JP2003211094A - 大型薄物用区分機の搬送機構 - Google Patents
大型薄物用区分機の搬送機構Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】大型薄物用区分機の搬送機構において、搬送箱
に格納された搬送物（郵便物等の紙葉類）を、搬送箱よ
りも小さい集積箱に対し確実に集積可能にする。 【解決手段】区分情報が与えられた紙葉類１を格納し搬
送する搬送箱２は、ねじれが施されているレール３に支
持されて常時駆動している自在チェン４に取り付けら
れ、レール３のねじれが施されている箇所に差しかかる
と、レール３に従い自在チェン４もねじられる。自在チ
ェン４に取り付けられた搬送箱２も同時に矢印Ｅ方向に
傾動し、紙葉類１は慣性と自重により搬送箱２の下がっ
た側の端面に達し位置決めされる。レール３は集積箱の
直前までに緩やかに水平状態に戻るため、搬送箱２内の
紙葉類１は位置決め状態が保たれたまま区分情報に基づ
く所定の集積箱の上に達し、ミスなく確実に集積され
る。
に格納された搬送物（郵便物等の紙葉類）を、搬送箱よ
りも小さい集積箱に対し確実に集積可能にする。 【解決手段】区分情報が与えられた紙葉類１を格納し搬
送する搬送箱２は、ねじれが施されているレール３に支
持されて常時駆動している自在チェン４に取り付けら
れ、レール３のねじれが施されている箇所に差しかかる
と、レール３に従い自在チェン４もねじられる。自在チ
ェン４に取り付けられた搬送箱２も同時に矢印Ｅ方向に
傾動し、紙葉類１は慣性と自重により搬送箱２の下がっ
た側の端面に達し位置決めされる。レール３は集積箱の
直前までに緩やかに水平状態に戻るため、搬送箱２内の
紙葉類１は位置決め状態が保たれたまま区分情報に基づ
く所定の集積箱の上に達し、ミスなく確実に集積され
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は郵便物等の大型薄物
の紙葉類を区分し集積する大型薄物用区分機の搬送機構
に関し、特に確実に搬送物の集積ができる搬送機構に関
する。
の紙葉類を区分し集積する大型薄物用区分機の搬送機構
に関し、特に確実に搬送物の集積ができる搬送機構に関
する。
【０００２】
【従来の技術】常時搬送している搬送箱に収められた搬
送物を、区分すべき集積箱上で落下させて集積を行う大
型薄物用区分機、例えば大型郵便物用区分機において、
搬送物の最大サイズと集積箱の大きさはユーザによって
異なるが、搬送箱は汎用性を考慮して搬送物に対し十分
大きい形状となっている。
送物を、区分すべき集積箱上で落下させて集積を行う大
型薄物用区分機、例えば大型郵便物用区分機において、
搬送物の最大サイズと集積箱の大きさはユーザによって
異なるが、搬送箱は汎用性を考慮して搬送物に対し十分
大きい形状となっている。
【０００３】従って集積箱の大きさが搬送箱以上であれ
ば、搬送箱に対し集積箱の位置決めを行うことで搬送箱
に格納された搬送物を所定のタイミングで落下させるこ
とで容易に集積箱内に収めることが可能である。
ば、搬送箱に対し集積箱の位置決めを行うことで搬送箱
に格納された搬送物を所定のタイミングで落下させるこ
とで容易に集積箱内に収めることが可能である。
【０００４】しかし、運搬時のスペースの効率化を図る
ために、集積箱のサイズが搬送物の最大サイズより僅か
に大きい程度とされている場合には、搬送箱内における
搬送物の位置決めが定まっていない状況が多いため、搬
送箱に対して集積箱を位置決めしただけでは落下した搬
送物が集積箱の縁に当たり、必ずしも確実に集積箱に収
まるとは限らない事態となる。
ために、集積箱のサイズが搬送物の最大サイズより僅か
に大きい程度とされている場合には、搬送箱内における
搬送物の位置決めが定まっていない状況が多いため、搬
送箱に対して集積箱を位置決めしただけでは落下した搬
送物が集積箱の縁に当たり、必ずしも確実に集積箱に収
まるとは限らない事態となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、大型薄物用区分機の搬送機構において、運搬時のス
ペースの効率化を図るために、集積箱のサイズを搬送物
の最大サイズより僅かに大きい程度としている場合に
は、搬送箱内における搬送物の位置決めが定まっていな
い状況が多く、従って搬送箱に対して集積箱を位置決め
しただけでは落下した搬送物が集積箱の縁に当たり、確
実に集積箱に収まるとは限らずに集積ミスが発生し、運
用停止等を招く事態となる問題がある。
来、大型薄物用区分機の搬送機構において、運搬時のス
ペースの効率化を図るために、集積箱のサイズを搬送物
の最大サイズより僅かに大きい程度としている場合に
は、搬送箱内における搬送物の位置決めが定まっていな
い状況が多く、従って搬送箱に対して集積箱を位置決め
しただけでは落下した搬送物が集積箱の縁に当たり、確
実に集積箱に収まるとは限らずに集積ミスが発生し、運
用停止等を招く事態となる問題がある。
【０００６】さらに上述したような集積ミスが発生する
と、搬送物は集積されるべき順番どおりに集積箱に積載
されないこととなる。これは積載順番が重視される、た
とえば配達順に並べ替えるなどの運用機能においては大
きな問題となる。
と、搬送物は集積されるべき順番どおりに集積箱に積載
されないこととなる。これは積載順番が重視される、た
とえば配達順に並べ替えるなどの運用機能においては大
きな問題となる。
【０００７】本発明の目的は、上記従来の問題を解決
し、搬送箱に格納された搬送物を、搬送箱内にて位置決
めを行うことによって、搬送箱よりも小さい集積箱に対
して確実に搬送物の集積を可能とする大型薄物用区分機
の搬送機構を提供することにある。
し、搬送箱に格納された搬送物を、搬送箱内にて位置決
