JP2003153335A - 無線データ通信システム - Google Patents

無線データ通信システム

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Publication number
JP2003153335A
JP2003153335A JP2001345217A JP2001345217A JP2003153335A JP 2003153335 A JP2003153335 A JP 2003153335A JP 2001345217 A JP2001345217 A JP 2001345217A JP 2001345217 A JP2001345217 A JP 2001345217A JP 2003153335 A JP2003153335 A JP 2003153335A
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JP
Japan
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data communication
transmission
wireless data
communication system
mobile station
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Withdrawn
Application number
JP2001345217A
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English (en)
Inventor
Rikuo Takano
陸男 高野
Yasushige Ueoka
康茂 植岡
Kazuyoshi Tasato
和義 田里
Kenzo Nakamura
賢蔵 中村
Yoshihiro Matsuno
吉宏 松野
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル半径が大きく、高速移動局で無線データ
通信を効率よく行う無線データ通信システムを提供す
る。 【解決手段】 変調方式に、OFDM方式を用いて移動
局と通信を行う送受信処理部12を具備し、干渉の影響
が少ない間隔で同一の搬送波周波数を用いるように基地
局10を設置するセル構成である無線データ通信システ
ムである。各基地局10は、以下の処理部を具備する。
送信制御処理部13は、任意の数の各サブチャネルを任
意の送信電力で、かつ、任意の周波数帯域を利用して送
信するよう送受信処理部12を制御する。通信制御処理
部14は、サブチャネルの一つまたは複数を移動局へ割
当て通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動局と、無線
データ通信を行う複数の基地局を備えた無線データ通信
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地上に基地局を配置し、移動局と
データ通信を行う無線データ通信システムのシステム構
成としては、セル半径3km以下のマイクロセル方式に
よるシステム構成がある。この時、セル半径が狭くなる
主な理由には、電波の反射による多重遅延波の影響があ
る。多重遅延波の遅延時間は周囲の環境により変化する
ため、統計値に基づく分散値で表される。一般に、電波
の到達距離が短いほどこの分散値は小さくなり、大きく
なるほど通信への干渉としての影響は大きくなる。セル
半径を小さくすることで、多重遅延波の影響を軽減する
方法が用いられる。
【0003】しかしながら、セル半径が小さい場合、自
動車などの高速移動局において次のような問題が生じ
る。基地局がカバーできるセル半径が狭いため、各基地
局間を高速に移動局が通過することにより、基地局間で
のハンドオーバが頻繁に行なわれるため、プロトコルが
複雑になる。プロトコルが複雑になると、通信に必要な
付帯情報が冗長されるため、周波数の利用効率が低下す
る。その結果、必要な帯域が広くなり、利用できる周波
数帯域は有限であるため、限られた帯域では、利用者数
を制限することで利用効率の低下を防いでいた。
【0004】更に上述した利用効率を改善するために
は、移動局の移動速度に制限を設けるなどの対応策か
ら、個々の速度に対応したネットワークを構成するなど
の処置が必要となり、基地局を設置する際に精査な環境
の調査が必要になるなど、システムを構築・維持するコ
ストが高くなっていた。
【0005】また、無線データ通信でも利用されている
インターネットプロトコル(以下、IPとする)はコネ
クションレス型の通信であることからデータ通信効率を
高めた世界的な標準プロトコルである。携帯電話などに
よる、コネクション形の無線通信システムにおいても、
IPとの接続が可能であるが、低いレイヤにおいて、コ
ネクション型のプロトコルと混在させると、IPの利点
を損なうことになる。無線を用いたインターネット通信
を行うには、コネクションレス形の無線ネットワークが
必要である。このようなコネクションレス形の無線デー
タ通信を行う場合、通信すべき移動局があるゾーン内に
存在する確率に従い通信効率が高くなる。移動局の位置
情報が得られた時点から次に通信が行われるまでの時間
間隔に対して同一エリア内に存在する時間が十分に長け
れば、位置情報を得るための情報交換を必要としないこ
とから、セル半径を大きくすることが、無駄を少なくす
る一つの要素となる。さらに、自動車などが単位時間当
たりに移動可能な面積に対して相対的に大きなセルであ
る場合、通信を行う移動局が存在するエリアを容易に特
定できることももう一つの要素となる。
【0006】上述した多重遅延波の影響を改善する方法
はいくつかあるが、いずれも装置コスト、メンテナンス
コストが高くなるという問題がある。また、シンボルレ
ートを遅くする方法が考えられるが、利用できる搬送波
周波数帯に制限がある。
【0007】ディジタル無線通信において、個々の基地
局のカバーエリアを大きくした際に問題となるのが、前
述したマルチパスフェージングの多重遅延波の影響であ
る。シンボルレートが速い場合に、この影響は顕著に表
れる。この影響の解決策として、等化器やチルトアンテ
ナなどアンテナの指向性を利用するといった方法があ
る。
【0008】また、等化器は、遅延波が非線形に到達す
ることから、移動局での通信を行う場合に、高い品質を
得ることは困難である。チルトアンテナなど、指向性ア
ンテナを用いることは、環境の状態に影響されることが
あるので、システムのメンテナンス費用が大きくなる。
