JP2003163697A - 電子メール送信装置及び受信装置 - Google Patents

電子メール送信装置及び受信装置

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JP2003163697A
JP2003163697A JP2001362643A JP2001362643A JP2003163697A JP 2003163697 A JP2003163697 A JP 2003163697A JP 2001362643 A JP2001362643 A JP 2001362643A JP 2001362643 A JP2001362643 A JP 2001362643A JP 2003163697 A JP2003163697 A JP 2003163697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイム性が要求される処理への影響を
避ける。 【解決手段】 電子メールの送信を行う電子メール送信
装置であって、メール自身の情報に基づいて送信の優先
度を決定する送信優先度決定手段と、該送信優先度に基
づいて送信順序を変更する送信順序変更手段と、条件に
基づいて送信タイミングを変更する送信タイミング変更
手段とを具備する。また、電子メールの受信を行う電子
メール受信装置であって、着信するメールごとに、条件
に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段を
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール送信装
置及び受信装置に関し、特に、電子メールの送受信にお
ける処理装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子メールはもともとテキストのみの交
換に用いられていたが、のちにテキスト以外のファイル
を添付できるよう拡張された。その結果、電子メールは
手軽なファイル交換ツールとしても利用されるようにな
り、添付されるファイルも大型化してきた。そのため、
現在では非常に小さいものから非常に大きいものまで、
メールシステムの設計段階では想定されていなかったほ
ど多様なサイズのメールが交換されるようになってい
る。
【0003】既存の電子メールクライアントには、送信
時に、個別に重要度を設定する機能を搭載したものが存
在する。この機能は、受信者に対してメール閲覧時に本
文を読む前に重要度を通知することを目的としたもので
あって、既存のメールの配送システムでは利用されない
情報である。
【0004】既存のメール配送システムでは、送信先サ
ーバへの接続に失敗した回数に応じて、サーバ単位で送
信先の処理順序を変更する機構が存在する(例えば、se
ndmailなど)が、メール自身の持つ優先度によって処理
順序を制御することはできない。
【0005】既存のメール配送システムでは、あらかじ
め設定した特定の時刻に配送を開始するよう設定でき
る。これは電話回線等を利用した一時的な回線接続によ
って運用する場合において、まとめて送信することで通
信コストを削減することが目的であり、回線が常時接続
されている環境では即時に配送が開始されるのが一般的
である。
【0006】既存のメール配送システムでは、あらかじ
め設定したサイズ以上のメールを受け取らないよう設定
することができる。これは、配送システムのメールスプ
ールのサイズに上限があるため、メールスプールを圧迫
するような巨大なメールを受信しないことを目的として
おり、基本的には当該サイトのメール配送システムに対
して固定的な値である。また、受信拒否されたメールは
送信側ではエラーメールとして扱われ、再送されること
はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】利用可能な通信帯域に
対して、送受信するメールが大きい場合、例えば一般の
電話回線で数MBのメールを送受信する場合、開始から
完了まで最低でも数分から十数分を要する。メール送信
では一般的に投函順に処理されるため、前記のような環
境下ではユーザから見て緊急度の高いメールであって
も、大きなメールの後に投函した場合、大きな遅延がお
きることは避けられない。メール受信では、基本的には
メール送信側からの要求によって転送が開始されるた
め、受信側の状況は考慮されない。大きなメールを受信
する場合、回線は長時間飽和状態になり、対話的なアプ
リケーションにおいては多大な応答遅延を生ずる。特に
VoIPやネットワーク対戦ゲームなどのリアルタイム
性が要求されるアプリケーションにおいては致命的な問
題が発生する。
【0008】本発明の目的は、リアルタイム性が要求さ
れる処理への影響を避けることが可能な技術を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、ユーザによる個別の
判断を必要とせず、メールがトラフィックに与える影響
の大きさに応じて、異なる取り扱いを行うことが可能な
技術を提供することにある。本発明の他の目的は、リア
ルタイム性への要求が低いメールを、ユーザがコンピュ
ータを使用する可能性の低い時間帯にメールを送受信す
ることが可能な技術を提供することにある。本発明の他
の目的は、ユーザが対話的なサービスを利用していない
ときにメールを送受信することが可能な技術を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、通信帯域の使用率の
低いときにメールを送受信することが可能な技術を提供
することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と
新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明
らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば下記のとおりである。第
1の発明は、電子メールの送信を行う電子メール送信装
置であって、メール自身の情報に基づいて送信の優先度
を決定する送信優先度決定手段と、該送信優先度に基づ
いて送信順序を変更する送信順序変更手段と、条件に基
づいて送信タイミングを変更する送信タイミング変更手
段とを具備することを特徴とする。
【0010】前記第1の発明によれば、送信装置内に複
数のメーメが存在する場合に、それらの優先度を確認
し、優先度の高いものから送信することができる。ま
た、優先度の低いメールは、受信後すぐには送信せず、
リアルタイム性が要求される処理が発生しにくい条件が
整うまで送信を遅延させることにより、優先度の低いメ
