JP2003056481A - 立軸ポンプ - Google Patents

立軸ポンプ

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JP2003056481A
JP2003056481A JP2001248029A JP2001248029A JP2003056481A JP 2003056481 A JP2003056481 A JP 2003056481A JP 2001248029 A JP2001248029 A JP 2001248029A JP 2001248029 A JP2001248029 A JP 2001248029A JP 2003056481 A JP2003056481 A JP 2003056481A
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JP
Japan
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impeller
bearing
pump
shaft
casing
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Pending
Application number
JP2001248029A
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English (en)
Inventor
Yuji Kanemori
祐治 兼森
Toshiyuki Sugamura
利行 菅村
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Torishima Pump Manufacturing Co Ltd filed Critical Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚水中に土砂、スラリー等の異物の多い排水
機場に使用される立軸ポンプにおいて、インペラシャフ
トと水中軸受との間に異物が侵入せず長期間使用できる
立軸ポンプを提供する。 【解決手段】 インペラシャフト4の下部をベーンケー
シング6に設けた下部無注水軸受装置Aで支持する立軸
ポンプ1において、前記ベーンケーシング内の揚水を遠
心方向に吐出する円盤状ポンプインペラ15を、その一
側が前記ベーンケーシングの上端部に位置するように前
記インペラシャフトに取り付けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立軸ポンプ、特に、
インペラシャフトをセラミックスあるいは合成樹脂製の
ドライ起動が可能な無注水軸受装置で支持する構造の立
軸ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、立軸ポンプにおいて、インペラシ
ャフトを支持している水中軸受装置にはゴム軸受が用い
られていたが、このゴム軸受はドライ起動が出来ないた
め外部給水により対処していた。そのため、給水配管系
の設備が必要となり、そのメンテナンスおよび機器全体
の信頼性が問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、水中軸受とし
て、無注水でもドライ起動可能なセラミックスあるいは
合成樹脂製軸受が使用されるようになった。
【0004】しかしながら、揚水中に土砂、スラリー等
の異物の多い排水機場において、立軸ポンプの軸受装置
に、前記セラミックスあるいは合成樹脂製の無注水軸受
装置を使用すると、無注水軸受装置内に前記スラリー等
が侵入し、アブレーシブ摩耗により損傷し、軸受寿命が
短いという課題を有していた。
【0005】したがって、本発明は、軸受装置として前
記無注水軸受装置を使用するものの軸受寿命が長い立軸
ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、インペラシャフトの下部をベーンケーシ
ングに設けた下部無注水軸受装置で支持する立軸ポンプ
において、前記ベーンケーシング内の揚水を遠心方向に
吐出する円盤状ポンプインペラを、その一側が前記ベー
ンケーシングの上端部に位置するように前記インペラシ
ャフトに取り付けたものである。
【0007】なお、前記下部無注水軸受装置の軸受ケー
シング内に位置するインペラシャフト部に揚水を上方に
排水するネジポンプ機構を設けることが好ましい。
【0008】また、インペラシャフトの中間部を中間無
注水軸受装置で支持し、この中間無注水軸受装置の軸受
ケーシング内の揚水を遠心方向に吐出する円盤状ポンプ
インペラを、その一側が前記軸受ケーシングの上端部お
よび下端部に位置するように各々前記インペラシャフト
に取り付けるとともに、前記軸受ケーシング内に位置す
るインペラシャフト部の上部と下部とに、揚水を上方と
下方に排出するネジポンプ機構を設けるようにしてもよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は本発明の立軸ポンプ1を
示し、2は上部が屈曲し、下部にベルマウス3を備えた
揚水管、4は上端が前記揚水管1の屈曲部を貫通し、下
