JP2003152979A - 文書印刷装置および文書印刷方法 - Google Patents

文書印刷装置および文書印刷方法

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JP2003152979A
JP2003152979A JP2001345086A JP2001345086A JP2003152979A JP 2003152979 A JP2003152979 A JP 2003152979A JP 2001345086 A JP2001345086 A JP 2001345086A JP 2001345086 A JP2001345086 A JP 2001345086A JP 2003152979 A JP2003152979 A JP 2003152979A
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JP2001345086A
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Masatoshi Otake
正敏 大竹
Mikiro Kawahara
三紀郎 河原
Sobai Kaku
素梅 郭
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造された印刷物を摘発することができる文
書印刷装置を提供する。 【解決手段】 文書印刷装置1に、電子文書が記憶され
た電子文書記憶部2と、管理情報が記憶された管理情報
記憶部3と、前記電子文書記憶部2に記憶された電子文
書と前記管理情報記憶部3に記憶された管理情報とを入
力し、前記電子文書内に前記管理情報を電子透かし情報
として埋め込み、電子透かし情報が埋め込まれた電子文
書を出力する電子透かし合成部4と、この電子透かし合
成部4から出力された電子透かし情報が埋め込まれた電
子文書に基づいて文書を印刷し、前記管理情報記憶部3
に記憶された該当する管理情報を更新する文書印刷部5
とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子文書に電子透
かし情報を埋め込んで印刷を行う文書印刷装置および文
書印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子文書の不正コピーを摘発するため
に、電子透かし技術が用いられている。電子透かし技術
とは、電子文書に、表面的には知覚できない形で所定の
情報を埋め込むものである。なお、ここで言う電子文書
とは、デジタル化された文字データのみならず、静止画
像データ、動画像データ、オーディオデータ等のデジタ
ル化されたマルチメディアデータも含むものとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子透かし技術
は、電子文書での不正コピーを摘発することはできた
が、偽造された印刷物を摘発することはできなかった。
これは、印刷物(紙面などに印刷された文書)からは、
電子透かし情報を読み出すことができなかったからであ
る。電子透かし情報を読み出すことができなかった理由
は、印刷や読み出しの際に、電子透かし情報に対応する
印刷箇所のコントラストが変化して、電子透かし情報が
失われてしまう、または、印刷物の退色や劣化等による
ためである。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、偽造された印刷物を摘発することができ
る文書印刷装置および文書印刷方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、 電子文書が記憶された電子文書記憶部と、管理情
報が記憶された管理情報記憶部と、前記電子文書記憶部
に記憶された電子文書と前記管理情報記憶部に記憶され
た管理情報とを入力し、前記電子文書内に前記管理情報
を電子透かし情報として埋め込み、電子透かし情報が埋
め込まれた電子文書を出力する電子透かし合成部と、こ
の電子透かし合成部から出力された電子透かし情報が埋
め込まれた電子文書に基づいて文書を印刷し、前記管理
情報記憶部に記憶された該当する管理情報を更新する文
書印刷部とを有することを特徴とする文書印刷装置であ
る。
【0006】請求項2に記載の発明は、 所定の暗号鍵
を用いて前記電子文書記憶部に記憶された電子文書から
メッセージダイジェストを生成するメッセージダイジェ
スト生成部を有し、前記電子透かし合成部は、前記管理
情報に加えて前記メッセージダイジェスト生成部によっ
て生成されたメッセージダイジェストをも電子透かし情
報として前記電子文書に埋め込むことを特徴とする請求
項1に記載の文書印刷装置である。
【0007】請求項3に記載の発明は、 管理者が管理
する管理者パスフレーズから暗号鍵を生成する暗号鍵生
成部を有し、前記メッセージダイジェスト生成部は、前
記暗号鍵生成部によって生成された暗号鍵を用いて前記
電子文書記憶部に記憶された電子文書からメッセージダ
