JP2003116112A - 双方向通信システム、及び、中継装置 - Google Patents

双方向通信システム、及び、中継装置

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JP2003116112A
JP2003116112A JP2002221385A JP2002221385A JP2003116112A JP 2003116112 A JP2003116112 A JP 2003116112A JP 2002221385 A JP2002221385 A JP 2002221385A JP 2002221385 A JP2002221385 A JP 2002221385A JP 2003116112 A JP2003116112 A JP 2003116112A
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transmitting
signal
antenna
relay
communication system
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JP2002221385A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Sugiura
敏博 杉浦
Masayuki Satake
正行 佐竹
Mitsuo Shinoda
光生 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部の双方向CATVシステムと、建造物の
室内に設置された複数の端末と、の間で好適に双方向通
信を行うことができる双方向通信システムを提供する。 【解決手段】 双方向通信システム1は、主に、保安器
11と、ケーブルモデム13と、ルータ15と、アクセ
スポイント17と、複数のパッチアンテナより構成され
た第一中継アンテナ19a及び第二中継アンテナ19b
と、第一中継アンテナと第二中継アンテナとを繋ぐ同軸
ケーブル19cと、を備えている。この第二中継アンテ
ナ19bは、第一中継アンテナ19aより多くのパッチ
アンテナにて構成されており利得が高く設定されてい
る。結果、双方向通信システム1においては、建造物外
壁側に小型の第一中継アンテナを設置しても、第一中継
アンテナ及び第二中継アンテナの利得によりアクセスポ
イントから送信されてくる無線信号の伝搬損失を十分に
補償することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向CA
TVシステムに接続された双方向通信システム及び、そ
れに用いる中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ケーブルテレビ局より提供さ
れる外部ネットワーク接続サービスを建造物の各部屋に
おいて利用可能とするために建造物内に構築される双方
向通信システムが知られている。
【0003】この種の双方向通信システムにおいては、
ヘッドエンドに繋がる幹線から分岐/分配器を介して建
造物内の各部屋に接続ケーブルが配線されており、利用
者は、この接続ケーブルにケーブルモデム等を介してパ
ーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」とする。)
を接続することにより、パソコンを外部ネットワークに
接続することができる。
【0004】ところで、このような双方向通信システム
においては、各家庭の電化製品から発生する雑音等が接
続ケーブル内に侵入して、接続ケーブル上でヘッドエン
ド側へ伝搬することにより、雑音がヘッドエンド側で集
積されてしまう現象、所謂流合雑音が発生する。
【0005】このため、近年の双方向通信システムにお
いては、ケーブルモデムからヘッドエンド側へ10〜5
5MHzで送出される上り信号を、アップコンバータ、
ダウンコンバータ等を用いて周波数変換することによ
り、建造物内においてのみ流合雑音の影響の少ない80
0MHz帯で伝送する方式がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に挙げた双方向通信システムにおいては、上り信
号を800MHz帯に変更することによって建造物内の
設備投資額が大きくなることが問題となっていた。
【0007】つまり、上り信号として800MHz帯を
使用するために、ダウンコンバータやアップコンバータ
を別途設けなければならず、更には、各部屋に配線され
る接続ケーブルや、分岐/分配器、増幅器等の伝送機器
を、800MHz帯に対応する機器に変更しなければな
らなかった。
【0008】この他、流合雑音を抑制する方法として、
無線電波にて、上り信号、下り信号を送信することも可
能であるが、このようなシステムにおいては、電波の直
進性が高いため、無線電波の伝搬損失が大きくなってし
まい、室内の奥まで十分に無線電波が伝送されない場合
があった。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、外部の双方向CATVシステムと、建造物の
室内に設置された複数の無線端末と、の間で好適に双方
向通信を行うことが可能な双方向通信システム及び、そ
れに用いる中継装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、外部の双方向C
ATVシステムと、建造物の室内に設置された複数の無
線端末と、の間で双方向通信を行うための双方向通信シ
ステムにおいて、送受信手段と、中継手段と、を設けた
ものである。
【0011】送受信手段は、外部の双方向CATVシス
テムの伝送線に接続されており、外部の双方向CATV
システムから送信されてきた下り信号を伝送線から取得
し、その取得した下り信号を、建造物の屋外に設置され
た自身の第一送受信アンテナから無線にて外部に送信す
ると共に、その第一送受信アンテナにて受信した上り信
号を、外部の双方向CATVシステムの伝送線に送出す
る。
【0012】また、中継手段は、送受信手段の第一送受
信アンテナとの間で上り信号及び下り信号を送受信可能
な位置に第二送受信アンテナを備え、更に、建造物の室
内に設置された無線端末との間で上り信号及び下り信号
を送受信可能な位置に第三送受信アンテナを備えてい