めを行うことによって、搬送箱よりも小さい集積箱に対
して確実に搬送物の集積を可能とする大型薄物用区分機
の搬送機構を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の大型薄物用区分
機の搬送機構は、区分情報が与えられた大型薄物の紙葉
類を少なくとも一葉ずつ供給する供給手段と、前記供給
手段からの前記紙葉類を少なくとも一葉ずつ格納して搬
送する搬送箱と、前記区分情報に基づき前記搬送箱から
所定の紙葉類を集積する集積箱と、前記供給手段から前
記集積箱の間に配設された搬送用のレールと、前記レー
ルに相対運動自在に取り付けられ且つ前記搬送箱を支持
しつつ少なくとも前記供給手段から前記集積箱までの間
を移動するスライド手段と、前記スライド手段を移動さ
せる駆動手段とを備える大型薄物用区分機の搬送機構に
おいて、前記レールには所定の長さ分が中心線回りにね
じれが施され、このレールに従って移動する前記スライ
ド手段及び前記搬送箱が前記ねじれに応じて傾動すべく
構成されている。
機の搬送機構は、区分情報が与えられた大型薄物の紙葉
類を少なくとも一葉ずつ供給する供給手段と、前記供給
手段からの前記紙葉類を少なくとも一葉ずつ格納して搬
送する搬送箱と、前記区分情報に基づき前記搬送箱から
所定の紙葉類を集積する集積箱と、前記供給手段から前
記集積箱の間に配設された搬送用のレールと、前記レー
ルに相対運動自在に取り付けられ且つ前記搬送箱を支持
しつつ少なくとも前記供給手段から前記集積箱までの間
を移動するスライド手段と、前記スライド手段を移動さ
せる駆動手段とを備える大型薄物用区分機の搬送機構に
おいて、前記レールには所定の長さ分が中心線回りにね
じれが施され、このレールに従って移動する前記スライ
ド手段及び前記搬送箱が前記ねじれに応じて傾動すべく
構成されている。
【０００９】また本発明の他の大型薄物用区分機の搬送
機構は、区分情報が与えられた大型薄物の紙葉類を少な
くとも一葉ずつ供給する供給手段と、前記供給手段から
の前記紙葉類を少なくとも一葉ずつ格納して搬送する搬
送箱と、前記区分情報に基づき前記搬送箱から所定の紙
葉類を集積する集積箱と、前記供給手段から前記集積箱
の間に配設された搬送用の搬送レールと、前記搬送レー
ルに相対運動自在に取り付けられ且つ前記搬送箱を支持
しつつ少なくとも前記供給手段から前記集積箱までの間
を移動するスライド手段と、前記スライド手段を移動さ
せる駆動手段とを備える大型薄物用区分機の搬送機構に
おいて、前記搬送レールに沿って配設され所定の長さ分
にねじれが施された案内部材と、前記搬送箱の外面に取
り付けられ且つ前記案内部材にスライド係合するガイド
ローラと、前記スライド手段に対し前記搬送箱を回動自
在に支持する回動手段とを有してなり、前記搬送レール
及び前記案内部材に従って移動する前記搬送箱が前記案
内部材のねじれに応じて傾動すべく構成されている。
機構は、区分情報が与えられた大型薄物の紙葉類を少な
くとも一葉ずつ供給する供給手段と、前記供給手段から
の前記紙葉類を少なくとも一葉ずつ格納して搬送する搬
送箱と、前記区分情報に基づき前記搬送箱から所定の紙
葉類を集積する集積箱と、前記供給手段から前記集積箱
の間に配設された搬送用の搬送レールと、前記搬送レー
ルに相対運動自在に取り付けられ且つ前記搬送箱を支持
しつつ少なくとも前記供給手段から前記集積箱までの間
を移動するスライド手段と、前記スライド手段を移動さ
せる駆動手段とを備える大型薄物用区分機の搬送機構に
おいて、前記搬送レールに沿って配設され所定の長さ分
にねじれが施された案内部材と、前記搬送箱の外面に取
り付けられ且つ前記案内部材にスライド係合するガイド
ローラと、前記スライド手段に対し前記搬送箱を回動自
在に支持する回動手段とを有してなり、前記搬送レール
及び前記案内部材に従って移動する前記搬送箱が前記案
内部材のねじれに応じて傾動すべく構成されている。
【００１０】これらの大型薄物用区分機の搬送機構にお
いて、前記大型薄物の紙葉類が郵便物であることが好ま
しく、また前記スライド手段が自在チェンであることが
好ましい。
いて、前記大型薄物の紙葉類が郵便物であることが好ま
しく、また前記スライド手段が自在チェンであることが
好ましい。
【００１１】またこれらの大型薄物用区分機の搬送機構
において、前記レール及び前記案内部材は、前記集積箱
に対する位置から上流側に所定距離離れた部位からねじ
られ且つ前記集積箱の直前までに水平状態に戻るように
ねじれが施されていることが好ましく、さらに前記レー
ル及び前記案内部材のねじれは、ねじられ当初は短距離
で急激に施され且つ水平状態に戻るときには十分な距離
をもってねじれが緩やかに戻されることが好ましい。
において、前記レール及び前記案内部材は、前記集積箱
に対する位置から上流側に所定距離離れた部位からねじ
られ且つ前記集積箱の直前までに水平状態に戻るように
ねじれが施されていることが好ましく、さらに前記レー
ル及び前記案内部材のねじれは、ねじられ当初は短距離
で急激に施され且つ水平状態に戻るときには十分な距離
をもってねじれが緩やかに戻されることが好ましい。
【００１２】さらにこれらの大型薄物用区分機の搬送機
構において、前記集積箱には搬送される前記搬送箱との
位置決めを行う位置決め手段が設けられること、また前
記集積箱の大きさが集積する前記紙葉類の最大サイズに
比して僅かに大きいものであることが好ましい。
構において、前記集積箱には搬送される前記搬送箱との
位置決めを行う位置決め手段が設けられること、また前
記集積箱の大きさが集積する前記紙葉類の最大サイズに
比して僅かに大きいものであることが好ましい。
【００１３】このような本発明の搬送機構によれば、搬
