JP2003072094A - インキジェットプリンタ用インキ容器 - Google Patents

インキジェットプリンタ用インキ容器

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JP2003072094A
JP2003072094A JP2001262979A JP2001262979A JP2003072094A JP 2003072094 A JP2003072094 A JP 2003072094A JP 2001262979 A JP2001262979 A JP 2001262979A JP 2001262979 A JP2001262979 A JP 2001262979A JP 2003072094 A JP2003072094 A JP 2003072094A
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JP
Japan
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ink
container
jet printer
ink jet
air chamber
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JP2001262979A
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Atsushi Tamai
淳 玉井
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液容器内の内溶液の負圧及び水頭圧低下によ
る内溶液の吐出不良等の問題を極力抑制する。 【解決手段】 空気室を設け、空気室の空気を加圧状態
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキジェットプ
リンタのインキタンクとして使用され、容器内に自由状
態でインキを収容するインキジェットプリンタ用インキ
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】インキを収容するインキ容器にインキを
含浸させたインキ吸蔵体を配置したものや、自由状態で
インキを収容したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インキ容器に、インキ
吸蔵体を配置しているものでは、インキ消費に伴い、イ
ンキ吸蔵体のインキが減少するため、それと共にインキ
吸蔵体内の毛細管力が強くなり、負圧が高まり、インキ
吸蔵体からのインキ吐出部へのインキ供給が次第に弱ま
ってしまうので、インキ吐出量は、使用と共に減少して
いき、インキ吸蔵体内のインキを使い切る前に、印字カ
スレが生じることとなり、やがて、インキ吐出不良とな
ってしまうという問題点があった。また、インキ切れ発
生後、容易に、インキ吸蔵体にインキを再充填させるこ
とができるので、異なる配合のインキが混ざり、プリン
タを破損してしまうという問題点があった。
【0004】また、インキ容器に自由状態でインキを収
容したものでは、インキ消費による水頭圧の低下によっ
て、インキ吐出量が次第に減少していき、インキ容器の
インキを全て使い切る前に、印字カスレが生じ、インキ
吐出不良となるという問題点があった。更に、容器の外
壁に孔を空けて注射器のような器具にてインキを再充填
し、その後孔を塞ぐものなども知られており、インキ吸
蔵体の場合と同様に異なる配合のインキが混ざり、プリ
ンタを破損してしまうという問題点を抱えるものであっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、容器内
に自由状態で収容するインキの界面に接触して逆流防止
体組成物とこの逆流防止体組成物に少なくとも一部浸漬
した浮体とを配置し、この逆流防止体組成物及び浮体の
後部空間に加圧空気を充填配置したことを特徴とするイ
ンキジェットプリンタ用インキ容器要旨とする。
【0006】容器の後部空間を形成する外壁部分に、弁
座・弁体・スプリングよりなる弁体や、シリコンゴム、
ブタジエンゴム、ブチルゴム等のゴム弾性体でそれ自身
が弾性変形する開閉可能な蓋となるような弾性弁体によ
り、ゴム弾性体の中央部に、一文字または、十文字等の
スリット部を開閉させる弾性弁体や、注射針を抜き差し
できるような、シリコンゴム、ブタジエンゴム、ブチル
ゴム等からなるゴム柱等のいずれかを配置しておけば、
組立後に、使用用途に合わせて加圧した空気を、空気室
に注入させることができる。
【0007】ここで、逆流防止体組成物及び浮体は、イ
ンキの消費によるインキ界面の移動と共に移動し、且つ
加圧状態のインキ室に対して、インキの界面に位置する
必要があるので、インキ界面に浮上した状態を維持する
ものでなければならず、そのためにインキより軽い比重
を有する材質が好適に使用される。
【0008】インキ容器としては、内孔の断面形状が円
形、又は略多角形状の筒状体や、箱状体など適宜形状で
あって良い。インキジェットのインキの量や色等を表示
する機能を持たせる場合には、透明性を有する材質にて
形成されることが好ましく、インキの透過性や成形の容
易性を考慮すると、ポリプロピレン樹脂の射出若しくは
押出し成形品が好適に使用できるものである。
【0009】
【作用】インキ容器内に設けられた、空気室内には、加
圧状態の空気が配置されているので、常に、インキ容器
内のインキは、インキの、インキ容器内のインキ高さに
よる水頭圧に関係なく、インキ吐出部へ供給され、イン
キの吐出切れを生じず、インキを使い切るまで、インキ
の吐出を行うことができ、インキの吐出不良の問題を抑
制するとともに、インキ吐出部が加圧された状態になっ
ているので、インキ吐出部からインキを再充填しようと
しても、インキが押し出されてしまうので、インキの再
充填はできず、プリンタの破損等の問題も抑制するもの
足り得る。
【0010】
【実施例】以下図面に基づき一例について説明する。図