イジェストを生成することを特徴とする請求項2に記載
の文書印刷装置である。
【0008】請求項4に記載の発明は、 電子文書を記
憶する電子文書記憶ステップと、管理情報を記憶する管
理情報記憶ステップと、前記電子文書記憶ステップで記
憶された電子文書と前記管理情報記憶ステップで記憶さ
れた管理情報とを入力し、前記電子文書内に前記管理情
報を電子透かし情報として埋め込み、電子透かし情報が
埋め込まれた電子文書を出力する電子透かし合成ステッ
プと、この電子透かし合成ステップで出力された電子透
かし情報が埋め込まれた電子文書に基づいて文書を印刷
し、前記管理情報記憶ステップで記憶された該当する管
理情報を更新する文書印刷ステップとを有することを特
徴とする文書印刷方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1 は、本発明の第1の実施形
態における文書印刷装置1 の構成を示すブロック図で
ある。この文書印刷装置1は、電子文書記憶部2 、管
理情報記憶部3、電子透かし合成部4 、文書印刷部5
を有する。
【0010】電子文書記憶部2には、電子透かし情報が
埋め込まれる前の電子文書(原電子文書)が記憶され
る。なお、ここで言う電子文書とは、デジタル化された
文字データのみならず、デジタル化された静止画像デー
タ、動画像データ、オーディオデータ等のマルチメディ
アデータをも含むものとする。管理情報記憶部3には管
理情報が記憶される。管理情報とは、電子文書または印
刷物(紙面に印刷された文書)を管理するための情報で
あり、例えば、文書ID、印刷回数、総印刷部数等のこ
とである。
【0011】電子透かし合成部4は、電子文書に電子透
かし情報を埋め込む。すなわち、電子透かし合成部4
は、電子文書記憶部2から送られる電子文書と、管理情
報記憶部3から送られる管理情報とを入力し、管理情報
を電子透かし情報にして電子文書に埋め込み、電子透か
し情報が埋め込まれた電子文書(以下、電子透かし入り
電子文書という)を文書印刷部5に送る。なお、電子文
書に電子透かし情報を埋め込む方法については、後述す
る。
【0012】文書印刷部5は、電子透かし合成部4から
送られた電子透かし入り電子文書を紙面に印刷する。電
子透かし情報は、電子透かし入り電子文書が印刷された
印刷物においては、背景や地紋の中に隠されていたり、
文字の輪郭に隠されていたり、写真などの画像の中に隠
されていたりする。
【0013】本実施形態における文書印刷装置1には、
コンピュータ(電子計算機)が内蔵されている。そし
て、電子文書記憶部2および管理情報記憶部3は、コン
ピュータに内蔵または接続されるハードディスク、フレ
キシブルディスク、CD−ROM、CD−R(CD-Recor
dable)、CD−RW(CD-ReWritable)、光磁気ディス
ク、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memor
y)あるいはこれらの組み合わせによって構成される。
【0014】また、電子透かし合成部4は、専用のハー
ドウェアによって実現されるものであっても、コンピュ
ータ内のソフトウェアによって実現されるものであって
もよい。ここで言うソフトウェアとは、コンピュータ内
のメモリにロードされるプログラムのことである。
【0015】なお、上記のプログラムをコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録
されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行さ
せることにより、電子透かし合成部4の機能を実現して
もよい。ここで言う「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、CD−RW等の可搬媒体や、
コンピュータに内蔵されるハードディスク等の記憶装置
のことである。
【0016】図2 は、本実施形態における文書印刷装
置1の動作を示すフローチャートである。なお、以下の
説明におけるS1等の符号は、フローチャート中のステ
ップを表す。まず、電子透かし合成部4が、管理情報か
ら電子透かし情報を生成し(S1)、生成した電子透か
し情報を電子文書に付加する(S2)。すなわち、電子
透かし情報を電子文書の背景、地紋、文字の輪郭、画像
等に埋め込む。そして、文書印刷部5が、電子透かし入
りの電子文書から印刷物(印刷文書)を作成し(S
3)、文書の印刷実績に基づいて管理情報を更新する
(S4)。
【0017】本実施形態における文書印刷装置1によっ
て作成された印刷物(紙面に印刷された文書)からは、
電子透かし情報として管理情報を読み出すことができる
ので、偽造された印刷物を摘発することができる。例え
ば、電子文書記憶部2に記憶された、電子透かし情報が
入っていない電子文書(原電子文書)が何者かによって
盗まれ、この何者かが、盗んだ電子文書を印刷したとす
る。すると、この何者かが作った盗まれた電子文書によ
る印刷物には、電子透かし情報として管理情報が埋め込
まれていないので、この何者かが作った盗まれた電子文
