JP2003179544A - データ通信システムと基地局及び携帯端末装置 - Google Patents

データ通信システムと基地局及び携帯端末装置

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JP2003179544A
JP2003179544A JP2001378146A JP2001378146A JP2003179544A JP 2003179544 A JP2003179544 A JP 2003179544A JP 2001378146 A JP2001378146 A JP 2001378146A JP 2001378146 A JP2001378146 A JP 2001378146A JP 2003179544 A JP2003179544 A JP 2003179544A
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measurement
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terminal device
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JP2001378146A
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Masahisa Ikeda
真久 池田
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺基地局の受信レベルを精度良く測定し、
この測定結果に基づき、基地局との間のデータ受信を高
能率に行うことが可能なデータ通信システムと、それを
構成する基地局及び携帯端末装置を提供する。 【解決手段】 携帯端末装置100が、周辺基地局から
の受信レベルを所定の回数繰り返し測定する場合に、携
帯端末装置100は、格納エリア50に設定された所定
の測定間隔が経過したことをタイマ60により検出した
時点で、基地局装置10に対して、測定を実行するため
に要する時間を通知し、基地局装置10からのデータ送
信を前記時間だけ停止するよう要求することにより、デ
ータ伝送を停止した状態で周辺基地局からの受信レベル
の測定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末装置にお
ける周辺基地局の受信レベル測定結果に基づいてデータ
送受信を行うデータ通信システムとそれを構成する基地
局及び携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の普及により、携帯電話をデ
ータ端末として利用する割合が増加する傾向にある。し
かし、現在の「デジタル方式自動車電話システム 標準
規格RCR STD−27」にて規定されるPDC方式
携帯端末装置においては、回線交換及びシングルパケッ
ト(1スロットパケット)によるパケット通信方式を用
いてデータ伝送を行う場合、データ伝送速度が遅いこと
により、伝送速度の一層の向上が望まれる。
【0003】この問題に対する対策として、「デジタル
方式自動車電話システム 標準規格RCRSTD−2
7」にてパケット通信方式における高速伝送として、
2、3スロット同時に送受信を行うことで、シングルパ
ケットの2,3倍の伝送速度を使用することが可能とさ
れる。しかし、高速伝送の場合、回線交換、及びシング
ルパケット時、1サブフレーム上に必ず存在したアイド
ルスロットが存在しないため、携帯端末装置自体が受信
する必要のないスロットを検出して周辺レベル測定を行
うこととなる。
【0004】例えば、特開平11−41646(先行例
1)には、通信すべきユーザデータが連続的に存在する
場合であっても、データ通信中に周辺基地局の受信レベ
ルのモニタを行う技術が開示されている。先行例1にお
いて、基地局装置から送信されるユーザデータON/O
FF情報を、移動局装置で検出し、ユーザデータがOF
Fの場合は、受信周波数を周辺基地局の周波数に切り替
え、周辺基地局の受信レベルをモニタし、これを基地局
装置に送信するようにするものである。
【0005】また、従来の携帯端末装置では、フェージ
ングの影響を考慮して周辺基地局の受信レベル測定に対
し一定間隔を空けて複数回同一波を検出して平均をとる
ことで精度の高いレベル検出を行う方式を採っている。
例えば、特開平08−149550(先行例2)には、
待ち受け中制御チャネルのフェージングピッチを検出
し、その検出したフェージングピッチが所定値以下で
は、所定値以上の場合よりも上記受信レベルの測定周期