送移動中の搬送箱を傾動させることにより、搬送箱に格
納された搬送物を搬送箱内の定位置に位置決めを行うこ
とができ、搬送箱よりも小さい集積箱に対して確実に搬
送物の集積を可能とすることができる。
送移動中の搬送箱を傾動させることにより、搬送箱に格
納された搬送物を搬送箱内の定位置に位置決めを行うこ
とができ、搬送箱よりも小さい集積箱に対して確実に搬
送物の集積を可能とすることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【００１５】図１は本発明の第１の実施の形態の搬送機
構の全体構成を示す斜視図、図２ないし図４は第１の実
施の形態における搬送箱の動作状態をそれぞれ示す断面
図、図５はその搬送箱と集積箱の位置関係を示す断面
図、図６は搬送機構の駆動機構の構成を示す斜視図であ
る。
構の全体構成を示す斜視図、図２ないし図４は第１の実
施の形態における搬送箱の動作状態をそれぞれ示す断面
図、図５はその搬送箱と集積箱の位置関係を示す断面
図、図６は搬送機構の駆動機構の構成を示す斜視図であ
る。
【００１６】図１を参照すると、この実施の形態の搬送
機構の構成としては、区分情報が与えられて搬送対象と
なる大型薄物の複数の紙葉類１、紙葉類１を一葉ずつ格
納して搬送する複数の搬送箱２、搬送箱２の搬送移動を
ガイドする搬送用のレール３、無端環状を呈し後述する
ごとき駆動機構（図６参照）により常時駆動しておりレ
ール３にスライド運動自在に取り付けられ且つ複数の搬
送箱２を支持しているスライド手段としての自在チェン
４、搬送されてくる紙葉類１を集積する複数の集積箱
５、搬送されてくる搬送箱２との位置が合う様に集積箱
５の位置決めを行うストッパ６及び集積箱５の搬送方向
位置を規制するガイド７、自在チェン４により常時搬送
している搬送箱２に紙葉類１を供給して移載させる供給
手段としての移載装置８、搬送箱２の搬送量を測定する
パルスカウンタ９とを有して構成される。
機構の構成としては、区分情報が与えられて搬送対象と
なる大型薄物の複数の紙葉類１、紙葉類１を一葉ずつ格
納して搬送する複数の搬送箱２、搬送箱２の搬送移動を
ガイドする搬送用のレール３、無端環状を呈し後述する
ごとき駆動機構（図６参照）により常時駆動しておりレ
ール３にスライド運動自在に取り付けられ且つ複数の搬
送箱２を支持しているスライド手段としての自在チェン
４、搬送されてくる紙葉類１を集積する複数の集積箱
５、搬送されてくる搬送箱２との位置が合う様に集積箱
５の位置決めを行うストッパ６及び集積箱５の搬送方向
位置を規制するガイド７、自在チェン４により常時搬送
している搬送箱２に紙葉類１を供給して移載させる供給
手段としての移載装置８、搬送箱２の搬送量を測定する
パルスカウンタ９とを有して構成される。
【００１７】なお、区分情報が与えられている大型薄物
の紙葉類１としては、郵便物であると想定するのが好ま
しい。
の紙葉類１としては、郵便物であると想定するのが好ま
しい。
【００１８】ここで、搬送用のレール３は移載装置８か
ら複数の集積箱５の最終端までの間に配設されており、
図２に示すように下側に開口部を有する略コの字状をな
している。このレール３には、所定の長さ範囲にわたり
中心線回りにねじれが施されている。
ら複数の集積箱５の最終端までの間に配設されており、
図２に示すように下側に開口部を有する略コの字状をな
している。このレール３には、所定の長さ範囲にわたり
中心線回りにねじれが施されている。
【００１９】レール３におけるねじれの状態を具体的に
説明すると、レール３は最初の集積箱５ａに対する位置
から上流側に所定距離離れた部位からねじられ且つ最初
の集積箱５ａの直前までに再び水平状態に戻るようにね
じれが施されている。ねじれは無端環状の自在チェン４
の搬送ルートに対し外周側が下がり、内周側が上がる方
向に約２０〜２５度程度の角度でねじられている。
説明すると、レール３は最初の集積箱５ａに対する位置
から上流側に所定距離離れた部位からねじられ且つ最初
の集積箱５ａの直前までに再び水平状態に戻るようにね
じれが施されている。ねじれは無端環状の自在チェン４
の搬送ルートに対し外周側が下がり、内周側が上がる方
向に約２０〜２５度程度の角度でねじられている。
【００２０】また、ねじれは、ねじられ当初は水平状態
から短距離で急激に施され且つ再び水平状態に戻るとき
には十分な距離をもって緩やかにねじれが戻されるよう
になっているのが好ましい。
から短距離で急激に施され且つ再び水平状態に戻るとき
には十分な距離をもって緩やかにねじれが戻されるよう
になっているのが好ましい。
【００２１】それぞれの搬送箱２の下部には、区分すべ
き集積箱５に所定の紙葉類１を集積すべく開閉可能な底
板２ａが設けられる。集積箱５は、搬送されてくる紙葉
類１に与えられた区分情報に基づいて所定の紙葉類１を
それぞれ集積するように、複数の集積箱５ａ、集積箱５
ｂ、集積箱５ｃ、・・・が搬送箱２の下方に連続するよ
うに配置される。
き集積箱５に所定の紙葉類１を集積すべく開閉可能な底
板２ａが設けられる。集積箱５は、搬送されてくる紙葉
類１に与えられた区分情報に基づいて所定の紙葉類１を
それぞれ集積するように、複数の集積箱５ａ、集積箱５
ｂ、集積箱５ｃ、・・・が搬送箱２の下方に連続するよ
うに配置される。
【００２２】図５を参照すると、紙葉類１、搬送箱２及
び集積箱５のサイズの関係が示されている。搬送箱２の
サイズは汎用性を考慮し、紙葉類１のサイズに対して充
分大きいものとなっており、一方、集積箱５のサイズは
搬送時のスペースの効率化を図る目的で、紙葉類１の最
大サイズより僅かに大きい程度となっている。従って紙
葉類１のサイズより僅かに大きいサイズの集積箱５と搬
送箱２との位置関係を正確に決めるために、集積箱５の
