JP2003115873A - コンテンツ配信サーバ選択方法 - Google Patents
コンテンツ配信サーバ選択方法Info
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- JP2003115873A JP2003115873A JP2001306666A JP2001306666A JP2003115873A JP 2003115873 A JP2003115873 A JP 2003115873A JP 2001306666 A JP2001306666 A JP 2001306666A JP 2001306666 A JP2001306666 A JP 2001306666A JP 2003115873 A JP2003115873 A JP 2003115873A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一コンテンツの複製を蓄積した複数のサー
バからユーザへコンテンツの配信を行うサーバを選択す
るに際し、呼損率の低減、呼設定時の処理遅延及び処理
負荷の低減が可能な選択方法を提供すること。 【解決手段】 集中制御局40の需要情報格納部41に
格納されたネットワークトポロジとコンテンツの需要量
に基づき、サーバセット設定部42においてリンク負荷
の分散値を最小化する少なくとも1つのサーバを含むサ
ーバセットを、ユーザを収容するノード毎に設定し、こ
れらを各ノード10,20のサーバセット格納部11,
21に格納しておき、要求受付部12にユーザ30から
配信要求があると、配信サーバ選択部13がサーバセッ
ト格納部11に格納された所望のコンテンツに対応する
サーバセットからラウンドロビン方式でコンテンツ配信
サーバを選択する。
バからユーザへコンテンツの配信を行うサーバを選択す
るに際し、呼損率の低減、呼設定時の処理遅延及び処理
負荷の低減が可能な選択方法を提供すること。 【解決手段】 集中制御局40の需要情報格納部41に
格納されたネットワークトポロジとコンテンツの需要量
に基づき、サーバセット設定部42においてリンク負荷
の分散値を最小化する少なくとも1つのサーバを含むサ
ーバセットを、ユーザを収容するノード毎に設定し、こ
れらを各ノード10,20のサーバセット格納部11,
21に格納しておき、要求受付部12にユーザ30から
配信要求があると、配信サーバ選択部13がサーバセッ
ト格納部11に格納された所望のコンテンツに対応する
サーバセットからラウンドロビン方式でコンテンツ配信
サーバを選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上に
分散配置された複数のサーバのいずれかを用いてコンテ
ンツを配信する場合に、リンク負荷の分散を最小化する
サーバを選択するコンテンツ配信サーバ選択方法に関す
る。
分散配置された複数のサーバのいずれかを用いてコンテ
ンツを配信する場合に、リンク負荷の分散を最小化する
サーバを選択するコンテンツ配信サーバ選択方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ADSLや光ファイバによるアクセス回
線の広帯域化、ストリーム配信サービスの登場、映画や
ゲームといった魅力的な大容量コンテンツの拡充等によ
り、ネットワークサービスとしてコンテンツ配信サービ
スが注目されてきている。限られたネットワーク資源及
びサーバ資源を用いて拡大する需要に応え、利用者がス
トレスなくサービスを利用し続けるためには、これら資
源の効率的な利用が不可欠となる。ところが、人気のあ
るコンテンツにはアクセスが集中することから、人気コ
ンテンツを保有する配信サーバ及びその付近のネットワ
ークに加わる負荷を分散し、これらボトルネック個所の
負荷をできるだけ緩和させることが重要となる。
線の広帯域化、ストリーム配信サービスの登場、映画や
ゲームといった魅力的な大容量コンテンツの拡充等によ
り、ネットワークサービスとしてコンテンツ配信サービ
スが注目されてきている。限られたネットワーク資源及
びサーバ資源を用いて拡大する需要に応え、利用者がス
トレスなくサービスを利用し続けるためには、これら資
源の効率的な利用が不可欠となる。ところが、人気のあ
るコンテンツにはアクセスが集中することから、人気コ
ンテンツを保有する配信サーバ及びその付近のネットワ
ークに加わる負荷を分散し、これらボトルネック個所の
負荷をできるだけ緩和させることが重要となる。
【0003】コンテンツ配信網を構築し、コンテンツ配
信の広域負荷分散を実現するためには、主として三段階
の設計・制御問題、即ち(1)サーバ拠点とネットワー
クの設計問題、(2)コンテンツ配信サーバの選定問
題、(3)配信要求時の配信サーバ選定問題、を解決す
る必要がある。本発明では、(3)配信サーバ選定問題
に着目する。
信の広域負荷分散を実現するためには、主として三段階
の設計・制御問題、即ち(1)サーバ拠点とネットワー
クの設計問題、(2)コンテンツ配信サーバの選定問
題、(3)配信要求時の配信サーバ選定問題、を解決す
る必要がある。本発明では、(3)配信サーバ選定問題
に着目する。
【0004】コンテンツサーバとユーザ端末との間にお
いて、ネットワーク資源(伝送帯域)が配信開始前に割
り当てられ、QoS(サービス品質)が確保されるもの
とする。そのため、サービス品質としては、呼損率とい
った呼レベルのものを考慮すれば良い。
いて、ネットワーク資源(伝送帯域)が配信開始前に割
り当てられ、QoS(サービス品質)が確保されるもの
とする。そのため、サービス品質としては、呼損率とい
った呼レベルのものを考慮すれば良い。
【0005】ネットワーク資源を割り当てないインター
ネットを対象に、配信サーバ選択問題を陽に扱った研究
としては、一定間隔で全てのサーバまでの実効スループ
ットを計測し、実効スループットの高いサーバを選択す
るものがみられる。このように、リアルタイムの網状態
情報を用いて配信サーバを選択する方法は、網負荷を分
散するためには効果的であり、電話網においても同様の
アプローチが見られる。例えば、リアルタイムの網状態
情報から最小負荷経路を選択することが網負荷を分散
し、呼損率を低減するには有効であることが知られてい
る。
ネットを対象に、配信サーバ選択問題を陽に扱った研究
としては、一定間隔で全てのサーバまでの実効スループ
ットを計測し、実効スループットの高いサーバを選択す
るものがみられる。このように、リアルタイムの網状態
情報を用いて配信サーバを選択する方法は、網負荷を分
散するためには効果的であり、電話網においても同様の
アプローチが見られる。例えば、リアルタイムの網状態
情報から最小負荷経路を選択することが網負荷を分散
し、呼損率を低減するには有効であることが知られてい
る。
【0006】伝送帯域を割り当てるコンテンツ配信サー
ビスにおいても、ユーザからのコンテンツ配信要求があ
った際に、目的コンテンツを保有する複数のサーバの中
から、その時点で最小負荷経路となるものを配信サーバ
として選択することが考えられる。
ビスにおいても、ユーザからのコンテンツ配信要求があ
