JP2003110548A - 電子機器、暗号鍵掛け替え方法およびプログラム - Google Patents

電子機器、暗号鍵掛け替え方法およびプログラム

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JP2003110548A
JP2003110548A JP2001298957A JP2001298957A JP2003110548A JP 2003110548 A JP2003110548 A JP 2003110548A JP 2001298957 A JP2001298957 A JP 2001298957A JP 2001298957 A JP2001298957 A JP 2001298957A JP 2003110548 A JP2003110548 A JP 2003110548A
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Takashi Ogasawara
隆史 小笠原
Hiromichi Tajima
弘道 田島
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K FRONTIER Inc
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K FRONTIER Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な操作で適切に暗号鍵を掛け替えること
のできる電子機器を提供することである。 【解決手段】 演算処理部は、暗号ファイルのヘッダ情
報を読み出すと共に(ステップS11)、利用者により
入力されるパスワードを取得し(ステップS12)、I
Cカードに暗号化して格納されているパスワードを読み
出して復号化する(ステップS13)。両者のパスワー
ドが一致したと判別すると(ステップS14)、演算処
理部は、暗号鍵に関する情報を取得し(ステップS1
5)、ICカードから読み出した暗号鍵にて暗号ファイ
ルを平文ファイルに復号化し(ステップS16)、続け
て、掛け替え後の暗号鍵をICカードから読み出し、平
文ファイルを変更後の暗号鍵にて暗号ファイルに暗号化
する(ステップS17)。そして、暗号化した暗号ファ
イルを所定の暗号化フォルダに格納する(ステップS1
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器、暗号
鍵掛け替え方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネット等において、
第三者によるデータの盗聴、改竄、及び、なりすまし等
が問題となっており、この問題に対処するために種々の
技術が開発されている。そのような技術の一つとして、
平文データ(平文ファイル等)を所定の暗号アルゴリズ
ムによって暗号化し、暗号化された暗号データ(暗号フ
ァイル等)を、インターネット上の伝送等に用いる暗号
化技術が挙げられる。例えば、企業等において、社外秘
の情報を暗号化した暗号ファイルをインターネット等を
介して他の支社等に伝送したり、安全のため暗号ファイ
ルのまま、所定のサーバに格納しておくことができる。
【0003】このような暗号化技術には、平文データを
暗号化し、また、暗号データを復号化するために、所定
の暗号鍵が用いられている。最近では、更なるセキュリ
ティを確保する目的で、複数種類の暗号鍵を使い分けて
使用する場合もある。例えば、図5に示すように、複数
の暗号鍵を記憶したICカード200を利用者端末10
0に装着して使用する場合等である。具体的に、ICカ
ード200には、暗号鍵A,暗号鍵B,暗号鍵C,暗号
鍵Dからなる4種類の暗号鍵が記憶されている。そし
て、利用者は、ICカード200に記憶されている何れ
かの暗号鍵を用いて、平文ファイルを暗号化し、また、
他の利用者から送られた暗号ファイルを対象の暗号鍵に
て復号化することができる。
【0004】このようなICカード200を用いる場
合、例えば、同一社内の事業部単位毎に、それぞれ異な
る種類の暗号鍵が使用されるようになっている。そのた
め、利用者は、自己の属する事業部において使用される
暗号鍵にて暗号化された暗号ファイルを、他の部署の相
手先に送る場合に、他の事業部において復号化できるよ
うに、暗号鍵の掛け替えを行わなくてはならない。例え
ば、自己の事業部において暗号鍵Aが使用され、相手先
の事業部において暗号鍵Bが使用されている場合、利用
者は、暗号鍵Aにて暗号化された暗号ファイルを、暗号
鍵Bにて暗号化された暗号ファイルに変更する暗号鍵の
掛け替えを行う必要があった。
【0005】具体的に利用者は、上述した図5に示すよ
