JP2003168016A - コンテンツ商品のダウンロード販売システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小売店が中間の流通業者より仕入れ販売する
従来のコンテンツ商品の販売では、流通管理コストや運
送費等で商品が高価になり、又、関連商品の同時販売も
困難であった。新規配社等に効率的な販売の機会を提供
出来なかった。 【解決手段】 ダウンロードセンタ３は、ＤＢと、配社
２から受信した商品と商品情報をＤＢに蓄積し商品情報
を関連商品情報に反映するコンテンツ登録処理手段と、
ユーザ端末１に商品紹介し購入しようとする商品とこの
関連商品の情報を表示し同時購入を促す販売情報提示処
理手段と、ユーザより金融機関４のカード番号を含め個
人情報を取得し金融機関４が保持する個人情報との整合
を確認しＩＤ、パスワードを返し、これらと個人情報を
ＤＢに登録する入会手続き処理手段と、会員に購入手続
きを行なわせ商品ファイルを送信しログに記録する商品
送信処理手段と、金融機関４に商品代金の処理を依頼す
る請求処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はコンテンツ商品を製
作或いは支給するコンテンツ支給者の販売を代行してユ
ーザにダウンロード販売するダウンロード販売システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来よりビデオテープやＤＶＤ媒体に格
納された映画、ビデオ映像商品或いはＣＤ−ＲＯＭ媒体
に格納された音楽および電子書籍、コンピュータやゲー
ムのソフトウェア、語学学習教材等のコンテンツ商品
は、小売店が中間の流通業者を介して仕入れ販売してい
る。小売店では商品の品切れや長期滞留在庫が発生しな
い様に売れ行き状態を考慮し適切なストックを保つ様在
庫管理をしている。

【０００３】又、これら商品を製作し配給する会社（以
下配社とする）から小売店に至る流通過程では商品の運
送を伴っており、ユーザも小売店に出向き、ビデオやＤ
ＶＤ或いはＣＤ−ＲＯＭといった決められた媒体に格納
されている商品を購入している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンテンツ
商品の販売体系では、流通の為の管理コスト（手配、在
庫管理、販売要員の人件費）、運送費、小売店等の販促
費、店舗のフロア代や媒体費用が掛かりこれら全てが商
品価格に反映され高価になるという第１の問題があっ
た。

【０００５】又、従来のコンテンツ商品の販売体系で
は、あるコンテンツ商品を購入したユーザに対しテーマ
や内容等の関連する商品をそれ迄の販売実績（売れ筋）
情報に従い併せて或いは追加して購入する様薦めるとい
った方式を提供するものでもない。

【０００６】更に、コンテンツの販売に対し広範囲の販
売チャネルを即座に提供するものではなく、新規の配社
や個人等の零細な配社が新規参入しにくいし、個人的な
コンテンツ制作者等に効率的な販売の機会を提供出来な
いという第２の問題点があった。

【０００７】そして購入されたコンテンツ商品の不正な
コピーに対するガードがないという第３の問題点があっ
た。本発明ではコピーガードとしては、再生装置の金物
増となるコテンツデータ全体の暗号化やスクランブルで
なく効率的なコピーガードを提供する。

【０００８】又、購入者がコンテンツ商品をバックアッ
プセーブする記憶媒体についても選択可能とし付加価値
を付けるものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の第１のダウンロ
ード販売システムは、コンテンツ商品を購入するユーザ
の端末と、コンテンツ商品元本の支給者の端末と、元本
の支給を受けユーザにコンテンツ商品をダウンロード販
売するダウンロードセンタとがネットワーク接続された
ダウンロード販売システムであって、前記ユーザ端末側
にはブラウザを含み、前記ダウンロードセンタ側には情
報処理装置とデータベースを備え、このデータベースに
はコンテンツ商品元本と、商品の名称とプロフィールを
含む商品情報と、商品情報に共通のテーマやキーワード
を持つ商品識別を保持する関連商品情報と、会員ユーザ
の個人情報と、購入したユーザの識別と商品識別と日付
を含むダウンロードログとを保持し、前記情報処理装置
は前記支給者から登録要求を受け、商品元本と商品情報
を取得しこれらを前記データベースに蓄積し、取得した
商品情報を前記関連商品情報に反映するコンテンツ登録
処理手段と、ユーザ端末からのアクセスに応答し商品の
紹介を行いユーザが購入しようとする商品と、これに関
連する他の商品情報を表示し、併せての或いは追加の購
入を促す販売情報提示処理手段と、ユーザの入会要求を
受けユーザの個人情報を取得しユーザＩＤとパスワード
をユーザ端末に返し、これらの情報と前記個人情報を前
記データベースに登録する入会手続き処理手段と、会員
ユーザに対しユーザが選定した商品の購入手続きを行な
わせ商品ファイルをユーザ端末に送信し、ユーザ識別と
商品識別と日時をダウンロードログに記録する商品送信
処理手段と、ダウンロードログの購入記録をユーザ毎に
集計し商品代金を請求する請求処理手段とを備えること
を特徴とする。

