JP2003072895A - 芳香剤充填容器の提供方法 - Google Patents

芳香剤充填容器の提供方法

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JP2003072895A
JP2003072895A JP2001265998A JP2001265998A JP2003072895A JP 2003072895 A JP2003072895 A JP 2003072895A JP 2001265998 A JP2001265998 A JP 2001265998A JP 2001265998 A JP2001265998 A JP 2001265998A JP 2003072895 A JP2003072895 A JP 2003072895A
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fragrance
container
liquid
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JP2001265998A
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Fumihiro Masuda
文弘 増田
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CENTRAL AUTOMOTIVE PRODUCTS Ltd
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CENTRAL AUTOMOTIVE PRODUCTS LT
CENTRAL AUTOMOTIVE PRODUCTS Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香剤充填容器の多様性に対する利用者の要
求に十分に応え得る芳香剤充填容器の提供方法を提供す
る。 【解決手段】 複数種類の液体芳香剤をそれぞれ個別に
充填した芳香剤ボトル4と、外観の異なる複数種類の芳
香剤容器5A〜5Eとを用意し、前記複数種類の液体芳
香剤のうちの利用者が選択した液体芳香剤を、この液体
芳香剤を充填した芳香剤ボトル4から、前記複数種類の
芳香剤容器5A〜5Eのうちの利用者が選択した芳香剤
容器5に移し替えて提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香剤容器に液体
芳香剤や液体消臭剤や液体芳香消臭剤を充填してなる芳
香剤充填容器の提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香剤容器に液体芳香剤を充填した芳香
剤充填容器は、工場等において液体芳香剤を芳香剤容器
に充填して製作され、これをホームセンターやカー用品
店等に陳列して利用者に提供している。芳香剤容器とし
てはその用途やデザイン性を考慮して各種形状のものが
実用化され、また液体芳香剤に関しても、その用途に応
じた各種芳香のものが実用化されている。このため、芳
香剤容器と液体芳香剤との組み合わせは無限大に考えら
れるが、通常は芳香剤充填容器の陳列スペースや保管ス
ペースや在庫管理などを考慮して、用途毎に設定した1
〜2種類の形状の芳香剤容器に、3〜4種類の液体芳香
剤をそれぞれ個別に充填した状態で提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に、芳香剤容器と液体芳香剤との組み合わせは無限大で
あるが、実用化されている芳香剤充填容器はこれらの組
み合わせのうちの極一部に過ぎないことから、芳香剤充
填容器の多様性に対する利用者の要求に十分に応えるこ
とが困難であった。特に、自動車の車室内に設置する芳
香剤充填容器は、ダッシュボードやセンターコンソウル
等の目に付きやすい所に設置することが多く、自動車の
内装に影響を及ぼす1つのアイテムになっているが、外
観に対するバリエーションが少ないことから、外観に対
する要求を抑えて購入しているのが実状である。
【0004】本発明の目的は、芳香剤充填容器の多様性
に対する利用者の要求に十分に応え得る芳香剤充填容器