うなICカード200が装着された利用者端末100を
操作して、暗号鍵の掛け替えを行う。この際、利用者
は、利用者端末100にて、所定の暗号化復号化プログ
ラムを起動させ、ディスプレイに表示される図6(a)
に示すような操作認証用の画面にパスワードを入力す
る。このパスワードがICカード200に記憶されるパ
スワードと一致すると、利用者は、暗号化復号化プログ
ラムを使用することが可能となる。そして、図6(b)
に示すように、暗号鍵Aにて暗号化された暗号ファイル
が利用者に選択され、復号化を指示する復号化ボタンが
マウス等にてクリックされると、暗号ファイルは、一
旦、平文ファイルに復号化される。
【0006】その後、再度利用者は、図6(c)に示す
ような操作認証用の画面にパスワードを入力し、暗号化
復号化プログラムを使用可能とする。そして、図6
(d)に示すように、復号化された平文ファイルが利用
者に選択され、暗号化を指示する暗号化ボタンがマウス
等にてクリックされると、平文ファイルは、暗号鍵Bに
て暗号化された暗号ファイルとなる。利用者は、このよ
うにして暗号鍵が掛け替えられた暗号ファイル(暗号鍵
Aから暗号鍵B)を相手先に送ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような暗号鍵の掛け替えは、利用者の操作が複雑にな
るだけでなく、操作途中で平文ファイルのまま保持され
る場合もあり、セキュリティ面でも、問題があった。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、簡易な操作で適切に暗号鍵を掛け替えることので
きる電子機器、暗号鍵掛け替え方法およびプログラムに
関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る電子機器は、複数の暗号
鍵を予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た暗号鍵の対象内において、暗号化された暗号データを
対象の暗号鍵にて復号化し、続けて、目的の暗号鍵にて
暗号化する復号暗号化手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る電子機器、複数の暗号鍵を予め記憶する記憶
手段と、変更前の暗号鍵にて暗号化された暗号データ
と、変更後の暗号鍵とを指定する指定手段と、前記指定
手段により指定された暗号データから、暗号鍵に関する
情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した情
報に従って、前記記憶手段に記憶される対応する暗号鍵
を特定する特定手段と、前記特定手段が特定した暗号鍵
にて暗号データを復号化して平文データを生成する復号
化手段と、前記復号化手段により生成された平文データ
を、前記指定手段により指定された変更後の暗号鍵に
て、続けて暗号化する暗号化手段と、を備えることを特
徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る電子機器は、操作認証に必要となるパスワー
ド及び、複数の暗号鍵を予め記憶する記憶手段と、変更
前の暗号鍵にて暗号化された暗号データと、変更後の暗
号鍵とを指定する指定手段と、前記指定手段による指定
を受けて、パスワードの入力を指示すると共に、指示に
応じて入力されるパスワードを取得するパスワード取得
手段と、前記パスワード取得手段が取得したパスワード
が前記記憶手段に記憶されたパスワードと実質的に一致
した場合にだけ、操作認証を行う認証手段と、前記認証
手段により操作認証が行われると、前記指定手段により
指定された暗号データを、前記記憶手段に記憶される対
応する暗号鍵にて復号化し、続けて、前記指定手段によ
り指定された変更後の暗号鍵にて暗号化する復号暗号化
手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る暗号鍵掛け替え方法は、変更前の暗号鍵にて
暗号化された暗号データと、変更後の暗号鍵とを指定す
る指定ステップと、前記指定ステップにて指定された暗
号データから、暗号鍵に関する情報を取得する取得ステ
ップと、前記取得ステップが取得した情報に従って、予
め定められた複数の暗号鍵を記憶するICカードから、
対応する暗号鍵を特定する特定ステップと、前記特定ス
テップにて特定された暗号鍵にて暗号データを復号化し
て平文データを生成する復号化ステップと、前記復号化
ステップにて生成された平文データを、前記指定ステッ
プにて指定された変更後の暗号鍵にて、続けて暗号化す
