JP2003213969A - 墓 標 - Google Patents

墓 標

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JP2003213969A JP2002010737A JP2002010737A JP2003213969A JP 2003213969 A JP2003213969 A JP 2003213969A JP 2002010737 A JP2002010737 A JP 2002010737A JP 2002010737 A JP2002010737 A JP 2002010737A JP 2003213969 A JP2003213969 A JP 2003213969A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓誌の書き足しを容易に行うことができる墓
標を提供すること。 【解決手段】 墓地に設置される墓標本体2と、この墓
標本体2に装着される墓誌プレート4とから構成され、
墓誌プレート4が墓標本体に着脱自在に装着される墓
標。墓標本体2には、墓誌プレート4を挿入するための
挿入開口と、挿入開口から延びる収容部20が設けられ
ているとともに、収容部20に収容された墓誌プレート
4の少なくとも片面を露出するための表示開口25が設
けられ、墓誌プレート4は、挿入開口を通して収容部2
0に着脱自在に装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、墓地に設置される
墓標に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、墓地に設置する墓石セットと
して、墓石と墓標とを組み合わせたものが広く用いられ
てる。墓石には例えば○○家の墓と刻印され、墓石の横
に設置される墓標には、その墓(○○家の墓)に納骨さ
れた死者の戒名、享年等の墓誌が刻印される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような墓石セット
においては、墓石の刻印等については、墓地に設置する
際に一度書き込むと、その後書き足すということがない
が、墓標の刻印等については、墓地に設置する際に書き
込まれ、また設置後に亡くなった人の納骨を行ったとき
にその死者についての墓誌の書き足しが行われる。
【0004】従来の墓標は、墓誌を刻印等する墓標本体
と、この墓標本体を支持する脚部から構成され、墓標本
体が矩形状の一つの石、例えば御影石から形成されてい
る。このような墓標では、墓標本体が石で形成さている
ために重量が重くて壊れ易く、墓誌を書き足す場合にお
いても、その取り扱いに充分に注意をしなければならな
い。そのために、墓誌の書き足しは、例えば、専門の刻
印業者が墓地に出向いて墓標本体に戒名等を刻印して書
き足したり、或いは、専門の運送業者に依頼して墓標本
体を専門の刻印業者に輸送し、刻印業者にて墓標本体に
墓誌の書き足しを行い、その後刻印した墓標本体を再び
墓地に輸送して設置している。それ故に、墓誌の書き足
しには余分な費用がかかり、その書き足し費用は高額に
なる問題がある。
【0005】本発明の目的は、墓誌の書き足しを容易に
行うことができる墓標を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、墓地に設置さ
れる墓標本体と、この墓標本体に装着される墓誌プレー
トとから構成され、前記墓誌プレートが前記墓標本体に
着脱自在に装着されることを特徴とする墓標である。
【0007】本発明に従えば、墓誌が書き込まれる墓誌
プレートが墓標本体に着脱自在に装着されるので、墓誌
を書き足す場合、墓標本体から墓誌プレートを取り外す
ことができ、このように取り外すことによって、墓誌を
書き込む部分の取り扱いが容易となり、追加すべき墓誌
の書き込みが容易となる。このような墓標本体は例えば
石(御影石等)、ステンレス鋼等から形成され、墓誌プ
レートは例えばステンレス鋼板等から形成される。
【0008】また、本発明では、前記墓標本体には、前
記墓誌プレートを挿入するための挿入開口と、前記挿入
開口から延びる収容部が設けられているとともに、前記
収容部に収容された前記墓誌プレートの少なくとも片面
を露出するための表示開口が設けられ、前記墓誌プレー
トは、前記挿入開口を通して前記収容部に着脱自在に装
着されることを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、墓標本体に挿入開口及び
