JP2003210584A - ベンチレータシステムのための装置 - Google Patents

ベンチレータシステムのための装置

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JP2003210584A
JP2003210584A JP2003008795A JP2003008795A JP2003210584A JP 2003210584 A JP2003210584 A JP 2003210584A JP 2003008795 A JP2003008795 A JP 2003008795A JP 2003008795 A JP2003008795 A JP 2003008795A JP 2003210584 A JP2003210584 A JP 2003210584A
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gas
ventilator system
tube
dead space
chamber
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JP2003008795A
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Christer Ahlmen
アールメン クリステル
Magnus Hallback
ハルベック マグヌス
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Siemens Elema AB
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/0057Pumps therefor
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • A61M16/0003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure
    • A61M16/0009Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with sub-atmospheric pressure, e.g. during expiration

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 死腔12に接続可能な第1のチューブ24
と、第1のチューブ24に接続可能な吸引手段18,2
2と、ベンチレータシステム4内の死腔12に接続可能
な第2のチューブ26と、第2のチューブ26に接続さ
れたポンプ手段20,22と、制御ユニット30とが設
けられている形式の、ベンチレータシステム4内の死腔
12を減少させるため装置を改良して、従来公知のもの
と同等の効果が得られ、しかもより単純な構造を有する
ものを提供する。 【解決手段】 吸引手段18,22およびポンプ手段2
0,22が、可動式仕切り22によってガス密に隔てら
れた第1のチャンバ18と第2のチャンバ20とからそ
れぞれ構成されており、制御ユニット30が、可動式仕
切り22を制御するように構成されており、これにより
吸引手段18,22およびポンプ手段20,22が制御
されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部によるベンチレータシステムのための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ベンチレータシステムを使用する患者の
機械的人工呼吸(集中治療、麻酔等の場合)において、
異常な量の死腔が患者に対して生ぜしめられる。ここで
“死腔”とは、ガス交換が行われない気量を指す。これ
により、死腔内の呼気ガスは、次の吸気において患者に
戻される。ベンチレータシステムの死腔は、主にYピー
スと患者との間の接続部(例えば、気管内チューブ、人
工鼻、またガス含量、ガス流、ガス圧等を測定するため
の測定チューブ)で構成される。死腔は、ベンチレータ
システムの構成次第で比較的大きくなる可能性がある。
【0003】概して、呼吸する度に呼出される最後のガ
スには最も高濃度の炭酸ガスが含まれているので、より
大きな死腔は、より多くの炭酸ガスの再呼吸を引き起こ
す。米国特許第5400778号明細書には、炭酸ガス
の再呼吸を低減するための装置を有するベンチレータシ
