JP2003196032A - ストレージ装置のライトキャッシュ制御方法及びストレージ装置 - Google Patents

ストレージ装置のライトキャッシュ制御方法及びストレージ装置

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JP2003196032A
JP2003196032A JP2001393784A JP2001393784A JP2003196032A JP 2003196032 A JP2003196032 A JP 2003196032A JP 2001393784 A JP2001393784 A JP 2001393784A JP 2001393784 A JP2001393784 A JP 2001393784A JP 2003196032 A JP2003196032 A JP 2003196032A
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write
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group
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JP2001393784A
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Yoshihiro Hasebe
賀洋 長谷部
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライトバックキャッシュ方式のストレージ装
置においてスループットを改善する。 【解決手段】 キャッシュメモリ3はホスト装置からペ
ージ単位でストレージ5に送られるライトデータを一時
的に格納する。キャッシュ制御手段4は、ホスト装置か
らのアクセスをストレージ5の所定アドレス範囲のグル
ープ毎に管理し、キャッシュメモリ3に格納されたライ
トデータをグループ単位でキャッシュメモリ3からスト
レージ5に書き込む。既存のページに対してアクセスが
あった場合、該当ページが所属するグループのストレー
ジ5への書込優先順位を最低とし、未使用のページに対
してアクセスがあった場合、該当ページのページタグを
追加したグループの書込優先順位を最低とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュメモリ
を備えたディスクアレイ等のストレージ装置、特にライ
トバックキャッシュ方式を採用するストレージ装置にお
いてスループットを改善するライトキャッシュ制御方法
及びストレージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のストレージ装置のライトキャッシ
ュ制御では、ホスト装置から送信されるデータをライト
キャッシュメモリに全て蓄えて、データの全てをライト
キャッシュメモリ上に書き込むと、ホスト装置側に書込
終了の応答を返し、その後にライトキャッシュメモリ上
のデータを記録媒体に書き込むようにしている。ここで
の記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等で扱われる
記録媒体だけの意味では無く、複数の磁気ディスクに情
報を書き込むことにより、高速性や冗長性を増したディ
スクアレイ等の磁気ディスクも含まれる。
【0003】このようなキャッシュの制御方式は、一般
にライトバックキャッシュ方式と呼ばれている。ライト
キャッシュメモリにはDRAM等のメモリを使用する。
また、ライトキャッシュメモリは、管理を容易にするた
めに、ページと呼ばれる固定長の領域に分割され、この
ページ単位で管理される。このページは、通常、数キロ
バイトから数十キロバイト程度の容量を持つ。
【0004】また、ライトキャッシュメモリから記録媒
体への書き込み(以後、ライトキャッシュメモリから記
録媒体への書き込みを掃き出しと呼ぶ)のタイミング
は、データが一定量溜まるか若しくは一定量以上溜まっ
たら、最低使用頻度方式(Least Recently Used 、以
下、LRUと略する)を用いて行われる。このLRUア
ルゴリズムは、ページに対する操作(ページへのデータ
の書き込みや読み出し)が最も古い時間に行われたペー
ジを選択して、該当ページを記録媒体に掃き出す処理で
ある。
【0005】また、磁気ディスクアレイ装置は、通常R
AID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )と
呼ばれる構成をとっている。RAIDの構成には幾つか
あるが、その中でRAID1〜RAID5のディスクア
レイ装置は、冗長性を持たせることで磁気ディスク装置
に障害が発生したときの信頼性を向上させるための手段
が講じられている。
【0006】その中で特にRAID4の構成は、ディス
クアレイ装置がN台の磁気ディスクで構成されていると
き、N−1台の磁気ディスク装置をユーザーデータを格
納する磁気ディスクに割り当て、残りの1台を冗長デー
タに割り当てる。ユーザーデータを格納している個々の
磁気ディスクのセクタアドレス(磁気ディスクに対し書
き込み又は読み出しを行うときの最小単位)が同じ物全
てで排他的論理和(Exclusive OR)をとった結果をパリ
ティデータとして、前述の冗長データを格納している1
台の磁気ディスク装置のセクタアドレスに書き込む。こ
れにより、1台の磁気ディスクに障害が発生した場合で
も、残りの個々の磁気ディスクのデータの排他的論理和
をとることで、障害の発生した磁気ディスク装置のデー
タ復元が可能である。
【0007】RAID4は、パリティデータを書き込む
