JP2003203076A - 知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、記録媒体

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JP2003203076A
JP2003203076A JP2001401979A JP2001401979A JP2003203076A JP 2003203076 A JP2003203076 A JP 2003203076A JP 2001401979 A JP2001401979 A JP 2001401979A JP 2001401979 A JP2001401979 A JP 2001401979A JP 2003203076 A JP2003203076 A JP 2003203076A
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JP2001401979A
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Naoyuki Horai
尚幸 蓬莱
Kiyoshi Nitta
清 新田
Hirofumi Doi
洋文 土居
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Celestar Lexico Sciences Inc
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    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B50/00ICT programming tools or database systems specially adapted for bioinformatics
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B50/00ICT programming tools or database systems specially adapted for bioinformatics
    • G16B50/30Data warehousing; Computing architectures
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    • G16B50/00ICT programming tools or database systems specially adapted for bioinformatics
    • G16B50/10Ontologies; Annotations

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2項関係から効率的に知見を探索することが
できる装置等を提供することを課題とする。 【解決手段】 利用者が、関連性をみたい2つの対象を
探索開始対象と探索終了対象として指定する。また、各
種の検索条件についても利用者が指定する。予め各種の
生体分子データベース(例えば、DNA等の配列情報や
蛋白質などの構造情報などを格納したデータベース)や
化合物データベース(たとえば、有機化合物などの特性
などを格納したデータベース)や文献データベース(例
えば、技術文献や論文などを格納したデータベース)か
ら抽出した2項関係情報を格納した2項関係データベー
スにアクセスして、探索開始対象と探索終了対象との間
の知見を自動的に探索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、知見探索装置、知
見探索方法、プログラム、および、記録媒体に関し、特
に、2項関係から効率的に知見を探索することができる
知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】バイオインフォマティクス分野におい
て、近年、DNAや蛋白質などに関する大規模な生体分
子データベースが構築され、様々な生物学的知見がアノ
テーション情報として登録されている。また、有機化合
物などに関する大規模な化合物データベースが構築さ
れ、様々な化合物の特性や構造情報などがアノテーショ
ン情報として登録されている。また、学術論文や技術文
献などに関する大規模な文献データベースが構築され、
インターネットなどを介してアクセスできる環境が整備
されている。研究者などは、これらの生体分子データベ
ース、化合物データベース、および、文献データベース
等にアクセスして既知の生物学的知見を検索している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未知の
生物学的知見をこれらの生体分子データベース、化合物
データベース、および、文献データベース等から発見す
る際には、研究者が複数のデータベースにアクセスし
て、登録された生物学的知見を人手で辿りながら検索す
る必要があるというシステム構造上の基本的問題点を有
していた。以下、この問題点の内容について、一層具体
的に説明する。
【0004】例えば、研究者が2つの物質(例えば、蛋
白質Aと蛋白質B)について、その2つの物質間の未知
の関係(例えば、相互作用)を調べる場合には、2つの
物質について、技術文献やDNA配列データベースなど
の既存の複数のデータベースを用いて検索を行い、その
検索結果を検索者が見比べながら、その物質間の関係を
類推していた。
【0005】しかしながら、人手で見比べて関係を類推
する作業は、利用者がその検索結果を読み技術的な内容
について理解する必要があるため手間と時間が非常にか
かり、また、検索者のデータベース操作に関するスキル
も必要とされた。また、利用者がその内容を見落とすこ
とや、誤解することもあるため、その精度にはおのずと
限界があった。このように、従来のシステム等は数々の
問題点を有しており、その結果、システムの利用者およ
び管理者のいずれにとっても、利便性が悪く、また、利
用効率が悪いものであった。
【0006】なお、これまで説明した従来の技術および
発明が解決しようとする課題は、バイオ分野における探
索システムに限られず、データベースに蓄積された情報
を探索する全てのシステムにおいて、同様に考えること
ができる。本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、2項関係から効率的に知見を探索することができ
る、知見探索装置、知見探索方法、プログラム、およ
び、記録媒体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の知見探索装置は、関係元の対
象と関係先の対象と両者間の関係とを対応付けて記憶す
る2項関係情報を格納する2項関係情報格納手段と、探
索開始対象および探索終了対象を利用者に設定させる探
索条件設定手段と、上記探索開始対象と上記探索終了対
象との間の上記対象および/または上記関係を上記2項
関係情報格納手段にて格納された上記2項関係情報から
探索する探索手段とを備え、上記探索開始条件と上記探
索終了条件との間の知見を自動探索することを特徴とす
る。
【0008】この装置によれば、関係元の対象と関係先
の対象と両者間の関係とを対応付けて記憶する2項関係
情報を格納し、探索開始対象および探索終了対象を利用
者に設定させ、探索開始対象と探索終了対象との間の対
象および/または関係を格納された2項関係情報から探
索するので、探索開始条件と探索終了条件との間の知見
を自動探索することができる。これにより、従来、人手
による文献などからの知見の探索をコンピュータにより
実行することができるため、複数かつ大規模なデータベ
ースに格納された情報について迅速、簡易、かつ、漏れ
なく知見を探索することができるようになる。
【0009】また、請求項2に記載の知見探索装置は、
請求項1に記載の知見探索装置において、単項関係また
は3項以上の多項関係で表現される上記対象および上記
関係に関する情報に基づいて上記2項関係情報を作成す
る2項関係情報作成手段をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0010】この装置によれば、単項関係または3項以
上の多項関係で表現される対象および関係に関する情報
に基づいて2項関係情報を作成するので、単項関係や複
雑な多項関係についても全て2項関係に置き換えること
により探索効率を著しく上げることができる。
【0011】また、請求項3に記載の知見探索装置は、
請求項1または2に記載の知見探索装置において、上記
探索手段は、上記関係元の対象に基づいて上記2項関係
情報格納手段にて格納された上記2項関係情報を探索す
る順方向探索手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この装置によれば、関係元の対象に基
づいて格納された2項関係情報を探索するので、2項関
係における関係の方向性を意識した探索を行うことがで
き、対象の方向を順方向に辿った探索を行うことができ
る。
【0013】また、請求項4に記載の知見探索装置は、
請求項1から3のいずれか一つに記載の知見探索装置に
おいて、上記探索手段は、上記関係先の対象に基づいて
上記2項関係情報格納手段にて格納された上記2項関係
情報を探索する逆方向探索手段をさらに備えたことを特
徴とする。
【0014】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この装置によれば、関係先の対象に基
づいて格納された2項関係情報を探索するので、2項関
係における関係の方向性を意識した探索を行うことがで
き、対象の方向を逆方向に辿った探索を行うことができ
る。
【0015】また、請求項5に記載の知見探索装置は、
請求項1から4のいずれか一つに記載の知見探索装置に
おいて、上記探索手段は、探索された上記対象をキュー
に順次格納する対象キュー格納手段と、上記キューに格
納された順に上記2項関係情報格納手段にて格納された
上記2項関係情報を探索する幅優先探索手段とをさらに
備えたことを特徴とする。
【0016】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この装置によれば、探索された対象を
キューに順次格納し、キューに格納された順に格納され
た2項関係情報を探索するので、対象を幅広く探索する
ことが効率的にできるようになる。
【0017】また、請求項6に記載の知見探索装置は、
請求項5に記載の知見探索装置において、上記探索手段
は、上記キューに格納された上記対象の重複を排除する
対象重複排除手段をさらに備え、上記幅優先探索手段
は、上記対象重複排除手段にて上記対象の重複を排除さ
れた上記キューについて探索を行うことを特徴とする。
【0018】これは幅優先探索の一例を一層具体的に示
すものである。この装置によれば、キューに格納された
対象の重複を排除し、幅優先探索は、対象の重複を排除
されたキューについて探索を行うので、同一の対象につ
