JP2003175382A - 廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法 - Google Patents

廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法

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plants
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実 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダムの漂流物を始め、伐採材や間伐材、剪定
枝、倒木を土壌改良材や有機肥料等として使用すること
によって、ダイオキシンや二酸化炭素の発生しない廃棄
物処理をなし得るだけでなく、その処理が有効かつ効率
的であり、また、ミネラルが豊富で健康的で味も良好で
あり、有害物質の含まない穀類や野菜類の生産に適する
システムとなるような廃棄天然木材・植物の農業分野へ
の利用方法を提供する。 【解決手段】 廃棄物処理システムを運用する廃棄物処
理者が、廃棄天然木材・植物の採取、掻上、分別をする
収集事業者および廃棄物発生事業者と、分別された廃棄
天然木材等を破砕する処理事業者と、破砕された木材等
の発酵等を行うバイオ従事者と、農場・山林・原野にお
いて前記有機質肥料を用い或いは処理会社自らが自社農
場で使用する等の野外従事者とを配置し、廃棄物処理シ
ステムを運用する廃棄物処理者がこれらを統合する資源
循環型環境系リサイクルシステムを構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上流からダムに
流れ込んできた流木類を始め、森林管理により発生した
間伐木や間伐材、剪定枝等を天然資源として農業、土
木、園芸等の分野に有効化する廃棄天然木材・植物の農
業分野への利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダムには上流の森林における樹木の自然
倒壊や人工伐採等を原因として、多量の流木類が殊に豪
雨や台風の際に漂着しダムにせき止められる。全国の水
力電源を対象としたダムに漂着する塵芥発生量について
は、年間約166千mに及ぶ。この数値は全国電力関
連347ダムでの数値である。電力ダム以外のダムで推
測すると、全国に3,181(1998年ダム年鑑)の
ダムがあり、概略で換算すると全国で約1,522千m
の塵芥が漂着していることになる。これが多量に堆積
すると発電の水の取り入れや豪雨の際の放水に支障を来
すことから、時々これを取り除いて処理する必要があ
る。
【0003】従来、取り除いた流木類の処理には、一部
が燃料チップや製紙チップとしれ利用されているが、主
に焼却手段が用いられていた。しかし、これを焼却処分
すると、ダイオキシンや地球温暖化の原因となる二酸化
炭素が発生する。関西電力が試算したところによると、
庄川水系に漂着した流木類6千9百20立方メートルを
焼却処理した場合、炭素換算で約3百70キロの二酸化
炭素が発生し、これを植林で固定しようとすれば4百数
十万円の経費がかかるとされる。
【0004】また、山間地における伐採材や間伐材、剪
定枝、倒木が、近年の森林従事者の高齢化と減少に加
え、外国産材輸入増加等に基づく森林放置等を原因とし
て多量に発生し、森林の荒廃、自然災害の発生の原因と
なっており、また、ダム漂流物等として下流にも悪影響
を及ぼしている。平成14年4月1日から野焼きが法的
に禁止されたことからもこの問題を解決することが急務
となっている。
【0005】一方、農業分野において、農作物の栽培に
は化学肥料が多用されているが、化学肥料がチッ素、リ
ン酸、カリ等の主な要素のみからなるために、土壌中の
微生物の育成が妨げられ、また、土壌の肥料保持能力が
失われる等、耕地の荒廃原因となっているばかりでな
く、亜鉛、銅、クロム等の微量要素が次第に失われる結
果、その土壌によって栽培された穀類や野菜類にもそれ
らのミネラルが不足し、その野菜類を摂取する現代人
に、例えば亜鉛の不足による味覚障害が多発しているこ
との一因となっていると言われる。
