JP2003154490A - スクリュー脱水機 - Google Patents

スクリュー脱水機

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JP2003154490A
JP2003154490A JP2001354648A JP2001354648A JP2003154490A JP 2003154490 A JP2003154490 A JP 2003154490A JP 2001354648 A JP2001354648 A JP 2001354648A JP 2001354648 A JP2001354648 A JP 2001354648A JP 2003154490 A JP2003154490 A JP 2003154490A
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screw
screen
dehydrator
screw shaft
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Masaru Tawara
勝 俵
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SANKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろ過スクリーンの内部にスリップ防止用の抵
抗体が設けてあるスクリュー脱水機において、スクリュ
ー軸やケース内部の分解清掃が簡便に行えるようにす
る。 【解決手段】 外殻ケース2の内部に、スクリュー軸7
とろ過スクリーン8とを収容する、外殻ケース2は、ス
タンド1で支持される前段ケース5と、前段ケース5に
連続する主ケース6とに分割する。前段ケース5でスク
リュー軸7を片持ち支持し、その軸端を前段ケース5に
固定したギヤードモーター3の出力軸に直結する。主ケ
ース6の内部に配置したろ過スクリーン8を、主ケース
6に対してフランジ20と第2フランジ25を介して分
離可能に接続する。分解清掃時には、ボルト48を取り
外したのち、ろ過スクリーン8を回転操作しながら抜き
出すことにより、ろ過スクリーン8の内面に設けた抵抗
体26を螺旋ブレード17に沿って回転させながら、ス
クリュー軸7から簡単に抜き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木建設現場、化
学工場、食品工場、製紙工場などにおいて含水物を圧搾
して、ケーキ状の固体と液体とに分離するためのスクリ
ュー脱水機、なかでもろ過スクリーンの内部に抵抗体が
突設してあって、この抵抗体で圧搾途中の含水物が螺旋
羽根と連れ回わるのを防止できるスクリュー脱水機に関
する。
【0002】
【従来の技術】スクリュー脱水機には、ろ過スクリーン
と螺旋ブレード、あるいはそのいずれか一方をテーパー
状に構成して、螺旋ブレードの圧搾空間を徐々に狭める
形態と、ろ過スクリーンと螺旋ブレードとを出口へ向か
ってストレートに構成する形態とに大別される。後者の
スクリュー脱水機では、圧搾途中の含水物が螺旋羽根と
連れ回りしやすいため、螺旋ブレードのピッチを出口に
近付くほど小さくして、含水物のスリップを防止し圧搾
効率を高めるようにすることが多いが、ブレードピッチ
が連続して変化するのでスクリュー軸の製作が面倒とな
る。
【0003】含水物がスリップするのを防止する別の手
法として、ろ過スクリーンの内部に抵抗体を突設したス
クリュー脱水機がある。例えば、実開昭62−1966
85号公報、特許第2652308号公報、実用新案登
録第2586133号公報等はその一例である。これら
のスクリュー脱水機においては、回転する螺旋ブレード
と先の抵抗体とが干渉するのを防ぐために、抵抗体と交
差する螺旋ブレードの一部を切り欠いている。実用新案
登録第2586133号公報のスクリュー脱水機におい
ては、螺旋ブレードの周囲を囲むケーシングを長手方向
に分割したうえで、分割されたケーシングどうしをフラ
ンジで接合できるようにし、上下に2分割したフランジ
の内面に先の抵抗体を一体に設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ろ過ス
クリーンの内部に抵抗体を突設する形態のスクリュー脱
水機は、抵抗体を備えていない通常形態のスクリュー脱
水機に比べて、分解清掃に多くの手間が掛かる。分解清
