JP2003102327A - 生理機能阻害ストレスの制御方法 - Google Patents
生理機能阻害ストレスの制御方法Info
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- JP2003102327A JP2003102327A JP2001337197A JP2001337197A JP2003102327A JP 2003102327 A JP2003102327 A JP 2003102327A JP 2001337197 A JP2001337197 A JP 2001337197A JP 2001337197 A JP2001337197 A JP 2001337197A JP 2003102327 A JP2003102327 A JP 2003102327A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】生理機能非阻害ストレスである刺激を用いた、
生理機能阻害ストレスを制御する方法の提供。 【解決手段】生物個体または該生物個体の一部である細
胞または該細胞から成る該生物個体の一部である体組織
を、10Hz〜20Hzの微弱な振動にて刺激すること
によって、該生物個体の生理機能阻害ストレスを抑制ま
たは増大する、生理機能阻害ストレスの制御方法。
生理機能阻害ストレスを制御する方法の提供。 【解決手段】生物個体または該生物個体の一部である細
胞または該細胞から成る該生物個体の一部である体組織
を、10Hz〜20Hzの微弱な振動にて刺激すること
によって、該生物個体の生理機能阻害ストレスを抑制ま
たは増大する、生理機能阻害ストレスの制御方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】振動刺激を用いた、生物における
生体的生理機能阻害ストレスの制御方法の分野に関す
る。
生体的生理機能阻害ストレスの制御方法の分野に関す
る。
【0002】
【従来の技術】科学技術や医療技術の進歩に伴い、生物
の生理機能に対しストレスが深く関わっており、ストレ
スの多くが生物の生理機能を阻害する要因であることが
判明してきた。ストレスとは「生体がこうむる環境およ
び心理的もしくは病理的なあらゆる刺激と、それに対応
するすべての営み」と定義されている。この定義は、ス
トレスとは、生体がこうむる環境および心理的もしくは
病理的なあらゆる刺激と、該刺激に対応する該生体内の
直接的反応、と言い換えることができる。したがって、
ストレスは以下の2つに分類することができる。一方
は、生理機能阻害ストレスであり、他方は、生理機能非
阻害ストレスである。一般的に生理機能阻害ストレスを
指して、単にストレスと言う場合が多い。これは、生体
がこうむる刺激や該刺激に対応する該生体内の直接的な
反応の具体的な結果の多くが、病理的であるためであ
る。しかしながら、病理的な結果を伴わない刺激や該刺
激に対応する生体内の直接的反応もストレスであり、す
なわち、この病理的結果を伴わないストレスが、生理機
能非阻害ストレスである。また、生理機能阻害ストレス
の結果としての病理的症状は、ストレス症として、スト
レスそのものとは区別される。ストレス症は、生物の健
全な育成や活動に障害を与える病理的症状であり、現
在、これに対処する科学技術や医療技術が、数多く提供
されている。しかし、これらの多くが、ストレス症に対
する個別の対処技術であり、原因である生理機能阻害ス
トレスを軽減または抑制する技術は皆無である。また、
有害生物の生理機能阻害ストレスを人為的に増大または
助長させることにより、該有害生物の増殖を抑止する技
術も皆無である。
の生理機能に対しストレスが深く関わっており、ストレ
スの多くが生物の生理機能を阻害する要因であることが
判明してきた。ストレスとは「生体がこうむる環境およ
び心理的もしくは病理的なあらゆる刺激と、それに対応
するすべての営み」と定義されている。この定義は、ス
トレスとは、生体がこうむる環境および心理的もしくは
病理的なあらゆる刺激と、該刺激に対応する該生体内の
直接的反応、と言い換えることができる。したがって、
ストレスは以下の2つに分類することができる。一方
は、生理機能阻害ストレスであり、他方は、生理機能非
阻害ストレスである。一般的に生理機能阻害ストレスを
指して、単にストレスと言う場合が多い。これは、生体
がこうむる刺激や該刺激に対応する該生体内の直接的な
反応の具体的な結果の多くが、病理的であるためであ
