JP2003152552A - 復号装置 - Google Patents

復号装置

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JP2003152552A
JP2003152552A JP2001344259A JP2001344259A JP2003152552A JP 2003152552 A JP2003152552 A JP 2003152552A JP 2001344259 A JP2001344259 A JP 2001344259A JP 2001344259 A JP2001344259 A JP 2001344259A JP 2003152552 A JP2003152552 A JP 2003152552A
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Yoshikuni Ito
佳邦 伊藤
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル信号を反復して復号して当該デジタ
ル信号の反復復号結果を取得する復号装置で、反復復号
の回数を制御して反復復号の効率化を図る。 【解決手段】 ターボ復号手段1がデジタル信号を反復
して復号するに際して、誤り訂正ビット数検出手段1
5、2〜4がターボ復号手段1による所定回数前の復号
結果と今回の復号結果との間で誤り訂正されたビットの
数を検出し、ターボ復号回数制御手段5が検出されるビ
ット数が所定の閾値未満となった場合に、ターボ復号手
段1による今回の復号結果を当該デジタル信号の反復復
号結果とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号を反
復して復号する復号装置に関し、特に、誤り訂正される
ビットの数に基づいて反復復号の回数を制御することに
より、反復復号の効率化を図る復号装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えばデジタル移動通信システムの通信
路符号化方式の1つとしてターボ符号化が知られてお
り、送信側の符号化ではインタリーバにより攪拌した情
報系列を送信し、受信側の復号化では軟判定、軟出力復
号器を使用した準最適復号の繰り返し処理を行い、これ
により、伝搬路容量の限界に非常に近い通信品質が実現
される。 【0003】図3(a)には、このようなターボ符号化
を行うターボ符号器の構成例を示してあり、同図(b)
には、ターボ符号化された信号をターボ復号化するター
ボ復号器の構成例を示してある。ここで、ターボ符号器
は送信側の装置に設けられており、送信側の装置はター
ボ符号器により符号化したデータを無線により送信す
る。一方、ターボ復号器は受信側の装置に設けられてお
り、受信側の装置は無線により受信した当該データの信
号をターボ復号器により復号化する。 【0004】また、本例では、誤り訂正方式としてリー
ドソロモン符号(RSC:Reed Solomon Code)を用い
た方式を示すが、他の誤り訂正方式が用いられてもよ
い。また、同図(a)では2つのRSC符号化器を区別
するために(1)、(2)の符号を用いており、同図
(b)では2つの軟入力/軟出力復号器を区別するため
に(1)、(2)の符号を用いている。 【0005】同図(a)に示されるように、ターボ符号
器は、入力されたデータ(情報系列i)がRSC符号化
器(1)21を介してそのまま出力される系列iと、入
力されたデータが当該RSC符号化器(1)21により
畳み込み符号化された系列pと、入力されたデータがイ
ンタリーバ22によりインタリーブされた後にRSC符
号化器(2)23により畳み込み符号化された系列p’
を出力する。或いは、他の例として、ターボ符号器は、
系列pと系列p’とを交互に切り替えて出力する。 【0006】ターボ符号器を用いた通信システムでは、
このような系列i、p、p’のデータを送信データとし
て変調して送信する。なお、系列i、系列p、系列p’
を同時に出力するときには符号化率としては1/3が用
いられ、系列pと系列p’とを切り替えて出力するとき
には符号化率としては1/2が用いられる。 【0007】また、同図(b)に示されるように、ター
ボ復号器は、2つの軟入力/軟出力復号器(1)31、
(2)33を有する。ターボ復号器では、受信信号が軟
入力/軟出力復号器(1)31及び軟入力/軟出力復号
器(2)33に入力され、軟入力/軟出力復号器(1)
31からの出力信号がインタリーバ32によりインタリ
ーブされて信頼情報として軟入力/軟出力復号器(2)
33に入力され、軟入力/軟出力復号器(2)33から
の出力信号がデインタリーバ34によりデインタリーブ