の提供方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る芳香剤充填容器の提供方法は、複数種類の液体芳香剤
をそれぞれ個別に充填した芳香剤ボトルと、外観の異な
る複数種類の芳香剤容器とを用意し、前記複数種類の液
体芳香剤のうちの利用者が選択した液体芳香剤を、この
液体芳香剤を充填した芳香剤ボトルから、前記複数種類
の芳香剤容器のうちの利用者が選択した芳香剤容器に移
し替えて提供するものである。
【0006】この提供方法においては、複数種類の芳香
剤容器と複数種類の液体芳香剤のなかから利用者が所望
する芳香剤容器と液体芳香剤の組み合わせを選択できる
ので、多種多様な芳香剤充填容器を利用者に提供するこ
とが可能となる。しかも、店頭において利用者の注文を
受けてから、芳香剤容器に液体芳香剤を充填して芳香剤
充填容器を製作するので、予め工場等において液体芳香
剤を芳香剤容器に充填して芳香剤充填容器を製作する場
合と比較して、芳香剤充填容器の品数を増やしつつ、陳
列スペースや保管スペースを格段に縮小できるととも
に、在庫管理も容易になる。
【0007】ここで、前記芳香剤ボトルに液体芳香剤の
定量取出手段を着脱自在に取り付け、一定量の液体芳香
剤を芳香剤ボトルから芳香剤容器に移し替え可能となし
てもよい。芳香剤容器に目盛りを設けて、芳香剤ボトル
から芳香剤容器に適量の液体芳香剤を移し替えてもよい
が、芳香剤ボトルに定量取出手段を設けると、芳香剤容
器に対して一定量の液体芳香剤を容易に充填することが
可能となる。
【0008】前記芳香剤容器として、容器本体と蓋部材
とを有し、蓋部材の中央部に貫通孔を形成し、少なくと
の蓋部材の底面及び蓋部材と芳香剤容器との嵌合部に液
密性を有する封止フィルムを貼着したものを用い、この
芳香剤容器に、貫通孔に装着可能な液体芳香剤の吸出し
用の芯材を付属品として設けてもよい。
【0009】この場合には、容器本体に対して液体芳香
剤を充填した状態で、蓋部材にて容器本体を閉鎖するこ
とで、容器本体が液密状態に封止されるので、芳香剤充
填容器を持ち運ぶときに芳香剤容器に充填した液体芳香
剤が漏れることを防止できる。しかも、蓋部材の底面及
び蓋部材と芳香剤容器との嵌合部に液密性を有する封止
フィルムが貼着され、液体芳香剤が蓋部材に浸透するこ
とが防止されるので、蓋部材として例えばコルクを使用
した場合におけるコルクの劣化による液体芳香剤の漏れ
を防止できる。
【0010】また、芳香剤充填容器を使用する際には、
貫通孔に対応する位置において封止フィルムを切開し、
そこに芯材を差しこんで蓋部材にて容器本体を閉蓋する
という簡単な処理を施すことで、芳香剤充填容器を使用
できる。
【0011】前記芳香剤容器に、貫通孔に装着可能なス
リーブであって内周面に縦溝を形成したスリーブと、こ
のスリーブに装着可能な液体芳香剤の吸出し用の芯材と
を付属品として設けてもよい。この場合には、縦溝によ
りスリーブと芯材間に容器本体と外部空間とを連通する
空気孔が形成され、芯材からの液体芳香剤の放散が円滑
になされるとともに、高温での使用時に容器本体の内圧
が高くなることを防止して、芯材を伝って容器本体内の
液体芳香剤が外部に吹き出すという不具合を防止でき
る。
【0012】前記芳香剤容器として、容器本体と蓋部材
とを有し、蓋部材に手動にて操作可能なスプレーノズル
を設けたものを用いてもよい。この場合には、スプレー
ノズルを操作して、カーペットやカーテンに液体芳香剤
をスプレー塗布したり、紙や不織布等からなるシート状
の芳香剤シートなどに液体芳香剤をスプレー塗布するこ
とが可能となる。
【0013】前記芳香剤容器として、色又は絵柄の異な
るものを用いてもよい。この場合には、芳香剤容器の外
観を容易に変更でき、芳香剤容器のバリエーションを飛
躍的に拡大できる。
【0014】前記芳香剤容器に移した液体芳香剤に所望
の染料を入れて液体芳香剤を着色してもよい。この場合
には、液体芳香剤の色を利用者の好みの色に容易に変更
することが可能となる。
【0015】前記芳香剤ボトルに、液体芳香剤に代えて
液体消臭剤又は液体芳香消臭剤を充填してもよい。この
場合には、液体芳香剤と液体消臭剤と液体芳香消臭剤と
