JP2003079338A - Low cholesterol mayonnaise - Google Patents

Low cholesterol mayonnaise

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JP2003079338A
JP2003079338A JP2001276432A JP2001276432A JP2003079338A JP 2003079338 A JP2003079338 A JP 2003079338A JP 2001276432 A JP2001276432 A JP 2001276432A JP 2001276432 A JP2001276432 A JP 2001276432A JP 2003079338 A JP2003079338 A JP 2003079338A
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JP
Japan
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mayonnaise
cholesterol
fraction
egg yolk
granule
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Withdrawn
Application number
JP2001276432A
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Japanese (ja)
Inventor
Yoshikazu Nakanishi
義和 中西
Shigeko Hayashi
成子 林
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Knorr Foods Co Ltd
Original Assignee
Knorr Foods Co Ltd
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Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a low cholesterol mayonnaise which has an excellent emulsion state and is fit for the definition of mayonnaise established by Japanese Agricultural Standards. SOLUTION: This low cholesterol mayonnaise is a mayonnaise obtained by emulsifying an oil phase and a water phase, has 0.007-0.03 wt.% cholesterol content, contains a granule fraction and a plasma fraction selected from lysed yolk as an emulsifying agent and the ratio of cholesterol amount in the granule fraction to that in the plasma fraction of >=0.4.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、低コレステロール
・マヨネーズに関し、詳しくは日本農林規格で定めるマ
ヨネーズの定義に適合し、且つ、乳化状態の良好な低コ
レステロール・マヨネーズに関する。 【0002】 【従来の技術】通常のマヨネーズは、卵黄の乳化性を利
用して調製される安定な水中油型エマルジョンである。
日本農林規格(以下、JASと略記する。)では、マヨ
ネーズに関して、「食用植物油脂(香味食用油を除
く。)及び食酢、若しくはかんきつ類の果汁(必須原材
料という。)に食塩、糖類、香辛料等を加えて調整し、
水中油型に乳化した半固体状で粘度が30,000CP
以上のものを半固体状ドレッシングという。半固体状ド
レッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ必須原
材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、糖類、香
辛料、調味料(アミノ酸等)及び酸味料以外の原材料を
使用していないものをマヨネーズという。」と定義して
いる。 【0003】最近では、健康及び栄養的観点からコレス
テロールを低減した食品が求められているが、マヨネー
ズについてもコレステロールを低減した技術が提案され
ている。例えば、特開平11−137209号公報に
は、超臨界二酸化炭素処理卵黄を含む酸性水性原料とサ
ラダ油からなる油性原料とを、ホスホリパーゼ処理卵黄
を乳化剤として乳化させた低コレステロールマヨネーズ
が提案されている。 【0004】しかしながら、コレステロールを低減した
卵黄を用いた低コレステロールマヨネーズでは、保存後
にぼそぼそとした状態を示し、表面の光沢が失われてな
めらかさを欠いた状態を呈したりするなど、乳化状態が
低下する問題点があった。 【0005】これらの問題点は、ガム類やデンプン類等
の増粘剤を使用すれば、ある程度改善することができ
る。但し、JASに適合したマヨネーズでは、これら増
粘剤を使用することができないため、増粘剤に代わる方
法が求められてきた。敢えて増粘剤を使用した場合、そ
の製品の名称は「半固体状ドレッシング」となり、「マ
ヨネーズ」の名称に比べて消費者に理解され難く、購買
意欲をそそりにくい傾向がある。 【0006】上記特開平11−137209号公報記載
の発明においても、乳化状態は充分とはいえないもので
あった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
の問題点を解決して、乳化状態に優れており、且つ、J
ASで定めるマヨネーズの定義に適合する低コレステロ
ール・マヨネーズを提供することを目的とする。 【0008】本発明者らは、乳化状態に優れており、且
つ、JASで定めるマヨネーズの定義に適合する低コレ
ステロール・マヨネーズを開発すべく、マヨネーズを構
成する原料やその配合割合等について鋭意検討を重ね
た。その結果、本発明者らは、乳化剤として、リゾ化卵
黄より分離されたグラニュール画分とプラズマ画分との
混合物を用いることにより、コレステロール含量を抑え
ながら優れた乳化状態を示すマヨネーズを得ることがで
き、且つ、このマヨネーズはJASで定めるマヨネーズ