った際に、目的コンテンツを保有する複数のサーバの中
から、その時点で最小負荷経路となるものを配信サーバ
として選択することが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】リアルタイムの網状態
情報を得るためには、(A)配信要求時に目的コンテン
ツを保有する全てのサーバまでの経路の空き資源状態を
調べる、(B)一定間隔で全てのサーバ・クライアント
間の空き資源状態を調べる、の2つの方法の何れかを用
いる必要がある。
情報を得るためには、(A)配信要求時に目的コンテン
ツを保有する全てのサーバまでの経路の空き資源状態を
調べる、(B)一定間隔で全てのサーバ・クライアント
間の空き資源状態を調べる、の2つの方法の何れかを用
いる必要がある。
【0008】しかし、(A)では制御遅延と制御負荷が
発生する問題があり、(B)では調査時点の状態からず
れが生じる問題と、ネットワーク規模が大きな場合には
サーバ・クライアント組数が膨大になり、定期的に膨大
な制御データが網に流れるという問題がある。
発生する問題があり、(B)では調査時点の状態からず
れが生じる問題と、ネットワーク規模が大きな場合には
サーバ・クライアント組数が膨大になり、定期的に膨大
な制御データが網に流れるという問題がある。
【0009】これらの問題を解決するためには、リアル
タイムな網状態情報を用いないで、事前に定めたポリシ
ィに従い、サーバを選定するのが望ましい。最も簡易な
方法は、DNSラウンドロビンに代表される、全対象サ
ーバをラウンドロビン方式で接続する方法である。しか
し、トポロジ情報を利用しないため、遠隔地にあるサー
バをも選択することから、ネットワーク資源の利用効率
が悪化する。また、トポロジ情報を用いて最近接サーバ
を選択する方法も考えられるが、最近接サーバへの経路
の負荷が高い場合には性能が悪化し、良好な接続特性が
得られるとは限らない。
タイムな網状態情報を用いないで、事前に定めたポリシ
ィに従い、サーバを選定するのが望ましい。最も簡易な
方法は、DNSラウンドロビンに代表される、全対象サ
ーバをラウンドロビン方式で接続する方法である。しか
し、トポロジ情報を利用しないため、遠隔地にあるサー
バをも選択することから、ネットワーク資源の利用効率
が悪化する。また、トポロジ情報を用いて最近接サーバ
を選択する方法も考えられるが、最近接サーバへの経路
の負荷が高い場合には性能が悪化し、良好な接続特性が
得られるとは限らない。
【0010】本発明の目的は、広域負荷分散型コンテン
ツ配信サービスにおいて、事前に需要とネットワークト
ポロジをもとに、各ユーザ拠点(ノード)に対して選択
できるサーバセットを算出しておき、配信要求時にはサ
ーバセット内のサーバをラウンドロビン方式で選択する
ことにより、呼損率の低減と呼設定時の処理遅延、負荷
を低減することにある。
ツ配信サービスにおいて、事前に需要とネットワークト
ポロジをもとに、各ユーザ拠点(ノード)に対して選択
できるサーバセットを算出しておき、配信要求時にはサ
ーバセット内のサーバをラウンドロビン方式で選択する
ことにより、呼損率の低減と呼設定時の処理遅延、負荷
を低減することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1では、ネットワーク上に分散配置
され且つ同一コンテンツの複製を蓄積した複数のサーバ
の中から、実際にユーザへコンテンツの配信を行うサー
バを選択するコンテンツ配信サーバ選択方法であって、
前記複数のサーバのうち、予めネットワークトポロジと
コンテンツの需要量に基づきリンク負荷の分散値を最小
化する少なくとも1つのサーバを含むサーバセットを、
ユーザを収容するノード毎に設定するサーバセット設定
工程と、ユーザからコンテンツの配信要求が発生した
時、該ユーザを収容するノード毎のサーバセットからラ
ウンドロビン方式でサーバを選択するサーバ選択工程と
を具備することを特徴とする。
め、本発明の請求項1では、ネットワーク上に分散配置
され且つ同一コンテンツの複製を蓄積した複数のサーバ
の中から、実際にユーザへコンテンツの配信を行うサー
バを選択するコンテンツ配信サーバ選択方法であって、
前記複数のサーバのうち、予めネットワークトポロジと
コンテンツの需要量に基づきリンク負荷の分散値を最小
化する少なくとも1つのサーバを含むサーバセットを、
ユーザを収容するノード毎に設定するサーバセット設定
工程と、ユーザからコンテンツの配信要求が発生した
時、該ユーザを収容するノード毎のサーバセットからラ
ウンドロビン方式でサーバを選択するサーバ選択工程と
を具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項2では、請求項1に
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット設定工程は、複数のサーバのうち、ユーザを収容
するノードまでのホップ数が最小となるサーバのみを含
むサーバセットを、ユーザを収容するノード毎に設定す
る工程を含むことを特徴とする。
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット設定工程は、複数のサーバのうち、ユーザを収容
するノードまでのホップ数が最小となるサーバのみを含
むサーバセットを、ユーザを収容するノード毎に設定す
る工程を含むことを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項3では、請求項1に
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット設定工程は、複数のサーバのうち、ユーザを収容
するノードまでのホップ数が最小となるサーバのみを含
むサーバセットを、ユーザを収容するノード毎に設定す
るサーバセット初期設定工程と、負荷の高いリンクを通
るサーバ・ノードの組に含まれるサーバを他に移すこと
によりリンク負荷を平準化するサーバセット更新処理工
程とを含むことを特徴とする。
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット設定工程は、複数のサーバのうち、ユーザを収容
するノードまでのホップ数が最小となるサーバのみを含
むサーバセットを、ユーザを収容するノード毎に設定す
るサーバセット初期設定工程と、負荷の高いリンクを通
るサーバ・ノードの組に含まれるサーバを他に移すこと
によりリンク負荷を平準化するサーバセット更新処理工
程とを含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明の請求項4では、請求項3に
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット更新処理工程は、負荷の高いリンクを通るサーバ
・ノードの組から構成される集合を作成する工程と、前
記集合の中からランダムに移動対象とするサーバ・ノー
ドの組を選択する工程と、該選択したサーバ・ノードの
組と同一のコンテンツを保有し且つサーバセットに未だ
