JP2003153911A - Endoscope system - Google Patents

Endoscope system

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JP2003153911A
JP2003153911A JP2001358251A JP2001358251A JP2003153911A JP 2003153911 A JP2003153911 A JP 2003153911A JP 2001358251 A JP2001358251 A JP 2001358251A JP 2001358251 A JP2001358251 A JP 2001358251A JP 2003153911 A JP2003153911 A JP 2003153911A
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JP
Japan
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gel
endoscope
tube
viscosity
channel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001358251A
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Japanese (ja)
Inventor
Hitoshi Mizuno
均 水野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an endoscope system enabling a dilatation of sufficient height to be formed on a mucous membrane, while facilitating excision as the dilatation, once formed, maintains its shape for a long time because of the viscosity of a gel. SOLUTION: The endoscope system includes a gel having viscosity- temperature characteristics such that its viscosity is high at body temperature and low below body temperature; an endoscope 1 having a channel in its inserted part; a gel-injection tube 12 having a needle 13 at its front end passed into the channel of the endoscope 1; a syringe 14 serving as a gel pressurizing means connected to the rear end of the tube 12 for pressurizing the gel to inject the gel using the needle 13 via the tube 12; and a means for controlling the temperature of the gel.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡的粘膜切
除術(EMR:Endoscopic Mucosal Resection)にお
いて、生体組織に膨瘤を形成する際に採用される内視鏡
システムに関する。 【0002】 【従来の技術】生体の食道、胃、大腸等に発生した早期
癌の内視鏡的治療として、スネアリングと鉗子を用いた
内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、例えば、株式会社日
本メディカルセンターから発行された書籍「食道・胃の
内視鏡的粘膜切除術−その限界に挑む」に紹介されてい
る。 【0003】スネアリングと把持鉗子を用いた内視鏡的
粘膜切除術について説明すると、内視鏡の第1のチャン
ネルには注射針を有するチューブが挿通され、第2のチ
ャンネルにはスネアリングが挿通される。口腔から内視
鏡の挿入部を挿入し、その先端構成部を食道を介して胃
の内部に導入する。内視鏡の観察窓によって内壁を観察
しながら先端構成部を目的とする病変部にアプローチす
る。 【0004】次に、内視鏡の操作部側でチューブを押し
進めると、注射針が粘膜を貫通して粘膜下層に穿刺され
る。この状態で、シリンジによってエピネフリンを混入
した生理食塩水を加圧すると、生理食塩水はチューブを
介して注射針の先端開口から粘膜下層に局注される。生
理食塩水によって病変部の粘膜下層は筋層から剥離さ
れ、粘膜下層及び粘膜に膨瘤部が形成される。 【0005】次に、内視鏡の先端構成部からスネアリン
グを突出させ、スネアリングを拡開して膨瘤部に嵌合す
るように引っ掛ける。一方、内視鏡の操作部側で、チュ
ーブを引き、第1のチャンネルから注射針を有するチュ
ーブを抜き取る。 【0006】次に、鉗子挿入口から第1のチャンネルに
把持鉗子を挿通し、挿入部の先端構成部から突出させて
スネアリングが引っ掛けられた膨瘤部を把持鉗子によっ
て把持する。この状態で、把持鉗子を引き込むと、膨瘤部
が上方へ引き伸ばされるため、同時にスネアリングを絞
めるとともに、スネアリングに高周波電流を流すと膨瘤
部の裾部分で切除される。 【0007】切開された粘膜、つまり病変部を把持鉗子
によって把持した状態で、内視鏡の操作部側で、把持鉗
子を引き込むと、病変部を有する粘膜が正常な生体組織
と完全に剥離され、第1のチャンネルを介して把持鉗子
とともに、病変部を有する粘膜を体外に取り出すことが
できる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
的粘膜切除術は、いずれもエピネフリンを微量混入した
生理食塩水の局注を行って粘膜と筋層を剥離するととも
に、膨瘤部を形成している。しかし、生理食塩水の粘度
は低いために、粘膜の膨瘤の高さが十分に得られない。 【0009】従って、その後、膨瘤部にスネアリングを引
っ掛ける際に、スネアリングが掛け難くかったり、スネア
リングによって切除する際に、切除残りが発生したり、逆
に粘膜下にある筋層を巻き込んでしまう虞がある。ま
た、粘膜の膨瘤が形成されても時間とともに生理食塩水
が吸収されて粘膜切除前に膨瘤が萎んでしまうことがあ
り、迅速な手技が要求される。 【0010】一方、生理食塩水の粘度を高めるために、ヒ
アルロン酸やグリコースを混入することも試みられてい
るが、生理食塩水をシリンジで注入するとき、粘度が高
く、注入に力を要するとともに、チューブの先端部の注
射針に到達するまで時間がかかるという問題がある。 【0011】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、内視鏡的粘膜切除術に
際し、切除しようとする粘膜に十分な高さの膨瘤を形成
することができ、粘膜切除術が容易に行うことができる
内視鏡システムを提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、体温では粘度が高く、体温以下では粘
度が低い、粘度−温度特性を持つゲルと、挿入部にチャ
ンネルを有する内視鏡と、この内視鏡のチャンネルに挿
通される先端部に注射針を有するゲル注入用のチューブ
と、このチューブの基端部に接続され前記ゲルを加圧し
前記チューブを介して注射針によって注入するゲル加圧
手段と、前記ゲルの温度をコントロールする手段とを具
備したことを特徴とする内視鏡システムにある。 【0013】体温では粘度が高く、体温以下では粘度が
低い、粘度−温度特性を持つゲルは、温度コントロール
されるため、ゲルを局注する際にはゲルの粘度が低く、粘
膜下に局注されたゲルの粘度は高くなり、粘膜に十分な
高さの膨瘤を形成できる。いったん形成された膨瘤はゲ
ルの粘度によってその形状を長く維持するため、切除術
が容易に行える。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 【0015】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