の定義に適合すること、さらに、このようなマヨネーズ
は、プラズマ画分中のコレステロール量に対するグラニ
ュール画分中のコレステロール量の比率が0.4以上の
混合物を使用することによって、得られることを見出し
た。本発明は、かかる知見に基づいて完成されたもので
ある。 【0009】 【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る本発明は、油相と水相とが乳化されてなるマヨネーズ
において、コレステロール含量が0.007〜0.03
重量%であり、且つ、乳化剤として、リゾ化卵黄より分
離されたグラニュール画分とプラズマ画分とが含有され
ていると共に、前記プラズマ画分中のコレステロール量
に対する前記グラニュール画分中のコレステロール量の
比率が0.4以上であることを特徴とする低コレステロ
ール・マヨネーズを提供するものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示
す。請求項1に係る本発明は、低コレステロール・マヨ
ネーズに関し、油相と水相とが乳化されてなるマヨネー
ズにおいて、コレステロール含量が0.007〜0.0
3重量%であり、且つ、乳化剤として、リゾ化卵黄より
分離されたグラニュール画分とプラズマ画分とが含有さ
れていると共に、前記プラズマ画分中のコレステロール
量に対する前記グラニュール画分中のコレステロール量
の比率が0.4以上であることを特徴とするものであ
る。 【0011】請求項1に係る発明において、低コレステ
ロール・マヨネーズとは、上述した通りJASに適合す
るマヨネーズであって、コレステロール含量が低いも
の、例えば市販の通常のマヨネーズ(REAL)の1/
5以下程度のものをいう。従って、本発明においては、
コレステロール含量が30mg%、つまり0.03重量
%以下であることが必要である。なお、マヨネーズは、
油相と水相とが乳化されてなるものであるが、JASに
おいては、マヨネーズにおける油相の比率は65重量%
以上と規定されている。従って、請求項1に係る本発明
における低コレステロール・マヨネーズも、油相の比率
が65重量%以上のものである。 【0012】請求項1に係る本発明は、このような油相
と水相とが乳化されてなるマヨネーズにおいて、コレス
テロール含量が0.007〜0.03重量%であり、且
つ、乳化剤として、リゾ化卵黄より分離されたグラニュ
ール画分とプラズマ画分とが含有されていると共に、前
記プラズマ画分中のコレステロール量に対する前記グラ
ニュール画分中のコレステロール量の比率が0.4以上
であることを特徴とするものである。 【0013】請求項1に係る本発明の低コレステロール
・マヨネーズの最大の特徴は、乳化剤として、リゾ化卵
黄より分離されたグラニュール画分とプラズマ画分とが
含有されていること、さらに前記プラズマ画分中のコレ
ステロール量に対する前記グラニュール画分中のコレス
テロール量の比率が0.4以上である点にある。 【0014】請求項1に係る本発明においては、乳化剤
として、リゾ化卵黄より分離されたグラニュール画分と
プラズマ画分とが含有されていることが必要であって、
リゾ化卵黄ではなく、未処理の卵黄より分離されたグラ
ニュール画分とプラズマ画分とが含有されていたとして
も、本発明の目的を達成することはできない。ここで、
リゾ化卵黄とは、リン脂質分解酵素であるホスホリパー
ゼA2を作用させて加水分解し、リン脂質の2位の脂肪
酸を遊離させて得られる卵黄を意味する。この際、リン
脂質のリゾリン脂質の変換率を、リゾ化率という。請求
項1に係る本発明におけるリゾ化卵黄は、少なくとも、
リゾ化率50%以上の卵黄が好ましい。これより低いリ
ゾ化率のものでは、良好な乳化状態を示さなかったり、
或いは粘度が充分に付与されないため、いずれも好まし
くない。 【0015】なお、リゾ化卵黄の原料として用いられる
卵黄としては、全卵から卵黄を分割したものや、全卵な
どをスプレードライ乾燥等の手段によって乾燥処理され
たものが用いられる。 【0016】ここで卵黄のプラズマ画分とは、卵黄を遠
心分離して得られる上澄区分のことをいう。卵黄のプラ
ズマ画分の主成分は、低密度リポタンパク(LDL)で
あり、卵黄タンパク質の約65%を占める最も多いタン
パク質であり、約80〜89重量%の脂質を含有する。 【0017】一方、卵黄のグラニュール画分とは、卵黄
を遠心分離して得られる沈殿区分のことをいう。卵黄の
グラニュール画分の主成分は、高密度リポタンパク(H
DL)とリンタンパクであるホスビチンである。 【0018】リゾ化卵黄のプラズマ画分やグラニュール
画分の簡単な分離は、次のようにして行なわれる。すな
わち、リゾ化卵黄に水を加えて、卵黄/水=1/1の割
合にし、均質化した後、27,000g、30分間の条
件で遠心分離された上澄が、リゾ化卵黄のプラズマ画分
であり、沈殿がグラニュール画分である。 【0019】卵黄100gより分離されるプラズマ画分
中のコレステロール量及びグラニュール画分中のコレス
テロール量は、ガスクロマトグラフ法による測定から、
それぞれ1,240mg、280mgである。よって、
卵黄のプラズマ画分中のコレステロール量に対するグラ
ニュール画分中のコレステロール量の比率は、0.23
(280÷1240≒0.23)となる。 【0020】請求項1に係る本発明では、前記プラズマ
画分中のコレステロール量に対する前記グラニュール画
分中のコレステロール量の比率が0.4以上であること
を必要としており、自然の状態の卵黄のそれ(0.2
3)よりも高くなっており、このことは、自然の状態の
卵黄に比べてグラニュール画分の比率が高いことを示し
ている。請求項1に係る本発明では、リゾ化卵黄より分
離されたグラニュール画分とプラズマ画分の量比の指標
として、コレステロール含量を用いている。 【0021】請求項1に係る本発明の低コレステロール
・マヨネーズにおける、リゾ化卵黄より分離されたプラ
ズマ画分中のコレステロール量に対する前記グラニュー
ル画分中のコレステロール量の比率は、自然の状態の卵
黄のそれ(0.23)よりも高い比率である0.4以上
となっていることが必要である。請求項1に係る本発明
のように、コレステロール含量が0.007〜0.03
重量%という範囲の低コレステロール・マヨネーズであ
ると、グラニュール画分の比率を高くしないと、室温以
上で保存した場合、粘度が低下してしまう。このような
場合の粘度の低下を防止するため、請求項1に係る本発
明においては、リゾ化卵黄より分離されたプラズマ画分
中のコレステロール量に対する前記グラニュール画分中
のコレステロール量の比率を、自然の状態の卵黄のそれ
(0.23)よりも高い比率である0.4以上としてい