る。
【0013】この中継手段は、第一送受信アンテナから
の下り信号を、第二送受信アンテナにて受信し、その受
信した下り信号を無線にて第三送受信アンテナから室内
に向けて送信すると共に、無線端末から送信されてくる
上り信号を第三送受信アンテナにて受信し、その受信し
た上り信号を第二送受信アンテナから第一送受信アンテ
ナに向けて無線にて送信する。
【0014】請求項1に記載の双方向通信システムによ
れば、送受信手段と建造物内に設置された無線端末との
間で、無線電波の形態で送受信される上り信号及び下り
信号を、第二送受信アンテナ、第三送受信アンテナにて
中継することにより、上り信号及び下り信号の伝搬損失
を少なくすることができる。結果、本発明によれば、外
部の双方向CATVシステムと無線端末との間において
良好な通信環境を、利用者に提供することができる。
【0015】尚、より好適な通信環境を利用者に提供す
るためには、請求項2に記載のように、中継手段を、建
造物内の各部屋に対応して複数設けることが好ましい。
このような双方向通信システムにおいては、一層伝搬損
失を抑制した状態で、第一送受信アンテナと無線端末と
の間において、上り信号及び下り信号を送受信すること
ができる。
【0016】また、請求項3に記載のように、中継手段
に、第二送受信アンテナと、第三送受信アンテナと、を
互いに接続するための接続ケーブルを設ければ、中継手
段を、利用者が第二送受信アンテナ及び第三送受信アン
テナを夫々所望の位置に配置可能な構成にすることがで
きる。
【0017】このような場合、利用者は、第一送受信ア
ンテナとの間で上り信号及び下り信号を好適に送受信で
きる場所に第二送受信アンテナを配置することができ
て、無線端末との間で上り信号及び下り信号を好適に送
受信できる場所に、第三送受信アンテナを配置すること
ができる。したがって、請求項3に記載の双方向通信シ
ステムにおいては、利用者に、より好適な通信環境を提
供することができる。
【0018】また、以上に記載の双方向通信システムに
おいては、請求項4に記載のように、第三送受信アンテ
ナの利得が、第二送受信アンテナの利得より大きくされ
ているのが好ましい。このような関係で第二送受信アン
テナ及び第三送受信アンテナの利得を設定すると、第一
送受信アンテナと無線端末との間の上り信号及び下り信
号の伝搬損失を、第二送受信アンテナ及び第三送受信ア
ンテナの利得で抑制して、好適な送受信環境を利用者に
提供可能とした上で、第二送受信アンテナのサイズを、
第三送受信アンテナのサイズより小さくすることができ
る。この結果、利用者は、第二送受信アンテナを、ベラ
ンダ等の建造物の屋外に設置しても、ベランダの美感を
損ねなくて済むし、第二送受信アンテナが邪魔にならな
くて済む。
【0019】また、請求項4に記載の双方向通信システ
ムにおいては、請求項5に記載のように、第三送受信ア
ンテナとして、室内方向に指向性を有する平面アンテナ
を設けるのが好ましい。このようにすれば、第三送受信
アンテナを各部屋の内壁に掛けて固定することができ
て、第三送受信アンテナの利得を大きくすることで第三
送受信アンテナのサイズが大きくなっても、室内におい
て第三送受信アンテナが邪魔にならなくて済むし、室内
の美感を損ねなくて済む。また、第三送受信アンテナの
表面に写真や柄を貼り付ければ、アンテナをインテリア
として利用することも可能である。
【0020】また、第三送受信アンテナを大きくする
と、アンテナの面積が広くなるから、室内のあらゆる方
向から送信されてくる無線端末からの上り信号を、漏ら
さず受信して、第一送受信アンテナ側に送信することが
できるし、第一送受信アンテナから送信されてきた下り
信号を、任意の場所に設置された無線端末に漏らさず送
信することができる。
【0021】ところで、第一送受信アンテナから第二送
受信アンテナまでの区間及び第三送受信アンテナから無
線端末までの区間は接近しているから、両区間で同一周
波数帯の無線電波が伝送されると、夫々の電波が干渉し
て、伝送品質が劣化する可能性がある。したがって、請
求項1〜請求項5に記載の双方向通信システムにおいて
は、中継手段を請求項6に記載のように構成するとよ
い。
【0022】請求項6に記載の双方向通信システムにお
ける中継手段は、第一送受信アンテナから送信されてく
る第一の周波数帯の下り信号を第二送受信アンテナにて
受信し、その下り信号を第一の周波数帯とは異なる第二
の周波数帯の下り信号に変換し、変換後の下り信号を無
線にて第三送受信アンテナから送信すると共に、無線端
末から送信されてくる第二の周波数帯の上り信号を第三
送受信アンテナにて受信し、その上り信号を第一の周波
数帯の上り信号に変換し、変換後の上り信号を、第二送
受信アンテナから無線にて送信する構成にされている。
【0023】請求項6に記載の双方向通信システムによ
れば、第一送受信アンテナから第二送受信アンテナまで
の区間で伝送される上り信号及び下り信号の周波数帯
と、第三送受信アンテナから無線端末までの区間で伝送
される上り信号及び下り信号の周波数帯とを、異ならせ
ることができるから、両区間にて伝搬する無線電波が互
いに干渉しあって伝送品質が劣化してしまうのを防止す
ることができ、優れた伝送品質を確保することができ
る。
【0024】また、請求項6に記載の双方向通信システ
ムにおいては、請求項7に記載のように、上記第一の周
波数帯を、2.4ギガヘルツ帯にし、上記第二の周波数
帯を、5ギガヘルツ帯にすると良い。既存の双方向通信
システムにおいては、無線端末との通信において、2.
4ギガヘルツ帯の無線電波を用いることが多いから、請
求項7に記載の双方向通信システムのように第一及び第
二の周波数帯を設定すると、屋外側のシステム構成に大
幅な変更を加えることなく、安価に本発明の双方向通信
システムを構築することができる。
【0025】尚、2.4ギガヘルツ帯の無線通信規格と
しては、IEEE802.11b規格やIEEE80
2.11g規格などが知られている。この他、5ギガヘ
ルツ帯の無線通信規格としては、IEEE802.11
a規格が知られている。したがって、請求項7に記載の
双方向通信システムにおいては、例えば、中継手段を、
上記送受信手段との間においてIEEE802.11b
規格又はIEEE802.11g規格で通信する構成に
すると共に、無線端末との間においてIEEE802.
