JP2003135860A - 成長型人形 - Google Patents
成長型人形Info
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- JP2003135860A JP2003135860A JP2001341496A JP2001341496A JP2003135860A JP 2003135860 A JP2003135860 A JP 2003135860A JP 2001341496 A JP2001341496 A JP 2001341496A JP 2001341496 A JP2001341496 A JP 2001341496A JP 2003135860 A JP2003135860 A JP 2003135860A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 時間経過に伴って大きさや重量が次第に大き
くなり所有者に成長感を感覚させる。 【解決手段】 防水特性と伸縮特性とを有する素材によ
り人形形態の袋状に形成された外皮体8と、外皮体に形
成した空気孔11とこの空気孔を覆う透湿特性と防水特
性とを有する素材により形成された空気透過膜12とか
らなる空気流入部10と、メッシュ布により形成された
収納袋14とこの収納袋に収納された吸湿材15とから
なり空気孔の内方に設けた吸湿部13と、外皮体の内部
に充填されることにより人形形態を創成する吸湿性高分
子ポリマからなる充填材9とからなる。空気流入部から
流入した空気中の水分を吸湿部で吸収することにより吸
湿材が液状化して収納袋から流出し、充填材がこの液状
化した吸湿材を吸収して膨張することによって外形が次
第に大きくなる。
くなり所有者に成長感を感覚させる。 【解決手段】 防水特性と伸縮特性とを有する素材によ
り人形形態の袋状に形成された外皮体8と、外皮体に形
成した空気孔11とこの空気孔を覆う透湿特性と防水特
性とを有する素材により形成された空気透過膜12とか
らなる空気流入部10と、メッシュ布により形成された
収納袋14とこの収納袋に収納された吸湿材15とから
なり空気孔の内方に設けた吸湿部13と、外皮体の内部
に充填されることにより人形形態を創成する吸湿性高分
子ポリマからなる充填材9とからなる。空気流入部から
流入した空気中の水分を吸湿部で吸収することにより吸
湿材が液状化して収納袋から流出し、充填材がこの液状
化した吸湿材を吸収して膨張することによって外形が次
第に大きくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人形やぬいぐるみ
或いはペット型ロボット等(本明細書においては単に人
形と総称する。)に関し、さらに詳しくは時間経過に伴
って大きさや重量が次第に大きくなって成長していく成
長型人形に関する。
或いはペット型ロボット等(本明細書においては単に人
形と総称する。)に関し、さらに詳しくは時間経過に伴
って大きさや重量が次第に大きくなって成長していく成
長型人形に関する。
【0002】
【従来の技術】人形は、昔から子供達を中心として様々
な年代層、性別を問わず、所有者の心を癒す愛玩品とし
て或いは装飾物として用いられている。最近の人形に
は、電子技術やソフトウエア技術の向上或いは各種セン
サの開発とその小型化等により、これを利用して単純な
動作ばかりでなく所有者の調教によって動作や言葉等が
次第に成長するいわゆるペット型ロボットも提供され、
極めて高額にもかかわらず人気を集めている。また、ゲ
ームソフトにも、次第に成長する内容のものが提供され
ている。
な年代層、性別を問わず、所有者の心を癒す愛玩品とし
て或いは装飾物として用いられている。最近の人形に
は、電子技術やソフトウエア技術の向上或いは各種セン
サの開発とその小型化等により、これを利用して単純な
動作ばかりでなく所有者の調教によって動作や言葉等が
次第に成長するいわゆるペット型ロボットも提供され、
極めて高額にもかかわらず人気を集めている。また、ゲ
ームソフトにも、次第に成長する内容のものが提供され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の人形
は、いわゆる感情面での成長が図られるものも提供され
るようになっているが、大きさや重量の増加といった体
型的成長の対応が図られたものは提供されていない。従
来の人形は、体型的成長が無い点において所有者にとっ
て物足りないものであった。また、上述した各種のペッ
ト型ロボットは、極めて高価であり取り扱いが面倒であ
ることから、幼児用の玩具としての利用はほとんど無か
った。したがって、本発明は、時間経過に伴って大きさ