含まれていない新規選択可能サーバの集合を作成する工
程とを含むことを特徴とする。
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット更新処理工程は、負荷の高いリンクを通るサーバ
・ノードの組から構成される集合を作成する工程と、前
記集合の中からランダムに移動対象とするサーバ・ノー
ドの組を選択する工程と、該選択したサーバ・ノードの
組と同一のコンテンツを保有し且つサーバセットに未だ
含まれていない新規選択可能サーバの集合を作成する工
程とを含むことを特徴とする。
【0015】また、本発明の請求項5では、請求項4に
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット更新処理工程は、さらに、選択した移動対象とす
るサーバ・ノードの組に含まれるサーバを単にサーバセ
ットから削除するか、作成した新規選択可能サーバの集
合から選択したサーバを単にサーバセットに追加する
か、これらの削除と追加の双方を行うかの3つの処理の
うち、リンク負荷の分散が最も小さくなる処理を行う工
程を含むことを特徴とする。
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、サーバ
セット更新処理工程は、さらに、選択した移動対象とす
るサーバ・ノードの組に含まれるサーバを単にサーバセ
ットから削除するか、作成した新規選択可能サーバの集
合から選択したサーバを単にサーバセットに追加する
か、これらの削除と追加の双方を行うかの3つの処理の
うち、リンク負荷の分散が最も小さくなる処理を行う工
程を含むことを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項6では、請求項5に
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、作成し
た新規選択可能サーバの集合からのサーバの選択は経路
上の最大負荷が最小となるサーバの選択であることを特
徴とする。
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、作成し
た新規選択可能サーバの集合からのサーバの選択は経路
上の最大負荷が最小となるサーバの選択であることを特
徴とする。
【0017】また、本発明の請求項7では、請求項5に
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、作成し
た新規選択可能サーバの集合からのサーバの選択はホッ
プ数が最小となるサーバの選択であることを特徴とす
る。
記載のコンテンツ配信サーバ選択方法において、作成し
た新規選択可能サーバの集合からのサーバの選択はホッ
プ数が最小となるサーバの選択であることを特徴とす
る。
【0018】また、本発明の請求項8では、請求項3乃
至7いずれかに記載のコンテンツ配信サーバ選択方法に
おいて、リンク負荷の分散値が低減しなくなるまでサー
バセット更新処理工程を繰り返すことを特徴とする。
至7いずれかに記載のコンテンツ配信サーバ選択方法に
おいて、リンク負荷の分散値が低減しなくなるまでサー
バセット更新処理工程を繰り返すことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明のコンテンツ配信サ
ーバ選択方法の実施の形態の一例を示すシステム構成図
である。
ーバ選択方法の実施の形態の一例を示すシステム構成図
である。
【0020】図1において、10,20は任意トポロジ
のネットワーク(図示せず)上に存在するN個のノード
(但し、図面ではそのうちの2個のノードn,n’のみ
を示す。)、30は特定のノード、ここでは10(ノー
ドn)に直接接続(収容)されたユーザ集団を表すユー
ザ(ユーザn)、40はネットワーク上で集中的な処理
を行う集中制御局である。
のネットワーク(図示せず)上に存在するN個のノード
(但し、図面ではそのうちの2個のノードn,n’のみ
を示す。)、30は特定のノード、ここでは10(ノー
ドn)に直接接続(収容)されたユーザ集団を表すユー
ザ(ユーザn)、40はネットワーク上で集中的な処理
を行う集中制御局である。
【0021】ノード10(ノードn)は、サーバセット
格納部11、要求受付部12、配信サーバ選択部13、
配信部14及びコンテンツサーバ15を具備し、ノード
20(ノードn’)は、サーバセット格納部21、要求
受付部22、配信サーバ選択部23、配信部24及びコ
ンテンツサーバ25を具備する。また、集中制御局40
は、需要情報格納部41及びサーバセット設定部42を
具備する。
格納部11、要求受付部12、配信サーバ選択部13、
配信部14及びコンテンツサーバ15を具備し、ノード
20(ノードn’)は、サーバセット格納部21、要求
受付部22、配信サーバ選択部23、配信部24及びコ
ンテンツサーバ25を具備する。また、集中制御局40
は、需要情報格納部41及びサーバセット設定部42を
具備する。
【0022】前記構成において、ネットワークトポロジ
と需要量(ユーザnがコンテンツmを単位時間に要求す
る個数)は集中制御局40に集められ、需要情報格納部
41に納められる。そして、これらの情報を用いて事前
に、コンテンツの配信に選択可能なサーバのうち最適な
サーバの集合(最適サーバセット)がサーバセット設定
部42によって各ノード毎並びに各コンテンツ毎に設定
される。この処理の詳細については後ほど述べる。設定
されたサーバセット情報は、各ノードのサーバセット格
納部11,21に納められる。
と需要量(ユーザnがコンテンツmを単位時間に要求す
る個数)は集中制御局40に集められ、需要情報格納部
41に納められる。そして、これらの情報を用いて事前
に、コンテンツの配信に選択可能なサーバのうち最適な
サーバの集合(最適サーバセット)がサーバセット設定
部42によって各ノード毎並びに各コンテンツ毎に設定
される。この処理の詳細については後ほど述べる。設定
されたサーバセット情報は、各ノードのサーバセット格
納部11,21に納められる。
【0023】ユーザ30(n)からコンテンツmの配信
要求があると、要求受付部12によって受け付けられ、
接続先サーバの選択を配信サーバ選択部13において行
う。この際、コンテンツmに対応するサーバセットをサ
ーバセット格納部11から取り出し、このサーバセット
に含まれるサーバをラウンドロビン方式で選択する。
要求があると、要求受付部12によって受け付けられ、
接続先サーバの選択を配信サーバ選択部13において行
う。この際、コンテンツmに対応するサーバセットをサ
ーバセット格納部11から取り出し、このサーバセット
に含まれるサーバをラウンドロビン方式で選択する。
【0024】配信サーバ選択部13は、選択したサー
バ、例えば25を含むノード20(n’)の配信部24
に配信要求を送り、配信部24はコンテンツサーバ25
に保存されているコンテンツmをユーザ30に対して配
信する。
バ、例えば25を含むノード20(n’)の配信部24
に配信要求を送り、配信部24はコンテンツサーバ25