11a規格で通信する構成にするとよい。
【0026】また、請求項1〜請求項7のいずれかに記
載の双方向通信システムを、外部の双方向CATVシス
テムと、建造物の室内に設置された複数の無線端末と、
の間においてパケット通信方式で、双方向通信を行う構
成にする場合には、請求項1〜請求項7のいずれかに記
載の双方向通信システムにおける送受信手段を、経路制
御(ルーティング)機能を備える構成にするのが良い。
このようにすれば、建造物内の無線端末から構成される
ネットワークのセキュリティを確保することができる。
また、経路制御(ルーティング)機能としてNAT機能
を内包する構成とすれば、限られたネットワーク資源
(アドレス資源等)を効率よく利用することができる。
【0027】この他、請求項1〜請求項7のいずれかに
記載の双方向通信システムを、外部の双方向CATVシ
ステムと、建造物の室内に設置された複数の無線端末
と、の間においてパケット通信方式で、双方向通信を行
う構成にする場合には、請求項8に記載のように、中継
手段に、下り信号に含まれるパケットの伝送経路を制御
するための経路制御手段、を設けるのが良い。
【0028】請求項8に記載の双方向通信システムにお
いては、中継手段が、経路制御機能(ルーティング機
能)を備えているから、中継手段毎に、複数の無線端末
からなるサブネットワークを構築することができて、サ
ブネットワーク毎に、そのネットワークに属する無線端
末のアドレスを管理することができる。この他、請求項
8に記載の双方向通信システムによれば、経路制御(ル
ーティング)機能を備える中継手段を介して通信が行え
る結果、外部からサブネットワークへの不正アクセスを
防止することができて、サブネットワークのセキュリテ
ィを確保することができる。
【0029】また、請求項1〜請求項8のいずれかに記
載の双方向通信システムにおいては、請求項9に記載の
ように、波形整形手段を設けると良い。請求項9に記載
のように、中継手段に波形整形手段を設けて、その波形
整形手段が、一方の送受信アンテナから受信した信号を
復調すると共に、その復調結果としてのデータ信号を波
形整形し、その波形整形後のデータ信号を変調して、変
調後の信号を他方の送受信アンテナから送信するように
双方向通信システムを構成すれば、中継手段にて、受信
した信号の波形歪を訂正して、その受信した信号を再送
信することができる。この結果、通信の信頼性を向上さ
せることができ、利用者に一層好適な通信環境を提供す
ることができる。
【0030】続いて請求項10に記載の発明は、外部の
双方向CATVシステムの伝送線に接続され、双方向C
ATVシステムから送信されてきた下り信号を伝送線か
ら取得し、その下り信号を建造物の屋外に設置された自
身の送受信アンテナから無線にて外部に送信すると共
に、その送受信アンテナにて受信した上り信号を、外部
の双方向CATVシステムの伝送線に送出する送受信手
段、を備え、送受信手段を介して、外部の双方向CAT
Vシステムと、建造物の室内に設置された複数の無線端
末と、の間で双方向通信を行う双方向通信システムにお
いて、上記送受信手段と、複数の無線端末と、の間で送
受信される上り信号及び下り信号を中継する中継装置で
あって、第一及び第二の送受信アンテナと、第一の送受
信アンテナにて受信した第一の周波数帯の下り信号を、
その第一の周波数帯とは異なる第二の周波数帯の下り信
号に変換し、変換後の下り信号を無線にて第二の送受信
アンテナから送信する第一変換手段と、第二の送受信ア
ンテナにて受信した第二の周波数帯の上り信号を、第一
の周波数帯の上り信号に変換し、変換後の上り信号を第
一の送受信アンテナから無線にて送信する第二変換手段
と、を備えることを特徴とする。
【0031】請求項10に記載の中継装置によれば、送
受信手段と無線端末との間において無線電波の形態で送
受信される上り信号及び下り信号を中継することができ
るから、無線端末による通信可能な領域を広げることが
できる。また、送受信手段との間で伝送される上り信号
及び下り信号の周波数帯と、無線端末との間で伝送され
る上り信号及び下り信号の周波数帯とが異なるから、両
区間にて用いられる電波が互いに干渉しあって、伝送品
質が劣化してしまうのを防止することができ、優れた伝
送品質を確保することができる。したがって、外部の双
方向CATVシステムと無線端末との間における通信の
信頼性を向上させることができ、良好な通信環境を利用
者に提供することができる。
【0032】尚、請求項10に記載の中継装置において
は、請求項11に記載のように、上記第一の周波数帯
を、2.4ギガヘルツ帯にし、上記第二の周波数帯を、
5ギガヘルツ帯にするのが良い。既存の双方向通信シス
テムにおいては、無線端末との間の通信において、2.
4ギガヘルツ帯の無線電波を用いることが多いから、請
求項11に記載の中継装置のように第一及び第二の周波
数帯を設定すると、既存のシステム構成に大幅な変更を
加えることなく、安価に請求項7記載の双方向通信シス
テムを構築することができる。
【0033】具体的には例えば、送受信手段からの下り
信号をIEEE802.11a規格の無線信号に変換す
るように第一変換手段を構成するのが良い。また、無線
端末からの上り信号をIEEE802.11b規格又は
IEEE802.11g規格の無線信号に変換するよう
に第二変換手段を構成するのが良い。
【0034】この他、請求項10又は請求項11に記載
の中継装置には、第一の送受信アンテナにて受信した下
り信号に含まれるパケットの伝送経路を制御するための
経路制御手段、を設けるのがよい。このような構成の中
継装置には経路制御機能(ルーティング機能)が付加さ
れるから、本発明(請求項12記載)の中継装置を用い
れば、中継装置毎に、複数の無線端末からなるサブネッ
トワークを構築することができる。この結果、本発明
(請求項12記載)の中継装置を用いれば、外部から無
線端末への不正アクセスを防止することができて、ネッ
トワークのセキュリティを確保することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について、
図面とともに説明する。図1は、本発明が適用された本
実施例の双方向通信システム1の構成を表すブロック図
である。
【0036】図1に示す本実施例の双方向通信システム
1は、ビルやマンション等の建造物2内に構築されるも
のであり、ケーブルテレビ(CATV)局のセンタ装置
であるヘッドエンド(HE)3から増幅器5で適宜増幅
されて伝送線6上を伝搬してくる70MHz〜770M
Hzの下り信号を、分岐器7から取得すると共に、当該
双方向通信システム1に接続されたパソコン(PC)9
から送出されてきた上り信号を10MHz〜55MHz
のCATV用の上り信号に変換した後に、これを分岐器
7に入力してヘッドエンド3に送出するように構成され
ている。
【0037】つまり、双方向通信システム1は、ケーブ
ルテレビ局が提供しているインターネット接続サービス
等を建造物2内の各部屋で利用可能とするために、主
に、保安器11と、ケーブルモデム13と、ルータ15
と、アクセスポイント17と、複数の第一中継アンテナ
19a及び第二中継アンテナ19bと、を備えている。
【0038】詳述すると、本実施例の保安器11は、落
雷などによって発生するサージ電流が当該双方向通信シ
ステム1に流入しないようにして当該双方向通信システ
ム1を落雷などから保護すると共に、分岐器7に繋がる
上記上り信号及び下り信号の伝送経路を二系統に分割し