(a)は内視鏡全体の斜視図、(b)はA部を拡大した
斜視図、図2はシリンジの縦断側面図、図3は内視鏡的
粘膜切除術の説明図である。 【0016】図1に示すように、内視鏡1は、操作部2
と、操作部2に接続された挿入部3及びユニバーサルコ
ード4とから構成されている。挿入部3は、可撓部5
と、湾曲部6と、先端構成部7とからなり、先端構成部
7には観察窓8、照明窓9及び鉗子チャンネル口10等
が設けられている。 【0017】鉗子チャンネル口10は挿入部3に内挿さ
れた鉗子チャンネル(図示しない)を介して操作部2に
設けられた鉗子挿入口11に連通している。鉗子挿入口
11にはチューブ12が挿通されており、このチューブ
12の先端部には鉗子チャンネル口10から突出する注
射針13が設けられている。チューブ12の基端部には
加圧手段としてのシリンジ14が接続されており、シリ
ンジ14によって後述するゲルをチューブ12を介して
注射針13に導入できるようになっている。注射針13
の先端は鋭角にカットされ、生体組織に穿刺し易く、ま
た生体組織にゲルを局注し易いように形成されている。 【0018】図2はシリンジ14を示し、シリンジ本体
15と、シリンジ本体15に挿入されたピストン16と
から構成されている。シリンジ14にはゲル17の温度
をコントロールする手段としてのゲル温度コントロール
装置18が設けられ、シリンジ14に収容されたゲル1
7を冷却した状態に保ち、粘度を略一体に保つようにな
っている。 【0019】シリンジ14に収容されるゲル17は、体
温では粘度が高く、体温以下では粘度が低い、粘度−温
度特性を持つゲルであって、シリンジ14に収容された
ゲル17は、例えば5℃程度に冷却されており、粘度が
低く、ピストン16によって注入する際、軽微な力で注
入できるようになっている。 【0020】次に、図3に基づいて内視鏡的粘膜切除術
(EMR:Endoscopic Mucosal Resection)を説明す
る。 【0021】図3は生体の胃の内壁に発生した早期癌等
の病変部を切除する方法であって、胃の内壁20は、筋
層21と、粘膜下層22と、粘膜23とからなり、粘膜
23の一部に病変部24が発生している場合である。 【0022】口腔から内視鏡1の挿入部2を挿入し、先
端構成部7を食道を介して胃の内部に導入する。内視鏡
1の観察窓8によって内壁20を観察しながら先端構成
部7を目的とする病変部24にアプローチする。 【0023】この状態で、操作部2に設けられた鉗子挿
入口11から先端部に注射針13を有するチューブ12
を挿入し、鉗子チャンネルを介してチューブ12を押し
進め、鉗子チャンネル口10から注射針13を突出させ
る。また、チューブ12の基端部にゲル17を収容した
シリンジ14を接続する。この場合、注射針13を有す
るチューブ12を予め内視鏡1の鉗子チャンネルに挿入
した状態で、注射針13を鉗子チャンネル口10から突
出させずに内視鏡1の挿入部2を体腔内に挿入してもよ
い。 【0024】(a)に示すように、内視鏡1の先端構成
部7を病変部24にアプローチした後、操作部2側でチ
ューブ12を押し進めると、注射針13が粘膜23を貫
通して粘膜下層22に穿刺される。この状態で、シリン
ジ14によってゲル17を加圧すると、ゲル17はチュ
ーブ12を介して注射針13の先端開口から粘膜下層2
2に局注される。粘膜下層22に注入されたゲル17は
体温によって加温されるため、ゲル17の粘度が上昇す
る。 【0025】(b)に示すように、注射針13をいった
ん抜き、場所を変えて再びて粘膜下層22に穿刺してゲ
ル17を粘膜下層22に局注すると、ゲル17によって
病変部24の粘膜下層22は筋層21から剥離され、粘
膜下層22及び粘膜23に膨瘤部25が形成される。
(c)はゲル17を3回局注した場合であり、局注回数
は病変部24の面積によって適宜選択すればよく、1回
の局注であっても、一度に多量のゲル17を注入して膨
瘤部25を形成してもよい。 【0026】ゲル17の注入が済んだ後、内視鏡1の操
作部2側で、チューブ12を引き、鉗子チャンネルから
注射針13を有するチューブ12を抜き取る。そして、
鉗子挿入口11から操作ワイヤの先端部に針状メス26
を有する切開鉗子27を挿入し、針状メス26を挿入部
2の先端構成部7から突出させる。 【0027】そして、(d)に示すように、病変部24
の周辺の粘膜23に針状メス26を穿刺して、粘膜23
を切開する操作を繰り返すと、(e)に示すように、粘膜
23に切開部28が形成される。このとき、粘膜下のゲ
ル17は体温によって加温されて高粘度に保たれている
ため、切開部28から流れ出ることはなく、膨瘤部25の
高さが保たれているため、切開がし易く、筋層21に傷を
付ける虞もない。 【0028】粘膜23の切開が済むと、内視鏡1の操作
部2側で、切開鉗子27を引き、鉗子チャンネルから針
状メス26を有する切開鉗子27を抜き取る。そして、
鉗子挿入口11から把持鉗子29を挿入し、把持部30
を挿入部2の先端構成部7から突出させる。そして、
(f)に示すように、切開された粘膜23、つまり病変部
24の周辺の粘膜23を把持鉗子29の把持部30で把
持する。その後、内視鏡1の操作部2側で、把持鉗子2
9を引くと、(g)に示すように、病変部24を有する
粘膜23が正常な生体組織と完全に剥離され、鉗子チャ
ンネルを介して把持鉗子29とともに、病変部24を有
する粘膜23を体外に取り出すことができる。 【0029】なお、病変部24を切除した後、残存した
ゲル17は、体温より低い温度に冷却した生理食塩水等
の冷却水によって洗滌・除去する。 【0030】なお、前記実施形態におけるゲル17に止
血剤として、例えばエピネフリンを微量混入することに
より、切開部からの出血を防ぐことができる。また、ゲ
ル17に色素として、例えばインジゴカルミンを含有す
ることにより、病変部の粘膜下にゲル17を注入したと
き、粘膜を透視して着色されたゲル17が観察でき、病変
部の位置(ゲル17を局注した位置)を容易に確認で
き、切開が容易となる。 【0031】なお、前記実施形態においては、内視鏡1の
挿入部2の鉗子チャンネルが1本の場合について説明し
たが、複数の鉗子チャンネルを有する内視鏡において
は、チューブ12、切開鉗子27及び把持鉗子29を鉗
子チャンネルに差し替える手間を省くことができ、手技
時間を短縮できるとともに、術者と介助者が連携プレー
で手技できる。 【0032】図4は第2の実施形態を示し、シリンジ3
0の縦断側面図である。シリンジ30は、シリンジ本体
31と、このシリンジ本体31に対して挿入されたピス
トン32とからなり、シリンジ本体31に収容したゲル
17をピストン32によって注出できるようになってい
る。シリンジ本体31の外周にはゲル17の温度をコン
トロールする手段として公知のペルチエ素子33が設け
られている。そして、ペルチエ効果によってゲル17を
冷却し、ゲル17の粘度を低く保つように構成されてい
る。 【0033】図5の第3の実施形態を示し、(a)は内
視鏡システムの概略的構成図、(b)はB−B線に沿う
断面図である。内視鏡41は、操作部42と、操作部4
2に接続された挿入部43及びユニバーサルコード44
とから構成されている。操作部42から挿入部43の先
端構成部45に亘って鉗子チャンネル46が設けられて
いる。 【0034】また、ユニバーサルコード44のコネクタ
部47からユニバーサルコード44の内部を通って鉗子
チャンネル46に連通する送水管路48が設けられてい
る。コネクタ部47は冷却水供給源としてのポンプ49
に接続されており、ポンプ49は冷却水タンク50に連
通している。 【0035】鉗子チャンネル46には第1の実施形態で
示したゲル注入用のチューブ12が挿通されるようにな
っており、鉗子チャンネル46の内径はチューブ12の
外径より遥かに大きく、チューブ12の外周と鉗子チャ
ンネル46の内周との間に冷却水通路51が形成されて
いる。 【0036】本実施形態によれば、チューブ12を介し
てゲル17を注入する際に、ポンプ49によって冷却水
タンク50から冷却水を供給することにより、冷却水は
冷却水通路51を介して挿入部43の先端構成部45に
導かれる。従って、チューブ12内のゲル17は冷却水
によって冷却され、ゲル17の粘度を低く保つことがで
