JP2003116106A - Mpegデータ記録方法 - Google Patents

Mpegデータ記録方法

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JP2003116106A JP2002189971A JP2002189971A JP2003116106A JP 2003116106 A JP2003116106 A JP 2003116106A JP 2002189971 A JP2002189971 A JP 2002189971A JP 2002189971 A JP2002189971 A JP 2002189971A JP 2003116106 A JP2003116106 A JP 2003116106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のMPEG画像データから第2のMPE
G画像データへ繋げて再生させる際に、VBVバッファ
の接続にオーバーフローやアンダーフローの矛盾が生じ
ることなく、シームレスで高品位な再生を実現させるこ
とができる記録方法を提供すること。 【解決手段】 第1のMPEG画像データの繋ぎ区間A
のデータを復号してから再符号化する。この再符号化
は、VBVバッファ占有値の推移が、aの位置でのVB
Vバッファ占有値から開始されて、dの位置でのVBV
バッファ占有値までで終了するように制御されて実行さ
れる。そして、第1のMPEG画像データのaの位置ま
では第1のMPEG画像データの再生を行い、次に繋ぎ
区間Aの再符号化MPEG画像データを再生し、その
後、第2のMPEG画像データのdの位置へ接続してd
以降の第2のMPEG画像データを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG符号化方式で
符号化された画像データである第1及び第2の2つのMP
EG画像データを、それぞれのMPEG画像データにおける指
定された繋ぎ指定位置で、前記第1のMPEG画像データか
ら前記第2のMPEG画像データへ繋げて再生させる際に、
シームレスな再生を実現させるためのMPEGデータ記録方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本特許において使用する従来技術である
MPEGについて簡単に説明する。
【0003】MPEGについてはISO-IEC11172-2、ITU-T H.
262 / ISO-IEC13818-2に詳細な説明がなされているの
で、ここでは概略のみ説明する。MPEGは1988年、ISO/IE
C JTC1/SC2(国際標準化機構/国際電気標準化会合同技
術委員会1/専門部会2、現在のSC29)に設立された動画
像符号化標準を検討する組織の名称(Moving Pictures
Expert Group)の略称である。MPEG1(MPEGフェーズ1)
は1.5Mbps程度の蓄積メディアを対象とした標準で、静
止画符号化を目的としたJPEGと、ISDNのテレビ会議やテ
レビ電話の低転送レート用の動画像圧縮を目的としたH.
261(CCITT SGXV、現在のITU-T SG15で標準化)の基本
的な技術を受け継ぎ、蓄積メディア用に新しい技術を導
入したものである。これらは1993年8月、ISO/IEC 11172
として成立している。
【0004】MPEG1は幾つかの技術を組み合わせて作成
されている。図5にMPEG符号化方式による符号化を行う
従来のMPEG符号化器を示し、以下に簡単に説明する。入
力画像は動き補償予測器1で復号化した画像と、入力画
像の差分とを差分器2で取ることで時間冗長部分を削減
する。
【0005】予測の方向は、過去、未来、両方からの3
モード存在する。またこれらは16画素×16画素のMB(Mac
roblock)ごとに切り替えて使用できる。予測方向は入力
画像に与えられたPicture Typeによって決定される。過
去からの予測により符号化するモードと、予測をしない
でそのMBを独立で符号化するモードとの2モード存在す
るのが片方向画像間予測符号化画像(P-picture)であ
る。また未来からの予測により符号化するモード、過去
からの予測により符号化するモード、両方からの予測に
より符号化するモード、独立で符号化するモードの4モ
ード存在するのが双方向画像間予測符号化画像(B-pict
ure)である。そして全てのMBが独立で符号化するのが
画像内独立符号化画像(I-picture)である。
【0006】動き補償は、動き領域をMBごとにパターン
マッチングを行ってハーフペル精度で動きベクトルを検
出し、動き分だけシフトしてから予測する。動きベクト
ルは水平方向と垂直方向が存在し、何処からの予測かを
示すMC(Motion Compensation)モードとともにMBの付加
情報として伝送される。
【0007】一般的には、Iピクチャから次のIピクチャ
の前のピクチャまでをGOP(Group OfPicture)といい、蓄
積メディアなどで使用される場合には、一般に約15ピ
クチャ程度が一つのGOP区間として使用される。(但
し、1GOP区間内に2つ以上のIピクチャを含んでもよ
い。要するに1GOP区間内に1つ以上のIピクチャを含
めばよい。) 差分画像はDCT器3において直交変換が行われる。DCT
(Discrete Cosine Transform)とは、余弦関数を積分核
とした積分変換を有限空間への離散変換する直交変換で
ある。MPEGではMBを4分割し8×8のDCTブロックに対し
て、2次元DCTを行う。一般にビデオ信号は低域成分が
多く高域成分が少ないため、DCTを行うと係数が低域に
集中する。
【0008】DCTされた画像データ(DCT係数)は量子化
器4で量子化が行われる。量子化は量子化マトリックス
という8×8の2次元周波数を視覚特性で重み付けした値
と、その全体をスカラー倍する量子化スケールという値
で乗算した値を量子化値として、DCT係数をその量子化
値で叙算する。MPEG復号化器(デコーダー)で逆量子化
するときは量子化値で乗算することにより、元のDCT係
数に近似している値を得ることになる。
【0009】量子化されたデータはVLC器5で可変長符
号化される。量子化された値のうち直流(DC)成分は
予測符号化のひとつであるDPCM(differential pul
se code modulation )を使用する。また交流(AC)成
分は 低域から高域にzigzagscanを行い、ゼロのラン長
および有効係数値を1つの事象とし、出現確率の高いも
のから符号長の短い符号を割り当てていくハフマン符号
化が行われる。
【0010】可変長符号化されたデータは一時バッファ
6に蓄えられ、所定の転送レートで符号化データとして
出力される。また、その出力されるデータのマクロブロ
ック毎の発生符号量は、符号量制御器21に送信され、
目標符号量に対する発生符号量との誤差符号量を量子化
器4にフィードバックして量子化スケールを調整するこ
とで符号量制御される。
【0011】量子化された画像データは逆量子化器7に
て逆量子化、逆DCT器8にて逆DCTされ、加算器9を介し
て一時、画像メモリー10に蓄えられたのち、動き補償
予測器1において、差分画像を計算するためのリファレ
ンスの復号化画像として使用される。
【0012】このようにしてMPEG符号化された符号化デ
ータを復号化するMPEG復号化器(デコーダー)を図6に
示す。
【0013】入来する符号化データ(ストリーム)はバ
ッファ11でバッファリングされ、バッファ11からの
データはVLD器12に入力される。VLD器12では可変長
復号化を行い、直流(DC)成分および交流(AC)成
分を得る。交流(AC)成分データは低域から高域にzi
gzag scanの順で8x8のマトリックスに配置される。
このデータは逆量子化器13に入力され、量子化マトリ
ックスにて逆量子化される。逆量子化されたデータは逆
DCT器14に入力されて逆DCTされ、画像データ(復号化
データ)として出力される。また、復号化データは一
時、画像メモリー16に蓄えられたのち、動き補償予測
器17において、差分画像を計算するためのリファレン
スの復号化画像として使用される。
【0014】また、符号化ビットストリームはビデオの
場合1ピクチャーごとに可変長の符号量をもっている。
これはMPEGがDCT、量子化、ハフマン符号化という情報
変換を用いている理由と同時に、画質向上のためにピク
チャーごとに配分する符号量は適応的に変更する必要性
があり、動き補償予測を行っているので、あるときは入
力画像そのままを符号化し、あるときは予測画像の差分
である差分画像を符号化するなど符号化画像自体のエン
トロピーも大きく変化するためである。
【0015】この場合、多くはその画像のエントロピー
比率に配分しつつ、バッファの制限を守りながら符号量
制御される。バッファ管理器は発生した符号量と符号化
レートの関係を監視し、所定のバッファ内に収まるよう
に目標符号量を設定する。この値は可変長符号化器にフ
ィードバックされ、符号量制御器に入り、そこで量子化
器にセットする量子化値を大きくして発生符号量を抑え
たり、量子化値を小さくして発生符号量を小さくしたり
する。
【0016】このような可変長データを固定の転送レー
ト(符号化レート)で符号化する場合、復号器の最大バ
ッファ量を上限値とすると、一定速度でデータが入力さ
れて、所定の値だけ溜まったとことから、所定の時刻
(NTSCのビデオ信号なら1/29.97 sec単位)で復号化を
一瞬で行うモデルを使用し、そのバッファがオーバーフ
