JP2003174653A - 画像情報変換方法及び画像情報変換装置、並びに制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像情報変換方法及び画像情報変換装置、並びに制御プログラム及び記録媒体

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JP2003174653A
JP2003174653A JP2001371858A JP2001371858A JP2003174653A JP 2003174653 A JP2003174653 A JP 2003174653A JP 2001371858 A JP2001371858 A JP 2001371858A JP 2001371858 A JP2001371858 A JP 2001371858A JP 2003174653 A JP2003174653 A JP 2003174653A
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Masakazu Kono
雅一 河野
Shigeo Fujishiro
茂夫 藤代
Takuya Kitamura
卓也 北村
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報圧縮の符号化効率を向上し、画質劣
化を防止する。 【解決手段】 動き予測及び動き補償によって符号化モ
ードを決定する構成及び離散コサイン変換(DCT)及
び量子化を施す構成として、差分器13と、DCT回路
14と、量子化回路15と、動き補償回路24と、動き
予測回路25とを備える画像情報変換装置1において、
輝度(Y)の情報と色差信号(Cb、Cr)の情報とを
用いて、最適な予測符号化モードを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報変換方法
及び画像情報変換装置、制御プログラム及び記録媒体に
関し、特に、画像情報を離散コサイン変換等の直交変換
と動き補償によって圧縮する際、符号化効率及び画質を
好適に向上する画像情報変換方法及び画像情報変換装
置、コンピュータを備えた画像処理装置に対して、画像
情報を離散コサイン変換等の直交変換と動き補償によっ
て圧縮する際に符号化効率及び画質を好適に向上する画
像情報変換処理を実行させる制御プログラム及びこの制
御プログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像情報をディジタルデータとし
て取り扱う際に、画像情報特有の冗長性を利用して、効
率の高い情報の伝送及び蓄積を実現した画像情報変換方
法及び装置が放送局と一般家庭との間の情報配信等にお
いて普及しつつある。
【0003】このような画像情報変換装置は、例えば、
離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により画像デ
ータを圧縮する方式に則っている。特に、MPEG(Mo
vingPicture Experts Group:動画像符号化専門家会
合)によって標準化されている画像符号化方式は、汎用
画像符号化方式としてISO/IEC 13818−2
に定義されており、飛び越し走査画像及び順次走査画像
の双方、並びに標準解像度画像及び高精細画像を網羅し
ている。そのためMPEGは、プロフェッショナル用途
からコンシューマ用途まで、広範なアプリケーションに
今後とも用いられるものと予想される。このMPEG方
式を用いると、例えば、720×480画素を持つ標準
解像度の飛び越し走査画像であれば、4〜8Mbpsの
符号量(以下、ビットレートと記す。)に、1920×
1088画素を持つ高解像度の飛び越し走査画像であれ
ば、18〜22Mbpsのビットレートに割り当てられ
るため、良好な画質を保って高い圧縮率が実現できる。
【0004】MPEG方式のように、動き補償及び離散
コサイン変換によって画像データを圧縮する画像情報変
換装置では、画像データにおける符号化単位としての各
マクロブロックにおいて、画像内符号化画像(以下、イ
ントラ符号化画像と記す。)を用いるか、画像間符号化
画像(以下、インター符号化画像と記す。)を用いるか
の判定、参照画像フレームとして、前方予測符号化画像
を用いるか、後方予測符号化画像を用いるか、双方向予
測符号化画像を用いるかの判定、さらには、動き予測と
してフレーム予測を用いるか、フィールド予測を用いる
かの判定を行っている。
【0005】具体的にこの判定には、インター符号化画
像に関しては、輝度の情報を用いた前方予測符号化画像
/後方予測符号化画像/双方向予測符号化画像における
参照画像と入力画像との平均2乗予測誤差(VAR)が
用いられ、イントラ符号化画像に関しては、輝度の情報
を用いた参照画像と入力画像との平均2乗偏差(VAR
OR)が用いられている。
【0006】ここで、VARとは、動き予測時の原画像
と対応する参照画像のマクロブロックにおいて、原画像
の所定のマクロブロックと、このマクロブロックに対応
する参照画像のマクロブロックとの間で、それぞれ座標
が等しい画素の各輝度値の差の2乗を足し合わせて画素
平均としたものであり、例えば、以下の式(1)によっ
て表される。
【0007】
【数1】
【0008】また、VARORとは、各画素の輝度値Y
(x,y)から、原画像の所定のマクロブロックにおけ
る輝度値の平均値avgYの差の2乗を足し合わせて画
素平均を求めたものであり、例えば、以下の式(2)、
式(3)によって表される。
【0009】
【数2】
【0010】従来の画像情報変換装置では、これらVA
R、VARORを比較して、この値が最小となる符号化
予測モードを選択している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のMPEG方式に
則った画像情報変換装置では、上述のように、インター
符号化画像であれば平均2乗予測誤差(VAR)、イン
トラ符号化画像であれば平均2乗偏差(VAROR)を
輝度の情報を用いて求め、このVAR、VARORより
予測モードを判定する手法をとっている。
【0012】ところが、VAR、VARORを算出する
際、輝度の情報のみしか使用しないため、必ずしも最適
でないVARやVARORが最適値として選ばれる場合
があった。そのため、この結果選択される符号化予測モ
ードも不適切になることがあった。
【0013】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、動き補償及び離散コサイ
ン変換を用いて画像情報を圧縮する際、符号化効率がよ
く、画質劣化が少ない適切な予測モードを選択できる画
像情報変換方法及び画像情報変換装置、並びに、コンピ
ュータに制御されて画像処理を実行する画像処理装置に
対して、符号化効率がよく、画質劣化が少ない適切な予
測モードを選択する処理を実行させる制御プログラム、
並びにこの制御プログラムが記録された記録媒体を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る画像情報変換方法は、直交変換と
