JP2003117486A - 多機能振動アクチュエータ - Google Patents

多機能振動アクチュエータ

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JP2003117486A
JP2003117486A JP2001312723A JP2001312723A JP2003117486A JP 2003117486 A JP2003117486 A JP 2003117486A JP 2001312723 A JP2001312723 A JP 2001312723A JP 2001312723 A JP2001312723 A JP 2001312723A JP 2003117486 A JP2003117486 A JP 2003117486A
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JP
Japan
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magnetic circuit
cover
vibration
elastic material
yoke
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JP2001312723A
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Mamoru Sato
守 佐藤
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気回路が異常振動を起こしたときにも、ヨ
ークとカバーの直接の衝突を防止し、衝突異音を発生さ
ない多機能振動アクチュエータを提供すること。 【解決手段】 永久磁石を用いて構成された磁気回路
と、該磁気回路の空間に配置したコイルと、前記磁気回
路の振動を伝達する振動伝達部と、該振動伝達部に固定
されたサスペンションと、前記コイルに固定された振動
体を覆うように設けられた第1のカバーと、前記磁気回
路のヨークを覆うように設けられた第2のカバーとを備
えて構成される多機能振動アクチュエータであって、前
記磁気回路のヨークと第2のカバーの間に弾性材を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の移動体通信機器に搭載され、呼び出し音、音声、振
動等を発生させる機能を有する多機能振動アクチュエー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多機能振動アクチュエータには、
例えば図2に示される構造のものがある。図2は、従来
の多機能振動アクチュエータを示す断面図であり、その
切断面は、磁気回路の中心線を含む平面である。ヨーク
1、永久磁石2、プレート3で構成される磁気回路は、
振動伝達部8に固定した円弧状の螺旋形板ばねであるサ
スペンション4で柔軟に支持されており、このサスペン
ション4は磁気回路のヨーク1の外周部および振動伝達
部8に固定されている。
【0003】振動体5の径方向の任意の位置に設けられ
たU字形部16に接着剤等により固着されたコイル6
は、磁気回路の空隙に配されており、コイル線19は振
動体5の外周部へ接着剤等で貼りつけられて端子14に
半田15で固定され、保護剤17で補強されている。
【0004】また、振動体5は、サスペンション4と同
様、振動伝達部8に固定され、コイル6に駆動電流を流
すと磁気回路あるいはコイル6は軸方向に上下移動を繰
り返す振動を起こし、振動伝達部8は低周波においては
固定部として、また高周波においては弾性体として振動
体5の一部となって振動し、振動モードでは磁気回路と
振動体5に固着したコイル6は、互いに吸引力と反発力
が作用し逆位相で動作を行い外部に振動を伝えるような
構造であった。
【0005】また、7は磁気回路の中心穴を貫通させて
嵌入した中心軸であり、10は第2のカバー、9は第1
のカバー、11は空気粘性減衰用の放音孔、12はスト
ッパ、そして13は端子板である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような構造
において、振動モードで磁気回路が電気ノイズ等により
異常振動を起こした際、第2のカバーとヨークが衝突
し、衝突異音が発生していた。
【0007】そこで、本発明は、磁気回路が異常振動を
起こした時にも、ヨークとカバーの直接の衝突を防止
し、衝突異音を発生させない多機能振動アクチュエータ
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、この問題を解
決するため、第2のカバーまたはヨークに弾性材を固定
し、異常振動によりヨークがカバーに衝突した時にも、
直接の衝突を防止し、異音が発生しない多機能振動アク
チェエータである。
【0009】この弾性材は、スポンジ状、シート状、ピ
ン状、ブロック状、もしくは各々を組み合わせた形状で
使用される。
【0010】即ち、本発明の多機能振動アクチェエータ
は、永久磁石を用いて構成された磁気回路と、該磁気回
路の空間に配置したコイルと、前記磁気回路の振動を伝
達する振動伝達部と、該振動伝達部および磁気回路に固
定されたサスペンションと、前記コイルに固定された振
動体を覆うように設けられた第1のカバーと、前記磁気
回路のヨークを覆うように設けられた第2のカバーとを
備えて構成される多機能振動アクチュエータであって、
前記磁気回路のヨークと第2のカバーの間に弾性材が設
けられている。
【0011】また、前記弾性材は、前記第2のカバーに
固定することができる。
【0012】また、前記弾性材は、前記磁気回路のヨー
クに固定することもできる。
【0013】また、前記弾性材は、衝撃に対して緩衝性
を有する弾性材であるとよい。
【0014】また、前記弾性材は、ゴム弾性体とするこ
とができる。
【0015】また、前記弾性材は、発泡性の樹脂からな
る弾性材であってもよい。
【0016】また、 前記弾性材は、布状の樹脂からな
る弾性材であってもよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を基に詳細に説明を行
う。
【0018】図1は、本発明の多機能振動アクチュエー
タの一実施例を示す断面図であり、その断面は磁気回路
の中心線を含む平面である。なお、符号(数字)につい
ては、図2と共通である。
【0019】円盤状の永久磁石2を挟み込むようにヨー
