2は、サ
ブ・ネットワーク1で分担する部分的なアプリケーショ
ンに対してサブネットブローカ51−1内にあるアプリ
ケーション生成部からローカルID=2を取得すると共
に、サブ・ネットワーク2で分担する部分的なアプリケ
ーションに対してサブネットブローカ51−2内にある
アプリケーション生成部からローカルID=1を取得す
る。
【0064】アプリケーション2は、取得したグローバ
ルID=1,サブ・ネットワーク1のローカルID=
2,サブ・ネットワーク2のローカルID=1を連結さ
せることで、アプリケーションの全体構成を表現する。
【0065】また、アプリケーション3はサブ・ネット
ワーク1,2に跨っているため、アプリケーション2と
同様な手順でグローバルID=2,サブ・ネットワーク
1のローカルID=3,サブ・ネットワーク2のローカ
ルID=2を取得する。アプリケーション3は、取得し
たグローバルID=2,サブ・ネットワーク1のローカ
ルID=3,サブ・ネットワーク2のローカルID=2
を連結させることで、アプリケーションの全体構成を表
現する。
【0066】上記のように取得したアプリケーション1
〜3のグローバルIDおよびローカルIDの関係は、表
1のようになる。すなわち、取得したグローバルIDお
よびローカルIDを連結することで、一つのサブ・ネッ
トワークが他のどのサブ・ネットワークと関係している
のかを簡単に表すことができる。
【0067】
【表1】 なお、部分的なアプリケーションは、利用する機器及び
素材,接続形態などの通常のアプリケーションを構築す
るのに必要な情報であり、例えば使用機器とその接続,
処理ソフトウェアである。
【0068】ここで、本発明の理解を更に容易とする為
に、ポリシーサーバについて簡単に説明する。例えば、
図1に表したような複数のサブ・ネットワークが接続さ
れたシステムにおいて、ポリシーサーバを利用してネッ
トワークの設定を行う例について図3を参照しつつ説明
する。
【0069】図3は、ポリシーサーバによるネットワー
クの設定の一例について説明する図を示す。なお、図3
で用いている英語の略称は、IETF文書の規定に従っ
ている。
【0070】ポリシー制御は、ネットワークの管理者が
ポリシーツール210を用いてポリシーリポジトリ20
1に条件(IF)および動作(THEN)という形式で
記述されるポリシー・ルール(制御ルール)を設定す
る。ルール決定機構としてのPDP(Policy Decision
Point)203−1,203−2は、ポリシーリポジト
リ201に設定されたポリシー・ルールに基づき設定
(制御)方法を決定する。
【0071】ネットワーク内のPEP(Policy Enforce
ment Point)221−1〜221−3は、PDPの決定
に基づきネットワーク機器220−1〜220−3の設
定を行う。ポリシーサーバ200のPDP203−1,
203−2とネットワーク内のPEP221−1〜22
1−3との間でポリシーを交換するプロトコルとして
は、COPS等がある。なお、PEP221−1〜22
1−3は、ネットワーク機器220−1〜220−3の
中に実装される。
【0072】図3のようなポリシーサーバによるネット
ワークの設定では、前述したような問題点を有してい
る。そこで、本発明では、ポリシーサーバによるネット
ワークの設定が有する問題点を以下のように解決する。
【0073】本発明では、分散環境を構築するプラット
フォームの一例としてCORBAを想定している。オブ
ジェクト間のインターフェースで機能を実現するサーバ
側のインターフェース関数(メソッド)が図4のように
定義されているものとする。図4は、オブジェクト間の
インターフェースで機能を実現するサーバ側のインター
フェース関数の一例について説明する図を示す。
【0074】図4のインターフェース関数は、CORB
Aで規定されているIDL形式に準拠している。図4の
インターフェース関数は、サーバ(サーバオブジェク
ト)側の機能であるFuncl()をクライアント側が
inで表される引数と共に起動可能であり、先頭にou
tと記述された引数に結果値を得ることを記述したもの
である。なお、図4のインターフェース関数は、戻り値
がshortと呼ばれる型になっていることを表してい
る。
【0075】図4のようなインターフェース関数を変換
ツールを用いてコンピュータ言語であるC++,JAV
A(登録商標)などに変換する。このとき、インターフ
ェース関数は起動するクライアント側と実行するサーバ
側とが通信するために必要なネットワーク通信を行う部
分のコードを含むサブルーチンとして出力される。そし
て、出力されたサブルーチンを用いて起動側/実行側の
プログラムが作成される。