【００１０】本発明の第２のダウンロード販売システム
は、前記ネットワークには前記ユーザがクレジットカー
ド等の口座を持つ金融機関の端末も接続され、、前記ダ
ウンロードセンタの情報処理装置は、入会手続き処理手
段が個人情報としてユーザのクレジットカード等の番号
も含めて取得し、前記個人情報が前記金融機関が保持す
る個人情報と整合するか確認してから会員登録する様に
し、前記請求処理手段の代わりに請求・費用処理手段を
持ち、この処理手段はダウンロードログの購入記録をユ
ーザ毎に集計し前記データベースに登録されたクレジッ
トカード等の番号を参照し商品代金をその金融機関に請
求し、手数料分をダウンロードセンタの口座に、残りを
商品元本の支給者の口座に振り込ませることを特徴とす
る。

【００１１】本発明の第３のダウンロード販売システム
は、前記第１、又は第２のダウンロード販売システムに
於いて、前記コンテンツ商品に映画や映像商品、音楽商
品、電子書籍商品、コンピュータソフトウェア商品、コ
ンピュータゲーム商品、語学学習商品のいずれかを含む
ことを特徴とする。

【００１２】本発明の第４のダウンロード販売システム
は、前記第１、第２、又は第３のダウンロード販売シス
テムに於いて、前記前記ダウンロードセンタの情報処理
装置は、前記ダウンロードログより商品毎の販売数を得
て前記商品毎の関連商品の販売数も前記データベースに
登録する手段も有し、前記販売情報提示処理手段がデー
タベースを参照し前記関連商品の商品情報の表示を売れ
筋順に行う様にしたことを特徴とする。

【００１３】本発明の第５のダウンロード販売システム
は、前記第１、第２、又は第３のダウンロード販売シス
テムに於いて、前記前記ダウンロードセンタが、前記ダ
ウンロードログとしてユーザ識別と商品名と日時の他に
ユーザの性別と年齢もデータベースに記録し、或いは記
録されたユーザ識別よりデータベースの個人情報を参照
し、商品購入したユーザの性別と年齢と商品識別を得て
これらを集計分析し商品識別ごとの購入者のプロフィー
ルを出力する手段も有することを特徴とする。

【００１４】本発明の第６のダウンロード販売システム
は、前記第１、第２、又は第３のダウンロード販売シス
テムに於いて、前記ユーザ端末側にはユーザ端末本体と
これに接続されたコンテンツの記録・再生装置も備え、
前記ユーザ端末本体はダウンロードした或いはダウンロ
ード中のコンテンツ商品を前記記録・再生装置の媒体に
セーブする手段も有することを特徴とする。

【００１５】本発明の第７のダウンロード販売システム
は、前記第６のダウンロード販売システムに於いて、前
記商品送信処理手段は、ユーザ端末に送信する商品ファ
イルを、コンテンツデータと、コンテンツデータを再生
する再生ソフトウェアと、ユーザ固有で埋め込まれた参
照鍵と、これとユーザによる参照時に入力される鍵情報
とを照合し一致すれば再生ソフトウェアを起動する照合
ソフトウェアとを一体化した実行形式のファイルとして
これを送信することを特徴とする。

【００１６】本発明の第８のダウンロード販売システム
は、前記第７のダウンロード販売システムに於いて、前
記商品送信処理手段は、ユーザ端末に送信する商品ファ
イルを、コンテンツデータと、コンテンツデータを再生
する再生ソフトウェアと、ユーザ固有で埋め込まれた参
照鍵と、これとユーザによる参照時に入力される鍵情報
とを照合し一致すれば再生ソフトウェアを起動する照合
ソフトウェアとを一体化した実行形式のファイルとしこ
のファイルのヘッダーのインデックスではコンテンツの
開始位置情報を含まない様に作成し送信することを特徴
とする。

【００１７】本発明の第９のダウンロード販売システム
は、前記第７、又は第８のダウンロード販売システムに
於いて、前記参照鍵にユーザの会員登録時のユーザ識別
或いはパスワードを含むことを特徴とする。

