JP2003207057A - 粉体遮断弁装置 - Google Patents

粉体遮断弁装置

Info

Publication number
JP2003207057A
JP2003207057A JP2002005113A JP2002005113A JP2003207057A JP 2003207057 A JP2003207057 A JP 2003207057A JP 2002005113 A JP2002005113 A JP 2002005113A JP 2002005113 A JP2002005113 A JP 2002005113A JP 2003207057 A JP2003207057 A JP 2003207057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
powder
valve plate
valve
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002005113A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Sato
久秋 佐藤
Hideaki Yoshida
英明 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Toko Valex Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Toko Valex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd, Toko Valex Co Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002005113A priority Critical patent/JP2003207057A/ja
Publication of JP2003207057A publication Critical patent/JP2003207057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易且つ確実に気密性を確保する粉体遮断弁
装置を提供する。 【解決手段】 弁板5が弁座4に対して略横切る方向に
スライド移動することで、弁板5又は弁座4の何れか一
方に設けたシール面5aと他方に設けたシール部材7と
を摺接させ、この摺接に従って、シール部材7とこのシ
ール部材7の背面側の基台部6との間に配設した弾性体
8を潰してこれらの間をシールしつつ当該弾性体8によ
りシール部材7をシール面5a側に押圧し、当該シール
部材7がシール面5aに倣いながら摺接しつつ着座を成
すようにし、高い組立精度を要すること無く所謂摺り切
りとして粉体の噛み込みを防止しつつシール部材7とシ
ール面5aとを密着させるように構成して成るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体が通過若しく
は生じる通路に適用される粉体遮断弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば灰等の粉体が通過する通路として
の管路の出口部や接続部には、当該出口部や接続部を開
閉する粉体遮断弁装置が配設されている。この粉体遮断
弁装置にあっては、管路内が加圧されている場合、特に
閉時の気密性の確保が要求される。
【0003】このような粉体遮断弁装置としては、管路
の開口端を環状の弁座として、この弁座に対して、横切
る方向に弁板が所定にスライド移動して離座/着座し、
これにより通路を開閉するプレートバルブと称される粉
体遮断弁装置が知られている。この装置にあっては、弁
板及び弁座は各々、硬度の異なる金属(メタル)で構成
されると共にシール部としての平坦なシール面を備え、
通路を閉とすべく弁板がスライド移動すると当該弁板の
シール面が弁座のシール面を所謂メタルタッチで摺動し
て面接触で弁板が弁座に着座し通路を遮断する構成とさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この粉
体遮断弁装置においては、固定面である弁座のシール面
に対して、スライド移動面である弁板のシール面を摺動
させて面接触させる構成のため、両者を位置合わせする
等の組立が非常に難しく、しかも、弁板が摺動しそのま
ま面接触で着座することからシール面圧力が弱く、気密
性の確保が難しい。
【0005】そこで、この問題を解消すべく、弁板を弁
座に対向する方向に所定量移動可能に構成すると共に、
弁板の裏面に、通路閉時のスライド移動方向に下り勾配
で傾斜する傾斜片を設置し、さらに、弁板のスライド移
動時にこの傾斜片の傾斜面に当接する当接部材を固定側
に固定し、通路閉時の弁板のスライド移動に従って傾斜
面を当接部材に当接させることで、当該弁板を弁座側に
徐々に移動させ、位置合わせ等の組立精度をラフにしつ
つシール面同士を最終的に高い面圧力で密着させる装置
が知られている。
【0006】しかしながら、この装置にあっては、最初