動き補償を適用して画像データを圧縮して画像圧縮情報
を得る画像情報変換方法において、画像データの符号化
単位の動き予測にフィールド予測を用いるかフレーム予
測を用いるかを輝度の情報及び色差信号の情報を適用し
て判定する符号化モード判定工程を有する。
【0015】このような画像情報変換方法は、フィール
ド予測を用いるかフレーム予測を用いるかの判定に輝度
の情報及び色差信号の情報を適用する。
【0016】この画像情報変換方法では、さらに、画像
データの参照画像データとして、前方予測符号化画像、
後方予測符号化画像、双方向予測符号化画像のうちの何
れの画像を用いるかを判定するピクチャ判定工程と、画
像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用い
るかを判定する動き予測判定工程とを有し、符号化モー
ド判定工程、ピクチャ判定工程、動き予測判定工程を含
む群から選択される1又は2の判定工程では、輝度の情
報及び色差信号の情報を用いて画像を判定し、群に含ま
れる他の判定工程では、輝度の情報を用いるが色差信号
の情報を用いずに画像を判定してもよい。
【0017】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る画像情報変換装置は、直交変換と動き補償を
適用して画像データを圧縮して画像圧縮情報を得る画像
情報変換装置において、画像データの符号化単位の動き
予測にフィールド予測を用いるかフレーム予測を用いる
かを輝度の情報及び色差信号の情報を適用して判定する
符号化モード判定手段を備える。
【0018】このような画像情報変換装置は、フィール
ド予測を用いるかフレーム予測を用いるかの判定に輝度
の情報及び色差信号の情報を適用する。
【0019】この画像情報変換装置は、さらに、画像デ
ータの参照画像データとして、前方予測符号化画像、後
方予測符号化画像、双方向予測符号化画像のうちの何れ
の画像を用いるかを判定するピクチャ判定手段と、画像
内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用いる
かを判定する動き予測判定手段とを備え、符号化モード
判定手段、ピクチャ判定手段、動き予測判定手段を含む
群から選択される1又は2の判定手段では、輝度の情報
及び色差信号の情報を用いて画像を判定し、群に含まれ
る他の判定手段では、輝度の情報を用いるが色差信号の
情報を用いずに画像を判定してもよい。
【0020】さらにまた、上述した目的を達成するため
に、本発明に係る制御プログラムは、直交変換と動き補
償を適用して画像データを圧縮して画像圧縮情報を得る
画像情報変換処理をコンピュータを備える画像処理装置
に実行させる制御プログラムであって、画像データの符
号化単位の動き予測にフィールド予測を用いるかフレー
ム予測を用いるかを輝度の情報及び色差信号の情報を適
用して判定する符号化モード判定ステップを有する。
【0021】このような制御プログラムは、輝度の情報
及び色差信号の情報を適用した符号化モード判定を画像
処理装置に実行させる。
【0022】この制御プログラムは、さらに、画像デー
タの参照画像データとして、前方予測符号化画像、後方
予測符号化画像、双方向予測符号化画像のうちの何れの
画像を用いるかを判定するピクチャ判定ステップと、画
像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用い
るかを判定する動き予測判定ステップとを有し、符号化
モード判定ステップ、ピクチャ判定ステップ、動き予測
判定ステップを含む群から選択される1又は2の判定ス
テップでは、輝度の情報及び色差信号の情報を用いて画
像が判定され、群に含まれる他の判定ステップでは、輝
度の情報を用いるが色差信号の情報を用いずに画像が判
定されてもよい。さらに、この制御プログラムを記録媒
体に記録して提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の具体例として示す画像情
報変換装置は、動き補償及び離散コサイン変換によって
画像データを圧縮する画像情報変換装置であって、画像
データにおける符号化単位としての各マクロブロックに
おいて、画像内符号化画像(以下、イントラ符号化画像
と記す。)を用いるか、画像間符号化画像(以下、イン
ター符号化画像と記す。)を用いるかの判定、参照画像
フレームとして、前方予測符号化画像を用いるか、後方
予測符号化画像を用いるか、双方向予測符号化画像を用
いるかの判定、さらには、動き予測としてフレーム予測
を用いるか、フィールド予測を用いるかの判定に、輝度
の情報に加えて色差信号の情報を用いることによって、
低ビットレートで適切なイントラ符号化画像とインター
符号化画像の判定を行って、符号化効率及び画質の向上
を実現した装置である。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。本発明の具体例として示す
画像情報変換装置の構成を、図1を用いて説明する。
【0025】図1に示す画像情報変換装置1は、MPE
G(Moving Picture Experts Group:動画像符号化専門
家会合)方式、特に、MPEG2方式に準拠する画像情
報変換装置であって、主として、画像データを入力して
前処理する構成と、動き予測及び動き補償によって符号
化モードを決定する構成と、離散コサイン変換(DC
T)及び量子化を施す構成と、これら変換処理によって
圧縮された画像データを出力する構成とを備えている。
【0026】具体的に、画像情報変換装置1は、画像デ
ータを入力して前処理する構成として、画像データの入
力端子11と、画面並換回路12とを備える。
【0027】この画像データは、輝度(Y)と色差信号
(Cb、Cr)とから構成されたビデオ信号であって、
図示しないが、例えば、入力端子11より入力される前
段階でディジタル化され、この後の符号化で用いる空間
解像度にフォーマット変換されている。
【0028】この画像データは、画面並換回路12にお
いて、Iピクチャ(フレーム内予測符号化画像)、Pピ
クチャ(フレーム間順方向予測符号化画像)、Bピクチ
ャ(フレーム間双方向予測符号化画像)の3つのピクチ
ャタイプ毎に並び換えられる。入力した画像データの各
ピクチャは、後述する動き補償回路24、DCT回路1
4において、この符号化順に、動き補償並びにDCT符
号化される。
【0029】画像情報変換装置1は、さらに、動き予測
及び動き補償によって符号化モードを決定する構成と、
離散コサイン変換(DCT)及び量子化を施す構成とし
て、具体的に、差分器13と、DCT回路14と、量子
化回路15と、動き補償回路24と、動き予測回路25
とを備えている。
【0030】差分器13は、画像並換回路12から供給
されたIピクチャ又はPピクチャと、予測により得た画
像との差分をとって予測誤差を算出し、この値をDCT
回路14に供給する。DCT回路14は、画像データを
DCT符号化係数へと変換する。量子化回路15は、こ