に保存されているコンテンツmをユーザ30に対して配
信する。
【0025】次に、本発明の実施の形態に係るコンテン
ツ配信サーバ選択方法について、1.前提条件、2.最
小ホップ法、3.貪欲法によるユニットの更新、をそれ
ぞれ説明する。
ツ配信サーバ選択方法について、1.前提条件、2.最
小ホップ法、3.貪欲法によるユニットの更新、をそれ
ぞれ説明する。
【0026】<1.前提条件>
(1)ネットワーク
N個のノードとL本のリンクから構成される任意のトポ
ロジを考える。N個のノードには1からNのラベルが付
けられている。L本のリンクは全て双方向であり(その
ため2L本の独立したリンクが存在する)、1から2L
のラベルがつけられている。2L本のリンクにおいて、
コンテンツ配信サービスに利用できる伝送帯域Bl[b
ps](1≦l≦2L)が占有的に確保されているもの
とする。
ロジを考える。N個のノードには1からNのラベルが付
けられている。L本のリンクは全て双方向であり(その
ため2L本の独立したリンクが存在する)、1から2L
のラベルがつけられている。2L本のリンクにおいて、
コンテンツ配信サービスに利用できる伝送帯域Bl[b
ps](1≦l≦2L)が占有的に確保されているもの
とする。
【0027】(2)サーバ設備
N個のノード全てにコンテンツ配信サーバが用意されて
いるとする。サーバの処理能力(同時に処理できるセッ
ション数)とディスク容量(保持できるコンテンツ数)
は無限大とする。
いるとする。サーバの処理能力(同時に処理できるセッ
ション数)とディスク容量(保持できるコンテンツ数)
は無限大とする。
【0028】(3)リンク伝送帯域
配信開始に先立ち、選択された配信サーバとユーザ端末
との間の経由全リンク上で伝送帯域が割り当てられる。
コンテンツmの途切れない画像再生に必要な割り当て伝
送帯域bm[bps]は、画像フレームサイズの系列
と、サーバとユーザ端末のキャッシュメモリサイズから
定める。サーバ設備容量は無限大であるため、空き容量
がbmに満たないリンクが経路上で一箇所以上ある場合
にのみ、呼損となる。なお、コンテンツmの転送に要す
る時間(セッション保留時間)Tm[sec]は、コン
テンツmのサイズVm[bits]を用いてTm=Vm/
bmと表される。
との間の経由全リンク上で伝送帯域が割り当てられる。
コンテンツmの途切れない画像再生に必要な割り当て伝
送帯域bm[bps]は、画像フレームサイズの系列
と、サーバとユーザ端末のキャッシュメモリサイズから
定める。サーバ設備容量は無限大であるため、空き容量
がbmに満たないリンクが経路上で一箇所以上ある場合
にのみ、呼損となる。なお、コンテンツmの転送に要す
る時間(セッション保留時間)Tm[sec]は、コン
テンツmのサイズVm[bits]を用いてTm=Vm/
bmと表される。
【0029】(4)需要
ユーザn(1≦n≦N)のコンテンツm(1≦m≦M)
に対する需要量dnm[/sec]は既知とする。ユーザ
n(ノードnに収容されているユーザ集団)からのコン
テンツ配信要求はポアソン過程に従って発生し、そのレ
ートをλnとする。各々の配信要求は、ユーザnに固有
の確率分布Pnmに従い、コンテンツmを選択する。ビデ
オコンテンツの選択確率は、Zipf分布に従うことが知ら
れており、本発明でもZipf分布、
に対する需要量dnm[/sec]は既知とする。ユーザ
n(ノードnに収容されているユーザ集団)からのコン
テンツ配信要求はポアソン過程に従って発生し、そのレ
ートをλnとする。各々の配信要求は、ユーザnに固有
の確率分布Pnmに従い、コンテンツmを選択する。ビデ
オコンテンツの選択確率は、Zipf分布に従うことが知ら
れており、本発明でもZipf分布、
【0030】
【数1】
【0031】を用いる。但し、cは正規化定数であり、
θnは分布の偏りを決めるパラメータで、1以下の実数
値をとる(1に近づくほど分布の偏りが小さくなり、コ
ンテンツの選択確率の差が小さくなる)。
θnは分布の偏りを決めるパラメータで、1以下の実数
値をとる(1に近づくほど分布の偏りが小さくなり、コ
ンテンツの選択確率の差が小さくなる)。
【0032】θnをユーザn毎に与えることにより、コ
ンテンツ選択確率の地域格差を表現する。但し、式
(1)からも明らかなように、コンテンツ番号を表す添
え字mが小さいほど選択確率が大きくなり、人気の高い
コンテンツを意味するが、コンテンツの人気順位は全て
のノードについて同一とする。
ンテンツ選択確率の地域格差を表現する。但し、式
(1)からも明らかなように、コンテンツ番号を表す添
え字mが小さいほど選択確率が大きくなり、人気の高い
コンテンツを意味するが、コンテンツの人気順位は全て
のノードについて同一とする。
【0033】dnmは、
dnm=λnPnm (2)
で与えられるが、一般にλnとθnは時間的に変動する。
しかし、本発明では静的なモデルを考え、これらパラメ
ータを固有値として扱う(例えば、6時間といった一定
周期毎にパラメータ値の更新を行うことにより、時間的
に需要が変動する場合にも対応することが可能であ
る。)。
しかし、本発明では静的なモデルを考え、これらパラメ
ータを固有値として扱う(例えば、6時間といった一定
周期毎にパラメータ値の更新を行うことにより、時間的
に需要が変動する場合にも対応することが可能であ
る。)。
【0034】(5)ルーティング
ユーザnが直属するノードnと任意の配信サーバとの間
の伝送経路は固定的に設定されているとする。ここでは
Dijksta法により算出した最短経路を用いる。Dijksta法
により算出した、ノードnから任意のノードに至る最短
経路を表す行列を
の伝送経路は固定的に設定されているとする。ここでは
Dijksta法により算出した最短経路を用いる。Dijksta法
により算出した、ノードnから任意のノードに至る最短
経路を表す行列を
【0035】
【数2】
【0036】とする。
【0037】
【数3】
【0038】はN×2Lの行列であり、ノードnから
n’に至る経路情報を表すベクトル
n’に至る経路情報を表すベクトル
【0039】
【数4】
【0040】を行ベクトルに持つ。但し、
【0041】
【数5】
【0042】は、次のように定義される。
【0043】
【数6】
【0044】また、ノードnからノードn’に至る最短
経路のホップ数に1を加えたものをhnn'とし、hnn'を
要素に持つベクトルを
経路のホップ数に1を加えたものをhnn'とし、hnn'を
要素に持つベクトルを
【0045】
【数7】
【0046】と定義する。
【0047】(6)コンテンツ配信サーバ
コンテンツmの配置サーバ数Wmと、配置されているサ
ーバ位置は既知であるとする。コンテンツmが配置され
ているか否かを表す0−1変数smnを要素に持つベクト
ル
ーバ位置は既知であるとする。コンテンツmが配置され
ているか否かを表す0−1変数smnを要素に持つベクト
ル
【0048】
【数8】
【0049】を、以下のように定義する。
【0050】
【数9】
【0051】与えられた網設備を条件に、呼損率を最小
化し、網運用者の収益を最大化するためには、伝送帯域