き、シリンジ14によってゲル17を注出する際の力量
を軽減できる。また、図3の実施形態のように、繰り返し
複数回ゲルを抽出する場合に、チューブ12内にゲルが
溜まり、体温によって粘膜が高くなったとしても、本実
施形態によれば、再びゲルを冷却し、ゲルの粘度を低く
することができる。 【0037】図6は、第4の実施形態を示し、第1の実施
形態と異なる内視鏡的粘膜切除術を説明する。図6
(a)に示すように、内視鏡1には第1のチャンネル6
1と第2のチャンネル62が設けられている。第1のチ
ャンネル61には注射針13を有するチューブ12が挿
通され、第2のチャンネル62にはスネアリング63が
挿通されている。 【0038】口腔から内視鏡1の挿入部2を挿入し、先
端構成部7を食道を介して胃の内部に導入する。内視鏡
1の観察窓8によって内壁20を観察しながら先端構成
部7を目的とする病変部24にアプローチする。 【0039】(b)に示すように、内視鏡1の先端構成
部7を病変部24にアプローチした後、操作部2側でチ
ューブ12を押し進めると、注射針13が粘膜23を貫
通して粘膜下層22に穿刺される。この状態で、(c)
に示すように、シリンジ14によってゲル17を加圧す
ると、ゲル17はチューブ12を介して注射針13の先
端開口から粘膜下層22に局注される。粘膜下層22に
注入されたゲル17は体温によって加温されるため、ゲ
ル17の粘度が上昇するとともに、ゲル17によって病
変部24の粘膜下層22は筋層21から剥離され、粘膜
下層22及び粘膜23に膨瘤部25が形成される。 【0040】次に、(d)に示すように、内視鏡1の先端
構成部7からスネアリング63を突出させ、スネアリン
グ63を拡開して膨瘤部25に嵌合するように引っ掛け
る。一方、内視鏡1の操作部2側で、チューブ12を引
き、第1のチャンネル61から注射針13を有するチュ
ーブ12を抜き取る。 【0041】(e)に示すように、鉗子挿入口11から
第1のチャンネル61に把持鉗子64を挿通し、挿入部
2の先端構成部7から突出させてスネアリング63が引
っ掛けられた膨瘤部25を把持鉗子64によって把持す
る。この状態で、把持鉗子64を引き込むと、膨瘤部25
が上方へ引き伸ばされるため、同時にスネアリング63
を絞めるとともに、スネアリング63に高周波電流を流
すと膨瘤部25の裾部分で切除される。 【0042】(f)に示すように、切開された粘膜23、
つまり病変部24を把持鉗子64によって把持した状態
で、内視鏡1の操作部2側で、把持鉗子64を引き込む
と、病変部24を有する粘膜23が正常な生体組織と完
全に剥離され、第1のチャンネル61を介して把持鉗子
64とともに、病変部24を有する粘膜23を体外に取
り出すことができる。 【0043】最後に、(g)に示すように、第1のチャン
ネル61に冷却水送水用チューブ65を挿通し、体温よ
り低い温度に冷却した生理食塩水等の冷却水によって残
存したゲル17を洗滌・除去する。 【0044】図7は、第5の実施形態を示し、第1及び第
4の実施形態と異なる内視鏡的粘膜切除術を説明する。
図7(a)に示すように、内視鏡1には第1のチャンネ
ル61と第2のチャンネル62及び吸引管路66が設け
られている。第1のチャンネル61には注射針13を有
するチューブ12が挿通され、第2のチャンネル62に
はスネアリング63が挿通されている。さらに、内視鏡
1の先端構成部7には透明キャップ67が装着され、こ
の透明キャップ67の内部にスネアリング63が収納さ
れている。 【0045】口腔から内視鏡1の挿入部2を挿入し、先
端構成部7を食道を介して胃の内部に導入する。内視鏡
1の観察窓8によって内壁20を観察しながら先端構成
部7を目的とする病変部24にアプローチする。 【0046】(b)に示すように、内視鏡1の先端構成
部7を病変部24にアプローチした後、操作部2側でチ
ューブ12を押し進めると、注射針13が粘膜23を貫
通して粘膜下層22に穿刺される。この状態で、(c)
に示すように、シリンジ14によってゲル17を加圧す
ると、ゲル17はチューブ12を介して注射針13の先
端開口から粘膜下層22に局注される。粘膜下層22に
注入されたゲル17は体温によって加温されるため、ゲ
ル17の粘度が上昇するとともに、ゲル17によって病
変部24の粘膜下層22は筋層21から剥離され、粘膜
下層22及び粘膜23に膨瘤部25が形成される。 【0047】次に、(d)に示すように、内視鏡1の先端
構成部7に装着されている透明キャップ67を膨瘤部2
5に接近させるとともに、スネアリング63を突出させ
る。この状態で、内視鏡1の操作部2側で、チューブ1
2を引き、第1のチャンネル61から注射針13を有す
るチューブ12を抜き取るとともに、吸引管路66から
吸引すると、透明キャップ67内が負圧となる。 【0048】従って、(e)に示すように、膨瘤部25が
スネアリング63を通過して透明キャップ67内に引き
込まれる。膨瘤部25が透明キャップ67内に引き込ま
れたことを確認した後、(f)に示すように、スネアリン
グ63を絞めるとともに、スネアリング63に高周波電
流を流すと、膨瘤部25の裾部分で切除される。 【0049】従って、(g)に示すように、切開された粘
膜23、つまり病変部24を有する粘膜23は透明キャ
ップ67内に収納されて粘膜23が正常な生体組織と完
全に剥離され、内視鏡1とともに、病変部24を有する
粘膜23を体外に取り出すことができる。 【0050】最後に、第4の実施形態と同様に、第1のチ
ャンネル61に冷却水送水用チューブ65を挿通し、体
温より低い温度に冷却した生理食塩水等の冷却水によっ
て残存したゲル17を洗滌・除去する。 【0051】前記各実施形態によれば、次のような構成
が得られる。 【0052】(付記1)体温では粘度が高く、体温以下
では粘度が低い、粘度−温度特性を持つゲルと、挿入部
にチャンネルを有する内視鏡と、この内視鏡のチャンネ
ルに挿通される先端部に注射針を有するゲル注入用のチ
ューブと、このチューブの基端部に接続され前記ゲルを
加圧し前記チューブを介して注射針によって注入するゲ
ル加圧手段と、前記ゲルの温度をコントロールする手段
とを具備したことを特徴とする内視鏡システム。 【0053】(付記2)前記ゲルの温度をコントロール
する手段は、内視鏡のチャンネルと、このチャンネルに挿
通されたチューブとの間に冷却水を流通してゲルを冷却
する構成であることを特徴とする付記1記載の内視鏡シ
ステム。 【0054】(付記3)前記ゲルの温度をコントロール
する手段は、ゲル加圧手段に設けたペルチエ素子である
ことを特徴とする付記1記載の内視鏡システム。 【0055】(付記4)前記ゲル加圧手段は、シリンジ
であることを特徴とする付記1記載の内視鏡システム。 【0056】(付記5)体温で粘度が高く、体温以下で
は粘度が低い粘度−温度特性を示すゲルにおいて、エピ
ネフリン等の止血剤が混入されていることを特徴とする
ゲル。 【0057】(付記6)体温で粘度が高く、体温以下で
は粘度が低い粘度−温度特性を示すゲルにおいて、イン
ジゴカルミン等の色素が混入されていることを特徴とす
るゲル。 【0058】(付記7)体外では、ゲルを体温以下に冷
却して粘度を下げ、このゲルを内視鏡のチャンネルに挿
通したチューブ付き注射針によって粘膜下に注入するこ
とにより、体温でゲルの粘度を高め、粘膜に膨瘤部を形
成することを特徴とする内視鏡的粘膜切除術。 【0059】(付記8)内視鏡のチャンネルに挿通した
チューブ付き注射針によって粘膜下に複数回局注する内
視鏡的粘膜切除術において、前記チューブ付き注射針に
残留しているゲルの温度が上昇したとき、前記チャンネ
ルに冷却水を流通してゲルを冷却して粘度を下げること
を特徴とする内視鏡的粘膜切除術。 【0060】(付記9)病変部の粘膜下にゲルを局注す
る内視鏡的粘膜切除術において、前記病変部を切除した
後、残存したゲルを体温より低い温度に冷却した冷却水
によって洗滌・除去することを特徴とする内視鏡的粘膜
切除術。 【0061】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、体温では粘度が高く、体温以下では粘度が低い、粘
度−温度特性を持つゲルは、温度コントロールされるた
め、ゲルを局注する際にはゲルの粘度が低く、粘膜下に局
注されたゲルの粘度は高くなり、粘膜に十分な高さの膨