る暗号化ステップと、を備えることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る暗号鍵掛け替え方法は、変更前の暗号鍵にて
暗号化された暗号データと、変更後の暗号鍵とを指定す
る指定ステップと、前記指定ステップによる指定を受け
て、パスワードの入力を指示すると共に、指示に応じて
入力されるパスワードを取得するパスワード取得ステッ
プと、前記パスワード取得ステップにて取得されたパス
ワードが、ICカードに記憶される操作認証に用いるパ
スワードと実質的に一致した場合にだけ、操作認証を行
う認証ステップと、前記認証ステップにて操作認証が行
われると、前記指定ステップにて指定された暗号データ
を、ICカードに記憶される複数の暗号鍵の内、対応す
る暗号鍵にて復号化し、続けて、前記指定ステップにて
指定された変更後の暗号鍵にて暗号化する復号暗号化ス
テップと、を備えることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点に係るプログラムは、コンピュータに、変更前の暗
号鍵にて暗号化された暗号データと、変更後の暗号鍵と
を指定する指定ステップと、前記指定ステップにて指定
された暗号データから、暗号鍵に関する情報を取得する
取得ステップと、前記取得ステップが取得した情報に従
って、予め定められた複数の暗号鍵を記憶するICカー
ドから、対応する暗号鍵を特定する特定ステップと、前
記特定ステップにて特定された暗号鍵にて暗号データを
復号化して平文データを生成する復号化ステップと、前
記復号化ステップにて生成された平文データを、前記指
定ステップにて指定された変更後の暗号鍵にて、続けて
暗号化する暗号化ステップとを実行させることを特徴と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる電子
機器について、ノート型のパソコン(パーソナルコンピ
ュータ)等からなる利用者端末を一例として、以下図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る利用者端末の構成の一例を示すブロック図である。こ
の利用者端末1は、図示するように、演算処理部11
と、ハードディスク12と、メモリ13と、指示入力部
14と、画像処理部15と、表示部16と、インタフェ
ース17とを含んで構成される。なお、利用者端末1
は、内部にICカード2が装着可能となっている。
【0017】演算処理部11は、CPU(Central Proc
essing Unit)及び周辺LSI(Large Scale Integrati
on)等からなり、利用者端末1全体を制御する。具体的
に演算処理部11は、指示入力部14を介して、変更前
の暗号鍵にて暗号化された暗号ファイルと、変更後の暗
号鍵とを指定する情報を入力し、ICカード2に記憶さ
れた複数の暗号鍵の対象内において、変更前の暗号鍵に
て暗号ファイルを復号化し、続けて、変更後の暗号鍵に
て暗号化する。
【0018】ハードディスク12は、所定容量の磁気デ
ィスク等からなり、後述する暗号鍵掛け替え処理のアプ
リケーションプログラム等を記憶する。なお、ハードデ
ィスク12には、所定のOSが導入されており、演算処
理部11が実行するこのOS上にて、後述する暗号鍵掛
け替え処理等が実行される。
【0019】メモリ13は、RAM(Random Access Me
mory)等からなり、演算処理部11が後述する暗号鍵掛
け替え処理等を実行する際に必要となる情報等を記憶す
る。指示入力部14は、キーボードやマウス等からな
り、利用者に操作され、所定の指示情報等を入力する。
【0020】画像処理部15は、グラフィックコントロ
ーラ等からなり、演算処理部11に制御され、表示部1
6に表示すべき所定の画像データを生成する。表示部1
6は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、
画像処理部15により生成された画像データに従って、
所定の画像等を表示する。
【0021】インタフェース17は、PCMCIAカー
ドインタフェース等からなり、利用者端末1内に装着さ
れるICカード2との接続を実現すると共に、演算処理
部11に制御され、ICカード2とのネゴシエーション
等を行った後に、所定の情報をICカード2から読み出
す。
【0022】ICカード2は、ICチップが埋設された
カード型の記憶媒体である。このICチップは、例え
ば、CPUと、EEPROM(Electrically Erasable
and Programmable ROM)とを含んで構成される。そし
て、EEPROMには、例えば、4つのエリアに区画さ
れ、各エリアに最大10(合計40)の暗号鍵を格納す
ることができる。具体的に、ICカード2は、図2に示