書による印刷物を、偽造または改ざんされたものとして
摘発することができる。さらに、コピー牽制パターンが
印刷されている用紙に対して、本実施形態における文書
印刷装置1による印刷を行うと、印刷物の光学的コピー
による複製物についても、偽造されたものとして摘発が
できる。
【0018】また、本実施形態における文書印刷装置1
によって作成された印刷物(紙面に印刷された文書)か
らは、電子透かし情報として管理情報を読み出すことが
できるので、印刷物のデザインを損なうことなく、管理
情報を印刷物に付加することができる。すなわち、従来
の印刷物には、管理用のバーコードが全て又は一部のペ
ージに印刷されたものがあったが、これは、デザイン上
望ましくない場合が多かった。これに対して、本実施形
態における文書印刷装置1によって作成された印刷物に
は、読者には見えない電子透かし情報として管理情報が
埋め込まれているので、印刷物のデザインを損なうこと
がない。なお、ここで言う印刷物とは、例えば、書籍、
雑誌、コミック、ちらし、カタログ、壁紙、パッケー
ジ、証券、カード等のことである。
【0019】図3 は、本発明の第2の実施形態におけ
る文書印刷装置1aの構成を示すブロック図である。こ
の文書印刷装置1aは、第1の実施形態における文書印
刷装置1が有する構成に加えて、管理者パスフレーズ入
力部6 、暗号鍵生成部7 、メッセージダイジェスト生
成部8 を有する。
【0020】管理者パスフレーズ入力部6には、この文
書印刷装置1aの管理者が管理する管理者パスフレーズ
が入力される。管理者パスフレーズ入力部6は、入力さ
れた管理者パスフレーズを暗号鍵生成部7に送る。暗号
鍵生成部7は、管理者パスフレーズ入力部6から送られ
た管理者パスフレーズから暗号鍵を生成し、生成した暗
号鍵をメッセージダイジェスト生成部8に送る。メッセ
ージダイジェスト生成部8は、暗号鍵生成部7から送ら
れた暗号鍵を用いて、電子文書記憶部2に記憶された電
子文書(原電子文書)からメッセージダイジェストを生
成し、生成したメッセージダイジェストを電子透かし合
成部4に送る。パスフレーズとは、パスワードより長い
数字や文字列による符号である。このパスフレーズは、
電子文書の偽造防止、電子文書の信頼性を維持するため
に使用される。なお、パスフレーズは、パスワードであ
っても良い。
【0021】従って、電子透かし合成部4は、管理情報
記憶部3から送られる管理情報と共に、メッセージダイ
ジェスト生成部8から送られるメッセージダイジェスト
をも電子透かし情報にして電子文書(原電子文書)に埋
め込む。
【0022】図4 は、上述したメッセージダイジェス
トを生成する動作を示す図である。図4(a)は、文書
データ本体(電子文書)からメッセージダイジェストを
生成する動作を示す図である。文書データ本体(電子文
書)から、暗号鍵を用いて、例えば、暗号方式として共
通鍵暗号CBCモードを使用してメッセージダイジェス
トを作成し、文書データ本体(電子文書)のメッセージ
ダイジェストとする。そして、このメッセージダイジェ
ストを電子透かし情報として電子文書に埋め込む。電子
透かし情報を暗号化すると、文書データ本体(電子文
書)および電子透かしの埋め込み方法を盗まれた場合で
あっても、メッセージダイジェストの作成方法が不明で
あるので、真正な電子透かし入り電子文書と同一の電子
透かし情報が入った文書データ本体を偽造することが難
しくなる。
【0023】図4(b)は、管理者パスフレーズから暗
号鍵を生成する動作を示す図である。上述したケース
で、文書印刷装置1aの管理者のみが知り得る管理者パ
スフレーズから暗号鍵を生成するようにすれば、本物と
同一の電子透かし情報が入った文書データ本体を偽造す
ることが更に難しくなる。なお、図4(b)にて生成さ
れた暗号鍵は、図4(a)の暗号鍵として利用される。
【0024】図5 は、本実施形態における文書印刷装
置1aの動作を示すフローチャートである。なお、以下
の説明におけるS11等の符号は、フローチャート中の
ステップを表す。管理者が、管理者パスフレーズ入力部
6に管理者パスフレーズを入力する(S11)と、この
管理者パスフレーズ入力部6は、入力された管理者パス
フレーズを暗号鍵生成部7に送る。暗号鍵生成部7は、
管理者パスフレーズから暗号鍵を生成する(S12)。
そして、メッセージダイジェスト生成部8が、暗号鍵を
用いて電子文書記憶部2に記憶されている電子文書から
メッセージダイジェストを作成する(S13)。
【0025】そして、電子透かし合成部4が、管理情報
記憶部3に記憶された管理情報および上記のメッセージ
ダイジェストから電子透かし情報を生成し(S14)、
生成した電子透かし情報を電子文書に付加する(S1
5)。すなわち、電子透かし情報を電子文書の背景、地
紋、文字の輪郭、画像等のいずれかの箇所に埋め込む。
そして、文書印刷部5が、電子透かし入りの電子文書か
ら印刷物(印刷文書)を作成し(S16)、この印刷文
書の印刷実績に基づいて管理情報記憶部3に記憶されて
いる、該当する電子文書の管理情報を更新する(S1