この挿入開口から延びる収容部が設けられているので、
この挿入開口を通して挿入することによって、墓標プレ
ートを墓標本体の収容部に着脱自在に収容することがで
きる。また、墓標本体には表示開口が設けられているの
で、収容部に収容した墓標プレートに示された墓誌をこ
の表示開口を通して露出させることができる。例えば、
墓標本体の片面側に表示開口を設けた場合、収容された
墓標プレートの片面に示された墓誌を露出させることが
でき、また墓標本体の両面側に表示開口を設けた場合、
収容された墓標プレートの両面に示された墓誌を露出さ
せることができ、このように構成した場合に墓誌の追加
書込み領域を多くすることができる。
【0010】また、本発明では、前記墓標本体は、前記
挿入開口及び収容部が設けられた本体部と、前記本体部
の底部を受け入れる第1凹部が設けられた脚部と、前記
本体部の頂部を受け入れる第2凹部が設けられた庇部と
を有し、前記本体部は相互に合わされる第1及び第2本
体部材から構成されており、前記第1及び第2本体部材
を相互に合わせると、前記第1及び第2本体部材の間に
前記挿入開口及び前記収容部が規定され、前記第1及び
第2本体部材の底部が前記脚部の前記第1凹部に嵌め込
まれ、それらの頂部が前記庇部の前記第2凹部に嵌め込
まれることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、墓標本体の本体部は相互
に合わされる第1及び第2本体部材から構成され、この
ように二つの部材から構成することによって、本体部を
石(御影石等)からでも容易に形成することができ、そ
の製作コストを安価にすることができる。また、このよ
うに合わせた第1及び第2本体部材の底部が脚部の第1
凹部に嵌め込まれ、またそれらの頂部が庇部の第2凹部
に嵌め込まれるので、嵌込み作業でもって墓標本体を簡
単に組み立てることができる。
【0012】また、本発明では、前記墓標本体は、一対
の柱状部材と、前記一対の柱状部材を接続する上接続部
材及び下接続部材とから構成され、前記一対の柱状部材
の一方には前記挿入開口を規定する貫通孔が設けられ、
前記上接続部材には、前記挿入開口の上端部より延びる
上収容溝が形成され、前記下接続部材には前記挿入開口
の下端部より延びる下収容溝が形成され、前記上収容溝
及び前記下収容溝間に前記収容部が規定されることを特
徴とする。
【0013】本発明に従えば、墓標本体は一対の柱状部
材、上接続部材及び下接続部材から構成される。一方の
柱状部材には挿入開口が形成され、上接続部材及び下接
続部材には、夫々、上収容溝及び下収容溝が形成され、
これら上収容溝及び下収容溝間に収容部が規定される。
従って、墓標プレートを挿入開口を通して上収容溝及び
下収容溝間に挿入し、これら収容溝に沿ってスライドさ
せることによって、墓標本体に着脱自在に装着すること
ができる。このような墓標本体の柱状部材、上接続部材
及び下接続部材は、例えばステンレス鋼材から形成し、
墓標プレートは例えばステンレス鋼板から形成すること
ができる。
【0014】また、本発明では、前記墓標本体には第1
ロック孔が設けられ、前記墓誌プレートには第2ロック
孔が設けられ、前記第1及び第2ロック孔を通してロッ
ク手段が着脱自在に装着されることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、墓標本体の第1ロック孔
及び墓誌プレートの第2ロック孔を通してロック手段が
着脱自在に装着されるので、ロック手段を装着した状態
では、墓標本体から墓標プレートを取り外すことができ
ず、墓標プレートの盗難防止等を図ることができる。一
方、ロック手段を外した状態では、墓標本体から墓標プ
レートを外すことができ、墓誌の書足し等を容易に行う
ことができる。尚、ロック手段としては、例えば、頭部
及びこの頭部から延びる軸部を有するロック棒と、この
ロック棒の軸部の先端部に取り付けられるキー手段、例
えば南京錠から構成することができる。
【0016】また、本発明では、前記墓標プレートは、
ステンレス鋼板、銅板及び真鍮鋼板のいずれかから形成
されていることを特徴とする。本発明に従えば、墓標プ
レートがステンレス鋼板、銅板、真鍮鋼板から形成され
ているので、表面を美しく且つ清潔に保つことができ、
また欠け、破損等が発生し難く、その取扱いが非常に容
易であり、また墓誌の書足しも容易に行うことができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う墓標の実施形態について説明する。図1は、本