を長くし、ゾーン移行判定周期を長くする技術が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】PDC方式の携帯端末
装置においては、パケット通信を行う際、2スロット、
及び3スロット同時に送受信を行うことで、シングルス
ロットより高速なデータ送受信が可能であるが、先行例
1のような従来の携帯端末装置では、自携帯端末装置に
対して3スロットの送受信が連続して発生すると、周辺
レベル測定専用の無線機を別途設けて使用しない限り、
周辺レベル測定が行えずシングルパケットと比較して効
率的なゾーン移行が行えない状況が発生するという問題
がある。
【0007】また、先行例2のような従来の携帯端末装
置では、周辺レベル測定において、フェージングの影響
を考慮して一定間隔を空けて複数回同一波を検出して平
均をとるレベル検出方式では、周辺基地局の受信レベル
検出完了から次回の周辺基地局の受信レベル検出開始ま
での間に、周辺基地局の受信レベル検出もデータ受信も
行われない無通信状態が存在するという問題が生ずる。
【0008】本発明の目的は、上記のような問題を解消
し、周辺基地局の受信レベルを精度良く測定し、この測
定結果に基づき、基地局との間のデータ受信を高能率に
行うことが可能な周辺基地局の受信レベル測定方法を用
いたデータ通信システムと、それを構成する基地局及び
携帯端末装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明によるデータ通信システムは、携帯端末装置
が、周辺基地局からの受信レベルの測定を開始してか
ら、予め定められた期間が経過しても、前記測定を完了
していない場合に、携帯端末装置は、測定を完了させる
ために要する時間だけデータ送信を停止するよう基地局
装置に要求することにより、データ伝送を停止した状態
で周辺基地局からの受信レベルの測定を行うするもので
ある。
【0010】また、携帯端末装置が、周辺基地局からの
受信レベルを、予め定められた回数繰り返し測定する場
合において、携帯端末装置は、予め定められた測定間隔
が経過した時点で、基地局装置に対して、測定を実行す
るために要する時間だけデータ送信を停止するよう基地
局装置に要求することにより、データ伝送を停止した状
態で周辺基地局からの受信レベルの測定を行うものであ
る。
【0011】本発明による基地局装置は、携帯端末装置
から、周辺基地局からの受信レベルの測定を実行するに
要する時間だけ基地局装置からのデータ送信を停止する
よう要求された場合に、要求を発した携帯端末装置に対
するデータ送信を前記時間の間だけ停止するものであ
る。
【0012】本発明による携帯端末装置は、周辺基地局
からの受信レベルの測定を開始してから、予め定められ
た期間が経過しても、前記測定を完了していない場合
に、測定を完了させるために要する時間だけデータ送信
を停止するよう基地局装置に要求することにより、デー
タ伝送を停止した状態で周辺基地局からの受信レベルの
測定を行うものである。
【0013】また、周辺基地局からの受信レベルを所定
の回数繰り返し測定して受信レベルを判定する携帯端末
装置であって、予め定められた測定間隔が経過した時点
で、基地局装置に対して、次の測定を実行するために要
する時間だけデータ送信を停止するよう基地局装置に要
求することにより、データ伝送を停止した状態で周辺基
地局からの受信レベルの測定を行うものである。
【0014】また、測定間隔タイマーと周辺検出未完了
タイマと繰返し数カウンタを有し、測定間隔タイマー
は、周辺基地局からの受信レベルを予め定められた回数
繰り返し測定する場合の測定間隔を計時し、周辺検出未
完了タイマは、周辺基地局からの受信レベルの測定を開
始してから、初回の測定を完了すべき期限を計時し、繰
返し数カウンタは、測定の繰り返し回数を計数し、周辺
検出未完了タイマがタイムアウトした場合、および、周
辺検出未完了タイマのタイムアウト発生後に測定間隔タ
イマーがタイムアウトした場合には、測定を完了させる
ために要する時間だけデータ送信を停止するよう基地局
装置に要求したのち、受信レベルの測定を実行し、繰返
し数カウンタが、予め定められた回数になった時点で測
定結果を格納して測定を終了し、繰返し数カウンタを初
期化したのち周辺検出未完了タイマを再起動するもので
ある。
【0015】また、前記周辺検出未完了タイマ起動中に
おいては、受信データの受信及び周辺基地局受信レベル
測定を並行して起動しておき、受信データが自携帯端末
装置のデータである場合には受信データの受信を行い、
それ以外の場合には周辺基地局受信レベル測定を行うも
のである。
【0016】また、前記測定間隔タイマーは、全周辺基
地局に対する受信レベル測定が完了した時点で、前記繰