ローもアンダーフローも発生しないように符号化するこ
とがMPEGで規定されている。この規定(VBVバッファ
規定)を守っていればVBVバッファ内でのレートは局部
的に変化しているものの、観測時間を長く取れば固定の
転送レートとなり、MPEGではこのことを固定レートであ
ると定義している。
【0017】固定転送レートの場合、発生符号量の少な
い場合にはバッファ占有量は、上限値に張り付いた状態
になる。この場合、無効ビットを追加してオーバーフロ
ーしないように符号量を増やさなければならない。
【0018】可変転送レートの場合にはこの固定転送レ
ートの定義を拡張して、バッファー占有率が上限値にな
った場合、復号器の読み出しを中止することにより、原
理的にオーバーフローが起きないように定義されてい
る。こうしたバッファ推移を図7に示す。仮に非常に発
生符号量が少なくても、復号器の読み出しが中止される
ので、固定転送レートの時のように無効ビットをいれる
必要はない。従って、アンダーフローだけが発生しない
ように符号化する。
【0019】MPEGシステムはMPEGビデオ及びオーディオ
などで符号化されビットストリームを、1個のビットス
トリームに多重化し、同期を確保しながら再生する方式
を規定したものである。システムで規定されている内容
は大きく分けて次の5点である。 1)複数の符号化されたビットストリームの同期再生 2)複数の符号化されたビットストリームの単一ビット
ストリームへの多重化 3)再生開始時のバッファの初期化 4)連続的なバッファの管理 5)復号や再生などの時刻の確定 MPEGシステムで多重化を行うには情報をパケット化する
必要がある。パケットによる多重化とは、例えばビデ
オ、オーディオを多重化する場合、各々をパケットと呼
ばれる適当な長さのストリームに分割し、ヘッダなどの
付加情報を付けて、適宜、ビデオ、オーディオのパケッ
トを切り替えて時分割伝送する方式である。ヘッダには
ビデオ、オーディオなどを識別する情報や、同期の為の
時間情報が存在する。パケット長は伝送媒体やアプリケ
ーションに依存し、ATMのように53バイトから、光デ
ィスクのように4Kバイトと長いものまで存在してい
る。MPEGでは、パケット長は可変で任意に指定できるよ
うになっている。
【0020】データはパック、パケット化され、1パッ
クは数パケットで構成されている。各Pパックの先頭部
分にはpack start codeやSCR(System Clock Referance)
、パケットの先頭部分にはstream idやタイムスタンプ
が記述されている。タイムスタンプにはオーディオ、ビ
デオなどの同期をとる時間情報が記述されており、DTS
(Decoding Time Stamp)、PTS(Presentation Time Stam
p) の2種類が存在する。PCR(Program Clock Referenc
e)は27MHzの時間精度で記述されており、decoderの
基準時計をロックする情報である。DTSはそのパケット
データ内の最初のアクセスユニット(ビデオなら1ピク
チャ、オーディオなら例えば1152サンプル)のデコ
ード開始時刻を、PTSは表示(再生)開始時刻を示して
いる。図11に示すように、オーディオ、ビデオ、その
他のデコーダーは、PCRでロックした共通の基準時計を
常に監視し、DTSやPTSの時間と一致したときに、デコー
ドや表示を行うしくみになっている。多重化されたデー
タが各デコーダでバッファリングされ、同期した表示を
行うための仮想的なデコーダをSTD(System Target Deco
der)とよび、このSTDがオーバーフローやアンダーフロ
ーを起こさないようにな多重化されていなければならな
い。
【0021】また、MPEGシステムには、大きく分けてTS
( Transport Stream)とPS ( Program Stream )が存在
する。これらはPES(Packetized Elementary Stream)、
およびその他の必要な情報を含むパケットから構成され
ている。PESは両ストリーム間の変換を可能とするため
の中間ストリームとして規定されていて、MPEGで符号化
されたビデオ、オーディオデータの他、プライベートス
トリームなどをパケット化したものである。
【0022】PSは共通の基準時間を有するプログラムの
ビデオ、オーディオの多重化をすることが可能である。
パケットレイヤはPESとよばれ、この構造は図12に示
すように、後述するTSと共用して用いられ、これらの相
互互換性を可能とする。PSのSTDモデルでは、ストリー
ムはPES パケット内の stream id によってスイッチさ
れる。
【0023】TSもPSと同じように共通の基準時間を有す
るプログラムのビデオ、オーディオの多重化をすること
が可能であるが、TSはさらに異なる基準時間を有する通
信や放送などのマルチプログラムの多重化を可能として
いる。 TSはATMセル長や誤り訂正符号化する場合を考慮
し、188バイトの固定長パケットで構成されており、
エラーが存在する系でも使用できるように考慮されてい
る。TS パケット自体の構造はそれほど複雑ではないが
マルチプログラムのストリームであるため、その運用は
複雑である。PSと比べて特徴的なのはTS パケットが上
位構造であるにも関わらず、PES パケット より(通常
は)短く、PES パケット を分割してTSパケット に乗せ
て伝送する点である。TSのSTDモデルでは、ストリーム
はTS パケット内のPID(パケット ID)によってスイッ
チされる。
【0024】MPEGシステムのTSにはその多重化されてい
る番組の情報に関するパケットがどのPIDであるのかを
指示する仕組みがある。それを図13で説明する。まず
TSパケット群の中からPID=0のものを探す。それはPAT
(Program Association Table)と呼ばれる情報パケッ
トで、そのパケットの中にはPROGRAMナンバーPRに対応
する情報PIDがリンクされた形で記述されている。次に
目的のPRに対応するPIDのパケットを読みに行くとPMT
(Program Map Table)と呼ばれる情報パケットがあ
り、そのパケットの中にはそのPRに対応する番組のビデ
オパケットのPIDと、オーディオパケットのPIDの情報が
記述されている。
【0025】PATとPMTのことをPSI(Program Specific
Information)と呼び、目的の番組のチャンネルにア
クセス(エントリー)することが可能な情報体系になっ
ている。
【0026】また、従来、特開平11−74799の発
明によれば、記録媒体に記録されたMPEGデータなどの圧
縮データを編集する場合、MPEGデータの連続性を保つた
め、その編集点ではVBVバッファをつねに固定になるよ
う発生符号量を制御したり、GOPをクローズドGOPとして
符号化するなど、連続性を考慮した符号化をおこなう方
法が記載されている。
【0027】また、特開平11−187354の発明の
よれば、符号化データにはなんの制約も施さずに、その
データの部分区間のうち、編集素材として抜粋されたデ
ータを指示する情報とその再生順番に関する情報を記述
し、記録されたデータは変更せずに、単一記録媒体に映
像編集を実現できる方法が記載されている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方式では、MPEG画像データは単純につなぐとVBVバ
ッファの接続に矛盾が生じ、オーバーフローやアンダー
フローがおきてしまった。
【0029】特開平11−74799の発明において
は、どこで編集されても良いように、各GOPに対してVBV
バッファが常に固定になるよう発生符号量を制御した
り、GOPをクローズドGOPとして符号化するなど、連続性
を考慮した符号化制約を施すことになり、符号化効率の
面では不利な要因になっていた。
【0030】また、特開平11−187354の発明に
おいては、あたかも編集したように再生表示はされる
が、その編集点での連続性は不完全で、MPEGデータのデ
コーダーバッファの初期化などの一時的な静止現象がお
こる可能性があった。
【0031】本発明は、第1及び第2の2つのMPEG画像
データを(または、第1のMPEG画像データを要素符号化
データとして含むパケット多重化された第1のMPEG多重
化データと、第2のMPEG画像データを要素符号化データ
として含むパケット多重化された第2のMPEG多重化デー
タとを)、それぞれの指定された繋ぎ指定位置で、前記
第1のMPEG画像データから前記第2のMPEG画像データへ
繋げて再生させる際に(前記第1のMPEG多重化データか
ら前記第2のMPEG多重化データへ繋げて再生させる際
に)、VBVバッファの接続にオーバーフローやアンダー
フローの矛盾が生じることなく、シームレスで高品位な
再生を実現させることができるMPEGデータ記録方法を提
供することを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、以下の記録方法を提供するもので
ある。 (1) MPEG符号化方式で符号化された画像データであ
る第1及び第2の2つのMPEG画像データを、それぞれの
MPEG画像データにおける指定された繋ぎ指定位置で、前
記第1のMPEG画像データから前記第2のMPEG画像データ
へ繋げて再生させるためのデータとして、前記MPEG符号
化方式で符号化された第1の繋ぎ区間再符号化データを
生成して記録させる記録ステップを設けたMPEGデータ記
録方法であって、前記記録ステップは、前記第1のMPEG
画像データにおける前記繋ぎ指定位置から第1の所定時