る。しかしながら、病理的な結果を伴わない刺激や該刺
激に対応する生体内の直接的反応もストレスであり、す
なわち、この病理的結果を伴わないストレスが、生理機
能非阻害ストレスである。また、生理機能阻害ストレス
の結果としての病理的症状は、ストレス症として、スト
レスそのものとは区別される。ストレス症は、生物の健
全な育成や活動に障害を与える病理的症状であり、現
在、これに対処する科学技術や医療技術が、数多く提供
されている。しかし、これらの多くが、ストレス症に対
する個別の対処技術であり、原因である生理機能阻害ス
トレスを軽減または抑制する技術は皆無である。また、
有害生物の生理機能阻害ストレスを人為的に増大または
助長させることにより、該有害生物の増殖を抑止する技
術も皆無である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】同一の生理機能阻害ス
トレスであっても、結果としてのストレス症は、生体の
個体の別あるいは種の別によって様々な病症が発現し、
従来のストレス症に対する対処技術では、効果の範囲が
狭く、原因である生理機能阻害ストレスには何ら対処し
ておらず、根本的な問題解決にはなり得ていない。生理
機能阻害ストレスの制御が可能であれば、生理機能阻害
ストレスを軽減または抑制し、ストレス症を未然に防ぐ
ことが可能であり、逆に、生理機能阻害ストレスを増大
または助長し、薬剤等を使用せずに、有害生物の増殖を
抑止することも可能である。本発明は、生理機能非阻害
ストレスに着目し、生理機能阻害ストレスを軽減または
抑制する生理機能非阻害ストレスである刺激、および、
生理機能阻害ストレスを人為的に増大または助長させる
生理機能非阻害ストレスである刺激とを探索し、これら
を見出し、生理機能阻害ストレスを制御する方法を提供
することを課題とした。
トレスであっても、結果としてのストレス症は、生体の
個体の別あるいは種の別によって様々な病症が発現し、
従来のストレス症に対する対処技術では、効果の範囲が
狭く、原因である生理機能阻害ストレスには何ら対処し
ておらず、根本的な問題解決にはなり得ていない。生理
機能阻害ストレスの制御が可能であれば、生理機能阻害
ストレスを軽減または抑制し、ストレス症を未然に防ぐ
ことが可能であり、逆に、生理機能阻害ストレスを増大
または助長し、薬剤等を使用せずに、有害生物の増殖を
抑止することも可能である。本発明は、生理機能非阻害
ストレスに着目し、生理機能阻害ストレスを軽減または
抑制する生理機能非阻害ストレスである刺激、および、
生理機能阻害ストレスを人為的に増大または助長させる
生理機能非阻害ストレスである刺激とを探索し、これら
を見出し、生理機能阻害ストレスを制御する方法を提供
することを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】生理機能阻害ストレスを
制御しうる生理機能非阻害ストレスである刺激として、
低周波振動に着目し、精査した結果、10Hz〜20H
zの微弱な振動が該刺激として有効であることを見出
し、生物個体または該生物個体の一部である細胞または
該細胞から成る該生物個体の一部である体組織を、10
Hz〜20Hzの微弱な振動にて刺激することによっ
て、該生物個体の生理機能阻害ストレスを制御すること
に成功し、本発明を完成するに至った。すなわち、生物
個体または該生物個体の一部である細胞または該細胞か
ら成る該生物個体の一部である体組織を、10Hz〜2
0Hzの微弱な振動にて刺激することによって、該生物
個体の生理機能阻害ストレスを軽減または抑制する方法
を提供する。該生物個体は、発生途中の受精卵ではない
生物個体、または発生途中の受精卵特有の生理機能と同
一または類似した生理機能を発現していない生物個体で
あることが条件である。該生物個体または該生物個体の
一部である細胞または該細胞から成る該生物個体の一部
である体組織を、周波数が10Hz〜20Hzの微弱な
振動にて刺激する方法の例として、生物の生息環境であ
って振動媒体である水または空気または地土または培地
等を10Hz〜20Hzの周波数で振動せしめることに
より、該生息環境内の生物個体または該生物個体の一部
である細胞または該細胞から成る該生物個体の一部であ
る体組織を刺激する方法が挙げられる。また、別の例と
して、電流または電場または磁場等の電気磁気的な10
Hz〜20Hzの微弱な振動によって、該生物個体また
は該生物個体の一部である細胞または該細胞から成る該
生物個体の一部である体組織を刺激する方法が挙げられ