返し数カウンタが予め定められた回数に満たない場合に
初期化して起動され、前記測定間隔タイマー起動中にお
いては、受信データの受信のみを行い、周辺基地局受信
レベル測定は行わないものである。
【0017】また、前記周辺検出未完了タイマがタイム
アウトする以前に、前記測定間隔タイマーが起動されタ
イムアウトした場合には、基地局装置にデータ送信停止
要求を送信せず、受信データの受信及び周辺基地局受信
レベル測定を並行して起動しておくものである。
【0018】また、前記周辺検出未完了タイマがタイム
アウトしたのち、前記測定間隔タイマーがタイムアウト
した場合には、全周辺基地局に対する受信レベル測定に
必要な時間の間、データ送信を停止するよう基地局装置
に要求するものである。
【0019】また、前記周辺検出未完了タイマがタイム
アウトし、かつ前記測定間隔タイマーが起動されていな
い場合には、全周辺基地局の内、受信レベル測定がすで
に完了している局数を除いて、測定未了の局数のみの受
信レベル測定に必要な時間の間、データ送信を停止する
よう基地局装置に要求するものである。
【0020】
【作用】本発明は、PDC方式携帯端末装置において、
パケット通信を行う際、2スロット、及び3スロット同
時に送受信を行うことで、シングルスロットより高速な
データ送受信を可能とし、3スロット連続での受信状態
でも、周辺基地局受信レベル検出を優先とするデータ受
信を行うことにより、周辺基地局から送信される信号の
受信レベルの測定を可能とし、データ受信と周辺基地局
受信レベル検出の両者を効率的に処理するものである。
【0021】また、フェージングの影響に対しても精度
の高い周辺基地局受信レベル検出を可能とするために、
周辺基地局受信レベル測定に対し一定間隔を空けて複数
回同一波を検出して平均をとり、かつ、周辺基地局受信
レベル検出完了から次回の周辺基地局受信レベル検出開
始までの間に、周辺基地局受信レベルもデータ受信を行
わない無通信状態が存在することがないように、携帯端
末装置側がスケジューリングを行って周辺基地局受信レ
ベルの検出完了時間を基地局装置に通知することで、周
辺基地局受信レベル検出完了後は即座にデータ受信を行
うことが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0023】(実施例の構成)次に、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明によるデータ通信システムと携帯端末装置の構成図
である。
【0024】図1において、携帯端末装置100と基地
局10は、無線区間を使用してデータの送受信を行うデ
ータ通信システムを構成する。携帯端末装置100内
は、送信部20、受信部30と論理処理を行う演算器4
0と、携帯端末装置100の各種データを格納する格納
エリア50と、携帯端末装置100内の論理処理で使用
するタイマ60と、画面表示を行う表示部70と、ユー
ザからの操作の入力を行う操作部80と、携帯端末装置
100の電源となる電池90から構成される。
【0025】また、図2において、格納エリア50に
は、繰返し周辺基地局受信レベル測定を行う際に各測定
の間隔を指定する測定間隔タイマ値T1と、データ受信
開始から、複数スロット受信により周辺基地局受信レベ
ル検出が完了しない場合、本発明で規定する処理の実施
を開始するまでのタイマとなる周辺検出未完了タイマ値
T2と、基地局側へデータ送信の停止時間を指定する停
止時間T3と、基地局から指定される周辺基地局の数を
格納する測定波数kと、各周辺基地局に対応する周波数
を格納する測定周波数F1〜Fkと、測定の繰返し数を
格納する繰返し数mと、データ受信開始から現在までに
周辺基地局受信レベルの測定が完了した繰返し数を格納
する繰返し数カウンタnが格納される。
【0026】(実施例の動作の説明)次に図3のフロー
チャートを用いて、本発明による実施の形態の全体の動
作について詳細に説明する。
【0027】まず、通信開始時にステップA1〜A5に
て初期設定処理を行う。ステップA1にて、予め報知情
報により基地局から通知される周辺基地局の局数を測定
波数kとし、対応する各周波数をF1〜Fkとして格納
する。ステップA2において、以前の測定状態をクリア
するため、繰返しカウンタnをクリアしておく。
【0028】なお、測定間隔タイマ値T1と周辺検出未
完了タイマ値T2と繰返し数mとしては、予め携帯端末
装置内に最適値を設定し保持しておくものとする。ステ
ップA3にて、周辺検出未完了タイマT2を起動する。
周辺検出未完了タイマT2は、基地局からのデータ受信
及び周辺基地局の受信レベル測定の開始から、本発明で