間分前の位置を開始位置とし、前記第1のMPEG画像デー
タにおける前記繋ぎ指定位置を終了位置とする区間を第
1の繋ぎ区間として、前記第1の繋ぎ区間の前記第1の
MPEG画像データを復号して得た画像データである第1の
繋ぎ区間復号画像データを、前記MPEG符号化方式で再符
号化して前記第1の繋ぎ区間再符号化データを生成し、
前記第1の繋ぎ区間再符号化データを記録媒体に記録さ
せるステップであり、前記再符号化は、その再符号化時
におけるVBVバッファ占有値に関する情報値の推移が、
前記第1の繋ぎ区間の開始位置に対応する位置における
前記第1のMPEG画像データの符号化時のVBVバッファ占
有値に関する情報値から開始されて、前記第2のMPEG画
像データでの前記繋ぎ指定位置に対応する位置における
前記第2のMPEG画像データの符号化時のVBVバッファ占
有値に関する情報値までで終了するように符号量制御が
行われて実行されるものである、ことを特徴とするMPEG
データ記録方法。 (2) 上記(1)記載のMPEGデータ記録方法におい
て、前記記録ステップは、前記第1の繋ぎ区間再符号化
データを要素符号化データとして含んで、MPEG方式によ
りパケット多重化して生成した第1の繋ぎ区間MPEG多重
化データを記録媒体に記録させるステップであることを
特徴とするMPEGデータ記録方法。
【0033】
【発明の実施の形態】まず、本発明で実現可能とする繋
ぎ再生の概念を説明する。図8のように第MPEG符号化方
式で符号化された画像データである1のMPEG画像デ
ータと同じく第2のMPEG画像データが存在する場合
の、第1のMPEG画像データの途中(指定された繋ぎ
指定位置)から第2のMPEG画像データを繋げて再生
することを考える。接続点(第1のMPEG画像データにお
ける繋ぎ指定位置)がbの位置と仮定すると、第1のM
PEG画像データのbの位置まで再生を行い、そのあと
第2のMPEG画像データへ接続してデータを再生する
ことになるが、MPEG画像データは単純につなぐとVBVバ
ッファの接続に矛盾が生じ、オーバーフローやアンダー
フローがおきてしまうという問題が生じる。
【0034】そこで、まず、第1のMPEG画像データ
と第2のMPEG画像データとのMPEG符号化方式での符
号化時における、VBVバッファの情報を所定区間単位
(第1のMPEG画像データでは第1の所定区間単位、第2
のMPEG画像データでは第2の所定区間単位)でサイド情
報として生成して記録媒体に記述しておくようにする。
【0035】なお、このサイド情報にVBVバッファの
情報を記述しないで繋ぎ再生を実現することも可能であ
る。この場合には2つの方法が考えられるが、それにつ
いては後述する。
【0036】第1のMPEG画像データに関するVBVバッ
ファの情報は、第1のMPEG画像データの第1の所定区間
毎における、その区間の最後のピクチャーのMPEG符号化
開始時点または終了時点でのVBVバッファ占有値に関す
る情報値を示す第1のVBVバッファ占有値関連情報と、V
BVバッファ占有値に関する情報値が第1のMPEG画像デー
タのどの位置におけるVBVバッファ占有値に関する情報
値であるかを示す第1のアドレス情報とである。
【0037】第2のMPEG画像データに関するVBVバッ
ファの情報は、第2のMPEG画像データの第2の所定区間
毎における、その区間の最後のピクチャーのMPEG符号化
開始時点または終了時点でのVBVバッファ占有値に関す
る情報値を示す第2のVBVバッファ占有値関連情報と、V
BVバッファ占有値に関する情報値が前記第2のMPEG画像
データのどの位置におけるVBVバッファ占有値に関する
情報値であるかを示す第2のアドレス情報とである。
【0038】VBVバッファ占有値に関する情報値とは、
例えばMPEGで規定されているVBVバッファ占有値またはV
BV delay値である。
【0039】前記第1及び第2の所定区間の1単位は後
述するように例えば3フレーム程度のものでも、1GO
P程度でもよい。仮にその所定区間単位を、第1のMPEG
画像データにおいては図8のa-b間、第2のMPEG画像デ
ータにおいては図8のc-d間とする。
【0040】前記VBVバッファの情報リストには、a
の位置(前記第1のMPEG画像データにおける前記繋ぎ指
定位置から第1の所定時間分前の前記第1の所定区間の
境界:即ち後述する区間Aの開始位置)でのVBVバッ
ファの情報と、bの位置(第1のMPEG画像データにおけ
る前記繋ぎ指定位置:即ち後述する区間Aの終了位置)
でのVBVバッファの情報が記述されている。また、第
2のMPEG画像データのcの位置(第2のMPEG画像デ
ータにおける前記繋ぎ指定位置から第2の所定時間分前
の前記第2の所定区間の境界位置)でのVBVバッファ
の情報と、接続点dの位置(第2のMPEG画像データにお
ける前記繋ぎ指定位置:この例の場合は第2の所定区間
の境界位置)でのVBVバッファの情報も存在する。
【0041】そこで、第1のMPEG画像データのa-b
区間(第1の繋ぎ区間:ここでは区間Aとする)のデー
タを、一旦、復号化して復号画像データを得、その復号
画像データ(第1の繋ぎ区間復号画像データ)をMPEG符
号化方式で再符号化を行う。それによって作成された再
符号化データを区間Aの再符号化MPEG画像データ
(第1の繋ぎ区間再符号化データ)と呼ぶこととする。
この再符号化は、VBVバッファ占有値に関する情報値
の推移が、aの位置での前記検出した第1のVBVバッフ
ァ占有値関連情報に基づき得られたVBVバッファ占有値
に関する情報値から開始されて、dの位置での前記検出
した第2のVBVバッファ占有値関連情報に基づき得られ
たVBVバッファ占有値に関する情報値までで終了するよ
うにレートコントロールを行ってMPEG符号化方式で再符
号化を行う。
【0042】従来の繋ぎ再生動作である、第1のMPE
G画像データのbの位置まで再生を行い、そのあと第2
のMPEG画像データのdの位置へ接続してデータを再
生する、という動作を、区間Aの再符号化MPEG画像
データを用いて次のような動作とする。即ち、第1のM
PEG画像データのaの位置(区間Aの開始位置)まで
は第1のMPEG画像データの再生を行い、そのあと前
記区間Aの再符号化MPEG画像データをその区間の開
始位置から終了位置まで再生し、その後、第2のMPE
G画像データのdの位置(繋ぎ指定位置)へ接続してd
以降の第2のMPEG画像データのデータを再生する、
という動作にする。再生装置側にこの動作を行う繋ぎ再
生手段を設けて実現させる。
【0043】この繋ぎ再生動作とすることで、元の第1
及び第2のMPEG画像データと同じコンテンツ内容で
且つ、VBVバッファの破綻を起こさないシームレスな
接続再生を実現することが可能となる。
【0044】なお、図8に示した、第1のMPEG画像
データ側のみを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG画像デ
ータを得る場合には、接続点dの位置(第2のMPEG画像
データにおける繋ぎ指定位置)のVBVバッファの情報
が必要となる。前述したようにVBVバッファの情報
は、MPEG画像データの所定区間毎における、その区間の
最後のピクチャーのMPEG符号化開始時点または終了時点
での情報であるので、所定区間の境界の位置での情報と
なる。従って、接続点の位置(繋ぎ指定位置)は、少な
くとも第2のMPEG画像データにおいては第2の所定区間
の境界として指定される必要がある。(即ち、第2のMP
EG画像データにおける接続点dの位置は第2の所定区間
の境界として指定される必要がある。) また、第1のMPEG画像データ側のみを元に繋ぎ区間
の再符号化MPEG画像データを得る場合には、前述し
たように図8に示したaの位置(繋ぎ区間Aの開始位
置)のVBVバッファの情報も必要となる。しかし、a
の位置は、第1のMPEG画像データにおける接続点(繋ぎ
指定位置)bから第1の所定時間分前の第1の所定区間
の境界として指定されるので、接続点bの位置に関わら
ずaの位置ではVBVバッファの情報がえられる。よっ
て、第1のMPEG画像データにおける接続点bの位置は、
必ずしも第1の所定区間の境界として指定される必要は
ない。
【0045】次に、その応用例を図9(2),(3)に
示す。同図(1)は図8に示した例と同様のものであ
る。図8に示した例では、第1のMPEG画像データ側
のみを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG画像データを得
て繋ぎ再生を実現したが、第2のMPEG画像データ側
のみを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG画像データを得
て繋ぎ再生を実現することも可能である。その例が図9
(2)に示したものであり、第2のMPEG画像データにお
ける繋ぎ区間Bの再符号化MPEG画像データを用いる
ものである。
【0046】図9(2)において、第1のMPEG画像デー
タにおける接続点(繋ぎ指定位置)をiの位置とし、第
2のMPEG画像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)を
kの位置とする。前述したVBVバッファの情報を有す
る単位である第1及び第2の所定区間の1単位を、第1
のMPEG画像データにおいてはi-j間、第2のMPEG画像デ
ータにおいてはk-l間とする。lの位置は第2のMPEG
画像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)kから第2
