JP2003076990A - 顔画像検索装置 - Google Patents

顔画像検索装置

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JP2003076990A
JP2003076990A JP2001265614A JP2001265614A JP2003076990A JP 2003076990 A JP2003076990 A JP 2003076990A JP 2001265614 A JP2001265614 A JP 2001265614A JP 2001265614 A JP2001265614 A JP 2001265614A JP 2003076990 A JP2003076990 A JP 2003076990A
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face
images
face images
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Application number
JP2001265614A
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English (en)
Inventor
Koji Fujiwara
浩次 藤原
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Masaaki Takama
正彰 高間
Masami Asano
雅己 浅野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の顔画像を効率的に検索する顔画像検索
装置を提供する。 【解決手段】 この顔画像検索システム1におけるサー
バ10は、検索すべき特定の顔画像FXをKL展開を用
いて分析するとともに、検索範囲に含まれる複数の顔画
像FVのそれぞれをKL展開を用いて分析する。具体的
には、KL展開における固有ベクトルである複数の基底
顔画像を用いて特定の顔画像FXを基底分解することに
より、特定の顔画像FXについて、複数の基底顔画像の
それぞれに対応する複数の係数kjを求めるとともに、
複数の基底顔画像を用いて複数の顔画像FVのそれぞれ
を基底分解することにより、複数の顔画像FVのそれぞ
れについて、複数の係数hjを求める。さらに、サーバ
10は、求められた各係数kj,hjをそれぞれ比較し
て両画像FV,FXの類似度を求めて、複数の顔画像F
Vの中から特定の顔画像FXを検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔画像を検索する
顔画像検索装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来、インターネットのWWW上におい
て、個人の顔画像を公開しているホームページが存在す
る。
【0003】そして、このような個人の顔画像の中に
は、その個人の承諾を得た上で公開されているものの
他、その個人に無断で掲載されているものも存在する。
【0004】また、アイドルなどの顔画像を別の画像と
組みあわせた猥褻な合成画像が生成されて公開されるこ
ともあり、アイドル個人の名誉等が著しく損なわれるな
どの問題も生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
顔画像の無断掲載を防止するためには、WWW上におい
て顔画像を公開しているホームページの中から、その特
定の個人の顔画像が掲載されているか否かをまず調べる
必要がある。
【0006】しかしながら、WWW上の顔画像は膨大な
数に上り、これらを人間が目視で確認することは非効率
的であるため、ホームページ内に特定の顔画像が掲載さ
れているか否かを自動で確認する技術が待望されてい
る。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、特定
の顔画像を効率的に検索する顔画像検索装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、顔画像を検索する顔画像検索装
置であって、検索すべき特定の顔画像をKL展開を用い
て分析する第1分析手段と、検索範囲に含まれる複数の
顔画像のそれぞれをKL展開を用いて分析し、その分析
結果を所定のデータベースに登録する第2分析手段と、
前記第1分析手段による分析結果と前記所定のデータベ
ースに登録された前記第2分析手段による分析結果とを
用いて、前記複数の顔画像の中から前記特定の顔画像を
検索する検索手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明に係る
顔画像検索装置において、前記検索範囲に含まれる複数
の顔画像は、インターネット上のホームページから抽出
され、その分析結果が前記所定のデータベースに登録さ
れることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明に係る顔画像検索装置において、前記第1分析
手段は、前記KL展開における固有ベクトルである複数
の基底顔画像を用いて前記特定の顔画像を基底分解する
ことにより、前記特定の顔画像について、当該複数の基
底顔画像のそれぞれに対応する複数の係数を求め、前記
第2分析手段は、前記複数の基底顔画像を用いて前記複
数の顔画像のそれぞれを基底分解することにより、前記
複数の顔画像のそれぞれについて、前記複数の係数を求
め、前記検索手段は、前記特定の顔画像についての前記