を単独或いは任意の組み合わせで提供することが可能と
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。先ず、ホームセンタ
ーやカー用品店等の売り場に設置する芳香剤提供装置1
について説明する。図1、図2に示すように、芳香剤提
供装置1は、支持台2と、支持台2の上部に左右に間隔
をあけて複数併設した芳香剤供給器3と、芳香剤供給器
3に倒立状にセットした芳香剤ボトル4と、支持台2に
載置した複数種類の芳香剤容器5とを備えている。
【0017】支持台2について説明すると、2本の脚板
10を倒立略V字状に連結した左右1対の支持脚11が
設けられ、左右の支持脚11の上端部には左右方向に延
びる支持バー12が架設状に設け、左右の支持脚11の
高さ方向の途中部には略平板状の棚板13が架設状に設
けられ、支持バー12には7台の芳香剤供給器3が左右
方向に一定間隔おきに固定設置され、棚板13上には5
種類の芳香剤容器5A〜5Eが2つ1組として陳列され
ている。尚、支持台2に対する芳香剤容器5の陳列方法
は任意に設定可能であるし、図1には示していないが、
棚板13上には提供する液体芳香剤のサンプルを充填し
た小瓶を各芳香剤ボトル4に対応させて設け、サンプル
の香りを試して所望の液体芳香剤を選択できるように構
成することが好ましい。また、支持台2としては、複数
の芳香剤供給器3を取付け可能で且つ複数の芳香剤容器
5を陳列可能なものであれば、任意の構成のものを採用
でき、例えば、カーアクセサリー等を展示するための周
知の構成の什器をそのまま支持台2として活用すること
も可能である。
【0018】液体芳香剤は芳香剤ボトル4に瓶詰めした
もので、車室に設置する芳香剤充填容器を想定して、ス
カッシュ、シトラス、グリーンアップルなど7種類の液
体芳香剤が採用されている。但し、芳香剤供給器3の台
数に応じて、7種類以外の複数種類の液体芳香剤を用い
てもよいし、寝室用やリビング用など設置場所に応じ
て、提供する液体芳香剤の種類を決めてもよい。また、
売れ行き状況を見ながら、提供する液体芳香剤を変更し
ても良い。更に、液体消臭剤や液体芳香消臭剤を芳香剤
ボトル4に瓶詰めして、液体芳香剤と液体消臭剤と液体
芳香消臭剤とを単独或いは任意の組み合わせで提供する
ことも可能である。
【0019】芳香剤供給器3は、図1、図2に示すよう
に、一定量の液体芳香剤を芳香剤ボトル4から順次取出
可能な定量取出器20と、定量取出器20に芳香剤ボト
ル4を倒立状に固定支持する芳香剤ボトル支持具22
と、定量取出器20及び芳香剤ボトル支持具22を支持
バー12に固定するクランプ手段23とを備えている。
【0020】クランプ手段23について説明すると、略
コ字状の挟持部材24が設けられ、挟持部材24の上部
アーム25には上下方向に移動可能にクランプネジ26
が螺合され、挟持部材24の途中部には板状の回転規制
板27が左右に突出状に固定されている。そして、挟持
部材24の上部アーム25と下部アーム28間に支持バ
ー12を差しこんで、回転規制板27を支持バー12の
前面に当接させた状態でクランプネジ26を締め込むこ
とで、下部アーム28とクランプネジ26間に支持バー
12が挟持されて、挟持部材24が支持バー12に固定
され、またこの状態で回転規制板27が支持バー12の
前面に当接されることで、液体芳香剤を取り出すときな
どにおいて、挟持部材24が支持バー12に対して不用
意に回転することが防止されている。
【0021】定量取出器20は、芳香剤ボトル4に充填
された液体芳香剤を一定量ずつ吐出可能な周知の構成の
もので、挟持部材24に対して前方へ突出状に固定され
ている。定量取出器20の上部には略円錐状の接続部2
1が設けられ、芳香剤ボトル4はその口部4aを接続部
21に液密状に外嵌装着して、定量取出器20に倒立状
に支持されている。定量取出器20の下端部には液体芳
香剤を吐出するための吐出ノズル30と、吐出ノズル3
0に外装した操作部材31とが設けられ、操作部材31
を上方への操作することにより、芳香剤ボトル4に充填
された液体芳香剤が一定量ずつ吐出ノズル30から吐出
されるように構成されている。例えば、操作部材31を
1回操作する毎に25mlの液体芳香剤が吐出ノズル3