ステムが記載されている。1つの実施例においては、ガ
スが気管内チューブから吸引されると同時に、ガスがベ
ンチレータシステムによって吸気ラインを通じて送出さ
れる。付加的な接続ラインを通じて付加的なガスを供給
することができ、この場合に、種々異なる、死腔に供給
される気量および死腔から排気される気量に対して流れ
調節を補償することが必要とされている。
【0004】公知の装置/ベンチレータシステムは良好
に機能するものではあるが、特に排気されるガスおよび
送出されるガスの制御に関して、同一または同等の効果
をもたらし、しかもより単純な構造を有する装置を提供
することが望まれている。さらに、構成および用途に関
係なく、種々異なるベンチレータシステム間で容易に移
転可能な装置を達成することが望ましい。別の願望は、
停電等の場合における装置の機能性の単純な保守を保証
する装置を提供するということである。
【0005】
【特許文献1】米国特許第5400778号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、前述した願望のうちの1つまたは2つ以上を少な
くともある程度実現する装置を達成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の上位概念部に
よる装置が請求項1の特徴部から明らかであるように構
成される場合に、1つのこのような装置が本発明により
達成される。
【0008】本発明による装置の有利な実施例および改
良は、請求項1の従属請求項から明らかである。
【0009】密閉容器が可動式仕切りによって隔てられ
た2つのチャンバを備えて構成される場合、ポンプ手段
に接続した吸引手段が達成される。ポンプ手段と吸引手
段とを相互接続することにより、単純かつ効果的な形式
において、選択されたガス量の排気および送出を同時に
達成することができる。チャンバはチューブを介して死
腔に接続されており、また装置全体はコンパクトでか
つ、様々な種類のベンチレータシステム間で移転させる
ことが容易である。
【0010】第1のチャンバは排気ユニットを備えて構
成することができ、これにより、可動式仕切りが前後に
移動する時に吸引手段を空にする。対応するように、第
2のチャンバは新鮮ガスを送出するためのガスコネクタ
を備えて構成することができる。この場合に、ガスコネ
クタはベンチレータシステムに接続可能である。これ
は、ガス供給を別個に行う必要がないという利点をもた
らす。
【0011】信号を受け取るための信号入力装置が装備
されている場合に、装置はベンチレータシステムから信
号を受け取ることができる。特に、ベンチレータが呼吸
サイクル中のどの段階であるかを示す信号を受け取る。
装置は、主として呼気終末相中(または、呼気後休止期
中)に作動させるためのものであり、これによりベンチ
レータシステム内の死腔を減少させる。
【0012】択一的に、呼吸サイクルに関する情報はベ
ンチレータシステムの呼気側に配置された流量計から得
ることができる。
【0013】第1のチューブまたは第1のチャンバに第
1の圧力計を、第2のチューブまたは第2のチャンバに
第2の圧力計を接続することによって、送出されるガス
量と排気されるガス量を同量に維持する際の精度が増
す。付加的な精度のために、ベンチレータからの信号ま
たは、ベンチレータシステムの死腔に接続可能な別個の
第3の圧力計のどちらかによって死腔内の圧力を測定す
ることができる。現存の圧力(および圧力勾配)が分か
っている場合には、装置を、排気される気量と送出され
る気量とがほぼ同一であるように制御することができ
る。
【0014】装置をベンチレータシステムに完全に組み
込むこともでき、これにより、請求項9記載のベンチレ
ータシステムを達成する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による装置の2つの実施例
を図面を参照しながら以下に説明する。
【0016】図1は、本発明による装置2およびベンチ
レータシステム4の全体図である。ここで、分界線は、
装置2とベンチレータシステム4との間の可能な境界を
示している。これについて以下により詳細に説明する。
【0017】ベンチレータシステム4は患者6に接続す
ることができ、これにより患者6の呼吸を容易にする
か、支援するか若しくは制御する。原則的に、この場合
のベンチレータシステム4は、呼吸生体(人間または動
物)に接続可能なあらゆる呼吸器8から構成することが