利用効率を最大化するよう、ユーザnがコンテンツmの
配信を要求した時に接続する配信サーバを選択する必要
がある。しかし、呼接続時に複雑な処理を行うと、制御
遅延と制御負荷が高くなり、網負荷と接続遅延の増大を
招く。配信要求時に行う処理は、出来る限り簡易である
ことが望ましい。
化し、網運用者の収益を最大化するためには、伝送帯域
利用効率を最大化するよう、ユーザnがコンテンツmの
配信を要求した時に接続する配信サーバを選択する必要
がある。しかし、呼接続時に複雑な処理を行うと、制御
遅延と制御負荷が高くなり、網負荷と接続遅延の増大を
招く。配信要求時に行う処理は、出来る限り簡易である
ことが望ましい。
【0052】そこで本発明では、事前に需要やトポロ
ジ、コンテンツ配信位置といったネットワーク全体の定
常的な情報から、ユーザnへのコンテンツmの配信に際
し選択可能なサーバセットを算出しておき、配信要求時
には単にサーバセットからラウンドロビン方式で配信サ
ーバを選択する。このように、使用可能な候補を予め有
望なものにのみ限定しておく方法は、電話網における”
迂回路”のダイナミックルーティングに対する適用もあ
り、その有効性が確認されている。
ジ、コンテンツ配信位置といったネットワーク全体の定
常的な情報から、ユーザnへのコンテンツmの配信に際
し選択可能なサーバセットを算出しておき、配信要求時
には単にサーバセットからラウンドロビン方式で配信サ
ーバを選択する。このように、使用可能な候補を予め有
望なものにのみ限定しておく方法は、電話網における”
迂回路”のダイナミックルーティングに対する適用もあ
り、その有効性が確認されている。
【0053】ユーザnが、コンテンツmの配信に利用す
ることができるサーバセットを集合Xnmで表し、Xnmに
含まれるサーバ数をwnmと表記する。また、0−1変数
xnm n'を要素に持つベクトル
ることができるサーバセットを集合Xnmで表し、Xnmに
含まれるサーバ数をwnmと表記する。また、0−1変数
xnm n'を要素に持つベクトル
【0054】
【数10】
【0055】を次のように定義する。
【0056】
【数11】
【0057】Xnmに、例えばサーバn’を加えることに
よって、新たにノードn’からノードnに至る最短経路
よって、新たにノードn’からノードnに至る最短経路
【0058】
【数12】
【0059】上にコンテンツmの転送ストリームが出現
する。即ち、サーバセットを調整することにより、ネッ
トワーク上を流れるトラフィックを、(n,m,n’)
の組を単位に変化させることができる。以下、ユーザ
n、コンテンツm、サーバn’の組合せのことをユニッ
トu(n,m,n’)と呼ぶことにする。
する。即ち、サーバセットを調整することにより、ネッ
トワーク上を流れるトラフィックを、(n,m,n’)
の組を単位に変化させることができる。以下、ユーザ
n、コンテンツm、サーバn’の組合せのことをユニッ
トu(n,m,n’)と呼ぶことにする。
【0060】配信要求に対してXnmに含まれるサーバ
が、ラウンドロビン方式で接続されることから、u
(n,m,n’)の転送によって生じる呼量a(n,
m,n’)は、
が、ラウンドロビン方式で接続されることから、u
(n,m,n’)の転送によって生じる呼量a(n,
m,n’)は、
【0061】
【数13】
【0062】となる。よって、リンクlに加わる負荷
(呼量)alは、
(呼量)alは、
【0063】
【数14】
【0064】と導出される。但し、Φlはリンクlを通
るユニットの集合である。ノードペア間の転送経路は固
定
るユニットの集合である。ノードペア間の転送経路は固
定
【0065】
【数15】
【0066】されていることから、alはXnmを変える
ことによって変化することができる。
ことによって変化することができる。
【0067】<2.最小ホップ法>呼損率を最小化する
ことが目標であるが、任意トポロジのネットワークにお
いて呼損率を陽に導出することは困難である。しかし、
呼損率を低減するためには、(I)平均リンク負荷E
(a)を下げ、ネットワーク全体の負荷を低減する、
(II)リンク負荷の分散V(a)を抑え、ボトルネック
リンクの負荷を低減する、の2つのアプローチが考えら
れる。
ことが目標であるが、任意トポロジのネットワークにお
いて呼損率を陽に導出することは困難である。しかし、
呼損率を低減するためには、(I)平均リンク負荷E
(a)を下げ、ネットワーク全体の負荷を低減する、
(II)リンク負荷の分散V(a)を抑え、ボトルネック
リンクの負荷を低減する、の2つのアプローチが考えら
れる。
【0068】E(a)とV(a)の双方を同時に最小化
するようなサーバセットXnmを導出できることが理想で
あるが、直接、そのような解を得ることは困難である。
そこでまず、(I)のみを考える。
するようなサーバセットXnmを導出できることが理想で
あるが、直接、そのような解を得ることは困難である。
そこでまず、(I)のみを考える。
【0069】E(a)が最小となるのは、明らかに、サ
ーバ・ユーザ間の経由リンク数が最も少なくなる時であ
る。即ち、コンテンツmを保有するノードの中で、ノー
ドnから最もホップ数の少ないノードをXnmに含めれば
良い。但し、経由ホップ数が最小となるサーバが複数あ
る場合には、全てXnmに含めるものとする。これは、採
用サーバ数を増やすことにより各ユニットの呼量を抑
え、負荷の分散が可能となるためである。このように、
最小ホップ数のサーバのみをサーバセットに含める方法
を、最小ホップ法と呼ぶことにする。最小ホップ法を定
式化すると、以下のようになる。
ーバ・ユーザ間の経由リンク数が最も少なくなる時であ
る。即ち、コンテンツmを保有するノードの中で、ノー
ドnから最もホップ数の少ないノードをXnmに含めれば
良い。但し、経由ホップ数が最小となるサーバが複数あ
る場合には、全てXnmに含めるものとする。これは、採
用サーバ数を増やすことにより各ユニットの呼量を抑
え、負荷の分散が可能となるためである。このように、
最小ホップ数のサーバのみをサーバセットに含める方法
を、最小ホップ法と呼ぶことにする。最小ホップ法を定
式化すると、以下のようになる。
【0070】
【数16】
【0071】但し、演算子
【0072】
【数17】
【0073】は
【0074】
【数18】
【0075】を表す。ノードnがコンテンツmを保有し
ている場合には、Xnm={n}となり、ユーザnは直属
しているノード(ローカルサーバ)からのみ配信を受け
ることになる。
ている場合には、Xnm={n}となり、ユーザnは直属
しているノード(ローカルサーバ)からのみ配信を受け
ることになる。
【0076】<3.貪欲法によるユニットの更新>最小
ホップ法を用いて選択サーバセットを限定すれば、経由
ホップ数が最小化し、平均リンク負荷E(a)を最小化
することができる。しかし、リンク負荷の分散V(a)
を考慮しておらず、V(a)が減少するようにサーバセ
ットXnmを修正すれば、さらなる呼損率の低減が期待で
きる。
ホップ法を用いて選択サーバセットを限定すれば、経由
ホップ数が最小化し、平均リンク負荷E(a)を最小化
