JP2003204925A - 画像診断装置及び内視鏡装置 - Google Patents

画像診断装置及び内視鏡装置

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JP2003204925A
JP2003204925A JP2002329866A JP2002329866A JP2003204925A JP 2003204925 A JP2003204925 A JP 2003204925A JP 2002329866 A JP2002329866 A JP 2002329866A JP 2002329866 A JP2002329866 A JP 2002329866A JP 2003204925 A JP2003204925 A JP 2003204925A
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Hiroshi Takasugi
啓 高杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体内の正常部位と病変部位との差異を定
量的に判断可能とし、観察者の熟練度に関わらず、同じ
診断を可能とするための内視鏡画像を観察容易に表示す
る画像診断装置及び内視鏡装置を実現する。 【解決手段】画像間演算部92で入力された内視鏡画像
から画素毎にIHbを算出し、この算出されたIHbを
演算比較部93で所定の範囲と比較し、色ズレ量算出部
94で前記入力された内視鏡画像から1フレーム分の色
ズレ量を算出して、この色ズレ量を色ズレ量比較部95
で所定の値と比較し、この比較結果に基づき、画像変換
部97でディレイ96を介して前記入力された内視鏡画
像を変換し、合成画像として出力する。前記画像変換部
97は、色ズレ量が少ないと判断されたフレームに関し
てIHbが異常と判断された領域の画像変換を行い、一
方色ズレ量が大きいフレームや、IHbが正常と判断さ
れた領域については変換を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像手段で撮像し
た内視鏡画像を信号処理して、被検体内の正常部位と病
変部位との差異を明瞭に表示する画像診断装置及び内視
鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡より得られた内視鏡画像に
対して画像処理を行うことにより、被検体内の正常部位
と病変部などとの識別を容易に行えるようにする画像診
断装置が用いられるようになった。
【0003】このような画像診断装置は、例えば特開平
6−335451号公報に記載されているように、可視
領域で撮像された内視鏡画像を強調して、通常の内視鏡
画像の特徴と色素濃度分布の特徴とを備えた内視鏡画像
を得る画像処理を行うものがあった。
【0004】また、特開平3−80834号公報に記載
されているように、指定された領域に対して血液量また
は酸素飽和度を数値として算出する画像診断装置があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−335451号公報に記載されている画像診断
装置は、被検体内の正常部位と病変部位との差異を明瞭
にすることは可能であるが、定量的な表示を行うことは
できないため、観察者である医師の熟練度によって最終
的な診断が異なる場合があった。
【0006】また、特開平3−80834号公報に記載
されている画像診断装置は、定量的なデータを表示する
ことによって観察者の熟練度によって診断のばらつきを
抑制することはできるが、同一モニタ上に数値の表示が
行われないため、検査中に2つのモニタを観察しなけれ
ばならず、観察の容易さという点では問題があった。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、被検体内の正常部位と病変部位との差異を
定量的に判断可能とし、観察者の熟練度に関わらず、同
じ診断を可能とするための内視鏡画像を観察容易に表示
する画像診断装置及び内視鏡装置を実現することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る本発明は、被検体内を撮像して内視鏡画
像を出力可能な内視鏡に接続もしくは内蔵される画像診
断装置において、前記内視鏡画像を入力する入力部と、
前記入力部から入力された前記内視鏡画像から画像間演
算を行い、画素毎にヘモグロビン量に相関する値を算出
する画像間演算手段と、前記画像間演算手段で算出され
たヘモグロビン量に相関する値を所定の範囲と比較する
演算値比較手段と、前記入力された内視鏡画像から1フ
レーム分の色ズレ量を算出する色ズレ量算出手段と、前
記色ズレ量算出手段で算出された色ズレ量を所定の値と
比較する色ズレ量比較手段と、前記演算値比較手段及び
前記色ズレ量比較手段の比較結果に基づき、前記内視鏡
画像を変換する画像変換手段と、を具備することを特徴
としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、内視鏡に
設けられ、被検体内を撮像する撮像手段と、前記撮像手
段から撮像された内視鏡画像から画像間演算を行い、画