複数の係数と前記複数の顔画像のそれぞれについての前
記複数の係数とを比較することにより、前記複数の顔画
像の中から前記特定の顔画像を検索することを特徴とす
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかの発明に係る顔画像検索装置において、前
記第2分析手段による分析結果に基づいて前記複数の顔
画像を分類する分類手段、をさらに備え、前記検索手段
は、前記分類手段による分類結果を用いて検索対象をさ
らに絞り込んだ上で、前記複数の顔画像の中から前記特
定の顔画像を検索することを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれかの発明に係る顔画像検索装置において、前
記検索手段による検索結果を電子メールを用いて通知す
る通知手段、をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】<システム構成>図1は、本発明の実施形
態に係る顔画像検索システム1を示す図である。この顔
画像検索システム1は、顔画像を検索するシステムであ
り、より詳細には、インターネットのWWW(Worl
d Wide Web)上において公開された複数の顔
画像の中から、特定の顔画像を検索するシステムであ
る。
【0015】この顔画像検索システム1は、インターネ
ットに接続されたサーバコンピュータ10(以下、単に
「サーバ」ないし「ウェブサーバ」とも称する)を備え
ている。このサーバ10は、ネットワークNを介してイ
ンターネット上の他のウェブサーバ(Webサーバ)2
0A,20B,20C,...にアクセスすることができ
る。ここでは、このサーバ10が顔画像検索装置に相当
する。
【0016】なお、「ネットワーク」とは、データ伝送
を行う通信回線網であり、具体的には、インターネッ
ト、LAN、WAN、CATVなどの、電気通信回線
(光通信回線を含む)により構成される各種の通信回線
網である。
【0017】また、ここでは、顔画像検索装置は、ウエ
ブサーバ10として構成されているが、これに限定され
ず、インターネット接続プロバイダなどを介してインタ
ーネットに接続される非サーバコンピュータであっても
良い。この場合、インターネットに対する接続形態は、
専用回線などを利用した常時接続であってもよいし、ア
ナログ回線あるいはデジタル回線(ISDN)などの電
話回線を利用したダイアルアップ接続などの一時的な接
続のいずれであってもよい。また、その伝送方式は、無
線方式および有線方式のいずれであってもよい。
【0018】また、図2は、サーバ10のハードウエア
構成を示すブロック図である。サーバ10は、図2に示
すように、ハードウエア的には、CPU2と、RAM
(および/またはROM)などの半導体メモリにより構
成される主記憶部およびハードディスクドライブ(HD
D)などの補助記憶部を有する記憶部3と、メディアド
ライブ4と、ディスプレイなどの表示部5と、キーボー
ドおよびマウスなどの入力部6と、ネットワークカード
などの通信部7とを備えるコンピュータシステム(単に
「コンピュータ」とも称する)として構成される。
【0019】サーバ10は、通信部7を介した無線若し
くは有線のデータ通信等によって他のサーバ20との間
でコマンドやデータの授受が可能なように構成される。
【0020】また、メディアドライブ4は、CD−RO
M、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブル
ディスク、メモリカードなどの可搬性の記録媒体9から
その中に記録されている情報を読み出す。
【0021】このサーバ10は、記録媒体9に記録され
たソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラム」
とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU2等
を用いて実行することによって、下記の機能を有するア
プリケーションサービスを提供する顔画像検索装置とし
て機能する。なお、各機能を有するプログラムは、記録
媒体9を介して供給(ないし配給)される場合に限定さ
れず、LANおよびインターネットなどのネットワーク
を介して、このコンピュータに対して供給(ないし配
給)されてもよい。
【0022】また、図1の他の各サーバ20(20A,
20B,20C)も、サーバ10と同様のハードウエア
構成を有するコンピュータである。これらのこれらのサ
ーバ20内には、複数のホームページが存在する。これ
らの複数のホームページのうちのいくつかには、顔画像
が公開されている。
【0023】さらに、クライアント30も、サーバ10
と同様のハードウエア構成を有するコンピュータであ
る。クライアント30は、所定のプログラムを読み込
み、クライアント30のCPU等を用いて実行すること
によって、後述する所定の機能を発揮する。このクライ
アント30は、ネットワークNに対して接続可能であ
り、サーバ10に対してネットワークNを介してアクセ
スすることにより、後述する顔画像の検索サービスを享
受することができる。具体的には、このクライアント3
0は、検索すべき顔画像を特定してサーバ10に対して
送信する機能などを有している。
【0024】この顔画像検索システム1は、WWW上に
存在する複数のホームページに掲載された複数の顔画像
の中から、特定の個人の顔画像を検索するシステムであ
る。
【0025】<原理>つぎに、図3のシステム概要図を
用いて、検索動作の原理について説明する。ここでは、