からシール面同士を密着させながらスライド移動させて
最終的に高い面圧力で密着させることができなくなる
(面同士が噛んでスライド移動不可能になったり、シー
ル面が破損する)こともあって、弁板が弁座に着座する
迄にシール面同士の間に隙間が生じているため、この隙
間に粉体が進入してこの状態でシール面同士が密着しシ
ール面同士の間に粉体が噛み込むことになる。このよう
に粉体の噛み込みが生じると、特にメタル面同士では、
粉体遮断弁装置の上流側と下流側の差圧により、粉体の
噛み込み部分がガス流によって溝状に急激に削り取ら
れ、気密性の確保が難しくなる。特に、管路が上下方向
に延在するように配設され、上方から下方に通過する粉
体を、弁座より下側に配置される弁板で遮断する場合に
は、弁板のスライド移動の際に当該弁板のシール面に粉
体が積もるため、シール面同士の密着時には粉体の噛み
込みが一層生じ、気密性の確保は無理となる。
【0007】さらに、上記プレートバルブの他に、管路
に接続される弁箱内に球状の空間を画成すると共に、当
該空間に、通路としての貫通孔が形成されたボールを回
転可能に配設し、このボールを回動して管路の開口とボ
ールの通路とを連通/非連通とすることで通路を開閉す
るボールバルブと称される粉体遮断弁装置が知られてい
るが、この装置にあっては、ボールを回転可能に支持す
る弁箱側の摺動面とボールとの間の摺動隙間に粉体が進
入し固化して作動不良を起こすという欠点がある。
【0008】また、灰等の通路だけではなく、ごみの搬
送通路にあっても当該通路下流側に例えばガス化炉等の
ごみ燃焼炉が加圧されて配設されている場合には、当該
ごみ搬送通路に採用される粉体遮断弁装置による気密性
が要求されるが、搬送されるごみから塵や埃等の粉体状
物質が生じるため、灰等の粉体の場合と同様に気密性の
確保が難しい。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
に成されたものであり、容易且つ確実に気密性が確保さ
れる粉体遮断弁装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による粉体遮断弁
装置は、粉体が通過若しくは生じる通路に適用され、通
路を画成する筒状体の開口側に配設される弁座に対し
て、略横切る方向に弁板がスライド移動して離座/着座
し、通路を開閉する粉体遮断弁装置において、弁板及び
弁座はシール部を各々備え、弁板又は弁座の何れか一方
のシール部を環状のシール面に構成し、他方のシール部
を、当該シール部の基台となる基台部と、その背面が基
台部に対向すると共にその前面が弁板のスライド時にシ
ール面に摺接するように配設される弾性体以外の環状の
シール部材と、基台部に固定され、シール部材をその厚
み方向に移動可能とするように当該シール部材の周縁側
を支持する環状の支持部材と、シール部材の背面と基台
部との間に配設され、弁板がスライド移動して着座する
に際して、シール面とシール部材との摺接により潰れて
シール部材と基台部との間をシールしつつシール部材を
シール面側に押圧する環状の弾性体と、を備える構成と
した。
【0011】このような粉体遮断弁装置によれば、弁板
が弁座に対して略横切る方向にスライド移動すると、弁
板又は弁座の何れか一方に設けられるシール面と他方に
設けられるシール部材とが摺接し、この摺接に従って、
シール部材とこのシール部材の背面側の基台部との間に
配設されている弾性体が潰れてこれらの間がシールされ
つつ当該弾性体によりシール部材がシール面側に押圧さ
れ、シール部材が破損すること無くシール面に倣いなが
ら摺接しつつ着座が成される。このため、高い組立精度
を要すること無く所謂摺り切りとされて粉体の噛み込み
が防止されつつシール部材とシール面とが密着される。
【0012】ここで、粉体を灰とすると、本発明装置の
機能が十分発揮される。
【0013】また、通路を、ごみを搬送するごみ搬送通
路とし、粉体を、ごみより生じる塵、埃としても、本発
明装置の機能が十分発揮される。
【0014】また、シール部材のシール面に対する摺接
面及びシール面の少なくとも一方が耐摩耗材で構成され
ていると、摩耗や削れが抑止され、シール部材とシール
面との密着性が長期間維持される。
【0015】また、弁板が着座している時に、当該弁板
を弁座側に押圧する押圧手段を備えていると、弁板着座
時のシール部材とシール面との密着性が一層高められ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による粉体遮断弁装
置の好適な実施形態について添付図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る粉体遮断
弁装置の弁板離座時の状態を示す縦断面図、図2は、第
1実施形態に係る粉体遮断弁装置の弁板着座時の状態を
示す縦断面図である。この粉体遮断弁装置は、例えば所
定圧に加圧されるガス化炉等で例えばごみ等の可燃物を
熱分解してガス化することで生じる熱分解ガス(可燃性
ガス)の排出通路の出口部や接続部に配設されているも
ので、この排出通路としての管路を開閉し、閉時に、熱
分解ガスと共にこれに随伴される飛灰等の粉体の流れを