て、一方をケーブルモデム13に、他方を、増幅器21
に接続している。つまり、この保安器11は、分配器
(図示せず)を内蔵しており、ヘッドエンド3側から送
信されてくる下り信号を、ケーブルモデム13及び増幅
器21に分配して送出すると共に、ケーブルモデム13
側から送信されてくる上り信号を、分岐器7側に送出す
る構成にされている。
【0039】また、増幅器21には、分配器23が接続
されており、この分配器23から延びる接続ケーブル
は、各部屋に設けられたCATV端子25に接続されて
いる。つまり、本実施例に双方向通信システム1は、利
用者が各部屋のCATV端子25にテレビ受像機(T
V)27を接続すれば、ケーブルテレビ局が提供するテ
レビ番組を、テレビ受像機(TV)27で再生できるよ
うな構成にされている。
【0040】ケーブルモデム13は、ヘッドエンド3と
の間で送受信されるCATV用の伝送信号(上り信号、
下り信号)と、ルータ15との間の送受信信号と、を相
互の信号形式に変換する機能を備えている。このケーブ
ルモデム13は、保安器11から送られてきたCATV
用の下り信号(70M〜770MHzの下り信号)を、
ルータ15が受信可能な信号に変換して、これを続くル
ータ15に送信すると共に、ルータ15から送信されて
きた上り信号を、CATV用の上り信号(10M〜55
MHzの上り信号)に変換して、これを保安器11側に
送出する。
【0041】ルータ15は、広域ネットワークとしての
インターネットに、ローカルエリアネットワーク(LA
N)としての当該双方向通信システム1に接続されたパ
ソコン9を接続するためのNAT( Network Address T
ranslation)機能などを含むルーティング機能、外部か
ら送信されてきたパケットを監視して、必要に応じてこ
れらを破棄するフィルタリング機能などを有し、一つの
グローバルIPアドレスで、双方向通信システム1に接
続された当該建造物内の複数のパソコン(PC)9を、
外部のインターネットに接続可能な構成にされている。
【0042】つまり、ルータ15は、パソコン9から送
られてきたIP(インターネット・プロトコル)パケッ
トに含まれるプライベートIPアドレスをグローバルI
Pアドレスに変換して、これを、ケーブルモデム13側
に転送すると共に、ケーブルモデム13からIPパケッ
トを受信すると、自身宛の以外のIPパケットを破棄す
る一方で、IPパケットが自身のものである場合におい
ては、IPパケットに格納された情報に基づき、グロー
バルIPアドレスを、双方向通信システム1に接続され
た各パソコン9に割り当てられたプライベートIPアド
レスに変換して、これを、アクセスポイント17等を介
してパソコン9側に送信する。
【0043】また、このルータ15に続くアクセスポイ
ント17は、有線ネットワークと、無線ネットワークと
を繋ぐブリッジ機能を有し、ISMバンド(2.4GH
z帯)と言われる無線免許不要な周波数帯を使用して、
IEEE802.11b規格(若しくはIEEE80
2.11g規格)のスペクトラム拡散方式(直接拡散方
式、周波数ホッピング方式等)にて通信データを送受信
する構成にされている。
【0044】つまり、このアクセスポイント17は、ル
ータ15から取得したIPパケットを、ノイズに耐性を
有するスペクトラム拡散方式による2.4GHz(ギガ
ヘルツ)帯の無線信号に変換して、この無線信号を建造
物2の屋外に設置された自身の送受信アンテナ17aか
ら建造物の室内に設置されたパソコン9側に送信すると
共に、パソコン9から無線にて送信されてきた上り信号
を送受信アンテナ17aにて受信すると、これをルータ
15が受信可能な信号に変換してルータ15に送信す
る。
【0045】尚、このアクセスポイント17の送受信ア
ンテナ17aは、建造物2の屋外に設置された各家庭の
ベランダ2aが見渡せる位置に設けられている。これ
は、無線信号の周波数が2.4GHz帯であるために、
無線信号の直進性が高く、障害物が前方にあると、後述
する第一中継アンテナ19aとの間で無線信号の送受信
ができなくなってしまうからである。
【0046】次に、第一中継アンテナ19aは、パッチ
アンテナの組み合わせ(詳しくは詳述)により構成され
ており、アクセスポイント17の送受信アンテナ17a
が見渡せる各部屋のベランダ2aに設置されている。こ
の第一中継アンテナ19aは、同軸ケーブル19cを介
して各部屋に設置された第二中継アンテナ19bに接続
されており、アクセスポイント17から受信した下り信
号を、同軸ケーブル19cを介して第二中継アンテナ1
9bに送出すると共に、第二中継アンテナ19bから伝
送されてきた上り信号をアクセスポイント17の送受信
アンテナ17a側に無線にて送信する。
【0047】また、第二中継アンテナ19bは、複数の
パッチアンテナの組み合わせにより、法線方向に単一指
向性を有する薄い平板状の平面アンテナとして構成され
ており、室内のパソコン9から送信されてくる無線信号
(上り信号)を効率よく受信するために室内の壁に室内
方向に指向性を有する状態で掛けられている。
【0048】そして、当該双方向通信システム1に接続
される上記パソコン9は、無線LAN方式の双方向通信
システム1に接続できるように、送受信アンテナ10a
を有する無線LAN用のインターフェース10(以下、
「無線LANインターフェース(I/F)」とする。)
を備えている。
【0049】つまり、当該双方向通信システム1は、ヘ
ッドエンド3から、分岐器7を介して送信されてきた下
り信号を、ケーブルモデム13、ルータ15にてLAN
用の信号に変換した後に、この信号を、アクセスポイン
ト17により無線信号にして、これを中継アンテナ19
a,19bを介して室内側に送信することにより、ケー
ブルモデム13からの信号を、無線LANインターフェ
ース10を介して室内のパソコン9に入力する。また一
方で、パソコン9から無線LANインターフェース10
を介して送信された無線信号を、室内の第二中継アンテ
ナ19bで受信すると共に、これを第一中継アンテナ1
9aから、アクセスポイント17側に送信することによ
り、この信号を、ルータ15を介してケーブルモデム1
3に入力し、これをケーブルモデム13にてCATV用
の信号に変換し、ヘッドエンド3側に送出する。
【0050】したがって、当該双方向通信システム1に
おいては、パソコン9の無線LANインターフェース1
0と、アクセスポイント17との間で好適に無線信号
(上り信号、下り信号)を伝送することができ、結果と
して、室内の奥に無線端末(本実施例ではパソコン9)
が設置されている場合においても、無線端末は、双方向
通信システム1に接続された建造物内のその他の無線端
末や、外部のネットワークとの間で、通信不能状態にな
ることなく、良好に双方向通信を行うことができる。
【0051】ところで、本実施例のアクセスポイント1
7と、各第一中継アンテナ19aとの無線信号(電波)
の送受信の際には、凡そ20log(4πd/λ)程度
の伝搬損失が生じる。尚、λは無線信号の波長、dは、
その無線信号の自由空間伝搬距離である。
【0052】そこで、本実施例においては、第一中継ア
ンテナ19a及び第二中継アンテナ19bの利得を、具
体的に以下のように設定することにより、建造物2内の
ベランダ2aの美感を損ねないようにしつつ、第一中継
アンテナ19aと第二中継アンテナ19bとの利得の和
を高くして、より適切に無線信号の送受信ができるよう
にしている。
【0053】まず、第一中継アンテナ19aと、アクセ
スポイント17の送受信アンテナ17aとの間を、2.