こでのDCT符号化係数を、レート制御回路16で決定
された量子化スケールに基づいて量子化する。量子化さ
れたデータは、動きベクトル及び符号化モード情報とと
もに、可変長符号化回路17において可変長符号化され
た後、バッファ18に蓄積され、目標のビットレートに
合わせてMPEGビデオビットストリームとして出力端
子19より出力される。
【0031】また、画像データがIピクチャ及びPピク
チャであれば、後の処理でこのDCT符号化係数を動き
補償予測の参照画面として用いる必要があるため、量子
化された情報は、逆量子化回路20及び逆DCT回路2
1によって局所的に復号され、図示しない復号器で得ら
れるものと同一の画像として復元され、加算器22を通
過して画像メモリ23に蓄積される。
【0032】本具体例において、動き補償回路24及び
動き予測回路25は、一体化されていてもよい。具体的
には、動き補償回路24は、図2に示すように、ビデオ
信号中の輝度(Y)と2つの色差信号(Cb、Cr)の
比率を判定する判定機能部31と、動き検出機能部32
と、予測モードの決定を行う機能を有したコントローラ
33と、マクロブロックタイプの決定を行う機能を有し
たコントローラ34とを備えている。
【0033】入力端子11より入力された画像データ
は、動き補償回路24に送られる。動き補償回路24で
は、動き検出機能部32が入力された元の画像データと
画像メモリ23に記憶されている参照画像データとを用
いて、マクロブロック単位で動き検出を行い、コントロ
ーラ33に対して、後述する平均2乗予測誤差(VA
R)を出力する。
【0034】例えば、インタレース画像の場合、Pピク
チャであれば、前方予測符号化画像とフレーム予測/フ
ィールド予測との組み合わせの2種類、Bピクチャであ
れば、前方予測符号化画像/後方予測符号化画像/双方
向予測符号化画像とフレーム予測/フィールド予測との
組み合わせの計6種類の平均2乗予測誤差(VAR)が
出力される。
【0035】コントローラ33は、動き検出機能部32
からの数種類の平均2乗予測誤差(VAR)の情報を用
い、マクロブロック毎に、Pピクチャであれば、前方予
測符号化画像とフレーム予測/フィールド予測の組み合
わせの2種類、Bピクチャであれば、前方予測符号化画
像/後方予測符号化画像/双方向予測符号化画像とフレ
ーム予測/フィールド予測の組み合わせの計6種類の中
から最適な符号化モードを判断する。ここで決定された
符号化モードの最適な平均2乗予測誤差(VAR)がコ
ントローラ34に出力される。
【0036】コントローラ34は、例えば、DSP(デ
ィジタルシグナルプロセッサ)であって、コントローラ
33からの平均2乗予測誤差(VAR)と動き検出機能
部32からの平均2乗偏差の情報を用い、マクロブロッ
ク毎に画像内符号化画像/画像間符号化画像マクロブロ
ックの判定を行う。この判定によりマクロブロックタイ
プが決定され、コントローラ34から動き検出機能部3
2に出力される。
【0037】その後、動き検出機能部32からは、コン
トローラ34からのマクロブロックタイプに応じて、画
像内符号化画像マクロブロックのときの画像データ、或
いは画像間符号化画像マクロブロックのときの動き予測
差分成分と動きベクトルとが出力され、DCT回路14
及び量子化回路15に送られる。
【0038】上述したように、MPEGでは、同じフレ
ーム内で前方予測符号化画像/後方予測符号化画像/双
方向予測符号化画像、フレーム予測/フィールド予測、
画像内符号化画像マクロブロック/画像間符号化画像マ
クロブロックが混在して画像を形成しているため、画像
圧縮時、マクロブロック毎に符号化効率がよく、かつ画
質劣化が少ない予測モードとマクロブロックタイプとを
選択して符号化する必要がある。
【0039】そこで本発明の具体例として示す画像情報
変換装置1では、符号化モードの判定を行う際に、輝度
の情報に色差信号の情報を加味することにより、理想的
な符号化効率で画像劣化が少ない最適な予測モードを選
択している。
【0040】この符号化モード判定を実行する動き補償
回路24の一具体例を、図3を用いて説明する。
【0041】図3に示すMB平均器101は、イントラ
符号化画像の輝度信号から、1マクロブロック(M
B)、256画素サンプルの画素平均を算出し出力して
いる。
【0042】減算器102は、MB平均器101と接続
され、イントラ符号化画像の輝度信号から、MB平均器
101で算出されたこの予測画像信号のマクロブロック
平均を減算して絶対値器103に対して出力する。
【0043】絶対値器103は、減算器102から入力
した値の絶対値を求め、累積器104へと出力する。
【0044】累積器104は、絶対値器103から入力
した絶対値を入力し、マクロブロック単位で累積した
値、つまり、イントラ符号化画像の輝度信号に関する参
照画像と入力画像のマクロブロックの差分絶対値の累積
和を算出して出力する。
【0045】また、前方予測符号化画像、後方予測符号
化画像、双方向予測画像の輝度信号に関する参照画像と
入力画像のマクロブロックの差分絶対値の累積和につい
ても、減算器105〜110、絶対値器111〜11
6、累積器117〜122による同様の処理によって算
出される。
【0046】ここで、双方向予測画像については、平均
器123によって算出される前方予測符号化画像の輝度
信号と後方予測符号化画像の輝度信号との平均値を用い
ている。なお、本具体例では、各符号化画像について、
さらにフレーム処理回路124〜126とフィールド処
理回路127〜129とを備えることによって、フレー
ム予測とフィールド予測の各々の動き予測の場合につい
ても同様に参照画像と入力画像のマクロブロックの差分
絶対値の累積和が求められる。
【0047】また、本具体例では、色差信号に関しても
同様の処理を行うための構成を備えている。すなわち、
MB平均器131は、イントラ符号化画像の色差信号か
ら、1マクロブロック(MB)、YUV4:4:4のと
き、256画素サンプル、YUV4:2:2のとき、1
28画素サンプル、YUV4:2:0のとき、64画素
サンプルの画素平均を算出し出力している。
【0048】減算器132は、イントラ符号化画像の輝
度信号から、MB平均器131で算出されたこの予測画
像信号のマクロブロック平均を減算して絶対値器133
に対して出力する。
【0049】絶対値器133は、減算器132から入力
した値の絶対値を求め、累積器134へと出力する。
【0050】累積器134は、絶対値器133から入力
した絶対値を入力し、マクロブロック単位で累積した
値、つまり、イントラ符号化画像の色差信号に関する参
照画像と入力画像のマクロブロックの差分絶対値の累積
和を算出して出力する。
【0051】また、前方予測符号化画像、後方予測符号
化画像、双方向予測画像の色差信号に関する参照画像と
入力画像のマクロブロックの差分絶対値の累積和につい
ても、減算器135〜140、絶対値器141〜14
6、累積器147〜152による同様の処理によって算
出される。ここで、双方向予測画像については、平均器
153によって算出される前方予測符号化画像の輝度信