遮断すると同時に管路上流側の気密性を確保するもので
ある。
【0017】図1に示すように、粉体遮断弁装置は、弁
箱3内に配設され、概略、上流側(ガス化炉側)の管路
10に接続される管路(筒状体)2と、この管路2の下
流側の開口周縁に設置される弁座4と、この弁座4に対
して離座/着座し管路2を開閉する弁板5と、を備えて
いる。
【0018】弁箱3の導入管路を形成する管路2は、上
下方向に延在する上流側の管路10に連接されて粉体通
路を画成し、粉体は、この上流側の管路10及び管路2
を上方から下方に通過する。また、弁箱3の管路2とは
反対側には、弁板5による管路2の開時に、管路2を流
れる粉体を弁箱3外の後段に排出する出口部3aが開口
されている。
【0019】弁座4は、管路2の開口端(図示下端)に
配設されて弁板5が着座する(図2参照)もので、弁板
5の着座に際して弁板5との間をシールするシール部と
しての機能を有し、その構成要素として、シール部の基
台となるフランジ部(基台部)6と、実質的にシールを
行うシールリング(シール部材)7及び弾性体サポート
リング(弾性体)8と、これらリング7,8を支持して
フランジ部6に固定される支持リング(支持部材)9
と、を備えている。
【0020】フランジ部6は、管路2の開口端に配設さ
れる外側を向く環状の鍔部であり例えば溶接等により固
定されている。
【0021】シールリング7は、図1に示すように、フ
ランジ部6の下面に離間して対向配置される環状体であ
り、例えばセラミック等の耐摩耗材で形成され、下方に
凸となる断面T字状に構成されている。このシールリン
グ7の凸面7aは平坦面に構成されている。
【0022】シールリング7を支持する支持リング9
は、内周側支持リング9aと外周側支持リング9bとに
2分割される環状体であり、これらの支持リング9a,
9bは、シールリング7の凸部の裾を成す内周縁、外周
縁を各々載置し下から支えた状態で例えば多数の螺子等
によりフランジ部6に固定されている。この支持リング
9a,9bに支持されるシールリング7の上面とフラン
ジ部6の下面との間には、シールリング7の厚み方向
(上下方向)の移動を可能とすべく、所定の隙間Aが設
定されている。
【0023】弾性体サポートリング8は、上記シールリ
ング7の上面に載置されると共に、フランジ部6の下面
に形成されている環状溝6aに収容可能に対向配置され
る環状体であり、弾性体で形成されている。この弾性体
としては、ゴムが好ましいが、ゴム以外の例えば軟質プ
ラスチック等であっても良く、スクィーズパッキンの機
能を有していれば良い。そして、弾性体サポートリング
8の上面と環状溝6aの底面との間には、隙間Bが、隙
間B<隙間Aの関係に設定されている。
【0024】このような構成要素を有する弁座4に対し
て離座/着座する弁板5は、例えばセラミック等の耐摩
耗材で形成される略円板体であり、例えばエアーシリン
ダ等のアクチュエータ(不図示)の移動子11(図2参
照)に連結部12を介して連結固定され、弁座4に対し
て横切る方向にスライド(前後)移動可能とされて、図
1に示す離座位置と図2に示す着座位置との間を往復移
動する。この弁板5は、図2に示すように、着座位置に
位置する時に上記シールリング7に対向する環状の凸部
5bを備えると共にこの凸部5bの凸面を平坦面に形成
して成るシール面5aを備えている。
【0025】そして、この弁板5のシール面5aが、当
該弁板5のスライド移動時に、シールリング7の凸部の
下部辺りに当接するように、弁座4や弁板5の配置関係
が設定されている。
【0026】このように構成された粉体遮断弁装置によ
れば、図1に示す離座位置に弁板5が位置している時に
は、管路2が開とされて、熱分解ガスに随伴されて粉体
が通過する。
【0027】ここで、必要に応じて管路2を閉とする場
合には、アクチュエータが駆動され弁板5が弁座4側に
スライド移動し、この弁板5により管路2が閉じられて
いく。この弁板5のスライド移動時には、粉体は落下し
てきているので、シール面5aには粉体が積もることに
なる。
【0028】そして、シール面5aがシールリング7の
凸部の下部に達し弁板5が着座すべくさらにスライド移
動すると、シール面5aは、シールリング7をスライド
移動方向斜め上方に押し上げながら凸面7aに摺接し、
この摺接に従って、シールリング7背面の弾性体サポー
トリング8が潰れることになる。この時、シールリング
7の上面とフランジ部6の下面との間には、図2に示す
ように、所定の隙間Cが形成される。そして、弾性体サ
ポートリング8の潰れにより、シールリング7とフラン
ジ部6との間がシールされると共にシールリング7がシ
ール面5a側に押圧されシールリング7が破損すること
無くシール面5aに倣いながら密着状態で摺接する(図
2参照)。このように、本実施形態では、シール部同士
が最初からぴったりと摺接するように両者側を位置合わ
せするという従来方式では無いため、その組立は比較的
ラフとされている。
【0029】さらにこのような摺接状態で弁板5がスラ
イド移動し、シール面5a上の粉体は、シール面5aと
シールリング7の凸面7aとの間で所謂摺り切りされて