KL展開を用いて、検索すべき特定の顔画像FXと、検
索範囲に含まれる複数の顔画像FVのそれぞれとを分析
し、これらの分析結果を用いて、複数の顔画像の中から
特定の顔画像FXを自動的に検索する場合について説明
する。
【0026】ここにおいて、検索すべき特定の顔画像F
Xは、この顔画像検索システム1の利用者であるユーザ
によって、クライアント30を用いて指定される。ま
た、検索範囲に含まれる複数の顔画像FVは、サーバ1
0がインターネット上の所定のURL(Uniform Resour
ce Locator)で指し示されるホームページ内を自動的に
検索することによって、それらのホームページ内に含ま
れる複数の画像の中から選択されて抽出される。
【0027】詳細には、KL展開を用いた分析の結果、
特定の顔画像FXと、検索範囲内の各サーバ20A,2
0B,20C,...内に含まれる複数の顔画像FVと
は、それぞれ、次述する基底顔画像(固有ベクトル)を
用いて基底展開された画像ベクトルとして表現される。
そして、サーバ10は、両顔画像FX,FVの各基底顔
画像(固有ベクトルej)に対応する係数をそれぞれ比
較して類似度を求めることによって、その顔画像FV
が、検索すべき顔画像FXであるか否かを判定する。サ
ーバ10は、このような動作を複数の顔画像FVに対し
て繰り返すことによって、複数の顔画像FVの中から特
定の顔画像FXを検索することができる。
【0028】以下では、この顔画像FXの検索動作の原
理等について、次の(1)〜(6)の順に説明を進め
る。
【0029】(1)まず、複数の顔画像Piを用いてK
L展開を行い、その固有ベクトルejを求める。なお、
このKL展開に用いる複数の顔画像Piとしては、顔画
像FV,FXとは別個に予め用意された適度なばらつき
を有する標準的な複数の画像を用いればよい。
【0030】具体的には、まず、複数の顔画像Piの各
画素の画素値を要素とする顔画像ベクトルyiを生成す
る。ここで、各顔画像PiはM画素×M画素の大きさを
有するものとする。このとき、ベクトルyiは、(M×
M)個の画素値を並べた縦ベクトルとして定義される。
このベクトルyiを数1を用いて正規化し、ベクトルx
iを求める。
【0031】
【数1】
【0032】次に、数2に基づいて複数(n個)のベク
トルxiについての平均値ベクトルcを求める。
【0033】
【数2】
【0034】そして、数3に基づいて、各ベクトルxi
からベクトルcを差し引いたベクトルをn列並べた行列
Xを生成する。
【0035】
【数3】
【0036】さらに、数4に基づいて、この行列Xを用
いて共分散行列Qを生成する。
【0037】
【数4】
【0038】そして、共分散行列Qについての複数の固
有ベクトルejを求める。数5において、値λjは、各
固有ベクトルejに対応する固有値を表す。
【0039】
【数5】
【0040】以上のようにして、各固有ベクトルejを
求めることができる。
【0041】(2)つぎに、数6に示すように、検索す
べき特定の顔画像FXの顔画像ベクトルxを、複数の固
有ベクトルejを基底ベクトルとして表現する。言い換
えれば、KL展開による固有ベクトル(基底ベクトル)
を用いて基底分解した形式で、この特定の顔画像FXの
画像ベクトルxを表現する。なお、サイズ変換等によ
り、顔画像FXも、顔画像Piと同様に、M画素×M画
素の大きさを有するものとする。したがって、ベクトル
xは、(M×M)行、1列のベクトルである。また、数
6において、値kjは、顔画像ベクトルxを基底分解
(ないし基底変換)したときの各固有ベクトルejに対
応する係数を示す。
【0042】
【数6】
【0043】このとき、各固有ベクトルejは、顔画像
ベクトルの基底成分に相当するため、基底顔画像ベクト
ル(単に基底顔画像とも称する)と表現することができ
る。また、対応する固有値λjの値が大きい程、その固
有ベクトルejは、顔画像についてのより大きな特徴を
表現するベクトルであるといえる。言い換えれば、その
固有値λjの値が大きな固有ベクトルejは、顔画像の
主成分となる基底ベクトルであるといえる。したがっ
て、その固有値が大きなものから順にm個の固有ベクト
ルを基底ベクトルとしてその顔画像を表現することによ
り、顔画像の特徴を効率的に表現することができる。
【0044】以上のようにして、特定の顔画像FXの顔
画像ベクトルxを基底顔画像(固有ベクトルej)を用
いて基底分解することにより、複数の基底顔画像につい
ての各係数kjを求めることができる。すなわち、特定
の顔画像FXの顔画像ベクトルxを、基底分解した形式
で表現することができる。
【0045】(3)さらに、検索範囲内にある複数の顔
画像FVのそれぞれを示す各顔画像ベクトルvについて
も同様の基底分解を行う。これにより、各顔画像ベクト
ルvは、数6と同一の固有ベクトルejを用いて、数7
に示すような基底分解形式で表現される。ただし、各顔
画像FVは、サイズ変換等により、M画素×M画素の大
きさを有するものとする。したがって、ベクトルxは、
(M×M)行、1列のベクトルである。また、数7にお
いて、値hjは、顔画像ベクトルvを基底分解したとき
の各固有ベクトルejに対応する係数を示す。
【0046】
【数7】
【0047】このように、検索範囲内の所定の顔画像F
Vを表す顔画像ベクトルvを基底顔画像(固有ベクトル
ej)を用いて基底分解することにより、複数の基底顔
画像についての各係数hjを求めることができる。
【0048】(4)そして、各固有ベクトルejについ
ての係数kjと係数hjとを相互に比較することによ
り、複数の顔画像FVの中から特定の顔画像FXを検索
する。