瘤を形成できる。いったん形成された膨瘤はゲルの粘度
によってその形状を長く維持するため、切除術が容易に
行える。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION [0001] 1. Field of the Invention [0002] The present invention is employed when an bulge is formed in a living tissue in endoscopic mucosal resection (EMR). The present invention relates to an endoscope system. 2. Description of the Related Art Endoscopic mucosal resection (EMR) using snare and forceps as an endoscopic treatment for early-stage cancer occurring in the esophagus, stomach, large intestine, etc. of a living body is known, for example. It is introduced in the book "Endoscopic mucosal resection of the esophagus and stomach-Challenge the limits" published by Nippon Medical Center Co., Ltd. [0003] To explain an endoscopic mucosal resection using snare and grasping forceps, a tube having an injection needle is inserted into a first channel of the endoscope, and a snare is inserted into a second channel of the endoscope. It is inserted. The insertion portion of the endoscope is inserted from the oral cavity, and the distal end component is introduced into the stomach via the esophagus. While observing the inner wall with the observation window of the endoscope, approach the target lesion to the target component. Next, when the tube is pushed forward on the operation section side of the endoscope, the injection needle penetrates the mucous membrane and punctures the submucosal layer. In this state, when the physiological saline mixed with epinephrine is pressurized by the syringe, the physiological saline is locally injected into the submucosa from the tip opening of the injection needle through the tube. The submucosal layer of the lesion is separated from the muscular layer by the physiological saline, and a swollen portion is formed in the submucosal layer and the mucous membrane. Next, the snare ring is made to protrude from the distal end portion of the endoscope, and the snare ring is expanded and hooked so as to fit into the bulge. On the other hand, on the operation unit side of the endoscope, the tube is pulled, and the tube having the injection needle is withdrawn from the first channel. Next, the grasping forceps is inserted through the forceps insertion port into the first channel, and the bulge portion, which is projected from the distal end constituting portion of the insertion portion and snare is hooked, is grasped by the grasping forceps. In this state, when the grasping forceps is pulled in, the bulging portion is stretched upward, so that the snare is simultaneously narrowed, and when a high-frequency current is applied to the snare, the bulging portion is cut off at the foot of the bulging portion. [0007] When the grasping forceps is pulled in at the operation unit side of the endoscope while the incised mucous membrane, that is, the lesion is grasped by the grasping forceps, the mucous membrane having the lesion is completely exfoliated from normal living tissue. The mucous membrane having the lesion can be taken out of the body together with the grasping forceps through the first channel. [0008] However, in all of the endoscopic mucosal resections, a local injection of physiological saline containing a small amount of epinephrine is performed to exfoliate the mucous membrane and the muscular layer, Part is formed. However, since the viscosity of the physiological saline is low, the height of the bulge of the mucous membrane cannot be sufficiently obtained. Therefore, when snareing is subsequently hooked on the bulge, it is difficult to snare, or when excision is performed by snareing, residual excision occurs. There is a risk of being involved. In addition, even if a bulge of the mucous