る。また、生物個体または該生物個体の一部である細胞
または該細胞から成る該生物個体の一部である体組織
を、10Hz〜20Hzの微弱な振動にて刺激すること
によって、該生物個体の生理機能阻害ストレスを増大ま
たは助長する方法を提供する。該生物個体は、発生途中
の受精卵である生物個体、または発生途中の受精卵特有
の生理機能と同一または類似した生理機能を発現してい
る生物個体であることが条件である。該生物個体または
該生物個体の一部である細胞または該細胞から成る該生
物個体の一部である体組織を、周波数が10Hz〜20
Hzの微弱な振動にて刺激する方法の例として、生物の
生息環境であって振動媒体である水または空気または地
土または培地等を10Hz〜20Hzの周波数で振動せ
しめることにより、該生息環境内の生物個体または該生
物個体の一部である細胞または該細胞から成る該生物個
体の一部である体組織を刺激する方法が挙げられる。ま
た、別の例として、電流または電場または磁場等の電気
磁気的な10Hz〜20Hzの微弱な振動によって、該
生物個体または該生物個体の一部である細胞または該細
胞から成る該生物個体の一部である体組織を刺激する方
法が挙げられる。
制御しうる生理機能非阻害ストレスである刺激として、
低周波振動に着目し、精査した結果、10Hz〜20H
zの微弱な振動が該刺激として有効であることを見出
し、生物個体または該生物個体の一部である細胞または
該細胞から成る該生物個体の一部である体組織を、10
Hz〜20Hzの微弱な振動にて刺激することによっ
て、該生物個体の生理機能阻害ストレスを制御すること
に成功し、本発明を完成するに至った。すなわち、生物
個体または該生物個体の一部である細胞または該細胞か
ら成る該生物個体の一部である体組織を、10Hz〜2
0Hzの微弱な振動にて刺激することによって、該生物
個体の生理機能阻害ストレスを軽減または抑制する方法
を提供する。該生物個体は、発生途中の受精卵ではない
生物個体、または発生途中の受精卵特有の生理機能と同
一または類似した生理機能を発現していない生物個体で
あることが条件である。該生物個体または該生物個体の
一部である細胞または該細胞から成る該生物個体の一部
である体組織を、周波数が10Hz〜20Hzの微弱な
振動にて刺激する方法の例として、生物の生息環境であ
って振動媒体である水または空気または地土または培地
等を10Hz〜20Hzの周波数で振動せしめることに
より、該生息環境内の生物個体または該生物個体の一部
である細胞または該細胞から成る該生物個体の一部であ
る体組織を刺激する方法が挙げられる。また、別の例と
して、電流または電場または磁場等の電気磁気的な10
Hz〜20Hzの微弱な振動によって、該生物個体また
は該生物個体の一部である細胞または該細胞から成る該
生物個体の一部である体組織を刺激する方法が挙げられ
る。また、生物個体または該生物個体の一部である細胞
または該細胞から成る該生物個体の一部である体組織
を、10Hz〜20Hzの微弱な振動にて刺激すること
によって、該生物個体の生理機能阻害ストレスを増大ま
たは助長する方法を提供する。該生物個体は、発生途中
の受精卵である生物個体、または発生途中の受精卵特有
の生理機能と同一または類似した生理機能を発現してい
る生物個体であることが条件である。該生物個体または
該生物個体の一部である細胞または該細胞から成る該生
物個体の一部である体組織を、周波数が10Hz〜20
Hzの微弱な振動にて刺激する方法の例として、生物の
生息環境であって振動媒体である水または空気または地
土または培地等を10Hz〜20Hzの周波数で振動せ
しめることにより、該生息環境内の生物個体または該生
物個体の一部である細胞または該細胞から成る該生物個
体の一部である体組織を刺激する方法が挙げられる。ま
た、別の例として、電流または電場または磁場等の電気
磁気的な10Hz〜20Hzの微弱な振動によって、該
生物個体または該生物個体の一部である細胞または該細
胞から成る該生物個体の一部である体組織を刺激する方
法が挙げられる。
【0005】
【発明の実施形態】以下に本発明の実施形態を例示し、
図を参照して説明する。例示した実施形態は、本発明で
ある請求項1および請求項2および請求項3および請求
項4である生理機能阻害ストレスの制御方法の実施例で
あり、該実施例に関わる振動発生装置および該振動発生
装置の振動発生方法および該振動発生装置の構造は、本
発明を何ら制限するものではない。 [実施例1]図1は、電磁式振動装置を用いて約15H
