JP2003179648A - 通信中継装置、通信中継方法、および、プログラム - Google Patents

通信中継装置、通信中継方法、および、プログラム

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JP2003179648A
JP2003179648A JP2001377800A JP2001377800A JP2003179648A JP 2003179648 A JP2003179648 A JP 2003179648A JP 2001377800 A JP2001377800 A JP 2001377800A JP 2001377800 A JP2001377800 A JP 2001377800A JP 2003179648 A JP2003179648 A JP 2003179648A
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Tetsuo Takakura
鉄夫 高倉
Masaomi Sato
正臣 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットに代表されるネットワークの
持つ相互接続や相互利用の理念を通信端末レベルにまで
拡大し、ネットワーク接続の自由度を高めて通信能力の
効率的利用を図ることを可能にする、通信中継装置等を
提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる通信中継装置100は、
複数の通信端末を所定のネットワークに接続するもので
あって、複数の通信端末に設定された複数レベルの中継
権限を識別するための権限情報と、これら通信端末から
提示された情報とに基づいて、当該通信端末に設定され
た中継権限を特定する中継権限特定部132を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信端末を
所定のネットワークに接続するための、通信中継装置、
通信中継方法、および、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット接続サービスの低
価格化や広幅化に伴い、いわゆる常時接続サービスが急
激に普及してきている。この常時接続サービスにおい
て、通信者は、自己の通信端末をインターネットに恒常
的に接続して、任意のタイミングでインターネットを利
用することができる。
【0003】このような常時接続サービスの普及は、実
質的に、インターネットへの接続点を急激に増加させる
ことになる。すなわち、各企業、各家庭、公共施設、道
路等、あらゆる場所において何らかの通信端末がインタ
ーネットへ接続されており、通信者にとっては、あらゆ
る場所において自己の通信端末等をインターネットへ接
続することが可能になることが想定される。このような
状況は、相互接続や相互利用というインターネットの基
本コンセプトに合致しており、今後、益々進展するもの
と考えられる。
【0004】また、近年では、無線通信環境が普及して
きている。具体的には、無線LAN(Local Area Network)
や、Bluetoothの如き無線通信技術が様々な通信端末に
導入されつつあり、通信端末同士や、通信端末と通信中
継装置との遠隔通信が可能になっている。このような通
信環境下では、ルータ等の通信中継装置を1台のみイン
ターネットに有線接続し、この通信中継装置に対して通
信端末から無線通信を行い、無線中継装置の中継によっ
てインターネットにアクセスすることも可能になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
インターネットの接続環境は、各通信端末や通信中継装
置の通信者以外の第三者が利用できないようにアクセス
制限等が施されており、実質的には通信者毎の閉鎖的な
領域として構築されていた。例えば、通信者U1が通信
中継装置R1と通信端末TU1とを持っており、そのう
ちの通信中継装置R1のみをインターネットに有線接続
している場合、通信端末TU1から通信中継装置R1に
無線通信を行ってインターネットにアクセスすることは
可能であった。しかし、通信者U1と異なる他の通信者
U2が通信端末TU2を持っていてインターネットにア
クセスしたい場合であっても、この通信者U2が通信中
継装置を持っていなかったり、自己の通信端末TU2が
インターネット接続機能を備えていない場合には、イン
ターネット通信を行うことができなかった。したがっ
て、通信者U1の通信中継装置R1の通信能力に余力が
ある場合であっても、この余力を通信者U2が利用する
機会が失われており、通信網全体としては相当量の通信
能力が使用されずに放置されていた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、インターネットに代表されるネットワークの持つ相
互接続や相互利用の理念を通信端末レベルにまで拡大
し、ネットワーク接続の自由度を高めて通信能力の効率
的利用を図ることを可能にする、通信中継装置、通信中
継方法、および、プログラムを提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の通信中継装置は、複数の通信
端末を所定のネットワークに接続する通信中継装置であ
って、上記複数の通信端末に設定された複数レベルの中
継権限を識別するための権限情報と、上記通信端末から
提示された情報とに基づいて、当該通信端末に設定され
た上記中継権限を特定する中継権限特定手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0008】この装置によれば、複数の通信端末を所定
のネットワークに接続する場合において、通信端末が有
する中継権限が特定される。したがって、この特定結果
に応じて中継可否や課金有無を決定することができ、異
なる中継権限を有する様々の通信端末を様々な形態でネ
ットワークに接続することができる。このため、例え
ば、通信中継装置の所有者以外の第三者の通信端末を有
償でネットワークに接続する等、インターネットに代表
されるネットワークの持つ相互接続や相互利用の理念を
通信端末レベルにまで拡大し、ネットワーク接続の自由
度を高めて通信能力の効率的利用を図ることができる。
【0009】また、請求項2に記載の通信中継装置は、
請求項1に記載の通信中継装置において、上記権限情報
を、上記ネットワークに接続された所定の権限情報提供
装置から取得する権限情報取得手段を備えることを特徴
とする。
【0010】これは権限情報の取得形態の一例を一層具
体的に示すものであり、この装置によれば、権限情報が
所定の権限情報提供装置からネットワークを介して取得
される。したがって、通信中継装置が様々な地域に多数
存在するような場合においても、権限情報を権限情報提
供装置に集中的に設定し、必要に応じて通信中継装置に
ダウンロードして利用することができ、権限情報の管理
を迅速的かつ効率的に行なうことができる。
【0011】また、請求項3に記載の通信中継装置は、