7)。この管理情報を更新することにより、文書が、い
つ(時)、誰が、何版目、何部など印刷した際に得る又
は得られる情報から、文書を管理し、偽造や改ざんの防
止に役立てることができる。
【0026】本実施形態における文書印刷装置1aによ
って作成された印刷物(紙面に印刷された電子文書)か
らは、電子透かし情報として、元の電子文書(原電子文
書)から作成したメッセージダイジェストを読み出すこ
とができるので、印刷物が偽造されたか否かの判断をす
ることができる。例えば、何者かが、正当な手段で作成
された印刷物の一部を改ざんした印刷物を作ったとす
る。すると、この何者かが作った一部が改ざんされた印
刷物には、電子透かし情報としてメッセージダイジェス
トが埋め込まれてはいるものの、埋め込まれているメッ
セージダイジェストと、印刷物(印刷された電子文書)
とが一致しない。すなわち、印刷された電子文書からメ
ッセージダイジェストを作成し、このメッセージダイジ
ェストと、印刷物に埋め込まれていたメッセージダイジ
ェストとを比較すると、両者は一致しない。これによ
り、この印刷物は、電子文書の一部を改ざんされたもの
と判定することができる。また、電子透かし情報を電子
文書の全体に埋め込んでおけば、改ざんの箇所を特定す
ることもできる。
【0027】次に、上述してきた電子文書(原電子文
書)に電子透かし情報を埋め込む方法の一例について説
明する。上述した実施形態における電子透かし情報は、
より高いロバスト性を得ることを目的として、スペクト
ル拡散とウェーブレット変換を利用する。この他にも、
電子透かし情報を埋め込む方法は多々ある。また、電子
透かし情報を埋め込む対象の情報として、後述では、画
像を用いているが、文書、音声等でも同様な埋め込む方
法が用いられる。
【0028】(電子透かし情報のスペクトル拡散の方
法)まず、電子透かし情報のスペクトル拡散について説
明する。第1に、鍵情報を用いてバイナリデータである
電子透かし情報Bを符号化する。鍵key1を初期値と
する疑似乱数系列mn 、および予め定められている実数
パラメータαを用いて、長さNの拡散系列xn を以下の
ようにして算出する。
【数1】
【0029】なお、ここで生成して用いる乱数系列は、
暗号学的に安全性の高いものを利用することが好まし
い。この疑似乱数系列の生成には、例えば、Gold
Code,Kasami Code,M−sequen
ce,Perfect mapなどを利用する。
【0030】次に、電子透かし情報BをL進数(L≧
2)に基数変換し、変換後の各桁の値(以下、これを
「シンボル値」と言う)をSk(0≦k<K)とする。
そして、k=0,1,・・・,K−1について、次の数
式により表わされる処理を実行する。
【数2】
【0031】(拡散された電子透かし情報の検出方法)
次に、上記手順により生成された拡散系列から、電子透
かし情報を取り出す方法について説明する。まず、鍵情
報key1を基に疑似乱数系列mn を求める。また、得
られた拡散された電子透かし情報をyn とする。そし
て、上記擬似乱数系列を用いて、次の数式により、長さ
Nのシンボル値検出用系列qn(k,l) を求める。
【数3】
【0032】すべてのnについて、数式(3)の処理を
実行した後、qn(k,l) の平均値が0となるようにシフ
トする。
【0033】そして、このqn(k,l) と拡散された電子
透かし情報yn とから、l =0,1,・・・,L−1に
ついて、シンボルレスポンス値Zl を以下の数式により
求める。
【数4】
【0034】このようにして求められたZl が最大値を
とる時のl が、検出されたシンボル値であり、このシン
ボル値を基数変換することにより、元の電子透かし情報
Bを取り出すことができる。
【0035】(フーリエ変換の平行移動不変特性)次
に、電子透かし情報を画像化した電子透かし画像を平行
移動してもフーリエ変換の結果得られる振幅成分が不変
であることを説明する。図6 は、画像の平行移動とそ
の画像をフーリエ変換した結果との関係を示す参考図で
ある。まず、電子透かし画像のみを繰り返し配列したタ
イリングによって構成されている画像を例にとって考え
る。図6(a)は、M画素×M画素の電子透かし画像を
2×2の4枚配列した画像(2M画素×2M画素)を示
している。ここで、左上の電子透かし画像の開始座標か
ら(Ox,Oy )だけオフセットした位置からM画素×M
画素のブロック画像を切り出して離散フーリエ変換して
得られる係数行列をF(u, v)とする。フーリエ変換
の平行移動に関する性質から、埋込処理によって変更さ
れた係数W(un,vn )とF(un,vn )との間には、
次式の関係が成り立つ。
【数5】
【0036】つまり、図6(b)に示すように、W(u
n,vn )とF(un,vn )との間に、係数の次数とオフ
セットに応じた位相差が生じる。ところが、振幅成分に
着目すると、平行移動に関係なく一定(図6(b)にお
けるr)である。従って、振幅成分に対して電子透かし
情報を合成すれば、平行移動に関係なく透かし成分を取