の所定時間分後の第2の所定区間の境界位置となる。接
続点kを開始位置としlの位置を終了位置とする区間を
繋ぎ区間B(第2の繋ぎ区間)とする。
【0047】第2のMPEG画像データのを繋ぎ区間B
(k-l区間)のデータを、一旦、復号化して、復号画
像データを得、その復号画像データ(第2の繋ぎ区間復
号画像データ)をMPEG符号化方式で再符号化を行う。そ
れによって作成された再符号化データを繋ぎ区間Bの再
符号化MPEG画像データ(第2の繋ぎ区間再符号化デ
ータ)と呼ぶこととする。この再符号化は、VBVバッ
ファ占有値に関する情報値の推移が、iの位置での第1
のVBVバッファ占有値関連情報に基づき得られたVBVバッ
ファ占有値に関する情報値から開始されて、lの位置で
の第2のVBVバッファ占有値関連情報に基づき得られたV
BVバッファ占有値に関する情報値までで終了するように
レートコントロールを行ってMPEG符号化方式で再符号化
を行う。
【0048】そして、繋ぎ区間Bの再符号化MPEG画
像データを用いて、第1のMPEG画像データから第2
のMPEG画像データへの繋ぎ再生を行う。すなわち、
第1のMPEG画像データの接続点i(繋ぎ指定位置)
までは第1のMPEG画像データの再生を行い、そのあ
と前記区間Bの再符号化MPEG画像データをその区間
の開始位置から終了位置まで再生し、その後、第2のM
PEG画像データのlの位置(繋ぎ区間Bの終了位置)
へ接続してlの位置以降の第2のMPEG画像データの
データを再生する、という動作にする。再生装置側にこ
の動作を行う繋ぎ再生手段を設けて実現させる。
【0049】この繋ぎ再生動作とすることで、元の第1
及び第2のMPEG画像データと同じコンテンツ内容で
且つ、VBVバッファの破綻を起こさないシームレスな
接続再生を実現することが可能となる。
【0050】なお、図9(2)に示した、第2のMPE
G画像データ側のみを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG
画像データを得る場合には、接続点iの位置(第1のMP
EG画像データにおける繋ぎ指定位置)のVBVバッファ
の情報が必要となる。前述したようにVBVバッファの
情報は、MPEG画像データの所定区間毎における、その区
間の最後のピクチャーのMPEG符号化開始時点または終了
時点での情報であるので、所定区間の境界の位置での情
報となる。従って、接続点の位置(繋ぎ指定位置)は、
少なくとも第1のMPEG画像データにおいては第1の所定
区間の境界として指定される必要がある。(即ち、第1
のMPEG画像データにおける接続点iの位置は第1の所定
区間の境界として指定される必要がある。) また、第2のMPEG画像データ側のみを元に繋ぎ区間
の再符号化MPEG画像データを得る場合には、前述の
ように図9(2)に示した、lの位置(繋ぎ区間Bの終
了位置)のVBVバッファの情報も必要となる。しか
し、lの位置は、第2のMPEG画像データにおける接続点
(繋ぎ指定位置)kから第2の所定時間分後の第2の所
定区間の境界として指定されるので、接続点kの位置に
関わらずlの位置ではVBVバッファの情報が得られ
る。よって、第2のMPEG画像データにおける接続点kの
位置は、必ずしも第2の所定区間の境界として指定され
る必要はない。
【0051】次に、図9(3)に示す応用例について説
明する。この例では、接続点前後の第1及び第2のMP
EG画像データを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG画像
データを得て繋ぎ再生を実現すさせるものである。
【0052】図9(3)において、第1のMPEG画像デー
タにおける接続点(繋ぎ指定位置)をnの位置とし、第
2のMPEG画像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)を
pの位置とする。前述したVBVバッファの情報を有す
る単位である第1及び第2の所定区間の1単位を、第1
のMPEG画像データにおいてはm-n間、第2のMPEG画像
データにおいてはp-q間とする。
【0053】mの位置は第1のMPEG画像データにおける
接続点(繋ぎ指定位置)nから第1の所定時間分前の第
1の所定区間の境界位置となる。mの位置を開始位置と
し接続点nの位置を終了位置とする区間を繋ぎ区間A
(第1の繋ぎ区間)とする。qの位置は第2のMPEG画像
データにおける接続点(繋ぎ指定位置)pから第2の所
定時間分後の第2の所定区間の境界位置となる。接続点
pを開始位置としqの位置を終了位置とする区間を繋ぎ
区間B(第2の繋ぎ区間)とする。
【0054】第1のMPEG画像データの繋ぎ区間A
(m-n区間)のデータを、一旦、復号化して復号画像
データ(繋ぎ区間A復号画像データ:第1の繋ぎ区間復
号画像データ)をえる。また、第2のMPEG画像デー
タのを繋ぎ区間B(p-q区間)のデータを、一旦、復
号化して、復号画像データ(繋ぎ区間B復号画像デー
タ:第2の繋ぎ区間復号画像データ)を得る。
【0055】繋ぎ区間A復号画像データと繋ぎ区間B復
号画像データとを合わせた繋ぎ区間A+B復号画像デー
タ(第3の繋ぎ区間復号画像データ)をMPEG符号化方式
で再符号化を行う。それによって作成された再符号化デ
ータを繋ぎ区間A+Bの再符号化MPEG画像データ
(第3の繋ぎ区間再符号化データ)と呼ぶこととする。
この再符号化は、VBVバッファ占有値に関する情報値
の推移が、mの位置での第1のVBVバッファ占有値関連
情報に基づき得られたVBVバッファ占有値に関する情報
値から開始されて、qの位置での第2のVBVバッファ占
有値関連情報に基づき得られたVBVバッファ占有値に関
する情報値までで終了するようにレートコントロールを
行ってMPEG符号化方式で再符号化を行う。
【0056】そして、繋ぎ区間A+Bの再符号化MPE
G画像データを用いて、第1のMPEG画像データから
第2のMPEG画像データへの繋ぎ再生を行う。すなわ
ち、第1のMPEG画像データの繋ぎ区間Aの開始位置
mまでは第1のMPEG画像データの再生を行い、その
あと前記繋ぎ区間A+Bの再符号化MPEG画像データ
をその区間の開始位置から終了位置まで再生し、その
後、第2のMPEG画像データの繋ぎ区間Bの終了位置
qへ接続してqの位置以降の第2のMPEG画像データ
のデータを再生する、という動作にする。再生装置側に
この動作を行う繋ぎ再生手段を設けて実現させる。
【0057】この繋ぎ再生動作とすることで、元の第1
及び第2のMPEG画像データと同じコンテンツ内容で
且つ、VBVバッファの破綻を起こさないシームレスな
接続再生を実現することが可能となる。
【0058】なお、図9(3)に示した例では、前述し
たようにmの位置(繋ぎ区間Aの開始位置)のVBVバ
ッファの情報が必要となる。mの位置は、第1のMPEG画
像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)nから第1の
所定時間分前の第1の所定区間の境界として指定される
ので、接続点nの位置に関わらずmの位置ではVBVバ
ッファの情報が得られる。よって、第1のMPEG画像デー
タにおける接続点nの位置は、必ずしも第1の所定区間
の境界として指定される必要はない。
【0059】また、前述のように図9(3)に示した、
qの位置(繋ぎ区間Bの終了位置)のVBVバッファの
情報も必要となる。qの位置は、第2のMPEG画像データ
における接続点(繋ぎ指定位置)pから第2の所定時間
分後の第2の所定区間の境界として指定されるので、接
続点pの位置に関わらずqの位置ではVBVバッファの
情報が得られる。よって、第2のMPEG画像データにおけ
る接続点pの位置も、必ずしも第2の所定区間の境界と
して指定される必要はない。
【0060】このように、図9(1)〜(3)に示した
方法は、いずれもシームレスで高品位な繋ぎ再生を実現
させることができる これらの発展系としては、図10に示すように、第1の
MPEG画像データと、第2のMPEG画像データや、
第3、第4のMPEG画像データを、図のように途中分
岐するような繋ぎ再生を実現させることも可能となる。
このように、本発明を用いれば、元のMPEG画像データそ
のものを加工することなく、繋ぎ区間の再符号化MPE
G画像データを生成し利用するだけで、他のMPEGデータ
に自由につなげることができるので、さまざまな分岐ス
トーリーを構成するプログラムを符号化する際にも、分
岐ストーリー毎にそのストーリーの全体にわたる冗長な
MPEG画像データを記録することなく、メディアを効率よ
く使用することが可能となる。(本発明を用いれば、第
1〜第4のMPEG画像データそれぞれ一組と、分岐ス
トーリー毎の繋ぎ区間の再符号化MPEG画像データと
を用意しておけばよい。) また、図9(3)に示す方法を用いれば、前述したよう
に、第1のMPEG画像データにおける接続点の位置は、必
ずしも第1の所定区間の境界として指定される必要がな
く、第2のMPEG画像データにおける接続点の位置も、必
ずしも第2の所定区間の境界として指定される必要がな
いので、VBVバッファの情報を所定区間単位でサイド
情報として記述しておく所定区間単位よりも細かい精
度、例えば1フレーム単位で編集する場合に適用でき
る。この例を図15と共に説明する。所定単位は3フレ
ーム程度のものでも、1GOP程度でもよいが、ここで
は1GOPとする。
【0061】図15のように繋げる対象の2つのMPEGス
トリームが存在するとする。第1のMPEGストリームに矢
印で示してあるgとhの地点では、前記VBVバッファ
の情報リストにgの位置でのVBVバッファの情報と、