されて信頼情報として軟入力/軟出力復号器(1)31
に入力される。 【0008】このように、ターボ復号化は、一方の軟入
力/軟出力復号器復号器((1)又は(2))からの出
力を、再度、他方の軟入力/軟出力復号器((2)又は
(1))に入力して、復号を反復して行うことを特徴と
している。そして、ターボ復号器では、最終的には、適
度な回数の反復復号を行った後に、軟入力/軟出力復号
器(2)33からの出力信号を硬判定部35により硬判
定し、当該硬判定結果を反復復号結果として出力する。 【0009】なお、例えば特開2000−31837号
公報や特開2000−295115号公報には上記のよ
うなターボ符号器やターボ復号器の構成例や動作例が記
載されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
無線通信にターボ符復号を用いる場合には、ターボ復号
器における反復復号の回数は固定されており、この回数
としては、例えば伝搬路の状況が劣悪な場合においても
或る一定の品質を保持するためのマージンを有した回数
が用いられていた。 【0011】しかしながら、反復復号の回数が固定され
ている場合には、伝搬路の状況によっては反復復号が規
定の回数分行われない内に反復復号結果が収束してしま
い更なる誤り率の改善が全く期待できない或いはほとん
ど期待できないことがあり、このようなときには必要以
上に反復復号の処理が行われてしまうこととなる。この
ため、余計な復号処理が反復して行われてしまうことか
ら、余計な電力を消費してしまうといった欠点や、無駄
な処理時間を費やしてしまうといった欠点などがあっ
た。 【0012】なお、以下で、反復復号の回数を制御する
幾つかの技術例を示すが、それぞれ、後述する本発明の
構成とは異なるものであり、後述する本発明に特有な効
果が得られるものではない。例えば、上記した特開20
00−295115号公報には、多重化された複数の情
報を分離するための制御情報が正しく検出されるか否か
に応じて反復復号回数を制御する技術が記載されてい
る。また、特開2000−215619号公報には、反
復復号を行う際にデータ誤りが無くなったときに反復復
号(誤り訂正処理)を終了する技術が記載されている。
また、特開2000−201085号公報には、情報ビ
ットに対して誤り検出符号化及び誤り訂正符号化を施し
て生成された符号化系列を繰り返して復号するに際し
て、個々の復号毎に当該符号化系列に対して誤り検出符
号の復号を行って残留する誤りの有無を判定し、残留誤
りが無い場合には当該誤り検出符号に含まれる情報の信
頼度を向上させる技術が記載されている。 【0013】本発明は、上記のような従来の事情に鑑み
なされたもので、ターボ復号化の処理を行うに際して、
反復復号の回数を制御することにより、反復復号におけ
る電力の消費量や反復復号に要する処理時間を小さく抑
えるなどの効果を得ることができる復号装置を提供する
ことを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る復号装置では、次のようにして、デジ
タル信号を反復して復号して、当該デジタル信号の反復
復号結果を取得する。すなわち、ターボ復号手段がデジ
タル信号を反復して復号するに際して、誤り訂正ビット
数検出手段がターボ復号手段による所定回数前の復号結
果と今回の復号結果との間で誤り訂正されたビットの数
を検出し、ターボ復号回数制御手段が検出されるビット
数が所定の閾値未満となった場合にターボ復号手段によ
る今回の復号結果を当該デジタル信号の反復復号結果と
する。 【0015】従って、所定回数前の復号結果と今回の復
号結果との間で誤り訂正されたビットの数が所定の閾値
未満となった場合に今回の復号結果が最終的な反復復号
結果とされるため、当該閾値に応じて例えば十分に正確
な復号結果が得られた時点で反復復号の処理を停止させ
ることができ、これにより、反復復号における電力の消
費量や反復復号に要する処理時間を小さく抑えることが
できる。また、必ずしも誤りが無くなった時点ではな
く、前記閾値に応じて適切な程度の誤り訂正が完了した
とみなされる時点で反復復号の処理を停止させることが
でき、実用上の効果は大きい。また、復号結果自体につ
いての誤り訂正されたビットの数に基づいて反復復号の
回数が制御されるため、反復復号結果の収束度に直接的
に基づいて反復復号の回数を適切に制御することができ
る。 【0016】ここで、復号対象となる上記したデジタル
信号としては、種々な信号が用いられてもよく、例えば
誤り訂正符号化が施された信号が用いられ、この場合、
復号化としては、当該デジタル信号に対して誤り訂正復
号化を反復して施すことにより、当該デジタル信号を反