ク1とプレート3で磁気回路が形成されており、内磁型
構造である。ボルトやピンの形状をした中心軸7は、磁
気回路の中心穴を貫通させて嵌入しており、ヨーク1、
永久磁石2、プレート3を同軸上に位置決めしている。
このとき、中心軸7はヨーク1、永久磁石2、プレート
3を同軸上に位置決め後取り除いてもよく、磁気回路構
成部材は、永久磁石2の吸引力もしくは接着剤との併用
により固定されている。
【0020】サスペンション4は、1枚の円弧状の螺旋
形板ばねで、磁気回路を柔軟に支持しており、粘着剤、
接着剤もしくは樹脂等の弾性固定材18もしくはカシメ
等によりヨーク1の外周部に固定され、もう一端は振動
伝達部8に固定されている。
【0021】一方、コイル6は、振動体5の任意の位置
に設けた脱落しにくく信頼性の高いU字形部16の面に
接着剤等により固着されており、磁気回路の空隙に配置
されている。
【0022】また、サスペンション4をヨーク1の外周
部へ固定することにより磁気回路の揺れを抑制し、磁気
回路の落下衝撃等の過剰振幅による振動体5への接触を
避けるため、振動伝達部8の内周部にはストッパ12が
設けられている。このとき、ストッパ12は、1つ、複
数個もしくは内周部全体に形成されている。
【0023】磁気回路の構造は、図1の内磁型構造の他
に、外磁型もしくはラジアル構造いずれでもかまわな
い。また、永久磁石2の磁極の向きは、どちらを向いて
いてもかまわない。
【0024】サスペンション4は、振動伝達部8とイン
サートモールド成形、溶着、接着等により一体化されて
いる。
【0025】本実施例においては、第2のカバー10に
弾性材20が固定されている。ただし、ヨーク1に弾性
材20を固定してもよい。
【0026】ここで、弾性材20の材質としては、ウレ
タンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、
ブチルゴム、エチレンゴム、クロロプレンゴム、もしく
は低弾性ゴム等のゴム弾性体を使用することができる。
また、発泡ウレタンやシリコンスポンジ等の発泡性の樹
脂を使用することもできる。さらに、樹脂の繊維を布状
に織ったシートを使用することもできる。
【0027】上記のような弾性材を設けた多機能振動ア
クチェエータにおける動作は、次のようである。駆動電
流をコイル6に印加すると、振動伝達部8に固定された
振動体5およびサスペンション4により柔軟に支持され
た磁気回路は振動する。このとき、電気ノイズ等により
磁気回路が異常振動を起こし、第2のカバー10に弾性
材20を介して衝突しても、弾性材20の緩衝効果によ
り衝突異音の発生は抑制される。
【0028】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明による多機能
振動アクチェエータにおいては、第2のカバーと磁気回
路のヨークの間に弾性材が設けられているので、磁気回
路が異常振動を起こし、磁気回路のヨークが第2のカバ
ーに弾性材を介して衝突したとしても、衝突異音は発生
しない。
【0029】即ち、本発明により、電気ノイズ等による
異常振動が発生しても、衝突異音の生じない多機能振動
アクチュエータの提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能アクチュエータの一実施例を示
す断面図。
【図2】従来の多機能振動アクチュエータを示す断面
図。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 永久磁石 3 プレート 4 サスペンション 5 振動体 6 コイル 7 中心軸 8 振動伝達部 9 第1のカバー 10 第2のカバー 11 空気粘性減衰用の放音孔 12 ストッパ 13 端子板 14 端子 15 半田 16 U字形部 17 保護剤 18 弾性固定材 19 コイル線 20 弾性材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 9/02 H04R 9/02 102E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を用いて構成された磁気回路
    と、該磁気回路の空間に配置したコイルと、前記磁気回
    路の振動を伝達する振動伝達部と、該振動伝達部および
    磁気回路に固定されたサスペンションと、前記コイルに
    固定された振動体を覆うように設けられた第1のカバー
    と、前記磁気回路のヨークを覆うように設けられた第2
    のカバーとを備えて構成される多機能振動アクチュエー
    タにおいて、前記磁気回路のヨークと第2のカバーの間
    に弾性材を設けたことを特徴とする多機能振動アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 前記弾性材は、前記第2のカバーに固定
    されていることを特徴とする請求項1に記載の多機能振
    動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記弾性材は、前記磁気回路のヨークに
    固定されていることを特徴とする請求項1に記載の多機
    能振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記弾性材は、衝撃に対して緩衝性を有
    する弾性材であることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれか一項に記載の多機能振動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記弾性材は、ゴム弾性体であることを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の多機
    能振動アクチェエータ。
  6. 【請求項6】 前記弾性材は発泡性の樹脂からなること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の多
    機能振動アクチェエータ。
  7. 【請求項7】 前記弾性材は布状の樹脂からなることを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の多機
    能振動アクチュエータ。
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