hの位置でのVBVバッファの情報が記述されている。
また、第2のMPEG画像データにもiの位置のVBV
バッファの情報とjの位置のVBVバッファの情報も存
在する。
【0062】第1のMEPGストリーム1のpの位置から、
第2のMPEGストリームの先頭へ繋ぐ場合、第1のMPEGス
トリームのgからpまでの区間Aのデータを復号し、さ
らに、第2のMPEGストリームのiからjの区間Bのデータ
を復号し、両方の画像をバッファ推移がgの位置のバッ
ファ占有値から始まってjの位置のバッファ占有値にな
るように再符号化を行う。
【0063】それによって作成されたデータを区間A+
Bの再符号化MPEG画像データを呼ぶとすると、従来
の再生動作である、第1のMPEG画像データのpの位
置まで再生を行い、そのあと第2のMPEG画像データ
へ接続してデータを再生する、という動作は、第1のM
PEG画像データのgの位置まで再生を行い、そのあと
前記区間A+Bの再符号化MPEG画像データを再生
し、その後、第2のMPEG画像データのjへ接続して
データを再生する、という動作にすることで、同じコン
テンツ内容で且つ、VBVバッファの破綻を起こさない
シームレスな接続再生をすることができる。
【0064】次に、サイド情報としてVBVバッファの
情報を記述しないで上述した各例と同様な繋ぎ再生を実
現する2つの方法について説明する。(繋ぎ区間再符号
化データを生成する際に必要となる、VBVバッファ占有
値に関する情報値の算出方法について説明する。) まず、第1の方法について説明する。MPEG規格にお
いて、基本的にCBR(constant bit rate)、即ち、
固定転送レートの場合には、MPEGビデオのピクチャ
ーレイヤにVBVバッファのバッファ占有率を示す、VB
V delay値が規定されている。この場合にはVBV delay値
がピクチャー単位に記述されているので、MPEG画像
ビットストリームをピクチャーヘッダーのみだけでも観
測することで、MPEG画像データの所定位置に対応す
るピクチャのMPEG符号化開始時点(または終了時
点)でのVBVバッファ占有値を検出することができる。
この場合、例えば後述する図4におけるVBVバッファ
情報検出器33の機能は、ビットストリームのピクチャ
ーヘッダー(MPEGでは0x00000100という
4バイトのコード)をサーチして、そのあとの、10ビ
ットのtemparal reference10ビット、picture coding
type3ビットのあとに続く、VBV delay16ビットを検
出することで実現できる。VBV delay値とは VBV delay = 90000 x B / R B:バッファ占有値 R:ビットレート で定義されたものであるから、固定レートの場合には、
このビットレートを用いてVBV delay値からVBVバッファ
占有値も計算で求めることができる。(例えば図4に示
すVBVバッファ情報検出器33で計算する。) MPEGではこのVBV delay値は、図16(2)のよう
に、グラフの頂点の位置でのものに注意しなければなら
ない。
【0065】次に、第2の方法について説明する。これ
は、固定転送レートではなく可変転送レートの場合であ
る。MPEG規格では、基本的にVBR(variable bit
rate:可変転送レート)の場合、MPEGビデオのピ
クチャーレイヤにおけるVBVバッファのバッファ占有
率を示すVBV delay値はすべて1、(16ビットすべて
が1なので0xffff)となる。従って、前記第1の
方法は使えない。
【0066】そこで、MPEG画像ビットストリームを
観測することで得られた情報から次のような計算を行
う。まず、ビットストリームの一番初めから、VBVバ
ッファをMPEG規定の最大値(たとえばメインプロフ
ァイルメインレベルでは1.75Mbit)まで占有したと仮定
する。次に、始めのピクチャーの符号量を減算する。次
に、可変転送レート符号化におけるピークレートの伝送
レート情報を用いて、表示ピクチャー間の時間だけ経過
した場合の伝送量を加算し、次のピクチャーの符号量を
減算する。このような一連の加算、減算という処理を所
定の求めたいビットストリームの位置まで繰り返し行う
ことで、図3に示すようなグラフをシミュレーションし
て求めるがごとく、MPEG画像データの所定位置に対
応するピクチャのMPEG符号化開始時点(または終了時
点)でのVBVバッファ占有値を求めることができる。可
変転送レート時のピークレートは、MPEGではシーケ
ンスヘッダーのbit rateというシンタックスの部分に記
述することに規定されているので、それを参照すれば得
られる。
【0067】例えば、後述する図4に示すVBVバッフ
ァ情報検出器33に上述のMPEG画像ビットストリー
ムを観測機能と計算機能を持たせるようにして実現す
る。(この第2の方法の場合、そのMPEG画像ビット
ストリームの先頭から、各ピクチャーの発生符号量を観
測して計算しなければならないが、第1の方法と同様に
予めサイド情報としてVBVバッファの情報を用意して
おく必要がない。) 次に、上記第1及び第2の方法を用いた場合における、
繋ぎ区間再符号化データの生成について簡単に説明す
る。なお、この繋ぎ区間再符号化データを用いた繋ぎ再
生動作は、予めサイド情報として記録されているVBV
バッファの情報により生成した繋ぎ区間再符号化データ
を用いた場合と同様であるので、ここでは説明を省略す
る。
【0068】図9(1)に示す第1のMPEG画像デー
タ側のみを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG画像データ
を得る場合には、第1のMPEG画像データにおける接
続点(繋ぎ指定位置)bから第1の所定時間分前の位置
aを開始位置として、第1のMPEG画像データにおけ
る繋ぎ指定位置bを終了位置とする区間を第1の繋ぎ区
間(繋ぎ区間A)とする。繋ぎ区間Aの開始位置aの指
定に、サイド情報を用いる場合のような第1の所定区間
の境界といった制限は不要となる。同様に、第2のMP
EG画像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)dの指
定に、サイド情報を用いる場合のような第2の所定区間
の境界といった制限は不要となる。
【0069】第1のMPEG画像データのa-b区間(繋
ぎ区間A)のデータを、一旦、復号化して復号画像デー
タを得、その復号画像データ(第1の繋ぎ区間復号画像
データ)をMPEG符号化方式で再符号化して、繋ぎ区
間Aの再符号化MPEG画像データ(第1の繋ぎ区間再
符号化データ)を得る。この再符号化は、VBVバッファ
占有値の推移が、上記第1または第2の方法で算出され
た、aの位置に相当するピクチャのMPEG符号化(第
1のMPEG画像データ生成時のMPEG符号化)開始
時点(または終了時点)でのVBVバッファ占有値から開
始される。そして、VBVバッファ占有値の推移が、上記
第1または第2の方法で算出された、dの位置に相当す
るピクチャのMPEG符号化(第2のMPEG画像データ生
成時のMPEG符号化)開始時点(または終了時点)で
のVBVバッファ占有値までで終了するように、レートコ
ントロールを行ってMPEG符号化方式で再符号化される。
得られた繋ぎ区間Aの再符号化MPEG画像データ(第
1の繋ぎ区間再符号化データ)を記録媒体に記録する。
(例えば、後述する図4に示すデータ書き込み部37に
より記録する。) 次に、図9(2)に示す第2のMPEG画像データ側の
みを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG画像データを得る
場合について説明する。図9(2)において、第1のMP
EG画像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)をiの位
置とし、第2のMPEG画像データにおける接続点(繋ぎ指
定位置)をkの位置とする。接続点kを開始位置とし、
接続点(繋ぎ指定位置)kから第2の所定時間分後の位
置となるlの位置を終了位置とする、第2のMPEG画
像データの区間を繋ぎ区間B(第2の繋ぎ区間)とす
る。繋ぎ区間Bの終了位置lの指定に、サイド情報を用
いる場合のような、第2の所定区間の境界といった制限
は不要となる。同様に、第1のMPEG画像データにお
ける接続点(繋ぎ指定位置)iの指定に、サイド情報を
用いる場合のような第1の所定区間の境界といった制限
は不要となる。
【0070】第2のMPEG画像データの繋ぎ区間B
(k-l区間)のデータを、一旦、復号化して、復号画
像データを得、その復号画像データ(第2の繋ぎ区間復
号画像データ)をMPEG符号化方式で再符号化して、繋ぎ
区間Bの再符号化MPEG画像データ(第2の繋ぎ区間
再符号化データ)を得る。この再符号化は、VBVバッフ
ァ占有値の推移が、上記第1または第2の方法で算出さ
れた、iの位置に相当するピクチャのMPEG符号化開
始時点(または終了時点)でのVBVバッファ占有値から
開始される。そして、VBVバッファ占有値の推移が、上
記第1または第2の方法で算出された、lの位置に相当
するピクチャのMPEG符号化開始時点(または終了時点)
でのVBVバッファ占有値までで終了するように、レート
コントロールを行ってMPEG符号化方式で再符号化が行わ
れる。得られた繋ぎ区間Bの再符号化MPEG画像デー
タ(第2の繋ぎ区間再符号化データ)を記録媒体に記録
する。(例えば、後述する図4に示すデータ書き込み部
37により記録する。) 次に、図9(3)に示す、接続点前後の第1及び第2の