掃時には、ろ過スクリーンやその周囲を囲むケーシング
を取り外し、螺旋ブレードを露出させて水洗いするが、
ろ過スクリーン内に抵抗体が突出しているため、ろ過ス
クリーンやケーシングの分解に多くの手間が掛かる。こ
の点、ケーシングを長手方向に分割したうえで、ケーシ
ングどうしを接合するためのフランジを上下に2分割し
たスクリュー脱水機の場合には、抵抗体が一体化してあ
る各分割フランジを取り外すだけで、ケーシングを簡単
にスクリュー軸から抜き出すことができ、分解清掃を簡
便に行えると推測されるが、ケーシングも分割フランジ
と共に分割してあるのか、フランジのみが分割してある
のかは判然としない。因みに、ケーシングどうしを接合
するためのフランジを上下に2分割すると、分割部分か
らの漏れを避けられないうえ、シールを行うにしてもシ
ール構造が複雑となる。
【0005】例えば、土木建設現場で発生する微粒子を
含んだ汚泥原液の固液分離を行う場合には、汚泥原液に
高分子凝集剤を加えて微粒子を凝集したうえで、この凝
集液をスクリュー脱水機で圧搾することにより、微粒子
を含まないろ液と脱水ケーキとに分離しているが、高分
子凝集剤による前処理が必要な分だけ、固液分離に余分
な手間を要し、分離された脱水ケーキに高分子凝集剤が
含まれるため、その処理にも注意を要する。
【0006】本発明の目的は、含水物がスリップするの
を防止するための抵抗体を備えているスクリュー脱水機
において、その分解清掃や脱水ケーキの取り出しが簡便
に行えるようにすることにある。本発明の目的は、分解
や組み立てが簡単に行えるうえ、装置全体のコンパクト
化を図れ、設置に要するスペースも少なくて済むスクリ
ュー脱水機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すご
とくスクリュー軸7と、ろ過スクリーン8と、スクリュ
ー軸7を回転駆動するギヤードモーター3と、ろ過スク
リーン8の出口27を塞ぐゲート機構4とを備えてお
り、ろ過スクリーン8の内面に、圧搾途中の脱水ケーキ
の回転を阻止する抵抗体26が固定され、抵抗体26と
交差する螺旋ブレード17の一部に逃げ部18が切り欠
き形成してあるスクリュー脱水機を前提とする。そのう
えで、スクリュー軸7およびろ過スクリーン8を収容す
る外殻ケース2が、スタンド1で支持される前段ケース
5と、前段ケース5に連続する主ケース6とに分割され
ている。スクリュー軸7は、前段ケース5で回転自在に
片持ち支持されて、その軸端が前段ケース5に固定した
ギヤードモーター3の出力軸に直結されている。ろ過ス
クリーン8は、主ケース6に対して着脱可能に装着され
て、両者の外突端に設けたフランジ20・25を介して
分離可能に接合してあることを特徴とする。
【0008】前段ケース5の内面下半部には、螺旋ブレ
ード17と協同して含水物を予備圧搾する前段スクリー
ン37を配置し、前段スクリーン37は前段ケース5の
フランジ12の開口から取り外しができるようにする。
【0009】ゲート機構4は、図3に示すごとく、ろ過
スクリーン8の出口27に対して主ケース6で接離自在
に支持されるゲート体30と、ゲート体30を出口27
に押し付け付勢するばね35と、ばね35の押付力を調
整する調整ねじ機構とを備えている。調整ねじ機構は、
ゲート体30と同行スライドする複数個の調整ボルト3
2と、主ケース6に固定されて各調整ボルト32をスラ
イド案内するばね受け片33と、各調整ボルト32にね
じ込まれるナット34とで構成する。ゲート体30を押
し付け付勢するばね35は、各調整ボルト32に外嵌す
る状態でばね受け片33とナット34との間に配置す
る。
【0010】
【発明の作用効果】本発明では、スタンド1で支持され
る前段ケース5を基本構造体にして、その一側にギヤー
ドモーター3を固定し、さらに前段ケース5で主ケース
6とスクリュー軸7を片持ち支持して、これらの部材を
ひとまとまりの構造体として構成した。そのうえで、ろ
過スクリーン8を主ケース6に対してフランジ20・2
5を介して分離可能に接合した。従って、スクリュー軸
7などを分解清掃する場合には、ゲート機構4を主ケー
ス6から取り外したのち、両フランジ20・25を締結
していたボルトを取り外して、ろ過スクリーン8を回転
操作し、抵抗体26を螺旋ブレード17に沿って回転さ
せながら軸端側へ抜き外すことにより、ろ過スクリーン
8を同時に分離してスクリュー軸7を露出させ、この状