いて再度探索を行うことによる無限ループを回避するこ
とができるようになる。
【0019】また、請求項7に記載の知見探索装置は、
請求項1から6のいずれか一つに記載の知見探索装置に
おいて、探索する上記対象および/または上記関係につ
いての条件を利用者に設定させる条件設定手段をさらに
備え、上記探索手段は、上記条件設定手段にて設定され
た上記条件により、上記2項関係情報格納手段にて格納
された上記2項関係情報を絞り込んで探索する条件検索
手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0020】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この装置によれば、探索する対象およ
び/または関係についての条件を利用者に設定させ、設
定された条件により格納された2項関係情報を絞り込ん
で探索するので、所望のターゲットの情報を効率的に探
索することができるようになる。
【0021】また、請求項8に記載の知見探索装置は、
請求項1から7のいずれか一つに記載の知見探索装置に
おいて、上記対象または上記関係とそれに対応する同義
語とを対応付けて格納する同義語格納手段をさらに備
え、上記探索手段は、探索された上記対象または上記関
係に対応する上記同義語を検索する同義語検索手段をさ
らに備えたことを特徴とする。
【0022】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この装置によれば、対象または関係と
それに対応する同義語とを対応付けて格納し、探索され
た対象または関係に対応する同義語を検索するので、探
索範囲を同義語にまで拡張することができ、さらに知見
探索の精度を高めることができるようになる。
【0023】また、請求項9に記載の知見探索装置は、
請求項1から8のいずれか一つに記載の知見探索装置に
おいて、上記対象または上記関係とそれに対応する階層
概念項目とを対応付けて格納するオントロジー格納手段
をさらに備え、上記探索手段は、探索された上記対象ま
たは上記関係に対応する上記階層概念項目に含まれる上
記対象および/または上記関係を検索するオントロジー
検索手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0024】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この装置によれば、対象または関係と
それに対応する階層概念項目とを対応付けて格納し、探
索された対象または関係に対応する階層概念項目に含ま
れる対象および/または関係を検索するので、探索範囲
を上位概念または下位概念にまで拡張することができ、
さらに知見探索の精度を高めることができるようにな
る。
【0025】また、請求項10に記載の知見探索装置
は、請求項1から9のいずれか一つに記載の知見探索装
置において、上記探索手段により探索された回数、探索
された対象数、探索の階層のうち少なくとも一つによ
り、上記探索手段による2項関係探索をステップ実行す
るステップ実行手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0026】この装置によれば、探索された回数、探索
された対象数、探索の階層のうち少なくとも一つによ
り、2項関係探索をステップ実行するので、ある程度の
処理結果を利用者が確認しながら処理を実行することが
でき、必要な範囲の探索を選択的に行うことができるよ
うになる。
【0027】また、本発明は知見探索方法に関するもの
であり、請求項11に記載の知見探索方法は、関係元の
対象と関係先の対象と両者間の関係とを対応付けて記憶
する2項関係情報を格納する2項関係情報格納ステップ
と、探索開始対象および探索終了対象を利用者に設定さ
せる探索条件設定ステップと、上記探索開始対象と上記
探索終了対象との間の上記対象および/または上記関係
を上記2項関係情報格納ステップにて格納された上記2
項関係情報から探索する探索ステップとを含み、上記探
索開始条件と上記探索終了条件との間の知見を自動探索
することを特徴とする。
【0028】この方法によれば、関係元の対象と関係先
の対象と両者間の関係とを対応付けて記憶する2項関係
情報を格納し、探索開始対象および探索終了対象を利用
者に設定させ、探索開始対象と探索終了対象との間の対
象および/または関係を格納された2項関係情報から探
索するので、探索開始条件と探索終了条件との間の知見
を自動探索することができる。これにより、従来、人手
による文献などからの知見の探索をコンピュータにより
実行することができるため、複数かつ大規模なデータベ
ースに格納された情報について迅速、簡易、かつ、漏れ
なく知見を探索することができるようになる。
【0029】また、請求項12に記載の知見探索方法
は、請求項11に記載の知見探索方法において、単項関
係または3項以上の多項関係で表現される上記対象およ
び上記関係に関する情報に基づいて上記2項関係情報を
作成する2項関係情報作成ステップをさらに含むことを
特徴とする。
【0030】この方法によれば、単項関係または3項以
上の多項関係で表現される対象および関係に関する情報
に基づいて2項関係情報を作成するので、単項関係や複
雑な多項関係についても全て2項関係に置き換えること
により探索効率を著しく上げることができる。
【0031】また、請求項13に記載の知見探索方法
は、請求項11または12に記載の知見探索方法におい
て、上記探索ステップは、上記関係元の対象に基づいて
上記2項関係情報格納ステップにて格納された上記2項
関係情報を探索する順方向探索ステップをさらに含むこ
とを特徴とする。
【0032】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この方法によれば、関係元の対象に基
づいて格納された2項関係情報を探索するので、2項関
係における関係の方向性を意識した探索を行うことがで
き、対象の方向を順方向に辿った探索を行うことができ
る。
【0033】また、請求項14に記載の知見探索方法
は、請求項11から13のいずれか一つに記載の知見探
索方法において、上記探索ステップは、上記関係先の対
象に基づいて上記2項関係情報格納ステップにて格納さ
れた上記2項関係情報を探索する逆方向探索ステップを
さらに含むことを特徴とする。
【0034】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この方法によれば、関係先の対象に基
づいて格納された2項関係情報を探索するので、2項関
係における関係の方向性を意識した探索を行うことがで
き、対象の方向を逆方向に辿った探索を行うことができ
る。
【0035】また、請求項15に記載の知見探索方法
は、請求項11から14のいずれか一つに記載の知見探
索方法において、上記探索ステップは、探索された上記
対象をキューに順次格納する対象キュー格納ステップ
と、上記キューに格納された順に上記2項関係情報格納
ステップにて格納された上記2項関係情報を探索する幅
優先探索ステップとをさらに含むことを特徴とする。
【0036】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この方法によれば、探索された対象を
キューに順次格納し、キューに格納された順に格納され
た2項関係情報を探索するので、対象を幅広く探索する
ことが効率的にできるようになる。
【0037】また、請求項16に記載の知見探索方法
は、請求項15に記載の知見探索方法において、上記探
索ステップは、上記キューに格納された上記対象の重複
を排除する対象重複排除ステップをさらに含み、上記幅
優先探索ステップは、上記対象重複排除ステップにて上
記対象の重複を排除された上記キューについて探索を行
うことを特徴とする。
【0038】これは幅優先探索の一例を一層具体的に示
すものである。この方法によれば、キューに格納された
対象の重複を排除し、幅優先探索は、対象の重複を排除
されたキューについて探索を行うので、同一の対象につ
いて再度探索を行うことによる無限ループを回避するこ
とができるようになる。
【0039】また、請求項17に記載の知見探索方法
は、請求項11から16のいずれか一つに記載の知見探
索方法において、探索する上記対象および/または上記
関係についての条件を利用者に設定させる条件設定ステ
ップをさらに含み、上記探索ステップは、上記条件設定
ステップにて設定された上記条件により、上記2項関係
情報格納ステップにて格納された上記2項関係情報を絞
り込んで探索する条件検索ステップをさらに含むことを
特徴とする。
【0040】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この方法によれば、探索する対象およ
び/または関係についての条件を利用者に設定させ、設
定された条件により格納された2項関係情報を絞り込ん
で探索するので、所望のターゲットの情報を効率的に探
索することができるようになる。
【0041】また、請求項18に記載の知見探索方法
は、請求項11から17のいずれか一つに記載の知見探
索方法において、上記対象または上記関係とそれに対応
する同義語とを対応付けて格納する同義語格納ステップ
をさらに含み、上記探索ステップは、探索された上記対
象または上記関係に対応する上記同義語を検索する同義
語検索ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0042】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この方法によれば、対象または関係と
それに対応する同義語とを対応付けて格納し、探索され
た対象または関係に対応する同義語を検索するので、探
索範囲を同義語にまで拡張することができ、さらに知見
探索の精度を高めることができるようになる。
【0043】また、請求項19に記載の知見探索方法
は、請求項11から18のいずれか一つに記載の知見探
索方法において、上記対象または上記関係とそれに対応
する階層概念項目とを対応付けて格納するオントロジー
格納ステップをさらに含み、上記探索ステップは、探索
された上記対象または上記関係に対応する上記階層概念
項目に含まれる上記対象および/または上記関係を検索
するオントロジー検索ステップをさらに含むことを特徴
とする。
【0044】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。この方法によれば、対象または関係と
それに対応する階層概念項目とを対応付けて格納し、探
索された対象または関係に対応する階層概念項目に含ま
れる対象および/または関係を検索するので、探索範囲
を上位概念または下位概念にまで拡張することができ、
さらに知見探索の精度を高めることができるようにな
る。
【0045】また、請求項20に記載の知見探索方法
は、請求項11から19のいずれか一つに記載の知見探
索方法において、上記探索ステップにより探索された回