や重量が次第に大きくなることによって、所有者に成長
感を感覚させるようにする成長人形を提供するものであ
る。
は、いわゆる感情面での成長が図られるものも提供され
るようになっているが、大きさや重量の増加といった体
型的成長の対応が図られたものは提供されていない。従
来の人形は、体型的成長が無い点において所有者にとっ
て物足りないものであった。また、上述した各種のペッ
ト型ロボットは、極めて高価であり取り扱いが面倒であ
ることから、幼児用の玩具としての利用はほとんど無か
った。したがって、本発明は、時間経過に伴って大きさ
や重量が次第に大きくなることによって、所有者に成長
感を感覚させるようにする成長人形を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる成長型人形は、外皮体と、空気流入部
と、吸湿部と、充填材とから構成される。外皮体は、防
水特性と伸縮特性とを有する素材によって人形の形態を
以って袋状に形成される。空気流入部は、外皮体の一部
に形成された空気孔と、この空気孔を覆って設けられる
透湿特性と防水特性とを有する素材によって形成された
空気透過膜とからなる。吸湿部は、メッシュ布によって
形成された収納袋と、この収納袋に収納された吸湿材と
からなり、空気孔の内方に位置して外皮体に設けられ
る。充填材は、外皮体の内部に充填されることによって
人形の形態を成形する吸湿性高分子ポリマからなる。
本発明にかかる成長型人形は、外皮体と、空気流入部
と、吸湿部と、充填材とから構成される。外皮体は、防
水特性と伸縮特性とを有する素材によって人形の形態を
以って袋状に形成される。空気流入部は、外皮体の一部
に形成された空気孔と、この空気孔を覆って設けられる
透湿特性と防水特性とを有する素材によって形成された
空気透過膜とからなる。吸湿部は、メッシュ布によって
形成された収納袋と、この収納袋に収納された吸湿材と
からなり、空気孔の内方に位置して外皮体に設けられ
る。充填材は、外皮体の内部に充填されることによって
人形の形態を成形する吸湿性高分子ポリマからなる。
【0005】また、成長型人形は、外皮体等に配設され
たセンサと、このセンサからの検出出力が入力される制
御部と、空気流入部に付設されて制御部から出力される
制御信号によって空気孔の開口量を調整するバルブ機構
とを備えてなる。成長型人形は、センサからのセンサ出
力に応じて制御部から異なる制御信号が出力されること
により、バルブ機構の動作が制御されて空気孔の開口量
が調整される。
たセンサと、このセンサからの検出出力が入力される制
御部と、空気流入部に付設されて制御部から出力される
制御信号によって空気孔の開口量を調整するバルブ機構
とを備えてなる。成長型人形は、センサからのセンサ出
力に応じて制御部から異なる制御信号が出力されること
により、バルブ機構の動作が制御されて空気孔の開口量
が調整される。
【0006】以上のように構成された本発明にかかる成
長型人形によれば、空気流入部から外皮体の内部へと空
気を流入させ、この空気中の水分が吸湿部で吸収される
ことにより吸湿材が液状化する。成長型人形によれば、
液状化した吸湿材が収納袋から外皮体の内部へと次第に
流出し、この吸湿材を充填された充填材が吸収すること
によって膨張する。したがって、成長型人形によれば、
充填材が膨張することによって外形が次第に大きくなる
とともに重量も重くなることにより、所有者に対して生
きた本物を育ててその成長感を感じさせるようになる。
長型人形によれば、空気流入部から外皮体の内部へと空
気を流入させ、この空気中の水分が吸湿部で吸収される
ことにより吸湿材が液状化する。成長型人形によれば、
液状化した吸湿材が収納袋から外皮体の内部へと次第に
流出し、この吸湿材を充填された充填材が吸収すること
によって膨張する。したがって、成長型人形によれば、
充填材が膨張することによって外形が次第に大きくなる
とともに重量も重くなることにより、所有者に対して生
きた本物を育ててその成長感を感じさせるようになる。
【0007】また、本発明にかかる成長型人形によれ
ば、外皮体等に配設されたセンサが例えば接触型センサ
であり、所有者によって触れられる毎にセンサ出力が制
御部へと供給されることでバルブ機構がより多く若しく
はより大きく動作される。したがって、成長型人形によ
れば、所有者による愛玩操作が多いほど成長の度合いも
大きくなり擬人化の効果が一層高められる。
ば、外皮体等に配設されたセンサが例えば接触型センサ
であり、所有者によって触れられる毎にセンサ出力が制
御部へと供給されることでバルブ機構がより多く若しく
はより大きく動作される。したがって、成長型人形によ
れば、所有者による愛玩操作が多いほど成長の度合いも