り出すことが可能となる。この性質を利用することによ
って、画像が切り抜かれた場合にも電子透かし情報を検
出することが可能となる。
【0037】一方、電子透かし画像が原画像に加算され
て電子透かし入り画像となっている場合には、F(un,
vn )は、平行移動前後間の原画像に対応する成分の差
によって大きく異なる値をとることになる。しかしなが
ら、この原画像による影響を大きな雑音として考える
と、前述したスペクトル拡散のような雑音に強い変調方
式を用いることによって、このような場合にも信号を検
出して、電子透かし情報を取り出すことが可能であると
考えられる。
【0038】(電子透かしの合成手順)次に、上で説明
したスペクトル拡散の方法とフーリエ変換の平行移動不
変特性、およびウェーブレット変換の周波数解析特性を
利用することによって、ロバスト性に優れた電子透かし
情報を合成する手順について説明する。図7 は、電子
透かし合成手順を示す流れ図である。図7において、符
号100は原画像データ、111および112は、それ
ぞれ、原画像データ100をフーリエ変換(210)す
ることによって得られる振幅情報および位相情報であ
る。また、120は原画像データ100に埋め込む電子
透かし情報、121は電子透かし情報120をスペクト
ル拡散(220)して得られる拡散された電子透かし情
報である。また、150は、この合成手順の結果得られ
る電子透かし埋め込み済み画像データである。
【0039】以下、図7を参照しながら、合成手順の詳
細を説明する。
【0040】原画像データ(100)をf(x,y)と
する。この原画像データf(x,y)をM画素×M画素
のブロックに分割し、それをb(n1,n2 )と表す。そ
して、b(n1,n2 )を次式によりフーリエ変換(21
0)して、F(u,v)を求める。但し、ここで、jは
虚数単位である。
【数6】
【0041】このF(u,v)の振幅成分(振幅情報1
11)と位相成分(位相情報112)をそれぞれ次のよ
うに表わす。
【数7】
【数8】
【0042】次に、鍵情報key2から生成される疑似
乱数数列を用いて、整数値の組(un,vn )(0≦n<
N)を重複がないように選ぶ。ただし、(un,vn )は
埋め込み処理を行う予め定められた中間周波数帯の中に
あるようにする。
【0043】つまり、sqrt(un^2+vn^2)の
値が所定の上限値と下限値の範囲内にあるように(un,
vn )の組を選択する。但し、ここで「sqrt()」
は平方根を表わし、「^」はべき乗を表わす。具体的に
は、例えば、前述のブロック画像のサイズMを用いて
(M/16)≦sqrt(un^2+vn^2)≦(M/
4)を満足するように(un,vn )の組を選択すること
が好ましい。
【0044】このような(un,vn )および任意の実数
power1を用いて、次式で示すように、電子透かし
情報(120)を基に求められた拡散された透かし情報
xn(121)を振幅成分Amp(u,v)に合成する
(225、第1合成過程、第1合成部)。
【数9】
【数10】
【0045】最後に逆フーリエ変換(230)を実行
し、電子透かし情報を合成したブロック画像b′(x、
y)を得る。以上の処理を、分割したすべてのブロック
に対して実行することによって、電子透かし情報を合成
した画像f′(x、y)を得る。
【0046】次に、電子透かし情報の合成によるノイズ
を画像の局所的な特徴に合わせることで、ノイズを低減
させる手順を説明する。まず、原画像データをウェーブ
レット変換することによって、局所的な画像の特徴を取
り出してみる。ウェーブレット変換(242)により、
原画像f(x,y)はサブバンド画像に分解され、互い
に直行する部分画像(Dj(n)f)(x,y)で表わされ
る。そして、この部分画像(Dj(n)f)(x,y)を用
いて、解像度jにおけるDj の成分のエネルギーPj f
(x,y)を次式により求める。
【数11】
【0047】このように求められたPj f(x,y)を
最近傍法により2^(−j)倍拡大し、原画像と同じ大き
さのエネルギーマップデータEn (x,y)を得る(高
周波エネルギーデータの算出242)。このマップデー
タが所定値以下になるように次式に示す方法で閾値処理
を施す。
【数12】
【0048】次に、下の式のように、電子透かし情報を
合成した画像f′(x、y)と原画像データf(x、
y)との差分Diff(x,y)を求める(235)。
【数13】
【0049】最後に、エネルギーマップデータEn
(x,y)を利用して、重みマスクEn(x,y)・p
ower2(power2は任意の正の実数)を作成し
(246)、再度、電子透かし情報を原画像データf
(x,y)に合成する(250,255、第2合成過
程、第2合成部)。すなわち、次式の通りである。
【数14】
【0050】数式(14)で得られるf′(x,y)
が、電子透かし埋め込み済み画像データ(150)であ
る。このように、ウェーブレット変換を用いることによ
って、人間に知覚されにくく、高いロバスト性を持つ電
子透かし情報を埋め込んだ画像データを得ることができ