【００１８】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明のダウ
ンロード販売システムの全体構成を示したシステム図で
ある。ダウンロード販売システムは、ユーザ端末１と、
映画、ビデオ映像や音楽および電子書籍、コンピュータ
／ゲーム・ソフトウェア、語学学習教材等の情報を保有
する配社２と、これらの商品の提供を受け蓄積するダウ
ンロードセンタ３と、決済を行う金融機関４と、これら
を相互に接続するインターネット等のネットワーク１０
０から構成されている。

【００１９】ユーザ端末１は、図２に示す通り、パーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置であり、ユーザ端末
本体１１と、外部装置として音楽、映像を記録し再生す
るＨＤＤ記録・再生装置１２と、映像を記録し、再生す
るＤＶＤ記録・再生装置１３とで構成される。

【００２０】ユーザ端末本体１１は、ＣＰＵ１１１と通
信アダプタ１１２と、情報入力用のキーボート等の入力
デバイスとそれのコントローラを含む入力手段１１３
と、音楽、電子書籍の音声出力用のスピーカ１１５１と
語学学習等の音声入力用のマイク１１５２とこれの駆動
機能やマイク入力をデータに変換するサウンド回路１１
５３と、ディスプレイ装置と表示用メモリやコントロー
ラを含む表示手段１１４と、外部装置とのインタフェー
スのＨＡ（ホストアダプタ）１１６とメモリ１１７を含
む。

【００２１】メモリ１１７は通信処理手段１５１、ＨＡ
−Ｄ／Ｄ（ホストアダプタ−デバイスドライバ）１５
３、表示ドライバ１５４、サウンドＤ／Ｄ１５５を含む
ＯＳ等１５と、通信処理手段１５１を用いダウンロード
センタ３にアクセスしこれより販売画面情報（画面情報
とタグ等の手続き）や付属する情報、入会手続き画面情
報、商品購入手続き画面情報（ダウンロードページ）等
を受信しこれらを表示し実行するブラウザ１６を含む。

【００２２】ＤＶＤ記録・再生装置１３はドライブユニ
ット１３１とデータのデコード等を行うプロセッサ等１
３２と、ディジタルのデータや制御信号、アナログ映像
出力、音声出力を含むＩ／Ｆ（インタフェース）部１３
３とを含む。

【００２３】ユーザ端末本体１１の動作概要は、ダウン
ロードセンタにアクセスし受信した画面情報や手続きを
実行することで、個人情報、金融機関情報、パスワード
等の入力による入会手続きを行い、ダウンロードによる
商品を購入し、商品ファイル（照合ソフト１８２とこれ
に組み込まれた再生ソフト１８１とコンテンツデータ）
をＨＤＤ、ＤＶＤ等の記録媒体へのバックアップセーブ
を行い、商品鑑賞時には商品ファイルを読み出し、照合
ソフト１８２を実行し必要となるデータ参照鍵を解除後
再生ソフト１８１を呼出しコンテンツデータを再生す
る。

【００２４】配社に関しては、下記の機能を有するパソ
コンやサーバ等の情報処理装置である。尚、一例として
映画配社Ａ社に関して図３を用いて説明する。映画配社
Ａ社は、配社端末２１と映画商品データベース２２から
構成されている。

【００２５】配社端末２１は、パソコンやサーバ等の情
報処理装置であり、ブラウザ２１２と通信手段２１１を
含み、映画商品データベース２２の内容をネットワーク
１００を介してダウンロードセンタ３へ送付する機能を
有する。

【００２６】ダウンロードセンタ３は、図４に示す通り
サーバ等の情報処理装置３１とデータベース３２で構成
されている。データベース３２は商品情報、商品群、個
人認証情報、代金処理情報、関連商品情報（キーワー
ド）、商品毎の販売数と関連商品の売れ筋情報、ダウン
ロードログを含む。

【００２７】関連商品情報（キーワード）は図１７に示
す様に各ジャンルの各商品がどのキーワードを持つかを
示した表であり、商品間のタイトル、テーマ、主題上の
関連を示す。

【００２８】商品毎の販売数と関連商品の売れ筋情報
は、図１８に示す様に過去の商品毎の販売数と、同時に
販売された関連商品の商品識別と販売数を売れ筋順に示
した表である。

【００２９】情報処理装置３１はウェブ通信手段３１１
とコンテンツ登録処理手段３１２と販売情報提示処理手
段３１３と入会手続き処理手段３１４と商品送信処理手
段３１５と請求・費用処理手段３１６と集計処理手段３
１７から構成されている。

【００３０】ウェブ通信手段３１１はダウンロードセン
タ３のＵＲＬ上位部分に対応した通信アドレスを持ち、
ユーザ端末１や配社端末２１からのアクセスを受けると
宛先アドレスが自アドレスに一致すれば情報を受信し、
ＵＲＬ下位部分に従って対応する情報処理装置３１装置
の各処理手段に受信情報を渡す。