請求項1または2に記載の通信中継装置において、上記
中継権限特定手段の特定結果に基づいて、上記通信端末
を上記ネットワークに接続するか否かを判断する認証手
段を備えることを特徴とする。
【0012】この装置によれば、通信端末の中継権限に
基づいて、通信端末をネットワークに接続するか否かが
判断される。したがって、ネットワーク接続の可否を中
継権限の内容で特定することができ、予め登録している
通信者にのみ接続を認める等、中継管理を容易かつ確実
に行なうことができる。
【0013】また、請求項4に記載の通信中継装置は、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信中継装置にお
いて、優先通信を行なう所定の中継権限が設定された通
信端末と上記ネットワークとの通信に障害を与え得る所
定の通信状態の到来を検知する障害検出手段と、上記障
害検出手段にて上記所定の通信状態の到来が検知された
場合に、上記障害を除去するための所定の処理を行う障
害除去手段とを備えることを特徴とする。
【0014】この装置によれば、優先通信を行なう所定
の中継権限を有する通信端末の通信に関して障害が発生
し得る場合には、障害を除去するための所定の処理が行
なわれる。したがって、特定の通信端末の通信を優先的
に維持することができ、例えば、通信中継装置の所有者
の通信を優先的に確保する等、通信障害管理を容易かつ
確実に行なうことができる。
【0015】また、請求項5に記載の通信中継装置は、
請求項4に記載の通信中継装置において、上記障害検出
手段は、当該通信中継装置におけるトラフィックの量が
所定量を超えた場合に、上記所定の通信状態が到来した
ものと判断することを特徴とする。
【0016】これは障害が発生し得る通信状態の到来有
無の判断の一例を一層具体的に示すものであり、この装
置によれば、通信中継装置におけるトラフィックの量が
所定量を超えた場合に、所定の通信状態が到来したもの
と判断される。
【0017】また、請求項6に記載の通信中継装置は、
請求項4または5に記載の通信中継装置において、上記
障害除去手段は、上記優先通信を行なう所定の中継権限
以外の中継権限が設定された通信端末と上記ネットワー
クとの通信のトラフィックを、他の通信のトラフィック
に優先して低減させるための所定の処理を行なうことを
特徴とする。
【0018】これは障害除去の一例を一層具体的に示す
ものであり、この装置によれば、優先通信を行なう所定
の中継権限以外の中継権限が設定された通信端末の通信
のトラフィックが優先的に低減される。したがって、優
先通信を行なう中継権限が設定された通信端末の通信が
優先的に確保される。
【0019】また、請求項7に記載の通信中継装置は、
請求項1〜6のいずれか一つに記載の通信中継装置にお
いて、上記中継権限特定手段の特定結果に基づいて、上
記通信端末と上記ネットワークとの間における中継料金
を課金するための所定の処理を行う課金手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0020】この装置によれば、中継権限に基づいて、
中継料金を課金するための所定の処理が行なわれるの
で、例えば、優先度の高い中継権限が設定されている通
信端末の中継料金を高額に設定したり、逆に、優先度の
低い中継権限が設定されている通信端末の中継料金を高
額に設定すること等ができ、中継環境に対する対価を取
得することができる。
【0021】また、本発明は通信中継方法に関するもの
であり、請求項8に記載の通信中継方法は、複数の通信
端末を所定のネットワークに接続する通信中継方法であ
って、上記複数の通信端末に設定された複数レベルの中
継権限を識別するための権限情報と、上記通信端末から
提示された情報とに基づいて、当該通信端末に設定され
た上記中継権限を特定する中継権限特定手順を備えるこ
とを特徴とする。
【0022】この方法によれば、複数の通信端末を所定
のネットワークに接続する場合において、通信端末が有
する中継権限が特定される。したがって、この特定結果
に応じて中継可否や課金有無を決定することができ、異
なる中継権限を有する様々の通信端末を様々な形態でネ
ットワークに接続することができる。このため、例え
ば、通信中継装置の所有者以外の第三者の通信端末を有
償でネットワークに接続する等、インターネットに代表
されるネットワークの持つ相互接続や相互利用の理念を
通信端末レベルにまで拡大し、ネットワーク接続の自由
度を高めて通信能力の効率的利用を図ることができる。
【0023】また、請求項9に記載の通信中継方法は、
請求項8に記載の通信中継方法において、上記権限情報
を、上記ネットワークに接続された所定の権限情報提供
装置から取得する権限情報取得手順を備えることを特徴
とする。
【0024】これは権限情報の取得形態の一例を一層具
体的に示すものであり、この方法によれば、権限情報が
所定の権限情報提供装置からネットワークを介して取得
される。したがって、通信中継装置が様々な地域に多数
存在するような場合においても、権限情報を権限情報提
供装置に集中的に設定し、必要に応じて通信中継装置に
ダウンロードして利用することができ、権限情報の管理
を迅速的かつ効率的に行なうことができる。
【0025】また、請求項10に記載の通信中継方法
は、請求項8または9に記載の通信中継方法において、
上記中継権限特定手順における特定結果に基づいて、上
記通信端末を上記ネットワークに接続するか否かを判断
する認証手順を備えることを特徴とする。
【0026】この方法によれば、通信端末の中継権限に
基づいて、通信端末をネットワークに接続するか否かが
判断される。したがって、ネットワーク接続の可否を中
継権限の内容で特定することができ、予め登録している
通信者にのみ接続を認める等、中継管理を容易かつ確実
に行なうことができる。
【0027】また、請求項11に記載の通信中継方法
は、請求項8〜10のいずれか一つに記載の通信中継方
法において、優先通信を行なう所定の中継権限が設定さ
れた通信端末と上記ネットワークとの通信に障害を与え
得る所定の通信状態の到来を検知する障害検出手順と、
上記障害検出手順において上記所定の通信状態の到来が
検知された場合に、上記障害を除去するための所定の処
理を行う障害除去手順とを備えることを特徴とする。
【0028】この方法によれば、優先通信を行なう所定
の中継権限を有する通信端末の通信に関して障害が発生
し得る場合には、障害を除去するための所定の処理が行
なわれる。したがって、特定の通信端末の通信を優先的
に維持することができ、例えば、通信中継装置の所有者
の通信を優先的に確保する等、通信障害管理を容易かつ
確実に行なうことができる。
【0029】また、請求項12に記載の通信中継方法
は、請求項11に記載の通信中継方法において、上記障
害検出手順は、当該通信中継装置におけるトラフィック
の量が所定量を超えた場合に、上記所定の通信状態が到
来したものと判断することを特徴とする。
【0030】これは障害が発生し得る通信状態の到来有
無の判断の一例を一層具体的に示すものであり、この方
法によれば、通信中継装置におけるトラフィックの量が