ールの運転中に優先度の高いメールの運転要求が発生す
る可能性を小さくすることができる。また、リアルタイ
ム性への要求が高いアプリケーションの動作への影響を
低減することができる。これらにより、リアルタイム性
が要求される処理への影響を避けることができる。
【0011】第2の発明は、前記第1の発明の電子メー
ル送信装置において、前記送信優先度決定手段は、メー
ルのサイズが大きいメールに対して、より低い優先度を
与える手段を有することを特徴とする。
【0012】前記第2の発明によれば、メールのサイズ
が大きいメールに対して、より低い優先度を与えること
により、ユーザが明示的に優先度を指定しなかったり、
メールクライアントに優先度設定機能がない場合にも、
リアルタイム性が要求される処理への影響が大きいメー
ルとそうでないメールを判別することができる。すなわ
ち、ユーザによる個別の判断を必要とせず、メールがト
ラフィックに与える影響の大きさに応じて、異なる取り
扱いをすることができる。
【0013】第3の発明は、前記第1の発明の電子メー
ル送信装置において、前記送信優先度決定手段は、特定
のメール・アドレスもしくはメール・ドメインに対し
て、高い優先度を与える手段を有することを特徴とす
る。
【0014】前記第3の発明によれば、特定のメール・
アドレスもしくはメール・ドメインに対して、高い優先
度を与えることにより、メールが即座に配送されること
を希望するメール・アドレスもしくはメール・ドメイン
を予め登録して置くことで、ユーザが明示的に優先度を
指定しなかったり、メールクライアントに優先度設定機
能がない場合にも、リアルタイム性の高いメールを判定
して優先的に処理することができる。これにより、リア
ルタイム性が要求される処理への影響を低減することが
できる。
【0015】第4の発明は、電子メールの送信を行う電
子メール送信装置であって、メール自身の情報に基づい
て送信の優先度を決定する送信優先度決定手段と、該送
信優先度に基づいて送信順序を変更する送信順序変更手
段と、条件に基づいて送信タイミングを変更する送信タ
イミング変更手段と、現在時刻を取得する現在時刻取得
手段と、優先度と送信開始時刻の対応を条件として、優
先度が指定された値以上のメールについては送信を開始
し、優先度が指定された値未満のメールについては、指
定された時間に送信を開始する送信開始手段を有するこ
とを特徴とする。
【0016】前記第4の発明によれば、メール自身の情
報に基づいて送信の優先度を決定し、この送信優先度に
基づいて送信順序を変更し、この条件に基づいて送信タ
イミングを変更し、現在時刻を取得し、送信優先度と送
信開始時刻の対応を条件として、優先度が指定された値
以上のメールについては送信を開始し、送信優先度が指
定された値未満のメールについては、指定された時間に
送信を開始することにより、リアルタイム性への要求が
低いメールを、ユーザがコンピュータを使用する可能性
の低い時間帯にメールを送受信するができる。
【0017】第5の発明は、電子メールの送信を行う電
子メール送信装置であって、端末群の作動状態を判定す
る端末群作動状態判定手段と、指定された端末群が停止
すると送信を開始する送信開始手段を具備することを特
徴とする。
【0018】通信帯域は、単一の端末によって占有され
るよりも、複数の端末によって共有される場合が多い
が、前記第5の発明によれば、端末群の作動状態を判定
し、指定された端末群が停止すると送信を開始するの
で、メール以外の通信に影響を与えることなく、メール
を送信することができる。
【0019】第6の発明は、電子メールの送受信を行う
電子メール送信装置であって、メール自身の情報に基づ
いて送信の優先度を決定する送信優先度決定手段と、該
送信優先度に基づいて送信順序を変更する送信順序変更
手段と、条件に基づいて送信タイミングを変更する送信
タイミング変更手段と、端末群の作動状態を判定する端
末群作動状態判定手段と、指定された端末群が停止する
と送信を開始する送信開始手段を具備することを特徴と
する。
【0020】前記第6の発明によれば、メール自身の情
報に基づいて送信の優先度を決定し、この送信優先度に
基づいて送信順序を変更し、この条件に基づいて送信タ
イミングを変更し、端末群の作動状態を判定し、指定さ
れた端末群が停止すると送信を開始するので、ユーザが
対話的サービスを利用していないときにメールを送信す
ることができる。
【0021】第7の発明は、電子メールの送信を行う電
子メール送信装置であって、通信帯域使用率を計測する
通信帯域使用率計測手段と、通信帯域使用率が指定され
た値以下になると送信を開始する送信開始手段を具備す
ることを特徴とする。
【0022】前記第7の発明によれば、通信帯域使用率
を計測し、この通信帯域使用率が指定された値以下にな
ると送信を開始するので、通信帯域の使用率の低いとき
にメールを送信することができる。
【0023】第8の発明は、電子メールの送受信を行う
電子メール送信装置であって、メール自身の情報に基づ
いて送信の優先度を決定する送信優先度決定手段と、該
送信優先度に基づいて送信順序を変更する送信順序変更
手段と、条件に基づいて送信タイミングを変更する送信
タイミング変更手段と、通信帯域使用率を計測する通信
帯域使用率計測手段と、送信優先度と通信帯域使用率と
の対応を条件として、送信優先度が指定された値以下の
メールを、通信帯域使用率が指定された値以下になると
送信を開始する送信開始手段を具備することを特徴とす
る。
【0024】前記第8の発明によれば、メール自身の情
報に基づいて送信の優先度を決定し、この送信優先度に
基づいて送信順序を変更し、この条件に基づいて送信タ
イミングを変更し、さらに、通信帯域使用率を計測し、
前記送信優先度と前記通信帯域使用率との対応を条件と
して、送信優先度が指定された値以下のメールを、通信
帯域使用率が指定された値以下になると送信を開始する
ので、リアルタイム性への要求が低いメールは通信帯域
の使用率の低いときに送信することができる。これによ
り、通信帯域の飽和によるメール以外(例ばリアルタイ
ムが要求される処理)への影響を、メール優先度(例え
ば携帯電話へのメールや帯域への影響度など)を勘案し
ながら、柔軟に避けることができる。
【0025】第9の発明は、電子メールの受信を行う電
子メール受信装置であって、着信するメールごとに、条
件に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段
を具備することを特徴とする。
【0026】前記第9の発明によれば、着信するメール
ごとに、条件に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否
を行うので、リアルタイム性への要求が低いメールの受
