JP2003159736A - 熱可塑性樹脂発泡成形体の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡成形体の製造方法

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JP2003159736A
JP2003159736A JP2001362172A JP2001362172A JP2003159736A JP 2003159736 A JP2003159736 A JP 2003159736A JP 2001362172 A JP2001362172 A JP 2001362172A JP 2001362172 A JP2001362172 A JP 2001362172A JP 2003159736 A JP2003159736 A JP 2003159736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型内に溶融した発泡熱可塑性樹脂を射出供給
して発泡成形体を得る各種成形方法において、発泡ムラ
のない均一な発泡成形体を得ることができ、かつ溶融し
た発泡熱可塑性樹脂に含有された発泡ガスをガス抜け無
く有効に成形するのできる熱可塑性樹脂発泡成形体の製
造方法を開発する。 【解決手段】熱可塑性樹脂と発泡剤をインライン式射出
機の射出シリンダー内で溶融混練し、溶融混練された発
泡剤含有の該溶融熱可塑性樹脂を金型内に供給して発泡
成形体を製造する方法において、射出シリンダー内に設
けられた射出スクリューのフィードゾーンにおける溝深
さh2とスクリュー先端側に位置するメタリングゾーン
の溝深さh1の比h2/h1(圧縮比)が1.5以下で
ある射出スクリューを用いて熱可塑性樹脂発泡成形体を
製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂発泡
成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性樹脂をインライン式
射出機の射出シリンダー内で溶融し、金型内に射出して
金型内で成形して熱可塑性樹脂成形体を製造する方法
は、自動車分野、家電分野、建築分野等で幅広く利用さ
れ、このような成形は、射出成形方法のみならず射出圧
縮成形(射出プレス成形を含む)やフロースタンピング
成形等の射出機を用いて材料を金型内に供給する成形方
法においても同様に利用されている。
【0003】一方、このような熱可塑性樹脂成形体の軽
量化を目的とした熱可塑性樹脂発泡成形体も知られてい
るが、かかる熱可塑性樹脂発泡成形体は、原料として熱
可塑性樹脂に発泡剤を混合した熱可塑性樹脂材料を使用
する以外は、前記した熱可塑性樹脂成形体の製造法と同
様に、発泡剤含有熱可塑性樹脂材料をインライン式射出
機の射出シリンダー内で溶融し、金型内に射出して金型
内で発泡成形して製造されており、係る発泡成形法に用
いられるインライン式射出機は上記した従来より公知の
熱可塑性樹脂成形体を製造するために使用されているイ
ンライン式射出機がそのまま使用されている。
【0004】ところで、従来より熱可塑性樹脂成形体を
製造するために使用されているインライン式射出機の射
出用スクリューにおいて、例えば特開平8−19758
1号公報に開示の射出機のスクリュー装置におけるスク
リューの圧縮比は4以下、特に好ましくは2以下と記載
されてはいるが、その具体的態様である実施例において
開示されている圧縮比は1.7であり、また特開200
0−233425号公報にも圧縮比が1.6〜2.4で
あるスクリューを用いた成形機を用いることが開示され
ているように、従来より実用的に使用されている射出用
スクリューの圧縮比は1.6がその下限値であった。
【0005】しかし、このような発泡剤を含有しない通
常の熱可塑性樹脂成形用の射出スクリューを用いて発泡
成形を行った場合には、しばしば得られた発泡成形品の
場所によって発泡状態が異なる発泡ムラという不良が生
じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本発明者は発泡ムラを生じさせない均一な熱可塑性樹脂
発泡成形品を得るための方法について鋭意検討の結果、