磁気ディスク装置が前述のように固定である。一方、R
AID5は、パリティデータを書き込んだディスクを含
む全ての磁気ディスク装置を、前述のページの整数倍の
大きさで分割し、それぞれの磁気ディスクの同じセクタ
アドレスで表現できる領域を1つの集合とする。この集
合をストライプと呼び、RAID5はこのストライプ単
位でパリティデータを書き込む磁気ディスク装置を変え
る方法である。このような構成の磁気ディスクアレイ装
置は例えば特開平11−288387号公報や特開平6
−236322号公報に開示されている。
【0008】図4はRAID4またはRAID5のスト
レージ装置のデータ格納状態を示す図である。前述のよ
うに、各磁気ディスク33はキャッシュメモリ上のペー
ジと同サイズの領域31に分割される。1つのストライ
プ32は磁気ディスク33毎にさらにサブストライプ3
0に分割される。ホスト装置からのアドレスが若いデー
タは、最初のサブストライプ30に属する領域から順番
に格納される。
【0009】図4の例の場合、領域A1,A2,A3・
・・・の順に使用される。サブストライプ30の全ての
領域が使用されると、次のサブストライプ30に移る。
図4の例では、領域B1,B2,B3・・・・の順序で
使用される。こうして、パリティディスクを除くストラ
イプ32中の全てのページを使用すると、次のストライ
プ32に移動する。
【0010】RAID4やRAID5の磁気ディスクア
レイ装置等では、ホスト装置からのユーザーデータの書
き込みに対して必ずパリティデータの変更をしなければ
ならない。領域A1にデータを書き込む際のパリティ更
新の方法としては2つあり、1つの方法では、他のサブ
ストライプ30の領域B1,C1,D1のデータを読み
出し、これら領域B1,C1,D1のデータとホスト装
置から受信したデータとで排他的論理和をとった結果を
領域P1に書き込むと同時に、ホスト装置から受信した
データを領域A1に書き込む。
【0011】もう1つの方法では、領域P1のパリティ
データと磁気ディスク33に書かれてある領域A1のデ
ータを読み出し、ホスト装置から新たに受信したデータ
と領域A1のデータの排他的論理和をとった結果を領域
P1に書き込んだ後に、ホスト装置から受信したデータ
を領域A1に書き込む。こうして、いずれかの方法でパ
リティデータが更新され、1つの領域に対するライト動
作が終了する。
【0012】パリティデータを更新する2つの方法のう
ちいずれを用いるかは、磁気ディスク33に対する負荷
によって決定され、負荷の少ない方、つまりパリティデ
ータを計算するためのリードの数が少ない方が選択され
る。ライト時のパリティ更新は余分なリード(ライトペ
ナルティ)を必要とするため、ライトペナルティが頻発
すると、ディスクアレイのスループットに影響する。
【0013】このようなライトペナルティが発生しない
ためには、パリティデータが生成可能な状態でディスク
アレイのコントローラーがデータを保持していれば良
い。つまり、ストライプ32中のパリティデータを除く
データ全てが揃っていれば、ライトペナルティは発生し
ない。前述のように1つのストライプ32のデータは、
ホスト装置側から見て連続したアドレスに存在する。
【0014】そこで、RAID4又はRAID5の構成
をとる磁気ディスクアレイ装置のスループット改善の方
法として、ホスト装置から発行されるコマンドのアドレ
スが連続していれば、シーケンシャルアクセスと仮定し
て、通常のライトキャッシュとは別に扱い、ストライプ
単位に揃った時点で磁気ディスクに吐き出す方法があ
る。また、特開平11−288387号公報に開示され
ているように、LRUアルゴリズムで掃き出しが決定さ
れたページに対して、LRU上に並んでいるページの一
定の範囲の中で並び替えを行う方法がある。
【0015】なお、以上の説明は磁気ディスク装置をア
レイにしたディスクアレイを想定しているが、データの
格納する記録媒体が他の物に変わっても、RAID4や
RAID5の構成をとるストレージであれば同様のこと
が言える。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のライトキャッシ
ュ制御方法では、ライトキャッシュのページの管理がL
RUによって管理されており、掃き出し時に一意的にL
RUアルゴリズムの適用を受けるため、連続したページ
が同一ライトキャッシュ上に存在しても、同じ時点で連
続したページがまとめて掃き出されないという問題点が
あった。
【0017】このような問題点を解決する方法として、
特開平11−288387号公報に開示されているよう
に、掃き出し時にLRU上に並んだページの並び替えを
行う方法があるが、この方法では並び替えの対象ページ
が増えると処理時間が増大するため、全てのページ範囲
の並び替えではなく、限られた範囲の並び替えしかでき
ず効果が薄い。また、ストレージの容量増加でライトキ
ャッシュのページを増やしてヒット率を上げようとして
も、並び替えの対象数が増加して、並び替えに時間がか
かるため、スループプットの向上は期待できない。
【0018】また、従来のライトキャッシュ制御方法で
は、ホスト装置からのコマンドがシーケンシャルに発行
されれば、シーケンシャルデータであることの検出がで
き、連続したページの掃き出しが可能であるが、ホスト
装置から来るコマンドが一見不規則で、ある一定のアク
セスが終了したときにライトキャッシュ上でデータが連
続するような場合には、ホスト装置から発行されるコマ
ンドのアドレスの連続性を検出できないため、連続した
ページをまとめて掃き出すことができないという問題点
があった。
【0019】このような一見不規則なコマンドはデータ
ベース等でよく見られ、全てのデータベースのフィール