数、探索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一
つにより、上記探索ステップによる2項関係探索をステ
ップ実行するステップ実行ステップをさらに含むことを
特徴とする。
【0046】この方法によれば、探索された回数、探索
された対象数、探索の階層のうち少なくとも一つによ
り、2項関係探索をステップ実行するので、ある程度の
処理結果を利用者が確認しながら処理を実行することが
でき、必要な範囲の探索を選択的に行うことができるよ
うになる。
【0047】また、本発明はプログラムに関するもので
あり、請求項21に記載のプログラムは、関係元の対象
と関係先の対象と両者間の関係とを対応付けて記憶する
2項関係情報を格納する2項関係情報格納ステップと、
探索開始対象および探索終了対象を利用者に設定させる
探索条件設定ステップと、上記探索開始対象と上記探索
終了対象との間の上記対象および/または上記関係を上
記2項関係情報格納ステップにて格納された上記2項関
係情報から探索する探索ステップとを含み、上記探索開
始条件と上記探索終了条件との間の知見を自動探索する
ことを特徴とする。
【0048】このプログラムによれば、関係元の対象と
関係先の対象と両者間の関係とを対応付けて記憶する2
項関係情報を格納し、探索開始対象および探索終了対象
を利用者に設定させ、探索開始対象と探索終了対象との
間の対象および/または関係を格納された2項関係情報
から探索するので、探索開始条件と探索終了条件との間
の知見を自動探索することができる。これにより、従
来、人手による文献などからの知見の探索をコンピュー
タにより実行することができるため、複数かつ大規模な
データベースに格納された情報について迅速、簡易、か
つ、漏れなく知見を探索することができるようになる。
【0049】また、請求項22に記載のプログラムは、
請求項21に記載のプログラムにおいて、単項関係また
は3項以上の多項関係で表現される上記対象および上記
関係に関する情報に基づいて上記2項関係情報を作成す
る2項関係情報作成ステップをさらに含むことを特徴と
する。
【0050】このプログラムによれば、単項関係または
3項以上の多項関係で表現される対象および関係に関す
る情報に基づいて2項関係情報を作成するので、単項関
係や複雑な多項関係についても全て2項関係に置き換え
ることにより探索効率を著しく上げることができる。
【0051】また、請求項23に記載のプログラムは、
請求項21または22に記載のプログラムにおいて、上
記探索ステップは、上記関係元の対象に基づいて上記2
項関係情報格納ステップにて格納された上記2項関係情
報を探索する順方向探索ステップをさらに含むことを特
徴とする。
【0052】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。このプログラムによれば、関係元の対
象に基づいて格納された2項関係情報を探索するので、
2項関係における関係の方向性を意識した探索を行うこ
とができ、対象の方向を順方向に辿った探索を行うこと
ができる。
【0053】また、請求項24に記載のプログラムは、
請求項21から23のいずれか一つに記載のプログラム
において、上記探索ステップは、上記関係先の対象に基
づいて上記2項関係情報格納ステップにて格納された上
記2項関係情報を探索する逆方向探索ステップをさらに
含むことを特徴とする。
【0054】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。このプログラムによれば、関係先の対
象に基づいて格納された2項関係情報を探索するので、
2項関係における関係の方向性を意識した探索を行うこ
とができ、対象の方向を逆方向に辿った探索を行うこと
ができる。
【0055】また、請求項25に記載のプログラムは、
請求項21から24のいずれか一つに記載のプログラム
において、上記探索ステップは、探索された上記対象を
キューに順次格納する対象キュー格納ステップと、上記
キューに格納された順に上記2項関係情報格納ステップ
にて格納された上記2項関係情報を探索する幅優先探索
ステップとをさらに含むことを特徴とする。
【0056】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。このプログラムによれば、探索された
対象をキューに順次格納し、キューに格納された順に格
納された2項関係情報を探索するので、対象を幅広く探
索することが効率的にできるようになる。
【0057】また、請求項26に記載のプログラムは、
請求項25に記載のプログラムにおいて、上記探索ステ
ップは、上記キューに格納された上記対象の重複を排除
する対象重複排除ステップをさらに含み、上記幅優先探
索ステップは、上記対象重複排除ステップにて上記対象
の重複を排除された上記キューについて探索を行うこと
を特徴とする。
【0058】これは幅優先探索の一例を一層具体的に示
すものである。このプログラムによれば、キューに格納
された対象の重複を排除し、幅優先探索は、対象の重複
を排除されたキューについて探索を行うので、同一の対
象について再度探索を行うことによる無限ループを回避
することができるようになる。
【0059】また、請求項27に記載のプログラムは、
請求項21から26のいずれか一つに記載のプログラム
において、探索する上記対象および/または上記関係に
ついての条件を利用者に設定させる条件設定ステップを
さらに含み、上記探索ステップは、上記条件設定ステッ
プにて設定された上記条件により、上記2項関係情報格
納ステップにて格納された上記2項関係情報を絞り込ん
で探索する条件検索ステップをさらに含むことを特徴と
する。
【0060】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。このプログラムによれば、探索する対
象および/または関係についての条件を利用者に設定さ
せ、設定された条件により格納された2項関係情報を絞
り込んで探索するので、所望のターゲットの情報を効率
的に探索することができるようになる。
【0061】また、請求項28に記載のプログラムは、
請求項21から27のいずれか一つに記載のプログラム
において、上記対象または上記関係とそれに対応する同
義語とを対応付けて格納する同義語格納ステップをさら
に含み、上記探索ステップは、探索された上記対象また
は上記関係に対応する上記同義語を検索する同義語検索
ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0062】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。このプログラムによれば、対象または
関係とそれに対応する同義語とを対応付けて格納し、探
索された対象または関係に対応する同義語を検索するの
で、探索範囲を同義語にまで拡張することができ、さら
に知見探索の精度を高めることができるようになる。
【0063】また、請求項29に記載のプログラムは、
請求項21から28のいずれか一つに記載のプログラム
において、上記対象または上記関係とそれに対応する階
層概念項目とを対応付けて格納するオントロジー格納ス
テップをさらに含み、上記探索ステップは、探索された
上記対象または上記関係に対応する上記階層概念項目に
含まれる上記対象および/または上記関係を検索するオ
ントロジー検索ステップをさらに含むことを特徴とす
る。
【0064】これは2項関係探索の一例を一層具体的に
示すものである。このプログラムによれば、対象または
関係とそれに対応する階層概念項目とを対応付けて格納
し、探索された対象または関係に対応する階層概念項目
に含まれる対象および/または関係を検索するので、探
索範囲を上位概念または下位概念にまで拡張することが
でき、さらに知見探索の精度を高めることができるよう
になる。
【0065】また、請求項30に記載のプログラムは、
請求項21から29のいずれか一つに記載のプログラム
において、上記探索ステップにより探索された回数、探
索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一つによ
り、上記探索ステップによる2項関係探索をステップ実
行するステップ実行ステップをさらに含むことを特徴と
する。
【0066】このプログラムによれば、探索された回
数、探索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一
つにより、2項関係探索をステップ実行するので、ある
程度の処理結果を利用者が確認しながら処理を実行する
ことができ、必要な範囲の探索を選択的に行うことがで
きるようになる。
【0067】また、本発明は記録媒体に関するものであ
り、請求項31に記載の記録媒体は、上記請求項21か
ら30のいずれか一つに記載されたプログラムをコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したことを
特徴とする。
【0068】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせて実行
することによって、請求項21から30のいずれか一つ
に記載されたプログラムをコンピュータを利用して実現
することができ、これら各方法と同様の効果を得ること
ができる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる知見探索
装置、知見探索方法、プログラム、および、記録媒体の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。特に、以下の実施の形態においては、本発明を、バ
イオ分野における探索システムに適用した例について説
明するが、この場合に限られず、データベースに蓄積さ
れた情報を探索する全てのシステムにおいて、同様に適
用することができる。
【0070】[本発明の概要]以下、本発明の概要につ
いて説明し、その後、本発明の構成および処理等につい
て詳細に説明する。図1は本発明の基本原理を示す原理
構成図である。
【0071】本発明は、概略的に、以下の基本的特徴を
有する。まず、利用者が、関連性をみたい2つの対象を
探索開始対象と探索終了対象として指定する。また、各
種の検索条件についても利用者が指定する。図1では、
PPARγとインターロイキン−1β(IL−1β)と
の間の知見を探索する場合を示している。また、検索条
件として、探索の階層を3列まで行うステップ実行を行
うことを示している。
【0072】そして、本発明は、予め各種の生体分子デ
ータベース(例えば、DNA等の配列情報や蛋白質など
の構造情報などを格納したデータベース)や化合物デー
タベース(例えば、有機化合物などの特性などを格納し
たデータベース)や文献データベース(例えば、技術文
献や論文などを格納したデータベース)から抽出した2
項関係情報を格納した2項関係データベースにアクセス
して、探索開始対象と探索終了対象との間の知見を自動
的に探索する。
【0073】ここで、「2項関係情報」は、関係元の対
象と、関係先の対象と、両者間の関係とから構成され