【0006】この点に関しては、化学肥料が使われる前
は、人糞等が肥料として使われ、亜鉛や銅等の微量ミネ
ラルが土壌に還元されていたので、ミネラル不足に陥る
ことはなかった。そこで、主に台所で出る残飯、野菜ク
ズ、魚類クズ等の生活廃棄物だけでも肥料として使用す
る試みがなされるが、プラスチックやガラス片、スプー
ン等が混入していることがあり、また、重金属等の有害
物質の混入の心配もあり安心して使用できなく、住民に
分別の協力をお願いしても徹底しないという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな実情に鑑みて、ダムの漂流物を始め、伐採材や間伐
材、剪定枝、倒木を土壌改良材や有機肥料等として使用
することによって、ダイオキシンや二酸化炭素の発生し
ない廃棄物処理をなし得るだけでなく、その処理が有効
かつ効率的であり、また、ミネラルが豊富で健康的で味
も良好であり、有害物質の含まない穀類や野菜類の生産
に適するシステムとなるような廃棄天然木材・植物の農
業分野への利用方法を提供することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】1. 上記の目的を達成
するために、第1発明は、廃棄天然木材・植物を、幹の
ような大きな物と、草葉・枝・萱類・腐った物等の比較
的小さい物と、生活廃棄物とに分別し、 1)大きな物については、切断して粉砕されたおが粉と
なし、これを家畜農家に敷藁の代わりとなる敷材として
提供する 2)比較的小さい物については、これらを混合して粉砕
し、粉砕した物を、堆肥化し有機肥料として商品化す
る、若しくは、粉砕した物をそのまま乾燥して植物育成
用の保水材とし商品化する 3)生活廃棄物は、その種類に応じて、リサイクル、焼
却処分、埋立処分のいずれかのごみ処理に回す このように分別加工ないし処分等をなすことを特徴とす
る廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法を提供す
るものである。
【0009】
【作 用】ダム漂流物等の廃棄天然木材・植物の選別作
業において、草葉(根っこが付いた大きな物が多い)・
剪定枝と、それよりも比較的細かな除草・落葉とを一応
分別することとした。このようにすると、除草・落葉に
混入していることの多いプラスチック等の生活廃棄物を
見落とすことなく完全に除去しやすい。なお、ダム漂流
物には、ガラス片やスプーン等の水よりも重い物は混入
していない。
【0010】間伐材や流木は最も大きく処理が困難であ
るが、これは大雑把に切断しておが屑程度のおが粉とす
るので、加工の手数が余り掛からない。しかも、これは
家畜の敷材として農家では有効に利用され、それを回収
して堆肥化するので、ダイオキシン等を発生させること
になく、回収後の熟成も容易になされ最終的には土に有
機肥料として返すことになる。
【0011】草葉・剪定枝と除草・落葉とは粉砕しやす
い。そして、粉砕した粉体を家畜の敷材からなる堆肥
と、混合・熟成させることによって堆肥化を促進しなが
ら、有機肥料として市場に出すことができる。また、粉
体の一部は畜産糞尿混じり敷材等の保水材として利用で
きるので、保水材として市場に出すこともできる。
【0012】2. 第2発明は、廃棄物処理システムを
運用する廃棄物処理者が、廃棄天然木材・植物の採取、
掻上、分別をする収集事業者および廃棄物発生事業者
と、分別された廃棄天然木材等を破砕する処理事業者
と、破砕された木材等の発酵等を行うバイオ従事者と、
農場・山林・原野において前記有機質肥料を用い或いは
処理会社自らが自社農場で使用する等の野外従事者とを
配置し、廃棄物処理システムを運用する廃棄物処理者が
これらを統合する資源循環型環境系リサイクルシステム
を構築することを特徴とする廃棄天然木材・植物の農業
分野への利用方法を提供するものである。
【0013】
【作用】廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法を
上記のように構成したので、廃棄物処理者が中心となっ
て、農場、山林、原野を主体とする自然環境を保全する
と同時に、それらから発生する廃棄天然木材・植物を再