0から排出されるように構成されている。
【0022】芳香剤ボトル支持具22について説明する
と、挟持部材24の前面には上方へ延びる支持棒35が
固定され、支持棒35の上部には略L字状の押さえ棒3
6が上下方向に移動自在に設けられ、押さえ棒36は引
っ張りバネ37を介して下方へ常時付勢されている。押
さえ棒36の上端部は前方へ折曲され、押さえ棒36の
前端部には定量取出器20に倒立状にセットした芳香剤
ボトル4の底面に圧接される合成ゴム製の圧接部材38
が設けられている。
【0023】尚、定量取出器20に液体芳香剤の吐出量
を測定するセンサーを設け、このセンサーからの信号に
基づいて、領収証を発行したり、電話回線等を経由して
管理センター等にセンサーからの信号を送信して、管理
センターにて液体芳香剤の販売状況や残量等を管理して
もよい。
【0024】芳香剤容器5としては、図1,図3及び図
4に示すように、丸型の芳香剤容器5A、縦長四錐台型
の芳香剤容器5B、横長四角型の芳香剤容器5C、ハー
ト型の芳香剤容器5D、立方体型の芳香剤容器5Eの5
種類の形状のものが採用されている。但し、これ以外の
外観形状の芳香剤容器を採用してもよいし、利用者が持
参した芳香剤容器に液体芳香剤を充填し、液体芳香剤の
みを販売することも可能である。
【0025】次に、芳香剤容器5の構成について説明す
るが、芳香剤容器5A〜5Eの基本構成は同じなので、
芳香剤容器5Eについて説明する。図4、図5に示すよ
うに、芳香剤容器5Eは、容器本体40と、容器本体4
0の開口部に着脱自在に取付けた蓋部材41と、蓋部材
41に着脱自在に取付けた中栓42とを備え、容器本体
40に対して蓋部材41及び中栓42を取付けた状態で
陳列されている。また、芳香剤容器5Eには、図4に示
すように、毛細管現象で液体芳香剤を吸引可能な芯材4
3と、芯材43を保持するスリーブ44と、芳香剤容器
5を固定するための両面テープ45とが付属品として、
例えば透明な袋に内装された状態で付設されている。但
し、付属品として芳香剤容器5の外観に変化を持たせる
ための装飾シールを付属させてもよい。また、別売にて
このよな装飾シールを提供してもよい。
【0026】容器本体40としては、液体芳香剤の残量
を目視できるようにするために、透明或いは半透明なガ
ラスや合成樹脂材料で構成することが好ましいが、不透
明なセラミックスや金属材料で構成してもよい。また、
容器本体40の外面にプリント等により装飾を施しても
よい。尚、容器本体40の容量は、定量取出器20によ
る液体芳香剤の1回の吐出量の自然数倍に設定すること
が好ましく、例えば1回の吐出量が25mlであれば、
25ml、50ml、75mlなどの容量の容器本体を
用いることが好ましい。
【0027】芳香剤容器5Eの封止構造について説明す
ると、図5に示すように、蓋部材41の中央部には貫通
孔46が形成され、貫通孔46には中栓42が着脱自在
に取付けられている。蓋部材41の底面及び容器本体4
0との嵌合部には蓋部材41への液体芳香剤の浸入を防
止する封止フィルム47が貼着され、蓋部材41は封止
フィルム47を介在させた状態で容器本体40に液密状
に嵌合されている。尚、中栓42は省略することが可能
であるが、貫通孔46に取り付けることで、芳香剤容器
5の外観を向上できるとともに、封止フィルム47が万
一損傷したときに、液体芳香剤が外部へ漏出することを
防止できる。
【0028】蓋部材41及び中栓42は、コルクや合成
ゴムや合成樹脂材料などで構成されている。但し、蓋部
材41と中栓42とは同種の素材で構成してもよいし、
異種素材で構成してもよい。また、封止フィルム47
は、アルミ箔や、アルミ箔を樹脂フィルムでラミネート
した積層フィルムなどで構成されている。尚、蓋部材4
1を容器本体40に対して螺合にて着脱自在に固定する
ことも可能で、この場合には蓋部材41を合成樹脂材料
や金属材料で構成することが可能である。また、この場
合には、封止フィルム47を省略し、蓋部材41と容器
本体40との密接部分に合成樹脂や合成ゴム等からなる
シール層を形成することが好ましい。また、芳香剤容器
の蓋部材に手動にて操作可能なスプレーノズルを設けて
もよい。この場合には、芳香剤容器の付属品として、芯