る。 【0022】JASによれば、粘度が30,000CP
以下であると、マヨネーズの規格に外れてくるため、J
ASで定めるマヨネーズの規格に適合させるために、調
製後はもちろん、室温以上の保存後でも粘度が30,0
00CPを下回ることがないようにする必要がある。 【0023】なお、前記したように、請求項1に係る本
発明の低コレステロール・マヨネーズ中の総コレステロ
ール量の上限値は、0.03重量%であり、こうしてプ
ラズマとグラニュール画分の量比が設定される。請求項
1に係る本発明の低コレステロール・マヨネーズ中の総
コレステロール量の下限は、室温以上の温度で保存した
後であっても、粘度が30,000CPを下回らないた
めのプラズマとグラニュール画分の添加量によって決定
され、こうして0.007重量%が下限値となる。逆説
すれば、請求項1に係る本発明の低コレステロール・マ
ヨネーズ中の総コレステロール量の下限値が0.007
重量%を下回ると、室温以上の温度で保存した後におい
ては、マヨネーズの粘度が低下してしまい好ましくない
ことになる。なお、総コレステロール量が0.005重
量%以下では、室温以上の温度で保存した後には全て粘
度が30,000CPを下回ってしまうことになる。 【0024】なお、プラズマ画分やグラニュール画分の
組成差は、SDS−PAGEなどの電気泳動法などによ
り確認することができる(Journal of Food Science. V
ol.51. No.5. 1986)。 【0025】請求項1に係る本発明の低コレステロール
・マヨネーズは、上記した如く、コレステロール含量が
0.007〜0.03重量%であり、且つ、乳化剤とし
て、リゾ化卵黄より分離されたグラニュール画分とプラ
ズマ画分とが含有されていると共に、前記プラズマ画分
中のコレステロール量に対する前記グラニュール画分中
のコレステロール量の比率が0.4以上であることを特
徴とするものであり、これ以外の点については通常のマ
ヨネーズと同様のものであって、既知の方法により製造
されるものである。 【0026】すなわち、請求項1に係る本発明の低コレ
ステロール・マヨネーズにおいて、乳化剤として用いら
れるリゾ化卵黄のプラズマ画分及びグラニュール画分以
外の水相を構成する原料(水相原料)については、マヨ
ネーズとして通常使用されているものでよい。水相原料
としては、一般にマヨネーズに使用されているもの、例
えば、水、糖類(砂糖・ぶどう糖・果糖・ぶどう糖果糖
液糖等)、酸味料(食酢・かんきつ類の果汁・クエン酸
等)、たん白加水分解物、香辛料、調味料(アミノ酸
等)等が挙げられ、これらを用途に応じて、種類や使用
量を適宜選定して用いることができる。一方、油相原料
としては、食用植物油脂や親油性のある香辛料等が挙げ
られる。ここで食用植物油脂としては、綿実油、トウモ
ロコシ油、米糠油、大豆油、パーム油、サフラワー油、
菜種油、ゴマ油等が挙げられ、これらを単品で、或いは
2種類以上混合して使用する。 【0027】請求項1に係る本発明の低コレステロール
・マヨネーズの製造は、既知の手法により行えばよく、
例えば水以外の水相原料を水等に分散、溶解し、これに
油相原料を加えて、一般的な撹拌機、例えば市販の万能
型混合撹拌機などにより予備乳化し、次いで、コロイド
ミル等の乳化機により仕上げ乳化を行う方法により、目
的とする低コレステロール・マヨネーズを製造すること
ができる。 【0028】このようにして得られる請求項1に係る本
発明の低コレステロール・マヨネーズは、水相と油相と
を、乳化剤としてのリゾ化卵黄から分離されたプラズマ
画分及びグラニュール画分で乳化してなるものである
が、前記したように、油相の割合は、JASにおいてマ
ヨネーズにおける油相の比率が65重量%以上と規定さ
れていることから、65重量%以上、好ましくは65〜
80重量%である。油相の比率が65重量%未満である
とJASで定めるマヨネーズの定義に適合しなくなり、
一方、油相の比率が80重量%を超えると、乳化時に転
相を生じたり、調製されたマヨネーズの安定性が悪く、
好ましくない。 【0029】 【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらによって何ら制限されるものではな
い。なお、以下の実施例において「%」はすべて重量基
準である。 【0030】実施例1〜12及び比較例6〜13 1)リゾ化卵黄の調製 卵黄2kgを水1kgで希釈した卵黄液に、6000I
UのホスホリパーゼA2(ノボザイムジャパン(株)
製、ノレシターゼ10L;10,000IU/mL)を
添加してよく混合した後、これを3L撹拌槽に充填し、
40℃の品温で4時間酵素処理を行って、リゾ化率80
%のリゾ化卵黄を得た。 【0031】2)プラズマ画分及びグラニュール画分の
調製 得られたリゾ化卵黄に水を添加して、卵黄/水=1/1
の組成とした。次いで、充分に均質化した後、5℃、1
4,000rpm、30分間の条件下で遠心分離を行
い、上澄区分よりリゾ化卵黄のプラズマ画分を、沈殿区
分よりグラニュール画分をそれぞれ得た。ガスクロマト
グラフ法による測定から、リゾ化卵黄100gより分離
されたプラズマ画分中のコレステロール量及びグラニュ
ール画分中のコレステロール量は、それぞれ1,240
mg及び280mgであった。 【0032】3)低コレステロール・マヨネーズの調製 第1表に示す配合組成の原料を、水中油型に乳化し、低
コレステロール・マヨネーズ2kgを調製した。すなわ
ち、水相原料であるリゾ化卵黄のプラズマ画分及びグラ
ニュール画分、食塩、食酢(10%酸度)及び水を混合
溶解して水相を調製し、この水相に菜種油を加え、ホバ
ルトミキサー(ホバルト社製)で予備乳化した。次い
で、コロイドミル(クリアランス:5/1000イン
チ、回転数:3,000rpm)により仕上げ乳化を行
って、低コレステロール・マヨネーズを得た。 【0033】4)低コレステロール・マヨネーズの粘度
の測定 上記3)で得られた低コレステロール・マヨネーズにつ
いて、1日後の粘度及び34℃で2週間保存後の粘度を
測定した。粘度(CP)の測定は、ブルックフィールド
粘度計(ブルックフィールド社製)を用い、100mL
容ビーカーに充填した試料に対し、スピンドル:T−
C、回転数:5rpmの条件により測定した。測定結果
を第1表に示す。 【0034】なお、第1表中、グラニュール画分とプラ
ズマ画分の配合割合は、卵黄より由来する分(%)とし
て表現した。また、第1表中、グラニュール画分中のコ
レステロール量及びプラズマ画分中のコレステロール量
は、マヨネーズ2kg中の量(mg)として示した。 【0035】比較例1〜5 実施例1〜12及び比較例6〜13において、リゾ化卵
黄の代わりに未処理卵黄を用いた他は同様にしてプラズ