すように、第1エリア21〜第4エリア24に区画さ
れ、各エリアに部門毎に使用される異なる暗号鍵を記憶
する。この図の例では、ICカード2を所有する利用者
がA事業部に属し、このA事業部において利用者が使用
することのできる暗号鍵A0〜A4の5種類の鍵が、第
1エリア21に記憶されている。また、この利用者は、
他の事業部と共同して行われるプロジェクト等に参画し
ており、B事業部における暗号鍵B1,B2,B4が第
2エリア22に記憶され、C事業部における暗号鍵C
1,C2が第3エリア23に記憶され、そして、D事業
部における暗号鍵D1,D2が第4エリア24に記憶さ
れている。
【0023】また、ICカード2は、EEPROMの他
のエリアに、暗号化されたパスワード等を記憶する。こ
のパスワードは、操作認証に使用される。
【0024】なお、ICカード2のCPUは、所定のプ
ログラムを実行することで、利用者端末1との間でネゴ
シエーション等を行い、所定のエリア(第1エリア21
〜第4エリア24等)から暗号鍵等を読み出し、インタ
フェース17を介して、利用者端末1に供給する。
【0025】以下、この発明の実施の形態にかかる利用
者端末1の動作について、図3等を参照して説明する。
図3は、演算処理部11が実行する暗号鍵掛け替え処理
を説明するためのフローチャートである。なお、複数の
暗号鍵等を記憶したICカード2は、利用者端末1に装
着されているものとする。この暗号鍵掛け替え処理は、
暗号鍵掛け替えプログラムとして、利用者端末1(ハー
ドディスク12)に導入されたOS上において実行可能
であり、例えば、図4(a)に示すような、デスクトッ
プに配置されたアイコン31に関連付けられている。そ
して、利用者のマウス操作に従ったマウスカーソル32
により、暗号化された(例えば、暗号鍵A1にて暗号化
された)暗号ファイルが、アイコン31(例えば、暗号
鍵B2への掛け替えを指定するアイコン)上にドラッグ
&ドロップされると、暗号鍵掛け替え処理が開始され
る。
【0026】まず、演算処理部11は、暗号鍵の掛け替
え対象となる暗号ファイルのヘッダ情報を読み出す。
(ステップS11)。演算処理部11は、操作認証用の
ダイアログボックスを表示部16に表示し、利用者によ
り指示入力部14を介して入力される操作認証パスワー
ドを取得する(ステップS12)。例えば、演算処理部
11は、図4(b)に示すようなダイアログボックスを
表示し、指示入力部14(キーボード)を介して入力さ
れる操作認証パスワードを取得する。
【0027】演算処理部11は、ICカード2に暗号化
して格納されている該当エリアの操作認証用のパスワー
ドをインタフェース17を介して読み出し、そして、所
定のアルゴリズムに基づいて復号化する(ステップS1
3)。演算処理部11は、ステップS12にて取得した
操作認証パスワードと、ステップS13にて復号化した
操作認証用のパスワードとが一致するか否かを判別する
(ステップS14)。
【0028】演算処理部11は、パスワードが一致しな
いと判別すると、暗号鍵掛け替え処理をそのまま終了す
る。一方、パスワードが一致したと判別すると、演算処
理部11は、認証されたエリアの暗号鍵に関する情報を
取得する(ステップS15)。
【0029】演算処理部11は、対応する暗号鍵をIC
カード2から読み出し、暗号ファイルを平文ファイルに
復号化する(ステップS16)。すなわち、演算処理部
11は、ICカード2内の第1エリア21〜第2エリア
24の何れかに格納されている掛け替え前(変更前)の
暗号鍵を特定する。なお、暗号鍵が何れのエリアにも格
納されていない場合、所定のエラーメッセージを表示し
た後、処理を終える。そして、何れかのエリアに暗号鍵
が格納されている場合に、演算処理部11は、その暗号
鍵をICカード2から読み出し、暗号ファイルを平文フ
ァイルに復号化する。例えば、掛け替え前の暗号ファイ
ルが暗号鍵A1にて暗号化されていた場合、演算処理部
11は、図2に示すICカード2の第1エリア21から
暗号鍵A1を読み出し、平文ファイルに復号化する。
【0030】演算処理部11は、掛け替え後(変更後)
の暗号鍵をICカード2の該当エリアから読み出し、ス
テップS15にて復号化した平文ファイルを、変更後の
暗号鍵にて暗号ファイルに暗号化する(ステップS1
7)。例えば、掛け替え後の暗号鍵として暗号鍵B2が
指定されていた場合、演算処理部11は、図2に示すI
Cカード2の第2エリア22から暗号鍵B2を読み出
し、平文ファイルを暗号化する。演算処理部11は、暗
号化した暗号ファイルを所定の暗号化フォルダに格納す
る(ステップS18)。例えば、図4(c)に示すよう
に、演算処理部11は、暗号鍵B2にて暗号化した暗号