号と後方予測符号化画像の輝度信号との平均値を用い
る。
【0052】またさらに、各符号化画像について、フレ
ーム処理回路154〜156とフィールド処理回路15
7〜159とを備えることによって、フレーム予測とフ
ィールド予測の各々の動き予測の場合についても同様に
参照画像と入力画像のマクロブロックの差分絶対値の累
積和が求められる。
【0053】加算器161は、累積器104から送られ
た輝度に関する累積和及び累積器134から送られた色
差信号に関する累積和を入力し、さらにこれらを加算し
て最小値選択回路に出力する。前方予測符号化画像のフ
レーム予測及びフィールド予測、後方予測符号化画像の
フレーム予測及びフィールド予測、双方向予測符号化画
像のフレーム予測及びフィールド予測と、これらに対応
する輝度の情報に関しても同様に加算器161〜167
において加算する。
【0054】最小値選択回路170は、加算器161〜
167から入力した累積和の中から最小となる累積和を
求め、この累積和の最小値が得られる予測モードを選択
している。
【0055】続いて、このような構成を有した動き補償
回路24を備えた画像情報変換装置1における予測モー
ド判定処理の一例を図4に示す。
【0056】まず、動き補償回路24における判定機能
部31は、処理する画像データのYUV比が、4:4:
4、4:2:2、4:2:0のうちの何れであるかを判
定する。
【0057】判定が終わると、インター符号化画像に関
しては、輝度及び色差信号の情報を用いて、図4のステ
ップS1において、前方予測符号化画像/後方予測符号
化画像/双方向予測符号化画像における参照画像と入力
画像との平均2乗予測誤差(VAR)が算出される。
【0058】ここで、VARとは、動き予測時の原画像
と対応する参照画像のマクロブロックにおいて、原画像
の所定のマクロブロックと、このマクロブロックに対応
する参照画像のマクロブロックとの間で、それぞれ座標
が等しい画素の各輝度値の差の絶対値と色差信号値の差
の絶対値とを足し合わせて画素平均としたものである。
【0059】具体的に、平均2乗予測誤差(VAR)
は、本具体例では、以下の式(4)に示すように、YU
V4:4:4の場合、図5(a)及び図5(b)に模式
的に示すように、原画像の所定のマクロブロックの輝度
値Y(0,0)〜Y(15,15)に対応する参照画像
のマクロブロックの輝度値Y′(0,0)〜Y′(1
5,15)の差の絶対値と、原画像のマクロブロックの
色差信号値Cb(0,0)〜Cb(15,15),Cr
(0,0)〜Cr(15,15)と、参照画像のマクロ
ブロックの色差信号値Cb′(0,0)〜Cb′(1
5,15),Cr′(0,0)〜Cr′(15,15)
の差の絶対値の各々について、16×16画素分、すな
わちマクロブロックを構成する画素分足し合わせて画素
平均を求めたものである。
【0060】
【数3】
【0061】同様に、YUV4:2:2の場合のVAR
は、図5(a)及び図5(c)、式(5)に示すよう
に、原画像の所定のマクロブロックの輝度値Y(0,
0)〜Y(15,15)に対応する参照画像のマクロブ
ロックの輝度値Y′(0,0)〜Y′(15,15)の
差の絶対値と、原画像のマクロブロックの色差信号値C
b(0,0)〜Cb(7,15),Cr(0,0)〜C
r(7,15)と、参照画像のマクロブロックの色差信
号値Cb′(0,0)〜Cb′(7,15),Cr′
(0,0)〜Cr′(7,15)の差の絶対値の各々に
ついて、輝度では16×16画素分、色差信号では16
×8画素分、すなわちマクロブロックを構成する画素分
足し合わせて画素平均を求めたものになる。
【0062】
【数4】
【0063】また、YUV4:2:0の場合のVAR
は、図5(a)及び図5(d)、式(6)に示すよう
に、原画像の所定のマクロブロックの輝度値Y(0,
0)〜Y(15,15)に対応する参照画像のマクロブ
ロックの輝度値Y′(0,0)〜Y′(15,15)の
差の絶対値と、原画像のマクロブロックの色差信号値C
b(0,0)〜Cb(7,7),Cr(0,0)〜Cr
(7,7)と、参照画像のマクロブロックの色差信号値
Cb′(0,0)〜Cb′(7,7),Cr′(0,
0)〜Cr′(7,7)の差の絶対値の各々について、
輝度では16×16画素分、色差信号では8×8画素
分、すなわちマクロブロックを構成する画素分足し合わ
せて画素平均を求めたものになる。
【0064】
【数5】
【0065】一方、イントラ符号化画像に関しては、ス
テップS2において、輝度及び色差信号の情報を用い
て、参照画像と入力画像との平均2乗偏差(VARO
R)が算出される。
【0066】ここで、VARORとは、各画素の輝度値
Y(x,y)、色差値Cb(x,y)、Cr(x,y)
から、原画像の所定のマクロブロックにおける輝度値の
平均値avgY、このマクロブロックにおける色差信号
の平均値avgCb、avgCrの差の絶対値を足し合
わせて画素平均としたものである。
【0067】具体的に、平均2乗偏差(VAROR)
は、本具体例では、以下の式(7)、式(8)に示すよ
うに、YUV4:4:4の場合、各画素の輝度値Y
(x,y)と原画像の所定のマクロブロックの輝度の平
均値avgYとの差の絶対値と、原画像のマクロブロッ
クの色差信号値Cb(0,0)〜Cb(15,15),
Cr(0,0)〜Cr(15,15)と、色差信号の平
均値avgCb、avgCrの差の絶対値の各々につい
て、16×16画素分、すなわちマクロブロックを構成
する画素分足し合わせて画素平均としたものになる。
【0068】
【数6】
【0069】同様に、YUV4:2:2の場合のVAR
ORは、式(2)、式(9)、式(10)に示すよう
に、各画素の輝度値Y(x,y)と原画像の所定のマク
ロブロックの輝度の平均値avgYとの差の絶対値と、
原画像のマクロブロックの色差信号値Cb(0,0)〜
Cb(7,15),Cr(0,0)〜Cr(7,15)
と、色差信号の平均値avgCb、avgCrの差の絶
対値の各々について、輝度では16×16画素分、色差
信号では16×8画素分、すなわちマクロブロックを構
成する画素分足し合わせて画素平均としたものになる。
【0070】
【数7】
【0071】同様に、YUV4:2:0の場合のVAR
ORは、式(2)、式(11)、式(12)に示すよう
に、各画素の輝度値Y(x,y)と原画像の所定のマク
ロブロックの輝度の平均値avgYとの差の絶対値と、
原画像のマクロブロックの色差信号値Cb(0,0)〜
Cb(7,7),Cr(0,0)〜Cr(7,7)と、
色差信号の平均値avgCb、avgCrの差の絶対値
の各々について、輝度では16×16画素分、色差信号
では8×8画素分、すなわちマクロブロックを構成する
画素分足し合わせて画素平均としたものになる。
【0072】
【数8】
【0073】ステップS3及びステップS4において、
ステップS1で求められた各VARの中で前方予測符号
化画像のVARと、後方符号化画像のVARと、双方向
符号化画像のVARとが比較される。
【0074】ステップS3において、ステップS1で求