zにて飼育水を微弱に振動せしめ、該振動によって該飼
育水中に生息する水棲生物個体を刺激し、該水棲生物個
体の生理機能阻害ストレスを制御する方法の模式図であ
る。飼育水2を満たした飼育容器1に受精卵ではなく、
受精卵特有の生理機能と同一または類似した生理機能を
発現していない水棲生物個体3を収容し、飼育し、飼育
容器1の底に、電磁コイルと永久磁石を具備した電磁式
振動装置4を設置し、約15Hzにて発振する電力発振
装置5によって電磁式振動装置4に電力を供給し、電磁
式振動装置4を約15Hzにて振動せしめ、電磁式振動
装置4の振動によって飼育水2を約15Hzにて微弱に
振動せしめ、飼育水2の約15Hzの微弱な振動によっ
て水棲生物個体3を刺激し、水棲生物個体3の生理機能
阻害ストレスを軽減または抑制する。また、飼育水2中
に、受精卵である生物個体、または受精卵特有の生理機
能と同一または類似した生理機能を発現している生物個
体である有害生物個体6が存在した場合、有害生物個体
6を飼育水2の約15Hzの振動によって刺激し、有害
生物個体6の生理機能阻害ストレスを増大または助長す
る。水棲生物個体3に及ぶ振動は微弱であることが望ま
しく、電磁式振動装置4の出力は、飼育水2の容積約5
0Lあたり、1W程度とした。 [実施例2]図2は、音響装置を用いて約15Hzにて
飼育環境内の空気を微弱に振動せしめ、該振動によって
該飼育環境内に生息する陸上生物個体を刺激し、該陸上
生物個体の生理機能阻害ストレスを制御する方法の模式
図である。受精卵ではなく、受精卵特有の生理機能と同
一または類似した生理機能を発現していない陸上生物個
体12を飼育容器11に収容し、飼育し、発振器9で発
生させた約15Hzの電気信号を音響用増幅装置8で増
幅し、スピーカー7で出力することによって、飼育容器
11内の空気10を約15Hzにて微弱に振動せしめ、
該振動によって陸上生物個体12を刺激し、該陸上生物
個体12の生理機能阻害ストレスを軽減または抑制す
る。また、飼育容器11内に、受精卵である生物個体、
または受精卵特有の生理機能と同一または類似した生理
機能を発現している生物個体である有害生物個体13が
存在した場合、飼育容器11内の空気10の該振動によ
って有害生物個体13を刺激し、該有害生物個体13の
生理機能阻害ストレスを増大または助長する。陸上生物
個体12に及ぶ振動は微弱であることが望ましく、飼育
容器11が密閉されておらず、また、該飼育容器11の
内壁面が相応の音響的反射作用を有している場合、音響
増幅装置8の出力は、該飼育容器11の容積約100L
あたり、2W程度とした。 [実験3]図3は、空芯コイルに約15Hzの信号電流
を流し、発生する約15Hzの磁場振動を用いて生物個
体の生理機能阻害ストレスを制御する方法の模式図であ
る。受精卵ではなく、受精卵特有の生理機能と同一また
は類似した生理機能を発現していない植物である生物個
体14を植えた植木鉢16を、空芯コイル17の空芯部
に設置し、約15Hzにて発振する電力発振装置18に
て空芯コイル17に電力を供給し、空芯コイル17によ
って約15Hzで振動する磁場を形成し、該磁場の振動
によって生物個体14を刺激し、生物個体14の生理機
能阻害ストレスを軽減または抑制する。また、植木鉢1
6内に、受精卵である生物個体、または受精卵特有の生
理機能と同一または類似した生理機能を発現している生
物個体である有害生物個体15が存在した場合、該磁場
の振動によって該有害生物個体15を刺激し、有害生物
個体15の生理機能阻害ストレスを増大または助長す
る。生物個体14に及ぶ振動は微弱であることが望まし
く、空芯コイル中心部の磁束密度は30000μT以下
とした。
図を参照して説明する。例示した実施形態は、本発明で
ある請求項1および請求項2および請求項3および請求
項4である生理機能阻害ストレスの制御方法の実施例で
あり、該実施例に関わる振動発生装置および該振動発生
装置の振動発生方法および該振動発生装置の構造は、本
発明を何ら制限するものではない。 [実施例1]図1は、電磁式振動装置を用いて約15H
zにて飼育水を微弱に振動せしめ、該振動によって該飼
育水中に生息する水棲生物個体を刺激し、該水棲生物個
体の生理機能阻害ストレスを制御する方法の模式図であ
る。飼育水2を満たした飼育容器1に受精卵ではなく、
受精卵特有の生理機能と同一または類似した生理機能を
発現していない水棲生物個体3を収容し、飼育し、飼育
容器1の底に、電磁コイルと永久磁石を具備した電磁式
振動装置4を設置し、約15Hzにて発振する電力発振