することができる。しかし、リンク負荷の分散V(a)
を考慮しておらず、V(a)が減少するようにサーバセ
ットXnmを修正すれば、さらなる呼損率の低減が期待で
きる。
【0077】例えば、図2に示すように、ノードa,
c,dがコンテンツmを保持している例を考える。最小
ホップ法によりXnmを算出すると、Xnm={a,c}と
なるが、ノードbからnに至るリンク負荷が高いとす
る。この時、ホップ数は大きいが、サーバdをa(若し
くはc)の代わりにXnmに加えることにより、リンクb
→nの負荷を緩和することができる(但し、dからnに
至る経路がd→f→e→nと設定されているとす
る。)。
c,dがコンテンツmを保持している例を考える。最小
ホップ法によりXnmを算出すると、Xnm={a,c}と
なるが、ノードbからnに至るリンク負荷が高いとす
る。この時、ホップ数は大きいが、サーバdをa(若し
くはc)の代わりにXnmに加えることにより、リンクb
→nの負荷を緩和することができる(但し、dからnに
至る経路がd→f→e→nと設定されているとす
る。)。
【0078】そこで、リンクlに加わる呼量alの分散
V(a)を最小化することを考える。リンクに加わる負
荷を分散することにより、負荷が集中するボトルネック
リンクの負荷が緩和され、その結果、呼損率の低減を期
待することができる。
V(a)を最小化することを考える。リンクに加わる負
荷を分散することにより、負荷が集中するボトルネック
リンクの負荷が緩和され、その結果、呼損率の低減を期
待することができる。
【0079】一般に、階層網に対するコストの最小化を
目的とした最適化問題は解析的に解くことができるが、
非階層網に対するコスト最小化を目的とした最適化問題
や、コスト以外の尺度による最適化問題は解析的に解く
ことができず、近似的なアプローチが必要となる。そこ
で、最小ホップ法で求めたサーバセットを初期解とし
て、貪欲法に基づいたヒューリスティックな解法によ
り、V(a)を最小化するサーバセットを導出する。こ
の最適化問題は、以下のように定式化される。
目的とした最適化問題は解析的に解くことができるが、
非階層網に対するコスト最小化を目的とした最適化問題
や、コスト以外の尺度による最適化問題は解析的に解く
ことができず、近似的なアプローチが必要となる。そこ
で、最小ホップ法で求めたサーバセットを初期解とし
て、貪欲法に基づいたヒューリスティックな解法によ
り、V(a)を最小化するサーバセットを導出する。こ
の最適化問題は、以下のように定式化される。
【0080】[入力]
【0081】
【数19】
【0082】[出力]
最適サーバセット:Xnm
[目的]
リンク負荷の分散の最小化:minV(a)
以下、貪欲法による最適化手順について述べる。
(I)最小ホップ法を実行し、Xnmの初期値を設定す
る。 (II)リンク負荷alを式(4)より算出する。V
(a)を最小化するためには、alの大きなリンクに着
目し、そこを通るユニットのいずれかを削減するか、そ
こを通るユニットの呼量を削減することにより、alの
リンク間格差を低減すれば良い。そこで、alが最大の
リンク
る。 (II)リンク負荷alを式(4)より算出する。V
(a)を最小化するためには、alの大きなリンクに着
目し、そこを通るユニットのいずれかを削減するか、そ
こを通るユニットの呼量を削減することにより、alの
リンク間格差を低減すれば良い。そこで、alが最大の
リンク
【0083】
【数20】
【0084】を通るユニットの集合
【0085】
【数21】
【0086】を作成する。
(III)
【0087】
【数22】
【0088】からランダムにユニットu(r,m,s)
を選択する。そして、(i)u(r,m,s)を削減す
るか、(ii)u(r,m,s)の呼量を減少させること
を考える。Xrmがsのみを含む場合には(i)の方法を
用いることができないが、そうでなければ単にsをXrm
から削除することにより(i)を実現できる。一方、Xr
mに含まれていないがコンテンツmを保有するサーバが
他に存在する場合には、そのようなサーバs’をXrmに
加えることにより(ii)を実現することができる。(X
rmに含まれるサーバ数wrmが1だけ増加するため、u
(r,m,s)の呼量は式(3)より減少する。)。 (IV)Xrmに追加するサーバs’を選択するために、ま
ずXrmに追加可能なサーバの集合Ψrmを作成する。Ψrm
に含まれるサーバは、コンテンツmを保有しているが、
Xrmには含まれていないサーバであり、0−1変数z
rms'、
を選択する。そして、(i)u(r,m,s)を削減す
るか、(ii)u(r,m,s)の呼量を減少させること
を考える。Xrmがsのみを含む場合には(i)の方法を
用いることができないが、そうでなければ単にsをXrm
から削除することにより(i)を実現できる。一方、Xr
mに含まれていないがコンテンツmを保有するサーバが
他に存在する場合には、そのようなサーバs’をXrmに
加えることにより(ii)を実現することができる。(X
rmに含まれるサーバ数wrmが1だけ増加するため、u
(r,m,s)の呼量は式(3)より減少する。)。 (IV)Xrmに追加するサーバs’を選択するために、ま
ずXrmに追加可能なサーバの集合Ψrmを作成する。Ψrm
に含まれるサーバは、コンテンツmを保有しているが、
Xrmには含まれていないサーバであり、0−1変数z
rms'、
【0089】
【数23】
【0090】を要素に持つベクトルを
【0091】
【数24】
【0092】とすると、
【0093】
【数25】
【0094】となる。Ψrmから追加サーバs’を選ぶ基
準としては、(a)経路上の最大負荷が最も小さなサー
バを選択する、(b)ホップ数が最も少ないサーバを選
択する、の2つが考えられる。(V)(1)sをXrmか
ら削除、(2)s’をXrmに追加する、(3)Xrmから
sを削除してs’を代わりに追加する、の3つの更新方
法のうち、V(a)が最も小さくなる方法を選択する。
(VI)サーバセットXrmが修正されたので、(II)に戻
る。(VII)これらの処理を、V(a)が減少するよう
な更新方法が、どのようなリンクを更新対象にしても発
見できなくなるまで繰り返す。
準としては、(a)経路上の最大負荷が最も小さなサー
バを選択する、(b)ホップ数が最も少ないサーバを選
択する、の2つが考えられる。(V)(1)sをXrmか
ら削除、(2)s’をXrmに追加する、(3)Xrmから
sを削除してs’を代わりに追加する、の3つの更新方
法のうち、V(a)が最も小さくなる方法を選択する。
(VI)サーバセットXrmが修正されたので、(II)に戻
る。(VII)これらの処理を、V(a)が減少するよう
な更新方法が、どのようなリンクを更新対象にしても発
見できなくなるまで繰り返す。
【0095】アルゴリズムの詳細を図3に示す。
【0096】次に、シミュレーション結果について説明
する。
する。
【0097】<4.比較モデル>本発明には、Xrmに追
加するサーバを選択する際に、(a)経由リンクの最大
負荷が最小のものを選ぶ方法[Opt−A]と、(b)
経由ホップ数が最小のものを選ぶ方法[Opt−B]が