本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、熱可
塑性樹脂と発泡剤をインライン式射出機の射出シリンダ
ー内で溶融混練し、溶融混練された発泡剤含有の該溶融
熱可塑性樹脂を金型内に供給して発泡成形体を製造する
方法において、射出シリンダー内に設けられた射出スク
リューのフィードゾーンにおける溝深さh2とスクリュ
ー先端側に位置するメタリングゾーンの溝深さh1の比
h2/h1(圧縮比)が1.5以下である射出スクリュ
ーを用いることを特徴とする熱可塑性樹脂発泡成形体の
製造方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明するが、本発明はもとより以下の説明に限定されるも
のではない。
【0009】本発明の方法に適用される熱可塑性樹脂材
料は、射出成形、射出圧縮成形、射出プレス成形等、通
常の射出スクリューで射出される熱可塑性樹脂であれ
ば、どのような材料であっても制限なく使用でき、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、アクリロニトリル−
スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト等の熱可塑性樹脂、これらの混合物、あるいはこれら
熱可塑性樹脂を用いたポリマーアロイ等があげられ、本
発明でいう熱可塑性樹脂とは、これらをすべて包含する
ものである。
【0010】このような熱可塑性樹脂は、必要に応じて
タルクや強化繊維等の充填剤を含んでいてもよく、通常
使用される各種添加剤、例えば顔料、滑剤、帯電防止
剤、安定剤等が配合されていてもよい。
【0011】また、熱可塑性樹脂に混合される発泡剤
は、化学発泡剤としてはADCA(アゾジカルボン酸ア
ミド)に代表されるような有機系の化学発泡剤や重曹や
クエン酸等からなる一般的な無機系化学発泡剤等が使用
でき、このような化学発泡剤を用いる場合は、通常、前
記熱可塑性樹脂とともに樹脂投入用ホッパーから射出機
内に投入される。かかる発泡剤の添加量は、発泡剤の種
類や目的とする発泡成形体の発泡倍率などの条件によっ
て調整されるが、一般的には熱可塑性樹脂100重量部
に対してあたり0.1〜5重量部である。また、発泡剤
として炭酸ガスや窒素ガス等の不活性ガスを使用する場
合には、液状またはガス状で直接射出機内に供給するこ
ともできる。
【0012】本発明は、このような熱可塑性樹脂と発泡
剤をインライン式射出機の射出シリンダー内で溶融混練
し、該溶融熱可塑性樹脂を金型内に供給して発泡成形体
を製造する方法であるが、本発明において使用される射
出シリンダーの射出スクリューは本発明に特定する要件
を具備していることが必要である。
【0013】図1は、従来から使用されている熱可塑性
樹脂を成形するためのインライン式射出スクリューの概
略断面図を示し、図2はこのようなスクリューを備えた
射出機の概略断面図を示す。
【0014】図1、図2に示すように、射出スクリュー
(2)はホッパーから供給される熱可塑性樹脂材料を射
出シリンダー(3)の中に供給するフィードゾーン
(F)、材料を圧縮するコンプレッションゾーン(C)
と材料を軽量するメタリングゾーン(M)からなってい
る。
【0015】本発明の方法に適用される射出スクリュー
の概略断面図を図3に示すが、かかる射出スクリューは
その圧縮比が1.5以下となるように設計されている以
外は、基本的な構造は従来から知られている図1、図2
に示されるような射出スクリューおよび射出機と同じで
ある。
【0016】ここで、圧縮比とは、図1および図3に示
す射出スクリューのフィードゾーン(F)における溝深
さ(h2)とスクリュー先端側に位置するメタリングゾ
ーン(M)の溝深さ(h1)の比(h2/h1)で表さ
れる。
【0017】射出スクリューを用いて熱可塑性樹脂を成
形する場合、まずホッパー(1)から熱可塑性樹脂を投
入すると、熱可塑性樹脂はスクリュー後方のフィードゾ
ーン(F)に入り、スクリューの回転により前方に移送
されるとともに射出シリンダ−(3)の外壁に設けられ
たバンドヒーター(4)により加熱溶融され、更にコン
プレッションゾーン(C)で圧縮されながらメタリング