材43やスリーブ44に代えて、芳香剤を含浸可能な不
織布や紙等をセット販売してもよい。
【0029】次に、この芳香剤提供装置1を用いた芳香
剤充填容器の提供方法について説明する。先ず、図1に
示すように、芳香剤提供装置1をホームセンターやカー
用品店等の売り場に設置するとともに、芳香剤提供装置
1に係員を配置し、利用者が所望の液体芳香剤と芳香剤
容器5とを選択できるように、7種類の液体芳香剤と5
種類の芳香剤容器5A〜5Eと展示する。
【0030】そして、利用者がサンプルの芳香を試すな
どして、7種類の液体芳香剤のうちの所望の液体芳香剤
を選択するとともに、棚板13に陳列されている5種類
の芳香剤容器5A〜5Eのうちから所望の芳香剤容器5
を選択し、係員に芳香剤充填容器の購入を伝えると、係
員は、利用者の意向を受け、図6に示すように、利用者
が所望する芳香剤容器5の蓋部材41を開封して、利用
者が所望する液体芳香剤Fがセットされた芳香剤供給器
3の下側に容器本体40をセットし、芳香剤供給器3の
操作部材31を矢印で示すように上方へ操作して、吐出
ノズル30から一定量の液体芳香剤Fを容器本体40に
充填する。こうして、所望の液体芳香剤Fを所望の容器
本体40に充填した後、図7に示すように、容器本体4
0の開口に蓋部材41を液密状に取付けて芳香剤充填容
器50を作製し、図4に示すような、芯材43やスリー
ブ44や両面テープ45などの必要な付属品をこの芳香
剤充填容器50に付加して包装し、利用者に提供するこ
とになる。
【0031】この芳香剤充填容器の提供方法では、芳香
剤と芳香剤容器5の組み合わせとして35種類の組み合
わせが可能で、多種多様な利用者の要求に応えることが
可能となる。しかも、芳香剤と芳香剤容器5の組み合わ
せは、芳香剤の種類と芳香剤容器5の種類の積になるの
で、展示のための設置場所等をほとんど大きくすること
なく、組み合わせの多様性を容易に拡大することが可能
となる。また、容器本体40に装飾シールを貼着するこ
とでも、芳香剤充填容器の外観に変化を付けることが可
能となる。更に、液体芳香剤として無色透明な液体芳香
剤を採用し、容器本体40に充填した液体芳香剤に染色
剤を添加して、液体芳香剤を利用者の好みの色に着色す
ることも可能である。また、前回購入した芳香剤容器に
所望の液体芳香剤を充填することも可能なので、芳香剤
容器を何度も有効活用することが可能となり、環境に優
しい提供方法を実現できる。
【0032】尚、液体芳香剤を容器本体40に充填する
前、或いは充填した後に、容器本体40に対してジェル
状又はゲル状の芳香剤を充填し、ジェル状又はゲル状の
芳香剤を液体芳香剤に浮かせることで、あたかも氷が浮
かんでいるような清涼感のある外観を表現してもよい。
【0033】また、芳香剤充填容器50を車室内等に設
置する際には、図8、図9に示すように、中栓42を除
去するとともに、蓋部材41の貫通孔46に対応する位
置において封止フィルム47を切開して貫通孔46にス
リーブ44を装着し、この状態で蓋部材41を容器本体
40に取付けてから、スリーブ44内に芯材43を装着
して、芳香剤充填容器50Aを組立てることになる。そ
して、必要に応じて容器本体40の底面に両面テープ4
5を貼着して、芳香剤充填容器50Aを所望の位置に設
置することになる。尚、芳香剤容器にスプレーノズルを
備えさせる場合には、スプレーノズルを操作して、カー
ペットやカーテンに液体芳香剤をスプレー塗布したり、
紙や不織布等からなるシート状の芳香剤シートなどに液
体芳香剤をスプレー塗布することになる。
【0034】この芳香剤充填容器50Aでは、図9、図
10に示すように、芯材43の下部が液体芳香剤に浸漬
されるとともに芯材43の上端部が外部に配置され、芯
材43における毛細管現象で容器本体40に充填した液
体芳香剤Fが芯材43の上端部まで吸い上げられて、芯
材43の上端部から外部へ放散されることになる。
【0035】尚、芯材43は、紐状部材で構成するでも
よいが、吸い出し能力が弱いことから、液体芳香剤Fが
容器本体40内に残留することがあるので、太い棒状部
材で構成することが好ましい。また、液体芳香剤Fを含
むことにより膨張して、スリーブ44の内面に密着する
ように構成した芯材を採用してもよい。