信タイミングを制御することにより、リアルタイム性が
要求される処理への影響を低減することができる。
【0027】第10の発明は、電子メールの受信を行う
電子メール受信装置であって、着信するメールごとに、
条件に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行う手
段と、メール着信時に本文を受信する前にメール自身の
情報を取得する情報取得手段と、メール自身の情報に基
づいて受信優先度を決定する受信優先度決定手段と、該
受信優先度が指定された値以上のメールは受信を許可
し、そうでないものは再送要求をする再送要求手段とを
具備することを特徴とする。
【0028】前記第10の発明によれば、ユーザによる
個別の判断を必要とせず、着信するメールごとに、条件
に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行い、メー
ル着信時に本文を受信する前にメール自身の情報を取得
し、メール自身の情報に基づいて受信優先度を決定し、
この受信優先度が指定された値以上のメールは受信を許
可し、そうでないものは再送要求をするので、メールの
優先度に応じて、異なる取り扱いをすることができる。
【0029】第11の発明は、前記第10の発明の電子
メール受信装置において、前記受信優先度決定手段は、
メールのサイズが大きいメールに対して、より低い受信
優先度を与える手段を有することを特徴とする。
【0030】前記第11の発明によれば、メールのサイ
ズが大きいメールに対して、より低い受信優先度を与え
るので、メールサイズに応じて、意図的に再送要求を出
すことができる。これにより、ユーザによる個別の判断
を必要とせず、メールがトラフィックに与える影響の大
きさに応じて、異なる取り扱いをすることができる。
【0031】第12の発明は、前記第10の発明の電子
メール受信装置において、前記受信優先度決定手段は、
特定のメール・アドレスもしくはメール・ドメインに対
して、高い受信優先度を与える手段を有することを特徴
とする。
【0032】前記第12の発明によれば、特定のメール
・アドレスもしくはメール・ドメインに対して、高い受
信優先度を与えるので、メール・アドレスもしくはメー
ル・ドメインに応じて、意図的に再送要求を出して受信
を延期することができる。
【0033】第13の発明は、電子メールの受信を行う
電子メール受信装置であって、着信するメールごとに、
条件に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行う手
段と、メール着信時に本文を受信する前にメール自身の
情報を取得する情報取得手段と、メール自身の情報に基
づいて受信優先度を決定する受信優先度決定手段と、該
受信優先度が指定された値以上のメールは受信を許可
し、そうでないものは再送要求をする再送要求手段と、
現在時刻を取得する手段と、受信優先度と受信時間帯と
の対応を条件として、着信したメールの優先度が指定さ
れた値以上のメールを、指定された受信時間帯であれば
受信を許可し、そうでなければ再送要求を行う再送要求
手段を有することを特徴とする。
【0034】前記第13の発明によれば、現在時刻を取
得し、受信優先度と受信時間帯との対応を条件として、
着信したメールの優先度が指定された値以上のメール
を、指定された受信時間帯であれば受信を許可し、そう
でなければ再送要求を行うので、リアルタイム性への要
求が低いメールは、ユーザがコンピュータを使用する可
能性の低い時間帯に受信を許可することができる。
【0035】第14の発明は、電子メールの受信を行う
電子メール受信装置であって、端末群の作動状態を判定
する端末群作動状態判定手段と、指定された端末群が停
止していると受信を許可し、そうでなければ再送要求を
行う再送要求手段とを具備することを特徴とする。
【0036】前記第14の発明によれば、端末群の作動
状態を判定し、指定された端末群が停止していると受信
を許可し、そうでなければ再送要求を行うことにより、
端末群の作動状態に応じて、意図的に着信したメールに
再送要求を出すので、帯域使用率の上昇を抑えることが
でき、通信帯域の飽和による、メール以外(例えばリア
ルタイム性が要求される処理)への影響を避けることが
できる。
【0037】第15の発明は、電子メールの受信を行う
電子メール受信装置であって、着信するメールごとに、
条件に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行う手
段と、メール着信時に本文を受信する前にメール自身の
情報を取得する情報取得手段と、メール自身の情報に基
づいて受信優先度を決定する受信優先度決定手段と、該
受信優先度が指定された値以上のメールは受信を許可
し、そうでないものは再送要求をする再送要求手段と、
端末群の作動状態を判定する端末群作動状態判定手段
と、指定された端末群が停止していると受信を許可し、
そうでなければ再送要求を行う再送要求手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0038】前記第15の発明によれば、受信優先度が
指定された値以上のメールは受信を許可し、そうでない
ものは再送要求し、かつ、端末群の作動状態を判定し、
指定された端末群が停止していると受信を許可し、そう
でなければ再送要求を行うので、メール受信装置以外の
端末の動作状況に応じてメールの受信を許可することが
できる。
【0039】第16の発明は、電子メールの受信を行う
電子メール受信装置であって、通信帯域使用率を計測す
る通信帯域使用率計測手段と、通信帯域使用率が指定さ
れた値以下であれば受信を許可し、そうでなければ再送
要求を行う再送要求手段とを具備する。
【0040】前記第16の発明によれば、通信帯域使用
率を計測し、この通信帯域使用率が指定された値以下で
あれば受信を許可し、そうでなければ再送要求を行うの
で、通信帯域の使用率の低いときにメールの受信を許可
することができる。
【0041】第17の発明は、電子メールの受信を行う
電子メール受信装置であって、着信するメールごとに、
条件に基づいて受信許可・再送要求・受信拒否を行う手
段と、メール着信時に本文を受信する前にメール自身の
情報を取得する情報取得手段と、メール自身の情報に基
づいて受信優先度を決定する受信優先度決定手段と、該
受信優先度が指定された値以上のメールは受信を許可
し、そうでないものは再送要求をする再送要求手段と、
通信帯域使用率を計測する通信帯域使用率計測手段と、
受信優先度と通信帯域使用率との対応を条件とし、着信
したメールの受信優先度が指定された値以上のメール
を、通信帯域使用率が指定された値以下であれば受信を