membrane is formed, physiological saline may be absorbed with time and the bulge may atrophy before mucosal resection, and a quick procedure is required. On the other hand, in order to increase the viscosity of physiological saline, it has been attempted to mix hyaluronic acid and glucose. However, when physiological saline is injected with a syringe, the viscosity is high and the injection requires power. However, there is a problem that it takes time to reach the injection needle at the distal end of the tube. The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to form a bulge having a sufficient height on a mucous membrane to be excised during endoscopic mucosal resection. It is an object of the present invention to provide an endoscope system which can perform a mucosal resection easily. [0012] In order to achieve the above object, the present invention provides a gel having a viscosity-temperature characteristic that has a high viscosity at body temperature and a low viscosity at or below body temperature, and a channel at an insertion portion. An endoscope having a gel injection tube having an injection needle at the distal end inserted into a channel of the endoscope, and connected to the base end of the tube to pressurize the gel and through the tube. An endoscope system comprising a gel pressurizing means for injecting with a syringe needle and a means for controlling the temperature of the gel. A gel having a viscosity-temperature characteristic that has a high viscosity at body temperature and a low viscosity at or below body temperature is temperature-controlled, so that when the gel is locally injected, the viscosity of the gel is low and the gel is injected under the mucous membrane. The viscosity of the gel thus obtained is increased, and a sufficiently high bulge can be formed on the mucous membrane. Once formed, the bulge maintains its shape longer due to the viscosity of the gel, so that resection can be easily performed. Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 to 3 show a first embodiment, and FIG.
(A) is a perspective view of the entire endoscope, (b) is an enlarged perspective view of a portion A, FIG. 2 is a longitudinal side view of a syringe, and FIG. 3 is an explanatory view of an endoscopic mucosal resection. As shown in FIG. 1, an endoscope 1 includes an operation unit 2.
And an insertion section 3 and a universal cord 4 connected to the operation section 2. The insertion section 3 includes a flexible section 5
, A bending portion 6 and a distal end portion 7, and the distal end portion 7 is provided with an observation window 8, an illumination window 9, a forceps channel opening 10, and the like. The forceps channel port 10 communicates with a forceps insertion port 11 provided in the operation section 2 through a forceps channel (not shown) inserted in the insertion section 3. A tube 12 is inserted into the forceps insertion port 11, and an injection needle 13 protruding from the forceps channel port 10 is provided at the tip of the tube 12. A syringe 14 as a pressurizing means is connected to the proximal end of the tube 12 so that a gel described later can be introduced into the injection needle 13 through the tube 12 by the syringe 14. Injection needle 13
Is cut at an acute angle so that it is easy to puncture the living tissue and to easily inject the gel into the living tissue. FIG. 2 shows the syringe 14, which comprises a syringe body 15 and a piston 16 inserted into the syringe body 15. The syringe 14 is provided with a gel temperature control device 18 as a means for controlling the temperature of the gel 17, and the gel 1 stored in the syringe 14 is provided.
