JP2003153922A - 口腔内清掃具 - Google Patents

口腔内清掃具

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JP2003153922A
JP2003153922A JP2001355807A JP2001355807A JP2003153922A JP 2003153922 A JP2003153922 A JP 2003153922A JP 2001355807 A JP2001355807 A JP 2001355807A JP 2001355807 A JP2001355807 A JP 2001355807A JP 2003153922 A JP2003153922 A JP 2003153922A
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Yoshiko Akemi
佳子 明見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手を使わず咀嚼することで口腔内の清掃が可能
で、高齢者、障害者にも容易に使用できる口腔内清掃具
の提供。 【解決手段】不織布を金平糖状に形成し、柄はなく、口
腔内清掃具中心部より誤嚥防止用紐及びリング或いは安
全ピンをつけたことを特徴とする。今までなされる機会
が極めて少なかった要介護者の口腔保清ひいては口腔衛
生不全に伴う肺炎などの全身疾患の予防に新たな道を開
くものであり、比較的安価に製作可能なことも考えあわ
せると使い捨て商品としての商品価値も極めて高いとい
える。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は手を使わず口腔内清
掃具本体を口腔内に入れ、咀嚼することにより頬と舌の
筋肉の生理的な動きで、口腔内を口腔内清掃具本体が自
動的に移動して歯牙が磨ける(以下ブラッシングと略
す)ように工夫した口腔内清掃具である。 【0002】 【従来の技術】電動歯ブラシを含めた従来の歯ブラシは
棒状の柄の先にブラシが一方向に植立されており、必ず
手を使ってブラッシングするものであった。最近ではこ
のブラッシングの効果を高めるために植立ブラシの角度
を変えたり(実開昭62-106522、実開3-82023)、ブラシ
の材質を変化させたものがあったが(実開昭52-81355、
実開昭58-31838)、これらを複雑な歯牙形態に的確に当
て、歯垢を取り除くには、やはり手の動きによるかなり
のテクニックを必要としている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら昨今の高
齢化社会においては、食事はできても老化により手の不
自由な人や、脳血管障害により運動麻痺の残る人、或い
は寝たきりで口腔保清も介護が必要な人々が増加してい
る。そのような方々は手を用いる高度なブラッシングテ
クニックが困難であり、口腔清掃は不十分あるいは成さ
れていないのが現状である。又、介護するひとも入浴や
洗髪などの介護は施行しても細かい口腔内の清掃までは
一部の口腔清掃トレ-ニングを受けた介護者以外は、十
分に行なえないのが実状である。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の点に鑑み
なされたものであって、歯ブラシの柄を手で把持する必
要がないので、高度なブラッシングテクニックも必要な
い。 【0005】つまり手が不自由であっても噛む動作によ
り歯面の清掃が可能である。また、不織布を金平糖状に
形成し小型化しているので、中間欠損や孤立歯の場合で
も容易に近遠心隣接面や歯頚部に口腔内清掃具本体が届
く。さらに痴呆患者であっても、口腔内で咀嚼運動が可
能であれば、舌と頬の筋肉は生理的に口腔内のものを歯
列弓上に押し戻そうとするので、咀嚼するのみで口腔内
清掃具本体が残存歯牙に接触し、歯垢を落とす。また歯
牙のみならず、欠損部にも同時に接触するため、手でブ
ラッシングする際に見落としがちな欠損部口腔粘膜の保
清もはかられる。 【0006】さらに咀嚼することにより唾液の分泌を促
し、口腔乾燥症の防止にもつながり、唾液内免疫グロブ
リンも抗菌効果も期待できる。口腔内清掃具本体に紐を
つけ、ブラッシング時に口腔外に出しておくことで、高
齢者、障害者や痴呆患者に起こりうる誤嚥の可能性も回
避できる。また、近年指摘されているように口腔衛生の
保全は口腔常在菌に起因する肺炎や心内膜炎の減少にも
深く関与することより、口腔衛生の改善のみならず、全
身疾患の発症予防にも大きく寄与すると考えられる。 【0007】従来、歯垢除去はブラシを用いて機械的に
除去するのが効果的であると言われてきた。また実際そ
うであるが、本発明のように口腔内に口腔内清掃具本体
を入れて噛む場合、ブラシであっては非常にごわごわし
て舌感が悪く、ややもすると口腔粘膜を傷つける恐れも
あるが、本発明のごとく不織布を用いることで、痛み無
く咀嚼すると同時に歯面清掃することができるため患者
に受け入れられ易く、また適度の弾力性を有するためチ
ュ-インガムを噛む時のように無意識のうちに咀嚼運動
を誘発しやすい。 【0008】上記目的を達成するため、本発明の口腔内
清掃具本体は不織布を金平糖状とし、中心部より誤嚥防
止の紐を付け、かつ咀嚼運動のみで、手を使わずに口腔
清掃効果があがることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は口腔内清掃具本体である。1
は歯ブラシ本体で紐2と紐の先のリング3で構成されてい
る。本体は不織布が金平糖状に形成されており、本体の
直径は1.5cmから2cmくらいが望ましい。不織布は口腔粘
膜を損傷することのない軟らかさと同時に歯牙に接触し
て歯垢を拭い落とす強度を兼ね備えている。 【0010】本発明における不織布は、いかなる方法に
より製造してもよく、素材はナイロン、ポリエチレンテ
レフタレ-ト、ポリブチレンテレフタレ-ト等を使用する
ことができる。 【0011】本発明のもう一つの特徴は不織布を金平糖