【0076】このため、開発者はインターフェース関数
を定義し、変換ツールを用いてプログラムに変換し、起
動側/実行側にプログラムのデータ処理機能のみを実装
すればよく、通信やプロトコルに関係した部分を開発す
る必要がない。すなわち、CORBAを利用することに
より、プロトコルに関係した部分の実装を行わなくても
よく、インターフェース関数の定義を守ることにより起
動側/実行側で独立に内部コードを変更してもよい。
【0077】次に、COPS等のプロトコルを必要とし
ない本発明によるパラメータ設定システムについて説明
していく。本実施例では、設定する機能をQoS(Qual
ityof Service)とするが、如何なる機能でもよい。Q
oSとは、例えば画像伝送における画質に相当し、一般
にサービス品質を表す尺度である。
【0078】通常、QoSはネットワーク機器(スイッ
チ,ルータなど)のポートの使用率(使用可能な帯域
幅)を範囲指定し、流れるデータ量を制限したり、デー
タ・フローを送出優先度の高いキューに割り当てること
により、他のデータ・フローよりも優先的に処理を行う
といった仕組みによって実現されている。
【0079】以下、ネットワークで転送される映像デー
タのサイズやフレーム・レートを設定する場合について
説明する。例えば図3の例では、ポリシー・リポジトリ
のデータをCOPSでQoS管理ソフト(PEP)が取
得してネットワーク・スイッチを設定することだけが可
能である。なお、用いられるプロトコルはヘッダおよび
データという固定的なフォーマットのデータを転送する
COPSプロトコルである。
【0080】COPSプロトコルはネットワーク機器の
設定情報の交換に特化したプロトコルであるため、アプ
リケーションのサービス品質(例えばネットワーク帯域
に応じて転送されている画像のサイズ)を変更するとい
ったことが困難であり、転送レートの制御によって表示
速度を遅くするといった形でしかアプリケーションをコ
ントロールできない。
【0081】すなわち、図3の例ではネットワーク機器
に接続されたアプリケーション用コンピュータの設定を
行うことができない。メーカによってはアプリケーショ
ン用コンピュータに独自の管理ソフトウェアを実装して
ネットワーク・カードの設定を行う機能を追加している
ものもあるが、あくまで機器(ハードウェア)レベルで
の設定にとどまっている。
【0082】そこで、本発明によるパラメータ設定シス
テム2は、図5に表すような構成としている。図5は、
本発明による設定サーバおよびQoS管理ソフトウェア
を含むパラメータ設定システムの一実施例の構成図を示
す。
【0083】図5のパラメータ設定システム2は、バッ
クボーン・ネットワークに対して1つ以上のサブ・ネッ
トワークが接続された構成となっている。バックボーン
・ネットワークは、設定サーバ80,サブネット・リポ
ジトリ82を含むように構成される。また、サブ・ネッ
トワークは、QoS管理ソフトウェア用コンピュータ8
4,アプリケーション用モジュール85−1〜85−3
(コンピュータ+ソフトウェア)を含むように構成され
る。
【0084】各サブ・ネットワークでのアプリケーショ
ン運用情報は、バックボーン・ネットワーク上に存在す
るサブ・ネットリポジトリ82に登録される。サブ・ネ
ットリポジトリ82と各サブ・ネットワークとはバック
ボーン・スイッチ83で接続されている。QoS管理用
ソフトウェア用コンピュータ84に実装されているQo
S管理用ソフトウェアは、スイッチ86の制御およびモ
ジュール85−1〜85−3のパラメータ設定(動作制
御)を行う。
【0085】図5のパラメータ設定システム2は、CO
RBAをプラットフォームとする一方、設定サーバ8
0,サブネット・リポジトリ82,QoS管理ソフトウ
ェア用コンピュータ84で動作するQoS管理ソフトウ
ェア,モジュール85−1〜85−3をCORBAのオ
ブジェクトとして実装する。
【0086】なお、設定サーバ80は、ポリシーリポジ
トリ81および基本アプリケーションプログラムインタ
ーフェース(基本API)で構成される。ポリシーリポ
ジトリ81は、QoS定義接続可否情報などの設定情報
を保持している。サブネット・リポジトリ82は、サブ
・ネットワークのアプリケーション運用情報を保持して
いる。
【0087】そして、パラメータ設定システム2は上記
のオブジェクト間、設定サーバ80およびQoS管理ソ
フトウェア,サブネット・リポジトリ82およびQoS
管理ソフトウェア,QoS管理ソフトウェアおよびスイ
ッチ86,QoS管理ソフトウェアおよびモジュール8
5−1〜85−3でのデータの受け渡しをインターフェ
ース関数(IDL)で規定し、処理内容を実装してい
る。