7 is kept in a cooled state, and the viscosity is kept substantially unitary. The gel 17 contained in the syringe 14 has a high viscosity at body temperature and a low viscosity below body temperature, and has a viscosity-temperature characteristic. The gel 17 contained in the syringe 14 is, for example, 5 ° C. It is cooled to a low degree, has a low viscosity, and can be injected with a small force when injected by the piston 16. Next, an endoscopic mucosal resection (EMR) will be described with reference to FIG. FIG. 3 shows a method for resecting a lesion such as early cancer that has occurred on the inner wall of the stomach of a living body. The inner wall 20 of the stomach is composed of a muscular layer 21, a submucosal layer 22, and a mucous membrane 23. This is a case where a lesion 24 has occurred in a part of the mucous membrane 23. The insertion portion 2 of the endoscope 1 is inserted from the oral cavity, and the distal end component 7 is introduced into the stomach via the esophagus. While observing the inner wall 20 through the observation window 8 of the endoscope 1, the distal end component 7 approaches the target lesion 24. In this state, a tube 12 having an injection needle 13 at the distal end from a forceps insertion port 11 provided in the operation unit 2 is provided.
Is inserted, the tube 12 is pushed through the forceps channel, and the injection needle 13 is projected from the forceps channel opening 10. Further, a syringe 14 containing the gel 17 is connected to the proximal end of the tube 12. In this case, with the tube 12 having the injection needle 13 previously inserted into the forceps channel of the endoscope 1, the insertion portion 2 of the endoscope 1 is inserted into the body cavity without projecting the injection needle 13 from the forceps channel opening 10. May be inserted. As shown in FIG. 2A, after the distal end component 7 of the endoscope 1 approaches the lesion 24, when the tube 12 is pushed forward on the operation unit 2 side, the injection needle 13 penetrates the mucous membrane 23. The submucosal layer 22 is punctured. When the gel 17 is pressurized by the syringe 14 in this state, the gel 17 is passed through the tube 12 from the distal end opening of the injection needle 13 to the submucosal layer 2.
2. Since the gel 17 injected into the submucosal layer 22 is heated by body temperature, the viscosity of the gel 17 increases. As shown in FIG. 2B, once the injection needle 13 is removed, the location is changed and the gel 17 is locally punctured into the submucosal layer 22 and the gel 17 is locally injected into the submucosal layer 22. The lower layer 22 is peeled off from the muscle layer 21, and a bulge portion 25 is formed on the submucosal layer 22 and the mucous membrane 23.
(C) shows a case where the gel 17 is locally injected three times, and the number of times of local injection may be appropriately selected according to the area of the lesion 24, and a large amount of the gel 17 is injected at one time even in one local injection. The bulge portion 25 may be formed by performing the above operation. After the gel 17 has been injected, the tube 12 is pulled on the operation unit 2 side of the endoscope 1 and the tube 12 having the injection needle 13 is pulled out from the forceps channel. And
A needle-like scalpel 26 is inserted from the forceps insertion port 11 to the distal end of the operation wire.
Is inserted, and the needle scalpel 26 is made to protrude from the distal end component 7 of the insertion portion 2. Then, as shown in FIG.
A needle-like scalpel 26 is punctured into the mucous membrane 23 around the
Is repeated, an incision 28 is formed in the mucous membrane 23 as shown in (e). At this time, since the submucosal gel 17 is heated by body temperature and maintained at a high viscosity, it does not flow out of the incision portion 28, and the height of the bulge portion 25 is maintained. It is easy and there is no risk of damaging the muscle layer 21. After the incision of the mucous membrane 23 is completed, the incision forceps 27 is pulled on the operation unit 2 side of the endoscope 1 and the incision forceps 27 having the needle-like scalpel 26 is extracted from the forceps channel. And
The grasping forceps 29 are inserted from the forceps insertion opening 11 and the grasping portion 30 is inserted.
From the distal end component 7 of the insertion section 2. And
As shown in (f), the dissected mucosa 23, that is, the mucous membrane 23 around the lesion 24 is gripped by the gripper 30 of the gripping forceps 29. Then, the grasping forceps 2 is provided on the operation unit 2 side of the endoscope 1.
9, the mucous membrane 23 having the lesion 24 is completely separated from the normal living tissue as shown in (g), and the mucous membrane 23 having the lesion 24 is extracorporeally removed together with the grasping forceps 29 via the forceps channel. Can be taken out. After the lesion 24 is excised, the remaining gel 17 is washed and removed with cooling water such as physiological saline cooled to a temperature lower than the body temperature. It is to be noted that bleeding from the incision can be prevented by mixing a small amount of epinephrine as a hemostatic agent in the gel 17 in the above embodiment. Further, when the gel 17 contains, for example, indigo carmine as a dye, when the gel 17 is injected under the mucous membrane of the lesion, the gel 17 can be observed through the mucous membrane, and the colored gel 17 can be observed. 17 can be easily confirmed, and the incision becomes easy. In the above embodiment, the case where the insertion portion 2 of the endoscope 1 has one forceps channel has been described. However, in an endoscope having a plurality of forceps channels, the tube 12 and the incision forceps 27 are used. In addition, the labor for replacing the grasping forceps 29 with the forceps channel can be omitted, the procedure time can be shortened, and the operator and the caregiver can perform the procedure in a cooperative play. FIG. 4 shows a second embodiment, in which a syringe 3
0 is a vertical side view. The syringe 30 includes a syringe body 31 and a piston 32 inserted into the syringe body 31, and the gel 17 stored in the syringe body 31 can be poured out by the piston 32. A known Peltier element 33 is provided on the outer periphery of the syringe body 31 as a means for controlling the temperature of the gel 17. The gel 17 is cooled by the Peltier effect so that the viscosity of the gel 17 is kept low. FIG. 5 shows a third embodiment of the present invention, in which (a) is a schematic configuration diagram of an endoscope system, and (b) is a cross-sectional view taken along line BB. The endoscope 41 includes an operation unit 42 and an operation unit 4.
Insertion part 43 and universal cord 44 connected to 2
It is composed of A forceps channel 46 is provided from the operation section 42 to the distal end configuration section 45 of the insertion section 43. Further, a water supply conduit 48 is provided from the connector portion 47 of the universal cord 44 to the inside of the universal cord 44 and to the forceps channel 46. The connector 47 is provided with a pump 49 as a cooling water supply source.