マ画分及びグラニュール画分を調製し、さらに低コレス
テロール・マヨネーズを製造した。原料の配合組成と測
定結果を第1表に示す。 【0036】 【表1】第1表(その1) 【0037】 【表2】第1表(その2) 【0038】 【表3】第1表(その3)【0039】 【表4】第1表(その4) 【0040】 【表5】第1表(その5)【0041】 【表6】第1表(その6) 【0042】 【表7】第1表(その7)【0043】第1表から明らかなように、リゾ化卵黄よ
り分離したグラニュール画分及びプラズマ画分を使用
し、コレステロール含量が0.007〜0.03重量%
であり、且つ、プラズマ画分中のコレステロール量に対
するグラニュール画分中のコレステロール量の比率が
0.4以上である実施例1〜12の低コレステロール・
マヨネーズでは、1日後は勿論のこと、34℃で2週間
保存した後であっても、粘度が30,000CPを下回
らない良好なものが得られた。一方、未処理卵黄より分
離したグラニュール画分及びプラズマ画分を使用した比
較例1〜5の低コレステロール・マヨネーズでは、比較
例1〜4に示すように1日後でも30,000CPに達
しないものとなったり、比較例5に示すように1日後は
30,000CP以上であるものの34℃で2週間保存
後には30,000CPを下回るものとなった。 【0044】また、リゾ化卵黄より分離したグラニュー
ル画分及びプラズマ画分を使用したにも関わらず、比較
例6〜11の低コレステロール・マヨネーズは、いずれ
も34℃で2週間保存後の粘度が30,000CPを下
回るものとなった。すなわち、リゾ化卵黄より分離した
グラニュール画分及びプラズマ画分を使用したにも関わ
らず、コレステロール含量が0.007〜0.03重量
%の範囲外であり、しかもコレステロール量の比率が
0.4未満である比較例6〜7の低コレステロール・マ
ヨネーズは、34℃で2週間保存後の粘度が30,00
0CPを下回るものとなった。次に、同じくリゾ化卵黄
より分離したグラニュール画分及びプラズマ画分を使用
したにも関わらず、コレステロール量の比率が0.4未
満である比較例8〜11の低コレステロール・マヨネー
ズは、比較例10に示すように1日後でも30,000
CPに達しないものとなったり、比較例8,9,11に
示すように1日後は30,000CP以上であるものの
34℃で2週間保存後には30,000CPを下回るも
のとなった。さらに、同じくリゾ化卵黄より分離したグ
ラニュール画分及びプラズマ画分を使用したにも関わら
ず、コレステロール含量が0.007重量%未満である
比較例12〜13の低コレステロール・マヨネーズは、
34℃で2週間保存後の粘度が、いずれも30,000
CPを下回るものとなった。 【0045】従って、本発明の如く、コレステロール含
量が0.007〜0.03重量%であり、且つ、乳化剤
としてリゾ化卵黄より分離されたグラニュール画分とプ
ラズマ画分が含有されていると共に、プラズマ画分中の
コレステロール量に対するグラニュール画分中のコレス
テロール量の比率が0.4以上であるマヨネーズは、良
好な乳化状態を示す低コレステロール・マヨネーズであ
ることが明らかとなった。 【0046】 【発明の効果】請求項1に係る本発明の低コレステロー
ル・マヨネーズは、乳化剤としてリゾ化卵黄より分離さ
れたグラニュール画分とプラズマ画分を含有するもので
あることから、JASで定めるマヨネーズの定義に適合
したマヨネーズであるにもかかわらず、乳化状態が良好
であって、室温以上の温度で保存しても粘度が30,0
00CPを下回らないものである。また、請求項1に係
る本発明の本発明の低コレステロール・マヨネーズは、
コレステロール含量が低いものであるため、健康及び栄
養上の観点からも、優れたものである。従って、請求項
1に係る本発明の低コレステロール・マヨネーズは、食
品工業の分野において、利用性が高いものである。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a low cholesterol mayonnaise, and more particularly, to a low cholesterol which conforms to the definition of mayonnaise defined by Japanese Agricultural Standards and has a good emulsified state.・ About mayonnaise. [0002] Ordinary mayonnaise is a stable oil-in-water emulsion prepared using the emulsifying properties of egg yolk.
According to Japanese Agricultural Standards (hereinafter abbreviated as JAS), regarding mayonnaise, salt, sugar, spices, etc. are added to edible vegetable oils and fats (excluding flavored edible oils) and vinegar or citrus juice (referred to as essential ingredients). In addition, adjust
Oil-in-water emulsified semi-solid form with a viscosity of 30,000 CP
The above is called semi-solid dressing. Of the semi-solid dressings, use egg yolk or whole egg, and use ingredients other than essential ingredients, egg yolk, egg white, protein hydrolysate, salt, saccharides, spices, seasonings (amino acids, etc.) and acidulants. Those that are not are called mayonnaise. Is defined. [0003] Recently, foods with reduced cholesterol have been demanded from the viewpoints of health and nutrition, and techniques for reducing cholesterol have also been proposed