【0036】スリーブ44の内面には複数の溝部51が
長さ方向に沿って形成され、芯材43をスリーブ44に
装着した状態で、芯材43とスリーブ44間には容器本
体40と外部空間とを連通路が溝部51に沿って形成さ
れ、この連通路を通って容器本体40内へ外気が導入さ
れることで、液体芳香剤の放散が円滑になされるととも
に、高温での使用時に容器本体40の内圧が高くなるこ
とを防止して、芯材43を伝って容器本体40内の液体
芳香剤が外部に吹き出すという不具合を防止できるよう
に構成されている。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る芳香剤充填容器の提供方法
によれば、複数種類の芳香剤容器と複数種類の液体芳香
剤のなかから利用者が所望する芳香剤容器と液体芳香剤
の組み合わせを選択できるので、多種多様な芳香剤充填
容器を利用者に提供することが可能となる。しかも、店
頭において利用者の注文を受けてから、芳香剤容器に液
体芳香剤を充填して芳香剤充填容器を製作するので、予
め工場等において液体芳香剤を芳香剤容器に充填して芳
香剤充填容器を製作する場合と比較して、芳香剤充填容
器の品数を増やしつつ、陳列スペースや保管スペースを
格段に縮小できるとともに、在庫管理も容易になる。
【0038】ここで、芳香剤ボトルに液体芳香剤の定量
取出手段を着脱自在に取り付け、一定量の液体芳香剤を
芳香剤ボトルから芳香剤容器に移し替え可能に構成する
と、芳香剤容器に対して一定量の液体芳香剤を容易に充
填することが可能となる。
【0039】芳香剤容器として、容器本体と蓋部材とを
有し、蓋部材の中央部に貫通孔を形成し、少なくとも蓋
部材の底面及び蓋部材と芳香剤容器との嵌合部に液密性
を有する封止フィルムを貼着したものを用い、この芳香
剤容器に、貫通孔に装着可能な液体芳香剤の吸出し用の
芯材を付属品として設けると、蓋部材にて容器本体を閉
鎖することで、容器本体が液密状態に封止されるので、
芳香剤充填容器を持ち運ぶときに芳香剤容器に充填した
液体芳香剤が漏れることを防止できる。しかも、封止フ
ィルムにより液体芳香剤が蓋部材に浸透することが防止
されるので、蓋部材として例えばコルクを使用した場合
におけるコルクの劣化による液体芳香剤の漏れを防止で
きる。また、貫通孔に対応する位置において封止フィル
ムを切開し、そこに芯材を差しこんで蓋部材にて容器本
体を閉蓋するという簡単な処理を施すことで、芳香剤充
填容器を使用できる。
【0040】芳香剤容器に、貫通孔に装着可能なスリー
ブであって内周面に縦溝を形成したスリーブと、このス
リーブに装着可能な液体芳香剤の吸出し用の芯材とを付
属品として設けると、縦溝によりスリーブと芯材間に容
器本体と外部空間とを連通する空気孔が形成され、芯材
からの液体芳香剤の放散が円滑になされるとともに、高
温での使用時に容器本体の内圧が高くなることを防止し
て、芯材を伝って容器本体内の液体芳香剤が外部に吹き
出すという不具合を防止できる。
【0041】芳香剤容器として、容器本体と蓋部材とを
有し、蓋部材に手動にて操作可能なスプレーノズルを設
けるとスプレーノズルを操作して、カーペットやカーテ
ンに液体芳香剤をスプレー塗布したり、紙や不織布等か
らなるシート状の芳香剤シートなどに液体芳香剤をスプ
レー塗布することが可能となる。
【0042】芳香剤容器として、色又は絵柄の異なるも
のを用いると芳香剤容器の外観を容易に変更でき、芳香
剤容器のバリエーションを飛躍的に拡大できる。
【0043】芳香剤容器に移した液体芳香剤に所望の染
料を入れて液体芳香剤を着色すると、液体芳香剤の色を
利用者の好みの色に容易に変更することが可能となる。
【0044】芳香剤ボトルに、液体芳香剤に代えて液体
消臭剤又は液体芳香消臭剤を充填すると、液体芳香剤と
液体消臭剤と液体芳香消臭剤とを単独或いは任意の組み
合わせで提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 芳香剤提供装置の斜視図
【図2】 芳香剤供給器の分解斜視図
【図3】 各種芳香剤容器の正面図
【図4】 芳香剤容器及び付属品の斜視図
【図5】 芳香剤容器の縦断面図
【図6】 芳香剤容器に対する液体芳香剤の充填時にお
ける説明図