【0009】そこで、システムのコストを抑えて多重遅
延波の影響を少なくするには、ディジタル変調のシンボ
ルレートを小さくする必要がある。遅延幅の90%値に
対して、約20倍以上のシンボル周期にすることで、影
響を軽減することができる。しかしながら、シンボル周
期を大きくすると、ドップラ周波数の影響が大きくな
る。そのため、搬送波の波長によって、移動局の移動速
度が早い場合に、通信の信頼性が低下する。移動速度に
対して、ドップラ周波数は、搬送波の周波数に比例する
ため、搬送波周波数を低くすることが、その影響を軽減
することとなる。π/4−DQPSK(Differe
ntial Quadrature Phase Si
ft Keying)を用いた場合を例にすると、遅延
幅の90%値を5μsecとしたときに、シンボル周波
数の1/50以下のドップラ周波数で、影響を軽減する
ことができる。移動局の最大移動速度を150km/h
とした場合、搬送波周波数は、800MHz以下とする
必要がある。
【0010】しかし、800MHz以下の周波数帯にお
いては、FM変調方式などを用いた無線通信があらゆる
サービスを対象に用いられており、基地局に複数のチャ
ネルを特定のシステム用に用いることができる帯域は少
ない。したがって、FDMA(周波数分割多元接続)の
ような多重アクセス方式を用いることが困難である。
【0011】また、FDMAを用いた場合、シンボルレ
ートが遅くデータ伝送速度が低いため、インターネット
での利用が困難となる。TCP/IPなど、ネットワー
ク層以上のレイヤにおいて、応答時間に許容範囲を持た
したコネクションを確立する通信方法を用いたアプリケ
ーションがインターネットで多く利用されている。ネッ
トワーク層以下ではコネクションレスであるが、それ以
上の層で見かけ上コネクションを確立するもので、この
ようなプロトコルに対応するためには、伝送速度を早く
する必要がある。インターネットのアプリケーションの
ほとんどが、このようなプロトコルに対応したものであ
ることから、伝送速度が遅い場合、インターネットでの
利用が難しくなる。
【0012】また、TDMA(時間分割多元接続)方式
では、チャネルの増設や電力制御により、セル構成を地
域トラフィックに対応させることができるが、チャネル
のもつ伝送レートや多重数を変更することはできない。
したがって、装置性能が固定された状態でのシステム設
計が行われるため、特に利用密度の低い場所などにおい
て、過剰性能を持つことになる。また、初期の利用者が
少ない段階での投資が大きいという問題があり、多様な
設計に対応することができない。その結果、公衆用途を
前提としたシステム設計が必須となり、業務用などの特
定用途に向けたジステム導入を困難なものにしていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
はセル半径の狭いマイクロセル方式による無線データ通
信システムを構築していた。しかし、この構築方法で
は、上述したように多様な移動局ユーザに対応すること
はできない。また、基地局数が多くなることから、基地
局間のネットワーク効率が低下し、ネットワークが不安
定になり、さらには、ネットワークおよび基地局のコス
トが高くなるという間題があった。
【0014】また、従来、多重遅延波の影響を改善する
方法はいくつかあるが、いずれも装置コスト、メンテナ
ンスコストが高くなるという問題がある。また、多重遅
延波の影響を改善するためにシンボルレートを遅くする
方法が考えられるが、利用できる搬送波周波数帯に制限
があり、限られたサブチャネル数の中でシンボルレート
を遅くすることが困難であるという問題があった。
【0015】また、従来、800MHz以下の周波数帯
においては、FM変調方式などを用いた無線通信があら
ゆるサービスを対象に用いられており、基地局に複数の
チャネルを特定のシステム用に用いることができる帯域
は少ないという問題があった。
【0016】また、従来、無線データ通信システムがT
CP/IPのプロトコルに対応するためには、伝送速度
を早くする必要があるが、上述したように使用可能な周
波数帯域が少なく、従来の無線データ通信システムでは
対応できないという問題があった。
【0017】また、従来、マイクロセル方式では、限ら
れた周波数帯域を有効に利用するため、利用者数を制限
したり、移動局の移動速度を制限したりしてネットワー
クを構成する必要があり、基地局を設置する際に精査な
環境の調査が必要になるなど、システムを構築・維持す
るコストが高くなる問題があった。また、TDMA方式
では装置性能が固定された状態でのシステム設計が行わ
れるため、利用密度の少ない場所などにおいて過剰性能
を持つ無駄が発生し、利用密度の変化によるシステム変
更が困難であるという問題があった。
【0018】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、 ・セル半径が大きく、高速移動局で無線データ通信(I
Pデータ通信を含む)を効率よく行うこと。 ・多重遅延波の影響を改善するためにシンボルレートを
遅くし、高速に移動する移動局と高品質な無線データ通
信を行うこと。 ・現在利用されている無線サービスと共存できる無線デ
ータ通信システムにすること。 ・TCP/IPのプロトコルに対応できる高速データ伝
送を行うこと。 ・無線データ通信システムにおける装置コストをより安
価にし、多様な設計に対応すること。 以上を実現する無線データ通信システムを提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決すべくなされたもので、本発明による無線デー
タ通信システムにおいては、変調方式に、OFDM方式
を用いて移動局と通信を行う送受信手段を具備し、干渉
の影響が少ない間隔で同一の搬送波周波数を用いるよう
に基地局を設置するセル構成である無線データ通信シス
テムであって、各基地局は、任意の数の各サブチャネル
を任意の送信電力で、かつ、任意の周波数帯域を利用し
て送信するよう送受信手段を制御する送信制御手段と、
サブチャネルの一つまたは複数を移動局へ割当て通信を
行う通信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0020】これにより、OFDMを用いることでシン
ボルレートを大きくでき多重遅延波の影響を軽減できる
のでセル半径を大きくすることができる。また、多重遅
延波の影響が軽減できるので、高品質にデータ通信がで
きる。また、サブキャリア数および使用する周波数帯域
を可変できることから、現存サービスと共存できるシス