位置決めを行うストッパ６が設けられる。また図１に示
されるように、集積箱５の搬送方向に対応する位置を規
制するガイド７もある。
び集積箱５のサイズの関係が示されている。搬送箱２の
サイズは汎用性を考慮し、紙葉類１のサイズに対して充
分大きいものとなっており、一方、集積箱５のサイズは
搬送時のスペースの効率化を図る目的で、紙葉類１の最
大サイズより僅かに大きい程度となっている。従って紙
葉類１のサイズより僅かに大きいサイズの集積箱５と搬
送箱２との位置関係を正確に決めるために、集積箱５の
位置決めを行うストッパ６が設けられる。また図１に示
されるように、集積箱５の搬送方向に対応する位置を規
制するガイド７もある。
【００２３】図６を参照して自在チェン４の駆動機構に
ついて説明する。
ついて説明する。
【００２４】自在チェン４は、それぞれ１つの搬送箱２
を支持している無数のチェン４ａ、４ｂ、４ｃ、・・・
が継手部１３により連結されて無端環状を呈しており、
継手部１３においてそれぞれ回転方向（矢印Ｃ）及び左
右方向（矢印Ｄ）に相互運動自在なごとくに連結されて
いる。それぞれのチェン４ａ、４ｂ、４ｃ、・・・に
は、ローラ１１と２対のガイドローラ１２があり、ロー
ラ１１が後述するスクリューローラ１０に嵌まって駆動
力を受ける。一方、２対のガイドローラ１２はレール３
の略コの字状部分に嵌まってスライド運動自在にガイド
される（図２参照）。
を支持している無数のチェン４ａ、４ｂ、４ｃ、・・・
が継手部１３により連結されて無端環状を呈しており、
継手部１３においてそれぞれ回転方向（矢印Ｃ）及び左
右方向（矢印Ｄ）に相互運動自在なごとくに連結されて
いる。それぞれのチェン４ａ、４ｂ、４ｃ、・・・に
は、ローラ１１と２対のガイドローラ１２があり、ロー
ラ１１が後述するスクリューローラ１０に嵌まって駆動
力を受ける。一方、２対のガイドローラ１２はレール３
の略コの字状部分に嵌まってスライド運動自在にガイド
される（図２参照）。
【００２５】スクリューローラ１０は、図１に示すよう
に、自在チェン４の無端環状部分の一部の近傍にあり、
図示しないモータ１４からの駆動力によって矢印Ｂ方向
に回転する。スクリューローラ１０が有する螺旋溝１０
ａには図６に示すチェン４ａのローラ１１が嵌り込み、
スクリューローラ１０の矢印Ｂ方向の回転により自在チ
ェン４がローラ１１を介して矢印Ａ方向にスライド駆動
される。またスクリューローラ１０にはエンコーダ１５
が付属し、スクリューローラ１０の回転に従いエンコー
ダパルスを発生し、このパルスはパルスカウンタ９で測
定される。
に、自在チェン４の無端環状部分の一部の近傍にあり、
図示しないモータ１４からの駆動力によって矢印Ｂ方向
に回転する。スクリューローラ１０が有する螺旋溝１０
ａには図６に示すチェン４ａのローラ１１が嵌り込み、
スクリューローラ１０の矢印Ｂ方向の回転により自在チ
ェン４がローラ１１を介して矢印Ａ方向にスライド駆動
される。またスクリューローラ１０にはエンコーダ１５
が付属し、スクリューローラ１０の回転に従いエンコー
ダパルスを発生し、このパルスはパルスカウンタ９で測
定される。
【００２６】スクリューローラ１０の長さは、図６に示
す各チェン４ａ、４ｂ、４ｃ、・・にあるそれぞれのロ
ーラ１１同士の間隔Ｌより若干長ければよく、或るチェ
ンのローラ１１がスクリューローラ１０の螺旋溝から外
れる前に次のチェンのローラ１１がスクリューローラ１
０の螺旋溝に嵌ることにより、無端環状の自在チェン４
は矢印Ａ方向に連続的にスライド駆動されることとな
る。
す各チェン４ａ、４ｂ、４ｃ、・・にあるそれぞれのロ
ーラ１１同士の間隔Ｌより若干長ければよく、或るチェ
ンのローラ１１がスクリューローラ１０の螺旋溝から外
れる前に次のチェンのローラ１１がスクリューローラ１
０の螺旋溝に嵌ることにより、無端環状の自在チェン４
は矢印Ａ方向に連続的にスライド駆動されることとな
る。
【００２７】次に、以上のような構成の第１の実施の形
態の動作について説明する。
態の動作について説明する。
【００２８】まず、その動作を要約して述べる。図１な
いし図５に示すように、紙葉類１を搬送する搬送箱２
は、レール３に支持されて常時駆動している自在チェン
４に取り付けられている。レール３のねじれが施されて
いる箇所に差しかかると、レール３に従い自在チェン４
もねじられる。自在チェン４に取り付けられた搬送箱２
も同時に傾動して紙葉類１は慣性と自重により、搬送箱
２の片側の端面に達し位置決めされる。レール３は集積
箱５の直前までに緩やかに水平状態に戻るため、搬送箱
２内の紙葉類１は位置決め状態が保たれたまま集積箱５
の上に達する。
いし図５に示すように、紙葉類１を搬送する搬送箱２
は、レール３に支持されて常時駆動している自在チェン
４に取り付けられている。レール３のねじれが施されて
いる箇所に差しかかると、レール３に従い自在チェン４
もねじられる。自在チェン４に取り付けられた搬送箱２
も同時に傾動して紙葉類１は慣性と自重により、搬送箱
２の片側の端面に達し位置決めされる。レール３は集積
箱５の直前までに緩やかに水平状態に戻るため、搬送箱
２内の紙葉類１は位置決め状態が保たれたまま集積箱５
の上に達する。
【００２９】以下、動作を詳細に説明する。図１に示す
ように、常時搬送している複数の搬送箱２に、移載装置
８からそれぞれ一葉ずつ移載され格納された紙葉類１に
は、図示しない読み取り装置や打鍵入力等により区分情
報が与えられており、集積されるべき所定の集積箱５が
指定される。移載された紙葉類１は、図２に示すよう
に、搬送箱２内の任意の位置に載置される。
ように、常時搬送している複数の搬送箱２に、移載装置
８からそれぞれ一葉ずつ移載され格納された紙葉類１に
は、図示しない読み取り装置や打鍵入力等により区分情