復復号することが行われる。 【0017】また、デジタル信号を反復して復号する回
数としては、例えば複数回であれば、種々な回数が用い
られてもよい。通常、反復して復号した回数が多くなる
に従って反復復号結果は或る値へと収束していき当該反
復復号結果の正確度は高くなっていく。 【0018】また、今回の復号結果に対する所定回数前
の復号結果としては、種々な回数だけ前の復号結果が用
いられてもよく、例えば1回前(前回)の復号結果や、
2回前の復号結果などを用いることができる。また、所
定回数前の復号結果と今回の復号結果との間で誤り訂正
されたビットの数としては、例えば所定回数前の復号結
果では誤り訂正されていなかったが今回の復号結果では
誤り訂正されているビットの数が用いられ、通常は、当
該ビット数は反復して復号した回数が多くなるに従って
小さくなる。 【0019】また、所定の閾値としては、種々な値が用
いられてもよく、通常は、当該閾値が大きく設定される
と最終的な反復復号結果の正確度は悪くなるが反復復号
の処理時間は短くなり、一方、当該閾値が小さく設定さ
れると反復復号の処理時間は長くなるが反復復号の正確
度は良くなる。このため、これらを比較考量して、適度
な値に前記閾値が設定されるとよい。 【0020】なお、本発明に係る復号装置の更に詳しい
構成例を示しておく。すなわち、ターボ復号手段は、2
つの軟入力/軟出力復号器を用いて構成されており、一
方の軟入力/軟出力復号器からの出力を信頼情報として
他方の軟入力/軟出力復号器へ入力するとともに、他方
の軟入力/軟出力復号器からの出力を信頼情報として一
方の軟入力/軟出力復号器へ入力して、デジタル信号を
反復して復号する。また、誤り訂正ビット数検出手段
は、ターボ復号手段の軟入力/軟出力復号器からの出力
を硬判定する硬判定手段と、硬判定結果を記憶する硬判
定結果記憶手段と、前回の硬判定結果と今回の硬判定結
果との排他的論理和を取得する排他的論理和取得手段
と、取得される排他的論理和に基づいて前回の硬判定結
果と今回の硬判定結果との間で誤り訂正されたビットの
数をカウントする誤り訂正ビット数カウント手段とを用
いて構成されている。また、ターボ復号回数制御手段
は、誤り訂正ビット数検出手段の誤り訂正ビット数カウ
ント手段によるカウント値と所定の閾値との大小の比較
結果に基づいてターボ復号手段による反復復号を停止さ
せるか或いは続行させるかを判定する反復復号判定手段
を用いて構成されており、停止させることが判定された
場合にはターボ復号手段による今回の復号結果を反復復
号結果とする。 【0021】ここで、硬判定手段により出力を硬判定す
る対象となるターボ復号手段の軟入力/軟出力復号器と
しては、上記した2つの内のいずれの軟入力/軟出力復
号器が用いられてもよい。また、硬判定結果記憶手段と
しては、例えば硬判定結果に関する情報を記憶するメモ
リを用いて構成される。 【0022】また、一般に、例えばAとBとがそれぞれ
1値或いは0値をとる場合に、AとBとの排他的論理和
としては、AとBとが一致するときにのみ0値となり、
一致しないときには1値となる。本発明では、例えば前
回の硬判定結果と今回の硬判定結果とのビット数が同数
であり、互いに対応するビット毎に互いのビット値が一
致するときには0値として一致しないときには1値と
し、1値となった総数をカウント値とすることにより、
一致しないビットの数を今回新たに誤り訂正されたビッ
トの数として検出する。また、排他的論理和取得手段と
しては、例えばexORを用いて構成される。 【0023】また、誤り訂正ビット数カウント手段とし
ては、例えば数をカウントするカウンタを用いて構成さ
れる。また、反復復号判定手段は、例えば、カウント値
が所定の閾値と比べて小さい場合には反復復号を停止さ
せることを判定し、カウント値が所定の閾値と比べて大
きい場合には反復復号を続行させることを判定する。 【0024】なお、軟入力、軟出力、軟判定、硬判定、
信頼情報、インタリーブ、デインタリーブなどについて
は、ターボ符号化及びターボ復号化などに関して一般に
知られているため、本明細書では、詳しい説明は省略す
る。 【0025】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。図1には、本発明に係る復号装置を適用し
たターボ復号器の構成例を示してあり、本例のターボ復
号器には、復号部1と、メモリ2と、exOR3と、カ
ウンタ4と、判定部5とが備えられている。また、復号
部1には、軟入力/軟出力復号器(1)11と、インタ
リーバ12と、軟入力/軟出力復号器(2)13と、デ
インタリーバ14と、硬判定部15とが備えられてい
る。なお、本例では、2つの軟入力/軟出力復号器を区
別するために(1)、(2)の符号を用いている。 【0026】ここで、復号部1の構成や当該復号部1に