所定量を超えた場合に、所定の通信状態が到来したもの
と判断される。
【0031】また、請求項13に記載の通信中継方法
は、請求項11または12に記載の通信中継方法におい
て、上記障害除去手順は、上記優先通信を行なう所定の
中継権限以外の中継権限が設定された通信端末と上記ネ
ットワークとの通信のトラフィックを、他の通信のトラ
フィックに優先して低減させるための所定の処理を行な
うことを特徴とする。
【0032】これは障害除去の一例を一層具体的に示す
ものであり、この方法によれば、優先通信を行なう所定
の中継権限以外の中継権限が設定された通信端末の通信
のトラフィックが優先的に低減される。したがって、優
先通信を行なう中継権限が設定された通信端末の通信が
優先的に確保される。
【0033】また、請求項14に記載の通信中継方法
は、請求項8〜13のいずれか一つに記載の通信中継方
法において、上記中継権限特定手順における特定結果に
基づいて、上記通信端末と上記ネットワークとの間にお
ける中継料金を課金するための所定の処理を行う課金手
順を備えることを特徴とする。
【0034】この方法によれば、中継権限に基づいて、
中継料金を課金するための所定の処理が行なわれるの
で、例えば、優先度の高い中継権限が設定されている通
信端末の中継料金を高額に設定したり、逆に、優先度の
低い中継権限が設定されている通信端末の中継料金を高
額に設定すること等ができ、中継環境に対する対価を取
得することができる。
【0035】また、本発明はプログラムに関するもので
あり、請求項15に記載のプログラムは、請求項8〜1
4のいずれか一つに記載された通信中継方法をコンピュ
ータに実行させることを特徴とする。
【0036】このプログラムによれば、当該プログラム
をルータ等の情報処理装置にインストール等して実行す
ることにより、請求項8〜14のいずれか一つに記載さ
れた通信中継方法をコンピュータを利用して実現するこ
とができ、これら各方法と同様の効果を得ることができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる通信中継
装置、通信中継方法、および、プログラムの実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形
態によりこの発明が限定されるものではない。
【0038】〔全体概要〕まず、本発明にかかる通信中
継装置を用いた通信システムの全体概要について説明
し、その後、通信中継装置の構成および処理等について
詳細に説明する。図1はこの実施形態にかかる通信中継
装置を用いた通信システムの構成図である。この図1に
おいて、本システムは、通信者U1の通信端末としての
パーソナルコンピュータ(以下、PC)200と、この
PC200をインターネットに接続する通信中継装置1
00と、通信者U2の通信端末としてのPC200と、
このPC200をインターネットに接続する通信中継装
置100と、通信者U3の通信端末としてのPDA(Per
sonal Digital Assistant)300と、後述する権限情報
を提供するための権限情報提供装置としての権限情報提
供サーバ400と、を備えて構成されている。なお、必
要に応じて、通信中継装置100を介してインターネッ
ト500に接続され得る通信端末を、PC200やPD
A300を含めて単に「通信端末」と総称する。
【0039】このように構成される本システムは、下記
のような基本的特徴を有する。まず、通信者U1、U2
は自宅において、PC200を通信中継装置100を介
してインターネット500に接続することができる。こ
の接続形態は任意であり、ダイヤルアップによる逐次的
な接続であってもよいが、ここでは、常時接続による恒
久的な接続を行うものとする。
【0040】また、通信者U3は、PDA300をイン
ターネット500へ接続したい場合、この接続を通信者
U1や通信者U2の自宅の通信中継装置100を介して
行うことができる。例えば、通信者U3がPDA300
を操作してインターネット500への接続要求を行なう
と、その周囲に存在する通信中継装置100であって、
接続可能な通信中継装置100を介してインターネット
500への接続が行なわれる。すなわち、通信者U3
は、自己とは直接的に関連のない通信者U1、U2の通
信中継装置100の中継能力を利用して通信を行なうこ
とができる。例えば、通信者U3は、住宅街を歩きなが
ら、見知らぬ家庭に配置された通信中継装置100を介
してWebページを閲覧等することができる。このよう
な通信中継装置100による中継を行なうことで、イン
ターネット500に代表されるネットワークの持つ相互
接続や相互利用の理念を通信端末レベルにまで拡大し、
ネットワーク接続の自由度を高めることができる。
【0041】ここで、通信中継装置100を、全く任意
の通信端末からの通信を中継するように構成してもよい
が、本実施の形態においては、予め許可された通信端末
からの通信のみを中継する。このため、中継可否等を判
断するための基準として、各通信端末毎に異なるレベル
の中継権限(通信権限)を設定する。本実施の形態にお
いては、第1の中継権限および第2の中継権限の2つの
レベルの中継権限を設定する。
【0042】このうち、第1の中継権限は、最も通信優
先度の高い中継権限であり、例えば、当該通信中継装置
100の所有者の通信端末(本実施の形態では、通信中
継装置100の通信者U1、U2のPC200)に設定
される。また、第2の中継権限は、第1の中継権限より
も通信優先度の低い中継権限であり、例えば、当該通信
中継装置100の所有者以外の通信者の通信端末(本実
施の形態では、通信者U3のPDA300)に設定され
る。そして、通信中継装置100は、いずれかの通信端
末から通信要求があった場合、当該通信端末の中継権限
を特定し、第1の中継権限または第2の中継権限のいず
れかが設定されている通信端末に関してのみ、通信中継
を行なう。
【0043】このような権限を特定するための情報(権
限情報)は、本実施の形態に係る通信システム全体の管
理者等によって権限情報提供サーバ400に格納され、
必要に応じて各通信中継装置100にダウンロードされ
る。
【0044】また、通信中継装置100は、通信中継を
行なっている場合、当該通信中継装置100を用いて行
なわれるトラフィックが許容量を超過しそうな時には、
中継権限の高い通信端末の中継を優先する一方で、中継
権限の低い通信端末のトラフィックを低減させる。
【0045】また、通信中継装置100は、通信中継を
行なった場合、通信を行なっている通信端末の中継権限
に応じて課金を行なう。この課金対象になる通信端末に
ついては任意であるが、本実施の形態においては、第2
の中継権限が設定された通信端末に対してのみ課金を行
なうものとする。
【0046】〔システム構成−通信中継装置100〕次
に、このような通信中継を実現する本実施の形態の通信
システムの構成について説明する。まず、通信中継装置
100の構成について説明する。図2は、通信中継装置
100の要部構成を機能概念的に例示するブロック図で
ある。この図2において通信中継装置100は、機能概