められた各VARの中で後方符号化画像のVARと双方
向符号化画像のVARよりも、前方予測符号化画像のV
ARが小さい場合、ステップS5において、動き予測の
参照画像として前方予測符号化画像が選択される。
【0075】また、ステップS4において、ステップS
1で求められた各VARの中で前方符号化画像のVAR
と双方向符号化画像のVARよりも、後方予測符号化画
像のVARが小さい場合、ステップS6において、動き
予測の参照画像として後方予測符号化画像が選択され
る。
【0076】また、ステップS3及びステップS4にお
いて、前方、後方のどちらでもない場合は、ステップS
7において、動き予測の参照画像として双方向予測符号
化画像が選択される。
【0077】続いてステップS8では、ステップS3〜
ステップS7を経て決定された符号化予測法に関して、
輝度及び色差信号を用いて、さらにフレーム予測を用い
るかフィールド予測を用いるかを判定する。ここでは、
フレーム予測画像のVAR及びフィールド予測画像のV
ARを生成し、ステップS9において、これら両者を比
較する。ここでフレーム予測画像のVARがフィールド
予測画像のVARよりも小さければ、ステップS10に
おいてフレーム予測を選択し、フレーム予測画像のVA
Rがフィールド予測画像のVAR以上であれば、ステッ
プS11において、フィールド予測を選択する。ここま
でが、コントローラ33における処理である。
【0078】ステップS12では、ステップS10及び
ステップS11において選択された符号化予測モードに
おけるインター符号化画像のVARと、ステップS2に
おいて算出されたイントラ符号化画像のVARORとを
入力する。
【0079】次いで、ステップS13において、これら
を比較してマクロブロックタイプを選択する。すなわ
ち、イントラ符号化画像のVARORの方が小さけれ
ば、ステップS14において画像内動き予測を行ってイ
ントラマクロブロックタイプを出力し、インター符号化
画像のVARの方が小さければ、ステップS15におい
て、画像間動き予測を行ってインターマクロブロックタ
イプを出力する。
【0080】マクロブロックタイプを選択した後、ステ
ップS16において、全てのマクロブロックに関して上
述のマクロブロックタイプの決定処理が実行されたか否
かが判別され、所定フレーム内の全マクロブロックに対
してステップS1からの工程が実行される。
【0081】フレーム内の全マクロブロックに関してマ
クロブロックタイプが決定されると、ステップS17に
進み、次のフレームに関して同様の処理が繰り返され
る。
【0082】したがって、上述した画像情報変換装置1
によれば、輝度の情報に加えて色差信号の情報を用い
て、画像内符号化画像(以下、イントラ符号化画像と記
す。)を用いるか、画像間符号化画像(以下、インター
符号化画像と記す。)を用いるかの判定、参照画像フレ
ームとして、前方予測符号化画像を用いるか、後方予測
符号化画像を用いるか、双方向予測符号化画像を用いる
かの判定、さらには、動き予測としてフレーム予測を用
いるか、フィールド予測を用いるかの判定を実行するこ
とにより、画像劣化が抑止される最適な符号化予測モー
ドが選択できる。
【0083】以上説明した画像情報変換装置1は、全て
の判定の際に色差信号の情報を加味して符号化モードの
判定を実行する場合であるが、各マクロブロックにおい
てイントラ符号化画像を用いるか、インター符号化画像
を用いるかの判定、参照画像フレームとして前方予測符
号化画像を用いるか、後方予測符号化画像を用いるか、
双方向予測符号化画像を用いるかの判定、動き予測とし
てフレーム予測を用いるか、フィールド予測を用いるか
の判定のそれぞれの符号化画像判定に対して、色差信号
を用いた判定を選択的に実行することもできる。
【0084】続いて示す具体例は、輝度及び色差信号の
情報を各符号化モード判定において選択的に適用する場
合の例であって、ここでは、特に、色差信号を適用した
モード判定をイントラ符号化画像を用いるかインター符
号化画像を用いるかの判定時にのみ適用した画像情報変
換装置2について説明する。
【0085】画像情報変換装置2は、イントラ符号化画
像を用いるかインター符号化画像を用いるかの判定時に
のみ色差信号の情報を適用するため、画像情報変換回路
1と比べて動き補償回路の基本構成が簡素化できるとい
うさらなる利点を有するものである。
【0086】この場合の画像情報変換装置2における動
き補償回路の構成を図6に示す。ただし、画像情報変換
装置2において、図1、図2及び図3に示した画像情報
変換装置1と同様の機能を有する構成に関しては、同一
の番号を付して詳細な説明を省略する。
【0087】図6に示す動き補償回路24′は、加算器
117〜122から送られた各累積和の中から最小の累
積和を選択する第1の最小値選択回路180を備え、こ
こで選択された符号化予測モードに対して色差信号を適
用する。
【0088】第1の最小値選択回路180で選択された
符号化予測モードの色差信号は、減算器181に送られ
る。減算器181は、入力したイントラ符号化画像の色
差信号から、第1の最小値選択回路180で選択された
符号化予測モードの色差信号を減算して絶対値器182
に対して出力する。絶対値器182は、減算器181か
ら入力した値の絶対値を求め、累積器183へと出力す
る。
【0089】累積器183は、絶対値器182から入力
した絶対値を入力し、第1の最小値選択回路180で選
択された予測符号化モードの色差信号に関する参照画像
と入力画像のマクロブロックの差分絶対値の累積和を算
出して出力する。
【0090】加算器184は、累積器183から送られ
た輝度及び色差信号に関する累積和及び第1の最小値選
択回路180から送られた輝度に関する累積和を入力
し、さらにこれらを加算して第2の最小値選択回路19
0に出力する。
【0091】一方、入力されたイントラ符号化画像の色
差信号は、減算器181に送られるとともにMB平均器
131に送られる。このイントラ符号化画像の色差信号
から、1マクロブロック(MB)、YUV4:4:4で
あれば256画素サンプル、YUV4:2:2であれば
128画素サンプル、YUV4:2:0であれば64画
素サンプルの画素平均が算出され、減算器185に送ら
れる。
【0092】減算器185は、イントラ符号化画像の色
差信号から、MB平均器131で算出されたこの予測画
像信号のマクロブロック平均を減算して絶対値器186
に対して出力する。絶対値器186では、入力した値の
絶対値が求められる。累積器187では、入力した絶対
値をマクロブロック単位で累積し、イントラ符号化画像
の色差信号に関する参照画像と入力画像のマクロブロッ
クの差分絶対値の累積和として加算器188に対して出
力する。
【0093】加算器188では、累積器104から送ら
れた輝度に関する累積和及び累積器187から送られた
色差信号に関する累積和を入力し、さらにこれらを加算
して第2の最小値選択回路190に出力する。
【0094】続いて、このような構成を有した動き補償
回路24′を備えた画像情報変換装置2における予測モ
ード判定処理の一例を図7に示す。