より行われる復号処理として、まず、例えば上記図3
(b)に示した構成や当該構成により行われる復号処理
とほぼ同様な部分を説明する。すなわち、受信信号を2
つの軟入力/軟出力復号器(1)11、(2)13に入
力し、軟入力/軟出力復号器(1)11からの出力をイ
ンタリーバ12によりインタリーブし、その結果を信頼
情報として軟入力/軟出力復号器(2)13に入力す
る。軟入力/軟出力復号器(2)13では、インタリー
バ12から入力される信頼情報に基づいて、入力される
受信信号に対して軟入力/軟出力の復号処理を行い、そ
の結果をデインタリーバ14及び硬判定部15へ出力す
る。また、軟入力/軟出力復号器(2)13からの出力
をデインタリーバ14によりデインタリーブし、その結
果を信頼情報として軟入力/軟出力復号器(1)11に
入力する。軟入力/軟出力復号器(1)11では、デイ
ンタリーバ14から入力される信頼情報に基づいて、入
力される受信信号に対して軟入力/軟出力の復号処理を
行い、その結果をインタリーバ12へ出力する。 【0027】次に、本例に特徴的な構成や動作に係る部
分を説明する。すなわち、本例では、復号部1により復
号処理を反復して行う最大の回数(以下で、許容最大回
数と言う)として、例えば復号処理に要する処理時間な
どを考慮して決められる回数を設定しておく。具体的な
一例として、反復復号処理に許容される最大の時間内で
反復して行うことが可能な復号処理の回数の最大値を用
いることができる。 【0028】本例では、まず、受信信号に対する1回目
の復号処理で求められた軟入力/軟出力復号器(2)1
3からの出力を硬判定部15に入力し、当該硬判定結果
をメモリ2に書き込む。ここで、本例では、メモリ2と
しては、書き込みと読み出しとを同時に行うことが可能
なDPRAM(Dual Port Random Access Memory)を用
いている。また、本例では、受信信号は1値と0値とが
データ内容に応じて並べられて成る2値のデジタル信号
であるとし、所定の複数のビット値の並びから成る受信
信号毎に反復復号対象として処理される。 【0029】次に、復号部1では前記受信信号に対する
2回目の復号処理を行い、前記1回目の場合と同様に軟
入力/軟出力復号器(2)13からの出力を硬判定部1
5により硬判定し、そして、ターボ復号器では、当該硬
判定結果をメモリ2に書き込むと同時に、当該硬判定結
果を排他的論理和の演算を行うexOR3に入力する。
また、これに際して、前記1回目の硬判定結果をメモリ
2から読み出してexOR3に入力する。 【0030】このとき、exOR3では、前記1回目の
硬判定結果と前記2回目の硬判定結果との排他的論理和
が取得され、これにより、これら2つの硬判定結果の間
で対応するそれぞれのビット毎に関して、これら2つの
硬判定結果の間で対応するビット値が異なるところでe
xOR3からカウンタ4に対してパルスが出力される。
カウンタ4では、反復復号の対象となっている前記受信
信号に関して、exOR3から入力されるパルスの数を
カウントし、当該カウント値を判定部5に入力する。 【0031】判定部5では、カウンタ4から入力される
カウンタ値が大きければ更に3回目の復号処理を実行さ
せ、一方、当該カウンタ値が小さければ現在処理中の前
記受信信号に対する復号処理を停止させて、次の受信信
号に対する復号処理を開始させるとともに、メモリ2か
ら前記2回目の硬判定結果を読み出して当該硬判定結果
を復号データとして出力する。ここで、カウンタ値が大
きいか或いは小さいかは、例えばカウンタ値が所定の閾
値と比べて大きいか或いは小さいかに基づいて決定され
る。 【0032】また、判定部5により前記3回目の復号処
理を実行させることが決定された場合には、当該3回目
の復号処理が終了した後に、上記と同様に今度は前記2
回目の硬判定結果と前記3回目の硬判定結果との排他的
論理和をexOR3により取得し、exOR3からのパ
ルスの数をカウンタ4によりカウントし、そして、判定
部5により、当該カウント値に基づいて、再度、現在処
理中の受信信号に対する復号処理を続けるか或いは当該
復号処理を停止して次の受信信号に対する復号処理を開
始するかを判定する。 【0033】以降も同様に、同一の受信信号に対して反
復して復号処理を行った回数が予め設定された許容最大
回数に達するまで上記と同様な復号処理を繰り返して行
い、そして、反復して復号処理を行った回数が予め設定
された許容最大回数にまで達した場合には、最後の復号
処理(許容最大回数目の復号処理)における硬判定部1
5からの硬判定結果の出力をそのまま復号データとして
用いる。 【0034】また、本例では、上述のように、反復復号