念的に、格納部110、通信部120、および、制御部
130を備えて構成されており、これら各部は任意の通
信路を介して通信可能に接続されている。
【0047】このうち、格納部110は、当該通信中継
装置100の各種機能に必要になるプログラムおよびデ
ータ等を格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概
念的に、権限情報格納部111、ルーティング情報格納
部112、および、課金情報格納部113を備えて構成
されている。
【0048】この権限情報格納部111は、複数の通信
端末に設定された複数レベルの中継権限を識別するため
の情報(上述した権限情報)を格納する権限情報格納手
段である。この権限情報は、図3に例示するように、各
通信端末のIPアドレスと、各通信端末の中継権限を特
定するための情報(例えば、第1の中継権限と第2の中
継権限を特定するためのフラグ)とを相互に関連付けて
構成されている。
【0049】また、ルーティング情報格納部112は、
通信データの中継(ルーティング)を行なうために必要
な情報(ルーティング情報)を格納するルーティング情
報格納手段である。このルーティング情報は、図4に例
示するように、中継を行なう通信データのIPパケット
に含まれる送信先IPアドレスと、このIPパケットを
送信すべきルータを特定するための情報(例えば、当該
ルータのIPアドレス)とを相互に関連付けて構成され
る。
【0050】また、課金情報格納部113は、当該通信
端末とインターネット500との間における中継料金を
課金するための情報(課金情報)を格納する課金情報格
納手段である。この課金情報は、図5に例示するよう
に、通信端末のIPアドレスと、この通信端末の所有者
に課金すべき課金金額を特定するための情報(例えば、
中継されたIPパケットのパケット数の総数)とを相互
に関連付けて構成されている。
【0051】また、通信部120は、当該通信中継装置
100の通信インターフェースを構成する通信手段であ
る。この通信部120は、機能概念的に、PDA300
を含む各種の無線通信端末との間において無線通信を行
なう無線通信部121と、PC200を含む各種の有線
通信端末との間において有線通信を行なう有線通信部1
22と、インターネット500または当該インターネッ
ト500を介して通信を行なうためのルータ等の通信装
置に接続されるネットワーク接続部123とを備えて構
成されている。
【0052】また、制御部130は、当該通信中継装置
100の各種機能を実現するための制御手段であり、機
能概念的に、権限情報取得部131、中継権限特定部1
32、認証部133、通信処理部134、障害検出部1
35、障害除去部136、および、課金処理部137を
備えて構成されている。この制御部130は、例えば、
CPU(Central Processing Unit)として構成すること
ができ、格納部110に格納された本プログラムを図示
しない主記憶部等にロードして解釈実行することによ
り、各部の機能を実現することができる。
【0053】このうち、権限情報取得部131は、権限
情報を、インターネット500に接続された権限情報提
供サーバ400から取得する権限情報取得手段である。
【0054】また、中継権限特定部132は、上記権限
情報と、上記通信端末から提示された情報とに基づい
て、当該通信端末に設定された中継権限を特定する中継
権限特定手段である。
【0055】また、認証部133は、中継権限特定部1
32の特定結果に基づいて、通信端末を当該通信中継装
置100を介してインターネット500に接続するか否
かを判断する認証手段である。
【0056】また、通信処理部134は、所定の通信プ
ロトコル(例えば、TCP/IP)に従って、ルータと
同様に、PC200やPDA300を含む通信端末とイ
ンターネット500との間の通信中継を行なう通信処理
手段である。
【0057】また、障害検出部135は、優先通信を行
なう所定の中継権限が設定された通信端末とインターネ
ット500との通信に障害を与え得る所定の通信状態の
到来を検知する障害検出手段である。
【0058】また、障害除去部136は、障害検出部1
35にて所定の通信状態の到来が検知された場合に、障
害を除去するための所定の処理を行う障害除去手段であ
る。
【0059】また、課金処理部137は、中継権限特定
部132にて、中継を行なっている通信端末が第2の中
継権限を有する通信端末であると判断された場合、当該
通信端末とインターネット500との間における中継料
金を課金するための所定の処理を行う課金手段である。
なお、これら各部によって行なわれる処理の詳細につい
ては、後述する。
【0060】〔システム構成−PC200〕次に、PC
200の構成について説明する。図6は、PC200の
要部構成を機能概念的に例示するブロック図である。こ
の図6においてPC200は、機能概念的に、RAM(R
andom Access Memory)210、HD(Hard Disk)22
0、入力装置230、出力装置240、入出力制御IF
250、通信制御IF260、および、制御部270、
を備えて構成されており、これら各部がバスを介してデ
ータ通信可能に接続されている。
【0061】このうち、RAM210は、PC200の
各部を制御するために必要になるプログラムおよびデー
タを揮発的に記憶する記憶手段である。また、HD22
0は、PC200の各部を制御するために必要になるプ
ログラムおよびデータを不揮発的に記憶する記憶手段で
ある。
【0062】また、入力装置230は、各種の情報をP
C200に対して入力する入力手段であり、例えば、入
力キー等にて構成されている。また、出力装置240
は、各種の情報を出力する出力手段であり、例えば、モ
ニタにて構成されている。
【0063】また、入出力制御IF250は、これら入
力装置230および出力装置240によるデータの入出
力を制御する。また、通信制御IF260は、PC20
0と通信中継装置100との間における通信制御を行
う。
【0064】また、制御部270は、PC200の各部
を制御する制御手段であり、機能概念的に、Webブラ
ウザ271を備えて構成されている。このWebブラウ
ザ271は、図示しないWebサーバとの間においてW
ebデータの送受信を行い、必要に応じてWebデータ
の解釈および表示制御等を行うWebデータ処理手段で
ある。
【0065】〔システム構成−PDA300〕次に、P
DA300の構成について説明する。ただし、このPD
A300は、特記する場合を除いて、上記したPC20
0と機能概念的に同様に構成することができ、上記PC
200の構成の説明文中における「PC200」の文字
を「PDA300」と置換することによって説明できる
ので、新たな説明を省略する。また、このPDA300
の各部の符号を、図6のPC200の符号の側方に括弧
を付して記する。なお、PDA300の通信制御IF3
60は、PDA300と通信中継装置100との間にお
ける無線通信を制御する通信制御手段であり、この通信
は、例えば、赤外線通信やBluetoothの如き技術を用い