ファイルを暗号化フォルダに格納する。
【0031】このように、暗号鍵掛け替え処理により、
暗号ファイルを所定のアイコンにドラッグ&ドロップす
るだけで、暗号鍵の掛け替えができるため、操作者の操
作が極めて容易となる。また、平文ファイルがそのまま
保持されることがないため、セキュリティを適切に確保
することもできる。この結果、利用者は、簡易な操作で
適切に暗号鍵を掛け替えることができる。
【0032】上記の実施の形態では、暗号鍵を掛け替え
る場合について説明したが、暗号化及び復号化について
も、同様に、平文ファイルや暗号ファイルをアイコンに
ドラッグ&ドロップするだけで行えるようにしてもよ
い。例えば、復号化のためのアイコンや暗号化のための
アイコンをデスクトップに配置する。そして、復号化の
アイコンに暗号ファイルがドラッグ&ドロップされる
と、暗号ファイルを復号化して所定の復号化フォルダに
平文ファイルを格納する。また、暗号化のアイコンに平
文ファイルがドラッグ&ドロップされると、平文ファイ
ルを暗号化して所定の暗号化フォルダに暗号ファイルを
格納する。
【0033】上記の実施の形態では、暗号ファイルとい
ったファイル単位の暗号鍵を掛け替え等について説明し
たが、複数の暗号ファイルが格納されたフォルダを選択
し、同様に、ドラッグ&ドロップするだけで、複数の暗
号ファイルについて、暗号鍵の掛け替えを行えるように
してもよい。
【0034】なお、この発明の実施の形態にかかる利用
者端末は、専用機器によらず、通常のコンピュータシス
テムを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに
上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した
媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM等)から当
該プログラムをインストールすることにより、上述の処
理を実行する利用者端末を構成することができる。
【0035】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信
ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよ
い。一例を挙げると、通信ネットワークの掲示板(BB
S)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを
介して搬送波に重畳して配信する。そして、このプログ
ラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーション
プログラムと同様に実行することにより、上述の処理を
実行することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な操作で適切に暗号鍵を掛け替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る利用者端末の構成の
一例を示すブロック図である。
【図2】ICカードに記憶される複数の暗号鍵の一例を
示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る暗号鍵掛け替え処理
を説明するためのフローチャートである。
【図4】利用者端末に表示される画面の一例を示す模式
図であり、(a)が暗号鍵掛け替え処理を起動させるア
イコン等が表示される画面であり、(b)が操作認証用
のパスワードの入力を促すダイアログボックスであり、
(c)が暗号鍵が掛け替えられた暗号ファイルが暗号化
フォルダに格納された様子を示す画面である。
【図5】従来のICカードが装着された利用者端末の一
例を示す模式図である。
【図6】利用者端末に表示される画面の一例を示す模式
図であり、(a)及び(c)が操作認証用のパスワード
の入力を促す画面であり、(b)及び(d)が暗号ファ
イル又は平文ファイルを、復号化又は暗号化する様子を
示す画面である。
【符号の説明】
1 利用者端末 2 ICカード 11 演算処理部 12 ハードディスク 13 メモリ 14 指示入力部 15 画像処理部 16 表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の暗号鍵を予め記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された暗号鍵の対象内において、暗
    号化された暗号データを対象の暗号鍵にて復号化し、続
    けて、目的の暗号鍵にて暗号化する復号暗号化手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】複数の暗号鍵を予め記憶する記憶手段と、 変更前の暗号鍵にて暗号化された暗号データと、変更後