ある。これら2つの方法の有効性を明らかにするため
に、性能を比較する対象モデルとして、近接サーバのみ
をラウンドロビン方式で選択する最小ホップ法[Min
−H]と、対象コンテンツを保有する全てのサーバをラ
ウンドロビン方式で選択する方法[All−RR]の2
つを評価する。
加するサーバを選択する際に、(a)経由リンクの最大
負荷が最小のものを選ぶ方法[Opt−A]と、(b)
経由ホップ数が最小のものを選ぶ方法[Opt−B]が
ある。これら2つの方法の有効性を明らかにするため
に、性能を比較する対象モデルとして、近接サーバのみ
をラウンドロビン方式で選択する最小ホップ法[Min
−H]と、対象コンテンツを保有する全てのサーバをラ
ウンドロビン方式で選択する方法[All−RR]の2
つを評価する。
【0098】<5.評価条件>
[ネットワーク]ノード数N=10、リンク数L=16
からなる、図4に示すネットワークを評価に用いる。コ
ンテンツ配信サービスに利用できる各リンクの伝送容量
Blは全て、600Mbpsとする。 [コンテンツ]コンテンツ数はM=20とする。各コン
テンツの割り当て伝送帯域bmは3M〜5Mbpsの一
様分布に従い設定し、セッション保留時間Tmを80分
〜120分の一様分布となるよう設定する。 [需要]ユーザnを構成するユーザ数をKnとし、Knを
1000〜5000の一様分布に従い設定する。そして
εを需要量を調節するパラメータとし、ノードnから生
じる配信要求発生レートλnをλn=εKnで与える。ノ
ードnのコンテンツ選択確率分布を与えるZipfパラメー
タθnは、0〜0.5の一様分布に従い設定する。 [コンテンツ配置]一般に、人気のあるコンテンツほど
配置サーバ数を多くとることが望ましい。よって、コン
テンツmの配置サーバ数Wmを以下のように設定する。
からなる、図4に示すネットワークを評価に用いる。コ
ンテンツ配信サービスに利用できる各リンクの伝送容量
Blは全て、600Mbpsとする。 [コンテンツ]コンテンツ数はM=20とする。各コン
テンツの割り当て伝送帯域bmは3M〜5Mbpsの一
様分布に従い設定し、セッション保留時間Tmを80分
〜120分の一様分布となるよう設定する。 [需要]ユーザnを構成するユーザ数をKnとし、Knを
1000〜5000の一様分布に従い設定する。そして
εを需要量を調節するパラメータとし、ノードnから生
じる配信要求発生レートλnをλn=εKnで与える。ノ
ードnのコンテンツ選択確率分布を与えるZipfパラメー
タθnは、0〜0.5の一様分布に従い設定する。 [コンテンツ配置]一般に、人気のあるコンテンツほど
配置サーバ数を多くとることが望ましい。よって、コン
テンツmの配置サーバ数Wmを以下のように設定する。
【0099】
【数26】
【0100】但し、Dmはコンテンツmに対する総需要
【0101】
【数27】
【0102】であり、βはコンテンツのコピー数を調整
するパラメータで、βが大きい程コンテンツのコピー数
が全体的に多くなる。また、Wmは1≦Wm≦Nの範囲に
収まる必要があるため、Wm<1と計算される場合には
1に、Wm>Nと計算される場合にはNにそれぞれ設定
する。表1に、β=60.0とした時のWmをまとめ
る。
するパラメータで、βが大きい程コンテンツのコピー数
が全体的に多くなる。また、Wmは1≦Wm≦Nの範囲に
収まる必要があるため、Wm<1と計算される場合には
1に、Wm>Nと計算される場合にはNにそれぞれ設定
する。表1に、β=60.0とした時のWmをまとめ
る。
【0103】
【表1】
【0104】コンテンツ配信状態
【0105】
【数28】
【0106】は性能に大きな影響を与えることから、サ
ーバ選択方式の比較を有効に行うためには、コンテンツ
配置状態の影響をできるだけ排除する必要がある。そこ
で、各コンテンツmをN個のノードからランダムに選択
したWm個のノードに配置し、計算機シミュレーション
により呼損率を評価するという試行を1000回繰り返
し、各比較モデルにおいて最も小さな呼損率を達成した
コンテンツ配置状態を各々使用することにする。
ーバ選択方式の比較を有効に行うためには、コンテンツ
配置状態の影響をできるだけ排除する必要がある。そこ
で、各コンテンツmをN個のノードからランダムに選択
したWm個のノードに配置し、計算機シミュレーション
により呼損率を評価するという試行を1000回繰り返
し、各比較モデルにおいて最も小さな呼損率を達成した
コンテンツ配置状態を各々使用することにする。
【0107】例として、[Opt−A]を対象にβ=6
0.0とし、需要量パラメータεを変化させた時の呼損
率特性を図5に示す。但し、横軸は、1ノードあたりの
コンテンツ配信要求平均発生レートで示している。実線
で示した配置パターンを1000回の試行中の最良配置
として採用する。
0.0とし、需要量パラメータεを変化させた時の呼損
率特性を図5に示す。但し、横軸は、1ノードあたりの
コンテンツ配信要求平均発生レートで示している。実線
で示した配置パターンを1000回の試行中の最良配置
として採用する。
【0108】<6.性能比較>図6、図7、図8にそれ
ぞれ、β=40.0、60.0、80.0とした時の呼
損率特性を各々示す。コンテンツ配置ノードが多いほ
ど、より理想的な位置にあるサーバから配信を受けるこ
とができるため、βが大きい程、呼損特性が改善してい
る(横軸の値の範囲が異なることに注意)。
ぞれ、β=40.0、60.0、80.0とした時の呼
損率特性を各々示す。コンテンツ配置ノードが多いほ
ど、より理想的な位置にあるサーバから配信を受けるこ
とができるため、βが大きい程、呼損特性が改善してい
る(横軸の値の範囲が異なることに注意)。
【0109】本発明[Opt−A,B]によれば、単に
全てのサーバをラウンドロビン方式で選択する場合[A
ll−RR]と比較して二桁以上、近接サーバのみをラ
ウンドロビンで選択する場合[Min−H]と比較して
も一桁前後、呼損率の低減が図れることがわかる。ま
た、その改善効果は、特にコンテンツ配置数が多くなる
程(βが大きくなる程)大きくなる。これは選択可能な
サーバ数が増加し、サーバセットを調整する効果がより
大きくなることが原因と思われる。
全てのサーバをラウンドロビン方式で選択する場合[A
ll−RR]と比較して二桁以上、近接サーバのみをラ
ウンドロビンで選択する場合[Min−H]と比較して
も一桁前後、呼損率の低減が図れることがわかる。ま
た、その改善効果は、特にコンテンツ配置数が多くなる
程(βが大きくなる程)大きくなる。これは選択可能な
サーバ数が増加し、サーバセットを調整する効果がより
大きくなることが原因と思われる。
【0110】また、本発明における追加サーバ選択方法
による差異([Opt−A]と[Opt−B]の差異)
は小さく、性能に大きな影響を与えないことがわかる。
による差異([Opt−A]と[Opt−B]の差異)
は小さく、性能に大きな影響を与えないことがわかる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
呼設定時には事前に設定したサーバセットを単にラウン