素毎にヘモグロビン量に相関する値を算出する画像間演
算手段と、前記画像間演算手段で算出されたヘモグロビ
ン量に相関する値を所定の範囲と比較する演算値比較手
段と、前記入力された内視鏡画像から1フレーム分の色
ズレ量を算出する色ズレ量算出手段と、前記色ズレ量算
出手段で算出された色ズレ量を所定の値と比較する色ズ
レ量比較手段と、前記演算値比較手段及び前記色ズレ量
比較手段の比較結果に基づき、前記内視鏡画像を変換す
る画像変換手段と、を具備することを特徴としている。
この構成により、被検体内の正常部位と病変部位との差
異を定量的に判断可能とし、観察者の熟練度に関わら
ず、同じ診断を可能とするための内視鏡画像を観察容易
に表示する画像診断装置及び内視鏡装置を実現する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明による内視鏡装置の全
体構成を示す説明図、図2は図1の画像診断装置を示す
回路ブロック図、図3は第1の実施の形態におけるモニ
タへの表示例を示す説明図である。
【0011】図1に示すように本発明による内視鏡装置
1は、例えば撮像装置2を先端に内蔵した細長な挿入部
3と、この挿入部3の基端側に連設され、側部から突設
したユニバーサルコード4を設けた把持部を兼ねる操作
部5とで水密に構成されている電子内視鏡(以下、単に
内視鏡)1Aと、この内視鏡1Aの撮像装置2からの撮
像信号を内蔵した信号処理回路(不図示)によって信号
処理して内視鏡画像を出力するビデオプロセッサ6と、
このビデオプロセッサ6からの内視鏡画像を信号処理し
て表示手段としてのモニタ7に出力する画像診断装置8
とから主に構成されている。
【0012】前記挿入部3は、先端に設けられた先端部
11と、この先端部11の後部に設けられた湾曲自在の
湾曲部12と、この湾曲部12の後部に設けられた長尺
で可撓性を有する軟性部13とから構成されている。前
記操作部5後方側には、湾曲操作レバー14が設けられ
ており、この湾曲操作レバー14を回動操作することに
より湾曲部12を湾曲することができるようになってい
る。また、前記操作部5後端側には、図示しない吸引装
置を操作するための吸引釦や画像静止用としてのレリー
ズスイッチ等のスイッチ15が配置されている。
【0013】本実施の形態の画像診断装置8は、前記ビ
デオプロセッサ6から出力される内視鏡画像よりヘモグ
ロビン量に相関する値(以下、IHbと略記する。)を
算出し、このIHb値の変化を示す疑似画像データであ
る疑似カラーデータを作成して元の内視鏡画像に合成し
て、表示手段に出力するものである。
【0014】前記ヘモグロビンは、血液中に含まれる色
素であり、IHbの変化は血液量の変化に対応してい
る。従って、IHbを参照することで病変部と正常部の
識別や炎症の程度の判別などに応用することが可能であ
る。最近では、癌などとの関係も研究されているヘリコ
バクタピロリ菌(以下、HP)とIHbとの関係の研究
も行われており、IHbを参照することでHPの存在診
断の可能性が示唆されている。
【0015】本実施の形態では、被検体の正常部と病変
部との差異が定量的に判別可能な画像診断装置8の1例
として、HPの存在診断を可能にするIHbを用いた画
像診断装置8について説明を行う。
【0016】図2に示すように画像診断装置8は、例え
ば内視鏡画像を入力する入力部21と、前記入力部21
から入力された内視鏡画像の信号レベルに基づき、前記
被検体における血液情報量を算出する血液情報量算出部
22と、前記内視鏡画像の所定領域を設定する領域設定
部23と、前記領域設定部23で設定された所定領域の
情報及び前記血液情報量算出部22の算出結果に基づい
て、疑似画像データを生成する疑似画像データ生成部2
4と、前記疑似画像データ生成部24から出力された疑
似画像データ及び前記入力部21から入力された前記内
視鏡画像に基づき、合成画像を生成する画像合成部25
と、前記画像合成部25からの合成画像を出力する出力
部26とから主に構成される。
【0017】前記血液情報量算出部22は、入力される
内視鏡画像の信号レベルに基づき、以下の式で定義され
るIHbを算出する。 IHb=32×Log2(R/G)・・・(1) R:R画像のデータ G:G画像のデータ この式(1)を回路によって実現することは容易であ
り、例えば、入力されるR画像のデータとG画像のデー
タを図示しない除算器を用いて演算し、その出力結果を
ROMなどで構成した図示しないLog変換テーブルで
変換することで実現できる。また、そのほかにも入力さ
れる内視鏡画像を図示しないメモリに記憶し、CPUな
どを用いて上記(1)式の演算を行っても良い。このよ
うにして算出されたIHbは、前記領域設定部23、前
記擬似画像データ生成部24に出力されるようになって
いる。
【0018】前記領域設定部23は、前記血液情報量算
出部22で算出されたIHbを参照することによって、
血管部や発赤等を示す画素を検知して検知信号を前記擬
似画像データ生成部24に出力する。尚、一度、HPに
感染して除菌を行った後の胃粘膜では、発赤が残った
り、また、萎縮の程度が進んだ粘膜などでは粘膜下の血
管が良く観察される場合がある。これらの発赤や血管は
HPの存在診断の精度を下げる原因となることから、こ