MPEG画像データを元に繋ぎ区間の再符号化MPEG
画像データを得る場合について説明する。
【0071】図9(3)において、第1のMPEG画像デー
タにおける接続点(繋ぎ指定位置)をnの位置とし、第
2のMPEG画像データにおける接続点(繋ぎ指定位置)を
pの位置とする。
【0072】第1のMPEG画像データにおける接続点(繋
ぎ指定位置)nから第1の所定時間分前の位置をmとす
る。mの位置を開始位置とし、接続点nの位置を終了位
置とする第1のMPEG画像データの区間を、繋ぎ区間A
(第1の繋ぎ区間)とする。第2のMPEG画像データにお
ける接続点(繋ぎ指定位置)pから第2の所定時間分後
の位置をqする。接続点pを開始位置とし、qの位置を
終了位置とする第2のMPEG画像データの区間を、繋ぎ区
間B(第2の繋ぎ区間)とする。
【0073】繋ぎ区間Aの開始位置mの指定に、サイド
情報を用いる場合のような第1の所定区間の境界といっ
た制限は不要となる。同様に、繋ぎ区間Bの終了位置q
の指定に、サイド情報を用いる場合のような第2の所定
区間の境界といった制限は不要となる。
【0074】第1のMPEG画像データの繋ぎ区間A
(m-n区間)のデータを、一旦、復号化して復号画像
データ(繋ぎ区間A復号画像データ:第1の繋ぎ区間復
号画像データ)を得る。また、第2のMPEG画像デー
タの繋ぎ区間B(p-q区間)のデータを、一旦、復号
化して、復号画像データ(繋ぎ区間B復号画像データ:
第2の繋ぎ区間復号画像データ)を得る。
【0075】そして、繋ぎ区間A復号画像データと繋ぎ
区間B復号画像データとを合わせた繋ぎ区間A+B復号
画像データ(第3の繋ぎ区間復号画像データ)をMPEG符
号化方式で再符号化を行う。それによって作成された再
符号化データを繋ぎ区間A+Bの再符号化MPEG画像
データ(第3の繋ぎ区間再符号化データ)とする。この
再符号化は、VBVバッファ占有値の推移が、上記第1
または第2の方法で算出された、mの位置に相当するピ
クチャのMPEG符号化開始時点(または終了時点)で
のVBVバッファ占有値から開始される。そして、VBVバッ
ファ占有値の推移が、上記第1または第2の方法で算出
された、qの位置に相当するピクチャのMPEG符号化開始
時点(または終了時点)でのVBVバッファ占有値までで
終了するように、レートコントロールを行ってMPEG符号
化方式で再符号化される。得られた繋ぎ区間A+Bの再
符号化MPEG画像データ(第3の繋ぎ区間再符号化デ
ータ)を記録媒体に記録する。(例えば、後述する図4
に示すデータ書き込み部37により記録する。) 図10に示す例においても、もちろん、上述の計算方法
により必要な位置でのVBVバッファ占有値を求めること
が可能であり、所望の繋ぎ区間再符号化データ)を得る
ことができる。
【0076】次に、本発明を適用した記録再生装置の一
実施例によって記録媒体に記録するVBVバッファ情報
(MPEG画像データの所定区間毎における、その区間の最
後のピクチャーのMPEG符号化開始時点または終了時点で
のVBVバッファ占有値に関する情報値を示すVBVバッファ
占有値関連情報と、前記VBVバッファ占有値に関する情
報値が前記MPEG画像データのどの位置におけるVBVバッ
ファ占有値に関する情報値であるかを示すアドレス情
報)、ならびに、MPEG画像データに関する記録構造
について詳しく説明する。記録媒体には、MPEG符号化方
式で圧縮された画像データであるMPEG画像データが記録
される。このMPEG画像データは、一回の記録単位で符号
化生成された連続再生可能なデータが複数連続して連な
ったビットストリームとして記録される。
【0077】これらの符号化されたMPEG画像データのビ
ットストリームとは別に、MPEG画像データのビットスト
リームにおけるIピクチャーの1フレーム前のピクチャ
ー符号化終了時点でのVBVバッファ値(占有値)と、Pピ
クチャーの1フレーム前のピクチャー符号化終了時点で
のVBVバッファ値(占有値)と、前記各VBVバッファ値が
MPEG画像データのどの位置におけるVBVバッファ占有値
であるかを示すアドレス情報(この例では、MPEG画像デ
ータのファイルのはじめからの相対アドレス)が記録さ
れる。これらのデータを含むVBVバッファ情報のデータ
構造を図1に示す。
【0078】VBVバッファ情報は階層構造をもってい
る。始めにエントリーポイント情報構造体があり、その
後にVBV情報構造体がある。エントリーポイント情報構
造体は、始めにエントリーポイント(EP)のアドレスの
個数を32ビット、その後にEPn(nは1以上の自然
数)アドレスを32ビットで順に記述する。EPnアドレ
スはVBV情報構造体のEPn情報(nは1以上の自然数)
の記述されている位置を示し、このVBVバッファ情報の
先頭からの相対アドレスを記述する。一方VBV情報構造
体は、EP1情報から順に記述されており、EP1情報の中身
は相対アドレス、PTM値、VBV値を順に記述する。
【0079】VBV情報構造体のEPn情報における相対ア
ドレスとは、図2のように、MPEG画像データのビットス
トリームにおけるIピクチャーの1フレーム前のピクチ
ャー符号化終了時点、Pピクチャーの1フレーム前のピ
クチャー符号化終了時点、及び記録終了時点での、その
MPEG画像データの先頭からの相対アドレスであり、例え
ば単位はバイトが用いられる。ディスクメディアに記録
されている場合には、相対アドレスとしてセクターなど
が用いられる。
【0080】VBV情報構造体のEPn情報におけるPTM値と
は、MPEGのシステム規格(多重化規格)において、90
kHzもしくは27MHzのクロックで記録されているタイ
ムスタンプである。MPEG規格ではPTS(Presentation Ti
me Stamp)やDTS(Decoding Time Stamp)と呼ばれてい
る。ここでは、MPEG画像データのビットストリームのI
ピクチャーの1フレーム前のピクチャー符号化終了時
点、Pピクチャーの1フレーム前のピクチャー符号化終
了時点、及び記録終了時点での、時間情報としてDTSを
記録する。DTSは1ピクチャーに1つ記録されており、N
TSCのビデオ信号であれば90KHzクロックで1ピクチ
ャにつき3003クロックの間隔で、記録されている。
従って、本発明のように3ピクチャーごとにIピクチャ
かPピクチャが存在している場合で一番初めが0からス
タートする場合には、9009、18018....という
間隔でPTM情報がEPn情報に記述されることになる。
【0081】VBV情報構造体のEPn情報におけるVBV値
は、MPEGで規定されているデコーダーの仮想バッファ占
有値である。MPEG画像データの1ピクチャごとの発生符
号量と、転送レートの値から計算で導けるもので、図3
のように、圧縮されているビットストリーム情報のIピ
クチャーとPピクチャーの1フレーム前のピクチャー符
号化終了時点での、図の○の位置でのVBV占有値を記述
する。もしくはMPEGで規定されているVBV delay値を記
述する。この値はVBV占有値まで、そのときの転送レー
トでどれだけの時間がかかるかという時間に換算した値
である。本発明ではVBVバッファ占有値に関する情報で
あれば何であっても良い。VBVバッファ占有値とVBV del
ay値の関係を図17に示す。VBVバッファの占有値OCC
は、符号化レートをRとすると、VBV delay = 90000 * O
CC / Rという関係にあり、90000は90kHzのカウ
ント数で示すための値である。
【0082】MPEG圧縮では基本的にIBB、PBB、というよ
うに3フレーム単位でIかPのピクチャータイプを用いて
符号化する。MPEG圧縮はBピクチャーは両方向から予測
されている可能性があるので、符号化ビットストリーム
順番において、ビットストリームのIピクチャー、Pピク
チャーの1フレーム前のピクチャー符号化終了時点でし
か、データのつなぎ追加は簡単にはできない。そのため
本発明では、VBVの情報をビットストリームのIピクチャ
ー、Pピクチャーの1フレーム前のピクチャー符号化終
了時点で記述する形態をもつという仮定で説明してい
る。
【0083】しかしながら、本質的にはVBV占有値に関
する情報値は、毎ピクチャー持っても良い。また、ピク
チャー符号化終了時点でなく、符号化開始点でも良い。
図16(1)では符号化終了点の値をリストに持つ場合
の概念図であるが、この場合には一番初めのVBV占有値
に関する情報値が無いため、第1フレームの前に仮想的
にフレームがあったとして、その仮想フレームの符号化
終了時点のVBV占有値に関する情報値を初期値として計
算する。計算は第1のピクチャ符号量を、一番目のVBV
占有値に関する情報値に加算して、加算した値から、符
号化レートによる傾きから、(1/ピクチャーレート)
だけの時間によってどれだけの符号伝送量かを計算した
値を減算すると、図16(1)の黒丸部分の初期値が求
められる。また、図16(2)では符号化開始点の値を
リストに持つ場合の概念図であるが、この場合には一番
最後のVBV占有値に関する情報値が無いため、最終フレ
ームの後ろに仮想的にフレームがあったとして、その仮
想フレームの符号化開始時点のVBV占有値に関する情報
値を最終値として計算する。計算は最終のピクチャ符号
量を、最後のVBV占有値に関する情報値から減算して、
減算した値から、符号化レートによる傾きから、(1/
ピクチャーレート)だけの時間によってどれだけの符号
伝送量かを計算した値を加算すると、図16(2)の黒
丸部分の最終値が求められる。
【0084】次に、本発明を適用した記録再生装置の一
実施例の構成を図4に示し、MPEG符号化方式で画像デー