ドロビン方式で巡回するだけで良いことから処理遅延と
処理負荷を低減でき、かつネットワークトポロジと需要
量からリンク負荷の分散を最小化するようにサーバセッ
トを設定することにより呼損率を低減できる、という効
果がある。
呼設定時には事前に設定したサーバセットを単にラウン
ドロビン方式で巡回するだけで良いことから処理遅延と
処理負荷を低減でき、かつネットワークトポロジと需要
量からリンク負荷の分散を最小化するようにサーバセッ
トを設定することにより呼損率を低減できる、という効
果がある。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すシステム構成
図
図
【図2】サーバセットの更新によりリンク負荷を平準化
した例を示す説明図
した例を示す説明図
【図3】最適サーバセットを導出する処理のフローチャ
ート
ート
【図4】性能評価に用いたネットワークの模式図
【図5】様々なコンテンツ配置状態における呼損率の特
性図
性図
【図6】トラフィック量に対する呼損率の特性図
【図7】トラフィック量に対する呼損率の特性図
【図8】トラフィック量に対する呼損率の特性図
10,20:ノード(n,n’)、11,21:サーバ
セット格納部、12,22:要求受付部、13,23:
配信サーバ選択部、14,24:配信部、15,25:
コンテンツサーバ、30:ユーザ(n)、40:集中制
御局、41:需要情報格納部、42:サーバセット設定
部。
セット格納部、12,22:要求受付部、13,23:
配信サーバ選択部、14,24:配信部、15,25:
コンテンツサーバ、30:ユーザ(n)、40:集中制
御局、41:需要情報格納部、42:サーバセット設定
部。
Claims (8)
- 【請求項1】 ネットワーク上に分散配置され且つ同一
コンテンツの複製を蓄積した複数のサーバの中から、実
際にユーザへコンテンツの配信を行うサーバを選択する
コンテンツ配信サーバ選択方法であって、 前記複数のサーバのうち、予めネットワークトポロジと
コンテンツの需要量に基づきリンク負荷の分散値を最小
化する少なくとも1つのサーバを含むサーバセットを、
ユーザを収容するノード毎に設定するサーバセット設定
工程と、 ユーザからコンテンツの配信要求が発生した時、該ユー
ザを収容するノード毎のサーバセットからラウンドロビ
ン方式でサーバを選択するサーバ選択工程とを具備する
ことを特徴とするコンテンツ配信サーバ選択方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のコンテンツ配信サーバ
選択方法において、 サーバセット設定工程は、 複数のサーバのうち、ユーザを収容するノードまでのホ
ップ数が最小となるサーバのみを含むサーバセットを、
ユーザを収容するノード毎に設定する工程を含むことを
特徴とするコンテンツ配信サーバ選択方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のコンテンツ配信サーバ
選択方法において、 サーバセット設定工程は、 複数のサーバのうち、ユーザを収容するノードまでのホ
ップ数が最小となるサーバのみを含むサーバセットを、
ユーザを収容するノード毎に設定するサーバセット初期
設定工程と、 負荷の高いリンクを通るサーバ・ノードの組に含まれる
サーバを他に移すことによりリンク負荷を平準化するサ
ーバセット更新処理工程とを含むことを特徴とするコン
テンツ配信サーバ選択方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載のコンテンツ配信サーバ
選択方法において、 サーバセット更新処理工程は、 負荷の高いリンクを通るサーバ・ノードの組から構成さ
れる集合を作成する工程と、 前記集合の中からランダムに移動対象とするサーバ・ノ
ードの組を選択する工程と、 該選択したサーバ・ノードの組と同一のコンテンツを保
有し且つサーバセットに未だ含まれていない新規選択可
能サーバの集合を作成する工程とを含むことを特徴とす
るコンテンツ配信サーバ選択方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載のコンテンツ配信サーバ
選択方法において、 サーバセット更新処理工程は、さらに、 選択した移動対象とするサーバ・ノードの組に含まれる
サーバを単にサーバセットから削除するか、作成した新
規選択可能サーバの集合から選択したサーバを単にサー
バセットに追加するか、これらの削除と追加の双方を行
うかの3つの処理のうち、リンク負荷の分散が最も小さ
くなる処理を行う工程を含むことを特徴とするコンテン
ツ配信サーバ選択方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載のコンテンツ配信サーバ
選択方法において、 作成した新規選択可能サーバの集合からのサーバの選択
は経路上の最大負荷が最小となるサーバの選択であるこ
とを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - 【請求項7】 請求項5に記載のコンテンツ配信サーバ
選択方法において、 作成した新規選択可能サーバの集合からのサーバの選択
はホップ数が最小となるサーバの選択であることを特徴
とするコンテンツ配信サーバ。 - 【請求項8】 請求項3乃至7いずれかに記載のコンテ
ンツ配信サーバ選択方法において、 リンク負荷の分散値が低減しなくなるまでサーバセット
更新処理工程を繰り返すことを特徴とするコンテンツ配
信サーバ選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001306666A JP2003115873A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | コンテンツ配信サーバ選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001306666A JP2003115873A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | コンテンツ配信サーバ選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003115873A true JP2003115873A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19126264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (3)
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-
2001
- 2001-10-02 JP JP2001306666A patent/JP2003115873A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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