て実現される。
【0066】〔システム構成−権限情報提供サーバ40
0〕次に、権限情報提供サーバ400の構成について説
明する。図7は、権限情報提供サーバ400の要部構成
を機能概念的に例示するブロック図である。この図7に
おいて権限情報提供サーバ400は、機能概念的に、格
納部410、通信部420、および、制御部430を備
えて構成されており、これら各部は任意の通信路を介し
て通信可能に接続されている。
【0067】このうち、格納部410は、当該権限情報
提供サーバ400の各種機能に必要になるプログラムお
よびデータ等を格納する格納手段(記憶手段)であり、
機能概念的に、権限情報格納部411を備えて構成され
ている。この権限情報格納部411は、通信中継装置1
00の権限情報格納部111と同様に、権限情報を格納
する権限情報格納手段である。
【0068】また、通信部420は、当該権限情報提供
サーバ400の通信インターフェースを構成する通信手
段である。この通信部420は、機能概念的に、インタ
ーネット500または当該インターネット500を介し
て通信を行なうためのルータ等の通信装置に接続される
ネットワーク接続部421を備えて構成されている。
【0069】また、制御部430は、当該権限情報提供
サーバ400の各種機能を実現するための制御手段であ
り、機能概念的に、通信中継装置100に権限情報を提
供するための権限情報提供部431を備えて構成されて
いる。この制御部430は、例えば、CPU(Central
Processing Unit)として構成することができ、格納部4
10に格納された本プログラムを図示しない主記憶部等
にロードして解釈実行することにより、各部の機能を実
現することができる。
【0070】〔処理の内容〕次に、このように構成され
た本システムを用いて行なわれる処理の内容について説
明する。ここでは、Webページを閲覧するためにイン
ターネット500へ接続する場合を例示して説明する
が、他の任意の目的にも本処理を同様に適用することが
できる。なお、処理の前提として、権限情報提供サーバ
400の格納部410の権限情報格納部411にはその
時点において最新の権限情報が格納されており、通信中
継装置100のルーティング情報格納部112にはルー
ティング情報が格納されているものとする。例えば、権
限情報は、通信システム全体の管理者等が任意のタイミ
ングで権限情報提供サーバ400に格納することができ
る。また、ルーティング情報は、一般のルータと同様
に、静的または動的に設定することができる。
【0071】〔処理の内容−権限情報取得処理〕この処
理において通信中継装置100は、概略的には、権限情
報取得処理によって権限情報取得処理(権限情報取得手
順)を実行した後、通信に関する処理を行なう。まず、
権限情報取得処理について説明する。この処理は、権限
情報取得部131の制御下において実行される。この処
理のフローチャートを図8に示す。この図8に示すよう
に、権限情報取得部131は、権限情報を取得すべき所
定タイミングの到来を監視する(SA−1)。そして、
このタイミングが到来した場合には、権限情報提供サー
バ400に対して権限情報提供要求を送信する(SA−
2)。この要求送信は、所定のIPアドレスを用いてネ
ットワーク接続部123を介して行なわれる。
【0072】一方、権限情報提供サーバ400の権限情
報提供部431は、通信中継装置100からの権限情報
提供要求の有無を監視しており、この要求をネットワー
ク接続部421を介して受信すると、権限情報格納部4
11に格納されているその時点の最新の権限情報を、ネ
ットワーク接続部421を介して通信中継装置100に
送信する。そして、通信中継装置100の権限情報取得
部131は、権限情報提供サーバ400から送信された
権限情報をネットワーク接続部123を介して受信する
と(SA−3)、この権限情報を用いて権限情報格納部
111の内容を更新する(SA−4)。これにて権限情
報取得処理が終了する。
【0073】〔処理の内容−通信全体の処理〕また、通
信中継装置100は、上記権限情報取得処理とは独立し
て、通信に関する具体的な処理を行なう。この処理のフ
ローチャートを図9に示す。この図9に示すように、通
信中継装置100の制御部130は、通信を行なう通信
端末の中継権限を特定する「中継権限特定処理(中継権
限特定手順)」を実行する(SB−1)。そして、特定
された中継権限に基づいて、接続可否を判断する「認証
処理(認証手順)」を実行する(SB−2)。
【0074】その後、接続が許可された場合には、「通
信処理(通信手順)」によって通信データの中継を行な
う(SB−3)。この中継時には「障害検出処理(障害
検出手順)」によって障害の有無を検出し(SB−
4)、障害が検出された場合には「障害除去処理(障害
除去手順)」によって障害を除去する(SB−5、SB
−6)。また、「通信処理」が行なわれる毎に、「課金
処理(課金手順)」によって課金を行なう(SB−
7)。以下、これら各処理の詳細について順次説明す
る。
【0075】〔処理の内容−中継権限特定処理〕まず、
中継権限特定処理について説明する。この処理は、中継
権限特定部132の制御下において実行される。この処
理のフローチャートを図10に示す。この図10に示す
ように、中継権限特定部132は、通信端末から送信さ
れた通信データ(ここでは、IPパケット)が、通信部
120に入力されたか否かを監視する(SC−1)。そ
して、通信データが入力された場合、このIPパケット
のヘッダ部に含まれる送信元のIPアドレスを取得する
(SC−2)。そして、このIPアドレスが、権限情報
格納部111に格納された各通信端末のIPアドレスと
一致するか否かを判断し(SC−3)、IPアドレスが
一致する場合には、IPパケットを送信した通信端末
(以下、当該通信端末)が中継権限を有するものと判断
し、当該IPアドレスに対応して権限情報格納部111
に格納されている中継権限を、当該通信端末の中継権限
として特定する(SC−4)。一方、IPアドレスが一
致しない場合には、当該通信端末が中継権限を有しない
ものと判断する。これにて中継権限特定処理が終了す
る。
【0076】〔処理の内容−認証処理〕次に、認証処理
について説明する。この処理は、認証部133の制御下
において実行される。この処理のフローチャートを図1
1に示す。この図11に示すように、認証部133は、
中継権限特定処理において特定された中継権限が、イン
ターネット500への接続を許可されるべき所定の中継
権限(以下、接続権限)に一致するか否かを判断する
(SD−1)。この接続権限の設定方法は任意であり、
例えば、第1の中継権限のみ、あるいは、第1の中継権
限および第2の中継権限を接続権限とすることができ
る。本実施の形態においては、第1の中継権限および第
2の中継権限を接続権限と設定しているものとする。し
たがって、上記中継権限特定処理において第1の中継権
限または第2の中継権限を有すると判断された場合にの
み接続を許可し、通信処理を起動する(SD−2)。一
方、上記中継権限特定処理において中継権限を有しない