テムを構築できる。また、サブキャリア数を増やすこと
で複数のサブキャリアを並列に受信することが可能とな
り、高速データ伝送が可能となる。また、サブキャリア
数と送信電力に比例して基地局の装置コストが増加する
が、サブキャリア数と各サブキャリアの送信電力を変え
られることから、コストを考慮した基地局装置を構成で
きる。これにより、ネットワーク構成からトラフィック
に応じたコストが安価な装置への変更が可能となり、多
様なサービスエリア設計が可能となる。
【0021】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送信制御手段は、異なる搬送波周波
数で同一基地局より任意の周波数帯域を利用して送信す
るよう送受信手段を制御することを特徴とする。この
時、移動局は、複数の基地局から受信したパケットに含
まれる情報により、利用可能な周波数帯域を検出する機
能を具備する。これにより、現存の無線サービスと干渉
しない搬送波周波数を効率よく利用できる。また、サー
ビスエリア全体を補償範囲とすることで、コネクション
レスの無線データ通信を高速移動局で効率よく行うこと
ができる。また、地域の特性(利用者の密度、遮蔽物の
有無、高速で移動する移動局の割合など)に応じたセル
設計が可能になり、多様なサービスエリア設計ができ
る。
【0022】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、サブチャネル間隔を
12.5kHz以下で変調を行うことを特徴とする。こ
れにより、このときのシンボルレートが、遅延幅の90
%値が5μsecの多重遅延波の影響を軽減できるので
セル半径を大きくすることができる。また、多重遅延波
の影響が軽減できるので、高品質にデータ通信ができ
る。また、半径数kmに及ぶエリアを補償範囲とするこ
とができるので、高速道路などの単位面積当たりの利用
密度が低いエリアのサービスに対応できる。また、装置
を設置するコストを節約できる効率の良いネットワーク
が構成できる。
【0023】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、サブチャネルの変調
方式にπ/4シフトQPSKを用いたことを特徴とす
る。これにより、サブチャネルの変調に差動位相変調を
用いることで、高速移動時の復調品質がさらに改善され
る。また、変調波の振幅変動幅が小さいので、電力増幅
器の電力効率を高くすることができる。したがって、装
置コストを削減できる。また、移動局が高速移動時の通
信品質を高くできることから、効率の良いIPデータ通
信ができる。
【0024】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記通信制御手段は、移動局とパケット
通信を行い、該パケットには接続制御情報が含まれ、該
接続制御情報を基に接続を制御するパケット多元接続を
用いることを特徴とする。これにより、基地局情報を含
んだフレーム構造のパケットデータにより多元接続を行
うことで、基地局との接続制御や多元接続制御が容易に
なることから、IPデータ通信を効率よく行うことがで
きる。
【0025】また、複数のサブチャネルに隙間無く各ユ
ーザに振り分けられたデータを転送できるので、帯域の
利用効率が高い無線データ通信が行える。また、無線デ
ータ通信システムに必要な帯域が連続する必要がないこ
とから、現在利用されている無線サービスと共存でき
る。また、既存サービスで使用しているチャネルとの干
渉の少ないサブチャネルを用いることで、良好な通信状
態を維持できることから高い品質のデータ通信が行え
る。また、各サブチャネルに基地局情報を持たせられる
ので、基地局の仕様情報を容易に移動局に与えることが
できる。尚、パケット多元接続については、特願平11
−01479に開示されている。
【0026】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記サブチャネルの異なる複数の基地局
から送信される電波の受信限界範囲が重複するエリアに
おいて、複数の該基地局が移動局と通信を行うことを特
徴とする。これにより、利用可能な周波数帯域が移動局
の置かれた環境に影響されにくいことから、通信品質が
改善される。また、サービスエリア全体のスループット
を平準化できるため、IPデータ通信を効率よく行うこ
とができる。また、基地局配置により、地域トラフィッ
クを調整できるので、無線データ通信システムを構築す
るコストを安くでき、また、多様なシステム設計に対応
できる。
【0027】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、搬送波周波数に1G
Hz以下の周波数を用いて、サブチャネル間隔を6.2
5kHz以下で変調し、多重するサブチャネル数が2、
4、8のいずれかであることを特徴とする。これによ
り、搬送波周波数が1GHz以下の場合に、ほとんどが
12.5kHzの偶数倍の周波数である現行のシステム
と、より干渉せずに周波数帯域を共有することができ
る。
【0028】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、搬送波周波数に80
0MHz以上の周波数を用いて、サブチャネル間隔を1
2.5kHz以下で変調し、多重するサブチャネル数が
2、4、8のいずれかであることを特徴とする。これに
より、搬送波周波数が800MHz以上の場合に、ほと
んどが25kHzの偶数倍の周波数である現行のシステ
ムと周波数帯域を共有することが簡便となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの
すべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。ま
ず、本発明の一実施形態である無線データ通信システム
が具備する基地局の概略構成について図を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施形態である無線データ通信
システムが具備する基地局の概略構成を示すブロック図
である。図において符号10は、移動局と無線データ通
信を行う基地局である。11は、基地局10内のデータ
の流れを制御する制御部である。
【0030】12は、サブチャネルの変調方式がπ/4
シフトQPSKであって、サブチャネル間隔を12.5
kHz以下で変調するOFDM方式を用いて移動局と通
信を行う送受信処理部である。尚、送受信処理部12
は、移動局へ各サブチャネルを任意の送信電力で、か
