JP2003185757A - 様々な選択基準に従って地下層における地震イベントを検出し自動的に分類するための方法 - Google Patents

様々な選択基準に従って地下層における地震イベントを検出し自動的に分類するための方法

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JP2003185757A
JP2003185757A JP2002292322A JP2002292322A JP2003185757A JP 2003185757 A JP2003185757 A JP 2003185757A JP 2002292322 A JP2002292322 A JP 2002292322A JP 2002292322 A JP2002292322 A JP 2002292322A JP 2003185757 A JP2003185757 A JP 2003185757A
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テロン ジャン−フランソワ
Jean-Pierre Deflandre
デフランドル ジャン−ピエール
Christian Grouffal
グルファル クリスチャン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発中の地下層に結合された地震受信機によ
って検出された地震イベントまたは微震イベントの記録
を、様々な選択基準に従って自動的に分類するための方
法及び装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの記録された地震トレー
ス上で、検出間隔(Pld)中に、少なくとも1つの基
準に従って、所定の選択関数(E、A)に対する所与の
しきい値(Sd)を超えた地震信号を検出し、検出間隔
(Pld)のいずれかの側と重なり合うグローバル記録
間隔(Ple)を選択し、この間隔内で検出された信号
が、純粋に地震イベントまたは微震イベントに対応する
ものであるか、それともある程度人為的な原因に関係す
るものであるかに応じて、この記録間隔(Ple)の信
号を所定の分類ラベルと共に記憶することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開発中の地下層に
結合された地震受信機によって検出された地震イベント
または微震イベントの記録を、様々な選択基準に従って
自動的に分類するための方法に関する。
【0002】本発明による方法は、特に、概して流体を
抽出するかまたは流体を注入するのに用いられる貯留層
帯域を監視するために適用される。
【0003】
【従来の技術】貯留層帯域であるか、それとも空洞であ
るかにかかわらず、ある地下帯域の各地点を見付けるこ
とは、貯留層から1つまたは2つ以上の坑井を通して抽
出された流体を生成するか、それともその帯域に流体を
注入するかとは無関係に、その帯域を開発するうえで非
常に重要である。
【0004】たとえば、開発中の炭化水素貯留層または
地熱帯域の変化を監視することが可能である。特に、再
生が重要である場合、媒体の圧力および温度とはかなり
異なる圧力および温度の流体を注入することによって岩
石から油を洗い落とすことが望ましい。結果として起こ
る応力の変動によって媒体が破砕し、貯留層の内部の流
体の循環が変化する恐れがあり、このような破砕を適切
に見付けることが重要である。
【0005】地下貯留層を、流体を貯蔵するのに用いる
ことも公知である。これはたとえば、液相貯留層または
気相貯留層であり、このような貯留層から取り出される
かまたはこのような貯留層に注入された液体または気体
の流量の顕著な変動によって誘発されるある種の微震活
動を観測することができる。
【0006】使用される貯留層は、環境を重視しますま
す厳しくなる汚染防止規制に従うために監視する必要の
ある、廃棄物を貯蔵するのに用いられる貯留層帯域また
は空洞であってもよい。地下貯留層は、程度の差こそあ
れ多量の固体粒子を含む掘削流体を注入し、規制によっ
て禁じられている、使用済みのこのような流体の掘削現
場への廃棄を行うのに用いることができる。
【0007】注入される流体の温度は概して、流体が注
入される深さでの媒体の温度とかなり異なり、流体を大
量に注入した場合、熱応力が生じ、破砕が起こり、した
がって、ある種の地震活動が起こる。このような泥の注
入圧力によって応力が生じ、媒体に程度の差こそあれ大
きな変化が起こることもある。
【0008】圧力または温度の影響によって誘発される
地震活動によって、たとえば、割れ目が形成されたり、
既存の割れ目に応力が生じたりする可能性がある。この
ため、媒体中の流体の流路が変化するか、または貯留層
からの流体の逃げ道が形成され、封じ込め破壊が起こ
り、周りの帯域、特に、検出するのが重要な、飲水の供
給に用いられる帯水層が汚染される可能性がある。
【0009】注入作業または貯蔵による局地的な温度上
昇により、封じ込めを行う層が破砕されるのを防止する
ように、核廃棄物を貯蔵するのに用いられる貯留層を監
視することも非常に重要である。
【0010】受動地震監視とも呼ばれる微震監視の場
合、開発者の最終的な目標は、坑井または現場の生産性