と判断された場合には、中継権限を有しない旨を当該通
信端末に送信する(SD−3)。これにて認証処理が終
了する。
【0077】このような中継権限特定処理および認証処
理によれば、例えば、通信者U1、U2がPC200の
Webブラウザ271を介してWebページの閲覧要求
を行なった場合、この閲覧要求に対応したIPパケット
が通信制御IF260から有線通信部122に有線送信
される。そして、上記のような処理により、PC200
に第1の中継権限が設定されていると判断される。ある
いは、通信者U3がPDA300のWebブラウザ37
1を介してWebページの閲覧要求を行なった場合、こ
の閲覧要求に対応したIPパケットが通信制御IFから
無線通信部121に無線送信される。そして、上記のよ
うな処理により、PDA300に第2の中継権限が設定
されていると判断される。
【0078】〔処理の内容−通信処理〕次に、通信処理
について説明する。この処理は、通信処理部134の制
御下において実行される。この処理のフローチャートを
図12に示す。この図12に示すように、通信処理部1
34は、通信端末や他のルータから送信されたIPパケ
ットをルーティング情報格納部112に格納されたルー
ティング情報を参照して送信先のルータのIPアドレス
を特定する(SE−1)。そして、通信処理部134
は、IPパケットを、上記特定したIPアドレス宛に送
信する(SE−2)。なお、フローチャートによる図示
は省略するが、通信処理部134は、ルーティング情報
を動的更新する場合には、必要に応じて他のルータとの
間でルーティング情報を交換する。
【0079】このような通信処理では、例えば、通信者
U3がPDA300のWebブラウザ371を介してW
ebページの閲覧要求を行なった場合、この閲覧要求に
対応したIPパケットが、当該IPパケットのヘッダ部
に含まれる送信先に至る他のルータ等に送信される。ま
た、他のルータから送信されたWebデータ等のIPパ
ケットが、PDA300に送信される。
【0080】〔処理の内容−障害検出処理〕次に、障害
検出処理について説明する。この処理は、障害検出部1
35の制御下において実行される。この処理のフローチ
ャートを図13に示す。この図13に示すように、障害
検出部135は、障害検出を行なうべき所定タイミング
の到来を監視し(SF−1)、このタイミングが到来し
た場合には、当該通信中継装置100を介して行なわれ
る通信のトラフィックの量を算定する(SF−2)。そ
して、このトラフィックの量が所定量を超えているか否
かを判断する(SF−3)。なお、PC200とインタ
ーネット500の通信中継、および、PDA300とイ
ンターネット500との通信中継を同時に行なっている
場合には、これら各通信中継のトラフィックの総量が、
所定量を超えているか否かを判断する。
【0081】ここで、トラフィックの量が所定量を超え
ている場合には、所定の通信状態が到来したものと判断
し、この障害を除去するための障害除去処理を起動する
(SF−4)。一方、トラフィックの量が所定量を超え
ていない場合には、そのまま本処理を終了する。これに
て障害検出処理が終了する。
【0082】〔処理の内容−障害除去処理〕次に、障害
除去処理について説明する。この処理は、障害除去部1
36の制御下において実行される。この処理のフローチ
ャートを図14に示す。この図14に示すように、障害
除去部136は、第2の中継権限を有する通信端末とイ
ンターネット500との間におけるトラフィック、すな
わち、本実施の形態においてはPDA300およびネッ
トワークとの間におけるトラフィック、を低減させるた
めの輻輳制御を行なう(SG−1)。
【0083】例えば、障害除去部136は、PDA30
0からのIPパケットの受信を制限あるいは中止した
り、このIPパケットの送信レートを低下させる。この
時、障害除去部136は、第1の中継権限を有する通信
端末とインターネット500との間におけるトラフィッ
ク、すなわち、本実施の形態においてはPC200およ
びネットワークとの間におけるトラフィックは、送信レ
ートの低下等を行なうことなく優先的に維持する。その
後、障害除去部136は、トラフィックの量が所定量よ
り小さくなるまで輻輳制御を継続し、トラフィックの量
が所定量より小さくなった場合には、本処理を終了する
(SG−2)。
【0084】このような障害検出処理および障害除去処
理では、例えば、通信者U3がPDA300のWebブ
ラウザ371を介してWebページの閲覧を行なってお
り、また、通信者U1もPC200のWebブラウザ2
71を介してWebページの閲覧を行なっている場合に
おいて、トラフィックが過大になった場合には、PDA
300によるWebページの閲覧が遅くなる等する一方
で、PC200によるWebページの閲覧は優先的に行
なうことができる。
【0085】〔処理の内容−課金処理〕次に、課金処理
について説明する。この処理は、課金処理部137の制
御下において実行される。この処理のフローチャートを
図15に示す。この図15に示すように、課金処理部1
37は、図10の中継権限特定処理のステップSC−4
において取得した中継権限が、第2の中継権限である場
合には、中継料金を課金する必要があると判断し、通信
処理部134による通信データの中継が行なわれる毎
に、中継を行なった通信端末のIPアドレスと、中継を
行なったIPパケットの数とを課金情報格納部113に
格納する(SH−1、SH−2)。また、既にIPアド
レスが格納されている場合には、このIPアドレスに対
応して格納されているIPパケットの数を、中継したI
Pパケットの数に応じて増分する。一方、課金処理部1
37は、上記ステップSC−4において取得した中継権
限が、第1の中継権限である場合には、中継料金を課金
する必要がないと判断し、本処理を終了する。
【0086】その後、通信者U1は、この課金情報に基
づいて、通信者U3に対して直接的または間接的に中継
料金を請求することができる。例えば、課金処理部13
7は、定期的に課金情報を図示しない課金サーバに送信
する。この課金サーバには、IPアドレスと、請求先に
なる通信者U3の氏名および住所とが予め格納されてお
り、課金サーバは上記課金情報を定期的に集計して、I
Pパケットに基づいて算定される中継料金の請求書を通
信者U3の住所に発送する。また同様に、本システムの
管理者等は、通信者U1や通信者U3に対して、本シス
テムの利用料金を課金することができる。
【0087】〔他の実施の形態〕さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。
【0088】例えば、複数の通信中継装置100の中か
ら、通信者U3のPDA300の通信中継を行なう通信
中継装置100を1台のみ選択する必要がある場合に
は、PDA300と中継可能な通信中継装置100の中
から、PDA300との間の通信電波強度が最も高い通
信中継装置100を選択して中継を行なうようにしても
よい。また、通信者U3のPDA300が移動し、接続
を行なっている通信中継装置100を切替える必要があ
る場合には、上記通信電波強度を監視し、その時点で最