つ、任意の周波数帯域を利用して送信する送信回路と、
移動局からの電波を受信し復調する受信回路を具備す
る。また、送信電力や利用する周波数帯域は、既存のシ
ステムが使用している周波数帯域の状況や、周囲の基地
局が使用する周波数帯域や、移動局の分布状況などに応
じて任意に設定したり、固定値に設定したりしても良
い。また、送受信処理部12は、自局送信信号による受
信信号への干渉を、該自局送信信号を用いて除去する機
能を更に具備してもよい。
【0031】ここで、送受信処理部12の具備する送信
回路および受信回路の概略構成例について図を用いて説
明する。まず、送信回路について説明する。図3は、本
発明の一実施形態である送受信処理部12が具備する送
信回路の概略構成例を示すブロック図である。符号31
は、送信信号をシリアル−パラレル変換後のディジタル
信号“I”、“Q”を入力とする周波数帯域制限フィル
タである。尚、送信信号は、パケット信号であり、移動
局へのサブチャネルの割当などの接続制御情報を含む。
【0032】32は、周波数帯域制限フィルタ31が出
力したディジタル信号の利得を制御するゲインコントロ
ール部である。33は、ゲインコントロール部32の出
力したディジタル信号のサンプリングレートを増加させ
た場合に、ディジタル信号間を補間する補間フィルタで
ある。34は、周波数f0〜f3のサブキャリア周波数と
送信信号“I”、“Q”を乗算し、その乗算結果を加算
するサブキャリア変調処理部である。尚、このサブキャ
リア変調処理部34において、π/4シフトQPSK方
式で、サブチャネル間隔が12.5kHz以下のサブキ
ャリア変調を行う。35は、各サブキャリアを加算する
サブキャリア加算器である。36は、サブキャリア加算
器35が出力したディジタル信号をアナログ信号へ変換
するDA変換器である。
【0033】37は、任意の搬送波周波数を発振する搬
送波周波数発振器である。38は、搬送波周波数発信機
37が出力する搬送波とDA変換器が出力するアナログ
信号を乗算する乗算器である。39は、乗算器38の出
力を増幅してアンテナへ出力する増幅器である。以上に
より、送受信処理部12は、送信信号をシリアル−パラ
レル変換したサブキャリア用のディジタル信号をπ/4
シフトQPSK方式で変調してサブキャリアを生成し、
該サブキャリアをまとめて任意の搬送波周波数の送信信
号をアンテナへ出力するOFDM方式の変調を行う。
【0034】次に、受信回路について説明する。図4
は、本発明の一実施形態である送受信処理部12が具備
する受信回路の概略構成例を示すブロック図である。符
号41は、アンテナが受信した受信信号を、ノイズ成分
を抑えて増幅する低ノイズ増幅器である。42は、任意
の搬送波周波数を発振する搬送波周波数発振器である。
43は、受信信号に搬送波周波数発振器42が発振した
搬送波を乗算することで変調時に搬送波を乗算する前の
信号を抽出するための乗算器である。
【0035】44は、乗算器43が出力したアナログ信
号をディジタル信号へ変換するAD変換器である。45
は、AD変換機44が変換したディジタル信号より各サ
ブキャリアを復調するサブキャリア復調回路である。4
6は、サブキャリア復調回路45が出力したディジタル
信号のサンプリングレートを減少させる場合に、ディジ
タル信号間を補間する補間フィルタである。47は、補
間フィルタ46の出力したディジタル信号の周波数の帯
域制限を行う周波数帯域制限フィルタである。
【0036】周波数帯域制限フィルタ47が出力したデ
ィジタル信号“I”、“Q”は、パラレル−シリアル変
換されて送信回路で変調された送信信号が復調される。
以上により、送受信処理部12は、OFDM方式で変調
された無線信号を受信し、復調することが出来る。尚、
π/4シフトQPSK方式でサブキャリア変調を行うこ
とは、差動位相変調を行うことであり、以下に示す効果
がある。
【0037】移動体通信においては、電波伝搬におい
て、ドップラーシフトを含んだレーレーフェージングが
生じ、激しい振幅、位相雑音が含まれた信号を受信す
る。このような雑音を含んだ信号を復調する際、差動位
相変調を用いることで、高品質な通信を行うことができ
る。さらに、変調波のダイナミックレンジが小さいの
で、電力増幅器の効率が高いものを使うことができ、装
置コストを低くすることができる。また、通信品質を高
くできることから、誤り訂正に必要な冗長信号を少なく
でき、効率の良いIPデータ通信が可能である。
【0038】13は、任意の数の各サブチャネルを任意
の送信電力で、かつ、任意の周波数帯域を利用して送信
するよう送受信処理部12を制御する送信制御処理部で
ある。尚、送信制御処理部13は、異なる搬送波周波数
で同一基地局10より任意の周波数帯域を利用して送信
するよう送受信処理部12を制御する。また、送信制御
処理部13は、基地局10の通信トラフィックに応じて
送信電力を制御してもよい。
【0039】14は、サブチャネルの一つまたは複数を
移動局へ割当て通信を行う通信制御処理部である。通信
制御処理部14は、移動局とパケット通信を行い、該パ
ケットには接続制御情報を含み、該接続制御情報を基に
接続を制御するパケット多元接続方式により、移動局へ
のサブチャネルの割当を制御する。15は、インターネ
ットなどであるネットワーク16を介して種々の情報を
授受するネット通信処理部である。
【0040】次に、本発明の一実施形態である無線デー
タ通信システムが無線サービスを提供する移動局の概略
構成について図を用いて説明する。図2は、本発明の一
実施形態である無線データ通信システムが無線サービス
を提供する移動局の概略構成を示すブロック図である。
図において符号21は、移動局内のデータの流れを制御
する制御部である。22は、サブチャネルの変調方式が
π/4シフトQPSKであって、サブチャネル間隔を1
2.5kHz以下で変調するOFDM方式を用いて基地
局10と通信を行う送受信処理部である。尚、送受信処
理部22と上述した送受信処理部12の内部の回路構成
は同様である。ただし、送受信処理部12の方が、同時
に送受信するサブチャネル数や送信電力が大きく、受信
時のノイズ処理が複雑である。
【0041】23は、複数の基地局10から受信したパ
ケットに含まれる情報により、利用可能な周波数帯域を
判断する利用周波数検出部である。24は、利用周波数
検出部23の検出した周波数帯域を用いて基地局10と
通信を行うよう、送受信処理部12を制御する通信制御
処理部である。尚、基地局10の通信制御処理部14
が、利用可能な周波数帯域(搬送波周波数およびサブキ
ャリア数)の情報をパケットに含ませる処理を行う。