れらを除外する必要がある。一般に血管や発赤部などで
はIHbが高値を示すことが知られている。従って、血
管や発赤等を示す閾値を予め設け、この閾値と血液情報
量算出部22から出力されるIHbとを比較し、閾値よ
り高いデータを持つ画素を血管や発赤等を示す画素とす
ることで検知可能である。この閾値は実験的に求めても
良いし、1画面内のIHbのヒストグラムを参照し、例
えば、値の高い方から20%を示す値を閾値とする、ヒ
ストグラムが2つのピークを持つ場合にこの2つのピー
クの中間値を閾値とする、などのように決定しても良
い。
【0019】前記疑似画像データ生成部24は、前記血
液情報量算出部22で算出されたIHbと前記領域設定
部23で検知された血管、発赤部を示す検知信号に基づ
いて血管、発赤部を示す画素のIHbを除いた1画面分
のIHb値の平均値を求め、この平均値から疑似カラー
データを作成する。尚、疑似カラーデータとは、算出さ
れたIHbをいくつかの範囲に分割して擬似的に色付け
を行うものである。
【0020】上述したIHbを用いたHPの存在診断
は、例えば「胃と腸」(医学書院 Vol.33 No.8 July 19
98のP1119〜P1120)に記載されているように、HPの感
染の有無によって胃底腺粘膜のIHbには有意差が認め
られ、除菌前のIHb平均は63.0±5.0、除菌後
のIHb平均は55.6±5.0という結果を利用し、
IHb=59付近を閾値として設定した場合に、測定し
たIHb値が閾値のどちら側であるかを判断することに
よって診断を行うものである。
【0021】本実施の形態では、疑似カラーデータの割
り当ての1例として図示しないが、例えばIHbを3つ
の範囲に分割して、IHb≦58は青、58<IHb≦
60は黄、60<IHbは赤、ハレーションや暗部が多
い画像などのように測定不能領域が多数を示す場合はグ
レーに割り当てるようにしている。以上のような疑似カ
ラー割り当てによって、HPの存在診断が疑似カラーの
色を観察することで客観的に可能となる。
【0022】尚、本実施の形態ではIHbの平均値をH
Pの存在診断の指標として用いたが、その他にも、1画
面分のIHbのヒストグラムを算出し、頻度の高い値を
指標として用いても良い。
【0023】前記画像合成部25では、前記擬似画像デ
ータ生成部24で作成された擬似カラーデータと前記入
力部21に入力された内視鏡画像とを合成する。前記画
像合成部25で合成された合成画像は、前記出力部26
より前記モニタ7に出力されて表示されるようになって
いる。
【0024】このように構成された画像診断装置8を用
いて、内視鏡1Aの撮像装置2で撮像した内視鏡画像を
図3に示すようにモニタ7に表示する。尚、図3は、内
視鏡1Aに設けたスイッチ15等を押下操作して図示し
ないフリーズ手段によりフリーズした内視鏡画像を表示
している状態を示す図である。
【0025】前記画像診断装置8は、内視鏡画像27の
画像領域(以下、観察画像領域)28と重ならない位置
に子画面などが表示される領域(網かけ部)29を設定
し、生成した疑似カラーデータを合成して表示してい
る。尚、疑似カラーデータの合成された内視鏡画像27
は、常に表示が行われても良いし、フリーズ時のみ表示
が行われても良い。
【0026】この結果、HPの存在診断の誤差要因とな
る発赤や血管などの影響を排除して、精度良く算出した
IHbから求めた擬似カラーデータを、定量的にかつ認
識容易に観察モニタ上の観察画像領域28と重ならない
位置に表示することができる。
【0027】これにより、内視鏡画像より算出した特徴
量に基づいた疑似カラーデータを観察画像領域と重複し
ない位置に合成して表示することによって、観察に支障
をきたすことなく、病変部と正常部との判別や診断が定
量的に可能となる。従って、医師の熟練度に依存せず、
診断のばらつきを抑制することができる。
【0028】尚、本実施の形態による内視鏡装置1で
は、内視鏡1Aの挿入部3先端部11側に撮像装置2を
内蔵した電子内視鏡1Aで被検体内を撮像し、ビデオプ
ロセッサ6で前記撮像装置2の撮像信号を信号処理して
得た内視鏡画像を本発明の画像診断装置8で処理して、
モニタ7に表示するように構成しているが、本発明はこ
れに限定されず、内視鏡の挿入部に挿通したイメージガ
イドにより被検体内の光学像を導光して接眼部で観察す
る光学内視鏡を用い、この光学内視鏡に着脱自在に取り
付けた撮像装置で被検体内を撮像して得た内視鏡画像を
本発明の画像診断装置8で処理して、モニタ7に表示す
るように構成してしても構わない。
【0029】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0030】(第2の実施の形態)図4ないし図6は本
発明の第2の実施の形態に係り、図4は本発明による画
像診断装置を示す回路ブロック図、図5は関心領域設定
画面の1例を示す説明図、図6は第2の実施の形態にお
けるモニタへの表示例を示し、疑似カラーデータを合成
した内視鏡画像を表示している説明図である。
【0031】本実施の形態では、予め決められた大きさ
の関心領域を内視鏡画像のどの位置に設定するのかを決
定する領域設定手段を設け、この領域設定手段によって
決定した内視鏡画像上の関心領域に疑似カラーデータを