態で前段ケース5の内面とスクリュー軸7の周面とをそ
れぞれ水洗できる。従って本発明のスクリュー脱水機に
よれば、ろ過スクリーン8の内面に抵抗体26が設けて
あるにもかかわらず、ろ過スクリーン8の分解が容易に
行え、スクリュー軸7や前段ケース5に絡まった脱水ケ
ーキの除去や、水洗いを隅々まで簡単に行うことができ
る。
【0011】スタンド1で支持した前段ケース5を基本
構造体にして、これにスクリュー軸7やギヤードモータ
ー3を組み、さらに主ケース6およびろ過スクリーン8
などを前段ケース5に組み付けて脱水機を構成するの
で、従来のスクリュー脱水機に比べて、装置全体をコン
パクトにまとめて小形化できるうえ、脱水機の設置に要
するスペースも小さくできる。従って作業スペース狭い
現場であっても、脱水機を支障なく設置して使用でき、
不使用時の収納スペースも少なくて済む。
【0012】前段ケース6の内面下半部に配置した前段
スクリーン37を前段ケース5のフランジ12の開口か
ら取り外しができるようにしたスクリュー脱水機によれ
ば、前段スクリーン37を取り外すことによって、前段
ケース5内における螺旋ブレード17の外周面の全てを
開放できるので、螺旋ブレード17や前段ケース5の内
面の清掃が確実にしかも簡単に行える。取り外した前段
スクリーン37を交換し、あるいはスクリーンのろ過隙
間を調整することによって、含水物の固液分離の程度を
適宜調整して、種々の含水物に応じた圧搾処理を行うこ
とができる。
【0013】ゲート体30と、ゲート体30を出口27
に押し付け付勢するばね35を含むゲート機構4を設
け、その調整ねじ機構を、ばね35の押付力を調整する
複数個の調整ボルト32と、ばね受け片33と、および
ナット34等で構成し、ゲート体30を押し付け付勢す
るばね35を、各調整ボルト32に外嵌する状態でばね
受け片33とナット34との間に配置すると、調整ねじ
機構を主ケース6に沿わせて配置できるので、ゲート機
構4が外殻ケース2の側端から大きく出っ張るのを防止
し、装置全体のコンパクト化が図れる。
【0014】
【実施例】図1ないし図7は、本発明に係るスクリュー
脱水機の実施例を示す。図2においてスクリュー脱水機
は、スタンド1で支持される外殻ケース2と、外殻ケー
ス2の一側端に固定されるギヤードモーター3と、外殻
ケース2の他側端に設けられるゲート機構4などで構成
してある。
【0015】外殻ケース2は、スタンド1の上端に固定
支持される前段ケース5と、前段ケース5に連続する主
ケース6とに分割されており、その内部にスクリュー軸
7とろ過スクリーン8とが収容してある。スタンド1
は、前後に対向する逆T字状のベース枠1aと、前後の
ベース枠1aの中央部どうしを繋ぐ下枠1bとからな
り、ベース枠1aを逆T字状とし、その上端を前段ケー
ス5の前後面に溶接することにより、外殻ケース2下方
空間の殆どを開放空間として、後述するように廃液槽4
6やケーキ容器45を設置できる。
【0016】図1において前段ケース5は、筒状のケー
スからなり、その側端の軸受ケース9にギヤードモータ
ー3が取り付けられ、軸受ケース9に一対のベアリング
10とシール体11とが装着してある。前段ケース5の
他側には、主ケース6を接続するためのフランジ12を
固定してあり、その筒壁上面には含水物を供給するため
の入口13を有し、筒壁下面には圧搾液(ろ液)を回収
する第1排液口14を設けてある。
【0017】スクリュー軸8は、中空の主軸16とその
周囲に固定した螺旋ブレード17とからなり、その一端
が先のベアリング10で片持ち状に軸支されて、ギヤー
ドモーター3の出力軸に直結してある。主軸16の突端
は後述するゲート体30を貫通してその外面に突出して
いる。換言すると、ゲート体30は主軸16でスライド
可能に支持されている。螺旋ブレード17は、一端から
他端へ向かって同径、同ピッチに形成してあり、その長
手方向中途部には、後述する抵抗体26との接当干渉を
避けるための逃げ部18が切り欠き形成されている。主
ケース6は、前段ケース5と同径で両端が開口する筒ケ
ースからなり、前段ケース5との接合面側にフランジ1
9が固定され、他側端に別のフランジ20が固定してあ
る。主ケース6の筒壁の上面には、図2に示すごとくク
レーン用の吊金具21が固定され、筒壁の下面には圧搾
液を回収する第2排液口22が設けてある。フランジ1
9の内面には、ろ過スクリーン8を受け止めて位置決め
するためのピン28と、ガイド片29とが設けてある。