【0042】尚、上記に示した図1および図2の各処理
部は専用のハードウェアにより実現されるものであって
もよく、また、各処理部はメモリおよびCPU(中央演
算装置)により構成され、各処理部の機能を実現する為
のプログラムをメモリにロードして実行することにより
その機能を実現させるものであってもよい。また、上記
メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、
フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−RO
M等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Ran
dom Access Memory)のような揮発性
のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュ
ータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成される
ものとする。
【0043】次に、上述した基地局10および移動局2
0を含む本発明の第一の実施形態である無線データ通信
システムについて、その効果を模式的に示す図を用いて
説明する。図5は、本発明の一実施形態による無線デー
タ通信システムの効果を模式的に示すシステム構成図で
ある。図に示すように、基地局A・10、基地局B・1
0、基地局C・10が配置されており、それらの基地局
から電波の到達するエリアに移動局a・20、移動局b
・20、移動局c・20、移動局d・20が存在する。
図において符号52は、基地局A・10、基地局B・1
0、基地局C・10が利用する周波数帯域を示す。各基
地局10の送信制御処理部13が、図示するように周波
数帯域が重ならない搬送波周波数を用いるよう送受信処
理部12を制御して、4つのサブキャリアを送信する。
また、送信制御処理部13は、4つのサブキャリアの内
の2つのサブキャリアを高い送信電力で送信し、残りの
2つのサブキャリアを低い送信電力で送信するよう送受
信処理部12を制御する。
【0044】50Aは、基地局A・10より低い送信電
力で送信される送信波がカバーする範囲を示す。51A
は、基地局A・10より高い送信電力で送信される送信
波がカバーする範囲を示す。同様に50B、50Cは、
それぞれ基地局B・10、基地局C・10より低い送信
電力で送信される送信波がカバーする範囲を示す。ま
た、51B、51Cは、それぞれ基地局B・10、基地
局C・10より高い送信電力で送信される送信波がカバ
ーする範囲を示す。
【0045】この時、各移動局a〜d・20における各
基地局A〜C・10からの送信波の受信状態を符号52
a〜dに示す。移動局a・20においては、範囲50A
および範囲51Aが重なる場所に存在するので、52a
に示すように基地局A・10から送信される4つのサブ
キャリアを含む送信波を受信可能である。移動局b・2
0においては、範囲50A、範囲51A,範囲51B、
範囲51Cが重なる場所に存在するので、52bに示す
ように基地局A・10から4つのサブキャリアを含む送
信波と、基地局B・10、基地局C・10から2つのサ
ブキャリアを含む送信波とを受信可能である。
【0046】移動局c・20においては、範囲51A、
範囲51B、範囲51Cが重なる場所に存在するので、
52cに示すように、基地局A・10、基地局B・1
0、基地局C・10から2つのサブキャリアを含む送信
波を受信可能である。移動局d・20においては、範囲
51Cが重なる場所に存在するので、52dに示すよう
に基地局C・10から送信される2つのサブキャリアを
含む送信波を受信可能である。
【0047】ここで、例えば移動局b・20が通信要求
を基地局A・10へ送信したい場合、移動局b・20の
利用周波数検出部23は、52bに示した受信可能な周
波数帯域を検出する。次に、移動局b・20の通信制御
処理部24は、利用周波数検出部23が検出した周波数
帯域を利用して通信要求を基地局A・10へ送信するよ
う、送受信処理部22を制御する。この通信要求を送信
した際に、各基地局10において、移動局b・20が受
信可能なサブチャネルの全てが空き状態である場合につ
いて通信開始までの流れを以下に説明する。
【0048】まず、各基地局10の通信制御処理部14
は、移動局b・20へ空き状態のサブチャネルに関する
情報をパケットに含めて送信する。この時、基地局B・
10および基地局C・10のネット通信処理部15は、
ネットワーク16経由で空き状態のサブチャネルの情報
を基地局A・10へ送信し、基地局A・10のネット通
信処理部15がこれを受信する。次に、基地局A・10
の通信制御処理部14は、この空き情報をまとめてパケ
ットに含める。次に、送受信処理部12がこのパケット
を移動局b・20へ送信する。移動局b・20は、空き
情報を基に、52bで示す全ての周波数帯域を用いて高
速な無線データ通信を行うことができる。
【0049】以上に示したように、相互に重なり合うエ
リアにおいて、利用可能なサブキャリア数を調整できる
ことがわかる。これにより地域的なトラフィックの偏り
を吸収する無線データ通信システムを構築することが可
能となる。
【0050】また、上述した基地局10の配置およびエ
リアの重ね合わせによる効果を、高速道路などの道路周
辺にのみ利用者が存在する場合において図を用いて説明
する。図6は、本発明の一実施形態による無線データ通
信システムにおける基地局10の配置およびエリアの重
ね合わせの効果を模式的に示す図である。この図におい
て、基地局A・10と基地局B・10を結ぶ直線に沿っ
て高速道路があり、移動局20が基地局A・10付近か
ら基地局B・10の方向へ高速道路を移動した場合の、
t1、t2、t3の各地点における移動局20が受信可
能な送信波について説明する。ただし、基地局A・10
および基地局B・10は、62Aおよび62Bに示すサ
ブキャリア数および送信電力で送信波を出力している。
【0051】まず、t1の地点においては、移動局20
は、62t1に示すように基地局A・10の出力する4
つのサブキャリアを含む送信波を受信可能である。次
に、t2の地点においては、移動局20は、62t2に
示すように、基地局A・10と基地局B・10がそれぞ
れ出力する2つのサブキャリアを含む合計で4つのサブ
キャリアを含む送信波を受信可能である。次に、t3の
地点においては、移動局20は、62t3に示すように
基地局B・10の出力する4つのサブキャリアを含む送
信波を受信可能である。
【0052】以上に示したように、基地局10の送信電
