JP2003100275A - 制御弁式鉛蓄電池 - Google Patents

制御弁式鉛蓄電池

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JP2003100275A
JP2003100275A JP2001293258A JP2001293258A JP2003100275A JP 2003100275 A JP2003100275 A JP 2003100275A JP 2001293258 A JP2001293258 A JP 2001293258A JP 2001293258 A JP2001293258 A JP 2001293258A JP 2003100275 A JP2003100275 A JP 2003100275A
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JP
Japan
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exhaust port
control valve
type lead
valve type
storage battery
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001293258A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Minato
港  哲朗
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉の信頼性に優れ且つ異常時には確実に排気
可能な制御弁式鉛蓄電池を提供することにある。 【解決手段】蓄電要素4を収納し一方の側に開口した容
器2と、その開口に被せられ、主面に凹部を有し、その
凹部内に安全弁で密閉された注液口7が設けられた蓋本
体31と、凹部を閉じるように蓋本体に固定された上蓋
32を備え、その上蓋に排気口9と排気口を通る溝35
が形成されている制御弁式鉛蓄電池1において、溝35
の幅が排気口9の周辺において拡大されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、容器の一面、た
とえば蓋に排気口が形成された電池、特に制御弁式鉛蓄
電池に関する。 【0002】 【従来の技術】補水不要とされる制御弁式鉛蓄電池は、
正極で発生するガスが負極で吸収されてセル内の物質収
支が零となることから、理論的にはガスを外部に放出さ
せない構造をとるが、充電時や自己放電時などに発生す
る大量のガスについては排気の必要があることから、必
要時のみ排気可能な設計がなされている。 【0003】具体的には、たとえば図4に斜視図、図5
に平面図、図6に図5のVI−VI線断面図として示すよう
に、一般的な制御弁式鉛蓄電池11は、蓄電要素14を
収納し上向きに開口した直方体状の容器12と、蓋13
を備える。蓋13は、ほぼ中央に直方体状の凹部を有す
る蓋本体131とその凹部133を閉じるように接着さ
れた上蓋132とからなる。凹部133には上向きに突
き出て容器12内部と外部とを通じさせる筒状の注液口
17が形成され、注液口17にゴム製袋状の弁18が被
せられている。上蓋132には注液口17と異なる位置
に排気口19が形成され、排気口19の下にフィルター
192が付けられている。また、上蓋132の上面には
排気口19を通る線上に溝135が形成されている。 【0004】このような制御弁式鉛蓄電池1において、
注液口17は電解液を注入する口として用いられ、注入
時以外は弁18によって閉じられている。そして、弁1
8と上蓋132の下面との間隔は微小であることから、
故意に上蓋132を開けない限り、弁18が開いて電解
液が漏れることはない。 【0005】一方、充電や自己放電などでガスが大量に
発生した場合、弁18が注液口17より僅かに上がり、
その隙間よりガスが凹部133内に移動し、排気口19
より放出される。そして、上蓋132の上面に溝135
が形成されているので、排気口19の上に他の物体が載
っていても排気口19が塞がれることはなく、排気経路
が確保される。 【0006】制御弁式電池においては、電池全体の密閉
度の信頼性が要求されることから、上蓋132と蓋本体
131との関係においても両者が気密に接着しているこ
とが必要である。この確認は通常、上蓋132で閉じら
れた凹部133を大気と連通させる唯一の経路である排
気口19を排気口19より直径の大きいゴム製の検査ア
タッチメントDで閉じた状態で圧縮気体を流し込んで加
圧し、その気体の漏れに伴う圧力変化によって容易にな
される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
排気口19の周辺に溝135を形成すると、そもそも溝
135は排気口19の上方に他の物体が存在しても排気
経路を確保するために設けられたものであるから、溝1
35の幅が排気口19の直径以下となっており、検査ア
タッチメントDが排気口19に接することができない。
その結果、図7に示すように検査アタッチメントDで覆
われない溝135から圧縮気体が漏れてしまって、上蓋
132と蓋本体131との気密接着を確認することがで
きない。それ故、この発明の課題は、密閉の信頼性に優
れ且つ異常時には確実に排気可能な制御弁式鉛蓄電池を
提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の制御弁式鉛蓄電池は、蓄電要素を収納し
一方の側に開口した容器と、その開口に被せられ、主面
に凹部を有し、その凹部内に安全弁で密閉された注液口
が設けられた蓋本体と、凹部を閉じるように蓋本体に固
定された上蓋を備え、その上蓋に排気口と排気口を通る
溝が形成されている制御弁式鉛蓄電池において、溝の幅
が排気口の周辺において拡大されていることを特徴とす
る。 【0009】この発明の電池によれば、溝の幅が排気口
の周辺において拡大されているので、検査アタッチメン