【0088】このため、パラメータ設定システム2で
は、複雑なプロトコルでなく、単純なパラメータ関数に
よる起動によりデータの受け渡しが可能となる。なお、
本実施例では、設定情報をXML形式のファイルから読
み出すことを想定しているが、GUIにより対話的に設
定情報を作成するようにしてもよい。
【0089】サブネット・リポジトリ82は、各サブ・
ネットワークでのアプリケーション運用情報として、ア
プリケーションのQoSや現在の状態,他のサブ・ネッ
トワークの機器の使用情報を保持している。QoS管理
ソフトウェア(QoSマネージャ)は、基本APIを使
用してポリシー・リポジトリ81から設定情報を取得す
る。
【0090】次に、QoS管理ソフトウェアは、サブネ
ット・リポジトリ82から現在の各サブ・ネットワーク
の状態情報を取得する。QoS管理ソフトウェアは、取
得した設定情報および各サブ・ネットワークの状態情報
に応じて制御すべき設定情報を決定する。QoS管理ソ
フトウェアは、スイッチ86およびアプリケーション用
モジュール85−1〜85−3の設定を行う。
【0091】QoS管理ソフトウェアがCOPSを使用
せずにスイッチ86を設定する場合は、COPSより簡
易なテキスト・コマンド形式のtelnetを用いて実
現される。一般的なネットワーク機器は、このteln
etの設定コマンドを実行できるツールを実装している
ことが多い。
【0092】例えばポリシー・リポジトリ81,サブネ
ット・リポジトリ82が持つインターフェース関数は、
図6のように定義される。図6は、ポリシー・リポジト
リおよびサブネット・リポジトリが持つインターフェー
ス関数の一例について説明する図を示す。図6中、mT
ype(ManagerType)とは、管理ソフトウ
ェアのタイプであり、例えばQoS管理ソフトウェアで
ある。
【0093】QoS管理ソフトウェアの持つべきインタ
ーフェース関数は、図7のように定義される。図7は、
QoS管理ソフトウェアが持つインターフェース関数の
一例について説明する図を示す。
【0094】すなわち、QoS管理ソフトウェアはポリ
シー・リポジトリ81のGetPolicyDat
a()を起動し、QoSの設定に必要な情報を含む設定
情報(qData)を一括取得する。また、QoS管理
ソフトウェアはサブネット・リポジトリ82のGetS
ubnetData()を起動し、現在の他のアプリケ
ーション運用情報(subData)を一括取得する。
【0095】QoS管理ソフトウェアはSetQoSD
ataForSwitch()を起動し、ポリシー・リ
ポジトリ81から取得した設定情報のうちスイッチ86
の設定情報を用いてスイッチ86の設定を行う。また、
QoS管理ソフトウェアはSetQoSDataFor
Module()を起動し、ポリシー・リポジトリ81
から取得した設定情報のうちアプリケーション用モジュ
ール85−1〜85−3の設定情報を用いてアプリケー
ション用モジュール85−1〜85−3の設定を行う。
【0096】図4,図6および図7のインターフェース
関数の内容は、「//」の後に記載している通りであ
る。なお、ネットワーク転送(通信手順)の部分を省略
しているが、非常に簡易に実現することができる。
【0097】もし、サブ・ネットワーク内の機器,例え
ばスイッチ86を別のメーカの機種に変更した場合、設
定情報の変更が必要であるが、QoS管理ソフトウェア
側のSetQosDataForSwitch()の内
部を書き換えればよく、ポリシー・リポジトリ81およ
びサブネット・リポジトリ82側に影響を与えることが
ない。
【0098】次に、複数のアプリケーションがバックボ
ーン・ネットワークに接続されている場合に、他のサブ
・ネットワークの機材に接続して利用する処理(相互操
作性の実現)について説明していく。この処理は、Qo
S管理ソフトウェアで設定されるQoSレベルを設定す
るものである。
【0099】バックボーン・ネットワークに複数のサブ
・ネットワークが接続され、各サブ・ネットワークでア
プリケーションが起動される場合、様々なネットワーク
の形態(機器の接続)が考えられる。それぞれのサブ・
ネットワークでアプリケーションが完結していれば良い
が、あるアプリケーションは他のサブ・ネットワークに
接続されている機器を使用する場合もある。
【0100】図8は、複数のアプリケーションによるネ
ットワーク共有の一例について説明する図を示す。例え
ば、図8のアプリケーションBは、他のサブ・ネットワ
ークとしてのサブ・ネットワーク1に接続されている機
器(モジュール)90−4を使用している。図1のパラ
メータ設定システム1では、図8のような接続が可能と
なるように、各サブ・ネットワークのサブネット管理機