ドを更新するときなどに現れる。ホスト装置からのコマ
ンドの規則性を検出して、シーケンシャルデータとして
扱う方法も考えられるが、全てのパターンを網羅するの
は困難である。
【0020】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、キャッシュメモリを備えたストレージ装
置、特にライトバックキャッシュ方式を採用するストレ
ージ装置において、掃き出し対象を決定するLRUアル
ゴリズムに付け加えて、ページ間のデータの連続性をペ
ージのリスト構造で表現したものを用いて管理し、LR
Uアルゴリズムで掃き出し対象を決定することにより、
ホスト装置から指定される書き込み対象のアドレスが連
続していない場合でも、シーケンシャルなデータの掃き
出しをもれなく実行することができるライトキャッシュ
制御方法及びストレージ装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のストレージ装置
のライトキャッシュ制御方法は、ホスト装置から記録媒
体(5)に対する書き込み時のアクセスを前記記録媒体
の所定アドレス範囲のグループ毎に管理し、前記アクセ
スによってキャッシュメモリ(3)に一時的に格納され
たライトデータを前記グループ単位で前記キャッシュメ
モリから前記記録媒体に書き込むようにしたものであ
る。キャッシュメモリは固定長の大きさのページに区切
られる。本発明では、ページの情報を記録媒体の所定ア
ドレス範囲のグループ毎に管理する。このような管理
を、ホストから受信したデータのアドレスと管理してい
るページのアドレスとを比較して、該当ページが属する
グループを検索することにより実現している。さらに、
本発明は、キャッシュメモリに一時的に格納されたライ
トデータをグループ単位でキャッシュメモリから記録媒
体に書き込むライトキャッシュの掃き出し機能を有す
る。通常、キャッシュメモリは記録媒体と比べて容量が
少なく、キャッシュメモリ上のページが一杯のときに
は、新たなページを確保するために、記録媒体に対して
ページの内容を書き出すが、本発明では、キャッシュメ
モリ上のページが一杯か否かに関係なく、グループ内の
ページが全て揃っている場合、このグループのデータを
キャッシュメモリから記録媒体に掃き出す。本発明で
は、ホスト装置から記録媒体に対する書き込み時のアク
セスをグループ毎に管理するため、ホスト装置から指定
される書き込み対象のアドレスが連続していない場合で
も、複数回のアクセスによって最終的にグループ内を隙
間なく埋める連続したデータとなれば、そのグループを
一括してシーケンシャルデータとして掃き出す。
【0022】また、本発明のストレージ装置のライトキ
ャッシュ制御方法の1構成例は、前記キャッシュメモリ
上のページを示すページタグ(23,24)を登録する
ことで前記ホスト装置からのアクセスを管理し、登録済
の既存のページに対して前記ホスト装置から書込アクセ
スがあった場合、前記キャッシュメモリの該当ページに
前記ホスト装置からのライトデータを上書きし、未使用
のページに対して前記ホスト装置から書込アクセスがあ
った場合、該当ページのページタグを所属する前記グル
ープに追加登録して、前記キャッシュメモリの該当ペー
ジに前記ホスト装置からのライトデータを書き込むよう
にしたものである。
【0023】また、本発明のストレージ装置のライトキ
ャッシュ制御方法の1構成例は、既存のページに対して
前記ホスト装置から書込アクセスがあった場合、該当ペ
ージが所属するグループの前記記録媒体への書込優先順
位を最低とし、未使用のページに対して前記ホスト装置
から書込アクセスがあった場合、該当ページのページタ
グを追加登録したグループの前記書込優先順位を最低と
するようにしたものである。本発明では、掃き出しの候
補を選ぶために、グループ化されたページタグのLRU
アルゴリズムによる管理を行っている。既存のグループ
化されたページにアクセスがあった場合、あるいはグル
ープ化されたページタグが新たに作成された場合、掃き
出しの優先順位が最も低くなる。また、本発明では、L
RUアルゴリズムによる書込優先順位の制御を、個別の
ページへのアクセスが行われた際にも適用する。これに
より、同一ページへの書き込みに対してもLRUアルゴ
リズムによる優先順位制御が受けられ、同一ページへの
アクセスが頻発するような場合、対象グループの書込優
先順位をその都度下げるので、掃き出し対象になりにく
くなる。
【0024】また、本発明のストレージ装置のライトキ
ャッシュ制御方法の1構成例は、複数の前記記録媒体に
RAID4もしくはRAID5を適用したものである。
RAID4もしくはRAID5のストレージ装置では、
ストライプ中の一部のデータを変更する場合、ライトペ
ナルティが発生し、スループットに影響する。本発明で
は、前記グループ化をストライプの範囲で行うことによ
り、ストライプ単位の掃き出し処理となり、ライトペナ
ルティを防ぐことができる。
【0025】また、本発明のストレージ装置は、ホスト
装置から記録媒体(5)に対する書き込み時のアクセス
を前記記録媒体の所定アドレス範囲のグループ毎に管理
し、前記アクセスによってキャッシュメモリ(3)に一
時的に格納されたライトデータを前記グループ単位で前
記キャッシュメモリから前記記録媒体に書き込むキャッ
シュ制御手段(4)を有するものである。また、本発明
のストレージ装置の1構成例において、前記キャッシュ
制御手段は、前記キャッシュメモリ上のページを示すペ
ージタグ(23,24)を登録することで前記ホスト装
置からのアクセスを管理し、登録済の既存のページに対
して前記ホスト装置から書込アクセスがあった場合、前
記キャッシュメモリの該当ページに前記ホスト装置から