シール面5a上(シール面5aと凸面7aとの間)から
全て排除され、これにより粉体の噛み込みが防止され
る。
【0030】そして、図2に示すように、弁板5のシー
ルリング7の凸面7aとシール面5aとが密着状態のま
ま弁板5が着座位置に達して着座し、管路2が閉とされ
て粉体の流れが遮断される。この時、シールリング7の
凸面7aとシール面5aとは密着状態にあるため、この
シール部からの漏れは無く、管路2上流側の気密性が確
保されている。そして、必要に応じて管路2を開とする
場合には、上記動作と逆動作となる。
【0031】このように、本実施形態においては、高い
組立精度が不要とされ比較的ラフな組立精度で摺り切り
が可能とされて粉体の噛み込みが防止されると共にシー
ルリング7の凸面7aとシール面5aとが密着される。
このため、従来に比して容易且つ確実に気密性が確保さ
れている。
【0032】さらに、シールリング7及び弁板5が耐摩
耗材で形成されているため、両者の摩耗や削れが抑止さ
れている。このため、シールリング7の凸面7aとシー
ル面5aとの密着性が長期間維持され、気密性の確保が
一層図られている。なお、シールリング7及び弁板5全
体を例えばセラミック等の耐摩耗材で形成せずに、例え
ばセラミック等の耐摩耗材をライニングした金属や表面
硬化処理した金属等を用いても良い。また、シールリン
グ7の凸面7a、シール面5aのみを所定厚の耐摩耗材
で構成しても良い。また、特に効果的であるとして、シ
ールリング7側及び弁板5側の両方に耐摩耗材の構成を
採用しているが、何れか一方でも密着性の所定期間の維
持を図ることは可能である。
【0033】因みに、シールリング(シール部材)7を
ゴム等の弾性体で構成した場合には、シール面5aとの
摺接による擦れで削れや摩耗が激しく、ここから漏洩す
ることになるため、採用できない。
【0034】図3は、本発明の第2実施形態に係る粉体
遮断弁装置の弁板着座時の状態を示す縦断面図である。
【0035】この第2実施形態が第1実施形態と違う点
は、移動子11に対して弁板5を連結する連結部12
を、弁板5の上下方向(粉体の流れ方向)への所定の移
動を許容する連結部13に代えると共に、弁板5の裏面
に、管路2閉時のスライド移動方向(図示右側から左側
に向かう方向)に下り勾配で傾斜する傾斜片14を設置
し、且つ、弁板5のスライド移動時に傾斜片14の傾斜
面14aに当接する円柱体15を弁箱3側に固定した点
である。
【0036】このような第2実施形態の粉体遮断弁装置
によれば、管路2閉時の弁板5のスライド移動に従っ
て、前述したのと同様にシールリング7とシール面5a
が密着して摺り切りで摺接するのに加えて、傾斜面14
aが円柱体15に当接して弁板5が弁座4側に徐々に移
動し、シールリング7の凸面7aとシール面5aとが第
1実施形態に比してさらに高い面圧力で密着して弁板5
が弁座4に着座するため、第1実施形態に比して気密性
の一層の確保が図られている。
【0037】なお、傾斜片14及び円柱体15により、
弁板5を弁座4側に押圧する押圧手段が構成されている
が、これに代えて、例えばバネ等の付勢手段により押圧
手段を構成することも可能である。また、押圧手段は、
弁板5が着座している時のみ弁板5を押圧するようにし
ても良い。
【0038】図4は、本発明の第3実施形態に係る粉体
遮断弁装置の弁座及びその近傍を抽出して示す縦断面図
である。
【0039】この第3実施形態が第1、第2実施形態と
違う点は、弁座4の配置構成を変え、フランジ部(基台
部)6を、管路2の開口端では無く、弁箱3内で管路2
を囲繞し一端が弁箱3内壁に連結され他端が管路2の開
口端より下方に突出する筒状体16の他端側の開口端に
連結した点である。
【0040】このように構成しても第1、第2実施形態
と同様な効果を期待できるというのはいうまでもない。
なお、筒状体16は、図4に仮想線で示すように、その
一端が弁箱3の内壁では無く管路2に連結されていても
良い。
【0041】以上、本発明をその実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施形態においては、弁座4
をシールリング7、弾性体サポートリング8、支持リン
グ9、フランジ部(基台部)6を備える構成とし、弁板
5にシール面5aを備える構成としているが、これとは
逆に、弁座を環状のシール面を備える構成とし、弁板に
シールリング7、弾性体サポートリング8、支持リング
9を備える構成とすることも可能である。この場合に
は、弁板5で、支持リング9が取り付けられ弾性体サポ
ートリング8、シールリング7が積み重ねられる部分
が、基台部に相当することになる。
【0042】また、上記実施形態においては、粉体通路
を上下方向に画成する管路に対する適用を述べている
が、上下方向以外に粉体通路を画成する管路に対しても
勿論適用可能である。
【0043】また、上記実施形態においては、前後にス
ライド移動(直進)して弁座を略横切る弁板に対する適
用を述べているが、一軸を支点とした回転によるスライ
ド移動で弁座を略横切り、離座位置と着座位置とを往復
移動する弁板に対しても適用可能である。
【0044】また、上記実施形態においては、粉体遮断