構で連携する仕組みとなっている。
【0101】しかし、機器の接続形態およびアプリケー
ションで想定するデータ転送レートによっては、アプリ
ケーション間で妨害が生じることがある。例えば図8に
おいてユーザ(自分)がアプリケーションAを起動する
場合、アプリケーションAがサブ・ネットワーク1内で
完結しており、サブ・ネットワーク1およびバックボー
ン・ネットワークを接続する経路にデータが流れない。
【0102】このため、サブ・ネットワーク2のアプリ
ケーションBがサブ・ネットワーク1の機器を利用して
いてもアプリケーションAの動作に影響がなく、ユーザ
は自分の起動したいQoSレベルでアプリケーションA
を起動できる。
【0103】図9は、複数のアプリケーションによるネ
ットワーク共有の他の一例について説明する図を示す。
例えば、図9のアプリケーションAは、サブ・ネットワ
ーク2に接続されている機器(モジュール)91−1を
使用している。また、アプリケーションBは、サブ・ネ
ットワーク1に接続されている機器(モジュール)90
−2,90−4を使用している。
【0104】例えば図9においてユーザ(自分)がアプ
リケーションAを起動する場合、アプリケーションAが
サブ・ネットワーク内で完結しておらず、サブ・ネット
ワーク1およびバックボーン・ネットワークを接続する
経路にデータが流れる。つまり、サブ・ネットワーク1
およびバックボーン・ネットワークを接続する経路をア
プリケーションAおよびBで共有している。
【0105】このため、図9の場合はアプリケーション
Aを起動するときにアプリケーションBのQoSレベル
を考慮する必要が生じる。しかし、アプリケーションB
のQoSレベルが低く、アプリケーションAの実際の動
作に影響を与えない場合、アプリケーションAはQoS
レベルを変更しなくともよい。
【0106】その他、アプリケーションBが他のサブ・
ネットワークをどのように利用しているのかが、アプリ
ケーションAのQoSレベルの設定に影響を与える場合
がある。
【0107】例えばサブ・ネットワーク2のアプリケー
ションBがサブ・ネットワーク1以外のサブ・ネットワ
ーク(例えば、サブ・ネットワーク3,4)を利用して
いる場合、バックボーン・ネットワークおよびサブ・ネ
ットワーク2を接続する経路に多数のストリーム(デー
タ)が流れることとなり、状況によりアプリケーション
AのQoSレベルを変更する必要が生じる。
【0108】図10は、QoS管理ソフトウェアによる
QoSレベルの設定処理の一例のフローチャートを示
す。なお、図10のフローチャートでは、先に起動され
たアプリケーションが優先的にネットワーク・リソース
を利用することを前提とするものである。ここでは、ユ
ーザがサブ・ネットワーク1のアプリケーションAを起
動する場合のQoSレベルの設定処理について説明す
る。
【0109】また、各アプリケーションのQoSレベル
は、表2のようにonAir,High,Middl
e,Lowの4段階に設定されるものとする。なお、o
nAirが一番広い帯域(使用率)が割り当てられ、H
igh,Middle,Lowの順に割り当てられる帯
域(使用率)が狭くなる。
【0110】
【表2】 図10中、ステップS10では、QoS管理ソフトウェ
アが、アプリケーションAがサブ・ネットワーク1内で
構成しているか否かを判定する。アプリケーションAが
サブ・ネットワーク1内で構成していると判定すると
(S10においてYES)、QoS管理ソフトウェアは
ステップS11に進む。
【0111】例えば図8のアプリケーションAを起動す
る場合、QoS管理ソフトウェアはアプリケーションA
がサブ・ネットワーク1内で構成していると判定する。
ステップS11では、QoS管理ソフトウェアがユーザ
の指定したQoSレベルでアプリケーションAを起動す
る。
【0112】一方、アプリケーションAがサブ・ネット
ワーク1内で構成していないと判定すると(S10にお
いてNO)、QoS管理ソフトウェアはステップS12
に進む。例えば図9のアプリケーションAを起動する場
合、QoS管理ソフトウェアはアプリケーションAがサ
ブ・ネットワーク1内で構成していないと判定する。
【0113】ステップS12では、QoS管理ソフトウ
ェアが、他のサブ・ネットワークに他のアプリケーショ
ンが無いかを判定する。他のサブ・ネットワークに他の
アプリケーションが無いと判定すると(S12において
YES)、QoS管理ソフトウェアはステップS11に
進み、ユーザの指定したQoSレベルでアプリケーショ
ンAを起動する。他のアプリケーションが無ければ、他
のアプリケーションからの影響は無いと考えられるから
である。
【0114】一方、他のサブ・ネットワークに他のアプ