大きくなり擬人化の効果が一層高められる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
図面に示した成長型人形1について詳細に説明する。成
長型人形1は、例えば合成ゴムや合成皮革或いは合成樹
脂シート等の防水特性と伸縮特性とを有する素材が用い
られ、図1に示すように頭部2、胴体部3、右手部4及
び左手部5、右足部6及び左足部7等の各部位からなる
所定の人形や動物等の形態を以って袋状に形成された外
皮体8を備える。成長型人形1は、この外皮体8の内部
に詳細を後述するように体積が膨張するとともに重量が
大きくなる充填材9を充填することによって立体形状を
創成してなる。
図面に示した成長型人形1について詳細に説明する。成
長型人形1は、例えば合成ゴムや合成皮革或いは合成樹
脂シート等の防水特性と伸縮特性とを有する素材が用い
られ、図1に示すように頭部2、胴体部3、右手部4及
び左手部5、右足部6及び左足部7等の各部位からなる
所定の人形や動物等の形態を以って袋状に形成された外
皮体8を備える。成長型人形1は、この外皮体8の内部
に詳細を後述するように体積が膨張するとともに重量が
大きくなる充填材9を充填することによって立体形状を
創成してなる。
【0009】成長型人形1は、外皮体8の表面に適宜植
毛等を施すとともに、頭部2に目鼻や口等の必要な部位
が一体に形成され或いは描かれる。なお、成長型人形1
は、例えば胴体部3や両手部4,5或いは両足部6,7
を成長部位として充填材9が充填され、例えば頭部2を
変化させないように従来の人形等に用いられている一般
的な充填材を充填するようにしてもよい。成長型人形1
は、成長部位と非成長部位とが適宜設けられる。
毛等を施すとともに、頭部2に目鼻や口等の必要な部位
が一体に形成され或いは描かれる。なお、成長型人形1
は、例えば胴体部3や両手部4,5或いは両足部6,7
を成長部位として充填材9が充填され、例えば頭部2を
変化させないように従来の人形等に用いられている一般
的な充填材を充填するようにしてもよい。成長型人形1
は、成長部位と非成長部位とが適宜設けられる。
【0010】成長型人形1は、胴体部3の一部に空気流
入部10が設けられており、この空気流入部10から外
皮体8の内部へと空気が取り入れられるように構成され
ている。空気流入部10は、図2に示すように外皮体8
に形成された空気孔11と、この空気孔11を覆って外
皮体8の表面に接合された空気透過膜12とから構成さ
れる。空気流入部10は、例えば空気透過膜12に植毛
等を施すことによって外部から直接視認されないように
構成されている。なお、空気孔11は、大きな開口部で
あっても多数個の小孔によって構成してもよい。
入部10が設けられており、この空気流入部10から外
皮体8の内部へと空気が取り入れられるように構成され
ている。空気流入部10は、図2に示すように外皮体8
に形成された空気孔11と、この空気孔11を覆って外
皮体8の表面に接合された空気透過膜12とから構成さ
れる。空気流入部10は、例えば空気透過膜12に植毛
等を施すことによって外部から直接視認されないように
構成されている。なお、空気孔11は、大きな開口部で
あっても多数個の小孔によって構成してもよい。
【0011】空気透過膜12は、通気性を有するととも
に透湿性及び防水性を有する適宜のシート材によって形
成されている。空気透過膜12は、上述したように外部
から外皮体8の内部に空気を取り入れるとともに内部か
らの水分の漏出を阻止するいわゆる半透過膜特性を有し
ており、例えば適宜の合成樹脂シートや生物の膀胱膜等
が用いられている。
に透湿性及び防水性を有する適宜のシート材によって形
成されている。空気透過膜12は、上述したように外部
から外皮体8の内部に空気を取り入れるとともに内部か
らの水分の漏出を阻止するいわゆる半透過膜特性を有し
ており、例えば適宜の合成樹脂シートや生物の膀胱膜等
が用いられている。
【0012】成長型人形1には、空気流入部10の内方
に位置して取り入れた空気から水分を吸収する吸湿部1
3が設けられている。吸湿部13は、メッシュ布によっ
て形成され空気孔11に対応して外皮体8の内面に取り
付けられた収納袋14と、この収納袋14内に収納した
吸湿材15とから構成される。吸湿材15は、例えば顆
粒状の塩化カルシウムやシリカゲルからなり、空気中の
水分を吸収することによって次第に液状化する特性を有
している。吸湿材15は、液状化することにより、収納
袋14から外皮体8の内部へと流れ出す。
に位置して取り入れた空気から水分を吸収する吸湿部1
3が設けられている。吸湿部13は、メッシュ布によっ
て形成され空気孔11に対応して外皮体8の内面に取り
付けられた収納袋14と、この収納袋14内に収納した