利用するリサクルシステムを促進することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、廃棄天然木材・植物
の農業分野への利用方法に関するものであるが、ここに
農業分野とは広く解するものとし、穀類や野菜類を栽培
したり家畜を飼育する本来の農業ばかりでなく、単に庭
木を育成する園芸や、土の崩壊を防ぐ芝生の育成等も含
む。
【0015】また、使用済みの家畜の敷材や、剪定枝や
落葉を処理した粉体の堆肥化については、切り返しによ
る熟成が望ましく、その場合、好気性菌の繁殖のために
適度の温度と湿度が必要となるので、計器類による品質
管理により安定した堆肥化を促進することができる。な
お、粉体の堆肥化のために母菌の植え付けがなされる
が、これには敷材の使用済みからなる堆肥を有効に利用
できる。
【0016】廃棄物処理システムは、独自の管理システ
ムを用い、コンピュータにより全体的に制御するもの
で、これには各従事者に対する情報の収集、適切なアド
バイスや指示等がある。また破砕・粉砕等の現場の作業
や運送等を行うこともある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ダムの漂流物を始め、伐採材や間伐材、剪定枝、倒
木を有機肥料等として使用するものであるが、それを予
め分別することによって、自然環境に優しくダイオキシ
ンや二酸化炭素の発生しないよう廃棄物処理が効率的且
つ合理的となり、また、材料が全く自然な高山を由来と
するため、各種のミネラルが豊富で健康的で味も良好で
あり、有害物質の含まない穀類や野菜類を生産し得る土
壌改良材や有機肥料が提供できるという優れた効果があ
る。
【0018】また、第1発明では、最終的に土に返すま
での経過ないし工程を種類毎に適切に異ならせるので、
安全で有用な肥料が提供でき、加えて、第2発明では、
廃棄物処理者の統一的管理により、自然環境および地域
環境を保全できる。
【0019】
【実施例】次に、図1のフローチャートに基づいて第1
発明の実施例を説明する。
【0020】ダムから採取した漂流物を自然乾燥させて
から、次の如く4種類に分別する(図の上部)。 流木(広葉樹が多く、針葉樹が混入している) 草葉、剪定枝(上流の公園等の管理による) 除草(道路脇の清掃等による)、落葉 生活廃棄物(川上の生活者の台所等から出た物、主
にプラスチック廃棄物や野菜、果物屑が多い)
【0021】1)上記のうち、の流木については、細
かく切断して主に3〜10mm程度になるようにおが粉
に破砕する。なお、建築資材や土木資材等に利用できる
ものは除いておく。切断したおが粉は倉庫に保管し自然
乾燥させる。乾燥させたおが粉は、牛や豚等の家畜の敷
材として畜産農家に提供する。これはいずれ家畜の糞尿
により汚れて使用できなくなるが、そのときには、引き
取って熟成し堆肥化させた後、その堆肥を野菜農家に提
供したり、袋詰めして有機質肥料として商品化すること
により市場に出す(1)。
【0022】2)の草葉、剪定枝、及びの除草、落
葉の場合については、これらを混合して、0.5〜2m
m程度の粒度が主になるように粉砕し、それをフイルタ
ー(2)にかけて、フイルターを通過した1mm以下の
細かい粉体は堆肥を混合し、堆肥化促進装置にかけ熟成
して早期に堆肥化させてから(3)、袋詰めして、有機
肥料として市場に出す(5)。なお、粉体の一部を抜き
取って外部の検査により有害物質の有無を判定する。ま
た、堆肥化には、農家から回収した敷材からなる堆肥を
切り返し方法により発酵促進させる。
【0023】また、フイルターに残った比較的粗い粉材
は、野菜や園芸作物の保水材として袋詰めし商品として
市場に出す(7)。保水材としての使用については、植
木鉢等の土の表面に例えば5〜10mm程度の層になる
ようにばら蒔く。こうすると、雨水を吸収して保水し、
土の水分の蒸発を防止する。いずれは、腐敗して有機質
肥料となる。しかし、土に混入すると発酵により根腐れ
をおこす虞があるから、前年度施肥の場合以外は原則と
して避ける。
【0024】3)の生活廃棄物については、一般の生
活廃棄物と同様に、リサイクル、焼却、埋立て等のごみ
処理に回す。
【0025】次に、第2発明の実施例を説明する。
【0026】図2は、廃棄物処理者10が中心となっ