も通信電波強度が高い通信中継装置100に順次切替え
るようにしてもよい。
【0089】また、上記実施の形態においては、権限情
報を権限情報提供サーバ400から取得するものとして
説明したが、他の任意の方法で権限情報を設定すること
ができる。例えば、通信者U1、U2が手動にて所定方
法で設定することができる。また、通信端末と通信中継
装置100との間の通信データに関しては、暗号化を行
なうことにより、通信の秘密性を確保することができ
る。
【0090】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報については、特記する場合を除いて任意に
変更することができる。
【0091】また、図示した各装置の各構成要素は機能
概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成
されていることを要しない。例えば、通信中継装置10
0、PC200、PDA300が備える処理機能、特に
制御部130、270、370、430にて行なわれる
各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUお
よび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現
され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェ
アとして実現される。
【0092】また、プログラムは、コンピュータ読み取
り可能な記録媒体に格納することもでき、あるいは、通
信中継装置100、PC200、PDA300に対して
任意のネットワークを介して接続されたアプリケーショ
ンプログラムサーバに記録されてもよく、必要に応じて
その全部または一部をダウンロードすることも可能であ
る。あるいは、各制御部130、270、370、43
0の全部または任意の一部を、ワイヤードロジック等に
よるハードウェアとして実現することも可能である。
【0093】さらに、通信中継装置100の分散・統合
の具合的形態は図示のものに限られず、その全部または
一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的ま
たは物理的に分散・統合して構成することができる。例
えば、通信中継装置100の機能をPC200に統合す
ることも可能である。また、PC200やPDA300
の如き通信端末の具体的構成形態は任意であり、例え
ば、PHS(Personal Handy Phone System)の如き他の
形態による移動体通信端末や、ワークステーション、家
庭用ゲーム機、あるいは、インターネットTV等として
構成されてもよい。
【0094】〔ネットワーク〕また、通信中継装置10
0が中継を行なうネットワークとしては、上述したイン
ターネット500に限られず、任意のネットワークを利
用することができる。例えば、限定されたエリア内でL
AN、WANあるいはパソコン通信網を用いて、本シス
テムを構築することができる。また、その他にも、地上
波、CATV、CS、BS、あるいは、ブロードバンド
ネットワーク等を用いて、各種データを送受信すること
ができる。すなわち、ネットワークには、有線ネットワ
ークのみならず、これら無線・通信ネットワークを含め
ることができる。
【0095】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、M
O、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」や、各種コ
ンピュータシステムに内蔵されるROM、RAM、HD
等の任意の「固定用の物理媒体」、あるいは、LAN、
WAN、インターネットに代表されるネットワークを介
してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のよ
うに、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含む
ものとする。
【0096】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating System)に代表される
別個のプログラムと協働してその機能を達成するものを
も含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録
媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あ
るいは、読み取り後のインストール手順等については、
周知の構成や手順を用いることができる。
【0097】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、通信端末が有する中継権限に応じて中継可否や課金
有無を決定することができ、異なる中継権限を有する様
々の通信端末を様々な形態でネットワークに接続するこ
とができる。このため、例えば、通信中継装置の所有者
以外の第三者の通信端末を有償でネットワークに接続す
る等、インターネットに代表されるネットワークの持つ
相互接続や相互利用の理念を通信端末レベルにまで拡大
し、ネットワーク接続の自由度を高めて通信能力の効率
的利用を図ることができる。
【0098】また、本発明によれば、通信中継装置が様
々な地域に多数存在するような場合においても、権限情
報を権限情報提供装置に集中的に設定し、必要に応じて
通信中継装置にダウンロードして利用することができ、
権限情報の管理を迅速的かつ効率的に行なうことができ
る。
【0099】また、本発明によれば、ネットワーク接続
の可否を中継権限の内容で特定することができ、予め登
録している通信者にのみ接続を認める等、中継管理を容
易かつ確実に行なうことができる。
【0100】また、本発明によれば、優先通信を行なう
所定の中継権限を有する通信端末の通信に関して障害が
発生し得る場合には、障害を除去するための所定の処理
が行なわれる。したがって、特定の通信端末の通信を優
先的に維持することができ、例えば、通信中継装置の所
有者の通信を優先的に確保する等、通信障害管理を容易
かつ確実に行なうことができる。
【0101】また、本発明によれば、中継料金を課金す
るための所定の処理が行なわれるので、例えば、優先度
の高い中継権限が設定されている通信端末の中継料金を
高額に設定したり、逆に、優先度の低い中継権限が設定
されている通信端末の中継料金を高額に設定すること等
ができ、中継環境に対する対価を取得することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる通信中継装置を用い
た通信システムの構成図である。
【図2】通信中継装置の要部構成を機能概念的に例示す
るブロック図である。
【図3】権限情報の内容を例示する図である。
【図4】ルーティング情報の内容を例示する図である。
【図5】課金情報の内容を例示する図である。
【図6】PCの要部構成を機能概念的に例示するブロッ
ク図である。
【図7】権限情報提供サーバの要部構成を機能概念的に