1に示したものは、内部に繊維収束体などのインキ吸蔵
体に保持されていない自由状態のインキ1を収容する、
所謂生インキ式のインキジェットプリンタ用のインキジ
ェットカートリッジであり、筐体は、基本的に箱部2と
蓋体3とからなっている。箱部2の底部2aには印字ヘ
ッドへ接続するインキ吐出部4を有しており、このイン
キ吐出部4は、一文字状のスリット4bを有する弾性弁
4aになっていて、印字ヘッドとの接続時において、ス
リット4bが開口するようになされている。蓋体3は、
弾性膜体3aが連結されており、内部には、インキ1及
び、逆流防止体組成物5、浮体6が収容配置され、蓋体
3及び弾性膜体3aとの間に空気室7が設けられてい
る。また、箱部2は、インキ1の透過性に優れ且つ透明
性を有するポリプロピレンの合成樹脂の射出成形品とし
てあり、インキ1の残量が目視可能になしてある。
【0011】蓋体3と、逆流防止体組成物5及び浮体6
との間に形成されている空気室7には、16mmHgで加
圧された空気が配置されていて、常にインキ1を吐出し
ようとする力がインキ吐出部4へ働いている。この加圧
された空気とインキの位置関係が箱部2内で逆転した場
合、インキ1を供給しようとする力が、インキ吐出部4
へ働かなくなるので、逆流防止体組成物5は、インキ界
面上にあって、空気室7とインキ1とを隔離する必要が
あり、空気室7の加圧状態の空気によって、インキ中に
沈まないために、ある程度のインキに対して、浮力を持
たせる必要性から、インキ1の比重1.05に対し、比
重0.91で、ゲル化剤によりゲル化された粘度541
000mP・sのポリブテンにより形成している。
【0012】また、箱部2の内径が大きいので、インキ
界面の面積が大きくなるため、逆流防止体組成物5によ
って、逆流防止機能が維持されないので、浮体6を逆流
防止体組成物5の層中に浸漬させている。浮体6も、空
気室7の加圧状態の空気によって、インキ中に沈まない
ように、比重0.89のポリプロピレンの合成樹脂製の
射出成形品により形成している。これにより、空気室7
の空気も一定のまま、封入される形となり、プリンタへ
インキ吐出の信号が送られた際、速やかにインキ吐出部
4よりインキ1が印字ヘッドへ供給され印字を可能にし
ている。
【0013】また、インキ1を使い切った後も、逆流防
止体組成物5によって空気室7が隔てられいるので、イ
ンキ吐出部4には圧力がかかった状態となっているの
で、インキをインキ吐出部4から充填しようとしても、
箱部2内へ、インキが移動していかず、再充填すること
ができなくなるので、配合の異なるインキを再充填して
使用したことによる、プリンタの破損の問題も生じな
い。
【0014】図2に他の一例を示す。図1に示した一例
と同様であるが、蓋体3に、空気室7と、弁座8a及び
弁体8b及びスプリング8cより形成される弁8を介し
て連結する通気孔3bを配置したものである。
【0015】この弁8は、外部から、空気室方向へ弁体
8bを押圧すると開放するが、逆に、空気室7からの押
圧では開放しない一方通行の弁8となっていて、空気室
7へ加圧状態になるように空気を注入しても、弁8から
空気圧が洩れてしまうことがないように形成されてい
る。このような弁8を設けたものは、例えば、組立終了
後に、プリンタの狙いとするインキ吐出量に合わせて加
圧した空気を、空気室7に注入させることができ、多く
の製品のバリエーションのものを造るときに最適であ
る。
【0016】図3に他の一例を示す。図2に示した一例
と同様であるが、弁8を、ブチルゴムからなり、中央部
には、一文字状のスリット8dが形成されると共に、外
部から、空気室7方向に圧力が付与すると開口し、空気
室7から外部方向へ圧力が付与すればするほど閉塞する
所謂逆止弁形状となっているゴム弾性体から形成されて
いるものである。図2の例と比べて、ゴム弾性体の弁8
であるので、部品点数が減り、組み立て工程も減るの
で、コストダウンとなる。
【0017】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、空気室を
加圧状態にすることで、常にインキ吐出部へ圧力がかか
るのでで、インキかすれ、インキ切れの問題を極力抑制
するとともに、インキの再充填を防止し、プリンタの破
損の問題を極力抑制するものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す縦断面図。
【図2】他の一例を示す縦断面図。
【図3】他の一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 インキ 2 箱部 2a 底部 3 蓋体 3b 通気孔 4 インキ吐出部 4a 弾性弁 4b スリット 5 逆流防止体組成物 6 浮体 7 空気室 8 弁 8a 弁座 8b 弁体 8c スプリング 8d スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に自由状態で収容するインキの界
    面に接触して逆流防止体組成物とこの逆流防止体組成物
    に少なくとも一部浸漬した浮体とを配置し、この逆流防
    止体組成物及び浮体の後部空間に加圧空気を充填配置し
    たことを特徴とするインキジェットプリンタ用インキ容
    器。
  2. 【請求項2】 前記容器の後部空間を形成する外壁部分
    に弁体又はゴム栓からなる空気中入部を配置した請求項
    1記載のインキジェットプリンタ用インキ容器。
  3. 【請求項3】 前記逆流防止体組成物及び浮体の各比重
    がインキよりも小さい値である請求項1又は請求項2に
    記載のインキジェットプリンタ用インキ容器。
  4. 【請求項4】 前記容器の外壁を形成する材料がポリプ
    ロピレン樹脂成形物である請求項1乃至請求項3の何れ
    かに記載のインキジェットプリンタ用インキ容器。
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