端にインペラ5を備えたインペラシャフトで、このイン
ペラシャフト4は、下端部を揚水管2のベーンケーシン
グ6に設けた下部無注水軸受装置Aで、中間部は中間無
注水軸受装置Bで、上端部は前記屈曲部に上部軸受装置
Cで各々支持された構成となっている。
【0010】前記下部無注水軸受装置Aは、図2に示す
ように、ベーンケーシング6と一体に形成された軸受ケ
ーシング9の内周部に、セラミックスあるいは合成樹脂
製の円筒軸受10をボルト11により取り付けたもので
ある。
【0011】また、前記円筒軸受10と対向するインペ
ラシャフト4には金属製スリーブ13が設けられ、この
スリーブ13の上方部外周にはネジ溝14が設けられ、
インペラシャフト4の回転により円筒軸受10とインペ
ラシャフト4との間の揚水を上方に排出するように作用
するネジポンプ機構12を構成する。
【0012】さらに、前記ベーンケーシング6の上端面
(ブッシュ6A)と所定隙間αを保持するように円盤
状ポンプインペラ15が前記インペラシャフト4に図示
しない手段で取り付けられている。
【0013】この円盤状ポンプインペラ15は前記ベー
ンケーシング6の上端面と対向する面に放射状に複数の
溝16を形成したものである。
【0014】なお、前記隙間αは、インペラシャフト
4に装着したインペラ5の先端が、プロテクトライナ8
と所定隙間αを保持する状態にあるときの隙間であ
る。
【0015】前記中間無注水軸受装置Bは、前記下部無
注水軸受装置Aとほぼ同一構成をなし中間軸受ケーシン
グ17に取り付けられたものである。
【0016】そして、中間無注水軸受装置Bの円筒軸受
18と対向するインペラシャフト4部分にも金属製スリ
ーブ19が設けられ、このスリーブ19の上部と下部に
は円筒軸受18とインペラシャフト4との間の揚水を上
方と下方に排出するように作用するネジポンプ機構20
A,20Bが設けられており、インペラシャフト4には
前記中間軸受ケーシング17の上端面と下端面と所定隙
間をもって対向する前述と同一構成の円盤状ポンプイン
ペラ21A,21Bが取り付けられている。なお、17
A,17Bはブッシュである。
【0017】前記上部軸受装置Cは、ボールベアリング
からなっている。
【0018】なお、22は軸封装置、23はカップリン
グである。
【0019】つぎに、前記構成からなる立軸ポンプ1の
操業について説明する。図示しないモータあるいはエン
ジンを駆動しインペラシャフト4を回転し、揚水の水位
が上昇してくると、揚水はインペラ5の作用により揚水
管2から所定の場所に排出される。
【0020】ところで、揚水がスラリー等を含む場合、
ガイドベーン7の出口圧力は入口圧力より大であるた
め、揚水の一部はガイベーン7の出口からベーンケーシ
ング6内を通ってガイドベーン7の入口、つまり、軸受
ケーシング9とベーンケーシング6との間、およびイン
ペラシャフト4と円筒軸受10との間を下方に流れる。
【0021】このように、揚水がインペラシャフト4と
円筒軸受10との間を流通すると、揚水中に含まれるス
ラリー等により円筒軸受10は前述のように早期に損傷
することになる。
【0022】しかし、本発明においては、前記ベーンケ
ーシング6の上端面近傍に円盤状ポンプインペラ15が
設置されているため、ベーンケーシング6上端面部分か
ら円筒軸受10の内方へ侵入しようとするスラリー等は
円盤状ポンプインペラ15による遠心力により外方へ放
出され、円筒軸受10内に侵入することが防止される
(浄化作用)。また、たとえ、円筒軸受10とインペラ
シャフト4との間にスラリー等が侵入してもネジポンプ
機構12により上方へ排出されるため実質的に円筒軸受
10とインペラシャフト4との間に侵入するスラリー等
は極めて少なく下部無注水軸受装置Aを長期にわたって
使用することができる。
【0023】また、中間無注水軸受装置Bにおいても前
記下部無注水軸受装置Aと同様であり、ただ、上方ある
いは下方から侵入するスラリー等は上部、下部ネジポン
プ機構20A,20Bと上、下部円盤状ポンプインペラ
21A,21Bにより下方へ排出されるものである。
【0024】なお、もし、前記ベーンケーシング6の上
端面部に円盤状ポンプインペラ15が設置されていない
従来の立軸ポンプにおいては、前述のガイドベーン7の
出口圧力により揚水の一部はベーンケーシング6内を下
方に流れ、ポンプ効率を低下させる漏れ損失となるが、
前述のように円盤状ポンプインペラ15が設置され、そ
の昇圧作用が前記ガイドベーン7の出口圧力に対抗する
ため、前記漏れ損失を減少させることになる。
【0025】また、長時間、ポンプが運転され、分解、
組立の必要が生じたとき、分解前の状態に組立てる必要
があるが、長時間のポンプ運転によってインペラ5の先
端部が摩耗しプロテクトライナー8との隙間αが増大
するが、この場合、インペラ5の先端は均一に摩耗しな
いため、分解前の状態に組立てることは非常に困難であ
ったが、前述のように、円盤状ポンプインペラ15をベ
ーンケーシング6の上端面に対して所定隙間αを保持
するように取り付けてあるから、組立にあたっては前記
隙間αを規定寸法となるようにすれば自動的にインペ
ラ5を元の状態(分解前の状態)にすることができる。