, And the pump 49 communicates with the cooling water tank 50. The tube 12 for gel injection shown in the first embodiment is inserted through the forceps channel 46. The inner diameter of the forceps channel 46 is much larger than the outer diameter of the tube 12, A cooling water passage 51 is formed between the outer periphery of the forceps channel 46 and the inner periphery of the forceps channel 46. According to the present embodiment, when the gel 17 is injected through the tube 12, the cooling water is supplied from the cooling water tank 50 by the pump 49, so that the cooling water is inserted through the cooling water passage 51. It is guided to the tip component 45 of the part 43. Therefore, the gel 17 in the tube 12 is cooled by the cooling water, the viscosity of the gel 17 can be kept low, and the amount of power required when the gel 17 is poured out by the syringe 14 can be reduced. Further, according to the present embodiment, even if the gel accumulates in the tube 12 and the mucous membrane becomes high due to the body temperature when the gel is repeatedly extracted multiple times as in the embodiment of FIG. 3, the gel is cooled again. Thus, the viscosity of the gel can be reduced. FIG. 6 shows a fourth embodiment, and describes an endoscopic mucosal resection different from the first embodiment. FIG.
As shown in (a), the endoscope 1 has a first channel 6.
A first and a second channel 62 are provided. The tube 12 having the injection needle 13 is inserted through the first channel 61, and the snare ring 63 is inserted through the second channel 62. The insertion section 2 of the endoscope 1 is inserted from the oral cavity, and the distal end component 7 is introduced into the stomach via the esophagus. While observing the inner wall 20 through the observation window 8 of the endoscope 1, the distal end component 7 approaches the target lesion 24. As shown in (b), after the distal end component 7 of the endoscope 1 approaches the lesion 24, when the tube 12 is pushed forward on the operation unit 2 side, the injection needle 13 penetrates the mucous membrane 23. The submucosal layer 22 is punctured. In this state, (c)
When the gel 17 is pressurized by the syringe 14, the gel 17 is locally injected into the submucosal layer 22 from the distal end opening of the injection needle 13 through the tube 12 as shown in FIG. Since the gel 17 injected into the submucosal layer 22 is heated by body temperature, the viscosity of the gel 17 increases and the submucosal layer 22 of the lesion 24 is separated from the muscular layer 21 by the gel 17, and the submucosal layer 22 and the mucous membrane An bulge portion 25 is formed at 23. Next, as shown in (d), the snare ring 63 is made to protrude from the distal end component 7 of the endoscope 1, and the snare ring 63 is expanded and hooked so as to fit into the bulge portion 25. . On the other hand, on the operation unit 2 side of the endoscope 1, the tube 12 is pulled, and the tube 12 having the injection needle 13 is withdrawn from the first channel 61. As shown in (e), a bulge in which the grasping forceps 64 is inserted from the forceps insertion opening 11 into the first channel 61 and protrudes from the distal end component 7 of the insertion portion 2 and the snare ring 63 is hooked. The part 25 is gripped by the gripping forceps 64. When the grasping forceps 64 is pulled in this state, the bulging portion 25
Is stretched upward, so that the snare 63
When a high-frequency current is supplied to the snare ring 63, the swelling portion 25 is cut off at the foot. As shown in (f), the incised mucous membrane 23,
In other words, when the grasping forceps 64 is retracted on the operation unit 2 side of the endoscope 1 in a state where the lesion 24 is grasped by the grasping forceps 64, the mucous membrane 23 having the lesion 24 is completely separated from normal living tissue, The mucous membrane 23 having the lesion 24 can be taken out of the body together with the grasping forceps 64 via the first channel 61. Finally, as shown in (g), a cooling water supply tube 65 is inserted into the first channel 61, and the gel 17 remaining with cooling water such as physiological saline cooled to a temperature lower than the body temperature is removed. Wash and remove. FIG. 7 shows a fifth embodiment, which describes an endoscopic mucosal resection different from the first and fourth embodiments.
As shown in FIG. 7A, the endoscope 1 is provided with a first channel 61, a second channel 62, and a suction conduit 66. The tube 12 having the injection needle 13 is inserted through the first channel 61, and the snare ring 63 is inserted through the second channel 62. Further, a transparent cap 67 is attached to the distal end component 7 of the endoscope 1, and a snare ring 63 is housed inside the transparent cap 67. The insertion section 2 of the endoscope 1 is inserted from the oral cavity, and the distal end component 7 is introduced into the stomach via the esophagus. While observing the inner wall 20 through the observation window 8 of the endoscope 1, the distal end component 7 approaches the target lesion 24. As shown in FIG. 5B, after the distal end component 7 of the endoscope 1 approaches the lesion 24, when the operation unit 2 pushes the tube 12, the injection needle 13 passes through the mucous membrane 23. The submucosal layer 22 is punctured. In this state, (c)
When the gel 17 is pressurized by the syringe 14, the gel 17 is locally injected into the submucosal layer 22 from the distal end opening of the injection needle 13 through the tube 12 as shown in FIG. Since the gel 17 injected into the submucosal layer 22 is heated by body temperature, the viscosity of the gel 17 increases and the submucosal layer 22 of the lesion 24 is separated from the muscular layer 21 by the gel 17, and the submucosal layer 22 and the mucous membrane An bulge portion 25 is formed at 23. Next, as shown in (d), the transparent cap 67 attached to the distal end component 7 of the endoscope 1 is moved to the bulging portion 2.