行う受信データの停止要求送信処理の実行開始までの時
間を規定するタイマである。
【0029】ステップA4、A5にて、それぞれ、デー
タ受信及び周辺基地局受信レベル測定を平行して起動す
る。ここでは「デジタル方式自動車電話システム 標準
規格RCR STD−27」に従い、受信データが自局
宛のデータである場合には受信スロット有り受信を行
い、他局およびアイドルユニットの場合には周辺基地局
受信レベル測定を行うこととする。
【0030】この後は発生するイベントに応じた処理を
実施するものとする。発生イベントとしては、空きスロ
ット検出(ステップA7〜)、受信スロット有り(ステ
ップA14〜)、T1タイマタイムアウト(ステップA
15〜)、T2タイマタイムアウト(ステップA17
〜)を設ける。次スロットがRCR STD−27に従
って空きスロットであることを判定した場合には、イベ
ント「空きスロット検出」を発生させる。同様に次スロ
ットが受信スロットの場合にはイベント「受信スロット
有り」を発生させる。周辺基地局受信レベル測定が完了
した後に、測定間隔タイマT1がタイムアウトした場合
には、イベント「T1タイマタイムアウト」を発生させ
る。
【0031】周辺基地局受信レベル測定が、T2タイマ
で規定された時間が経過しても完了せず、周辺検出未完
了タイマT2がタイムアウトした場合には、イベント
「T2タイマタイムアウト」を発生させる。イベント
「空きスロット検出」が発生した場合には、本スロット
は受信する必要がないため、この空きスロットを使用し
て周辺基地局受信レベル測定を行うものとする。但し、
ステップA7にてT1タイマが起動中のときは、空きス
ロットが有っても周辺基地局受信レベル測定は実施せ
ず、再度イベント待ちになるものとする。
【0032】ステップA8にて周辺基地局受信レベルを
測定し、ステップA9にてF1〜Fkの測定が一度完了
した場合には、ステップA10にて周辺基地局受信レベ
ル測定の繰返し数をカウントするカウンタnをインクリ
メントする。測定が未完了の場合には再度空きスロット
にて測定を行うために、イベント待ちとなるものとす
る。
【0033】ステップA11にてnが繰返し必要数であ
る繰返し数mと一致した場合(n=m)には、ステップ
A13にて周辺基地局受信レベル測定を完了し、RCR
STD−27に従って周辺基地局受信レベル測定結果
を格納、または報告するものとする。ステップA11に
てmに満たない場合にはフェージングの影響を考慮し、
次回測定まで一定間隔空けるため、ステップA12にて
測定間隔タイマであるT1を起動する。
【0034】イベント「受信スロット」が発生した場合
には、ステップA14にてそのスロットのデータ受信を
行う。受信スロットの場合、本スロットでは周辺基地局
受信レベル測定が行えないものとする。
【0035】イベント「T1タイマタイムアウト」が発
生した場合、ステップA16にてT2タイマタイムアウ
ト以前の場合は早急に周辺基地局受信レベル測定する必
要がないため、停止要求は送信せずに、空きスロット検
出後の周辺基地局受信レベル測定を行うため、イベント
待ちとなるものとする。
【0036】ステップA16にてT2タイマタイムアウ
ト保留状態でのT1タイマタイムアウト時は早急に空き
スロットを確保しなくては周辺基地局受信レベル測定が
行えず、かつ前回の周辺基地局受信レベル測定は完了し
ているので、ステップA18にてF1〜Fk分の測定波
数(T3=k)をタイマT3としてステップA19にて
基地局へ「停止要求」に付加して送信する。
【0037】ステップA16にて、既にT2タイマタイ
ムアウト済みで、T1タイマタイムアウトが生起したと
きも、ステップA18にてF1〜Fk分の測定波数(T
3=k)をタイマT3として、A19にて基地局へ「停
止要求」に付加して送信する。
【0038】停止要求を受信した基地局はデータ送信を
停止することにより空きスロットが発生し、周辺レベル
測定が可能となる。
【0039】イベント「T2タイマタイムアウト」が発
生した場合、早急に空きスロットを作成しなくては、周
辺基地局受信レベル測定が行えないため、ステップA1
8にてこれまで測定したF1〜Fx(x<k)を元に未測
定の波数(T3=k−x)をタイマT3として、ステッ
プA19にて基地局へ「停止要求」に付加して送信す
る。
【0040】既にT2タイマタイムアウト済みで、かつ
T1タイマタイムアウト後の周辺基地局受信レベル測定
の場合も、早急に周辺基地局受信レベル測定を行う必要
があるため、ステップA18にてF1〜Fk分の測定波
数(T3=k)をタイマT3としてステップA19にて
基地局へ「停止要求」に付加して送信する。
【0041】但し、ステップA17にてT2タイマタイ