4GHzの無線信号が伝搬した際の伝搬損失について考
察してみると、例えば、自由空間伝搬距離dが4メート
ル(d=4(m))であった場合の伝搬損失は、次の近
似式を用いて計算すると、凡そ52デシベル(dB)と
なる。
【0054】
【数1】
【0055】一方、一辺が10cmの正方形状で、厚み
が約2cmのパッチアンテナの2.4GHz帯における
利得は、1個当たり、8dBである。中継アンテナは、
組み合わせるパッチアンテナの個数nに応じて、電力加
算により10log(n)程度利得が向上する一方で、
混合損によりlog(n)/(2log(2))程度利
得が減少する。したがって、n個のパッチアンテナを組
み合わせた第一中継アンテナ19a、第二中継アンテナ
19b夫々の利得は、凡そ次式で計算される。
【0056】利得(dB)=8+10log(n)−l
og(n)/(2log(2)) ここで、図2は、複数の上記パッチアンテナからなる中
継アンテナ19a,19bの利得を表したグラフであ
る。第一中継アンテナ19a、第二中継アンテナ19b
の利得は夫々、20dBを越えると、ほぼ飽和状態とな
り、それ以上の利得を得るためにパッチアンテナの個数
を増やす事は、アンテナの大きさの増加量と比較して、
メリットが少ないことが図2からも理解できる。
【0057】したがって、第一中継アンテナ19a、第
二中継アンテナ19bを用いるパッチアンテナの個数
は、25個前後までに留めるのが好ましく、更に、ベラ
ンダ2aの美感を考慮すれば、第二中継アンテナ19b
の利得を第一中継アンテナ19aより大きくして、第一
中継アンテナ19aの大きさを小さくするのが好まし
い。
【0058】例えば、ベランダに設置する第一中継アン
テナ19aを、4個のパッチアンテナを用いて一辺が2
0cmの正方形状のアンテナとし、室内に設置する第二
中継アンテナ19bを、25個のパッチアンテナを用い
て一辺が50cmの正方形状の平面アンテナとすると、
ベランダに設置する第一中継アンテナ19aを十分に小
さいものとした上で、第一中継アンテナ19aと、第二
中継アンテナ19bと、の利得の和を、凡そ33dBに
設定することができる。
【0059】つまり、自由空間伝搬距離が4メートルで
あった場合、アクセスポイント17の送受信アンテナ1
7aから送信された無線信号には、第一中継アンテナ1
9aとの間で、52dBの伝搬損失が生じるが、第一中
継アンテナ19aと、第二中継アンテナ19bの利得の
和が33dBであることから、上記パッチアンテナを組
み合わた双方向通信システム1においては、アクセスポ
イント17と第二中継アンテナ19bとの間の伝搬損失
を凡そ19dB程度にまで抑えることが可能である。
【0060】したがって、この双方向通信システム1に
おいては、室内の第二中継アンテナ19bより奥に設置
されたパソコン9と、アクセスポイント17との間の無
線信号の送受信を、適切に行うことができる。また、こ
の際、ベランダ2aに設置される第一中継アンテナ19
aを、小さいものとすることができるので、ベランダの
美感を損ねなくて済むし、室内において、利用者は平面
アンテナとしての第二中継アンテナ19bを壁にかけて
おくだけで済むので、第二中継アンテナ19bが邪魔に
ならなくて済む。また、特に、第二中継アンテナ19b
は大きいものであるため、室内の奥にあるパソコン9と
の間で、好適に無線信号を送受信できる。
【0061】また、本実施例の第一中継アンテナ19a
と第二中継アンテナ19bは、利用者が自由にアンテナ
位置を選択して設置できるように同軸ケーブル19cで
接続されているので、利用者は、第一中継アンテナ19
aを、通信環境の良い位置に設置することができる。
【0062】以上、第一中継アンテナ19aと、これに
同軸ケーブル19cにて接続された第二中継アンテナ1
9bとからなる中継手段を有する双方向通信システム1
について説明したが、別の提案として、第一中継アンテ
ナ19a、第二中継アンテナ19bとの間において、無
線信号の波形整形ができるようにすれば、双方向通信シ
ステム内における無線信号の通信環境を一層向上させる
ことが可能である。
【0063】以下、このような双方向通信システムとし
て、中継手段に、受信した信号を再送信可能な周知の中
継用のアクセスポイント(以下、「中継用アクセスポイ
ント」と表現する。)を用いた第一変形例の双方向通信
システム30について説明する。尚、この双方向通信シ
ステム30に関しては、上記双方向通信システム1の構
成と同一の構成部分が多いため、以下では、双方向通信
システム30に特有の構成に関して詳しく説明するに留
め、双方向通信システム1と同一構成の部分に係る説明
に関しては省略することにする。
【0064】図3に示す双方向通信システム30は、図
1に示す双方向通信システム1において、第一中継アン
テナ19aと、第二中継アンテナ19bと、同軸ケーブ
ル19cと、から構成される本発明の中継手段を、中継
用アクセスポイント31,33に代替している。
【0065】中継用アクセスポイント31は、復調回
路、変調回路、波形整形回路を備えた本体40に、第一
中継アンテナ31a及び第二中継アンテナ31bが直接
接続された構成にされている。また、この中継用アクセ
スポイント31は、第一中継アンテナ31aが、アクセ
スポイント17との間で無線信号を送受信可能で、第二
中継アンテナ31bが、室内のパソコン9に組み込まれ
た無線LANインターフェース10との間で、無線信号
を送受信可能な屋外のベランダ2aに配置されている。
尚、このような状態にするため、第二中継アンテナ31
bは、ベランダ2aから窓2bを介して室内が見渡せる
位置に配置されている。
【0066】ここで、中継用アクセスポイント31の内
部の電気的構成は図4に示すようになっている。図4に
示すように、中継用アクセスポイント31の本体40
は、第一中継アンテナ31aに繋がる分配器41と、復
調回路43,51と、波形整形回路45,53と、変調
回路47,55と、第二中継アンテナ31bに繋がる分
配器49と、から構成されており、第一中継アンテナ3
1aからの入力信号を、分配器41を介して復調回路4
3に入力し、その復調回路43にて入力信号を復調した
のちに、その復調結果であるデータ信号を波形整形回路
45にて整形することにより、データ信号のエラーを訂
正して、これを変調回路47に入力することにより、無
線信号を生成し、これを分配器49を介して第二中継ア
ンテナ31bからパソコン9側に送信する。
【0067】また、第二中継アンテナ31bから受信し
たパソコン9からの無線信号を、分配器49を介して復
調回路51に入力した後に、データ信号を続く波形整形
回路53にて整形し、これを変調回路55にて変調し