吸湿材15とから構成される。吸湿材15は、例えば顆
粒状の塩化カルシウムやシリカゲルからなり、空気中の
水分を吸収することによって次第に液状化する特性を有
している。吸湿材15は、液状化することにより、収納
袋14から外皮体8の内部へと流れ出す。
【0013】充填材9は、高分子ポリマーを素材とす
る。充填材9は、例えば繊維状の高分子ポリマーによっ
て形成した不織布とし、外皮体8に形成した図示しない
充填口から内部へと詰め込まれる。充填材9は、適宜の
弾力を有するとともに変形自在であり、上述したように
各部に充填されることによって成長型人形1を所定の立
体形状に創成する。充填材9は、その材料特性から素材
自体に水分を取り込むとともに不織布の状態で各繊維間
にも水分を取り込むことで、保水機能が極めて大きい。
充填材9は、水分を取り込むことによって体積が膨張す
るとともに、取り込んだ水分の量に応じて重量も大きく
なる。
る。充填材9は、例えば繊維状の高分子ポリマーによっ
て形成した不織布とし、外皮体8に形成した図示しない
充填口から内部へと詰め込まれる。充填材9は、適宜の
弾力を有するとともに変形自在であり、上述したように
各部に充填されることによって成長型人形1を所定の立
体形状に創成する。充填材9は、その材料特性から素材
自体に水分を取り込むとともに不織布の状態で各繊維間
にも水分を取り込むことで、保水機能が極めて大きい。
充填材9は、水分を取り込むことによって体積が膨張す
るとともに、取り込んだ水分の量に応じて重量も大きく
なる。
【0014】以上のように構成した成長型人形1は、密
封シートにくるまれるとともに空気流入部10の空気透
過膜12にシールドシートを貼着した状態で提供され、
購入した所有者によってシールドシートが剥離される。
成長型人形1においては、時間経過にしたがって次第に
空気流入部10から外皮体8の内部に空気が取り込まれ
る。成長型人形1においては、空気透過膜12の通気特
性によって、外皮体8の内外での空気の流通が自由に行
われる。
封シートにくるまれるとともに空気流入部10の空気透
過膜12にシールドシートを貼着した状態で提供され、
購入した所有者によってシールドシートが剥離される。
成長型人形1においては、時間経過にしたがって次第に
空気流入部10から外皮体8の内部に空気が取り込まれ
る。成長型人形1においては、空気透過膜12の通気特
性によって、外皮体8の内外での空気の流通が自由に行
われる。
【0015】成長型人形1においては、空気流入部10
から取り込んだ空気が吸湿部13を通過する際に、この
空気中に含まれた水分を吸湿体15によって吸収する。
成長型人形1においては、吸湿体15が水分の吸収にし
たがって次第に液状化して収納袋14のメッシュを通し
て外皮体8の内部へと流出する。成長型人形1において
は、空気透過膜12の防水特性によって液状化した吸湿
体15が外皮体8の外部へと流れ出すことは無く、充填
材9に次第に吸収される。成長型人形1においては、充
填材9が液状化した吸湿体15を吸収することによって
次第に体積が膨張するとともに重量も大きくなる。成長
型人形1は、体積が膨張した吸湿体15が外皮体8を内
側から押圧して膨らませることによってあたかも成長す
るように大きくなるとともに重量も重くなり、所有者に
成長感を感じさせる。
から取り込んだ空気が吸湿部13を通過する際に、この
空気中に含まれた水分を吸湿体15によって吸収する。
成長型人形1においては、吸湿体15が水分の吸収にし
たがって次第に液状化して収納袋14のメッシュを通し
て外皮体8の内部へと流出する。成長型人形1において
は、空気透過膜12の防水特性によって液状化した吸湿
体15が外皮体8の外部へと流れ出すことは無く、充填
材9に次第に吸収される。成長型人形1においては、充
填材9が液状化した吸湿体15を吸収することによって
次第に体積が膨張するとともに重量も大きくなる。成長
型人形1は、体積が膨張した吸湿体15が外皮体8を内
側から押圧して膨らませることによってあたかも成長す
るように大きくなるとともに重量も重くなり、所有者に
成長感を感じさせる。
【0016】上述した成長型人形1は、空気流入部10
の空気孔11が一定の大きさで開口されていることから
内部に取り込む空気の量もほぼ一定であり、外皮体8の
膨らみ具合や重量の増加もほとんど変化が無い。したが
って、成長型人形1は、図2に示すように空気孔11の
開口量を調整することによって空気の取込み量を調整す
るバルブ機構16を空気流入部10に付設するようにし
てもよい。バルブ機構16は、詳細を省略するが、手動
或いは自動の駆動部17によって空気孔11の開口量を
調整するバルブ部材18を備えている。