ムアウト時にT1タイマ起動中である場合は周辺基地局
受信レベル測定ができないため、ステップA20にてT
1タイマタイムアウトまでT2タイマタイムアウトのイ
ベントを保留し、停止要求送信を行わない。
【0042】次に図4を用いて、本発明の具体例を説明
する。図4は下りスロットと上りスロットにおいて、デ
ータ受信と受信停止のタイミング、及び周辺基地局受信
レベル測定のタイミング関係を示した図である。
【0043】図4に示したタイミング図の開始時点にお
ける前提条件として、測定波数k=5(F1〜F5)、
繰返し数m=5、繰り返し数カウンタn=3、4回目の
周辺基地局受信レベル測定でF1,F2を既に測定済み
とし、3スロットによるデータ受信、T2タイマ起動中
状態として説明する。T1、T2については任意値とす
る。
【0044】この前提条件の下において、携帯端末装置
内のT2タイマがタイムアウトした時点で、「停止要
求」を基地局に送信する(スロット名s4)。この時、
既にF1、F2は測定が完了しているので、F3〜F5
の測定を完了するまでに要する時間の間、データ受信を
停止させるため、T3=3を停止要求に付加する。基地
局側は「停止要求」受信後、3スロットの間本携帯端末
装置宛のデータ送信を停止する(スロット名s4、s
6、s7)。
【0045】F3〜F5の測定を完了した後(スロット
名s7の終了時点で)、nをインクリメントし(n=
4)、T1タイマを起動し、T1タイマ起動中は周辺基
地局受信レベル測定を実施しない。
【0046】T1タイマタイムアウト後(スロット名s
21で)、再びF1〜F5までの周辺基地局受信レベル
測定を行うため、T3タイマに5を設定して「停止要
求」を送信することにより、F1〜F5を測定する。
【0047】この回の測定が完了した後(スロット名s
26の終了時点で)、繰返し数n=5となりn=mとな
るため、周辺基地局受信レベル測定を完了し、RCR
STD−27に従って周辺基地局受信レベル測定結果を
格納、または報告するものとする。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように発明によれば、周辺
基地局受信レベルを測定する際に一定の測定間隔を設け
て繰り返し測定することにより、フェージングの影響に
対処するとともに、測定間隔の間にもデータ受信を行う
ことができるため、ユーザは効率的なデータ受信を行う
ことが可能となる。
【0049】また、携帯端末装置が複数スロットを用い
て高速にデータ送受信を実施する際に、必要時にのみ基
地局からのデータ送信を抑止し、効率的な周辺基地局受
信レベル測定を行うことにより、ゾーン移行を円滑に行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるデータ通信システ
ムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる格納エリア内情報
構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる動作フローチャー
トである。
【図4】本発明の実施の形態に係わる動作タイミング図
である。
【符号の説明】
10 基地局 20 送信部 30 受信部 40 演算器 50 格納エリア 60 タイマ 70 表示部 80 操作部 90 電池 100 携帯端末装置 A1〜A20 動作ステップ s1〜s11、s20〜s28 スロット名 F1〜F5 周辺基地局周波数

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末装置が、周辺基地局からの受信
    レベルの測定を開始してから、予め定められた期間が経
    過しても、前記測定を完了していない場合に、 携帯端末装置は、測定を完了させるために要する時間だ
    けデータ送信を停止するよう基地局装置に要求すること
    により、データ伝送を停止した状態で周辺基地局からの
    受信レベルの測定を行うことを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 携帯端末装置が、周辺基地局からの受信
    レベルを、予め定められた回数繰り返し測定する場合に
    おいて、 携帯端末装置は、予め定められた測定間隔が経過した時
    点で、基地局装置に対して、測定を実行するために要す
    る時間だけデータ送信を停止するよう基地局装置に要求
    することにより、データ伝送を停止した状態で周辺基地
    局からの受信レベルの測定を行うことを特徴とするデー
    タ通信システム。
  3. 【請求項3】 携帯端末装置から、周辺基地局からの受