for mayonnaise. For example, JP-A-11-137209 proposes a low cholesterol mayonnaise prepared by emulsifying an acidic aqueous material containing supercritical carbon dioxide-treated egg yolk and an oily material made of salad oil with phospholipase-treated egg yolk as an emulsifier. However, low cholesterol mayonnaise using egg yolk with reduced cholesterol shows a rough state after storage and loses its luster on its surface, giving rise to a lack of smoothness. There was a problem to do. [0005] These problems can be alleviated to some extent by using thickeners such as gums and starches. However, in mayonnaises conforming to JAS, these thickeners cannot be used, and thus a method instead of a thickener has been required. If a thickener is used dare, the name of the product is "semi-solid dressing", which is less likely to be understood by consumers than the name of "mayonnaise" and tends to excite the willingness to purchase. [0006] Also in the invention described in JP-A-11-137209, the emulsified state is not sufficient. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves these conventional problems and is excellent in emulsified state.
It is an object of the present invention to provide a low cholesterol mayonnaise that conforms to the definition of mayonnaise specified by AS. The present inventors have intensively studied the raw materials constituting mayonnaise and the proportions thereof in order to develop a low cholesterol mayonnaise which is excellent in an emulsified state and conforms to the definition of mayonnaise specified by JAS. Stacked. As a result, the present inventors obtained a mayonnaise exhibiting an excellent emulsified state while suppressing the cholesterol content by using a mixture of a granule fraction and a plasma fraction separated from lysated egg yolk as an emulsifier. And the mayonnaise conforms to the definition of mayonnaise defined by JAS. Further, such a mayonnaise may have a ratio of cholesterol in the granule fraction to cholesterol in the plasma fraction of 0.4 or more. Was obtained by using a mixture of The present invention has been completed based on such findings. [0009] That is, the present invention according to claim 1 is a canonnaise obtained by emulsifying an oil phase and an aqueous phase, wherein the cholesterol content is 0.007 to 0.03.
% Of the cholesterol in the granule fraction with respect to the amount of cholesterol in the plasma fraction, in which the granule fraction and the plasma fraction separated from the lysed egg yolk are contained as emulsifiers. It is intended to provide a low cholesterol mayonnaise characterized in that the ratio of the amounts is 0.4 or more. Embodiments of the present invention will be described below. The present invention according to claim 1 relates to a low cholesterol mayonnaise, wherein the mayonnaise obtained by emulsifying an oil phase and an aqueous phase has a cholesterol content of 0.007 to 0.07.