【0049】具体的には、次の数8に基づいて、2つの
顔画像FX,FV相互間の類似度F1を求める。
【0050】
【数8】
【0051】また、数8の係数αj(>0)は、各係数
の相違に関する重み付けを行う係数である。各係数αj
は、たとえば、各固有ベクトルejの重要度に応じた値
として決定される。具体的には、固有値λjが比較的大
きな固有ベクトルejの係数の差(kj−hj)に関し
ては、比較的大きな係数値αjを定めることができる。
たとえば、α1>α2とすることができる。なお、各係
数αjを全て同一の値として、重み付けを行わないよう
にしても良いことは言うまでもない。
【0052】そして、このようにして算出された類似度
F1が小さくなればなるほど、2つの顔画像FX,FV
が類似していることを表す。したがって、算出された類
似度F1が所定の閾値よりも小さい場合には、検索範囲
内のその顔画像FVが、検索すべき特定の顔画像FXに
非常に類似している、言い換えれば、その顔画像FVが
特定の顔画像FXであるものとして判定することができ
る。
【0053】このようにして、特定の顔画像FXについ
ての複数の係数kjと複数の顔画像FVのそれぞれにつ
いての複数の係数hjとを比較することにより、複数の
顔画像FVの中から特定の顔画像FXを検索することが
可能である。
【0054】ここにおいて、比喩的には、上記の各基底
顔画像は、顔の輪郭、目、口、鼻、耳、などの各部分を
表すものであるとも理解することが可能である。そし
て、基底変換によって得られた各係数kj,hjは、そ
の顔画像の各部分の特徴を示す値を表すものと理解する
ことができる。そして、検索範囲内の所定の顔画像FV
と検索対象の特定の顔画像FXとを比較するにあたっ
て、或る基底顔画像の係数の差が大きく異なるときに
は、その基底顔画像の特徴(例えば目の特徴)が互いに
異なることを表すものと理解することができる。また、
逆に、或る基底顔画像の係数の差が小さいときには、そ
の基底顔画像の特徴(例えば目の特徴)が互いに近似し
ていることを表すものと理解することができる。
【0055】このように、サーバ10は、上記の類似度
F1を用いることにより、その顔画像FVが顔画像FX
に類似しているか否か、すなわち、両顔画像FV,FX
が同一人物の顔を表現するものであると認識される程度
に類似しているか否かを判定することができる。
【0056】(5)さらに、このような検索動作をより
高速にするため、サーバ10は、予め複数の顔画像FV
を分類して記憶おくことが好ましい。具体的には、サー
バ10は、上記の係数hjを用いて複数の顔画像FVを
分類して、顔画像データベースDB1内の分類テーブル
TBL1(図3)に記憶しておく。たとえば、図8に示
すように、その固有値が最も大きな固有ベクトルについ
ての係数h1の値に応じて、複数の顔画像FVを幾つか
のグループに分類して記憶しておけばよい。より詳細に
は、複数の顔画像FVを、各係数h1の値に応じて、0
≦h1<2を満たすグループGAと、2≦h1<4を満
たすグループGBと、4≦h1を満たすグループGCと
の3つのグループに分類することができる。なお、図8
は、2つの係数h1,h2のみを考慮した各顔画像FV
の分布状況を示す図であり、図8のh1−h2平面にお
いては、各顔画像FVがいずれかの位置にプロットされ
る。また、図8の楕円の内部は、類似度F1が所定の閾
値よりも小さい範囲、言い換えれば顔画像FXに類似す
る顔画像FVの範囲を示している。
【0057】そして、この分類結果を用いて検索対象を
さらに絞り込むことによって、特定の顔画像FXをより
効率的に検索することができる。たとえば、特定顔画像
FXの係数k1が0.8であるときにおいては、グルー
プGC内の顔画像FVの係数h1とk1との差は3.2
となり、この差は一定値(たとえば2)以上になること
が明らかである。このとき、両顔画像FX,FVは非類
似であることが明らかであると判定し、グループGCを
検索対象から予め除外し、グループGA,GB内の顔画
像FVに検索対象を絞り込む。この上で、グループG
A,GB内の顔画像FVのそれぞれに対して、数8に基
づいて類似度F1を求め、各顔画像FVが特定の顔画像
FXに類似しているか否かを判定する。このように、検
索対象を絞り込むことにより、特定の顔画像FXを効率
的に検索することが可能である。
【0058】なお、上記においては、複数の係数hjの
うちの1つの係数h1を用いて複数の顔画像を分類し、
その分類結果に基づいて、非類似になることが明らかな
グループをその検索対象から除外することによって、検
索効率を向上させる場合について例示したが、これに限
定されない。複数の係数hjのうちの2つ以上の係数
(たとえばh1,h2)を用いて分類し、その分類結果
に基づいて、非類似になることが明らかなグループをそ
の検索対象から予め除外するようにしても良い。
【0059】(6)また、上記においては、両顔画像F
X,FVの画像データのみに基づいて比較を行う場合に
ついて説明したが、両顔画像の画像データのそれぞれの
近傍に付随する文字情報をも考慮して比較を行うように
することができる。これについて以下に説明する。
【0060】具体的には、サーバ10は、検索対象とな
る複数の顔画像FVのそれぞれに付随する文字情報を、
各顔画像FVとともにあらかじめ抽出して登録してお
く。詳細には、その顔画像FVが示す個人の人名等に関
する文字情報を抽出して登録しておく。
【0061】また、サーバ10は、検索すべき顔画像F
Xとともに、その顔画像FXに関する文字情報をも併せ
て登録しておく。たとえば、検索したい個人名を登録し
ておく。