    信レベルの測定を実行するに要する時間だけ基地局装置
    からのデータ送信を停止するよう要求された場合に、 要求を発した携帯端末装置に対するデータ送信を前記時
    間の間だけ停止することを特徴とする基地局装置。
  4. 【請求項4】 周辺基地局からの受信レベルの測定を開
    始してから、予め定められた期間が経過しても、前記測
    定を完了していない場合に、 測定を完了させるために要する時間だけデータ送信を停
    止するよう基地局装置に要求することにより、データ伝
    送を停止した状態で周辺基地局からの受信レベルの測定
    を行うことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 周辺基地局からの受信レベルを所定の回
    数繰り返し測定して受信レベルを判定する携帯端末装置
    であって、 予め定められた測定間隔が経過した時点で、基地局装置
    に対して、次の測定を実行するために要する時間だけデ
    ータ送信を停止するよう基地局装置に要求することによ
    り、データ伝送を停止した状態で周辺基地局からの受信
    レベルの測定を行うことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 測定間隔タイマーと周辺検出未完了タイ
    マと繰返し数カウンタを有し、 測定間隔タイマーは、周辺基地局からの受信レベルを予
    め定められた回数繰り返し測定する場合の測定間隔を計
    時し、 周辺検出未完了タイマは、周辺基地局からの受信レベル
    の測定を開始してから、初回の測定を完了すべき期限を
    計時し、 繰返し数カウンタは、測定の繰り返し回数を計数し、 周辺検出未完了タイマがタイムアウトした場合、およ
    び、周辺検出未完了タイマのタイムアウト発生後に測定
    間隔タイマーがタイムアウトした場合には、測定を完了
    させるために要する時間だけデータ送信を停止するよう
    基地局装置に要求したのち、受信レベルの測定を実行
    し、 繰返し数カウンタが、予め定められた回数になった時点
    で測定結果を格納して測定を終了し、繰返し数カウンタ
    を初期化したのち周辺検出未完了タイマを再起動するこ
    とを特徴とする携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記周辺検出未完了タイマ起動中におい
    ては、受信データの受信及び周辺基地局受信レベル測定
    を並行して起動しておき、受信データが自携帯端末装置
    のデータである場合には受信データの受信を行い、それ
    以外の場合には周辺基地局受信レベル測定を行うことを
    特徴とする請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 【請求項8】 前記測定間隔タイマーは、全周辺基地局
    に対する受信レベル測定が完了した時点で、前記繰返し
    数カウンタが予め定められた回数に満たない場合に初期
    化して起動され、前記測定間隔タイマー起動中において
    は、受信データの受信のみを行い、周辺基地局受信レベ
    ル測定は行わないことを特徴とする請求項6に記載の携
    帯端末装置。
  9. 【請求項9】 前記周辺検出未完了タイマがタイムアウ
    トする以前に、前記測定間隔タイマーが起動されタイム
    アウトした場合には、基地局装置にデータ送信停止要求
    を送信せず、受信データの受信及び周辺基地局受信レベ
    ル測定を並行して起動しておくことを特徴とする請求項
    6に記載の携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 前記周辺検出未完了タイマがタイムア
    ウトしたのち、前記測定間隔タイマーがタイムアウトし
    た場合には、全周辺基地局に対する受信レベル測定に必
    要な時間の間、データ送信を停止するよう基地局装置に
    要求することを特徴とする請求項6に記載の携帯端末装
    置。
  11. 【請求項11】 前記周辺検出未完了タイマがタイムア
    ウトし、かつ前記測定間隔タイマーが起動されていない
    場合には、全周辺基地局の内、受信レベル測定がすでに
    完了している局数を除いて、測定未了の局数のみの受信
    レベル測定に必要な時間の間、データ送信を停止するよ
    う基地局装置に要求することを特徴とする請求項6に記
    載の携帯端末装置。
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