ゾーン(M)に移送され、溶融混練が進む。
【0018】熱可塑性樹脂に化学発泡剤を混合して発泡
成形する場合にも、上記方法に準じて、まずホッパー
(1)から熱可塑性樹脂と化学発泡剤(以下、発泡熱可
塑性樹脂と称す)が投入され、発泡熱可塑性樹脂はスク
リュー後方のフィードゾーン(F)に入り、スクリュー
の回転により前方に移送されるとともに射出シリンダ−
(3)の外壁に設けられたバンドヒーター(4)により
加熱溶融されるが、このときの溶融熱可塑性樹脂は熱に
よる分解により発生した化学発泡剤の分解ガス(発泡ガ
ス)を含有しており、該発泡ガスを含有する溶融発泡熱
可塑性樹脂は更にコンプレッションゾーン(C)で圧縮
されながらメタリングゾーン(M)に移送され、圧縮、
溶融混練が進む。
【0019】このとき、発泡ガスを含有した溶融発泡熱
可塑性樹脂は、このメタリングゾーン(M)で圧縮され
る際、圧縮比が高ければ高いほど溶融発泡熱可塑性樹脂
中に含有している発泡ガスをスクリュー後方のホッパー
側に押し出してしまい、溶融発泡熱可塑性樹脂からのガ
ス抜けが促進されるため、射出機から射出された際の溶
融発泡熱可塑性樹脂はガス抜けが進んだ不安定な発泡ガ
スを含有した状態となり、その結果、製品に発泡ムラが
生じることになる。
【0020】このような問題が生じないように、本発明
に適用する射出スクリューにおいては、基本的な構造は
従来より公知の射出スクリューと同様であるが、圧縮
比:(h2)/(h1)は必ず1.5以下、好ましくは
1.3以下にすることが重要である。スクリューのフィ
ードゾーンの溝深さ(h2)やメタリングゾーンの溝深
さ(h1)の絶対値は、成形に用いる熱可塑性樹脂の種
類や実際に用いるスクリューの径(d)や長さ(L)に
より任意に選定でき、特に限定されない。
【0021】圧縮比が1.5を超えるような圧縮度の高
いスクリューでは、上述したように溶融発泡熱可塑性樹
脂が必要以上に圧縮され、該溶融発泡熱可塑性樹脂中に
含有されている発泡ガスのガス抜けが生じる。圧縮比の
下限については、発泡ガスのガス抜けの面からは特に限
定されることはないが、あまり圧縮比が低すぎると溶融
発泡熱可塑性樹脂の混練性が低下しすぎるため圧縮比は
0.8以上とするのが好ましい。
【0022】尚、スクリューのフライト間ピッチ(P)
についても、用いる熱可塑性樹脂材料やスクリュー長
さ、径等を考慮して任意に選定することができる。
【0023】このような本発明の方法で使用される射出
スクリューは圧縮比が低いために材料の混練状態として
は低下する傾向があり、このため、必要に応じて図4に
示すようにスクリュー先端付近に混練部(5)を設ける
ことがより好ましい。
【0024】この混練部としては、図5に示すようなス
クリューにピンを多数設けたタイプ(a)やスクリュー
フライト間に別の細かいフライトを設けたタイプ
(b)、ならびにスクリューに歯車形状の混練部を設け
たタイプ(c)など、一般的な射出成形機用スクリュー
混練部として用いられている混練部形状を用いることが
でき、特に限定されない。
【0025】射出スクリューの材質は、通常の射出スク
リューで用いられる任意の材質を選定でき、必要により
焼入れ処理、窒化処理あるいはメッキ処理等が適宜施さ
れていてもよい。
【0026】本発明に特定する射出スクリューを用いて
熱可塑性樹脂発泡成形体を製造する方法としては、射出
成形方法や、金型内に設けられた溶融樹脂供給通路から
未閉鎖の雄雌金型内に溶融発泡熱可塑性樹脂を供給し、
型締め圧縮することにより金型キャビティ内に賦形する
射出圧縮成形(射出プレス成形を含む)、射出機を用い
た外部樹脂供給機により溶融発泡熱可塑性樹脂を金型キ
ャビティ内に注入したのちプレス成形するフロースタン
ピング方法等、射出機を用いて金型内に溶融発泡熱可塑
性樹脂を供給する成形方法など、従来から知られている
射出スクリューを使用する各種の成形法を適用すること
ができる。
【0027】以下、射出圧縮成形方法を例にとって、熱
可塑性樹脂発泡成形体の具体的な製造方法を説明する。
【0028】図6は、本発明の方法に使用する射出圧縮
成形金型例をその概略断面で示したものである。この金
型は、雄型(7)および雌型(8)の雄雌一対からな
り、両金型は通常いずれか一方が縦方向または横方向に