【0062】さらに、サーバ10は、検索時において、
この両者の文字情報を比較し、その類似度F2を求め
る。この類似度F2は、顔画像FVについて抽出された
文字情報の中に、顔画像FXについて指定された文字列
と全体的または部分的に同一の文字列がいくつ有るかな
どの基準に基づいて算出される。特に、検索対象となる
ホームページに掲載されている顔画像FVに対して、顔
画像FXの人物との混同を生じさせるような名称が付さ
れている場合には、類似度が高いものとして類似度F2
が算出されることが好ましい。
【0063】そして、両類似度F1,F2を加算した類
似度F(数9参照)を求め、その類似度Fが所定の閾値
よりも大きい場合に、その顔画像FVが検索したい顔画
像FXであるものとして判断することができる。
【0064】
【数9】
【0065】このように、特定の顔画像FXに付随する
文字情報と、複数の顔画像FVのそれぞれに付随する文
字情報との比較結果をも反映させて、複数の顔画像FV
の中から特定の顔画像FXを検索することによって、検
索結果の精度を向上させることが可能である。
【0066】<動作>つぎに、具体的な動作例について
図4および図5のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0067】まず、ステップS10(図4)において、
サーバ10の管理者(あるいはこの顔画像検索サービス
のサービス提供者等)は、あらかじめ顔画像が含まれて
いるホームページを検索しておき、そのURLを顔画像
データベースDB1に登録する。
【0068】つぎに、ステップS20において、サーバ
10は、登録されたURLのホームページ(たとえば、
各URLに対応するWWWサーバ20A,20B,20
C内の所定のアドレスを有するホームページ)にアクセ
スし、そのホームページ内に含まれる顔画像を抽出す
る。より詳細には、アクセス先のホームページ内に含ま
れる画像ファイルを抽出し、その画像ファイルが顔画像
を含むものであるか否かを判定する。顔画像が含まれて
いるときには、その画像中の顔位置を特定して顔画像を
抽出する。このように、あらかじめ顔画像のみを抽出し
て検索対象とすること、言い換えれば、顔画像を含まな
い画像を検索対象から除外することにより、検索効率を
向上させることができる。
【0069】そして、抽出された顔画像FVのそれぞれ
について、KL展開による各基底顔画像(各固有ベクト
ルej)を用いた基底展開を行い、各固有ベクトルej
に対応する各係数hjを求める。さらに、ステップS3
0において、サーバ10は、抽出された顔画像の画像フ
ァイルの名称(URLを含む)とその顔画像についての
係数hjとを顔画像データベースDB1に記憶する。ま
た、サーバ10は、各顔画像FVに応じた係数hjに応
じて各顔画像FVを分類し、その分類結果(すなわち、
各顔画像FVがいずれのグループに属するか等)を顔画
像データベースDB1内の分類テーブルTBL1に記憶
しておく。
【0070】以上のようにして、サーバ10は、検索範
囲内の複数の顔画像FVに関する情報を顔画像データベ
ースDB1内に蓄積することができる。
【0071】また、サーバ10は、顔画像データベース
DB1内の情報を更新するため、このステップS20,
S30の動作(すなわち顔画像データベースDB1の更
新動作)を定期的に行う。そして、これらの動作におい
て、検索範囲に含まれる複数の顔画像が更新されている
か否かを検出し、更新された顔画像が存在する場合には
その更新日時とともにその更新内容を顔画像データベー
スDB1内に記憶する。このようにサーバ10は、検索
範囲に含まれる複数の顔画像が更新されているか否かを
検出する更新検出機能を有している。さらに、顔画像デ
ータベースDB1内の情報を出来る限り新しいものに更
新するため、顔画像データベースDB1は、比較的短い
所定の時間間隔で定期的に更新されることが好ましい。
この更新頻度は、たとえば、後述する検索頻度よりも短
い間隔に設定されることが好ましく、より詳細には、数
時間に1回程度の間隔であることが好ましい。
【0072】つぎに、ステップS40(図5)におい
て、ユーザはクライアント30を用いて、サーバ10内
のこの検索サービスを提供しているホームページにアク
セスする。より具体的には、ユーザは、クライアント3
0の表示部に表示されている認証用画面を用いて、認証
用のIDとパスワードとを入力する。その後、正規のユ
ーザであることがサーバ10において確認されると、検
索対象画像の登録画面がクライアント30に表示され
る。この画面に関するデータは、クライアント30の送
信要求に基づいて、サーバ10からクライアント30に
送信される。
【0073】図6は、このときクライアント30に表示
される画面の一例を示す図である。図6の欄CL1にお
いては、これまでにユーザが登録しておいた複数の顔画
像が表示されている。ユーザは、検索すべき顔画像(言
い換えれば検索したい顔画像)をこれらの複数の画像の
中から選択する。より詳細には、太線で示されるカーソ
ルの位置を所望の画像に合わせることにより、所望の画
像を選択することができる。図6においては、”myf
ace.jpg”が選択されている状態が示されてい
る。なお、顔画像FXとしては、正面からみた顔画像な
どを用いることが好ましい。正面から見た画像が公開さ
れることが多いからである。
【0074】また、図6に示されている追加登録ボタン
BT1を押下することにより、新たな画像を追加登録す
ることができる。この追加登録動作は、追加登録ボタン
BT1の押下に応答して表示される別個の追加登録画面
(図示せず)を用いて行うことができる。これにより、