処理を行った回数が予め設定された許容最大回数に達し
ていなくとも、カウント値が所定の条件を満たしたとき
には復号処理を停止させることが行われ、以下で、これ
について詳しく説明する。 【0035】図2には、ターボ復号化に関するビット誤
り率(BER:Bit Error Rate)の特性の一例を示して
あり、具体的には、QPSK(Quadrature Phase Shift
Keying)の変調方式及び符号化率1/2を用いた場合
におけるターボ復号回数による特性比較の例を示してあ
る。同図中で、横軸は受信信号の搬送波対雑音比(CN
R:Carrier to Noise Ratio)[dB]を示しており、
縦軸はビット誤り率(BER)を示している。また、同
図では、復号回数が1回である場合の特性例を(a)と
して示してあり、復号回数が2回である場合の特性例を
(b)として示してあり、復号回数が3回である場合の
特性例を(c)として示してあり、復号回数が6回であ
る場合の特性例を(d)として示してあり、復号回数が
18回である場合の特性例を(e)として示してある。 【0036】同図に示されるように、ターボ復号化の特
性では、同一のCNRで見た場合には復号回数を増やす
ことによりBERが改善されていくが、復号回数が或る
程度にまで増えると誤り訂正符号による訂正効果が徐々
に落ちていき最終的には或る誤り率に収束する特性(エ
ラーフロアー)となる。 【0037】本例では、カウンタ4から出力されるカウ
ント値は、前回の硬判定結果と比べて今回の硬判定結果
がどれくらい(何ビット分)改善されているかを示すこ
ととなる。このため、復号回数が少ないうちは1回毎の
改善効果が大きいことからカウンタ4のカウント値は比
較的大きい値となっており、復号回数が増す毎に当該カ
ウント値が小さくなっていく。そこで、本例では、復号
処理を行った回数が予め設定された許容最大回数に達す
る前にカウンタ4のカウント値が例えば予め設定された
閾値と比べて小さくなった場合には、反復復号結果がほ
ぼ収束したとみなして復号処理を停止し、これにより、
余計な復号処理が行われないようにする。 【0038】また、例えば復号処理に起因する遅延が問
題とならず復号処理にかけることができる時間に余裕が
あるような場合には、カウンタ4のカウント値が或る程
度小さくなる状態(つまり、復号結果が或る程度収束し
た状態)になるまで反復復号の処理を繰り返して行うこ
とにより、必要最低限の復号回数でより良い特性を得る
ことができる。 【0039】以上のように、本例のターボ復号器では、
2つの軟入力/軟出力復号器(1)11、(2)13を
有し、一方の軟入力/軟出力復号器(1)11、(2)
13からの出力信号が他方の軟入力/軟出力復号器
(2)13、(1)11に対して信頼情報として入力さ
れて、適度な回数の反復復号を行う構成において、一方
の軟入力/軟出力復号器(2)13からの出力を毎回硬
判定し、前回の硬判定結果と比較して今回の硬判定結果
において誤り訂正された数を検出し、当該数の値に基づ
いてターボ復号の復号回数を適応的に制御することが行
われる。 【0040】更に具体的には、本例のターボ復号器で
は、2つの軟入力/軟出力復号器(1)11、(2)1
3を有して一方の軟入力/軟出力復号器(1)11、
(2)13からの出力信号が他方の軟入力/軟出力復号
器(2)13、(1)11の信頼情報として入力される
一般的なターボ復号部と、当該ターボ復号部に含まれる
軟入力/軟出力復号器(2)13からの出力を硬判定す
る硬判定部15と、当該硬判定部15による硬判定結果
を記憶するとともに前回記憶した硬判定結果を出力する
メモリ部2と、前回の硬判定結果と今回の硬判定結果と
の排他的論理和を取得するexOR3と、前回の硬判定
結果と今回の硬判定結果とが異なるときに前記exOR
3から出力されるパルスの数をカウントするカウンタ部
4と、当該カウンタ部4により計数されたカウンタ値に
基づいて復号処理を停止させるか或いは繰り返して行わ
せるかを決定する判定部5とを備えた構成となってい
る。 【0041】従って、本例のターボ復号器では、前回と
今回との硬判定結果の比較に基づいて誤り訂正の改善量
を検出し、当該検出結果に基づいて復号処理の反復回数
を制御することにより、余計な復号処理を停止させるこ
とができ、これにより、装置にかかる無駄な消費電力を
抑えることや、復号処理に要する無駄な処理時間を抑え
ることができる。 【0042】ここで、本例では、例えばデジタル信号と
して入力される受信信号が反復復号対象となるデジタル
信号に相当する。また、本例では、復号部1によりター
ボ復号化を行う機能により、ターボ復号手段が構成され
ている。また、本例では、所定回数前の復号結果として
前回の復号結果を用いており、硬判定部15やメモリ2