タを符号化しながらVBVバッファ情報を作成する動作を
説明をする。
【0085】記録媒体31に符号化データがまったく無
い状態、すなわち、初めて符号化する場合には、記録媒
体31からのデータ読み取り部32では、データが存在
していないので、データがないという情報をVBVバッフ
ァ情報検出器33に送信する。VBVバッファ情報検出器
33でもデータが存在していないので、パラメータ設定
器34にはあらかじめ設定した初期値、すなわちVBV値
は、たとえばMPEGで規定されるVBVの最大値の80%の
値とし、PTMタイムスタンプ情報は0とする。これらの
初期設定値を画像符号化器35に送信する。
【0086】画像符号化器35では、符号化を初期設定
値から開始する。画像符号化器35では符号化を行いな
がら、ビットストリームのIピクチャーの1フレーム
前、及びPピクチャーの1フレーム前のピクチャー符号
化終了時点での発生符号量とPTM値、VBV値を、毎回、VB
Vバッファ情報作成器36へ送信する。それとともに符
号化データをデータ書き込み部37へ送信する。さら
に、画像符号化器35は、ユーザーが画像圧縮記録を一
時停止、もしくは終了した時点での発生符号量とPTM
値、VBV値を、VBVバッファ情報作成器36へ送信する。
【0087】VBVバッファ情報作成器36では、入力さ
れた発生符号量値とPTM値とVBV値から図1に示す構造の
VBVバッファ情報のデータを作成する。もしくはそのデ
ータ構造を作成するのに必要なデータをメモリーして所
定のフォーマットで記録保持する。VBVバッファ情報作
成器36で作成された情報は、データ書き込み部37に
より符号化データ(MPEG画像データ)が記録媒体31に
書き込まれているときに、同時にバースト的に書き込み
を行っても良い。また、VBVバッファ情報作成器36で
作成された情報は、符号化データ(MPEG画像データ)が
書き込み終わったとき、すなわち、ユーザーが画像圧縮
記録を一時停止、もしくは終了した後に所定のフォーマ
ットで記録保持されていたデータから、図1の構造に変
換してデータ書き込み部37により書き込みを行っても
良い。
【0088】次に、記録媒体31に記録されている第1
及び第2の2つのMPEG画像データに対して、所定の位置
からの繋ぎ再生を可能とするための区間Aの部分の再符
号化を行う場合の説明を図8を用いて行う。
【0089】まず、図示せぬ、ユーザーインターフェー
スから、すでに記録されている第1及び第2の2つのMP
EG画像データのどこのポイントから繋ぎ再生するかを指
定してもらう。
【0090】記録媒体31には、すでに第1及び第2の
2つのMPEG画像データ(圧縮符号化ストリーム)と、図
4に示した記録再生装置により生成したVBVバッファ情
報とが記録されている。従って、図4に示すデータ読み
取り部32ではVBVバッファ情報を読み取り、接続点b
(繋ぎ指定位置)から区間Aの分だけ前にある位置の図
8におけるaの位置のVBV値、PTM値、相対アドレスを得
る。
【0091】前記ユーザーインターフェースからの繋ぎ
再生位置の指定が、例えば、その指定の仕方が、データ
の相対アドレスの位置情報の場合には、VBVバッファ情
報の構造のEPn情報内の相対アドレス情報にもっとも近
い値のデータにリンクされているVBV値、PTM値を用い
る。また、もし、その指定の仕方が、データの開始時刻
からの時間や、繋ぎ再生されるポイントのタイムスタン
プ情報であれば、同様にVBVバッファ情報の構造のEPn
情報内のPTM値を用いて、この値が90KHzのクロック
で記録されている場合にはその値に 1/90000秒の値を乗
じることで秒の時間を得ることができ、その繋ぎ再生す
る位置(相対アドレス)とVBV値、PTM値を得ることがで
きる。
【0092】これらの値はパラメータ設定器34に入力
され、画像符号化器35においてその設定値から符号化
が開始される。一方、符号化データサーチ器38では再
符号化する区間Aの先頭位置を、すでに記録してあるビ
ットストリームに対してサーチする。サーチはデータの
相対アドレスを用いて、そのビットストリームファイル
の頭からの位置にポインタを設定する。
【0093】画像符号化器35では区間Aに対応する第
1のMPEG画像データを復号化し、復号画像を用いて
再度、VBVバッファ占有値の推移が、aの位置でのVB
V値から開始されて、dの位置でのVBV値までで終了する
ようにレートコントロールを行ってMPEG符号化方式で再
符号化を行う。再符号化は前記のように完全に復号した
画像を用いても良いが、特開平11−234677に開
示されているような、ビットストリーム上での符号量コ
ントロールの技術を用いても良い。
【0094】ここでもし、再符号化する区間Aが、VB
Vバッファ情報の最小単位より長い場合には、再符号化
しながら、ビットストリームのIピクチャー、Pピクチャ
ーの1フレーム前のピクチャー符号化終了時点での発生
符号量とPTM値、VBV値を、毎回、VBVバッファ情報作成
器36へ送信する。それと共に、再符号化データをデー
タ書き込み部37へ送信する。
【0095】VBVバッファ情報作成器36では、入力さ
れた発生符号量値とPTM値とVBV値から図1に示す構造の
データを作成する。もしくはそのデータ構造を作成する
のに必要なデータをメモリーして所定のフォーマットで
記録保持する。VBVバッファ情報作成器36でのその情
報は、符号化データが書き込まれているときに、同時に
バースト的に書き込みを行っても良いし、符号化データ
が書き終わったとき、すなわち、ユーザーが画像圧縮記
録を一時停止、もしくは終了したときに所定のフォーマ
ットで記録保持されていたデータから、図1の構造に変
換して書き込みを行っても良い。
【0096】再符号化された区間Aの画像データ(繋ぎ
区間A再符号化データ)は、第1、第2のMPEG画像
データと分離された別のファイルとして記録する。もし
くは、記録第2のMPEG画像データの先頭に連結して
記録する。
【0097】第1のMPEG画像データと、第2のMPEG画像
データと、VBVバッファ占有値に関する情報とそのデー
タアドレス情報と、前記区間Aの再符号化画像データ
(または前記区間Bの再符号化画像データ、または前記
区間A+Bの再符号化画像データ)は、同一記録メディ
アに記録されていても、任意の組み合わせで複数の記録
メディアに記録くされていても、それぞれが異なる記録
メディアに記録されていてもかまわない。複数の記録メ
ディアに分けて記録されている場合には、それぞれの記
録メディア同士がリンクされて(それぞれのデータ、情
報同士がリンクされて)運用されるように、同一情報群
であることを示す情報、例えばIDなどを各記録メディア
に記録しておくと良い。第1のMPEG画像データと、第2
のMPEG画像データと、前記区間Aの再符号化画像データ
(または前記区間Bの再符号化画像データ、または前記
区間A+Bの再符号化画像データ)とが同一の記録媒体
に記録されている場合には、一つの記録媒体で、再生装
置側の繋ぎ再生を制御できる。
【0098】なお、繋ぎ区間再符号化画像データを得る
ためのVBVバッファ占有値に関する情報を、媒体に記録
されているサイド情報から読み出すのではなく、計算に
より求める場合には、VBVバッファ占有値に関する情報
とそのデータアドレス情報とを記録しておく必要はな
い。
【0099】上記実施例で、記録メディアは記録再生装
置内の記録メディアとして説明したが、記録再生装置に
着脱自在の記録メディア、ネットワークを介した記録メ
ディア(データベース)であってもかまわない。
【0100】また、上記実施例では、単体のMPEG画像デ
ータに着目して画像データをつなぐ例を説明したが、音
声データなどと共にMPEG方式でパケット多重化されたMP
EG多重化データであるMPEGトランスポートストリーム内
のMPEG画像データをつなぐ場合に適応しても良い。
【0101】トランスポートストリームには可変長符号
化されているMPEG画像データ、固定長符号化されている
MPEG1レイヤー2オーディオもしくはAC3などが多重化
されている場合が多い。従って、その多重化されたデー
タ中の要素符号化データのひとつであるMPEG画像データ
をつなぐ場合、接続する点においてMPEGで規定されるST
Dバッファ(ビデオではVBVバッファ)の整合性を考慮し
た接続方法として、前記説明した実施例の方法を適応す
ればよい。
【0102】例えば第1及び第2のMPEGトランスポート
ストリーム内からそれぞれ接続対象の第1及び第2のMP
EG画像データを取り出し、上記した実施例と同様にして
接続する。繋ぎ再生に使用する繋ぎ区間再符号化データ
(前記区間Aの再符号化画像データ、前記区間Bの再符
号化画像データ、前記区間A+Bの再符号化画像デー
タ)は、MPEG方式でパケット多重化されたMPEG多重化デ
ータとして生成、記録されてもよい。
【0103】図14(1)の状態はMPEGトランスポート
ストリームのパケット多重化されたデータの状態を示し
ている。Vと記載されているパケットはビデオパケッ
ト、Aと記載されているパケットはオーディオのパケッ
ト、Sと記載されているパケットはシステムで使用され
るPATやPMTなどの情報パケットである。おのおのMPEG2
システムのルールに準拠した形で記録されている。ビデ
オパケットは薄いグレーの色を施してある。これらの全
体を示した状態が同図(2)である。このビデオパケッ
トだけを集めた状態が同図(3)である。このビデオパ
ケットの中身は、同図(4)に示すように始めがIピク
チャーであり、次にBピクチャーが2枚、そのあとにPピ