新たに追加登録した画像をもその選択対象とすることが
可能になる。たとえば、初めてこの検索サービスを利用
する際には、この追加登録機能を用いることによって、
検索したい顔画像FXを登録し、登録したその顔画像を
検索対象として特定することができる。
【0075】また、ここでは、この顔画像の選択動作と
ともに文字情報を指定するものとする。具体的には、入
力欄CL2に対して、検索すべき顔画像の人物の個人名
を入力することにより文字情報を登録する。なお、ユー
ザが個人名による検索を望まない場合には、登録せずに
空欄のままにしておいても良い。
【0076】そして、ユーザが「SEND(送信)」ボ
タンBT2を押下すると、上記において指定した内容が
サーバ10へと送信されるとともに、次の画面(図7)
に進む。なお、ユーザが「CANCEL(キャンセ
ル)」ボタンBT3を押下したときには、一つ前の画面
に戻る。
【0077】図7は、チェック頻度(検索頻度)等を指
定する画面である。ユーザはチェック頻度について複数
の選択肢(「3ヶ月に1回」、「1ヶ月に1回」、「1
週間に1回」、「1日に1回」、「今回限り」等)の中
から所望のものを選択する。なお、「今回限り」は、継
続的な検索ではなく、1回のみの検索を行う旨を指定す
る選択肢である。ユーザは、これらの複数の選択肢の中
から、たとえば、「1週間に1回」の選択肢を選択する
ことができる。
【0078】また、図7の画面を用いることにより、支
払い方法などをも指定することができるが、ここではそ
の詳細については省略する。
【0079】その後、ユーザが「SEND(送信)」ボ
タンBT2を押下すると、上記において指定した内容が
サーバ10へと送信され、登録動作が終了する。
【0080】また、この時点において、サーバ10は、
ユーザによって登録された特定の顔画像FXについて、
上述の基底分解を行い、各固有ベクトルejに対応する
各係数kjを求めておく(図5のステップS45)。
【0081】次のステップS50(図5)以降において
は、サーバ10による検索動作が行われる。
【0082】まず、指定時刻になったか否かがステップ
S50において判断される。検索頻度として「1週間に
一度」が指定されている場合には、サーバ10は、最初
の登録時点、およびその登録時点から1週間が経過する
たびに、指定時刻になったものとして判断する。そし
て、指定時刻になったと判断されると、ステップS60
に進む。
【0083】ステップS60においては、サーバ10
は、検索範囲として登録されたURLのホームページ内
に含まれる複数の顔画像FVを検索の対象として、これ
らの複数の顔画像FVの中から特定の顔画像FXを検索
する検索動作を行う。各顔画像FVの特徴としては、ス
テップS20,S30の動作によって顔画像データベー
スDB1に予め格納されている情報、すなわち係数hj
等を用いることができる。
【0084】ここにおいて、各顔画像FVの情報に関し
ては、検索時において再度各ホームページ内からその情
報を収集する必要がなく、顔画像データベースDB1に
予め格納されている情報を用いることができるので、効
率的な検索が可能である。特に、複数のユーザに対する
検索を行う場合であっても、各ユーザの検索ごとに係数
hjの算出動作等を再度行う必要がなく、予め効率的な
状態でデータベースDB1に格納されている各顔画像F
Vに関する情報を用いて検索することができるので、高
速な検索が可能である。さらに、各顔画像FVの情報
は、大量の画像情報が小量の係数hjに予め圧縮された
状態、すなわち効率的な状態でデータベースDB1に格
納されているので、高速な検索が可能になる。
【0085】また、ここでは、特定の顔画像FXについ
ての各係数kjに基づいて、分類テーブルを用いて検索
対象を絞り込んだ上で検索動作を行うことによって、さ
らに、検索効率を向上させるものとする。より詳細に
は、複数の顔画像FVについての複数の係数hjのうち
所定の係数h1が顔画像FXについての対応係数k1と
大きく異なる値を有することになるグループを検索対象
から除外した上で、顔画像データベースDB1に登録さ
れた各顔画像FVについての各係数hjと、特定の顔画
像FXについての各係数kjとを比較することによっ
て、類似度F1を求める。
【0086】さらに、ここでは、上述の文字情報に基づ
いて類似度F2を求めるものとする。その後、サーバ1
0は、2つの類似度F1,F2を加算した類似度F(数
9参照)に基づいて、各顔画像FVが指定された特定の
顔画像FXに類似しているか否かの判断を行う。
【0087】次に、ステップS70において、サーバ1
0は、この検索結果をユーザに電子メールML(図3)
で通知する。この通知メールMLには、たとえば、特定
の顔画像FXに類似する顔画像FVが存在するURL
と、その類似度F(F1,F2)と、文字情報とが記載
される。これにより、ユーザは、その検索結果を容易に
かつ迅速に知ることができる。
【0088】ステップS80においては、終了判定が行
われる。「今回限り」の検索の場合等においては、検索
処理が終了する。
【0089】一方、継続して検索を行う必要があるとき
には、ステップS50に戻り、サーバ10は指定時刻が
到来するのを待つ。そして、指定時刻の到来後、ステッ
プS60において第2回目の検索動作を行う。
【0090】ここで、第2回目以降の検索時点において
は、処理の効率化のため、更新された顔画像についての
みを対象にして上記の検索動作を行う。
【0091】具体的には、顔画像の更新が検出されてい
ないときには、類似度の算出等の処理を行うことなく、