力を制御してエリアを2重化して図6のように組み合わ
せることで、連続して安定した送信波を一定のスループ
ット(送信波に含まれるサブチャネル数)を保持したま
ま提供できる。
【0053】次に、複数の基地局を配置する際に、同一
の周波数帯域を繰り返し利用する場合に本発明の一実施
形態による無線データ通信システムの有効性について図
を用いて説明する。図7は、本発明の一実施形態による
無線データ通信システムにおいて複数の基地局を配置す
る際に、同一の周波数帯域を繰り返し利用する場合の有
効性を示す図である。尚、図において同じ模様のエリア
が同一の周波数帯域であるとする。
【0054】図7(a)に示すように従来のセル構成で
同じ周波数帯域を繰り返して利用する場合は、一つ隔て
た基地局が同じ周波数帯域を利用しているため、左端の
基地局からみてL1の距離の地点で、右端の基地局の送
信波へ干渉を起こす問題があった。しかし、図7(b)
に示すように、本実施形態におけるセル構成において
は、同一帯域を4チャンネルに分割して用いることと同
じ干渉条件で繰り返しセルを用いることができ、左端の
基地局からみてL1の2倍の距離であるL2の地点で、
右端の同じ周波数帯域を利用する基地局の送信波へ干渉
を起こす。
【0055】以上に示したように、本実施形態における
セル構成の方が、干渉によるロスを小さくできるため電
力効率よく送信できる。また、図7(b)に示すように
真中の基地局が、送信電力を低くしたサブキャリアを送
信する際に、両端の基地局の送信電力を高くしたサブキ
ャリアと同一の周波数帯域を利用しているが、この送信
電力の低いサブキャリアは送信電力の高いサブキャリア
へ影響を及ぼさない送信電力である。また、送信電力の
低いサブキャリアは、両端の基地局からの送信電力の高
いサブキャリアを含む送信波の影響を受けるが、移動局
の置かれた環境で周囲の建物などにより受信時の指向性
が得られるので、干渉が少ない状態で、電力を低くした
サブチャネルを利用することができる。
【0056】これにより、周波数帯域を最大限に利用で
きるため、高速移動している移動局に対して効率の良い
ネットワークを構築できる。また、電力効率が良いとい
うことは装置のコストを安価にでき、さらに、周波数利
用効率を高くできることは、データ通信効率を高められ
る。さらに、移動局と安定した通信を行えるため、基地
局間のネットワーク負荷を軽減でき、プロトコルが簡略
化され、それにより安価な装置を用いることができる。
また、サブチャネルが相互に干渉の無いセル配置を考慮
することで、現在利用されている無線サービスと共存で
きるシステムを構築でき、周波数帯域を効率よく利用で
きる。更に、サブキャリア数を減らすことで、サービス
エリアを拡大できるので、通信品質を高くできるのと、
コネクションレスのデータ通信を効率よく行うことがで
きる。
【0057】次に、送受信処理部12の具備する送信回
路の他の実施形態について説明する。まず、搬送波周波
数発振器37が1GHz以下の周波数を用いて搬送波周
波数を発振する場合に、従来のシステムと周波数帯域を
共有できるサブキャリア変調の方法を説明する。まず、
サブキャリア変調処理部34において、π/4シフトQ
PSK方式で、サブチャネル間隔が6.25kHz以下
のサブキャリア変調を行う。また、サブキャリア変調処
理部34は、周波数f0〜f1、または周波数f 0〜f3
または周波数f0〜f7というように、多重数が2、4、
8のいずれかのサブキャリア周波数と送信信号“I”、
“Q”を乗算し、その乗算結果を加算する。これによ
り、搬送波周波数が1GHz以下の場合に、ほとんどが
12.5kHzの偶数倍の周波数である現行の無線シス
テムと、干渉せずに周波数帯域を共有することができ
る。
【0058】例えば、サブキャリア変調処理部34が、
周波数f0〜f1(多重数:2)のサブキャリア周波数
で、サブチャネル間隔が6.25kHz以下となるよう
に送信信号を変調した場合、12.5kHz間隔のアナ
ログ無線システムと1GHz以下の周波数帯域の共有が
可能となる。同様に、サブキャリア変調処理部34が、
周波数f0〜f3(多重数:4)で送信信号を変調した場
合、25kHz間隔のアナログ無線システムと周波数帯
域の共有が可能となり、サブキャリア変調処理部34
が、周波数f0〜f7(多重数:8)で送信信号を変調し
た場合、50kHz間隔のアナログ無線システムと周波
数帯域の共有が可能となる。
【0059】次に、搬送波周波数発振器37が800M
Hz以上の周波数を用いて搬送波周波数を発振する場合
に、従来のシステムと周波数帯域を共有できるサブキャ
リア変調の方法を説明する。まず、サブキャリア変調処
理部34において、π/4シフトQPSK方式で、サブ
チャネル間隔が12.5kHz以下のサブキャリア変調
を行う。また、サブキャリア変調処理部34は、周波数
0〜f1、または周波数f0〜f3、または周波数f0
7というように、多重数が2、4、8のいずれかで、
サブキャリア周波数と送信信号“I”、“Q”を乗算
し、その乗算結果を加算する。これにより、搬送波周波
数が800MHz以上の場合に、ほとんどが25kHz
の偶数倍の周波数である現行のシステムと周波数帯域を
共有することが簡便となる。
【0060】例えば、サブキャリア変調処理部34が、
周波数f0〜f1(多重数:2)のサブキャリア周波数
で、サブチャネル間隔が12.5kHz以下となるよう
に送信信号を変調した場合、25kHz間隔のアナログ
無線システムと800MHz以上の周波数帯域の共有が
可能となる。同様に、サブキャリア変調処理部34が、
周波数f0〜f3(多重数:4)で送信信号を変調した場
合、50kHz間隔のアナログ無線システムと周波数帯
域の共有が可能となり、サブキャリア変調処理部34
が、周波数f0〜f7(多重数:8)で送信信号を変調し
た場合、100kHz間隔のアナログ無線システムと周
波数帯域の共有が可能となる。以上に示したように、本
発明の無線データ通信システムは、従来のアナログ無線
システムと周波数帯域を共有できることから、伝播特性
のよい搬送波周波数を用いて通信することができる。
【0061】また、図1および図2において各種処理を
行う処理部の機能を実現する為のプログラムをコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体
に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み
込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。な