のライトデータを上書きし、未使用のページに対して前
記ホスト装置から書込アクセスがあった場合、該当ペー
ジのページタグを所属する前記グループに追加登録し
て、前記キャッシュメモリの該当ページに前記ホスト装
置からのライトデータを書き込むものである。また、本
発明のストレージ装置の1構成例において、前記キャッ
シュ制御手段は、既存のページに対して前記ホスト装置
から書込アクセスがあった場合、該当ページが所属する
グループの前記記録媒体への書込優先順位を最低とし、
未使用のページに対して前記ホスト装置から書込アクセ
スがあった場合、該当ページのページタグを追加登録し
たグループの前記書込優先順位を最低とするものであ
る。また、本発明のストレージ装置の1構成例は、複数
の前記記録媒体にRAID4もしくはRAID5を適用
したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態となるストレージ
装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態のス
トレージ装置は、図示しないホスト装置からのコマンド
やデータを受信するホストインターフェイス1と、ホス
ト装置から受信したコマンドの解釈を行うプロセッサ2
と、ホスト装置から受信したライトデータを一時的に格
納するキャッシュメモリ3と、キャッシュメモリ3の情
報の管理とキャッシュメモリ3からストレージへの掃き
出し制御とを行うキャッシュ制御手段4と、キャッシュ
メモリ3のデータを最終的に蓄積する記録媒体となるス
トレージ5と、キャッシュメモリ3のデータをストレー
ジ5に書き込む機能を持つドライブインターフェイス6
とを備えている。
【0027】ストレージ5上のページとキャッシュメモ
リ3上のページとは、1対1で対応する。ホスト装置か
ら送られた、ストレージ5上のあるページ宛のライトデ
ータは、キャッシュメモリ3上の対応するページに一時
的に格納される。
【0028】図2は、図1のキャッシュ制御手段4の図
示しない記憶部上で記憶・管理される情報を表してい
る。この情報は、キャッシュ制御手段4自身により操作
される。キャッシュ制御手段4の記憶部で管理される情
報としては、ハッシュテーブル20及びハッシュリスト
21と、LRUリスト22とがある。
【0029】ハッシュテーブル20は、ライトコマンド
で指定されたページがキャッシュメモリ3上にあるかど
うかを判定するためのもので、キャッシュメモリ3上の
ページのアドレスをハッシュ関数を用いて変換したハッ
シュ値があらかじめ登録されている。
【0030】キャッシュメモリ3上のページを示すペー
ジタグ23は、該当ページのアドレスのハッシュ値が登
録されたハッシュテーブル20と連結され、これらペー
ジタグ23がハッシュリスト21を構成している。ハッ
シュ関数によるサーチは一般的に知られた方法で、検索
すべき要素数が検索キー数より少ない時に、サーチの高
速化を行う手法である。
【0031】LRUリスト22は、掃き出しの優先順位
を決めるためのもので、キャッシュメモリ3上のページ
を示す複数のページタグ24から構成される。1つ乃至
複数のページタグ24は、グループリスト25を構成し
ている。このグループリスト25は、キャッシュメモリ
3上においてアドレスが連続しているページのグループ
を示すものである。
【0032】そして、各グループリスト25は、LRU
アルゴリズムに従って並べられている。すなわち、先頭
のLRUリストヘッダ26に近いものほど古い時間にア
クセスされたグループリスト25であり、最も新しい時
間にアクセスされたページタグ24を含むグループリス
ト25はLRUリスト22の最後尾に配置される。
【0033】キャッシュメモリ3が一杯で、キャッシュ
メモリ3上に新たなページを作成できないときは、最も
古いページ、すなわちLRUリストヘッダ26の次に配
置されたグループリスト21に対応するページをストレ
ージ5に掃き出す。
【0034】次に、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。図3は本実施の形態のスト
レージ装置の動作を示すフローチャート図である。最初
に、図示しないホスト装置から送られてくるライトコマ
ンド(書込コマンド)は、ホストインターフェイス1を
通してプロセッサ2によって受信される(図3ステップ
100)。
【0035】プロセッサ2は、ホスト装置から受信した
ライトコマンドを解析する。そして、キャッシュ制御手
段4は、プロセッサ2の解析結果を受けて、ライトコマ
ンドで指定されたページが既にキャッシュメモリ3上に
あるかどうかを判定する(ステップ101)。
【0036】すなわち、キャッシュ制御手段4は、ライ
トコマンドで指定されたアドレスをハッシュ関数を用い
てハッシュ値に変換し、該当ハッシュ値が登録されてい
るハッシュテーブル20を検索して、このハッシュテー
ブル20と対応するハッシュリスト21(図2の例で
は、ハッシュテーブル20と同一行にあるハッシュリス
ト21)上を検索する。そして、ハッシュリスト21上
にライトコマンドで指定されたアドレスのページタグ2
3が存在する場合、ライトコマンドで指定された該当ペ
ージがキャッシュメモリ3上に存在すると判断する。
【0037】検索の結果、該当ページがキャッシュメモ
リ3上に存在する場合(ステップ102においてYE
S)、キャッシュ制御手段4は、ライトコマンドで送ら
れたデータをキャッシュメモリ3上の該当ページに書き
込む(ステップ110)。その後、LRU管理を行うた
めに、キャッシュ制御手段4は、LRUリスト22を操
作してグループリスト25を付け替える(ステップ11
1)。
【0038】図2を使って説明すると、ハッシュリスト
21とLRUリスト22上にアドレス10のページタグ