発明に従う墓標の第1の実施形態を示す斜視図であり、
図2は、図1の墓標の墓標本体から墓誌プレートを取り
外した状態を示す正面図であり、図3は、図2における
III−III線による断面図であり、図4は、図1の
墓標の墓標本体を分解して示す分解斜視図であり、図5
は、図1の墓標のロック手段及びその近傍を拡大して示
す部分拡大断面図である。
【0018】図1〜図4において、第1の実施形態の墓
標は、墓地に設置される墓標本体2と、この墓標本体2
に装着される墓誌プレート4とから構成されている。墓
標本体2は、墓誌プレート4を収容する矩形状の本体部
6と、この本体部6の底部に取り付けられる一対の脚部
8と、この本体部6の頂部に取り付けられる庇部10と
を有している。
【0019】この形態では、本体部6は、墓標の表面側
に配置される第1本体部材12と、墓標の裏面側に配置
される第2本体部材14とから構成され、第1及び第2
本体部材12,14が相互に合わされて本体部6を構成
する。第1本体部材12の裏面側には所定幅の第1収容
凹部16が形成され、この第1収容凹部16は第1本体
部材12の一側面(図1、図2及び図4において左側の
側面)からその他側面(図1、図2及び図4において右
側の側面)近傍まで直線状に延びている。また、第2本
体部材14の表面側には、第1本体部材12の第1収容
凹部16に対応して第2収容凹部18が形成され、この
第2収容凹部18も第2本体部材14の一側面から他側
面に向けて直線状に延びている。このように構成されて
いるので、第1及び第2本体部材12,14を所要の通
りに合わせると、図1〜図3から理解されるように、第
1及び第2本体部材12,14の間に矩形状の収容部2
0が規定されるとともに、この収容部20の一端に挿入
開口22が規定される。また、第1本体部材12の大部
分には、その第1収容凹部14より幾分小さい矩形状の
開口23が形成され、この開口23が墓標本体2の表示
開口25として機能する。
【0020】一対の脚部8は実質上同一の構成であり、
上面に第1凹部24が形成された脚部材から構成され
る。第1凹部24の幅は本体部4の厚さに対応した大き
さに形成され、図1〜図3に示すように、本体部4(第
1及び第2本体部材12,14)の底部が各脚部8の第
1凹部24内に嵌め込まれる。かかる脚部8は、本体部
4の横方向(図1及び図4において左下から右上の方
向、図2において左右方向)に間隔をおいて本体部4に
取り付けられる。
【0021】また、庇部10は下面に第2凹部26(図
3参照)が形成された庇部材から構成される。第2凹部
26は本体部4の頂面に対応した形状に形成され、図1
〜図3に示すように、本体部4の頂部が庇部10の第2
凹部26内に嵌め込まれる。尚、この第2凹部26は、
庇部10の長手方向一端から他端まで形成するようにし
てもよい。
【0022】このように構成されているので、第1及び
第2本体部材12,14を相互に合わせ、それらの底部
を一対の脚部8の第1凹部24に嵌め込み、それらの頂
部を庇部10の第2凹部26に嵌め込むことによって、
墓標本体4を簡単に且つ容易に組み付けることができ
る。
【0023】墓標プレート4は、墓標本体2の収容部2
0に対応した矩形状であり、その表面に亡くなった人の
戒名、享年等の墓誌が刻印(又は記載)等される。この
墓標プレート4は、図1及び図2に示すように、墓標本
体2の挿入開口22を通して挿入され、かく挿入してそ
の収容部20に着脱自在に収容される。この収容状態に
おいては、墓標プレート4の表面側が第1本体部材12
の内側に位置するので、墓標本体2の表示開口25を通
して墓標プレート4の表面が外側に露出し、墓参り者
は、この表示開口25を通して墓誌プレート4表面の墓
誌を見ることができる。
【0024】このような墓標本体2、即ち本体部4(第
1及び第2本体部材12,14)、一対の脚部8(脚部
材及)び庇部10(庇部材)は、例えば墓石と同様の石
(例えば御影石等)から形成される。また、墓誌プレー
ト4は、ステンレス鋼板、銅板、真鍮鋼板等から形成さ
れ、このような金属プレートから形成することによっ
て、欠け、破損等がなく、その取扱いが容易となる。
尚、墓誌プレート4を、墓標本体2と同様の石から形成
するようにしてもよい。
【0025】このような墓標には、墓標本体2からの墓
誌プレート4の取り外しを防止するために、取外し防止
機構を設けるのが望ましい。主として図4及び図5を参