表示するように構成している。それ以外の構成は図2と
同様であるので説明を省略する。
【0032】図4に示すように本実施の形態の画像診断
装置30は、例えば内視鏡画像を入力する入力部31
と、前記入力部31から入力された内視鏡画像の信号レ
ベルに基づき、前記被検体における血液情報量を算出す
る血液情報量算出部32と、予め決められた大きさの関
心領域を内視鏡画像のどの位置に設定するのかを決定す
る領域設定部33と、前記領域設定部33で設定された
所定領域の情報及び前記血液情報量算出部32の算出結
果に基づいて、疑似画像データを生成する疑似画像デー
タ生成部34と、前記疑似画像データ生成部34から出
力された疑似画像データ及び前記入力部31から入力さ
れた前記内視鏡画像、前記領域設定部33で設定された
所定領域の情報に基づき、合成画像を生成する画像合成
部35と、前記画像合成部35からの合成画像を出力す
る出力部36とから主に構成される。
【0033】この画像診断装置30に入力される内視鏡
画像は、図2で説明したときと同様に前記血液情報量算
出部32に入力され、IHbが算出される。算出された
IHbは、前記擬似画像データ生成部34に出力される
ようになっている。
【0034】前記擬似画像データ生成部34は、前記血
液情報量算出部32で算出されたIHbに基づいて擬似
色の割り当てを行う。IHb値に基づいて色を割り当て
る方法は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実
施の形態では領域の平均値を算出し、その値に色を割り
当てていたところを、本実施例では画素毎のIHb値に
色の割り当てを行うという点で異なる。画素毎に割り当
てられた色の情報、即ち、擬似画像データは、前記画像
合成部35に出力される。
【0035】前記領域設定部33は、前記したように予
め決められた大きさの関心領域を内視鏡画像のどの位置
に設定するかを決定する手段であり、例えば、図5に示
すように、観察画像領域41を9分割し、このうちの一
つの位置に関心領域を示すマーキング42を内視鏡画像
40に重ねて表示するようになっている。このマーキン
グ42は、例えば矢印キーなどを操作することで分割し
た9つの領域を移動可能であり、決定キーなどによって
所定領域を設定することができるようになっている。こ
れらの矢印キーや決定キーなどは図示しないが、画像診
断装置30のフロントパネルに設けたり、別途接続され
たキーボードなどに設けても良い。あるいは、マウス等
のポインティングディバイスを画像診断装置30に接続
するなどしても良い。また、関心領域は、9つの分割し
た領域から選ぶ方法に限らず、予め決められた大きさの
領域をマウスなどを使って自由に設定できるようにして
も良く、さらに簡易的に観察領域中央付近として、予め
固定しておいても良い。このように設定された関心領域
の情報は、前記画像合成部35に出力されるようになっ
ている。
【0036】前記画像合成部35は、前記擬似画像デー
タ生成部34で生成された擬似画像データと前記領域設
定部33で設定された関心領域の情報に基づいて、算出
されたIHbの内、関心領域内のデータのみを疑似カラ
ーデータに変換して内視鏡画像に合成するようになって
いる。このため、内視鏡画像の画素毎のIHbを疑似カ
ラーデータに変換し、関心領域内のIHb分布画像を所
定領域に相当する位置に重ねて合成することにより、図
6に示すように関心領域内でのIHbの分布画像を得る
ことができる。
【0037】このとき、観察画像領域51内に疑似カラ
ーデータ52を合成しているため、観察画像と疑似カラ
ーデータを同時に見ることが出来ない。そこで、図3で
説明したときと同様に内視鏡1Aに設けたスイッチ15
等を押下操作して図示しないフリーズ手段によりフリー
ズした内視鏡画像を表示し、子画面が表示される位置に
関心領域内のIHb分布画像を合成しても良く、また、
図示しない表示切替スイッチを設けて希望する時のみ画
像を合成するようにしたり、内視鏡画像をフリーズした
時のみ、疑似カラー画像を合成して表示するようにして
も良い。更に、HPの存在している領域のみを閾値を用
いて判別して、HPの存在している領域のみ疑似カラー
表示を合成するようにしても良い。尚、図6の場合に限
らず、第1の実施の形態のように表示した場合にも前記
表示切替スイッチを設けて画像の合成を切り替えたりフ
リーズ時のみ合成画像を表示するようにしても良い。
【0038】この結果、本実施の形態では、第1実施例
の場合と異なり、IHbの分布画像が観察可能となり、
従ってHPの存在診断だけではなく、病変部と正常部の
境界判別が定量的に観察可能となる。また、IHbの分
布だけではなく、ヘモグロビンの酸素飽和度などの分布
に応用しても良い。更に、図3で説明したときと同様に
観察画像領域51にかからない位置に疑似カラーデータ
52を表示することによって、第1の実施の形態と同様
に観察に支障をきたすことなく、定量的な診断が行え
る。
【0039】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0040】(第3の実施の形態)図7及び図8は本発
明の第3の実施の形態に係り、図7は本発明による画像
診断装置を示す回路ブロック図、図8は第3の実施の形