【0095】図7に示す予測モード判定処理は、図4に
示したステップS1に対応するステップS21では、輝
度の情報のみを使用して予測符号化モードを選択する点
が特徴的である。本具体例では、色差信号の情報は、イ
ンター符号化画像の予測符号化モードが選択された後
に、ここで選ばれた予測符号化モードに対して適用され
るようになっている。
【0096】まず、動き補償回路24′における判定機
能部31は、処理する画像データのYUV比が、4:
4:4、4:2:2、4:2:0のうちの何れであるか
を判定する。
【0097】判定が終わると、輝度のみの情報を用い
て、図7のステップS21において、前方予測符号化画
像/後方予測符号化画像/双方向予測符号化画像におけ
る参照画像と入力画像との平均2乗予測誤差(VAR)
が算出される。ただし、VARは、上述した算出方法に
準ずる。
【0098】一方、イントラ符号化画像に関しては、ス
テップS22において、輝度及び色差信号の情報を用い
て、参照画像と入力画像との平均2乗偏差(VARO
R)が算出される。ただし、VARORは、上述した算
出方法に準ずる。
【0099】ステップS23及びステップS24におい
て、ステップS21で求められた各VARの中で前方予
測符号化画像のVARと、後方符号化画像のVARと、
双方向符号化画像のVARとが比較される。
【0100】以下、図7に示すステップS25〜ステッ
プS31の工程は、輝度のみの情報を用いたVARを比
較する点で、図4に示す処理とは異なるが、これらの工
程は、図4に示すステップS5〜ステップS11の工程
に対応しているため、詳細な説明は省略する。
【0101】ステップS32では、ステップS30及び
ステップS31において輝度の情報のみを用いて選択さ
れた符号化予測モードに対して、輝度及び色差信号を用
いて、再度インター符号化画像のVARを算出する。ま
た、ステップS22において算出された輝度及び色差信
号の情報を用いて算出されたイントラ符号化画像のVA
RORを入力する。
【0102】次いで、ステップS33において、輝度及
び色差信号の情報を用いて得られたVARとVAROR
とを比較してマクロブロックタイプを選択する。すなわ
ち、イントラ符号化画像のVARORの方が小さけれ
ば、ステップS34において画像内動き予測を行ってイ
ントラマクロブロックタイプを出力し、インター符号化
画像のVARの方が小さければ、ステップS35におい
て、画像間動き予測を行ってインターマクロブロックタ
イプを出力する。
【0103】マクロブロックタイプを選択した後、ステ
ップS36において、全てのマクロブロックに関して上
述のマクロブロックタイプの決定処理が実行されたか否
かが判別され、所定フレーム内の全マクロブロックに対
してステップS21からの工程が繰り返される。
【0104】フレーム内の全マクロブロックに関してマ
クロブロックタイプが決定されると、ステップS37に
進み、次のフレームに関して同様の処理が繰り返され
る。
【0105】したがって、上述した画像情報変換装置2
によれば、輝度の情報に加えて色差信号の情報を用い
て、画像内符号化画像(以下、イントラ符号化画像と記
す。)を用いるか、画像間符号化画像(以下、インター
符号化画像と記す。)を用いるかの判定、参照画像フレ
ームとして、前方予測符号化画像を用いるか、後方予測
符号化画像を用いるか、双方向予測符号化画像を用いる
かの判定、さらには、動き予測としてフレーム予測を用
いるか、フィールド予測を用いるかの判定を実行するこ
とにより、画像劣化が抑止される最適な符号化予測モー
ドが選択できる。
【0106】したがって、以上説明した画像情報変換装
置2によれば、色差信号の情報をイントラ符号化画像/
インター符号化画像の判定でのみ使っているため、前方
予測符号化画像/後方予測符号化画像/双方向予測符号
化画像、画像内符号化画像/画像間符号化画像の全てに
色差信号の情報を適用した図3に示す具体例と比べてメ
モリ、バンド幅が削減でき、ハードウェア負荷が少ない
回路を構成できる。
【0107】以上説明した符号化モード判定処理は、画
像データの符号化単位の動き予測にフィールド予測を用
いるかフレーム予測を用いるかを輝度の情報及び色差信
号の情報を適用して判定する符号化モード判定ステップ
を導入した、直交変換と動き補償を適用して画像データ
を圧縮して画像圧縮情報を得る画像情報変換処理を制御
する制御プログラムによれば、コンピュータを備えた一
般的な画像処理装置においても実行可能である。
【0108】この制御プログラムは、例えば、PC(パ
ーソナルコンピュータ)等の画像処理装置が読取可能な
フォーマットで記録された記録媒体を介して提供するこ
とができる。制御プログラムを記録する記録媒体として
は、磁気読取方式の記録媒体(例えば、磁気テープ、フ
レキシブルディスク、磁気カード)、光学読取方式の記
録媒体(例えば、CD−ROM、MO、CD−R、DV
D)等が考えられる。また、記録媒体には、半導体メモ
リ、いわゆるメモリカード等の記憶媒体も含まれる。
【0109】また、この制御プログラムは、いわゆるイ
ンターネット等のネットワークを介して提供することも
できる。
【0110】なお、本発明は、上述した具体例のみに限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0111】例えば、本具体例として説明した画像情報
変換装置2では、色差信号を用いた符号化モード判定を
選択的に実行することもできることを説明したが、具体
的には、本具体例で詳説したイントラ符号化画像/イン
ター符号化画像の判定において色差信号を適用する場合
のほかに、参照画像フレームとして前方予測符号化画像
/後方予測符号化画像/双方向予測符号化画像の判定、
又はフレーム予測/フィールド予測の判定のそれぞれに
色差信号の情報を適用することもできる。
【0112】また、これらの色差信号を用いる符号化モ
ード判定を組み合わせて実行することもできる。例え
ば、イントラ符号化画像/インター符号化画像の判定
と、前方予測符号化画像/後方予測符号化画像/双方向
予測符号化画像の判定に対して色差信号の情報を適用す
る場合、イントラ符号化画像/インター符号化画像の判
定と、フレーム予測/フィールド予測の判定に対して色
差信号の情報を適用する場合、或いは、前方予測符号化
画像/後方予測符号化画像/双方向予測符号化画像の判
定と、フレーム予測/フィールド予測の判定に対して色
差信号の情報を適用する場合があげられる。
【0113】このように色差信号の情報を選択的に適用
することによって、画像情報を圧縮する際、回路規模の
制限に応じた構成を採用して最適な符号化効率を得ると
ともに画像劣化を抑止できる画像情報変換装置を提供で
きる。
【0114】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る画像情報変換方法は、直交変換と動き補償を適用して
画像データを圧縮して画像圧縮情報を得る画像情報変換
方法において、画像データの符号化単位の動き予測にフ
ィールド予測を用いるかフレーム予測を用いるかを輝度