て、自然環境系還元システムAと、地域環境系還元シス
テムBとを構築する場合を示す。
【0027】自然環境系還元システムAは、収集事業者
11と、バイオ従事者12と、野外従事者13とからな
り、また、地域環境系還元システムBは、廃棄物処理者
10が、収集事業者11により採取分別された廃棄天然
木材・植物を破砕、粉砕し、酪農従事者14に畜産敷材
として提供し(15),中間従事者16に肥料原料とし
て提供する(17)。さらに、緑化基盤材や土壌改良材
の利用に供されるように、施肥従事者20,21が配し
たものである。
【0028】収集事業者11は、廃棄天然木材・植物の
発生事業者もしくは自治体、個人より廃棄物処理として
受託し、資源を収集する者で、例えば電力会社より受託
し、ダムに漂流した流木、落ち葉を採取し資源を確保す
る。また、農場等の野外従事者13からも提供を受け、
これによってリサイクルシステムが構築される。
【0029】収集された廃棄天然木材・植物は、廃棄物
処理施設で次のように大きく3つに分別する。 大きな幹(6cm以上、20cm未満)、20cm
以上の大きなものは20cm以下に裁断 6cm以下の草葉、枝、萓類、腐った6cm以上の
幹部 ペットボトルや発砲スチロールといった生活ゴミ
【0030】前記で得た資源は、従来より行われてい
るような、製紙用原料や燃料用原料となる物に加え、
「おが粉仕上げ」を行う。このおが粉は畜産用の敷き藁
の代替え(最大粒径8mm程度)として提供する(1
5)。また、畜産以外ではプランター素材など工業製品
の原料としても提供する。
【0031】前記で得た資源は、混合して粉砕し回転
式の選別機により篩い分けし、篩に通った資源を抽出す
る。抽出された素材は切り返し方法によりバイオ従事者
12または廃棄物処理者10で一次発酵させる。一次発
酵で発熱温度、表面色などを観察する。発熱温度が安定
状態となった段階で一次発酵終了と判断し、水分量50
%以下の状態にする。
【0032】このようにして仕上げた一次発酵粉(未完
成堆肥)を保水材として畜産農家に対して提供し(1
5)、これが糞尿混じりおが粉(使用済み畜産敷材)の
水分吸収材となる。これで牛糞入り一次発酵物となり、
これに堆肥用原料を混ぜ(24)、熟成養生過程を経て
二次発酵物となる。さらにこれを再度回転式選別機に通
し、安定した廃棄天然木材・植物資源堆肥(本願堆肥)
が完成する。
【0033】本願堆肥について、小松菜による育成試験
で一般的な堆肥と比較して遜色なく、収穫の時点では葉
の色は全体的に黄緑色を呈しているが、強いて言えば供
試本願肥料の方がやや緑が強い等、むしろ良好な結果を
得ている。また、これを元肥として、園芸資材としての
培養土への適用(22)、土木関係資材として法面緑化
基盤材への適用(23)を有効と確認した。また、この
堆肥をベースとした園芸ポットへの施肥など幅広い分野
に活用でき、廃棄物処理会社遊休地や河川周辺への農地
に施肥することでも、資源循環が完結できる。
【0034】堆肥製品については、養分効果に関する品
質管理、製品としての品質管理が求められる。表1は、
そのような品質管理の面から本願堆肥を検証したもので
ある。これから見て、本願堆肥が支障なく特殊肥料とし
て使用できることが分かった。
【0035】
【表1】
【0036】中間従事者16が取り扱う肥料原料は、廃
棄天然木材・植物でも比較的柔らかい物を素材で、最大
長さ5cm程度であるが、膨潤加工仕上げが行われたも
のであるため、肥料化速度が向上しており、市場にその
まま出しても使用者において肥料化が容易である。ま
た、これを土壌改良材や緑化基盤材としても有効に利用
できる。
【0037】土壌改良材や緑化基盤材の施肥従事者2
0,21は、その使用結果を廃棄物処理者10に報告し
(25)、それに基づいて管理システムの改善がなされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明による廃棄天然木材・植物の農業分野
への利用方法をフローチャートで示す説明図である。
【図2】第2発明による廃棄天然木材・植物の農業分野
への利用方法をフローチャートで示す説明図である。
【符号の説明】
10 廃棄物処理者 14 酪農従事者 16 販売従事者 20,21 施肥従事者