できる。あらゆる呼吸器とは、特にベンチレータ、人工
呼吸器または麻酔器のことである。呼吸器8には、患者
6に接続するための配管システムが装備されている。こ
の場合に、配管システムは、吸気チューブ若しくは吸気
ライン10と、患者コネクタ12と、呼気チューブ若し
くは呼気ライン14とから構成されている。
【0018】ベンチレータシステム4の死腔は患者コネ
クタ12の殆ど全体で構成される。しかしながら、この
死腔が、患者6が再呼吸する危険を冒してしまうような
気量の全てというわけではない。この死腔に患者6の死
腔の一部または全部が加えられなければならない。加え
られる患者6の死腔の総量は、使用される患者コネクタ
のタイプに応じて変化する。概して、気管内チューブお
よび気管切開チューブが患者6自身の死腔の一部を消失
させるのに対し、概して、フェイスマスクおよび鼻コネ
クタは患者6自身の死腔に何ら影響を及ぼさない。後者
(フェイスマスクおよび鼻コネクタ)は、通常、前者
(気管内チューブおよび気管切開チューブ)よりも死腔
が小さいので、本発明による装置は、気管内チューブお
よび気管切開チューブ等の患者コネクタ12に対して極
めて有利である。
【0019】その他のコンポーネントを患者コネクタ1
2に接続しても、その他のコンポーネントが患者コネク
タ12の一部であってもよい。人工鼻(通常、HMEと
呼ばれる)と、流量測定および/またはガス分析のため
の測定チャネルとがこのようなコンポーネントの例に含
まれる。概して、これらのコンポーネントは死腔を増加
させる。
【0020】第1の実施例による装置2は、可動式仕切
り22によって内部が第1のチャンバ18と第2のチャ
ンバ20とに細分された密閉容器16から構成されてい
る。
【0021】第1のチャンバ18は第1のチューブ24
によって患者コネクタ12に、第2のチャンバ20は第
2のチューブ26によって患者コネクタ12に接続可能
である。より正確に言えば、これらのチャンバ18,2
0は死腔に接続可能である。
【0022】仕切り22は、制御ユニット30によって
駆動されかつ制御されるシャフト28に接続されている
ので、制御された形式で移動することができる。あらゆ
る公知の動力伝達ユニット、すなわちニューマチック式
ユニット、電磁式ユニット等がシャフト28を作動させ
ることができる。
【0023】これらのコンポーネントは、装置2の最も
単純な態様において実際に十分である。初期段階におい
て、仕切り22を第1のチャンバ18の体積がゼロであ
るように配置することができる。同時に第2のチャンバ
20を、排気/補給時における予測される死腔内の平均
圧に対してある特定の陽圧まで新鮮ガスで充満させるこ
とができる。(原則的に、これは患者6の呼気終末陽
圧、すなわちPEEPに相当する。)この位置におい
て、第2のチャンバ20の体積はほぼ最大、例えば2l
である。仕切り22は、排気/補給が行われる度に、死
腔から排気したいまたは死腔に加えたい気量に対応して
ある距離だけ移動させることができる。例えば、退出さ
せたい気量と補給したい気量とがそれぞれ20mlであ
る場合には、100回の排気/補給を行うことができる
(仕切り22による100回の移動)。さらに、仕切り
22を開始位置(排気されたガスを排出すると同時に新
鮮ガスを供給する)に戻すために、装置2を切り離す必
要がある。当然、種々異なる排気/補給回数がその他の
気量に伴って必要とされる。
【0024】ガスを退出させる/補給する時点のタイミ
ングは、制御ユニット30のための信号入力装置32か
ら得ることができる。呼吸サイクルに関する情報は、呼
吸器8から信号ライン44を介して制御ユニット30に
送られる。
【0025】しかしながら、上記の最も単純な態様は、
装置2を比較的大きな体積で構成することを必要とす
る。さらにこの態様は、ベンチレータシステム4から定
期的に切り離されなければならない。排気されたガスを
除去しかつ新鮮ガスを補給するために、図示した装置2
の実施例をベンチレータシステム4から切り離す必要は
ない。つまり、図面による装置2は、幾分異なった原則
に基づいて動作することができ、この原則においては、
ガス交換が各排気/補給の終了後に行われる。
【0026】したがって、装置2は、第1のチャンバ1
8のための排気ユニット34および第2のチャンバ20
のためのガスコネクタ36を備えて構成されている。排
気されたガスを大気中に放出するか若しくは、排気され
たガスを呼気チューブ14に(有利には、図面に点線で