リケーションがあると判定すると(S12においてN
O)、QoS管理ソフトウェアはステップS13に進
む。ステップS13では、QoS管理ソフトウェアが、
他のアプリケーションがサブ・ネットワーク1内のリソ
ースを利用しているか否かを判定する。
【0115】他のアプリケーションがサブ・ネットワー
ク1内のリソースを利用していると判定すると(S13
においてYES)、QoS管理ソフトウェアはステップ
S14に進む。例えば図9のアプリケーションAを起動
する場合、QoS管理ソフトウェアは他のアプリケーシ
ョンがサブ・ネットワーク1内のリソースを利用してい
ると判定する。ステップS14では、QoS管理ソフト
ウェアが他のアプリケーションのQoSレベルがonA
irであるか否かを判定する。
【0116】他のアプリケーションのQoSレベルがo
nAirであると判定すると(S14においてYE
S)、QoS管理ソフトウェアはステップS15に進
む。ステップS15では、QoS管理ソフトウェアがア
プリケーションAのQoSレベルを読み出し、QoSレ
ベルがonAir又はHighであればMiddleに
変更する。ステップS15は、他のアプリケーションの
QoSレベルがonAirであるので、アプリケーショ
ンAが他のアプリケーションに影響を与えないようにQ
oSレベルを低く設定するための処理である。
【0117】一方、他のアプリケーションがサブ・ネッ
トワーク1内のリソースを利用していないと判定するか
(S13においてNO)又は他のアプリケーションのQ
oSレベルがonAirで無いと判定すると(S14に
おいてNO)、QoS管理ソフトウェアは利用先のサブ
・ネットワーク2のアプリケーションBがサブ・アプリ
ケーション2内で構成しているか否かを判定する。
【0118】利用先のサブ・ネットワーク2のアプリケ
ーションBがサブ・アプリケーション2内で構成してい
ないと判定すると(S16においてNO)、QoS管理
ソフトウェアはステップS17に進む。
【0119】ステップS17では、QoS管理ソフトウ
ェアが、利用先のアプリケーションBのQoSレベルが
High以上であるか否かを判定する。利用先のアプリ
ケーションBのQoSレベルがHigh以上であると判
定すると(S17においてYES)、QoS管理ソフト
ウェアはアプリケーションAのQoSレベルを読み出
し、QoSレベルがonAir又はHighであればM
iddleに変更する。
【0120】一方、利用先のサブ・ネットワーク2のア
プリケーションBがサブ・アプリケーション2内で構成
していると判定するか(S16においてYES)又は利
用先のアプリケーションBのQoSレベルがHigh以
上でないと判定すると(S17においてNO)、QoS
管理ソフトウェアはステップS11に進み、ユーザの指
定したQoSレベルでアプリケーションAを起動する。
他のアプリケーションに影響を与えないと考えられるか
らである。
【0121】図10のフローチャートのように、QoS
管理ソフトウェアはアプリケーションを起動するタイミ
ングにおける他のアプリケーションのネットワーク利用
状況を把握する必要がある。このようなネットワーク利
用状況を含むアプリケーション運用情報を保持している
のが、バックボーン・ネットワークに含まれるサブネッ
ト・リポジトリ82である。
【0122】各サブ・ネットワークのアプリケーション
は、実行時にサブネット・リポジトリ82に対し、設定
したQoSや利用しているサブ・ネットワークなどの情
報を登録する。新規にアプリケーションを起動する場
合、現在のアプリケーション運用情報をサブネット・リ
ポジトリ82から取得し、図10のフローチャートの設
定処理によりQoSレベルを設定する。QoS管理ソフ
トウェアは、設定したQoSレベルに応じてスイッチ8
6およびモジュール85−1等の設定を行う。
【0123】このように、複数のサブ・ネットワークを
自由に使用して実行するアプリケーションが複数存在す
るパラメータ設定システムを構築するためには、各アプ
リケーションのQoSレベルを適正に設定する必要があ
る。これは、各アプリケーションが必要とするデータ転
送レートを制御することに他ならない。しかし、単にデ
ータ転送レートを下げたのでは画面再生がスローモーシ
ョンのようになって用途に適さない場合がある。
【0124】放送分野では、一般に番組制作時のデータ
転送レートが高くなる。一方、編集者が事前に行う仮編
集時は、低い画質および小さいサイズでもよい。ただ
し、動きの再現性やカット切替のタイミングを正確に把
握する必要があることを考慮すると、フレーム再生レー
トは規格値であることが望ましい。
【0125】しかしながら、従来のポリシーサーバを利