トをその直径が溝の幅より小さく排気口の直径よりも大
きいものとすることにより、検査時には検査アタッチメ
ントを拡幅された溝内に入れて確実に排気口を塞ぐこと
ができる。また、拡幅されているのは排気口の周辺だけ
であるから、排気口の上方に別の電池などの他の物体が
載っていても異常時に弁より出てきたガスは溝を通じて
外部に排気される。 【0010】 【発明の実施の形態】この発明の制御弁式鉛蓄電池の実
施形態を図面とともに説明する。図1は実施形態の制御
弁式鉛蓄電池の平面図、図2は図1のII−II線断面図で
ある。なお、図1のVI−VI断面は図6と同じである。 【0011】制御弁式鉛蓄電池1は、容器2と蓋3を備
える。容器2は、大きさW110×D70×H80程度
の上向きに開口した直方体状をなす。容器2には、セパ
レータを挟んで正極板と負極板を対向させた極板群から
なる蓄電要素4が、極板面が容器2の短寸方向と平行に
なるように収納されている。蓋3は、容器の開口とほぼ
同面積で下向きに開口した高さ15mm程度の蓋本体3
1と、厚さ約1mmの平板状の上蓋32とからなる。 【0012】蓋本体31は、上面のほぼ中央に長寸方向
両端付近まで延びる幅15×深さ8mm程度の直方体状
の凹部33を有し、一方の角及び容器の長辺を挟んで隣
接する他方の角に低い段差が形成され、そこに容器2内
外を貫通する正極端子5及び負極端子6が立てられてい
る。凹部33には上向きに突き出て容器2内部と外部と
を通じさせる筒状の6つの注液口7が凹部33の長寸方
向に並べて形成され、各注液口7にゴム製袋状の弁8が
被せられている。 【0013】注液口7は、第2番目から第5番目までは
均等に接近して配列し、第1番目と第2番目の間隔、第
5番目と第6番目の間隔は他よりも離されている。それ
らの2つの間隔に相当する上蓋32の位置に直径1〜2
mm程度の排気口9が設けられており、上蓋はこれらの
2カ所に排気口9を有する以外は、凹部33を閉じるよ
うに蓋本体31に気密に接着されている。上蓋32の下
面には、各注液口7に対応する位置に長寸方向に細長い
弁押さえ(図6参照:符号134)が突出しており、排
気口9の位置に排気口9よりも径大で円筒状のブラケッ
ト91が接着され、その中にフィルター92が嵌合され
て排気口9を閉塞している。また、上蓋32の上面には
排気口9を通る短寸方向の線上に溝35が形成されてい
る。溝35は、深さが0.3mmで、排気口9の周辺の
み排気口9を中心とする半径3mmの円形に拡幅され、
それより排気口9から遠いところでは幅1.5mmに形
成されている。 【0014】この電池1の上蓋32と蓋本体31との接
着部分の気密性を検査する場合、互いに接着された上蓋
32と蓋本体31を検査器に入れて、図3のように検査
アタッチメントDを排気口9に当てる。このとき、検査
アタッチメントDの先端面の直径は4mmであるのに対
して、排気口9周辺の溝の内径は6mmであるから、検
査アタッチメントDで排気口9を完全に塞ぐことができ
る。検査器に圧縮空気を導入し、気圧の変化を測定す
る。変化がなければ上蓋32と蓋本体31は気密に接着
しており、気圧が低下すれば未接着部分が存在し、そこ
から圧縮空気が凹部33外に流出したことになる。 【0015】また、電池使用中、弁8はその中心が弁押
さえによって押さえられているので、容器2内で正極か
ら発生するガスが通常の量であるときは、全量を負極が
吸収し、外部に出ることはないし、電解液が蒸発するこ
ともない。一方、電池の充電や自己放電などにより大量
のガスが発生したときは、ガス圧によって弁8が押し上
げられ、余剰のガスが凹部33に移動し、フィルター9
2及び排気口9を通って大気に放出される。上記電池1
を複数個積み重ねて接続し、組電池として使用する場
合、溝35の拡幅されている部分は排気口9の周辺だけ
であって、排気口9から遠い所では細くなっているか
ら、排気口9及び溝35が上方の電池で塞がれることは
なく、ガスの放出経路は確保される。 【0016】 【発明の効果】以上のように、この発明の制御弁式鉛蓄
電池は、密閉の信頼性に優れ且つ異常時にはガスを排気
させることができるので、長期間安心して使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 実施形態の鉛蓄電池を示す平面図である。 【図2】 図1のII-II線断面図である。 【図3】 実施形態の鉛蓄電池を検査している状態を示
す一部斜視図である。 【図4】 従来の鉛蓄電池を示す斜視図である。 【図5】 従来の鉛蓄電池を示す平面図である。 【図6】 図5のVI-VI線断面図である。 【図7】 従来の鉛蓄電池を検査している状態を示す一
部斜視図である。 【符号の説明】 1,11 電池 2,12 容器 3,13 蓋 31,131 蓋本体 32,132 上蓋 4,14 蓄電要素 7,17 注液口 8,18 弁 9,19 排気口 35,135 溝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】蓄電要素を収納し一方の側に開口した容器
    と、その開口に被せられ、主面に凹部を有し、その凹部
    内に安全弁で密閉された注液口が設けられた蓋本体と、
    凹部を閉じるように蓋本体に固定された上蓋を備え、そ
    の上蓋に排気口と排気口を通る溝が形成されている制御
    弁式鉛蓄電池において、 溝の幅が排気口の周辺において拡大されていることを特
    徴とする制御弁式鉛蓄電池。
JP2001293258A 2001-09-26 2001-09-26 制御弁式鉛蓄電池 Pending JP2003100275A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035407A1 (ja) * 2008-09-26 2010-04-01 パナソニック株式会社 鉛蓄電池の製造方法および鉛蓄電池

Cited By (2)

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