の空気孔11が一定の大きさで開口されていることから
内部に取り込む空気の量もほぼ一定であり、外皮体8の
膨らみ具合や重量の増加もほとんど変化が無い。したが
って、成長型人形1は、図2に示すように空気孔11の
開口量を調整することによって空気の取込み量を調整す
るバルブ機構16を空気流入部10に付設するようにし
てもよい。バルブ機構16は、詳細を省略するが、手動
或いは自動の駆動部17によって空気孔11の開口量を
調整するバルブ部材18を備えている。
【0017】成長型人形1は、バルブ部材18を駆動し
て空気孔11の開口量を調整することにより、内部に取
り込む空気量が調整される。成長型人形1は、空気孔1
1を拡げることによってより大量の空気を取り込むこと
で成長が促進されるようになり、また空気孔11を絞り
込むことによって空気の取込み量を制限して成長が抑制
されるようになる。したがって、成長型人形1は、所有
者の好み等によって成長具合が適宜調整されるようにな
る。
て空気孔11の開口量を調整することにより、内部に取
り込む空気量が調整される。成長型人形1は、空気孔1
1を拡げることによってより大量の空気を取り込むこと
で成長が促進されるようになり、また空気孔11を絞り
込むことによって空気の取込み量を制限して成長が抑制
されるようになる。したがって、成長型人形1は、所有
者の好み等によって成長具合が適宜調整されるようにな
る。
【0018】また、成長型人形1においては、図2に示
すように上述したバルブ機構16をマイクロプロセッサ
19によって制御するように構成してもよい。成長型人
形1は、例えば外皮体2の適宜の箇所にセンサ20を設
けるとともに、これらセンサ20の検出出力がマイクロ
プロセッサ19に供給されるように構成される。センサ
20は、例えば接触型センサによって構成され、所有者
が設置個所を撫でる等することによってこれを検出して
検出出力を送出する。センサ20としては、例えば音声
感応型センサであってもよく、所有者が成長型人形1に
話しかけた場合にこれを検出して検出出力を送出する。
すように上述したバルブ機構16をマイクロプロセッサ
19によって制御するように構成してもよい。成長型人
形1は、例えば外皮体2の適宜の箇所にセンサ20を設
けるとともに、これらセンサ20の検出出力がマイクロ
プロセッサ19に供給されるように構成される。センサ
20は、例えば接触型センサによって構成され、所有者
が設置個所を撫でる等することによってこれを検出して
検出出力を送出する。センサ20としては、例えば音声
感応型センサであってもよく、所有者が成長型人形1に
話しかけた場合にこれを検出して検出出力を送出する。
【0019】成長型人形1においては、センサ20から
供給された検出出力をマイクロプロセッサ19において
処理して所定の制御信号をバルブ機構16に供給する。
成長型人形1においては、例えば所有者によってより多
く撫でられたり話しかけられたりするいわゆるかわいが
り操作が行われることによって、マイクロプロセッサ1
9から駆動部17に対してより大きな動作を指示する制
御信号が出力される。したがって、成長型人形1におい
ては、所有者のかわいがり具合によって成長度が変化す
るようになり、より擬人化が高められる。
供給された検出出力をマイクロプロセッサ19において
処理して所定の制御信号をバルブ機構16に供給する。
成長型人形1においては、例えば所有者によってより多
く撫でられたり話しかけられたりするいわゆるかわいが
り操作が行われることによって、マイクロプロセッサ1
9から駆動部17に対してより大きな動作を指示する制
御信号が出力される。したがって、成長型人形1におい
ては、所有者のかわいがり具合によって成長度が変化す
るようになり、より擬人化が高められる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる成長型人形によれば、時間経過に伴って吸収した空
気中の水分が取り込まれて充填材が膨張することによっ
て外形が次第に大きくなるとともに重量も重くなること
により、所有者に対して生きた本物のようにその成長感
を感じさせるようになりより強い愛着を持たせることが
できるようになる。
かる成長型人形によれば、時間経過に伴って吸収した空
気中の水分が取り込まれて充填材が膨張することによっ
て外形が次第に大きくなるとともに重量も重くなること
により、所有者に対して生きた本物のようにその成長感
を感じさせるようになりより強い愛着を持たせることが
できるようになる。
【図1】本発明の実施の形態として示す成長型人形の一
部切欠き背面図である。
部切欠き背面図である。
【図2】同成長型人形の要部構成図である。
1 成長型人形
8 外皮体
9 充填材
10 空気流入部