用したネットワークでは、アプリケーションに立ち入っ
たネットワークの設定ができなかった。本発明によるパ
ラメータ設定システム1では、画像処理を行うアプリケ
ーション用モジュール85−1〜85−3のパラメータ
も設定できるので、画像サイズなどのQoSレベルを設
定するときに他のアプリケーションの状況も反映させる
ことができ、異なるQoSレベルのアプリケーションが
サブ・ネットワークを共有することとなっても破綻する
ことがない。
【0126】なお、特許請求の範囲に記載した設定情報
格納手段がポリシー・リポジトリ81に相当し、アプリ
ケーション運用情報格納手段がサブネット・リポジトリ
82に相当し、パラメータ設定手段がQoS管理用ソフ
トウェアに相当し、上位ネットワークがバックボーン・
ネットワークに相当し、下位ネットワークがサブ・ネッ
トワークに相当する。
【0127】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ネットワ
ーク機器およびアプリケーションの設定情報を取得し、
ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を取得
し、取得した設定情報およびアプリケーション運用情報
に応じて容易且つ適切にネットワーク機器およびアプリ
ケーションのパラメータを設定できる。
【0128】また、本発明によれば、取得したアプリケ
ーション運用情報に応じてネットワークに掛かる負荷を
予測することができるので、新たなアプリケーションを
起動するときに、既に起動している他のアプリケーショ
ンに影響を与えないようなネットワーク機器およびアプ
リケーションのパラメータを適切に設定することが可能
である。したがって、他のアプリケーションに影響を与
えることなく複数のアプリケーションを同時に実行する
ことが可能である。
【0129】また、本発明によれば、設定情報およびア
プリケーション運用情報の取得と、ネットワーク機器お
よびアプリケーションに対するパラメータの設定とを複
雑なプロトコルを用いることなく実現できる。
【0130】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパラメータ設定システムの一実施
例の構成図である。
【図2】アプリケーションの構築の一例について説明す
る図である。
【図3】ポリシーサーバによるネットワークの設定の一
例について説明する図である。
【図4】オブジェクト間のインターフェースで機能を実
現するサーバ側のインターフェース関数の一例について
説明する図である。
【図5】本発明による設定サーバおよびQoS管理ソフ
トウェアを含むパラメータ設定システムの一実施例の構
成図である。
【図6】ポリシー・リポジトリおよびサブネット・リポ
ジトリが持つインターフェース関数の一例について説明
する図である。
【図7】QoS管理ソフトウェアが持つインターフェー
ス関数の一例について説明する図である。
【図8】複数のアプリケーションによるネットワーク共
有の一例について説明する図である。
【図9】複数のアプリケーションによるネットワーク共
有の他の一例について説明する図である。
【図10】QoS管理ソフトウェアによるQoSレベル
の設定処理の一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 パラメータ設定システム 10 バックボーン管理機構 11 バックボーンブローカ 12 サブネットリポジトリ 13 ポリシーリポジトリ 20 バックボーン制御機構 21 バックボーンQoSマネージャ 50−1 サブネット管理機構 51−1,51−2 サブネットブローカ 52−1 データリポジトリ 53−1 リソースリポジトリ 54−1 ソフトウェアDB 55−1 GUI端末マネージャ 60−1 サブネット制御機構 61−1 サブネットQoSマネージャ 70−1 モジュール用コンピュータ 71−1 アプリケーション用モジュール群 80 設定サーバ 81 ポリシー・リポジトリ 82 サブネット・リポジトリ 83 バックボーン・スイッチ 84 QoS管理用ソフトウェア用コンピュータ 85−1〜85−3,90−1〜90−4,91−1〜
91−3 モジュール 86 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 真 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5K030 KA04 LC09 MD00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに含まれるネットワーク機