弁装置を、特に効果的であるとして、ガス化炉の熱分解
ガスの排出通路に適用しているが、例えばガス化炉の炉
底灰を排出する通路に対しても適用可能である。
【0045】さらには、加圧される例えばガス化炉等の
ごみ燃焼炉に対しごみを搬送するごみ搬送通路に対して
も、通路を搬送されるごみから塵や埃等の粉体が生じる
ため、本発明の粉体遮断弁装置の適用が効果的であり、
要は、灰や、塵、埃等の粉体が通過若しくは生じる通路
に対して適用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明による粉体遮断弁装置は、弁板が
弁座に対して略横切る方向にスライド移動することで、
弁板又は弁座の何れか一方に設けたシール面と他方に設
けたシール部材とを摺接させ、この摺接に従って、シー
ル部材とこのシール部材の背面側の基台部との間に配設
した弾性体を潰してこれらの間をシールしつつ当該弾性
体によりシール部材をシール面側に押圧し、当該シール
部材がシール面に倣いながら摺接しつつ着座を成すよう
にしている。このため、高い組立精度を要すること無く
所謂摺り切りとして粉体の噛み込みを防止しつつシール
部材とシール面とを密着させることが可能である。従っ
て、容易且つ確実に気密性を確保することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る粉体遮断弁装置の
弁板離座時の状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る粉体遮断弁装置の
弁板着座時の状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る粉体遮断弁装置の
弁板着座時の状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る粉体遮断弁装置の
弁座及びその近傍を抽出して示す縦断面図である。
【符号の説明】
2,16…管路(筒状体)、4…弁座(シール部)、5
…弁板、5a…シール面(シール部)、6…フランジ部
(基台部)、7…シールリング(シール部材)、7a…
凸面(シール部材の摺接面)、8…弾性体サポートリン
グ(弾性体)、9…支持リング(支持部材)、14…傾
斜片(押圧手段)、15…円柱体(押圧手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 英明 東京都江戸川区松島4丁目2番17号 東工 バレックス株式会社内 Fターム(参考) 3F047 AA01 CC23 3F075 AA08 BA02 BB01 CA02 CA04 CA09 CD11 DA27 3H053 AA02 AA31 BB17 BB23 BB33 BB34 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体が通過若しくは生じる通路に適用さ
    れ、前記通路を画成する筒状体の開口側に配設される弁
    座に対して、略横切る方向に弁板がスライド移動して離
    座/着座し、前記通路を開閉する粉体遮断弁装置におい
    て、 前記弁板及び前記弁座はシール部を各々備え、 前記弁板又は前記弁座の何れか一方のシール部を環状の
    シール面に構成し、 他方のシール部を、当該シール部の基台となる基台部
    と、 その背面が前記基台部に対向すると共にその前面が前記
    弁板のスライド時に前記シール面に摺接するように配設
    される弾性体以外の環状のシール部材と、 前記基台部に固定され、前記シール部材をその厚み方向
    に移動可能とするように当該シール部材の周縁側を支持
    する環状の支持部材と、 前記シール部材の背面と前記基台部との間に配設され、
    前記弁板がスライド移動して着座するに際して、前記シ
    ール面と前記シール部材との摺接により潰れて前記シー
    ル部材と前記基台部との間をシールしつつ前記シール部
    材を前記シール面側に押圧する環状の弾性体と、を備え
    る構成とした粉体遮断弁装置。
  2. 【請求項2】 前記粉体は灰であることを特徴とする請
    求項1記載の粉体遮断弁装置。
  3. 【請求項3】 前記通路はごみを搬送するごみ搬送通路
    であり、前記粉体は前記ごみより生じる塵、埃であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の粉体遮断弁装置。
  4. 【請求項4】 前記シール部材の前記シール面に対する
    摺接面及び前記シール面の少なくとも一方が耐摩耗材で
    構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    一項に記載の粉体遮断弁装置。
  5. 【請求項5】 前記弁板が着座している時に、当該弁板
    を前記弁座側に押圧する押圧手段を備えることを特徴と
    する請求項1〜4の何れか一項に記載の粉体遮断弁装
    置。