示したように呼吸器8に近接して)、またはガスを収集
するための何らかの特別な装置に流通させることができ
る。ガスコネクタ36は、弁38およびガスリザーバ4
0を介して吸気チューブ10に接続されている。ガスリ
ザーバ40は、本質的に必要不可欠というわけではな
い。多くの場合、特にベンチレータシステムが成人患者
に対して構成されている場合に、吸気チューブ10は、
第2のチャンバ20を充満させるのに十分な多量のガス
を保持している。したがって、呼気ガスが吸気チューブ
10内に吸い込まれ、これにより炭酸ガスの再呼吸を引
き起こす一因となってしまうという危険性を、例えば、
吸気チューブ10および呼気チューブ14を流過するガ
スのバイアス流れを付加することによって回避すること
ができる。
【0027】排気/補給を行いたい時に、仕切り22が
前方(図面における上方)に移動させられ、これによ
り、第1のチャンバ18内には陰圧が、第2のチャンバ
20内には陽圧が生ぜしめられる。各チャンバ18,2
0と死腔(患者コネクタ12)との間の圧力勾配によ
り、第1のチャンバ18に向かう呼気ガス流および死腔
に向かう新鮮ガス流が発生する。
【0028】排気/補給の終了後に、仕切り22は開始
位置(有利には、第1のチャンバ18に当接する端位
置、すなわち図面の下部)に戻される。排気されたガス
は、今や排気ユニット34を介して空気中に(または別
個の真空排気ユニットに、またはこのガスが直接排出す
べきではない麻酔ガスまたはその他のガスを含む場合に
適した呼気チューブ14に)強制的に排出せしめられ
る。同時に、第2のチャンバ20はガスコネクタ36を
介して新鮮ガスで充満させられる。これは、呼吸サイク
ル中の適当な時点、例えば呼気導入相中(すなわち、排
気/補給に続く吸気相の終了後)に行うことができる。
【0029】排気および補給をそれぞれ行うための正確
な時機は、患者コネクタ12内で変更することができ、
また患者コネクタ12の下方の患者6内で取り決めるこ
とさえできる。図面では概略的に排気箇所が補給箇所よ
りも患者に近接して示されているが、反対の状況を用い
る、すなわち、新鮮ガス補給箇所を排気箇所よりも患者
6(または患者6の体内のより深く)に近接して配置す
ることもできる。
【0030】各呼吸サイクル中に行われる排気/補給は
仕切り22の移動(例えば、ピストンストロークのよう
に一方の端位置から他方の端位置に)と共に有利である
が、もし退出させたい/補給したい気量が仕切りの移動
により達成可能な気量を上回らなければならないなら
ば、その他の多数のオプションが考えられる。つまり、
これは、装置全体を極めてコンパクトに形成することが
できかつ、この装置全体が各呼吸サイクルに対して複数
回の“ピストンストローク”と共に連続的に動作するこ
とができるということを示している。例えば“ピストン
ストローク”毎に気量10mlが供給され、各呼吸サイ
クル中に20mlを排気する場合には、“ピストンスト
ローク”が2回必要とされる等である。コンパクトな
(小形でかつ軽量な)装置2の利点は、この装置を患者
に極めて近接して配置することができ、これにより、遥
かに短いチューブ24,26の使用が可能になるという
ことである。
【0031】装置のサイズを大幅に変更することができ
るのは明らかである。前に説明した単純な態様では5l
若しくはこれ以上の新鮮ガスを保持することができると
考えられるのに対して、このコンパクトな態様では10
ml若しくはこれ以下の量の新鮮ガスを保持することが
できる。特により少ない気量に対して、仕切りを移動さ
せるその他の方法が使用可能であることは明らかであ
る。例えば、仕切りは、電磁手段によって作動させら
れ、両端位置の間を移動することができる往復部材で構
成することができる。2つの位置の間を移動させられる
ローリングダイヤフラムはピストンと同様に動作するこ
とができ、場合によっては摩擦抵抗をより少なくするこ
とができる。すなわち、全ての公知のポンプ原理を本発
明に適用することができる。
【0032】弁38は、有利には呼気相中にガスリザー
バ40(または第2のチャンバ20)を定期的にガスで
充満させることができるように、呼吸器8に設けられた
ガス出口を切り替えるためのものである。弁38は、吸
気相中にガスを吸気チューブ10から逸らせる時には全
ガス流の一部のみを逸らせるように構成することができ
る。若しくは、弁38は短時間だけ全ガス流を変向する
ことができる。何らかの現代の呼吸器8において、後者