る。
【0051】(電子透かし情報の検出手順)次に、上記
手順によって埋め込まれた電子透かし情報の検出の手順
について説明する。図8 は、電子透かし検出手順を示
す流れ図である。図8において、符号150sは透かし
検出対象となる電子透かし埋め込み済み画像データ、1
60は電子透かし埋め込み済み画像データ150sを基
に得られる振幅情報、170はシンボル値検出用系列、
120はこの検出手順の結果抽出される電子透かし情報
である。
【0052】以下、図8を参照しながら、電子透かし検
出手順の詳細について説明する。まず、検出対象画像
f′(x,y)(電子透かし埋め込み済み画像データ1
50s)をM画素×M画素のブロックb′(n1,n2 )
に分割して離散フーリエ変換(270)し、F′(u,
v)を求める。次に、鍵情報key2を用いて、電子透
かし合成手順における場合と同様に整数列の組(un,v
n )を作成する。そして、この(un,vn )とAmp′
(u,v)とから、次式に示すように、電子透かし情報
を持つ振幅成分(振幅情報160)を取り出し、yn に
格納する。
【数15】
【0053】また、擬似乱数系列を基に、長さNの透か
し情報シンボル値検出用系列qn(k,l)を以下のようにし
て得る(170)。
【数16】
【0054】すべてのnについて情報シンボル値検出用
系列qn(k,l)を求めた後、これらの値の平均値が0とな
るようにシフトする。そして、yn とqn(k,l)とを基
に、数式(4)を用いてシンボルレスポンス値Zl を求
める(280)。以上の処理を、l =0,1,・・・,
L−1の各々のl について実行し、Zl が最大となる時
のl を検出されたシンボル値とする(290)。このよ
うに得られたシンボル値l に対して、L進数の基数変換
を行い、検出された透かし情報Sk (120)を得る。
なお、電子透かし情報を埋め込む対象を画像として説明
したが、文書、音声などでも同様の処理が行われる。
【0055】図9 は、前述した第1および第2の実施
形態における電子透かし合成部4の詳細構成を示すブロ
ック図である。図9に示すように、電子透かし合成部4
は、透かし情報拡散部502と帯域分割部504と帯域
選択部506と透かし情報埋め込み部508とノイズ軽
減化部510とデータ合成部512とを備えている。透
かし情報拡散部502は、図7に示したスペクトル拡散
(220)の処理を行う。帯域分割部504は、図7に
示したフーリエ変換(210)により画像の周波数帯域
を分割する処理を行う。帯域選択部506は、数式
(9)および数式(10)に示した(un,vn )の組を
所定の中間周波数帯の中にあるように選択する処理に対
応する。透かし情報埋め込み部508は、数式(9)お
よび数式(10)を用いて拡散された電子透かし情報を
原画像の振幅成分に合成する処理(図7の符号225に
対応)を行う。ノイズ軽減化部510は、ウェーブレッ
ト変換を利用してエネルギーマップデータを作成する処
理(図7の符号242,244,246に対応)を行
う。また、データ合成部512は、数式(13)および
数式(14)を用いた画像の合成に相当する処理を行
う。
【0056】なお、原画像が単色画像(例えばグレース
ケール画像)である場合には、原画像の明度のチャネル
に透かし情報を埋め込むようにする。また、原画像がカ
ラー画像である場合には、原画像のデータ表現方法に応
じて、明度のチャネルあるいは各原色のチャネルに電子
透かし情報を埋め込むようにする。
【0057】図10 は、前述の電子透かし検出手順を
組み込んだ電子透かし検出装置の構成を示すブロック図
である。図10において、符号150sは検出対象とす
る電子透かし埋め込み済み画像データ、302は電子透
かし埋め込み済み画像データ150sを基に電子透かし
情報を検出する透かし検出処理部、120は透かし検出
処理部によって検出され出力される電子透かし情報であ
る。また、305は電子透かし埋め込み済み画像データ
150sを記憶する記憶部である。
【0058】電子透かし埋め込み済み画像データ150
sは、記録媒体読み取り手段あるいは通信手段(いずれ
も図示せず)を用いて、デジタルデータとして外部から
取り込む。あるいは、電子透かし情報が埋め込まれた印
刷物190をスキャナ312を用いてデジタル化するこ
とによって電子透かし埋め込み済み画像データ150s
を作成しても良い。
【0059】図11 は、透かし検出処理部302の詳
細構成を示すブロック図である。図11に示すように、
透かし検出処理部302は、帯域分割部532と帯域選
択部534と透かし情報抽出部536とを備えている。
帯域分割部532は、図8に示したフーリエ変換(27
0)により画像の周波数帯域を分割する処理を行う。帯
域選択部534は、数式(15)に示した(un,vn )
の組を所定の中間周波数帯の中にあるように選択する処
理に対応する。透かし情報抽出部は536は、この(u
n,vn )の組を用いて電子透かし情報を含んだ振幅成分
を取り出し、数式(4)を用いてシンボルレスポンス値