を保存するために開発規定における現場の機械的応答を
考慮できるようにデータを従来の作業データ(圧力、流
量、温度など)に関連して非常に迅速に解釈することで
ある。観測される微震活動は、固体を侵食する可能性の
ある媒体の機械的劣化、貯留層を帯水層と連通させる可
能性が高い割れ目の形成、または坑井の性能を劣化さ
せ、場合によっては坑井に損傷を与える恐れのある、
熱、割れ目、または機械を原因とする他の現象と組み合
わせることができる。
【0011】フランス特許第2593292号(米国特
許第4775009号)、フランス特許第268157
3号(米国特許第5303773号)、またはヨーロッ
パ特許第546892号(米国特許第5370445
号)には特に、(ケーシングと地下層とのセメント結合
部に埋め込まれるか、または外部で生産配管と組み合わ
されケーシングの内面に押し付けられた)1つまたは2
つ以上の坑井に永久的に設置された地震検出器または他
の検出器を、実施される様々な作業(生成、注入、これ
らの坑井によって実施される様々な作業)を妨害するこ
となしに使用することを含む、地下貯留層の経時的な変
化を監視する様々な技術が記載されている。検出器を永
久的に坑井の中に設置することにより、貯留層の開発に
関係する様々な現象を検出するようにこの貯留層の地震
監視を行うことができる。
【0012】フランス特許第2703457号、フラン
ス特許第2703470号、またはヨーロッパ特許第7
48457号(米国特許第5724311号)には、放
出・受信手段を永久的に坑井の中または地表の近くに設
置することにより、ある地層に弾性波を加え、この地層
から送り返される応答信号を得ることによって、貯留層
の能動的な監視を長期的にかつ反復的に行うための方法
が記載されている。同一の条件の下で得られた信号に対
して微分処理演算が実行される。
【0013】フランス特許第2688896号およびフ
ランス特許第2689647号(米国特許第54815
02号)には特に、坑井の外側のケーシングまたは生産
配管内に設置された永久的な検出器からの信号を収集
し、長期的で反復的な監視または地震調査中に表面記録
・制御機器に送信するように特に構成された電子獲得・
送信システムが記載されている。
【0014】ヨーロッパ特許出願第1074858号お
よびフランス特許第2780900号(米国特許第61
13388号)には、1つまたは2つ以上の弾性波検出
器または音響波検出器によって得られる信号の、各検出
器に対する最初の到着時間および/または終了時間のよ
うな少なくとも1つの有意の時間をこれらの検出器上で
高い精度で自動的に見付けるように、これらの信号を自
動的に分析するための方法も記載されている。
【0015】フランス特許第2772137号(米国特
許第6049508号)には、記録されたすべてのイベ
ントのうちで、タイプCイベントと呼ばれる完了レベル
で誘発されるイベントを考慮しつつ、現場の特徴付けに
重要なタイプEのイベントを自動的に識別するための方
法が記載されている。これらのイベントは、注入の停止
および再開、表面設置レベル(パイプ、様々な装置)を
含む、坑井の中の任意の深さ、場合によっては表面(坑
口)でのある完了要素(弁、パッカーなど)の開閉によ
って生成される。地下帯域(貯留層)が地表のネットワ
ークと連通することなど、いくつかのこれらの作用によ
り、特に圧力の変動の結果として、タイプEのイベント
が遅延することが多く、これを記録し解釈することが望
ましい。タイプCのイベントは、比較的短い時間間隔で
何度も起こる可能性があり(実際的な例として、1週間
に3400回以上)、同じ期間内の発生回数が比較的少
ない(たとえば、数十回)ことが多いタイプEのイベン
トを得ることによって誘発される地力現象のリアルタイ
ムでの監視に悪影響を及ぼす。
【0016】地下層に結合された地震受信機だけでな
く、地下層に直接リンクされた弾性波を検出する技術的
帯域開発機器の要素との直接的な音響結合を行う1つま
たは2つ以上の基準検出器が用いられる。これらの受信
機および各基準検出器から得られる信号を比較分析する
ことにより、地下帯域内のイベントが、各基準検出器に
よって検出されたイベントから独立したものであるか、
それともそのようなイベントに直接的または間接的に依
存するものであるかに応じて、記録が様々な種類に分類
される。
【0017】地下層で起こる可能性の高い微震イベント
を組織的に測定することによって、上述のように、後で
行われる識別・分析作業を簡略化するように慎重に分類
する必要のある多量の地震記録が生成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、開発
中の地下層に結合された地震受信機によって検出された
地震イベントまたは微震イベントの記録を、様々な選択
基準に従って自動的に分類するための方法及び装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による方法によ
り、地下層に結合された地震受信機によって検出された
信号に対応する記録された地震トレース上で検出された
イベントを、そのイベントが、純粋に微震によるもので
あるか、それとも何らかの理由で、外部環境あるいは地
層開発活動または監視活動に関する人為的な原因に依存