    の暗号鍵とを指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された暗号データから、暗号鍵
    に関する情報を取得する取得手段と、 前記取得手段が取得した情報に従って、前記記憶手段に
    記憶される対応する暗号鍵を特定する特定手段と、 前記特定手段が特定した暗号鍵にて暗号データを復号化
    して平文データを生成する復号化手段と、 前記復号化手段により生成された平文データを、前記指
    定手段により指定された変更後の暗号鍵にて、続けて暗
    号化する暗号化手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】操作認証に必要となるパスワード及び、複
    数の暗号鍵を予め記憶する記憶手段と、 変更前の暗号鍵にて暗号化された暗号データと、変更後
    の暗号鍵とを指定する指定手段と、 前記指定手段による指定を受けて、パスワードの入力を
    指示すると共に、指示に応じて入力されるパスワードを
    取得するパスワード取得手段と、 前記パスワード取得手段が取得したパスワードが前記記
    憶手段に記憶されたパスワードと実質的に一致した場合
    にだけ、操作認証を行う認証手段と、 前記認証手段により操作認証が行われると、前記指定手
    段により指定された暗号データを、前記記憶手段に記憶
    される対応する暗号鍵にて復号化し、続けて、前記指定
    手段により指定された変更後の暗号鍵にて暗号化する復
    号暗号化手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】変更前の暗号鍵にて暗号化された暗号デー
    タと、変更後の暗号鍵とを指定する指定ステップと、 前記指定ステップにて指定された暗号データから、暗号
    鍵に関する情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップが取得した情報に従って、予め定めら
    れた複数の暗号鍵を記憶するICカードから、対応する
    暗号鍵を特定する特定ステップと、 前記特定ステップにて特定された暗号鍵にて暗号データ
    を復号化して平文データを生成する復号化ステップと、 前記復号化ステップにて生成された平文データを、前記
    指定ステップにて指定された変更後の暗号鍵にて、続け
    て暗号化する暗号化ステップと、 を備えることを特徴とする暗号鍵掛け替え方法。
  5. 【請求項5】変更前の暗号鍵にて暗号化された暗号デー
    タと、変更後の暗号鍵とを指定する指定ステップと、 前記指定ステップによる指定を受けて、パスワードの入
    力を指示すると共に、指示に応じて入力されるパスワー
    ドを取得するパスワード取得ステップと、 前記パスワード取得ステップにて取得されたパスワード
    が、ICカードに記憶される操作認証に用いるパスワー
    ドと実質的に一致した場合にだけ、操作認証を行う認証
    ステップと、 前記認証ステップにて操作認証が行われると、前記指定
    ステップにて指定された暗号データを、ICカードに記
    憶される複数の暗号鍵の内、対応する暗号鍵にて復号化
    し、続けて、前記指定ステップにて指定された変更後の
    暗号鍵にて暗号化する復号暗号化ステップと、 を備えることを特徴とする暗号鍵掛け替え方法。
  6. 【請求項6】コンピュータに、変更前の暗号鍵にて暗号
    化された暗号データと、変更後の暗号鍵とを指定する指
    定ステップと、前記指定ステップにて指定された暗号デ
    ータから、暗号鍵に関する情報を取得する取得ステップ
    と、前記取得ステップが取得した情報に従って、予め定
    められた複数の暗号鍵を記憶するICカードから、対応
    する暗号鍵を特定する特定ステップと、前記特定ステッ
    プにて特定された暗号鍵にて暗号データを復号化して平
    文データを生成する復号化ステップと、前記復号化ステ
    ップにて生成された平文データを、前記指定ステップに
    て指定された変更後の暗号鍵にて、続けて暗号化する暗
    号化ステップとを実行させるためのプログラム。
JP2001298957A 2001-09-28 2001-09-28 電子機器、暗号鍵掛け替え方法およびプログラム Pending JP2003110548A (ja)

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