やexOR3やカウンタ4により前回の復号結果と今回
の復号結果との間で誤り訂正されたビットの数を検出す
る機能により誤り訂正ビット数検出手段が構成されてい
る。 【0043】また、本例では、カウンタ4のカウント値
が大きいか或いは小さいかを判定するために用いられる
値が所定の閾値に相当し、カウンタ値が当該閾値未満と
なったことを判定部5により判定した場合に受信信号に
対する復号処理を停止させて今回の復号結果を最終的な
反復復号結果(復号データ)とする機能によりターボ復
号回数制御手段が構成されている。 【0044】また、本例では、硬判定部15の機能によ
り硬判定手段が構成されており、メモリ2の機能により
硬判定結果記憶手段が構成されており、exOR3の機
能により排他的論理和取得手段が構成されており、カウ
ンタ4の機能により誤り訂正ビット数カウント手段が構
成されており、判定部5の機能により反復復号判定手段
が構成されている。 【0045】ここで、本発明に係る復号装置などの構成
としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々
な構成が用いられてもよい。また、本発明の適用分野と
しては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明
は、種々な分野に適用することが可能なものである。 【0046】また、本発明に係る復号装置などにおいて
行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモ
リ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがR
OM(Read Only Memory)に格納された制御プログラム
を実行することにより制御される構成が用いられてもよ
く、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段
が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッ
ピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−R
OM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や
当該プログラム(自体)として把握することもでき、当
該制御プログラムを記録媒体からコンピュータに入力し
てプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処
理を遂行させることができる。 【0047】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る復号
装置によると、デジタル信号を反復して復号して当該デ
ジタル信号の反復復号結果を取得するに際して、所定回
数前の復号結果と今回の復号結果との間で誤り訂正され
たビットの数を検出し、検出されるビット数が所定の閾
値未満となった場合に、今回の復号結果を当該デジタル
信号の反復復号結果とするようにしたため、反復復号に
おける電力の消費量や反復復号に要する処理時間を小さ
く抑えることなどができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係るターボ復号器の構成
例を示す図である。 【図2】 ターボ復号化に関するBER特性の一例を示
す図である。 【図3】 ターボ符復号器の構成例を示す図である。 【符号の説明】 1・・復号部、 2・・メモリ、 3・・exOR、
4・・カウンタ、5・・判定部、 11、13・・軟入
力/軟出力復号器、12・・インタリーバ、 14・・
デインタリーバ、 15・・硬判定部、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 デジタル信号を反復して復号して当該デ
    ジタル信号の反復復号結果を取得する復号装置におい
    て、 デジタル信号を反復して復号するターボ復号手段と、 ターボ復号手段による所定回数前の復号結果と今回の復
    号結果との間で誤り訂正されたビットの数を検出する誤
    り訂正ビット数検出手段と、 検出されるビット数が所定の閾値未満となった場合に、
    ターボ復号手段による今回の復号結果を当該デジタル信
    号の反復復号結果とするターボ復号回数制御手段と、 を備えたことを特徴とする復号装置。
JP2001344259A 2001-11-09 2001-11-09 復号装置 Pending JP2003152552A (ja)

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