するものであるかに応じて、様々な基準に従って自動的
に分類し、分析のための地震トレースの有意の部分を選
択することができる。
【0020】この方法は主として、検出間隔(Pld)
中の少なくとも1つの記録された地震トレース上で、少
なくとも1つの基準に従って、所定の選択関数(E、
A)に対するあるしきい値(Sd)を超えた地震信号を
検出し、少なくとも記録された地震トレース上で、検出
間隔(Pld)のいずれかの側と重なり合うグローバル
記録間隔(Ple)を選択し、このグローバル記録間隔
(Ple)内で検出された地震信号が、純粋に地震イベ
ントまたは微震イベントに対応するものであるか、それ
ともある程度人為的な原因に関係するものであるかに応
じて、この記録間隔(Ple)の地震信号を所定の分類
ラベルと共に記憶することを含むことを特徴とする。
【0021】ある実施態様によれば、この方法は、単一
の記録された地震トレース(Tn)上のイベントを検出
することを含む、選択基準を適用すること、およびいく
つかの地震トレース上の対応するグローバル記録間隔を
記憶することを含む。
【0022】他の実施態様によれば、この方法は、対応
する検出間隔(Pld)が所定の時間間隔(Plg)に
含まれる場合に、同じ選択関数を適用することによっ
て、ある数p(p≧2)の異なる記録された地震トレー
ス(Tn、Tp)上のイベントを検出することを含む、
選択基準を適用すること、および少なくともp個の記録
された地震トレース上のすべてのイベントをカバーする
のに十分な所要時間のグローバル記録間隔を記憶するこ
とを含む。
【0023】他の実施態様によれば、この方法は、対応
する検出間隔(Pld)が所定の時間間隔(Plg)に
含まれる場合に、同じ選択関数を適用することによっ
て、ある数p(p≧2)の異なる記録された地震トレー
ス(Tn、Tp)上のイベントを検出することを含む、
選択基準を適用すること、および数pよりも多い数N個
の記録された地震トレース上のすべてのイベントをカバ
ーするのに十分な所要時間のグローバル記録間隔を記憶
することを含む。
【0024】他の実施態様によれば、人為的な原因のた
めに地震信号が得られることによってp個の記録された
地震トレースのうちの1つが生成されたときに、この方
法は、イベントが検出された他の地震トレースを、取り
消される地震トレースの範疇に分類し、このような地震
トレースを記憶することを含む。
【0025】他の実施態様によれば、この方法は、検出
時間が所定の時間間隔よりも長い地震トレースを禁止
し、後で、所定の再活動化間隔中に選択関数の値が第2
のしきい値よりも小さくなった場合にこのような地震ト
レースを再有効化することを含む。
【0026】この方法で分類された地震トレースは、坑
井の周りの地層に結合された地震検出器または音響検出
器により地下層を通じて得られる。このような地震トレ
ースは、地震源から放出された地震信号の、地中での放
出に応答して地層から反射された地震信号に対応する地
震トレースであってよく、この場合、このような地震源
によって引き起こされたものではない地震イベントのみ
を選択するように、いくつかの地震トレース上で禁止基
準を使用することが好ましい。
【0027】本発明によるデータ処理装置により、地下
層に結合された地震受信機によって検出された地震信号
に対応する記録された地震トレース上で検出されたイベ
ントを、そのイベントが、純粋に微震によるものである
か、それとも何らかの理由で、外部環境あるいは地層開
発活動または監視活動に関する人為的な原因に依存する
ものであるかに応じて、様々な基準に従って自動的に分
類し、分析のための地震トレースの有意の部分を選択す
ることができる。この装置は主として、検出間隔(Pl
d)中の少なくとも1つの記録トレース上で、少なくと
も1つの基準に従って、所定の選択関数(E、A)に対
するあるしきい値(Sd)を超えた地震信号を検出する
手段と、少なくとも記録トレース上で、検出間隔(Pl
d)のいずれかの側と重なり合うグローバル記録間隔
(Ple)を選択する手段と、このグローバル記録間隔
(Ple)内で検出された地震信号が、純粋に微震イベ
ントに対応するものであるか、それともある程度人為的
な原因に関係するものであるかに応じて、このグローバ
ル記録間隔(Ple)の地震信号を所定の分類ラベルと
共に記憶する手段とを有する。
【0028】本発明による、地下層の地震監視を行うた
めのシステムは主として、地下層に結合された複数の地
震受信機と、様々な地震受信機によって検出された地震
信号を記録するための装置と、上記で定義された処理装
置とを有する。
【0029】地震受信機はたとえば、液体またはセメン
ト、機械的な結合手段、あるいは磁化によって地層に結
合することができる、地層を通じて少なくとも1つの坑
井の中に分散された、たとえばハンドロホンおよび/ま
たはジオホンおよび/または加速度計である。
【0030】この装置は、地震受信機を記録装置と接続
する少なくとも1つの伝送ケーブルを有してよい。
【0031】データ受信および/または送信手段は、た
とえば光ファイバに基づく技術を使用する。
【0032】この装置は、上記の地震源によって引き起
こされたものではない地震イベントのみを選択するか、