報が与えられており、集積されるべき所定の集積箱５が
指定される。移載された紙葉類１は、図２に示すよう
に、搬送箱２内の任意の位置に載置される。
【００３０】複数の搬送箱２は上述したように無端環状
の自在チェン４に支持され、モータ１４の駆動力による
スクリューローラ１０の矢印Ｂ方向回転によりローラ１
１を介して矢印Ａ方向にスライド駆動される。矢印Ａ方
向に移動した搬送箱２は、移載装置８から紙葉類１を格
納するとともに、移載装置８から複数の集積箱５までの
間に配設されて下側に開口部を有する略コの字状のレー
ル３に達する。
の自在チェン４に支持され、モータ１４の駆動力による
スクリューローラ１０の矢印Ｂ方向回転によりローラ１
１を介して矢印Ａ方向にスライド駆動される。矢印Ａ方
向に移動した搬送箱２は、移載装置８から紙葉類１を格
納するとともに、移載装置８から複数の集積箱５までの
間に配設されて下側に開口部を有する略コの字状のレー
ル３に達する。
【００３１】レール３に達すると、自在チェン４の各チ
ェン４ａ、４ｂ、・・・のガイドローラ１２が、図２に
示すように、レール３のコの字状部分にスライド運動自
在にガイドされることになる。各チェン４ａ、４ｂ、・
・・がレール３のねじられた箇所に差しかかると、継手
部１３の回転方向と左右方向の自在運動により、図３に
示すように、レール３に従ってチェン４ａ、４ｂ、・・
・が矢印Ｅ方向にねじられる。この場合、ねじれは水平
状態から短距離の間で急激に行われる。同時に、チェン
４ａ、４ｂ、・・・に取り付けられたそれぞれの搬送箱
２は矢印Ｅ方向に傾動を行う。格納されている紙葉類１
は、搬送箱２が傾動することで慣性と自重により搬送箱
２の下がった側の端面に移動し、搬送箱２に対する紙葉
類１の位置決めがなされる。
ェン４ａ、４ｂ、・・・のガイドローラ１２が、図２に
示すように、レール３のコの字状部分にスライド運動自
在にガイドされることになる。各チェン４ａ、４ｂ、・
・・がレール３のねじられた箇所に差しかかると、継手
部１３の回転方向と左右方向の自在運動により、図３に
示すように、レール３に従ってチェン４ａ、４ｂ、・・
・が矢印Ｅ方向にねじられる。この場合、ねじれは水平
状態から短距離の間で急激に行われる。同時に、チェン
４ａ、４ｂ、・・・に取り付けられたそれぞれの搬送箱
２は矢印Ｅ方向に傾動を行う。格納されている紙葉類１
は、搬送箱２が傾動することで慣性と自重により搬送箱
２の下がった側の端面に移動し、搬送箱２に対する紙葉
類１の位置決めがなされる。
【００３２】この状態のまま、自在チェン４と搬送箱２
は矢印Ａ方向にスライド移動して行き、集積箱５に近づ
くにつれてレール３のねじれが元に戻るに従い、図４に
示す矢印Ｆのように、搬送箱２は元の水平状態に戻る。
この場合、レール３のねじれが十分な距離をもって緩や
かに水平状態に戻るように施されているため、搬送箱２
内で端面に位置決めされた紙葉類１の位置は不変であっ
て、その位置決め状態が保たれる。
は矢印Ａ方向にスライド移動して行き、集積箱５に近づ
くにつれてレール３のねじれが元に戻るに従い、図４に
示す矢印Ｆのように、搬送箱２は元の水平状態に戻る。
この場合、レール３のねじれが十分な距離をもって緩や
かに水平状態に戻るように施されているため、搬送箱２
内で端面に位置決めされた紙葉類１の位置は不変であっ
て、その位置決め状態が保たれる。
【００３３】それぞれの搬送箱２の搬送移動量は、移載
装置８から紙葉類１が移載された時点をトリガとして、
エンコーダ１５の発するエンコーダパルスによりパルス
カウンタ９によって測定される。この測定によって、搬
送箱２が格納している紙葉類１の区分情報に基づき区分
すべき集積箱５に到達したと判断すると、搬送箱２の底
板２ａが開き、集積箱５ａ、５ｂ、・・・のうちの所定
の集積箱５めがけて紙葉類１が落下する。
装置８から紙葉類１が移載された時点をトリガとして、
エンコーダ１５の発するエンコーダパルスによりパルス
カウンタ９によって測定される。この測定によって、搬
送箱２が格納している紙葉類１の区分情報に基づき区分
すべき集積箱５に到達したと判断すると、搬送箱２の底
板２ａが開き、集積箱５ａ、５ｂ、・・・のうちの所定
の集積箱５めがけて紙葉類１が落下する。
【００３４】紙葉類１は上述したように、ねじられたレ
ール３での搬送移動中に搬送箱２内の端面に位置決めさ
れており、また集積箱５は図５に示すようにストッパ６
により搬送箱２に対し位置決めされているため、集積箱
５のサイズに対し紙葉類１がぎりぎりの大きさであって
も、集積箱５の縁に当たることがなく、ミスすることな
く矢印Ｇのように確実に集積される。
ール３での搬送移動中に搬送箱２内の端面に位置決めさ
れており、また集積箱５は図５に示すようにストッパ６
により搬送箱２に対し位置決めされているため、集積箱
５のサイズに対し紙葉類１がぎりぎりの大きさであって
も、集積箱５の縁に当たることがなく、ミスすることな
く矢印Ｇのように確実に集積される。
【００３５】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。
説明する。
【００３６】図７ないし図９は第２の実施の形態におけ
る搬送箱の動作状態をそれぞれ示す断面図である。第２
の実施の形態において、搬送機構の全体構成は、図１に
示した第１の実施の形態の構成とほぼ同じである。相違
する構成は、図７に示す搬送レール２３、回転軸２４
ａ、ガイドローラ２８及びガイドレール２９である。
る搬送箱の動作状態をそれぞれ示す断面図である。第２
の実施の形態において、搬送機構の全体構成は、図１に
示した第１の実施の形態の構成とほぼ同じである。相違
する構成は、図７に示す搬送レール２３、回転軸２４
ａ、ガイドローラ２８及びガイドレール２９である。