5 and the snare ring 63 is projected. In this state, on the operation unit 2 side of the endoscope 1, the tube 1
2 is pulled out, the tube 12 having the injection needle 13 is pulled out from the first channel 61, and the inside of the transparent cap 67 becomes negative pressure when sucked from the suction line 66. Accordingly, as shown in (e), the bulge portion 25 passes through the snare ring 63 and is drawn into the transparent cap 67. After confirming that the bulging portion 25 has been drawn into the transparent cap 67, as shown in FIG. 3F, the snare ring 63 is squeezed and a high-frequency current is applied to the snare ring 63. It is cut off in parts. Therefore, as shown in (g), the incised mucous membrane 23, that is, the mucous membrane 23 having the lesion 24, is housed in the transparent cap 67, and the mucous membrane 23 is completely peeled off from normal living tissue. Along with the endoscope 1, the mucous membrane 23 having the lesion 24 can be taken out of the body. Finally, similarly to the fourth embodiment, the cooling water supply tube 65 is inserted into the first channel 61, and the gel 17 remaining with the cooling water such as physiological saline cooled to a temperature lower than the body temperature. Is washed and removed. According to each of the above embodiments, the following configuration is obtained. (Supplementary Note 1) A gel having a viscosity-temperature characteristic in which the viscosity is high at body temperature and low at below body temperature, an endoscope having a channel at an insertion portion, and inserted through a channel of the endoscope. A gel injection tube having an injection needle at the distal end, a gel pressurizing means connected to the base end of the tube, pressurizing the gel, and injecting the gel with the injection needle through the tube, and controlling the temperature of the gel And an endoscope system. (Supplementary Note 2) The means for controlling the temperature of the gel is configured to cool the gel by flowing cooling water between a channel of the endoscope and a tube inserted through the channel. An endoscope system according to claim 1, wherein the endoscope system is characterized in that: (Supplementary note 3) The endoscope system according to supplementary note 1, wherein the means for controlling the temperature of the gel is a Peltier element provided in the gel pressurizing means. (Supplementary Note 4) The endoscope system according to supplementary note 1, wherein the gel pressurizing means is a syringe. (Supplementary Note 5) A gel exhibiting a viscosity-temperature characteristic having a high viscosity at body temperature and a low viscosity at or below body temperature, wherein a gel containing a hemostatic agent such as epinephrine is mixed. (Supplementary Note 6) A gel having a viscosity-temperature characteristic having a high viscosity at a body temperature and a low viscosity at a body temperature or lower, wherein a dye such as indigo carmine is mixed therein. (Supplementary Note 7) Outside the body, the gel is cooled to a temperature lower than the body temperature to lower the viscosity, and the gel is injected under the mucous membrane with a syringe needle with a tube inserted into the channel of the endoscope, whereby the gel is cooled at the body temperature. Endoscopic mucosal resection characterized by increasing viscosity and forming a bulge on the mucous membrane. (Supplementary Note 8) In endoscopic mucosal resection in which the injection needle with a tube inserted into the channel of the endoscope is injected several times under the mucous membrane, the temperature of the gel remaining in the injection needle with the tube An endoscopic mucosal resection, wherein when the water level rises, cooling water flows through the channel to cool the gel and reduce the viscosity. (Supplementary Note 9) In an endoscopic mucosal resection in which a gel is locally injected under the mucosa of a lesion, after the lesion is excised, the remaining gel is washed with cooling water cooled to a temperature lower than the body temperature. -Endoscopic mucosal resection characterized by removal. As described above, according to the present invention, a gel having a viscosity-temperature characteristic in which the viscosity is high at body temperature and low at below body temperature is temperature-controlled. When topically injected, the viscosity of the gel is low, and the viscosity of the gel locally injected under the mucous membrane increases, and a sufficiently high bulge can be formed on the mucous membrane. Once formed, the bulge maintains its shape longer due to the viscosity of the gel, so that resection can be easily performed.

【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1の実施形態を示し、(a)は内
視鏡全体の斜視図、(b)はA部を拡大した斜視図。 【図2】同実施形態のシリンジの縦断側面図。 【図3】同実施形態の内視鏡的粘膜切除術の説明図。 【図4】この発明の第2の実施形態を示すシリンジの縦
断側面図。 【図5】この発明の第3の実施形態を示し、(a)は操
作部の縦断側面図、(b)はB−B線に沿う断面図。 【図6】この発明の第4の実施形態の内視鏡的粘膜切除
術の説明図。 【図7】この発明の第5の実施形態の内視鏡的粘膜切除
術の説明図。 【符号の説明】 1…内視鏡 3…挿入部 12…チューブ 13…注射針 14…シリンジ
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 shows a first embodiment of the present invention, in which (a) is a perspective view of the entire endoscope, and (b) is an enlarged perspective view of a portion A. FIG. 2 is a vertical side view of the syringe of the embodiment. FIG. 3 is an explanatory diagram of an endoscopic mucosal resection of the embodiment. FIG. 4 is a vertical sectional side view of a syringe showing a second embodiment of the present invention. 5A and 5B show a third embodiment of the present invention, wherein FIG. 5A is a longitudinal sectional side view of an operation unit, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along line BB. FIG. 6 is an explanatory diagram of an endoscopic mucosal resection according to a fourth embodiment of the present invention. FIG. 7 is an explanatory view of an endoscopic mucosal resection according to a fifth embodiment of the present invention. [Description of Signs] 1 ... Endoscope 3 ... Insertion portion 12 ... Tube 13 ... Injection needle 14 ... Syringe

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 体温では粘度が高く、体温以下では粘度
が低い、粘度−温度特性を持つゲルと、挿入部にチャン
ネルを有する内視鏡と、この内視鏡のチャンネルに挿通
される先端部に注射針を有するゲル注入用のチューブ
と、このチューブの基端部に接続され前記ゲルを加圧し
前記チューブを介して注射針によって注入するゲル加圧
手段と、前記ゲルの温度をコントロールする手段とを具
備したことを特徴とする内視鏡システム。
Claims: 1. A gel having a viscosity-temperature characteristic in which viscosity is high at body temperature and low at below body temperature, an endoscope having a channel at an insertion portion, and a channel of the endoscope. A gel injecting tube having an injection needle at the distal end inserted into the tube, gel pressurizing means connected to the proximal end of the tube, pressurizing the gel, and injecting the gel with the injection needle through the tube; Means for controlling the temperature of the endoscope.
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