る。ここで、「対象」は、物質や現状などの名称等であ
り、例えば、蛋白質などの生体分子名、臓器名、種名、
病名などが含まれる。また、「関係」は、対象間の関係
を示すものであり、例えば、相互作用、発現、抑制、促
進、原因、性質などが含まれる。本発明では、生体分子
データベース、化合物データベース、および、文献デー
タベース等に格納された知識(知見)を、既知の構文解
析技術や自然言語処理技術等を用いて、2項関係情報を
作成して、2項関係データベースを格納する。2項関係
データベースは、関係、関係元対象、または、関係先対
象のいずれをキーにしても検索することができ、また、
関係、関係元対象、および/または、関係先対象のいず
れをも選択することができる。
【0074】本発明による探索手法は、以下のいずれの
手法を用いて行ってよく、また、それらを適宜組み合わ
せて行ってもよい。 (1)順方向探索 関係元の対象に基づいて2項関係データベースに格納さ
れた2項関係情報を探索する。すなわち、関係元対象に
基づいてサーチを行い、関係先対象と関係とを取得す
る。
【0075】(2)逆方向探索 関係先の対象に基づいて2項関係データベースに格納さ
れた2項関係情報を探索する。すなわち、関係先対象に
基づいてサーチを行い、関係元対象と関係とを取得す
る。
【0076】(3)幅優先探索 探索された対象をキューに順次格納し、キューに格納さ
れた順に2項関係データベースに格納された2項関係情
報を探索する。また、無限ループを回避するために、キ
ューに格納された対象の重複を排除し、重複が排除され
たキューについて探索を行う。
【0077】(4)条件検索 探索する対象および/または関係についての条件を利用
者に設定させ、設定された条件により、2項関係データ
ベースに格納された2項関係情報を絞り込んで探索す
る。
【0078】(5)同義語検索 対象または関係に対応する同義語にまで探索範囲を拡大
して検索する。
【0079】(6)オントロジー検索 対象または関係に対応する階層概念に含まれる他の対象
や関係にまで探索範囲を拡大して検索する。
【0080】そして、本発明は、探索結果を表形式の探
索結果テーブルに集計して出力する。図1に示す探索結
果テーブルは、探索開始対象を左列に表示し、その探索
結果(関係と関係先対象)を階層化して表示する。
【0081】例えば、図1の最上段の探索結果について
詳細に説明すると、まず、本発明は、探索開始対象であ
る「PPARγ」をキーにして2項関係データベースの
関係元対象をサーチして、対応する関係(activa
te)と関係先対象(production)とを取得
する。つぎに、本発明は、「production」を
キーにして2項関係データベースの関係元対象をサーチ
して、対応する関係(inhibit)と関係先対象
(IL−6)とを取得する。つぎに、本発明は、「IL
−6」をキーにして2項関係データベースの関係元対象
をサーチして、対応する関係(response)と関
係先対象(IL−1β:探索終了対象)とを取得する。
【0082】また、本発明は、探索終了対象であるIL
−1βに辿り着かなかった探索を示す行については出力
しないようにしてもよい。また、上述の無限ループの回
避のため探索をしなかった部分には印(図1における
「*」)を付してもよい。また、テーブル中の各関係お
よび対象には抽出元のデータベースのリンク情報などを
設定しておき、利用者がテーブル中の所望の関係または
対象を選択すると、その抽出元のデータベースの内容
(例えば、文献の原文やアノテーション情報など)を表
示画面に表示してもよい。
【0083】また、上述のように発見されたTNF−α
を新たに開始対象とし、PPARγを終了対象とする関
係性検索を実行することで、例えば、関係(activ
ate)と関係先対象(p38)、関係(phosph
orylate)と関係先対象(PGC−1)、関係
(activate)と関係先対象(PPARγ)の連
鎖を発見することができる。
【0084】[システム構成]まず、本システムの構成
について説明する。図2は、本発明が適用される本シス
テムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のう
ち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。本
システムは、概略的に、知見探索装置100と、文献や
生体分子等に関する外部データベースや検索等の外部プ
ログラム等を提供する外部システム200とを、ネット
ワーク300を介して通信可能に接続して構成されてい
る。
【0085】図2においてネットワーク300は、知見
探索装置100と外部システム200とを相互に接続す
る機能を有し、例えば、インターネット等である。
【0086】図2において外部システム200は、ネッ
トワーク300を介して、知見探索装置100と相互に
接続され、利用者に対して文献や生体分子等に関する外
部データベースや検索等の外部プログラムを実行するウ
ェブサイトを提供する機能を有する。
【0087】ここで、外部システム200は、WEBサ
ーバやASPサーバ等として構成してもよく、そのハー
ドウェア構成は、一般に市販されるワークステーショ
ン、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置およびそ
の付属装置により構成してもよい。また、外部システム
200の各機能は、外部システム200のハードウェア
構成中のCPU、ディスク装置、メモリ装置、入力装
置、出力装置、通信制御装置等およびそれらを制御する
プログラム等により実現される。
【0088】図2において知見探索装置100は、概略
的に、知見探索装置100の全体を統括的に制御するC
PU等の制御部102、通信回線等に接続されるルータ
等の通信装置(図示せず)に接続される通信制御インタ
ーフェース部104、入力装置112や出力装置114
に接続される入出力制御インターフェース部108、お
よび、各種のデータベースやテーブルなどを格納する記
憶部106を備えて構成されており、これら各部は任意
の通信路を介して通信可能に接続されている。さらに、
この知見探索装置100は、ルータ等の通信装置および
専用線等の有線または無線の通信回線を介して、ネット
ワーク300に通信可能に接続されている。
【0089】記憶部106に格納される各種のデータベ
ースやテーブル(生体分子/化合物/文献データベース
106a〜探索結果テーブル106e)は、固定ディス
ク装置等のストレージ手段であり、各種処理に用いる各
種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースや
ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0090】これら記憶部106の各構成要素のうち、
生体分子/化合物/文献データベース106aは、文献
や生体分子などに関する情報を格納したデータベースで
ある。
【0091】また、2項関係データベース106bは、
関係元の対象と関係先の対象と両者間の関係とを対応付
けて記憶する2項関係情報を格納する2項関係情報格納
手段である。図3は、2項関係データベース106bに
格納される情報の一例を示す図である。この2項関係デ
ータベース106bに格納される情報は、図3に示すよ
うに、関係元対象、関係先対象、両者間の関係等を相互
に関連付けて構成されている。
【0092】また、同義語データベース106cは、対
象または関係とそれに対応する同義語とを対応付けて格
納する同義語格納手段である。
【0093】また、オントロジーデータベース106d
は、対象または関係とそれに対応する階層概念項目とを
対応付けて格納するオントロジー格納手段である。ここ
で、階層概念項目は、各関係または対象をルートとする
木構造のデータ構造を持ち、上位概念項目や下位概念項
目が関連付けられて管理されている。例えば、対象が
「インターロイキン」の場合の階層概念項目は、上位概
念項目には「サイトカイン」などがあり、下位概念項目
には「インターロイキン−1」などがあり、これらは木
構造で相互に関係付けられている。
【0094】ここで生体分子/化合物/文献データベー
ス106aからオントロジーデータベース106dは、
インターネットを経由してアクセスする外部のデータベ
ースであってもよく、また、これらのデータベースをコ
ピーしたり、オリジナルの情報を格納したり、さらに独
自のアノテーション情報等を付加したりして作成したイ
ンハウスデータベースであってもよい。
【0095】また、探索結果テーブル106eは、知見
探索装置100による探索結果を表形式で表示するテー
ブルである。
【0096】また、図2において、通信制御インターフ
ェース部104は、知見探索装置100とネットワーク
300(またはルータ等の通信装置)との間における通
信制御を行う。すなわち、通信制御インターフェース部
104は、他の端末と通信回線を介してデータを通信す
る機能を有する。
【0097】また、図2において、入出力制御インター
フェース部108は、入力装置や出力装置の制御を行
う。ここで、出力装置114としては、モニタ(家庭用
テレビを含む)の他、スピーカを用いることができる
(なお、以下においては出力装置114をモニタとして
記載する場合がある)。また、入力装置112として
は、キーボード、マウス、および、マイク等を用いるこ
とができる。また、モニタも、マウスと協働してポイン
ティングデバイス機能を実現する。
【0098】また、図2において、制御部102は、O
S(Operating System)等の制御プロ
グラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、およ
び所要データを格納するための内部メモリを有し、これ
らのプログラム等により、種々の処理を実行するための
情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、2項
関係作成部102a、順方向探索部102b、逆方向探
索部102c、幅優先探索部102d、停止条件判定部
102e、条件検索部102f、同義語検索部102
g、オントロジー検索部102h、検索条件設定部10
2i、実行制御部102j、および、探索結果テーブル
出力部102kを備えて構成されている。
【0099】このうち、2項関係作成部102aは、生
体分子/化合物/文献データベース106aから2項関
係情報を作成して2項関係データベース106bに格納
する手段であり、単項関係または3項以上の多項関係で
表現される対象および関係に関する情報に基づいて2項
関係情報を作成する2項関係情報作成手段である。ま
た、順方向探索部102bは、関係元の対象に基づいて
2項関係情報格納手段にて格納された2項関係情報を探
索する順方向探索手段である。
【0100】また、逆方向探索部102cは、関係先の
対象に基づいて2項関係情報格納手段にて格納された2
項関係情報を探索する逆方向探索手段である。また、幅
優先探索部102dは、探索された対象をキューに順次
格納する対象キュー格納手段、および、キューに格納さ