または記録装置の飽和を防止するように、いくつかの記
録された地震トレースを禁止する手段を含んでよい。
【0033】これらの検出・分類規定により、この方法
および装置では、地層の微震活動を組織的に測定するこ
とによって得られた、多くの場合かなりの量の記録ファ
イルから、直接解釈可能であり、日付を有する、分類済
みの有意の記録を含むずっと制限された数のファイルを
分離することができる。
【0034】したがって、データ記憶機能の不要な飽和
が防止され、スタンドアロンすなわち独立の条件の下で
動作する能力が重要である地震データ処理装置の有効自
律性が高くなる。
【0035】いくつかのモードと同時に動作することが
できるため、必ずしも各帯域間で知覚することのできな
い機械的な再調整を監視中の帯域に施すことができると
いう、大規模な現場の管理に関するある利点が処理装置
にもたらされる。
【0036】いくつかの検出/禁止モードを使用する動
作モードと組み合わせて使用されるある種の地震受信機
上の連続的な検出を一時的にかつ自動的に禁止できるた
め、特に、間欠的にのみ測定されるある受信チャネルに
よって得られるか、またはこのようなチャネルが再活動
化基準を満たすときにこのようなチャネルによって得ら
れる有用な情報を失わないようにすることができる。
【0037】本発明による方法の他の特徴および利点
は、添付の図面を参照して、非制限的な例についての以
下の説明を読むことによって明らかになろう。
【0038】
【発明の実施の形態】図1に概略的に示されている地震
または微震監視システムは、所定の位置に配置された
後、ケーシングパイプ2と坑井1との間にセメントを注
入することによって周囲の地層に結合されるケーシング
パイプ2を各々が備える1つまたは2つ以上の坑井1の
中に設置されている。生産配管3が、密閉された坑井1
の中に下降させられる。この生産配管3によって、(地
下帯域Pから流体を抽出するか、または地下帯域Pに流
体を注入するために)地下帯域Pで作業を実施すること
ができる。汲出し手段および弁(不図示)によって、検
討中の帯域を制御しながら活動化することができる。地
震監視システムは、たとえば、生産配管3の外側に固定
され、可撓性の要素4(図2)などの結合解除手段によ
ってケーシングパイプ2の内側の壁に押し付けられた一
連のn個の地震受信機R1〜Rnを各坑井1の中に有し
ている。地震監視システムは地震受信機R1〜Rnを含
んでもよい。
【0039】各地震受信機Rkは、たとえば単一の箱内
に3つのジオホンを有するトライホンであり、ジオホン
の軸は三矩形三面体の方向に向けられている。坑井1の
中に局地電子ボックス5が配置されている。各局地電子
ボックス5は、関連する地震受信機Rkによって検出さ
れた信号を得るために1つまたは2つ以上のトライホン
Rkに接続されている。様々な局地電子ボックス5が1
つまたは2つ以上の伝送ケーブルCによってマイクロコ
ンピュータなどの表面収集装置6に接続されている。受
信機をいくつかの坑井の中に互いに距離を置いて永久的
に設置する場合、様々な表面収集装置6は、たとえば前
述のフランス特許第2772137号、フランス特許第
2689647号(米国特許第5481502号)に記
載されているように、たとえば、イーサネット(登録商
標)ネットワークなどの通信ネットワークによって離れ
た中央研究所の記録された地震信号を処理する装置7に
接続されている。多坑井マルチレベルシステムはたとえ
ば、坑井1の中に設置された遠隔測定リンク当たり最大
で9個または18個のレベルの3個のトレースと、最大
で10基の装備された坑井1とを有してよい。
【0040】坑井当たり単一の遠隔測定リンクを使用す
る場合、測定セッションは、活動化信号によって各表面
組立体または中央研究所から開始することができる。1
日に一度またはオペレータの主導により、測定セッショ
ン中に起こった顕著な地震イベントを記録上で見付け、
分類し、日誌に記録し、その後測定を再開するために、
測定が割り込まれ、以下に説明する規定に従って一連の
試験が実施される。 測定構成 この動作により、現場の機器構成から測定構成、すなわ
ち、測定セッションの一部になるすべての記録トレース
(「測定」トレースと呼ぶ)を選択することができる。
【0041】この段階が完了すると、オペレータは獲得
構成を定義することができる。 検出基準の定義 この動作によって、オペレータは、微震イベントに対す
る検出基準と、検出基準が適用されるすべての測定トレ
ースとを定義することができる。したがって、測定トレ
ースのうちのある数のトレース、すなわち、 −基準が適用される「検出」トレース、 −各基準に対して記録される、記録すべきトレース、お
よび −1つまたは2つ以上のトレース上で検出されたイベン
トが微小イベントであることを確認または無効化するこ
とができるようにする取消しトレースを定義する必要が
ある。
【0042】微震イベントが検出された場合、イベント
を示す時間に記録すべきすべてのトレース上のすべての
デジタル化信号が、日付を付されたうえで獲得用マイク
ロコンピュータのディスク上に格納される。日誌も更新
される。
【0043】定義により、基準とは、所与の期間内の1
つまたは2つ以上のトレース上に適用される分析関数で
ある。
【0044】これはたとえば「エネルギー」関数E(T