23,24とアドレス11のページタグ23,24とが
既に存在し、これらのページタグ24がアドレス10を
先頭とするグループリスト25を構成しているとする。
【0039】アドレス10に対するライトコマンドが発
行されると、ハッシュリスト21上のページタグ23が
検索され、アドレス10のページタグ23が存在するこ
とが判明する。その後、キャッシュ制御手段4は、キャ
ッシュメモリ3上のアドレス10のページにデータを書
き込み、LRUリスト22の操作を行う。
【0040】すなわち、キャッシュ制御手段4は、書込
操作をしたアドレス10のページタグ24を含むグルー
プリスト25をLRUリスト22の最後尾(アドレス2
0で始まるグループリスト25の後ろ)に付け替え、ア
ドレス20で始まるグループリスト25をアドレス1で
始まるグループリスト25の後ろに繋ぐ。
【0041】このように、グループリスト25のLRU
管理を行うと、最も古い時間にアクセスされたグループ
リスト25がLRUリストヘッダ26の次に配置され、
最も新しい時間にアクセスされたページタグ24を含む
グループリスト25がLRUリスト22の最後尾に配置
される。LRUリストヘッダ26の次に配置されたグル
ープリスト25は、もうほとんどアクセスが無いと考え
られる。
【0042】したがって、LRUリストヘッダ26の次
に配置されたグループリスト25は、強制的に掃き出し
処理を行うときの候補となる。キャッシュメモリ3が一
杯で、キャッシュメモリ3上に新たなページを作成でき
ないとき、キャッシュ制御手段4は、LRUリストヘッ
ダ26の次に配置されたグループリスト25に対応する
複数ページのデータをキャッシュメモリ3からドライブ
インターフェイス6を通じてストレージ5に強制的に掃
き出す。ステップ111の後、キャッシュ制御手段4
は、次のコマンドの受信に備えるため、ステップ100
のコマンド受信に戻る。
【0043】一方、ライトコマンドで指定されたアドレ
スのハッシュ値を基にハッシュテーブル20を検索し
て、このハッシュテーブル20と対応するハッシュリス
ト21を検索したとき、検索したハッシュリスト21上
にライトコマンドで指定されたアドレスのページタグ2
3が存在しない場合、すなわちライトコマンドで指定さ
れたページがキャッシュメモリ3上に存在しない場合
(ステップ102においてNO)、キャッシュ制御手段
4は、検索したハッシュリスト21の最後尾に、ライト
コマンドで指定されたページを示すページタグ23を新
たに付け加える(ステップ103)。
【0044】例えば、図2を使って説明すると、アドレ
ス1からアドレス3までページタグ23が存在し、アド
レス4のページタグが存在しないときに、アドレス4に
該当するライトコマンドがホスト装置から発行された場
合、キャッシュ制御手段4は、アドレス4のハッシュ値
が登録されたハッシュテーブル20を検索して、このハ
ッシュテーブル20と対応するハッシュリスト21の最
後尾に、アドレス4のページタグ23を新たに付け加え
る。
【0045】ページタグ23を追加した後、キャッシュ
制御手段4は、キャッシュメモリ3上の追加したページ
にライトコマンドで送られたデータを書き込む(ステッ
プ104)。その後、キャッシュ制御手段4は、追加し
たページタグ23に対して連続するアドレスのページタ
グ23が存在するか否かを検索する(ステップ10
5)。
【0046】ステップ105のような検索を行う理由
は、追加したページタグ23に対して連続するアドレス
のページタグ23が存在すれば、ホスト装置からのアク
セスは連続した領域に対するアクセスとなるので、グル
ープリスト25が更新される可能性があるからである。
【0047】追加したページタグ23に対して連続する
アドレスのページタグ23が存在するか否かは、ハッシ
ュ関数の計算を行い、再びハッシュリスト21を辿るこ
とで実現できる。追加したページタグ23の直前のペー
ジタグ23を検索するには、この直前のページタグ23
のアドレス(追加したページタグ23のアドレスから1
減算した値)のハッシュ値を計算して、このハッシュ値
が登録されたハッシュテーブル20を検索し、このハッ
シュテーブル20と対応するハッシュリスト21上に前
記直前のページタグ23が存在するか否かを検索する。
【0048】また、追加したページタグ23の直後のペ
ージタグ23を検索するには、この直後のページタグ2
3のアドレス(追加したページタグ23のアドレスに1
加算した値)のハッシュ値を計算して、このハッシュ値
が登録されたハッシュテーブル20を検索し、このハッ
シュテーブル20に対応するハッシュリスト21上に前
記直後のページタグ23が存在するか否かを検索する。
【0049】追加したページタグ23の直前又は直後に
連続するページタグ23が存在する場合、キャッシュ制
御手段4は、ページタグ23に相当するページタグ24
をLRUリスト22に追加し、この追加したページタグ
24に対して連続するアドレスのページタグ24と追加
したページタグ24とを連結して1つのグループリスト
25とし、このグループリスト25をLRUリスト22
の最後尾に付け替える(ステップ107)。
【0050】なお、追加したページタグ24の直前又は
直後のページタグ24が他のグループリスト25の一部
である場合には、このグループリスト25と追加したペ
ージタグ24とを連結して1つのグループリスト25と
する。
【0051】前述と同様に、アドレス1からアドレス3
までページタグ23,24が存在し、アドレス4のペー
ジタグが存在しないとき、アドレス4に該当するライト
コマンドがホスト装置から発行された場合、ハッシュリ
スト21にアドレス4のページタグ23が新たに付け加
えられる。