お、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや
周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0062】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバ
やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発
メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持
しているものも含むものとする。
【0063】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前
述した機能をコンピュータシステムに既に記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。以
上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も
含まれる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明による無線デ
ータ通信システムにおいては、変調方式に、OFDM方
式を用いて移動局と通信を行う送受信手段を具備し、干
渉の影響が少ない間隔で同一の搬送波周波数を用いるよ
うに基地局を設置するセル構成である無線データ通信シ
ステムであって、各基地局は、任意の数の各サブチャネ
ルを任意の送信電力で、かつ、任意の周波数帯域を利用
して送信するよう送受信手段を制御する送信制御手段
と、サブチャネルの一つまたは複数を移動局へ割当て通
信を行う通信制御手段とを具備するので、OFDM方式
を用いることで多重遅延波の影響を軽減できるのでセル
半径を大きくすることができる。
【0065】また、多重遅延波の影響が軽減できるの
で、高品質にデータ通信ができる。また、サブキャリア
数および使用する周波数帯域を可変できることから、現
存サービスと共存できるシステムを構築できる。また、
サブキャリア数を増やすことで複数のサブキャリアを並
列に受信することが可能となり、高速データ伝送が可能
となる。また、サブキャリア数と送信電力に比例して基
地局の装置コストが増加するが、サブキャリア数と各サ
ブキャリアの送信電力を変えられることから、コストを
考慮した基地局装置を構成できる。これにより、ネット
ワーク構成からトラフィックに応じたコストが安価な装
置への変更が可能となり、多様なサービスエリア設計が
可能となる。
【0066】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送信制御手段は、異なる搬送波周波
数で同一基地局より任意の周波数帯域を利用して送信す
るよう送受信手段を制御するので、現存の無線サービス
と干渉しない搬送波周波数を効率よく利用できる。ま
た、サービスエリア全体を補償範囲とすることで、コネ
クションレスの無線データ通信を高速移動局で効率よく
行うことができる。また、地域の特性に応じたセル設計
が可能になり、多様なサービスエリア設計ができる。
【0067】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、サブチャネル間隔を
12.5kHz以下で変調を行うので、干渉の対象とな
る5μsecまでのノイズに対して、サブチャネル間隔
を12.5kHz以下として周波数直交させると、シン
ボルレートは100μsec以上となるので、セル半径
を大きくした移動体通信において遅延波による干渉の影
響を軽減できるため、品質の高いデータ通信を行うこと
ができ、高い通信効率を維持することができる。
【0068】これにより、多重遅延波の影響が軽減でき
るので、半径数kmに及ぶエリアを補償範囲とすること
ができ、高速道路などの単位面積当たりの利用密度が低
いエリアのサービスに対応できる。また、無線データ通
信システムで利用する装置を設置するためのコストを節
約でき、効率の良いネットワーク構成できる。
【0069】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、サブチャネルの変調
方式にπ/4シフトQPSKを用いたので、サブチャネ
ルの変調に差動位相変調を用いることで、高速移動時の
復調品質がさらに改善される。また、変調波の振幅変動
幅が小さいので、電力増幅器の電力効率を高くすること
ができる。したがって、装置コストを削減できる。ま
た、移動局が高速移動時の通信品質を高くできることか
ら、効率の良いIPデータ通信ができる。
【0070】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記通信制御手段は、移動局とパケット
通信を行い、該パケットには接続制御情報が含まれ、該
接続制御情報を基に接続を制御するパケット多元接続を
用いるので、基地局情報を含んだフレーム構造のパケッ
トデータにより多元接続を行うことで、基地局との接続
制御や多元接続制御が容易になることから、IPデータ
通信を効率よく行うことができる。
【0071】これにより、複数のサブチャネルに隙間無
く各ユーザに振り分けられたデータを転送できるので、
帯域の利用効率が高い無線データ通信が行える。また、
無線データ通信システムに必要な帯域が連続する必要が
ないことから、現在利用されている無線サービスと共存
できる。また、各サブチャネルに基地局情報を持たせら
れるので、基地局の仕様情報を容易に移動局に与えるこ
とができる。
【0072】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記サブチャネルの異なる複数の基地局
から送信される電波の受信限界範囲が重複するエリアに
おいて、複数の該基地局が移動局と通信を行うので、利
用可能な周波数帯域が移動局の置かれた環境に影響され
にくいことから、通信品質が改善される。また、サービ
スエリア全体のスループットを平準化できるため、IP
データ通信を効率よく行うことができる。また、基地局
配置により、地域トラフィックを調整できるので、無線
データ通信システムを構築するコストを安くでき、ま
た、多様なシステム設計に対応できる。
【0073】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、搬送波周波数に1G
Hz以下の周波数を用いて、サブチャネル間隔を6.2
5kHz以下で変調し、多重するサブチャネル数が2、
4、8のいずれかであるので、搬送波周波数が1GHz