クチャーが1枚、と続いてくのが典型的な例である。
【0104】これらのピクチャーの1枚もしくは複数の
ピクチャーにおいて再符号化によって符号量を調整す
る。例えば符号量が削減された状態が同図(5)であ
る。各ピクチャーの符号量はそれぞれ小さくなってい
る。その状態でパケット化したものが同図(6)であ
る。減少した部分には黒色を施してある。このパケット
分、ビデオの全体の量が減少する。そして、TSを再構築
する。この状態を全体で表現したものが同図(7)であ
る。同図(7)を拡大したものが同図(8)である。結
果的にVパケットの一部が減少し、それ以外の要素デー
タパケットはそのまま多重化する。
【0105】MPEGシステムの規定ではPCRクロック情報
は100msecに一度は記録されていなければならない。
また、データ長が変更されているので、それぞれの要素
パケットに記載されているPCRクロック情報は必要に応
じて変更する。また、ビデオパケットにはアクセスユニ
ット(フレームやフィールドのピクチャー単位)の先頭
のPESヘッダーが存在するパケットにPTSやDTSが記述さ
れている。オーディオパケットには1つもしくは複数の
オーディオフレームをPESでパッキングしたその先頭のP
ESヘッダーが存在するパケットにPTSが記載されてい
る。これらのタイムスタンプ情報は画像においてはピク
チャー数を増減していない場合には変更する必要は無い
し、オーディオも再生時間長を増減しなければ変更の必
要はないが、それ以外の場合には、適切なPTS,DTSを追
加修正する。
【0106】さらにまた、単純に再符号化する場合に
は、予測符号化のリセットタイミングであるIピクチャ
ーからのGOP単位が扱いやすいが、GOPが独立していない
場合、即ち、境界のBピクチャーが双方のGOPにまたがっ
て予測されている場合(GOPのclosed gop=0の場合)に
は、一つ前のGOPの最後のリファレンスピクチャーを復
号化して、図示せぬ画像再符号化用メモリーなどに保持
しておくことが必要になる場合がある。
【0107】第1のMPEG多重化データ(第1のMPEGトラ
ンスポートストリーム)と、第2のMPEG画像データ(第
2のMPEGトランスポートストリーム)と、VBVバッファ
占有値に関する情報とそのデータアドレス情報と、前記
区間Aの再符号化画像データ(または前記区間Bの再符
号化画像データ、または前記区間A+Bの再符号化画像
データ)を要素符号化データとして含んで、MPEG方式に
よりパケット多重化して生成した繋ぎ区間MPEG多重化デ
ータとは、同一記録メディアに記録されていても、任意
の組み合わせで複数の記録メディアに記録くされていて
も、それぞれが異なる記録メディアに記録されていても
かまわない。複数の記録メディアに分けて記録されてい
る場合には、それぞれの記録メディア同士がリンクされ
て(それぞれのデータ、情報同士がリンクされて)運用
されるように、同一情報群であることを示す情報、例え
ばIDなどを各記録メディアに記録しておくと良い。第1
のMPEG多重化画像データと、第2のMPEG多重化画像デー
タと、前記区間Aの再符号化画像データ(または前記区
間Bの再符号化画像データ、または前記区間A+Bの再
符号化画像データ)の繋ぎ区間MPEG多重化データとが同
一の記録媒体に記録されている場合には、一つの記録媒
体で、再生装置側の繋ぎ再生を制御できる。
【0108】
【発明の効果】以上の通り、本発明を用いれば、第1及
び第2の2つのMPEG画像データを(または、第1のMPEG
画像データを要素符号化データとして含むパケット多重
化された第1のMPEG多重化データと、第2のMPEG画像デ
ータを要素符号化データとして含むパケット多重化され
た第2のMPEG多重化データとを)、それぞれの指定され
た繋ぎ指定位置で、前記第1のMPEG画像データから前記
第2のMPEG画像データへ繋げて再生させる際に(前記第
1のMPEG多重化データから前記第2のMPEG多重化データ
へ繋げて再生させる際に)、VBVバッファの接続にオー
バーフローやアンダーフローの矛盾が生じることなく、
シームレスで高品位な再生を実現させることができる。
【0109】また、本発明では、シームレスで高品位な
再生を実現させるために新たに生成・記録する画像デー
タとしては、設定した繋ぎ区間の再符号化データのみで
よいので、繋ぎ区間の再符号化データを記録する記録媒
体を効率よく利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録再生装置の一実施例に基
づくVBVバッファ情報構造を示す図である。
【図2】一実施例におけるMPEG画像データと相対アドレ
スとの関係を示す図である。
【図3】一実施例におけるVBV値を説明する説明図であ
る。
【図4】本発明を適用した記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図5】従来のMPEG符号化器の一例を示す図である。
【図6】従来のMPEG復号化器の一例を示す図である。
【図7】MPEGにおけるVBVバッファ概念を説明するため
の図である。
【図8】本発明で実現可能とする繋ぎ再生の概念を説明
するための図である。
【図9】本発明で実現可能とする繋ぎ再生の概念を説明
するための図である。
【図10】本発明で実現可能とする繋ぎ再生の概念を説
明するための図である。
【図11】従来のMPEG多重化システムを示す説明図であ
る。
【図12】MPEGTSとPS及びPESの関連を示す説明図であ
る。
【図13】MPEGTSのPSIの使用例を示す説明図である。
【図14】MPEGTSパケット配置を示す説明図である。
【図15】本発明で実現可能とする繋ぎ再生の概念を説
明するための図である。
【図16】一実施例におけるVBVバッファ占有値に関す
る情報値を説明するための図である。
【図17】VBVバッファ占有値とVBV delay値の関係を示
す図である。
【符号の説明】
31 記録媒体 32 データ読み取り部 33 VBVバッファ情報検出器 34 パラメータ設定器 35 画像符号化器 36 VBVバッファ情報作成器 37 データ書き込み部 38 符号化データサーチ器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪羽 渉 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 上田 健二朗 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 日暮 誠司 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA23 FA27 GB37 KA01 KA24 5C059 KK39 MA00 MA05 MA14 MA23 MC11 ME01 NN01 PP05 PP06 PP07 RB02 SS11 TA46 TC15 TD12 UA02 UA05 UA32 UA33 UA38 5D044 AB07 EF03 GK08 GK10 HL14 5J064 AA00 BA04 BA16 BB10 BC01 BC02 BD03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MPEG符号化方式で符号化された画像データ
    である第1及び第2の2つのMPEG画像データを、それぞ
    れのMPEG画像データにおける指定された繋ぎ指定位置
    で、前記第1のMPEG画像データから前記第2のMPEG画像
    データへ繋げて再生させるためのデータとして、前記MP
    EG符号化方式で符号化された第1の繋ぎ区間再符号化デ
    ータを生成して記録させる記録ステップを設けたMPEGデ
    ータ記録方法であって、 前記記録ステップは、 前記第1のMPEG画像データにおける前記繋ぎ指定位置か
    ら第1の所定時間分前の位置を開始位置とし、前記第1
    のMPEG画像データにおける前記繋ぎ指定位置を終了位置
    とする区間を第1の繋ぎ区間として、 前記第1の繋ぎ区間の前記第1のMPEG画像データを復号
    して得た画像データである第1の繋ぎ区間復号画像デー
    タを、前記MPEG符号化方式で再符号化して前記第1の繋
    ぎ区間再符号化データを生成し、前記第1の繋ぎ区間再
    符号化データを記録媒体に記録させるステップであり、 前記再符号化は、その再符号化時におけるVBVバッファ
    占有値に関する情報値の推移が、前記第1の繋ぎ区間の
    開始位置に対応する位置における前記第1のMPEG画像デ
    ータの符号化時のVBVバッファ占有値に関する情報値か
    ら開始されて、前記第2のMPEG画像データでの前記繋ぎ
    指定位置に対応する位置における前記第2のMPEG画像デ
    ータの符号化時のVBVバッファ占有値に関する情報値ま
    でで終了するように符号量制御が行われて実行されるも
    のである、ことを特徴とするMPEGデータ記録方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のMPEGデータ記録方法にお
    いて、 前記記録ステップは、前記第1の繋ぎ区間再符号化デー
    タを要素符号化データとして含んで、MPEG方式によりパ
    ケット多重化して生成した第1の繋ぎ区間MPEG多重化デ
    ータを記録媒体に記録させるステップであることを特徴
    とするMPEGデータ記録方法。
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