許可し、そうでなければ再送要求を行う再送要求手段と
を具備することを特徴とする。
【0042】前記第17の発明によれば、リアルタイム
性への要求が低いメールは通信帯域の使用率の低いとき
に受信を許可することができる。
【0043】以下に、本発明について、本発明の実施形
態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態(実施例)を説明するための全図において、
同一機能を有するものは、同一符号を付けその繰り返し
の説明は省略する。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態(実施
例)において想定しているネットワーク構成を模式的に
示す図である。本実施形態のネットワークは、図1に示
すように、LAN100がルータ200を介して外部の
インターネット300と接続されており、LAN100
に所属する端末1〜端末3及び電子メール中継装置(以
下、単にメール中継装置という)4は外部への回線を共
有している。端末1〜端末3は各個にインターネット3
00のサービスを利用するが、メールに関してはメール
中継装置4に配送を依頼するように構成されている。
【0045】図2は本実施形態のメール中継装置のシス
テムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態の
電子メール中継装置のシステムは、図2に示すように、
メール受信部10、メール蓄積部11、メール送信部1
2、受信制御部13、送信制御部14、受信条件表1
5、時刻計測部16、送信条件表17、端末動作判定部
18、トラフィック計測部19、及びタイマー20で構
成されている。
【0046】次に、本実施形態のメール中継装置のシス
テムの動作を説明する。本実施形態のメール中継装置の
システムに、図2に示すように、LAN外部からメール
が着信すると、メール受信部10が受信制御部13に着
信と着信したメールのサイズを知らせる。
【0047】受信制御部13は、時刻計測部16より現
在時刻を、端末動作判定部18より端末1、2、3の動
作状態を、トラフィック計測部19より現在の下り帯域
使用率を取得し、受信条件表15と照合して受信許可、
再送要求、受信拒否のどれかをメール受信部10に指示
する。前記再送要求又は受信拒否の場合、メール受信部
10はその旨送信元に返答し、着信待機状態に戻る。
【0048】前記受信許可の場合は、本文を受信し、メ
ール蓄積部11に保存する。メール蓄積部11は、メー
ルが蓄積されると送信制御部14に送信可否判断の開始
を指示する。また、タイマー20も、一定時間ごとに送
信制御部14に送信可否判断の開始を指示する。
【0049】前記送信制御部14は、送信可否判断開始
の指示を受けると、まず、時刻計測部16より現在時刻
を、端末動作判定部18より端末1、2、3の動作状態
を、トラフィック計測部19より現在の上り帯域使用率
を取得する。
【0050】さらに、メール蓄積部11に蓄積されたす
べてのメールについて優先度指示ヘッダとメールサイズ
を取得し、優先度指示順にソートし、同一優先度指示な
らメールサイズ順にソートする。そして先頭から順次送
信条件表17と照合して送信条件を満たしていれば、メ
ール送信部12に送信を指示する。メール送信部12は
メールの宛先に送信を試み、成功するとメール蓄積部1
1から当該送信済みメールを削除する。
【0051】次に、端末動作判定部18について、その
動作の詳細を説明する。端末動作判定部18は、メール
送信制御部14から状況の報告要求を受けると、送信条
件表17の停止端末の項目に登録されているすべての端
末について、順次、応答要求パケットを送出(pin
g)し、一秒以内に応答があれば、動作中、応答が無け
れば停止中と判断し、その結果をメール送信制御部14
に返答する。
【0052】次に、トラフィック計測部19について、
その動作の詳細を説明する。トラフィック計測部19
は、ネットワーク間のパケットを中継するルータから、
1分ごとに過去1分間に送受信したデータ量を取得す
る。これを同一時間内にネットワーク間で論理的に転送
可能なデータ量で割ったものを帯域使用率とする。例え
ば、64Kbpsの通信帯域を持つ回線を利用している
場合に過去1分間で100KB送信したとすれば、上り
帯域の使用率は(100×8×1024)/(64×60
×1000)≒0.21となる。トラフィック計測部1
9は、メール送信制御部14から状況の報告要求を受け
ると、最後に計算した帯域使用率を報告する。
【0053】図3は送信条件表の一設定例である。図2
の送信制御部14は、この送信条件表を上から順にチェ
ックする。図3の例の内容は以下のとおりである。LA
N内のメールはトラフィックに無関係なので即時送信す
る。ユーザが優先順位を最大に指定したメールは即時送
信する。ユーザがインタラクティブに使用するのは端末
1及び端末2で、両端末が電源OFFになっているとき
には即時送信する。携帯電話に対応するメールドメイン
宛のメールは即時送信する。それ以外のメールは上り帯
域使用率を勘案しながら、ある大きさまでなら即時に送
信する。ユーザが高い優先度を指定したメールの場合、
帯域使用率が50%以下なら100MBまで、それ以上
なら10MBまでは即座に送信する。日中で帯域使用率
が10%以下なら50MBまで、80%以下なら1MB
まで、それ以上なら10KBまでのメールを即時送信す
る。日中に送信できなかったメールは夜間に送信する
が、上り帯域使用率が異常に高くなった(例えば80%
以上)には10MB以上のメールは一時送信を見合わせ
る。
【0054】図4は受信条件表の一設定例である。図2
の受信制御部13は、この受信条件表を上から順にチェ
ックする。図4の例の内容は下記のとおりである。この
LAN内の端末では、どのようなときにも300MB以
上のメールは受け取らない。ユーザがインタラクティブ
に使用するのは、端末1及び端末2で、両端末が電源O
FFになっているときには任意のサイズのメールを受信
する。夜間には任意のサイズのメールを受信する。日中
は下り帯域使用率を勘案しながら、大きすぎるメールは
後で再送してもらう。具体的には帯域使用率が80%以
上なら1MBまで、それ以下で10%以上なら10MB
まで、それ以下なら50MBまでのメールは即座に受信
し、それ以外は再送を要求する。以下、本発明に係るメ
ール中継装置のシステムの具体的な実施例について説明
する。
【0055】(実施例1)図5は本発明の実施例1にお
いて想定しているネットワーク中のメール中継装置のシ
ステムの動作を説明するための前記送信制御部14の動
作フロー図である。図6は本実施例1の優先ドメイン表
の設定例を示す図(上位に記述されたドメインがより高