n、Pld、Sd)である。この関数は、間隔Pld内
のトレースTnの信号のrms値を算出し、この結果を
しきい値Sdと比較する。しきい値を超えている場合、
関数はブール代数のTRUEを返す。逆の場合は、FA
LSEを返す。rms値は、間隔Pldで算出された連
続的な要素を各サンプルから除去することによって算出
される。
【0045】これは「振幅」関数A(Tn、Pld、S
d、X)であってもよい。この関数は、間隔Pld内の
トレースTnの信号の絶対値を算出し、パラメータとし
て使用される数Xに対してしきい値Sdを超えた回数を
比較する。しきい値を超えている場合、この関数はブー
ル代数のTRUEを返す。逆の場合は、FALSEを返
す。
【0046】以下にある数のイベント検出基準をリスト
し、次にイベント取消し基準をリストし、最後に、雑音
の多い検出トレースを禁止できるようにする手順を示
す。 記録の制限 記憶ディスクの飽和を防止するために、たとえば、1時
間に亘るイベントの50%のみを記憶し、1日に亘るイ
ベントの10%のみを記録することを決定してよい。こ
の制限は、破砕時の測定のようなある種の作業の場合は
削除してよい。永久的な測定中には、すべてのイベント
が規則的な間隔で自動的にバックアップされる(たとえ
ば、24時間おきに光ディスク上にバックアップされ
る)。このバックアップ手順は、オペレータの要求に応
じて実行することもできる。 様々な検出基準 単一のトレースTnに適用される基準の原則(図3、図
4) この基準によって、イベントが微震イベントであること
を検出することができる。トレースTnの場合、基準は
以下のように構成してよい。検出されたイベントは、関
数を間隔Pld(検出間隔)に適用した結果がしきい値
Sdを超えた場合は微震イベントになる。検出されたイ
ベントにより、この基準に関連する記録すべきすべての
トレースが記録される。この記録手順は、間隔Ple1
(前記録間隔)を除く、間隔Pldが開始してから得ら
れたサンプルに対して開始され、間隔Ple2(総記録
間隔)を含む。しきい値が検出された場合、間隔Pld
は毎回2分の1の間隔だけ進む。
【0047】間隔Plg(グローバルイベント間隔)が
終了する前に新しい検出が行われた場合、同じ微震イベ
ントであると考えられる。一方、Plgを越えた新しい
検出は別の微震イベントとみなされ、記録される。
【0048】すべての記録されたトレースは、たとえば
数十ミリ秒から最長で1秒または2秒以上の範囲のサイ
ズPleを有する。前述の場合は、記録同士が重なり合
う。 マルチトレース検出基準の原則(図5) この種の基準により、イベントが実際に微震イベントで
あることを比較的厳密に確認することができる。これら
の基準が適用されるトレースは、単一の坑井または様々
な坑井で得られる。2つのトレースTnおよびTpの場
合、基準は以下のように構成してよい。
【0049】検出されたイベントは、グローバル間隔P
lgにおいて、間隔Pld内のTnのrms値がしきい
値Sdnを超え、間隔Pld内のTpのrms値がしき
い値Sdpを超えた場合に微震イベントになる。検出さ
れたイベントにより、この基準に関連する記録すべきす
べてのトレースが記録される。この記録手順は、間隔P
le1を除く、間隔Pldnの開始時に得られたサンプ
ルに対して開始され、間隔Ple2を含む。しきい値が
検出された場合、間隔Pldは毎回2分の1の間隔だけ
進む。
【0050】基準がこの場合も、間隔Plgが終了する
前に満たされた場合、同じ微震イベントとみなされる。
一方、Plgを越えた新しい検出は別の微震イベントと
みなされ、記録される。
【0051】この基準は、2つよりも多くのトレースを
対象としてよく、 −N個のトレースがグローバル間隔Plg内の基準を満
たしている場合、または −検出トレース中のN個のトレースが少なくともグロー
バル間隔Plg中の基準を満たしている場合にトレース
を有効化してよい。 基準タイプおよびパラメータ表示 トレースによるパラメータ表示 各検出トレースごとに以下のパラメータ、 −適用すべき関数EまたはA、 −検出しきい値Sd、 −禁止しきい値Si、 −トレース再活動化しきい値Sr、 −しきい値を超えた数X(選択された関数が「振幅」で
ある場合) が定義されている。 N個の特定の検出トレースに対する基準(基準Ca) この種の基準は、すべての関数結果間のAND論理演算
に相当する、指定されたすべての検出トレース上で実行
されたすべての関数の結果が、所与の時間間隔でブール
代数のTRUEを返した場合に満たされる。
【0052】この基準(Ca)をパラメータ表現するに
は、以下のパラメータ、すなわち、 −この基準に関係する検出トレースのリスト、 −検出限界間隔(Plg)、 −検出計算間隔(Pld)、 −この基準に関係する記録トレースのリスト、 −前記録間隔(Ple1)、および −記録時間(Ple2)が必要である。
【0053】測定セッション中に、オペレータは、様々
なパラメータ(Cal、Ca2など)を用いていくつか
のタイプのCa基準を定義することができる。 P間のN個の検出トレースに対する基準(基準Cb) この種の基準は、指定されたすべての検出トレース上で
実行された少なくとも1つのN個の関数の結果が、所与