れた順に2項関係情報格納手段にて格納された2項関係
情報を探索する幅優先探索手段、および、キューに格納
された対象の重複を排除する対象重複排除手段である。
【0101】また、停止条件判定部102eは、探索結
果が探索終了対象または予め定めた停止の条件に合致す
るかを判定する停止条件判定手段である。また、条件検
索部102fは、条件設定手段にて設定された条件によ
り、2項関係情報格納手段にて格納された2項関係情報
を絞り込んで探索する条件検索手段である。また、同義
語検索部102gは、探索された対象または関係に対応
する同義語を検索する同義語検索手段である。また、オ
ントロジー検索部102hは、探索された対象または関
係に対応する階層概念項目に含まれる対象および/また
は関係を検索するオントロジー検索手段である。
【0102】また、検索条件設定部102iは、探索開
始対象および探索終了対象を利用者に設定させる探索条
件設定手段、および、探索する対象および/または関係
についての条件を利用者に設定させる条件設定手段であ
る。また、実行制御部102jは、探索手段により探索
された回数、探索された対象数、探索の階層のうち少な
くとも一つにより、探索手段による探索をステップ実行
するステップ実行手段である。また、探索結果テーブル
出力部102kは、探索開始条件と探索終了条件との間
の知見を自動探索した探索結果テーブルを出力する探索
結果テーブル出力手段である。なお、これら各部によっ
て行なわれる処理の詳細については、後述する。
【0103】また、順方向探索部102b、逆方向探索
部102c、幅優先探索部102d、停止条件判定部1
02e、条件検索部102f、同義語検索部102g、
および、オントロジー検索部102hは、探索開始対象
と探索終了対象との間の対象および/または関係を2項
関係情報格納手段にて格納された2項関係情報から探索
する探索手段を構成する。
【0104】[システムの処理]次に、このように構成
された本実施の形態における本システムの処理の一例に
ついて、以下に図4〜図18を参照して詳細に説明す
る。
【0105】[知見探索処理]まず、知見探索処理の詳
細について図4から図14および図18から図20を参
照して説明する。図4は、本実施形態における本システ
ムの知見探索処理の一例を示すフローチャートである。
【0106】まず、知見探索装置100は、2項関係作
成部102aの処理により、生体分子/化合物/文献デ
ータベース106aにアクセスして、情報を取得し、そ
の情報中の知識に基づいて2項関係情報を作成する(ス
テップSA−1)。ここで、図5は、2項関係作成部1
02aが3項以上の多項関係で表現される対象および関
係に関する情報に基づいて2項関係情報を作成する場合
の一例を示す概念図である。図5に示すように、2項関
係作成部102aは、多項関係について全ての順列組合
せを取ることにより2項関係を作成する。また、図6
は、2項関係作成部102aが単項関係で表現される対
象および関係に関する情報に基づいて2項関係情報を作
成する場合の一例を示す概念図である。ここで、単項関
係で表現される場合として、例えば、対象の性質を関係
で表す場合が挙げられる。図6に示すように、2項関係
作成部102aは、多項関係について同一の関係を有す
る対象を収集した集合を作成し、この集合に含まれる対
象の全ての順列組合せを取ることにより2項関係を作成
する。
【0107】そして、知見探索装置100は、検索条件
設定部102iの処理により、利用者に各種の検索条件
を設定させる(ステップSA−2)。図18は、知見探
索装置100の出力装置114に表示される検索条件設
定画面の一例を示す図である。この図に示すように検索
条件設定画面は、例えば、探索開始対象の入力領域MA
−1、探索終了対象の入力領域MA−2、絞込みのため
の関係または対象の条件の入力領域MA−3、同義語検
索を行うことを選択するための同義語検索選択ボタンM
A−4、オントロジー検索を行うことを選択するオント
ロジー検索選択ボタンMA−5、入力依存2項関係探索
用の条件設定テーブルMA−6、ステップ実行を行うこ
とを選択する選択ボタンMA−7、ステップ実行の停止
条件を設定するための入力領域(MA−8からMA−1
0)、および、探索方向を順方向で行うことを選択する
選択ボタンMA−11、探索方向を逆方向で行うことを
選択する選択ボタンMA−12、および、探索方向を両
方向で行うことを選択する選択ボタンMA−13を含ん
で構成されている。
【0108】ここで、利用者が、入力装置112を介し
て、同義語検索選択ボタンMA−4を選択すると、検索
条件設定部102iは、図20に示す同義語検索条件設
定画面をモニターに出力する。また、利用者が、入力装
置112を介して、オントロジー検索選択ボタンMA−
5を選択すると、検索条件設定部102iは、図19に
示すオントロジー検索条件設定画面をモニターに出力す
る。
【0109】また、図19は、知見探索装置100の出
力装置114に表示されるオントロジー検索条件設定画
面の一例を示す図である。この図に示すようにオントロ
ジー検索条件設定画面は、例えば、オントロジー検索対
象となる語句の入力領域MB−1、語句が対象であるか
または関係であるかを選択するための選択領域MB−
2、上位のオントロジーの検索条件(例えば、上位概念
全てを指定、所望の上位階層段数までを指定、上位概念
を指定しないなど)の入力領域MB−3、下位のオント
ロジーの検索条件(例えば、下位概念全てを指定、所望
の下位階層段数までを指定、下位概念を指定しないな
ど)の入力領域MB−4、任意の語句ごとの入力領域M
B−5、デフォルトの対象と関係の入力領域MB−6等
を含んで構成されている。
【0110】また、図20は、知見探索装置100の出
力装置114に表示される同義語検索条件設定画面の一
例を示す図である。この図に示すように同義語検索条件
設定画面は、例えば、同義語検索対象となる語句の入力
領域MC−1、語句が対象であるかまたは関係であるか
を選択するための選択領域MC−2、同義語検索の有無
の選択領域MC−3、任意の語句ごとの入力領域MC−
4、デフォルトの対象と関係の入力領域MC−5等を含
んで構成されている。
【0111】利用者は、出力装置114に出力された各
画面を確認しながら入力装置112を介して所望の条件
を設定すると、検索条件設定部102iは設定内容を記
憶部106の所定の記憶領域に格納する。
【0112】そして、知見探索装置100は、探索開始
対象と探索終了対象との間の対象および/または関係を
2項関係データベース106bに格納された2項関係情
報から探索する(ステップSA−3)。すなわち、知見
探索装置100は、2項関係データベース106bにア
クセスして、探索開始対象と探索終了対象との間の知見
を2項関係データベース106bから自動的に探索す
る。
【0113】本発明による探索手法は、以下のいずれの
手法を用いて行ってもよく、また、それらを適宜組み合
せて行ってもよい。 (1)順方向探索 順方向探索部102bは、関係元の対象に基づいて2項
関係データベース106bに格納された2項関係情報を
探索する。ここで、図7は、順方向探索部102bによ
る順方向探索処理の一例を示す概念図である。図7に示
すように、順方向探索部102bは、関係元対象に基づ
いて2項関係データベース106bのサーチを行い、関
係先対象と関係とを取得する。
【0114】(2)逆方向探索 逆方向探索部102cは、関係先の対象に基づいて2項
関係データベース106bに格納された2項関係情報を
探索する。ここで、図8は、逆方向探索部102cによ
る逆方向探索処理の一例を示す概念図である。図8に示
すように、逆方向探索部102cは、関係先対象に基づ
いて2項関係データベース106bのサーチを行い、関
係元対象と関係とを取得する。
【0115】また、図9は、知見探索装置100による
順方向探索と逆方向探索とを組み合せて用いる場合の探
索処理の一例を示す概念図である。図9に示すように、
知見探索装置100は、利用者の方向指示により、片方
向(順方向または逆方向)と両方向の探索を行うことが
できる。ここで、両方向の場合には、両方の探索結果を
マージし、探索結果として探索方向を示す情報を付加し
てもよい。
【0116】(3)幅優先探索 幅優先探索部102dは、探索された対象をキューに順
次格納し、キューに格納された順に2項関係データベー
ス106bに格納された2項関係情報を探索する。図1
0は、幅優先探索部102dによる幅優先探索処理の一
例を示す概念図である。図10に示すように、探索され
た対象(対象X)を先入れ先出し(First In
First Out、以下、「FIFO」と記す)方式
のキューに順次格納し、キューに格納された順に2項関
係データベース106bに格納された2項関係情報を探
索して、関係と対象を取得していく。また、幅優先探索
部102dは、新たに取得した対象を順番にキューイン
グしていく。
【0117】また、図11は、幅優先探索部102dに
よる無限ループ回避処理の一例を示す概念図である。図
11に示すように、幅優先探索部102dは、無限ルー
プを回避するために、例えば、キューイングされた対象
について集合を作成し、キューから取り出された対象に
ついてその集合に存在するかをチェックする。これによ
り、幅優先探索部102dは、キューに格納された対象
の重複を排除し、重複が排除されたキューについて探索
を行うことができる。
【0118】(5)停止条件判定 停止条件判定部102eは、探索結果が探索終了対象ま
たは予め定めた停止の条件に合致するかを判定する。こ
こで、図12は、停止条件判定部102eによる停止条
件判定処理の一例を示す概念図である。図12に示すよ
うに、停止条件判定部102eは、例えば、対象キュー
から取り出した対象や、取得した関係や対象が、探索終
了対象と一致するか否かを判定し、一致する場合には探
索処理を停止する。
【0119】(4)条件検索 条件検索部102fは、検索条件設定部102iにより
利用者に設定させた探索する対象および/または関係に
ついての条件により、2項関係データベース106bに
格納された2項関係情報を絞り込んで探索する。図13
は、条件検索部102fによる関係や対象による絞込み
検索処理の一例を示す概念図である。図13に示すよう
に、条件検索部102fは、2項関係データベース10
6bについて利用者が予め設定した条件により探索範囲
の絞込みを行い、その範囲内で探索を行う。例えば、探
索開始対象を「蛋白質A」とし、探索終了対象を「蛋白
質B」とし、条件を「ヒト」として設定した場合には、
「ヒト」に関する対象および関係の範囲内で蛋白質Aか
ら蛋白質Bに至る知見の探索を行う。
【0120】また、図14は、条件検索部102fによ
る入力依存2項関係探索処理の一例を示す概念図であ
る。図14に示すように、予め利用者が設定した入力依
存2項関係探索のためのテーブル(上述した図18のM
A−6)に基づいて、条件と関係と対象と方向を使った
検索式を作成して探索を行う。
【0121】(5)同義語検索 同義語検索部102gは、対象または関係に対応する同