照して、図示の取外し防止機構は、頭部32及びこの頭
部32から延びる軸部34を有するロック棒36と、こ
のロック棒36の軸部34の先端部に取り付けられるキ
ー手段とを備えるロック手段30から構成され、例え
ば、キー手段は、ロック解除自在に軸部34の貫通孔4
0に装着される南京錠38から構成される。墓標本体2
(第1及び第2本体部材12,14)には第1ロック孔
42が設けられ、また墓誌プレート4には第2ロック孔
44が設けられ、ロック棒36は、例えば墓標本体2の
表面側から墓標本体2の第1ロック孔42及び墓誌プレ
ート4の第2ロック孔44を通して挿通され、これらを
通して突出する軸部34の貫通孔40に南京錠38がロ
ック解除自在に取り付けられる。
【0026】このような墓標では、次のようにして墓標
本体2から墓誌プレート4を取り外すことができる。例
えば、墓誌を書き足す場合等においては、まず、キー4
6(図5参照)を用いて南京錠38のロックを解除し、
墓標本体2からロック棒36を引き抜いてロック手段3
0によるロック状態を解除する。次いで、墓標本体4か
ら墓誌プレート4を矢印48(図2参照)で示す方向と
反対方向に引き出せばよく、このように引き出すことに
よって、墓誌プレート4を墓標本体2から取り外すこと
ができる。そして、墓誌の書足しを行う場合、外した墓
誌プレー4を例えば刻印業者に輸送して書足しを行い、
その後、この墓誌プレート4を墓標本体2に取り付けれ
ばよい。墓誌プレート4は墓標本体4に比して小さく、
またその重量も軽いので取扱いが容易であり、墓誌の書
込みを容易に行うことができる。特に、墓誌プレート4
をステンレス鋼板等の金属プレートから形成した場合、
欠け、破損がなく、その取扱い(取外し、輸送、取付け
等の作業)が一層容易となり、墓誌の書込みのコストを
大幅に低減することができる。
【0027】尚、書込み後の墓誌プレート4の取付け
は、墓誌プレート4を墓標本体2の挿入開口22を通し
て矢印48で示す方向に挿入して収容部20に収容し、
ロック棒36の軸部34を墓標本体2の第1ロック孔4
2及び墓誌プレート4の第2ロック孔44を通して挿通
し、その後、軸部34の先端部に南京錠38を取り付け
ればよい。かくすると、ロック手段30がロック状態に
なり、ロック棒36によって、墓誌プレート4の墓標本
体2からの取り外しが阻止され、盗難防止等を図ること
ができる。尚、墓誌プレート4の取付け、取外しを容易
にするために、その側面に取っ手を設けるようにしても
よい。
【0028】次いで、図6を参照して、本発明に従う墓
標の第2の実施形態について説明する。図6は、第2の
実施形態の墓標を示す斜視図である。尚、以下の実施形
態において、第1の実施形態と実質上同一の部材には同
一の番号を付し、その説明を省略する。
【0029】図6において、この第2の実施形態におい
ては、墓標本体2Aの本体部4Aが一体的に形成され、
その一側面に形成された挿入開口22から他側面近傍ま
で収容部が延びている。このように本体部4Aを一体的
に形成した場合、第1の実施形態のように二つの部材を
合わせる必要がないので、庇部は必ずしも必要でなく、
省略することもできるが、外観上の美観から設けるよう
にしてもよい。第2の実施形態のその他の構成は、上述
した第1の実施形態と実質上同一でよい。この第2の実
施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果が
達成される。
【0030】次に、図7を参照して、本発明に従う墓標
の第3の実施形態について説明する。図7は、本発明に
従う墓標の第3の実施形態を示す斜視図である。図7に
おいて、この実施形態では、墓標本体2Bが一対の柱状
部材52,54と、柱状部材52,54の上端部を接続
する上接続部材56と、それらの下部を接続する下接続
部材58と、から構成されており、これら柱状部材5
2,54並びに上及び下接続部材56,58によって、
墓標本体2Bの矩形状開口60が規定され、この矩形状
開口60が表示開口として機能する。
【0031】一方の柱状部材52(図7において左側の
柱状部材)には、上接続部材56及び下接続部材58の
間隔にほぼ対応して、細長い貫通孔62が形成され、か
かる貫通孔62が挿入開口を規定する。上接続部材56
の下面には上収容溝が形成され、この上収容溝は上記貫
通口62の上端部から上接続部材56の長手方向に直線
上に他方の柱状部材54まで延びている。また、下接続
部材58の上面には下収容溝64が形成され、この下収
容溝64は上記貫通口62の下端部から下接続部材58