い優先度を有している)、図7は本実施例1のメール蓄
積部11の内部構造を示す図、図8は本実施例1のメー
ル蓄積部11に蓄積されているメールのエンベロープの
例を示す図である。本発明の実施例1のネットワーク中
のメール中継装置のシステムは、送信制御部14以外の
構成及び動作は前述した実施形態と基本的には同じであ
る。ここでは、主に送信制御部14の動作について図5
を用いて説明する。
【0056】本実施例1の中継装置のシステムにおける
送信制御部14は、図5に示すように、ネットワーク3
00から端末動作判定部18を通して送信可否判断開始
の指示を受けると、メール蓄積部11(図7)から優先
ドメイン表15(図6)の上位から順に1つずつ優先ド
メインを取得し(S101)、優先リストが終りでなけ
れば(S102のNO)、エンベロープの宛先が優先ド
メインと一致するメールのリストを取得し(S10
3)、この取得されたリストに基づきメール本文のサイ
ズ一覧を取得する(S104)。次に、サイズの小さい
順にメールリストをソートし(S105)、リスト順に
メール送信部12に送信を指示する(S106)。これ
らの処理を優先リストが終わるステップS103〜S1
05まで反復する。
【0057】優先ドメインリストに記載された全てのド
メインに対して前記の処理が終了すると、メール蓄積部
11に残された非優先メールの配送作業を開始する。メ
ール蓄積部11の全てのメールに対して、メールキュー
内のメ−ル本文のサイズ一覧を取得し(S107)、サ
イズの小さい順(昇順)にメールリストをソートする
(S108)。ソート後のリスト順に、各メ−ルについ
てメール送信部12に送信を指示する(S109)。前
記メール送信部12は、送信制御部14の指示によりメ
ールの宛先に送信を試み、成功するとメール蓄積部11
から当該送信済みメールを削除する。
【0058】(実施例2)図9は本発明の実施例2の送
信制御部14の動作フロー図、図10は本実施例2の送
信条件表17の設定例を示す図である。本発明の実施例
2のネットワーク中のメール中継装置のシステムは、送
信制御部14以外の構成及び動作は前記実施形態と基本
的には同じである。本実施例2の送信制御部14の動作
は、前記実施例1の信制御部14以外の基本動作は、前
記実施例1と同様であるので、ここでは、主に本実施例
2の送信制御部14の動作について図9を用いて説明す
る。
【0059】図9に示すように、送信制御部14は送信
可否判断開始の指示を受けると、時刻計測部16から現
在時刻を取得する(S111)。次に、送信条件表17
(図10)に記載された表の時刻と比較し、現在時刻で
のメールの最大送信可能サイズを取得する(Sl1
2)。送信条件表17に記載された最大送信可能サイズ
の逆数をその時刻に送信を許可される優先度の最小値と
し、メールサイズの逆数をそのメールの優先度とする。
【0060】メール蓄積部11の全てのメールに対し
て、メールキュー内のメール本文のサイズ一覧を取得し
(Sl13)、サイズの小さい順(昇順)にメールリス
トをソートする(S114)。リスト順にメールを選択
し(S115)、リストが終っていなければ(S116
のNO)、リストの順にメールのサイズを最大送信可能
サイズと比較し(Sl17)、それ以下であれば(YE
S)、メール送信部12に送信を指示する(Sl1
8)。前記ステップS116でリストが終っていれば
(YES)、送信作業は完了となる。
【0061】リストの最後まで最大送信可能サイズ以下
であれば(Sl17のNO)、送信作業は完了となる。
送信できないメールがある場合は、タイマー20に一定
時間後動作するようセットする(Sl19)。タイマー
20はセットされた時刻になると、送信制御部14に送
信可否判断の開始を指示する。これにより、ある時刻に
送信されなかったメールも、より大きな最大送信可能サ
イズが設定されている時刻になると自動的に送信され
る。
【0062】(実施例3)図11は本発明の実施例3の
端末動作判定部18(図2)の動作フロー図、図12は
本実施例3の端末動作判定部18に設定された監視対象
端末のリスト例を示す図である。本実施例3において
は、送信制御部14と端末動作判定部18以外の基本動
作は前記実施例1と同様であるので、送信制御部14と
端末動作判定部18の動作について説明する。前記送信
制御部14は、送信可否判断開始の指示を受けると、端
末動作判定部18に監視対象端末の動作状況を問い合わ
せる。
【0063】端末動作判定部18の動作は、図11に示
すように、まず、監視対象端末リストの上位から順に端
末のlPアドレスを取得する(S121)。次に、当該
端末に対しPINGを送出し(S123)応答を待つ。
1秒以内に応答があれば(S124)、送信制御部14
に対して動作中の端末ありと応答する。1秒以内に応答
がない場合は、監視対象端末リストの次の端末に対して
同様な処理を行う。
【0064】監視対象端末リストの最後まで処理を行な
ってもPINGに応答する端末が存在しなかった場合
(S122)、送信制御部14に対して動作中の端末な
しと応答する。端末動作判定部18が動作中の端末なし
と応答した場合、送信制御部14はメール送信部12に
全メールの送信を指示する。前記端末動作判定部18が
動作中の端末ありと応答した場合、送信制御部14は送
信指示を出さず、タイマー20に一定時間後動作するよ
うセットする。
【0065】(実施例4)図13は本発明の実施例4の
送信制御部14の動作フロー図である。本実施例4にお
いては、送信制御部14とトラフィック計測部19以外
の基本動作は実施例1と同様であるので、送信制御部1
4とトラフィック計測部19の動作について説明する。
【0066】トラフィック計測部19には、あらかじめ
ユーザが契約している回線の帯域幅の情報を設定してお
く。トラフィック計測部19は、ネットワーク間のパケ
ットを中継するルータから、SNMPをもちいて1分ご
とに上りと下りの総転送バイト(byte)数をそれぞ
れ取得する。これらの情報を元に数1の式に従って帯域
使用率を算出する。
【0067】
【数1】帯域使用率=(現在の総転送バイト数−1分前
の総転送バイト数)÷通信帯域(バイト/分) 例えば、64Kbpsの通信帯域を持つ回線を利用して
いる場合に過去1分間で100KB送信したとすれば、
上り帯域の使用率は(100×8×l024)÷(64
×60×1000)≒0.21となる。
【0068】次に、端末動作判定部18の動作について
図13のフロー図を用いて説明する。送信制御部14は
送信可否判断開始の指示を受けると、トラフィック計測
部19に上りの帯域使用率を問い合わせる。トラフィッ
ク計測部19は、メール送信制御部14から状況の報告
要求を受けると、最後に計算した帯域使用率を報告す