態におけるモニタへの表示例を示し、内視鏡画像の観察
画像領域外にグラフ作成手段で作成された棒グラフを合
成して表示している説明図である。
【0041】第1、第2の実施の形態では、内視鏡画像
と共に、所定領域の疑似カラーデータを合成した画像を
モニタに表示することによって、病変部の定量的な診断
を行えるように構成しているが、本実施の形態では、内
視鏡画像の観察画像領域外にグラフ作成手段で作成され
たグラフを合成した画像をモニタに表示するように画像
診断装置を構成している。
【0042】図7に示すように本実施の形態による画像
診断装置70は、例えば内視鏡画像を入力する入力部7
1と、前記入力部71から入力された内視鏡画像から画
素毎にIHb量を算出する画像間演算部72と、前記画
像間演算部72で算出されたIHb量を所定の範囲と比
較する演算値比較部73と、前記演算値比較部73の比
較結果に基づき、ディレイ74を介して前記入力された
内視鏡画像を変換する画像変換部75と、前記演算値比
較部73の比較結果に基づき、IHb量の統計量を算出
する統計量算出部76と、前記統計量算出部76で算出
された統計量を表示するためのグラフ作成を行うグラフ
作成部77と、前記画像変換部75の出力と前記グラフ
作成部77の出力を合成する画像合成部78と、前記画
像合成部78からの合成画像を出力する出力部79とか
ら主に構成される。
【0043】前記画像間演算部72は、第1の実施の形
態で説明したときと同様に、式(1)に従って、IHb
量を求めるようになっている。前記演算値比較部73
は、前記画像間演算部72で算出されたIHb量を基準
となる値と比較し、異常な発赤部や異常な褪色部を検出
する。これらの異常部は、図2で説明したときと同様に
してIHb量より検出することができる。例えば値の極
端に高いものを発赤部、値の極端に低いものを褪色部と
している。前記画像変換部75は、前記演算値比較部7
3によりIHb量が異常と判断された領域の画像変換を
行う。一方、IHb量が正常と判断された領域について
は変換を行わない。ここでは、変換として例えば内視鏡
画像内では目立つ色であるシアン色への変換が行われる
ようにしている。前記統計量算出部76は、前記演算値
比較部73により異常と判断された領域でのIHb量の
異常領域の面積(画素数)を算出するようになってい
る。前記グラフ作成部77では、前記統計量算出部76
の出力に応じてIHb量の異常領域の面積(画素数)を
グラフ作成するようになっている。前記画像合成部78
は、前記画像変換部74から出力される異常領域が例え
ばシアン色に着色された内視鏡画像と、前記グラフ作成
部77から出力されるグラフ表示を合成するようになっ
ている。
【0044】このように構成された画像診断装置70を
用いて、内視鏡1Aの撮像装置2で撮像した内視鏡画像
を図8に示すようにモニタ7に表示する。内視鏡画像の
観察画像領域81外には、前記グラフ作成部77で作成
された例えば棒グラフ82を合成して出力している。こ
の棒グラフ82のゲージには、例えば画素数の目安とな
る数値83を共に表示するようになっている。
【0045】この結果、内視鏡画像により例えばシアン
色に着色された異常領域を知ることができると共に、異
常領域のIHb量のグラフ表示を病変部の診断の参考と
することができる。
【0046】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、第1の実施の形態と同様にHPの存在診断にも応用
可能である。その場合、前記演算値比較部73で発赤、
血管を示す画素を検知し、これらの画素を除いて前記統
計量算出部76にてIHbの平均値を求める。そして、
IHbの平均値を前記グラフ作成部77で例えば棒グラ
フ作成する。この棒グラフのゲージには、IHbの閾値
となる値を表示し、IHbの平均値が示す値と閾値との
関係によってグラフの色を変化させるなどすると認識が
容易になる。例えば、HPが明らかに存在する値を示す
場合は、グラフを赤く表示し、明らかに存在しない値を
示す場合はグラフを青く表示するなどする。そして、前
記画像変換部78で発赤や血管などを示す画素をグレー
などの色で表示しても良い。これによって、診断に用い
られなかった領域が明確になる。
【0047】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0048】(第4の実施の形態)図9は本発明の第4
の実施の形態に係る画像診断装置を示す回路ブロック図
である。第1〜第3の実施の形態では、内視鏡画像と共
に、所定領域の疑似カラーデータを合成した画像をモニ
タに表示することによって、定量的な診断を行えるよう
に構成しているが、本実施の形態では、所定領域の疑似
カラーデータに発生する色ズレを防止するために、入力
された内視鏡画像から色ズレ量を算出して所定の値と比
較し、求めるIHb量の誤差が大きいと推測される画像
では画像変換を行わないように画像診断装置を構成して
いる。
【0049】図9に示すように本実施の形態による画像
診断装置90は、例えば内視鏡画像を入力する入力部9
1と、前記入力部91から入力された内視鏡画像から画
素毎にIHb量を算出する画像間演算部92と、前記画
像間演算部92で算出されたIHb量を所定の範囲と比