【００３１】又、複数の通信ポートに各処理手段の相手
装置の通信アドレスを保持しており各処理手段からの送
信要求や送信情報を受け相手装置に送信する。

【００３２】コンテンツ登録処理手段３１２は配社２か
ら新製品のコンテンツの登録要求（販売依頼）を受ける
と商品情報と商品ファイル（コンテンツ）を取得し、こ
れらをデータベース３２の商品情報、商品群、に蓄積し
商品情報を関連商品情報（キーワード）に反映してお
く。

【００３３】販売情報提示処理手段３１３は商品の紹介
および広告を行い、ユーザが購入しようとする商品の情
報を表示し、これに関連する他の商品の情報をデータベ
ース３２の販売数と関連商品の売れ筋情報を引き該当の
商品情報を得て売れ筋順に表示し、併せて或いは追加購
入するよう促す。又、入会手続きへの案内をする。

【００３４】入会手続き処理手段３１４はユーザの入会
要求を受けて、クレジットカード等（クレジットカード
やキャッシュカードやデビッドカード）の番号を含むユ
ーザの個人情報を取得しクレジットカード会社等の金融
機関４に登録されたユーザ口座の個人情報と照合確認し
整合していれば認証しユーザＩＤと取り決めたパスワー
ドをユーザ端末１に返し、これらの情報と個人情報をデ
ータベース３２の個人認証情報に登録する。

【００３５】商品送信処理手段３１５は選定された商品
の購入手続きを行い商品ファイルに参照鍵を設定しダウ
ンロード指示に応じてユーザ端末１に送信し、ユーザＩ
Ｄ或いはユーザ名と商品名と日時等をダウンロードログ
に記録する。

【００３６】請求・費用処理手段３１６はダウンロード
ログの各ユーザの購入記録と、個人認証情報のカード情
報に従がい、対応する金融機関への代金請求処理を行な
う。

【００３７】金融機関４は、ユーザが口座を保有する金
融機関であり、個人／法人用の口座情報を保有し、ダウ
ンロードセンタ３からの要請により、ユーザの口座から
料金を自動引き落として、指定された口座に自動的に振
り込む機能を有する。

【００３８】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。図５、６、７のフローチャー
ト、図８〜図１８を参照して、本実施形態の動作につい
て詳細に説明する。

【００３９】図５を参照すると、映画、ビデオ映像や音
楽および電子書籍、コンピュータ／ゲームのソフトウェ
ア語学学習教材等の電子情報の商品を保有する配社２
は、ダウンロードセンタ３のコンテンツ登録処理手段３
１２にアクセスする（ステップ１）。コンテンツ登録処
理手段３１２は図８に示す商品転送用入力画面情報を送
信する（ステップ２）。配社端末２１で商品転送用入力
画面が表示されると販売したい商品ファイルをダウンロ
ードセンタに、オンラインによるファイル転送を使用し
て登録する。この時、商品に関する情報（プロフイール
と特徴を示すキーワード）も一緒に登録する（ステップ
３）。

【００４０】このキーワードとは、以下の様な内容を示
す。 （１）映画、ビデオ映像においては、制作監督、脚本
家、原作者、出演者、映像内で使用している音楽の題
名、作曲／作詞者、歌手等。 （２）音楽においては、曲名、作詞／作曲者、歌手等。 （３）電子書籍においては、著作者、ジャンル（フィク
ション／ノンフィクション、趣味、コンピュータ、工
学、医学、産業、芸術、語学等） （４）コンピュータソフトウェアにおいては、ソフトウ
ェア名、著作者名、動作ＯＳ、ソフトの種類（ワープ
ロ、表計算、ＷＷＷブラウザ、電子メール、データベー
ス、会計、ゲーム等） （５）語学学習機材においては、講師名、対象とする国
語名。

【００４１】ダウンロードセンタ３は、配社２から転送
された商品ファイルや商品に関する情報をデータベース
３２の商品群や商品情報に蓄積するとともに、商品に関
する情報を図１７に示す関連商品情報（キーワード）に
追加登録する。

【００４２】また、データベース３２には図１８に示す
過去の商品毎の販売数と、同時に販売された関連商品の
売れ筋情報も保有しているのでこの新規商品と共通のキ
ーワードをもつ既登録の商品の新規関連商品蘭に新規商
品の識別をエントリしておく（ステップ４）。

【００４３】ユーザは、ユーザ端末１のブラウザ１６を
使用し、ネットワーク１００を介して、ダウンロードセ
ンタ３にアクセスすると（ステップ５）、ダウンロード
センタ３の販売情報提示処理手段３１３は販売情報画面
と商品に関する情報を返す（ステップ６）。