の情報及び色差信号の情報を適用して判定する符号化モ
ード判定工程を有することにより、符号化効率及び画質
を向上し、適切な予測モード選択を可能にする。
【0115】また、この画像情報変換方法では、さら
に、画像データの参照画像データとして、前方予測符号
化画像、後方予測符号化画像、双方向予測符号化画像の
うちの何れの画像を用いるかを判定するピクチャ判定工
程と、画像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画
像を用いるかを判定する動き予測判定工程とを有し、符
号化モード判定工程、ピクチャ判定工程、動き予測判定
工程を含む群から選択される1又は2の判定工程では、
輝度の情報及び色差信号の情報を用いて画像を判定し、
群に含まれる他の判定工程では、輝度の情報を用いるが
色差信号の情報を用いずに画像を判定してもよい。
【0116】このように色差信号の情報を選択的に適用
することによって、画像情報を圧縮する際、メモリ、バ
ンド幅を削減し、回路規模の制限に応じた構成を採用し
て最適な符号化効率を得るとともに画像劣化が抑止でき
る。
【0117】また、本発明に係る画像情報変換装置は、
直交変換と動き補償を適用して画像データを圧縮して画
像圧縮情報を得る画像情報変換装置において、画像デー
タの符号化単位の動き予測にフィールド予測を用いるか
フレーム予測を用いるかを輝度の情報及び色差信号の情
報を適用して判定する符号化モード判定手段を備えるこ
とによって、符号化効率及び画質を向上し、適切な予測
モード選択を可能にする。
【0118】この画像情報変換装置は、さらに、画像デ
ータの参照画像データとして、前方予測符号化画像、後
方予測符号化画像、双方向予測符号化画像のうちの何れ
の画像を用いるかを判定するピクチャ判定手段と、画像
内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用いる
かを判定する動き予測判定手段とを備え、符号化モード
判定手段、ピクチャ判定手段、動き予測判定手段を含む
群から選択される1又は2の判定手段では、輝度の情報
及び色差信号の情報を用いて画像を判定し、群に含まれ
る他の判定手段では、輝度の情報を用いるが色差信号の
情報を用いずに画像を判定してもよい。
【0119】このように色差信号の情報を選択的に適用
することによって、画像情報を圧縮する際、メモリ、バ
ンド幅を削減し、回路規模の制限に応じた構成を採用し
て最適な符号化効率を得るとともに画像劣化が抑止でき
る。
【0120】さらにまた、本発明に係る制御プログラム
は、直交変換と動き補償を適用して画像データを圧縮し
て画像圧縮情報を得る画像情報変換処理をコンピュータ
を備える画像処理装置に実行させる制御プログラムであ
って、画像データの符号化単位の動き予測にフィールド
予測を用いるかフレーム予測を用いるかを輝度の情報及
び色差信号の情報を適用して判定する符号化モード判定
ステップを有することによって、画像処理装置に対し
て、符号化効率及び画質を向上する適切な予測モード選
択処理を実行可能にする。
【0121】この制御プログラムは、さらに、画像デー
タの参照画像データとして、前方予測符号化画像、後方
予測符号化画像、双方向予測符号化画像のうちの何れの
画像を用いるかを判定するピクチャ判定ステップと、画
像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用い
るかを判定する動き予測判定ステップとを有し、符号化
モード判定ステップ、ピクチャ判定ステップ、動き予測
判定ステップを含む群から選択される1又は2の判定ス
テップでは、輝度の情報及び色差信号の情報を用いて画
像が判定され、群に含まれる他の判定ステップでは、輝
度の情報を用いるが色差信号の情報を用いずに画像が判
定されてもよい。
【0122】このように色差信号の情報を選択的に適用
することによって、画像処理装置に対して、画像情報を
圧縮する際、メモリ、バンド幅を削減し、その画像処理
装置の処理能力に応じた最適な符号化効率を得るととも
に画像劣化が抑止できる処理を実行可能にする。
【0123】また、この制御プログラムを記録媒体とし
て提供することによって、画像処理機能を備え、記録媒
体が再生可能な汎用の情報処理装置に対して、符号化効
率及び画質を向上する適切な予測モード選択処理を実行
可能にする。また、メモリ、バンド幅を削減し、この情
報処理装置の処理能力に応じた最適な符号化効率を得る
とともに画像劣化が抑止できる処理を実行可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例として示す画像情報変換装置の
構成を説明する構成図である。
【図2】本発明の具体例として示す画像情報変換装置の
動き補償回路を説明する構成図である。
【図3】本発明の具体例として示す画像情報変換装置の
動き補償回路を説明する構成図である。
【図4】本発明の具体例として示す画像情報変換装置の
符号化モード判定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図5】(a)は、輝度に関して原画像のマクロブロッ
クと参照画像のマクロブロックの対応を説明する図であ
り、(b)は、YUV4:4:4のときの色差信号に関
して原画像のマクロブロックと参照画像のマクロブロッ
クの対応を説明する図であり、(c)は、YUV4:
2:2の場合の説明図であり、(d)は、YUV4:
2:0の場合の説明図である。
【図6】本発明の具体例として示す画像情報変換装置の
動き補償回路を説明する構成図である。
【図7】本発明の具体例として示す画像情報変換装置の
符号化モード判定処理を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像情報変換装置、11 入力端子、12 画面並
換回路、13 差分器、14 DCT回路、15 量子
化回路、16 レート制御回路、17 可変長符号化回
路、18 バッファ、19 出力端子、20 逆量子化
回路、21 逆DCT回路、22 加算器、23 画像
メモリ、24 動き補償回路、25 動き予測回路、3
1 判定機能部、32 動き検出機能部、33 コント
ローラ、34 コントローラ、101 MB平均器(輝
度用)、102 減算器(輝度用)、103 絶対値器
(輝度用)、104 累積器(輝度用)、123 平均
器(輝度用)、124 フレーム処理回路(輝度用)、
127 フィールド処理回路(輝度用)、131 MB
平均器(色差信号用)、132 減算器(色差信号
用)、133 絶対値器(色差信号用)、134 累積
器(色差信号用)、153 平均器(色差信号用)、1
61 加算器、170 最小値選択回路、180第1の