状に形成したことにある。 【0012】図2を参照しつつ本発明の口腔内清掃具本
体を説明すると、金平糖状の角の部分の角度αは60°か
ら90°が好ましい。それ以上に鈍角になれば歯牙の細か
な隙間に到達せず、またそれ以下の鋭角であれば強度的
に十分でなく、ちぎれやすくなるからである。これらの
角は全周にわたり配置され、その高さは5mmくらいが適
当である。このように形成することで、不織布の材質面
の特性から、角の部分が変形しながら歯間の鼓形空隙に
入り込み、その細かな網目に歯垢をからみとる効果が期
待でき、また金平糖の角の部分によりの咬合面のみなら
ず頬舌側歯頚部や隣接面への口腔内清掃具本体の到達が
可能となる。また角を全周に配置することにより部分義
歯を装着したままの患者にしたとしてもクラスプと義歯
の間隙に角の到達が期待できる。 【0013】2はたこ紐のような頑丈な紐であるが頑丈
でありさえすればたこ紐に限定されない。図2断面図の
ごとく口腔内清掃具本体の中心に強固に括りつけられて
おり、口腔内清掃具本体を咀嚼することにより容易に外
れるものでは無い。 【0014】紐の長さは15cm前後か50cmくらいが望まし
い。15cmくらいであれば本体が舌根部附近に落ち込み、
嚥下反射により誤嚥が起こりかかかったとしても、紐の
先についたリングが口腔外にあるため未然に誤嚥を防止
し得る。50cmくらいに長くすると誤嚥が起った際、本体
は食道を通過し胃の中に落ち込む訳であるが、胃の中に
入ってもまだ口腔外に紐が出ているに十分な長さである
ため、先端のリングを持って胃内より本体を引っぱり出
すことが可能である。 【0015】3は紐の先に付けたプラスチックリングで
ブラシを紐もろとも誤嚥するのを防ぐ目的がある。 【0016】従って、紐を括りつけることができ、ある
程度の大きさがあればプラスチックリングに限定される
ものではない。 【0017】誤嚥の可能性のない患者が本発明をガム感
覚で噛んで使用する場合には2の紐や3のリングは必要な
い。そうすれば口唇より紐がはみだし見た目を悪くさせ
る心配もない。もし、うがいのできる患者においては歯
垢除去効果を高めるために歯磨剤の併用はさらに効果的
である。 【0018】さらに味のないものを噛むのは患者にとっ
てあまり快適ではないことから、本体にミントパウダ-
をまぶすと清涼感が向上し受け入れられ易い。ミントパ
ウダ-はメ-カ-を限定しない。 【0019】耐久性については、不織布は非常に強固な
材料であるため1回2回咀嚼したくらいでは容易に朽ちな
い。従って使用後きれいに洗浄し乾燥し得るのであれば
何度でも使用可能である。しかしながら使用後には歯垢
が不織布の細かな網目の中に入り込んでおり、洗浄後乾
燥させるのが困難であればかえって湿度の高い網目の中
を温床として歯垢中の細菌の繁殖を招き、次回口腔内に
入れる時非常に汚染したものとなりかねない。つまり清
潔にメンテナンスできない場合は1回ごと使い捨てるの
が好ましい。 【0020】 【効果の判定】特別養護老人ホ-ムの入居患者5名の協力
を得て実験を行った。実験に先立ち口腔内診査を施行
し、義歯をとりはずし残存歯があることを確認し、任意
の5歯を選び歯垢の付着状態を測定した。歯垢の付着状
態の測定は基本的にはオレリ-のプラ-クスコア(O'Lrea
ry 1978,PCR)に準じたが、残存歯が少ない例が多かっ
たため歯牙は特定せず、任意の5歯とした。うがいのみ
行った後のプラ-クスコアをコントロ-ルとした。その結
果表1のように口腔内清掃具使用前のプラ-クスコアはほ
ぼ100%に近く、ほとんどブラッシングされていないの
に対し、使用後は全例でほぼ40%前後の歯垢除去効果を
認めた。これに対しうがいのみの群では全く歯垢除去効
果を期待できない結論を得た。さらに実験施行後、被験
者に聞き取り調査を行ない表1のような解答を得た。す
なわち本品が噛み易いが2例、なんとも思わないが2例、
噛み難いが1例となり、ほぼ患者に受け入れられている
と言えよう。 【0021】 【表1】 【0022】 【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
口腔内清掃具本体を口腔内で噛むということにより多く
のメリットを有するものであり、特に手指の不自由な方
や高齢者、寝たきりの人さらに介護する方々にとって朗
報であり、今までなされる機会が極めて少なかった要介
護者の口腔保清ひいては口腔衛生不全に伴う肺炎などの
全身疾患の予防に新たな道を開くものであり、比較的安
価に製作可能なことも考えあわせると使い捨て商品とし
ての商品価値も極めて高いといえる。
【図面の簡単な説明】 【図1】斜視図 【図2】断面図 【図3】本発明使用時の口腔内断面図 A本体が舌側にある時 B本体が頬側にある時 【図4】実際の使用外観 【符号の説明】 1、本体 2、紐 3、リング 4、舌 5、歯牙 6、本体 7、頬粘膜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】合成繊維不織布にて球体を形成し、その球
    体表面に凹凸をもうけて金平糖状に形成し、その中心よ
    り誤嚥防止の紐及び把手または安全ピンを付けた口腔内
    清掃具
JP2001355807A 2001-11-21 2001-11-21 口腔内清掃具 Pending JP2003153922A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000159A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Hosoya Fireworks Co Ltd 口腔内気体供給装置
CN102631127A (zh) * 2011-02-11 2012-08-15 胡彩浩 无手残疾人窗帘装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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