次のステップS70に進んで、検出結果に変更が無い旨
を通知メールMLでユーザに通知する。
【0092】また、顔画像の更新が検出されているとき
には、検索範囲に含まれる複数の顔画像のうち更新され
た顔画像についての更新後の各係数hjと特定の顔画像
FXについての各係数kjとを用いて、特定の顔画像F
Xを検索する。その後、再び、上述したステップS70
において、その処理結果を通知メールMLでユーザに通
知する。このような処理によれば、更新されていない顔
画像については上記のような類似度の算出等を行わずに
済むので、検索効率を向上させることができる。ただ
し、前回の検索で特定の顔画像FXに類似していると判
定された顔画像FVについては、再度、判定動作を行う
ようにしてもよい。これにより、前回検索された類似画
像がWWW上に引き続き存在することを確認することが
可能になる。
【0093】その後、ステップS80において終了すべ
き旨が判定されるまで、同様の処理(ステップS50〜
S80)が繰り返される。
【0094】以上のように、KL展開を用いた分析結果
を利用することによって、WWW上に公開されている特
定の顔画像FXを自動的に検索することができる。
【0095】特に、KL展開を用いた特徴量(すなわち
係数hj)を用いて顔画像に関する検索動作を行ってい
るので効率的な検索を行うことが可能である。
【0096】<その他>上記実施形態のステップS10
においては、URLの登録動作を管理者が行う場合(い
わば人手で行う場合)について説明しているが、仮想エ
ージェント等を利用した検索(いわゆるロボット検索)
をサーバ10が実行することによってサーバ10がこの
URLの登録動作を自動的に行うようにしても良い。
【0097】また、上記実施形態においては、1人の顔
画像FXの検索に際して、1枚の顔画像(たとえば正面
からみた顔画像)を登録する場合について説明したが、
髪型や顔の姿勢(向き)などを変化させた複数の顔画像
を登録するようにしても良い。そして、これらの顔画像
のうちのいずれかに類似する画像を検索するようにして
も良い。
【0098】さらに、上記実施形態においては、1人の
顔画像の検索依頼を受け付ける場合について説明した
が、複数人の顔画像の検索依頼を同時に受け付けるよう
にしても良い。これによれば、たとえば家族全員の顔画
像の検索を容易に受け付けることも可能である。また、
この場合、この複数人にわたる検索依頼に基づく検索結
果を1つの通知メールMLで通知するようにしても良
い。
【0099】また、顔画像に合成された猥褻な画像が公
開されていないか否かを検索する際には、上記の類似度
Fに加えて、肌の露出度合いに関する評価値をも考慮し
て検索動作を行うようにしても良い。具体的には、顔画
像に合成されている画像における肌色部分の面積を算出
することによって、肌の露出度合いに関する評価値を算
出することが可能である。
【0100】なお、上述した具体的実施形態には下記
(1)(2)(3)の構成を有する発明が含まれている。
【0101】(1) 顔画像を検索する顔画像検索装置で
あって、検索すべき特定の顔画像をKL展開を用いて分
析する第1分析手段と、検索範囲に含まれる複数の顔画
像のそれぞれをKL展開を用いて分析し、その分析結果
を所定のデータベースに登録する第2分析手段と、前記
第1分析手段による分析結果と前記所定のデータベース
に登録された前記第2分析手段による分析結果とを用い
て、前記複数の顔画像の中から前記特定の顔画像を検索
する検索手段と、を備え、前記検索手段は、指定された
時間間隔で前記特定の顔画像を定期的に検索することを
特徴とする顔画像検索装置。この構成によれば、特定の
顔画像が定期的に検索されるので、利便性が高い。
【0102】(2) 上記(1)に記載の顔画像検索装置であ
って、前記検索範囲に含まれる複数の顔画像が更新され
ているか否かを検出する更新検出手段をさらに備え、前
記検索手段は、前記更新検出手段によって顔画像の更新
が検出されたときには、前記検索範囲に含まれる複数の
顔画像のうち前記更新された顔画像についての前記第2
分析手段による分析結果と前記第1分析手段による分析
結果とを用いて、前記特定の顔画像を検索することを特
徴とする顔画像検索装置。この構成によれば、更新検出
手段によって顔画像の更新が検出されたときには、検索
範囲に含まれる複数の顔画像のうち更新された顔画像に
ついての第2分析手段による分析結果と第1分析手段に
よる分析結果とを用いて、特定の顔画像が検索されるの
で、さらに効率的な検索が可能になる。
【0103】(3) 顔画像を検索する顔画像検索装置で
あって、検索すべき特定の顔画像をKL展開を用いて分
析する第1分析手段と、検索範囲に含まれる複数の顔画
像のそれぞれをKL展開を用いて分析し、その分析結果
を所定のデータベースに登録する第2分析手段と、前記
第1分析手段による分析結果と前記所定のデータベース
に登録された前記第2分析手段による分析結果とを用い
て、前記複数の顔画像の中から前記特定の顔画像を検索
する検索手段と、を備え、前記検索手段は、前記特定の
顔画像に付随する文字情報と、前記複数の顔画像のそれ
ぞれに付随する文字情報との比較結果をも反映させて、
前記複数の顔画像の中から前記特定の顔画像を検索する
ことを特徴とする顔画像検索装置。この構成によれば、
検索手段は、特定の顔画像に付随する文字情報と、複数
の顔画像のそれぞれに付随する文字情報との比較結果を
も反映させて、複数の顔画像の中から特定の顔画像を検
索するので、検索結果の精度を向上させることができ
る。
【0104】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項5