の方法は、特定の制御面の問題を引き起こしかつ不必要
な不安を生ぜしめる虞がある。これは、退出させられた
ガスを排気ユニット34から呼気ライン14に戻すこと
によって回避することができる。さらに、これにより、
呼吸器8に関連する装置2のための閉鎖系が形成され
る。呼吸器8が別個の第2のガス出口を有しているなら
ば、この出口を使用することができる。
【0033】有利にはベローズまたは何らかのその他の
可変容積コンテナから成るガスリザーバ40により、主
に、補給の度に同様のガス圧(調節可能)を達成するよ
うに第2のチャンバ20を充満させることが可能にな
る。このガス圧が吸気ライン10から逸らされるガス圧
と同一である必要がないことは明らかである。第2のチ
ャンバ20をガスで充満させる前かまたは第2のチャン
バ20をガスで充満させると共に、ガスリザーバ40内
で加圧または減圧を行うことができる。
【0034】種々異なるベンチレータシステム4間で完
全に移転可能であるために、弁38は装置2の一部でか
つ、吸気ライン10上に接続可能なアダプタとして構成
されるべきである。この場合に、弁38が可変の接続直
径を有しているかどうかまたは、装置2に、各々が特定
のチューブ直径(吸気チューブ10のための)に接続す
るために構成された複数の弁38が装備されているかど
うかは重要ではない。
【0035】第1の弁42Aが第1のチューブ24のた
めに配置され、第2の弁42Bが排気ユニット34に、
第3の弁42Cが第2のチューブ26に、また第4の弁
42Dがガスコネクタ36に配置されており、これによ
り、ガスが適切な方向に流れるのを保証する。有利に
は、弁42A,42B,42C,42Dは逆止め弁で構
成することができる。
【0036】第1の圧力計46が第1のチューブ24内
の圧力を測定するために、第2の圧力計48が第2のチ
ューブ26内の圧力を測定するために配置されており、
これにより、退出させられる気量と補給される気量との
一致を保証する精度が増す。原則的に、圧力計46,4
8のうちの一方が配置されていれば十分であってよい
が、2つの圧力計を配置することにより、付加的な信頼
性および精度がもたらされる。これらの圧力計46,4
8は決して必要不可欠なコンポーネントではないことが
留意されるべきである。十分な精度は、これらの圧力計
を配置しなくても達成することができる。
【0037】呼吸サイクルにおける、装置2が作動停止
させられている(排気/補給を行っている)期間中、チ
ューブ24,26内の流れはゼロである。圧力計46,
48をチューブ24,26(チャンバ18,20内では
なく)に配置することにより、死腔(患者コネクタ1
2)内の圧力を測定することまでもが可能になる。した
がって、測定された圧力を呼吸サイクルの経過表示とし
て使用する、すなわち、いつ排気/補給を行うべきかを
決定するために使用することができる。
【0038】装置2Aの第2の実施例が図2に示されて
いる。同一であってよいコンポーネントおよび部材は、
図1と同様の名称を用いて保持されている。
【0039】これらの部材に関する上に提供した情報を
参照することを望む。原則的に、2つの実施例の間の相
違点は以下の通りである。
【0040】装置2Aは別個のガス供給源50を使用し
ており、これにより、第2のチャンバ20に新鮮ガスを
加える。別個のガス供給源50は、ガスシリンダ、コン
プレッサ、ポンプ、壁付ガスコネクタまたは環境空気か
ら構成することができる。これは、呼吸器8によって供
給されるガス成分以外のガス成分が最初に患者6に供給
されなければならない場合において特別な利点をもたら
す。ここで述べたその他のガス成分は、呼吸器8によっ
て送出されるガスの別濃度成分(例えば、酸素濃度がよ
り高い)から、完全に異なる成分(医療用ガス、薬物な
ど)までの全てから構成されることができる。
【0041】流量計52は、例えばチューブアダプタに
よって呼気ライン14に配置するために構成されてい
る。流量計52は、呼吸サイクルに関する情報を供給す
る。測定信号は第1の測定ライン54を介して制御ユニ
ット30に送られる。
【0042】第3の圧力計56が死腔内の圧力を測定す
るために配置されている。測定信号は第2の測定ライン
58を介して制御ユニット30に送られる。
【0043】記載した手段以外にも装置2,2Aを制御
するための手段のより多くの態様が存在する。
【0044】例えば、排気ユニット34を真空形成源に
接続することができ、これにより、仕切り22が移動す
る時に第1のチャンバ18内で生ぜしめられる陰圧を強