以下の場合に、ほとんどが12.5kHzの偶数倍の周
波数である現行のシステムと、より干渉せずに周波数帯
域を共有することができる。
【0074】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記送受信手段は、搬送波周波数に80
0MHz以上の周波数を用いて、サブチャネル間隔を1
2.5kHz以下で変調し、多重するサブチャネル数が
2、4、8のいずれかであるので、搬送波周波数が80
0MHz以上の場合に、ほとんどが25kHzの偶数倍
の周波数である現行のシステムと周波数帯域を共有する
ことが簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である無線データ通信シ
ステムが具備する基地局の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明の一実施形態である無線データ通信シ
ステムが無線サービスを提供する移動局の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態である送受信処理部12
が具備する送信回路の概略構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】 本発明の一実施形態である送受信処理部12
が具備する受信回路の概略構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】 本発明の一実施形態による無線データ通信シ
ステムの効果を模式的に示すシステム構成図である。
【図6】 本発明の一実施形態による無線データ通信シ
ステムにおける基地局10の配置およびエリアの重ね合
わせの効果を模式的に示す図である。
【図7】 本発明の一実施形態による無線データ通信シ
ステムにおいて複数の基地局を配置する際に、同一の周
波数帯域を繰り返し利用する場合の有効性を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 基地局 11 制御部 12 送受信処理部 13 送信制御処理部 14 通信制御処理部 15 ネット通信処理部 16 ネットワーク 20 移動局 21 制御部 22 送受信処理部 23 利用周波数検出部 24 通信制御処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田里 和義 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 (72)発明者 中村 賢蔵 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 (72)発明者 松野 吉宏 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD17 DD22 5K067 AA03 BB04 CC01 CC08 EE02 EE10 EE24 EE45 EE56 EE65

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調方式に、OFDM方式を用いて移動
    局と通信を行う送受信手段を具備し、干渉の影響が少な
    い間隔で同一の搬送波周波数を用いるように基地局を設
    置するセル構成である無線データ通信システムであっ
    て、 前記各基地局は、 任意の数の各サブチャネルを任意の送信電力で、かつ、
    任意の周波数帯域を利用して送信するよう前記送受信手
    段を制御する送信制御手段と、 前記サブチャネルの一つまたは複数を前記移動局へ割当
    て通信を行う通信制御手段とを具備することを特徴とす
    る無線データ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記送信制御手段は、異なる搬送波周波
    数で同一基地局より任意の周波数帯域を利用して送信す
    るよう前記送受信手段を制御することを特徴とする請求
    項1に記載の無線データ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送受信手段は、サブチャネル間隔を
    12.5kHz以下で変調を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の無線データ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記送受信手段は、サブチャネルの変調
    方式にπ/4シフトQPSKを用いたことを特徴とする
    請求項3に記載の無線データ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信制御手段は、前記移動局とパケ
    ット通信を行い、該パケットには接続制御情報が含ま
    れ、該接続制御情報を基に接続を制御するパケット多元
    接続を用いることを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載の無線データ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記サブチャネルの異なる複数の前記基
    地局から送信される電波の受信限界範囲が重複するエリ
    アにおいて、複数の該基地局が前記移動局と通信を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の無線データ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記送受信手段は、前記搬送波周波数に
    1GHz以下の周波数を用いて、前記サブチャネル間隔
    を6.25kHz以下で変調し、多重するサブチャネル
    数が2、4、8のいずれかであることを特徴とする請求
    項1から請求項6のいずれかに記載の無線データ通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記送受信手段は、前記搬送波周波数に
    800MHz以上の周波数を用いて、前記サブチャネル
    間隔を12.5kHz以下で変調し、多重するサブチャ
    ネル数が2、4、8のいずれかであることを特徴とする
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線データ通
    信システム。
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