較する演算値比較部93と、前記入力された内視鏡画像
から1フレーム分の色ズレ量を算出する色ズレ量算出部
94と、前記色ズレ量算出部94で算出された色ズレ量
を所定の値と比較する色ズレ量比較部95と、前記演算
値比較部93及び前記色ズレ量比較部95の比較結果に
基づき、ディレイ96を介して前記入力された内視鏡画
像を変換する画像変換部97と、前記画像変換部97か
らの合成画像を出力する出力部98とから主に構成され
る。
【0050】前記画像間演算部92は、第1の実施の形
態で説明したときと同様に、式(1)に従って、IHb
量を求めるようになっている。前記演算値比較部93
は、前記画像間演算部92で算出されたIHb量を基準
となる値と比較し、異常な発赤部や異常な褪色部を検出
する。前記色ズレ量算出部94は、前記入力された内視
鏡画像のRGB間の画像のズレ量を求めることにより1
フレーム毎の色ズレ量を算出する。前記色ズレ量比較部
95は、前記色ズレ量算出部94で算出された1フレー
ム分の色ズレ量を所定の値と比較し、そのフレームの画
像の色ズレが大きいか否かを判定する。前記画像変換部
97は、前記色ズレ量比較部95の出力により色ズレ量
が少ないと判断されたフレームに関して、前記演算値比
較部93によりIHb量が異常と判断された領域の画像
変換を行う。一方、色ズレ量が大きいフレームや、IH
b量が正常と判断された領域については変換を行わな
い。ここでは、変換として内視鏡画像内では目立つ色で
あるシアン色への変換が行われるようになっている。
【0051】また、前記色ズレ量比較部95によって判
断された結果に基づいて、色ズレ量の大小に関する印を
モニタ上に表示しても良い。操作者である医師は、この
印を見ることにより、画面上に異常領域が表示されてい
ないときに、色ズレが大きくて表示されていないのか、
異常領域が無いから表示されていないのかを判断できる
ようになっている。
【0052】この結果、所定領域の疑似カラーデータに
色ズレが発生して、求めるIHb量の誤差が大きいと推
測される画像では画像変換を行わないことで、誤差の大
きい情報を診断の補助として用いることを防止できる。
【0053】尚、本発明は上記実施の形態に限らず、色
ズレ量の算出を画素毎に行い、色ズレの大きい画素を処
理から除外することも可能である。
【0054】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0055】[付記] (付記項1) 被検体内を撮像して内視鏡画像を出力可
能な内視鏡に接続もしくは内蔵される画像診断装置にお
いて、前記内視鏡画像を入力する入力部と、前記入力部
から入力された前記内視鏡画像の信号レベルに基づき、
前記被検体における血液情報量を算出する血液情報量算
出手段と、前記内視鏡画像の所定領域を設定する領域設
定手段と、前記領域設定手段で設定された所定領域の情
報及び前記血液情報量算出手段の算出結果に基づいて、
疑似画像データを生成する疑似画像データ生成手段と、
前記疑似画像データ生成手段から出力された疑似画像デ
ータ及び前記入力部から入力された前記内視鏡画像に基
づき、合成画像を生成する画像合成手段と、前記画像合
成手段からの合成画像を出力する出力部と、を具備した
ことを特徴とする画像診断装置。
【0056】(付記項2) 内視鏡に設けられ、被検体
内を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から撮像された
内視鏡画像の信号レベルに基づき、前記被検体における
血液情報量を算出する血液情報量算出手段と、前記内視
鏡画像の所定領域を設定する領域設定手段と、前記領域
設定手段で設定された所定領域の情報及び前記血液情報
量算出手段の算出結果に基づいて、疑似画像データを生
成する疑似画像データ生成手段と、前記疑似画像データ
生成手段から出力された疑似画像データ及び前記入力部
から入力された前記内視鏡画像に基づき、合成画像を生
成する画像合成手段と、前記画像合成手段からの合成画
像を出力する出力部と、を具備したことを特徴とする内
視鏡装置。
【0057】(付記項3) 前記疑似画像データは、前
記領域設定手段で設定された所定領域内の血液情報量の
平均値に基づいて作成することを特徴とする付記項1に
記載の画像診断装置。
【0058】(付記項4) 前記領域設定手段は、発赤
や血管を除外した領域を設定することを特徴とする付記
項1に記載の画像診断装置。
【0059】(付記項5) 前記画像合成手段は、作成
した疑似画像データを観察画像領域と重複しない位置に
合成することを特徴とする付記項1に記載の画像診断装
置。
【0060】(付記項6) 前記画像合成手段は、前記
血液情報量算出手段で算出された血液情報量が所定範囲
内にある画素において、作成した疑似画像データを合成
することを特徴とする付記項1に記載の画像診断装置。
【0061】(付記項7) 前記画像合成手段は、前記
領域設定手段で設定された領域において作成された疑似
画像データを合成することを特徴とする付記項1に記載
の画像診断装置。
【0062】(付記項8) 前記画像合成手段は、作成
した疑似画像データを画像のフリーズ時に合成すること
を特徴とする付記項1に記載の画像診断装置。
【0063】(付記項9) 前記疑似画像データは、前