開閉可動する型締め装置に接続され、他方は固定されて
いる。図6では、雄型(7)が固定され、雌型(8)が
型締め装置(図示せず)に接続されて両金型は縦方向に
開閉するようになっている。
【0029】また、雄型(7)は型内に溶融樹脂通路
(9)を有しており、溶融樹脂通路(9)は金型キャビ
ティ面に設けられた溶融樹脂供給口(10)に接続され
るとともに、金型外に設けられた射出機(12)に接続
されている。また、金型キャビティ面に設けられた溶融
樹脂供給口には溶融樹脂の供給量を制御するためのシャ
ットオフバルブ(11)が設けられている。
【0030】図6の射出機(12)は、基本的には図2
に示すような構造と同様であるが、射出シリンダー内の
射出スクリューの圧縮比は1.0となるように設計され
ており、スクリュー先端部分には図4に示すようなダル
メージ型の混練部が設けられている。(詳細は図示せ
ず)
【0031】発泡剤を含有した熱可塑性樹脂は、ホッパ
ーから射出機(12)内に投入され、熱による発泡剤の
分解により生成した分解ガス(発泡ガス)を含みながら
溶融混練された後、金型内に供給する必要供給量が射出
シリンダー内で計量される。
【0032】計量された溶融発泡熱可塑性樹脂(14)
は、図7で示すように雄型(7)と雌型(8)で形成さ
れる未閉鎖の金型キャビティ(13)内に溶融樹脂通路
(9)を通じて、溶融樹脂供給口(10)のシャットオ
フバルブ(11)を開くことにより供給する。このとき
のキャビティクリアランスは、最終製品厚みよりも大き
く設定されている。
【0033】溶融発泡熱可塑性樹脂(14)を金型キャ
ビティ内に供給しながら、あるいは供給完了した後、雌
金型(8)を雄金型(7)方向に移動させ、所望の発泡
倍率となるキャビティクリアランス(最終製品厚み)に
なるまで型締めすることにより、溶融発泡熱可塑性樹脂
(14)が発泡しながら金型キャビティ(13)内に充
填・賦形される。(図8) このとき、雄金型(7)の溶融発泡樹脂供給口(10)
に設けられ、開放状態にあるシャットオフバルブ(1
1)を溶融発泡熱可塑性樹脂(14)の供給完了と同時
に閉じることにより、溶融発泡熱可塑性樹脂の溶融樹脂
通路(9)側への逆流が阻止される。
【0034】溶融発泡熱可塑性樹脂(14)を金型キャ
ビティ(13)内に充填・賦形した後、金型内で発泡熱
可塑性樹脂を冷却固化することにより熱可塑性樹脂発泡
成形体(15)を製造することができる。
【0035】尚、このような方法による場合には、得ら
れる熱可塑性樹脂発泡成形体の発泡倍率は比較的低発泡
倍率であるため、高発泡倍率の熱可塑性樹脂発泡成形体
を所望の場合には、溶融発泡熱可塑性樹脂(14)を金
型キャビティ(13)内に充填した後、溶融発泡熱可塑
性樹脂(14)が金型内で冷却固化されないうちに、雌
金型(8)を所定の発泡倍率になるように開くことによ
り、高発泡倍率の熱可塑性樹脂発泡成形体(16)を得
ることができる。
【0036】また、このような方法で得られる発泡成形
体は、必要に応じて予め金型内に加飾層となる表皮材層
を配置しておくことにより発泡成形と同時に表皮材層を
積層一体化することができる。この際、予め金型内に配
置する表皮材層の位置、大きさなどを変えることによ
り、発泡成形体の全面あるいは一部に表皮材層を積層一
体化した積層発泡成形体を得ることができ、さらに複数
の表皮材層を金型内に配置することにより複数の表皮材
で加飾された積層発泡成形体を製造することもできる。
【0037】積層する表皮材としては、通常使用される
公知の表皮材が使用できる。具体的な表皮材としては、
織布、不織布、編布、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性エ
ラストマーのシートやフィルム等が例示される。これら
表皮材の裏面にはクッション層となるポリプロピレン系
クッション層やポリエチレン系クッション層、ポリウレ
タン系クッション層等の各種クッション層が設けられて
いてもよく、さらにこれらクッション層の保護層とし
て、織布、不織布、編布、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑
性エラストマー等のシートまたはフィルムがクッション