義語にまで探索範囲を拡大して検索する。ここで、知見
探索装置100は、同義語データベース106cを予め
用意し、関係や対象を利用するときに同義語データベー
ス106cを利用して探索範囲を同義語にまで展開す
る。また、同義語への展開の指定は、利用箇所ごとに利
用者が指定してもよく、また、各々の関係や対象ごとに
指定してもよい。
【0122】(6)オントロジー検索 オントロジー検索部102hは、対象または関係に対応
する階層概念に含まれる他の対象や関係にまで探索範囲
を拡大して検索する。すなわち、知見探索装置100
は、オントロジーデータベース106dを予め用意し、
関係や対象を利用するときにオントロジーデータベース
106dを利用して探索範囲を上位または下位のオント
ロジー(概念項目)にまで展開する。また、オントロジ
ーへの展開の指定は、利用箇所ごとに利用者が指定して
もよく、また、各々の関係や対象ごとに指定してもよ
い。さらに、ある対象または関係の上位概念語または下
位概念語の全てという指定の他に、階層を指定してn段
の上位までまたは下位までという指定をしてもよい。
【0123】そして、知見探索装置100は、探索結果
テーブル出力部102kの処理により、探索結果テーブ
ルを作成し、出力装置114に出力する(ステップSA
−4)。
【0124】そして、利用者が探索結果テーブルの内容
を確認して、さらに深い階層に対して再探索を指示する
場合には(ステップSA−5)、ステップSA−3に戻
り、探索処理を再度実行する。これにて、知見探索処理
が終了する。
【0125】[ステップ実行処理]次に、ステップ実行
処理の詳細について図15から図17を参照して説明す
る。データベース探索は、自動的に進みかつ多量のデー
タ処理時間を要するため、ある程度の処理結果を利用者
が確認しながら処理を実行するステップ実行が極めて有
効である。実行制御部102jは、探索手段により探索
された回数、探索された対象数、探索の階層のうち少な
くとも一つにより、探索手段による探索をステップ実行
する。以下にステップ実行処理の一例を説明する。
【0126】図15は、知見探索装置100の出力装置
114に表示される探索結果テーブルの表示画面の一例
を示す図である。この図に示すように探索結果テーブル
の表示画面は、最初の探索開始対象のみを表示する。利
用者が探索を指示すると、上述のように2項関係データ
ベース106bの探索処理を行い、探索結果テーブルを
更新する。
【0127】図16は、知見探索装置100の出力装置
114に表示される探索結果テーブルの表示画面の一例
を示す図である。この図に示すように探索結果テーブル
の表示画面は、最初の探索開始対象と、一列目の探索結
果(関係と対象)とを表示する。ここで、利用者が再探
索を指示すると、上述のように2項関係データベース1
06bの探索処理を行い、探索結果テーブルを更新す
る。
【0128】図17は、知見探索装置100の出力装置
114に表示される探索結果テーブルの表示画面の一例
を示す図である。この図に示すように探索結果テーブル
の表示画面は、最初の探索開始対象と、1列目の探索結
果(関係と対象)と、Y1に対する探索結果(関係と対
象)とを表示する。ここで、利用者が再探索を指示する
と、上述のようにY2などについて2項関係データベー
ス106bの探索処理を行い、探索結果テーブルを更新
する。
【0129】また、実行制御部102jは、対象キュー
の制御を行う。利用者が、さらに深く探索結果を表示さ
せたい特定の対象を探索結果テーブル上で指定した場合
には、実行制御部102jは、その選択された対象を対
象キューの先頭に移動して、その対象に対する探索を行
う。また、利用者が、探索結果から削除したい対象を探
索結果テーブル上で指定した場合には、実行制御部10
2jは、その選択された対象を対象キューから削除す
る。これにて、ステップ実行処理が終了する。
【0130】[他の実施の形態]さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。
【0131】例えば、知見探索装置100がスタンドア
ローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、知
見探索装置100とは別筐体で構成されるクライアント
端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当
該クライアント端末に返却するように構成してもよい。
【0132】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報、画面例、データベース構成については、
特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0133】また、知見探索装置100に関して、図示
の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理
的に図示の如く構成されていることを要しない。例え
ば、知見探索装置100の各部(各装置)が備える処理
機能、特に制御部にて行なわれる各処理機能について
は、その全部または任意の一部を、CPU(Centr
al Processing Unit)および当該C
PUにて解釈実行されるプログラムにて実現することが
でき、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェ
アとして実現することも可能である。なお、プログラム
は、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて
知見探索装置100に機械的に読み取られる。
【0134】すなわち、ROMまたはHDなどの記憶部
106などには、OS(Operating Syst
em)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行う
ためのコンピュータプログラムが記録されている。この
コンピュータプログラムは、RAMにロードされること
によって実行され、CPUと協働して制御部を構成す
る。また、このコンピュータプログラムは、知見探索装
置100に対して任意のネットワークを介して接続され
たアプリケーションプログラムサーバに記録されてもよ
く、必要に応じてその全部または一部をダウンロードす
ることも可能である。
【0135】また、本発明にかかるプログラムを、コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することもでき
る。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディ
スク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPR
OM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用
の物理媒体」や、各種コンピュータシステムに内蔵され
るROM、RAM、HD等の任意の「固定用の物理媒
体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代
表されるネットワークを介してプログラムを送信する場
合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保
持する「通信媒体」を含むものとする。
【0136】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating Syste
m)に代表される別個のプログラムと協働してその機能
を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各
装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、
読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手
順等については、周知の構成や手順を用いることができ
る。
【0137】記憶部106に格納される各種のデータベ
ース等(生体分子/化合物/文献データベース106a
〜探索結果テーブル106e)は、RAM、ROM等の
メモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フ
レキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段で
あり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプロ
グラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブペ
ージ用ファイル等を格納する。
【0138】また、知見探索装置100は、既知のパー
ソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理
端末等の情報処理装置にプリンタやモニタやイメージス
キャナ等の周辺装置を接続し、該情報処理装置に本発明
の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ
等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0139】さらに、知見探索装置100の分散・統合
の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または
一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的ま
たは物理的に分散・統合して構成することができる。例
えば、各データベースを独立したデータベース装置とし
て独立に構成してもよく、また、処理の一部をCGI
(Common Gateway Interfac
e)を用いて実現してもよい。
【0140】また、ネットワーク300は、知見探索装
置100と外部システム200とを相互に接続する機能
を有し、例えば、インターネットや、イントラネット
や、LAN(有線/無線の双方を含む)や、VANや、
パソコン通信網や、公衆電話網(アナログ/デジタルの
双方を含む)や、専用回線網(アナログ/デジタルの双
方を含む)や、CATV網や、IMT2000方式、G
SM方式またはPDC/PDC−P方式等の携帯回線交
換網/携帯パケット交換網や、無線呼出網や、Blue
tooth等の局所無線網や、PHS網や、CS、BS
またはISDB等の衛星通信網等のうちいずれかを含ん
でもよい。すなわち、本システムは、有線・無線を問わ
ず任意のネットワークを介して、各種データを送受信す
ることができる。
【0141】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、関係元の対象と関係先の対象と両者間の関係とを
対応付けて記憶する2項関係情報を格納し、探索開始対
象および探索終了対象を利用者に設定させ、探索開始対
象と探索終了対象との間の対象および/または関係を格