記領域設定手段で設定された所定領域内の血液情報量の
内、最も頻度の高い値に基づいて作成することを特徴と
する付記項1に記載の画像診断装置。
【0064】(付記項10) 前記血液情報量算出手段
で算出される血液に関する情報は、ヘモグロビンに相関
する値であることを特徴とする付記項1に記載の画像診
断装置。
【0065】(付記項11) 前記血液情報量算出手段
で算出される血液に関する情報は、ヘモグロビンの酸素
飽和度に相関する値であることを特徴とする付記項1に
記載の画像診断装置。
【0066】(付記項12) 被検体内を撮像して内視
鏡画像を出力可能な内視鏡に接続もしくは内蔵される画
像診断装置において、前記内視鏡画像を入力する入力部
と、前記入力部から入力された前記内視鏡画像から画像
間演算を行い、画素毎にIHb量を算出する画像間演算
手段と、前記画像間演算手段で算出されたIHb量を所
定の範囲と比較する演算値比較手段と、前記演算値比較
手段の比較結果に基づき、前記内視鏡画像を変換する画
像変換手段と、前記演算値比較手段の比較結果に基づ
き、前記IHb量の統計量を算出する統計量算出手段
と、前記統計量算出手段で算出された統計量を表示する
ためのグラフ作成を行うグラフ作成手段と、前記画像変
換手段の出力と前記グラフ作成手段の出力とを合成する
画像合成手段と、を具備したことを特徴とする画像診断
装置。
【0067】(付記項13) 被検体内を撮像して内視
鏡画像を出力可能な内視鏡に接続もしくは内蔵される画
像診断装置において、前記内視鏡画像を入力する入力部
と、前記入力部から入力された前記内視鏡画像から画像
間演算を行い、画素毎にIHb量を算出する画像間演算
手段と、前記画像間演算手段で算出されたIHb量を所
定の範囲と比較する演算値比較手段と、前記入力された
内視鏡画像から1フレーム分の色ズレ量を算出する色ズ
レ量算出手段と、前記色ズレ量算出手段で算出された色
ズレ量を所定の値と比較する色ズレ量比較手段と、前記
演算値比較手段及び前記色ズレ量比較手段の比較結果に
基づき、前記内視鏡画像を変換する画像変換手段と、を
具備したことを特徴とする画像診断装置。
【0068】(付記項14) 前記疑似画像データは、
前記領域設定手段で設定された所定領域内の血液情報量
の平均値に基づいて作成することを特徴とする付記項2
に記載の内視鏡装置。
【0069】(付記項15) 前記領域設定手段は、発
赤や血管を除外した領域を設定することを特徴とする付
記項2に記載の内視鏡装置。
【0070】(付記項16) 前記画像合成手段は、作
成した疑似画像データを観察画像領域と重複しない位置
に合成することを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装
置。
【0071】(付記項17) 前記画像合成手段は、前
記血液情報量算出手段で算出された血液情報量が所定範
囲内にある画素において、作成した疑似画像データを合
成することを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0072】(付記項18) 前記画像合成手段は、前
記領域設定手段で設定された領域において作成された疑
似画像データを合成することを特徴とする付記項2に記
載の内視鏡装置。
【0073】(付記項19) 前記画像合成手段は、作
成した疑似画像データを画像のフリーズ時に合成するこ
とを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0074】(付記項20) 前記疑似画像データは、
前記領域設定手段で設定された所定領域内の血液情報量
の内、最も頻度の高い値に基づいて作成することを特徴
とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0075】(付記項21) 前記血液情報量算出手段
で算出される血液に関する情報は、ヘモグロビンに相関
する値であることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡
装置。
【0076】(付記項22) 前記血液情報量算出手段
で算出される血液に関する情報は、ヘモグロビンの酸素
飽和度に相関する値であることを特徴とする付記項2に
記載の内視鏡装置。
【0077】(付記項23) 内視鏡に設けられ、被検
体内を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から撮像され
た内視鏡画像から画像間演算を行い、画素毎にIHb量
を算出する画像間演算手段と、前記画像間演算手段で算
出されたIHb量を所定の範囲と比較する演算値比較手
段と、前記演算値比較手段の比較結果に基づき、前記内
視鏡画像を変換する画像変換手段と、前記演算値比較手
段の比較結果に基づき、前記IHb量の統計量を算出す
る統計量算出手段と、前記統計量算出手段で算出された
統計量を表示するためのグラフ作成を行うグラフ作成手
段と、前記画像変換手段の出力と前記グラフ作成手段の
出力とを合成する画像合成手段と、を具備したことを特
徴とする内視鏡装置。
【0078】(付記項24) 内視鏡に設けられ、被検
体内を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から撮像され