の時間間隔でブール代数のTRUEを返した場合に満た
される。
【0054】この基準(Cb)をパラメータ表現するに
は以下のパラメータ、すなわち、 −この基準に関係する検出トレースのリスト、 −基準を満たす必要のあるトレースの数、 −この基準に関係する記録トレースのリスト、 −検出限界間隔(Plg)、 −検出計算間隔(Pld)、 −前記録間隔(Ple1)、および −記録時間(Ple2)が必要である。
【0055】測定セッション中に、オペレータは、様々
なパラメータ(Cbl、Cb2など)を用いていくつか
のタイプのCb基準を定義することができる。 単一の検出トレースに対する基準(基準Cc) この種の基準は、トレースに関連する関数のすべての結
果間のOR論理演算に相当する、指定されたトレースの
うちの1つのトレース上で実行された関数の結果が、ブ
ール代数のTRUEを返した場合に満たされる。
【0056】この基準(Cc)をパラメータ表現するに
は、以下のパラメータ、すなわち、 −検出トレースの数、 −検出限界間隔(Plg)、 −検出計算間隔(Pld)、 −この基準に関係する記録トレースのリスト、 −前記録間隔(Ple1)、および −記録時間(Ple2)が必要である。
【0057】測定セッション中に、オペレータは、様々
なパラメータ(Ccl、Cc2など)を用いていくつか
のタイプのCc基準を定義することができる。同じパラ
メータを使用して検出トレースのリストを与えることも
できる。 イベント取消し基準(Cs) 検出基準を定義する際、ある数のトレースが取消しトレ
ースとして選択される。これらのトレースは一般に、表
面トレースまたは配管トレースである。検出基準が取り
消された場合、取消しトレースのみが記録される。この
取消し基準は、進行中の作業によって生じた表面雑音を
検出するのに用いられる。
【0058】この基準(Cs)をパラメータ表現するに
は、以下のパラメータ、すなわち、 −表面トレース(Ts)または配管トレース(Tb)の
数、 −検出計算間隔(Plad)、 −前取消し間隔(Pla1)(正または負の値)、 −総取消し間隔(Pla2)、 −前記録間隔(Plea1)、および −記録時間(Plea2)が必要である。
【0059】取消し基準がトリガされた場合、関連する
基準の検出は間隔Plea2の間に取り消される。 トレース禁止・再活動化基準(Ci)(図6) この基準によって、雑音が過度に多い検出トレースを再
活動化することができる。
【0060】いずれの場合も、ある検出トレース上のイ
ベント検出がPli(禁止間隔)よりも長い間隔に亘る
ものである場合、このトレースはもはや検出基準では考
慮されない。このトレースは、そのrms値が間隔Pl
r(再活動化間隔)の間再活動化しきい値(Sr)より
も小さかった場合に再び有効化される。この原則によ
り、孤立した地震データ獲得や規則的に行われた同じ種
類のデータ獲得のような他の目的に震源を一時的に使用
した結果としての非地震イベント、場合によっては連続
的な地震イベントを無くすことができる。
【0061】禁止されたトレースは検出トレースのリス
トから削除される。トレースがタイプCa(AND)基
準の一部である場合、そのトレースのトリガは依然とし
てTRUEとみなされる。
【0062】検出トレースの例:自然雑音レベルが2μ
Veffである場合、 −100ms検出間隔(Pld)、 −4μVeff検出しきい値(Si)、 −2秒禁止間隔(Pli)、 −2秒再活動化間隔(Plr)、 −基準(Sr)においてトレースを再活動化するための
3μVeff再活動化しきい値を使用することができ
る。
【0063】この基準(Ci)をパラメータ表現するに
は以下のパラメータ、すなわち、 −この原則に従うトレースの数、 −禁止間隔(Pli)、 −再活動化間隔(Plr)が必要である。
【0064】禁止しきい値および再活動化しきい値とは
各検出トレースのしきい値SiおよびSrである。
【0065】地震データまたは微震データの処理への適
用に関して本発明の方法を説明した。この方法をより一
般的に、波動信号または音響信号の処理に適用できるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ある地層における地震測定用の受信機を備えた
坑井を概略的に示す図である。
【図2】地震受信機を生産配管に固定する方法を概略的
に示す図である。
【図3】単一のトレースに適用される基準を示す図であ
る。
【図4】連続的なイベントを分離できるようにするこの
基準の変形例を示す図である。
【図5】いくつかのトレースに適用される検出に適用さ
れる基準を示す図である。
【図6】雑音が多すぎるトレースを拒絶できるようにす
るトレース禁止・再活動化基準を示す図である。
【符号の説明】