て、変調回路55からの出力信号を分配器41を介して
第一中継アンテナ31aから無線にて送信する。
【0068】一方、図3の中継用アクセスポイント33
は、以上に説明した内部構造の本体40に、第二中継ア
ンテナ33bが直接接続され、第一中継アンテナ33a
が同軸ケーブル33cを介して接続された構成にされて
いる。したがって、この中継用アクセスポイント31,
33を用いた図3に示す双方向通信システム30におい
ては、アクセスポイント17から送信された無線信号
を、より確実にエラーなく室内のパソコン9に伝搬させ
ることができて、利用者は、室内の奥にパソコン9を配
置しても、その位置から、パソコン9を、外部の双方向
CATVシステムに接続することができる。また特に、
利用者は、中継用アクセスポイント33を用いれば、通
信環境の良い場所に、第一中継アンテナ33a、第二中
継アンテナ33bを設置することができる。
【0069】この他、中継用アクセスポイント31,3
3内部を図4に示す構成から図5に示す構成に変更する
と、中継用アクセスポイント31,33をルータとして
機能させることができる。また、更には、アクセスポイ
ント17と中継用アクセスポイント31,33との間の
伝送周波数帯及びパソコン9と、中継用アクセスポイン
ト31,33との間の伝送周波数帯を相互に異ならせる
ことができるので、両区間の無線電波の干渉による伝送
品質の劣化を防止することができる。
【0070】以下には、第二変形例として、アクセスポ
イント17と、パソコン9との間で送受信される無線信
号(上り信号及び下り信号)を中継する図5に示す内部
構成の中継用アクセスポイント31について説明するこ
とにする。尚、上記実施例と同一構成の各部の説明につ
いては、以下において省略することにする。
【0071】図5に示すように、第二変形例の中継用ア
クセスポイント31は、第一中継アンテナ31a及び第
二中継アンテナ31bを備えると共に、本体40内部
に、第一変換部60と、第二変換部70と、経路制御部
80と、を備えている。第一変換部60は、第二中継ア
ンテナ31bに接続された切換器61と、MAC(メデ
ィアアクセス制御)処理回路63と、その切換器61及
びMAC処理回路63を結ぶ受信路に配置されたダウン
コンバータ回路65及び復調回路66と、切換器61及
びMAC処理回路63を結ぶ送信路に配置された変調回
路67及びアップコンバータ回路68と、を備えてい
る。
【0072】また、第二変換部70は、第一中継アンテ
ナ31aに接続された切換器71と、MAC(メディア
アクセス制御)処理回路73と、その切換器71及びM
AC処理回路73を結ぶ受信路に配置されたダウンコン
バータ回路75及び復調回路76と、切換器71及びM
AC処理回路73を結ぶ送信路に配置された変調回路7
7及びアップコンバータ回路78と、を備えている。
【0073】この他、経路制御部80は、CPU81
と、ROM83、RAM85等から構成され、ROM8
3内に記憶された周知のルータ機能用プログラムをCP
U81にて実行することにより、所謂ルータとしての機
能を果たし、第一中継アンテナ31aにて受信した下り
信号に含まれるパケットの伝送経路(送信先等)を制御
する。
【0074】第一変換部60は、パソコン9から送信さ
れてきた5GHz(ギガヘルツ)帯の上り信号を第二中
継アンテナ31bにて受信すると、ダウンコンバータ回
路65により、その上り信号を中間周波(IF)信号に
変換して、復調回路66に入力する。そして復調結果を
MAC処理回路63に入力する。
【0075】MAC処理回路63は、上り信号に含まれ
るデータリンクフレームが自身宛のものであるか判断
し、そうであれば、上り信号に含まれるIPパケット
を、経路制御部80に入力する。経路制御部80は、第
一変換部60のMAC処理回路63からIPパケットを
取得すると、パケット内に含まれる送信先のIPアドレ
スを解析し、そのIPアドレスが、自身が管理するサブ
ネットワークのIPアドレスでないと判断すると、送信
先(例えばルータ15)を指定して、そのIPパケット
を第二変換部70側のMAC処理回路73に入力する。
【0076】一方、第二変換部70は、経路制御部80
側からIPパケットを取得すると、MAC処理回路73
で、送信先のMACアドレス情報やIPパケットなどを
格納したデータリンクフレームを生成し、その信号を変
調回路77に入力する。変調回路77は、搬送信号にM
AC処理回路73からの入力信号を重畳し、その上り信
号をアップコンバータ回路78に入力する。
【0077】また、第二変換部70は、アップコンバー
タ回路78により、上り信号を、2.4GHz帯に周波
数変換した後、その2.4GHz帯の上り信号を切換器
71を介して第一中継アンテナ31aに入力することに
より、第二中継アンテナ31bにて受信された5GHz
帯の上り信号を、2.4GHz帯の無線信号に変換し、
その変換後の上り信号を第一中継アンテナ31aから送
信する。
【0078】この他、第二変換部70は、アクセスポイ
ント17の送受信アンテナ17aから送信されてきた
2.4GHz帯の下り信号を第一中継アンテナ31aに
て受信すると、切換器71に接続されたダウンコンバー
タ回路75により、その下り信号を中間周波(IF)信
号に変換して、復調回路76に入力する。そして復調結
果をMAC処理回路73に入力する。
【0079】MAC処理回路73は、下り信号に含まれ
るデータリンクフレームが自身宛のものであるか判断
し、そうであれば、下り信号に含まれるIP(インター
ネット・プロトコル)パケットを、経路制御部80に入
力する。経路制御部80は、第二変換部70のMAC処
理回路73からIPパケットを取得すると、パケット内
に含まれるIPアドレスを解析し、そのIPアドレス
が、自身が管理するサブネットワークのIPアドレスで
あると判断すると、そのIPアドレスに基づき、パケッ
ト送信先のMACアドレスを取得し、そのMACアドレ
ス先の端末を送信先に指定して、IPパケットを、第一
変換部60側のMAC処理回路63に入力する。
【0080】第一変換部60は、経路制御部80側から
IPパケットを取得すると、MAC処理回路63で、送
信先のMACアドレス情報やIPパケットなどを格納し
たデータリンクフレームを生成し、その信号を変調回路
67に入力する。変調回路67は、搬送信号にMAC処
理回路63からの入力信号を重畳し、その下り信号をア
ップコンバータ回路68に入力する。
【0081】また、第一変換部60は、アップコンバー
タ回路68により、下り信号を、5GHz帯の下り信号
に周波数変換した後、その5GHz帯の下り信号を切換
器61を介して、第二中継アンテナ31bに入力するこ
とにより、第一中継アンテナ31aにて受信された2.