層の裏打ち材として設けられていてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の製造方法により、金型内に溶融
した発泡熱可塑性樹脂を射出供給して発泡成形体を得る
各種成形方法において、発泡ムラのない均一な発泡成形
体を得ることが可能となり、かつ溶融した発泡熱可塑性
樹脂に含有された発泡ガスをガス抜け無く有効に成形す
ることができるため、熱可塑性樹脂に混合する発泡剤の
添加量も低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出スクリューの概略形状例を示したものであ
る。
【図2】射出機の概略構造断面例を示したものである。
【図3】本発明の射出スクリューの概略形状例を示した
ものである。
【図4】射出スクリュー先端部付近に混練部を設けた本
発明の射出スクリューの概略形状例を示したものであ
る。
【図5】本発明に適用しえるスクリュー混練部の例を概
略形状で示したものである。
【図6】本発明の製造方法における射出圧縮成形の一工
程例を示した金型概略断面図を示したのものである。
【図7】本発明の製造方法における射出圧縮成形の一工
程例を示した金型概略断面図を示したのものである。
【図8】本発明の製造方法における射出圧縮成形の一工
程例を示した金型概略断面図を示したのものである。
【図9】本発明の製造方法における射出圧縮成形の一工
程例を示した金型概略断面図を示したのものである。
【符号の説明】
L :スクリュー長さ d :スクリュー径 M :メタリングゾーン C :コンプレッションゾーン F :フィードゾーン P :フライト間ピッチ h1:メタリングゾーンにおける溝深さ h2:フィードゾーンにおける溝深さ 1 :射出機ホッパー 2 :射出スクリュー 3 :射出シリンダー 4 :バンドヒーター 5 :混練部 6 :混練部付スクリュー 7 :雄金型 8 :雌金型 9 :溶融樹脂通路 10:溶融樹脂供給口 11:シャットオフバルブ 12:射出機 13:金型キャビティ 14:溶融発泡熱可塑性樹脂 15:発泡成形体(低発泡) 16:発泡成形体(高発泡)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂と発泡剤をインライン式射出
    機の射出シリンダー内で溶融混練し、溶融混練された発
    泡剤含有の該溶融熱可塑性樹脂を金型内に供給して発泡
    成形体を製造する方法において、射出シリンダー内に設
    けられた射出スクリューのフィードゾーンにおける溝深
    さh2とスクリュー先端側に位置するメタリングゾーン
    の溝深さh1の比h2/h1(圧縮比)が1.5以下で
    ある射出スクリューを用いることを特徴とする熱可塑性
    樹脂発泡成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】射出スクリューの圧縮比が0.8以上、
    1.3以下の射出スクリューを用いることを特徴とする
    請求項1に記載の熱可塑性樹脂発泡成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】射出スクリューの先端部に発泡剤含有の溶
    融熱可塑性樹脂を混練するための混練部を有する射出ス
    クリューを用いることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の熱可塑性樹脂発泡成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】射出スクリューを用いた熱可塑性樹脂発泡
    成形体の製造を射出成形または射出圧縮成形法により行
    われることを特徴とする請求項1、請求項2または請求
    項3に記載の熱可塑性樹脂発泡成形体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005074794A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性樹脂組成物発泡成形体の成形装置

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