【0026】なお、前記実施の形態では、インペラシャ
フト4を下部無注水軸受装置A、中間無注水軸受装置B
および上部軸受装置Cで支持するようにしたが、場合に
よっては中間無注水軸受装置Bは必要でないことは勿論
である。
【0027】また、円盤状ポンプインペラ15も前記構
成のものに限らず、円盤とボス部とからなり、ボス部に
は環状溝を円盤には前記環状溝に連通する複数の放射状
孔を設け、ボス部を円筒軸受側に配置する構成としても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の発明にかかる立軸ポンプによれば、下部無注水軸受装
置のベーンケーシングとインペラシャフトとの隙間はイ
ンペラシャフトに装着した円盤状ポンプインペラにより
実質的に閉鎖され、円盤状ポンプインペラおよび若干の
隙間から無注水軸受内に侵入しようとする揚水中のスラ
リー等は前記円盤状ポンプインペラにより外方に排出さ
れて侵入せず無注水軸受の早期損傷が防止されるととも
に、円盤状ポンプインペラの吐出圧により揚水の下方へ
の漏れ損失も少なくポンプ効率を向上させることができ
る。
【0029】請求項2の発明によれば、ネジポンプ機構
により前記請求項1の発明より無注水軸受装置とインペ
ラシャフトとの間に侵入するスラリー等をより減少させ
ることができる。
【0030】請求項3の発明においても、円盤状ポンプ
インペラとネジポンプ機構とでインペラシャフトとの間
へのスラリー等の侵入を防ぎ中間無注水軸受の早期損傷
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる立軸ポンプの断面図。
【図2】 図1の部分断面図。
【図3】 円盤状ポンプインペラの正面図。
【図4】 下部軸受装置の部分断面図。
【図5】 中間軸受装置の断面図。
【符号の説明】
1〜立軸ポンプ、2〜揚水管、4〜インペラシャフト、
5〜インペラ、6〜ベーンケーシング、7〜ガイドベー
ン、9〜軸受ケーシング、10,18〜円筒軸受、1
2,20A,20B〜ネジポンプ機構、14〜ネジ溝、
15,21A,21B〜円盤状ポンプインペラ、17〜
中間軸受ケーシング、A〜下部軸受装置、B〜中間軸受
装置、C〜上部軸受装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H022 AA01 BA06 CA01 CA13 CA53 CA54 DA04 DA13 3J011 AA07 BA02 CA01 JA02 KA02 MA07 MA23 SC01 SD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラシャフトの下部をベーンケーシ
    ングに設けた下部無注水軸受装置で支持する立軸ポンプ
    において、前記ベーンケーシング内の揚水を遠心方向に
    吐出する円盤状ポンプインペラを、その一側が前記ベー
    ンケーシングの上端部に位置するように前記インペラシ
    ャフトに取り付けたことを特徴とする立軸ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記下部無注水軸受装置の軸受ケーシン
    グ内に位置するインペラシャフト部に揚水を上方に排水
    するネジポンプ機構を設けたことを特徴とする前記請求
    項1に記載の立軸ポンプ。
  3. 【請求項3】 インペラシャフトの中間部を中間無注水
    軸受装置で支持し、この中間無注水軸受装置の軸受ケー
    シング内の揚水を遠心方向に吐出する円盤状ポンプイン
    ペラを、その一側が前記軸受ケーシングの上端部および
    下端部に位置するように各々前記インペラシャフトに取
    り付けるとともに、前記軸受ケーシング内に位置するイ
    ンペラシャフト部の上部と下部とに、揚水を上方と下方
    に排出するネジポンプ機構を設けたことを特徴とする前
    記請求項1または2に記載の立軸ポンプ。
JP2001248029A 2001-08-17 2001-08-17 立軸ポンプ Pending JP2003056481A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016523341A (ja) * 2013-06-28 2016-08-08 ザイレム・アイピー・マネジメント・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 液体を圧送するためのプロペラポンプ
JP2017227203A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社酉島製作所 ポンプ設備
EP2295808B2 (en) 2009-09-10 2019-11-20 Nijhuis Pompen BV Fish friendly pump or turbine apparatus
WO2022176092A1 (ja) * 2021-02-18 2022-08-25 三菱重工業株式会社 原油採掘ポンプ

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