11 空気孔
12 空気透過膜
13 吸湿部
14 収納袋
15 吸湿体
16 バルブ機構
17 駆動部
18 バルブ機構
19 マイクロプロセッサ
20 センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 防水特性と伸縮特性とを有する素材によ
って人形の形態を以って袋状に形成された外皮体と、 前記外皮体の一部に形成された空気孔と、この空気孔を
覆って設けられる透湿特性と防水特性とを有する素材に
よって形成された空気透過膜とからなる空気流入部と、 メッシュ布によって形成された収納袋と、この収納袋に
収納された吸湿材とからなり、前記空気孔の内方に位置
して前記外皮体に設けられた吸湿部と、 前記外皮体の内部に充填されることによって立体的な人
形の形態を創成する吸湿性高分子ポリマからなる充填材
とからなり、 前記空気流入部から流入した空気中の水分を前記吸湿部
で吸収することにより前記吸湿材が液状化して前記収納
袋から流出し、前記充填材がこの液状化した前記吸湿材
を吸収して膨張することによって外形が次第に大きくな
ることを特徴とする成長型人形。 - 【請求項2】 前記外皮体等に配設されたセンサと、前
記センサからの検出出力が入力される制御部と、前記空
気流入部に付設されて前記制御部から出力される制御信
号によって前記空気孔の開口量を調整するバルブ機構と
を備え、 前記センサからのセンサ出力に応じて前記制御部から異
なる制御信号が出力されることにより、前記バルブ機構
の動作が制御されて前記空気孔の開口量が調整されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の成長型人形。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001341496A JP2003135860A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 成長型人形 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001341496A JP2003135860A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 成長型人形 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003135860A true JP2003135860A (ja) | 2003-05-13 |
Family
ID=19155511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001341496A Pending JP2003135860A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 成長型人形 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003135860A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2135654A1 (en) * | 2008-06-17 | 2009-12-23 | Jin-Sung Kim | Stuffed toy filled with super absorbent polymer |
KR101417510B1 (ko) * | 2012-12-26 | 2014-07-10 | 김정현 | 피톤치드 인형 |
KR20230084784A (ko) | 2021-12-06 | 2023-06-13 | (주)메세 | 공기 입출 기능을 구비한 완구 |
-
2001
- 2001-11-07 JP JP2001341496A patent/JP2003135860A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2135654A1 (en) * | 2008-06-17 | 2009-12-23 | Jin-Sung Kim | Stuffed toy filled with super absorbent polymer |
KR101417510B1 (ko) * | 2012-12-26 | 2014-07-10 | 김정현 | 피톤치드 인형 |
KR20230084784A (ko) | 2021-12-06 | 2023-06-13 | (주)메세 | 공기 입출 기능을 구비한 완구 |
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