1 坑井 2 ケーシングパイプ 3 生産配管 4 可撓性の要素 5 局地電子ボックス 6 表面収集装置 7 記録された地震信号を処理する装置 C 伝送ケーブル Ca、Cb、Cc、Ci、Cs 基準 E、A 選択関数 P 地下帯域 Plad 検出計算間隔 Pld 検出間隔 Ple グローバル記録間隔 Ple1、Plea1 前記録間隔 Ple2、Plea2 記録時間 Plg 検出限界間隔 Pli 禁止間隔 Plr 再活動化間隔 R1〜Rn 地震受信機 Sd しきい値 Si 禁止しきい値 Sr トレース再活動化しきい値 Tb、Tn、Tp、Ts 記録トレース X 数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ピエール デフランドル フランス国 95120 エルモン ル デュ ジェネラル レリエ 15 (72)発明者 クリスチャン グルファル フランス国 92500 リュエイユ マルメ ゾン アル ルイ ダヴィ 14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下層に結合された地震受信機(R1〜
    Rn)によって検出された地震信号または音響信号に対
    応する記録された地震トレース上で検出されたイベント
    を、該イベントが、純粋に地震または微震によるもので
    あるか、それとも何らかの理由で、外部環境または地層
    開発活動または監視活動に関する人為的な原因に依存す
    るものであるかに応じて、様々な基準に従って自動的に
    分類し、分析のための地震トレースの有意の部分を選択
    するための方法において、 検出間隔(Pld)中の少なくとも1つの記録された地
    震トレース上で、少なくとも1つの基準に従って、所定
    の選択関数(E、A)に対する所与のしきい値(Sd)
    を超えた地震信号を検出することと、 少なくとも前記地震トレース上で、検出間隔(Pld)
    のいずれかの側と重なり合うグローバル記録間隔(Pl
    e)を選択することと、 該グローバル記録間隔(Ple)内で検出された前記地
    震信号が、純粋に地震イベントまたは微震イベントに対
    応するものであるか、それともある程度人為的な原因に
    関係するものであるかに応じて、前記グローバル記録間
    隔(Ple)の前記地震信号を所定の分類ラベルと共に
    記憶することとを含むことを特徴とする、地下層におけ
    る地震イベントを検出し自動的に分類する方法。
  2. 【請求項2】 単一の記録された地震トレース(Tn)
    上のイベントを検出することを含む、選択基準を適用す
    ることと、 いくつかの地震トレース上の対応するグローバル記録間
    隔を記憶することとを含むことを特徴とする、請求項1
    に記載の、地下層における地震イベントを検出し自動的
    に分類する方法。
  3. 【請求項3】 前記対応する検出間隔(Pld)が所定
    の時間間隔(Plg)に含まれる場合に、同じ選択関数
    を適用することによって、所与の数p(p≧2)の異な
    る記録された地震トレース(Tn、Tp)上のイベント
    を検出することを含む、選択基準を適用することと、 少なくとも前記p個の記録された地震トレース上のイベ
    ントをカバーするのに十分な所要時間のグローバル記録
    間隔を記憶することとを含むことを特徴とする、請求項
    1に記載の、地下層における地震イベントを検出し自動
    的に分類する方法。
  4. 【請求項4】 前記対応する検出間隔(Pld)が所定
    の時間間隔(Plg)に含まれる場合に、同じ選択関数
    を適用することによって、所与の数p(p≧2)の異な
    る記録された地震トレース(Tn、Tp)上のイベント
    を検出することを含む、選択基準を適用することと、 数pよりも多い数N個の記録された地震トレース上のイ
    ベントをカバーするのに十分な所要時間のグローバル記
    録間隔を記憶することとを含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の、地下層における地震イベントを検出し自
    動的に分類する方法。
  5. 【請求項5】 人為的な原因のために地震信号が得られ
    ることによって前記p個の記録された地震トレースのう
    ちの1つが生成されたときに、イベントが検出された他
    の地震トレースを、取り消される地震トレースの範疇に
    分類し、このような地震トレースを記憶することを含む
    ことを特徴とする、請求項3に記載の、地下層における
    地震イベントを検出し自動的に分類する方法。
  6. 【請求項6】 前記検出時間が所定の時間間隔(Pl
    i)よりも長い地震トレースを禁止することと、 後で、所定の再活動化間隔(Plr)中に前記選択関数
    (E、A)の値が第2のしきい値よりも小さくなった場
    合にこのような地震トレースを再有効化することとを含
    むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に
    記載の、地下層における地震イベントを検出し自動的に
    分類する方法。
  7. 【請求項7】 坑井の周りの地層に結合された地震検出
    器または音響検出器により前記地下層を通じて得られた
    地震トレースが使用されることを特徴とする、請求項1
    から6のいずれか1項に記載の、地下層における地震イ
    ベントを検出し自動的に分類する方法。
  8. 【請求項8】 基準ライブラリのすべての基準から選択
    されたいくつかの選択基準が使用されることを特徴とす
    る、請求項1から7のいずれか1項に記載の、地下層に