た内視鏡画像から画像間演算を行い、画素毎にIHb量
を算出する画像間演算手段と、前記画像間演算手段で算
出されたIHb量を所定の範囲と比較する演算値比較手
段と、前記入力された内視鏡画像から1フレーム分の色
ズレ量を算出する色ズレ量算出手段と、前記色ズレ量算
出手段で算出された色ズレ量を所定の値と比較する色ズ
レ量比較手段と、前記演算値比較手段及び前記色ズレ量
比較手段の比較結果に基づき、前記内視鏡画像を変換す
る画像変換手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡
装置。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
検体内の正常部位と病変部位との差異を定量的に判断可
能とし、観察者の熟練度に依存せず、診断のばらつきを
抑制することができるといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は本発明による内視鏡装置の全体構成を示す
説明図。
【図2】図1における画像診断装置を示す回路ブロック
図。
【図3】第1の実施の形態におけるモニタへの表示例を
示す説明図。
【図4】図4ないし図6は本発明の第2の実施の形態に
係り、図4は本発明による画像診断装置を示す回路ブロ
ック図。
【図5】関心領域設定画面の1例を示す説明図。
【図6】第2の実施の形態におけるモニタへの表示例を
示し、疑似カラーデータを合成した内視鏡画像を表示し
ている説明図。
【図7】図7及び図8は本発明の第3の実施の形態に係
り、図7は本発明による画像診断装置を示す回路ブロッ
ク図。
【図8】第3の実施の形態におけるモニタへの表示例を
示し、内視鏡画像の観察画像領域外にグラフ作成手段で
作成された棒グラフを合成して表示している説明図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る画像診断装置
を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 1A …内視鏡(電子内視鏡) 2 …撮像装置(撮像手段) 8,30, 70,90…画像診断装置 21,31, 71,91…入力部 22,32…血液情報量算出部(血液情報量算出手段) 23,33…領域設定部(領域設定手段) 24,34…擬似画像データ生成部(擬似画像データ生
成手段) 25,35…画像合成部(画像合成手段) 26,36, 79,98…出力部 72,92…画像間演算部(画像間演算手段) 73,93…演算値比較部(演算値比較手段) 75,97…画像変換部(画像変換手段) 76 …統計量算出部(統計量算出手段) 77 …グラフ作成部(グラフ作成手段) 94 …色ズレ量算出部(色ズレ量算出手段) 95 …色ズレ量比較部(色ズレ量比較手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内を撮像して内視鏡画像を出力可能
    な内視鏡に接続もしくは内蔵される画像診断装置におい
    て、 前記内視鏡画像を入力する入力部と、 前記入力部から入力された前記内視鏡画像から画像間演
    算を行い、画素毎にヘモグロビン量に相関する値を算出
    する画像間演算手段と、 前記画像間演算手段で算出されたヘモグロビン量に相関
    する値を所定の範囲と比較する演算値比較手段と、 前記入力された内視鏡画像から1フレーム分の色ズレ量
    を算出する色ズレ量算出手段と、 前記色ズレ量算出手段で算出された色ズレ量を所定の値
    と比較する色ズレ量比較手段と、 前記演算値比較手段及び前記色ズレ量比較手段の比較結
    果に基づき、前記内視鏡画像を変換する画像変換手段
    と、を具備することを特徴とする画像診断装置。
  2. 【請求項2】内視鏡に設けられ、被検体内を撮像する撮
    像手段と、 前記撮像手段から撮像された内視鏡画像から画像間演算
    を行い、画素毎にヘモグロビン量に相関する値を算出す
    る画像間演算手段と、 前記画像間演算手段で算出されたヘモグロビン量に相関
    する値を所定の範囲と比較する演算値比較手段と、 前記入力された内視鏡画像から1フレーム分の色ズレ量
    を算出する色ズレ量算出手段と、 前記色ズレ量算出手段で算出された色ズレ量を所定の値
    と比較する色ズレ量比較手段と、 前記演算値比較手段及び前記色ズレ量比較手段の比較結
    果に基づき、前記内視鏡画像を変換する画像変換手段
    と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2366327B1 (en) * 2010-03-19 2019-04-17 Fujifilm Corporation An electronic endoscope system and a method of acquiring blood vessel information

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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