る。次に、送信条件表17(図2)に記載された帯域使
用率と比較し、現在の帯域使用率でのメ−ルの最大送信
可能サイズを取得する(S132)。図14に送信条件
表17(図2)の設定例を示す。図14に記載された最
大送信可能サイズの逆数を、その時刻に送信を許可され
る優先度の最小値とし、メールサイズの逆数をそのメー
ルのもつ優先度とする。
【0069】メール蓄積部11の全てのメールに対し
て、メール本文のサイズを取得し(S133)、サイズ
の小さい順(昇順)にメールリストをソートする(S1
34)。リストを順にメールを選択し(S135)、リ
ストの順にメールのサイズを最大送信可能サイズと比較
し(S137)、それ以下であればメール送信部12に
送信を指示する(S138)。リストの最後まで最大送
信可能サイズ以下であれば(S136のYES)送信作
業は完了となる。送信できないメールがある場合は(S
137のNO)、タイマー20に一定時間後動作するよ
うセットする(S139)。
【0070】(実施例5)図15は本発明の実施例5の
受信制御部13の動作フロー図である。本実施形態のシ
ステムにLAN外部からメールが着信すると、メール受
信部10が受信制御部13に着信を知らせる。受信制御
部13の動作について図15を用いて説明する。図15
に示すように、受信制御部13は着信の通知を受ける
と、メール受信部10を通じてメールの発信元情報を取
得する(S141)。この発信元ドメインを受信条件表
15に記載されたドメインと後方一致で比較し、当該ド
メインからの最大受信可能サイズを取得する(S14
2)。図16に受信条件表15の例を示す。図16に記
載された受信可能サイズの逆数を、そのドメインからの
受信を許可される優先度の最小値とし、メールサイズの
逆数をそのメールのもつ優先度とする。
【0071】次に、メール受信部10を通じてメールサ
イズを取得し(S143)、前記ステップS142で取
得した最大受信可能サイズと比較する(S144)。最
大受信可能サイズ以下であれば(YES)、メール受信
部10にメール本文の受信を指示し(S145)、それ
以上の場合(NO)は受信を拒否するよう指示する(S
146)。
【0072】受信拒否の場合、メール受信部10はその
旨送信元に返答し、着信待機状態に戻る。受信許可の場
合は、本文を受信し、メール蓄積部11に保存する。メ
ール蓄積部11は、メールが蓄積されると送信制御部1
4に送信可否判断の開始を指示する。メール送信部12
は送信制御部14の指示によりメールの宛先に送信を試
み、成功するとメール蓄積部11から当該送信済みメー
ルを削除する。
【0073】(実施例6)図17は本発明の実施例6の
受信制御部13の動作フロー図である。本実施例6は、
前記受信制御部13以外の基本動作は実施例5と同様で
あるので、主に受信制御部13の動作について図17を
用いて説明する。図17に示すように、受信制御部13
は着信の通知を受けると、メール受信部10を通じてメ
ールサイズを取得する(S151)。次に、受信条件表
15の最大受信可能サイズの最大値を取得する(S15
2)。図18に受信条件表15の設定例を示す。この例
では500MBであり、この値が時刻にかかわらず本実
施形態のシステムで受信可能な最大のメールサイズとな
る。
【0074】これを前記ステップS151で取得したメ
ールサイズと比較し(S153)、メールサイズの方が
大きければ(NO)、メール受信部10にメール本文の
受信を拒否するよう指示する(S159)。メールサイ
ズの方が小さい場合(YES)、時刻計測部16から現
在時刻を取得する(S154)。受信条件表15に記載
された表の時刻と比較し、現在時刻でのメールの最大受
信可能サイズを取得する(S155)。これを前記ステ
ップS151で取得したメールサイズと比較し(S15
6)、メールサイズの方が大きければ(NO)、メール
受信部10にメール本文の受信を一旦拒否し、再送を要
求するよう指示する(S157)。メールサイズの方が
小さければ(YES)、メール受信部10にメール本文
の受信を指示する(S158)。
【0075】(実施例7)本発明の実施例7は、受信制
御部13以外の基本動作は前記実施例5と同様であるの
で、主に受信制御部13の動作について説明する。受信
制御部13は着信の通知を受けると、端末動作判定部1
8に監視対象端末の動作状況を問い合わせる。端末動作
判定部18が動作中の端末なしと応答した場合、受信制
御部13はメール受信部10にメール本文の受信を指示
する。端末動作判定部18が動作中の端末ありと応答し
た場合、受信制御部13はメール受信部10にメール本
文の受信を一旦拒否し、再送を要求するよう指示する。
【0076】(実施例8)図19は本発明の実施例8の
受信制御部13の動作フロー図である。本発明の実施例
8は、受信制御部13以外の基本動作は前記実施例5と
同様であるので、主に受信制御部13の動作について説
明する。図19に示すように、受信制御部13は着信の
通知を受けると、メール受信部10を通じてメールサイ
ズを取得する(S161)。次に、受信条件表15の最
大受信可能サイズの最大値を取得する(S162)。図
20に受信条件表15の設定例を示す。これをステップ
S161で取得したメールサイズと比較し(S16
3)、メールサイズの方が大きければ(NO)、メール
受信部10にメール本文の受信を拒否するよう指示する
(S169)。メールサイズの方が小さい場合(YE
S)、トラフィック計測部19に下りの帯域使用率を問
い合わせる(S164)。
【0077】受信条件表15に記載された表の帯域使用
率と比較し、現在の帯域使用率でのメールの最大受信可
能サイズを取得する(S165)。これを前記ステップ
S161で取得したメールサイズと比較し(S16
6)、メールサイズの方が大きければ(NO)、メール
受信部10にメ−ル本文の受信を一旦拒否し、再送を要
求するよう指示する(S167)。メールサイズの方が
小さければ(YES)、メール受信部10にメール本文
の受信を指示する(S168)。
【0078】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0079】
【発明の効果】本願において開示される発明によって得
られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。 (1)リアルタイム性への要求が低いメールの送信タイ
ミングを制御することにより、リアルタイム性が要求さ
れる処理への影響を避けることができる。 (2)ユーザによる個別の判断を必要とせず、メールが
トラフィックに与える影響の大きさに応じて、異なる取
り扱いをすることができる。 (3)特定のメール・アドレスもしくはメール・ドメイ