3% by weight, and contains, as an emulsifier, a granule fraction and a plasma fraction separated from lysed egg yolk, and the amount of cholesterol in the plasma fraction in the granule fraction The ratio of the cholesterol amount is 0.4 or more. In the first aspect of the present invention, the low cholesterol mayonnaise is a mayonnaise conforming to JAS as described above and having a low cholesterol content, for example, 1/1 of commercially available normal mayonnaise (REAL).
It means about 5 or less. Therefore, in the present invention,
It is necessary that the cholesterol content is less than 30 mg%, ie 0.03% by weight. In addition, mayonnaise is
An oil phase and an aqueous phase are emulsified. According to JAS, the ratio of the oil phase in mayonnaise is 65% by weight.
It is specified as above. Therefore, the low cholesterol mayonnaise in the present invention according to claim 1 also has an oil phase ratio of 65% by weight or more. According to the first aspect of the present invention, in the mayonnaise prepared by emulsifying an oil phase and an aqueous phase, the cholesterol content is 0.007 to 0.03% by weight, and lysozyme is used as an emulsifier. The granule fraction and the plasma fraction separated from the egg yolk are contained, and the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction is 0.4 or more. It is characterized by the following. The most important feature of the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 is that it contains, as an emulsifier, a granule fraction separated from lysed egg yolk and a plasma fraction, and the plasma fraction The point is that the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the fraction is 0.4 or more. In the present invention according to claim 1, it is necessary that the granule fraction and the plasma fraction separated from the lysed egg yolk are contained as emulsifiers,
The object of the present invention cannot be achieved even if a granule fraction and a plasma fraction separated from untreated egg yolk are contained instead of the lysed egg yolk. here,
The lysed egg yolk means an egg yolk obtained by hydrolyzing a phospholipase A2 which is a phospholipid degrading enzyme to release a fatty acid at position 2 of the phospholipid. At this time, the conversion rate of the phospholipid to lysophospholipid is referred to as the lysophosphorylation rate. The lysed egg yolk in the present invention according to claim 1, at least,
Egg yolk with a lyso conversion of 50% or more is preferred. With a lower lyso conversion ratio, a good emulsified state is not shown,
Alternatively, the viscosity is not sufficiently provided, and thus neither is preferable. As the yolk used as a raw material of the lysed egg yolk, there are used those obtained by dividing the yolk from whole eggs and those obtained by subjecting whole eggs and the like to drying treatment by means such as spray drying. Here, the plasma fraction of egg yolk refers to a supernatant fraction obtained by centrifuging egg yolk. The main component of the plasma fraction of the yolk is low density lipoprotein (LDL), the most abundant protein which makes up about 65% of the yolk proteins, and contains about 80-89% by weight of lipids. On the other hand, the granule fraction of the yolk refers to a sediment fraction obtained by centrifuging the yolk. The main component of the granule fraction of egg yolk is high-density lipoprotein (H
DL) and the phosphoprotein phosvitin. The simple separation of the plasma fraction and granule fraction of lysed egg yolk is performed as follows. That is, water was added to the lysed egg yolk to make the ratio of yolk / water = 1/1, homogenized, and then centrifuged at 27,000 g for 30 minutes to obtain a supernatant of the lysed egg yolk. And the precipitate is the granule fraction. The amount of cholesterol in the plasma fraction and the amount of cholesterol in the granule fraction separated from 100 g of egg yolk were determined by gas chromatography.
They are 1,240 mg and 280 mg, respectively. Therefore,
The ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction of egg yolk was 0.23.
(280 ÷ 1240 ≒ 0.23). In the present invention according to claim 1, the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction needs to be 0.4 or more. That of (0.2
3), which indicates that the ratio of the granule fraction is higher than that of the yolk in a natural state. In the present invention according to claim 1, the cholesterol content is used as an index of the amount ratio of the granule fraction and the plasma fraction separated from the lysed egg yolk. In the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1, the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction separated from the lysed egg yolk is as follows: It is necessary that the ratio is 0.4 or higher, which is a higher ratio than that of (0.23). As in the present invention according to claim 1, the cholesterol content is 0.007 to 0.03.
In the case of low cholesterol mayonnaise in the range of weight%, unless the ratio of the granule fraction is increased, the viscosity decreases when stored at room temperature or higher. In order to prevent a decrease in viscosity in such a case, in the present invention according to claim 1, the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction separated from the lysed egg yolk is determined. The ratio is 0.4 or higher, which is a higher ratio than that of the yolk in the natural state (0.23). According to JAS, the viscosity is 30,000 CP
If it is below, it will be out of the mayonnaise standard.
In order to conform to the mayonnaise standard set by AS, the viscosity is 30,0, even after storage, even after preparation.