の長手方向に直線状に他方の柱状部材54まで延びてい
る。このように構成されているので、上接続部材56の
上収容溝と下接続部材58の下収容溝64との間に収容
部が規定される。このような墓標本体2B(柱状部材6
2,64及び接続部材56,58)は例えばステンレス
鋼材から形成される。
【0032】墓誌プレート4Bは、第1及び第2実施形
態と同様に、矩形状のプレート、例えばステンレス鋼板
等から形成される。この墓誌プレート4Bは、柱状部材
52の貫通孔62を通して上接続部材56の上収容溝及
び下接続部材58の下収容溝64に挿入され、これら収
容溝64に沿ってスライドして墓標本体2Bの収容部に
着脱自在に取り付けられる。
【0033】この形態の墓標では、一対の柱状部材5
2,54の下部が墓地の地中に埋設され、装着された墓
誌プレート4Bの片面は墓標本体2Bの矩形状開口60
の表面側を通して露出し、また墓誌プレート4Bの他面
は墓標本体2Bの矩形状開口60の裏面側を通して露出
し、従って、墓誌プレート4Bの両面を墓誌の記載領域
として利用することができる。尚、この形態の墓標にお
いても、上述した実施形態と同様に、墓標本体2B(具
体的には、柱状部材52)及び墓誌プレート4Bに、取
外し防止機構としてのロック手段30を設けるのが望ま
しい。
【0034】以上、本発明に従う墓標の実施形態につい
て説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変
形乃至修正が可能である。
【0035】例えば、第1及び第2のの実施形態では、
墓標本体2(2A)の表面側に表示開口25を設け、収
容部20に装着した墓誌プレート4の表面側を露出させ
ているが、このような構成に限定されず、墓標本体2
(2A)の両面(表面側及び裏面側)に表示開口を設
け、これら表示開口を通して墓誌プレート4の両面を露
出させるようにしてもよい。
【0036】また、例えば、第1〜第3の実施形態で
は、墓標本体2(2A,2B)の片側に挿入開口22
(22B)を設けているが、このような構成に限定され
ず、墓標本体の両側に挿入開口を設けるようにしてもよ
く、このように構成した場合、いずれか一方の挿入開口
を利用して墓誌プレートを収容部に着脱自在に取り付け
ることができ、狭い墓地等においても墓誌プレートの取
付け取外しを容易に行うことができる。
【0037】また、例えば、第1〜第3の実施形態で
は、墓誌プレート4を墓標本体2(2A、2B)の挿入
開口22(22B)を通してその収容部20(20B)
に着脱自在に装着しているが、このような構成に代え
て、墓標本体の収容部に表示開口を通して嵌め込むよう
に構成するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1の墓標によれば、墓誌
が書き込まれる墓誌プレートが墓標本体に着脱自在に装
着されるので、墓誌を書き足す場合、墓標本体から墓誌
プレートを取り外すことができ、追加すべき墓誌の書き
込みが容易となり、墓誌の書込み費用の大幅な低減を図
ることができる。
【0039】また、本発明の請求項2の墓標によれば、
墓標本体に挿入開口及びこの挿入開口から延びる収容部
が設けられているので、この挿入開口を通して挿入する
ことによって、墓標プレートを墓標本体の収容部に着脱
自在に収容することができる。また、墓標本体には表示
開口が設けられているので、収容部に収容した墓標プレ
ートに示された墓誌をこの表示開口を通して露出させる
ことができる。
【0040】また、本発明の請求項3の墓標によれば、
墓標本体の本体部は相互に合わされる第1及び第2本体
部材から構成されているので、本体部を石からでも容易
に形成することができ、その製作コストを安価にするこ
とができる。また、第1及び第2本体部材の底部が脚部
の第1凹部に嵌め込まれ、またそれらの頂部が庇部の第
2凹部に嵌め込まれるので、墓標本体の組付けを簡単に
且つ容易に行うことができる。
【0041】本発明の請求項4の墓標によれば、一方の
柱状部材に貫通孔が設けられ、上接続部材及び下接続部
材に上記貫通孔から延びる上収容溝及び下収容溝が設け
られているので、墓標プレートを貫通孔を通して上収容
溝及び下収容溝間に着脱自在に取り付けることができ
る。
【0042】また、本発明の請求項5の墓標によれば、
墓標本体の第1ロック孔及び墓誌プレートの第2ロック
孔を通してロック手段が着脱自在に装着されるので、ロ
ック手段を装着した状態では、墓標本体から墓標プレー
トを取り外すことができず、墓標プレートの盗難防止等