ンに対して、常に高い優先度を与えることができる。 (4)リアルタイム性への要求が低いメールを、ユーザ
がコンピュータを使用する可能性の低い時間帯にメール
を送信することができる。 (5)メール以外の通信に影響を与えることなく、メー
ルを送信することができる。 (6)ユーザが対話的なサービスを利用していないとき
にメールを送信することができる。 (7)通信帯域の使用率の低いときにメールを送信する
ことができる。 (8)リアルタイム性への要求が低いメールは通信帯域
の使用率の低いときに送信することができる。 (9)リアルタイム性への要求が低いメールの受信タイ
ミングを制御することにより、リアルタイム性が要求さ
れる処理への影響を避けることができる。 (10)ユーザによる個別の判断を必要とせず、メール
の優先度に応じて、異なる取り扱いをすることができ
る。 (11)メールサイズに応じて、意図的に再送要求を出
すことができる。ユーザによる個別の判断を必要とせ
ず、メールがトラフィックに与える影響の大きさに応じ
て、異なる取り扱いをすることができる。 (12)メール・アドレスもしくはメール・ドメインに
応じて、意図的に再送要求を出して受信を延期すること
ができる。 (13)リアルタイム性への要求が低いメールは、ユー
ザがコンピュータを使用する可能性の低い時間帯に受信
を許可することができる。 (14)メール以外の通信に影響を与える事なく、メー
ルの受信を許可することができる。 (15)ユーザが対話的なサービスを利用していないと
きにメールの受信を許可することができる。また、メー
ル受信装置以外の端末の動作状況に応じてメールの受信
を許可することができる。 (16)通信帯域の使用率の低いときにメールの受信を
許可することができる。 (17)リアルタイム性への要求が低いメールは通信帯
域の使用率の低いときに受信を許可することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施例)において想定し
ているネットワーク構成を模式的に示す図である。
【図2】本実施形態のメール中継装置のシステムの概略
構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態において設定した電子メールの送信
条件を記述した表である。
【図4】本実施形態において設定した電子メールの受信
条件を記述した表である。
【図5】本発明の実施例1において想定しているネット
ワーク中のメール中継装置のシステムの動作を説明する
ための送信制御部の動作フロー図である。
【図6】本実施例1の優先ドメイン表の設定例を示す図
である。
【図7】本実施例1のメール蓄積部の内部構造を示す図
である。
【図8】本実施例1のメール蓄積部に蓄積されているメ
ールのエンベロープの例を示す図である。
【図9】本発明の実施例2の送信制御部の動作フロー図
である。
【図10】本実施例2の送信条件表の設定例を示す図で
ある。
【図11】本発明の実施例3の端末動作判定部の動作フ
ロー図である。
【図12】本実施例3の端末動作判定部に設定された監
視対象端末のリストの例を示す図である。
【図13】本発明の実施例4の送信制御部14の動作フ
ロー図である。
【図14】本発明の実施例4の送信条件(送信条件表)
の設定例を示す図である。
【図15】本発明の実施例5の受信制御部の動作フロー
図である。
【図16】本発明の実施例5の受信条件(受信条件表)
の設定例を示す図である。
【図17】本発明の実施例6の受信制御部の動作フロー
図である。
【図18】本発明の実施例6の受信条件(受信条件表)
の設定例を示す図である。
【図19】本発明の実施例8の受信制御部の動作フロー
図である。
【図20】本発明の本実施例8の受信条件表の設定例を
示す表である。
【符号の説明】
100…LAN 200…ルータ 300…インターネット 1、2、3…端末 4…電子メール中継装置(メール中継装置) 10…メール受信部 11…メール蓄積
部 12…メール送信部 12…受信制御部 14…送信制御部 15…受信条件表 16…時刻計測部 17…送信条件表 18…端末動作判定部 19…トラフィッ
ク計測部 20…タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA03 HA08 LA03 LD13 LD18 LE05 5K101 KK02 LL00 NN21 QQ18

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールの送信を行う電子メール送信
    装置であって、メール自身の情報に基づいて送信の優先
    度を決定する送信優先度決定手段と、該送信優先度に基
    づいて送信順序を変更する送信順序変更手段と、条件に
    基づいて送信タイミングを変更する送信タイミング変更
    手段とを具備することを特徴とする電子メール送信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記送信優先度決定手段は、メールのサ
    イズが大きいメールに対して、より低い優先度を与える
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子メ
    ール送信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信優先度決定手段は、特定のメー
    ル・アドレスもしくはメール・ドメインに対して、高い
    優先度を与える手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の電子メール送信装置。
  4. 【請求項4】 電子メールの送信を行う電子メール送信
    装置であって、メール自身の情報に基づいて送信の優先
    度を決定する送信優先度決定手段と、該送信優先度に基
    づいて送信順序を変更する送信順序変更手段と、条件に
    基づいて送信タイミングを変更する送信タイミング変更
    手段と、現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、優先
    度と送信開始時刻の対応を条件として、優先度が指定さ
    れた値以上のメールについては送信を開始し、優先度が
    指定された値未満のメールについては、指定された時間
    に送信を開始する送信開始手段とを具備することを特徴
    とする電子メール送信装置。
  5. 【請求項5】 電子メールの送信を行う電子メール送信
    装置であって、端末群の作動状態を判定する端末群作動
    状態判定手段と、指定された端末群が停止すると送信を
    開始する送信開始手段とを具備することを特徴とする電
    子メール送信装置。