【００３７】図７を参照すると、区分情報が与えられて
搬送対象となる大型薄物の複数の紙葉類２１（第１の実
施の形態の紙葉類１に相当、以下同様）、紙葉類２１を
一葉ずつ格納して搬送する複数の搬送箱２２（第１の実
施の形態の搬送箱２に相当）、搬送箱２２の搬送移動を
ガイドする搬送レール２３、無端環状を呈し駆動機構に
より常時駆動しており搬送レール２３にスライド運動自
在に取り付けられ且つ複数の搬送箱２２を支持している
スライド手段としての自在チェン２４（第１の実施の形
態の自在チェン４に相当）を有しており、その他、集積
箱５、ストッパ６、ガイド７、移載装置８、パルスカウ
ンタ９、駆動機構であるスクリューローラ１０、モータ
１４及びエンコーダ１５は図１に示す第１の実施の形態
と全く同じ構成である。
搬送対象となる大型薄物の複数の紙葉類２１（第１の実
施の形態の紙葉類１に相当、以下同様）、紙葉類２１を
一葉ずつ格納して搬送する複数の搬送箱２２（第１の実
施の形態の搬送箱２に相当）、搬送箱２２の搬送移動を
ガイドする搬送レール２３、無端環状を呈し駆動機構に
より常時駆動しており搬送レール２３にスライド運動自
在に取り付けられ且つ複数の搬送箱２２を支持している
スライド手段としての自在チェン２４（第１の実施の形
態の自在チェン４に相当）を有しており、その他、集積
箱５、ストッパ６、ガイド７、移載装置８、パルスカウ
ンタ９、駆動機構であるスクリューローラ１０、モータ
１４及びエンコーダ１５は図１に示す第１の実施の形態
と全く同じ構成である。
【００３８】搬送レール２３は移載装置８と集積箱５の
間に配設されるが、第１の実施の形態のレール３とは異
なり、ねじれは施されてなく、搬送方向に直線状であっ
て単なるスライドレールである。この搬送レール２３に
沿って、所定の長さ分にねじれが施されている案内部材
としてのガイドレール２９が配設されている。このガイ
ドレール２９のねじれは、第１の実施の形態のレール３
のねじれと同様に、集積箱５の上流側でのねじられ当初
は短距離で急激に施され、集積箱５の直前までには十分
な距離をもって緩やかに水平状態に戻るようになってい
る。
間に配設されるが、第１の実施の形態のレール３とは異
なり、ねじれは施されてなく、搬送方向に直線状であっ
て単なるスライドレールである。この搬送レール２３に
沿って、所定の長さ分にねじれが施されている案内部材
としてのガイドレール２９が配設されている。このガイ
ドレール２９のねじれは、第１の実施の形態のレール３
のねじれと同様に、集積箱５の上流側でのねじられ当初
は短距離で急激に施され、集積箱５の直前までには十分
な距離をもって緩やかに水平状態に戻るようになってい
る。
【００３９】また、搬送箱２２の外側面にはねじれたガ
イドレール２９にスライド係合するガイドローラ２８が
設けられ、さらに搬送箱２２の上部には自在チェン２４
に回動自在に支持されるべく回転軸２４ａが設けられ
る。
イドレール２９にスライド係合するガイドローラ２８が
設けられ、さらに搬送箱２２の上部には自在チェン２４
に回動自在に支持されるべく回転軸２４ａが設けられ
る。
【００４０】なお、紙葉類２１、搬送箱２２及び集積箱
５のサイズの関係も第１の実施の形態で述べた関係と全
く同じであり、集積箱５のサイズが紙葉類２１の最大サ
イズより僅かに大きい程度である。
５のサイズの関係も第１の実施の形態で述べた関係と全
く同じであり、集積箱５のサイズが紙葉類２１の最大サ
イズより僅かに大きい程度である。
【００４１】このような構成の第２の実施の形態の動作
について説明する。
について説明する。
【００４２】移載装置８から紙葉類２１が搬送箱２２に
格納されると、図７に示すように、紙葉類２１は搬送箱
２２内の任意の位置に載置される。駆動機構の駆動によ
り自在チェン２４が搬送レール２３によって図１の矢印
Ａ方向にスライド移動し、搬送箱２２がガイドレール２
９のねじれ箇所に差しかかると、図８に示すように、ガ
イドローラ２８を介し且つ回転軸２４ａの回動により、
搬送箱２２は回転軸２４ａを支点にして矢印Ｈ方向に傾
動する。搬送箱２２が傾動することによって、内部の紙
葉類２１は搬送箱２２の下がった側の端面に移動し、搬
送箱２２内で位置決めされる。
格納されると、図７に示すように、紙葉類２１は搬送箱
２２内の任意の位置に載置される。駆動機構の駆動によ
り自在チェン２４が搬送レール２３によって図１の矢印
Ａ方向にスライド移動し、搬送箱２２がガイドレール２
９のねじれ箇所に差しかかると、図８に示すように、ガ
イドローラ２８を介し且つ回転軸２４ａの回動により、
搬送箱２２は回転軸２４ａを支点にして矢印Ｈ方向に傾
動する。搬送箱２２が傾動することによって、内部の紙
葉類２１は搬送箱２２の下がった側の端面に移動し、搬
送箱２２内で位置決めされる。
【００４３】この状態のまま、矢印Ａ方向にスライド移
動する搬送箱２２が集積箱５に近づくにつれ、ガイドレ
ール２９のねじれが緩やかに元に戻るに従い、図９に示
すように、搬送箱２２は元の水平状態に戻る。このと
き、搬送箱２２内での紙葉類２１の位置は不変である。
その後の紙葉類２１の集積箱５への落下集積、及びパル
スカウンタ９による紙葉類２１の区分情報に基づく所定
の集積箱５の特定などについては、上述した第１の実施
の形態の場合と同様である。
動する搬送箱２２が集積箱５に近づくにつれ、ガイドレ
ール２９のねじれが緩やかに元に戻るに従い、図９に示
すように、搬送箱２２は元の水平状態に戻る。このと
き、搬送箱２２内での紙葉類２１の位置は不変である。
その後の紙葉類２１の集積箱５への落下集積、及びパル
スカウンタ９による紙葉類２１の区分情報に基づく所定
の集積箱５の特定などについては、上述した第１の実施
の形態の場合と同様である。
【００４４】従がって、第２の実施の形態においても、