4GHz帯の下り信号を、5GHz帯の無線信号に変換
し、その変換後の下り信号を第二中継アンテナ31bか
ら送信する。
【0082】以上、第二変形例について説明したが、こ
の第二変形例の中継用アクセスポイント31によれば、
アクセスポイント17の送受信アンテナ17aから第一
中継アンテナ31aまでの区間で伝送される無線信号
(上り信号及び下り信号)の周波数帯と、第二中継アン
テナ31bから無線端末としてのパソコン9までの区間
で伝送される無線信号(上り信号及び下り信号)の周波
数帯とが、異なるから、両区間にて伝搬する無線電波が
互いに干渉しあって伝送品質が劣化してしまうのを防止
することができ、優れた伝送品質を確保することができ
る。
【0083】また、第二変形例の双方向通信システムに
よれば、既存の双方向通信システムにおいて良く利用さ
れるIEEE802.11b規格のアクセスポイント1
7を用いることができるから、屋外側の構成に大幅な変
更を加えることなく、安価に本発明の双方向通信システ
ムを実現することができる。
【0084】この他、第二変形例では、ヘッドエンド3
側のシステムとパソコン9との間でTCP/IP形式の
パケット通信方式で双方向通信が行われる当該双方向通
信システム30において、中継用アクセスポイント31
をルータとして機能させるための経路制御部80を設
け、経路制御部80にて、IPパケットの伝送経路を制
御する構成としたから、サブネットワークにおけるアド
レス管理等を簡単にすることができる。
【0085】また、第二変形例の中継用アクセスポイン
ト31に経路制御部80を設けることにより、外部から
サブネットワークへの不正アクセスを防止することがで
きるから、サブネットワークのセキュリティを確保する
ことができる。この他、第二変形例の中継用アクセスポ
イント31では、上り信号及び下り信号をMAC処理回
路73,63及び経路制御部80を介して伝送すること
により、エラー検出や、波形整形を行うことができるか
ら、通信の信頼性を向上させることができ、利用者に一
層好適な通信環境を提供することができる。
【0086】尚、第二変形例を除く実施例の場合には、
下り信号受信側のパソコン9の無線LANインターフェ
ース10として、2.4GHz帯の下り信号を受信可能
なIEEE802.11b規格やIEEE802.11
g規格の無線LANインターフェースを用意するのが良
く、第二変形例の場合には、無線LANインターフェー
ス10として、5GHz帯の下り信号を受信可能なIE
EE802.11a規格の無線LANインターフェース
などを用意するのが良い。
【0087】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明における外部の双方向CATVシステムは、
保安器11よりヘッドエンド3側のシステムに相当し、
本発明の送受信手段が備える第一送受信アンテナは、送
受信手段としてのアクセスポイント17に備えられた送
受信アンテナ17aに相当する。また、本発明の中継装
置は、第二変形例の中継用アクセスポイント31に相当
する。
【0088】また、本発明の中継手段が備える第二送受
信アンテナ、及び中継装置が備える第一の送受信アンテ
ナは、本実施例の第一中継アンテナ19a,31a,3
3aに相当し、本発明の第三送受信アンテナ及び中継装
置が備える第二の送受信アンテナは、第二中継アンテナ
19b,31b,33bに相当する。
【0089】また、中継手段は、双方向通信システム1
において、第一中継アンテナ19a、及び、第二中継ア
ンテナ19b、及び、本発明の接続ケーブルに対応する
同軸ケーブル19c、から構成され、双方向通信システ
ム30において、中継用アクセスポイント31,33か
ら構成されている。また、本発明における波形整形手段
は、第一変形例において、中継用アクセスポイント3
1,33の波形整形回路45,53で実現され、第二変
形例において、MAC処理回路63,73及び経路制御
部80を介して各信号の伝送を行うことにより実現され
ている。
【0090】この他、第一変換手段は、第二中継アンテ
ナ31bに接続された第一変換部60にて実現され、第
二変換手段は、第一中継アンテナ31aに接続された第
二変換部70にて実現されている。また、経路制御手段
は、経路制御部80にて実現されている。
【0091】また、本発明の双方向通信システムは、主
に、外部の双方向CATVシステムと、建造物の室内に
設置された複数の無線端末と、の間で好適に双方向通信
を行えるように、中継手段(中継装置)を設けたもので
あるので、この要旨に反しない限り、上記実施例に限定
されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
【0092】例えば、パッチアンテナ以外の種類のアン
テナを用いて、第一中継アンテナ及び第二中継アンテナ
を構成しても構わない。また、中継用アクセスポイント
31,33の本体40においては、分配器41,49
を、サーキュレータ(所謂、方向性結合器)に置き換え
てもよい。分配器はサーキュレータに比べて損失が大き
いので、分配器41,49をサーキュレータに置き換え
ることにより、低損失で中継アンテナからの信号を復調
回路側に入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の双方向通信システム1の構成を表
すブロック図である。
【図2】 パッチアンテナを複数個組み合わせた中継ア
ンテナ19a,19bの利得を表したグラフである。
【図3】 双方向通信システム30の構成を表すブロッ
ク図である。
【図4】 第一変形例の中継用アクセスポイント31の
内部構成を表すブロック図である。
【図5】 第二変形例の中継用アクセスポイント31の
内部構成を表すブロック図である。
【符号の説明】 1,30…双方向通信システム、2…建造物、3…ヘッ
ドエンド、7…分岐器、9…パソコン、11…保安器、
13…ケーブルモデム、15…ルータ、17…アクセス
ポイント、17a…送受信アンテナ、19a,19b,
31a,31b,33a,33b…中継アンテナ、19
c,33c…同軸ケーブル、31,33…中継用アクセ
スポイント、40…本体、41,49…分配器、43,
51,66,76…復調回路、45,53…波形整形回
路、47,55,67,77…変調回路、60…第一変
換部、61,71…切換器、63,73…MAC処理回
路、65,75…ダウンコンバータ回路、68,78…
アップコンバータ回路、70…第二変換部、80…経路
制御部、81…CPU、83…ROM、85…RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 光生 愛知県日進市浅田町上納80番地 マスプロ 電工株式会社内 Fターム(参考) 5C056 FA05 FA08 HA01 HA04 HA13 HA14 5C064 BA01 BA02 BC11 BC23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の双方向CATVシステムと、建造