    おける地震イベントを検出し自動的に分類する方法。
  9. 【請求項9】 記録される地震トレースは、地震源から
    放出された地震信号の、地中での放出に応答して前記地
    下層から送り返された地震信号であり、前記地震源によ
    って引き起こされたものではない地震イベントのみを選
    択するように、いくつかの地震トレース上で禁止基準が
    使用されることを特徴とする、請求項1から8のいずれ
    か1項に記載の、地下層における地震イベントを検出し
    自動的に分類する方法。
  10. 【請求項10】 地下層に結合された地震受信機(R
    k)によって検出された地震信号に対応する記録された
    地震トレース上で検出されたイベントを、該イベント
    が、純粋に微震によるものであるか、それとも何らかの
    理由で、外部環境あるいは地層開発活動または監視活動
    に関する人為的な原因に依存するものであるかに応じ
    て、様々な基準に従って自動的に分類し、分析のための
    地震トレースの有意の部分を選択するためのデータ処理
    装置において、 検出間隔(Pld)中の少なくとも1つの記録された地
    震トレース上で、少なくとも1つの基準に従って、所定
    の選択関数(E、A)に対する所与のしきい値(Sd)
    を超えた地震信号を検出する手段と、 少なくとも前記地震トレース上で、検出間隔(Pld)
    のいずれかの側と重なり合うグローバル記録間隔(Pl
    e)を選択する手段と、 該グローバル記録間隔(Ple)内で検出された前記地
    震信号が、純粋に微震イベントに対応するものである
    か、それともある程度人為的な原因に関係するものであ
    るかに応じて、前記グローバル記録間隔(Ple)の前
    記地震信号を所定の分類ラベルと共に記憶する手段とを
    有することを特徴とするデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記地下層に結合された複数の地震受
    信機(Rk)と、前記様々な地震受信機によって検出さ
    れた地震信号を記録するための表面収集装置(6)と、
    地下層に結合された地震受信機によって検出された地震
    信号に対応する記録された地震トレース上で検出された
    イベントを、そのイベントが、純粋に微震によるもので
    あるか、それとも何らかの理由で、外部環境あるいは地
    層開発活動または監視活動に関する人為的な原因に依存
    するものであるかに応じて、様々な基準に従って自動的
    に分類し、分析のための地震トレースの有意の部分を選
    択するように、記録された地震信号を処理する装置
    (7)とを有する、地下層の地震監視を行うための装置
    において、 検出間隔(Pld)中の少なくとも1つの記録された地
    震トレース上で、少なくとも1つの基準に従って、所定
    の選択関数(E、A)に対する所与のしきい値(Sd)
    を超えた地震信号を検出する手段と、 少なくとも前記地震トレース上で、検出間隔(Pld)
    のいずれかの側と重なり合うグローバル記録間隔(Pl
    e)を選択する手段と、 該グローバル記録間隔(Ple)内で検出された前記地
    震信号が、純粋に微震イベントに対応するものである
    か、それともある程度人為的な原因に関係するものであ
    るかに応じて、前記グローバル記録間隔(Ple)の前
    記地震信号を所定の分類ラベルと共に記憶する手段とを
    有することを特徴とする、地下層の地震監視を行うため
    の装置。
  12. 【請求項12】 前記地震受信機は、地層を通じて少な
    くとも1つの坑井の中に分散された、ハンドロホンまた
    はジオホンまたは加速度計であることを特徴とする、請
    求項10に記載のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記地震受信機は、液体またはセメン
    ト、機械的な結合手段または磁化によって地層に結合し
    ていることを特徴とする、請求項11に記載の地下層の
    地震監視を行うための装置。
  14. 【請求項14】 前記地震受信機と記録装置である表面
    収集装置(6)とを接続する少なくとも1つの伝送ケー
    ブルを有することを特徴とする、請求項11または請求
    項13に記載の地下層の地震監視を行うための装置。
  15. 【請求項15】 光ファイバに基づく技術を使用するデ
    ータ受信および/または送信手段を有することを特徴と
    する、請求項11から請求項14の何れか1項に記載の
    装置。
  16. 【請求項16】 前記地震源によって引き起こされたも
    のではない地震イベントのみを選択するか、または記録
    装置である表面収集装置(6)の飽和を防止するよう
    に、いくつかの記録された地震トレースを禁止する手段
    を有することを特徴とする、請求項10から請求項15
    の何れか1項に記載の装置。
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