【００４４】ユーザ端末１のブラウザ１６がこれを実行
し図９に示す販売情報を表示し、ユーザが購入を希望す
る商品（映画「大阪の休日」）を決定すると（ステップ
７）、図１８に示す関連商品の売れ筋情報から、その商
品のキーワード（大阪）に合致する商品を送信し（ステ
ップ８）、売れ筋順に表示し関連商品として購入を薦
め、気に入ればユーザは併せて選定する（ステップ
９）。

【００４５】ユーザは、商品の購入に当たり、入会手続
きを指定すると（ステップ１０）、情報処理装置３１の
入会手続き処理手段３１４は図１０で示す入会手続き画
面を送り（ステップ１１）、ブラウザ１６が表示するの
で個人情報（氏名、生年月日、クレジットカード等のＩ
Ｄ、住所、パスワード等）を入力することで、入会手続
きを実施する（ステップ１２）。既に入会手続きが完了
しているユーザに関しては、重複する入会手続きは実施
しない。

【００４６】図６に移り、ユーザ端末１から、入会手続
きに関する個人情報を受信した情報処理装置３１の入会
手続き処理手段３１４は、クレジットカード等のＩＤ内
の金融機関コード等で指定される金融機関４と個人情報
の正当性を確認する。

【００４７】この個人情報の正当性確認とは、ユーザの
個人情報（氏名、生年月日、クレジットカード等の番
号、パスワード等）が、ダウンロードセンタ３で受信し
た個人情報と金融機関４が保有する個人口座情報の間
で、一致するか確認を取合う。即ち、予め登録された金
融機関が保有する氏名、クレジットカード等の番号、パ
スワード、生年月日とユーザ端末から入力されたこれら
の情報を比較する（ステップ１３）。

【００４８】一致すれば、個別のＩＤとパスワードをユ
ーザ端末に通知する。ここで一致しなければ、再度入力
を指示し、再度の照合で一致すれば、個別のＩＤとパス
ワードをユーザ端末に通知する。そして個人情報、個別
のＩＤ、パスワードをデータベース３２の個人認証情報
に登録する（ステップ１４）。

【００４９】再度の入力にて、一致しなければ、本人確
証が得られないので、本販売システムの動作は終了す
る。

【００５０】次にユーザが「購入する」を指定すると
（ステップ１５）、販売画面情報（手続き）、ブラウザ
１６により、商品送信処理手段３１５にアクセス要求を
送る。商品送信処理手段３１５は、商品のダウンロード
ページを送信し（ステップ１６）、ユーザ端末１にて販
売情報手続きがユーザにより選定された商品識別をダウ
ンロードページに引継ぎ図１１に示すダウンロードペー
ジが表示される。ユーザは商品識別（ジャンル、商品
名）を確認するとＩＤ、パスワードを入力しダウンロー
ドを指示する（ステップ１７）。商品識別と入力された
情報が商品送信処理手段３１５に送信され、ＩＤとパス
ワードの組み合わせがデータベース３２の個人認証情報
に登録されていれば商品の提供に進む（ステップ１
８）。

【００５１】商品は、入会手続き時の氏名、パスワー
ド、生年月日のデータ参照鍵がヘッダ情報として付加さ
れたコンテンツ、および映像や音楽鑑賞のための再生ソ
フト、鑑賞時に個人認証を行うデータ参照鍵の照合ソフ
トが一体となった実行ファイルとして提供される。

【００５２】この際にダウンロードセンタ３では、ユー
ザ端末１に対する商品のダウンロード情報を図１２に示
す様なログに残しておく。即ち、商品をユーザに送信す
る度にユーザ名、性別、年齢、日付、商品名を記録する
（ステップ１９）。

【００５３】図７に移り説明する。このログを入力とし
図１３に示す様にユーザ別の精算代金情報を作成しこれ
によって金融機関４へ代金請求を行う（ステップ２
０）。

【００５４】金融機関４は、ダウンロードセンタ３より
受けた代金請求に対する精算を実施する。ユーザの口座
から代金を引き落とし、ダウンロードセンタの口座に一
定率の手数料を振り込み、残り代金を配社の口座に振り
込む手続きを行う（ステップ２１）。

【００５５】ユーザは、ダウンロードによる商品購入
後、必要に応じて記憶媒体へダウンロードした商品をバ
ックアップする（ステップ２２）。

【００５６】ユーザがダウンロードにより購入した商品
を鑑賞する際は、ユーザ端末１で、ダウンロードされた
実行ファイルを実行すると、まず、図１６に示すデータ
参照鍵の入力画面が表示され、データ参照鍵の入力が可
能となる。商品に付加されている図１５に示すヘッダ情
報と、鑑賞する際にユーザが入力した情報を比較して、
データ参照鍵が一致すると、再生ソフトが起動され、商
品の閲覧が可能となる。