【0052】この追加したページタグ23に対して連続
するアドレスのページタグ23としてアドレス3のペー
ジタグ23が存在するので、追加したページタグ23に
相当するアドレス4のページタグ24をLRUリスト2
2に追加して、このページタグ24とアドレス1からア
ドレス3までのグループリスト25とを連結して1つの
グループリスト25とし、このグループリスト25をL
RUリスト22の最後尾に付け替える。
【0053】次に、キャッシュ制御手段4は、追加した
ページタグ24を含むグループリスト25が所定サイズ
(例えば、ストライプのサイズ)に達し、かつこのグル
ープリスト25中の各ページタグ24が1つも欠けるこ
となく連続しているか否かを調査する(ステップ10
8)。
【0054】キャッシュ制御手段4は、追加したページ
タグ24を含むグループリスト25を調査して、グルー
プリスト25が所定サイズに達し、かつこのグループリ
スト25中の各ページタグ24が全て揃っている場合、
このグループリスト25に対応する複数ページのデータ
をキャッシュメモリ3からドライブインターフェイス6
を通じてストレージ5に掃き出す(ステップ109)。
そして、キャッシュ制御手段4は、次のコマンドの受信
に備えるため、ステップ100のコマンド受信に戻る。
【0055】キャッシュ制御手段4は、追加したページ
タグ24を含むグループリスト25が所定サイズに達し
ていない場合あるいはグループリスト25中のページタ
グ24に欠けがある場合、再び次のコマンドを受信する
ために、ステップ100に戻る。
【0056】また、キャッシュ制御手段4は、ステップ
105において追加したページタグ23に対して連続す
るアドレスのページタグ23が存在しない場合、追加し
たページタグ23に相当するページタグ24を孤立した
新規のページタグとしてLRUリスト22の最後尾に追
加し(ステップ106)、次のコマンドを受信するため
にステップ100に戻る。
【0057】ここで、ライトコマンドで指定されるアド
レスが一見不規則で、ある一定のアクセスが終了したと
きにキャッシュメモリ3上でページが連続するようなデ
ータの書き込みは、次のように処理することができる。
最初に、アドレス20のデータがキャッシュメモリ3上
に存在し、次にアドレス22のデータがホスト装置から
送られてきたとする。アドレス20と22は連続するア
ドレスではないので、シーケンシャルなアクセスではな
いことは明らかである。
【0058】続いて、アドレス21のデータ、またその
次にアドレス23のデータがホスト装置から送られてき
たとすると、時間軸上では連続したアドレスでは無い
が、最終的にキャッシュメモリ3上のページはアドレス
20〜アドレス23まで揃うこととなり、連続したデー
タの並びとなる。
【0059】また、アドレス20で始まるグループリス
ト25がアドレス20〜23まで揃えばグループリスト
25に隙間無くデータが揃うこととなり、時間軸上では
連続したアクセスではない場合でもグループリスト25
として扱われ、シーケンシャルな書き込みが一度ででき
ることが判る。
【0060】本実施の形態では、ライトコマンドで指定
されるアドレスが時間軸上でランダムであるかどうかに
関係なく、最終的にLRUリスト22上のグループリス
ト25でシーケンシャルなデータにまとめられるため、
掃き出しの効率を向上させ、スループットを改善するこ
とができる。
【0061】また、ホスト装置からのライトコマンドで
指定されるアドレスのページが既にキャッシュメモリ3
上に存在する場合には、ハッシュテーブル20で検索を
行っても新たなページは作成されず、既に存在するペー
ジに対する上書きが実行される。
【0062】この場合でも、LRUリスト22を操作し
て、該当ページを含むグループリスト25をLRUリス
ト22の最後に付け加えることにより、既存の同一のペ
ージに頻繁にアクセスがあるような場合、該当ページを
含むグループリスト25を掃き出し対象になりにくく
し、ライトキャッシュのヒット率の向上を図ることがで
きる。
【0063】さらに、本実施の形態が対象とするストレ
ージ装置として、RAID4やRAID5を構成するデ
ィスクアレイ、一般には磁気ディスクを用いた磁気ディ
スクアレイが考えられるが、1つのグループリスト25
で扱うデータ範囲をストライプの単位にすれば、掃き出
しがこのストライプ単位で行われるため、シーケンシャ
ルにまとめて書ける利点に加えて、RAIDのライトペ
ナルティの発生を無くすことができ、さらにスループッ
トの改善が可能になる。
【0064】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。第1の実施の形態のス
テップ105では、追加したページタグ23と隣接する
アドレスのページタグ23を検索するようにしていた
が、グループリスト25のデータの掃き出しをより効率
的に行う場合は、ページタグ23の検索範囲を広げる方
法も考えられる。
【0065】第1の実施の形態の図2を用いて説明する
と、アドレス20,22に対するアクセスがあった場
合、それぞれのページを示すページタグ24は各々異な
るグループリスト25を構成する。そして、これらのグ
ループリスト25はアドレス21に対するアクセスがあ
ったときに初めて同一のグループリスト25として連結
され、LRUリスト22の最後に付け替えられる。
【0066】しかし、グループリスト25が生成される
までの時間が長くなると、その分、LRUアルゴリズム
による掃き出しの対象、つまりキャッシュメモリ3の容
量が少なくなったときの掃き出しの対象になりやすくな
り、アドレス21とアドレス23に対するアクセスが生
じたときに、アドレス20のページが既に掃き出されて
いる現象が起こり得る。このような現象は、本来、1つ