【0018】ろ過スクリーン8は、ステンレス製のパン
チングメタルをろ過要素とする円筒状のろ過材からな
り、その両端に第1フランジ24と第2フランジ25と
が固定してある。ろ過スクリーン8の内面には、圧搾途
中の脱水ケーキがスリップするのを防ぐための抵抗体2
6が、上下に対向する状態で固定してある。抵抗体26
はステンレス製の丸棒からなり、先に説明したように、
螺旋ブレード17に逃げ部18が設けてあるので、抵抗
体26が回転駆動されるスクリュー軸7と接当干渉する
ことはない。ろ過スクリーン6を主ケース6内に差し込
み、その第1フランジ24をガイド片29で移行案内し
ながら、第1フランジ24に設けた係合穴24aを主ケ
ース6のピン28に係合し、さらに第2フランジ25を
主ケース6のフランジ20にボルト48で締結すること
により、ろ過スクリーン8を主ケース6に対して同心状
に固定できる。主ケース6を前段ケース5に装着した状
態においては、ろ過スクリーン8の内面が螺旋ブレード
17の周面に接触している。第2フランジ25の中央に
脱水ケーキの出口27が円孔状に開口してある。
【0019】図3においてゲート機構4は、先の出口2
7を塞ぐ円盤状のゲート体30と、ゲート体30の前後
に固定したアーム31に固定される一対の調整ボルト3
2と、主ケース6のフランジ20に固定されて調整ボル
ト32をスライド案内するばね受片33と、各調整ボル
ト32にねじ込まれるナット34と、調整ボルト32に
外嵌する状態でばね受片33とナット34との間に配置
される圧縮コイル形のばね35とからなる。ゲート体3
0は、その板面中央を貫通するスクリュー軸7の主軸1
6に沿って往復スライドでき、常態において先のばね3
5で出口27に押し付け付勢されて出口27を塞ぐ。
【0020】含水物の圧搾は、主にろ過スクリーン8の
側で行うが、前段ケース5の側でも予備圧搾を行う。そ
のために、図1および図5に示すように前段ケース5の
内面下半部には、螺旋ブレード17と協同して圧搾を行
う前段スクリーン37が設けられている。前段スクリー
ン37は、ステンレス製のウェッジワイヤスクリーン3
9からなり、主ケース6を前段ケース5から分解した状
態において、フランジ12の開口から抜き外すことがで
きる。そのために、前段ケース5の内面に受枠40を固
定し、この受枠40で前段スクリーン37を支持し、前
段スクリーン37の上端縁を押え板41で固定してい
る。押え板41は、前段ケース5内へ送給された含水物
が、前段スクリーン37の背面側へ入り込むのを防ぐ堰
体を兼ねる。
【0021】次にスクリュー脱水機の使用例を、土木建
設現場で発生する微粒子を含んだ汚泥原液の固液分離を
行う場合について説明する。従来は、汚泥原液に高分子
凝集剤を加えて微粒子を凝集したうえで、この凝集液を
スクリュー脱水機で圧搾することにより、微粒子を含ま
ない水分と脱水ケーキとに分離していたが、本発明のス
クリュー脱水機では、高分子凝集剤による前処理を省略
して汚泥原液を直接圧搾する。具体的には、図6に示す
ごとく、汚泥槽42に貯留された汚泥原液をポンプ43
で前段ケース5の入口13へ送給し、スクリュー軸7を
ギヤードモーター3で回転駆動して、まず前段スクリー
ン37において予備圧搾を行う。ポンプ43で送給され
た余分な汚泥原液は、バイパス44を介して汚泥槽42
へ還流される。
【0022】ろ過スクリーン8内へ移動した圧搾途中の
脱水ケーキは、螺旋ブレード17によって出口27へ向
かって押し込まれ、出口27へ到達するまでの間に圧搾
され脱水される。このとき、脱水ケーキは螺旋ブレード
17と連れ回りしてスリップしようとする。しかし、ろ
過スクリーン8に設けた抵抗体26が、スリップしよう
とする脱水ケーキを受け止めてその回転を阻止するの
で、脱水ケーキは強制的に出口27側へ押し込まれ、ば
ね35の付勢力に抗しながらゲート体30を押し開けて
出口27から落下し、ケーキ容器45に収容される。前
段スクリーン37およびろ過スクリーン8を通り抜けた
圧搾液は、第1・第2の各排液口14・22から排出さ
れて排液槽46に回収される。
【0023】スクリュー脱水機の分解清掃は、次のよう
にして行う。まずナット34を緩めてばね35を調整ボ
ルト32から抜き取り、ゲート体30を主ケース6から
分解する。次に、ボルト48を取り外して、第2フラン
ジ25とフランジ20を分離する。この状態のろ過スク
リーン8を、図7に示すように回転しながら軸端側へ抜