例示するブロック図である。
【図8】権限情報取得処理のフローチャートである。
【図9】通信全体の処理のフローチャートである。
【図10】中継権限特定処理のフローチャートである。
【図11】認証処理のフローチャートである。
【図12】通信処理のフローチャートである。
【図13】障害検出処理のフローチャートである。
【図14】障害除去処理のフローチャートである。
【図15】課金処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信中継装置 110 格納部 111 権限情報格納部 112 ルーティング情報格納部 113 課金情報格納部 120 通信部 121 無線通信部 122 有線通信部 123 ネットワーク接続部 130 制御部 131 権限情報取得部 132 中継権限特定部 133 認証部 134 通信処理部 135 障害検出部 136 障害除去部 137 課金処理部 200 PC 300 PDA 210、310 RAM 220、320 HD 230、330 入力装置 240、340 出力装置 250、350 入出力制御IF 260、360 通信制御IF 270、370 制御部 271、371 Webブラウザ 400 権限情報提供サーバ 410 格納部 411 権限情報格納部 420 通信部 421 ネットワーク接続部 430 制御部 431 権限情報提供部 500 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA08 GA15 HB08 HC01 HD03 JT02 KA06 LB00 MB09 MC08 MD01 5K033 AA09 CB06 CB17 DA06 DB18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信端末を所定のネットワークに
    接続する通信中継装置であって、 上記複数の通信端末に設定された複数レベルの中継権限
    を識別するための権限情報と、上記通信端末から提示さ
    れた情報とに基づいて、当該通信端末に設定された上記
    中継権限を特定する中継権限特定手段、 を備えることを特徴とする通信中継装置。
  2. 【請求項2】 上記権限情報を、上記ネットワークに接
    続された所定の権限情報提供装置から取得する権限情報
    取得手段、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信中継装
    置。
  3. 【請求項3】 上記中継権限特定手段の特定結果に基づ
    いて、上記通信端末を上記ネットワークに接続するか否
    かを判断する認証手段、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通
    信中継装置。
  4. 【請求項4】 優先通信を行なう所定の中継権限が設定
    された通信端末と上記ネットワークとの通信に障害を与
    え得る所定の通信状態の到来を検知する障害検出手段
    と、 上記障害検出手段にて上記所定の通信状態の到来が検知
    された場合に、上記障害を除去するための所定の処理を
    行う障害除去手段と、 を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の通信中継装置。
  5. 【請求項5】 上記障害検出手段は、当該通信中継装置
    におけるトラフィックの量が所定量を超えた場合に、上
    記所定の通信状態が到来したものと判断すること、 を特徴とする請求項4に記載の通信中継装置。
  6. 【請求項6】 上記障害除去手段は、上記優先通信を行
    なう所定の中継権限以外の中継権限が設定された通信端
    末と上記ネットワークとの通信のトラフィックを、他の
    通信のトラフィックに優先して低減させるための所定の
    処理を行なうこと、 を特徴とする請求項4または5に記載の通信中継装置。
  7. 【請求項7】 上記中継権限特定手段の特定結果に基づ
    いて、上記通信端末と上記ネットワークとの間における
    中継料金を課金するための所定の処理を行う課金手段、 を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つ
    に記載の通信中継装置。
  8. 【請求項8】 複数の通信端末を所定のネットワークに
    接続する通信中継方法であって、 上記複数の通信端末に設定された複数レベルの中継権限
    を識別するための権限情報と、上記通信端末から提示さ
    れた情報とに基づいて、当該通信端末に設定された上記
    中継権限を特定する中継権限特定手順、 を備えることを特徴とする通信中継方法。
  9. 【請求項9】 上記権限情報を、上記ネットワークに接
    続された所定の権限情報提供装置から取得する権限情報
    取得手順、 を備えることを特徴とする請求項8に記載の通信中継方
    法。
  10. 【請求項10】 上記中継権限特定手順における特定結
    果に基づいて、上記通信端末を上記ネットワークに接続
    するか否かを判断する認証手順、 を備えることを特徴とする請求項8または9に記載の通
    信中継方法。
  11. 【請求項11】 優先通信を行なう所定の中継権限が設
    定された通信端末と上記ネットワークとの通信に障害を
    与え得る所定の通信状態の到来を検知する障害検出手順
    と、 上記障害検出手順において上記所定の通信状態の到来が
    検知された場合に、上記障害を除去するための所定の処
    理を行う障害除去手順と、 を備えることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一
    つに記載の通信中継方法。
  12. 【請求項12】 上記障害検出手順は、当該通信中継装
    置におけるトラフィックの量が所定量を超えた場合に、
    上記所定の通信状態が到来したものと判断すること、 を特徴とする請求項11に記載の通信中継方法。
  13. 【請求項13】 上記障害除去手順は、上記優先通信を
    行なう所定の中継権限以外の中継権限が設定された通信
    端末と上記ネットワークとの通信のトラフィックを、他
    の通信のトラフィックに優先して低減させるための所定
    の処理を行なうこと、 を特徴とする請求項11または12に記載の通信中継方
    法。
  14. 【請求項14】 上記中継権限特定手順における特定結
    果に基づいて、上記通信端末と上記ネットワークとの間
    における中継料金を課金するための所定の処理を行う課
    金手順、 を備えることを特徴とする請求項8〜13のいずれか一
    つに記載の通信中継方法。
  15. 【請求項15】 上記請求項8〜14のいずれか一つに
    記載された通信中継方法をコンピュータに実行させるこ
    とを特徴とするプログラム。
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