納された2項関係情報から探索するので、探索開始条件
と探索終了条件との間の知見を自動探索することができ
る知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、
記録媒体を提供することができる。
【0142】また、本発明によれば、従来、人手による
文献などからの知見の探索をコンピュータにより実行す
ることができるため、複数かつ大規模なデータベースに
格納された情報について迅速、簡易、かつ、漏れなく知
見を探索することができる知見探索装置、知見探索方
法、プログラム、および、記録媒体を提供することがで
きる。
【0143】また、本発明によれば、単項関係または3
項以上の多項関係で表現される対象および関係に関する
情報に基づいて2項関係情報を作成するので、単項関係
や複雑な多項関係についても全て2項関係に置き換える
ことにより探索効率を著しく上げることができる知見探
索装置、知見探索方法、プログラム、および、記録媒体
を提供することができる。
【0144】また、本発明によれば、関係元の対象に基
づいて格納された2項関係情報を探索するので、2項関
係における関係の方向性を意識した探索を行うことがで
き、対象の方向を順方向に辿った探索を行うことができ
る知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、
記録媒体を提供することができる。
【0145】また、本発明によれば、関係先の対象に基
づいて格納された2項関係情報を探索するので、2項関
係における関係の方向性を意識した探索を行うことがで
き、対象の方向を逆方向に辿った探索を行うことができ
る知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、
記録媒体を提供することができる。
【0146】また、本発明によれば、探索された対象を
キューに順次格納し、キューに格納された順に格納され
た2項関係情報を探索するので、対象を幅広く探索する
ことが効率的にできる知見探索装置、知見探索方法、プ
ログラム、および、記録媒体を提供することができる。
【0147】また、本発明によれば、キューに格納され
た対象の重複を排除し、幅優先探索は、対象の重複を排
除されたキューについて探索を行うので、同一の対象に
ついて再度探索を行うことによる無限ループを回避する
ことができる知見探索装置、知見探索方法、プログラ
ム、および、記録媒体を提供することができる。
【0148】また、本発明によれば、探索する対象およ
び/または関係についての条件を利用者に設定させ、設
定された条件により格納された2項関係情報を絞り込ん
で探索するので、所望のターゲットの情報を効率的に探
索することができる知見探索装置、知見探索方法、プロ
グラム、および、記録媒体を提供することができる。
【0149】また、本発明によれば、対象または関係と
それに対応する同義語とを対応付けて格納し、探索され
た対象または関係に対応する同義語を検索するので、探
索範囲を同義語にまで拡張することができ、さらに知見
探索の精度を高めることができる知見探索装置、知見探
索方法、プログラム、および、記録媒体を提供すること
ができる。
【0150】また、本発明によれば、対象または関係と
それに対応する階層概念項目とを対応付けて格納し、探
索された対象または関係に対応する階層概念項目に含ま
れる対象および/または関係を検索するので、探索範囲
を上位概念または下位概念にまで拡張することができ、
さらに知見探索の精度を高めることができる知見探索装
置、知見探索方法、プログラム、および、記録媒体を提
供することができる。
【0151】また、本発明によれば、探索された回数、
探索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一つに
より、2項関係探索をステップ実行するので、ある程度
の処理結果を利用者が確認しながら処理を実行すること
ができ、必要な範囲の探索を選択的に行うことができる
知見探索装置、知見探索方法、プログラム、および、記
録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を示す原理構成図である。
【図2】本発明が適用される本システムの構成の一例を
示すブロック図である。
【図3】2項関係データベース106bに格納される情
報の一例を示す図である。
【図4】本実施形態における本システムの知見探索処理
の一例を示すフローチャートである。
【図5】2項関係作成部102aが3項以上の多項関係
で表現される対象および関係に関する情報に基づいて2
項関係情報を作成する場合の一例を示す概念図である。
【図6】2項関係作成部102aが単項関係で表現され
る対象および関係に関する情報に基づいて2項関係情報
を作成する場合の一例を示す概念図である。
【図7】順方向探索部102bによる順方向探索処理の
一例を示す概念図である。
【図8】逆方向探索部102cによる逆方向探索処理の
一例を示す概念図である。
【図9】知見探索装置100による順方向探索と逆方向
探索とを組み合せて用いる場合の探索処理の一例を示す
概念図である。
【図10】幅優先探索部102dによる幅優先探索処理
の一例を示す概念図である。
【図11】幅優先探索部102dによる無限ループ回避
処理の一例を示す概念図である。
【図12】停止条件判定部102eによる停止条件判定
処理の一例を示す概念図である。
【図13】条件検索部102fによる関係や対象による
絞込み検索処理の一例を示す概念図である。
【図14】条件検索部102fによる入力依存2項関係
探索処理の一例を示す概念図である。
【図15】知見探索装置100の出力装置114に表示
される探索結果テーブルの表示画面の一例を示す図であ
る。
【図16】知見探索装置100の出力装置114に表示
される探索結果テーブルの表示画面の一例を示す図であ
る。
【図17】知見探索装置100の出力装置114に表示
される探索結果テーブルの表示画面の一例を示す図であ
る。
【図18】知見探索装置100の出力装置114に表示
される検索条件設定画面の一例を示す図である。
【図19】知見探索装置100の出力装置114に表示
されるオントロジー検索条件設定画面の一例を示す図で
ある。
【図20】知見探索装置100の出力装置114に表示
される同義語検索条件設定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 知見探索装置 102 制御部 102a 2項関係作成部 102b 順方向探索部 102c 逆方向探索部 102d 幅優先探索部 102e 停止条件判定部 102f 条件検索部 102g 同義語検索部 102h オントロジー検索部 102i 検索条件設定部 102j 実行制御部 102k 探索結果テーブル出力部 104 通信制御インターフェース部 106 記憶部 106a 生体分子/化合物/文献データベース 106b 2項関係データベース 106c 同義語データベース 106d オントロジーデータベース 106e 探索結果テーブル 108 入出力制御インターフェース部 112 入力装置 114 出力装置 200 外部システム 300 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 清 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 幕 張テクノガーデンD17 セレスター・レキ シコ・サイエンシズ株式会社内 (72)発明者 土居 洋文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 幕 張テクノガーデンD17 セレスター・レキ シコ・サイエンシズ株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND02 NS10 QT06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関係元の対象と関係先の対象と両者間の
    関係とを対応付けて記憶する2項関係情報を格納する2
    項関係情報格納手段と、 探索開始対象および探索終了対象を利用者に設定させる
    探索条件設定手段と、 上記探索開始対象と上記探索終了対象との間の上記対象
    および/または上記関係を上記2項関係情報格納手段に
    て格納された上記2項関係情報から探索する探索手段
    と、 を備え、上記探索開始条件と上記探索終了条件との間の
    知見を自動探索することを特徴とする知見探索装置。
  2. 【請求項2】 単項関係または3項以上の多項関係で表
    現される上記対象および上記関係に関する情報に基づい
    て上記2項関係情報を作成する2項関係情報作成手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の知見
    探索装置。
  3. 【請求項3】 上記探索手段は、 上記関係元の対象に基づいて上記2項関係情報格納手段
    にて格納された上記2項関係情報を探索する順方向探索
    手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の知見探索装置。
  4. 【請求項4】 上記探索手段は、 上記関係先の対象に基づいて上記2項関係情報格納手段
    にて格納された上記2項関係情報を探索する逆方向探索
    手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいず
    れか一つに記載の知見探索装置。
  5. 【請求項5】 上記探索手段は、 探索された上記対象をキューに順次格納する対象キュー
    格納手段と、 上記キューに格納された順に上記2項関係情報格納手段
    にて格納された上記2項関係情報を探索する幅優先探索
    手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいず
    れか一つに記載の知見探索装置。
  6. 【請求項6】 上記探索手段は、 上記キューに格納された上記対象の重複を排除する対象
    重複排除手段、 をさらに備え、 上記幅優先探索手段は、上記対象重複排除手段にて上記
    対象の重複を排除された上記キューについて探索を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の知見探索装置。
  7. 【請求項7】 探索する上記対象および/または上記関
    係についての条件を利用者に設定させる条件設定手段、 をさらに備え、 上記探索手段は、 上記条件設定手段にて設定された上記条件により、上記
    2項関係情報格納手段にて格納された上記2項関係情報
    を絞り込んで探索する条件検索手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から6のいず
    れか一つに記載の知見探索装置。
  8. 【請求項8】 上記対象または上記関係とそれに対応す