    器およびアプリケーションのパラメータを設定するパラ
    メータ設定方法であって、 前記ネットワーク機器およびアプリケーションの設定情
    報を取得する設定情報取得段階と、 前記ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
    取得するアプリケーション運用情報取得段階と、 取得した設定情報およびアプリケーション運用情報に応
    じて前記ネットワーク機器およびアプリケーションのパ
    ラメータを設定するパラメータ設定段階とを含むパラメ
    ータ設定方法。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ設定段階は、取得したア
    プリケーション運用情報に応じて、既に起動している他
    のアプリケーションに影響を与えないように前記ネット
    ワーク機器およびアプリケーションのパラメータを設定
    することを特徴とする請求項1記載のパラメータ設定方
    法。
  3. 【請求項3】 前記設定情報およびアプリケーション運
    用情報の取得と、前記ネットワーク機器およびアプリケ
    ーションに対するパラメータの設定とは、インターフェ
    ース関数を用いて行われることを特徴とする請求項1又
    は2記載のパラメータ設定方法。
  4. 【請求項4】 ネットワークに含まれるネットワーク機
    器およびアプリケーションのパラメータを設定するパラ
    メータ設定装置であって、 前記ネットワーク機器およびアプリケーションの設定情
    報と、前記ネットワークにおけるアプリケーション運用
    情報とを取得し、取得した設定情報およびアプリケーシ
    ョン運用情報に応じて前記ネットワーク機器およびアプ
    リケーションのパラメータを設定することを特徴とする
    パラメータ設定装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークに含まれるネットワーク機
    器およびアプリケーションのパラメータを設定するパラ
    メータ設定システムであって、 前記ネットワーク機器およびアプリケーションの設定情
    報を格納する設定情報格納手段と、 前記ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
    格納するアプリケーション運用情報格納手段と、 前記設定情報格納手段およびアプリケーション運用情報
    格納手段から前記設定情報およびアプリケーション運用
    情報を取得し、取得した設定情報およびアプリケーショ
    ン運用情報に応じて前記ネットワーク機器およびアプリ
    ケーションのパラメータを設定するパラメータ設定手段
    とを有するパラメータ設定システム。
  6. 【請求項6】 ネットワークが上位ネットワークおよび
    1つ以上の下位ネットワークにより構成されており、下
    位ネットワークに含まれるネットワーク機器およびアプ
    リケーションのパラメータを設定するパラメータ設定シ
    ステムであって、 前記ネットワーク機器およびアプリケーションの設定情
    報を格納する前記上位ネットワークに備えられた設定情
    報格納手段と、 前記ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
    格納する前記上位ネットワークに備えられたアプリケー
    ション運用情報格納手段と、 前記設定情報格納手段およびアプリケーション運用情報
    格納手段から前記設定情報およびアプリケーション運用
    情報を取得し、取得した設定情報およびアプリケーショ
    ン運用情報に応じて前記ネットワーク機器およびアプリ
    ケーションのパラメータを設定する前記下位ネットワー
    クに備えられたパラメータ設定手段とを有するパラメー
    タ設定システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、 ネットワークに含まれるネットワーク機器およびアプリ
    ケーションの設定情報を取得する設定情報取得手順と、 前記ネットワークにおけるアプリケーション運用情報を
    取得するアプリケーション運用情報取得手順と、 取得した設定情報およびアプリケーション運用情報に応
    じて前記ネットワーク機器およびアプリケーションのパ
    ラメータを設定するパラメータ設定手順とを実行させる
    ためのパラメータ設定プログラム。
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