集積箱５のサイズに対し紙葉類２１がぎりぎりの大きさ
であっても、集積箱５の縁に当たることがなく、ミスす
ることなく確実に集積される。
集積箱５のサイズに対し紙葉類２１がぎりぎりの大きさ
であっても、集積箱５の縁に当たることがなく、ミスす
ることなく確実に集積される。
【００４５】なお上述した第１及び第２の実施の形態に
おいては、大型薄物の紙葉類１、２１としては郵便物で
あると想定したが、これに限定することなく、区分情報
が付与されている各種の書状、文書、シートなどに適用
してもよい。
おいては、大型薄物の紙葉類１、２１としては郵便物で
あると想定したが、これに限定することなく、区分情報
が付与されている各種の書状、文書、シートなどに適用
してもよい。
【００４６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の大型薄物用
区分機の搬送機構によれば、搬送用のレールにねじれを
施し、搬送移動中の搬送箱に傾動を生じさせることによ
り、搬送箱内に格納された搬送物を搬送箱内の定位置に
位置決めを行うことができるため、搬送物と集積箱の大
きさがユーザによって異なる場合でも、搬送箱の大きさ
を集積箱に合わせることなく、汎用性を考慮した大きめ
の搬送箱にて集積が可能となり、ミスなしに確実に集積
できる第１の効果が得られる。
区分機の搬送機構によれば、搬送用のレールにねじれを
施し、搬送移動中の搬送箱に傾動を生じさせることによ
り、搬送箱内に格納された搬送物を搬送箱内の定位置に
位置決めを行うことができるため、搬送物と集積箱の大
きさがユーザによって異なる場合でも、搬送箱の大きさ
を集積箱に合わせることなく、汎用性を考慮した大きめ
の搬送箱にて集積が可能となり、ミスなしに確実に集積
できる第１の効果が得られる。
【００４７】また第２の効果としては、搬送物が搬送箱
内で位置決めされた状態で集積箱に確実にミスなく集積
されるため、区分情報が与えられた搬送物を集積される
順番どおりに集積箱に積載することができることであ
る。これは積載順番が重視される、たとえば配達順に並
べ替える運用機能において特に有効である。
内で位置決めされた状態で集積箱に確実にミスなく集積
されるため、区分情報が与えられた搬送物を集積される
順番どおりに集積箱に積載することができることであ
る。これは積載順番が重視される、たとえば配達順に並
べ替える運用機能において特に有効である。
【図１】本発明の第１の実施の形態及び第２の実施の形
態の搬送機構の全体構成を示す断面図である。
態の搬送機構の全体構成を示す断面図である。
【図２】第１の実施の形態における搬送箱の傾動前の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図３】第１の実施の形態における搬送箱の傾動中の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図４】第１の実施の形態における搬送箱の傾動が終了
し水平に戻った状態を示す断面図である。
し水平に戻った状態を示す断面図である。
【図５】本発明の第１及び第２の実施の形態における搬
送箱と集積箱の位置関係を示す断面図である。
送箱と集積箱の位置関係を示す断面図である。
【図６】本発明の第１及び第２の実施の形態における搬
送機構の駆動機構を示す斜視図である。
送機構の駆動機構を示す斜視図である。
【図７】第２の実施の形態における搬送箱の傾動前の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図８】第２の実施の形態における搬送箱の傾動中の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図９】第２の実施の形態における搬送箱の傾動が終了
し水平に戻った状態を示す断面図である。
し水平に戻った状態を示す断面図である。
１、２１ 紙葉類
２、２２ 搬送箱
２ａ 底板
３ レール
４、２４ 自在チェン
４ａ、４ｂ、４ｃ チェン
５、５ａ、５ｂ、５ｃ 集積箱
６ ストッパ
７ ガイド
８ 移載装置
９ パルスカウンタ
１０ スクリューローラ
１０ａ 螺旋溝
１１ ローラ
１２ ガイドローラ
１３ 継手部
１４ モータ
１５ エンコーダ
２３ 搬送レール
２４ａ 回転軸
２８ ガイドローラ
２９ ガイドレール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 飯田 和士
東京都港区芝五丁目７番１号 日本電気株
式会社内
(72)発明者 池上 健一
神奈川県横浜市神奈川区新浦島町１丁目１
番地25 日本電気ロボットエンジニアリン
グ株式会社内
Ｆターム(参考） 3F025 CA24 CA34 CA37
3F034 HA02 HB12 HB18 HC05 HE09
3F079 AA01 BA11 BA24 CC02 CC11
DA18 DA23 DA30 EA12
Claims (8)
- 【請求項１】 区分情報が与えられた大型薄物の紙葉類
を少なくとも一葉ずつ供給する供給手段と、前記供給手
段からの前記紙葉類を少なくとも一葉ずつ格納して搬送
する搬送箱と、前記区分情報に基づき前記搬送箱から所
定の紙葉類を集積する集積箱と、前記供給手段から前記
集積箱の間に配設された搬送用のレールと、前記レール
に相対運動自在に取り付けられ且つ前記搬送箱を支持し
つつ少なくとも前記供給手段から前記集積箱までの間を
移動するスライド手段と、前記スライド手段を移動させ
る駆動手段とを備える大型薄物用区分機の搬送機構にお
いて、前記レールには所定の長さ分が中心線回りにねじ
れが施され、このレールに従って移動する前記スライド
手段及び前記搬送箱が前記ねじれに応じて傾動すべく構