【００５７】この入力情報が、商品に付加されている鍵
情報と一致しない場合は、再生ソフトが起動されず、商
品閲覧が不可となり、再度入力を促す表示をする。（ス
テップ２３）更にダウンロードセンタ３にて、図１２の
ダウンロードのログを入力とし図１４に示す様な商品別
の販売数情報を作成しこれにより、図１８に示す商品毎
の販売数量と関連商品の売れ筋管理データベースの更新
を行い、次の販売のための情報とする。又、ログを集計
分析し商品別の購入者のプロフィール（性別と年齢層、
地域等）を出力する（ステップ２４）。

【００５８】これらの情報を、商品毎に各配社に提供す
ることで、配社は、次の新製品開発および同時に売れる
商品の傾向を把握でき、関連商品情報のキーワード登録
時の参考データとして扱う。

【００５９】尚、照合ソフトとは、以下の機能を有する
ソフトウェアであり、ユーザ宛にダウンロードされる商
品に必ず付加される。 （１）データ参照鍵の内容（個人情報）に関しては、ダ
ウンロード後の参照及び削除は不可である。ユーザが登
録内容を忘れてしまった場合にはダウンロードセンタに
連絡して、データ参照鍵の内容を確認して、再度ダウン
ロードを実施する。 （２）図１５に示しているコンテンツヘッダ情報内のａ
ａ・・ａと、商品を鑑賞する際の入力情報が一致してい
るかどうかの確認。 （３）上記確認機能により情報が一致している場合に
は、再生ソフトを起動し、商品の閲覧を許可する （４）上記確認機能により情報が不一致の場合には、再
生ソフトを起動せず、商品の閲覧は許可しない。再度情
報入力を促す。

【００６０】また、照合ソフトやデータ参照鍵が必ず商
品に付加されることで不正な複製を抑制するコピーガー
ドの機能も併せ持つことになる。

【００６１】具体的には、ある商品をユーザがダウンロ
ードして複製したと仮定する。複製したものをユーザが
第三者に貸し出す、若しくは受け渡しても、第三者はデ
ータ参照鍵を解除することができないため、商品を閲覧
することができない。従って、商品を第三者に受け渡す
場合には商品の複製と共にユーザの個人情報の受け渡し
も必要となるため、複製による不正な商品氾濫を抑制す
ることができる。

【００６２】更に商品ファイル全体のヘッダのインデッ
クス情報からは照合ソフトの先頭が見えるがコンテンツ
データの先頭は見えない様にすることで、他の汎用的な
再生ソフトで再生をしようとしてもコンテンツヘッダ位
置（セクタ、ブロック等）が分からないので再生出来な
い。更にコンテンツヘッダ位置が分からないのでコンテ
ンツのみのファイルも抽出出来ず再生出来ない。

【００６３】次に図２を参照し再生の動作例を説明す
る。ユーザが媒体１４の商品ファイルをＤＶＤ記録・再
生装置１３より読み込み商品ファイル１８を実行起動す
ると照合ソフトウェア１８２が起動される。照合ソフト
ウェア１８２は表示手段１１４に個別情報の入力画面を
表示する。

【００６４】そして入力された個別情報とコンテンツ１
８３のヘッダ等に設定された参照鍵を照合し一致すれば
再生ソフトウェア１８１を起動する。再生ソフトウェア
１８１はホストアダプタＤ／Ｄ１５３を通じＤＶＤ記録
・再生装置１３のＤ／Ｄ１３２１にコンテンツの開始位
置を指示し再生の指示をする。

【００６５】尚、コンテンツ１８３はコンテンツデータ
全体でなくてもよい。コンテンツデータの最初の章を含
んでいればよい。

【００６６】又、再生ソフトウェア１８１がＤＶＤ記録
・再生装置１３への再生の指示に先立ち、サウンドＤ／
Ｄ１５５や表示ドライバ１５４を通じ、サウンド回路１
１３や表示手段１１４の設定を行ってもよい。

【００６７】

【発明の効果】以上説明した様に本発明の販売システム
は、小売店や中間業者を介さない販売体系でありこれら
の在庫管理コスト、運送コストが削減され、媒体コスト
も含まないので商品原価を低減できるという第１の効果
を有する。

【００６８】そして、配社からダウンロードセンタへの
商品登録、ダウンロードセンタが行うユーザの入会手続
き、個人情報を金融機関と共有し認証するための処理、
代金請求、ダウンロードログによる商品の売れ筋情報を
次の販売へ直ぐに反映する等がすべて自動化されている
ので商品原価をより低減できる。