化する一定陰圧を達成する。これは、多量のガスを退出
させなければならない場合または、ガスコネクタ36に
おける新鮮ガスの圧力のために、補給ガスの量を制御す
るのがより困難である場合に使用することができる。
【0045】択一的に、排気ユニット34は、ガスを死
腔から吸入すると同時に第1のチャンバ18に流入させ
るために使用することができる。これは、少ない気量が
望まれる場合(ストローク長さを制御する、仕切りを移
動させる等を行わずに)または、ガスコネクタ36にお
ける新鮮ガスの圧力のために、補給ガスを制御するのが
より困難である場合に使用することができる。
【0046】逆に言えば、ガスコネクタ36は同様の形
式で使用することができる。
【0047】これらの機能的態様においては、弁42
A,42B,42C,42Dのうちの1つまたは複数が
調節可能な弁であって逆止め弁でないことが有利である
(時として必要である)。さらに、排気/補給時に特定
の時間遅れが望まれるならば、調節可能な弁が使用され
てよい。例えば、補給を開始する数ミリ秒前に排気を開
始することができ、またその反対に、排気を開始する数
ミリ秒前に補給を開始することもできる。
【0048】説明した2つの実施例(説明した択一的な
態様を含む)は、コンポーネントおよび機能に関して完
全に組合せ可能である。
【0049】上に明確に述べられていない装置2,2A
の別の利点は、肺に悪影響を及ぼす危険性が低減される
ということである(排気されたガスに対して自動的に補
償が行われ、これにより危険な陰圧が生じるのを回避す
る)。
【0050】新鮮ガスの加湿については上で扱われてい
ない。原則的に、ガス排気を行うことにより患者から水
分が除去される可能性がある。補給前に若しくは新鮮ガ
スが患者コネクタ12に注入された後に公知の方法を用
いて新鮮ガスを加湿することにより、これを補償するこ
とができる。図2の装置において、ガス供給源50から
別個に供給されるガスは、有利には加湿ガスで構成する
ことができる。
【0051】チューブ24,26および、これらのチュ
ーブの患者コネクタへの接続は様々な方法で構成するこ
とができる。例えば、チューブ24,26は、吸気ライ
ン10および呼気ライン14に向かう移行部分において
患者コネクタ12に挿入されるカテーテルで構成するこ
とができる。さらにチューブ24,26(カテーテル)
のうちの一方を、他方よりも患者6の体内のより奥深く
に挿入することができる。第1のチューブ24が患者の
体内のより奥深くに挿入されるならば、患者6の体内か
ら粘液および分泌液を運び出すこともできる(また、こ
れにより粘液の除去を別途行う必要がなくなる)。
【0052】択一的に、患者コネクタ12を種々異なる
機能のためにチャネルと共に構成することができ、チュ
ーブ24,26をこれらのチャネルに接続することがで
きる。
【0053】これら2つ(カテーテルとチャネル)を一
体化することも可能である。
【0054】例えば、複数の管腔を有する気管内チュー
ブがベンチレータの分野において良く知られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベンチレータシステムに接続された装置の第1
の実施例を示す図である。
【図2】ベンチレータシステムに接続された装置の第2
の実施例を示す図である。
【符号の説明】
2,2A 装置、 4 べンチレータシステム、 6
患者、 8 呼吸器、10 吸気チューブ、 12 患
者コネクタ、 14 呼気チューブ、 16密閉容器、
18 第1のチャンバ、 20 第2のチャンバ、
22 仕切り、 24 第1のチューブ、 26 第2
のチューブ、 28 シャフト、30 制御ユニット、
32 信号入力装置、 34 排気ユニット、 36
ガスコネクタ、 38 弁、 40 ガスリザーバ、
42A 第1の弁、 42B 第2の弁、 42C 第
3の弁、 42D 第4の弁、 44 信号ライン、
46 第1の圧力計、 48 第2の圧力計、 50
別個のガス供給源、 52 流量計、 54 第1の測
定ライン、 56 第3の圧力計、 58第2の測定ラ
イン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンチレータシステム(4)のための装
    置(2;2A)であって、 該装置(2;2A)が、前記ベンチレータシステム
    (4)内の死腔(12)を減少させるためのものであ
    り、 また前記装置(2;2A)に、前記死腔(12)に接続