成されていることを特徴とする大型薄物用区分機の搬送
機構。 - 【請求項２】 区分情報が与えられた大型薄物の紙葉類
を少なくとも一葉ずつ供給する供給手段と、前記供給手
段からの前記紙葉類を少なくとも一葉ずつ格納して搬送
する搬送箱と、前記区分情報に基づき前記搬送箱から所
定の紙葉類を集積する集積箱と、前記供給手段から前記
集積箱の間に配設された搬送用の搬送レールと、前記搬
送レールに相対運動自在に取り付けられ且つ前記搬送箱
を支持しつつ少なくとも前記供給手段から前記集積箱ま
での間を移動するスライド手段と、前記スライド手段を
移動させる駆動手段とを備える大型薄物用区分機の搬送
機構において、前記搬送レールに沿って配設され所定の
長さ分にねじれが施された案内部材と、前記搬送箱の外
面に取り付けられ且つ前記案内部材にスライド係合する
ガイドローラと、前記スライド手段に対し前記搬送箱を
回動自在に支持する回動手段とを有してなり、前記搬送
レール及び前記案内部材に従って移動する前記搬送箱が
前記案内部材のねじれに応じて傾動すべく構成されてい
ることを特徴とする大型薄物用区分機の搬送機構。 - 【請求項３】 前記大型薄物の紙葉類が郵便物であるこ
とを特徴とする請求項１または２に記載の大型薄物用区
分機の搬送機構。 - 【請求項４】 前記スライド手段が自在チェンであるこ
とを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の大
型薄物用区分機の搬送機構。 - 【請求項５】 前記レール及び前記案内部材は、前記集
積箱に対する位置から上流側に所定距離離れた部位から
ねじられ且つ前記集積箱の直前までに水平状態に戻るよ
うにねじれが施されていることを特徴とする請求項１な
いし４のいずれかに記載の大型薄物用区分機の搬送機
構。 - 【請求項６】 前記レール及び前記案内部材のねじれ
は、ねじられ当初は短距離で急激に施され且つ水平状態
に戻るときには十分な距離をもってねじれが緩やかに戻
されることを特徴とする請求項１ないし５のいずれかに
記載の大型薄物用区分機の搬送機構。 - 【請求項７】 前記集積箱には搬送される前記搬送箱と
の位置決めを行う位置決め手段が設けられることを特徴
とする請求項１ないし６のいずれかに記載の大型薄物用
区分機の搬送機構。 - 【請求項８】 前記集積箱の大きさが集積する前記紙葉
類の最大サイズに比して僅かに大きいものであることを
特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載の大型薄
物用区分機の搬送機構。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002018766A JP3721131B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 搬送機構 |
| US10/350,137 US6802503B2 (en) | 2002-01-28 | 2003-01-24 | Transport mechanism of sorting machine for large thin objects |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002018766A JP3721131B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 搬送機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003211094A true JP2003211094A (ja) | 2003-07-29 |
| JP3721131B2 JP3721131B2 (ja) | 2005-11-30 |
Family
ID=27606220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002018766A Expired - Fee Related JP3721131B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 搬送機構 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6802503B2 (ja) |
| JP (1) | JP3721131B2 (ja) |
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| JP2012508680A (ja) * | 2008-11-17 | 2012-04-12 | ペーエスベー・ジステムテヒニーク・ゲーエムベーハー | 懸架された物品を搬送するための装置におけるベルトコンベヤ用中間フック |
| CN112607330A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-06 | 梁毅勇 | 大倾角巷道用胶带输送机迈步式自移机尾装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| DE102012204824A1 (de) | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Siemens Aktiengesellschaft | Transport-Vorrichtung und Transport-Verfahren, welche mehrere transportierte Aufnahmevorrichtungen drehen |
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