【００６９】又、小売店や中間業者を介さない販売体系
である為、販売チャネルを持たない配社や個人でも容易
に販路を構築できるという第２の効果を有する。

【００７０】更に、商品普及が容易であり、ユーザが自
宅に居ながらにして映像や電子書籍、ソフトウェアを、
ダウンロードにより、２４時間いつでも購入可能となる
という第３の効果も有する。

【００７１】また、配社から見れば、他の関連商品との
同時販売が可能であり、単品販売に比べ宣伝効果がより
期待できるという第４の効果も有する。

【００７２】更に、現時点で記憶媒体として挙げられる
のはＨＤＤとＤＶＤくらいだが、今後の記憶媒体の技術
進歩により、様々な記憶媒体から好みの媒体をユーザが
選択可となるという効果も有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のダウンロード販売システムの全体構成
を示すシステム図。

【図２】ユーザ端末１の構成例を示すブロック図。

【図３】映画配社（Ａ社）の構成を示すブロック図。

【図４】ダウンロードセンタ３の構成を示すブロック
図。

【図５】本本発明のダウンロード販売システムの動作を
説明したフローチャート。

【図６】本本発明のダウンロード販売システムの動作を
説明したフローチャート。

【図７】本本発明のダウンロード販売システムの動作を
説明したフローチャート。

【図８】配社端末２１に表示される商品転送用入力画面
の例を示す図。

【図９】ユーザ端末１に表示される販売画面の例を示す
図。

【図１０】ユーザ端末１に表示される入会手続き画面の
例を示す図。

【図１１】ユーザ端末１に表示される商品のダウンロー
ドページの例を示す図。

【図１２】データベース３２に記録されるダウンロード
ログの例を示す図。

【図１３】ダウンロードセンタ３が作成するユーザ別の
精算代金情報を示す図。

【図１４】ダウンロードセンタ３が作成する商品別の販
売数情報を示す図。

【図１５】商品ファイルの構成と付加されたデータ参照
鍵の例を示す図。

【図１６】ユーザが商品の再生を実行する際のデータ参
照鍵の入力画面を示す図。

【図１７】データベース３２に保持する関連商品情報
（キーワード）の例を示す図。

【図１８】データベース３２に保持する商品毎の販売数
と関連商品の売れ筋情報の例を示す図。

【符号の説明】

１ ユーザ端末 １００ ネットワーク １１ ユーザ端末本体 １１１ ＣＰＵ １１２ 通信アダプタ １１３ 入力手段 １１４ 表示手段 １１６ ＨＡ（ホストアダプタ） １１７ メモリ １２ ＨＤＤ記録・再生装置 １３ ＤＶＤ記録・再生装置 １３１ ドライブユニット １３２ プロセッサ等 １３３ Ｉ／Ｆ（インタフェース）部 １５ ＯＳ等 １５１ 通信処理手段 １５３ ＨＡ−Ｄ／Ｄ（ホストアダプタ−デバイスド
ライバ） １５４ 表示ドライバ １５５ サウンドＤ／Ｄ １６ ブラウザ １７ 販売画面情報等 １８１ 再生ソフト ２ 配社 ２１ 配社端末 ２１１ 通信手段 ２１２ ブラウザ ２２ 映画商品データベース ３ ダウンロードセンタ ３１ 情報処理装置 ３１１ ウェブ通信手段 ３１２ コンテンツ登録処理手段 ３１３ 販売情報提示処理手段 ３１４ 入会手続き処理手段 ３１５ 商品送信処理手段 ３１６ 請求・費用処理手段 ３１７ 集計処理手段 ３２ データベース ４ 金融機関