JP2002005113A 2002-01-11 2002-01-11 粉体遮断弁装置 Pending JP2003207057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005113A JP2003207057A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 粉体遮断弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005113A JP2003207057A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 粉体遮断弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003207057A true JP2003207057A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27644248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005113A Pending JP2003207057A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 粉体遮断弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003207057A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042651A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Meiki Co Ltd 気密構造体のシャッタ装置およびその作動方法
KR101090174B1 (ko) 2008-11-19 2011-12-06 조종원 이송장치
JP2014134648A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Ricoh Co Ltd 粉体搬送ポンプ、粉体搬送装置、及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042651A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Meiki Co Ltd 気密構造体のシャッタ装置およびその作動方法
KR101090174B1 (ko) 2008-11-19 2011-12-06 조종원 이송장치
JP2014134648A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Ricoh Co Ltd 粉体搬送ポンプ、粉体搬送装置、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5927684A (en) Slide, particularly pipe bridge slide
US2936778A (en) Butterfly valve
US5116022A (en) Stop valve for pipe bridge
US20120256113A1 (en) Replaceable floating gate valve seat seal
US4174728A (en) Sliding-gate valve
US5267722A (en) Valve with dual durometer ball seal
CN104421438B (zh) 用于旋转阀的高温密封件
US5353832A (en) Ball valve or cock
EP3086006B1 (en) Parallel slide gate valves and related methods
US5211373A (en) Gate valve having expanding gate and floating seats
US5435520A (en) Backseat assembly for an expanding gate valve
US20090095932A1 (en) Knife Gate Valve
CN111963706A (zh) 新型耐磨圆旋阀
JP2003207057A (ja) 粉体遮断弁装置
US7780143B2 (en) Gate valve
US8210500B2 (en) Seat ring
JPS60502165A (ja) ゲ−トバルブ
CN103765061B (zh) 一种用于旋转控制阀的波纹管激励的密封组件
US4585023A (en) Packing-resistant valve
JP4545048B2 (ja) 仕切弁
JP2003207058A (ja) 粉体遮断弁装置
CA1147709A (en) Shut-off valve for high temperature erosive flow
US4671310A (en) Flow control valve
US4640516A (en) Metallic seal with interlocking J-shaped lips
JPS6339485Y2 (ja)