装置5によって電磁式振動装置4に電力を供給し、電磁
式振動装置4を約15Hzにて振動せしめ、電磁式振動
装置4の振動によって飼育水2を約15Hzにて微弱に
振動せしめ、飼育水2の約15Hzの微弱な振動によっ
て水棲生物個体3を刺激し、水棲生物個体3の生理機能
阻害ストレスを軽減または抑制する。また、飼育水2中
に、受精卵である生物個体、または受精卵特有の生理機
能と同一または類似した生理機能を発現している生物個
体である有害生物個体6が存在した場合、有害生物個体
6を飼育水2の約15Hzの振動によって刺激し、有害
生物個体6の生理機能阻害ストレスを増大または助長す
る。水棲生物個体3に及ぶ振動は微弱であることが望ま
しく、電磁式振動装置4の出力は、飼育水2の容積約5
0Lあたり、1W程度とした。 [実施例2]図2は、音響装置を用いて約15Hzにて
飼育環境内の空気を微弱に振動せしめ、該振動によって
該飼育環境内に生息する陸上生物個体を刺激し、該陸上
生物個体の生理機能阻害ストレスを制御する方法の模式
図である。受精卵ではなく、受精卵特有の生理機能と同
一または類似した生理機能を発現していない陸上生物個
体12を飼育容器11に収容し、飼育し、発振器9で発
生させた約15Hzの電気信号を音響用増幅装置8で増
幅し、スピーカー7で出力することによって、飼育容器
11内の空気10を約15Hzにて微弱に振動せしめ、
該振動によって陸上生物個体12を刺激し、該陸上生物
個体12の生理機能阻害ストレスを軽減または抑制す
る。また、飼育容器11内に、受精卵である生物個体、
または受精卵特有の生理機能と同一または類似した生理
機能を発現している生物個体である有害生物個体13が
存在した場合、飼育容器11内の空気10の該振動によ
って有害生物個体13を刺激し、該有害生物個体13の
生理機能阻害ストレスを増大または助長する。陸上生物
個体12に及ぶ振動は微弱であることが望ましく、飼育
容器11が密閉されておらず、また、該飼育容器11の
内壁面が相応の音響的反射作用を有している場合、音響
増幅装置8の出力は、該飼育容器11の容積約100L
あたり、2W程度とした。 [実験3]図3は、空芯コイルに約15Hzの信号電流
を流し、発生する約15Hzの磁場振動を用いて生物個
体の生理機能阻害ストレスを制御する方法の模式図であ
る。受精卵ではなく、受精卵特有の生理機能と同一また
は類似した生理機能を発現していない植物である生物個
体14を植えた植木鉢16を、空芯コイル17の空芯部
に設置し、約15Hzにて発振する電力発振装置18に
て空芯コイル17に電力を供給し、空芯コイル17によ
って約15Hzで振動する磁場を形成し、該磁場の振動
によって生物個体14を刺激し、生物個体14の生理機
能阻害ストレスを軽減または抑制する。また、植木鉢1
6内に、受精卵である生物個体、または受精卵特有の生
理機能と同一または類似した生理機能を発現している生
物個体である有害生物個体15が存在した場合、該磁場
の振動によって該有害生物個体15を刺激し、有害生物
個体15の生理機能阻害ストレスを増大または助長す
る。生物個体14に及ぶ振動は微弱であることが望まし
く、空芯コイル中心部の磁束密度は30000μT以下
とした。
【0006】
【発明の効果】本発明は、多くのエネルギー形態で人工
的かつ容易に再現し、制御しうる10Hz〜20Hzの
低周波振動刺激を用いて生理機能阻害ストレスを制御す
る方法を提供する。これによって、多くのストレス症を
容易かつ未然に防止する事が可能になり、また、薬剤を
使用せずに一部の有害生物の増殖を抑止することが可能
になった。また、使用可能な振動の形態の範囲が広く、
人間を含むの多くの生物にも適用することが可能であ
り、方法が簡潔で消費されるエネルギー量が極めて少な
いので、多くの状況や場面で活用されうる。
的かつ容易に再現し、制御しうる10Hz〜20Hzの
低周波振動刺激を用いて生理機能阻害ストレスを制御す
る方法を提供する。これによって、多くのストレス症を
容易かつ未然に防止する事が可能になり、また、薬剤を
使用せずに一部の有害生物の増殖を抑止することが可能
になった。また、使用可能な振動の形態の範囲が広く、
人間を含むの多くの生物にも適用することが可能であ
り、方法が簡潔で消費されるエネルギー量が極めて少な
いので、多くの状況や場面で活用されうる。
【図1】実施例1である生理機能阻害ストレスの制御方
法の模式図を示す。
法の模式図を示す。
【図2】実施例2である生理機能阻害ストレスの制御方
法の模式図を示す。