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンテンツ商品を購入するユーザの端末
   と、コンテンツ商品元本の支給者の端末と、元本の支給
   を受けユーザにコンテンツ商品をダウンロード販売する
   ダウンロードセンタとがネットワーク接続されたダウン
   ロード販売システムであって、前記ユーザ端末側にはブ
   ラウザを含み、前記ダウンロードセンタ側には情報処理
   装置とデータベースを備え、このデータベースにはコン
   テンツ商品元本と、商品の名称とプロフィールを含む商
   品情報と、商品情報に共通のテーマやキーワードを持つ
   商品識別を保持する関連商品情報と、会員ユーザの個人
   情報と、購入したユーザの識別と商品識別と日付を含む
   ダウンロードログとを保持し、前記情報処理装置は前記
   支給者から登録要求を受け、商品元本と商品情報を取得
   しこれらを前記データベースに蓄積し、取得した商品情
   報を前記関連商品情報に反映するコンテンツ登録処理手
   段と、ユーザ端末からのアクセスに応答し商品の紹介を
   行いユーザが購入しようとする商品と、これに関連する
   他の商品情報を表示し、併せての或いは追加の購入を促
   す販売情報提示処理手段と、ユーザの入会要求を受けユ
   ーザの個人情報を取得しユーザＩＤとパスワードをユー
   ザ端末に返し、これらの情報と前記個人情報を前記デー
   タベースに登録する入会手続き処理手段と、会員ユーザ
   に対しユーザが選定した商品の購入手続きを行なわせ商
   品ファイルをユーザ端末に送信し、ユーザ識別と商品識
   別と日時をダウンロードログに記録する商品送信処理手
   段と、ダウンロードログの購入記録をユーザ毎に集計し
   商品代金を請求する請求処理手段とを備えることを特徴
   とするダウンロード販売システム。
2. 【請求項２】 前記ネットワークには前記ユーザがクレ
   ジットカード等の口座を持つ金融機関の端末も接続さ
   れ、、前記ダウンロードセンタの情報処理装置は、入会
   手続き処理手段が個人情報としてユーザのクレジットカ
   ード等の番号も含めて取得し、前記個人情報が前記金融
   機関が保持する個人情報と整合するか確認してから会員
   登録する様にし、前記請求処理手段の代わりに請求・費
   用処理手段を持ち、この処理手段はダウンロードログの
   購入記録をユーザ毎に集計し前記データベースに登録さ
   れたクレジットカード等の番号を参照し商品代金をその
   金融機関に請求し、手数料分をダウンロードセンタの口
   座に、残りを商品元本の支給者の口座に振り込ませるこ
   とを特徴とするダウンロード販売システム。
3. 【請求項３】 前記コンテンツ商品に映画や映像商品、
   音楽商品、電子書籍商品、コンピュータソフトウェア商
   品、コンピュータゲーム商品、語学学習商品のいずれか
   を含むことを特徴とする請求項１、又は２記載のダウン
   ロード販売システム。
4. 【請求項４】 前記前記ダウンロードセンタの情報処理
   装置は、前記ダウンロードログより商品毎の販売数を得
   て前記商品毎の関連商品の販売数も前記データベースに
   登録する手段も有し、前記販売情報提示処理手段がデー
   タベースを参照し前記関連商品の商品情報の表示を売れ
   筋順に行う様にしたことを特徴とする請求項１、２、又
   は３記載のダウンロード販売システム。
5. 【請求項５】 前記前記ダウンロードセンタが、前記ダ
   ウンロードログとしてユーザ識別と商品名と日時の他に
   ユーザの性別と年齢もデータベースに記録し、或いは記
   録されたユーザ識別よりデータベースの個人情報を参照
   し、商品購入したユーザの性別と年齢と商品識別を得て
   これらを集計分析し商品識別ごとの購入者のプロフィー
   ルを出力する手段も有することを特徴とする請求項１、
   ２、又は３記載のダウンロード販売システム。
6. 【請求項６】 前記ユーザ端末側にはユーザ端末本体と
   これに接続されたコンテンツの記録・再生装置も備え、
   前記ユーザ端末本体はダウンロードした或いはダウンロ
   ード中のコンテンツ商品を前記記録・再生装置の媒体に
   セーブする手段も有することを特徴とする請求項１、
   ２、又は３記載のダウンロード販売システム。
7. 【請求項７】 前記商品送信処理手段は、ユーザ端末に
   送信する商品ファイルを、コンテンツデータと、コンテ
   ンツデータを再生する再生ソフトウェアと、ユーザ固有
   で埋め込まれた参照鍵と、これとユーザによる参照時に
   入力される鍵情報とを照合し一致すれば再生ソフトウェ
   アを起動する照合ソフトウェアとを一体化した実行形式
   のファイルとしてこれを送信することを特徴とする請求
   項６記載のダウンロード販売システム。
8. 【請求項８】 前記商品送信処理手段は、ユーザ端末に
   送信する商品ファイルを、コンテンツデータと、コンテ
   ンツデータを再生する再生ソフトウェアと、ユーザ固有
   で埋め込まれた参照鍵と、これとユーザによる参照時に
   入力される鍵情報とを照合し一致すれば再生ソフトウェ
   アを起動する照合ソフトウェアとを一体化した実行形式
   のファイルとしこのファイルのヘッダーのインデックス
   ではコンテンツの開始位置情報を含まない様に作成し送
   信することを特徴とする請求項７記載のダウンロード販
   売システム。
9. 【請求項９】 前記参照鍵にユーザの会員登録時のユー
   ザ識別或いはパスワードを含むことを特徴とする請求項
   ７、又は８記載のダウンロード販売システム。