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 17/32 C05F 3:00 G06F 17/60 102 11:00 124 C09K 101:00 //(C05F 15/00 B09B 5/00 Z 3:00 3/00 ZABA 11:00) Z C09K 101:00 5/00 M Fターム(参考) 4D004 AA02 AA12 BA02 BA04 BA10 CA04 CA08 CA19 CA42 CC08 DA16 4H026 AA15 AB01 AB03 4H061 AA02 CC36 CC37 CC41 CC47 EE64 GG13 GG19 GG41 GG48 GG52 HH11 HH14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄天然木材・植物を、幹のような大き
    な物と、草葉・枝・萱類・腐った物等の比較的小さい物
    と、生活廃棄物とに分別し、 1)大きな物については、切断して粉砕されたおが粉と
    なし、これを家畜農家に敷藁の代わりとなる敷材として
    提供する 2)比較的小さい物については、これらを混合して粉砕
    し、粉砕した物を、堆肥化し有機肥料として商品化す
    る、若しくは、粉砕した物をそのまま乾燥して植物育成
    用の保水材とし商品化する 3)生活廃棄物は、その種類に応じて、リサイクル、焼
    却処分、埋立処分のいずれかのごみ処理に回す このように分別加工ないし処分等をなすことを特徴とす
    る廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法。
  2. 【請求項2】 家畜農家に提供して使用済みとなった糞
    尿混じりの敷材を堆肥化の母菌として回収し、さらに比
    較的小さな廃棄天木材を粉砕した堆肥用原料と混合させ
    熟成発酵させ、完熟発酵された有機質肥料を元肥として
    緑化基盤材、土壌改良材、培養土等の土木、農業、園芸
    資材として商品化することを特徴とする請求項1記載の
    廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法。
  3. 【請求項3】 廃棄物処理システムを運用する廃棄物処
    理者が、廃棄天然木材・植物の採取、掻上、分別をする
    収集事業者および廃棄物発生事業者と、分別された廃棄
    天然木材等を破砕する処理事業者と、破砕された木材等
    の発酵等を行うバイオ従事者と、農場・山林・原野にお
    いて前記有機質肥料を用い或いは処理会社自らが自社農
    場で使用する等の野外従事者とを配置し、廃棄物処理シ
    ステムを運用する廃棄物処理者がこれらを統合する資源
    循環型環境系リサイクルシステムを構築することを特徴
    とする廃棄天然木材・植物の農業分野への利用方法。
  4. 【請求項4】 廃棄物処理システムを運用する廃棄物処
    理者が、前記収集業者および廃棄物発生事業者より排出
    された木材等の破砕物を畜産敷材として使用する酪農従
    事者と、廃棄天然物木材等のうち比較的小さい廃棄物を
    処理した破砕物を堆肥用原料として提供する中間従事者
    とを配するほか、堆肥を緑化基盤材や土壌改良材等に使
    用する施肥従事者とを配し、廃棄物処理システムを運用
    する廃棄物処理者がこれらを統合する地域環境系リサイ
    クルシステムを構築し、自然環境系リサイクルシステム
    と合わせて、廃棄物処理者がインターネット等の通信手
    段を用いて、管理システムに基づく全体的な管理をなす
    ことを特徴とする請求項3記載の廃棄天然木材・植物の
    農業分野への利用方法。
  5. 【請求項5】 酪農従事者に対して、畜産敷材の他に、
    一次発酵させた発酵粉を保水材として提供し、使用済み
    畜産敷材との混合物で一次発酵させることを特徴とする
    請求項4記載の廃棄天然木材・植物の農業分野への利用
    方法。
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