のグループリスト25上にまとまるべきデータの一部が
掃き出されることを意味する。
【0067】ここで、ステップ105のページタグ23
の検索を隣接範囲から隣接範囲+1まで広げたとする
と、アドレス22のページタグ23をハッシュリスト2
1に付け加えたときに、アドレス20のページタグ23
が発見されるので、アドレス20のページタグ23とア
ドレス22のページタグ23とを1つのグループリスト
25として扱い、このグループリスト25をLRUリス
ト22の最後に付け替えることができる(ステップ10
7)。
【0068】つまり、追加したページタグ23より前方
のページタグ23を検索する際には、第1の実施の形態
と同様にして直前のページタグ23が存在するか否かを
検索すると共に、2つ前のページタグ23のアドレス
(追加したページタグ23のアドレスから2減算した
値)のハッシュ値を計算して、このハッシュ値が登録さ
れたハッシュテーブル20を検索し、このハッシュテー
ブル20と対応するハッシュリスト21上に前記2つ前
のページタグ23が存在するか否かを検索する。
【0069】また、追加したページタグ23より後方の
ページタグ23を検索する際には、第1の実施の形態と
同様にして直後のページタグ23が存在するか否かを検
索すると共に、2つ後のページタグ23のアドレス(追
加したページタグ23のアドレスに2加算した値)のハ
ッシュ値を計算して、このハッシュ値が登録されたハッ
シュテーブル20を検索し、このハッシュテーブル20
に対応するハッシュリスト21上に前記2つ後のページ
タグ23が存在するか否かを検索する。
【0070】こうして、グループリスト25を構成する
可能性があるページタグ23の検索範囲を広げることに
より、本来、1つのグループリスト25上にまとまるべ
きデータの一部が掃き出されることを防止でき、グルー
プリスト25の掃き出しをより効率的に行うことができ
る。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、ホスト装置から記録媒
体に対する書き込み時のアクセスを記録媒体の所定アド
レス範囲のグループ毎に管理し、キャッシュメモリに格
納されたライトデータをグループ単位でキャッシュメモ
リから記録媒体に書き込むことにより、ホスト装置から
指定される書き込み対象のアドレスが連続していない場
合でも、複数回のアクセスによって最終的にグループ内
を隙間なく埋める連続したデータとなれば、そのグルー
プを一括してシーケンシャルデータとして記録媒体に書
きこむことができる。その結果、従来のように処理時間
がかかるページのソートによって連続したページへの書
き込みであることを検出したり、ホスト装置からのコマ
ンドのアクセスパターンを解析することにより連続した
ページへの書き込みであることを検出したりして、スト
ライプ単位でデータが揃うのを待つといった処理を行う
必要がなくなり、スループットの改善を図ることができ
る。また、グループ内のページが全て揃った時点で掃き
出し処理を行うので、従来のようにキャッシュメモリの
残容量が少なくなったり無くなったりしてから掃き出す
場合に比べて、記録媒体への掃き出し時の負荷を分散さ
せることができる。
【0072】また、キャッシュメモリ上のページを示す
ページタグを登録し、登録済の既存のページに対して書
込アクセスがあった場合、キャッシュメモリの該当ペー
ジにライトデータを上書きし、未使用のページに対して
書込アクセスがあった場合、該当ページのページタグを
所属するグループに追加登録して、キャッシュメモリの
該当ページにライトデータを書き込むことにより、ホス
ト装置からの既存のページに対するアクセスあるいは未
使用のページに対するアクセスをグループ毎に容易に管
理することができる。
【0073】また、既存のページに対してホスト装置か
ら書込アクセスがあった場合、該当ページが所属するグ
ループの記録媒体への書込優先順位を最低とし、未使用
のページに対してホスト装置から書込アクセスがあった
場合、該当ページのページタグを追加登録したグループ
の書込優先順位を最低とすることにより、掃き出しの候
補を選ぶためのLRUアルゴリズムによる管理を実現し
ている。これにより、ページの追加がある度に所属する
グループの書込優先順位を下げる処理を行うので、連続
したデータが離散的にホスト装置から来る場合でも、そ
の都度、書込優先順位が下げられるので、個別のページ
毎にLRUアルゴリズムを適用する場合よりも部分的に
掃き出される機会が大幅に減り、ライトキャッシュのヒ
ット率を向上させることができる。また、既存の同一ペ
ージへの書き込みに対してもLRUアルゴリズムによる
優先順位制御を行い、同一ページへのアクセスが頻発す
るような場合、対象グループの書込優先順位をその都度
下げるので、掃き出し対象になりにくくなり、ライトキ
ャッシュのヒット率を向上させることができる。
【0074】また、複数の記録媒体にRAID4もしく
はRAID5を適用することにより、RAID4もしく
はRAID5構成のストレージ装置で冗長なパリティを
管理する単位、すなわちストライプの単位でホスト装置
からのアクセスを管理するために、ストライプ単位のシ
ーケンシャルなライトデータであれば、そのライトデー
タがいかなる到着順でも、ライトペナルティの無いデー
タの掃き出しが可能となり、スループットの改善を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となるストレージ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のストレージ装置のキャッシュ制御手段
上で管理される情報を示す図である。