を図ることができる。
【0043】更に、本発明の請求項6の墓標によれば、
墓標プレートがステンレス鋼板、銅板、真鍮鋼板から形
成されているので、表面を美しく且つ清潔に保つことが
でき、またその取扱いも非常に容易となり、墓誌の書足
しも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う墓標の第1の実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1の墓標の墓標本体から墓誌プレートを取り
外した状態を示す正面図である。
【図3】図2におけるIII−III線による断面図で
ある。
【図4】図1の墓標の墓標本体を分解して示す分解斜視
図である。
【図5】図1の墓標のロック手段及びその近傍を拡大し
て示す部分拡大断面図である。
【図6】本発明に従う墓標の第2の実施形態を示す斜視
図である。
【図7】本発明に従う墓標の第3の実施形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
2,2A,2B 墓標本体 4,4A,4B 墓誌プレート 6 本体部 8 脚部 10 庇部 12 第1本体部材 14 第2本体部材 20,120B 収容部 22 挿入開口 25 表示開口 30 ロック手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 墓地に設置される墓標本体と、この墓標
    本体に装着される墓誌プレートとから構成され、 前記墓誌プレートが前記墓標本体に着脱自在に装着され
    ることを特徴とする墓標。
  2. 【請求項2】 前記墓標本体には、前記墓誌プレートを
    挿入するための挿入開口と、前記挿入開口から延びる収
    容部が設けられているとともに、前記収容部に収容され
    た前記墓誌プレートの少なくとも片面を露出するための
    表示開口が設けられ、前記墓誌プレートは、前記挿入開
    口を通して前記収容部に着脱自在に装着されることを特
    徴とする請求項1記載の墓標。
  3. 【請求項3】 前記墓標本体は、前記挿入開口及び収容
    部が設けられた本体部と、前記本体部の底部を受け入れ
    る第1凹部が設けられた脚部と、前記本体部の頂部を受
    け入れる第2凹部が設けられた庇部とを有し、前記本体
    部は相互に合わされる第1及び第2本体部材から構成さ
    れており、前記第1及び第2本体部材を相互に合わせる
    と、前記第1及び第2本体部材の間に前記挿入開口及び
    前記収容部が規定され、前記第1及び第2本体部材の底
    部が前記脚部の前記第1凹部に嵌め込まれ、それらの頂
    部が前記庇部の前記第2凹部に嵌め込まれることを特徴
    とする請求項1又は2記載の墓標。
  4. 【請求項4】 前記墓標本体は、一対の柱状部材と、前
    記一対の柱状部材を接続する上接続部材及び下接続部材
    とから構成され、前記一対の柱状部材の一方には前記挿
    入開口を規定する貫通孔が設けられ、前記上接続部材に
    は、前記挿入開口の上端部より延びる上収容溝が形成さ
    れ、前記下接続部材には前記挿入開口の下端部より延び
    る下収容溝が形成され、前記上収容溝及び前記下収容溝
    間に前記収容部が規定されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の墓標。
  5. 【請求項5】 前記墓標本体には第1ロック孔が設けら
    れ、前記墓誌プレートには第2ロック孔が設けられ、前
    記第1及び第2ロック孔を通してロック手段が着脱自在
    に装着されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の墓標。
  6. 【請求項6】 前記墓標プレートは、ステンレス鋼板、
    銅板及び真鍮鋼板のいずれかから形成されていることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の墓標。
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JP2021021280A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 宗教法人法栄寺 墓碑

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