    物の室内に設置された複数の無線端末と、の間で双方向
    通信を行うための双方向通信システムであって、 前記外部の双方向CATVシステムの伝送線に接続さ
    れ、該双方向CATVシステムから送信されてきた下り
    信号を前記伝送線から取得し、該下り信号を建造物の屋
    外に設置された自身の第一送受信アンテナから無線にて
    外部に送信すると共に、該第一送受信アンテナにて受信
    した上り信号を、前記外部の双方向CATVシステムの
    伝送線に送出する送受信手段と、 前記第一送受信アンテナとの間で前記上り信号及び下り
    信号を送受信可能な位置に配置された第二送受信アンテ
    ナと、建造物の室内に設置された前記無線端末との間で
    前記上り信号及び下り信号を送受信可能な位置に配置さ
    れた第三送受信アンテナと、を備え、前記第一送受信ア
    ンテナからの下り信号を、前記第二送受信アンテナにて
    受信し、該下り信号を無線にて前記第三送受信アンテナ
    から室内に向けて送信すると共に、前記無線端末から送
    信されてくる上り信号を前記第三送受信アンテナにて受
    信し、該上り信号を前記第二送受信アンテナから前記第
    一送受信アンテナに向けて無線にて送信する中継手段
    と、 を備えたことを特徴とする双方向通信システム。
  2. 【請求項2】 前記中継手段は、建造物内の各部屋に対
    応して複数設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の双方向通信システム。
  3. 【請求項3】 前記中継手段は、前記第二送受信アンテ
    ナと、前記第三送受信アンテナと、その両送受信アンテ
    ナを互いに接続するための接続ケーブルと、を備え、利
    用者が前記第二送受信アンテナ及び第三送受信アンテナ
    を夫々所望の位置に配置可能な構成にされていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の双方向通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記第三送受信アンテナの利得は、前記
    第二送受信アンテナの利得より大きいことを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の双方向通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記第三送受信アンテナは、室内方向に
    指向性を有する平面アンテナであることを特徴とする請
    求項1〜請求項4のいずれかに記載の双方向通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記中継手段は、前記第一送受信アンテ
    ナから送信されてくる第一の周波数帯の下り信号を前記
    第二送受信アンテナにて受信し、該下り信号を前記第一
    の周波数帯とは異なる第二の周波数帯の下り信号に変換
    し、該変換後の下り信号を無線にて前記第三送受信アン
    テナから送信すると共に、前記無線端末から送信されて
    くる第二の周波数帯の上り信号を前記第三送受信アンテ
    ナにて受信し、該上り信号を前記第一の周波数帯の上り
    信号に変換し、該変換後の上り信号を、前記第二送受信
    アンテナから無線にて送信する構成にされていることを
    特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の双方
    向通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第一の周波数帯は、2.4ギガヘル
    ツ帯であり、前記第二の周波数帯は、5ギガヘルツ帯で
    あることを特徴とする請求項6に記載の双方向通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 外部の双方向CATVシステムと、建造
    物の室内に設置された複数の無線端末と、の間において
    パケット通信方式で、双方向通信を行う請求項1〜請求
    項7のいずれかに記載の双方向通信システムであって、 前記中継手段は、前記下り信号に含まれるパケットの伝
    送経路を制御するための経路制御手段、を備えているこ
    とを特徴とする双方向通信システム。
  9. 【請求項9】 前記中継手段は、一方の送受信アンテナ
    から受信した信号を復調すると共に、その復調結果とし
    てのデータ信号を波形整形し、該波形整形後のデータ信
    号を変調して、該変調後の信号を他方の送受信アンテナ
    から送信するための波形整形手段、を備えていることを
    特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の双方
    向通信システム。
  10. 【請求項10】 外部の双方向CATVシステムの伝送
    線に接続され、双方向CATVシステムから送信されて
    きた下り信号を前記伝送線から取得し、該下り信号を建
    造物の屋外に設置された自身の送受信アンテナから無線
    にて外部に送信すると共に、該送受信アンテナにて受信
    した上り信号を、前記外部の双方向CATVシステムの
    伝送線に送出する送受信手段、を備え、該送受信手段を
    介して、外部の双方向CATVシステムと、建造物の室
    内に設置された複数の無線端末と、の間で双方向通信を
    行う双方向通信システムにおいて、前記送受信手段と、
    前記複数の無線端末と、の間で送受信される上り信号及
    び下り信号を中継するための中継装置であって、 第一及び第二の送受信アンテナと、 該第一の送受信アンテナにて受信した第一の周波数帯の
    下り信号を、該第一の周波数帯とは異なる第二の周波数
    帯の下り信号に変換し、該変換後の下り信号を無線にて
    前記第二の送受信アンテナから送信する第一変換手段
    と、 前記第二の送受信アンテナにて受信した第二の周波数帯
    の上り信号を、前記第一の周波数帯の上り信号に変換
    し、該変換後の上り信号を前記第一の送受信アンテナか
    ら無線にて送信する第二変換手段と、 を備えることを特徴とする中継装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の周波数帯は、2.4ギガヘ
    ルツ帯であり、前記第二の周波数帯は、5ギガヘルツ帯
    であることを特徴とする請求項10に記載の中継装置。
  12. 【請求項12】 前記第一の送受信アンテナにて受信し
    た下り信号に含まれるパケットの伝送経路を制御するた
    めの経路制御手段、を備えていることを特徴とする請求
    項10又は請求項11に記載の中継装置。
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