き外すことにより、抵抗体26を螺旋ブレード17に沿
って回転させながらろ過スクリーン8をスクリュー軸7
から抜き出し、スクリュー軸7の殆どを露出できる。引
き続き、主ケース6を前段ケース5から分離したうえ
で、前段スクリーン37を前段ケース5から抜き取り、
スクリュー軸7の周面全体を開放する。この状態で前段
ケース5の内面とスクリュー軸7の表面とをそれぞれ水
洗し、さらに分解した各部品を水洗する。このように本
発明のスクリュー脱水機によれば、ろ過スクリーン8の
内面に抵抗体26が設けてあるにもかかわらず、主ケー
ス6およびろ過スクリーン8の分解が簡単に行え、しか
も前段スクリーン37まで取り外すことができるので、
スクリュー軸7や前段ケース5の内面の清掃を隅々まで
簡便に行うことができる。
【0024】上記以外に、スタンド1のベース枠1a
は、必ずしも逆T字状である必要はなく、逆V字状やコ
字枠状に形成することができる。抵抗体26は複数箇所
に設けることができ、その場合には螺旋ブレード17に
複数の逃げ部18を切り欠き形成しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧搾部の縦断正面図である。
【図2】スクリュー脱水機の正面図である。
【図3】ゲート機構を示す図2におけるA−A線断面図
である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】図1におけるC−C線断面図である。
【図6】スクリュー脱水機の使用例を示す説明図であ
る。
【図7】分解途中状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スタンド 2 外殻ケース 3 ギヤードモーター 4 ゲート機構 5 前段ケース 6 主ケース 7 スクリュー軸 8 ろ過スクリーン 12 フランジ 17 螺旋ブレード 18 逃げ部 19 フランジ 26 抵抗体 27 出口 30 ゲート体 32 調整ボルト 33 ばね受け片 34 ナット 35 ばね 37 前段スクリーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュー軸7と、ろ過スクリーン8
    と、スクリュー軸7を回転駆動するギヤードモーター3
    と、ろ過スクリーン8の出口27を塞ぐゲート機構4と
    を備えており、 ろ過スクリーン8の内面に、圧搾途中の脱水ケーキの回
    転を阻止する抵抗体26が固定され、抵抗体26と交差
    する螺旋ブレード17の一部に逃げ部18が切り欠き形
    成してあるスクリュー脱水機であって、 スクリュー軸7およびろ過スクリーン8を収容する外殻
    ケース2が、スタンド1で支持される前段ケース5と、
    前段ケース5に連続する主ケース6とに分割されてお
    り、 スクリュー軸7は、前段ケース5で回転自在に片持ち支
    持されて、その軸端が前段ケース5に固定したギヤード
    モーター3の出力軸に直結されており、 ろ過スクリーン8は、主ケース6に対して着脱可能に装
    着されて、両者の外突端に設けたフランジ20・25を
    介して分離可能に接合してあるスクリュー脱水機。
  2. 【請求項2】 前段ケース5の内面下半部に、螺旋ブレ
    ード17と協同して含水物を予備圧搾する前段スクリー
    ン37が配置されており、 前段スクリーン37が、前段ケース5のフランジ12の
    開口から取り外しできる請求項1記載のスクリュー脱水
    機。
  3. 【請求項3】 ゲート機構4は、ろ過スクリーン8の出
    口27に対して主ケース6で接離自在に支持されるゲー
    ト体30と、ゲート体30を出口27に押し付け付勢す
    るばね35と、ばね35の押付力を調整する調整ねじ機
    構とを備えており、 調整ねじ機構が、ゲート体30と同行スライドする複数
    個の調整ボルト32と、主ケース6に固定されて各調整
    ボルト32をスライド案内するばね受け片33と、各調
    整ボルト32にねじ込まれるナット34とで構成されて
    おり、 ゲート体30を押し付け付勢するばね35が、各調整ボ
    ルト32に外嵌する状態でばね受け片33とナット34
    との間に配置してある請求項1または2記載のスクリュ
    ー脱水機。
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