法の模式図を示す。
【図3】実施例3である生理機能阻害ストレスの制御方
法の模式図を示す。
法の模式図を示す。
1:飼育容器
2:飼育水
3:水棲生物個体
4:電磁式振動装置
5:電力発振装置
6:有害生物個体
7:スピーカー
8:音響用増幅装置
9:発振器
10:空気
11:飼育容器
12:陸上生物個体
13:有害生物個体
14:生物個体
15:有害生物個体
16:植木鉢
17:空芯コイル
18:電力発振装置
Claims (4)
- 【請求項1】発生途中の受精卵ではない生物個体、また
は発生途中の受精卵特有の生理機能と同一または類似し
た生理機能を発現していない生物個体であって、該生物
個体または該生物個体の一部である細胞または該細胞か
ら成る該生物個体の一部である体組織を、周波数が10
Hz〜20Hzの微弱な振動によって刺激し、該生物個
体の生体的生理機能阻害ストレスを軽減または抑制する
生体的生理機能阻害ストレスの制御方法。 - 【請求項2】発生途中の受精卵である生物個体、または
発生途中の受精卵特有の生理機能と同一または類似した
生理機能を発現している生物個体であって、該生物個体
または該生物個体の一部である細胞または該細胞から成
る該生物個体の一部である体組織を、周波数が10Hz
〜20Hzの微弱な振動によって刺激し、該生物個体の
生体的生理機能阻害ストレスを増大または助長する生体
的生理機能阻害ストレスの制御方法。 - 【請求項3】生物の生息環境であって振動媒体である水
または空気または地土または培地等を、10Hz〜20
Hzの周波数で振動せしめることにより、該生息環境内
の生物個体または該生物個体の一部である細胞または該
細胞から成る該生物個体の一部である体組織を、10H
z〜20Hzの微弱な振動によって刺激することを特徴
とした請求項1および請求項2の生体的生理機能阻害ス
トレスの制御方法。 - 【請求項4】電流または電場または磁場等の電気磁気的
な10Hz〜20Hzの微弱な振動によって、生物個体
または該生物個体の一部である細胞または該細胞から成
る該生物個体の一部である体組織を刺激することを特徴
とした、請求項1および請求項2の生体的生理機能阻害
ストレスの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337197A JP2003102327A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 生理機能阻害ストレスの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337197A JP2003102327A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 生理機能阻害ストレスの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=19151883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001337197A Pending JP2003102327A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 生理機能阻害ストレスの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003102327A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008306956A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Hakuju Inst For Health Science Co Ltd | 魚介類の飼育装置および飼育方法 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001337197A patent/JP2003102327A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008306956A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Hakuju Inst For Health Science Co Ltd | 魚介類の飼育装置および飼育方法 |
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