    る同義語とを対応付けて格納する同義語格納手段、 をさらに備え、 上記探索手段は、 探索された上記対象または上記関係に対応する上記同義
    語を検索する同義語検索手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から7のいず
    れか一つに記載の知見探索装置。
  9. 【請求項9】 上記対象または上記関係とそれに対応す
    る階層概念項目とを対応付けて格納するオントロジー格
    納手段、 をさらに備え、 上記探索手段は、 探索された上記対象または上記関係に対応する上記階層
    概念項目に含まれる上記対象および/または上記関係を
    検索するオントロジー検索手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から8のいず
    れか一つに記載の知見探索装置。
  10. 【請求項10】 上記探索手段により探索された回数、
    探索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一つに
    より、上記探索手段による2項関係探索をステップ実行
    するステップ実行手段、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から9のいず
    れか一つに記載の知見探索装置。
  11. 【請求項11】 関係元の対象と関係先の対象と両者間
    の関係とを対応付けて記憶する2項関係情報を格納する
    2項関係情報格納ステップと、 探索開始対象および探索終了対象を利用者に設定させる
    探索条件設定ステップと、 上記探索開始対象と上記探索終了対象との間の上記対象
    および/または上記関係を上記2項関係情報格納ステッ
    プにて格納された上記2項関係情報から探索する探索ス
    テップと、 を含み、上記探索開始条件と上記探索終了条件との間の
    知見を自動探索することを特徴とする知見探索方法。
  12. 【請求項12】 単項関係または3項以上の多項関係で
    表現される上記対象および上記関係に関する情報に基づ
    いて上記2項関係情報を作成する2項関係情報作成ステ
    ップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の知見
    探索方法。
  13. 【請求項13】 上記探索ステップは、 上記関係元の対象に基づいて上記2項関係情報格納ステ
    ップにて格納された上記2項関係情報を探索する順方向
    探索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11または12に
    記載の知見探索方法。
  14. 【請求項14】 上記探索ステップは、 上記関係先の対象に基づいて上記2項関係情報格納ステ
    ップにて格納された上記2項関係情報を探索する逆方向
    探索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11から13のい
    ずれか一つに記載の知見探索方法。
  15. 【請求項15】 上記探索ステップは、 探索された上記対象をキューに順次格納する対象キュー
    格納ステップと、 上記キューに格納された順に上記2項関係情報格納ステ
    ップにて格納された上記2項関係情報を探索する幅優先
    探索ステップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項11から14のい
    ずれか一つに記載の知見探索方法。
  16. 【請求項16】 上記探索ステップは、 上記キューに格納された上記対象の重複を排除する対象
    重複排除ステップ、 をさらに含み、 上記幅優先探索ステップは、上記対象重複排除ステップ
    にて上記対象の重複を排除された上記キューについて探
    索を行うことを特徴とする請求項15に記載の知見探索
    方法。
  17. 【請求項17】 探索する上記対象および/または上記
    関係についての条件を利用者に設定させる条件設定ステ
    ップ、 をさらに含み、 上記探索ステップは、 上記条件設定ステップにて設定された上記条件により、
    上記2項関係情報格納ステップにて格納された上記2項
    関係情報を絞り込んで探索する条件検索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11から16のい
    ずれか一つに記載の知見探索方法。
  18. 【請求項18】 上記対象または上記関係とそれに対応
    する同義語とを対応付けて格納する同義語格納ステッ
    プ、 をさらに含み、 上記探索ステップは、 探索された上記対象または上記関係に対応する上記同義
    語を検索する同義語検索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11から17のい
    ずれか一つに記載の知見探索方法。
  19. 【請求項19】 上記対象または上記関係とそれに対応
    する階層概念項目とを対応付けて格納するオントロジー
    格納ステップ、 をさらに含み、 上記探索ステップは、 探索された上記対象または上記関係に対応する上記階層
    概念項目に含まれる上記対象および/または上記関係を
    検索するオントロジー検索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11から18のい
    ずれか一つに記載の知見探索方法。
  20. 【請求項20】 上記探索ステップにより探索された回
    数、探索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一
    つにより、上記探索ステップによる2項関係探索をステ
    ップ実行するステップ実行ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項11から19のい
    ずれか一つに記載の知見探索方法。
  21. 【請求項21】 関係元の対象と関係先の対象と両者間
    の関係とを対応付けて記憶する2項関係情報を格納する
    2項関係情報格納ステップと、 探索開始対象および探索終了対象を利用者に設定させる
    探索条件設定ステップと、 上記探索開始対象と上記探索終了対象との間の上記対象
    および/または上記関係を上記2項関係情報格納ステッ
    プにて格納された上記2項関係情報から探索する探索ス
    テップと、 を含み、上記探索開始条件と上記探索終了条件との間の
    知見を自動探索する知見探索方法をコンピュータに実行
    させることを特徴とするプログラム。
  22. 【請求項22】 単項関係または3項以上の多項関係で
    表現される上記対象および上記関係に関する情報に基づ
    いて上記2項関係情報を作成する2項関係情報作成ステ
    ップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載のプロ
    グラム。
  23. 【請求項23】 上記探索ステップは、 上記関係元の対象に基づいて上記2項関係情報格納ステ
    ップにて格納された上記2項関係情報を探索する順方向
    探索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21または22に
    記載のプログラム。
  24. 【請求項24】 上記探索ステップは、 上記関係先の対象に基づいて上記2項関係情報格納ステ
    ップにて格納された上記2項関係情報を探索する逆方向
    探索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21から23のい
    ずれか一つに記載のプログラム。
  25. 【請求項25】 上記探索ステップは、 探索された上記対象をキューに順次格納する対象キュー
    格納ステップと、 上記キューに格納された順に上記2項関係情報格納ステ
    ップにて格納された上記2項関係情報を探索する幅優先
    探索ステップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項21から24のい
    ずれか一つに記載のプログラム。
  26. 【請求項26】 上記探索ステップは、 上記キューに格納された上記対象の重複を排除する対象
    重複排除ステップ、 をさらに含み、 上記幅優先探索ステップは、上記対象重複排除ステップ
    にて上記対象の重複を排除された上記キューについて探
    索を行うことを特徴とする請求項25に記載のプログラ
    ム。
  27. 【請求項27】 探索する上記対象および/または上記
    関係についての条件を利用者に設定させる条件設定ステ
    ップ、 をさらに含み、 上記探索ステップは、 上記条件設定ステップにて設定された上記条件により、
    上記2項関係情報格納ステップにて格納された上記2項
    関係情報を絞り込んで探索する条件検索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21から26のい
    ずれか一つに記載のプログラム。
  28. 【請求項28】 上記対象または上記関係とそれに対応
    する同義語とを対応付けて格納する同義語格納ステッ
    プ、 をさらに含み、 上記探索ステップは、 探索された上記対象または上記関係に対応する上記同義
    語を検索する同義語検索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21から27のい
    ずれか一つに記載のプログラム。
  29. 【請求項29】 上記対象または上記関係とそれに対応
    する階層概念項目とを対応付けて格納するオントロジー
    格納ステップ、 をさらに含み、 上記探索ステップは、 探索された上記対象または上記関係に対応する上記階層
    概念項目に含まれる上記対象および/または上記関係を
    検索するオントロジー検索ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21から28のい
    ずれか一つに記載のプログラム。
  30. 【請求項30】 上記探索ステップにより探索された回
    数、探索された対象数、探索の階層のうち少なくとも一
    つにより、上記探索ステップによる2項関係探索をステ
    ップ実行するステップ実行ステップ、 をさらに含むことを特徴とする請求項21から29のい
    ずれか一つに記載のプログラム。
  31. 【請求項31】 上記請求項21から30のいずれか一
    つに記載されたプログラムを記録したことを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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