  6. 【請求項6】 電子メールの送受信を行う電子メール送
    信装置であって、メール自身の情報に基づいて送信の優
    先度を決定する送信優先度決定手段と、該送信優先度に
    基づいて送信順序を変更する送信順序変更手段と、条件
    に基づいて送信タイミングを変更する送信タイミング変
    更手段と、端末群の作動状態を判定する端末群作動状態
    判定手段と、指定された端末群が停止すると送信を開始
    する送信開始手段とを具備することを特徴とする電子メ
    ール送信装置。
  7. 【請求項7】 電子メールの送信を行う電子メール送信
    装置であって、通信帯域使用率を計測する通信帯域使用
    率計測手段と、通信帯域使用率が指定された値以下にな
    ると送信を開始する送信開始手段を具備することを特徴
    とする電子メール送信装置。
  8. 【請求項8】 電子メールの送受信を行う電子メール送
    受信装置であって、メール自身の情報に基づいて送信の
    優先度を決定する送信優先度決定手段と、該送信優先度
    に基づいて送信順序を変更する送信順序変更手段と、条
    件に基づいて送信タイミングを変更する送信タイミング
    変更手段と、通信帯域使用率を計測する通信帯域使用率
    計測手段と、送信優先度と通信帯域使用率との対応を条
    件として、送信優先度が指定された値以下のメールを、
    通信帯域使用率が指定された値以下になると送信を開始
    する送信開始手段を具備することを特徴とする電子メー
    ル送信装置。
  9. 【請求項9】 電子メールの受信を行う電子メール受信
    装置であって、着信するメールごとに、条件に基づいて
    受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段を具備するこ
    とを特徴とする電子メール受信装置。
  10. 【請求項10】 電子メールの受信を行う電子メール受
    信装置であって、着信するメールごとに、条件に基づい
    て受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段と、メール
    着信時に本文を受信する前にメール自身の情報を取得す
    る情報取得手段と、メール自身の情報に基づいて受信優
    先度を決定する受信優先度決定手段と、該受信優先度が
    指定された値以上のメールは受信を許可し、そうでない
    ものは再送要求をする再送要求手段を具備することを特
    徴とする電子メール受信装置。
  11. 【請求項11】 前記受信優先度決定手段は、メールの
    サイズが大きいメールに対して、より低い受信優先度を
    与える手段を有することを特徴とする請求項10に記載
    の電子メール受信装置。
  12. 【請求項12】 前記受信優先度決定手段が、特定のメ
    ール・アドレスもしくはメール・ドメインに対して、高
    い受信優先度を与える手段を有することを特徴とする請
    求項10に記載の電子メール受信装置。
  13. 【請求項13】 電子メールの受信を行う電子メール受
    信装置であって、着信するメールごとに、条件に基づい
    て受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段と、メール
    着信時に本文を受信する前にメール自身の情報を取得す
    る情報取得手段と、メール自身の情報に基づいて受信優
    先度を決定する受信優先度決定手段と、該受信優先度が
    指定された値以上のメールは受信を許可し、そうでない
    ものは再送要求をする再送要求手段と、現在時刻を取得
    する手段と、受信優先度と受信時間帯との対応を条件と
    して、着信したメールの優先度が指定された値以上のメ
    ールを、指定された受信時間帯であれば受信を許可し、
    そうでなければ再送要求を行う再送要求手段を有するこ
    とを特徴とする電子メール受信装置。
  14. 【請求項14】 電子メールの受信を行う電子メール受
    信装置であって、端末群の作動状態を判定する端末群作
    動状態判定手段と、指定された端末群が停止していると
    受信を許可し、そうでなければ再送要求を行う再送要求
    手段とを具備することを特徴とする電子メール受信装
    置。
  15. 【請求項15】 電子メールの受信を行う電子メール受
    信装置であって、着信するメールごとに、条件に基づい
    て受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段と、メール
    着信時に本文を受信する前にメール自身の情報を取得す
    る情報取得手段と、メール自身の情報に基づいて受信優
    先度を決定する受信優先度決定手段と、該受信優先度が
    指定された値以上のメールは受信を許可し、そうでない
    ものは再送要求をする再送要求手段と、端末群の作動状
    態を判定する端末群作動状態判定手段と、指定された端
    末群が停止していると受信を許可し、そうでなければ再
    送要求を行う再送要求手段とを具備することを特徴とす
    る電子メール受信装置。
  16. 【請求項16】 電子メールの受信を行う電子メール受
    信装置であって、通信帯域使用率を計測する通信帯域使
    用率計測手段と、通信帯域使用率が指定された値以下で
    あれば受信を許可し、そうでなければ再送要求を行う再
    送要求手段とを具備することを特徴とする電子メール受
    信装置。
  17. 【請求項17】 電子メールの受信を行う電子メール受
    信装置であって、着信するメールごとに、条件に基づい
    て受信許可・再送要求・受信拒否を行う手段と、メール
    着信時に本文を受信する前にメール自身の情報を取得す
    る情報取得手段と、メール自身の情報に基づいて受信優
    先度を決定する受信優先度決定手段と、該受信優先度が
    指定された値以上のメールは受信を許可し、そうでない
    ものは再送要求をする再送要求手段と、通信帯域使用率
    を計測する通信帯域使用率計測手段と、受信優先度と通
    信帯域使用率との対応を条件とし、着信したメールの受
    信優先度が指定された値以上のメールを、通信帯域使用
    率が指定された値以下であれば受信を許可し、そうでな
    ければ再送要求を行う再送要求手段とを具備することを
    特徴とする電子メール受信装置。
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