It is necessary not to fall below 00CP. As described above, the upper limit of the total cholesterol content in the low cholesterol mayonnaise according to the first aspect of the present invention is 0.03% by weight. Is set. The lower limit of the total cholesterol content in the low cholesterol mayonnaise according to the present invention according to claim 1, is a plasma and granule fraction so that the viscosity does not fall below 30,000 CP even after storage at room temperature or higher. , And thus the lower limit is 0.007% by weight. Paradoxically, the lower limit of the total cholesterol content in the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 is 0.007.
When the amount is less than the weight percentage, the viscosity of the mayonnaise decreases after storage at a temperature of room temperature or higher, which is not preferable. When the total cholesterol content is 0.005% by weight or less, all the viscosities fall below 30,000 CP after storage at room temperature or higher. The difference in composition between the plasma fraction and the granule fraction can be confirmed by electrophoresis such as SDS-PAGE (Journal of Food Science. V).
ol. 51. No. 5. 1986). The low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 has a cholesterol content of 0.007 to 0.03% by weight, and as an emulsifier, granules separated from lysated egg yolk. A fraction and a plasma fraction are contained, and the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction is 0.4 or more, The other points are the same as ordinary mayonnaise, and are manufactured by a known method. That is, in the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1, the raw material (aqueous phase raw material) constituting the aqueous phase other than the plasma fraction and granule fraction of lysed egg yolk used as an emulsifier is described below. And those usually used as mayonnaise may be used. Water phase raw materials include those commonly used in mayonnaise, such as water, sugars (sugar, glucose, fructose, glucose fructose liquid sugar, etc.), acidulants (vinegar, citrus juice, citric acid, etc.), and protein. Hydrolysates, spices, seasonings (amino acids and the like) and the like can be mentioned, and these can be used by appropriately selecting the type and the use amount according to the use. On the other hand, examples of the oil phase raw material include edible vegetable oils and fats and lipophilic spices. Here, edible vegetable oils and fats include cottonseed oil, corn oil, rice bran oil, soybean oil, palm oil, safflower oil,
Rapeseed oil, sesame oil and the like can be mentioned, and these can be used alone or as a mixture of two or more. The production of the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 may be performed by a known method,
For example, an aqueous phase material other than water is dispersed and dissolved in water or the like, and the oil phase material is added thereto, and pre-emulsified by a general stirrer, for example, a commercially available universal mixing stirrer, and then a colloid mill or the like is used. The target low cholesterol mayonnaise can be produced by the method of performing the final emulsification by the emulsifier of the above. The low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 obtained in this manner is characterized in that the aqueous phase and the oil phase are separated by a plasma fraction and a granule fraction separated from lysed egg yolk as an emulsifier. As described above, the ratio of the oil phase is 65% by weight or more, preferably 65 to 65% because the ratio of the oil phase in mayonnaise is specified by the JAS as 65% by weight or more.
80% by weight. If the proportion of the oil phase is less than 65% by weight, it does not conform to the definition of mayonnaise defined by JAS,
On the other hand, when the ratio of the oil phase exceeds 80% by weight, phase inversion occurs during emulsification, or the stability of the prepared mayonnaise is poor,
Not preferred. Next, the present invention will be described in more detail by way of examples, which should not be construed as limiting the invention thereto. In the following examples, "%" is based on weight. Examples 1 to 12 and Comparative Examples 6 to 13 1) Preparation of lysed egg yolk 6000 I was added to an egg yolk solution obtained by diluting 2 kg of egg yolk with 1 kg of water.
U phospholipase A2 (Novozyme Japan K.K.)
Manufactured by Norecitase 10L; 10,000 IU / mL) and mixed well.
Enzyme treatment was performed for 4 hours at a temperature of 40 ° C.
% Lysated egg yolk was obtained. 2) Preparation of Plasma Fraction and Granule Fraction Water was added to the obtained lysed yolk, and the yolk / water ratio was 1/1.
The composition was as follows. Then, after homogenization, 5 ° C, 1
Centrifugation was performed at 4,000 rpm for 30 minutes to obtain a plasma fraction of lysed egg yolk from the supernatant section and a granule fraction from the precipitation section. From the measurement by gas chromatography, the cholesterol amount in the plasma fraction and the cholesterol amount in the granule fraction separated from 100 g of lysed egg yolk were 1,240, respectively.