【図3】 図1のストレージ装置の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図4】 RAID4またはRAID5のストレージ装
置のデータ格納状態を示す図である。
【符号の説明】
1…ホストインターフェイス、2…プロセッサ、3…キ
ャッシュメモリ、4…キャッシュ制御手段、5…ストレ
ージ、6…ドライブインターフェイス、20…ハッシュ
テーブル、21…ハッシュリスト、22…LRUリス
ト、23、24…ページタグ、25…グループリスト、
26…LRUリストヘッダ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置からのライトデータを蓄積す
    る記録媒体と、前記ホスト装置から前記記録媒体に送ら
    れるライトデータを対応する固定長のページに一時的に
    格納するキャッシュメモリとを備えたストレージ装置に
    おいて、 前記ホスト装置から前記記録媒体に対する書き込み時の
    アクセスを前記記録媒体の所定アドレス範囲のグループ
    毎に管理し、前記アクセスによって前記キャッシュメモ
    リに一時的に格納されたライトデータを前記グループ単
    位で前記キャッシュメモリから前記記録媒体に書き込む
    ことを特徴とするストレージ装置のライトキャッシュ制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のストレージ装置のライト
    キャッシュ制御方法において、 前記キャッシュメモリ上のページを示すページタグを登
    録することで前記ホスト装置からのアクセスを管理し、
    登録済の既存のページに対して前記ホスト装置から書込
    アクセスがあった場合、前記キャッシュメモリの該当ペ
    ージに前記ホスト装置からのライトデータを上書きし、
    未使用のページに対して前記ホスト装置から書込アクセ
    スがあった場合、該当ページのページタグを所属する前
    記グループに追加登録して、前記キャッシュメモリの該
    当ページに前記ホスト装置からのライトデータを書き込
    むことを特徴とするストレージ装置のライトキャッシュ
    制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のストレージ装置のライト
    キャッシュ制御方法において、 既存のページに対して前記ホスト装置から書込アクセス
    があった場合、該当ページが所属するグループの前記記
    録媒体への書込優先順位を最低とし、未使用のページに
    対して前記ホスト装置から書込アクセスがあった場合、
    該当ページのページタグを追加登録したグループの前記
    書込優先順位を最低とすることを特徴とするストレージ
    装置のライトキャッシュ制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のストレージ装置のライト
    キャッシュ制御方法において、 複数の前記記録媒体にRAID4もしくはRAID5を
    適用することを特徴とするストレージ装置のライトキャ
    ッシュ制御方法。
  5. 【請求項5】 ホスト装置からのライトデータを蓄積す
    る記録媒体と、前記ホスト装置から前記記録媒体に送ら
    れるライトデータを対応する固定長のページに一時的に
    格納するキャッシュメモリとを備えたストレージ装置に
    おいて、 前記ホスト装置から前記記録媒体に対する書き込み時の
    アクセスを前記記録媒体の所定アドレス範囲のグループ
    毎に管理し、前記アクセスによって前記キャッシュメモ
    リに一時的に格納されたライトデータを前記グループ単
    位で前記キャッシュメモリから前記記録媒体に書き込む
    キャッシュ制御手段を有することを特徴とするストレー
    ジ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のストレージ装置におい
    て、 前記キャッシュ制御手段は、前記キャッシュメモリ上の
    ページを示すページタグを登録することで前記ホスト装
    置からのアクセスを管理し、登録済の既存のページに対
    して前記ホスト装置から書込アクセスがあった場合、前
    記キャッシュメモリの該当ページに前記ホスト装置から
    のライトデータを上書きし、未使用のページに対して前
    記ホスト装置から書込アクセスがあった場合、該当ペー
    ジのページタグを所属する前記グループに追加登録し
    て、前記キャッシュメモリの該当ページに前記ホスト装
    置からのライトデータを書き込むことを特徴とするスト
    レージ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のストレージ装置におい
    て、 前記キャッシュ制御手段は、既存のページに対して前記
    ホスト装置から書込アクセスがあった場合、該当ページ
    が所属するグループの前記記録媒体への書込優先順位を
    最低とし、未使用のページに対して前記ホスト装置から
    書込アクセスがあった場合、該当ページのページタグを
    追加登録したグループの前記書込優先順位を最低とする
    ことを特徴とするストレージ装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のストレージ装置におい
    て、 複数の前記記録媒体にRAID4もしくはRAID5を
    適用することを特徴とするストレージ装置。
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