を算出し、このシンボルレスポンス値を基に電子透かし
情報を抽出する処理(図11の符号280および290
に対応)を行う。
【0060】図10および図11からも明らかなよう
に、この電子透かし検出装置は元の原画像データを必要
としないことが特徴である。このような特徴により、当
該電子透かし検出装置そのもののコスト、および同装置
の利用コストの低減化につながるとともに、広い範囲の
画像データや文書、音声を透かし検出の対象とすること
が可能となる。
【0061】次に、このような電子透かし情報の応用方
法について説明する。第1の応用目的は、不正コピーの
検出である。例えば、画像の権利者に固有の情報(例え
ば、著作権者の氏名又は名称)を電子透かし情報として
埋め込んでおくことにより、その画像が不正にコピーさ
れた場合にも、電子透かし情報を検出することによっ
て、その不正コピーを機械的に発見することが可能とな
る。本発明によれば、元のデジタルデータに限らず、様
々なフィルタリング処理がかけられたり、一部分が改変
されたりした場合や、印刷物からも透かしを検出できる
ため、従来技術による電子透かし情報よりも利用範囲を
大幅に広げることができる。
【0062】第2の応用目的は、偽造の防止である。例
えば、真正の印刷物には予め本発明による電子透かし情
報を埋め込んでおくこととすると、本願発明による透か
し検出装置を用いることにより、電子透かし情報の埋め
込まれてない偽造印刷物を容易に発見することができ
る。印刷物に埋め込まれている電子透かし情報は人間の
視覚によっては検知されないものであるので、電子透か
し情報の存在そのものを秘密にすることにより、より一
層強力な偽造防止手段とすることができる。
【0063】なお、上述の電子透かし合成部4および電
子透かし検出装置は、コンピュータを用いて実現しても
よい。そして、上述した電子透かし合成および電子透か
し検出の各過程の処理は、プログラムの形式でコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
そして、このプログラムをコンピュータが読み出して実
行することにより、上記の処理が行われてもよい。な
お、ここで言う「コンピュータ読み取り可能な記録媒
体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、DVD−ROM、磁気ハードディスク、半
導体メモリ等のことである。
【0064】以上述べたように、本発明では、スペクト
ル拡散とウェーブレット変換を利用して印刷画像に対し
ても利用できる電子透かし技術を実現している。また、
フーリエ変換の振幅成分を利用するによって、平行移動
不変の性質を生かすことができ、これにより印刷画像を
スキャナで取り込んだ時に生じる解像度の誤差をカバー
でき、かつ切り抜き編集に対して対して有効に検出可能
な電子透かし技術を実現した。
【0065】なお、上記の説明では、透かし情報を埋め
込む対象を静止画像データとしたが、これ以外のデータ
に透かし情報を埋め込むようにしても良い。例えば、動
画像データや文書データや音声データなどの所定の中間
周波数帯域のみに電子透かし情報を埋め込むようにして
も良い。このような電子透かしを埋め込まれたデータは
ロバスト性が高く、このデータに対して例えばD/A変
換およびA/D(アナログ/デジタル)変換を施しても
電子透かし情報が保存されており、上記の説明と同様の
方法により、電子透かし情報を検出することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、印刷物(紙面に印刷さ
れた文書)から電子透かし情報として管理情報を読み出
すことができるので、偽造または改ざんされた印刷物を
摘発することができる。また、印刷物のデザインを損な
うことなく、管理情報を印刷物に付加することができ
る。
【0067】また、本発明によれば、印刷物(紙面に印
刷された文書)から電子透かし情報としてメッセージダ
イジェストを読み出すことができるので、偽造または改
ざんされた印刷物を摘発することができる。
【0068】また、文書印刷装置の管理者のみが知り得
る管理者パスフレーズから暗号鍵を生成するようにすれ
ば、本物と同一の電子透かし情報が入った文書データを
偽造または改ざんすることが更に難しくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における文書印刷
装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態における文書印刷
装置1の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第2の実施形態における文書印刷
装置1aの構成を示すブロック図である。
【図4】 メッセージダイジェストを生成する動作を
示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態における文書印刷
装置1aの動作を示すフローチャートである。
【図6】 透かしパターン画像の平行移動とその画像