最小値選択回路、190 第2の最小値選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 卓也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C057 CE02 DA06 EA02 EA06 EA07 EG01 EG10 EM02 EM03 EM04 EM09 EM13 EM16 FB03 5C059 KK01 LA05 MA00 MA02 MA03 MA04 MA05 MA21 MA23 MC11 ME01 NN01 PP05 PP06 PP07 PP16 SS20 TA23 TA24 TB07 TC12 TD02 TD03 TD06 UA39 5J064 AA01 AA02 BA09 BA16 BB01 BB03 BC01 BC08 BC14 BC21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交変換と動き補償を適用して画像デー
    タを圧縮して画像圧縮情報を得る画像情報変換方法にお
    いて、 上記画像データの符号化単位の動き予測にフィールド予
    測を用いるかフレーム予測を用いるかを輝度の情報及び
    色差信号の情報を適用して判定する符号化モード判定工
    程を有することを特徴とする画像情報変換方法。
  2. 【請求項2】 上記画像データの参照画像データとし
    て、前方予測符号化画像、後方予測符号化画像、双方向
    予測符号化画像のうちの何れの画像を用いるかを判定す
    るピクチャ判定工程と、 画像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用
    いるかを判定する動き予測判定工程とを有し、 上記符号化モード判定工程、上記ピクチャ判定工程、上
    記動き予測判定工程を含む群から選択される1又は2の
    判定工程では、輝度の情報及び色差信号の情報を用いて
    画像を判定し、上記群に含まれる他の判定工程では、輝
    度の情報を用いるが色差信号の情報を用いずに画像を判
    定することを特徴とする請求項1記載の画像情報変換方
    法。
  3. 【請求項3】 上記画像圧縮情報は、MPEG(Moving
    Picture Experts Group)規格に準拠していることを特
    徴とする請求項1記載の画像情報変換方法。
  4. 【請求項4】 直交変換と動き補償を適用して画像デー
    タを圧縮して画像圧縮情報を得る画像情報変換装置にお
    いて、 上記画像データの符号化単位の動き予測にフィールド予
    測を用いるかフレーム予測を用いるかを輝度の情報及び
    色差信号の情報を適用して判定する符号化モード判定手
    段を備えることを特徴とする画像情報変換装置。
  5. 【請求項5】 上記画像データの参照画像データとし
    て、前方予測符号化画像、後方予測符号化画像、双方向
    予測符号化画像のうちの何れの画像を用いるかを判定す
    るピクチャ判定手段と、 画像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用
    いるかを判定する動き予測判定手段とを備え、 上記符号化モード判定手段、上記ピクチャ判定手段、上
    記動き予測判定手段を含む群から選択される1又は2の
    判定手段では、輝度の情報及び色差信号の情報を用いて
    画像を判定し、上記群に含まれる他の判定手段では、輝
    度の情報を用いるが色差信号の情報を用いずに画像を判
    定することを特徴とする請求項4記載の画像情報変換装
    置。
  6. 【請求項6】 上記画像圧縮情報は、MPEG(Moving
    Picture Experts Group)規格に準拠していることを特
    徴とする請求項4記載の画像情報変換装置。
  7. 【請求項7】 直交変換と動き補償を適用して画像デー
    タを圧縮して画像圧縮情報を得る画像情報変換処理をコ
    ンピュータを備える画像処理装置に実行させる制御プロ
    グラムにおいて、 上記画像データの符号化単位の動き予測にフィールド予
    測を用いるかフレーム予測を用いるかを輝度の情報及び
    色差信号の情報を適用して判定する符号化モード判定ス
    テップを有することを特徴とする制御プログラム。
  8. 【請求項8】 上記画像データの参照画像データとし
    て、前方予測符号化画像、後方予測符号化画像、双方向
    予測符号化画像のうちの何れの画像を用いるかを判定す
    るピクチャ判定ステップと、 画像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用
    いるかを判定する動き予測判定ステップとを有し、 上記符号化モード判定ステップ、上記ピクチャ判定ステ
    ップ、上記動き予測判定ステップを含む群から選択され
    る1又は2の判定ステップでは、輝度の情報及び色差信
    号の情報を用いて画像が判定され、上記群に含まれる他
    の判定ステップでは、輝度の情報を用いるが色差信号の
    情報を用いずに画像が判定されることを特徴とする請求
    項7記載の制御プログラム。
  9. 【請求項9】 上記画像圧縮情報は、MPEG(Moving
    Picture Experts Group)規格に準拠していることを特
    徴とする請求項7記載の制御プログラム。
  10. 【請求項10】 直交変換と動き補償を適用して画像デ
    ータを圧縮して画像圧縮情報を得る画像情報変換処理を
    コンピュータを備える画像処理装置に実行させる制御プ
    ログラムが記録された記録媒体であって、 上記制御プログラムは、 上記画像データの符号化単位の動き予測にフィールド予
    測を用いるかフレーム予測を用いるかを輝度の情報及び
    色差信号の情報を適用して判定する符号化モード判定ス
    テップを有することを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 上記制御プログラムは、 上記画像データの参照画像データとして、前方予測符号
    化画像、後方予測符号化画像、双方向予測符号化画像の
    うちの何れの画像を用いるかを判定するピクチャ判定ス
    テップと、 画像内符号化画像、画像間符号化画像の何れの画像を用
    いるかを判定する動き予測判定ステップとを有し、 上記制御プログラムでは、上記符号化モード判定ステッ
    プ、上記ピクチャ判定ステップ、上記動き予測判定ステ
    ップを含む群から選択される1又は2の判定ステップに
    おいて、輝度の情報及び色差信号の情報を用いて画像が
    判定され、上記群に含まれる他の判定ステップでは、輝
    度の情報を用いるが色差信号の情報を用いずに画像が判
    定されることを特徴とする請求項10記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 上記制御プログラムに制御されて得ら
    れる上記画像圧縮情報は、MPEG(Moving Picture E
    xperts Group)規格に準拠していることを特徴とする請
    求項10記載の記録媒体。
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