    可能な第1のチューブ(24)が設けられており、これ
    により、前記ベンチレータシステム(4)内の死腔(1
    2)からガスを運び出すための流れ経路を供給し、前記
    第1のチューブ(24)に接続可能な吸引手段(18,
    22)が設けられており、これにより、前記第1のチュ
    ーブ(24)内に調節可能な陰圧を生ぜしめ、前記ベン
    チレータシステム(4)内の死腔(12)に接続可能な
    第2のチューブ(26)が設けられており、これによ
    り、前記ベンチレータシステム(4)内の死腔(12)
    にガスを搬送するための流れ経路を供給し、前記第2の
    チューブ(26)に接続されたポンプ手段(20,2
    2)が設けられており、これにより、前記第2のチュー
    ブ(26)内に調節可能な陽圧を生ぜしめ、前記吸引手
    段(18,22)とポンプ手段(20,22)とを制御
    するために構成された制御ユニット(30)が設けられ
    ている形式のものにおいて、 前記吸引手段(18,22)およびポンプ手段(20,
    22)が、密閉容器(16)内における、ガス密の可動
    式仕切り(22)によって隔てられた第1のチャンバ
    (18)と第2のチャンバ(20)とからそれぞれ構成
    されており、前記制御ユニット(30)が、前記可動式
    仕切り(22)を制御するように構成されており、これ
    により前記吸引手段(18,22)およびポンプ手段
    (20,22)が制御されるようになっていることを特
    徴とする、ベンチレータシステムのための装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のチャンバ(18)が、排気さ
    れるガスのための排気ユニット(34)と共に構成され
    ており、前記第2のチャンバ(20)が、ガスを補給す
    るためのガスコネクタ(36)と共に構成されている、
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記排気ユニット(34)を、前記ベン
    チレータシステム(4)に接続することができる、請求
    項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記ガスコネクタ(36)を、前記ベン
    チレータシステム(4)に接続することができる、請求
    項2または3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記制御ユニット(34)に、前記ベン
    チレータシステム(4)からの信号、有利には呼吸サイ
    クルに関連した信号を受け取るための信号入力装置(3
    2)が設けられており、前記制御ユニット(30)が、
    前記受け取られた信号に基づいて前記吸引手段(18,
    22)とポンプ手段(20,22)とを制御する、請求
    項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 第1の圧力計(46)が、前記第1のチ
    ューブ(24)または第1のチャンバ(18)に接続さ
    れている、請求湖1から5までのいずれか1項記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 第2の圧力計(48)が、前記第2のチ
    ューブ(26)または第2のチャンバ(20)に接続さ
    れている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 第3の圧力計(56)が、前記ベンチレ
    ータシステム(4)に接続するために構成されており、
    これにより前記ベンチレータシステム(4)の死腔(1
    2)内の圧力を測定する、請求項1から7までのいずれ
    か1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 死腔(12)を含むベンチレータシステ
    ム(4)において、 該ベンチレータシステム(4)が、請求項1から8まで
    のいずれか1項記載の装置(2;2A)と共に構成され
    ていることを特徴とする、ベンチレータシステム。
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