をフーリエ変換した結果との関係を示す参考図である
(a)。また、平行移動前後の位相成分差を示すグラフ
である(b)。
【図7】 この発明による電子透かし合成手順を示す
流れ図である。
【図8】 この発明による電子透かし検出手順を示す
流れ図である。
【図9】 この発明による電子透かし合成部4の詳細
構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明による電子透かし検出装置の構
成を示すブロック図である。
【図11】 この発明による電子透かし検出装置にお
ける透かし検出処理部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 文書印刷装置 1a 文書印刷装置 2 電子文書記憶部 3 管理情報記憶部 4 電子透かし合成部 5 文書印刷部 6 管理者パスフレーズ入力部 7 暗号鍵生成部 8 メッセージダイジェスト生成部 100 原画像データ 111 振幅情報 112 位相情報 120 電子透かし情
報 121 拡散された電子透かし情報 150、150s 電子透かし埋め込み済み画像データ 160 振幅情報 170 シンボル値検
出用系列 190 印刷物 210 フーリエ変換 220 スペクトル拡散 230 逆フーリエ変
換 242 ウェーブレット変換 244 高周波エネルギーの算出 246 重みマスク作成 270 フーリエ変換 280 シンボルレスポンス値算出 290 シンボル値検出 302 透かし検出処
理部 305 記憶部 312 スキャナ 502 透かし情報拡散部 504 帯域分割部 506 帯域選択部 508 透かし情報埋
め込み部 510 ノイズ軽減化部 512 データ合成部 532 帯域分割部 534 帯域選択部 536 透かし情報抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04L 9/00 675A (72)発明者 郭 素梅 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CE08 CF10 5C052 AA01 AA16 DD10 5C053 FA04 FA23 FA27 FA30 LA03 LA11 5C076 AA14 BA06 CA10 5J104 AA08 AA13 AA14 LA02 LA05 NA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子文書が記憶された電子文書記憶部
    と、 管理情報が記憶された管理情報記憶部と、 前記電子文書記憶部に記憶された電子文書と前記管理情
    報記憶部に記憶された管理情報とを入力し、前記電子文
    書内に前記管理情報を電子透かし情報として埋め込み、
    電子透かし情報が埋め込まれた電子文書を出力する電子
    透かし合成部と、 この電子透かし合成部から出力された電子透かし情報が
    埋め込まれた電子文書に基づいて文書を印刷し、前記管
    理情報記憶部に記憶された該当する管理情報を更新する
    文書印刷部とを有することを特徴とする文書印刷装置。
  2. 【請求項2】 所定の暗号鍵を用いて前記電子文書記
    憶部に記憶された電子文書からメッセージダイジェスト
    を生成するメッセージダイジェスト生成部を有し、 前記電子透かし合成部は、前記管理情報に加えて前記メ
    ッセージダイジェスト生成部によって生成されたメッセ
    ージダイジェストをも電子透かし情報として前記電子文
    書に埋め込むことを特徴とする請求項1に記載の文書印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 管理者が管理する管理者パスフレーズ
    から暗号鍵を生成する暗号鍵生成部を有し、 前記メッセージダイジェスト生成部は、前記暗号鍵生成
    部によって生成された暗号鍵を用いて前記電子文書記憶
    部に記憶された電子文書からメッセージダイジェストを
    生成することを特徴とする請求項2に記載の文書印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 電子文書を記憶する電子文書記憶ステ
    ップと、 管理情報を記憶する管理情報記憶ステップと、 前記電子文書記憶ステップで記憶された電子文書と前記
    管理情報記憶ステップで記憶された管理情報とを入力
    し、前記電子文書内に前記管理情報を電子透かし情報と
    して埋め込み、電子透かし情報が埋め込まれた電子文書
    を出力する電子透かし合成ステップと、 この電子透かし合成ステップで出力された電子透かし情
    報が埋め込まれた電子文書に基づいて文書を印刷し、前
    記管理情報記憶ステップで記憶された該当する管理情報
    を更新する文書印刷ステップとを有することを特徴とす
    る文書印刷方法。
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