【図7】 芳香剤充填容器の縦断面図
【図8】 芳香剤充填容器の使用時の説明図
【図9】 使用時における芳香剤充填容器の縦断面図
【図10】 図9のX-X線縦断面図
【符号の説明】
1 芳香剤提供装置 2 支持台 3 芳香剤供給器 4 芳香剤ボトル 4a 口部 5 芳香剤容器 5A 芳香剤容器 5B 芳香剤容器 5C 芳香剤容器 5D 芳香剤容器 5E 芳香剤容器 10 脚板 11 支持脚 12 支持バー 13 棚板 20 定量取出器 21 接続部 22 芳香剤ボトル支持具 23 クランプ手段 24 挟持部材 25 上部アーム 26 クランプネジ 27 回転規制板 28 下部アーム 30 吐出ノズル 31 操作部材 35 支持棒 36 押さえ棒 37 引っ張りバネ 38 圧接部材 40 容器本体 41 蓋部材 42 中栓 43 芯材 44 スリーブ 45 両面テープ 46 貫通孔 47 封止フィルム 50 芳香剤充填容器 51 溝部 50A 芳香剤充填容器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 41/20 B65D 41/20 47/34 47/34 A 83/00 85/00 A 85/00 83/00 F Fターム(参考) 3E068 AA22 AB05 AC09 CC16 CD05 CE03 CE08 CE20 DD11 DE15 EE25 3E082 AA01 BB10 CC01 DD03 3E084 AA04 AA12 AB01 BA02 BA03 BA06 BA08 BA09 CA01 CC03 CC10 EA02 EB02 EC03 EC07 FA09 GA08 GB12 KB06 KB10 LB02 LC01 LC06 LD21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の液体芳香剤をそれぞれ個別に
    充填した芳香剤ボトルと、外観の異なる複数種類の芳香
    剤容器とを用意し、前記複数種類の液体芳香剤のうちの
    利用者が選択した液体芳香剤を、この液体芳香剤を充填
    した芳香剤ボトルから、前記複数種類の芳香剤容器のう
    ちの利用者が選択した芳香剤容器に移し替えて提供する
    芳香剤充填容器の提供方法。
  2. 【請求項2】 前記芳香剤ボトルに液体芳香剤の定量取
    出手段を着脱自在に取り付け、一定量の液体芳香剤を芳
    香剤ボトルから芳香剤容器に移し替え可能となした請求
    項1記載の芳香剤充填容器の提供方法。
  3. 【請求項3】 前記芳香剤容器として、容器本体と蓋部
    材とを有し、蓋部材の中央部に貫通孔を形成し、少なく
    とも蓋部材の底面及び蓋部材と芳香剤容器との嵌合部に
    液密性を有する封止フィルムを貼着したものを用い、こ
    の芳香剤容器に、貫通孔に装着可能な液体芳香剤の吸出
    し用の芯材を付属品として設けた請求項1又は2記載の
    芳香剤充填容器の提供方法。
  4. 【請求項4】 前記芳香剤容器に、貫通孔に装着可能な
    スリーブであって内周面に縦溝を形成したスリーブと、
    このスリーブに装着可能な液体芳香剤の吸出し用の芯材
    とを付属品として設けた請求項1又は2記載の芳香剤充
    填容器の提供方法。
  5. 【請求項5】 前記芳香剤容器として、容器本体と蓋部
    材とを有し、蓋部材に手動にて操作可能なスプレーノズ
    ルを設けたものを用いた請求項1又は2記載の芳香剤充
    填容器の提供方法。
  6. 【請求項6】 前記芳香剤容器として、色又は絵柄の異
    なるものを用いた請求項1〜5のいずれか1記載の芳香
    剤充填容器の提供方法。
  7. 【請求項7】 前記芳香剤容器に移した液体芳香剤に所
    望の染料を入れて液体芳香剤を着色する請求項1〜6の
    いずれか1項記載の芳香剤充填容器の提供方法。
  8. 【請求項8】 前記芳香剤ボトルに、液体芳香剤に代え
    て液体消臭剤又は液体芳香消臭剤を充填した請求項1〜
    7のいずれか1項記載の芳香剤充填容器の提供方法。
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