に記載の発明によれば、検索すべき特定の顔画像をKL
展開を用いて分析した結果と、検索範囲に含まれる複数
の顔画像のそれぞれをKL展開を用いて分析し所定のデ
ータベースに登録された分析結果とを用いて、複数の顔
画像の中から特定の顔画像を検索するので、特定の顔画
像を効率的に検索することができる。
【0105】特に、請求項4に記載の発明によれば、検
索手段は、分類手段による分類結果を用いて検索対象を
さらに絞り込んだ上で、複数の顔画像の中から特定の顔
画像を検索するので、特定の顔画像をより効率的に検索
することができる。
【0106】また、請求項5に記載の発明によれば、検
索手段による検索結果が電子メールを用いて通知される
ので、ユーザは検索結果を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る顔画像検索システム1
の構成を示す概略図である。
【図2】サーバ10のハードウエア構成を示すブロック
図である。
【図3】顔画像検索システム1の概要図である。
【図4】顔画像検索システム1における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】顔画像検索システム1における動作を示す別の
フローチャートである。
【図6】クライアント30に表示される登録画面の一例
を示す図である。
【図7】別の登録画面の一例を示す図である。
【図8】分類状況を示す概念図である。
【符号の説明】
1 顔画像検索システム 9 記録媒体 10,20,20A,20B,20C サーバ 30 クライアント DB1 顔画像データベース Pi,FV,FX 顔画像 GA,GB,GC グループ ML 通知メール(電子メール) N ネットワーク TBL1 分類テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 200 G06T 1/00 200E 340 340A 7/20 300 7/20 300B (72)発明者 高間 正彰 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 浅野 雅己 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA12 CA05 EA04 GA08 5B057 CA16 CB20 CG09 CH01 CH12 CH14 CH20 DA11 DC33 DC36 5B075 ND08 PP02 PP03 PQ02 PR06 QM08 5L096 BA18 EA21 FA28 HA08 JA11 LA05 MA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔画像を検索する顔画像検索装置であっ
    て、 検索すべき特定の顔画像をKL展開を用いて分析する第
    1分析手段と、 検索範囲に含まれる複数の顔画像のそれぞれをKL展開
    を用いて分析し、その分析結果を所定のデータベースに
    登録する第2分析手段と、 前記第1分析手段による分析結果と前記所定のデータベ
    ースに登録された前記第2分析手段による分析結果とを
    用いて、前記複数の顔画像の中から前記特定の顔画像を
    検索する検索手段と、を備えることを特徴とする顔画像
    検索装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の顔画像検索装置におい
    て、 前記検索範囲に含まれる複数の顔画像は、インターネッ
    ト上のホームページから抽出され、その分析結果が前記
    所定のデータベースに登録されることを特徴とする顔画
    像検索装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の顔画像
    検索装置において、 前記第1分析手段は、前記KL展開における固有ベクト
    ルである複数の基底顔画像を用いて前記特定の顔画像を
    基底分解することにより、前記特定の顔画像について、
    当該複数の基底顔画像のそれぞれに対応する複数の係数
    を求め、 前記第2分析手段は、前記複数の基底顔画像を用いて前
    記複数の顔画像のそれぞれを基底分解することにより、
    前記複数の顔画像のそれぞれについて、前記複数の係数
    を求め、 前記検索手段は、前記特定の顔画像についての前記複数
    の係数と前記複数の顔画像のそれぞれについての前記複
    数の係数とを比較することにより、前記複数の顔画像の
    中から前記特定の顔画像を検索することを特徴とする顔
    画像検索装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の顔画像検索装置において、 前記第2分析手段による分析結果に基づいて前記複数の
    顔画像を分類する分類手段、をさらに備え、 前記検索手段は、前記分類手段による分類結果を用いて
    検索対象をさらに絞り込んだ上で、前記複数の顔画像の
    中から前記特定の顔画像を検索することを特徴とする顔
    画像検索装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の顔画像検索装置において、 前記検索手段による検索結果を電子メールを用いて通知
    する通知手段、をさらに備えることを特徴とする顔画像
    検索装置。
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