mg and 280 mg. 3) Preparation of low cholesterol mayonnaise Raw materials having the composition shown in Table 1 were emulsified in an oil-in-water type to prepare 2 kg of low cholesterol mayonnaise. That is, the aqueous phase is prepared by mixing and dissolving the plasma fraction and granule fraction of lysed egg yolk, which is an aqueous phase raw material, salt, vinegar (10% acidity), and water, and adding rapeseed oil to the aqueous phase. Preliminary emulsification was performed using a Baltic mixer (manufactured by Hobart). Then, finish emulsification was performed by a colloid mill (clearance: 5/1000 inches, rotation speed: 3,000 rpm) to obtain a low cholesterol mayonnaise. 4) Measurement of viscosity of low cholesterol mayonnaise The viscosity of the low cholesterol mayonnaise obtained in 3) above was measured after 1 day and after storage at 34 ° C. for 2 weeks. The viscosity (CP) was measured using a Brookfield viscometer (manufactured by Brookfield), 100 mL
Spindle: T-
C, measured under the conditions of rotation speed: 5 rpm. Table 1 shows the measurement results. In Table 1, the mixing ratio of the granule fraction and the plasma fraction was expressed as a percentage (%) derived from egg yolk. In Table 1, the amount of cholesterol in the granule fraction and the amount of cholesterol in the plasma fraction are shown as amounts (mg) in 2 kg of mayonnaise. Comparative Examples 1 to 5 In Examples 1 to 12 and Comparative Examples 6 to 13, a plasma fraction and a granule fraction were prepared in the same manner except that untreated egg yolk was used instead of lysed egg yolk. In addition, low cholesterol mayonnaise was produced. Table 1 shows the composition of the raw materials and the measurement results. Table 1 Table 1 (Part 1) [Table 2] Table 1 (Part 2) [Table 3] Table 1 (Part 3) [Table 4] Table 1 (Part 4) [Table 5] Table 1 (Part 5) [Table 6] Table 1 (Part 6) [Table 7] Table 1 (Part 7) As is clear from Table 1, the cholesterol content was 0.007 to 0.03% by weight using the granule fraction and plasma fraction separated from the lysed egg yolk.
And the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction is 0.4 or more.
In the case of mayonnaise, a good product having a viscosity not lower than 30,000 CP was obtained not only after 1 day but also after storage at 34 ° C. for 2 weeks. On the other hand, in the low cholesterol mayonnaise of Comparative Examples 1 to 5 using the granule fraction and the plasma fraction separated from the untreated egg yolk, as shown in Comparative Examples 1 to 4, even after one day, the amount did not reach 30,000 CP. As shown in Comparative Example 5, after one day, it was 30,000 CP or more, but after storage at 34 ° C. for 2 weeks, it was less than 30,000 CP. In addition, despite the use of the granule fraction and the plasma fraction separated from the lysed egg yolk, the low cholesterol mayonnaises of Comparative Examples 6 to 11 all had a viscosity after storage at 34 ° C. for 2 weeks. Fell below 30,000 CP. That is, the cholesterol content is out of the range of 0.007 to 0.03% by weight and the ratio of the cholesterol amount is 0.1% even though the granule fraction and the plasma fraction separated from the lysed egg yolk were used. The low cholesterol mayonnaises of Comparative Examples 6 and 7, which are less than 4, had a viscosity of 30,000 after storage at 34 ° C for 2 weeks.
It fell below 0CP. Next, the low cholesterol mayonnaise of Comparative Examples 8 to 11 in which the ratio of the cholesterol amount was less than 0.4, despite the use of the granule fraction and the plasma fraction also separated from the lysed egg yolk, 30,000 even after one day as shown in Example 10
As shown in Comparative Examples 8, 9, and 11, the content was 30,000 CP or more after one day, but was lower than 30,000 CP after storage at 34 ° C. for 2 weeks. Furthermore, despite the use of the granule fraction and the plasma fraction also separated from the lysed egg yolk, the low cholesterol mayonnaises of Comparative Examples 12 to 13 in which the cholesterol content was less than 0.007% by weight,
The viscosity after storage at 34 ° C. for 2 weeks is 30,000
It was below CP. Accordingly, as in the present invention, the cholesterol content is 0.007 to 0.03% by weight, and the granule fraction and the plasma fraction separated from the lysed egg yolk are contained as emulsifiers. It was revealed that mayonnaise in which the ratio of the amount of cholesterol in the granule fraction to the amount of cholesterol in the plasma fraction was 0.4 or more was low cholesterol mayonnaise showing a good emulsified state. The low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 contains a granule fraction and a plasma fraction separated from lysed egg yolk as an emulsifier. Despite the mayonnaise conforming to the defined mayonnaise definition, the emulsified state is good, and the viscosity is 30,0 even when stored at room temperature or higher.
It does not fall below 00CP. Further, the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 according to the present invention,
Since it has a low cholesterol content, it is also excellent from the viewpoint of health and nutrition. Therefore, the low cholesterol mayonnaise of the present invention according to claim 1 has high utility in the field of food industry.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 油相と水相とが乳化されてなるマヨネー
ズにおいて、コレステロール含量が0.007〜0.0
3重量%であり、且つ、乳化剤として、リゾ化卵黄より
分離されたグラニュール画分とプラズマ画分とが含有さ
れていると共に、前記プラズマ画分中のコレステロール
量に対する前記グラニュール画分中のコレステロール量
の比率が0.4以上であることを特徴とする低コレステ
ロール・マヨネーズ。
Claims: 1. A mayonnaise in which an oil phase and an aqueous phase are emulsified, wherein the cholesterol content is 0.007 to 0.0
3% by weight, and contains, as an emulsifier, a granule fraction and a plasma fraction separated from lysed egg yolk, and the amount of cholesterol in the plasma fraction in the granule fraction Low cholesterol mayonnaise having a ratio of cholesterol of 0.4 or more.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009060856A (en) * 2007-09-06 2009-03-26 Kaneka Corp Acid oil-in-water emulsified fat and oil composition

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